JP5865065B2 - 面発光装置、画像表示装置、及びテレビジョン受像装置 - Google Patents
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Description
シャーシ1は両短手縁部の略中央部に位置決めピン15を、両長手縁部の端部に位置決めピン17を備えている。
シャーシ1の両短辺には導光板ホルダ12がそれぞれ設けられており、導光板ホルダ12は導光板(図示せず)の両短辺側部分を載置した状態で導光板を支持する。導光板の両短手縁部には、後述する突起部12aに対応する凹部が形成されている。導光板ホルダ12は、長手縁部の複数箇所に矩形の突起部12aを有し、長手方向の略中央部に、シャーシ1の位置決めピン15に対応する位置決めピン挿通孔12bを有する。導光板ホルダ12は、位置決めピン挿通孔12bに位置決めピン15を挿通してシャーシ1上に位置決めした後、長手方向の複数箇所でビス16によりシャーシ1にビス止めされる。そして、導光板ホルダ12の前記突起部12aに導光板の対応する凹部を嵌合した状態で、導光板が導光板ホルダ12上に載置され、固定される。
図11に示すように、導光板ホルダ12をシャーシ1上に位置決めピン15により取り付ける際に、取付誤差aが生じる。そして、ヒートスプレッダ11をシャーシ1上に位置決めピン17により取り付ける際に、取付誤差bが生じる。従って、図11及び図12に示すように、導光板2とLED4とのクリアランスの誤差は、部品公差をαとした場合、(a+b+α)となる。このように、前記クリアランスは部品の取付誤差に影響されるため、変化幅が大きく、該クリアランスを一定に保持するのは困難である。該クリアランスの誤差が大きい場合、液晶表示パネルにおいて面方向に輝度ムラが生じる、製品間で輝度(光学特性)誤差がある等の品位上の問題が生じることになる。
特許文献2には、導光板及び光源をそれぞれヒートスプレッダにビスで固定することで、導光板とLEDとのクリアランスを一定に保持するようにした面状照明装置の発明が開示されている。
特許文献3には、導光板とLEDとをコの字状のカバー(クリップ状)で固定して一体化することで、導光板とLEDとのクリアランスを一定に保持するようにした面状照明装置の発明が開示されている。
特許文献2の場合、導光板にビス孔を設ける必要があり、導光板のコストアップに繋がるとともに、輝度ムラ等が生じて表示品位が悪くなるという問題がある。
特許文献3の場合、バー状の光源がカバー部材で被覆されるので放熱されにくいという問題がある。
また、本発明の面発光装置は、ピンにより放熱板を前記導光板支持板に位置決めしてシャーシに固定することで、作業性が良好になる。そして、特許文献2のように導光板にビス孔を設けることで輝度ムラが生じることもない。さらに、特許文献3と異なり、放熱板の放熱性も良好である。
そして、本発明の面発光装置によれば、ピンにより放熱板を前記導光板支持板に位置決めしてシャーシに固定することで、作業性が良好になる。そして、特許文献2のように導光板にビス孔を設けることで輝度ムラが生じることもない。さらに、特許文献3と異なり、放熱板の放熱性も良好である。
図1は、本発明に係るテレビジョン受像機(テレビジョン受像装置:以下、TV受像機という)100を示す斜視図である。TV受像機100は、後述するバックライトユニット9(面発光装置)を含む液晶表示装置(画像表示装置)10と、該液晶表示装置10を挾むようにして収容するキャビネット20,30と、電源40と、チューナ50と、スタンド60とを備える。液晶表示装置10は、全体として横長の略直方体をなし、縦置き状態でキャビネット20,30内に収容されている。
液晶表示装置10は、液晶表示パネル7と、液晶表示パネル7の背面側に配された片側エッジライト型のバックライトユニット9とを備えている。液晶表示パネル7の表示面側にベゼル8が取り付けられている。そして、表示動作の際には、バックライトユニット9から面状の光が出射され、その光によって液晶表示パネル7の背面が照明される。
液晶表示パネル7は、液晶層と、一対のガラス基板と、偏光板とを有する。一対のガラス基板はシール材を挟んで互いに貼り合わされており、その間に液晶層が挟持されている。そして、偏光板は、一対のガラス基板の液晶層側とは反対側の面上にそれぞれ配されている。
上述した従来のバックライトユニットと同様に、導光板ホルダ12は、シャーシ1の両短辺に設けられており、導光板2の両短辺側部分を載置した状態で導光板2を支持する。導光板ホルダ12は、長手縁部の複数箇所に矩形の突起部12aを有し、長手方向の略中央部に、シャーシ1の位置決めピン15に対応する位置決めピン挿通孔12bを有し、短手縁部には位置決めピン14が設けられている。導光板ホルダ12は、位置決めピン挿通孔12bにシャーシ1の位置決めピン15を挿通してシャーシ1上に位置決めした後、長手方向の複数箇所でビス16によりシャーシ1にビス止めされる。そして、導光板ホルダ12の前記突起部12aに導光板の対応する凹部を嵌合した状態で、導光板2が導光板ホルダ12上に載置され、固定される。導光板2及び導光板ホルダ12は略等しい熱膨張係数を有する材料からなるのが好ましく、例えば、ともにポリカーボネートからなる場合が挙げられる。
なお、ヒートスプレッダ11と導光板ホルダ12とが重ね合わせ部分で面一になるように構成する場合には限定されない。また、位置決めピン挿通孔11bに位置決めピン14を挿通して位置決めする場合には限定されず、ヒートスプレッダ11及び導光板ホルダ12の一方に切り欠きを設け、他方に該切り欠きに係止させる突起部を設けて、ヒートスプレッダ11を導光板ホルダ12に位置決めすることにしてもよい。
図7に示すように、導光板ホルダ12をシャーシ1上に位置決めピン15により取り付ける際に、取付誤差aが生じる。しかし、ヒートスプレッダ11は導光板ホルダ12と一体化されているので、取付誤差a分、位置決めピン15の位置も動く。そして、導光板2も導光板ホルダ12に一体化されるので、導光板2とLED4とのクリアランスには取付誤差aは影響しないことになる。さらに、上述したように、ビス挿通孔11aは長円状をなし、シャーシ1のヒートスプレッダ11を取り付けるためのビス穴の寸法公差を吸収するので、ヒートスプレッダ11のシャーシ1への取り付けにより前記クリアランスが変化するのが抑制されている。
従って、導光板2とLED4とのクリアランスの誤差は、ヒートスプレッダ11の導光板ホルダ12への取付誤差をb、部品公差をαとした場合、(b+α)となり、図11及び図12に示す従来のバックライトユニットのクリアランスの誤差である、(a+b+α)と比較して縮小している。
そして、位置決めピン14と、ヒートスプレッダ11に支持された基板3の平面との距離を短くすることにより、熱膨張及び収縮時に前記クリアランスの変化を抑制することができる。
そして、前記クリアランスの誤差が小さくなることで、前記クリアランスの設計値を小さくすることができ、これにより入射効率を向上させ、液晶表示パネル7の輝度を向上させることができる。
また、本実施の形態のバックライトユニット9においては、位置決めピン14よりヒートスプレッダ11を導光板ホルダ12に位置決めした上で、シャーシ1に固定するので、作業性は良好である。そして、特許文献2のように導光板2にビス孔を設けることで輝度ムラが生じることもない。さらに、特許文献3と異なり、ヒートスプレッダ11の放熱性は良好である。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
2 導光板
3 基板
4 LED
5 光源モジュール
6 光学シート
7 液晶表示パネル
9 バックライトユニット
10 液晶表示装置
11 ヒートスプレッダ
11a ビス挿通孔
11b 位置決めピン挿通孔
11c、11d 固定部
11e 光源支持部
12 導光板ホルダ
12a 突起部
12b 位置決めピン挿通孔
13、16 ビス
14、15 位置決めピン
20、30 キャビネット
40 電源
50 チューナ
60 スタンド
100 TV受像機
Claims (6)
- 複数の光源を有する基板と、矩形板状をなし、矩形板の長手の縁部から直角に突出した光源支持部を有し、該光源支持部により前記基板を支持して前記光源の熱を放熱する放熱板と、前記光源からの光を側面から入射して主面から出射する導光板と、該導光板を支持する導光板支持板と、前記放熱板の矩形板部分及び前記導光板支持板が底面に取り付けられるシャーシとを備える面発光装置であって、
前記放熱板を前記導光板支持板に固定してあり、
前記放熱板は、前記側面と前記基板とが対向する方向に長い孔にビスを挿通した状態で前記シャーシに固定してあることを特徴とする面発光装置。 - 前記放熱板は前記導光板支持板に、ピンにより固定してあることを特徴とする請求項1に記載の面発光装置。
- 前記導光板及び前記導光板支持板は、略等しい熱膨張係数を有する材料からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の面発光装置。
- 前記導光板は、一側面から前記光源の光を入射するように構成され、
前記放熱板の前記導光板支持板側の端部を、前記導光板支持板の前記光源側の端部に重ね合わせるように構成され、
前記ピンは、前記導光板支持板側の前記光源側の端縁部寄りに設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の面発光装置。 - 請求項1から4までのいずれか1項に記載の面発光装置と、
該面発光装置からの光を用いて画像を表示する表示パネルと
を備えることを特徴とする画像表示装置。 - テレビ放送信号を受信する受信部と、
請求項5に記載の画像表示装置と
を備え、
前記受信部が前記テレビ放送信号を受信して前記画像表示装置の前記表示パネルにテレビ画像を表示することを特徴とするテレビジョン受像装置。
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