JP5863388B2 - 情報処理システム及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理システム及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム及びその制御方法、並びにプログラムに関するものである。
PC等の情報処理装置が、ネットワーク上のWebサーバと接続され、Webサーバによって提供される操作画面を、情報処理装置が備えるWebブラウザによって表示部に表示する技術が一般に知られている。情報処理装置のWebブラウザが、Webサーバに対して操作画面を要求すると、Webサーバ上のWebアプリケーションが、当該要求に応じて、Webブラウザによって表示部に操作画面を表示させるためのHTMLファイルを情報処理装置に送信する。情報処理装置のWebブラウザは、受信したHTMLファイル(画面データ)を解析し、当該HTMLファイルの記述に基づいた操作画面を表示する。また、Webブラウザによって表示部に表示された操作画面を介してユーザが指示を入力すると、Webブラウザは、入力された当該指示をWebサーバに対して通知する。Webサーバ上のWebアプリケーションは、情報処理装置のWebブラウザから通知された指示に従った処理を実行する。
Webサーバから提供される画面データに基づく画面表示のレスポンスを向上させる技術として、例えば、Webサーバから受信した画面データをキャッシュする技術が利用されうる。具体的には、Webサーバから受信した画面表示用の画面データ(テキストデータ、画像データ等)を、情報処理装置がキャッシュデータとして保存(キャッシュ)する。さらに、情報処理装置は、新たな画面を表示するようにユーザから指示を受けた際に、当該画面に対応する画面データがキャッシュデータとして保存してあった場合には、そのキャッシュデータに基づいて画面を表示する。即ち、情報処理装置は、キャッシュ機能を利用することで、Webサーバに再び画面データを要求することなく、キャッシュデータに基づいて素早く画面を表示することができるため、画面表示のレスポンスが向上しうる。
例えば、特許文献1では、サーバ装置が、予め登録されたURL情報に基づいて、定期的にWebサーバから画面情報を取得して、キャッシュデータとして保存するシステムが提案されている。当該サーバ装置は、通信状態が良好であるときに、保存したキャッシュデータをクライアント装置に送信する。クライアント装置は、サーバ装置から受信したキャッシュデータを利用して、ユーザの所望のWebページを素早く画面表示させることができるため、クライアント装置とWebサーバとの接続の初期段階においても操作レスポンスを向上させることができる。
特開2010−15432号公報
しかし、特許文献1では、サーバ装置は、予め登録されたURL情報についてのキャッシュデータを取得するため、登録されていないURL情報については、キャッシュデータを取得しないため、操作レスポンスを向上させることはできない。このため、予め登録されたURL情報以外のURL情報に基づいて、Webサーバから提供される画面を表示する際にも、ユーザごとの画面の利用態様に合わせて、画面表示のレスポンスを向上させることが望ましい。特に、Webサーバから提供される画面のうち、ユーザの利用頻度の高い画面については、キャッシュ機能を有効に利用して、画面表示のレスポンスを向上させることが望ましいといえる。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものである。本発明は、Webサーバから提供される画面データに基づく画面を表示可能な情報処理装置において、ユーザごとの画面の利用態様に合わせて画面表示のレスポンスを向上させる技術を提供することを目的としている。
本発明は、例えば、情報処理システムとして実現できる。情報処理システムは、Webサーバから取得した画面データに基づく画面、又は前記Webサーバから取得した画面データのキャッシュデータに基づく画面を表示可能な第1及び第2の情報処理装置と、キャッシュ管理サーバと、を備える情報処理システムであって、前記第1の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置の表示手段に表示すべき画面の画面データを、前記Webサーバに要求する要求手段と、前記要求手段による要求に対する応答として前記Webサーバから取得された画面データを、前記第1の情報処理装置の記憶手段にキャッシュデータとして保存する第1の保存手段と、ユーザのユーザIDと前記記憶手段に保存されているキャッシュデータとを前記キャッシュ管理サーバに送信する第1の送信手段と、を備え、前記キャッシュ管理サーバは、前記第1の送信手段によって送信されたユーザID及びキャッシュデータを受信すると、当該ユーザIDに関連付けて当該キャッシュデータを前記キャッシュ管理サーバの記憶手段に保存する第2の保存手段と、ユーザIDとキャッシュデータの取得要求とともに、前記第2の情報処理装置の記憶手段に保存されているキャッシュデータを示すキャッシュリストを前記第2の情報処理装置から受信する受信手段と、前記キャッシュ管理サーバの記憶手段に保存されているキャッシュデータのうちで、前記受信手段によって受信されたユーザIDに関連付けて保存されており、かつ、前記受信手段によって受信されたキャッシュリストに含まれていないキャッシュデータを、前記受信手段によって受信された取得要求に従って前記第2の情報処理装置に送信する第2の送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、Webサーバから提供される画面データに基づく画面を表示可能な情報処理装置において、ユーザごとの画面の利用態様に合わせて画面表示のレスポンスを向上させる技術を提供できる。それにより、情報処理装置におけるユーザの操作性を向上させることができる。
第1の実施形態に係る画像処理システムの構成を示す図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るWebサーバ120及びキャッシュ管理サーバ122のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像処理システムにおけるソフトウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像処理システムにおいて実行される処理を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る画像処理システムにおいて実行される処理を示すシーケンス図である。 の実施形態に係る画像処理システムにおいて実行される処理を示すシーケンス図である。 第4の実施形態に係るキャッシュリスト801の一例を示す図である。 の実施形態に係る画像処理システムにおいて実行される処理を示すシーケンス図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1の実施形態]
<画像処理システムのシステム構成>
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る画像処理システムの構成について説明する。本実施形態では、本発明の情報処理システムの一例として、画像処理装置を備える画像処理システムを例に説明する。図1に示す画像処理システムは、画像処理装置100、103と、Webサーバ120と、キャッシュ管理サーバ122とを備え、それらはネットワークを介して相互に通信可能である。
画像処理装置100、103は、LAN101に接続されており、LAN101を介してインターネット110に接続されている。Webアプリケーションを備えたWebサーバ120は、LAN101とは異なるLAN121に接続されており、LAN121を介してインターネット110に接続されている。Webサーバ120は、ネットワーク(LAN101、121及びインターネット110)を介して、Webアプリケーションの機能を画像処理装置100、103に提供する。画像処理装置100、103から送信されたキャッシュデータを管理するキャッシュ管理サーバ122は、LAN101、121と異なるLAN123に接続されており、LAN123を介してインターネット110に接続されている。
本実施形態では、図1に示すように、画像処理装置100、103と、Webサーバ120と、キャッシュ管理サーバ122とは、それぞれ異なるLAN101、121、123に接続されているものの、同一のLANに接続されていてもよい。
<画像処理装置100、103のハードウェア構成>
図2を参照して、第1の実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成について説明する。なお、画像処理装置103のハードウェア構成は、画像処理装置100のハードウェア構成と同様である。画像処理装置100は、制御部200と、制御部200に接続された、操作部209、プリンタ210及びスキャナ211とを備える。
制御部200は、CPU201を含み、画像処理装置100全体の動作を制御する。CPU201は、ROM202に格納されている制御プログラムをRAM203に読み出して実行することで、読取制御や送信制御などの各種の制御を実現する。ROM202は、システムのブートプログラム、及び各種の制御プログラムが格納されており、ブートROMとして機能する。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD204は、画像データ、各種プログラム、及び各種情報テーブル等を記憶する。
操作部インタフェース(I/F)205は、操作部209と制御部200とを接続するためのインタフェースである。操作部209は、タッチパネル機能を有する液晶表示部、キーボード等を備え、表示デバイス及び入力デバイスとして機能する。プリンタI/F206は、プリンタ210と制御部200とを接続するためのインタフェースである。プリンタ210における印刷に用いる画像データは、プリンタI/F206を介して制御部200からプリンタ210に転送される。プリンタ210は、制御部200から転送された画像データ対応する画像を記録媒体上に印刷する。スキャナI/F207は、スキャナ211と制御部200とを接続するためのインタフェースである。スキャナ211は、原稿上の画像を読み取って、読み取った画像に対応する画像データを生成するとともに、生成した画像データを、スキャナI/F207を介して制御部200に入力する。
ネットワークI/F208は、制御部200をLAN101に接続するためのインタフェースである。ネットワークI/F208は、LAN101を介して、インターネット110(及びインターネット110に接続された他のLAN)に接続されている外部装置との間で、情報(データ)の送受信を行いうる。
<Webサーバ120及びキャッシュ管理サーバ122のハードウェア構成>
図3を参照して、第1の実施形態に係るWebサーバ120及びキャッシュ管理サーバ122のハードウェア構成について説明する。なお、図3ではWebサーバ120のハードウェア構成について示しているが、キャッシュ管理サーバ122も同様の構成を有する。
Webサーバ120は、制御部300を備え、制御部300はWebサーバ120全体の動作を制御する。制御部300はCPU301を含む。CPU301は、ROM302に記憶されている制御プログラムをRAM303に読み出して実行することで、各種の制御を実現する。ROM302は、システムのブートプログラム、及び各種の制御プログラムが格納されており、ブートROMとして機能する。RAM303は、CPU301の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD304は、画像データ、各種プログラム、及びキャッシュデータ等を記憶する。特に、HDD304には、画像処理装置100、103の操作部209に表示される画面(操作画面等)のコンテンツデータ(画面データ)が格納されている。
ネットワークI/F305は、制御部300をLAN121に接続するためのインタフェースである。ネットワークI/F305は、LAN121を介して、LAN121上の他の装置、又はインターネット110(及びインターネット110に接続された他のLAN)に接続されている外部装置との間で、情報(データ)の送受信を行いうる。
<画像処理システムのソフトウェア構成>
図4を参照して、第1の実施形態に係る、画像処理装置100、103とWebサーバ120とキャッシュ管理サーバ122とを備える画像処理システムにおけるソフトウェア構成について説明する。なお、画像処理装置103のソフトウェア構成は、図4に示す画像処理装置100の構成と同様であるため、以下では画像処理装置100について説明する。図4に示す画像処理装置100(103)の各機能部は、CPU201がROM202又はHDD204に格納された制御プログラムを読み出して実行することで、画像処理装置100(103)上で実現される。また、Webサーバ120及びキャッシュ管理サーバ122の各機能部は、CPU301がROM302又はHDD304に格納された制御プログラムを読み出して実行することで、Webサーバ120及びキャッシュ管理サーバ122上で実現される。
(Webサーバ120)
Webサーバ120は、Webアプリケーション421を含む。Webアプリケーション421は、画像処理装置100のWebブラウザ400からの要求(リクエスト)を受信すると、コンテンツデータを加工した後、当該要求に対する応答として、加工後のコンテンツデータを画像処理装置100に送信する。本実施形態で、コンテンツデータとは、画像処理装置100においてWebブラウザ400が操作部209に画面(操作画面等)を表示するために用いる、HTMLデータ、画像データ等の画面データを示す。
(キャッシュ管理サーバ122)
キャッシュ管理サーバ122は、キャッシュ管理部422を含む。キャッシュ管理部422は、画像処理装置100から受信したユーザIDとキャッシュデータとを関連付けて、RAM303又はHDD304に保存して、ユーザごとにキャッシュデータを管理する。また、画像処理装置100からの要求に応じて、RAM303又はHDD304に保存されているキャッシュデータを検索して、抽出したキャッシュデータを当該要求に対する応答として、画像処理装置100に送信する。
(画像処理装置100、103)
画像処理装置100は、Webブラウザ400及びログインアプリケーション410を含む。Webブラウザ400は、画像処理装置100に搭載された、組み込みのソフトウェアプログラムであり、外部通信部401、コンテンツ解析部402、画面表示部403、及びキャッシュ保存部404を含む。
外部通信部401は、Webアプリケーション421を利用するために、ネットワークを介してWebサーバ120と通信を行う。具体的には、外部通信部401は、Webサーバ120からWebアプリケーション421に対する、コンテンツの取得要求(リクエスト)を、ネットワークを介してWebアプリケーション421(Webサーバ120)に送信する。当該コンテンツの取得要求に対する応答(レスポンス)として、外部通信部401は、Webアプリケーション421(Webサーバ120)から送信されたコンテンツデータを受信する。さらに、外部通信部401は、キャッシュ管理サーバ122との間で、ネットワークを介してキャッシュデータの送受信を行う。コンテンツ解析部402は、外部通信部401がWebサーバ120から取得したコンテンツデータを解析して、操作部209に表示する画面の画面データを生成する。画面表示部403は、コンテンツ解析部402が生成した画面データに基づいて、対応する画面を操作部209に表示する。
キャッシュ保存部404は、外部通信部401がWebサーバ120からコンテンツデータ(テキストデータ又は画像データ)を取得すると、取得したコンテンツデータをキャッシュデータとしてRAM203又はHDD204に保存する。また、キャッシュ保存部404は、RAM203又はHDD204に保存したキャッシュデータに関するリストに相当するキャッシュリストを管理する。キャッシュ保存部404は、キャッシュリストを、キャッシュデータと同様、RAM203又はHDD204に保存する。キャッシュ保存部404は、キャッシュデータをRAM203若しくはHDD204に保存した場合、又はRAM203若しくはHDD204からキャッシュデータを削除した場合、キャッシュリストの内容を更新する。
Webブラウザ400は、上記の機能以外にも、後述するように、操作部209に表示する画面の切替指示等の、ユーザからの指示を、操作部209を介して受け付ける。即ち、Webブラウザ400は、操作部209を介して、画像処理装置100にログイン中のユーザから、操作部209に新たに表示すべき画面(操作画面等)の画面データ(コンテンツデータ)の取得指示を受け付ける。この画面取得指示を受け付けると、Webブラウザ400は、当該指示によって指定されたコンテンツデータが、キャッシュデータとして既に既にRAM203又はHDD204に保存(キャッシュ)されているか否かを判断する。その結果、必要なコンテンツデータがRAM203又はHDD204にキャッシュされている場合には、Webサーバ120から新たにコンテンツデータを取得することなく、そのキャッシュデータを用いて操作部209に画面を表示しうる。Webブラウザ400は、このようなキャッシュ機能によって、画面表示のレスポンスを向上させる。
ログインアプリケーション410は、画像処理装置100に搭載された、組み込みのソフトウェアプログラムであり、認証処理部411及び画面表示部412を含む。認証処理部411は、ユーザが操作部209を用いて入力した認証情報を用いて、当該ユーザのログイン処理を行うとともに、ユーザが操作部209を用いてログアウトの指示を入力した場合には、当該ユーザのログアウト処理を行う。画面表示部412は、ユーザに認証情報を入力させ、ログイン処理を行うための認証画面を、操作部209に表示する。また、画面表示部412は、ユーザにログアウトの指示を入力させるためのログアウト指示画面を、操作部209に表示する。
<画像処理システムにおいて実行される処理>
次に、図5を参照して、本実施形態に係る画像処理システムにおいて実行される一連の処理について説明する。図5では、画像処理装置100、103のうち、画像処理装置100によって実行される処理について示しているが、画像処理装置103によって実行される処理も同様である。図5に示す各ステップの動作は、CPU201がROM202又はHDD204に格納された制御プログラムを読み出して実行し、CPU301がROM302又はHDD304に格納された制御プログラムを読み出して実行することで、画像処理装置100(103)、Webサーバ120、及びキャッシュ管理サーバ122上でそれぞれ実現される。
本実施形態では、画像処理装置100、103は、ユーザのログアウト処理を行った際に、保存しているキャッシュデータを、当該ユーザのユーザIDとともにキャッシュ管理サーバ122に送信する。また、画像処理装置100、103は、その後にユーザのログイン処理を行うと、ログインしたユーザのユーザIDをキャッシュ管理サーバ122に送信することで、当該ユーザのキャッシュデータをキャッシュ管理サーバ122から受信する。
まず、S101で、Webブラウザ400は、操作部209に新たに表示すべき画面(操作画面等)の画面データ(コンテンツデータ)の取得指示(画面取得指示)を、操作部209を介して、画像処理装置100にログイン中のユーザから受け付ける。Webブラウザ400は、ネットワーク上でコンテンツデータの所在を示すURLの入力、又は、操作部209に表示された、リンク先のURLの選択、若しくはリンク先のURLに対応して登録されているお気に入りの選択等を、ユーザからの指示として受け付ける。
Webブラウザ400は、S101における画面取得指示によって指定されたコンテンツデータが、キャッシュデータとして既にRAM203又はHDD204に保存されている場合、当該キャッシュデータを用いて操作部209に画面を表示する。具体的には、Webブラウザ400は、RAM203又はHDD204から読み出したキャッシュデータに基づく画面を、画面表示部403によって操作部209に表示させる。この場合、Webサーバ120からコンテンツデータを取得する必要はないため、S102〜S104の処理は実行されず、S105に処理が進む。
一方、Webブラウザ400は、S101における画面取得指示によって指定されたコンテンツデータに対応するキャッシュデータが、RAM203又はHDD204に存在しない場合には、S102の処理を実行する。S102で、外部通信部401は、S101における画面取得指示によって指定されたURLによって特定されるWebサーバ(ここでは、Webサーバ120とする。)に対して、当該URLによって特定されるコンテンツの取得要求を送信する。
Webサーバ120は、コンテンツの取得要求を受信すると、S103の処理を実行する。S103で、Webサーバ120のWebアプリケーション421は、HDD304に保存されているコンテンツデータのうち、受信した取得要求によって指定されたURLによって特定されるコンテンツデータを読み出す。さらに、Webアプリケーション421は、読み出したコンテンツデータを、画像処理装置100の操作部209に画面を表示するためのデータに加工することで、画像処理装置100における表示用の画面を生成する。その後、S104で、Webアプリケーション421は、生成したコンテンツデータを、コンテンツの取得要求に対する応答として、画像処理装置100(Webブラウザ400)の外部通信部401に送信する。その後、処理がS104からS105に進む。
外部通信部401がWebアプリケーション421からコンテンツデータを受信すると、S105で、コンテンツ解析部402は、受信されたコンテンツデータを解析して、操作部209への表示用の画面データを生成する。画面表示部403は、コンテンツ解析部402によって生成された画面データに基づく画面を、操作部209に表示する。さらに、S106で、キャッシュ保存部404は、S105で操作部209に表示された画面に対応するコンテンツデータ(テキストデータ、画像データ等)を、キャッシュデータとしてRAM203又はHDD204に保存(キャッシュ)する。なお、S105で操作部209に表示された画面に対応するコンテンツデータが既にキャッシュデータとしてキャッシュされている場合には、キャッシュ保存部404は、当該コンテンツデータについて改めてキャッシュする必要はない。S106では、キャッシュ保存部404が第1の保存手段として機能する。
その後、何れかのタイミングにおいて、ログイン中のユーザがログアウト処理の実行を指示するものとする。S107で、ログインアプリケーション410は、操作部209を介して、ユーザからのログアウトの指示を受け付ける。具体的には、画面表示部412によって操作部209に表示されたログアウト指示画面を介して、ユーザがログアウトの指示を入力すると、ログインアプリケーション410が、当該ユーザのログアウト処理を開始する。S108で、認証処理部411は、ログアウト処理を実行して、画像処理装置100において使用中のアプリケーションを終了させる。認証処理部411は、さらに、S109で、ユーザのログアウト処理が完了したこと示す完了通知を、Webブラウザ400に対して送信する。その際、認証処理部411は、ログアウト処理の対象となったユーザを識別するための識別子(ID)に相当するユーザIDを、完了通知とともにWebブラウザ400に通知する。
ログインアプリケーション410からログアウト処理の完了通知を受信すると、Webブラウザ400は、S110の処理を実行する。S110で、外部通信部401は、RAM203又はHDD204に保存されているキャッシュデータを、S109で通知されたユーザIDとともに、キャッシュ管理サーバ122に送信する。S110では、外部通信部401が第1の送信手段として機能する。
画像処理装置100からユーザIDとともにキャッシュデータをS110で受信すると、キャッシュ管理サーバ122は、S111の処理を実行する。S111で、キャッシュ管理部422は、S110で受信したユーザIDとキャッシュデータとを関連付けて、RAM303又はHDD304に保存する。S111では、キャッシュ管理部42が、第2の保存手段として機能する。
その後、何れかのタイミングにおいて、S109でログアウトしたユーザが、再び画像処理装置100にログインするものとする。S112で、ログインアプリケーション410は、ユーザからのログインの指示を受け付ける。具体的には、画面表示部412によって操作部209に表示された認証画面を介して、ユーザが認証情報を入力すると、ログインアプリケーション410が、当該ユーザのログイン処理を開始する。S113で、認証処理部411は、当該ユーザのログイン処理を実行して、認証したユーザに対応するアプリケーションを起動させる。認証処理部411は、さらに、S114で、ユーザのログイン処理が完了したことを示す完了通知を、Webブラウザ400に対して送信する。その際、認証処理部411は、ログイン処理の対象となったユーザを識別するためのユーザIDを、完了通知とともにWebブラウザ400に通知する。
ログインアプリケーション410からログイン処理の完了通知を受信すると、Webブラウザ400は、S115の処理を実行する。S115で、外部通信部401は、S114で通知されたユーザIDとともに、キャッシュデータの取得要求を、キャッシュ管理サーバ122に送信する。
画像処理装置100からユーザIDとともにキャッシュデータの取得要求を受信すると、キャッシュ管理サーバ122は、S116の処理を実行する。S116で、キャッシュ管理部422は、S111でRAM303又はHDD304に保存したキャッシュデータの中から、S115で画像処理装置100から受信したユーザIDに関連付けられたキャッシュデータを検索する。当該検索処理が完了すると、S117で、キャッシュ管理部422は、S116の検索によって得られたキャッシュデータを、Webブラウザ400に対して送信する。S117では、キャッシュ管理部422が第2の送信手段として機能する。
キャッシュ管理サーバ122からキャッシュデータを受信すると、Webブラウザ400は、S118の処理を実行する。S118で、キャッシュ保存部404は、S117で受信したキャッシュデータを、RAM203又はHDD204に保存する。
その後、Webブラウザ400は、ユーザのログイン中に、画面取得指示を受け付けると(S101)、RAM203又はHDD204に保存されたキャッシュデータを利用して、操作部209に画面を表示する。一方、Webブラウザ400は、画面取得指示によって指定されたコンテンツデータがキャッシュデータとしてRAM203又はHDD204に保存されていない場合には、上述のように、Webサーバ120に対してコンテンツの取得要求を送信する(S102)。さらに、Webブラウザ400は、Webサーバ120から取得したコンテンツデータに基づく画面を操作部209に表示する。
以上説明したように、本実施形態では、画像処理装置100は、ログイン中のユーザのログアウト時に、Webサーバ120から取得したコンテンツデータに対応して保存したキャッシュデータを、ユーザIDとともにキャッシュ管理サーバ122に送信する。キャッシュ管理サーバ122は、画像処理装置100から受信したキャッシュデータを、ユーザIDに関連付けて保存する。その後、何れかの画像処理装置においてユーザがログインすると、当該画像処理装置から送信されるユーザID及びキャッシュデータの取得要求に基づいて、当該ユーザIDに関連付けて保存していたキャッシュデータを、当該画像処理装置に送信する。
本実施形態によれば、例えば、通常は画像処理装置100を使用しているユーザが、異なる画像処理装置103を使用する場合にも、キャッシュ管理サーバ122に保存されているユーザごとのキャッシュデータを、画像処理装置100の場合と同様に利用できる。即ち、ユーザがログイン可能な何れの画像処理装置においても、同一のキャッシュデータを利用して、利用頻度高い画面について操作画面の表示及び切り替えを素早く行うことが可能である。このように、Webサーバから提供される画面データに基づく画面を表示可能な画像処理装置100において、ユーザごとの画面の利用態様に合わせて画面表示のレスポンスを向上させることが可能である。
また、本実施形態では、キャッシュ管理サーバ122は、ユーザごとにキャッシュデータを管理する。このため、例えば、特定のユーザ以外の他のユーザが画像処理装置100を使用したことでキャッシュデータが消去されてしまったとしても、特定のユーザが画像処理装置100にログインした際に、キャッシュ管理サーバ122からキャッシュデータを復元できる。即ち、当該特定のユーザは、前回のログイン時に使用していたキャッシュデータを再び利用して操作画面の表示及び切り替えを行うことが可能であり、画面表示のレスポンスを高めることが可能である。
なお、本実施形態の変形例として、次のような例もありうる。画像処理装置100(103)は、キャッシュ管理サーバ122との間で行われるキャッシュデータの送信及び受信を、ユーザの指示に応じて、任意に禁止できるようにしてもよい。例えば、画像処理装置100は、ユーザのログアウト時にキャッシュ管理サーバ122に対してキャッシュデータを送信すべきか否かを設定可能な操作画面を操作部209に表示する。また、画像処理装置100は、ユーザのログイン時にキャッシュ管理サーバ122からキャッシュデータを受信すべきか否かをそれぞれ設定可能な操作画面を操作部209に表示する。画像処理装置100は、それらの操作画面を介してユーザが行った設定に依存して、S109及びS114の通知後の動作を決定する。即ち、画像処理装置100は、キャッシュデータを送信(受信)しない設定が行われている場合には、S110(S115)の処理の実行を禁止する。このようにして、画像処理装置100とキャッシュ管理サーバ122との間のキャッシュデータの送受信について、ユーザのニーズに合わせた設定を行うことが可能である。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態では、ユーザが画像処理装置100又は103にログインした際に、キャッシュ管理サーバ122が、画像処理装置100又は103で保持していないキャッシュデータのみを送信することを特徴とする。なお、以下では説明の簡略化のため、第1の実施形態とは異なる部分についてのみ説明する。
図6を参照して、本実施形態に係る画像処理システムにおいて実行される一連の処理について説明する。図6では、画像処理装置100、103のうち、画像処理装置100によって実行される処理について示しているが、画像処理装置103によって実行される処理も同様である。図6に示す各ステップの動作は、CPU201がROM202又はHDD204に格納された制御プログラムを読み出して実行し、CPU301がROM302又はHDD304に格納された制御プログラムを読み出して実行することで、画像処理装置100(103)、Webサーバ120、及びキャッシュ管理サーバ122上でそれぞれ実現される。
図6では、第1の実施形態(図5)と同様の処理が実行されるステップについては、同一の参照符号を付している。具体的には、S101〜S114、S117及びS118については、第1の実施形態と同様であるため、その説明をできる限り省略する。
本実施形態では、ログインアプリケーション410からログイン処理の完了通知をS114で受信すると、Webブラウザ400は、S201の処理を実行する。S201で、Webブラウザ400のキャッシュ保存部404は、RAM203及びHDD204に保存されているキャッシュデータのリストを、キャッシュリストとして作成する。さらに、S202で、外部通信部401は、S114で通知されたユーザIDとともに、キャッシュデータ取得要求、及びS201で作成されたキャッシュリストを、キャッシュ管理サーバ122に送信する。
画像処理装置100から、ユーザIDとともにキャッシュデータの取得要求及びキャッシュリストを受信すると、キャッシュ管理サーバ122は、S203の処理を実行する。S203で、キャッシュ管理部422は、S111でRAM303又はHDD304に保存したキャッシュデータの中から、S202で受信したユーザIDに関連付けられたキャッシュデータを検索する。その際、キャッシュ管理部422は、S202で受信したキャッシュリストに含まれるキャッシュデータを、検索対象から除外する。
即ち、S203で、キャッシュ管理部422は、キャッシュリストに存在しない、ユーザIDに関連付けられたキャッシュデータを検索する。当該検索処理が完了すると、S117で、キャッシュ管理部422は、S203の検索によって得られたキャッシュデータを、Webブラウザ400に対して送信する。その後、画像処理装置100では、第1の実施形態と同様に、キャッシュ管理サーバ122から受信したキャッシュデータを保存及び利用する。
以上説明したように、本実施形態では、キャッシュ管理サーバ122は、ユーザがログインした画像処理装置から受信されるキャッシュリストを利用して、当該画像処理装置に送信するキャッシュデータの検索対象を限定する。具体的には、キャッシュ管理サーバ122は、ユーザがログインした画像処理装置から受信したキャッシュリストに含まれるキャッシュデータを検索対象から除外することで、当該画像処理装置において既に保持されているキャッシュデータを送信対象から除外する。即ち、キャッシュ管理サーバ122は、ユーザがログインした画像処理装置において保持されていないキャッシュデータのみを、当該画像処理装置に送信する。このため、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、キャッシュ管理サーバ122から画像処理装置100、103に送信するキャッシュデータのデータ量を低減できる。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態では、キャッシュ管理サーバ122が、キャッシュデータの送信対象となる画像処理装置100、103におけるキャッシュデータの保存容量を考慮して、送信するキャッシュデータの量を調整することを特徴とする。なお、以下では説明の簡略化のため、第1及び第2の実施形態とは異なる部分についてのみ説明する。
図7を参照して、本実施形態に係る画像処理システムにおいて実行される一連の処理について説明する。図7では、画像処理装置100、103のうち、画像処理装置100によって実行される処理について示しているが、画像処理装置103によって実行される処理も同様である。図7に示す各ステップの動作は、CPU201がROM202又はHDD204に格納された制御プログラムを読み出して実行し、CPU301がROM302又はHDD304に格納された制御プログラムを読み出して実行することで、画像処理装置100(103)、Webサーバ120、及びキャッシュ管理サーバ122上でそれぞれ実現される。
図7では、第1の実施形態(図5)と同様の処理が実行されるステップについては、同一の参照符号を付している。具体的には、S101〜S105、S107〜S109、S112〜S114、S116及びS118については、第1の実施形態と同様であるため、その説明をできる限り省略する。
S301で、キャッシュ保存部404は、S105で操作部209に表示された画面に対応するコンテンツデータ(テキストデータ、画像データ等)を、キャッシュデータとしてRAM203又はHDD204に保存(キャッシュ)する。その際、キャッシュ保存部404は、保存したキャッシュデータに関する記録をキャッシュリスト801に追加することで、キャッシュリスト801を更新する。なお、第1の実施形態と同様、S105で操作部209に表示された画面に対応するコンテンツデータが既にキャッシュデータとしてキャッシュされている場合には、キャッシュ保存部404は、当該コンテンツデータについて改めてキャッシュする必要はない。また、キャッシュリスト801を更新する必要もない。
ここで、図8は、画像処理装置100、103が保持するキャッシュリストの一例(キャッシュリスト801)を示している。キャッシュリスト801には、RAM203又はHDD204に保存された各キャッシュデータについて、ID、ファイルサイズ、保存時刻、取得先URL等を示す情報が記録される。保存時刻情報は、各キャッシュデータが画像処理装置100、103において保存された時刻を示す情報に相当する。取得先URLは、キャッシュデータの取得先のWebサーバ及びデータを特定するためのアドレス情報に相当する。
キャッシュ保存部404は、キャッシュデータをRAM203又はHDD204に保存するごとに、保存したキャッシュデータについて、新たな項目をキャッシュリスト801に、追加することで、キャッシュリスト801を更新する。一方で、キャッシュ保存部404は、RAM203又はHDD204からキャッシュデータが消去された場合には、キャッシュリスト801に含まれる、対応する項目を削除する。このように、キャッシュ保存部404は、キャッシュデータの保存又は削除に応じて、キャッシュリスト801の内容を更新する。
その後、ユーザが、ログイン中の画像処理装置100からログアウトすると、Webブラウザ400は、S302の処理を実行する。S302で、外部通信部401は、RAM203又はHDD204に保存されているキャッシュデータとキャッシュリスト801の両方を、S109で通知されたユーザIDとともに、キャッシュ管理サーバ122に送信する。
画像処理装置100からユーザIDとともにキャッシュデータ及びキャッシュリスト801をS302で受信すると、キャッシュ管理サーバ122は、S303の処理を実行する。S303で、キャッシュ管理部422は、S302で受信したユーザIDと、キャッシュデータ及びキャッシュリスト801とを関連付けて、RAM303又はHDD304に保存する。
その後、何れかのタイミングにおいて、ログアウト済みのユーザが再び画像処理装置100にログインすると、画像処理装置100は、S304の処理を実行する。S304で、キャッシュ保存部404は、画像処理装置100においてキャッシュデータを保存可能な容量(キャッシュ保存容量)を、RAM203又はHDD204から取得する。キャッシュデータを保存可能な容量は、予め定められた値であってもよいし、ユーザによって設定された値であってもよい。あるいは、RAM203又はHDD204の残りの記憶容量から定められてもよい。このキャッシュ保存容量は、キャッシュデータを保存可能な容量を示す容量情報に相当する。
キャッシュ保存容量の取得後、S305で、外部通信部401は、S114で通知されたユーザIDとともに、キャッシュデータの取得要求を、キャッシュ管理サーバ122に送信する。また、S305で、外部通信部401は、S304で取得したキャッシュ保存容量を、キャッシュ管理サーバ122に通知する。
画像処理装置100からユーザIDとともにキャッシュデータの取得要求を受信し、かつ、キャッシュ保存容量を通知されると、キャッシュ管理サーバ122は、S116の処理を実行する。S116では、第1の実施形態と同様、キャッシュ管理部422は、303でRAM303又はHDD304に保存したキャッシュデータの中から、S305で画像処理装置100から受信したユーザIDに関連付けられたキャッシュデータを検索する。さらに、S306で、キャッシュ管理部422は、S305で受信したキャッシュ保存容量に基づいて、画像処理装置100に送信するキャッシュデータを選択する。
具体的には、キャッシュ管理部422は、送信するキャッシュデータの合計の容量が、画像処理装置100において保存可能な容量に収まるように、送信するキャッシュデータを選択する。例えば、キャッシュ管理部422は、ユーザIDと関連付けて保存されているキャッシュリスト801を参照して、キャッシュデータを選択していく。具体的には、キャッシュ管理部422は、キャッシュリスト801に含まれる保存時刻の新しいキャッシュデータから順に、選択したキャッシュデータの合計の容量が画像処理装置100において保存可能な容量に収まる範囲内で、キャッシュデータを選択していく。
キャッシュデータの選択の完了後、S307で、キャッシュ管理部422は、選択したキャッシュデータをWebサーバ120に送信する。その後、画像処理装置100では、第1の実施形態と同様に、キャッシュ管理サーバ122から受信したキャッシュデータを保存及び利用する。
以上説明したように、本実施形態では、キャッシュ管理サーバ122は、ユーザがログインした画像処理装置においてキャッシュデータを保存可能な容量の範囲内で、キャッシュデータを当該画像処理装置に送信する。このため、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、ユーザがログインした画像処理装置100、103ごとにキャッシュデータを保存可能な容量が異なる場合にも、適切に対処することが可能となる。
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態では、画像処理装置100、103は、キャッシュ管理サーバ122にキャッシュデータの送信を行わず、キャッシュ管理サーバ122が、画像処理装置100、103から受信したキャッシュリストに基づきキャッシュデータを生成する。具体的には、キャッシュ管理サーバ122は、画像処理装置100、103から受信したキャッシュリスト801に基づいて、Webサーバ120からコンテンツデータを取得して、キャッシュデータとして保存することを特徴とする。なお、以下では説明の簡略化のため、第1及び第3の実施形態とは異なる部分についてのみ説明する。
図9を参照して、本実施形態に係る画像処理システムにおいて実行される一連の処理について説明する。図9では、画像処理装置100、103のうち、画像処理装置100によって実行される処理について示しているが、画像処理装置103によって実行される処理も同様である。図9に示す各ステップの動作は、CPU201がROM202又はHDD204に格納された制御プログラムを読み出して実行し、CPU301がROM302又はHDD304に格納された制御プログラムを読み出して実行することで、画像処理装置100(103)、Webサーバ120、及びキャッシュ管理サーバ122上でそれぞれ実現される。
図9では、第1の実施形態(図5)及び第3の実施形態(図7)と同様の処理が実行されるステップについては、同一の参照符号を付している。具体的には、S101〜S105、S301、S107〜S109、S112〜S118については、第1及び第3の実施形態と同様であるため、その説明をできる限り省略する。
ユーザが、ログイン中の画像処理装置100からログアウトすると、Webブラウザ400は、S401の処理を実行する。S401で、外部通信部401は、RAM203又はHDD204に保存されているキャッシュリスト801を、S109で通知されたユーザIDとともに、キャッシュ管理サーバ122に送信する。なお、本実施形態では、外部通信部401は、S401で、キャッシュデータについてはキャッシュ管理サーバ122に送信しない。
画像処理装置100からユーザIDとともにキャッシュリスト801をS401で受信すると、キャッシュ管理サーバ122は、S402の処理を実行する。S402で、キャッシュ管理部422は、S401で受信したユーザIDとキャッシュリスト801とを関連付けて、RAM303又はHDD304に保存する。
その後、何れかのタイミングにおいて、キャッシュ管理サーバ122は、S403の処理を実行する。S403で、キャッシュ管理部422は、S401で受信したキャッシュリスト801に基づいて特定されるWebサーバ120に対して、キャッシュデータに相当するファイルの取得要求を送信する。具体的には、キャッシュ管理部422は、キャッシュリスト801に含まれる取得先URLに記載のファイルを取得するための要求を、当該URLによって特定されるWebサーバ120に送信する。
S403における要求に応じて、Webサーバ120は、S404の処理を実行する。S404で、Webサーバ120のWebアプリケーション421は、S403で受信したファイル取得要求に応じて、要求されたファイルをキャッシュ管理サーバ122に送信する。
Webサーバ120から送信されたファイルを受信すると、キャッシュ管理サーバ122は、S405の処理を実行する。S405で、キャッシュ管理部422は、S404でWebサーバ120から受信したファイルを、ユーザIDと関連付けて、コンテンツデータとしてRAM303又はHDD304に保存する。なお、S403〜S405の処理は、一定時間ごとに行われてもよいし、ユーザが設定したタイミングに行われてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、画像処理装置100はキャッシュ管理サーバ122に対して、キャッシュデータを送信せず、キャッシュリストのみを、ログアウトしたユーザのユーザIDとともに送信する。キャッシュ管理サーバ122は、画像処理装置100からのキャッシュデータを保存するのではなく、自らWebサーバ120からコンテンツデータを取得して、取得したコンテンツデータをキャッシュデータとして保存する。その際、キャッシュ管理サーバ122は、画像処理装置100から受信したキャッシュリストに基づいて、Webサーバ120から必要なコンテンツデータを取得する。このため、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、ユーザがログアウトした際に画像処理装置100がキャッシュ管理サーバ122に送信するデータの量を低減することができる。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (6)

  1. Webサーバから取得した画面データに基づく画面、又は前記Webサーバから取得した画面データキャッシュデータに基づく画面を表示可能な第1及び第2の情報処理装置とキャッシュ管理サーバとを備える情報処理システムであって、
    前記第1の情報処理装置は、
    第1の情報処理装置の表示手段に表示すべき画面の画面データを、前記Webサーバに要求する要求手段と、
    前記要求手段による要求に対する応答として前記Webサーバから取得された画面データを、前記第1の情報処理装置の記憶手段にキャッシュデータとして保存する第1の保存手段と、
    ユーザのユーザIDと前記記憶手段に保存されているキャッシュデータとを前記キャッシュ管理サーバに送信する第1の送信手段とを備え、
    前記キャッシュ管理サーバは、
    前記第1の送信手段によって送信されたユーザID及びキャッシュデータを受信すると、当該ユーザIDに関連付けて当該キャッシュデータを前記キャッシュ管理サーバの記憶手段に保存する第2の保存手段と、
    ユーザIDとキャッシュデータの取得要求とともに、前記第2の情報処理装置の記憶手段に保存されているキャッシュデータを示すキャッシュリストを前記第2の情報処理装置から受信する受信手段と、
    記キャッシュ管理サーバの記憶手段に保存されているキャッシュデータのうちで前記受信手段によって受信されたユーザIDに関連付けて保存されており、かつ、前記受信手段によって受信されたキャッシュリストに含まれていないキャッシュデータを、前記受信手段によって受信された取得要求に従って前記第2の情報処理装置に送信する第2の送信手段と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記受信手段は前記取得要求とともに前記第2の情報処理装置の記憶手段にキャッシュデータを保存可能な容量を示す容量情報受信し、
    前記第2の送信手段は前記キャッシュ管理サーバの記憶手段に、前記受信手段によって受信されたユーザIDに関連付けて保存されているキャッシュデータのうち、前記受信手段によって受信された容量情報が示す容量の範囲内で、キャッシュデータを送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  3. 前記第1の送信手段は前記キャッシュデータとともに、さらに、前記ユーザのログイン処理が実行された際に前記第1の情報処理装置の記憶手段に保存されている各キャッシュデータが当該記憶手段に保存された時刻を示す保存時刻情報を、前記キャッシュ管理サーバに送信し、
    前記第2の保存手段は前記第1の送信手段によって送信されたユーザID、キャッシュデータ及び保存時刻情報を受信すると、当該ユーザIDに関連付けて、当該キャッシュデータ及び当該保存時刻情報を前記キャッシュ管理サーバの記憶手段に保存し、
    前記第2の送信手段は前記キャッシュ管理サーバの記憶手段に、前記受信手段によって受信されたユーザIDに関連付けて保存されているキャッシュデータのうち、前記受信手段によって受信された保存時刻情報が示す保存時刻が新しい順に、前記取得要求とともに受信した容量情報が示す容量の範囲内で、キャッシュデータを送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  4. 前記第1の情報処理装置は、
    前記第1の送信手段による、前記第1の情報処理装置の記憶手段に保存されているキャッシュデータの送信禁止すべきか否かを設定する設定手段と、
    前記設定手段によって、前記第1の情報処理装置の記憶手段に保存されているキャッシュデータの送信を禁止することが設定されている場合には、前記第1の送信手段による送信を禁止する禁止手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の情報処理システム。
  5. Webサーバから取得した画面データに基づく画面、又は前記Webサーバから取得した画面データキャッシュデータに基づく画面を表示可能な第1及び第2の情報処理装置とキャッシュ管理サーバとを備える情報処理システムの制御方法であって、
    第1の情報処理装置の要求手段が前記第1の情報処理装置の表示手段に表示すべき画面の画面データを、前記Webサーバに要求する要求工程と、
    前記第1の情報処理装置の第1の保存手段が、前記要求工程における要求に対する応答として前記Webサーバから取得された画面データを、前記第1の情報処理装置の記憶手段にキャッシュデータとして保存する第1の保存工程と、
    前記第1の情報処理装置の第1の送信手段が、ユーザのユーザIDと前記記憶手段に保存されているキャッシュデータとを前記キャッシュ管理サーバに送信する第1の送信工程と
    前記キャッシュ管理サーバの第2の保存手段が、前記第1の送信工程において送信されたユーザID及びキャッシュデータを受信すると、当該ユーザIDに関連付けて当該キャッシュデータを前記キャッシュ管理サーバの記憶手段に保存する第2の保存工程と、
    前記キャッシュ管理サーバの受信手段が、ユーザIDとキャッシュデータの取得要求とともに、前記第2の情報処理装置の記憶手段に保存されているキャッシュデータを示すキャッシュリストを前記第2の情報処理装置から受信する受信工程と、
    前記キャッシュ管理サーバの第2の送信手段が、前記キャッシュ管理サーバの記憶手段に保存されているキャッシュデータのうちで前記受信工程で受信されたユーザIDに関連付けて保存されており、かつ、前記受信工程で受信されたキャッシュリストに含まれていないキャッシュデータを、前記受信工程で受信された取得要求に従って前記第2の情報処理装置に送信する第2の送信工程と
    を含むことを特徴とする情報処理システムの制御方法。
  6. 請求項に記載の情報処理システムの制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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