JP5835444B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDFInfo
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Description
本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムに関する。
例えば、特許文献1には、印刷制御サーバを有するプルプリントシステムが開示されている。
利用者は、印刷するプリンタを想定せず、印刷制御サーバに印刷ジョブを蓄積しておき、出向いた先に設置されたプリンタから、蓄積しておいた印刷ジョブを実行できる。つまり、このシステムでは、利用者に対して、ロケーションフリーによる印刷サービスを提供できる。
しかしながら、従来のシステムでは、利用者が、プリンタに表示された印刷ジョブ一覧から、実行したい印刷ジョブを選択できない場合があった。
従来では、プリンタから接続する印刷制御サーバ(接続先)を、システム内の複数の印刷制御サーバ(蓄積先)の中から管理者が選択設定し、一意に決めている。そのため、プリンタに表示される印刷ジョブ一覧には、設定された接続先の印刷ジョブしか表示されない。そのため、設定された接続先に、利用者の印刷ジョブが蓄積された印刷制御サーバが含まれていなければ、利用者が、印刷ジョブ一覧から、実行したい印刷ジョブを選択することができない。
そこで、利用者側と管理者側とにおいて、次のような対処法が考えられる。利用者側では、印刷物を受け取るプリンタが接続する印刷制御サーバに対して、印刷ジョブを蓄積する方法がある。また、管理者側では、利用者からの対応要求に応じて、プリンタの接続先設定を変更する方法がある。しかし、これらの対処法は、利用者や管理者に煩雑な作業を強いるものであり、システム内の構成機器の台数(プリンタや印刷制御サーバの台数)が多くなると(大規模なシステムになると)、利用者単位や管理者単位での対処が困難となる。
なお、プリンタの接続先として、システム内の全ての印刷制御サーバを設定することが考えられる。しかし、多くの印刷制御サーバを有するシステムの場合には、印刷ジョブ一覧表示時の両装置間でやり取りされる通信量が増大することが考えられ、ネットワーク負荷が懸念される。そのため、従来では、利用頻度が高いと想定される特定の印刷制御サーバを接続先として設定している。
このように、従来のシステムには、プリンタから接続する印刷制御サーバを管理者が設定しているため、印刷サービスの利便性やシステム運用・管理の簡便性などに影響を及ぼす問題があった。
本発明の実施の形態は、上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、印刷ジョブの蓄積先が複数存在する場合でも、利用者が所望する印刷ジョブを実行できる情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、所定の記憶領域にジョブデータを蓄積する複数のジョブ蓄積装置と、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置であって、前記複数のジョブ蓄積装置のうち、所定のジョブ蓄積装置の前記記憶領域に蓄積される前記ジョブデータを対象にしたジョブ一覧を表示手段に表示させる第一の表示制御手段と、前記第一の表示制御手段により表示された前記ジョブ一覧に対するジョブ一覧の再表示要求を受け付けた場合に、前記複数のジョブ蓄積装置のうち、前記所定のジョブ蓄積装置とは異なる1つ以上のジョブ蓄積装置の前記記憶領域に蓄積される前記ジョブデータを対象にしたジョブ一覧を前記表示手段に表示させる第二の表示制御手段と、を有し、前記第二の表示制御手段は、所属範囲を定義する所属情報により前記複数のジョブ蓄積装置のそれぞれを管理する所属管理情報に基づき、前記所定のジョブ蓄積装置の所属範囲と共通する所属範囲で管理されるジョブ蓄積装置から前記異なる1つ以上のジョブ蓄積装置を特定し、前記第一の表示制御手段は、前記異なる1つ以上のジョブ蓄積装置の前記記憶領域に蓄積される前記ジョブデータを含まない前記ジョブ一覧を前記表示手段に表示させる。
本発明の実施の形態によれば、印刷ジョブの蓄積先が複数存在する場合でも、利用者が所望する印刷ジョブを実行可能な情報処理装置を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」と言う)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る印刷制御システム1の構成例を示す図である。
図1には、1又は複数の画像処理装置1001〜100n(以降総称する場合「画像処理装置100」と言う)と、1又は複数の印刷制御装置(印刷制御サーバ)2001〜200n(以降総称する場合「印刷制御装置200」と言う)と、1又は複数の端末(情報処理装置)3001〜300n(以降総称する場合「端末300」と言う)とが、ネットワークなどのデータ伝送路N(例えば「LAN:Local Area Network」)で接続されるシステム構成例が示されている。
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る印刷制御システム1の構成例を示す図である。
図1には、1又は複数の画像処理装置1001〜100n(以降総称する場合「画像処理装置100」と言う)と、1又は複数の印刷制御装置(印刷制御サーバ)2001〜200n(以降総称する場合「印刷制御装置200」と言う)と、1又は複数の端末(情報処理装置)3001〜300n(以降総称する場合「端末300」と言う)とが、ネットワークなどのデータ伝送路N(例えば「LAN:Local Area Network」)で接続されるシステム構成例が示されている。
画像処理装置100は、画像処理機能を有する機器であり、例えば、MFP(Multifunction Peripheral)やLP(Laser Printer)などの印刷装置である。印刷制御装置200は、プルプリントを実現する印刷制御機能を有する機器であり、例えば、PC(Personal Computer)などの情報処理装置である。端末300は、印刷ジョブの生成・送信を実現する情報処理機能を有する機器であり、例えば、PCなどの情報処理装置である。
本実施形態に係る印刷制御システム1では、利用者に対して、次のような印刷サービスが提供される。例えば、端末300から印刷制御装置200に対して、印刷ジョブが送信されると、印刷制御装置200は、受信した印刷ジョブを所定の記憶領域に格納し蓄積する。一方、画像処理装置100は、利用者から印刷ジョブの実行要求を受け付けると、印刷制御装置200から、実行指示された該当印刷ジョブを取得し、取得した印刷ジョブを実行する。これにより、利用者は、所望する印刷結果を得る。
<ハードウェア構成>
図2は、本実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成例を示す図である。なお、図2には、画像処理装置100がMFPであった場合の例が示されている。
図2に示すように、画像処理装置100は、コントローラ110、操作パネル120、プロッタ130、及びスキャナ140などを備え、それぞれが相互にバスBで接続されている。
図2は、本実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成例を示す図である。なお、図2には、画像処理装置100がMFPであった場合の例が示されている。
図2に示すように、画像処理装置100は、コントローラ110、操作パネル120、プロッタ130、及びスキャナ140などを備え、それぞれが相互にバスBで接続されている。
操作パネル120は、表示部及び入力部を備えており、機器情報などの各種情報をユーザに提供したり、動作設定や動作指示などの各種ユーザ操作を受け付けたりする。プロッタ130は、画像形成部を備えており、用紙に出力画像を形成する。出力画像を形成する方式には、例えば、電子写真プロセスやインクジェット方式などがある。スキャナ140は、原稿を光学的に読み取り、読み取り画像を生成する。
コントローラ110は、CPU(Central Processing Unit)111、記憶装置112、ネットワークI/F113、及び外部記憶I/F114などを備えており、それぞれが相互にバスBで接続されている。
CPU111は、プログラムを実行することで装置全体を制御する。また、記憶装置112は、上記プログラムや各種データ(例えば「画像データ」)を格納し保持する。記憶装置212には、例えば、揮発性のメモリであるRAM(Random Access Memory)、不揮発性のメモリであるROM(Read Only Memory)、及び大容量の記憶領域を備えたHDD(Hard Disk Drive)などがある。RAMは、CPU111のワークエリア(プログラムやデータが一時的に読み出される記憶エリア)として機能する。ROMやHDDは、プログラムや各種データの格納先として用いられる。これにより、画像処理装置100では、CPU111がROMに格納されたプログラムをRAM上に読み出し、プログラムを実行する。
ネットワークI/F113は、画像処理装置100をネットワークなどの所定のデータ伝送路Nに接続するためのインタフェースである。これにより、画像処理装置100は、ネットワークI/F113を介して、印刷制御装置200とデータ通信を行うことができる。
外部記憶I/F114は、外部記憶装置にあたる記録媒体114aを接続するためのインタフェースである。記録媒体114aには、例えば、SDメモリカード(SD memory card)やUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)などがある。これにより、画像処理装置100は、外部記憶I/F114を介して、記録媒体114aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置100では、上記ハードウェア構成により、各種画像処理サービス(画像処理機能)を提供することができる。
<印刷制御機能>
本実施形態に係る印刷制御機能について説明する。
本実施形態に係る画像処理装置100では、利用者を識別する情報(以下「利用者識別情報」と言う)に基づき、印刷ジョブが蓄積された複数の印刷制御装置200の中から、利用者に提供する印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する印刷制御装置200を決定する。つまり、画像処理装置100は、印刷ジョブ一覧の表示情報取得の際に当該装置から接続する印刷制御装置200(接続先)を、利用者に応じて切替制御する。その結果、画像処理装置100では、接続先である印刷制御装置200から取得した印刷ジョブの情報に基づき、印刷ジョブ一覧が表示される。画像処理装置100では、印刷ジョブ一覧を介して、利用者から印刷ジョブの実行要求を受け付けると、実行要求された印刷ジョブを印刷制御装置200から取得し、取得した印刷ジョブを実行する。本実施形態に係る画像処理装置100は、このような印刷制御機能を有している。
本実施形態に係る印刷制御機能について説明する。
本実施形態に係る画像処理装置100では、利用者を識別する情報(以下「利用者識別情報」と言う)に基づき、印刷ジョブが蓄積された複数の印刷制御装置200の中から、利用者に提供する印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する印刷制御装置200を決定する。つまり、画像処理装置100は、印刷ジョブ一覧の表示情報取得の際に当該装置から接続する印刷制御装置200(接続先)を、利用者に応じて切替制御する。その結果、画像処理装置100では、接続先である印刷制御装置200から取得した印刷ジョブの情報に基づき、印刷ジョブ一覧が表示される。画像処理装置100では、印刷ジョブ一覧を介して、利用者から印刷ジョブの実行要求を受け付けると、実行要求された印刷ジョブを印刷制御装置200から取得し、取得した印刷ジョブを実行する。本実施形態に係る画像処理装置100は、このような印刷制御機能を有している。
従来のプルプリントを行う印刷制御システム1では、利用者が、画像処理装置100に表示された印刷ジョブ一覧から、実行したい印刷ジョブを選択できない場合があった。これは、印刷ジョブ一覧の表示情報取得の際に接続する印刷制御装置200が、画像処理装置100ごとに一意に決められており、表示される印刷ジョブ一覧には、決められた印刷制御装置200の印刷ジョブしか表示されないからである。
そこで、本実施形態に係る画像処理装置100は、利用者に応じて、印刷ジョブを蓄積する印刷制御装置200への接続を切り替え、適切な印刷制御装置200から印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する仕組みとした。
これにより、本実施形態に係る画像処理装置100では、印刷ジョブを蓄積する印刷制御装置200が複数存在する場合でも、利用者が実行したい印刷ジョブを選択でき、所望する印刷ジョブを実行できる。
以下に、本実施形態に係る印刷制御機能の構成とその動作について説明する。
図3は、本実施形態に係る印刷制御システム1の機能構成例を示す図である。
図3に示すように、印刷制御システム1は、端末300が、印刷ジョブ送信部31を有し、印刷制御装置200が、印刷ジョブ受信部21及び印刷ジョブ管理部22などを有し、画像処理装置100が、ログイン管理部41、蓄積先管理部43、蓄積印刷制御部45、及び印刷実行部46などを有している。
図3は、本実施形態に係る印刷制御システム1の機能構成例を示す図である。
図3に示すように、印刷制御システム1は、端末300が、印刷ジョブ送信部31を有し、印刷制御装置200が、印刷ジョブ受信部21及び印刷ジョブ管理部22などを有し、画像処理装置100が、ログイン管理部41、蓄積先管理部43、蓄積印刷制御部45、及び印刷実行部46などを有している。
《端末及び印刷制御装置が有する各機能部》
印刷ジョブ送信部31は、端末300で生成した印刷ジョブを、印刷制御装置200に送信する機能部である。例えば、印刷ジョブ送信部31は、プリンタドライバなどのデータ変換ソフトウェアを介して生成された印刷ジョブを、印刷制御装置200へと送信する。なお、利用者は、印刷ジョブの送信先を所定のツールを介して指定可能である。よって、印刷ジョブ送信部31は、印刷ジョブを、利用者から指定された印刷制御装置200に送信する。
印刷ジョブ送信部31は、端末300で生成した印刷ジョブを、印刷制御装置200に送信する機能部である。例えば、印刷ジョブ送信部31は、プリンタドライバなどのデータ変換ソフトウェアを介して生成された印刷ジョブを、印刷制御装置200へと送信する。なお、利用者は、印刷ジョブの送信先を所定のツールを介して指定可能である。よって、印刷ジョブ送信部31は、印刷ジョブを、利用者から指定された印刷制御装置200に送信する。
このように、端末300では、印刷ジョブが生成され、生成された印刷ジョブが印刷制御装置200へと送信される。
印刷ジョブ受信部21は、端末300から送信された印刷ジョブを受信する機能部である。
印刷ジョブ管理部22は、要求に応じたデータ操作を行い、印刷ジョブを管理する機能部である。データ操作には、例えば、データ登録(格納)、削除(消去)、変更(上書き)、参照・検索(特定)、及び取得などがある。印刷ジョブ管理部22は、印刷ジョブを保持する(印刷ジョブが蓄積される)印刷ジョブ保持部23にアクセスし、これらのデータ操作を行うことで、印刷ジョブを管理する。なお、印刷ジョブ保持部23は、印刷制御装置200が備える記憶装置(例えば「HDD」)の所定の記憶領域にあたり、ファイルシステムやDB(Data Base)などによりデータを保持する。
例えば、印刷ジョブ管理部22は、印刷ジョブ受信部21から印刷ジョブの登録要求を受け付けると、印刷ジョブ保持部23にアクセスし、受信した印刷ジョブを、所定の記憶領域に格納するデータ操作を行う。これにより、印刷制御装置200には、端末300から受信した印刷ジョブが蓄積される。
また、印刷ジョブ管理部22は、画像処理装置100から印刷ジョブ一覧の情報取得要求を受け付けると、印刷ジョブ保持部23にアクセスし、要求時に指定された利用者識別情報に基づき、利用者が登録(蓄積)した印刷ジョブの情報を取得するデータ操作を行う。これにより、印刷制御装置200からは、画像処理装置100に対して、利用者の印刷ジョブ一覧の表示情報が提供される。
また、印刷ジョブ管理部22は、画像処理装置100から印刷ジョブの取得要求を受け付けると、印刷ジョブ保持部23にアクセスし、要求時に指定された印刷ジョブを識別する情報(以下「印刷ジョブ識別情報」と言う)に基づき、該当する印刷ジョブを取得するデータ操作を行う。これにより、印刷制御装置200からは、画像処理装置100に対して、印刷ジョブが提供される。
このように、印刷制御装置200では、端末300から受信した印刷ジョブが記憶領域に蓄積され、蓄積された印刷ジョブが画像処理装置100へと提供される。
《画像処理装置が有する各機能部》
ログイン管理部41は、利用者の機器ログインを管理する機能部である。ログイン管理部41は、利用者管理情報保持部42にアクセスし、利用者からログイン時に受け取ったログイン情報に基づき、利用者の管理情報(以下「利用者管理情報」と言う)を参照することで、機器ログインを管理する。なお、利用者管理情報保持部42は、画像処理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD」)の所定の記憶領域にあたり、ファイルシステムやDBなどによりデータを保持する。また、ログイン情報の受付は、例えば、操作パネル120に表示されたログイン画面からの押下入力検知や、外部記憶I/F114による認証カードからのデータ読取などにより行える。
ログイン管理部41は、利用者の機器ログインを管理する機能部である。ログイン管理部41は、利用者管理情報保持部42にアクセスし、利用者からログイン時に受け取ったログイン情報に基づき、利用者の管理情報(以下「利用者管理情報」と言う)を参照することで、機器ログインを管理する。なお、利用者管理情報保持部42は、画像処理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD」)の所定の記憶領域にあたり、ファイルシステムやDBなどによりデータを保持する。また、ログイン情報の受付は、例えば、操作パネル120に表示されたログイン画面からの押下入力検知や、外部記憶I/F114による認証カードからのデータ読取などにより行える。
図4は、本実施形態に係る利用者管理情報42Dのデータ例を示す図である。
図4には、利用者識別、連絡先、及び所属などの各情報項目の項目値が、利用者ごとに対応付けて管理される利用者管理情報42Dのデータ例が示されている。
図4には、利用者識別、連絡先、及び所属などの各情報項目の項目値が、利用者ごとに対応付けて管理される利用者管理情報42Dのデータ例が示されている。
[利用者識別]項目は、利用者を識別する情報項目(利用者識別情報の項目)であり、項目値は、例えば、利用者名の文字列値や利用者IDの数値(利用者に対してユニークに割り当てられた数値)などがある。また、[連絡先]項目は、利用者の連絡先を示す情報項目(連絡先情報の項目)であり、項目値は、例えば、電子メールアドレスの文字列値や、FAX番号及び電話番号の数値などがある。また、[所属]項目は、利用者の所属を示す(利用者が属するエリアを示す)情報項目(所属情報の項目)であり、項目値は、例えば、組織名や地域名の文字列値などがある。
例えば、ログイン管理部41は、利用者管理情報保持部42にアクセスし、利用者のログイン情報に含まれる利用者識別情報に基づき、ログインした利用者の管理情報([連絡先]項目や[所属]項目の項目値)を取得する。
蓄積先管理部43は、印刷ジョブの蓄積先を管理する機能部である。蓄積先管理部43は、蓄積先管理情報保持部44にアクセスし、利用者の所属情報に基づき、利用者の所属先に配置された印刷制御装置200の管理情報(以下「蓄積先管理情報」と言う)を参照することで、蓄積先を管理する。なお、蓄積先管理情報保持部44は、画像処理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD」)の所定の記憶領域にあたり、ファイルシステムやDBなどによりデータを保持する。
図5は、本実施形態に係る蓄積先管理情報44Dのデータ例を示す図である。
図5には、所属及び蓄積先などの各情報項目の項目値が、所属(利用者が属するエリア)ごとに対応付けて管理される蓄積先管理情報44Dのデータ例が示されている。
図5には、所属及び蓄積先などの各情報項目の項目値が、所属(利用者が属するエリア)ごとに対応付けて管理される蓄積先管理情報44Dのデータ例が示されている。
[所属]項目は、利用者管理情報42Dと同様に、利用者の所属を示す情報項目である。また、[蓄積先]項目は、印刷ジョブの蓄積先を示す情報項目(蓄積先情報)であり、印刷制御装置200を識別する情報項目(サーバ識別情報の項目)である。項目値は、例えば、印刷制御装置200に割り当てられたネットワーク設定(IPアドレス:Internet Protocol address)の文字列値などがある。つまり、蓄積先管理情報44Dは、[所属]項目で、利用者管理情報42Dと紐付けられており、利用者の所属先(所属する組織や地域)に配置された印刷制御装置200が、蓄積先として管理されている(印刷ジョブを蓄積するサーバと配置されている所属先とがマッピングされている)。
例えば、蓄積先管理部43は、蓄積先管理情報保持部44にアクセスし、ログインした利用者の所属情報に基づき、利用者の所属先に配置された印刷制御装置200のネットワーク設定([蓄積先]項目の項目値)を取得する。
このように、画像処理装置100では、利用者のログイン情報から、利用者の所属(属するエリア)が特定され、特定された所属から、該当する印刷制御装置200が特定される。
蓄積印刷制御部45は、印刷制御装置200に蓄積された印刷ジョブの実行(蓄積印刷)を制御する機能部である。蓄積印刷制御部45は、利用者に応じて、印刷ジョブを蓄積する印刷制御装置200への接続を切り替え、適切な印刷制御装置200から取得した印刷ジョブの情報に基づき、印刷ジョブ一覧を表示する。蓄積印刷制御部45は、印刷ジョブ一覧を介して、利用者から受け付けた実行要求に従って、該当する印刷ジョブを印刷制御装置200から取得し、取得した印刷ジョブの実行を指示する。
蓄積印刷制御部45は、これらの動作を実現するために、機能実行要求受付部451、接続先制御部452、及び印刷ジョブ取得部453などを有する。
機能実行要求受付部451は、利用者からの機能実行要求(蓄積印刷の実行要求)を受け付ける機能部である。機能実行要求の受付は、例えば、操作パネル120に表示された機能選択ボタンの押下入力検知などにより行える。機能実行要求受付部451は、要求を受け付けると、ログイン管理部41に対して、ログイン情報に基づく利用者管理情報42Dの取得を要求する。これにより、機能実行要求受付部451は、ログインした利用者の所属情報を含む利用者管理情報42Dを取得する。
接続先制御部452は、ログインした利用者に応じて、印刷制御装置200への接続を切替制御する機能部である。蓄積印刷制御部45では、蓄積印刷の実行要求を受け付けると、利用者に対して、実行する印刷ジョブを選択するための印刷ジョブ一覧を表示する。そこで、接続先制御部452は、印刷ジョブ一覧の表示情報取得の際に、画像処理装置100から接続する印刷制御装置200を、利用者に応じて切替制御する。具体的には、利用者識別情報に基づき、印刷ジョブが蓄積された複数の印刷制御装置200の中から、ログインした利用者に提供する印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する印刷制御装置200を決定する。
接続先制御部452は、次のようにして印刷制御装置200(接続先)を決定する。接続先制御部452は、蓄積先管理部43に対して、利用者管理情報42Dに含まれる所属情報に基づく蓄積先情報(サーバ識別情報)の取得を要求する。これにより、接続先制御部452は、ログインした利用者の所属先(所属する組織や地域)に配置された1又は複数の印刷制御装置200のネットワーク設定を取得する。その結果、接続先制御部452は、ネットワーク設定から特定される印刷制御装置200を、印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する際の接続先として決定し、ネットワーク設定を接続先情報として設定する。
このように、画像処理装置100では、印刷ジョブを蓄積する複数の印刷制御装置200の中から、利用者の所属先に配置された印刷制御装置200を接続先に決定する。この印刷制御装置200を接続先に決定する理由は、次の通りである。利用者が実行したい印刷ジョブの蓄積先は、主に利用者の所属先に配置された印刷制御装置200である。そのため、画像処理装置100では、この印刷制御装置200を、印刷ジョブ一覧の表示情報の取得先とすることで、利用者が実行したい印刷ジョブを選択可能な環境を提供することができる。
印刷ジョブ取得部453は、実行要求された印刷ジョブを印刷制御装置200から取得する機能部である。印刷ジョブ取得部453は、利用者に対して、印刷ジョブ一覧を表示し、印刷ジョブ一覧から選択された印刷ジョブを、印刷制御装置100から取得する。印刷ジョブ取得部453は、これらの動作を実現するために、一覧表示部51及び実行ジョブ選択受付部52などを有する。
一覧表示部51は、利用者が蓄積した印刷ジョブの一覧を表示する機能部である。一覧表示部51は、接続先情報のネットワーク設定に従って、接続先として決定した1又は複数の印刷制御装置200にアクセスし、利用者識別情報に基づく印刷ジョブ(利用者の印刷ジョブ)の情報を取得する。取得する印刷ジョブの情報には、例えば、「印刷ジョブ名」などの印刷ジョブを識別する情報(以下「印刷ジョブ識別情報」と言う)や、「ページ数」などの書誌情報などがあり、取得した印刷ジョブの情報が、利用者ごとに提供される印刷ジョブ一覧の表示情報にあたる。一覧表示部51は、取得した印刷ジョブの情報に基づき、印刷ジョブを選択可能なGUI(Graphical User Interface)を含む印刷ジョブ一覧画面(実行ジョブ選択画面)を生成し、操作パネル120に表示する。
実行ジョブ選択受付部52は、実行する印刷ジョブ(以下「実行ジョブ」と言う)の選択指定を受け付ける機能部である。実行ジョブ選択指定の受付は、例えば、操作パネル120に表示された印刷ジョブ選択ボタンの押下入力検知などにより行える。
印刷ジョブ取得部453は、選択指定を受け付けると、該当する印刷ジョブを保持している印刷制御装置200(印刷ジョブ管理部)に対して、印刷ジョブ識別情報に基づく印刷ジョブのデータ取得を要求する。これにより、印刷ジョブ取得部453は、ログインした利用者から選択指定された(実行要求された)印刷ジョブのデータを取得する。その結果、印刷ジョブ取得部453は、取得した印刷ジョブの実行を指示する。
印刷実行部46は、印刷ジョブを実行する機能部である。印刷実行部46は、動作指示に従って、印刷ジョブに含まれる印刷条件及び印刷データ(PDLデータ:Page Description Language data)などに基づく印刷動作を実行する。印刷は、例えば、プロッタ130により行われる。
このように、画像処理装置100では、利用者に応じて、印刷ジョブを蓄積する印刷制御装置200(利用者の所属先に配置された印刷制御装置)への接続が切り替えられ、適切な印刷制御装置200から印刷ジョブ一覧の表示情報が取得される。その結果、画像処理装置100では、印刷ジョブを蓄積する印刷制御装置200が複数存在する場合でも、利用者が実行したい印刷ジョブを選択できる。
以上のように、本実施形態に係る印刷制御機能は、上記各機能部が連携動作することにより実現される。なお、本実施形態に係る印刷制御機能は、システム1を構成する各機器に搭載(インストール)されるプログラム(印刷制御機能を実現するソフトウェア)が、処理装置(例えば「CPU」)により、記憶装置(例えば「HDD」や「ROM」など)からメモリ(RAM)上に読み出され、各機器において、以下の処理が実行されることで実現される。
本実施形態に係る印刷制御機能の詳細な動作(機能部群の連携動作)について、処理手順を示すシーケンス図を用いて説明する。
《印刷制御の主な処理》
図6は、本実施形態に係る印刷制御の処理手順例を示すシーケンス図である。
図6に示すように、画像処理装置100は、機能実行要求受付部451により、ログインした利用者から、機能選択画面を介して蓄積印刷の実行要求を受け付ける(ステップS101)。
図6は、本実施形態に係る印刷制御の処理手順例を示すシーケンス図である。
図6に示すように、画像処理装置100は、機能実行要求受付部451により、ログインした利用者から、機能選択画面を介して蓄積印刷の実行要求を受け付ける(ステップS101)。
機能実行要求受付部451は、ログイン管理部41に対して、利用者管理情報42Dの取得を要求する(ステップS102)。このとき、機能実行要求受付部451は、ログインした利用者の利用者識別情報をログイン管理部41に渡し、情報取得要求を行う。その結果、ログイン管理部41は、利用者管理情報保持部42にアクセスし、利用者識別情報に基づき、該当する利用者管理情報42Dを取得し、要求元に応答する。ログイン管理部41は、例えば、ログインした利用者が"UserA"であった場合、利用者識別情報に対応する連絡先情報とともに、所属情報"Tokyo"を応答する。
続いて、機能実行要求受付部451は、接続先制御部452に対して、利用者に応じた接続先(印刷ジョブ一覧の表示情報取得先)の決定を要求する(ステップS103)。このとき、機能実行要求受付部451は、取得した利用者管理情報42Dに含まれる利用者識別情報及び所属情報を渡し、接続先決定要求を行う。
これを受けて接続先制御部452は、蓄積先管理部43に対して、蓄積先情報の取得を要求する(ステップS104)。このとき、接続先制御部452は、ログインした利用者の所属情報を蓄積先管理部43に渡し、情報取得要求を行う。その結果、蓄積先管理部43は、蓄積先管理情報保持部44にアクセスし、所属情報に基づき、該当する蓄積先情報(印刷制御装置のネットワーク設定)を取得し、要求元に応答する。蓄積先管理部43は、例えば、所属情報"Tokyo"を受け取ると、所属情報に対応する蓄積先情報のネットワーク設定"001.002.003.010"を応答する。
これにより、接続先制御部452は、蓄積先情報のネットワーク設定から特定される印刷制御装置200を、印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する際の接続先として決定する(ステップS105)。このとき、接続先制御部452は、取得した蓄積先情報のネットワーク設定を接続先情報として設定する。接続先制御部452は、例えば、ログインした利用者が"UserA"であった場合、所属情報"Tokyo"に基づき取得した蓄積先情報のネットワーク設定"001.002.003.010"を、利用者"UserA"の接続先情報として設定する。このようにして、接続先制御部452は、印刷ジョブが蓄積された複数の印刷制御装置200の中から、利用者の所属先に配置された印刷制御装置200を、利用者に提供する印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する印刷制御装置200として決定する。
続いて、接続先制御部452は、印刷ジョブ取得部453に対して、ログインした利用者の印刷ジョブ一覧の表示を要求する(ステップS106)。このとき、接続先制御部452は、利用者識別情報及び接続先情報を渡し、印刷ジョブ一覧表示要求を行う。
これを受けて印刷ジョブ取得部453は、接続先情報のネットワーク設定に従って、印刷制御装置200にアクセスし、印刷ジョブ管理部22に対して、印刷ジョブの表示情報の取得を要求する(ステップS107)。このとき、印刷ジョブ取得部453は、ログインした利用者の利用者識別情報を印刷ジョブ管理部22に渡し、情報取得要求を行う。その結果、印刷ジョブ管理部22は、印刷ジョブ保持部23にアクセスし、利用者識別情報に基づき、該当する印刷ジョブの情報(印刷ジョブ識別情報や書誌情報など)を取得し、要求元に応答する。
続いて、印刷ジョブ取得部453は、一覧表示部51により、取得した印刷ジョブの情報に基づき、ログインした利用者の印刷ジョブ一覧画面(実行ジョブ選択画面)を生成し、操作パネル120に表示する(ステップS108)。
また、印刷ジョブ取得部453は、実行ジョブ選択受付部52により、表示された印刷ジョブ一覧画面(実行ジョブ選択画面)を介して、ログインした利用者からの実行ジョブの選択指定を受け付ける(ステップS109)。その結果、印刷ジョブ取得部453は、接続先情報のネットワーク設定に従って、実行ジョブを保持している印刷制御装置200にアクセスし、印刷ジョブ管理部22に対して、印刷ジョブのデータ取得を要求する(ステップS110)。このとき、印刷ジョブ取得部453は、ログインした利用者に選択指定された実行ジョブの印刷ジョブ識別情報を印刷ジョブ管理部22に渡し、データ取得要求を行う。その結果、印刷ジョブ管理部22は、印刷ジョブ保持部23にアクセスし、印刷ジョブ識別情報に基づき、該当する印刷ジョブのデータ(印刷条件及びPDL定義などを含むデータ)を取得し、要求元に応答する。
続いて、印刷ジョブ取得部453は、印刷実行部46に対して、取得した印刷ジョブの実行を指示する(ステップS111)。このとき、印刷ジョブ取得部453は、取得した印刷ジョブのデータを印刷実行部46に渡し、印刷実行指示を行う。その結果、印刷実行部46は、動作指示に従って、印刷ジョブのデータに基づく印刷動作を実行する(ステップS112)。
このように、画像処理装置100では、印刷ジョブを蓄積する印刷制御装置200が複数存在する場合でも、利用者が実行したい印刷ジョブを選択でき、所望する印刷ジョブを実行できる。
<変形例>
ここからは、上記実施形態の変形例について説明する。
図7は、本変形例に係る印刷制御システム1の構成例を示す図である。
図7には、画像処理装置100、印刷制御装置200、及び端末300に加えて、認証管理装置400が接続されるシステム構成例が示されている。認証管理装置400は、利用者の認証情報などを含む利用者に関する情報を管理する情報処理装置であり、例えば、利用者のログイン情報や認証情報などを管理するLDAPサーバ(Lightweight Directory Access Protocol Server)などである。
ここからは、上記実施形態の変形例について説明する。
図7は、本変形例に係る印刷制御システム1の構成例を示す図である。
図7には、画像処理装置100、印刷制御装置200、及び端末300に加えて、認証管理装置400が接続されるシステム構成例が示されている。認証管理装置400は、利用者の認証情報などを含む利用者に関する情報を管理する情報処理装置であり、例えば、利用者のログイン情報や認証情報などを管理するLDAPサーバ(Lightweight Directory Access Protocol Server)などである。
このような印刷制御システム1では、次のような機能構成となる。
図8は、本変形例に係る印刷制御システム1の機能構成例を示す図である。
図8に示すように、印刷制御システム1は、画像処理装置100が有していたログイン管理部41及び蓄積先管理部43を、認証管理装置400が有する機能構成となる。
図8は、本変形例に係る印刷制御システム1の機能構成例を示す図である。
図8に示すように、印刷制御システム1は、画像処理装置100が有していたログイン管理部41及び蓄積先管理部43を、認証管理装置400が有する機能構成となる。
よって、印刷制御システム1では、画像処理装置100と認証管理装置400との間で、利用者の利用者管理情報42Dや利用者の所属に基づく蓄積先情報の授受などが行われる。
これにより、印刷制御システム1では、上記実施形態と同様の印刷制御機能を実現できる。なお、認証管理装置400が蓄積先管理部43を有する理由は、次の通りである。蓄積先管理情報44Dは、利用者の所属情報により、利用者管理情報42Dと紐付いて管理されている。そのため、管理者によるデータ管理・運用に係る作業効率や負担軽減の観点から、同一機器内で両方のデータを管理することが望ましい。つまり、関連する管理情報を、同一機器で一括管理する方が、管理作業を簡便にすることができる。
《印刷制御における印刷ジョブ取得の処理》
図9は、本変形例に係る印刷制御の処理手順例を示すシーケンス図である。
図9と図6に示す処理手順との違いは、上述した通り、利用者管理情報42D及び蓄積先情報の取得に係る処理(ステップS202,S204)である。よって、以下には、異なる処理手順のみを説明する。
図9は、本変形例に係る印刷制御の処理手順例を示すシーケンス図である。
図9と図6に示す処理手順との違いは、上述した通り、利用者管理情報42D及び蓄積先情報の取得に係る処理(ステップS202,S204)である。よって、以下には、異なる処理手順のみを説明する。
画像処理装置100が有する機能実行要求受付部451は、認証管理装置400が有するログイン管理部41に対して、利用者管理情報42Dの取得を要求する(ステップS202)。その結果、認証管理装置400から画像処理装置100には、利用者識別情報に基づき取得された利用者管理情報42Dが応答される。
また、画像処理装置100が有する接続先制御部452は、認証管理装置400が有する蓄積先管理部43に対して、蓄積先情報の取得を要求する(ステップS204)。その結果、認証管理装置400から画像処理装置100には、所属情報に基づき取得された蓄積先情報(印刷制御装置のネットワーク設定)が応答される。
なお、画像処理装置100では、これらの処理を行う際、予め設定されたネットワーク設定(例えば「IPアドレス」)に従って、認証管理装置400にアクセスし、取得情報を特定するための情報(例えば「利用者識別情報」や「所属情報」など)を渡し、情報取得要求が行われる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置100によれば、蓄積印刷制御部45の機能実行要求受付部451が、ログインした利用者から蓄積印刷機能の実行要求を受け付けると、接続先制御部452が、利用者識別情報に基づき、印刷ジョブが蓄積された複数の印刷制御装置200の中から、利用者に提供する印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する印刷制御装置200を決定する。つまり、画像処理装置100は、印刷ジョブ一覧の表示情報取得の際に当該装置から接続する印刷制御装置200(接続先)を、利用者に応じて切替制御する。
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置100によれば、蓄積印刷制御部45の機能実行要求受付部451が、ログインした利用者から蓄積印刷機能の実行要求を受け付けると、接続先制御部452が、利用者識別情報に基づき、印刷ジョブが蓄積された複数の印刷制御装置200の中から、利用者に提供する印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する印刷制御装置200を決定する。つまり、画像処理装置100は、印刷ジョブ一覧の表示情報取得の際に当該装置から接続する印刷制御装置200(接続先)を、利用者に応じて切替制御する。
その結果、画像処理装置100は、蓄積印刷制御部45の印刷ジョブ取得部453が、接続先である印刷制御装置200から取得した印刷ジョブの情報に基づき、印刷ジョブ一覧を表示する。画像処理装置100は、印刷ジョブ取得部453が、印刷ジョブ一覧を介して、利用者から印刷ジョブの実行要求を受け付けると、実行要求された印刷ジョブを印刷制御装置200から取得する。画像処理装置100は、取得した印刷ジョブを蓄積印刷制御部45から印刷実行部46へと渡し、印刷実行部46により印刷ジョブを実行する。
これによって、本実施形態に係る画像処理装置100は、印刷ジョブを蓄積する印刷制御装置200が複数存在する場合でも、利用者が実行したい印刷ジョブを選択でき、所望する印刷ジョブを実行できる。
[第2の実施形態]
本実施形態では、利用者の所属範囲(属するエリア領域)を段階的に拡げ、印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する接続先候補となる印刷制御装置を増やし、利用者が、所望する印刷ジョブを選択可能な環境を提供する機能構成について説明する。なお、以降では、第1の実施形態と異なる事項についてのみ説明を行い、同じ事項については、同一の参照符号を付し、その説明を省略するものとする。
本実施形態では、利用者の所属範囲(属するエリア領域)を段階的に拡げ、印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する接続先候補となる印刷制御装置を増やし、利用者が、所望する印刷ジョブを選択可能な環境を提供する機能構成について説明する。なお、以降では、第1の実施形態と異なる事項についてのみ説明を行い、同じ事項については、同一の参照符号を付し、その説明を省略するものとする。
本実施形態に係る印刷制御機能は、利用者の所属先に配置された印刷制御装置200から取得した印刷ジョブ一覧の表示情報に、利用者が所望する印刷ジョブが含まれていない場合を想定したものである。例えば、利用者の所属先が"Tokyo"の場合、利用者の印刷ジョブは、通常、"Tokyo"に配置された印刷制御装置200に蓄積される場合が多い。しかし、印刷ジョブを、出向く先となる"Osaka"に配置された印刷制御装置200に蓄積する利用者の存在も考えられる。この場合、"Tokyo"だけでなく"Osaka"にまで範囲を拡げ、接続先候補となる印刷制御装置200を特定し、特定した印刷制御装置200から、利用者に提供する印刷ジョブ一覧の表示情報を取得し、利用者が所望する印刷ジョブを選択可能な環境を提供することが望ましい。
以下に、本実施形態に係る印刷制御機能について説明する。
図10は、本実施形態に係る蓄積先管理情報44Dのデータ例を示す図である。
図10には、所属範囲を管理する情報(以下「所属管理情報」と言う)を含む蓄積先管理情報44D1,44D2(以下総称する場合「蓄積先管理情報44D」と言う)のデータ例が示されている。(A)には、第1の実施形態と同様に、利用者の所属情報と蓄積先情報(所属先に配置された印刷制御装置のネットワーク設定)とが対応付けられた示す蓄積先管理情報44D1が示されている。一方、(B)には、所属範囲が段階的に定義(階層構造で定義)された所属管理情報44D2が示されている。
図10は、本実施形態に係る蓄積先管理情報44Dのデータ例を示す図である。
図10には、所属範囲を管理する情報(以下「所属管理情報」と言う)を含む蓄積先管理情報44D1,44D2(以下総称する場合「蓄積先管理情報44D」と言う)のデータ例が示されている。(A)には、第1の実施形態と同様に、利用者の所属情報と蓄積先情報(所属先に配置された印刷制御装置のネットワーク設定)とが対応付けられた示す蓄積先管理情報44D1が示されている。一方、(B)には、所属範囲が段階的に定義(階層構造で定義)された所属管理情報44D2が示されている。
例えば、(B)に示す所属管理情報44D2には、3段階の所属範囲(エリア1,2,3の各情報項目の項目値)が定義されている。[エリア1]項目、[エリア2]項目、[エリア3]項目の関係は、次の通りである。[エリア3]項目に定義された所属範囲を[エリア2]項目に定義された所属範囲が包含し、[エリア2]項目に定義された所属範囲を[エリア3]項目に定義された所属範囲が包含する関係となっている。
例えば、(B)に示す管理データでは、まず、[エリア3]項目(第3階層:最下層)に、"Tokyo"、"Kanagawa"、及び"Osaka"などの所属範囲が定義されている。つまり、[エリア3]項目の項目値(利用者の所属先)は、(A)に示す蓄積先管理情報44D1の[所属]項目の項目値と同じである。また、[エリア2]項目(第2階層)には、これらの所属先をグループ化した"Japan"と言う所属範囲(第3階層に定義された範囲より広域な所属範囲)が定義されている。また、[エリア3]項目(第1階層:最上層)には、さらに、"Japan"、"Monglia"、及び"Chaina"などの所属先をグループ化した"Asia"と言う所属範囲(第2階層に定義された範囲より広域な所属範囲)が定義されている。
このように、画像処理装置100では、上記所属管理情報44D2を含む蓄積先管理情報44Dを用いて、利用者の所属範囲を段階的に拡げ、印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する接続先候補となる印刷制御装置200を増やし、利用者が、所望する印刷ジョブを選択可能な印刷ジョブ一覧の再表示を行う。
以下に、本実施形態に係る印刷制御機能の具体的な処理について説明する。なお、本実施形態に係る印刷制御機能は、第1の実施形態で説明を行った各機能部が連携動作することにより実現される。
図11は、本実施形態に係る印刷制御の処理手順例を示すフローチャートである。なお、以下の処理手順では、画像処理装置100における所属管理情報44D2を用いた印刷ジョブの一覧再表示に係る処理(主に接続先制御部と印刷ジョブ取得部との間で行われる処理)を中心に説明する。
図11に示すように、画像処理装置100は、印刷ジョブ取得部453が、接続先制御部452からの印刷ジョブ一覧の表示要求を受け付けると(ステップS301:YES)、接続先情報のネットワーク設定に従って、該当する印刷制御装置200にアクセスし、利用者識別情報に基づき、印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する(ステップS302)。
図11に示すように、画像処理装置100は、印刷ジョブ取得部453が、接続先制御部452からの印刷ジョブ一覧の表示要求を受け付けると(ステップS301:YES)、接続先情報のネットワーク設定に従って、該当する印刷制御装置200にアクセスし、利用者識別情報に基づき、印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する(ステップS302)。
その結果、画像処理装置100では、一覧表示部51により、取得情報(印刷ジョブの情報)に基づく印刷ジョブ一覧(実行ジョブ選択画面)が表示される(ステップS303)。
続いて、画像処理装置100は、実行ジョブ選択受付部52が、表示画面を介して、利用者からの実行ジョブの選択指定を受け付けた場合(ステップS304:YES)、印刷ジョブ取得部543により、接続先設定のネットワーク設定に従って、該当する印刷制御装置200にアクセスし、実行ジョブの印刷ジョブ識別情報に基づき、印刷ジョブのデータを取得する(ステップS315)。
また、画像処理装置100は、印刷ジョブ取得部453が、表示画面を介して、利用者からの接続先再設定要求(印刷ジョブ一覧再表示要求)を受け付けた場合(ステップS304:NO、S305:YES)、ステップS306の判定処理に移行する。なお、印刷ジョブ取得部453は、実行ジョブの選択指定又は接続先再設定要求を受け付けない間(ステップS304,S305:NO)、ステップS304,S305の処理を繰り返す。
画像処理装置100は、接続先再設定要求を受け付けると、印刷ジョブ取得部453から接続先制御部452に対して、所属範囲[エリア1]及び[エリア2]における接続先特定が実行されたか否かの判定を要求する(ステップS306)。
画像処理装置100は、接続先制御部452が、所属範囲[エリア2]における接続先特定を実行していないと判定した場合(ステップS306:NO:エリア2:未実施)、同機能部452により、現在の接続先に対応する所属範囲[エリア3](第3階層)を含む1段階上位の所属範囲[エリア2](第2階層)を特定する(ステップS307)。このとき、接続先制御部452は、次のように所属範囲[エリア2]を特定する。
例えば、"Tokyo"に配置された印刷制御装置200のネットワーク設定が接続先情報として設定されていた場合に、利用者から接続先再設定要求を受け付けたとする。接続先制御部452は、現在の接続先に対応する所属情報"Tokyo"に基づき、蓄積先管理部43に対して、"Tokyo"を含む所属範囲[エリア2]の項目値の取得を要求する。その結果、蓄積先管理部43からは、所属管理情報44D2に基づき、該当する所属範囲[エリア2]の項目値"Japan"が応答される。接続先制御部452は、蓄積先管理部43からの応答を受けて、"Tokyo"を含む所属範囲[エリア2]を特定する。
続いて、画像処理装置100は、接続先制御部452により、特定した所属範囲[エリア2]に含まれる所属範囲[エリア3]の中から、現在の接続先に対応する所属範囲[エリア3]と異なる範囲を特定する(ステップS308)。このとき、接続先制御部452は、次のように所属範囲[エリア3]を特定する。
例えば、"Japan"が所属範囲[エリア2]として特定されたとする。接続先制御部452は、現在の接続先に対応する所属情報"Tokyo"及び応答された所属情報"Japan"に基づき、蓄積先管理部43に対して、"Japan"に含まれる所属範囲[エリア3]の中から、"Tokyo"以外の所属範囲[エリア3]の項目値の取得を要求する。その結果、蓄積先管理部43からは、所属管理情報44D2に基づき、該当する所属範囲[エリア3]の項目値"Kanagawa"及び"Osaka"が応答される。接続先制御部452は、蓄積先管理部43からの応答を受けて、"Tokyo"以外の所属範囲[エリア3]を特定する。
続いて、画像処理装置100は、接続先制御部452により、特定した所属範囲[エリア3]に対応する接続先(新たな接続先候補)を特定する(ステップS309)。このとき、接続先制御部452は、次のように接続先を特定する。
例えば、"Kanagawa"及び"Osaka"が"Tokyo"以外の所属範囲[エリア3]として特定されたとする。接続先制御部452は、応答された所属情報"Kanagawa"及び"Osaka"に基づき、蓄積先管理部43に対して、これらの[所属]項目に対応付けて管理されている[蓄積先]項目の項目値の取得を要求する。その結果、蓄積先管理部43からは、蓄積先管理情報44D1に基づき、該当する[蓄積先]項目の項目値"001.002.003.011"及び"001.002.003.012"が応答される。接続先制御部452は、蓄積先管理部43からの応答を受けて、"Kanagawa"及び"Osaka"それぞれに対応する接続先(所属範囲に設置された印刷制御装置)を、新たな接続先候補として特定し、接続先情報の設定を更新する。
画像処理装置100は、接続先制御部452が、対応する接続先が存在しないと判定した場合(ステップS310:NO)、印刷ジョブ取得部453による所定のエラー処理を行う(ステップS311)。つまり、画像処理装置100では、現在の接続先に対応する所属範囲[エリア3]と異なる範囲、又は対応する接続先が特定できなければ、利用者に対して、新たな接続先から取得した情報に基づく印刷ジョブ一覧が提供できないため、エラー処理を行う。
また、画像処理装置100は、接続先制御部452が、対応する接続先が存在すると判定した場合(ステップS310:YES)、ステップS302の処理に移行し、印刷ジョブ取得部453により、新たな接続先から印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する。これにより、画像処理装置100では、ステップS303の処理(一覧表示部)により、新たな選択候補の印刷ジョブを含む印刷ジョブ一覧が表示される。
画像処理装置100は、ステップS305の処理(印刷ジョブ取得部)により、再び、接続先再設定要求を受け付けると、所属範囲[エリア1]及び[エリア2]における接続先特定が実行されたか否かの判定を要求する。
その結果、画像処理装置100では、接続先制御部452が、所属範囲[エリア2]の接続先特定を実行し、所属範囲[エリア1]の接続先特定を実行していないと判定する(ステップS306:NO:エリア1:未実施)。
画像処理装置100は、接続先制御部452により、現在の所属範囲[エリア2](第2階層)を含む1段階上位の所属範囲[エリア1](第1階層)を特定する(ステップS312)。このとき、接続先制御部452は、次のように所属範囲[エリア1]を特定する。
例えば、"Japan"が所属範囲[エリア2]として特定されていた場合に、利用者から接続先再設定要求を受け付けたとする。接続先制御部452は、現在の所属情報"Japan"に基づき、蓄積先管理部43に対して、"Japan"を含む所属範囲[エリア1]の項目値の取得を要求する。その結果、蓄積先管理部43からは、所属管理情報44D2に基づき、該当する所属範囲[エリア1]の項目値"Asia"が応答される。接続先制御部452は、蓄積先管理部43からの応答を受けて、"Japan"を含む所属範囲[エリア1]を特定する。
続いて、画像処理装置100は、接続先制御部452により、特定した所属範囲[エリア1]に含まれる所属範囲[エリア2]の中から、現在の所属範囲[エリア2]と異なる範囲を特定する(ステップS313)。このとき、接続先制御部452は、次のように所属範囲[エリア2]を特定する。
例えば、"Asia"が所属範囲[エリア1]として特定されたとする。接続先制御部452は、現在の所属情報"Japan"及び応答された所属情報"Asia"に基づき、蓄積先管理部43に対して、"Asia"に含まれる所属範囲[エリア1]の中から、"Japan"以外の所属範囲[エリア2]の項目値の取得を要求する。その結果、蓄積先管理部43からは、所属管理情報44D2に基づき、該当する所属範囲[エリア2]の項目値"Mongolia"及び"China"が応答される。接続先制御部452は、蓄積先管理部43からの応答を受けて、"Japan"以外の所属範囲[エリア2]を特定する。
画像処理装置100は、接続先制御部452が、該当する所属範囲[エリア2]が存在しないと判定した場合(ステップS314:NO)、印刷ジョブ取得部453による所定のエラー処理を行う。つまり、画像処理装置100では、現在の所属範囲[エリア2]と異なる範囲が特定できなければ、利用者に対して、新たな接続先から取得した情報に基づく印刷ジョブ一覧が提供できないため、エラー処理を行う。
また、画像処理装置100は、接続先制御部452が、該当する所属範囲[エリア2]が存在すると判定した場合(ステップS314:YES)、ステップS308の処理に移行し、接続先制御部452により、特定された所属範囲[エリア2]に含まれる所属範囲[エリア3]に対応する接続先を、新たな接続候補として特定する。これにより、画像処理装置100では、新たな接続先候補により、接続先情報の設定が更新される。
例えば、"Mongolia"及び"China"が"Japan"以外の所属範囲[エリア2]として特定されたとする。接続先制御部452は、応答された所属情報"Mongolia"及び"China"に基づき、蓄積先管理部43に対して、"Mongolia"及び"China"に含まれる所属範囲[エリア3]の項目値の取得を要求する。その結果、蓄積先管理部43からは、所属管理情報44D2に基づき、該当する所属範囲[エリア3]の項目値"Ulaanbaatar"及び"Shanghai"が応答される。接続先制御部452は、蓄積先管理部43からの応答を受けて、"Mongolia"及び"China"それぞれに対応する所属範囲[エリア3]を特定する。
続いて、接続先制御部452は、応答された所属情報"Ulaanbaatar"及び"Shanghai"に基づき、蓄積先管理部43に対して、これらの[所属]項目に対応付けて管理されている[蓄積先]項目の項目値の取得を要求する。その結果、蓄積先管理部43からは、蓄積先管理情報44D1に基づき、該当する[蓄積先]項目の項目値"001.002.003.013"及び"001.002.003.014"が応答される。接続先制御部452は、蓄積先管理部43からの応答を受けて、"Ulaanbaatar"及び"Shanghai"それぞれに対応する接続先(所属範囲に設置された印刷制御装置)を、新たな接続先候補として特定し、接続先情報の設定を更新する。
以降、画像処理装置100は、ステップS310の処理に移行し、接続先制御部452により、対応する接続先の存在有無を判定する。
画像処理装置100は、接続先制御部452が、対応する接続先が存在すると判定した場合、ステップS302の処理に移行し、印刷ジョブ取得部453により、新たな接続先から印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する。これにより、画像処理装置100では、ステップS303の処理(一覧表示部)により、新たな選択候補の印刷ジョブを含む印刷ジョブ一覧が表示される。
このように、画像処理装置100では、利用者の所属範囲を段階的に拡げ、接続先候補となる印刷制御装置200を増やし、利用者が、所望する印刷ジョブを選択可能な環境を提供する。
なお、上記エラー処理には、例えば、利用者に対してエラーの旨を通知する情報表示処理などがある。また、ステップS311の処理は、次のようなエラー対応処理であってもよい。例えば、画像処理装置100に予め設定しておいた接続先情報(デフォルト設定)を有効にする対応処理や、予め決めておいた優先順位に従って所属範囲[エリア2]又は[エリア1]を特定する対応処理などである。このように、ステップS311の処理については、利用者の利便性を考慮した処理であればよい。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置100によれば、利用者に応じて、印刷ジョブを蓄積する印刷制御装置200への接続を切り替え、適切な印刷制御装置200から印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する。その中で、画像処理装置100は、利用者から接続先の再設定要求(印刷ジョブ一覧の再表示要求)を受け付けると、利用者の所属範囲を段階的に拡げ、接続先候補となる印刷制御装置200を増やし、利用者が、所望する印刷ジョブを選択可能な印刷ジョブ一覧の再表示を行う。つまり、画像処理装置100では、接続先を再設定する際に、ランダムに特定した接続先候補を設定するのではなく、現在、接続している印刷制御装置200に関連する他の接続先(例えば「同じ所属範囲内の異なる接続先」など)を動的に特定し、接続先候補として設定する(予測設定を行う)。
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置100によれば、利用者に応じて、印刷ジョブを蓄積する印刷制御装置200への接続を切り替え、適切な印刷制御装置200から印刷ジョブ一覧の表示情報を取得する。その中で、画像処理装置100は、利用者から接続先の再設定要求(印刷ジョブ一覧の再表示要求)を受け付けると、利用者の所属範囲を段階的に拡げ、接続先候補となる印刷制御装置200を増やし、利用者が、所望する印刷ジョブを選択可能な印刷ジョブ一覧の再表示を行う。つまり、画像処理装置100では、接続先を再設定する際に、ランダムに特定した接続先候補を設定するのではなく、現在、接続している印刷制御装置200に関連する他の接続先(例えば「同じ所属範囲内の異なる接続先」など)を動的に特定し、接続先候補として設定する(予測設定を行う)。
これによって、本実施形態に係る画像処理装置100では、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、接続先再設定による印刷ジョブ一覧の再表示を効率的に行え、利用者の利便性が向上する。
なお、上記実施形態では、利用者の所属範囲に「地域エリア」が定義された所属管理情報44D1を用いて、接続先再設定による印刷ジョブ一覧の再表示を行う例を示したが、この限りでない。利用者の所属範囲は、例えば、「会社名」や「組織名」により定義してもよい。このように、所属管理情報44D1の項目値は、利用者の所属範囲が段階的(階層的)に定義可能な項目値であればよい。
[第3の実施形態]
本実施形態では、印刷ジョブが蓄積される際に記録された情報(以下「蓄積記録情報」と言う)に基づく印刷ジョブ一覧を表示し、選択指定された実行ジョブの蓄積先情報に基づき、該当する印刷ジョブのデータを取得する印刷制御装置を決定する機能構成について説明する。なお、以降では、第1の実施形態と異なる事項についてのみ説明を行い、同じ事項については、同一の参照符号を付し、その説明を省略するものとする。
本実施形態では、印刷ジョブが蓄積される際に記録された情報(以下「蓄積記録情報」と言う)に基づく印刷ジョブ一覧を表示し、選択指定された実行ジョブの蓄積先情報に基づき、該当する印刷ジョブのデータを取得する印刷制御装置を決定する機能構成について説明する。なお、以降では、第1の実施形態と異なる事項についてのみ説明を行い、同じ事項については、同一の参照符号を付し、その説明を省略するものとする。
<システム構成>
図12は、本実施形態に係る印刷制御システム1の構成例を示す図である。
図12には、画像処理装置100、印刷制御装置200、及び端末300に加えて、ログ管理装置500が接続されるシステム構成例が示されている。ログ管理装置500は、印刷制御装置200に蓄積された印刷ジョブの蓄積記録情報(蓄積ログ)を管理する情報処理装置である。
図12は、本実施形態に係る印刷制御システム1の構成例を示す図である。
図12には、画像処理装置100、印刷制御装置200、及び端末300に加えて、ログ管理装置500が接続されるシステム構成例が示されている。ログ管理装置500は、印刷制御装置200に蓄積された印刷ジョブの蓄積記録情報(蓄積ログ)を管理する情報処理装置である。
<印刷制御機能>
図13は、本実施形態に係る印刷制御システム1の機能構成例を示す図である。
図13に示すように、印刷制御システム1は、印刷制御装置200が、印刷ジョブ受信部21及び印刷ジョブ管理部22に加えて、蓄積記録部24を有し、ログ管理装置500が、蓄積ログ管理部61などを有している。
図13は、本実施形態に係る印刷制御システム1の機能構成例を示す図である。
図13に示すように、印刷制御システム1は、印刷制御装置200が、印刷ジョブ受信部21及び印刷ジョブ管理部22に加えて、蓄積記録部24を有し、ログ管理装置500が、蓄積ログ管理部61などを有している。
《印刷制御装置が有する機能部》
蓄積記録部24は、印刷制御装置200に印刷ジョブが蓄積された際に、蓄積された印刷ジョブに関する情報を発行し、記録する機能部である。発行される情報には、例えば、印刷ジョブを蓄積した利用者の識別情報、印刷ジョブの識別情報、蓄積日時、及び蓄積先である印刷制御装置200のネットワーク設定などがある。蓄積記録部24は、予め設定されているネットワーク設定に従って、発行された情報を蓄積記録情報としてログ管理装置500に送信(発行)する。
蓄積記録部24は、印刷制御装置200に印刷ジョブが蓄積された際に、蓄積された印刷ジョブに関する情報を発行し、記録する機能部である。発行される情報には、例えば、印刷ジョブを蓄積した利用者の識別情報、印刷ジョブの識別情報、蓄積日時、及び蓄積先である印刷制御装置200のネットワーク設定などがある。蓄積記録部24は、予め設定されているネットワーク設定に従って、発行された情報を蓄積記録情報としてログ管理装置500に送信(発行)する。
《ログ管理装置が有する機能部》
蓄積ログ管理部61は、要求に応じたデータ操作を行い、印刷ジョブの蓄積記録情報を管理する機能部である。データ操作には、例えば、データ登録(格納)、削除(消去)、変更(上書き)、参照・検索(特定)、及び取得などがある。蓄積ログ管理部61は、蓄積記録情報を蓄積ログとして保持する蓄積ログ保持部62にアクセスし、これらのデータ操作を行うことで、蓄積記録情報を管理する。なお、蓄積ログ保持部62は、ログ管理装置500が備える記憶装置(例えば「HDD」)の所定の記憶領域にあたり、ファイルシステムやDBなどによりデータを保持する。
蓄積ログ管理部61は、要求に応じたデータ操作を行い、印刷ジョブの蓄積記録情報を管理する機能部である。データ操作には、例えば、データ登録(格納)、削除(消去)、変更(上書き)、参照・検索(特定)、及び取得などがある。蓄積ログ管理部61は、蓄積記録情報を蓄積ログとして保持する蓄積ログ保持部62にアクセスし、これらのデータ操作を行うことで、蓄積記録情報を管理する。なお、蓄積ログ保持部62は、ログ管理装置500が備える記憶装置(例えば「HDD」)の所定の記憶領域にあたり、ファイルシステムやDBなどによりデータを保持する。
図14は、本実施形態に係る蓄積ログ62Dのデータ例を示す図である。
図14には、利用者識別、印刷ジョブ識別、蓄積日時、及び蓄積先などの各情報項目の項目値が、利用者ごとに対応付けて管理される蓄積ログ62Dのデータ例が示されている。
図14には、利用者識別、印刷ジョブ識別、蓄積日時、及び蓄積先などの各情報項目の項目値が、利用者ごとに対応付けて管理される蓄積ログ62Dのデータ例が示されている。
[利用者識別]項目は、利用者を識別する情報項目(利用者識別情報の項目)であり、項目値は、例えば、利用者名の文字列値や利用者IDの数値(利用者に対してユニークに割り当てられた数値)などである。また、[印刷ジョブ識別]項目は、印刷ジョブを識別する情報項目(印刷ジョブ識別情報の項目)であり、項目値は、例えば、印刷ジョブ名の文字列値や印刷ジョブIDの数値(印刷ジョブに対してユニークに割り当てられた数値)などである。また、[蓄積日時]項目は、印刷ジョブが蓄積された日時を示す情報項目(蓄積日時情報の項目)であり、項目値は、例えば、西暦、年号、日付、及び時刻の文字列値などがある。また、[蓄積先]項目は、印刷ジョブの蓄積先を示す情報項目(蓄積先情報)であり、印刷制御装置200を識別する情報項目(サーバ識別情報の項目)である。つまり、蓄積ログ62Dは、[利用者識別]項目で、利用者管理情報42Dと紐付けられており、[印刷ジョブ識別]項目及び[蓄積先]項目で、蓄積された印刷ジョブ及び印刷制御装置200と紐付けられている。
例えば、蓄積ログ管理部61は、蓄積ログ保持部62にアクセスし、利用者のログイン情報に含まれる利用者識別情報に基づき、ログインした利用者に対応する蓄積記録情報([印刷ジョブ識別]項目、[蓄積日時]項目、及び[蓄積先]項目の項目値)を取得する。
印刷ジョブ取得部453は、蓄積ログ管理部61に対して、利用者の蓄積ログ63D(蓄積記録情報)の取得を要求し、一覧表示部51により、応答された蓄積ログ63Dに基づき、印刷ジョブ一覧を表示する。つまり、印刷ジョブ取得部453は、利用者の蓄積ログ62Dを、印刷ジョブ一覧の表示情報として取得する。印刷ジョブ取得部453は、実行ジョブ選択受付部52により、印刷ジョブ一覧を介して、実行ジョブの選択指定を受け付けると、選択指定された実行ジョブの蓄積記録情報に含まれる[蓄積先]項目の項目値に基づき、該当する印刷ジョブのデータを取得する接続先(印刷制御装置)を決定する。
このように、画像処理装置100では、上記蓄積ログ62Dを用いて、印刷ジョブ一覧を表示し、選択指定された実行ジョブの蓄積ログ62Dから、該当する印刷ジョブのデータを取得する接続先を決定する。
以下に、本実施形態に係る印刷制御機能の具体的な処理について説明する。なお、本実施形態に係る印刷制御機能は、第1の実施形態で説明を行った各機能部及び上記機能部が連携動作することにより実現される。
図15は、本実施形態に係る印刷制御の処理手順例を示すシーケンス図である。
図15に示すように、画像処理装置100は、機能実行要求受付部451により、ログインした利用者から、機能選択画面を介して蓄積印刷の実行要求を受け付ける(ステップS401)。
図15に示すように、画像処理装置100は、機能実行要求受付部451により、ログインした利用者から、機能選択画面を介して蓄積印刷の実行要求を受け付ける(ステップS401)。
機能実行要求受付部451は、印刷ジョブ取得部453に対して、ログインした利用者の印刷ジョブ一覧の表示を要求する(ステップS402)。このとき、機能実行要求受付部451は、利用者識別情報を渡し、印刷ジョブ一覧表示要求を行う。
これを受けて印刷ジョブ取得部453は、予め設定されているネットワーク設定に従って、ログ管理装置500にアクセスし、蓄積ログ管理部61に対して、印刷ジョブの表示情報の取得を要求する(ステップS403)。このとき、印刷ジョブ取得部453は、ログインした利用者の利用者識別情報を蓄積ログ管理部61に渡し、情報取得要求を行う。その結果、蓄積ログ管理部61は、蓄積ログ保持部62にアクセスし、利用者識別情報に基づき、該当する蓄積記録情報(印刷ジョブ識別情報、蓄積日時情報、及び蓄積先情報など)を取得し、要求元に応答する。
続いて、印刷ジョブ取得部453は、一覧表示部51により、取得した印刷ジョブの情報に基づき、ログインした利用者の印刷ジョブ一覧画面(実行ジョブ選択画面)を生成し、操作パネル120に表示する(ステップS404)。
また、印刷ジョブ取得部453は、実行ジョブ選択受付部52により、表示された印刷ジョブ一覧画面(実行ジョブ選択画面)を介して、ログインした利用者からの実行ジョブの選択指定を受け付ける(ステップS405)。その結果、印刷ジョブ取得部453は、選択指定された実行ジョブの蓄積記録情報に含まれる蓄積先情報([蓄積先]項目の項目値)から特定される印刷制御装置200を、該当する印刷ジョブのデータを取得する接続先として決定する(ステップS406)。このとき、印刷ジョブ取得部453は、取得した蓄積先情報のネットワーク設定を接続先情報として設定する。
印刷ジョブ取得部453は、接続先情報のネットワーク設定に従って、実行ジョブを保持している印刷制御装置200にアクセスし、印刷ジョブ管理部22に対して、印刷ジョブのデータ取得を要求する(ステップS407)。このとき、印刷ジョブ取得部453は、ログインした利用者に選択指定された実行ジョブの印刷ジョブ識別情報を印刷ジョブ管理部22に渡し、データ取得要求を行う。その結果、印刷ジョブ管理部22は、印刷ジョブ保持部23にアクセスし、印刷ジョブ識別情報に基づき、該当する印刷ジョブのデータ(印刷条件及びPDL定義などを含むデータ)を取得し、要求元に応答する。
続いて、印刷ジョブ取得部453は、印刷実行部46に対して、取得した印刷ジョブの実行を指示する(ステップS408)。このとき、印刷ジョブ取得部453は、取得した印刷ジョブのデータを印刷実行部46に渡し、印刷実行指示を行う。その結果、印刷実行部46は、動作指示に従って、印刷ジョブのデータに基づく印刷動作を実行する(ステップS409)。
このように、画像処理装置100では、印刷ジョブを蓄積する印刷制御装置200が複数存在する場合でも、利用者が実行したい印刷ジョブを選択でき、所望する印刷ジョブを実行できる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置100によれば、利用者に応じて、実行ジョブのデータを取得する印刷制御装置200への接続を切り替える。このとき、画像処理装置100は、印刷ジョブの蓄積ログ62D(蓄積記録情報)に基づく印刷ジョブ一覧を表示し、選択指定された実行ジョブの蓄積先情報に基づき、該当する印刷ジョブのデータを取得する印刷制御装置200を決定する。
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置100によれば、利用者に応じて、実行ジョブのデータを取得する印刷制御装置200への接続を切り替える。このとき、画像処理装置100は、印刷ジョブの蓄積ログ62D(蓄積記録情報)に基づく印刷ジョブ一覧を表示し、選択指定された実行ジョブの蓄積先情報に基づき、該当する印刷ジョブのデータを取得する印刷制御装置200を決定する。
これによって、本実施形態に係る画像処理装置100では、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る「印刷制御機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムが、システム1を構成する各機器(画像処理装置、印刷制御装置、端末、認証管理装置、及びログ管理装置など)の処理装置(例えば「CPU」)により実行されることで実現される。
例えば、画像処理装置100の場合、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体114aに格納することができる。これにより、例えば、上記プログラムは、外部記憶I/F114を介して、画像処理装置100にインストールすることができる。また、画像処理装置100は、ネットワークI/F113を備えていることから、電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 印刷制御システム
21 印刷ジョブ受信部
22 印刷ジョブ管理部
23 印刷ジョブ保持部
24 蓄積記録部
31 印刷ジョブ送信部
41 ログイン管理部
42 利用者管理情報保持部(D:利用者管理情報)
43 蓄積先管理部
44 蓄積先管理情報保持部(D:蓄積先管理情報)
45 蓄積印刷制御部
451 機能実行要求受付部
452 接続先制御部
453 印刷ジョブ取得部
46 印刷実行部
51 一覧表示部
52 実行ジョブ選択受付部
61 蓄積ログ管理部
62 蓄積ログ保持部(D:蓄積ログ)
100 画像処理装置
110 コントローラ(制御基板)
111 CPU(処理装置)
112 記憶装置(揮発性・不揮発性の半導体メモリ、大容量記憶装置など)
113 ネットワークI/F(NIC:Network I/F Card)
114 外部記憶I/F(a:記録媒体)
120 操作パネル(表示装置)
130 プロッタ
140 スキャナ
200 印刷制御装置(印刷制御サーバ)
300 情報処理装置(端末)
400 認証管理装置(認証管理サーバ)
500 ログ管理装置(ログ管理サーバ)
B バス
N データ伝送路(ネットワーク)
21 印刷ジョブ受信部
22 印刷ジョブ管理部
23 印刷ジョブ保持部
24 蓄積記録部
31 印刷ジョブ送信部
41 ログイン管理部
42 利用者管理情報保持部(D:利用者管理情報)
43 蓄積先管理部
44 蓄積先管理情報保持部(D:蓄積先管理情報)
45 蓄積印刷制御部
451 機能実行要求受付部
452 接続先制御部
453 印刷ジョブ取得部
46 印刷実行部
51 一覧表示部
52 実行ジョブ選択受付部
61 蓄積ログ管理部
62 蓄積ログ保持部(D:蓄積ログ)
100 画像処理装置
110 コントローラ(制御基板)
111 CPU(処理装置)
112 記憶装置(揮発性・不揮発性の半導体メモリ、大容量記憶装置など)
113 ネットワークI/F(NIC:Network I/F Card)
114 外部記憶I/F(a:記録媒体)
120 操作パネル(表示装置)
130 プロッタ
140 スキャナ
200 印刷制御装置(印刷制御サーバ)
300 情報処理装置(端末)
400 認証管理装置(認証管理サーバ)
500 ログ管理装置(ログ管理サーバ)
B バス
N データ伝送路(ネットワーク)
Claims (12)
- 所定の記憶領域にジョブデータを蓄積する複数のジョブ蓄積装置と、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置であって、
前記複数のジョブ蓄積装置のうち、所定のジョブ蓄積装置の前記記憶領域に蓄積される前記ジョブデータを対象にしたジョブ一覧を表示手段に表示させる第一の表示制御手段と、
前記第一の表示制御手段により表示された前記ジョブ一覧に対するジョブ一覧の再表示要求を受け付けた場合に、前記複数のジョブ蓄積装置のうち、前記所定のジョブ蓄積装置とは異なる1つ以上のジョブ蓄積装置の前記記憶領域に蓄積される前記ジョブデータを対象にしたジョブ一覧を前記表示手段に表示させる第二の表示制御手段と、
を有し、
前記第二の表示制御手段は、所属範囲を定義する所属情報により前記複数のジョブ蓄積装置のそれぞれを管理する所属管理情報に基づき、前記所定のジョブ蓄積装置の所属範囲と共通する所属範囲で管理されるジョブ蓄積装置から前記異なる1つ以上のジョブ蓄積装置を特定し、
前記第一の表示制御手段は、前記異なる1つ以上のジョブ蓄積装置の前記記憶領域に蓄積される前記ジョブデータを含まない前記ジョブ一覧を前記表示手段に表示させる情報処理装置。 - 前記第二の表示制御手段は、所属範囲を定義する第1の所属情報により前記複数のジョブ蓄積装置のそれぞれが所属する所属範囲を管理し、1以上の第1の所属情報を包含した所属範囲を定義する第2の所属情報により前記1以上の第1の所属情報を管理する所属管理情報に基づき、前記所定のジョブ蓄積装置の第1の所属情報を包含する第2の所属情報の所属範囲と共通する所属範囲で管理されるジョブ蓄積装置から前記異なる1つ以上のジョブ蓄積装置を特定する請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記第一の表示制御手段は、ユーザの前記所属情報を管理するユーザ情報に基づき、前記複数のジョブ蓄積装置のうち、ユーザの前記所属情報と一致する所属情報で管理されるジョブ蓄積装置を前記所定のジョブ蓄積装置として特定する請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記表示手段に表示されたジョブ一覧の中から選択されたジョブデータを印刷する印刷手段を有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 所定の記憶領域にジョブデータを蓄積する複数のジョブ蓄積装置と所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置が、前記複数のジョブ蓄積装置のうち、所定のジョブ蓄積装置の前記記憶領域に蓄積される前記ジョブデータを対象にしたジョブ一覧を表示手段に表示させる第一の表示制御ステップと、
前記情報処理装置が、前記第一の表示制御ステップにより表示された前記ジョブ一覧に対するジョブ一覧の再表示要求を受け付けた場合に、前記複数のジョブ蓄積装置のうち、前記所定のジョブ蓄積装置とは異なる1つ以上のジョブ蓄積装置の前記記憶領域に蓄積される前記ジョブデータを対象にしたジョブ一覧を前記表示手段に表示させる第二の表示制御ステップと、
を含み、
前記第二の表示制御ステップは、所属範囲を定義する所属情報により前記複数のジョブ蓄積装置のそれぞれを管理する所属管理情報に基づき、前記所定のジョブ蓄積装置の所属範囲と共通する所属範囲で管理されるジョブ蓄積装置から前記異なる1つ以上のジョブ蓄積装置を特定し、
前記第一の表示制御ステップは、前記異なる1つ以上のジョブ蓄積装置の前記記憶領域に蓄積される前記ジョブデータを含まない前記ジョブ一覧を前記表示手段に表示させる情報処理装置の制御方法。 - 前記第二の表示制御ステップは、所属範囲を定義する第1の所属情報により前記複数のジョブ蓄積装置のそれぞれが所属する所属範囲を管理し、1以上の第1の所属情報を包含した所属範囲を定義する第2の所属情報により前記1以上の第1の所属情報を管理する所属管理情報に基づき、前記所定のジョブ蓄積装置の第1の所属情報を包含する第2の所属情報の所属範囲と共通する所属範囲で管理されるジョブ蓄積装置から前記異なる1つ以上のジョブ蓄積装置を特定する請求項5に記載の情報処理装置の制御方法。
- 前記第一の表示制御ステップは、ユーザの前記所属情報を管理するユーザ情報に基づき、前記複数のジョブ蓄積装置のうち、ユーザの前記所属情報と一致する所属情報で管理されるジョブ蓄積装置を前記所定のジョブ蓄積装置として特定する請求項5または6に記載の情報処理装置の制御方法。
- 前記表示手段に表示されたジョブ一覧の中から選択されたジョブデータを印刷する印刷ステップを含む請求項5乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置の制御方法。
- 所定の記憶領域にジョブデータを蓄積する複数のジョブ蓄積装置と所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置を、
前記複数のジョブ蓄積装置のうち、所定のジョブ蓄積装置の前記記憶領域に蓄積される前記ジョブデータを対象にしたジョブ一覧を表示手段に表示させる第一の表示制御手段と、
前記第一の表示制御手段により表示された前記ジョブ一覧に対するジョブ一覧の再表示要求を受け付けた場合に、前記複数のジョブ蓄積装置のうち、前記所定のジョブ蓄積装置とは異なる1つ以上のジョブ蓄積装置の前記記憶領域に蓄積される前記ジョブデータを対象にしたジョブ一覧を前記表示手段に表示させる第二の表示制御手段と、
として機能させ、
前記第二の表示制御手段は、所属範囲を定義する所属情報により前記複数のジョブ蓄積装置のそれぞれを管理する所属管理情報に基づき、前記所定のジョブ蓄積装置の所属範囲と共通する所属範囲で管理されるジョブ蓄積装置から前記異なる1つ以上のジョブ蓄積装置を特定し、
前記第一の表示制御手段は、前記異なる1つ以上のジョブ蓄積装置の前記記憶領域に蓄積される前記ジョブデータを含まない前記ジョブ一覧を前記表示手段に表示させることを特徴とするプログラム。 - 前記第二の表示制御手段は、所属範囲を定義する第1の所属情報により前記複数のジョブ蓄積装置のそれぞれが所属する所属範囲を管理し、1以上の第1の所属情報を包含した所属範囲を定義する第2の所属情報により前記1以上の第1の所属情報を管理する所属管理情報に基づき、前記所定のジョブ蓄積装置の第1の所属情報を包含する第2の所属情報の所属範囲と共通する所属範囲で管理されるジョブ蓄積装置から前記異なる1つ以上のジョブ蓄積装置を特定することを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
- 前記第一の表示制御手段は、ユーザの前記所属情報を管理するユーザ情報に基づき、前記複数のジョブ蓄積装置のうち、ユーザの前記所属情報と一致する所属情報で管理されるジョブ蓄積装置を前記所定のジョブ蓄積装置として特定することを特徴とする請求項9又は10に記載のプログラム。
- 前記情報処理装置を、
前記表示手段に表示されたジョブ一覧の中から選択されたジョブデータを印刷する印刷手段として機能させることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2014217448A JP5835444B2 (ja) | 2014-10-24 | 2014-10-24 | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム |
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