JP5862528B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のコンデンサ素子を有するコンデンサ装置を備えた電力変換装置に関する。
電気自動車、ハイブリッド自動車等には、インバータ等の電力変換装置が搭載されている。電力変換装置としては、例えば、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと該半導体モジュールを冷却する冷却器とを有する半導体ユニットと、コンデンサケース内において複数のコンデンサ素子をポッティング材によって封止してなるコンデンサ装置とを備えたものがある(特許文献1参照)。
このような電力変換装置において、コンデンサ装置のコンデンサケースは、底面部と該底面部から立設された側面部とを有すると共に、底面部側とは反対側を開口してなる。また、コンデンサケースの開口側には、ポッティング材を露出させてなるポッティング面が形成されている。また、半導体ユニットは、半導体モジュールのパワー端子の突出形成方向において、コンデンサケースのポッティング面に対向して配置されている。
そして、コンデンサケースは、側面部に設けられた固定部によって、電力変換装置の筐体等に対して半導体モジュールのパワー端子の突出形成方向と同一の方向に固定されている。すなわち、半導体モジュールのパワー端子の突出形成方向、つまり半導体ユニットの組み付け方向と、コンデンサケースの固定方向、つまりコンデンサ装置の組み付け方向とが同一の方向となっている。
特開2011−182632号公報
しかしながら、上記電力変換装置において、半導体ユニットは、半導体モジュールのパワー端子の突出形成方向に直交する方向において、コンデンサケースのポッティング面に対向して配置される構成も考えられる。この場合、コンデンサ装置の向きを単純に変えただけでは、半導体ユニットの組み付け方向とコンデンサ装置の組み付け方向とが同一の方向ではなく、異なる方向となる。そのため、複数の方向から組み付け作業を行う必要が生じ、組み付け性の低下を招くおそれがある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、組み付け性の向上、小型化を図ることができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一の態様は、半導体素子を含む半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却器とを有する半導体ユニットと、
複数のコンデンサ素子と、該複数のコンデンサ素子を収容するコンデンサケースと、該コンデンサケース内において上記複数のコンデンサ素子を封止するポッティング材とを有するコンデンサ装置とを備え、
上記半導体モジュールには、上記半導体素子に電気的に接続されるパワー端子が突出して形成されており、
上記コンデンサケースは、上記ポッティング材を露出させてなるポッティング面と、該ポッティング面の反対側にある底面とを有しており、
上記半導体ユニットは、上記半導体モジュールのパワー端子の突出形成方向に直交する方向において、上記コンデンサケースの上記ポッティング面に対向して配置されており、
上記複数のコンデンサ素子は、上記コンデンサケース内において上記底面に沿って並んで配置されており、
上記コンデンサケースの上記底面には、隣り合う上記コンデンサ素子同士の間の位置において上記コンデンサケースの内側方向に凹ませてなる凹部が設けられており、
該凹部には、上記コンデンサ装置を被固定部に対して上記突出形成方向に固定するための底面固定部が設けられていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
上記電力変換装置において、半導体ユニットは、半導体モジュールのパワー端子の突出形成方向に直交する方向において、コンデンサ装置のコンデンサケースのポッティング面に対向して配置されている。そして、コンデンサケースの底面に設けられた凹部には、コンデンサ装置を被固定部に対して上記突出形成方向に固定するための底面固定部が設けられている。
そのため、半導体ユニットがコンデンサ装置のコンデンサケースのポッティング面に対して上記突出形成方向に直交する方向に対向して配置される構成において、上記突出形成方向(半導体モジュールのパワー端子が突出して形成されている方向)、つまり半導体ユニットの組み付け方向と、コンデンサケースの底面固定部の固定方向、つまりコンデンサ装置の組み付け方向とが同一の方向となる。これにより、電力変換装置の組み付け性の向上を図ることができる。
また、底面固定部は、上述したとおり、コンデンサケースの底面を内側方向に凹ませてなる凹部に設けられている。そのため、コンデンサケースに底面固定部を設けることによってコンデンサケースの体格が外側方向に拡大することを抑制することができる。これにより、コンデンサ装置の小型化を図ることができ、これによって電力変換装置全体の小型化を図ることができる。
また。底面固定部を設けた凹部は、コンデンサケースの底面において、隣り合うコンデンサ素子同士の間の位置に設けられている。そのため、例えば、隣り合うコンデンサ素子同士の間に生じた隙間等に凹部を設け、スペースの有効活用を図ることができる。これにより、コンデンサ装置の小型化、さらには電力変換装置の小型化をより一層効果的に図ることができる。
このように、組み付け性の向上、小型化を図ることができる電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置を示す斜視図。 実施例1における、コンデンサ装置を示す斜視図。 図2のIII−III線矢視断面説明図。 図3のIV−IV線矢視断面説明図。 実施例2における、コンデンサ装置を示す斜視図。 図5のVI−VI線矢視断面説明図。 図6のVII−VII線矢視断面説明図。 図6のVIII−VIII線矢視断面説明図。
上記電力変換装置において、上記コンデンサケースの上記底面には、隣り合う上記コンデンサ素子同士の間の位置において上記凹部が設けられている。この凹部は、隣り合うコンデンサ素子同士の間の位置が複数である場合、そのすべての位置において設けられていてもよいし、その一部において設けられていてもよい。また、凹部が複数である場合、そのうちの少なくとも1つの凹部に底面固定部が設けられていればよい。
また、上記コンデンサケースの上記凹部は、隣り合う上記コンデンサ素子同士の間に形成された隙間に設けられていてもよい(請求項2)。
この場合には、隣り合うコンデンサ素子同士の間に形成された隙間(スペース)を有効活用することができる。これにより、コンデンサ装置の小型化、さらには電力変換装置の小型化をより一層効果的に図ることができる。
また、上記コンデンサケースの上記凹部は、上記コンデンサケースにおける上記突出形成方向の一方の端部から他方の端部まで連続的に形成されていてもよい(請求項3)。
この場合には、コンデンサ装置(コンデンサケース)を上記突出形成方向に固定する被固定部(例えば、電力変換装置の筐体等)の固定座用の空間を上記突出形成方向において十分に確保することができる。また、コンデンサ装置(コンデンサケース)を被固定部に対して上記突出形成方向に固定するための固定作業用の空間を十分に確保することができる。これにより、電力変換装置の組み付け性の向上をより一層図ることができる。
また、上記コンデンサケースの上記底面固定部には、上記凹部が形成されている上記突出形成方向と同一の方向に貫通して形成された固定用孔が設けられていてもよい(請求項4)。
この場合には、コンデンサ装置(コンデンサケース)を被固定部に対して上記突出形成方向に固定することが容易となる。例えば、コンデンサケースの底面固定部の固定用孔にボルト等の締結部材を挿通させ、コンデンサ装置(コンデンサケース)を被固定部に対して上記突出形成方向に締結固定することが容易となる。これにより、電力変換装置の組み付け性の向上をより一層図ることができる。
(実施例1)
上記コンデンサ装置にかかる実施例について、図を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1〜図4に示すごとく、半導体素子を含む半導体モジュール6と、半導体モジュール6を冷却する冷却器7とを有する半導体ユニット5と、複数のコンデンサ素子30と、複数のコンデンサ素子30を収容するコンデンサケース20と、コンデンサケース20内において複数のコンデンサ素子30を封止するポッティング材29とを有するコンデンサ装置2とを備えている。
同図に示すごとく、半導体モジュール6には、半導体素子に電気的に接続されるパワー端子62が突出して形成されている。コンデンサケース20は、ポッティング材29を露出させてなるポッティング面290と、ポッティング面290の反対側にある底面210とを有している。半導体ユニット5は、半導体モジュール6のパワー端子62の突出形成方向(Y方向)に直交する方向(Z方向)において、コンデンサケース20のポッティング面290に対向して配置されている。
同図に示すごとく、複数のコンデンサ素子30は、コンデンサケース20内において底面210に沿って並んで配置されている。コンデンサケース20の底面210には、隣り合うコンデンサ素子30同士の間の位置においてコンデンサケース20の内側方向に凹ませてなる凹部23が設けられている。凹部23には、コンデンサ装置2を被固定部に対して突出形成方向(Y方向)に固定するための底面固定部24が設けられている。
以下、これを詳説する。
図1に示すごとく、半導体ユニット5は、複数の半導体モジュール6を備えている。各半導体モジュール6は、スイッチング素子等の半導体素子を内蔵する本体部61を有している。本体部61は、半導体素子等をエポキシ樹脂等の絶縁樹脂で封止することによって四角形板状に形成されている。
また、本体部61には、スイッチング素子等の半導体素子に電気的に接続される3つのパワー端子62が突出するようにして設けられている。3つのパワー端子62のうち、2つのパワー端子62は、後述するコンデンサ装置2の一対のコンデンサ端子43に接続されている。また、残りの1つのパワー端子62は、図示を省略したが、バスバ等を介して三相モータに接続されている。
また、本体部61には、スイッチング素子等の半導体素子に電気的に接続される複数の制御端子63がパワー端子62とは反対側に突出するようにして設けられている。制御端子63は、図示を省略したが、スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路が形成された制御回路基板に接続されている。
同図に示すごとく、半導体ユニット5において、冷却器7は、半導体モジュール6を冷却する冷媒を流通させる冷媒流路となる複数の冷却管71を有する。半導体モジュール6と冷却管71とは、本体部61の主面に直交する方向において、交互に積層して配置されている。そして、各半導体モジュール6は、積層方向の両側から冷却管71によって挟持されている。
また、隣り合う冷却管71同士は、その両端部において変形可能な連結管72によって連結されている。また、複数の冷却管71のうち、積層方向の一端に配置された冷却管71の両端部には、外部から冷媒を導入するための冷媒導入管73と、外部に冷媒を排出するための冷媒排出管74とが連結されている。
そして、冷却器7において、外部から冷媒導入管73に導入された冷媒は、冷媒導入管73側の連結管72を通り、各冷却管71内を流れる。各冷却管71内を流れる冷媒は、半導体モジュール6との間で熱交換を行う。熱交換後の冷媒は、冷媒排出管74側の連結管72を通り、冷媒排出管74から外部に排出される。
図3、図4に示すごとく、コンデンサ装置2において、コンデンサケース20は、底面部21と、その底面部21から立設された側面部22とを有する。側面部22は、コンデンサケース20内に収容された複数のコンデンサ素子30を取り囲むように四角形枠状に形成されている。また、コンデンサケース20は、底面部21側とは反対側を開口してなる。
また、側面部22は、互いに対向する第1側壁部221及び第2側壁部222を有する。また、側面部22は、第1側壁部221及び第2側壁部222が対向する方向(X方向)に直交する方向(Y方向)、すなわち半導体モジュール6のパワー端子62が突出して形成されている方向(以下、適宜、突出形成方向Yとする)において、互いに対向する第3側壁部223及び第4側壁部224を有する。
同図に示すごとく、コンデンサケース20内には、柱状の4つのコンデンサ素子30が収容されている。各コンデンサ素子30は、軸方向に直交する断面が楕円形状である。また、4つのコンデンサ素子30は、コンデンサケース20内において底面210(底面部21の表面)に沿って、Y方向に並んで配置されている。また、4つのコンデンサ素子30は、その軸方向がX方向となるように配置されている。
また、4つのコンデンサ素子30は、コンデンサケース20内に充填されたポッティング材29によって封止されている。また、コンデンサケース20の開口側には、ポッティング材29を露出させてなるポッティング面290が形成されている。ポッティング材29としては、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等を用いることができる。
図1に示すごとく、コンデンサ装置2には、一対の電源入力端子411が設けられている。一対の電源入力端子411は、それぞれコンデンサケース20の開口側のポッティング面290から引き出され、屈曲形成してなる板状のバスバ41の先端部を構成している。そして、一対の電源入力端子411は、コンデンサケース20の側面部22の第4側壁部224側に配置されている。
同図に示すごとく、コンデンサ装置2には、一対の電源供給端子421が設けられている。一対の電源供給端子421は、一対の電源入力端子411と同様に、それぞれコンデンサケース2の開口側のポッティング面290から引き出され、屈曲形成してなる板状のバスバ42の先端部を構成している。そして、一対の電源供給端子421は、コンデンサケース20の側面部22の第3側壁部223側に配置されている。
また、一対の電源入力端子411は、外部に設けられた電源の正極側及び負極側にそれぞれ電気的に接続されている。また、一対の電源入力端子411は、一対の電源供給端子421に電気的に接続されている。また、一対の電源供給端子421は、他の電子機器に電気的に接続されており、一対の電源入力端子411に入力された電源の電力を供給することができるよう構成されている。また、一対の電源入力端子411及び一対の電源供給端子421は、コンデンサケース20内のコンデンサ素子30等に電気的に接続されている。
同図に示すごとく、コンデンサ装置2には、複数の半導体モジュール6に接続される一対のコンデンサ端子43が設けられている。一対のコンデンサ端子43は、コンデンサケース20の開口側のポッティング面290から突出するように設けられている。また、一対のコンデンサ端子43は、コンデンサケース20内のコンデンサ素子30等に電気的に接続されている。また、各コンデンサ端子43は、半導体モジュール6のパワー端子62に接続される複数の接続部431を有する。
同図に示すごとく、半導体ユニット5は、半導体モジュール6のパワー端子61及び制御端子62の突出形成方向Yに直交する方向(Z方向)において、コンデンサケース20のポッティング面290に対向して配置されている。また、半導体ユニット5の半導体モジュール6における2つのパワー端子62は、コンデンサ装置2の一対のコンデンサ端子43の接続部431に溶接等により接合されている。
図2に示すごとく、コンデンサケース20の底面210には、内側方向に凹んで形成された凹部23が3つ設けられている。凹部23は、コンデンサケース20における突出形成方向Yの一方の端部から他方の端部まで連続的に形成されている。
図4に示すごとく、凹部23は、コンデンサケース20の底面210において、隣り合うコンデンサ素子30同士の間の位置に設けられている。また、凹部23は、隣り合うコンデンサ素子30同士の間に形成された隙間39に設けられている。
図2、図4に示すごとく、コンデンサケース20の底面210における3つの凹部23のうち、1つの凹部23には、コンデンサ装置2を被固定部(例えば、電力変換装置の筐体等)に固定するための底面固定部24が設けられている。底面固定部24は、外側に突出するように設けられている。また、底面固定部24には、凹部23が形成されている突出形成方向Yと同一の方向に貫通して形成され、ボルト等の締結部材を挿通させる固定用孔241が設けられている。
また、コンデンサケース20において、側面部22の第1側壁部221及び第2側壁部222には、コンデンサ装置2を被固定部に固定するための側面固定部25が設けられている。側面固定部25は、外側に突出するように設けられている。また、側面固定部25には、凹部23が形成されている突出形成方向Yと同一の方向に貫通して形成され、ボルト等の締結部材を挿通させる固定用孔251が設けられている。
そして、コンデンサケース20は、底面固定部24及び側面固定部25において、ボルト等の締結部材を用いて被固定部に対して突出形成方向Yに締結固定されている。
次に、本例のコンデンサ装置1における作用効果について説明する。
電力変換装置1において、半導体ユニット5は、半導体モジュール6に設けた端子(パワー端子62、制御端子62)の突出形成方向Yに直交する方向(Z方向)において、コンデンサ装置2のコンデンサケース20のポッティング面290に対向して配置されている。そして、コンデンサケース20の底面210に設けられた凹部23には、コンデンサ装置2を被固定部に対して突出形成方向Yに固定するための底面固定部24が設けられている。
そのため、半導体ユニット5がコンデンサ装置2のコンデンサケース20のポッティング面290に対して突出形成方向Yに直交する方向(Z方向)に対向して配置される構成において、突出形成方向Y、つまり半導体ユニット5の組み付け方向と、コンデンサケース20の底面固定部24の固定方向、つまりコンデンサ装置2の組み付け方向とが同一の方向となる。これにより、電力変換装置1の組み付け性の向上を図ることができる。
また、底面固定部24は、上述したとおり、コンデンサケース20の底面210を内側方向に凹ませてなる凹部23に設けられている。そのため、コンデンサケース20に底面固定部24を設けることによってコンデンサケース20の体格が外側方向に拡大することを抑制することができる。これにより、コンデンサ装置2の小型化を図ることができ、これによって電力変換装置1全体の小型化を図ることができる。
また、底面固定部24を設けた凹部23は、コンデンサケース20の底面210において、隣り合うコンデンサ素子30同士の間の位置に設けられている。そのため、例えば、本例のように、隣り合うコンデンサ素子30同士の間に生じた隙間39等に凹部23を設け、スペースの有効活用を図ることができる。これにより、コンデンサ装置2の小型化、さらには電力変換装置1の小型化をより一層効果的に図ることができる。
また、本例では、コンデンサケース20の凹部23は、隣り合うコンデンサ素子30同士の間に形成された隙間39に設けられている。そのため、隣り合うコンデンサ素子30同士の間に形成された隙間39(スペース)を有効活用することができる。これにより、コンデンサ装置2の小型化、さらには電力変換装置1の小型化をより一層効果的に図ることができる。
また、コンデンサケース20の凹部23は、コンデンサケース20における突出形成方向Yの一方の端部から他方の端部まで連続的に形成されている。そのため、凹部23における底面固定部24を設けた部分以外の部分において、コンデンサ装置2(コンデンサケース20)を突出形成方向Yに固定する被固定部の固定座用の空間を突出形成方向Yにおいて十分に確保することができる。また、凹部23における底面固定部24を設けた部分以外の部分において、コンデンサ装置2(コンデンサケース20)を被固定部に対して突出形成方向Yに固定するための固定作業用の空間を十分に確保することができる。これにより、電力変換装置1の組み付け性の向上をより一層図ることができる。
また、コンデンサケース20の底面固定部24には、凹部23が形成されている突出形成方向Yと同一の方向に貫通して形成された固定用孔241が設けられている。そのため、コンデンサ装置2(コンデンサケース20)を被固定部に対して突出形成方向Yに固定することが容易となる。例えば、本例のように、コンデンサケース20の底面固定部24の固定用孔241にボルト等の締結部材を挿通させ、コンデンサ装置2(コンデンサケース20)を被固定部に対して突出形成方向Yに締結固定することが容易となる。これにより、電力変換装置1の組み付け性の向上をより一層図ることができる。
このように、本例によれば、組み付け性の向上、小型化を図ることができる電力変換装置1を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図5〜図8に示すごとく、コンデンサケース20内に収容される複数のコンデンサ素子30の構成等を変更した例である。
図6に示すごとく、複数のコンデンサ素子30は、種類及び大きさが異なるコンデンサ素子30を有する。本例では、フィルタコンデンサを構成するフィルタコンデンサ素子30aと平滑コンデンサを構成する平滑コンデンサ素子30bとの2種類のコンデンサ素子30を有する。フィルタコンデンサ素子30aは、平滑コンデンサ素子30bよりもX方向の幅が大きい。
同図に示すごとく、コンデンサケース20の側面部22の第3側壁部223側には、3つのフィルタコンデンサ素子30aがX方向に並んで配置されている。また、コンデンサケース20の側面部22の第4側壁部224側には、4つの平滑コンデンサ素子30bがフィルタコンデンサ素子30aと同様にX方向に並んで配置されている。すなわち、種類の異なるコンデンサ素子30(30a、30b)が2列に並んで配置されている。
図7に示すごとく、コンデンサケース20の底面210において、隣り合うフィルタコンデンサ素子30a同士の間の位置には、それぞれ凹部23が設けられている。また、図8に示すごとく、コンデンサケース20の底面210において、隣り合う平滑コンデンサ素子30b同士の間の位置には、それぞれ凹部23が設けられている。
図5に示すごとく、隣り合うフィルタコンデンサ素子30a同士の間に設けられた2つの凹部23のうちの1つの凹部23と、隣り合う平滑コンデンサ素子30b同士の間に設けられた3つの凹部23のうちの1つの凹部23とは、一体的に形成されており、1つの連結凹部26を構成している。連結凹部26は、コンデンサケース20における突出形成方向Yの一方の端部から他方の端部まで連続的に形成されている。また、連結凹部26には、底面固定部24が設けられている。
その他の基本的な構成及び作用効果は、実施例1と同様である。また、実施例1と同様の構成については、同様の符号を付し、その説明を省略している。
なお、コンデンサケース20内に収容される複数のコンデンサ素子30の構成は、種類(例えば、フィルタコンデンサ素子30a、平滑コンデンサ素子30b)、大きさ、形状等が異なるコンデンサ素子30を組み合わせ、配置することによって種々様々な構成とすることができる。
1 電力変換装置
2 コンデンサ装置
30、30a、30b コンデンサ素子
2 コンデンサケース
210 底面
23 凹部
24 底面固定部
29 ポッティング材
290 ポッティング面
5 半導体ユニット
6 半導体モジュール
62 パワー端子
7 冷却器
Y 突出形成方向

Claims (4)

  1. 半導体素子を含む半導体モジュール(6)と、該半導体モジュール(6)を冷却する冷却器(7)とを有する半導体ユニット(5)と、
    複数のコンデンサ素子(30、30a、30b)と、該複数のコンデンサ素子(30、30a、30b)を収容するコンデンサケース(20)と、該コンデンサケース(20)内において上記複数のコンデンサ素子(30、30a、30b)を封止するポッティング材(29)とを有するコンデンサ装置(2)とを備え、
    上記半導体モジュール(6)には、上記半導体素子に電気的に接続されるパワー端子(62)が突出して形成されており、
    上記コンデンサケース(20)は、上記ポッティング材(29)を露出させてなるポッティング面(290)と、該ポッティング面(290)の反対側にある底面(210)とを有しており、
    上記半導体ユニット(5)は、上記半導体モジュール(6)の上記パワー端子(62)の突出形成方向(Y)に直交する方向において、上記コンデンサケース(20)の上記ポッティング面(290)に対向して配置されており、
    上記複数のコンデンサ素子(30、30a、30b)は、上記コンデンサケース(20)内において上記底面(210)に沿って並んで配置されており、
    上記コンデンサケース(20)の上記底面(210)には、隣り合う上記コンデンサ素子(30、30a、30b)同士の間の位置において上記コンデンサケース(20)の内側方向に凹ませてなる凹部(23)が設けられており、
    該凹部(23)には、上記コンデンサ装置(2)を被固定部に対して上記突出形成方向(Y)に固定するための底面固定部(24)が設けられていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置(1)において、上記コンデンサケース(20)の上記凹部(23)は、隣り合う上記コンデンサ素子(30、30a、30b)同士の間に形成された隙間(39)に設けられていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  3. 請求項1又は2に記載の電力変換装置(1)において、上記コンデンサケース(20)の上記凹部(23)は、上記コンデンサケース(20)における上記突出形成方向(Y)の一方の端部から他方の端部まで連続的に形成されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  4. 請求項3に記載の電力変換装置(1)において、上記コンデンサケース(20)の上記底面固定部(24)には、上記凹部(23)が形成されている上記突出形成方向(Y)と同一の方向に貫通して形成された固定用孔(241)が設けられていることを特徴とする電力変換装置(1)。
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