JP5859381B2 - Fuel tank for saddle-ride type vehicles - Google Patents
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Description
本発明は、給油時において、給油口からの燃料の吹き返しを防止する技術に関する。 The present invention relates to a technique for preventing fuel from being blown back from a fuel filler port during refueling.
燃料タンクを備えた車両において、燃料が注入される燃料注入管の途中に、給油口から給油口へ戻ろうとする燃料の流れを阻止する弁体を揺動可能に設け、燃料の吹き返しを防止する技術が知られている（例えば、特許文献１（図１、図２）参照。）。 In a vehicle equipped with a fuel tank, a valve body that prevents the flow of fuel from returning from the fuel filler port to the fuel filler port is provided in the middle of the fuel injection pipe into which the fuel is injected, so as to prevent the fuel from blowing back. The technique is known (for example, refer to Patent Document 1 (FIGS. 1 and 2)).
特許文献１の図１及び図２に示すように、燃料注入管（１１）（括弧付き数字は、特許文献１記載の符号を示す。要素名は一部変更した。以下同じ。）の内側に、給油口から給油口へ戻ろうとする燃料の流れを阻止する一対の弁体（３、３）が揺動自在に支持され、一対の弁体（３、３）とこれらの一対の弁体（３、３）の軸部側端部の間に、隙間（δ）が形成される。
As shown in FIGS. 1 and 2 of
特許文献１の技術を鞍乗り型車両に適用する場合について以下に検討する。
給油の際に、燃料タンク内に燃料が満たされた後に、燃料の油面は燃料注入管内を上昇する。このとき、注油ノズルに付設したセンサが、燃料の検出を行い、注油をストップする。しかし、注油ノズルが給油口に差し込まれる差込量のばらつき等によって、油面の検出が遅れると、隙間（δ）から燃料が吹き返す可能性がある。
The case where the technique of
During refueling, the fuel level rises in the fuel injection pipe after the fuel is filled in the fuel tank. At this time, a sensor attached to the oiling nozzle detects the fuel and stops oiling. However, if detection of the oil level is delayed due to variations in the amount of insertion into which the oil supply nozzle is inserted into the oil supply port, fuel may blow back from the gap (δ).
また、鞍乗り型車両では、４輪自動車に比べて、燃料注入管の内径が小さい傾向にある。燃料注入管の内径が小さいと、燃料注入管内を流れる燃料の流速が遅くなる一方で、吹き返し圧力が上昇し、吹き返しの勢いも強くなる。
鞍乗り型車両に適用可能な、燃料の吹き返しを防止する技術が望まれる。
Further, in the saddle-ride type vehicle, the inner diameter of the fuel injection pipe tends to be smaller than that of the four-wheeled vehicle. When the inner diameter of the fuel injection pipe is small, the flow speed of the fuel flowing through the fuel injection pipe is slowed, while the blowback pressure is increased and the force of blowback is increased.
A technique that can be applied to a saddle-ride type vehicle and that prevents the fuel from blowing back is desired.
本発明は、鞍乗り型車両の燃料タンクにおいて、燃料の吹き返しを防止する技術を提供することを課題とする。 It is an object of the present invention to provide a technique for preventing fuel blowback in a fuel tank of a saddle-ride type vehicle.
請求項１に係る発明は、燃料を貯留する燃料タンク本体と、この燃料タンク本体から上方に延びる筒状の燃料注入管と、この燃料注入管の先に開口する給油口と、を有し、前輪と後輪の間にシートを備えこのシートに乗員が跨って乗車する鞍乗り型車両の燃料タンクにおいて、燃料注入管内に、給油時に給油ノズルが挿入されるノズル挿入穴を有し燃料注入管内を燃料タンク側と外気側とに仕切るフューエルフィラーが取付けられ、このフューエルフィラーに、燃料タンク側の空気を外気側に戻す孔が開けられ、孔に対向する位置にてフューエルフィラーの下面に、注入した燃料が吹き返すことを防止する吹き返し防止板が取付けられ、ノズル挿入穴の下部にてフューエルフィラーに、ノズルの先端が当たることでノズルが挿入される量を規制するガンストッパーが設けられ、このガンストッパーに、吹き返し防止板が一体に形成されることを特徴とする。
The invention according to
請求項２に係る発明は、燃料を貯留する燃料タンク本体と、この燃料タンク本体から上方に延びる筒状の燃料注入管と、この燃料注入管の先に開口する給油口と、を有し、前輪と後輪の間にシートを備えこのシートに乗員が跨って乗車する鞍乗り型車両の燃料タンクにおいて、燃料注入管内に、給油時に給油ノズルが挿入されるノズル挿入穴を有し燃料注入管内を燃料タンク側と外気側とに仕切るフューエルフィラーが取付けられ、このフューエルフィラーに、燃料タンク側の空気を外気側に戻す孔が開けられ、孔に対向する位置にてフューエルフィラーの下面に、注入した燃料が吹き返すことを防止する吹き返し防止板が取付けられ、ノズル挿入穴の下部にてフューエルフィラーに、ノズルの先端が当たることでノズルが挿入される量を規制するガンストッパーが設けられ、ガンストッパーは、燃料注入管を横切りノズルの先端が当たるノズル当接部と、このノズル当接部から上方へ延びる腕部と、この腕部の上端から燃料注入管の径方向外方に延びフューエルフィラーに溶接される板状の外延部とを備え、外延部の両端部が、フューエルフィラーに溶接されることを特徴とする。
The invention according to
請求項３に係る発明は、フューエルフィラーに、燃料注入管径から給油ガンのノズル径まで縮小する縮径部が形成され、この縮径部に孔が配置されることを特徴とする。 The invention according to claim 3 is characterized in that the fuel filler is formed with a reduced diameter portion that is reduced from the fuel injection pipe diameter to the nozzle diameter of the fuel gun, and a hole is disposed in the reduced diameter portion.
請求項４に係る発明は、ガンストッパーは、フューエルフィラーに取付けられた状態で、周方向外側から見たときに、上向きに開放した略コ字状を呈していることを特徴とする。 The invention according to claim 4 is characterized in that the gun stopper, when attached to the fuel filler, has an approximately U-shape opened upward when viewed from the outer side in the circumferential direction.
請求項５に係る発明は、鞍乗り型車両は、乗員が足を置くステップを有するスクータ型車両であって、給油口は、ステップの前方且つ上方に位置し乗員の脚部を覆うレッグシールドに配置され、燃料タンク本体は、ステップの下方に配置され、燃料注入管は、燃料タンク本体から延び弾性部材で構成される下部燃料注入管と、この下部燃料注入管の上端に接続され金属部材を成形したフューエルフィラーを備える上部燃料注入管と、からなることを特徴とする。 According to a fifth aspect of the present invention, the saddle riding type vehicle is a scooter type vehicle having a step in which an occupant puts his / her foot, and the fuel filler port is located at the front and above the step and covers a leg shield covering the occupant's leg. The fuel tank body is disposed below the step, the fuel injection pipe extends from the fuel tank body, and includes a lower fuel injection pipe made of an elastic member, and a metal member connected to the upper end of the lower fuel injection pipe. And an upper fuel injection pipe provided with a molded fuel filler.
請求項１に係る発明は、燃料を貯留する燃料タンク本体と、この燃料タンク本体から上方に延びる筒状の燃料注入管と、この燃料注入管の先に開口する給油口と、を有し、前輪と後輪の間にシートを備えこのシートに乗員が跨って乗車する鞍乗り型車両の燃料タンクにおいて、燃料注入管内に、給油時に給油ノズルが挿入されるノズル挿入穴を有し燃料注入管内を燃料タンク側と外気側とに仕切るフューエルフィラーが取付けられ、このフューエルフィラーに、燃料タンク側の空気を外気側に戻す孔が開けられ、孔に対向する位置にてフューエルフィラーの下面に、注入した燃料が吹き返すことを防止する吹き返し防止板が取付けられ、ノズル挿入穴の下部にてフューエルフィラーに、ノズルの先端が当たることでノズルが挿入される量を規制するガンストッパーが設けられ、このガンストッパーに、吹き返し防止板が一体に形成されている。
本発明では、燃料注入管内に、燃料注入管内を燃料タンク側と外気側とに仕切るフューエルフィラーが取付けられ、このフューエルフィラーに、燃料タンク側の空気を外気側に戻す孔が開けられ、この孔に対向する位置にてフューエルフィラーの下面に、吹き返し防止板が取付けられる。
The invention according to
In the present invention, a fuel filler that divides the fuel injection pipe into a fuel tank side and an outside air side is attached in the fuel injection pipe, and a hole is formed in the fuel filler to return air on the fuel tank side to the outside air side. A blow-back preventing plate is attached to the lower surface of the fuel filler at a position opposite to the fuel filler.
燃料タンクに燃料を給油する場合において、燃料タンク内の油面が上昇し、燃料が燃料注入管内まで達し、注油ノズルに近づいたときに、注油ノズルに付設されるセンサが燃料の油面を検出し、給油を停止する。このとき、給油をストップするタイミングが遅れると、給油口から注入した燃料が給油口に勢い良く吹き返すことがある。 When fuel is supplied to the fuel tank, the oil level in the fuel tank rises, the fuel reaches the fuel injection pipe, and the sensor attached to the oil supply nozzle detects the oil level of the fuel when it approaches the oil supply nozzle. And stop refueling. At this time, if the timing for stopping the fuel supply is delayed, the fuel injected from the fuel supply port may blow back to the fuel supply port vigorously.
この点、本発明では、燃料注入管内に、フューエルフィラーが取付けられ、このフューエルフィラーに、孔が開けられ、孔に対向する位置にてフューエルフィラーの下面に、吹き返し防止板が取付けられている。 In this regard, in the present invention, a fuel filler is attached in the fuel injection pipe, a hole is formed in the fuel filler, and a blowback prevention plate is attached to the lower surface of the fuel filler at a position facing the hole.
燃料中の泡の一部は、燃料タンク側に取付けた吹き返し防止板を迂回し、フューエルフィラーの孔を通って上方へ抜ける。 Some of the bubbles in the fuel bypass the anti-blow plate attached to the fuel tank and pass upward through the hole in the fuel filler.
このように、本発明では、フューエルフィラーに孔を開け、この孔の対向位置に吹き返し防止板を配置したので、この吹き返し防止板により燃料タンク内の燃料が直接孔に当たり難くなる。結果、給油口から注入した燃料が給油口に勢い良く吹き返すことを防止することができる。
特に本発明では、フューエルフィラーに、ノズルの先端が当たるガンストッパーが設けられている。給油ノズルが給油口に差し込まれときに、所定位置に差し込まれ易くなる。給油ノズルが給油口の所定位置に差し込まれれば、その分、燃料の吹き返しが低く抑えられる。また、ガンストッパーに、吹き返し防止板が一体に形成される。ガンストッパーと吹き返し防止板を一体に構成したので部品点数を減らすことができる。
As described above, in the present invention, the fuel filler is perforated, and the blowback prevention plate is disposed at the position opposite to the hole, so that the fuel in the fuel tank is difficult to directly hit the hole by the blowback prevention plate. As a result, it is possible to prevent the fuel injected from the fuel filler port from blowing back to the fuel filler port.
In particular, in the present invention, the fuel filler is provided with a gun stopper that contacts the tip of the nozzle. When the oil supply nozzle is inserted into the oil supply port, the oil supply nozzle is easily inserted into a predetermined position. If the refueling nozzle is inserted into a predetermined position of the refueling port, the fuel blow-back can be suppressed to that extent. Further, a blow-back preventing plate is integrally formed with the gun stopper. Since the gun stopper and the blowback prevention plate are integrally formed, the number of parts can be reduced.
請求項２に係る発明は、燃料を貯留する燃料タンク本体と、この燃料タンク本体から上方に延びる筒状の燃料注入管と、この燃料注入管の先に開口する給油口と、を有し、前輪と後輪の間にシートを備えこのシートに乗員が跨って乗車する鞍乗り型車両の燃料タンクにおいて、燃料注入管内に、給油時に給油ノズルが挿入されるノズル挿入穴を有し燃料注入管内を燃料タンク側と外気側とに仕切るフューエルフィラーが取付けられ、このフューエルフィラーに、燃料タンク側の空気を外気側に戻す孔が開けられ、孔に対向する位置にてフューエルフィラーの下面に、注入した燃料が吹き返すことを防止する吹き返し防止板が取付けられ、ノズル挿入穴の下部にてフューエルフィラーに、ノズルの先端が当たることでノズルが挿入される量を規制するガンストッパーが設けられ、ガンストッパーは、燃料注入管を横切りノズルの先端が当たるノズル当接部と、このノズル当接部から上方へ延びる腕部と、この腕部の上端から燃料注入管の径方向外方に延びフューエルフィラーに溶接される板状の外延部とを備え、外延部の両端部が、フューエルフィラーに溶接されている。
燃料タンクに燃料を給油する場合において、燃料タンク内の油面が上昇し、燃料が燃料注入管内まで達し、注油ノズルに近づいたときに、注油ノズルに付設されるセンサが燃料の油面を検出し、給油を停止する。このとき、給油をストップするタイミングが遅れると、給油口から注入した燃料が給油口に勢い良く吹き返すことがある。
本発明では、燃料注入管内に、フューエルフィラーが取付けられ、このフューエルフィラーに、孔が開けられ、孔に対向する位置にてフューエルフィラーの下面に、吹き返し防止板が取付けられている。
燃料中の泡の一部は、燃料タンク側に取付けた吹き返し防止板を迂回し、フューエルフィラーの孔を通って上方へ抜ける。
このように、本発明では、フューエルフィラーに孔を開け、この孔の対向位置に吹き返し防止板を配置したので、この吹き返し防止板により燃料タンク内の燃料が直接孔に当たり難くなる。結果、給油口から注入した燃料が給油口に勢い良く吹き返すことを防止することができる。
また、吹き返し防止板を兼ねるガンストッパーは、その外延部の両端部がフューエルフィラーに溶接されているので、給油時に燃料注入管の上方へ吹き返した燃料は、外延部の周方向側からガンストッパーの上方に達し、このガンストッパーの上方に達した燃料から空気のみが孔を通じて外方へ抜ける。
本発明では、外延部の両端部をフューエルフィラーに溶接したので、外延部の周方向端部に溶接する場合に比べて、接合長さがかせげ、ガンストッパーの接合強度を高めることができる。加えて、外延部の周方向端部をフューエルフィラーに溶接する場合に比べて、外延部の上方に達する吹き返す燃料の量を好適に抑えることができるようになる。
The invention according to
When fuel is supplied to the fuel tank, the oil level in the fuel tank rises, the fuel reaches the fuel injection pipe, and the sensor attached to the oil supply nozzle detects the oil level of the fuel when it approaches the oil supply nozzle. And stop refueling. At this time, if the timing for stopping the fuel supply is delayed, the fuel injected from the fuel supply port may blow back to the fuel supply port vigorously.
In the present invention, a fuel filler is attached in the fuel injection pipe, a hole is formed in the fuel filler, and a blowback prevention plate is attached to the lower surface of the fuel filler at a position facing the hole.
Some of the bubbles in the fuel bypass the anti-blow plate attached to the fuel tank and pass upward through the hole in the fuel filler.
As described above, in the present invention, the fuel filler is perforated, and the blowback prevention plate is disposed at the position opposite to the hole, so that the fuel in the fuel tank is difficult to directly hit the hole by the blowback prevention plate. As a result, it is possible to prevent the fuel injected from the fuel filler port from blowing back to the fuel filler port.
In addition, since both ends of the extended portion of the gun stopper that also serves as a blow-off prevention plate are welded to the fuel filler, the fuel blown back to the upper side of the fuel injection pipe at the time of refueling is separated from the circumferential side of the extended portion by the gun stopper. Only the air from the fuel that has reached the top and has reached the top of the gun stopper will escape through the hole.
In the present invention, since both end portions of the outer extension portion are welded to the fuel filler, the joining length is increased and the joining strength of the gun stopper can be increased as compared with the case of welding to the circumferential end portion of the outer extension portion. In addition, compared to the case where the circumferential end of the outer extension is welded to the fuel filler, the amount of fuel blown back reaching the upper part of the outer extension can be suitably suppressed.
請求項３に係る発明は、フューエルフィラー縮径部が形成されている。縮径部を形成することで、ノズル挿入時にノズルを燃料注入管の所定位置に位置決めすることができ、吹き返しを抑えることができる。In the invention according to claim 3, the fuel filler diameter-reduced portion is formed. By forming the reduced diameter portion, the nozzle can be positioned at a predetermined position of the fuel injection pipe when the nozzle is inserted, and blowback can be suppressed.
また、フューエルフィラーの縮径部に孔が配置される。縮径部に孔を開けたので、燃料注入管の外周に孔を開ける場合に比べて、孔加工が容易に行える。結果、孔加工のコストを低減することができる。Moreover, a hole is arrange | positioned at the reduced diameter part of a fuel filler. Since the hole is formed in the reduced diameter portion, the hole processing can be easily performed as compared with the case where the hole is formed in the outer periphery of the fuel injection pipe. As a result, the cost of drilling can be reduced.
請求項４に係る発明では、ガンストッパーは、フューエルフィラーに取付けられた状態で、上向きに開放した略コ字状を呈している。このような略コ字状を呈するガンストッパーであれば、ガンストッパーの構造を簡便なものにすることができる。結果、車両のコストアップを低く抑えることができる。In the invention which concerns on Claim 4, the gun stopper is exhibiting the substantially U shape open | released upwards in the state attached to the fuel filler. If the gun stopper has such a substantially U shape, the structure of the gun stopper can be simplified. As a result, the cost increase of the vehicle can be kept low.
請求項５に係る発明では、鞍乗り型車両は、乗員が足を置くステップを有するスクータ型車両であって、このスクータ車両の燃料注入管に孔付きのフューエルフィラーを取付けた。鞍乗り型車両では、給油口の内径は、４輪車に比べて小さいことから、その分、吹き返しの勢いが強くなり易い。In the invention according to claim 5, the saddle-ride type vehicle is a scooter type vehicle having a step in which an occupant places his / her foot, and a fuel filler with a hole is attached to a fuel injection pipe of the scooter vehicle. In a saddle-ride type vehicle, the inner diameter of the fuel filler opening is smaller than that of a four-wheeled vehicle, and accordingly, the momentum of blowback tends to increase.
この点、本発明では、燃料注入管内にフューエルフィラーを挿入し、このフューエルフィラーに孔を開け、この孔に対向する位置で、フューエルフィラーに、注入した燃料が吹き返すことを防止する吹き返し防止板を配置した。この吹き返し防止板によって、４輪車に比べて内径の小さい鞍乗り型車両の給油口であっても、孔から注入した燃料が勢い良く吹き返すことを防止することができる。また、燃料注入管のうち、下部燃料注入管を弾性部材で構成したので、給油口の高さを容易に調整することが可能となる。In this regard, in the present invention, a fuel filler is inserted into the fuel injection pipe, a hole is formed in the fuel filler, and a blow-back prevention plate that prevents the injected fuel from blowing back to the fuel filler at a position facing the hole. Arranged. This blow-back prevention plate can prevent the fuel injected from the hole from being blown back vigorously even at the fuel filler port of a saddle-ride type vehicle having a smaller inner diameter than a four-wheeled vehicle. In addition, since the lower fuel injection pipe among the fuel injection pipes is made of an elastic member, the height of the fuel filler port can be easily adjusted.
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail. In the drawings and examples, “up”, “down”, “front”, “rear”, “left”, and “right” respectively indicate directions viewed from the driver who rides the motorcycle.
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図１に示すように、自動二輪車１０は、車体フレーム１１と、この車体フレーム１１に設けられる燃料タンク本体１２と、車体フレーム１１の前部に操向可能に設けられ上部にハンドル２３が取付けられ下部に前輪２４が取付けられる前輪操向部２１と、車体フレーム１１に後方に延びるように揺動可能に取付けられる駆動源としてのパワーユニット２５及びこのパワーユニット２５により駆動される後輪２６を有する後輪駆動部２２と、この後輪駆動部２２と車体フレーム１１の間に介在されるクッションユニット２７と、前輪操向部２１の後方にてハンドル２３に臨むように配置され乗員が座るシート２８と、を主要素とするスクータ型車両である。スクータ型車両は、前輪２４と後輪２６の間にシート２８を備え、このシート２８に乗員が跨って乗車する鞍乗り型車両の一形態である。
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, a
車体フレーム１１は、車体カバー３０で覆われている。車体カバー３０は、車体フレーム１１の前部を囲うフロントカバー３１と、このフロントカバー３１に連続して後方に延び燃料タンク本体１２の側方及び上方を覆うアンダカバー３２と、このアンダカバー３２の後部から連続するように上方且つ車両後方へ延びて車体及びシート２８の下方を覆うサイドカバー３３と、ハンドル２３の上部を囲うハンドルカバー３４と、からなる。
The
フロントカバー３１の乗員が座るシート２８に臨む面に、センターカバー３５が備えられている。アンダカバー３２の上面に乗員が足を置くステップ３６が形成されている。ステップ３６は、シート２８の前方にてハンドル２３の後方に配置される。フロントカバー３１とセンターカバー３５は、いずれも、ステップ３６の前方且つ上方に位置し乗員の脚部を覆うことから、これらの２部品をまとめてレッグシールド３７と言う。
A
図２に示すように、車体フレーム１１の前部は、前輪操向部２１を回動自在に支えるヘッドパイプ１４と、このヘッドパイプ１４から下方に延びるダウンフレーム１５と、このダウンフレーム１５の下部から車両後方へ延びるアンダフレーム１６とを有する。
As shown in FIG. 2, the front portion of the
アンダフレーム１６に、燃料タンク１３が支持される。この燃料タンク１３は、燃料を貯留する燃料タンク本体１２と、この燃料タンク本体１２から上方に延びる筒状の燃料注入管４１とを有し、この燃料注入管４１の先に給油口４４を開口させた。
The fuel tank 13 is supported on the
給油口４４に給油キャップ４５が着脱可能に取付けられ、給油口４４及び給油キャップ４５を臨む位置にて、レッグシールド３７に開口（給油口開口４６）が開けられ、この給油口開口４６に、この給油口開口４６を開閉可能に覆うフューエルリッド４７が設けられている。
An
次に、燃料タンク本体の前部から上方に延びている燃料注入管について説明する。
図３に示すように、燃料注入管４１は、下部燃料注入管４２と、この下部燃料注入管の上端４２ａに接続される上部燃料注入管４３とからなる。下部燃料注入管４２は、弾性部材で構成され、上部燃料注入管４３は、金属部材を成形した部材である。
Next, the fuel injection pipe extending upward from the front portion of the fuel tank body will be described.
As shown in FIG. 3, the
上部燃料注入管４３の上端に、給油キャップ４５が着脱自在に設けられている。上部燃料注入管４３の下部外周に、下部燃料注入管４２が嵌められ、この下部燃料注入管４２の外周がバンド部材４８で締められることで、上部燃料注入管４３と下部燃料注入管４２とが連結可能とされる。下部燃料注入管４２に、燃料タンク本体１２から上方に延びる筒部材５１の外周が嵌められ、下部燃料注入管４２の外周がバンド部材４９で締められることで、下部燃料注入管４２と筒部材５１とが連結される。なお、上部燃料注入管４３の外周に、上部燃料注入管４３をダウンフレーム（図２、符号１５）に取付けるステー５２が固着されている。
A
筒状の上部燃料注入管４３の内面には、ドーナツ枠状を呈し燃料の吹き返しを防止するフューエルフィラー５３が取付けられ、このフューエルフィラー５３の下部に、給油ノズルの先端が当たり給油ノズルの差込量を規制するガンストッパー５４が備えられている。
A
次に、上部燃料注入管に取付けられるフューエルフィラー等について説明する。
図４に示すように、フューエルフィラー５３に、下方からガンストッパー５４が取付けられる。次いで、燃料注入管４１内に、ガンストッパー５４を一体化したフューエルフィラー５３が挿入され取付けられる。
Next, the fuel filler attached to the upper fuel injection pipe will be described.
As shown in FIG. 4, a
フューエルフィラー５３は、給油時に給油ノズルが挿入されるノズル挿入穴５５を有し燃料注入管内を燃料タンク側と外気側とに仕切る部材である。フューエルフィラー５３に、燃料タンク側の空気を外気側に戻す２つの孔５６、５６が開けられ、これらの２つの孔５６、５６に各々対向する位置にてフューエルフィラー５３に、吹き返し防止板５７、５７が下方から取付けられる。吹き返し防止板５７、５７は、注入した燃料が吹き返すことを防止する部材である。よって、フューエルフィラー５３は、ノズル挿入穴５５から燃料は通すが、孔５６、５６と吹き返し防止板５７、５７とによって燃料中の泡を逃がすことができ、燃料注入管４３からの燃料の吹き返しを防止することができる。
The
以下、図５〜７では、構造理解を容易にするため、下方から見たフューエルフィラーと吹き返し防止板の構造等について説明する。
図５に示すように、フューエルフィラー５３は、外周面６１ａが上部燃料注入管（図４、符号４３）の内面に当接した状態で取付けられる円断面状の外筒６１と、この外筒６１からノズル挿入穴５５の径方向内方に延びている縮径部６２と、この縮径部６２の内端から図上方に延びて給油ノズルが通るノズル挿入穴５５を有する内筒６３とからなる。
Hereinafter, in order to facilitate understanding of the structure, FIGS. 5 to 7 will describe the structure of the fuel filler and the anti-blow plate as seen from below.
As shown in FIG. 5, the
縮径部６２に図下方へ向け一部を張り出した凹部６４、６４が形成され、これらの凹部６４、６４に各々孔５６、５６が開けられている。孔５６、５６はノズル挿入穴５５の中心を通り径方向を横切る同一直線上に２つ開けられている。
これらの２つの孔５６、５６を覆うように、縮径部６２に図上方からガンストッパー５４が取付けられている。ガンストッパー５４は、燃料注入管４１を横切り給油ノズルの先端が当たるノズル当接部６６と、このノズル当接部６６から図下方（上方）へ延びる腕部６７Ｌ、６７Ｒと、これらの腕部６７Ｌ、６７Ｒの車両高さ方向の図下端（上端）から燃料注入管４１の径方向外方に延びフューエルフィラー５３に溶接される板状の外延部６８Ｌ、６８Ｒとを備えている。ガンストッパー５４に、吹き返し防止板（外延部６８Ｌ、６８Ｒ）が一体に形成される。ガンストッパー５４は、給油ノズル７５の先が当たることで、給油ノズル７５が燃料注入管４１に挿入される挿入量を規制するものである。
A
次に、フューエルフィラーにガンストッパーを接合した状態について説明する。
図６に示すように、縮径部６２の凹部６４、６４（図手前側の符号６４のみ示す。）を覆うように、ガンストッパーの外延部６８Ｌ、６８Ｒが溶接される。溶接箇所は、その外延部６８Ｌ、６８Ｒにおいて、ノズル挿入穴５５の径方向に沿った両端部の辺６９、７０が、フューエルフィラー５３の縮径部６２に溶接される一方で、燃料注入管４１の周方向に沿った辺７１は溶接されていない。加えて、フューエルフィラー５３の下方の空気が、孔５６、５６を通って上方に抜けることができるように、周方向に沿った辺７１は外周面６１ａよりも若干内側に位置している。
Next, a state where a gun stopper is joined to the fuel filler will be described.
As shown in FIG. 6, the extended portions 68 </ b> L and 68 </ b> R of the gun stopper are welded so as to cover the
次に、凹部を覆うように接合したガンストッパーの外延部について説明する。
図７に示すように、ガンストッパーの外延部６８Ｌの両端部の辺６９、７０が、縮径部６２に形成した凹部６４を覆うように接合されている。外延部６８Ｌは、ガンストッパー５４をフューエルフィラー５３に固定すると共に、吹き返し防止板５７を兼ねる部位である。なお、ガンストッパーの外延部６８Ｒの両端部の構造も上記と同様なものであり説明を省略する。
Next, the extension part of the gun stopper joined so as to cover the recess will be described.
As shown in FIG. 7, sides 69 and 70 at both ends of the outwardly extending portion 68 </ b> L of the gun stopper are joined so as to cover the
図４にて、ガンストッパー５４は、フューエルフィラー５３に取付けられた状態で、周方向外側から見たときに、上向きに開放した略コ字状を呈している。このような略コ字状を呈するガンストッパー５４であれば、ガンストッパー５４の構造を簡便なものにすることができる。結果、車両のコストアップを低く抑えることができる。
In FIG. 4, the
次に、燃料タンクの燃料注入管に設けられているフューエルフィラー及びその周辺部の構造について説明する。
図８に示すように、上端に給油口４４を有する燃料タンクの燃料注入管４１の高さ方向中間部に、空気は通すがノズル挿入穴５５を一旦通った燃料は通さないで燃料注入管４１内を燃料タンク側と外気側とに仕切るフューエルフィラー５３が取付けられる。フューエルフィラー５３は、給油ノズル７５が通るノズル挿入穴５５と、燃料タンク側の空気を外気側に戻す２つの孔５６とを有する。なお、本実施例では、孔の数は２つであるが、１つ又は、３つ、４つ、５つ、６つ又はそれ以上の任意の数でも差し支えない。
Next, the structure of the fuel filler provided in the fuel injection pipe of the fuel tank and its peripheral part will be described.
As shown in FIG. 8, the
詳細には、フューエルフィラー５３に、燃料注入管径から給油ガンの略ノズル外径まで縮小する縮径部６２が形成され、この縮径部６２の一部に、フューエルフィラー５３を上から見たときに、上方に凸設する２つの凸部７４を形成し、これらの２つの凸部７４に燃料タンク側の空気を外気側に戻す２つの孔５６が開けられ、これらの２つの孔５６に対向する位置にてフューエルフィラー５３の下面８３に、ノズル挿入穴５５に注入した燃料が吹き返すことを防止する２つの吹き返し防止板５７（ガンストッパーの外延部６８Ｌ、６８Ｒ）が取付けられる。
Specifically, the
図７を併せて参照し、縮径部６２の凸部７４は、略水平に延びている部分である。一方、縮径部６２の凸部７４以外の部分は、ノズル挿入穴５５の中心に向け斜め下方に所定の角度で傾斜している。よって、この凸部７４を下方から覆う吹き返し防止板５７の傾斜角度は、凸部７４以外の縮径部６２に面で当接するように、ノズル挿入穴５５の外周に向け上向きに、縮径部６２の角度と略平行の角度で傾斜している。
Referring also to FIG. 7, the
以上に述べた燃料タンクの作用を次に述べる。
燃料注入管４１内に、フューエルフィラー５３が取付けられ、このフューエルフィラー５３に、２つの孔５６が開けられ、これらの２つの孔５６に対向する位置にてフューエルフィラーの下面８３に、２つの吹き返し防止板５７が取付けられる。
The operation of the fuel tank described above will be described next.
A
燃料タンク１３に燃料を給油する場合において、燃料タンク１３内の油面が上昇し、燃料の油面が燃料注入管４１内まで達し、給油ノズル７５に近づいたときに、給油ノズル７５に付設されるセンサが燃料の油面を検出し、給油を停止する。このとき、燃料の流速が速く、給油の停止タイミングによっては、給油口から注入した燃料が給油口４４に勢い良く吹き返すことがある。
When fuel is supplied to the fuel tank 13, the oil level in the fuel tank 13 rises, the fuel level reaches the
この点、本発明では、燃料注入管４１内に、フューエルフィラー５３が取付けられ、このフューエルフィラー５３の下面８３の一部に上に突出した２つの凹部６４が形成され、これらの２つの凹部６４に、各々孔５６が開けられ、孔５６に対向する位置にてフューエルフィラー５３の下面８３に、各々、凹部６４を覆うように吹き返し防止板（ガンストッパーの外延部６８Ｌ、６８Ｒ）が取付けられている。フューエルフィラー５３の下面８３とは、燃料注入管４１内において、燃料タンク本体１２の側に位置する面である。
In this regard, in the present invention, the
燃料中の泡の一部は、燃料タンク側に取付けた吹き返し防止板（ガンストッパーの外延部６８Ｌ、６８Ｒ）に当たり、この外延部６８Ｌ、６８Ｒを迂回して外延部６８Ｌ、６８Ｒの外側から外延部６８Ｌ、６８Ｒの上方に回り込み、フューエルフィラーの孔５６、５６を通って上方へ抜ける。すなわち、外延部６８Ｌ、６８Ｒの周方向からガンストッパー５４の上方に達し、このガンストッパー５４の上方に達した燃料から空気のみが孔５６、５６を通じて図矢印ａ、ａの如く外方へ抜ける。
Part of the bubbles in the fuel hits the anti-blow back plate (gun stopper extended
このように、本発明では、フューエルフィラー５３に２つの孔５６を開け、これらの２つの孔５６の対向位置に外延部６８Ｌ、６８Ｒを配置したので、この外延部６８Ｌ、６８Ｒにより燃料タンク内の燃料が直接孔５６に当たる心配はない。燃料タンク内の燃料が直接孔５６に当たることはなく、燃料の勢いが緩和されるため、給油口４４から注入した燃料が給油口４４に勢い良く吹き返すことを防止することができる。
As described above, in the present invention, the two
フューエルフィラー５３には、縮径部６２が形成されている。縮径部６２を形成することで、給油ノズル７５挿入時に、給油ノズル７５を燃料注入管の所定位置に位置決めすることができ、燃料の吹き返しを抑えることができる。
A reduced
フューエルフィラー５３に、給油ノズルの先端７６が当たるガンストッパー５４が設けられている。給油ノズル７５が給油口４４に差し込まれときに、給油ノズル７５は所定位置に差し込まれ易くなる。給油ノズル７５が給油口４４の所定位置に差し込まれることで、所定位置以外に位置する場合に比べ、燃料の吹き返しを一層低く抑えることができる。
A
ガンストッパー５４に、吹き返し防止板（ガンストッパーの外延部６８Ｌ、６８Ｒ）が一体に形成される。ガンストッパー５４と外延部６８Ｌ、６８Ｒを一体に構成したので部品点数を減らすことができる。
The
また、フューエルフィラーの縮径部６２に２つの孔５６が配置される。縮径部６２に孔５６を開けたので、燃料注入管の外周に孔を開けた場合に比べて、孔加工が容易に行える。結果、孔加工のコストを低減することができる。
Also, two
図６にて、外延部６８Ｌ、６８Ｒのノズル挿入穴５５の径方向両端部６９、７０をフューエルフィラー５３に溶接したので、外延部６８Ｌ、６８Ｒのノズル挿入穴５５の周方向端部７１を溶接する場合に比べて、ガンストッパー５４の接合強度を高めることができる。加えて、外延部６８Ｌ、６８Ｒの周方向端部のみ溶接する場合に比べて、外延部６８Ｌ、６８Ｒの上方に達する吹き返す燃料の量を好適に抑えることができるようになる。
In FIG. 6, since both ends 69 and 70 in the radial direction of the
図８にて、鞍乗り型車両では、給油口の内径は、４輪車に比べて小さいことから、その分、燃料の吹き返しの勢いが強くなり易い。
本発明では、燃料注入管内にフューエルフィラー５３を挿入し、このフューエルフィラー５３に２つの孔５６を開け、２つの孔５６に対向する位置で、フューエルフィラー５３に、注入した燃料が吹き返すことを防止する吹き返し防止板（外延部６８Ｌ、６８Ｒ）を配置した。この外延部６８Ｌ、６８Ｒによって、４輪車に比べて内径の小さい鞍乗り型車両の給油口であっても、孔５６から注入した燃料が勢い良く吹き返すことを防止することができる。
図３にて、燃料注入管４１のうち、下部燃料注入管４２を弾性部材で構成したので、給油口４４の高さを容易に調整することができる。
In FIG. 8, in the saddle-ride type vehicle, the inner diameter of the fuel filler opening is smaller than that of a four-wheeled vehicle, and accordingly, the momentum of fuel blowback tends to increase.
In the present invention, the
In FIG. 3, since the lower
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、鞍乗り型三輪車にも適用可能であり、一般の鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。 Although the present invention is applied to a motorcycle in the embodiment, it can also be applied to a saddle-ride type tricycle and can be applied to a general saddle-ride type vehicle.
本発明は、スクータ型車両に好適である。 The present invention is suitable for scooter type vehicles.
１０…鞍乗り型車両（自動二輪車）１２…燃料タンク本体、１３…燃料タンク、２４…前輪、２６…後輪、２８…シート、３６…ステップ、３７…レッグシールド、４１…燃料注入管、４２…下部燃料注入管、４３…上部燃料注入管、４４…給油口、５３…フューエルフィラー、５４…ガンストッパー、５５…ノズル挿入穴、５６…孔、５７…吹き返し防止板、６２…縮径部、６６…ノズル当接部、６７Ｌ、６７Ｒ…腕部、６８Ｌ、６８Ｒ…外延部、６９…燃料注入管の径方向端部、７０…燃料注入管の径方向端部、７５…給油ノズル、７６…ノズルの先端、８５…フューエルフィラーの下面。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記燃料注入管（４１）内に、給油時に給油ノズル（７５）が挿入されるノズル挿入穴（５５）を有し前記燃料注入管（４１）内を前記燃料タンク側と外気側とに仕切るフューエルフィラー（５３）が取付けられ、
前記フューエルフィラー（５３）に、前記燃料タンク側の空気を外気側に戻す孔（５６）が開けられ、
前記孔（５６）に対向する位置にて前記フューエルフィラーの下面（８３）に、注入した燃料が吹き返すことを防止する吹き返し防止板（５７）が取付けられ、
前記ノズル挿入穴（５５）の下部にて前記フューエルフィラー（５３）に、前記ノズルの先端（７６）が当たることで前記ノズル（７５）が挿入される量を規制するガンストッパー（５４）が設けられ、
前記ガンストッパー（５４）に、前記吹き返し防止板（５７）が一体に形成される、
ことを特徴とする鞍乗り型車両の燃料タンク。 A fuel tank main body (12) for storing fuel, a cylindrical fuel injection pipe (41) extending upward from the fuel tank main body (12), and a fuel filler opening (44) opening at the tip of the fuel injection pipe (41) In a fuel tank of a saddle-ride type vehicle that includes a seat (28) between a front wheel (24) and a rear wheel (26), and an occupant rides on the seat (28),
The fuel injection pipe (41) has a nozzle insertion hole (55) into which a fuel supply nozzle (75) is inserted during refueling, and partitions the fuel injection pipe (41) into the fuel tank side and the outside air side. A filler (53) is attached,
A hole (56) for returning the fuel tank side air to the outside air side is opened in the fuel filler (53),
A blowback prevention plate (57) for preventing the injected fuel from blowing back is attached to the lower surface (83) of the fuel filler at a position facing the hole (56) .
A gun stopper (54) is provided for restricting the amount of insertion of the nozzle (75) when the tip (76) of the nozzle hits the fuel filler (53) below the nozzle insertion hole (55). And
The blowback prevention plate (57) is integrally formed with the gun stopper (54).
A fuel tank for a saddle-ride type vehicle.
前記燃料注入管（４１）内に、給油時に給油ノズル（７５）が挿入されるノズル挿入穴（５５）を有し前記燃料注入管（４１）内を前記燃料タンク側と外気側とに仕切るフューエルフィラー（５３）が取付けられ、The fuel injection pipe (41) has a nozzle insertion hole (55) into which a fuel supply nozzle (75) is inserted during refueling, and partitions the fuel injection pipe (41) into the fuel tank side and the outside air side. A filler (53) is attached,
前記フューエルフィラー（５３）に、前記燃料タンク側の空気を外気側に戻す孔（５６）が開けられ、A hole (56) for returning the fuel tank side air to the outside air side is opened in the fuel filler (53),
前記孔（５６）に対向する位置にて前記フューエルフィラーの下面（８３）に、注入した燃料が吹き返すことを防止する吹き返し防止板（５７）が取付けられ、A blowback prevention plate (57) for preventing the injected fuel from blowing back is attached to the lower surface (83) of the fuel filler at a position facing the hole (56).
前記ノズル挿入穴（５５）の下部にて前記フューエルフィラー（５３）に、前記ノズルの先端（７６）が当たることで前記ノズル（７５）が挿入される量を規制するガンストッパー（５４）が設けられ、A gun stopper (54) is provided for restricting the amount of insertion of the nozzle (75) when the tip (76) of the nozzle hits the fuel filler (53) below the nozzle insertion hole (55). And
前記ガンストッパー（５４）は、前記燃料注入管（４１）を横切りノズルの先端（７６）が当たるノズル当接部（６６）と、このノズル当接部（６６）から上方へ延びる腕部（６７Ｌ、６７Ｒ）と、この腕部（６７Ｌ、６７Ｒ）の上端から前記燃料注入管（４１）の径方向外方に延び前記フューエルフィラー（５３）に溶接される板状の外延部（６８Ｌ、６８Ｒ）とを備え、The gun stopper (54) includes a nozzle abutting portion (66) that crosses the fuel injection pipe (41) and a tip (76) of the nozzle hits, and an arm portion (67L) extending upward from the nozzle abutting portion (66). , 67R) and plate-like extension portions (68L, 68R) that extend from the upper ends of the arm portions (67L, 67R) in the radial direction of the fuel injection pipe (41) and are welded to the fuel filler (53). And
前記外延部（６８Ｌ、６８Ｒ）の両端部（６９、７０）が、前記フューエルフィラー（５３）に溶接される、Both ends (69, 70) of the outer extension (68L, 68R) are welded to the fuel filler (53).
ことを特徴とする鞍乗り型車両の燃料タンク。A fuel tank for a saddle-ride type vehicle.
前記給油口（４４）は、前記ステップ（３６）の前方且つ上方に位置し乗員の脚部を覆うレッグシールド（３７）に配置され、
前記燃料タンク本体（１２）は、前記ステップ（３６）の下方に配置され、
前記燃料注入管（４１）は、前記燃料タンク本体（１２）から延び弾性部材で構成される下部燃料注入管（４２）と、この下部燃料注入管（４２）の上端に接続され金属部材を成形した前記フューエルフィラー（５３）を備える上部燃料注入管（４３）と、からなることを特徴とする請求項１〜請求項４のいずれか１項記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。 The saddle riding type vehicle is a scooter type vehicle having a step (36) in which an occupant places his / her foot,
The fuel filler opening (44) is disposed in a leg shield (37) that is positioned in front of and above the step (36) and covers the legs of the occupant,
The fuel tank body (12) is disposed below the step (36),
The fuel injection pipe (41) extends from the fuel tank body (12) and is connected to the lower fuel injection pipe (42) made of an elastic member and the upper end of the lower fuel injection pipe (42) to form a metal member. The fuel tank for a saddle-ride type vehicle according to any one of claims 1 to 4 , further comprising an upper fuel injection pipe (43) provided with the fuel filler (53).
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