JP5857611B2 - 情報処理装置、システム、プログラム - Google Patents
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Description
1.ユーザがアプリケーションの印刷メニューから印刷設定画面を表示し、印刷設定を決定する
2.ユーザがアプリケーションに印刷開始指示を行う
プリンタドライバは、1.で決定した印刷設定を2.で受け取ることにより、印刷設定に基づいて、アプリケーションから受け取る文書データをプリンタが解釈可能な印刷データに変換する。プリンタはそれを取得して印刷やFAX送信を実行する。
(i)アプリケーション1の要求を受けてUIドライバが一時ファイルに設定を書き込む。
(ii)アプリケーション2の要求を受けてUIドライバが一時ファイルに設定を書き込む。
(iii) アプリケーション1の要求を受けて描画ドライバが一時ファイルの設定を読み込む際には、一時ファイルの内容が書き換わっている。
A.について:EMFスプールでの印刷シーケンスのケース
B.について:Point&Printインストールしたプリンタドライバでの印刷シーケンスのケース
A.について
印刷設定保持用モジュールを使用した方法は、印刷時のDDIコールシーケンスを利用しており、RAWスプールの時は実現可能である。しかし、スプール形式が異なると、OSから呼ばれるDDIコールシーケンスが変化する。EMFスプールでは、アプリケーションからの文書データをEMFデータに変換する処理と、EMFデータをプリンタが解釈可能な描画データに変換する処理とがある。このため、OS内部の動作として、2回の印刷処理シーケンスが動作する。この結果、DDIコールシーケンスがRAWスプールよりも複雑になってしまうため、期待するタイミングで印刷設定の受け渡しができない。
印刷設定保持用モジュールを使用した方法は、ローカル環境で、ユーザが使用するPCにプリンタドライバをインストールした場合は実現可能である。しかし、Point&Printというインストール形式では、ユーザの設定によってUIドライバと描画ドライバが動作する場所が異なるようにすることができる(サーバサイドレンダリング)。
図6は、本実施形態のプリンタドライバの概略的な特徴を説明する図の一例である。PC(Personal Computer)がWindows(R)系のOS上でアプリケーションを実行している。Windows(R)系の印刷アーキテクチャでは、図示するようなソフトウェア階層により、アプリケーションの文書データがプリンタにより印刷される。ここではスプール形式を区別していない。
1.アプリケーション印刷処理開始
2.アプリケーションが OSのGDI API を呼び出す(プリンタデバイスコンテキストの確保)。
3.プリンタドライバ30が描画データを生成する
4.LanguageMonitor32が必要な処理を行う
5.ポートモニタ33が、プリンタ ポートの種類 (USB, TCP/IP etc) に合わせて出力処理を行う
6.プリンタに描画データが送信される
本実施例では、このような印刷アーキテクチャにおいて、OS10が生成するJobIDとLanguageMonitor32を利用する。OS10は印刷ジョブの1つ1つにJobIDを付与する。JobIDはプリンタドライバ30に通知される。
図7(a)は印刷システム400の概略構成図の一例を、図7(b)はPC100のハードウェア構成図の一例をそれぞれ示す。PC100とプリンタ200がネットワーク300を介して接続されている。プリンタ200は1台のみあればよい。
図10は、Windows(R)系OSの印刷アーキテクチャにおける、描画ドライバ39とUIドライバ38について説明する図の一例である。
・OS10から呼び出されたUIドライバ38は、ユーザの印刷設定を受け付けDEVMODEに保存する
・DEVMODEは印刷準備開始時にOS10から描画ドライバ39に渡される
すなわち、UIドライバ38は、「印刷設定」を決定し、描画ドライバ39は「印刷設定」を印刷準備開始時に受け取り、印刷設定に基づき印刷コマンドや描画データを生成する。これがWindows(R)系OSの印刷アーキテクチャの基本的な印刷シーケンスとなる。描画ドライバ39は、UIドライバ38に続いて処理するので、一般的なプリンタドライバ30では、ユーザの印刷開始指示後に印刷設定を変更することはできない。
(1)ユーザが、UIドライバ38が提供する印刷ダイアログ(GUI)によって印刷設定を変更する(すでに登録されている初期値を変更する)。
(2)ユーザがアプリケーションに印刷開始指示の操作を行う。
(3)アプリケーションはUIドライバ38と印刷設定が入っているDEVMODEをやりとりして、ユーザの印刷設定を受け取る。
(4)アプリケーションはGDI34に印刷命令とDEVMODEをGDIコールとして伝える。
(5)GDI34はGDIコールをDDIコールに変換して描画ドライバ39に伝える。
(6)描画ドライバ39は、プリンタが理解できる言語に変換したRAWデータをスプーラ35に送出する。
(7)スプーラ35は、描画ドライバ39から受け取ったRAWデータをプリンタ200に送信する。
S1: アプリケーション31はまず、GDI34に印刷準備開始を指示する。具体的には、アプリケーションはCreateDC()関数で印刷設定(DEVMODE)を引数にしてGDI34をコールする。
S1.1:GDI34はAPIに対応するDDIをコールすることで、描画ドライバ39に印刷設定を送出する。CreateDC()の引数でアプリーションがGDI34に渡した印刷設定が、DrvEnablePDEV()の引数に格納され描画ドライバ39に通知される。この後、描画ドライバ39は、ジョブが終了するまで(デバイスコンテキストが消去されるまで)印刷設定を参照することができる。
S2:GDI34が印刷準備完了をアプリケーションに通知すると、アプリケーションはGDI34に印刷開始を指示する。具体的には、アプリケーションはStartDoc()関数でDocINFOなどを引数にしてGDI34をコールする。
S2.1:GDI34はUIドライバ38に印刷開始を指示する。具体的にはDrvDocumentEvent()DOCUMENTEVENT_STARTDOCPRE()をUIドライバ38に送出する。
S2.2:GDI34は描画ドライバ39に印刷開始を指示する。具体的にはDrvStartDoc()関数を描画ドライバ39に送出する。OS10は、CreateDC()関数により所定のタイミングでJobIDを生成している。GDI34はDrvStartDoc()関数の引数にJobIDを設定するので、描画ドライバ39はJobIDを参照できるようになる。
S2.3: 同様にGDI34はUIドライバ38に印刷開始を指示する。具体的にはDrvDocumentEvent()DOCUMENTEVENT_STARTDOCPOST()をUIドライバ38に送出する。GDI34はこの関数の引数にJobIDを設定するので、UIドライバ38はJobIDを参照できるようになる。
S3: GDI34が印刷開始完了をアプリケーションに通知すると、アプリケーションはページ単位の処理を繰り返す。まず、アプリケーションはGDI34に新しいページの印刷データを受け入れるよう指示する。具体的には、アプリケーションはStartPage()をGDI34に送出する。
S3.1:GDI34はDrvStartPage()を描画ドライバ39に送出する。
S4:アプリケーションは、描画ドライバ39から応答を取得すると、描画関数(文書データ)をGDI34に送出する。
S4.1:GDI34は、描画関数(文書データ)を描画ドライバ39に送出する。描画ドライバ39は印刷設定に従って文書データを印刷データに変換する。
S5: GDI34が1ページ分の描画処理の完了をアプリケーションに通知すると、アプリケーションは1ページ分の書き込みが終了したことをGDI34に通知する。具体的には、アプリケーションはEndPage()をGDI34に送出する。
S5.1:GDI34は描画ドライバ39に1ページ分の書き込みが終了したことを通知する。具体的には、GDI34はDrvSendPage()を描画ドライバ39に送出する。
S6:アプリケーションは、全てのページの描画処理が終了すると、印刷ジョブの終了をGDI34に通知する。具体的には、アプリケーションはEndDoc()をGDI34に送出する。
S6.1:GDI34は印刷ジョブの終了を描画ドライバ39に送出する。具体的には、GDI34はEndDoc()を描画ドライバ39に送出する。
S6.2: GDI34は印刷ジョブの終了をUIドライバ38に送出する。具体的には、GDI34はDrvDocumentEvent()DOCUMENTEVENT_ENDDOCPOST()をUIドライバ38に送出する。
この後、デバイスコンテキストが消去され、描画ドライバ39は印刷設定を参照できなくなる(描画ドライバ39にDrvDisablePDEV()のDDIコールが通知される)。
(1)ユーザが、UIドライバ38が提供する印刷ダイアログ(GUI)によって印刷設定を変更する(すでに登録されている初期値を変更する)。
(2)ユーザがアプリケーションに印刷開始指示の操作を行う。
(3)アプリケーションはUIドライバ38と印刷設定が入っているDEVMODEをやりとりして、ユーザの印刷設定を受け取る。
(4)アプリケーションはGDI34に印刷命令をGDIコールとして通知する。
(5)GDI34はEMFデータをスプールデータとしてスプーラ35に渡す。
(6)アプリケーションの印刷データが一通りスプールされると、スプーラ35がプリントプロセッサ41にデスプールすることを伝え、スプールデータを渡す。
(7)プリントプロセッサ41は、スプールデータをページごとに編集することで、集約・逆順・製本の機能を実現し、編集した内容をGDI34にGDIコールとして通知する。
(8)GDI34はGDIコールをDDIコールに変換して描画ドライバ39に通知する。
(9)描画ドライバ39は、プリンタが理解できる言語に変換したRAWデータをスプーラ35に送出する。
(10)スプーラ35は、描画ドライバ39から受け取ったRAWデータをプリンタに送信する。
S1: アプリケーションはまず、GDI34に印刷準備開始を指示する。具体的には、アプリケーションはCreateDC()関数で印刷設定を引数にしてGDI34をコールする。
S1.1:GDI34はAPIに対応するDDIをコールすることで、描画ドライバ39に印刷設定を送出する。CreateDC()の引数でアプリーションがGDI34に渡した印刷設定が、DrvEnablePDEV()の引数に格納され描画ドライバ39に通知される。この後、描画ドライバ39は、ジョブが終了するまで(デバイスコンテキストが消去されるまで)印刷設定を参照することができる。
S2:GDI34が印刷準備完了をアプリケーションに通知すると、アプリケーションはGDI34に印刷開始を指示する。具体的には、アプリケーションはStartDoc()関数でDocINFOなどを引数にしてGDI34をコールする。
S2.1:GDI34はUIドライバ38に印刷開始を指示する。具体的にはDrvDocumentEvent()DOCUMENTEVENT_STARTDOC()をUIドライバ38に送出する。
S2.2: GDI34はUIドライバ38にJobIDを送出する。具体的にはDrvDocumentEvent()DOCUMENT_STARTDOCPOST()をUIドライバ38に送出する。GDI34はこの関数の引数にJobIDを設定するので、UIドライバ38はJobIDを参照できるようになる。この時点では描画ドライバ39はJobIDを取得していない。
S3: GDI34が印刷開始完了をアプリケーション31に通知すると、アプリケーションページ単位の処理を繰り返す。まず、アプリケーションはGDI34に新しいページの印刷データを受け入れるよう指示する。具体的には、アプリケーションはStartPage()をGDI34に送出する。StartPage()によりスプーラプロセスが開始される。
S4:アプリケーション31は、描画関数(文書データ)をGDI34に送出する。GDI34は、印刷設定に基づきEMFデータを作成する。
S5:アプリケーション31は1ページ分の書き込みが終了したことをGDI34に通知する。具体的には、アプリケーションはEndPage()をGDI34に送出する。
S6:アプリケーション31は、全てのページの描画処理が終了すると、印刷ジョブの終了をGDI34に通知する。具体的には、アプリケーションはEndDoc()をGDI34に送出する。
S7:スプーラ35は、プリントプロセッサ41に印刷準備開始を指示する。
S7.1:プリントプロセッサ41はGDI34に印刷準備開始を指示する。
S7.1.1:GDI34は描画ドライバ39に印刷設定を送出する。具体的には、CreateDC()の引数でアプリーションがGDI34に渡した印刷設定が、DrvEnablePDEV()の引数に格納され描画ドライバ39に通知される。この後、描画ドライバ39は、ジョブが終了するまで(デバイスコンテキストが消去されるまで)印刷設定を参照することができる。
S7.1.2:GDI34は描画ドライバ39に印刷開始を指示する。具体的にはDrvStartDoc()関数を描画ドライバ39に送出する。OS10は、CreateDC()関数により所定のタイミングでJobIDを生成している。GDI34はDrvStartDoc()関数の引数にJobIDを設定するので、描画ドライバ39はJobIDを参照できるようになる。
S7.2:以降、プリントプロセッサ41はページ単位の処理を繰り返す。まず、プリントプロセッサ41はGDI34に新しいページの印刷データを受け入れるよう指示する。具体的には、プリントプロセッサ41はGdiStartPageEMF()をGDI34に送出する。
S7.2.1:GDI34はDrvStartPage()を描画ドライバ39に送出する。
S7.2.2:GDI34は、描画関数(文書データ)を描画ドライバ39に送出する。描画ドライバ39は印刷設定に従って文書データを印刷データに変換する。
S7.2.3:GDI34は描画ドライバ39に1ページ分の書き込みが終了したことを通知する。具体的には、GDI34はDrvSendPage()を描画ドライバ39に送出する。
まず、本実施形態の印刷アーキテクチャで使用するAPI等について説明する。
図15(a)はExtEscape()関数の書式を説明する図の一例である。ExtEscape()関数は、モジュール(シーケンス図や機能ブロック図の各ブロック)がGDI経由ではアクセスできない特定のモジュールにアクセスするためのAPIである。アプリケーションがGDI34を関与させずにドライバにデータを送信する場合、モジュールからGDI34を関与させずにデータを取得する場合に利用されることがある。
・hdcはデバイスコンテキストのハンドルである。
・nEscapeはExtEscape()関数の機能をチェックしたり設定するための引数になる。
・cbInputは、ExtEscape()関数で送信する構造体のサイズである。
・lpszInDataは、ExtEscape()関数で送信する構造体のポインタである。
・cbOutputは、ExtEscape()関数で送信される構造体を受け取る構造体のサイズである。
・lpszOutDataは、ExtEscape()関数で送信される構造体を受け取る構造体のポインタである。
(i)アプリケーションがGDI34に対しExtEscape()をコールする。
(ii)GDI34はExtEscape()をDrvEscape()というDDIコールに変換して描画ドライバ39に通知する。
・hPrinterは、プリンタのハンドルである。
・hdcは、デバイスコンテキストのハンドルである。
・iEscは、呼び出し元のモジュールが提供する、処理対象のイベントを識別するためのエスケープコードである。
・cbInはpvInで送信されるデータのサイズである。
・pvInは送信されるデータのポインタである。
・cbOutは、iEscがDOCUMENTEVENT_ESCAPEの場合は、ExtEscape()のcbOutputパラメータとして関数が指定した値が格納される。iEscがDOCUMENTEVENT_QUERYFILTERの場合、受け取り側が受け取る構造体pvOutのサイズが格納される。
・pvOutは、受け取り側が受け取る構造体pvOutのポインタである。
・hPortは、呼び出し元のモジュールによって与えられるポートのハンドルである。
・dwAccessBitは、呼び出し元のモジュールによって与えられ、プリンタ又はプリントサーバへのアクセスを許可するACCESS_MASK構造体である。
・pActionは、呼び出し元のモジュールによって与えられるリクエストアクションである。
・pReqDataは、リクエストデータを有しているPBIDI_REQUEST_CONTAINER構造体のポインタである。
・ppResDataは、レスポンスデータを有しているBIDI_RESPONSE_CONTAINER構造体のアドレスを受け取るメモリ領域へのポインタである。
・versionは、スキーマのバージョンであり現在は1である。
・Flagsは、システム(OS10)により予約されたフラグのセットでありゼロでなければならない。
・Countは、aDataメンバーにおける「bidi requests」の数である。
・aData[]は、BIDI_REQUEST_DATA 構造体の配列であり、各要素が1つの「bidi request」を有している。
・dwReqNumberは、リクエストのインデックスであり、マルチリクエストによる操作のリクエストと応答を適合させるために使用される。
・pSchemaは、スキーマ文字列の最初の1バイトがあるメモリ配置へのポインタである。
・dataは、スキーマに従ったBIDI_DATA 構造体である。
従来から、OS10は印刷開始命令を受け付けた順にシステムで一意のID(JobID)を生成している。RAWスプールとEMFスプールのいずれでも、描画ドライバ39及びUIドライバ38がJobIDを取得するステップがある。すなわち、
描画ドライバ39は、DrvStartDoc()の引数で受け取ることができる。
UIドライバ38は、DrvDocumentEvent()DOCUMENTEVENT_STARTDOCPOST()の引数で受け取ることができる。
アプリケーションAの印刷開始命令1にJobID1を付与し、
アプリケーションBの印刷開始命令2にJobID2を付与し、
アプリケーションAの印刷開始命令3にJobID3を付与している。
図19は、LanguageMonitor32に記憶されるJobIDと印刷設定を模式的に説明する図の一例である。アプリケーションA,Bは、以下のように印刷開始を指示している。印刷開始が指示された順に、OS10によってJobIDが振られる。
1. アプリケーションAが印刷開始指示
2. アプリケーションBが印刷開始指示
3. アプリケーションAが印刷開始指示
UIドライバ38は、印刷開始後に印刷設定画面を表示し印刷設定を受け付ける。そして、その印刷設定を、JobIDをキーにしてLanguageMonitor32に設定(set)する。図の例だと、LanguageMonitor32は、JobIDと印刷設定の組み合わせをテーブル状に保持する。
図20は、RAWスプールのWindows(R)系OSの印刷アーキテクチャのシーケンス図の一例である。なお、実際にはGDI34とUIドライバ38、又は、GDI34と描画ドライバ39の間では、不図示の通信が行われているが省略している。GDI34からUIドライバ38へのメッセージはUI系のDDI関数で、描画ドライバ39へのメッセージは描画系DDI関数でそれぞれ通知される。
S1: アプリケーションはまず、GDI34に印刷準備開始を指示する。具体的には、アプリケーションはCreateDC()関数で印刷設定を引数にしてGDI34をコールする。
S1.1:GDI34はAPIに対応するDDIをコールすることで、描画ドライバ39に印刷設定を送出する。CreateDC()の引数でアプリーションがGDI34に渡した印刷設定が、DrvEnablePDEV()の引数に格納され描画ドライバ39に通知される。この後、描画ドライバ39は、ジョブが終了するまで(デバイスコンテキストが消去されるまで)印刷設定を参照することができる。
S2:GDI34が印刷準備完了をアプリケーションに通知すると、アプリケーションはGDI34に印刷開始を指示する。具体的には、アプリケーションはStartDoc()関数でDocINFOなどを引数にしてGDI34をコールする。
S2.1:GDI34はUIドライバ38に印刷開始を指示する。具体的にはDrvDocumentEvent()DOCUMENTEVENT_STARTDOCPRE()をUIドライバ38に送出する。
S2.2:GDI34は描画ドライバ39に印刷開始を指示する。具体的にはDrvStartDoc()関数を描画ドライバ39に送出する。OS10は、CreateDC()関数により所定のタイミングでJobIDを生成している。GDI34はDrvStartDoc()関数の引数にJobIDを設定するので、描画ドライバ39はJobIDを参照できるようになる。
S2.3: 同様にGDI34はUIドライバ38に印刷開始を指示する。具体的にはDrvDocumentEvent()DOCUMENTEVENT_STARTDOCPOST()をUIドライバ38に送出する。GDI34はこの関数の引数にJobIDを設定するので、UIドライバ38はJobIDを参照できるようになる。
S2.3.1: ここでUIドライバ38は、印刷設定に印刷開始指示後の印刷設定の変更を受け付ける設定があることを検出する。このため、UIドライバ38は、ポップアップ表示の処理を開始する。描画ドライバ39と直接通信できないので、GDI34にExtEscape()を送出する。
S2.3.1.1:GDI34は描画ドライバ39にDrvEscape()を通知する。描画ドライバ39はGDI34を介して保持している印刷設定をUIドライバ38に送出する。
S2.4:ExtEscape()の処理によりUIドライバ38は、印刷設定を取得できたことになる。印刷設定に、印刷開始指示後(印刷中)に印刷設定を変更するための印刷ダイアログの表示指示が設定される場合、UIドライバ38は図1、2のような印刷ダイアログを表示し、ユーザによる印刷設定の変更を受け付ける。
S2.3.2:ユーザが印刷ダイアログを閉じることで、UIドライバ38はSendRecvBidiDataFromPort()::setで、JobIDをキーとし、ユーザが変更した印刷設定をLanguageMonitor32に送出する(「::」は"DOCUMENTEVENT"を省略したことを意味する)。これにより、LanguageMonitor32はJobIDと印刷設定を対応づけて保持することができる。この時、ユーザがダイアログを"OK"又は"キャンセル"どちらで閉じたのかという内容も送出される。
S3: GDI34が印刷開始完了をアプリケーションに通知すると、アプリケーションはページ単位の処理を繰り返す。まず、アプリケーションはGDI34に新しいページの印刷データを受け入れるよう指示する。具体的には、アプリケーションはStartPage()をGDI34に送出する。
S3.1:GDI34はDrvStartPage()を描画ドライバ39に送出する。
S3.1.1: 描画ドライバ39は、一番最初のDrvStartPage()のDDIコールを受けた時のみ、保持していたJobIDをキーとしてSendRecvBidiDataFromPort()::getでLanguageMonitor32に印刷設定を要求する。ここで、LanguageMonitor32には、S2.3.2でユーザが"OK"又は"キャンセル"のどちらで閉じたかの情報を保持している。描画ドライバ39は、"OK"でユーザが閉じていれば、印刷設定に基づき印刷データを生成する。"キャンセル"で閉じていれば、プリンタやFAX装置にデータを送信しないようにする。
S4:アプリケーション31は、描画ドライバ39から応答を取得すると、描画関数(文書データ)をGDI34に送出する。
S4.1:GDI34は、描画関数(文書データ)を描画ドライバ39に送出する。描画ドライバ39は印刷設定に従って文書データを印刷データに変換する。
以降の手順は従来と同様なので省略する。
S1: アプリケーションはまず、GDI34に印刷準備開始を指示する。具体的には、アプリケーションはCreateDC()関数で印刷設定を引数にしてGDI34をコールする。
S1.1:GDI34はAPIに対応するDDIをコールすることで、描画ドライバ39に印刷設定を送出する。CreateDC()の引数でアプリーションがGDI34に渡した印刷設定が、DrvEnablePDEV()の引数に格納され描画ドライバ39に通知される。この後、描画ドライバ39は、ジョブが終了するまで(デバイスコンテキストが消去されるまで)印刷設定を参照することができる。
S2:GDI34が印刷準備完了をアプリケーションに通知すると、アプリケーションはGDI34に印刷開始を指示する。具体的には、アプリケーションはStartDoc()関数でDocINFOなどを引数にしてGDI34をコールする。
S2.1:GDI34はUIドライバ38に印刷開始を指示する。具体的にはDrvDocumentEvent()DOCUMENTEVENT_STARTDOC()をUIドライバ38に送出する。
S2.2: GDI34はUIドライバ38にJobIDを送出する。具体的にはDrvDocumentEvent()DOCUMENTEVENT_STARTDOCPOST()をUIドライバ38に送出する。GDI34はこの関数の引数にJobIDを設定するので、UIドライバ38はJobIDを参照できるようになる。この時点では描画ドライバ39はJobIDを取得していない。
S2.2.1: ここでUIドライバ38は、印刷設定に印刷開始指示後の印刷設定の変更を受け付ける設定があることを検出する。このため、UIドライバ38は、ポップアップ表示の処理を開始する。UIドライバ38は、デバイスコンテキストを引数として、GDI34に対しExtEscape()をコールする。
S2.2.1.1:GDI34は、DrvEcape()のDDIコールを描画ドライバ39に送出することで、描画ドライバ39が保持している印刷設定を要求する。描画ドライバ39はGDI34を介して保持している印刷設定をUIドライバ38に送出する。
S2.4:ExtEscape()の処理によりUIドライバ38は、印刷設定を取得できたことになる。印刷設定に、印刷開始指示後(印刷中)に印刷設定を変更するための印刷ダイアログの表示指示が設定される場合、UIドライバ38はユーザによる印刷設定の変更を受け付ける。
S2.2.2:ユーザが印刷ダイアログを閉じることで、UIドライバ38はSendRecvBidiDataFromPort()::setで、JobIDをキーとし、ユーザが変更した印刷設定をLanguageMonitor32に送出する。これにより、LanguageMonitor32はJobIDと印刷設定を対応づけて保持することができる。この時、ユーザがダイアログを"OK"又は"キャンセル"どちらで閉じたのかという内容も送出される。S3〜S6について従来と同様なので省略する。ここまででアプリケーションプロセスでの印刷(EMFデータの生成)が終了する。
S7:スプーラ35は、プリントプロセッサ41に印刷準備開始を指示する。
S7.1:プリントプロセッサ41はGDI34に印刷準備開始を指示する。
S7.1.1:GDI34は描画ドライバ39に印刷設定を送出する。具体的には、CreateDC()の引数でアプリーションがGDI34に渡した印刷設定が、DrvEnablePDEV()の引数に格納され描画ドライバ39に通知される。この後、描画ドライバ39は、ジョブが終了するまで(デバイスコンテキストが消去されるまで)印刷設定を参照することができる。
S7.1.2:GDI34は描画ドライバ39に印刷開始を指示する。具体的にはDrvStartDoc()関数を描画ドライバ39に送出する。OS10は、CreateDC()関数により所定のタイミングでJobIDを生成している。GDI34はDrvStartDoc()関数の引数にJobIDを設定するので、描画ドライバ39はJobIDを参照できるようになる。
S7.2:以降、プリントプロセッサ41はページ単位の処理を繰り返す。まず、プリントプロセッサ41はGDI34に新しいページの印刷データを受け入れるよう指示する。具体的には、プリントプロセッサ41はGdiStartPageEMF()をGDI34に送出する。
S7.2.1:GDI34はDrvStartPage()を描画ドライバ39に送出する。
S7.2.1.1: 描画ドライバ39は、一番最初のDrvStartPage()のDDIコールを受けた時のみ、保持していたJobIDをキーとしてSendRecvBidiDataFromPort()::getでLanguageMonitor32に印刷設定を要求する。ここで、LanguageMonitor32には、S2.2.2の印刷ダイアログをユーザが"OK"又は"キャンセル"のどちらで閉じたかの情報を保持している。描画ドライバ39は、"OK"でユーザが閉じていれば、印刷設定に基づき印刷データを生成する。"キャンセル"で閉じていれば、プリンタやFAXにデータを送信しないようにする。
S7.2.2:GDI34は、描画関数(文書データ)を描画ドライバ39に送出する。描画ドライバ39は印刷設定に従って文書データを印刷データに変換する。
S7.2.3:GDI34は描画ドライバ39に1ページ分の書き込みが終了したことを通知する。具体的には、GDI34はDrvSendPage()を描画ドライバ39に送出する。
以降はページ単位の繰り返しとなる。
しかし、描画ドライバ39の
・DrvEnablePDEV()
・DrvStartDoc()
・DrvStartPage()
・DrvEscape()
UIドライバ38の
・DrvDocumentEvent()DOCUMENTEVENT_STARTDOCPOST()
LanguageMonitor32の
・SendRecvBidiDataFromPort()::set
・SendRecvBidiDataFromPort()::get
の各関数内で、行っている処理は、RAWスプールでもEMFスプールでも全く同じ処理である。したがって、本実施形態の印刷設定の管理方法はスプール形式によらず、実現可能であり、複数のアプリケーションが作動する環境でも、印刷開始後にユーザが印刷設定を変更することを可能にできる。
クライアントPC1がアプリケーションAを
クライアントPC2がアプリケーションA、Bを
クライアントPC3がアプリケーションCを
それぞれ実行している。各アプリケーションは任意のタイミングで印刷開始を指示する。
印刷開始命令1:クライアントPC2+アプリケーションA
印刷開始命令2:クライアントPC1+アプリケーションA
印刷開始命令3:クライアントPC3+アプリケーションC
印刷開始命令4:クライアントPC2+アプリケーションB
サーバPC110のOS10は、印刷開始命令1〜4に一意のJobID1〜4を付与する。すなわち、1台のクライアントPCが単一のアプリケーションから印刷を開始しても、1台のクライアントPCが複数のアプリケーションから印刷を開始しても、1台のクライアントPCが単一のアプリケーションから複数回印刷を開始しても、サーバPC110は重複しないJobIDを付与する。
1.アプリケーションがGDI34を呼び出す。この時、サーバPC110がサーバにとって一意のJobIDを付与し、クライアントPCに返す。
2.GDI34がプリンタドライバ30を呼び出す。
3.プリンタドライバ30の描画ドライバ39はGDI34からDrvStartDoc()の引数によりJobIDを取得する。また、プリンタドライバ30のUIドライバ38はGDI34からDrvDocumentEvent()DOCUMENTEVENT_STARTDOCPOST()によりJobIDを取得する。UIドライバ38が印刷ダイアログを表示すると、ユーザは印刷設定を変更することができる。UIドライバ38は描画ドライバ39からDrvEscape()で取得した印刷設定を、LanguageMonitor32にSendRecvBidiDataFromPort()::setする。その後、ページ単位の印刷が始まると、描画ドライバ39はLanguageMonitor32からSendRecvBidiDataFromPort()::getで印刷設定を取得する。
4.描画ドライバ39は必要であれば描画処理を行い、スプーラ35に印刷データを送出する。スプーラ35は印刷データ(RAWデータ)をスプールする。
5.スプーラ35はRPCにより印刷データをサーバPC110に送信する。
6.サーバPC110の処理に移り、サーバPC110のプリントプロセッサ41は印刷データをスプールする。
7.スプーラはLanguageMonitor32に印刷データを送出する。
8.LanguageMonitor32とポートモニタ33はプリンタに印刷データを送信する。この段階で、LanguageMonitor32は特に処理は行わない。
1.アプリケーションがGDI34を呼び出す。この時、サーバPC110がサーバにとって一意のJobIDを付与し、クライアントPCに返す。
2.GDI34がプリンタドライバ30を呼び出す。プリンタドライバ30のUIドライバ38はGDI34からDrvDocumentEvent()DOCUMENTEVENT_STARTDOCPOST()によりJobIDを取得する。UIドライバ38が印刷ダイアログを表示すると、ユーザは印刷設定を変更することができる。UIドライバ38は描画ドライバ39からDrvEscape()で取得した印刷設定を、LanguageMonitor32にSendRecvBidiDataFromPort()::setする。GDI34は文書データからEMFデータを生成する。
3.スプーラ35は印刷データ(EMFデータ)をスプールする。
4.プリントプロセッサ41はGDI34を呼び出す。
5.GDI34はプリンタドライバ30を呼び出す。
6.プリンタドライバ30の描画ドライバ39はGDI34からDrvStartDoc()の引数によりJobIDを取得する。また、ページ単位の印刷が始まると、描画ドライバ39はLanguageMonitor32からSendRecvBidiDataFromPort()::getで印刷設定を取得する。プリンタドライバの描画ドライバ39はEMFデータからRAWデータを作成する。
7.スプーラ35はRPCにより印刷データ(RAWデータ)をサーバPC110に送信する。
8.サーバPC110の処理に移り、サーバPC110のプリントプロセッサ41は印刷データをスプールする。
9.スプーラは印刷データをLanguageMonitor32に送出する。
10.LanguageMonitor32とポートモニタ33はプリンタに印刷データを送信する。この段階で、LanguageMonitor32は特に処理は行わない。
1.アプリケーションがGDI34を呼び出す。この時、サーバPC110がサーバにとって一意のJobIDを付与し、クライアントPCに返す。
2.GDI34がプリンタドライバ30を呼び出す。プリンタドライバ30のUIドライバ38はGDI34からDrvDocumentEvent()DOCUMENTEVENT_STARTDOCPOST()によりJobIDを取得する。UIドライバ38が印刷ダイアログを表示すると、ユーザは印刷設定を変更することができる。UIドライバ38は描画ドライバ39からDrvEscape()で取得した印刷設定を、LanguageMonitor32にSendRecvBidiDataFromPort()::setする。GDI34は文書データからEMFデータを生成する。
3.スプーラ35は印刷データ(EMFデータ)をスプールする。
4.スプーラ35はRPCにより印刷データ(EMFデータ)をサーバPC110に送信する。
5.サーバPC110の処理に移り、サーバPC110のプリントプロセッサ41はGDI34を呼び出す。
6.GDI34はプリンタドライバを呼び出す。
7.プリンタドライバ30の描画ドライバ39はGDI34からDrvStartDoc()の引数によりJobIDを取得する。また、ページ単位の印刷が始まると、描画ドライバ39はLanguageMonitor32からSendRecvBidiDataFromPort()::getで印刷設定を取得する。プリンタドライバの描画ドライバ39はEMFデータからRAWデータを作成する。プリンタドライバは印刷データ(RAWデータ)をスプールする。
8.スプーラ35はLanguageMonitor32に印刷データを送出する。
9.LanguageMonitor32とポートモニタ33はプリンタに印刷データを送信する。この段階で、LanguageMonitor32は特に処理は行わない。
32 LanguageMonitor
33 ポートモニタ
34 GDI
35 スプーラ
38 UIドライバ
39 描画ドライバ
100 PC
200 プリンタ
321 データ保持部
322 通信部
400 印刷システム
Claims (12)
- 操作を受け付ける操作受け付け手段と、
前記操作受け付け手段が印刷開始又は送信開始の指示を受け付けた後、印刷又は送信の設定条件を表示し変更を受け付ける設定受け付け手段と、
文書データ提供手段から印刷対象又は送信対象の文書データを取得して前記設定条件に基づき印刷装置の印刷データに変換する画像処理手段と、を有する情報処理装置であって、
印刷開始又は送信開始の指示によりオペレーティングシステムが生成した印刷処理又は送信処理の識別情報を取得した前記設定受け付け手段が、オペレーティングシステムを介して前記識別情報をキーに前記設定条件を記憶させるLanguageMonitor、を有し、
オペレーティングシステムから前記識別情報を取得した前記画像処理手段が、前記識別情報をキーにオペレーティングシステムを介して前記LanguageMonitorから前記設定条件を読み出し、該設定条件に基づき文書データを印刷装置の印刷データに変換する、
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記設定受け付け手段が、印刷開始又は送信開始の指示を受け付けた後、印刷又は送信の設定条件を表示する場合、前記設定受け付け手段はオペレーティングシステムの所定のAPI関数をコールすることで、前記画像処理手段から前記設定条件を取得する、
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記設定受け付け手段は、印刷又は送信の前記設定条件を表示した後、前記操作受け付け手段が受け付けた印刷実行若しくは送信実行、又は、印刷中止若しくは送信中止の操作結果を取得し、前記設定条件と共に前記LanguageMonitorに記憶し、
前記画像処理手段が、前記LanguageMonitorから読み出した前記操作結果が印刷中止若しくは送信中止である場合、文書データの印刷データへの変換を中止する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。 - 前記設定受け付け手段は、オペレーティングシステムの所定のAPI関数をコールすることで、前記LanguageMonitorに前記識別情報をキーにして前記設定条件を記憶する、
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の情報処理装置。 - 前記画像処理手段は、オペレーティングシステムの所定のAPI関数をコールすることで、前記識別情報をキーにして前記LanguageMonitorから前記設定条件を読み出す、
ことを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。 - オペレーティングシステムは、前記操作受け付け手段が印刷開始又は送信開始の指示を受け付ける毎に、当該情報処理装置内で一意の前記識別情報としてJobIDを生成する、
ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の情報処理装置。 - オペレーティングシステムは、異なる前記文書データ提供手段が提供した文書データの印刷処理又は送信処理に対し一意の前記識別情報を生成し、
同じ前記文書データ提供手段が提供した異なる文書データの印刷処理又は送信処理に対し一意の前記識別情報を生成し、
同じ前記文書データ提供手段が提供した同じ文書データの異なる印刷処理又は送信処理に対し一意の前記識別情報を生成する、
ことを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。 - 前記操作受け付け手段が印刷開始又は送信開始の指示を受け付けた後、オペレーティングシステムが印刷装置に依存しない中間印刷データを生成するまでに、前記設定受け付け手段が、前記識別情報をキーにして前記設定条件を前記LanguageMonitorに記憶しておき、
オペレーティングシステムが前記文書データ提供手段を印刷処理又は送信処理から開放した後、
オペレーティングシステムに呼び出された前記画像処理手段が、前記識別情報をキーに前記LanguageMonitorから前記設定条件を読み出す、
ことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の情報処理装置。 - 第1の情報処理装置、第2の情報処理装置、及び、印刷装置がネットワークを介して接続されたシステムにおいて、
操作を受け付ける操作受け付け手段と、
前記操作受け付け手段が印刷開始又は送信開始の指示を受け付けた後、印刷又は送信の設定条件を表示し変更を受け付ける設定受け付け手段と、
文書データ提供手段から印刷対象又は送信対象の文書データを取得して前記設定条件に基づき印刷装置の印刷データに変換する画像処理手段と、
印刷開始又は送信開始の指示により前記第2の情報処理装置のオペレーティングシステムが生成した印刷処理又は送信処理の識別情報を取得した前記設定受け付け手段が、前記第1の情報処理装置及び前記第2の情報処理装置のオペレーティングシステムを介して前記識別情報をキーにして前記設定条件を記憶させる、前記第2の情報処理装置に設けられたLanguageMonitorと、を有し、
前記第2の情報処理装置のオペレーティングシステムから前記識別情報を取得した前記画像処理手段が、少なくとも前記第2の情報処理装置のオペレーティングシステムを介して前記識別情報をキーに前記LanguageMonitorから前記設定条件を読み出し、該設定条件に基づき文書データを印刷装置の印刷データに変換する、
ことを特徴とするシステム。 - 前記操作受け付け手段、前記設定受け付け手段、及び、前記画像処理手段を前記第1の情報処理装置が有し、前記第1の情報処理装置は印刷データを前記第2の情報処理装置に送信する、ことを特徴とする請求項9記載のシステム。
- 前記操作受け付け手段、及び、前記設定受け付け手段を前記第1の情報処理装置が有し、前記画像処理手段を前記第2の情報処理装置が有し、
前記第1の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置のオペレーティングシステムが文書データから変換した印刷装置に依存しない中間印刷データを前記第2の情報処理装置に送信し、
前記画像処理手段は、前記識別情報をキーに前記第2の情報処理装置の前記LanguageMonitorから前記設定条件を読み出し、該設定条件に基づき中間印刷データを印刷装置の印刷データに変換する、
ことを特徴とする請求項9記載のシステム。 - 操作を受け付ける操作受け付け手段、を有する情報処理装置に、
前記操作受け付け手段が印刷開始又は送信開始の指示を受け付けた後、印刷又は送信の設定条件を表示し変更を受け付ける設定受け付けステップと、
印刷開始又は送信開始の指示によりオペレーティングシステムが生成した印刷処理又は送信処理の識別情報を設定モジュールが取得する識別情報受け付けステップと、
オペレーティングシステムを介して、前記識別情報をキーにして前記設定条件をLanguageMonitorに記憶させるステップと、
オペレーティングシステムから画像処理モジュールが前記識別情報を取得するステップと、
前記画像処理モジュールが、前記識別情報をキーにオペレーティングシステムを介して前記LanguageMonitorから前記設定条件を読み出すステップと、
前記画像処理モジュールが、文書データ提供手段から提供された印刷対象又は送信対象の文書データを、前記LanguageMonitorから読み出した前記設定条件に基づき印刷装置の印刷データに変換するステップと、
を実行させるプログラム。
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