JP5856748B2 - エンジン - Google Patents

エンジン Download PDF

Info

Publication number
JP5856748B2
JP5856748B2 JP2011080609A JP2011080609A JP5856748B2 JP 5856748 B2 JP5856748 B2 JP 5856748B2 JP 2011080609 A JP2011080609 A JP 2011080609A JP 2011080609 A JP2011080609 A JP 2011080609A JP 5856748 B2 JP5856748 B2 JP 5856748B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
connecting rod
crankshaft
oil jet
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011080609A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012215114A (ja
Inventor
康信 ▲濱▼田
康信 ▲濱▼田
広之 杉浦
広之 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2011080609A priority Critical patent/JP5856748B2/ja
Publication of JP2012215114A publication Critical patent/JP2012215114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5856748B2 publication Critical patent/JP5856748B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、エンジンのコネクティングロッド及びオイルジェットに関する。
従来のエンジンとしては、シリンダブロックのシリンダ穴の下方に、ピストンの裏面に冷却のための潤滑油を噴射するオイルジェットが設けられるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−199414号公報
ところで、オイルジェットから往復運動するピストンの所定の位置に潤滑油を長時間噴射するためには、オイルジェットのノズルがある程度上方に角度を持って設けられる必要があるが、上記特許文献1に記載のエンジンでは、ノズルがコネクティングロッドの大端部に接触しないように、コネクティングロッドの軌跡から外してオイルジェットが設けられていた。このため、コネクティングロッドを長くする必要があるので、エンジンが大型化してしまっていた。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コネクティングロッドを短くして、エンジンをコンパクトにすることができるエンジンを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、クランクシャフトと、シリンダ穴内を往復動するピストンと、クランクシャフトとピストンとを連結するコネクティングロッドと、ピストンの裏面に潤滑油を噴射するオイルジェットと、を備えるエンジンにおいて、コネクティングロッドは、コネクティングロッドの大端部とロッド部とを連結し、クランクシャフトの軸方向に所定の間隔を存して形成される2本のリブを有し、オイルジェットの一部は、クランクシャフトの軸方向視において、コネクティングロッドの軌跡と重なる位置、且つ2本のリブ間を通過する位置に設けられ、オイルジェットは、クランクケースから潤滑油が供給される連結孔、及びオイルジェットをクランクケースに取り付けるための基部と、基部からピストンの裏面に指向して延び、潤滑油を噴射するノズル部と、を備え、ノズル部は潤滑油を噴射する側が先端にあり、オイルジェットの一部とはノズル部の後端であり、ノズル部の先端部はコネクティングロッドの軌跡から離間させたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の構成に加えて、オイルジェットは、基部とノズル部を連結する連結部を備え、基部のボルト座が連結部に対してオフセットして配置されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項に記載の構成に加えて、ノズル部がコネクティングロッドの2本のリブ間を通過することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載の構成に加えて、エンジンは、V字状に配置される2つのシリンダを備えるV型エンジンであり、オイルジェットは、2つのシリンダの谷間の基部に設けられると共に、2つのシリンダのピストンの裏面に潤滑油をそれぞれ噴射する2本のノズル部を備えることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の構成に加えて、ボルト座は、クランクシャフトの軸方向に一対で設けられ、一対のボルト座は、2つのシリンダの方向に互いにオフセットして配置されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1に記載の構成に加えて、オイルジェットの一部は、クランクシャフトの軸方向視において、隣り合う気筒のコネクティングロッドの軌跡と重なる位置に設けられることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1に記載の構成に加えて、オイルジェットの一部は、クランクシャフトの軸方向視において、クランクシャフトのカウンタウェイトの軌跡と重なる位置に設けられることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、コネクティングロッドは、コネクティングロッドの大端部とロッド部とを連結し、クランクシャフトの軸方向に所定の間隔を存して形成される2本のリブを有し、オイルジェットの少なくとも一部は、クランクシャフトの軸方向視において、コネクティングロッドの軌跡と重なる位置、且つ2本のリブ間を通過する位置に設けられるため、オイルジェットをコネクティングロッドの軌跡内に配置することができる。これにより、コネクティングロッドを短くすることができるので、エンジンをコンパクトにすることができる。
請求項2の発明によれば、オイルジェットは、基部とノズル部を連結する連結部を備え、基部のボルト座が連結部に対してオフセットして配置されるため、ボルト座にコネクティングロッドが接触するのを防止することができる。
請求項3の発明によれば、ノズル部がコネクティングロッドの2本のリブ間を通過するため、ノズル部をコネクティングロッドの軌跡内に配置することができる。これにより、コネクティングロッドを短くすることができるので、エンジンをコンパクトにすることができる。
請求項4の発明によれば、オイルジェットは、V型エンジンの2つのシリンダの谷間の基部に設けられると共に、2つのシリンダのピストンの裏面に潤滑油をそれぞれ噴射する2本のノズル部を備えるため、各シリンダにオイルジェットを設ける場合と比較して、部品点数を削減することができる。
請求項5の発明によれば、クランクシャフトの軸方向に一対で設けられるボルト座が、2つのシリンダの方向に互いにオフセットして配置されるため、ボルト座にコネクティングロッドが接触するのを防止することができる。
請求項6の発明によれば、オイルジェットの一部は、クランクシャフトの軸方向視において、隣り合う気筒のコネクティングロッドの軌跡と重なる位置に設けられるため、オイルジェットを隣り合う気筒のコネクティングロッドの軌跡内に配置することができる。これにより、コネクティングロッドを短くすることができるので、エンジンをコンパクトにすることができる。
請求項7の発明によれば、オイルジェットの一部は、クランクシャフトの軸方向視において、クランクシャフトのカウンタウェイトの軌跡と重なる位置に設けられるため、オイルジェットをカウンタウェイトの軌跡内に配置することができる。これにより、コネクティングロッドを短くすることができるので、エンジンをコンパクトにすることができる。
本発明に係るエンジンの一実施形態が搭載された自動二輪車の左側面図である。 図1に示すエンジンの縦断面図である。 図2に示すクランクシャフト及びピストンの周辺の拡大縦断面図である。 図3に示す第1オイルジェットの側面図である。 図4に示す第1オイルジェットの上面図である。 第1オイルジェットと第1気筒のコネクティングロッドが最も接近した状態の拡大断面図である。 第1オイルジェットと第2気筒のコネクティングロッドが最も接近した状態の拡大断面図である。 第2オイルジェットと第1気筒のコネクティングロッドが最も接近した状態の拡大断面図である 第3オイルジェットと第2気筒のコネクティングロッドが最も接近した状態の拡大断面図である。
以下、本発明に係るエンジンの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
本実施形態の自動二輪車10は、図1に示すように、車体フレーム11を、前端に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後方且つ下方に延びる左右一対のメインフレーム13と、左右一対のメインフレーム13の前部下面から下方に延びる左右一対のエンジンハンガー14と、左右一対のメインフレーム13の後端部に連結され下方に延びる左右一対のピボットプレート15と、左右一対のピボットプレート15の上部に連結され後方且つ上方に延びる左右一対のシートフレーム16と、から構成し、エンジンハンガー14及びピボットプレート15にエンジン50が取り付けられる。
また、自動二輪車10は、ヘッドパイプ12に操向自在に支持されるフロントフォーク21と、フロントフォーク21の下端部に回転可能に支持される前輪WFと、フロントフォーク21の上端部に取り付けられる操舵用のハンドル22と、ピボットプレート15に揺動可能に支持されるスイングアーム23と、スイングアーム23の後端部に回転可能に支持される後輪WRと、エンジン50の上方且つ左右一対のメインフレーム13間に配置される燃料タンク25と、左右一対のシートフレーム16上に取り付けられる運転者シート26と、を備える。
なお、図1中の符号31はフロントカウル、32はフロントサイドカウル、33はアンダーカウル、34はリヤカウル、35はヘッドライト、36はサイドミラー、37はフロントフェンダ、38は同乗者シート、39はテールライト、40はリヤウィンカ、41はリヤフェンダ、42はメインステップ、43はピリオンステップ、44はスロットルボディ、45はエアクリーナ、46は排気管、47はマフラーである。
エンジン50は、水冷式V型4気筒エンジンであり、図1及び図2に示すように、クランクケース51と、クランクケース51の上部に前後にV字状に配置される前側シリンダ52F及び後側シリンダ52Rと、クランクケース51の左側面に取り付けられる発電機カバー53と、クランクケース51の右側面に取り付けられる不図示のクラッチカバーと、クランクケース51の下面に取り付けられるオイルパン54と、を備える。また、クランクケース51には、車幅方向(左右方向)に沿ってクランクシャフト70が回転自在に支持されている。
前側シリンダ52Fは、クランクケース51の前方上部に一体形成されるシリンダブロック55Fと、シリンダブロック55Fの上端部に取り付けられるシリンダヘッド56Fと、シリンダヘッド56Fの上端部に取り付けられるシリンダヘッドカバー57Fと、を備える。後側シリンダ52Rは、クランクケース51の後方上部に一体形成されるシリンダブロック55Rと、シリンダブロック55Rの上端部に取り付けられるシリンダヘッド56Rと、シリンダヘッド56Rの上端部に取り付けられるシリンダヘッドカバー57Rと、を備える。
また、図2及び図3に示すように、シリンダブロック55F,55Rのシリンダ穴61内には、ピストン62が摺動自在にそれぞれ設けられており、このピストン62は、コネクティングロッド63を介してクランクシャフト70に連結され、ピストン62の往復運動に応じてクランクシャフト70が回転駆動する。
シリンダヘッド56F,56Rには、吸気バルブ64aが配置される吸気ポート64と、排気バルブ65aが配置される排気ポート65がそれぞれ形成されている。また、シリンダヘッド56F,56Rの下面には、燃焼室66がそれぞれ形成されている。
また、図2及び図3に示すように、シリンダ52F,52Rの谷間の基部58には、不図示のオイルポンプから潤滑油が供給されるメイン潤滑油路69を有する凸部68が、車両幅方向に沿って形成されている。
以下、発明の理解を容易にするため、車両左側の第1気筒(車幅方向外側)及び第2気筒(車幅方向内側)について説明する。そして、車両右側の第3気筒(車幅方向内側)及び第4気筒(車幅方向外側)も第1気筒及び第2気筒と同様な構成となっている。
図3に示すように、シリンダ52F,52Rの谷間の基部58には、第1気筒及び第2気筒のピストン62の裏面に冷却のための潤滑油を噴射する第1オイルジェット71が取り付けられている。また、クランクケース51のクランクシャフト70の後方には、第1気筒のピストン62の裏面に冷却のための潤滑油を噴射する第2オイルジェット72が取り付けられている。また、クランクケース51のクランクシャフト70の前方には、第2気筒のピストン62の裏面に冷却のための潤滑油を噴射する第3オイルジェット73が取り付けられている。そして、第1〜第3オイルジェット71〜73には、不図示のオイルポンプから潤滑油がそれぞれ供給される。
第1オイルジェット71は、図4及び図5に示すように、メイン潤滑油路69から潤滑油が供給される左右一対の連結孔81、及び第1オイルジェット71を基部58に取り付けるための左右一対のボルト座82を有する基部80と、基部80から第1気筒のピストン62の裏面に指向して延び、潤滑油を噴射する第1ノズル部83Aと、基部80から第2気筒のピストン62の裏面に指向して延び、潤滑油を噴射する第2ノズル部83Bと、基部80と第1及び第2ノズル部83A,83Bをそれぞれ連結する一対の連結部84と、を備える。
また、左右一対のボルト座82は、一対の連結部84に対して左右方向にオフセットして配置されると共に、前側及び後側シリンダ52F,52Rの方向(前後方向)に互いにオフセットして配置されている。
第2オイルジェット72は、図3に示すように、第2オイルジェット72をクランクケース51に取り付けるための基部74と、基部74から第1気筒のピストン62の裏面に指向して延び、潤滑油を噴射するノズル部75と、を備える。
第3オイルジェット73は、図3に示すように、第3オイルジェット73をクランクケース51に取り付けるための基部76と、基部76から第2気筒のピストン62の裏面に指向して延び、潤滑油を噴射するノズル部77と、を備える。
コネクティングロッド63は、図3に示すように、クランクシャフト70のクランクピン70aに接続される大端部91と、大端部91とピストン62とを連結するロッド部92と、大端部91とロッド部92とを連結し、クランクシャフト70の軸方向に所定の間隔を存して形成される2本のリブ93と、を有する。このため、2本のリブ93間には空間Sが形成される。
そして、図3及び図6に示すように、第1オイルジェット71の第1ノズル部83Aは、クランクシャフト70の軸方向視において、第1気筒のコネクティングロッド63の軌跡T1と重なる位置、且つ第1気筒のコネクティングロッド63の2本のリブ93間の空間Sを通過する位置に設けられている。
また、図3及び図7に示すように、第1オイルジェット71の第2ノズル部83Bは、クランクシャフト70の軸方向視において、第2気筒のコネクティングロッド63の軌跡T2と重なる位置、且つ第2気筒のコネクティングロッド63の2本のリブ93間の空間Sを通過する位置に設けられている。
また、図3及び図8に示すように、第2オイルジェット72のノズル部75は、クランクシャフト70の軸方向視において、隣り合う第2気筒のコネクティングロッド63の軌跡T2と重なる位置に設けられている。
また、図3及び図9に示すように、第3オイルジェット73のノズル部77は、クランクシャフト70の軸方向視において、隣り合う第1気筒のコネクティングロッド63の軌跡T1と重なる位置に設けられている。
また、図3及び図6〜図9に示すように、第1〜第3オイルジェット71〜73の一部は、クランクシャフト70の軸方向視において、クランクシャフト70のカウンタウェイト70bの軌跡T3と重なる位置に設けられている。
以上説明したように、本実施形態のエンジン50によれば、第1オイルジェット71の第1及び第2ノズル部83A,83Bは、クランクシャフト70の軸方向視において、第1及び第2気筒のコネクティングロッド63の軌跡T1,T2と重なる位置、且つ第1及び第2気筒のコネクティングロッド63の2本のリブ93間の空間Sを通過する位置に設けられるため、第1オイルジェット71をコネクティングロッド63の軌跡T1,T2内に配置することができる。これにより、コネクティングロッド63を短くすることができるので、エンジン50をコンパクトにすることができる。
また、本実施形態のエンジン50によれば、第1オイルジェット71の左右一対のボルト座82が一対の連結部84に対して左右方向にオフセットして配置されるため、左右一対のボルト座82にコネクティングロッド63が接触するのを防止することができる。
また、本実施形態のエンジン50によれば、第1オイルジェット71は、前側及び後側シリンダ52F,52Rの谷間の基部58に設けられると共に、前側及び後側シリンダ52F,52Rのピストン62の裏面に潤滑油をそれぞれ噴射する2本のノズル部83A,83Bを備えるため、各シリンダにオイルジェットを設ける場合と比較して、部品点数を削減することができる。
また、本実施形態のエンジン50によれば、左右一対のボルト座82が、前側及び後側シリンダ52F,52Rの方向(前後方向)に互いにオフセットして配置されるため、左右一対のボルト座82にコネクティングロッド63が接触するのを防止することができる。
また、本実施形態のエンジン50によれば、第2及び第3オイルジェット72,73のノズル部75,77は、クランクシャフト70の軸方向視において、隣り合う気筒のコネクティングロッド63の軌跡T2,T1と重なる位置に設けられるため、第2及び第3オイルジェット72,73を隣り合う気筒のコネクティングロッド63の軌跡T2,T1内に配置することができる。これにより、コネクティングロッド63を短くすることができるので、エンジン50をコンパクトにすることができる。
また、本実施形態のエンジン50によれば、第1〜第3オイルジェット71〜73の一部が、クランクシャフト70の軸方向視において、クランクシャフト70のカウンタウェイト70bの軌跡T3と重なる位置に設けられるため、第1〜第3オイルジェット71〜73をカウンタウェイト70bの軌跡T3内に配置することができる。これにより、これにより、コネクティングロッド63を短くすることができるので、エンジン50をコンパクトにすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
50 エンジン
51 クランクケース
52F 前側シリンダ
52R 後側シリンダ
58 基部
61 シリンダ穴
62 ピストン
63 コネクティングロッド
91 大端部
92 ロッド部
93 リブ
70 クランクシャフト
70a クランクピン
70b カウンタウェイト
71 第1オイルジェット
80 基部
81 連結孔
82 ボルト座
83A 第1ノズル部
83B 第2ノズル部
84 連結部
72 第2オイルジェット
74 基部
75 ノズル部
73 第3オイルジェット
76 基部
77 ノズル部
T1 第1気筒のコネクティングロッドの軌跡
T2 第2気筒のコネクティングロッドの軌跡
T3 カウンタウェイトの軌跡
S 2本のリブ間の空間

Claims (7)

  1. クランクシャフト(70)と、
    シリンダ穴(61)内を往復動するピストン(62)と、
    前記クランクシャフトと前記ピストンとを連結するコネクティングロッド(63)と、
    前記ピストンの裏面に潤滑油を噴射するオイルジェット(71,72,73)と、を備えるエンジン(50)において、
    前記コネクティングロッドは、前記コネクティングロッドの大端部(91)とロッド部(92)とを連結し、前記クランクシャフトの軸方向に所定の間隔を存して形成される2本のリブ(93)を有し、
    前記オイルジェットの一部は、前記クランクシャフトの軸方向視において、前記コネクティングロッドの軌跡(T1,T2)と重なる位置、且つ前記2本のリブ間を通過する位置に設けられ
    前記オイルジェット(71)は、
    クランクケース(51)から潤滑油が供給される連結孔(81)、及び前記オイルジェットを前記クランクケースに取り付けるための基部(80)と、
    前記基部から前記ピストン(62)の裏面に指向して延び、潤滑油を噴射するノズル部(83A,83B)と、を備え、
    前記ノズル部(83A,83B)は潤滑油を噴射する側が先端にあり、前記オイルジェットの一部とは前記ノズル部(83A,83B)の後端であり、前記ノズル部(83A,83B)の先端部は前記コネクティングロッドの軌跡(T1,T2)から離間させたことを特徴とするエンジン。
  2. 前記オイルジェット(71)は、前記基部と前記ノズル部を連結する連結部(84)を備え、
    前記基部(80)のボルト座(82)が前記連結部に対してオフセットして配置されることを特徴とする請求項1に記載のエンジン(50)。
  3. 前記ノズル部(83A,83B)が前記コネクティングロッド(63)の前記2本のリブ(93)間を通過することを特徴とする請求項に記載のエンジン(50)。
  4. 前記エンジン(50)は、V字状に配置される2つのシリンダ(52F,52R)を備えるV型エンジンであり、
    前記オイルジェット(71)は、前記2つのシリンダの谷間の基部(58)に設けられると共に、前記2つのシリンダの前記ピストン(62)の裏面に潤滑油をそれぞれ噴射する2本の前記ノズル部(83A,83B)を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載のエンジン(50)。
  5. 前記ボルト座(82)は、前記クランクシャフト(70)の軸方向に一対で設けられ、
    前記一対のボルト座は、前記2つのシリンダ(52F,52R)の方向に互いにオフセットして配置されることを特徴とする請求項4に記載のエンジン(50)。
  6. 前記オイルジェット(72,73)の一部は、前記クランクシャフト(70)の軸方向視において、隣り合う気筒の前記コネクティングロッド(63)の軌跡(T1,T2)と重なる位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載のエンジン(50)。
  7. 前記オイルジェット(71,72,73)の一部は、前記クランクシャフト(70)の軸方向視において、前記クランクシャフトのカウンタウェイト(70b)の軌跡(T3)と重なる位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載のエンジン(50)。
JP2011080609A 2011-03-31 2011-03-31 エンジン Active JP5856748B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011080609A JP5856748B2 (ja) 2011-03-31 2011-03-31 エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011080609A JP5856748B2 (ja) 2011-03-31 2011-03-31 エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012215114A JP2012215114A (ja) 2012-11-08
JP5856748B2 true JP5856748B2 (ja) 2016-02-10

Family

ID=47268077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011080609A Active JP5856748B2 (ja) 2011-03-31 2011-03-31 エンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5856748B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5984729B2 (ja) * 2013-03-29 2016-09-06 本田技研工業株式会社 内燃機関のオイル通路

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5789809U (ja) * 1980-11-19 1982-06-02
JPS58106510U (ja) * 1982-01-13 1983-07-20 ヤンマーディーゼル株式会社 ピストンピン軸受の潤滑装置
JPS6075657U (ja) * 1983-10-31 1985-05-27 いすゞ自動車株式会社 内燃機関
JPS60195927U (ja) * 1984-06-06 1985-12-27 愛知機械工業株式会社 ピストンの冷却装置
JPH063126Y2 (ja) * 1988-01-30 1994-01-26 マツダ株式会社 エンジンのシリンダブロック構造
JPH08177485A (ja) * 1994-12-27 1996-07-09 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のピストン冷却装置
JP5293293B2 (ja) * 2009-03-11 2013-09-18 トヨタ自動車株式会社 コンロッド冷却構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012215114A (ja) 2012-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6425451B2 (en) Motorcycle
JP5451287B2 (ja) 小型車両のシリンダヘッドカバー構造
JP4815477B2 (ja) 自動二輪車の排気ガスセンサの取付け構造
JP4550018B2 (ja) 車両用内燃機関
JP6574543B2 (ja) 内燃機関の吸気構造
JP5568890B2 (ja) 自動二輪車エンジンのオイルブリーザ装置
JP5384263B2 (ja) 車両のエアクリーナ構造
US10233875B2 (en) Saddle-ridden vehicle
JP6253359B2 (ja) 自動二輪車のエンジン支持構造
JP5339602B2 (ja) 自動二輪車
US8256564B2 (en) Vehicle and vehicle exhaust pipe
TWI660115B (zh) 具備1個前輪之跨坐型車輛
JP5903263B2 (ja) 水冷式v型エンジン
JP5391004B2 (ja) 車両のエアクリーナ構造
JP4393718B2 (ja) V型内燃機関
JP5856748B2 (ja) エンジン
US9988978B2 (en) Four-cycle multi-cylinder engine
JP5850628B2 (ja) V型エンジン
JP4901619B2 (ja) 内燃機関のブリーザ装置
JP3979415B2 (ja) 自動二輪車
JP5481283B2 (ja) 内燃機関のシリンダヘッド構造
WO2021192274A1 (ja) 内燃機関
JP5582024B2 (ja) 内燃機関のピストン構造
JP5624929B2 (ja) エンジン
JP5757766B2 (ja) エンジン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5856748

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250