JP5852617B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

この発明は、アップマフラーを備えた鞍乗り型車両に係り、特に、サイドカバー内へ排気系の熱をこもりにくくしたものに関する。
エンジンの後方にシートを配置し、このシート下方における車体の左右側面をサイドカバーで覆うとともに、サイドカバーに横長の通気口を設け、サイドカバーの内側へ入ったエンジンの熱を通気口から外部へ逃がすようにしたものがある。
特開2005−104313号公報
ところで、上記従来例はマフラーの前部側をリアスイングアームと側面視で交差するようにして比較的低い位置に配置してあるので、排気管やマフラーからなる排気系の熱はサイドカバー内側へこもりにくい。したがってこの形式の車両は、サイドカバー内側におけるこもり熱の熱源としてエンジンだけを考慮すれば足りることになる。
一方、マフラーをリアスイングアームよりも上方に配置するとともにシート後部の下端縁に近接させて後方斜め上がりに配置したアップマフラーの場合は、排気管もリアスイングアームのピボットよりも上方に配置されてサイドカバーに接近するので、排気管が熱源となってサイドカバーの内側へ熱がこもりやすくなる。特に、排気管内に排気浄化用の触媒を設けた場合には、より高熱になりやすい。
しかも、排気管の周辺にはシートに跨座した運転者の脚部があるので、これを遮熱する必要がある。
したがって本願は、鞍乗り型車両において、サイドカバーを、効果的に遮熱できしかも換気効率を良好にすることを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載した発明は、
車体フレーム(10)と、この車体フレーム(10)に支持されるパワーユニット(12)と、前記車体フレーム(10)へピボット(38)にて前端部を揺動自在に支持されたリアスイングアーム(40)の後端部へ支持された後輪(42)と、前記リアスイングアーム(40)の上方に配置されたシート(24)と、このシート(24)下方の車体側面を覆うサイドカバー(70)と、前記パワーユニット(12)の前方から車体側部を回り込んで後方へ延出して前記シート(24)及びサイドカバー(70)の下方かつ前記ピボット(38)の上方を通って前後方向へ配置される排気管(48)と、この排気管(48)に接続して前記リアスイングアーム(40)の上方かつ前記シート(24)の下方へ斜めに配置されたアップ形式のマフラー(49)とを備え
前記サイドカバー(70)の上縁が前記シート(24)の下縁と連続的につながり、
前記シート(24)の下方かつ前記サイドカバー(70)の内側にエアクリーナ(46)が配置され、
このエアクリーナ(46)は前記シート(24)の下方の空間から前記パワーユニット(12)へ空気を吸入する鞍乗り型車両において、
前記排気管(48)はその中間部(86)が前記エアクリーナ(46)の下方を略水平に配置され、この中間部(86)に触媒(84)が設けられ、
前記サイドカバー(70)は、その一部(74)の上を運転者のニーグリップした脚部が通り、この脚部の後方に下方へ延長する下方延長部(73)が設けられ、この下方延長部(73)が前記排気管(48)の前記触媒(84)を内蔵する前記中間部(86)の一部外側を覆うとともに、
前記排気管(48)のうち前記中間部(86)よりも前方の部分を側面視で外観される配置とし、
前記サイドカバー(70)の側面視にて前記触媒(84)と上下方向にて重なる位置に通気口(75)を設けたことを特徴とする。
請求項に記載した発明は上記請求項において、
車両の左右方向一方側にサイドスタンド(44)を設け、
車両の左右方向他方側に前記排気管(48)を配置したことを特徴とする。
請求項に記載した発明は上記請求項1において、
前記サイドカバー(70)に設けられた通気口(75)は前方へ向かって開口していることを特徴とする。
請求項に記載した発明は上記請求項1又は2において、
前記サイドカバー(70)の通気口(75)は、前後方向よりも上下方向に長く開口していることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、サイドカバーの一部を下方へ延長させて排気管の一部外側を覆ったので、このサイドカバーの下方延長部により、運転者の脚部に対して排気管の熱を効果的に遮熱できる。
しかも、サイドカバーに通気口を設けたので、排気管の熱がサイドカバー内に入っても、通気口から速やかに外部へ排出でき、サイドカバー内に熱がこもらなくなる。したがって、アップマフラーを備えた車両においても、サイドカバーにより排気管の熱を効果的に遮熱できるとともに、サイドカバー内の換気効率を向上させることができる。
また、排気管の中間部は触媒により高温になるが、側面視でサイドカバーの触媒と上下方向にて重なる位置に通気口を設けたので、触媒で発生した高い熱は、サイドカバー内を上昇し、通気口から速やかに外部へ排出される。したがって、触媒を設けた場合に有利な構造となる。
さらに、サイドカバー内の熱気はシート直下まで上昇する途中で通気口から排出されるので、シート直下に熱がこもりにくくなる。このため、エアクリーナがシート直下の空間から空気を吸入すると、比較的温度の低い空気を吸入できる。特に、走行風が来ない走行停止直後の高温再始動性に悪影響を生じにくくすることができる。
請求項の発明によれば、サイドスタンドと反対側に排気管を配置したので、サイドスタンドを使用して駐車し、車両がサイドスタンド側へ傾いても、通気口が排気管の上方に位置することができる。このため、車両が傾斜した状態で駐車しても、熱気を通気口から排出させることができる。
特に、走行直後に駐車するとき、走行風が当たらず高温となる排気管の冷却を助けるので、高温再始動性が良くなる。
請求項の発明によれば、通気口が前方へ向かって開口しているので、走行中は、通気口より走行風をサイドカバー内側の空間内へ導入し、さらに熱気のこもりを少なくすることができ、エアクリーナは冷却された外気を吸入できる。
請求項の発明によれば、通気口が前後方向よりも上下方向に長く開口しているので、上
昇する熱気を効果的に排出させることができる。
本願発明に係る鞍乗り型車両の左側面図 車体フレームを主体とする部分の左側面図 本願発明に係る鞍乗り型車両の右側斜視図 図3においてシートを除いた一部を拡大した図 本願発明に係る鞍乗り型車両の一部を拡大した右側面図 サイドカバー等の一部部品を除いた状態を示す右側面図 図5の7−7線断面図 図5の8−8線断面図
以下、図面に基づいて、鞍乗り型車両の一例である自動2輪車に本願発明を適用した1実施形態を説明する。なお、本願における前後・左右・上下の各方向は、本願の適用された車両における各方向とする。
図1に示すように、この自動2輪車は、車体フレーム10にパワーユニット12を支持し、その前端部に設けられたヘッドパイプ13にフロントフォーク14を回動自在に支持する。フロントフォーク14の下端部には前輪16が支持されるとともに、ハンドル18にて操向される。ヘッドパイプ13の前方にはヘッドライト20が支持されている。
パワーユニット12の上方には、燃料タンク22が車体フレーム10上に支持され、燃料タンク22の後方にはシート24がシートレール(後述)上に支持されている。
燃料タンク22の前部左右はシュラウド26により覆われている。シュラウド26は、燃料タンク22の側方よりフロントフォーク14へ向かって前方斜め下がりに傾斜して設けられるアウターシュラウド27と、このアウターシュラウド27の下方にて、フロントフォーク14から燃料タンク22の前部下方かつパワーユニット12の上方を覆って後方へ延びるインナーシュラウド28とから構成される。
インナーシュラウド28の一部は、フロントフォーク14の近傍から後方斜め下がりに燃料タンク22のシリンダヘッド15の上部側方まで延びる下方延出部29をなしている。
燃料タンク22とシート24の下方は左サイドカバー30で覆われている。左サイドカバー30の前端部はインナーシュラウド28の後端部と接続し、パワーユニット12の後方を覆っている。左サイドカバー30の後端部は、リヤカウル32の先端部へ接続している。リヤカウル32は、シート24の後端部から後方へ延出している。符号34はリヤグリップ、36はリヤフェンダである。
車体フレーム10の後部に設けられたピボット38には、リアスイングアーム40の前端部が揺動自在に支持されている。リアスイングアーム40の後端には後輪42が支持されている。後輪42はチェーン43を介してパワーユニット12により駆動される。
ピボット38近傍の車体フレーム10後端下部にはサイドスタンド44が回動自在に支持され、収納位置と起立位置(図示状態)へ回動するようになっている。
パワーユニット12のシリンダヘッド15は、後方のエアクリーナ46から吸気し、前方へ延出する排気管48から排気する。排気管48は車体右側へ回り込み、後輪42の右側上方に配置されるマフラー49へ接続している。
図2は車体フレーム10を主体に示す図である。車体フレーム10は、ヘッドパイプ13から車体中心に沿って一本でパワーユニット12の上方を斜め下がりに後方へ延出するメインフレーム50と、ヘッドパイプ13からパワーユニット12の前方を斜め下がりに後方へ延びる左右一対のダウンフレーム52と、メインフレーム50の後端部からパワーユニット12の後方を上下方向へ延びる左右一対のピボットフレーム54と、ダウンフレーム52及びピボットフレーム54の各下端間を結んでパワーユニット12の下方を前後方向に伸びる左右一対のロアーフレーム56とを有する。
メインフレーム50の後端部には、後方へ突出するクッションブラケット58が設けられ、このクッションブラケット58とリアスイングアーム40の前後方向中間部間にリヤサスペンションを構成するクッションユニット60が支持されている。また、クッションブラケット58の左右両側にはシートレール62の前端部が取付けられている。
シートレール62は左右一対で設けられ、斜め上がりに後方へ延び、シート24を支持している。また、シートレール62の後端部とピボットフレーム54の下部でピボット38近傍部間を左右一対のリヤステイ64が斜めに連結している。
図3に示すように、燃料タンク22の後部側面は幅狭になってニーグリップ部25をなしている。また、これに接続するシート24の前部も幅狭になっている。燃料タンク22及びシート24の下方を覆う右サイドカバー70も、中間部72が最も大きく側方へ張り出すが、前部74は前方へ向かって次第に車体内方へ引き込む斜面をなす。
運転者はニーグリップした脚部がこの前部74の上を通り、足がフットレスト57へ乗るようになっている。この前部74には、前方へ向かって開口する通気口75が形成されている。
図4及び図5に示すように、右サイドカバー70は、中間部72が下方へ突出する略逆三角形状をなし、その下部である下方延長部73はピボットフレーム54のリヤステイ64が連結する部分近傍に達し、ここでボルト73aによりピボットフレーム54へ取付けられている。
通気口75は前後方向よりも上下方向に長く開口し、この例では上方側の開口幅が広くなる逆三角形状をなし、吸気通路45に重なっている。吸気通路45はエアクリーナ46から前方へ延出し、エアクリーナ46の新気をシリンダヘッド15へ供給するチューブである。
右サイドカバー70の後部76は、下端部77がリヤステイ64に沿って斜め上がりに後方へ傾斜する。この下端部77に沿ってマフラー49が配置され、かつ下端部77に接続してマフラーカバー78が設けられている。
図4に示すように、エアクリーナ46は上部が左右のシートレール62の間に臨み、その後部に吸気ダクト47が後方へ突出している。エアクリーナ46の上部はシート24にて覆われる。したがって、吸気ダクト47は、シート24下方で左右を左サイドカバー30及び右サイドカバー70で覆われた空間S内(図6、7)にて後方から外気を吸入する。
図6に示すように、排気管48はパワーユニット12の右側を通って後方へ延出し、さらにピボットフレーム54の内側を通ってピボット38の近傍かつその上方に配置された中間パイプ80を介してマフラー49へ接続する。中間パイプ80も排気管48の一部を構成する。
中間パイプ80は、排気管48側へ接続する前部82と、触媒84を内蔵する中間部86と、マフラー49へ接続する後部88を備え、中間部86はエアクリーナ46の下方を略水平に配置され、右サイドカバー70の下方延長部73にて覆われる。後部88はマフラーカバー78の前部にて覆われる。
図5中の符号Nは運転者の膝、LGは脚部、Fは足である。
図7に示すように、中間部86は、右サイドカバー70における下方延長部73の下端部内側かつエアクリーナ46の後方における空間S内に配置されている。したがって、中間部86は部分的に下方延長部73の下端部にて外側を覆われることになる。また、触媒84の設けられている部分の上方に通気口75が設けられている。この通気口75が形成される位置は図5に明らかなように、側面視で触媒84と上下方向にて重なる位置である。右サイドカバー70の中間部72は側方へ湾曲して張り出し、この空間Sと中間部72に設けられた通気口75が連通している。
右サイドカバー70の上縁70aは内側へ斜めに曲がり、シート24の下縁24aの内側へ入って内外に重なっている。このため、側面視では右サイドカバー70の上縁70aとシート24の下縁24aとが連続的につながり、運転者の脚部が重なる部分に不連続な段差等が生じないようにして運転操作性を良好にしている。なお、車体左側の左サイドカバー30も同様である。
図8に示すように、空間Sの上方はシート24で閉じられ、この空間S内上部のシート24直下となる位置に吸気ダクト47が後方へ向かって開放されている。また、右サイドカバー70内側の空間Sは下方が開放され、その下方にマフラー49が配置されている。
マフラー49は右サイドカバー70の下端部下方に位置している。
したがって、マフラー49及び中間パイプ80からなる排気系が熱源となって、空間S内の空気が加熱されても、通気口75から排出される。
また、左サイドカバー30及び右サイドカバー70の各後部側は次第に上下幅が狭くなり、シート24と左サイドカバー30及び右サイドカバー70によって形成される凹部は浅くなるとともに、各サイドカバーの下端部が後方斜め上りになっているから、後部側の熱気は車体後方へ排出されやすくなる。そのうえ、走行中は通気口75から導入される走行風によって、熱気がさらに速やかに後方へ排出される。
なお、図から明らかなように、マフラー49は、リヤステイ64に沿ってその下方側に配置されている。リヤステイ64は後方斜め上がりに配置されるので、マフラー49もシート24の後部下縁に略沿って、その下方を後方斜め上がりに配置されることになり、アップマフラーの特徴をなしている。
次に作用を説明する。図5〜8に示すように、マフラー49がアップマフラーであり、右サイドカバー70の後部76下端に沿って上下方向に配置されているので、この熱気が右サイドカバー70内側の空間Sへこもりやすくなる。
しかし、右サイドカバー70には通気口75が設けられているので、熱気はこの通気口75より外方へ排出されるため、空間S内へこもりにくくなる。
このため、図7に示すように、空間S内にエアクリーナ46の吸気ダクト47が開口していても、吸気ダクト47は比較的温度が低くなった外気を吸入でき、パワーユニット12の出力向上に貢献する。
しかも、通気口75は前後方向よりも上下方向に長く開口しているため、上昇する熱気が外方へ排出されやすくなる。特に本例では、通気口75が略逆三角形状をなして上方へ行くほど開口面積が大きくなるので、広がりながら上昇する熱気がより確実に排出されやすくなる。
また、走行中は、通気口75より走行風を空間S内へ導入もするので、さらに熱気のこもりを少なくすることができ、吸気ダクト47は冷却された外気を吸入できる。
さらに、下方延長部73の下方に中間パイプ80が位置し、その中に触媒84が収容されることにより、この部分が高温になるが、この部分は外側を下方延長部73によって覆われるため、運転者の脚部に対して遮熱できる。
しかも、熱気が下方延長部73の下方より空間S内へ入り込むようになるが、通気口75が上下方向にて触媒84と重なる位置に配置されるので、この熱気は速やかに通気口75から排出されるようになる。
したがって、アップマフラーを備えた車両においても、右サイドカバー70により排気管48の一部である中間パイプ80の熱を効果的に遮熱できるとともに、右サイドカバー70内の換気効率を向上させることができる。また、触媒84による高熱が発生しても遮熱と換気効率を良好にするので、特に触媒84を設けた場合に有利な構造となる。
また、図7に示すように、右サイドカバー70の上縁部がシート24の下端縁に連続し、運転操作性を良好にするとともに、右サイドカバー70内側の空間S上方をシート24で閉じる構造をなし、この空間S内上部のシート24底部近傍にて吸気ダクト47より外気をエアクリーナ46内へ吸入する。
したがって、エアクリーナ46はできるだけ清浄な空気を吸入可能になるとともに、走行停止時に中間パイプ80及びマフラー49の熱気が空間S内へこもると、そのまま上方へのシート24近傍まで熱気が流れ込み、吸気ダクト47近傍の空気の温度を上昇させやすくなる。
しかし、熱源となる下方の触媒84と、空気吸入部であるシート24直下部分との上下方向中間部に通気口75が開口しているから、熱気は上昇途中で通気口75から外部へ速やかに排出され、空気を吸入するシート24の直下部分における温度上昇を抑止できる。その結果、走行停止時において、空間S内に熱気をこもりにくくすることにより、高温再始動性に悪影響を生じにくくする。
また、本例では駐車時にサイドスタンド44を使用すると、車体は左側へ傾くことになる。このとき、中間パイプ80は傾斜側と反対側の右側にあり、より高い位置になる。
しかも通気口75はこの直上方向へ移動する。したがって、熱気は速やかに通気口75から外部へ排出される。
したがって、走行直後に駐車することにより、中間パイプ80へ走行風が当たらず高温になっても、中間パイプ80の速やかな冷却を可能にし、高温再始動性を良好にする。
仮に中間パイプ80及び通気口75を傾斜側(車体左側)へ設ければ、駐車時に通気口75が中間パイプ80より外方へ外れた位置となり、熱気が排出しにくくなる。
12:パワーユニット、15:シリンダヘッド、24:シート、46:エアクリーナ、47:吸気ダクト、48:排気管、49:マフラー、70:右サイドカバー、75:通気口、80:中間パイプ、84:触媒

Claims (4)

  1. 車体フレーム(10)と、この車体フレーム(10)に支持されるパワーユニット(12)と、前記車体フレーム(10)へピボット(38)にて前端部を揺動自在に支持されたリアスイングアーム(40)の後端部へ支持された後輪(42)と、前記リアスイングアーム(40)の上方に配置されたシート(24)と、このシート(24)下方の車体側面を覆うサイドカバー(70)と、前記パワーユニット(12)の前方から車体側部を回り込んで後方へ延出して前記シート(24)及びサイドカバー(70)の下方かつ前記ピボット(38)の上方を通って前後方向へ配置される排気管(48)と、この排気管(48)に接続して前記リアスイングアーム(40)の上方かつ前記シート(24)の下方へ斜めに配置されたアップ形式のマフラー(49)とを備え
    前記サイドカバー(70)の上縁が前記シート(24)の下縁と連続的につながり、
    前記シート(24)の下方かつ前記サイドカバー(70)の内側にエアクリーナ(46)が配置され、
    このエアクリーナ(46)は前記シート(24)の下方の空間から前記パワーユニット(12)へ空気を吸入する鞍乗り型車両において、
    前記排気管(48)はその中間部(86)が前記エアクリーナ(46)の下方を略水平に配置され、この中間部(86)に触媒(84)が設けられ、
    前記サイドカバー(70)は、その一部(74)の上を運転者のニーグリップした脚部が通り、この脚部の後方に下方へ延長する下方延長部(73)が設けられ、この下方延長部(73)が前記排気管(48)の前記触媒(84)を内蔵する前記中間部(86)の一部外側を覆うとともに、
    前記排気管(48)のうち前記中間部(86)よりも前方の部分を側面視で外観される配置とし、
    前記サイドカバー(70)の側面視にて前記触媒(84)と上下方向にて重なる位置に通気口(75)を設けたことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 車両の左右方向一方側にサイドスタンド(44)を設け、
    車両の左右方向他方側に前記排気管(48)を配置したことを特徴とする請求項に記載した鞍乗り型車両。
  3. 前記サイドカバー(70)の通気口(75)は前方へ向かって開口していることを特徴とする請求項に記載した鞍乗り型車両。
  4. 前記サイドカバー(70)の通気口(75)は、前後方向よりも上下方向に長く開口していることを特徴とする請求項1又は2に記載した鞍乗り型車両。
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