JP5839375B1 - 自転車トレーナー - Google Patents

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Abstract

【課題】 低速走行でも脱輪しにくい自転車トレーナーを提供する。【解決手段】 自転車トレーナー100は、自転車の前輪を支持する一対の前輪ローラー10、12と、自転車の後輪を支持する一対の後輪ローラー20、22と、後輪ローラー20の回転を前輪ローラー10、12に伝達するベルト66とを備える。前輪ローラー10、12は、自転車の前輪を前輪ローラー10、12に乗せた場合のトレイルが、自転車が路面を実走している場合のトレイルと同等となるように、自転車の前輪を支持する。自転車トレーナー100は、さらに、自転車の前輪と前輪ローラー10、12との接地位置が一定となるように前輪ローラー10、12の姿勢を調整する前輪ローラー調整部14、16と、自転車の駆動力又は慣性力に応じて後輪ローラー20、22の位置を調整する後輪ローラー調整部24、26とを備える。【選択図】 図7

Description

本発明は、自転車の自立走行練習を行う自転車トレーナーに係り、特に、低速走行でも脱輪しにくい自転車トレーナーに関する。
従来の自転車トレーナーとしては、例えば、特許文献1及び非特許文献1記載の技術が知られている。
特許文献1及び非特許文献1記載の技術は、自転車の前輪を支持する1本の前輪ローラーと、自転車の後輪を支持する1対の後輪ローラーと、後輪ローラーの回転を前輪ローラーに伝達するベルトとを備える。自転車の前輪を前輪ローラーに、自転車の後輪を後輪ローラーにそれぞれ乗せ、ペダルを回動することにより、後輪ローラーを回転させるとともにベルトを介して前輪ローラーを従動させて、その場で自転車の自立走行練習をすることができる。このように、3本のローラーを用いた自転車トレーナーを3本ローラー型自転車トレーナーという。
実公開平2−77060号公報
"LiveRoll R700"、[online]、平成25年3月、株式会社箕浦、[平成26年10月18日検索]、インターネット<URL:http://www.minoura.jp/japan/trainer/rollers/r700.html>
しかしながら、3本ローラー型自転車トレーナーにあっては、次の問題があった。
第1に、ハンドル操作を誤ると、自転車の姿勢が不安定となり、自転車の姿勢が一旦不安定となると姿勢の修正が難しく、脱輪しやすいという問題があった。
第2に、第1の問題から、20〜30[km/h]以上のスピードを出し、ジャイロ効果を発生し続けないと安定走行が難しいという問題があった。
第3に、トレーニングのため負荷装置で自転車に負荷を加えると、自転車のスピードが落ちてしまい、第2の問題から安定走行が難しいという問題があった。
第4に、立ち漕ぎ(ダンシング)を行うと、脱輪しやすいという問題があった。
なお、3本ローラー型自転車トレーナーが脱輪しやすい状況は、インターネットサイト「https://www.youtube.com/watch?v=USnC-OKOhaA」「https://www.youtube.com/watch?v=fZKjnwJneZY」において具体的に確認することができる。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、低速走行でも脱輪しにくい自転車トレーナーを提供することを目的としている。
〔原理〕 ハンドル操作感について
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、次の知見に基づいて本発明に想到した。
上記第1乃至第3の問題において脱輪の原因の一つは、実走とは異なる特異なハンドル操作感にあることが分かった。そして、さらに詳細な検討を重ねた結果、ハンドル操作感が実走とは異なるのは、トレイルが実走とは異なることが原因であることが分かった。
図1は、3本ローラー型自転車トレーナーにおいてトレイルが実走とは異なることを説明するための図である。
ハンドル操作感は、トレイルが影響している。トレイルとは、図1(a)に示すように、操縦管の芯線を延長して路面と交わる点と、前輪が路面に接地する点(前輪の車軸から垂直に降ろした線が路面と交わる点)との水平距離をいう。トレイルが長いと、直進走行の安定性が高くなる。ハンドルから手を離しても自転車が直進する場合は、トレイルが長いことが要因である。これに対し、トレイルが短いと、操縦性が高くなる。ハンドリングが軽くクイックになっている場合は、トレイルが短いことが要因である。トレイルは、直進走行の安定性と操舵性を決定づける要因であり、これらはトレードオフの関係にある。すなわち、トレイルが長ければ、操縦性は低くなるが直進走行の安定性は高くなる。逆に、トレイルが短ければ、直進走行の安定性は低くなるが操舵性は高くなる。
しかしながら、3本ローラー型自転車トレーナーでは、図1(b)に示すように、自転車の前輪が前輪ローラーに接地する点(以下「前輪接地点」という。)が、前輪の車軸から垂直に降ろした線が路面と交わる点よりも前側になるので、トレイルが実走よりも短くなる。また、前輪ローラーが前輪の前方にあるので、前輪が落ち込む力が生じる。このため、実走とは異なる特異なハンドル操作感となり、ハンドル操作が誤りやすい。こうした原因により、3本ローラー型自転車トレーナーにあっては、ハンドル操作が誤りやすいし、自転車の姿勢が一旦不安定となると姿勢の修正が難しいという状況が生じてしまうのである。
そこで、本発明は、図1(c)に示すように、2本の前輪ローラーで自転車の前輪を支持することにより、トレイルを実走に近い状態に確保し、ハンドル操作感を改善する。
図2は、自転車の前輪と前輪ローラーとの接地状態を示す図である。
さらに、2本の前輪ローラーで自転車の前輪を支持する構成は、図2に示すように、自転車の前輪が前輪ローラーと2点で接地することとなるので、前輪に直進力が生じ、トレイルをさらに実走に近い状態に確保することができる。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の自転車トレーナーは、自転車の前輪を支持する一対の前輪ローラーと、前記自転車の後輪を支持する一対の後輪ローラーと、前記前輪ローラーの回転及び前記後輪ローラーの回転を同期させる回転同期手段とを備える。
このような構成であれば、自転車の前輪を前輪ローラーに、自転車の後輪を後輪ローラーにそれぞれ乗せ、ペダルを回動することにより、一方のローラーを回転させるとともに回転同期手段により他方のローラーを従動させて、その場で自転車の自立走行練習をすることができる。
ここで、本発明は、後輪が駆動輪となる自転車だけでなく、前輪が駆動輪となる自転車に適用することができ、さらに後輪及び前輪の両方が駆動輪となる自転車にも適用することができる。
また、回転同期手段としては、例えば、(1)後輪ローラーの回転を前輪ローラーに伝達するベルト、又は、(2)後輪ローラーの回転状態を検出するロータリーエンコーダー等の検出手段と、検出手段の検出結果に基づいて後輪ローラーの回転と同期するように前輪ローラーを回転させるモータ等の駆動手段とを備える構成が含まれる。また、前輪が駆動輪の自転車に適用する場合、又は、後輪及び前輪の両方が駆動輪の自転車に適用する場合についても、これらと同様の構成が含まれる。
〔発明2〕 さらに、発明2の自転車トレーナーは、発明1の自転車トレーナーにおいて、前記前輪ローラーは、前記自転車の前輪を前記前輪ローラーに乗せた場合のトレイルが、前記自転車が路面を実走している場合のトレイルと同等となるように、前記自転車の前輪を支持する。
このような構成であれば、自転車の前輪を前輪ローラーに、自転車の後輪を後輪ローラーにそれぞれ乗せると、トレイルが実走時と同等となるように自転車の前輪が支持される。
〔原理〕 前輪の脱輪について
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、次の知見に基づいて本発明に想到した。
上記第1乃至第3の問題において脱輪の原因の一つは、ハンドルを切った場合に、自転車の後輪が後輪ローラーと接地する点(以下「後輪接地点」という。)と前輪接地点との距離が変化することが原因であることが分かった。
図3は、ハンドルを切った場合に、後輪接地点と前輪接地点との距離が変化することを説明するための図である。
ハンドルの操舵角が0度の場合、後輪接地点と前輪接地点との距離は、図3(a)に示すように、前輪の車軸から垂直に降ろした線が路面と交わる点と、後輪の車軸から垂直に降ろした線が路面と交わる点との距離となる。
これに対し、ハンドルの操舵角が90度の場合、後輪接地点と前輪接地点との距離は、図3(b)に示すように、ハンドルの操舵角が0度の場合よりも、距離aだけ長くなる。距離aは、下式(1)で求めることができる。下式(1)において、フォークオフセットとは、操縦管の芯線を延長して路面と交わる点と、前輪の車軸から操縦管の芯線と平行に延長して路面と交わる点との水平距離をいう。

a=(前輪の半径×sinヘッド角)−フォークオフセット …(1)

例えば、27インチのロードバイクの場合は、a=(350[mm]×sin18[°])−50[mm]≒58[mm]となる。
このように、ハンドルの操舵角によって後輪接地点と前輪接地点との距離が変化するにもかかわらず、3本ローラー型自転車トレーナーにあっては、前輪ローラーの位置が固定されているので、ハンドルの操舵角が大きくなるほど、前輪接地点が前輪ローラーの前側に移動し、トレイルが短くなるだけでなく、前方に脱輪しやすくなる。上記インターネットサイトの動画において脱輪がハンドルの操舵時に特に起こりやすいのは、これが原因であると考えられる。
図4は、後輪接地点と前輪接地点との距離の変化に追従して前輪ローラーを移動させる構成を示す図である。
そこで、本発明は、図4(a)(b)に示すように、後輪接地点と前輪接地点との距離の変化に追従して前輪ローラーを移動させることにより、ハンドルを切っても脱輪しにくくする。すなわち、ハンドルを切った場合は、図4(b)に示すように、前輪ローラーが前方に移動し、距離aを吸収し、常に2本の前輪ローラーが定位置で前輪に接地する。
〔発明3〕 さらに、発明3の自転車トレーナーは、発明1及び2のいずれか1の自転車トレーナーにおいて、前記自転車の前輪と前記前輪ローラーとの接地位置が一定となるように前記前輪ローラーの位置又は姿勢を調整する前輪ローラー調整手段を備える。
このような構成であれば、ハンドルを切った場合、前輪ローラー調整手段により、自転車の前輪と前輪ローラーとの接地位置が一定となるように前輪ローラーの位置又は姿勢が調整される。
〔発明4〕 さらに、発明4の自転車トレーナーは、発明3の自転車トレーナーにおいて、前記前輪ローラー調整手段は、前記前輪ローラーの位置又は姿勢が変化可能に前記前輪ローラーを支持する前輪ローラー支持手段と、前記前輪ローラーの位置又は姿勢が基準の位置又は姿勢に復帰するように前記前輪ローラー支持手段を付勢する前輪側付勢手段とを備える。
このような構成であれば、ハンドルを切った場合、前輪ローラー調整手段により、自転車の前輪と前輪ローラーとの接地位置が一定となるように前輪ローラーの位置又は姿勢が調整される。そして、ハンドルを元に戻した場合、前輪側付勢手段の付勢力により、前輪ローラーの位置又は姿勢が基準の位置又は姿勢に復帰する。したがって、後輪接地点と前輪接地点との距離の変化に対する追従性が高くなる。
〔原理〕 後輪の脱輪及び振動・騒音について
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、次の知見に基づいて本発明に想到した。
上記第4の問題において脱輪の原因の一つは、ダンシングを行うと、自転車の駆動力にムラが生じたり自転車に慣性力が生じたりし、駆動力又は慣性力に対して対抗することができないことが原因であることが分かった。
3本ローラー型自転車トレーナーでは、ダンシングを行うと、自転車の駆動力にムラが生じたり自転車に慣性力が生じたりし、駆動力又は慣性力に対して対抗することができず、前後方向に脱輪しやすくなる。上記インターネットサイトの動画において脱輪がダンシング時に特に起こりやすいのは、これが原因であると考えられる。
図5は、自転車の駆動力又は慣性力に応じて後輪ローラーを移動させる構成を示す図である。
そこで、本発明は、図5に示すように、自転車の駆動力又は慣性力に応じて後輪ローラーを移動させることにより、ダンシングを行っても脱輪しにくくする。すなわち、ダンシングを行った場合は、後輪ローラーが後方に移動し、駆動力のムラや慣性力を吸収する。
また、後輪ローラーを移動させる構成は、振動及び騒音の問題にも効果的である。
3本ローラー型自転車トレーナーは、回転する部品が多く、振動及び騒音が大きいという問題があった。
そこで、本発明者は、振動及び騒音の問題を解決するために詳細な検討を重ねた結果、後輪の剛性にバラツキがあることが原因であることが分かった。
図6は、後輪ローラーの移動により振動及び騒音を防止することを説明するための図である。
タイヤは、図6(d)に示すように、周縁の一部に固い部分が存在する。これは、タイヤの構造上、ケーシングつなぎ目やゴム厚のバラツキなど、変形が一定でない箇所があることによる。このタイヤの固い部分が後輪ローラー上を通過すると、衝撃により大きな振動及び騒音が生じる。
これに対し、本発明は、図6(a)〜(c)に示すように、後輪の固い部分が後輪ローラーを通過するときに、後輪ローラーが後方に移動し衝撃を吸収するので、3本ローラー型自転車トレーナーにおいて床に伝わっていた衝撃エネルギーを前後方向に変換することができ、振動及び騒音を低減することができる。なお、前輪側についても、前輪の固い部分が前輪ローラーを通過するときに、前輪ローラーが前方に移動し衝撃を吸収するので同様の効果がある。
〔発明5〕 さらに、発明5の自転車トレーナーは、発明1乃至4のいずれか1の自転車トレーナーにおいて、前記自転車の駆動力又は慣性力に応じて前記後輪ローラーの位置又は姿勢を調整する後輪ローラー調整手段を備える。
このような構成であれば、ダンシングを行った場合、後輪ローラー調整手段により、自転車の駆動力又は慣性力に応じて後輪ローラーの位置又は姿勢が調整される。
〔発明6〕 さらに、発明6の自転車トレーナーは、発明5の自転車トレーナーにおいて、前記後輪ローラー調整手段は、前記後輪ローラーの位置又は姿勢が変化可能に前記後輪ローラーを支持する後輪ローラー支持手段と、前記後輪ローラーの位置又は姿勢が基準の位置又は姿勢に復帰するように前記後輪ローラー支持手段を付勢する後輪側付勢手段とを備える。
このような構成であれば、自転車の駆動力又は慣性力に応じて後輪ローラーの位置又は姿勢が変化しても、駆動力又は慣性力が小さくなった場合は、後輪側付勢手段の付勢力により、後輪ローラーの位置又は姿勢が基準の位置又は姿勢に復帰する。したがって、駆動力又は慣性力に対する追従性が高くなる。
〔発明7〕 さらに、発明7の自転車トレーナーは、発明1乃至6のいずれか1の自転車トレーナーにおいて、前記前輪ローラーを設置する前輪フレームと、前記後輪ローラーを設置する後輪フレームと、前記後輪フレームに対する前記前輪フレームの高さを調整可能に前記前輪フレーム及び前記後輪フレームを連結する連結手段とを備える。
このような構成であれば、連結手段により、後輪フレームに対する前輪フレームの高さを調整することができるので、坂道を模擬した体勢で自転車の自立走行練習を行うことができる。
以上説明したように、発明1乃至7の自転車トレーナーによれば、一対の前輪ローラーで自転車の前輪を支持するので、トレイルを実走に近い状態に確保することができ、ハンドル操作感が実走と異なる度合いを低減することができる。また、自転車の前輪が前輪ローラーと2点で接地することとなるので、前輪に直進力が生じ、トレイルをさらに実走に近い状態に確保することができる。したがって、従来に比して、低速走行でも脱輪しにくい。
さらに、発明2の自転車トレーナーによれば、トレイルが実走時と同等となるように自転車の前輪が支持されるので、ハンドル操作感が実走と異なる度合いをさらに低減することができる。
さらに、発明3又は4の自転車トレーナーによれば、ハンドルを切っても、自転車の前輪と前輪ローラーとの接地位置が一定となるように前輪ローラーの位置又は姿勢が調整されるので、前方に脱輪しにくい。また、ハンドルを切った場合に、トレイルが短くなることを防止することができるので、ハンドル操作感が実走と異なる度合いを低減することができる。さらに、前輪の固い部分が前輪ローラーを通過するときに、前輪ローラーが前方に移動又は姿勢変化し衝撃を吸収するので、振動及び騒音を低減することができる。
さらに、発明5又は6の自転車トレーナーによれば、ダンシングを行っても、自転車の駆動力又は慣性力に応じて後輪ローラーの位置又は姿勢が調整されるので、前後方向に脱輪しにくい。また、後輪の固い部分が後輪ローラーを通過するときに、後輪ローラーが後方に移動又は姿勢変化し衝撃を吸収するので、振動及び騒音を低減することができる。
3本ローラー型自転車トレーナーにおいてトレイルが実走とは異なることを説明するための図である。 自転車の前輪と前輪ローラーとの接地状態を示す図である。 ハンドルを切った場合に、後輪接地点と前輪接地点との距離が変化することを説明するための図である。 後輪接地点と前輪接地点との距離の変化に追従して前輪ローラーを移動させる構成を示す図である。 自転車の駆動力又は慣性力に応じて後輪ローラーを移動させる構成を示す図である。 後輪ローラーの移動により振動及び騒音を防止することを説明するための図である。 自転車トレーナー100の斜視図である。 前輪ローラー調整部16の周辺を拡大した斜視図である。 後輪ローラー調整部26の周辺を拡大した斜視図である。 前輪フレーム30を高くした場合の自転車トレーナー100の右側面図である。 前輪ローラー調整部16及び後輪ローラー調整部26の変形例を示す図である。 前輪ローラー調整部16及び後輪ローラー調整部26の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図7乃至図10は、実施の形態を示す図である。
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図7は、自転車トレーナー100の斜視図である。
自転車トレーナー100は、図7に示すように、自転車の前輪を支持する一対の前輪ローラー10、12と、自転車の後輪を支持する一対の後輪ローラー20、22と、前輪ローラー10、12を設置する前輪フレーム30と、後輪ローラー20、22を設置する後輪フレーム40と、前輪フレーム30及び後輪フレーム40を連結する連結フレーム50、52とを有して構成されている。
前輪フレーム30は、前後方向に伸長する左フレーム32と、所定間隔をもって左フレーム32と対向して平行に配置される右フレーム34と、左フレーム32の前端及び右フレーム34の前端を連結する前フレーム36とを有して構成されている。左フレーム32には、前輪ローラー10、12の左端を支持する前輪ローラー調整部14が設けられている。右フレーム34には、前輪ローラー10、12の右端を支持する前輪ローラー調整部16が設けられている。
前輪ローラー10、12は、その軸方向が前後方向と直交するように水平に配置されている。前輪ローラー10は、前輪ローラー12よりも前方に配置され、前輪の車軸から垂直に降ろした線よりも水平距離で10〜20[mm]程度前方に位置するのが好ましい。
前輪ローラー10、12は、所定間隔をもって互いに平行に配置されている。前輪ローラー10の軸と前輪ローラー12の軸との間の距離(以下「前輪ローラー間距離」という。)が長ければトレイルが長くなり、前輪ローラー間距離が短ければトレイルが短くなるので、前輪ローラー間距離は、自転車の前輪を前輪ローラー10、12に乗せた場合のトレイルが、自転車が路面を実走している場合のトレイルと同等となるように設定する。例えば、27インチのロードバイクの場合は、前輪ローラー間距離を40〜60[mm]程度に設定するのが好ましい。
後輪フレーム40は、前後方向に伸長する左フレーム42と、所定間隔をもって左フレーム42と対向して平行に配置される右フレーム44と、左フレーム42の後端及び右フレーム44の後端を連結する後フレーム46とを有して構成されている。左フレーム42には、後輪ローラー20、22の左端を支持する後輪ローラー調整部24が設けられている。右フレーム44には、後輪ローラー20、22の右端を支持する後輪ローラー調整部26が設けられている。
後輪ローラー20、22は、その軸方向が前後方向と直交するように水平に配置されている。後輪ローラー20は、後輪ローラー22よりも前方に配置され、後輪の車軸から垂直に降ろした線が後輪ローラー20、22の中心に位置するように後輪ローラー20、22の間隔が設定されている。
後輪ローラー20、22は、所定間隔をもって互いに平行に配置されている。後輪ローラー20の軸と後輪ローラー22の軸との間の距離(以下「後輪ローラー間距離」という。)は、例えば、27インチのロードバイクの場合、230〜260[mm]程度に設定するのが好ましい。
前輪ローラー10の左端には、前輪ローラー10と同径のプーリー60が、前輪ローラー10と同軸に取り付けられている。前輪ローラー12の左端には、前輪ローラー12と同径のプーリー62が、前輪ローラー12と同軸に取り付けられている。後輪ローラー20の左端には、後輪ローラー20と同径のプーリー64が、後輪ローラー20と同軸に取り付けられている。そして、プーリー60〜64には、ベルト66が巻き掛けられている。これにより、後輪ローラー20の回転がベルト66を介して前輪ローラー10、12に伝達される。
図8は、前輪ローラー調整部16の周辺を拡大した斜視図である。
前輪ローラー調整部16は、自転車の前輪と前輪ローラー10、12との接地位置が一定となるように前輪ローラー10、12の姿勢を調整する。
前輪ローラー調整部16は、図8に示すように、右フレーム34の上面に固定される下板16aと、前輪ローラー10、12の軸に固定される側面板及び側面板の上端から直角に屈曲する上面板からなるL字型上板16bと、下板16aとL字型上板16bの上面板との間に設けられたゴム等の弾性部材16cとを有して構成されている。
前輪ローラー10、12に対し前方に荷重がかかると、弾性部材16cが変形し、前輪ローラー10、12は前傾する。その後、前方への荷重が小さくなると、弾性部材16cの付勢力(復元力)により、前輪ローラー10、12は基準の姿勢に復帰する。逆に、前輪ローラー10、12に対し後方に荷重がかかると、弾性部材16cが変形し、前輪ローラー10、12は後傾する。その後、後方への荷重が小さくなると、弾性部材16cの付勢力により、前輪ローラー10、12は基準の姿勢に復帰する。
右フレーム34の上面には、前後方向に伸長する溝34aが形成されており、下板16aは、溝34aを介して右フレーム34とボルト等により固定される。このため、下板16aを溝34aの任意の位置に固定することができるので、自転車のサイズに応じて前輪ローラー10、12の位置を適宜設定することができる。
なお、前輪ローラー調整部14も、前輪ローラー調整部16と同様の構成となっている。
図9は、後輪ローラー調整部26の周辺を拡大した斜視図である。
後輪ローラー調整部26は、自転車の駆動力又は慣性力に応じて後輪ローラー20、22の位置を調整する。
後輪ローラー調整部26は、図9に示すように、後輪ローラー20の軸及び後輪ローラー22の軸を連結する連結棒26aと、連結棒26aを前後方向に移動可能に支持するリニアガイド等の平行スライド機構26bとを有して構成されている。
平行スライド機構26bは、右フレーム44の上面に固定されている。平行スライド機構26bは、連結棒26aを前方及び後方に移動可能に支持し、連結棒26aの位置が基準の位置に復帰するように連結棒26aを付勢する。連結棒26aの移動量は、前方に5[mm]程度、後方に5[mm]程度となっている。
後輪ローラー20、22に対し前方に荷重がかかると、後輪ローラー20、22は、その荷重に応じて前方に移動する。その後、前方への荷重が小さくなると、平行スライド機構26bの付勢力により、後輪ローラー20、22は基準の位置に復帰する。逆に、後輪ローラー20、22に対し後方に荷重がかかると、後輪ローラー20、22は、その荷重に応じて後方に移動する。その後、後方への荷重が小さくなると、平行スライド機構26bの付勢力により、後輪ローラー20、22は基準の位置に復帰する。
なお、後輪ローラー調整部24も、後輪ローラー調整部26と同様の構成となっている。
図10は、前輪フレーム30を高くした場合の自転車トレーナー100の右側面図である。
連結フレーム50の前端は左フレーム32の後端に、連結フレーム50の後端は左フレーム42の前端にそれぞれ回転可能に連結されている。同様に、連結フレーム52の前端は右フレーム34の後端に、連結フレーム52の後端は右フレーム44の前端にそれぞれ回転可能に連結されている。これにより、自転車トレーナー100は、図10に示すように、前輪フレーム30の後端及び後輪フレーム40の前端を節として屈曲するので、後輪フレーム40に対する前輪フレーム30の高さを調整することができる。例えば、図10に示すように、前輪フレーム30を台座70の上に設置すれば、坂道を模擬した体勢で自転車の自立走行練習を行うことができる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
自転車の前輪を前輪ローラー10、12に、自転車の後輪を後輪ローラー20、22にそれぞれ乗せると、トレイルが実走時と同等となるように自転車の前輪が支持される。そして、ペダルを回動することにより、後輪ローラー20、22を回転させるとともにベルト66を介して前輪ローラー10、12を従動させて、その場で自転車の自立走行練習をすることができる。
ハンドルを切った場合、後輪接地点と前輪接地点との距離が変化するが、前輪ローラー調整部14、16により、自転車の前輪と前輪ローラー10、12との接地位置が一定となるように前輪ローラー10、12の姿勢が調整される。そして、ハンドルを元に戻した場合、弾性部材16cの付勢力により、前輪ローラー10、12の姿勢が基準の姿勢に復帰する。
ダンシングを行った場合、自転車の駆動力にムラが生じたり自転車に慣性力が生じたりするが、後輪ローラー調整部24、26により、自転車の駆動力又は慣性力に応じて後輪ローラー20、22の位置が調整される。そして、駆動力又は慣性力が小さくなった場合は、平行スライド機構26bの付勢力により、後輪ローラー20、22の位置が基準の位置に復帰する。
次に、本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態では、自転車の前輪を支持する一対の前輪ローラー10、12と、自転車の後輪を支持する一対の後輪ローラー20、22と、後輪ローラー20の回転を前輪ローラー10、12に伝達するベルト66とを備える。
これにより、一対の前輪ローラー10、12で自転車の前輪を支持するので、トレイルを実走に近い状態に確保することができ、ハンドル操作感が実走と異なる度合いを低減することができる。また、自転車の前輪が前輪ローラー10、12と2点で接地することとなるので、前輪に直進力が生じ、トレイルをさらに実走に近い状態に確保することができる。したがって、従来に比して、低速走行でも脱輪しにくい。低速走行が可能となれば、自転車トレーナー100に負荷装置を取り付け、高負荷な自立走行練習を行うこともできる。
さらに、本実施の形態では、前輪ローラー10、12は、自転車の前輪を前輪ローラー10、12に乗せた場合のトレイルが、自転車が路面を実走している場合のトレイルと同等となるように、自転車の前輪を支持する。
これにより、トレイルが実走時と同等となるように自転車の前輪が支持されるので、ハンドル操作感が実走と異なる度合いをさらに低減することができる。
さらに、本実施の形態では、自転車の前輪と前輪ローラー10、12との接地位置が一定となるように前輪ローラー10、12の姿勢を調整する前輪ローラー調整部14、16を備える。
これにより、ハンドルを切っても、自転車の前輪と前輪ローラー10、12との接地位置が一定となるように前輪ローラー10、12の姿勢が調整されるので、前方に脱輪しにくい。また、ハンドルを切った場合に、トレイルが短くなることを防止することができるので、ハンドル操作感が実走と異なる度合いを低減することができる。さらに、前輪の固い部分が前輪ローラー10、12を通過するときに、前輪ローラー10、12が前方に姿勢変化し衝撃を吸収するので、振動及び騒音を低減することができる。
さらに、本実施の形態では、前輪ローラー調整部14、16は、前輪ローラー10、12の姿勢が変化可能に前輪ローラー10、12を支持し、前輪ローラー10、12の姿勢が基準の姿勢に復帰するように付勢する。
これにより、ハンドルを元に戻した場合、弾性部材16cの付勢力により、前輪ローラー10、12の姿勢が基準の姿勢に復帰するので、後輪接地点と前輪接地点との距離の変化に対する追従性が高くなる。
さらに、本実施の形態では、自転車の駆動力又は慣性力に応じて後輪ローラー20、22の位置を調整する後輪ローラー調整部24、26を備える。
これにより、ダンシングを行っても、自転車の駆動力又は慣性力に応じて後輪ローラー20、22の位置が調整されるので、前後方向に脱輪しにくい。また、後輪の固い部分が後輪ローラー20、22を通過するときに、後輪ローラー20、22が後方に移動し衝撃を吸収するので、振動及び騒音を低減することができる。
さらに、本実施の形態では、後輪ローラー調整部24、26は、後輪ローラー20、22の位置が変化可能に後輪ローラー20、22を支持し、後輪ローラー20、22の位置が基準の位置に復帰するように付勢する。
これにより、自転車の駆動力又は慣性力に応じて後輪ローラー20、22の位置が変化しても、駆動力又は慣性力が小さくなった場合は、平行スライド機構26bの付勢力により、後輪ローラー20、22の位置が基準の位置に復帰するので、駆動力又は慣性力に対する追従性が高くなる。
さらに、本実施の形態では、前輪ローラー10、12を設置する前輪フレーム30と、後輪ローラー20、22を設置する後輪フレーム40と、後輪フレーム40に対する前輪フレーム30の高さを調整可能に前輪フレーム30及び後輪フレーム40を連結する連結フレーム50、52とを備える。
これにより、後輪フレーム40に対する前輪フレーム30の高さを調整することができるので、坂道を模擬した体勢で自転車の自立走行練習を行うことができる。
本実施の形態において、前輪ローラー調整部14、16は、発明3又は4の前輪ローラー調整手段に対応し、下板16a及びL字型上板16bは、発明4の前輪ローラー支持手段に対応し、弾性部材16cは、発明4の前輪側付勢手段に対応し、後輪ローラー調整部24、26は、発明5又は6の後輪ローラー調整手段に対応している。また、連結棒26a及び平行スライド機構26bは、発明6の後輪ローラー支持手段に対応し、連結フレーム50、52は、発明7の連結手段に対応し、プーリー60〜64及びベルト66は、発明1の回転同期手段に対応している。
〔変形例〕
なお、上記実施の形態において、前輪ローラー調整部14、16及び後輪ローラー調整部24、26は、図8及び図9に示すように構成したが、これに限らず、次の構成を採用することができる。なお、前輪ローラー調整部14及び後輪ローラー調整部24は、前輪ローラー調整部16及び後輪ローラー調整部26と同様に構成されているので説明を省略する。
図11及び図12は、前輪ローラー調整部16及び後輪ローラー調整部26の変形例を示す図である。
第1の構成として、前輪ローラー調整部16は、図11(a)に示すように、右フレーム34の側面に固定され、右フレーム34から上方に上下方向に伸長するリンクプレート16dと、前輪ローラー10の軸及び前輪ローラー12の軸を連結し、その中心がリンクプレート16dの上端に回転可能に連結する連結プレート16eと、連結プレート16eの前端と右フレーム34の上面との間に設けられたバネ等の弾性部材16fと、連結プレート16eの後端と右フレーム34の上面との間に設けられたバネ等の弾性部材16gとを有して構成されている。
前輪ローラー10、12に対し前方に荷重がかかると、弾性部材16f、16gが変形し、前輪ローラー10、12は前傾する。その後、前方への荷重が小さくなると、弾性部材16f、16gの付勢力により、前輪ローラー10、12は基準の姿勢に復帰する。逆に、前輪ローラー10、12に対し後方に荷重がかかると、弾性部材16f、16gが変形し、前輪ローラー10、12は後傾する。その後、後方への荷重が小さくなると、弾性部材16f、16gの付勢力により、前輪ローラー10、12は基準の姿勢に復帰する。
第2の構成として、前輪ローラー調整部16は、図11(b)に示すように、右フレーム34の上面に固定され、前輪ローラー10の前方に設けられた係止板16hと、右フレーム34の上面に固定され、前輪ローラー12の後方に設けられた係止板16iと、前輪ローラー10の軸及び前輪ローラー12の軸を連結する連結プレート16jと、右フレーム34の上面に固定され、連結プレート16jを前後方向に移動可能に支持するリニアガイド等の平行スライド機構16kと、連結プレート16jの前端と係止板16hとの間に設けられたバネ等の弾性部材16lと、連結プレート16jの後端と係止板16iとの間に設けられたバネ等の弾性部材16mとを有して構成されている。
前輪ローラー10、12に対し前方に荷重がかかると、前輪ローラー10、12は、その荷重に応じて前方に移動する。その後、前方への荷重が小さくなると、弾性部材16l、16mの付勢力により、前輪ローラー10、12は基準の位置に復帰する。逆に、前輪ローラー10、12に対し後方に荷重がかかると、前輪ローラー10、12は、その荷重に応じて後方に移動する。その後、後方への荷重が小さくなると、弾性部材16l、16mの付勢力により、前輪ローラー10、12は基準の位置に復帰する。
第3の構成として、後輪ローラー調整部26は、図11(c)に示すように、右フレーム44の上面に固定されるコの字形状のサブフレーム26cと、サブフレーム26cの側面に固定され、サブフレーム26cから下方に上下方向に伸長するリンクプレート26d、26eと、後輪ローラー20の軸及び後輪ローラー22の軸を連結し、その前端及び後端がリンクプレート26d、26eの下端にそれぞれ回転可能に連結する連結フレーム26fと、連結フレーム26fの前端とサブフレーム26cとの間に設けられたバネ等の弾性部材26gと、連結フレーム26fの後端とサブフレーム26cとの間に設けられたバネ等の弾性部材26hとを有して構成されている。
後輪ローラー20、22に対し前方に荷重がかかると、後輪ローラー20、22は、その荷重に応じて前方に移動する。その後、前方への荷重が小さくなると、弾性部材26g、26hの付勢力により、後輪ローラー20、22は基準の位置に復帰する。逆に、後輪ローラー20、22に対し後方に荷重がかかると、後輪ローラー20、22は、その荷重に応じて後方に移動する。その後、後方への荷重が小さくなると、弾性部材26g、26hの付勢力により、後輪ローラー20、22は基準の位置に復帰する。
第4の構成は、前輪ローラー調整部16及び後輪ローラー調整部26に代えて、図12に示すように、後輪ローラー20の軸及び後輪ローラー22の軸を連結する連結フレーム50aと、連結フレーム50aの側面に固定され、連結フレーム50aから上方に上下方向に伸長するリンクプレート50bと、前輪ローラー10の軸及び前輪ローラー12の軸を連結し、その中心がリンクプレート50bの上端に回転可能に連結する連結プレート50cと、連結プレート50cの前端と連結フレーム50aの上面との間に設けられたバネ等の弾性部材50dと、連結プレート50cの後端と連結フレーム50aの上面との間に設けられたバネ等の弾性部材50eと、基台フレーム50fと、基台フレーム50fの上面に固定され、前輪ローラー10の前方に設けられた係止板50gと、基台フレーム50fの上面に固定され、前輪ローラー12の後方に設けられた係止板50hと、基台フレーム50fの上面に固定され、連結フレーム50aを前後方向に移動可能に支持するリニアガイド等の平行スライド機構50i、50jと、連結フレーム50aの前端と係止板50gとの間に設けられたバネ等の弾性部材50kと、連結フレーム50aの後端と係止板50hとの間に設けられたバネ等の弾性部材50lとを有して構成されている。
前輪ローラー10、12に対し前方に荷重がかかると、弾性部材50d、50eが変形し、前輪ローラー10、12は前傾する。その後、前方への荷重が小さくなると、弾性部材50d、50eの付勢力により、前輪ローラー10、12は基準の姿勢に復帰する。逆に、前輪ローラー10、12に対し後方に荷重がかかると、弾性部材50d、50eが変形し、前輪ローラー10、12は後傾する。その後、後方への荷重が小さくなると、弾性部材50d、50eの付勢力により、前輪ローラー10、12は基準の姿勢に復帰する。
後輪ローラー20、22に対し前方に荷重がかかると、後輪ローラー20、22は、その荷重に応じて前方に移動する。その後、前方への荷重が小さくなると、弾性部材50k、50lの付勢力により、後輪ローラー20、22は基準の位置に復帰する。逆に、後輪ローラー20、22に対し後方に荷重がかかると、後輪ローラー20、22は、その荷重に応じて後方に移動する。その後、後方への荷重が小さくなると、弾性部材50k、50lの付勢力により、後輪ローラー20、22は基準の位置に復帰する。
また、上記実施の形態及びその変形例において、後輪ローラー調整部24、26は、後輪ローラー20、22の位置を調整するように構成したが、これに限らず、前輪ローラー調整部14、16のように、後輪ローラー20、22の姿勢を調整するように構成することもできる。
100…自転車トレーナー、 10、12…前輪ローラー、 14、16…前輪ローラー調整部、 16a…下板、 16b…L字型上板、 16c、16f、16g、16l、16m、26g、26h、50d、50e、50k、50l…弾性部材、 16d、26d、26e、50b…リンクプレート、 16e、16j、50c…連結プレート、 16h、16i、50g、50h…係止板、 16k、26b、50i、50j…平行スライド機構、 20、22…後輪ローラー、 24、26…後輪ローラー調整部、 26a…連結棒、 26c…サブフレーム、 26f、50a、50、52…連結フレーム、 30…前輪フレーム、 32…左フレーム、 34…右フレーム、 34a…溝、 36…前フレーム、 40…後輪フレーム、 42…左フレーム、 44…右フレーム、 46…後フレーム、 50f…基台フレーム、 60〜64…プーリー、 66…ベルト、 70…台座

Claims (6)

  1. 自転車の前輪を支持する一対の前輪ローラーと、
    前記自転車の後輪を支持する一対の後輪ローラーと、
    前記前輪ローラーの回転及び前記後輪ローラーの回転を同期させる回転同期手段と
    前記自転車のハンドル操作に追従して前記自転車の前輪と前記前輪ローラーとの接地位置が一定となるように前記前輪ローラーの位置又は姿勢を調整する前輪ローラー調整手段とを備えることを特徴とする自転車トレーナー。
  2. 請求項1において、
    前記前輪ローラーは、前記自転車の前輪を前記前輪ローラーに乗せた場合のトレイルが、前記自転車が路面を実走している場合のトレイルと同等となるように、前記自転車の前輪を支持することを特徴とする自転車トレーナー。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項において、
    前記前輪ローラー調整手段は、
    前記前輪ローラーの位置又は姿勢が変化可能に前記前輪ローラーを支持する前輪ローラー支持手段と、
    前記前輪ローラーの位置又は姿勢が基準の位置又は姿勢に復帰するように前記前輪ローラー支持手段を付勢する前輪側付勢手段とを備えることを特徴とする自転車トレーナー。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記自転車の駆動力又は慣性力に応じて前記後輪ローラーの位置又は姿勢を調整する後輪ローラー調整手段を備えることを特徴とする自転車トレーナー。
  5. 請求項において、
    前記後輪ローラー調整手段は、
    前記後輪ローラーの位置又は姿勢が変化可能に前記後輪ローラーを支持する後輪ローラー支持手段と、
    前記後輪ローラーの位置又は姿勢が基準の位置又は姿勢に復帰するように前記後輪ローラー支持手段を付勢する後輪側付勢手段とを備えることを特徴とする自転車トレーナー。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記前輪ローラーを設置する前輪フレームと、
    前記後輪ローラーを設置する後輪フレームと、
    前記後輪フレームに対する前記前輪フレームの高さを調整可能に前記前輪フレーム及び前記後輪フレームを連結する連結手段とを備えることを特徴とする自転車トレーナー。
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