JP5838996B2 - 産業車両 - Google Patents

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Description

この発明は、油圧機構を有する産業車両に関する。
例えば、油圧機構を有する産業車両として、荷役作業用のエンジン式フォークリフトがある。フォークリフトは、車両前方に設けられたフォークを油圧機構によって昇降動作(リフト動作)又は前後傾動作(ティルト動作)させることによって、荷役作業を行う。これらフォークのリフト動作及びティルト動作はいずれも、フォークリフトに設けられたエンジンにより駆動される油圧ポンプを使用した油圧機構によって作動されるように構成されている。
近年、産業車両に対しても、排気ガスの規制が厳しくなり、燃費の向上が要求されるため、フォークリフトでは、荷役作業を行っていないアイドリング状態でのエンジンの回転数及び出力が低く抑えられている。このため、アイドリング状態のフォークリフトにおいて荷役作業を行うために油圧機構を作動させてフォークを動作させる際、発生する負荷によってエンジン回転数が低下して出力がさらに低下し、ノッキング等のエンジンの挙動が不安定な状態になる、排出される排気ガスの成分が悪化する、エンジンが停止する等の症状が発生する虞がある。
例えば、特許文献1には、従来技術としての産業車両の油圧システムが記載されている。この油圧システムでは、エンジンによって駆動されて作動油を吐出する荷役用ポンプと荷役操作用の油圧作動装置に対する作動油の供給を制御するコントロールバルブとを接続する油圧配管に、この油圧配管から分岐して作動油タンクに接続される排出配管が接続されている。この排出配管には、排出配管を開放又は閉止するアンロードバルブが設けられている。通常の荷役作業時には、アンロードバルブは排出配管を閉止した状態となっており、荷役用ポンプから吐出された作動油は、コントロールバルブに送られる。一方、エンジンの回転数が所定回転数以下になる、又は、油圧配管の作動油圧力が所定値以上になると、アンロードバルブを制御する制御装置は、エンストが発生する可能性があると判断し、排出配管を開放するようにアンロードバルブを動作させ、荷役用ポンプへの負荷を低減してエンストを防いでいる。
さらに、特許文献1には、産業車両のポンプ負荷低減システムが記載されている。このシステムは、荷役用ポンプとコントロールバルブとを接続する荷役用油圧配管に設けられている。ポンプ負荷低減システムは、荷役用油圧配管から分岐して作動油タンクに接続される排出配管に設けられた切り替え弁と、排出配管における切り替え弁よりも下流側に設けられたサブリリーフ弁と、荷役用油圧配管における排出管の分岐位置よりも下流側に設けられたチェック弁とを備えている。エンジンの回転数が高い場合、切り替え弁は、荷役用ポンプから吐出された作動油を荷役用油圧配管下流のコントロールバルブに流すように制御される。エンジンの回転数が既定値よりも低い場合、切り替え弁は、荷役用ポンプから吐出された作動油を排出配管にも流すように制御される。このとき、荷役用ポンプから吐出された作動油は、配管内の油圧がサブリリーフ弁の開放圧力を超えるまでコントロールバルブに供給され、開放圧力を超えると超過分が排出配管から排出されるため、配管内の油圧が開放圧力以下に抑えられる。これにより、ポンプ負荷低減システムは、荷役用ポンプ及びエンジンにかかる負荷を抑えてエンストを防いでいる。
特開2012−62137号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術の油圧システムでは、荷役作業の際に、エンジン回転数が所定回転数以下に低下したことが検知されてからアンロードバルブが開放される又は切り替え弁が切り替えられているため、荷役用ポンプ及びエンジンに負荷が生じるとエンジンの回転数が一時的に所定回転数よりも低下してしまう。そして、上記所定回転数をアイドリング状態の回転数に設定していると、エンジン回転数がアイドル回転数よりも低下し、不安定なエンジン挙動、排気ガス成分の悪化、エンジン停止等が発生する可能性があるという問題がある。
さらに、特許文献1に記載の産業車両のポンプ負荷低減システムでも、同様に荷役作業の際に荷役用ポンプ及びエンジンに負荷が生じるため、エンジン回転数がアイドル回転数のように低い場合には、さらにエンジン回転数が低下する虞がある。
この発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、エンジン(内燃機関)の回転数が低回転時に油圧装置(油圧機構)を動作させた際にエンジンの回転数の低下を防止する産業車両を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る産業車両は、内燃機関によって駆動されると共に油圧機構を介した動作を行う産業車両において、内燃機関によって駆動されて作動油を圧送するポンプと、ポンプから作動油の供給を受けると共に、油圧機構を介した動作を行うための操作レバーの動作に基づき油圧機構に供給する作動油を制御する油圧コントロールバルブと、操作レバーの動作を検出するレバー操作検出手段と、内燃機関の動作を制御する内燃機関制御手段と、レバー操作検出手段から検出情報を受け取るように構成され、油圧コントロールバルブの動作を制御するバルブ制御手段とを備え、バルブ制御手段は、内燃機関の稼働中、レバー操作検出手段によって操作レバーの中立位置状態からの操作が検出されたときに内燃機関の回転数が所定回転数以下の場合、油圧コントロールバルブの状態を、ポンプから供給される作動油を油圧機構に供給せずに排出する状態とすると共に、内燃機関の回転数を上昇させるように内燃機関制御手段に指令した後、ポンプから供給される作動油を油圧機構に供給するように油圧コントロールバルブを動作させる。
バルブ制御手段は、内燃機関制御手段への上記指令後、所定の時間経過すること、及び、内燃機関の回転数が上昇することのうち、少なくとも一方を確認すると、ポンプから供給される作動油を油圧機構に供給するように油圧コントロールバルブを動作させてもよい。
油圧コントロールバルブは、操作レバーに機械的に連結され、操作レバーの操作に連動して機械式に動作して、ポンプから供給される作動油の油圧機構への供給を行う又は供給を遮断する作動弁と、作動弁とポンプとの間に設けられ、ポンプから供給される作動油を作動弁に供給する又は排出するように作動油流路を切り替えるアンロード弁とを有し、アンロード弁の切り替え動作は、バルブ制御手段によって制御されてもよい。
又は、油圧コントロールバルブは、レバー操作検出手段が検出する操作レバーの中立位置状態からの操作に基づき、ポンプから供給される作動油を油圧機構に供給する又は排出するように作動油流路を切り替える電磁弁を有し、電磁弁の切り替え動作は、バルブ制御手段によって制御され、バルブ制御手段は、内燃機関制御手段へ上記指令をすると共に、電磁弁に対して、ポンプから供給される作動油を一時的に排出させてもよい。
又は、油圧コントロールバルブは、レバー操作検出手段が検出する操作レバーの中立位置状態からの操作に基づき、ポンプから供給される作動油を油圧機構に供給する又は排出するように作動油流路を切り替える電磁弁と、電磁弁とポンプとの間に設けられ、ポンプから供給される作動油を電磁弁に供給する又は排出するように作動油流路を切り替えるアンロード弁とを有し、アンロード弁の切り替え動作は、バルブ制御手段によって制御されてもよい。
この発明に係るに産業車両よれば、内燃機関の回転数が低回転時に油圧機構を動作させた際に内燃機関の回転数の低下を防止することが可能になる。
この発明の実施の形態1に係る産業車両の構成を示す模式図である。 図1の産業車両の動作の流れを示すフローチャートである。 図2のフローチャートに従った産業車両の動作時の各部の状態の時間変化を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る産業車両の構成を示す模式図である。 図4の産業車両の動作の流れを示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
まず、図1を参照して、この発明の実施の形態1に係る産業車両101の構成を説明する。なお、以下の実施の形態では、産業車両101をフォークリフトとして説明する。
フォークリフト101は、走行動作及び荷役動作(作業)の駆動源である内燃機関としてのエンジン1と、エンジン1に対して一体に回転駆動されるように連結された油圧ポンプ2と、作動油を貯留するオイルタンク3とを備えている。エンジン1は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量に基づいてエンジン回転数が制御される。油圧ポンプ2は、エンジン1によって回転駆動されると、オイルタンク3内の作動油を吸引して圧送する。なお、油圧ポンプ2は、エンジン1の動力により駆動されるポンプであり、エンジン1が備える出力軸と油圧ポンプ2が備える入力軸とが互いに連結されている。このため、油圧ポンプ2は、エンジン1の動力によって回転し、エンジン1の回転数の上昇及び下降に連動してその回転数を上昇及び下降させて、作動油の圧送量を増加及び減少させる。
さらに、フォークリフト101は、フォーク4aを昇降させるためのリフトシリンダ4と、マスト5aを傾斜させることによってフォーク4aをティルト動作させるためのティルトシリンダ5とを備えている。油圧ポンプ2は、油圧コントロールバルブ10及び油圧配管を介して、各油圧シリンダ4及び5に接続されている。
ここで、リフトシリンダ4及びティルトシリンダ5は、油圧機構の一部を構成している。
油圧コントロールバルブ10は、油圧ポンプ2によって圧送された作動油が油圧配管31を介して供給されるように構成されており、供給された作動油の流れを制御するために、アンロードバルブ11と、第一作動弁21及び第二作動弁22とを備えている。
第一作動弁21は、油圧配管32を介してリフトシリンダ4に連通し、切替制御されることによってリフトシリンダ4への作動油の給排を制御する。さらに、第一作動弁21は、油戻し管34に連通し、リフトシリンダ4から戻された作動油を油戻し管34を介してオイルタンク3に戻す。なお、給排動作として、第一作動弁21は、作動油の供給動作、排出動作及び給排停止動作をとることができる。供給動作では、第一作動弁21は、油圧ポンプ2によって圧送された作動油をリフトシリンダ4に供給し、作動油の上昇する油圧によってリフトシリンダ4が伸長してフォーク4aを上昇させる。排出動作では、第一作動弁21は、リフトシリンダ4の作動油をオイルタンク3に排出し、リフトシリンダ4が収縮してフォーク4aが下降する。なお、排出動作では、油圧ポンプ2は駆動されない。
また、第一作動弁21は、油圧コントロールバルブ10からフォークリフト101の運転席に延出するリフト操作レバー21aに機械的に連結されており、リフト操作レバー21aが操作されることによって作動油の給排動作が制御される。さらに、リフト操作レバー21aには、第一操作検知センサ21bが設けられている。第一操作検知センサ21bは、リフト操作レバー21aの操作状態を検出し、電気的に接続されたバルブ制御装置41に検知信号を送信する。なお、第一作動弁21は、リフト操作レバー21aが中立位置にある場合に給排停止動作をとり、リフト操作レバー21aが操作されると、供給動作又は排出動作をとる。
第二作動弁22は、油圧配管33を介してティルトシリンダ5に連通し、切替制御されることによってティルトシリンダ5への作動油の給排を制御する。さらに、第二作動弁22は、油戻し管34に連通し、ティルトシリンダ5から戻された作動油を油戻し管34を介してオイルタンク3に戻す。なお、ティルトシリンダ5は、図示しないティルトシリンダ5のボトム室に作動油が供給され、ティルトシリンダ5のロッド室の作動油が排出されると、ティルトシリンダ5が伸長してマスト5aが前傾し、ボトム室の作動油が排出されロッド室に作動油が供給されると、ティルトシリンダ5が収縮してマスト5aが後傾するようにティルト動作する。
また、第二作動弁22は、油圧コントロールバルブ10からフォークリフト101の運転席に延出するティルト操作レバー22aに機械的に連結されており、ティルト操作レバー22aが操作されることによってその給排動作が制御される。さらに、第二操作検知センサ22bが、ティルト操作レバー22aに設けられ、ティルトシリンダ5の操作状態を検出してバルブ制御装置41に検知信号を送信する。なお、第二作動弁22も、ティルト操作レバー22aが中立位置にある場合に給排停止動作をとり、ティルト操作レバー22aが操作されると供給動作及び排出動作をとる。
ここで、第一操作検知センサ21b及び第二操作検知センサ22bは、レバー操作検出手段を構成している。
また、流路の切替弁であるアンロードバルブ11は、油圧コントロールバルブ10の最も油圧ポンプ2側に設けられている。アンロードバルブ11は、その上流側で油圧ポンプ2から延びる油圧配管31に連通し、その下流側で、第一作動弁21、第二作動弁22及び油戻し管34に連通している。アンロードバルブ11は、切り替えられることによって、油圧配管31を介して油圧ポンプ2によって圧送される作動油を、第一作動弁21及び第二作動弁22に供給する、又は油戻し管34に戻すように動作することができる。さらに、アンロードバルブ11は、その切替動作が制御されるようにバルブ制御装置41に電気的に接続されている。
また、バルブ制御装置41には、エンジン1の回転数を検出する回転数センサ42と、エンジン1の動作を制御するエンジンECU43とが電気的に接続されている。バルブ制御装置41は、回転数センサ42からエンジン1の回転数を受け取るように構成されると共に、エンジンECU43に対してエンジン1の動作を制御するための命令を送るように構成されている。ここで、バルブ制御装置41はバルブ制御手段を構成し、エンジンECU43は内燃機関制御手段を構成している。
さらに、バルブ制御装置41は、タイマー44と電気的に接続され、タイマー44の起動及び停止を制御すると共にタイマー44が計測した時間を受け取るように構成されている。
また、図1は、説明を簡略にするために、油圧配管、各弁等の詳細な構成の描写を省略して簡略化している。
次に、この発明の実施の形態1に係るフォークリフト(産業車両)101の動作を説明する。
図1を参照すると、フォークリフト101では、エンジン1の回転数が低回転域である第一所定回転数R1以下のときに、運転者によって操作レバー21a及び22aのいずれかが操作された場合、バルブ制御装置41は、図2に示すフローチャートに従った制御を行う。なお、以下の実施の形態では、第一所定回転数R1は、例えば、アクセルペダルが踏み込まれていないアイドリング状態のエンジン回転数である。
また、通常、バルブ制御装置41は、油圧ポンプ2を作動弁21及び22に連通するようにアンロードバルブ11の状態を維持する。
図1及び図2をあわせて参照すると、ステップS1において、フォークリフト101の運転者によって、リフト操作レバー21a又はティルト操作レバー22aが中立位置状態から操作されると、操作検知センサ21b又は22bは、リフト操作レバー21a又はティルト操作レバー22aへの入力状態を示す検知信号をバルブ制御装置41に送る。
ステップS1に続くステップS2において、検知信号を受信したバルブ制御装置41は、回転数センサ42を介してエンジン1の回転数を検知する。さらに、バルブ制御装置41は、エンジン回転数が第一所定回転数R1(アイドリング状態の回転数として例えば、750rpm)以下であるか否かを判定する。そして、バルブ制御装置41は、エンジン回転数が第一所定回転数R1以下の場合にステップS3に進み、エンジン回転数が第一所定回転数R1を超える場合にはステップS4に進む。
ステップS4では、リフト操作レバー21a又はティルト操作レバー22aの操作に基づき、油圧シリンダを動作させるために、バルブ制御装置41は、アンロードバルブ11に対して、油圧ポンプ2を作動弁21及び22に連通する状態のままで維持させる。そして、作動油供給状態の第一作動弁21又は第二作動弁22は、油圧ポンプ2によって圧送される作動油を、リフトシリンダ4に供給して伸長させる、又はティルトシリンダ5に供給して伸長若しくは収縮させる。これにより、フォーク4aの上昇又はティルト動作が行われる。
また、ステップS3では、バルブ制御装置41は、アンロードバルブ11に対して、アンロード指令を発令し、油圧ポンプ2を油戻し管34に連通させるアンロード状態にするように切り替え動作させる。これにより、油圧ポンプ2によって圧送される作動油は、作動弁21及び22のいずれにも供給されず、オイルタンク3に戻される。このため、油圧ポンプ2及びエンジン1に対する作動油の圧送抵抗による負荷が大きく低減される。そして、アンロードバルブ11は、バルブ制御装置41によってアンロード指令が解除されるまで、アンロード状態を維持する。
さらに、バルブ制御装置41は、アンロードバルブ11に対するアンロード指令の発令と同時に、エンジンECU43に対してエンジン回転数を、第一所定回転数R1よりも高くなるように第二所定回転数R2(例えば、900rpm)にまで上昇させるように指令する、つまりアイドルアップ指令する。これにより、エンジンECU43は、エンジン1への燃料供給量を増量させる、アクセル開度を割り増す等をしてエンジン回転数を上昇させるための制御を実施する。そして、エンジンECU43は、バルブ制御装置41によってアイドルアップ指令が解除されるまで、アイドル回転数を上昇させる状態を維持する。
さらにまた、バルブ制御装置41は、アンロードバルブ11へのアンロード指令及びエンジンECU43へのアイドルアップ指令の発令と同時に、タイマー44を起動させ、起動後の時刻T0からの経過時間を計測させる。そして、バルブ制御装置41は、タイマー44が計測する経過時間と、回転数センサ42が検出するエンジン1の回転数情報とを監視する。
図3には、時刻T0からの操作レバー21a又は22aの入力状態、アンロード指令の発令状態、アイドルアップ指令の発令状態、及びエンジン1の回転数の状態の時間変化が示されている。
そして、図3をあわせて参照すると、ステップS3に続くステップS5では、バルブ制御装置41は、タイマー44が計測する経過時間が所定経過時間T1に達した否かを判定する。バルブ制御装置41は、経過時間が所定経過時間T1に達したと判定するとステップS6に進み、経過時間が所定経過時間T1に未だ達していないと判定するとステップS7に進む。
ステップS6では、バルブ制御装置41は、アンロード指令を解除してアンロードバルブ11に再び切り替え動作させ、油圧ポンプ2を作動弁21及び22に連通させる。これにより、作動油が、作動弁21又は22を介してリフトシリンダ4に供給されて伸長させる又はティルトシリンダ5に供給されてこれを伸長若しくは収縮させる。なお、アンロード指令の解除時、バルブ制御装置41は、タイマー44を停止させる。
また、ステップS7では、バルブ制御装置41は、エンジン回転数が上昇したか否かを判定する。エンジン回転数が上昇したかは、回転数センサ42が検出するエンジン1の回転数が、予め定めた回転数よりも高い回転数に上昇したということで判定する。予め定めた回転数は、例えば、第一所定回転数R1とし、エンジン1の回転数が第一所定回転数R1より高い回転数である場合、すなわち、エンジン回転数がアイドリング状態の回転数より高い回転数に上昇した場合に、バルブ制御装置41はエンジン回転数が上昇したと判定する。そして、バルブ制御装置41は、エンジン1の回転数が第一所定回転数R1以下の場合にステップS5に戻り、エンジン1の回転数が第一所定回転数R1を超えた場合にはステップS6に進んで、上述のようにアンロード指令を解除する。通常、エンジン1の回転数は、回転数を上昇させる制御を受けた後、若干遅れて上昇を始めるが、例えば、図3において破線で示すように、バルブ制御装置41は、上記の所定経過時間T1よりも早い経過時間T2でもエンジン1の回転数が上昇し、第一所定回転数R1を超えているのを確認すると、ステップS6に進み、アンロード指令を解除する。
上述のように、バルブ制御装置41は、エンジン回転数が第一所定回転数R1以下の状態で油圧ポンプ2に負荷をかけるような操作レバー21a又は22aへの入力を検知すると、アンロードバルブ11をアンロード状態に切り替えると共にエンジン1をアイドルアップさせるように指令した後、所定経過時間T1だけ経過するかエンジン1の回転数の上昇を検知するかのいずれかの条件が満たされれば、アンロードバルブ11のアンロード状態を解除する。なお、アンロードバルブ11のアンロード状態の解除後、バルブ制御装置41は、エンジンECU43に対して、エンジン回転数が第二所定回転数R2に上昇する経過時間T3までエンジン1の回転数を上昇させるように制御させてもよく、アンロード状態の解除時のエンジン回転数を維持するようにエンジン1の回転数を制御させてもよく、又は、エンジン回転数を第一所定回転数R1に戻すようにエンジン1の回転数を制御させてもよい。
このように、この発明の実施の形態1に係るフォークリフト101は、エンジン1によって駆動されて作動油を圧送する油圧ポンプ2と、油圧ポンプ2から作動油の供給を受けると共に、リフトシリンダ4及びティルトシリンダ5を介した動作を行うための操作レバー21a及び22aの動作に基づきリフトシリンダ4及びティルトシリンダ5に供給する作動油を制御する油圧コントロールバルブ10と、操作レバー21a及び22aの動作を検出する操作検知センサ21b及び22bと、エンジン1の動作を制御するエンジンECU43と、操作検知センサ21b及び22bから検出情報を受け取るように構成され、油圧コントロールバルブ10の動作を制御するバルブ制御装置41とを備える。バルブ制御装置41は、エンジン1の稼働中、操作検知センサ21b又は22bによって操作レバー21a又は22aの動作が検出されたときにエンジン1の回転数が所定回転数(例えば、第一所定回転数R1)以下の場合、油圧コントロールバルブ10のアンロードバルブ11の状態を、油圧ポンプ2から供給される作動油をリフトシリンダ4及びティルトシリンダ5に供給せずに排出する状態とすると共に、エンジン1の回転数を上昇させるようにエンジンECU43に指令した後、油圧ポンプ2から供給される作動油をリフトシリンダ4又はティルトシリンダ5に供給するように油圧コントロールバルブ10のアンロードバルブ11を動作させる。
このとき、操作検知センサ21b又は22bによって操作レバー21a又は22aの動作が検出されたときにエンジン1の回転数が所定回転数(第一所定回転数R1)以下の場合、作動油は、一時的にリフトシリンダ4及びティルトシリンダ5に供給されずに排出されるため、油圧ポンプ2及びエンジン1に生じる作動油による負荷が抑えられる(低減される)。さらに、エンジンECU43がエンジン1の回転数を上昇させる指令を受けた後、作動油がリフトシリンダ4又はティルトシリンダ5に供給されるため、リフトシリンダ4又はティルトシリンダ5を動作させる作動油による負荷は、回転数を上げるように制御を受けて出力を上昇させたエンジン1及び油圧ポンプ2に作用する。よって、エンジン1の回転数が低回転時(アイドリング状態の回転時)に油圧ポンプ2及びエンジン1が負荷を受けることによりエンジン1の回転数が低下することを防止することができる。
また、フォークリフト101において、バルブ制御装置41は、エンジンECU43への指令後、所定時間T1経過すること、及び、エンジン1の回転数が上昇する(第一所定回転数R1よりも高い回転数になる)ことのうち、少なくとも一方を確認すると、油圧ポンプ2から供給される作動油をリフトシリンダ4又はティルトシリンダ5に供給するように油圧コントロールバルブ10のアンロードバルブ11を動作させる。これによって、作動油をリフトシリンダ4又はティルトシリンダ5に供給するようにアンロードバルブ11を動作させる際に、エンジン1の出力を確実に上昇させておくことが可能になる。
また、フォークリフト101において、油圧コントロールバルブ10は、操作レバー21a及び22aに機械的に連結され、且つ操作レバー21a及び22aの操作に連動して機械式に動作して油圧ポンプ2から供給される作動油のリフトシリンダ4及びティルトシリンダ5への供給を行う又は供給を遮断する作動弁21及び22と、作動弁21及び22と油圧ポンプ2との間に設けられ且つ油圧ポンプ2から供給される作動油を作動弁21及び22に供給する又は排出するように作動油流路を切り替えるアンロードバルブ11とを有している。そして、アンロードバルブ11の切り替え動作は、バルブ制御装置41によって制御される。
このとき、アンロードバルブ11を切り替えるだけで、リフトシリンダ4及びティルトシリンダ5に作動油を一時的に供給しないようにすることや、供給を開始することができる。そして、アンロードバルブ11は、油圧コントロールバルブ10の入口又は油圧コントロールバルブ10よりも上流に設ければよいため、油圧コントロールバルブ10及びアンロードバルブ11による構造を簡略にすることができる。
なお、実施の形態1のフォークリフト101では、アンロードバルブ11が油圧コントロールバルブ10内に含まれていたが、これに限定されるものでなく、別体になっていてもよい。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るフォークリフト(産業車両)201は、実施の形態1に係るフォークリフト101において、機械式の作動弁21及び22を用いてリフトシリンダ4及びティルトシリンダ5への作動油の給排を制御していたものを、電磁弁を用いて制御するようにしたものである。
なお、実施の形態2において、前出した図における参照符号と同一の符号は、同一または同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
図4を参照すると、この発明の実施の形態2に係るフォークリフト201は、実施の形態1に係るフォークリフト101と同様にして、エンジン1、油圧ポンプ2、オイルタンク3、リフトシリンダ4、ティルトシリンダ5、バルブ制御装置41、回転数センサ42、エンジンECU43、及びタイマー44を備えている。さらに、フォークリフト201は、実施の形態1に係るフォークリフト101とは異なる構成の油圧コントロールバルブ210を備えている。
リフト操作レバー21a及びティルト操作レバー22aには、操作検知センサ21b及び22bがそれぞれ取り付けられている。操作検知センサ21b及び22bはそれぞれ、ポテンショメータ等を使用したものであり、中立位置を基準としたリフト操作レバー21a及びティルト操作レバー22aの操作量及び操作方向を検出し、検出結果をバルブ制御装置41に送信するように構成されている。
さらに、油圧ポンプ2から延びる油圧配管31は、油圧コントロールバルブ210の内部の第一電磁弁221及び第二電磁弁222に接続されている。第一電磁弁221及び第二電磁弁222はいずれも、電磁式の切替弁であり、その動作が制御されるようにバルブ制御装置41に電気的に接続されている。そして、バルブ制御装置41は、操作検知センサ21b及び22bから受け取るリフト操作レバー21a及びティルト操作レバー22aの状態(操作量及び操作方向)に基づき、第一電磁弁221及び第二電磁弁222の動作を制御する。
第一電磁弁221は、油圧配管32及び油戻し管34にも接続されている。第一電磁弁221は、油圧配管31をリフトシリンダ4に連通すると共にリフトシリンダ4を油戻し管34に連通するように動作し、上記の2つの連通部の流路断面積を調節することができる。さらに、第一電磁弁221は、油圧配管31及びリフトシリンダ4の連通とリフトシリンダ4及び油戻し管34の連通とを遮断して、油圧配管31を油戻し管34に連通するように動作し、この連通部の流路断面積を調節することができる。これにより、第一電磁弁221は、油圧ポンプ2によって圧送される作動油をリフトシリンダ4に供給する供給動作、リフトシリンダ4の作動油をオイルタンク3に戻して油圧を下降させる排出動作、並びに、リフトシリンダ4への作動油の給排を停止すると共に油圧配管31を油戻し管34にアンロード状態で連通するアンロード動作を行うことができる。なお、アンロード状態では、油圧配管31及び油戻し管34には、油圧ポンプ2の負荷となるような油圧が発生しない。
第二電磁弁222も、油圧配管33及び油戻し管34に接続されている。第二電磁弁222は、油圧配管31をティルトシリンダ5に連通すると共にティルトシリンダ5を油戻し管34に連通し、これら2つの連通部の流路断面積を調節する。さらに、第二電磁弁222は、油圧配管31及びティルトシリンダ5の連通とティルトシリンダ5及び油戻し管34の連通とを遮断して、油圧配管31を油戻し管34に連通し、この連通部の流路断面積を調節する。これにより、第二電磁弁222は、油圧ポンプ2からの作動油をティルトシリンダ5に供給する供給動作と共にティルトシリンダ5の作動油をオイルタンク3に戻す排出動作、ティルトシリンダ5への作動油の給排を停止しつつ油圧配管31内に油圧を生じさせる給排停止動作、並びに、ティルトシリンダ5への作動油の給排を停止すると共に油圧配管31を油戻し管34にアンロード状態で連通するアンロード動作を行うことができる。
次に、フォークリフト201のエンジン1の回転数が第一所定回転数R1以下のときに、運転者によって操作レバー21a又は22aが操作された場合のバルブ制御装置41の制御を、図4と図5のフローチャートとを参照して説明する。
ステップS21において、フォークリフト201の運転者によって、いずれもが中立位置状態である操作レバー21a又は22aに対して油圧ポンプ2に負荷が生じる入力が与えられると、操作検知センサ21b又は22bがリフト操作レバー21a又はティルト操作レバー22aの操作量及び操作方向を検知し、検知情報をバルブ制御装置41に送る。
なお、油圧ポンプ2に負荷が生じる入力とは、フォーク4aを上昇させるリフト操作レバー21aの操作、並びに、マスト5aを前傾及び後傾させるティルト操作レバー22aの操作である。
ステップS21に続くステップS22では、バルブ制御装置41は、回転数センサ42を介して検知されるエンジン1の回転数が第一所定回転数R1以下であるか否かを判定し、エンジン回転数が第一所定回転数R1以下の場合にはステップS23に進み、エンジン回転数が第一所定回転数R1を超える場合にはステップS24に進む。なお、エンジン1の回転数が第一所定回転数R1以下である場合、電磁弁221及び222は、アンロード動作をとっている。
ステップS24では、バルブ制御装置41は、油圧コントロールバルブ210内の各電磁弁221及び222に対して、操作が検知された操作レバー21a又は22aに対応するリフトシリンダ4又はティルトシリンダ5を、操作レバーの操作状態に対応して伸縮動作させるように、制御する。
ステップS23では、バルブ制御装置41は、中立状態の操作レバー21a又は22aへの入力が検知される前から続く油圧コントロールバルブ210内の電磁弁221及び222の状態、つまり油圧ポンプ2によって圧送される作動油全てをアンロード状態で油戻し管34を介してオイルタンク3に戻していた状態を引き続き維持する。
また、バルブ制御装置41は、操作レバー21a又は22aの操作検知情報を受信すると同時に、エンジン1の回転数を第二所定回転数R2にまで上昇させるように、エンジンECU43に対してアイドルアップ指令する。さらにまた、バルブ制御装置41は、エンジンECU43へのアイドルアップ指令の発令と同時に、タイマー44を起動させ、起動後からの経過時間を計測させる。そして、バルブ制御装置41は、タイマー44が計測する経過時間と回転数センサ42によるエンジン1の回転数情報とを常時監視する。
ステップS23に続くステップS25では、バルブ制御装置41は、タイマー44が計測する経過時間が所定経過時間T1に達した否かを判定し、経過時間が所定経過時間T1に達した場合にはステップS24に進み、所定経過時間T1に未だ達していない場合にはステップS26に進む。
ステップS26では、バルブ制御装置41は、回転数センサ42が検出するエンジン1の回転数が上昇したか、例えば予め定めた回転数である第一所定回転数R1よりも高い回転数に上昇したか否かを判定し、エンジン1の回転数が第一所定回転数R1以下の場合にはステップS25に戻り、エンジン1の回転数が第一所定回転数R1を超えた場合にはステップS24に進む。
上述のように、バルブ制御装置41は、エンジン回転数が第一所定回転数R1以下の状態でいずれもが中立状態であった操作レバー21a又は22aの操作を検知すると、アンロード状態の油圧コントロールバルブ210の状態を維持すると共にエンジン1をアイドルアップさせるように指令した後、所定経過時間T1だけ経過するかエンジン1の回転数の上昇を検知するかのいずれかの条件が満たされれば、入力を受けた操作レバー21a又は22aに対応してリフトシリンダ4を伸長動作させる又はティルトシリンダ5を伸長若しくは収縮動作させるように、油圧コントロールバルブ210を動作させる。
この発明の実施の形態2に係るフォークリフト201のその他の構成及び動作は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
そして、実施の形態2におけるフォークリフト201によれば、上記実施の形態1のフォークリフト101と同様な効果が得られる。
また、フォークリフト201において、油圧コントロールバルブ210は、操作検知センサ21b及び22bが検出する操作レバー21a及び22aの動作に基づき、油圧ポンプ2から供給される作動油をリフトシリンダ4及びティルトシリンダ5に給排するように作動油流路を切り替える電磁弁221及び222を有し、電磁弁221及び222の切り替え動作は、バルブ制御装置41によって制御される。これにより、既存の油圧コントロールバルブ210に含まれる電磁弁221及び222をそのまま使用して、これらの切り替えタイミングをバルブ制御装置41が制御することによって、エンジン回転数が低回転時にリフトシリンダ4を伸長動作させる又はティルトシリンダ5を伸長若しくは収縮動作させる際のエンジン回転の低下を防止することができる。従って、新たな装置等の追加が必要ないため、油圧コントロールバルブ210の小型化を可能にすると共にコストアップを抑えることができる。
また、実施の形態2では、バルブ制御装置41は、いずれもが中立状態であった操作レバー21a又は22aへの入力を検知後、油圧コントロールバルブ210のアンロード状態を一時的に維持したのち、所定の条件が満たされれば、リフトシリンダ4又はティルトシリンダ5を伸縮動作させるように油圧コントロールバルブ210を動作させていたが、これに限定されるものでない。
なお、実施の形態1及び2では、第一所定回転数R1は、アイドリング状態のエンジン回転数としたが、これに限定されるものではない。第一所定回転数R1は、第一所定回転数R1以下で油圧シリンダ(リフトシリンダ4、ティルトシリンダ5)を動作させた際に、油圧ポンプ2からの負荷がエンジン1に作用し、エンジン1の回転数が低下し、不安定なエンジン挙動、排気ガス成分の悪化、エンジン停止等が発生する可能性が高くなるという問題が起こり得る可能性に基づいて設定された回転数であれば良い。
また、実施の形態1及び2では、エンジン回転数が上昇したか否かの判定において、判定基準とする予め定められた回転数は、第一所定回転数R1(アイドリング状態のエンジン回転数)としたが、上記予め定められた回転数は、エンジン回転数の上昇を検出できる回転数として設定された回転数であれば、特に限定されない。したがって、上記予め定められた回転数は、第一所定回転数R1と同一の値でなくても良い。
また、実施の形態1及び2では、所定時間T1が経過したかを判定した後に、エンジン回転数が上昇したかを判定して確認したが、少なくとも一方を確認する構成であっても良い。また、エンジン回転数が上昇したかを判定した後に所定時間T1が経過したか判定するようにしても良い。
また、油圧機構は、リフトシリンダや、ティルトシリンダに限らず、他の動作用の油圧シリンダでも良い。例えば、フォークリフトに装備されるアタッチメントを動作させる油圧シリンダでも良い。また、油圧機構は、油圧パワーステアリング装置の油圧機構でも良い。
また、実施の形態2では、油圧コントロールバルブを電磁バルブによって構成し、アンロードバルブを有しない構成として説明したが、アンロードバルブを設ける構成であっても良い。その場合、アンロードバルブは、電磁弁と油圧ポンプ2との間に設けられ、電磁弁は、実施の形態1の機械式の作動弁と同じような動作(作動油の流れ)となるように制御される。
また、実施の形態1及び2では、産業車両としてフォークリフトを例に挙げて説明したが、これに限定されるものでなく、産業車両は、エンジンで駆動される油圧ポンプを動力とする油圧機構を備えるものであればよく、バックホウ、ショベル等の建設機械、高所作業車等の作業車などであってもよい。
1 エンジン(内燃機関)、2 油圧ポンプ、4 リフトシリンダ(油圧機構)、5 ティルトシリンダ(油圧機構)、10,210 油圧コントロールバルブ、11 アンロードバルブ、21 第一作動弁、21a リフト操作レバー、21b,22b 操作検知センサ(レバー操作検出手段)、22 第二作動弁、22a ティルト操作レバー、41 バルブ制御装置(バルブ制御手段)、43 エンジンECU(内燃機関制御手段)、101,201 フォークリフト(産業車両)、221 第一電磁弁、222 第二電磁弁。

Claims (5)

  1. 内燃機関によって駆動されると共に油圧機構を介した動作を行う産業車両において、
    前記内燃機関によって駆動されて作動油を圧送するポンプと、
    前記ポンプから作動油の供給を受けると共に、前記油圧機構を介した動作を行うための操作レバーの動作に基づき前記油圧機構に供給する作動油を制御する油圧コントロールバルブと、
    前記操作レバーの動作を検出するレバー操作検出手段と、
    前記内燃機関の動作を制御する内燃機関制御手段と、
    前記レバー操作検出手段から検出情報を受け取るように構成され、前記油圧コントロールバルブの動作を制御するバルブ制御手段と
    を備え、
    前記バルブ制御手段は、
    前記内燃機関の稼働中、前記レバー操作検出手段によって前記操作レバーの中立位置状態からの操作が検出されたときに前記内燃機関の回転数が所定回転数以下の場合、
    前記油圧コントロールバルブの状態を、前記ポンプから供給される作動油を前記油圧機構に供給せずに排出する状態とすると共に、前記内燃機関の回転数を上昇させるように前記内燃機関制御手段に指令した後、
    前記ポンプから供給される作動油を前記油圧機構に供給するように前記油圧コントロールバルブを動作させる産業車両。
  2. 前記バルブ制御手段は、
    前記内燃機関制御手段への前記指令後、所定の時間経過すること、及び、前記内燃機関の回転数が上昇することのうち、少なくとも一方を確認すると、
    前記ポンプから供給される作動油を前記油圧機構に供給するように前記油圧コントロールバルブを動作させる請求項1に記載の産業車両。
  3. 前記油圧コントロールバルブは、
    前記操作レバーに機械的に連結され、前記操作レバーの操作に連動して機械式に動作して、前記ポンプから供給される作動油の前記油圧機構への供給を行う又は供給を遮断する作動弁と、
    前記作動弁と前記ポンプとの間に設けられ、前記ポンプから供給される作動油を前記作動弁に供給する又は排出するように作動油流路を切り替えるアンロード弁とを有し、
    前記アンロード弁の切り替え動作は、前記バルブ制御手段によって制御される請求項1または2に記載の産業車両。
  4. 前記油圧コントロールバルブは、
    前記レバー操作検出手段が検出する前記操作レバーの中立位置状態からの操作に基づき、前記ポンプから供給される作動油を前記油圧機構に供給する又は排出するように作動油流路を切り替える電磁弁を有し、
    前記電磁弁の切り替え動作は、前記バルブ制御手段によって制御され、
    前記バルブ制御手段は、
    前記内燃機関制御手段へ前記指令をすると共に、前記電磁弁に対して、前記ポンプから供給される作動油を一時的に排出させる請求項1または2に記載の産業車両。
  5. 前記油圧コントロールバルブは、
    前記レバー操作検出手段が検出する前記操作レバーの中立位置状態からの操作に基づき、前記ポンプから供給される作動油を前記油圧機構に供給する又は排出するように作動油流路を切り替える電磁弁と、
    前記電磁弁と前記ポンプとの間に設けられ、前記ポンプから供給される作動油を前記電磁弁に供給する又は排出するように作動油流路を切り替えるアンロード弁とを有し、
    前記アンロード弁の切り替え動作は、前記バルブ制御手段によって制御される請求項1または2に記載の産業車両。
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