JP5838938B2 - 端子付き電線 - Google Patents
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Description
また、上記の態様によれば、ワイヤーバレルに対する圧着部材の位置を目視により確認できるので、確実な高圧着状態を実現することができる。
参考例1を、図1ないし図8を参照して説明する。本参考例の端子付き電線10は、図1に示すように、芯線11を含む電線12と、この電線12の端部から露出する芯線11に圧着された端子13とを備える。本参考例に係る端子13は、いわゆるLA端子とされる。
電線12は、複数の金属製の素線14を撚り合わせてなる芯線11と、芯線11の外周を覆う合成樹脂製の絶縁被覆15とを備える。芯線11は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等、必要に応じて任意の金属を用いることができる。本参考例においては、アルミニウム又はアルミニウム合金が用いられている。
端子13は、一般に用いられる形状のものであり、金属板材を所定形状にプレス加工することにより形成されている。金属板材は銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、鉄合金等、必要に応じて任意の金属を用いることができる。本参考例では銅又は銅合金が用いられる。また、金属板材にはスズ、ニッケル等任意の金属によるメッキが施されていてもよい。本参考例ではスズメッキが施されている。
本参考例においては、このような従来型の端子13に、圧着部材21が組み合わされている。圧着部材21は、図3に示すように、細長い金属板からなる。圧着部材21は金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。圧着部材21を構成する金属は、端子13を構成する金属と同じであってもよく、また、異なっていてもよい。本参考例では圧着部材21は銅又は銅合金からなり、端子13と同じ金属からなる。
図4に示すように、圧着部材21は、芯線11の外周に巻き付けられるように圧着されている。本参考例では、圧着部材21の長さ寸法は、芯線11の外周を包囲することができる長さに設定されている。
続いて、本参考例の作用、効果について説明する。本参考例によれば、低圧縮部23においてワイヤーバレル16が芯線11を圧着することにより、電線12と端子13との間の保持力が向上する。
圧着部材21には、芯線11と接触する面に、凹部25を形成してもよい。凹部25は、図8に示すように、圧着部材21の長さ方向に延びる溝状に形成してもよい。また、詳細には図示しないが、複数の凹部25は、圧着部材21のうち芯線11と接触する面に、離散的に配する構成としてもよい。
次に、参考例2を、図9ないし図13を参照しつつ説明する。図9に示すように、本参考例に係る端子付き電線30に備えられた圧着部材31は、芯線11の端縁に当接する芯線当接部32を備える。
次に、参考例3を、図14ないし図21を参照しつつ説明する。図14に示すように、本参考例に係る端子付き電線40に備えられた圧着部材41は、ワイヤーバレル16の側縁に当接するワイヤーバレル当接部42を備える。
次に、本発明の実施形態1を、図22ないし図25を参照しつつ説明する。図22および図23に示すように、本実施形態に係る端子付き電線50に備えられた圧着部材51には、ワイヤーバレル16に対する位置を目視により確認可能な溝部53,54が(目印の一例)が設けられている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)圧着部材51は芯線11に熱圧着されていてもよい。
(2)本実施形態では、芯線11は複数の素線14を撚り合せてなる撚り線としたが、これに限られず、金属棒材からなる単芯線でもよい。
(3)本実施形態においては、端子13はLA端子としたが、これに限られず、雄端子、雌端子等、必要に応じて任意の形状の端子とすることができる。
(4)圧着部材51は、貫通した筒状をなしていてもよく、また、有底の筒状をなしていてもよい。
11…芯線
12…電線
13…端子
14…素線
16…ワイヤーバレル
21,31,41,51…圧着部材
22,33,44,52…突出部
23…低圧縮部
24…高圧縮部
32,43…芯線当接部
42…ワイヤーバレル当接部
53,54…溝部(目印)
Claims (8)
- 芯線を有する電線と、
前記電線の端部から露出する前記芯線の端部に外側から巻き付けられるように圧着された圧着部材と、
前記芯線及び前記圧着部材に外側から圧着されたワイヤーバレルを備えた端子と、を備え、
前記芯線のうち前記圧着部材が巻き付けられた状態で前記ワイヤーバレルに圧着された部分は高圧縮部とされ、前記芯線のうち前記ワイヤーバレルのみに圧着された部分は前記高圧縮部よりも低圧縮された低圧縮部とされており、
前記圧着部材の外側面には、複数の目印が前記電線の軸方向に間隔を空けて設けられており、
前記圧着部材の外側に前記ワイヤーバレルが圧着された状態において、
前記複数の目印の少なくとも1つは前記ワイヤーバレルにより覆われている部分に配されて、目視不能となっており、
前記複数の目印のうち少なくとも他の1つは、前記ワイヤーバレルから露出した位置に配されて、目視により確認可能となっている端子付き電線。 - 前記圧着部材は前記ワイヤーバレルの端縁から突出する突出部を有する請求項1に記載の端子付き電線。
- 前記圧着部材には前記芯線の端部に当接する芯線当接部を備えた請求項1または請求項2に記載の端子付き電線。
- 前記圧着部材には、前記ワイヤーバレルの側縁に当接するワイヤーバレル当接部を備えた請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の端子付き電線。
- 前記芯線は複数の金属製の素線を含み、
{(圧縮後の導体の断面積)/(圧縮前の導体の断面積)}×100(%)で定義された圧縮率について、前記低圧縮部の圧縮率は50%よりも大きく設定されており、前記高圧縮部の圧縮率は50%よりも小さく設定されている、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の端子付き電線。 - 前記高圧縮部の圧縮率は、35%以下に設定されている請求項5に記載の端子付き電線。
- 前記高圧縮部の圧縮率は、25%以下に設定されている請求項6に記載の端子付き電線。
- 前記高圧縮部の圧縮率は、20%以下に設定されている請求項7に記載の端子付き電線。
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