JP5835279B2 - 車両用フード構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用フード構造に関する。
下記特許文献1には、フードを構成するインナパネルの車両下方側にフードロックリインフォースを設けた車両用フード構造が開示されている。この構造では、例えば、フードロックリインフォースの後壁を略階段状に屈曲させると共に、その後端部をインナパネルの下面に接合している。
特開2008−247394号公報 特開2012−30641号公報
しかしながら、上記特許文献1による場合、フードロックリインフォースの後壁が1枚板で且つ車両幅方向に広いため、フードロックリインフォースの後端部付近に荷重が加わった際に該後壁が不均一に変形し、変形荷重が増加する可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、フードロックリインフォースに荷重が加わったときに、フードロックリインフォースが不均一に変形することを抑制することができる車両用フード構造を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る車両用フード構造は、フードを構成するインナパネルの車両下方側に設けられ、車両前後方向の前部側にストライカが取り付けられるフードロックリインフォースと、前記フードロックリインフォースにおける前記ストライカよりも車両前後方向の後方側に形成され、車両前後方向の後端部が前端部よりも車両上方側に配置されると共に車両幅方向に延びる少なくとも4つの稜線から構成され、かつ車両前方側から車両後方側に向かって折れ方向が交互に逆方向を向いた階段状の後壁部と、前記後壁部に車両前後方向に沿って設けられ、最上部の稜線と最下部の稜線との間で、かつ前記最上部の稜線から車両前方に向かって数えて、前記最上部の稜線に対して反対側に折れる最初の稜線を含んだ位置に配置されると共に、少なくとも前記最初の稜線を車両幅方向に分離させる少なくとも2本の脚部と、前記脚部に設けられ、前記フードの閉止時に前記ストライカから作用する荷重による前記最初の稜線の曲げに対して補強する補強部と、を有し、前記補強部は、前記最初の稜線を車両前後方向に跨ぐと共に前記脚部の車両前後方向に沿った範囲に設けられている
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、前記2本の脚部の車両幅方向両側に前記補強部が設けられている
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用フード構造において、前記フードロックリインフォースが、車両幅方向のセンター部に対して車両幅方向側方にずれた位置に配置されると共に、前記ストライカが前記センター部から車両幅方向側方にずれている
請求項1記載の本発明によれば、フードロックリインフォースにおけるストライカよりも車両前後方向の後方側に、車両前後方向の後端部が前端部よりも車両上方側に配置されると共に車両幅方向に延びる少なくとも4つの稜線から構成され、かつ車両前方側から車両後方側に向かって折れ方向が交互に逆方向を向いた階段状の後壁部が設けられている。階段状の後壁部は、車両前方側から車両後方側に向かって稜線の折れ方向が交互に逆方向を向いているため、フードへの衝突体の衝突時に階段状の後壁部が変形しやすい。また、階段状の後壁部は、車両前後方向に沿って少なくとも2本の脚部が設けられており、少なくとも2本の脚部は、最上部の稜線と最下部の稜線との間で、かつ最上部の稜線から車両前方に向かって数えて、最上部の稜線に対して反対側に折れる最初の稜線を含んだ位置に配置されると共に、少なくとも最初の稜線を車両幅方向に分離させる構成とされている。これにより、フードへの衝突体の衝突時に、脚部の車両後方側の後端部に荷重が加わった場合でも、脚部が容易に折れ曲がる。これにより、衝突体への衝撃が緩和される。
また、階段状の後壁部における少なくとも4つの稜線の折れ方向が、車両前方側から車両後方側に向かって交互に逆方向を向いているため、フードを閉止する(閉じる)ときのストライカからの荷重に対し、フードロックリインフォースの一部に荷重が集中することを抑制することができる。
さらに、脚部には、最上部の稜線に対して反対側に折れる最初の稜線の曲げに対して補強する補強部が設けられているため、フードの閉止時にストライカから作用する荷重による上記最初の稜線の曲げが、補強部によって抑制される。このため、ストライカから作用する荷重に対して脚部が支持剛性を発揮することができ、フードロックリインフォースに発生する応力集中を緩和し、耐久性を向上させることができる。
さらにまた、補強部は、最上部の稜線に対して反対側に折れる最初の稜線を車両前後方向に跨ぐと共に脚部の車両前後方向に沿った範囲に設けられている。これによって、フードの閉止時にストライカから作用する荷重に対して脚部が支持剛性を発揮することができ、フードロックリインフォースに発生する応力集中をより確実に緩和することができる。
本発明に係る車両用フード構造によれば、フードロックリインフォースに荷重が加わったときに、フードロックリインフォースが不均一に変形することを抑制することができる。
第1実施形態に係る車両用フード構造が適用されたフードのフードロックリインフォース付近の断面を示す縦断面図である。 第1実施形態に係る車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォースを示す斜視図である。 第1実施形態に係る車両用フード構造が適用されたフードをフードインナパネルの車両上方側から見た平面図である。 図2中の4−4線に沿ったフードロックリインフォースの後壁部を示す断面図(端面図)である。 フード閉止時のストライカからの上向きの荷重に対するフードロックリインフォースの変形状態を説明するための縦断面図である。 フードに衝突体が衝突したときのフードの前部側の変形状態を示す縦断面図である。 (A)は第2実施形態に係る車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォースの後部側を示す断面図(端面図)であり、(B)は第3実施形態に係る車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォースの後部側を示す断面図(端面図)である。 第4実施形態に係る車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォースを示す縦断面図である。 第5実施形態に係る車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォースを示す縦断面図である。 (A)は第1比較例に係るフードロックリインフォースにおけるフードを閉止したときのストライカからの荷重に対するフードロックリインフォースの変形状態を説明する斜視図であり、(B)は第2比較例に係るフードロックリインフォースにおけるフードを閉止したときのストライカからの荷重に対するフードロックリインフォースの変形状態を説明する斜視図である。 (A)は第3比較例に係る車両用フード構造が適用されたフードに衝突体が衝突したときの変形状態を示す縦断面図であり、(B)は第3比較例に係る車両用フード構造のフード閉止時のストライカからの荷重に対するフードロックリインフォースの変形状態を説明する縦断面図である。 第4比較例に係る車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォースにおけるフード閉止時のストライカからの荷重に対するフードロックリインフォースの変形状態を説明する縦断面図である。
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係る車両用フード構造の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
図1には、本実施形態に係る車両用フード構造が適用されたフードのフードロックリインフォース付近が縦断面図にて示されている。この図に示されるように、本実施形態の車両用フード構造30が適用されたフード10は、車両上方側(車両外側)に略車両幅方向及び略車両前後方向に沿って配置されるフードアウタパネル12と、このフードアウタパネル12の車両下方側に略車両幅方向及び略車両前後方向に沿って配置されるインナパネルとしてのフードインナパネル14と、を備えている。
フードアウタパネル12の周縁部12Aは、フードインナパネル14の周縁部14Aに折り返されてヘミング加工されることにより結合されている。フードインナパネル14の車両前後方向の前部側には、開口14Bが形成されている。開口14B内には、車両下方側に向けて凹状に窪んだフードロックリインフォース16の車両前後方向の中間部が配置されている。フードロックリインフォース16の車両前後方向の前端および後端には、略平面状のフランジ部16A、16Bが形成されている。フードインナパネル14の開口14Bの車両前後方向の前方側および後方側には横壁部14C、14Dが形成されている。
フードロックリインフォース16の前端のフランジ部16Aの下面は、フードインナパネル14の開口14Bの前方側の横壁部14Cの上面に配置され、フランジ部16Aと横壁部14Cとが溶接等により接合されている。フードロックリインフォース16の後端のフランジ部16Bの下面は、フードインナパネル14の開口14Bの後方側の横壁部14Dの上面に配置され、フランジ部16Bと横壁部14Dとが溶接等により接合されている。
フードロックリインフォース16の車両上方側には、車両上方側に向けて凸状に屈曲されたデントリインフォース18が配置されている。デントリインフォース18は、本発明のインナパネルの一部を構成している。デントリインフォース18の車両前後方向の前端および後端には、略平面状のフランジ部18A、18Bが形成されている。デントリインフォース18の前端のフランジ部18Aの下面は、フードロックリインフォース16の前端のフランジ部16Aの上面に配置され、両者が溶接等により接合されている。デントリインフォース18の後端のフランジ部18Bの下面は、フードロックリインフォース16の後端のフランジ部16Bの上面に配置され、両者が溶接等により接合されている。車両側面視にてフードロックリインフォース16の車両前後方向中間部とデントリインフォース18の車両前後方向中間部との間には、車両上下方向に空間が形成されている。
フードロックリインフォース16の車両前後方向の前部側には、フランジ部16Aの車両後方に、車両下方側に凹状に屈曲された略平面状の底壁部16Cが形成されている(図2参照)。この底壁部16Cには、車両本体(図示省略)側にロックされるストライカ20が取り付けられている。ストライカ20は、車両前後方向に沿って配置される略U字状の部材であり、フードロックリインフォース16から車両本体側に垂下され、その両端部がフードロックリインフォース16の底壁部16Cの上面側に接触している。フードロックリインフォース16の底壁部16Cの上面側には、ストライカ20を底壁部16Cに固定するベースプレート22が取り付けられている。ストライカ20は、車両本体のラッチ部(図示省略)に係止されることで、フード10を車両本体側に閉止した(閉じた)状態とする。
フード10は、図示を省略するが、車両本体の前部に設けられたエンジンルームの上方を覆うように配設されている。フード10は、車両幅方向両端部に設けられた図示しないヒンジアームにより、車両本体に対して開閉可能に構成されている。図3に示されるように、車両前方側から見てフードロックリインフォース16は、フード10を構成するフードインナパネル14の車両幅方向のセンター部42に対して車両左側(運転席からみて車両右側)にずれた位置に配置されている。すなわち、車両前方側から見てフードロックリインフォース16のストライカ20は、フード10の車両幅方向中央部にはなく、センター部42に対して車両左側にずれている。
図1及び図2に示されるように、フードロックリインフォース16は、ストライカ20が取り付けられた底壁部16Cの車両後方側に、車両前後方向後端部が車両前後方向前端部よりも車両上方側に配置された略階段状の後壁部32を備えている。本実施形態では、略階段状の後壁部32は、車両幅方向に延びた4つの稜線32A、32B、32C、32Dから構成されている。4つの稜線32A、32B、32C、32Dは、車両前方側から順に間隔をおいて配置されており、車両前方側から車両後方側に向かって稜線32A、32B、32C、32Dの折れ方向が交互に逆方向を向いている。
図2に示されるように、後壁部32の中央部には、角部がR状に形成された略矩形状の開口部34が形成されている。開口部34は、1つの稜線32Cを車両幅方向に分離する位置に形成されている。すなわち、後壁部32は、開口部34の車両幅方向両側に、1つの稜線32Cを車両幅方向に分離させる2本の脚部36A、36Bを備えている。2本の脚部36A、36Bは、略車両前後方向に沿って配置されている。2本の脚部36A、36Bを設けることで、車両上方側からフード10に衝突体44が衝突したときに、2本の脚部を設けない広い板状の後壁部よりも脚部36A、36Bが変形しやすくなり(脚部36A、36Bが容易に折れ曲がり)、衝突体44に加わる衝撃を緩和するようになっている(図6参照)。
図4にも示されるように、2本の脚部36A、36Bには、フード10の閉止時にストライカ20から荷重が作用したときに、上記1つの稜線32Cの曲げに対して補強する補強部38が形成されている。補強部38は、車両幅方向に沿った断面視にて、車両下方側に屈曲された凹状(扁平な略U字状)の断面を備えている。補強部38は、2本の脚部36A、36Bに左右対称に形成されている。
図2に示されるように、補強部38は、最上部の稜線32Dから車両前方に向かって数えたときに、最上部の稜線32Dに対して反対側に折れる最初の稜線32Cを少なくとも車両前後方向に跨ぐ範囲に設けられている。最上部の稜線32Dは、フードインナパネル14と接合されるフランジ部16Bを形成している。本実施形態では、補強部38は、開口部34の車両幅方向両側に設けられた2本の脚部36A、36Bの車両前後方向のほぼ全体の領域を含む範囲(脚部36A、36Bの車両前方側に若干延長されている)に設けられている。
フード10を閉止した(閉じた)ときは、図5に示されるように、フードロックリインフォース16のストライカ20に上向き(矢印A方向)の荷重が作用し、階段状の後壁部32が変形する。その際、4つの稜線32A、32B、32C、32Dの折れ方向が、車両前方側から車両後方側に向かって交互に逆方向を向いていることで、稜線32A、32B、32C、32Dにほぼ均等に応力を発生させることができるようになっている。また、後壁部32における開口部34の車両幅方向両側に2本の脚部36A、36Bを設けると共に、2本の脚部36A、36Bに補強部38を形成することで、フード10を閉止したときのストライカ20に作用する上向きの荷重に対して稜線32Cの曲げを抑制し、支持剛性を発揮させることができるようになっている。
ここで、本実施形態の作用並びに効果について説明する前に、一般的な車両用フード構造について説明する。
フードの強度は、フードロックリインフォースの板厚の増加などによって向上することができるが、一般的にフードロックリインフォースの板厚を増加することで、フードへの衝突体の衝突時の衝撃が増加する可能性がある。一方、衝突体の衝突時の衝撃を緩和することは、フードロックリインフォースの板厚の低減やフードロックリインフォースに穴を追加することなどで実現できるが、そうすることでフードの強度が低下する。つまり、フードの強度の向上と衝突体の衝撃の緩和は相反の関係にある。
次に、本実施形態の車両用フード構造の作用並びに効果について説明する。
フードの強度の向上と衝突体の衝撃の緩和の両方を実現するためには、以下の構成が考えられる。フードロックリインフォースに作用する応力が基準値以上になったときに破損が生じるが、フードの閉止時の応力がフードロックリインフォース全体にわたってほぼ均等であれば、フードロックリインフォースのすべての部位で強度を基準値ぎりぎりにすることができる。これにより、フードロックリインフォースが過剰な強度を有することなく、フードにおけるフードロックリインフォースの中央部以外の任意の位置に衝突体が衝突した際の衝撃を緩和することができる。
本実施形態の車両用フード構造30では、フード10を閉止した(閉じた)ときは、図5に示されるように、フードロックリインフォース16のストライカ20へ上向き(矢印A方向)の荷重がかかり、4つの稜線32A、32B、32C、32Dの折れ曲り角度が変化するように階段状の後壁部32が変形する。その際、4つの稜線32A、32B、32C、32Dは車両前方側から車両後方側の順で折れ方向が交互に逆方向を向いているため、階段状の後壁部32にほぼ均等に応力を発生させることができる。
ここで、図10(A)に示されるように、第1比較例の車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォース102では、フードロックリインフォース102のストライカ20が取り付けられた底壁部102Aより車両後方側に略階段状の後壁部104が設けられている。後壁部104には、本実施形態のような開口部は設けられていない。
このフードロックリインフォース102では、フードロックリインフォース102の後壁部104が車両幅方向に広い板材で形成されている。このため、フードの閉止時に、後壁部104の車両幅方向一方側の端部104Aの面に局所的に応力が集中する部位がある一方で、車両幅方向の反対側端部104Bの面の応力が低い、という現象が起こる。特に、ロック機構がフードの車両幅方向中央部に無い場合(図3参照)に、矢印A1方向の垂直な入力ではなく、矢印A2方向に傾いた入力が入り、上記のような応力集中の影響が大きくなる可能性がある。その際、応力の集中する部位の強度を上げるため、フードロックリインフォース102の板厚を増加させると、衝突体の衝突時の変形荷重が増加し、衝撃が大きくなる。
本実施形態のフードロックリインフォース16では、図2に示されるように、後壁部32の中央部に稜線32Cを車両幅方向に分離するように開口部34が形成され、開口部34の車両幅方向両側に2本の脚部36A、36Bが設けられていると共に、2本の脚部36A、36Bにそれぞれ断面が略U字状の補強部38が形成されている。これによって、フード10を閉止したときのストライカ20から作用する上向きの荷重に対して、脚部36A、36Bの稜線32Cの曲げを抑制することができる。このため、フード10の閉止時に車両幅方向の応力が集中する部位(例えば脚部36B)と反対側の応力の低い部位(例えば脚部36A)についても、支持剛性を発揮することで応力を発生させ、応力をフードロックリインフォース16の全体にわたってより均等に発生させることができる(フードロックリインフォース16の一部に応力が集中することを抑制することができる)。
ここで、図10(B)に示されるように、第2比較例の車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォース112では、フードロックリインフォース112の階段状の後壁部114の中央部に稜線32Cを分離するように開口部34が形成され、この開口部34の車両幅方向両側に2本の脚部116A、116Bが設けられている。この2本の脚部116A、116Bは、板状体からなり、本実施形態のような補強部は設けられていない。
このフードロックリインフォース112では、フードの閉止時に、車両幅方向一方側の端部114Aの応力が集中する部位に対して反対側端部114Bの応力の低い部位での支持剛性が不十分となり、脚部116Aの稜線32C付近が撓む。すなわち、車両幅方向の反対側端部114Bで応力を発生させることができず、依然として応力の低い部位となってしまう。
これに対して、本実施形態のフードロックリインフォース16では、脚部36A、36Bに補強部38を設けることで、フード閉止時に車両幅方向の応力が集中する部位と反対側の応力の低い部位についても、支持剛性を発揮することで応力を発生させることができる。このため、フードロックリインフォース16に発生する応力集中を緩和し、耐久性を向上させることができる。また、脚部36A、36Bに補強部38を設けることで、フード10の剛性を確保することができる。さらに、脚部36A、36Bを2本とすることで、脚部36A、36Bの位置を独自に設定することができ、設計時の調整が容易であると共に、衝突体の衝突時の脚部36A、36Bの変形開始時期をコントロールすることができる。
ここで、図11(A)、(B)に示されるように、第3比較例の車両用フード構造に用いられるフード120では、フードロックリインフォース122は、ストライカ20が取り付けられた底壁部16Cの車両後方側に、車両前後方向後端部が車両前後方向前端部よりも車両上方側に配置された後壁部124を備えている。後壁部124は、車両幅方向に延びた3つの稜線124A、124B、124Cから構成されている。3つの稜線124A、124B、124Cのうち、車両後方側で隣り合う2つの稜線124B、124Cは、折れ方向が車両上方の同じ方向を向いている。すなわち、フードロックリインフォース122では、2つの稜線124B、124Cの間の部位が略平面状(断面視にて略直線状)に形成されており、本実施形態のフードロックリインフォース16と比較すると、車両前方側から3番目の稜線32Cが無い構成とされている(図6参照)。
図11(B)に示されるように、フード120の閉止時には、ストライカ20からの上向き(矢印A方向)の荷重に対して、フードロックリインフォース122における2つの稜線124B、124Cの間の略平面状の部位が突っ張り、接合部に応力が集中する。すなわち、稜線124Bから稜線124Cへの入力が過大になり、稜線124C又はフランジ部16Bでの破損の可能性が高まる。なお、図11(A)に示すフード120の車両上方から衝突体44が衝突した際については、後述する。
また、図12に示されるように、第4比較例の車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォース132は、ストライカ20が取り付けられた底壁部16Cの車両後方側に、車両前後方向後端部が車両前後方向前端部よりも車両上方側に配置された後壁部134を備えている。後壁部134は、車両幅方向に延びた4つの稜線134A、134B、134C、134Dから構成されている。4つの稜線134A、134B、134C、134Dのうち、車両後方側で隣り合う3つの稜線134B、134C、134Dは、折れ方向が車両上方の同じ方向を向いている。すなわち、断面視にてフードロックリインフォース132は、本実施形態のフードロックリインフォース16と比較すると、車両前方側から3番目の稜線134Cの折れ方向がフードロックリインフォース16の稜線32Cと逆向きとされている(図5参照)。
図12に示されるように、このフードロックリインフォース132は、フードの閉止時に、車両前方側から3番目の稜線134Cのみに変形が集中し(図12中の二点鎖線を参照)、本実施形態のフードロックリインフォース16に比べて耐久強度が低下する。
これに対して、本実施形態のフードロックリインフォース16では、図5に示されるように、4つの稜線32A、32B、32C、32Dが車両前方側から車両後方側の順で折れ方向が交互に逆方向を向いているため、フード10の閉止時に階段状の後壁部32にほぼ均等に応力を発生させることができる。
また、本実施形態のフードロックリインフォース16では、開口部34の車両幅方向両側に2本の脚部36A、36Bが設けられていると共に、2本の脚部36A、36Bにそれぞれ断面が略U字状の補強部38が形成されている。その際、補強部38は、最上部の稜線32Dから車両前方側に数えたときに、最上部の稜線32Dに対して反対側に折れる最初の稜線32Cを少なくとも車両前後方向に跨ぐ範囲に設けられている。これによって、フード10の閉止時のストライカ20から作用する上向きの荷重に対して、脚部36A、36Bの稜線32Cの曲げを抑制することができる。このため、フード10の閉止時にストライカ20に傾いた入力が作用した場合でも、車両幅方向の応力が集中する部位と反対側の応力の低い部位についても、支持剛性を発揮することで応力を発生させ、応力をフードロックリインフォース16の全体にわたってより均等に応力を発生させることができる。
図6に示されるように、フード10の車両上方から衝突体44が衝突したとき、フードロックリインフォース16が開口部34の車両幅方向両側に2本の脚部36A、36Bを備えているため、2本の脚部36A、36Bが容易に折れ曲がる。すなわち、フードロックリインフォース16に開口部34が設けられているため、一方の脚部36A、36Bの変形を反対側の脚部が阻害しない。また、衝突体44の衝突時に、4つの稜線32A、32B、32C、32Dから構成された階段状の後壁部32が変形しやすいため(図6中の二点鎖線を参照)、衝突体44への衝撃を緩和することができる。
ここで、図10(A)に示すフードロックリインフォース102では、後壁部104が車両幅方向に広い板材で形成されているため、車両幅方向の中央部に衝突体が衝突したとき以外は、後壁部104が不均一に変形し、変形荷重が増加する。
また、図11(A)に示すフード120では、フード120の車両上方から衝突体44が衝突したときに、フードロックリインフォース122における2つの稜線124B、124Cの間の略平面状の部位が突っ張り(図11(A)の二点鎖線を参照)、変形荷重が大きい。
これに対して、本実施形態のフードロックリインフォース16では、衝突体44の衝突時に開口部34の車両幅方向両側に設けられた2本の脚部36A、36Bが容易に折れ曲がるため、衝突体44への衝撃を緩和することができる。
次に、図7(A)、図7(B)を用いて、第2及び第3実施形態に係る車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォースについて説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7(A)に示されるように、第2実施形態の車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォース52は、開口部34の車両幅方向両側の2本の脚部36A、36Bにそれぞれ補強部54が形成されている。補強部54は、車両幅方向に沿った断面視にて、車両上方側に屈曲された凸状(扁平な逆U字状)の断面を備えている。補強部54は、2本の脚部36A、36Bに左右対称に形成されている。このようなフードロックリインフォース52でも、フードの閉止時に脚部36A、36Bに支持剛性を発揮させることで応力を発生させ、応力をフードロックリインフォース52の全体にわたってより均等に発生させることができる。
図7(B)に示されるように、第3実施形態の車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォース56は、開口部34の車両幅方向両側の2本の脚部36A、36Bにそれぞれ補強部58が形成されている。補強部58は、車両幅方向に沿った断面視にて、車両下方側に凹状に突出するように屈曲された断面略ハット状に形成されている。補強部58は、2本の脚部36A、36Bに左右対称に形成されている。このようなフードロックリインフォース56でも、フードの閉止時に脚部36A、36Bに支持剛性を発揮させることで応力を発生させ、応力をフードロックリインフォース56の全体にわたってより均等に発生させることができる。
次に、図8を用いて、第4実施形態に係る車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォースについて説明する。なお、前述した第1〜第3実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図8に示されるように、第4実施形態の車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォース62は、ストライカ20が取り付けられた底壁部16Cより車両後方側に、車両前後方向後端部が車両前後方向前端部よりも車両上方側に配置された略階段状の後壁部64を備えている。略階段状の後壁部64は、車両幅方向に延びた6つの稜線64A、64B、64C、64D、64E、64Fから構成されている。6つの稜線64A、64B、64C、64D、64E、64Fは、車両前方側から順に間隔をおいて配置されており、車両前方側から車両後方側に向かって折れ方向が交互に逆方向を向いている。
また、図示を省略するが、略階段状の後壁部64は、車両幅方向中央部に開口部が形成されており、開口部の車両幅方向両側に形成された2本の脚部にそれぞれ補強部が設けられている。その際、補強部は、最上部の稜線64Fから車両前方側に数えたときに、最初に稜線64Fと逆方向に折れる稜線64Eを少なくとも車両前後方向に跨ぐ範囲に形成されている。本実施形態では、例えば、最上部の稜線64Fより車両前方側の3つの稜線64C、64D、64Eを車両前後方向に跨ぐ範囲に形成されている。この3つの稜線64C、64D、64Eを車両前後方向に跨ぐ範囲は、車両前後方向に開口部が設けられた範囲とほぼ同じである。
このようなフードロックリインフォース62では、6つの稜線64A、64B、64C、64D、64E、64Fが車両前方側から車両後方側の順で折れ方向が交互に逆方向を向いているため、フードの閉止時に略階段状の後壁部64にほぼ均等に応力を発生させることができる。また、フードロックリインフォース62では、開口部の車両幅方向両側に2本の脚部が設けられていると共に、2本の脚部にそれぞれ補強部が形成されている。これによって、フードの閉止時にストライカ20に傾いた入力が作用した場合でも、車両幅方向の応力が集中する部位と反対側の応力の低い部位についても、支持剛性を発揮することで応力を発生させ、応力をフードロックリインフォース62の全体にわたってより均等に発生させることができる。
また、フードの車両上方から衝突体が衝突したときに、フードロックリインフォース62の2本の脚部が容易に折れ曲がる。また、衝突体の衝突時に、6つの稜線64A、64B、64C、64D、64E、64Fから構成された略階段状の後壁部64が変形しやすいため、衝突体の衝撃を緩和することができる。
次に、図9を用いて、第5実施形態に係る車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォースについて説明する。なお、前述した第1〜第4実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図9に示されるように、第5実施形態の車両用フード構造に用いられるフードロックリインフォース72は、ストライカ20が取り付けられた底壁部16Cより車両後方側に、車両下方側に屈曲された縦壁部74Aと、縦壁部74Aの下端部から車両後方側に延びた横壁部74Bと、を備えている。さらに、フードロックリインフォース72は、横壁部74Bより車両後方側に、車両前後方向後端部が車両前後方向前端部よりも車両上方側に配置された略階段状の後壁部76を備えている。略階段状の後壁部76は、車両幅方向に延びた6つの稜線76A、76B、76C、76D、76E、76Fから構成されている。6つの稜線76A、76B、76C、76D、76E、76Fは、車両前方側から順に間隔をおいて配置されており、車両前方側から車両後方側に向かって折れ方向が交互に逆方向を向いている。
また、図示を省略するが、略階段状の後壁部76は、車両幅方向中央部に開口部が形成されており、開口部の車両幅方向両側に形成された2本の脚部にそれぞれ補強部が設けられている。その際、補強部は、最上部の稜線76Fから車両前方側に数えたときに、最初に稜線76Fと逆方向に折れる稜線76Eを少なくとも車両前後方向に跨ぐ範囲に形成されている。本実施形態では、例えば、3つの稜線76C、76D、76Eを車両前後方向に跨ぐ範囲に形成されている。この3つの稜線76C、76D、76Eを車両前後方向に跨ぐ範囲は、車両前後方向に開口部が設けられた範囲とほぼ同じである。
このようなフードロックリインフォース72では、6つの稜線76A、76B、76C、76D、76E、76Fが車両前方側から車両後方側の順で折れ方向が交互に逆方向を向いているため、フードの閉止時に略階段状の後壁部76にほぼ均等に応力を発生させることができる。また、フードロックリインフォース72では、開口部の車両幅方向両側に2本の脚部が設けられていると共に、2本の脚部にそれぞれ補強部が形成されている。これによって、フードの閉止時にストライカ20に傾いた入力が作用した場合でも、車両幅方向の応力が集中する部位と反対側の応力の低い部位についても、支持剛性を発揮することで応力を発生させ、応力をフードロックリインフォース72の全体にわたってより均等に発生させることができる。
また、フードの車両上方から衝突体が衝突したときに、フードロックリインフォース72の2本の脚部が容易に折れ曲がる。また、衝突体の衝突時に、6つの稜線76A、76B、76C、76D、76E、76Fから構成された略階段状の後壁部76が変形しやすいため、衝突体の衝撃を緩和することができる。
なお、上記第1〜第5実施形態では、フードの車両幅方向の中央部から一方の車両幅方向外側にずれた位置にロック機構が設けられているが、これに限定されず、フードの車両幅方向の中央部にロック機構が設けられた場合にも上記実施形態を適用することができる。フードの車両幅方向の中央部にロック機構が設けられた場合でも、上記実施形態の車両用フード構造はロバスト性の向上などで効果を発揮することができる。
また、上記第1〜第5実施形態では、フードロックリインフォースの車両幅方向の中央部に少なくとも1つの稜線を車両幅方向に分離するように開口部を備え、開口部の車両幅方向両側に2本の脚部を備えているが、この構成に限定されるものではない。例えば、フードロックリインフォースに2つ以上の開口部を設け、略車両前後方向に沿って延びる3本以上の脚部を設ける構成でもよい。また、フードロックリインフォースの車両幅方向の中央部に、2つ以上の稜線を車両幅方向に分離するように開口部を設け、開口部の車両幅方向両側に脚部を備える構成でもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、フードロックリインフォースの2本の脚部にそれぞれ補強部を備えているが、この構成に限定されるものではない。例えば、フード閉止時に、フードロックリインフォースの車両幅方向の一方の応力が集中しやすい部位と反対側の応力が低い部位の側のみに、補強部を設ける構成でもよい。
また、フードロックリインフォースの脚部に設けられる補強部としては、例えば、脚部から突出するリブ(略T字状のリブ)や、板金の一部に穴を開けて切り起こした略L字状のリブなどを設けてもよい。また、補強部として、脚部に形成された凸状のビードなどを設けてもよい。
さらに、上記第1〜第5実施形態では、フードはフードインナパネル14の前部側にデントリインフォース18が配置され、デントリインフォース18の車両下方側にフードロックリインフォースが設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、デントリインフォースを設けずに、フードインナパネルの車両下方側にフードロックリインフォースを設ける構成でもよい。すなわち、本発明の「フードを構成するインナパネルの車両下方側」とは、フードインナパネルの車両下方側にフードロックリインフォースが設けられる場合の他、フードインナパネルの前部側に配置されるデントリインフォースの車両下方側にフードロックリインフォースが設けられる場合を含む趣旨である。
10 フード
14 フードインナパネル(インナパネル)
16 フードロックリインフォース
16B フランジ部(後端部)
16C 底壁部(前端部)
18 デントリインフォース(インナパネル)
20 ストライカ
30 車両用フード構造
32 後壁部
32A、32B、32C、32D 稜線
36A、36B 脚部
38 補強部
52 フードロックリインフォース
54 補強部
56 フードロックリインフォース
58 補強部
62 フードロックリインフォース
64 後壁部
64A、64B、64C、64D、64E、64F 稜線
72 フードロックリインフォース
74B 横壁部(前端部)
76 後壁部
76A、76B、76C、76D、76E、76F 稜線

Claims (3)

  1. フードを構成するインナパネルの車両下方側に設けられ、車両前後方向の前部側にストライカが取り付けられるフードロックリインフォースと、
    前記フードロックリインフォースにおける前記ストライカよりも車両前後方向の後方側に形成され、車両前後方向の後端部が前端部よりも車両上方側に配置されると共に車両幅方向に延びる少なくとも4つの稜線から構成され、かつ車両前方側から車両後方側に向かって折れ方向が交互に逆方向を向いた階段状の後壁部と、
    前記後壁部に車両前後方向に沿って設けられ、最上部の稜線と最下部の稜線との間で、かつ前記最上部の稜線から車両前方に向かって数えて、前記最上部の稜線に対して反対側に折れる最初の稜線を含んだ位置に配置されると共に、少なくとも前記最初の稜線を車両幅方向に分離させる少なくとも2本の脚部と、
    前記脚部に設けられ、前記フードの閉止時に前記ストライカから作用する荷重による前記最初の稜線の曲げに対して補強する補強部と、
    を有し、
    前記補強部は、前記最初の稜線を車両前後方向に跨ぐと共に前記脚部の車両前後方向に沿った範囲に設けられている車両用フード構造。
  2. 前記2本の脚部の車両幅方向両側に前記補強部が設けられている請求項1に記載の車両用フード構造。
  3. 前記フードロックリインフォースが、車両幅方向のセンター部に対して車両幅方向側方にずれた位置に配置されると共に、前記ストライカが前記センター部から車両幅方向側方にずれている請求項1又は請求項2に記載の車両用フード構造。
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