JP5822042B1 - 検査治具、基板検査装置、及び検査治具の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査点に対するプローブの接触安定性を向上することが可能な検査治具及び基板検査装置を提供する。【解決手段】対向プレート51と、支持プレート61とを備え、対向プレート51には、プローブPfを挿通するための電流用挿通孔Hfと、プローブPsを挿通するための検出用挿通孔Hsとを対にして、当該対が複数対形成され、支持プレート61には、電流用挿通孔Hf、検出用挿通孔Hsに対応して設けられ、プローブPfを挿通するための支持孔H61及びプローブPsを挿通するための支持孔H61が形成され、対になる電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの各挿通孔は、互いの内壁面における他方の挿通孔から離れた側の壁面F1,S1が、対向面Fから離れるにつれて他方の挿通孔から離れる方向に傾斜している。【選択図】図5

Description

本発明は、検査対象となる基板に設けられる検査点にプローブを接触させるための検査治具これを備えた基板検査装置、及び検査治具の製造方法に関する。
検査治具は、接触子を経由して、被検査物が有する検査対象部に、検査装置から電力(電気信号など)を所定検査位置に供給するとともに、検査対象部から電気信号を検出することによって、検査対象部の電気的特性の検出、動作試験の実施等をするために用いられる。
検査対象となる基板としては、例えば、プリント配線基板、フレキシブル基板、セラミック多層配線基板、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ用の電極板、及び半導体パッケージ用のパッケージ基板やフィルムキャリアなど種々の基板、半導体ウェハや半導体チップやCSP(Chip size package)などの半導体基板が該当する。本明細書では、これらの基板に設定される検査対象部を「検査点」と称する。
例えば、検査対象となる基板にIC等の半導体回路や抵抗器などの電気、電子部品が搭載される場合には、検査対象となる対象部が、配線や半田バンプ等の電極となる。その場合には、対象部が、それら搭載部品に電気信号を正確に伝達できることを保証するため、電気、電子部品が実装される前のプリント配線基板、液晶パネルやプラズマディスプレイパネルに形成された配線上の所定の検査点間の抵抗値等の電気的特性を測定して、その配線の良否を判断している。
具体的には、その配線の良否の判定は、各検査点に、電流供給用のプローブと、電圧測定用のプローブの先端を当接させて、その電流供給用のプローブから検査点に測定用電流を供給するとともに検査点に当接させた電圧測定用のプローブの先端間の配線に生じた電圧を測定し、それらの供給電流と測定した電圧とから所定の検査点間における配線の抵抗値を算出することによって行われている。このような測定方法は、四端子測定法として知られている。
このようなプローブを、1000本以上の多数本保持するようにした検査治具が知られている(例えば、特許文献1参照)。この検査治具は、プローブの先端側を支持する先端側支持体に形成された挿通孔と、プローブの後端側を支持する後端側支持体に形成された挿通孔とに、プローブを挿通することによって、多数のプローブを保持するようになっている。
このようなプローブは、例えば直径が100μm以下の細いワイヤ状の形状を有しており、このプローブが挿通される挿通孔も、そのプローブ径よりわずかに大きい程度の微細な孔である。
特開2009−047512号公報
ところで、検査点が半田バンプのように、基板表面から半球状に突出している場合がある。このような場合、バンプの表面は、バンプの中心から遠ざかるにつれて傾斜角度が大きくなり、基板表面に対して垂直に近くなる。上述の四端子測定法では、電流供給用のプローブと、電圧測定用のプローブとを一つのバンプに接触させる必要があるので、両プローブの先端は、バンプの中心を挟んで両側に離間した状態でバンプに接触する。
そのため、基板表面に対して垂直に両プローブをバンプに押圧させると、両プローブは、バンプの表面に対して傾斜して当接される。そして、その表面の傾斜によって、両プローブの先端部には、両プローブを互いに離間させ、バンプの表面で両プローブが滑る方向に力が作用する。その結果、プローブのバンプに対する接触安定性が低下するという、不都合があった。
本発明の目的は、検査点に対するプローブの接触安定性を向上することが可能な検査治具基板検査装置、及び検査治具の製造方法を提供することである。
本発明に係る検査治具は、検査対象の基板に設けられる検査点一つに対し、電流を供給するための棒状の電流プローブと電圧を検出するための棒状の検出プローブとを接触させるための検査治具であって、前記基板と対向配置されるための対向面を有する対向プレートと、前記対向プレートの前記対向面とは反対側に対向配置される支持プレートとを備え、前記対向プレートには、前記電流プローブを挿通するための電流用挿通孔と、前記検出プローブを挿通するための検出用挿通孔とを対にして、当該対が複数対形成され、前記支持プレートには、前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔に対応して設けられ、前記電流プローブを挿通するための電流用支持孔及び前記検出プローブを挿通するための検出用支持孔が形成され、前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔は、前記対向面から離れるにつれて拡径するテーパ形状を有し、前記電流用挿通孔が前記対向面に開口する先端側電流孔開口端の半径とその電流用挿通孔と対になる前記検出用挿通孔が前記対向面に開口する先端側検出孔開口端の半径との合計が、当該対となる前記電流用挿通孔と前記検出用挿通孔との中心間の距離より小さくされ、かつ前記電流用挿通孔が前記対向プレートの前記対向面とは反対側の反対面に開口する後端側電流孔開口端の半径とその電流用挿通孔と対になる前記検出用挿通孔が前記反対面側に開口する後端側検出孔開口端の半径との合計が、当該対となる前記電流用挿通孔と前記検出用挿通孔との中心間の距離より大きくされ、当該対となる前記後端側電流孔開口端の端縁と前記後端側検出孔開口端の端縁とが連続しており、当該対となる前記後端側電流孔開口端の端縁及び前記後端側検出孔開口端の端縁は、対にならない他の前記後端側電流孔開口端の端縁及び前記後端側検出孔開口端の端縁とは分離している
また、本発明に係る基板検査装置は、上述の検査治具を備える。
これらの構成によれば、対になる電流用挿通孔及び検出用挿通孔の各挿通孔が、互いの内壁面における他方の挿通孔から離れた側の壁面が対向面から離れるにつれて他方の挿通孔から離れる方向に傾斜しているので、電流プローブ及び検出プローブの両プローブは内側が凹となる方向に撓みやすくなる。その結果、検査点が半田パンプのように突起した形状を有している場合であっても検査点の表面に対して両プローブの先端が接触する角度が垂直に近づく。これにより、検査点に対するプローブの接触安定性を向上することが可能となる。
この構成によれば、各電流用挿通孔及び各検出用挿通孔は、対向面から離れるにつれて拡径するテーパ形状を有し、電流用挿通孔が対向面に開口する先端側電流孔開口端の半径とその電流用挿通孔と対になる検出用挿通孔が対向面に開口する先端側検出孔開口端の半径との合計が、当該対となる電流用挿通孔と検出用挿通孔との中心間の距離より小さいので、先端側電流孔開口端と先端側検出孔開口端とは互いに分離される。その結果、先端側電流孔開口端と先端側検出孔開口端とによって、電流プローブと検出プローブの先端部が精度よく基板の検査点へ案内される。
そして、電流用挿通孔が対向プレートの対向面とは反対側の反対面に開口する後端側電流孔開口端の半径とその電流用挿通孔と対になる検出用挿通孔が反対面側に開口する後端側検出孔開口端の半径との合計が、当該対となる電流用挿通孔と検出用挿通孔との中心間の距離より大きくされ、当該対となる後端側電流孔開口端の端縁と後端側検出孔開口端の端縁とが連続している。その結果、反対面では対となる後端側電流孔開口端と後端側検出孔開口端とが連なって、いわゆるヒョウタン型となる。従って、作業者は、ヒョウタン型の孔形状を目視で確認することで、対となる電流プローブと検出プローブとを挿入すべき電流用挿通孔と検出用挿通孔が判るので、検査治具へのプローブの取り付け作業性を向上することができる。
また、前記対となる前記電流用挿通孔及び前記検出用挿通孔について、前記対向面と平行な方向に切断した前記電流用挿通孔の断面である電流孔断面の半径と、その方向に切断した前記検出用挿通孔の断面である検出孔断面の半径との合計は、その断面位置の前記対向面からの距離が、少なくとも前記電流用挿通孔及び前記検出用挿通孔の深さの3/4以下の範囲では前記電流用挿通孔と前記検出用挿通孔との中心間の距離より小さいことが好ましい。
対となる電流用挿通孔及び検出用挿通孔について、対向面と平行な方向に切断した電流用挿通孔の断面である電流孔断面の半径と、その方向に切断した検出用挿通孔の断面である検出孔断面の半径との合計が電流用挿通孔と検出用挿通孔との中心間の距離より大きい場合、電流用挿通孔と検出用挿通孔との間を隔てる壁がなくなる。そのため電流プローブと検出プローブとが接触する可能性が高まる。一方、前記合計を、その断面位置の対向面からの距離が挿通孔の深さの3/4以下の範囲では、電流用挿通孔と検出用挿通孔との中心間の距離より小さくすれは、電流プローブと検出プローブとの間を隔てる壁が、挿通孔の深さの3/4以上設けられることになる。これにより、電流プローブと検出プローブとが接触するおそれが低減される。
また、前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔の内壁面の、前記対向プレートの板厚方向に対する傾斜角度は、1〜5度の範囲内であることが好ましい。
一対の電流用挿通孔及び検出用挿通孔の、反対面における開口端をヒョウタン型にしつつ、対向面での開口部を分離するには、上記傾斜角度が1〜5度の範囲内であることが好適である。
また、本発明に係る検査治具は、検査対象の基板に設けられる検査点一つに対し、電流を供給するための棒状の電流プローブと電圧を検出するための棒状の検出プローブとを接触させるための検査治具であって、前記基板と対向配置されるための対向面を有する対向プレートと、前記対向プレートの前記対向面とは反対側に対向配置される支持プレートとを備え、前記対向プレートには、前記電流プローブを挿通するための電流用挿通孔と、前記検出プローブを挿通するための検出用挿通孔とを対にして、当該対が複数対形成され、前記支持プレートには、前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔に対応して設けられ、前記電流プローブを挿通するための電流用支持孔及び前記検出プローブを挿通するための検出用支持孔が形成され、前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔は、前記対向面から離れるにつれて拡径するテーパ形状を有し、対になる前記電流用挿通孔及び前記検出用挿通孔の前記各挿通孔は、互いの内壁面における他方の挿通孔に近い側の壁面が、前記対向プレートの板厚方向に沿って延びている。
この構成によれば、電流プローブ、検出プローブが、内側が凸となる方向へ撓もうとすると、互いの内壁面における他方の挿通孔に近い側の壁面が電流プローブ、検出プローブと干渉する結果、電流プローブ、検出プローブが、内側が凸となる方向へ撓むことが妨げられる。その結果、電流プローブ、検出プローブを内側が凹となる方向に撓ませる確実性が向上し、ひいては電流プローブ、検出プローブの検査点に対する接触安定性向上の確実性が向上する。
また、前記電流用挿通孔が前記対向面に開口する先端側電流孔開口端及び前記検出用挿通孔が前記対向面に開口する先端側検出孔開口端は、前記電流用挿通孔と前記検出用挿通孔との離間方向に長径方向が沿う略楕円形であることが好ましい。
また、前記電流用挿通孔が前記対向面とは反対側の反対面に開口する後端側電流孔開口端及び前記検出用挿通孔が前記反対面に開口する後端側検出孔開口端は、前記電流用挿通孔と前記検出用挿通孔との離間方向に長径方向が沿う略楕円形であり、前記電流用挿通孔の前記後端側電流孔開口端の長半径とその電流用挿通孔と対になる前記検出用挿通孔の前記後端側検出孔開口端の長半径との合計が、当該対となる前記電流用挿通孔の前記先端側電流孔開口端と前記検出用挿通孔の前記先端側検出孔開口端との中心間の距離より大きくされていることが好ましい。
また、前記対向プレートには、その対向プレートの外周部よりも板厚が薄い薄肉領域が形成されており、前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔は、前記薄肉領域を貫通していることが好ましい。
この構成によれば、電流用挿通孔及び検出用挿通孔を形成するために貫通させなければならない板厚が薄くなるので、微細な電流用挿通孔及び検出用挿通孔の形成が容易になる。
また、前記対向プレートの、前記反対面側には、前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔とそれぞれ対応し、前記電流プローブ及び前記検出プローブをそれぞれ挿通可能な案内孔が形成された案内プレートが積層され、対となる前記電流用挿通孔及び前記検出用挿通孔とそれぞれ対応する前記各案内孔は、その電流用挿通孔及び検出用挿通孔に挿通されて対となる前記電流プローブと前記検出プローブとを、前記対向面に近づくにつれて互いの離間距離が短くなるように傾斜させるべくその電流用挿通孔及び検出用挿通孔との位置関係が設定されていることが好ましい。
この構成によれば、案内孔によって、電流プローブ及び検出プローブが、対向面に近づくにつれて互いの離間距離が短くなるように傾斜される。従って、検査点がハンダバンプのように突起している場合、電流プローブ及び検出プローブの先端は、電流プローブ及び検出プローブが対向面の法線方向に沿う場合よりも検査点表面の曲面に対して垂直に近い角度で当接する。その結果、電流プローブ及び検出プローブの先端が検査点表面で滑りにくくなる。
また、前記案内孔の内壁面の、前記対向プレートの板厚方向に対する傾斜角度は、前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔の内壁面の、前記板厚方向に対する傾斜角度より小さいことが好ましい。
この構成によれば、電流用挿通孔及び検出用挿通孔よりも、案内孔内での電流プローブ及び検出プローブが動く遊びの範囲が減少する結果、電流プローブ及び検出プローブの保持の安定性が向上する。
また、前記電流用挿通孔に挿通された前記電流プローブと、前記検出用挿通孔に挿通された前記検出プローブとをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、検査治具を、速やかに検査に用いることが可能となる。
また、本発明に係る検査治具の製造方法は、上述の検査治具における前記対向プレートの製造方法であって、前記対向プレートの前記反対面側からレーザ光を照射してレーザ加工を行うことにより前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔を形成する検査治具の製造方法である。
このような構成の検査治具及び基板検査装置は、検査点に対するプローブの接触安定性を向上することが可能である。
本発明の一実施形態に係る検査治具を備えた基板検査装置の構成を概略的に示す正面図である。 図1に示す検査治具の一例を示す斜視図である。 図2に示す検査治具の側面図である。 図1、図2に示す検査治具を、対向面側から見た平面図である。 図4に示す検査側支持体及びプローブのV−V線断面図である。 図4に示す電極側支持体、電極プレート、及びプローブのV−V線断面図である。 一対の電流用挿通孔及び検出用挿通孔の詳細を示す拡大図である。 図5に示す検査側支持体に基板が圧接された状態を示す断面図である。 対向プレートの反対面の一例を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る検査治具の構成の一例を説明するための説明図である。 電流用挿通孔及び検出用挿通孔が、対向面から離れるにつれて拡径するテーパ形状を有することによる他の効果を説明するための比較例を示す説明図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る検査治具を備えた基板検査装置1の構成を概略的に示す正面図である。図1に示す基板検査装置1は、検査対象の基板に形成された回路パターンを検査するための装置である。
図1に示す基板検査装置1は、筐体112を有している。筐体112の内部空間には、基板固定装置110と、第1検査部121と、第2検査部122と、が主に設けられている。基板固定装置110は、検査対象の基板100を所定の位置に固定するように構成されている。
基板100は、例えばガラスエポキシ基板、フレキシブル基板、セラミック多層配線基板、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ用の電極板、タッチパネル用等の透明導電板、及び半導体パッケージ用のパッケージ基板やフィルムキャリアなど種々の基板であってもよい。基板100には、配線パターンや半田バンプ等の検査点が形成されている。
第1検査部121は、基板固定装置110に固定された基板100の上方に位置する。第2検査部122は、基板固定装置110に固定された基板100の下方に位置する。第1検査部121及び第2検査部122は、基板100に形成された回路パターンを検査するための検査治具4U,4Lを備えている。検査治具4U,4Lには、複数のプローブPf,Psが取り付けられている。また、第1検査部121及び第2検査部122は、筐体112内で適宜移動するために検査部移動機構125を備えている。
基板検査装置1は、基板固定装置110、第1検査部121、及び第2検査部122等の動作を制御する制御部20を備えている。制御部20は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成されている。制御部20は、第1検査部121及び第2検査部122を適宜移動させ、基板固定装置110に固定された基板100に検査治具4U,4LのプローブPf(電流プローブ)及びプローブPs(検出プローブ)を接触させることにより、基板100に形成された回路パターンを検査治具4U,4Lによって検査するように構成されている。検査治具4U,4Lは、同様に構成されているので、以下、検査治具4U,4Lを総称して検査治具4と称する。
図2は、図1に示す検査治具4の一例を示す斜視図である。図3は、図2に示す検査治具4の側面図である。検査治具4は、検査側支持体5及び電極側支持体6、並びに検査側支持体5と電極側支持体6とを所定距離隔てて平行に保持する連結部材7とを備えている。検査側支持体5及び電極側支持体6には、互いに対応する位置に挿通孔が形成されている。
検査治具4は、いわゆる四端子測定法用の検査治具であり、検査電流供給用のプローブPfと、電圧測定用のプローブPsとを備えている。検査側支持体5の挿通孔にプローブPf,Psの先端側が挿通され、電極側支持体6の挿通孔にプローブPf,Psの後端側が挿通されている。これにより、一対のプローブPf,Psからなるプローブ対Prが、複数対、検査側支持体5及び電極側支持体6によって保持されている。
検査側支持体5は、基板100が配置される側(先方)から順に、対向プレート51、案内プレート52,53が積層されて構成されている。対向プレート51は、基板100と対向配置される対向面Fを有している。対向プレート51は、案内プレート52,53に対して、ボルト等の脱着可能な固定手段によって互いに固定されている。これにより、対向プレート51は、案内プレート52,53に対して脱着可能にされている。
電極側支持体6は、対向面Fとは反対側から順に、支持プレート61,62,63が積層されて構成されている。支持プレート61の表面は、後述する電極91が形成された電極プレート9に当接される背面Rとされている(図6)。電極91は、例えば電流計、電圧計、電流源等を含む図略のスキャナ回路と接続されている。これにより、支持プレート61に電極プレート9が取り付けられることで、プローブPf,Psの後端部が電極91を介してスキャナ回路と接続される。
対向プレート51の対向面Fから支持プレート61の背面Rまでの距離は、プローブPf,Psの長さよりわずかに短くされている。これにより、後述の図6に示すように支持プレート61に電極プレート9が取り付けられると、プローブPf,Psの後端部が電極91に当接して当て止めされ、プローブPf,Psの先端部は対向面Fからわずかに突出する。
この状態で、対向プレート51に検査対象の基板100が圧接されると、プローブPf,Psの先端部が基板100によって押圧されてプローブPf,Psに撓みが生じる(図8)。その結果、プローブPf,Psの弾性復元力により生じた付勢力によって、プローブPf,Psの先端部が基板100の検査点に弾性的に接触するようにされている。
スキャナ回路は、例えば制御部20からの制御信号に応じて、所定のプローブPf,Pf間に所定の電流を供給し、そのプローブPf,Pfとそれぞれ対になったプローブPs,Ps間の電圧を測定し、その測定結果を制御部20へ送信する。
制御部20は、スキャナ回路から得られた測定結果に基づき、例えば四端子測定法による基板検査を実行する。具体的には、例えば、制御部20は、後述する図8に示すように、検査治具4の検査側支持体5を基板100に圧接させ、バンプB等の各検査点に対してプローブ対PrすなわちプローブPf,Psを接触させる。そして、制御部20は、検査対象の二つの検査点間で、一方の検査点に接触されたプローブPfと他方の検査点に接触されたプローブPfとの間にスキャナ回路により予め設定された検査用電流を流させ、その一方の検査点に接触されたプローブPsと他方の検査点に接触されたプローブPsとの間の電圧を検出電圧としてスキャナ回路により測定させる。制御部20は、例えばその検出電圧や、その検出電圧から求められた検査点間の抵抗値等を予め設定された基準値と比較することにより、基板100の良否判定を実行する。
図4は、図1、図2に示す検査治具4を、対向面F側から見た平面図である。図3に示すように、検査側支持体5には、プローブ対PrのプローブPf,Psをそれぞれ挿通するための電流用挿通孔Hfと検出用挿通孔Hsとの対が、プローブ対Prと対応して複数対形成されている。電流用挿通孔Hfと、検出用挿通孔Hsとは、基板100の検査点にプローブPf,Psをそれぞれ案内するために、検査点の配置と対応して形成されている。
図5は、図4に示す検査側支持体5及びプローブPf,PsのV−V線断面図である。図5に示すように、対向プレート51には、対向プレート51の外周部512よりも板厚が薄い薄肉領域511が形成されている。電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsは、薄肉領域511を貫通して形成されている。電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの中心軸は、対向面Fに対して略垂直にされている。なお、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの中心軸は、対向面Fの垂線に対して傾斜していてもよい。
薄肉領域511は、例えば板厚が均一の板状部材をルータ等の工具で切削加工することで得られる。電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsは、その内径がプローブPf,Psの直径よりもわずかに大きい程度の微細な孔である。そのため、板厚の厚い板を貫通するように電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsを形成する場合、孔加工に困難性を伴う。そこで、薄肉領域511を形成し、薄肉領域511に電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsを形成することにより、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの形成が容易にされている。
電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsは、対向面Fから離れるにつれて拡径するテーパ形状を有している。電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの、対向面Fと平行に切断した断面形状は略円形にされている。このようなテーパ形状は、例えば対向プレート51の対向面Fとは反対側の反対面C側から対向面Fと垂直方向にレーザ光を照射してレーザ加工を行うことで、形成することができる。なお、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの加工方法はレーザ加工に限らず、テーパ形状の孔を形成可能な種々の加工方法を用いることができる。
案内プレート52には、隣接する対向プレート51の電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsとそれぞれ対応して、案内プレート52を貫通する案内孔H52が形成されている。案内プレート53には、隣接する案内プレート52の各案内孔H52とそれぞれ対応して、案内プレート53を貫通する案内孔H53が形成されている。
図6は、図4に示す電極側支持体6、電極プレート9、及びプローブPf,PsのV−V線断面図である。図5、図6に示すプローブPf,Psは、例えば直径100μm程度の棒状の導体部81と、この導体部81の外周面を覆う絶縁部82とを備えている。絶縁部82は、合成樹脂等の絶縁体で形成されている。絶縁部82は、導体部81の表面に絶縁塗装を施すことによって形成される絶縁被膜を用いることができる。プローブPf,Psの両端には、絶縁部82が形成されておらず、導体部81が露出している。
図5を参照して、電流用挿通孔Hf及び案内孔H52,H53が連通されて構成された連通孔にプローブPfの先端側の導体部81が案内プレート53側から挿通され、検出用挿通孔Hs及び案内孔H52,H53が連通されて構成された連通孔にプローブPsの先端側の導体部81が案内プレート53側から挿通されている。案内孔H53の内径は、プローブPf,Psの絶縁部82の直径よりも小さくされている。これにより、絶縁部82の先端側端部が案内孔H53に係合し、プローブPf,Psが検査側支持体5から抜け落ちないようにされている。
一対の電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsとそれぞれ対応して連通孔を形成する案内孔H52,H53は、プローブ対PrのプローブPf,Psを、対向面Fに近づくにつれて互いの離間距離が短くなるように傾斜させるべくその電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsとの位置関係が設定されている。具体的には、一対の案内孔H53,H53の中心間の距離よりも一対の案内孔H52,H52の中心間の距離の方が短くされ、一対の案内孔H52,H52の中心間の距離よりも一対の電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの中心間の距離の方が短くされている。
図7は、一対の電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの詳細を示す拡大図である。図7(a)は、一対の電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsを、対向面Fに対して垂直な方向に切断した断面図である。図7(b)は、対向プレート51を反対面Cから見た平面図である。
電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの内壁面の、板厚方向に対する傾斜角度Rf,Rsは、例えば1〜5度の範囲とされている。案内プレート52,53の案内孔H52,H53の内壁面の、対向プレート51の板厚方向に対する傾斜角度は、傾斜角度Rf,Rsより小さい。例えば、案内孔H52,H53の内壁面は、板厚方向に沿って延び、案内孔H52,H53は円筒状にされていてもよい。これにより、案内孔H52,H53内でプローブPf,Psが動く遊びの範囲が減少する結果、プローブPf,Psの保持の安定性が向上する。
なお、図5では、案内プレート53に、板厚が薄くされた薄肉部531が形成され、薄肉部531に案内孔H53が形成される例を示している。しかしながら、案内プレート53は、板厚が均一の板状部材であってもよい。また、案内プレートが二枚、対向プレート51に積層される例を示したが、案内プレートは一枚であってもよく、三枚以上であってもよい。また、必ずしも案内プレートを備えていなくてもよく、対向プレート51のみで検査側支持体5が構成されていてもよい。また、案内孔H52,H53は、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsと同様のテーパ形状であってもよく、案内孔H52,H53の内壁面の傾斜角度は電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの内壁面の傾斜角度より大きくてもよい。
図8は、図5に示す検査側支持体5に、基板100が圧接された状態を示す断面図である。基板100には、検査点としてバンプBが形成されている。バンプBは、例えば半球状に基板100の表面から突出している。従って、バンプBの表面は、バンプBの中心から遠ざかるにつれて、対向面Fの面方向に対して傾斜が大きくなる。プローブ対Prの二本のプローブPf,Psを一つのバンプBに接触させる必要があるので、プローブPf,Psの先端は、バンプBの中心を挟んで両側に離間した状態でバンプBに接触する。
そのためもし仮に、プローブPf,Psが対向面Fの法線方向(板厚方向)に沿って延びるように検査側支持体5で保持されていた場合、プローブPf,Psは、バンプBの表面に対して傾斜して当接される。そして、その表面の傾斜によって、プローブPf,Psの先端部には、プローブPf,Psを互いに離間させ、バンプBの表面でプローブPf,Psが滑る方向に力が作用する。その結果、プローブPf,PsのバンプBに対する接触安定性が低下する。
一方、図5に示す検査側支持体5によれば、案内孔H52,H53によって、プローブ対PrのプローブPf,Psが、対向面Fに近づくにつれて互いの離間距離が短くなるように傾斜されている。従って、プローブPf,Psの先端は、プローブPf,Psが対向面Fの法線方向に沿う場合よりもバンプB表面の曲面に対して垂直に近い角度で当接する。その結果、プローブPf,Psの先端がバンプB表面で滑りにくくなる。なお、検査治具4は、検査点がバンプBのように突起した形状であってもプローブPf,Psを接触可能であればよく、検査点が平坦であってもよい。
さらに、プローブPf,Psが、対向面Fに近づくにつれて互いの離間距離が短くなるように傾斜しているので、プローブPf,Ps先端にバンプBが圧接されると、図8に示すように、プローブPf,Psは、互いに対向している内側が凹となる方向に撓みが生じる。互いに対向している内側が凹となる方向に撓むと、プローブPf,Psの先端の向きが、さらにバンプB表面の曲面に対して垂直に近づく。その結果、さらにプローブPf,Psの先端がバンプB表面で滑りにくくなると共に、プローブPf,Psの当接圧力が逃げることなくバンプBに加わりやすくなることによって、プローブPf,PsのバンプBに対する接触安定性が向上する。
ここで、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsは、対向面Fから離れるにつれて拡径するテーパ形状を有しているので、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsは、互いの内壁面における他方の挿通孔から離れた側の壁面F1,S1が、対向面Fから離れるにつれて他方の挿通孔から離れる方向に傾斜している。
その結果、プローブPf,Psの内側が凹となる方向の撓みで生じる外側へのプローブの膨らみ部分が電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの拡径により生じる空間で受け入れられる。すなわち、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsが対向面Fから離れるにつれて拡径するテーパ形状を有していることによって、プローブPf,Psは内側が凹となる方向に撓みやすくなり、ひいてはプローブPf,PsのバンプBに対する接触安定性の向上に寄与することとなる。
図11は、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsが、対向面Fから離れるにつれて拡径するテーパ形状を有することによる他の効果を説明するための比較例を示す説明図である。図11に示す比較例は、対向プレート51の代わりに対向プレートKを備えている。対向プレートKには、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの代わりに内径が一定の筒状の電流用挿通孔M及び検出用挿通孔Nが形成されている。
もし仮に、電流用挿通孔M及び検出用挿通孔Nの形状が、内径が一定の筒状形状であった場合、図11に示すように、プローブPf,Psが電流用挿通孔M及び検出用挿通孔Nの角部Xに当たってプローブPf,Psの損傷を招くおそれがある。また、角部Xで対向プレートKとプローブPf,Psとが擦れて塵埃が発生し、その塵埃がプローブPf,Psに付着して接触不良を生じるおそれがある。
一方、図5に示す検査側支持体5によれば、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsが、対向面Fから離れるにつれて拡径するテーパ形状を有しているので、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの角部がプローブPf,Psから遠ざかる結果、挿通孔の角部にプローブPf,Psが当たってプローブPf,Psが損傷したり、塵埃が発生して接触不良を生じたりするおそれが低減される。
図6を参照して、電極側支持体6には、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsに対応して設けられ、プローブPf,Psを挿通してプローブPf,Psの他端を電極91に案内する支持孔が形成されている。具体的には、支持プレート61,62,63には、それぞれプローブPfを挿通するための支持孔H61,H62,H63(電流用支持孔)と、プローブPsを挿通するための支持孔H61,H62,H63(検出用支持孔)とが形成されている。
支持孔H61,H62,H63は、連通されて一つの貫通孔を構成するようになっている。図6では、支持孔H61,H62,H63は、それぞれ径の大きい大径部と径の小さい小径部とを有する例を示しているが、支持孔H61,H62,H63の径は一定であってもよい。また、電極側支持体6は、単一の案内プレートにより構成されていてもよく、二枚、あるいは四枚以上の案内プレートにより構成されていてもよい。
支持孔H61,H62,H63は、プローブ対PrのプローブPf,Psを、背面Rに近づくにつれて互いの離間距離が短くなるように傾斜させるべく支持孔相互間の位置関係が設定されている。これにより、検査側支持体5と電極側支持体6とに挿通されたプローブPf,Psは、その両端付近で間隔が狭まり、その中央付近で間隔が拡がるように、湾曲した状態で、検査側支持体5と電極側支持体6とに保持されるようになっている。その結果、プローブPf,Ps先端にバンプBが圧接されたときに、プローブPf,Psが撓み易くなる。
図7を参照して、電流用挿通孔Hfが対向面Fに開口する先端側電流孔開口端Ef2の半径rf2とその電流用挿通孔Hfと対になる検出用挿通孔Hsが対向面Fに開口する先端側検出孔開口端Es2の半径rs2との合計が、当該対となる電流用挿通孔Hfと検出用挿通孔Hsとの中心間の距離Lより小さくされている。これにより、先端側電流孔開口端Ef2と、先端側検出孔開口端Es2とは、互いに分離された略円形形状とされている。
このように電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsを形成することにより、先端側電流孔開口端Ef2と、先端側検出孔開口端Es2とが、それぞれ分離された微細な円形とされるので、先端側電流孔開口端Ef2と、先端側検出孔開口端Es2とによって、プローブPf,Psの先端部が精度よく基板100の検査点へ案内される。
また、電流用挿通孔Hfが対向プレート51の反対面Cに開口する後端側電流孔開口端Ef1の半径rf1とその電流用挿通孔Hfと対になる検出用挿通孔Hsが対向プレート51の反対面Cに開口する後端側検出孔開口端Es1の半径rs1との合計が、当該対となる電流用挿通孔Hfと検出用挿通孔Hsとの中心間の距離Lより大きくされ、当該対となる後端側電流孔開口端Ef1の端縁と後端側検出孔開口端Es1の端縁とが連続している。
このように電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsを形成することにより、対となる後端側電流孔開口端Ef1の端縁と後端側検出孔開口端Es1の端縁とが連続し、図7に示すように、一対の電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの開口端が、反対面C側で中央がくびれたヒョウタン型となる。
図9は、対向プレート51の反対面Cの一例を示す平面図である。図9に示すように、反対面Cを目視すると、プローブ対PrのプローブPf,Psが対となって挿通されるべき電流用挿通孔Hfと検出用挿通孔Hsとが、ヒョウタン型に連なって見える。
先端側電流孔開口端Ef2の内径及び先端側検出孔開口端Es2の内径は、プローブPf,Psの先端部を精度よくバンプB等の検査点に接触させる必要から、案内孔H52,H53や支持孔H61,H62,H63の内径より小さくされている。そのため、対向プレート51と案内プレート52,53とを積層した状態のままでプローブPf,Psを、検査側支持体5に挿通するのは困難性を伴う。
そのため、例えば劣化したプローブPf,Psを取り替える際や検査治具4の組み立て時など、検査側支持体5にプローブPf,Psを挿通する際は、検査側支持体5から対向プレート51を取り外し、案内プレート52,53にプローブPf,Psを挿通した後に対向プレート51にプローブPf,Psを挿通して対向プレート51を取り付けるようにすると、プローブPf,Psの挿通が容易である。
従来より、検査治具を組み立てる際には、作業者がルーペを見ながら微細な孔に極細なプローブを手作業で挿通することが行われている。このような組み立て作業の際、先端側支持体の挿通孔と、後端側支持体の挿通孔とで、互いに対応する正しい挿通孔にプローブを挿通する必要がある。しかしながら、1000本を超える多数の極細プローブを微細な挿通孔に挿通する必要があるため、互いに対応する正しい挿通孔にプローブを挿通するのが容易でないという、不都合があった。
一方、検査治具4によれば、作業者は、このように案内プレート52,53から対向プレート51を取り外した状態で、ルーペなどで対向プレート51の反対面Cを見ながら、反対面C側から電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔HsにプローブPf,Psを挿通することになる。特に、検査側支持体5が案内プレートを備えず、対向プレート51のみで構成されている場合、作業者は、案内プレートを取り外さなくても常時反対面Cを目視可能となる。
このとき、図7に記載の対向プレート51によれば、対となる後端側電流孔開口端Ef1の端縁と後端側検出孔開口端Es1の端縁とが連続し、一対の電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの開口端が、反対面C側で中央がくびれたヒョウタン型となっている(図9)。
そのため、作業者は、ヒョウタン型に連なった電流用挿通孔Hfの後端側電流孔開口端Ef1と検出用挿通孔Hsの後端側検出孔開口端Es1とを目視で確認することができ、その電流用挿通孔Hfと検出用挿通孔Hsとが、一対のプローブ対PrのプローブPf,Psをそれぞれ挿通すべき孔であることが容易に認識できる。その結果、作業者が、正しい電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔HsにプローブPf,Psを挿通することが容易になり、検査側支持体5へのプローブPf,Psの挿通作業の作業効率が向上する。
一対の電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの、反対面Cにおける開口端をヒョウタン型にしつつ、対向面Fでの開口部を分離するには、傾斜角度Rf,Rsが1〜5度の範囲内であることが好適である。しかしながら、傾斜角度Rf,Rsは、1〜5度の範囲内に限られず、1度未満であってもよく、5度を超えていてもよい。
また、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsは、対向面Fから離れるにつれて拡径するテーパ形状を有し、いわゆる漏斗状の形状を有しているので、漏斗の大きな入口側からプローブPf,Psを挿通することで、プローブPf,Psの先端部が先端側電流孔開口端Ef2及び先端側検出孔開口端Es2に案内されるので、プローブPf,Psの挿通作業が容易になる。
図7を参照して、対となる電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsについて、対向面Fと平行な方向に切断した電流用挿通孔Hfの断面である電流孔断面の半径rf3と、その方向に切断した検出用挿通孔Hsの断面である検出孔断面の半径rs3との合計は、その断面位置の対向面からの距離が、電流用挿通孔Hf及び検出用挿通孔Hsの深さDの3/4以下の範囲では、電流用挿通孔Hfと検出用挿通孔Hsとの中心間の距離より小さくされている。
半径rf3と半径rs3の合計が電流用挿通孔Hfと検出用挿通孔Hsとの中心間の距離より大きい深さ位置では、電流用挿通孔Hfと検出用挿通孔Hsとの間を隔てる壁がない。そのためプローブPf,Psが接触する可能性が高まる。一方、半径rf3と半径rs3との合計を、その断面位置の対向面Fからの距離が、深さDの3/4以下である範囲で電流用挿通孔Hfと検出用挿通孔Hsとの中心間の距離より小さくすれは、プローブPf,Psの間を隔てる壁が、深さDの3/4以上設けられることになる。これにより、プローブPf,Psが接触するおそれが低減される。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る基板検査装置1’について説明する。基板検査装置1’は、基板検査装置1と同様、図1で示される。基板検査装置1’は、基板検査装置1とは、検査治具4U’,4L’の構成が異なる。以下、検査治具4U’,4L’を総称して検査治具4’と称する。図2、図3に示す検査治具4’は、検査治具4とは、検査側支持体5’を構成する対向プレート51’の構成が異なる。その他の構成は図1に示す基板検査装置1と同様であるのでその説明を省略し、以下本実施形態の特徴的な点について説明する。
図10は、本発明の第2実施形態に係る検査治具4’の構成の一例を説明するための説明図である。検査治具4’は、例えば対向プレート51’と案内プレート52,53とが積層されて構成されている。案内プレート52,53については検査治具4と同様に構成されているのでその説明を省略する。
図10に示す対向プレート51’は、対向プレート51とは、電流用挿通孔Hf’及び検出用挿通孔Hs’の構成が異なる。電流用挿通孔Hf’及び検出用挿通孔Hs’は、テーパ状の貫通孔である。電流用挿通孔Hf’及び検出用挿通孔Hs’の軸方向に垂直に切断した断面形状は略円形にされている。電流用挿通孔Hf’及び検出用挿通孔Hs’の中心軸は、対向プレート51’の板厚方向に対して互いに逆方向に傾斜している。そのため、電流用挿通孔Hf’が対向面Fに開口する先端側電流孔開口端Ef2’、電流用挿通孔Hf’が反対面Cに開口する後端側電流孔開口端Ef1’、検出用挿通孔Hs’が対向面Fに開口する先端側検出孔開口端Es2’、及び検出用挿通孔Hs’が反対面Cに開口する後端側検出孔開口端Es1’は、略楕円形状となっている。
電流用挿通孔Hf’及び検出用挿通孔Hs’は、互いの内壁面における他方の挿通孔から離れた側の壁面F1,S1が、対向面Fから離れるにつれて他方の挿通孔から離れる方向に傾斜している。
これにより、図8に示す検査側支持体5と同様、プローブPf,Psの内側が凹となる方向の撓みで生じる外側へのプローブの膨らみ部分が、壁面F1,S1の傾斜により生じる空間で受け入れられる。すなわち、壁面F1,S1が、対向面Fから離れるにつれて他方の挿通孔から離れる方向に傾斜していることによって、プローブPf,Psは内側が凹となる方向に撓みやすくなり、ひいてはプローブPf,PsのバンプBに対する接触安定性の向上に寄与することとなる。
さらに、電流用挿通孔Hf’及び検出用挿通孔Hs’は、互いの内壁面における他方の挿通孔に近い側の壁面F2,S2が、対向プレート51’の板厚方向(対向面Fに対して垂直方向)に沿って延びている。
これにより、プローブPf,Psが、内側が凸となる方向へ撓もうとすると壁面F2,S2がプローブPf,Psと干渉する結果、プローブPf,Psが、内側が凸となる方向へ撓むことが妨げられる。その結果、プローブPf,Psを内側が凹となる方向に撓ませる確実性が向上し、ひいてはプローブPf,PsのバンプBに対する接触安定性向上の確実性が向上する。
電流用挿通孔Hf’が対向面Fに開口する先端側電流孔開口端Ef2’の長半径rf2'とその電流用挿通孔Hf’と対になる検出用挿通孔Hs’が対向面Fに開口する先端側検出孔開口端Es2’の長半径rs2'との合計が、当該対となる電流用挿通孔Hf’と検出用挿通孔Hs’との中心間の距離Lより小さくされている。これにより、先端側電流孔開口端Ef2’と、先端側検出孔開口端Es2’とは、互いに分離されている。
このように電流用挿通孔Hf’及び検出用挿通孔Hs’を形成することにより、先端側電流孔開口端Ef2’と、先端側検出孔開口端Es2’とが互いに分離され、プローブPf,Psの撓み方向に長径方向が沿う楕円形とされる。その結果、プローブPf,Psの先端が撓みによりバンプB方向に向きやすくなると共に、撓み方向に対して垂直方向に対しては精度よくプローブPf,Ps位置が規制される。
また、電流用挿通孔Hf’が対向プレート51’の反対面Cに開口する後端側電流孔開口端Ef1’の長半径rf1’とその電流用挿通孔Hf’と対になる検出用挿通孔Hs’が対向プレート51’の反対面Cに開口する後端側検出孔開口端Es1’の長半径rs1’との合計が、当該対となる電流用挿通孔Hf’と検出用挿通孔Hs’との中心間の距離Lより大きくされている。
これにより、電流用挿通孔Hf’と検出用挿通孔Hs’とを近接させつつ、プローブPf,Psを撓ませる空間を十分に確保することが可能となる。
1,1’ 基板検査装置
4,4U,4L,4’,4U’,4L’ 検査治具
5,5’ 検査側支持体
6 電極側支持体
7 連結部材
9 電極プレート
20 制御部
51,51’ 対向プレート
52,53 案内プレート
61,62,63 支持プレート
81 導体部
82 絶縁部
91 電極
100 基板
110 基板固定装置
112 筐体
121 第1検査部
122 第2検査部
125 検査部移動機構
511 薄肉領域
512 外周部
531 薄肉部
B バンプ(検査点)
C 反対面
Ef1,Ef1’ 後端側電流孔開口端
Ef2,Ef2’ 先端側電流孔開口端
Es1,Es1’ 後端側検出孔開口端
Es2,Es2’ 先端側検出孔開口端
F 対向面
H52,H53 案内孔
H61,H62,H63 支持孔
Hf 電流用挿通孔
Hs 検出用挿通孔
L 距離
Pf プローブ(電流プローブ)
Ps プローブ(検出プローブ)
R 背面
Rf,Rs 傾斜角度
rf1,rf2,rf3,rs1,rs2,rs3 半径
rf1’,rf2’,rs1’,rs2’ 長半径
X 角部

Claims (12)

  1. 検査対象の基板に設けられる検査点一つに対し、電流を供給するための棒状の電流プローブと電圧を検出するための棒状の検出プローブとを接触させるための検査治具であって、
    前記基板と対向配置されるための対向面を有する対向プレートと、
    前記対向プレートの前記対向面とは反対側に対向配置される支持プレートとを備え、
    前記対向プレートには、前記電流プローブを挿通するための電流用挿通孔と、前記検出プローブを挿通するための検出用挿通孔とを対にして、当該対が複数対形成され、
    前記支持プレートには、前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔に対応して設けられ、前記電流プローブを挿通するための電流用支持孔及び前記検出プローブを挿通するための検出用支持孔が形成され、
    前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔は、前記対向面から離れるにつれて拡径するテーパ形状を有し、
    前記電流用挿通孔が前記対向面に開口する先端側電流孔開口端の半径とその電流用挿通孔と対になる前記検出用挿通孔が前記対向面に開口する先端側検出孔開口端の半径との合計が、当該対となる前記電流用挿通孔と前記検出用挿通孔との中心間の距離より小さくされ、かつ前記電流用挿通孔が前記対向プレートの前記対向面とは反対側の反対面に開口する後端側電流孔開口端の半径とその電流用挿通孔と対になる前記検出用挿通孔が前記反対面側に開口する後端側検出孔開口端の半径との合計が、当該対となる前記電流用挿通孔と前記検出用挿通孔との中心間の距離より大きくされ、当該対となる前記後端側電流孔開口端の端縁と前記後端側検出孔開口端の端縁とが連続しており、
    当該対となる前記後端側電流孔開口端の端縁及び前記後端側検出孔開口端の端縁は、対にならない他の前記後端側電流孔開口端の端縁及び前記後端側検出孔開口端の端縁とは分離している検査治具。
  2. 前記対となる前記電流用挿通孔及び前記検出用挿通孔について、前記対向面と平行な方向に切断した前記電流用挿通孔の断面である電流孔断面の半径と、その方向に切断した前記検出用挿通孔の断面である検出孔断面の半径との合計は、その断面位置の前記対向面からの距離が、少なくとも前記電流用挿通孔及び前記検出用挿通孔の深さの3/4以下の範囲では前記電流用挿通孔と前記検出用挿通孔との中心間の距離より小さい請求項記載の検査治具。
  3. 前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔の内壁面の、前記対向プレートの板厚方向に対する傾斜角度は、1〜5度の範囲内である請求項1又は2に記載の検査治具。
  4. 検査対象の基板に設けられる検査点一つに対し、電流を供給するための棒状の電流プローブと電圧を検出するための棒状の検出プローブとを接触させるための検査治具であって、
    前記基板と対向配置されるための対向面を有する対向プレートと、
    前記対向プレートの前記対向面とは反対側に対向配置される支持プレートとを備え、
    前記対向プレートには、前記電流プローブを挿通するための電流用挿通孔と、前記検出プローブを挿通するための検出用挿通孔とを対にして、当該対が複数対形成され、
    前記支持プレートには、前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔に対応して設けられ、前記電流プローブを挿通するための電流用支持孔及び前記検出プローブを挿通するための検出用支持孔が形成され、
    前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔は、前記対向面から離れるにつれて拡径するテーパ形状を有し、
    対になる前記電流用挿通孔及び前記検出用挿通孔の前記各挿通孔は、互いの内壁面における他方の挿通孔に近い側の壁面が、前記対向プレートの板厚方向に沿って延びている検査治具。
  5. 前記電流用挿通孔が前記対向面に開口する先端側電流孔開口端及び前記検出用挿通孔が前記対向面に開口する先端側検出孔開口端は、前記電流用挿通孔と前記検出用挿通孔との離間方向に長径方向が沿う略楕円形である請求項4に記載の検査治具。
  6. 前記電流用挿通孔が前記対向面とは反対側の反対面に開口する後端側電流孔開口端及び前記検出用挿通孔が前記反対面に開口する後端側検出孔開口端は、前記電流用挿通孔と前記検出用挿通孔との離間方向に長径方向が沿う略楕円形であり、
    前記電流用挿通孔の前記後端側電流孔開口端の長半径とその電流用挿通孔と対になる前記検出用挿通孔の前記後端側検出孔開口端の長半径との合計が、当該対となる前記電流用挿通孔の前記先端側電流孔開口端と前記検出用挿通孔の前記先端側検出孔開口端との中心間の距離より大きくされている請求項5に記載の検査治具。
  7. 前記対向プレートには、その対向プレートの外周部よりも板厚が薄い薄肉領域が形成されており、
    前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔は、前記薄肉領域を貫通している請求項1〜のいずれか1項に記載の検査治具。
  8. 前記対向プレートの、前記反対面側には、前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔とそれぞれ対応し、前記電流プローブ及び前記検出プローブをそれぞれ挿通可能な案内孔が形成された案内プレートが積層され、
    対となる前記電流用挿通孔及び前記検出用挿通孔とそれぞれ対応する前記各案内孔は、その電流用挿通孔及び検出用挿通孔に挿通されて対となる前記電流プローブと前記検出プローブとを、前記対向面に近づくにつれて互いの離間距離が短くなるように傾斜させるべくその電流用挿通孔及び検出用挿通孔との位置関係が設定されている請求項1〜のいずれか1項に記載の検査治具。
  9. 前記案内孔の内壁面の、前記対向プレートの板厚方向に対する傾斜角度は、前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔の内壁面の、前記板厚方向に対する傾斜角度より小さい請求項記載の検査治具。
  10. 前記電流用挿通孔に挿通された前記電流プローブと、
    前記検出用挿通孔に挿通された前記検出プローブとをさらに備える請求項1〜のいずれか1項に記載の検査治具。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の検査治具を備えた基板検査装置。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の検査治具の製造方法であって、
    前記対向プレートの前記反対面側からレーザ光を照射してレーザ加工を行うことにより前記各電流用挿通孔及び前記各検出用挿通孔を形成する検査治具の製造方法。
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