JP5821044B2 - 長尺材固定金具 - Google Patents
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Description
取付け金具は、略コの字型本体の上面に、上下に進退可能な締付けボルトを設け、背面や下面に丸穴を設けた形状である。
前記締付けボルトを締付けて、型鋼のフランジ部分に取付けた取付け金具の丸孔に前記固定金具の各掛止部を、両固定部材を配管の両側に押し当てた状態で挿入すると共に、両締着部をボルト、ナットで締着することで、前記掛止部先端の掛止片が前記丸孔内側の周縁にそれぞれ掛止して固定することができるものであった。(例えば、特許文献1または2を参照)
すなわち、本体部半部を被取付部材に取り付ける際に、両嵌入部を押えて、その間隔を収縮した状態で穴部に挿入した後、手を離すことでコイルスプリングの反発力により嵌入部の間隔が元に戻り、前記穴部内側の周縁に当たって仮置きできるようにしたものが開示されている。
特開2011−17382号では、左右の本体部半部は支軸により連結され一体化しているが、取付け作業時に別体の螺子の組み付けが必要となり上記と同様に取付け手間が掛かり、螺子の落下等の可能性もある。
また、支軸に介装したコイルスプリングにより、被取付部材の穴部に固定具を仮置きできる利点はあるものの、被取付部材に固定具を先行して取り付けるために、相対する両本体部半部の間隔が被取付部材の穴部に挿入した嵌入部により規制され、配管の取付け時に不具合が生じる可能性があるなどの問題点があった。
各固定部材が互いに閉じ合うように付勢する弾性材を締付けネジに備えたことで、相対する両把持部間は長尺材の外径より小さくなっているので、長尺材を把持部間に挿嵌すれば、弾性材の反力により固定金具が配管に仮止めできる。
長尺材を把持した状態では、両掛止部の間隔は取付け金具の透孔の孔径より拡開した状態となるので、一方の掛止部を透孔の内側に掛けると共に、他方の締着部を弾性材が収縮する方向に拡開させることで、他方の掛止部が前記透孔に掛けた掛止部に向かって寄り、両掛止部の間隔が閉じた状態となり、両掛止部を透孔に嵌挿することができる。
両掛止部を透孔に嵌挿した後、拡開させた締着部が弾性材の反力により元に戻ることで、掛止部は再度拡開されて透孔の内側周縁に掛止することができる。
すなわち、配管を取付け金具に仮止めができるので、手を離した状態で締付けボルトを締めることもできるので、作業性が良く、作業の安全性も確保することができる。
図1は本発明の実施例を示す斜視図、図2は本発明の実施例を示す正面図、図3は本発明の実施例の組立状態の説明図である。
10は第1固定部材であり、薄帯鋼を折り曲げて形成したものであり、11は所望の長尺材の外径に沿って円弧状に形成して把持部である。
12は、把持部11の一端から延設した締着部であり、長孔状のボルト挿通孔13を形成する。
ボルト挿通孔13は丸孔でもよいが、締付けボルトのボルト径に対して、固定部材の長手方向に空間がある長孔にすることで、長尺材の取付けの際、両固定部材の拡開する角度が大きく取れて自由度が高くなり、作業性が良くなる利点がある。
14は、把持部11の他端から延設した掛止部であり、把持部11の端部から略断面半円筒状に形成した挿通片15と、挿通片15の端部を外側に屈曲して形成した掛止片16とから形成される。
掛止片16は、挿通片15に対して鋭角に屈曲させ、あるいは、先端を再度、挿通片15側に屈曲して形成することで、取付け金具の透孔に引っ掛かけるようにすることもできる。
20は第2固定部材であり、第1固定部材10と同様に薄帯鋼を折り曲げて形成したものであり、21は第1固定部材10の把持部11と同径の円弧状に形成した把持部である。
22は、把持部21の一端から延設した締着部であり、ネジ孔23を形成する。
24は、把持部21の他端から延設した掛止部であり、把持部21の端部から略断面半円筒状に形成した挿通片25と、挿通片25の端部を外側に屈曲して形成した掛止片26とから形成される。
ネジ孔23に代えて透孔とナットの組み合わせとし、透孔を挿通する締付けボルトをナットに螺着することは容易に推考することができる。
40は円錐型の圧縮コイルバネであり、締付けボルト30のネジ軸31に外嵌させ、第1固定部材の外側に配置する。
円錐型とは一方に向かって径が大きくなるように螺旋状に巻いた形態であり、圧縮した際に線径の厚みで収まる間隔で形成することが望ましい。
円錐型の圧縮コイルバネに代えて、円筒型の圧縮コイルバネやU字型の板バネを使用するなどは容易に推考することができる。(図7、図8参照)
圧縮コイルバネ40の反力により、第1固定部材10と第2固定部材20が互いに閉じ合うように付勢される。
17は突出片であり、相対する第1固定部材10と第2固定部材20の両締着部12、22が重合した状態で、第1固定部材10の締着部12の先端が、第2固定部材の締着部22から突出するように長さを設定する。
図4、及び図5は本発明の実施例の使用状態図、図6は、本発明の実施例の使用状態を示す説明図である。
まず、第1固定部材10と第2固定部材20の両把持部11、21の間に配管Aを取り付けるが、両固定部材10、20は連結する締付けボルト30に外嵌した圧縮コイルバネ40により互いに閉じ合うようになっているので、相対する両把持部11、21間は配管Aの外径より小さくなっている。
そこで、両掛止部14、24の間隔を押し広げるようにして、配管Aを把持部11、21間に挿嵌することで、圧縮コイルバネ40の反力により縮径方向に力が働き、配管Aの所望位置に仮止めできる。
型鋼Bの適宜位置に取付けた取付け金具Cの丸孔Dに配管Aを仮止めした固定金具の第2固定部材20の掛止部24先端の掛止片26を丸孔Dに掛けると共に、第1固定部材10の締着部12の先端の突出片17を指に引掛け、圧縮コイルバネ40が収縮する方向に拡開させることで、反対側の掛止片16が丸孔Dに掛けた第2固定部材20の掛止片26に向かって寄り、両掛止片16、26の間隔が縮小して、丸孔Dに嵌挿することができる。
両掛止片14、24を丸孔Dに嵌挿した後、突出片17から手を離して、拡開させた締着部12が圧縮コイルバネ40の反力により元に戻ることで、掛止片16は再度拡開され、丸孔Dの内側周縁に掛止する。
すなわち、配管Dを取付け金具Bに仮止めした状態となる。
最後に締付けボルトを締め付けてしっかりと固定する。
また、配管の少なくとも2カ所以上に予め本発明の固定金具を上記手順で仮止めしておき、型鋼に適宜間隔で取付けた取付け金具にそれぞれ仮止めした後、各締付けボルトを締め付けておくこともできる。
20 第2固定部材
11 21 把持部
12 22 締着部
13 ボルト挿通孔
23 ネジ孔
14 24 掛止部
15 25 挿通片
16 26 掛止片
17 突出片
30 締付けボルト
31 ネジ軸
40 圧縮コイルバネ
A 配管
B 型鋼
C 取付け金具
D 丸孔
Claims (4)
- 長尺材を一対の固定部材で把持する長尺材固定金具であって、各固定部材は長尺材を把持する円弧状の把持部と、その一端に延設した締着部と、他端に延設し、被取付け金具の透孔に掛止する掛止部とを具備し、締付けボルトを一方の固定部材の締着部に設けたボルト挿通孔を介して、他方の固定部材の締着部に設けたネジ孔に螺着して連結すると共に、各固定部材が互いに閉じ合うように付勢する弾性材を前記締付けネジに備えたことを特徴とする長尺材固定金具。
- 前記弾性材をコイルバネとし、前記締付けボルトのネジ軸に外嵌したことを特徴とする請求項1に記載の長尺材固定金具。
- 前記コイルバネが円錐型であることを特徴とする請求項2に記載の長尺材固定金具。
- 前記固定部材のボルト挿入孔を設けた締着部の先端に他方の固定部材の締着部の先端より突出する突出片を形成したことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の長尺材固定金具。
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