JP7018275B2 - ボルト連結具 - Google Patents

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Description

本発明は、3本のボルトを連結するボルト連結具に関する。
例えば空調機器の室内機や、照明機器、ケーブルラック等の吊設機器は、吊ボルトを用いて天井スラブ等の構造体から吊設される場合がある。このような場合において、地震等に起因する吊設機器の揺れ動きを抑制するため、吊ボルトから、その両隣に位置する他の吊ボルトに対して交差姿勢で振止ボルトを配設し、これらを相互に連結して補強する場合がある。この場合、吊ボルトと2本の振止ボルトとを連結するボルト連結具が用いられる。
このようなボルト連結具の一例が、例えば特許第6009710号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1のボルト連結具は、ベース部材〔狭着体1〕と、2つの狭着部材〔斜め支持体3〕と、ベース部材に対して狭着部材をそれぞれ固定する2本の連結ボルト〔連結ボルト2〕とを備えている。そして、狭着部材とベース部材とを重ねて連結ボルトで連結することで、その連結ボルトを中心に振止ボルト〔長ボルトQ〕の角度を調整自在にするとともに、当該振止ボルトを狭着部材でベース部材に圧着固定している。これにより、吊ボルトの振れ止めを容易に行うことができると特許文献1では謳われている。
また、特許文献1のボルト連結具では、2本の連結ボルトのそれぞれに弾性部材〔コイルスプリング4〕が装着されており、この弾性部材は、ベース部材を構成する第一ベース部材〔外側狭着体1A〕と第二ベース部材〔内側狭着体1B〕とを互いに圧接付勢している。これにより、吊ボルトに対して2部材からなるベース部材を容易に仮止めすることが可能となっている。
しかし、特許文献1の弾性部材は、逆に、2つの狭着部材をベース部材から離間させるように付勢するので、ベース部材と狭着部材との間に振止ボルトを狭着固定する際には、作業者は振止ボルトをしっかりと支えながら作業を行う必要がある。このため、取付作業に手間取る可能性があり、また、そのような取付作業が高所で行われる場合には、その作業がより困難なものになる虞があった。
特許第6009710号公報
3本のボルトどうしを容易に連結することができ、しかも、容易かつ安全に取付作業を行うことができるボルト連結具の実現が望まれる。
本発明に係るボルト連結具は、
吊ボルトと第一振止ボルトと第二振止ボルトとを連結するボルト連結具であって、
前記吊ボルトに固定されるベース部材と、第一狭着部材と、第二狭着部材と、第一連結ボルトと、第二連結ボルトと、弾性部材と、を備え、
前記第一連結ボルトの締結によって前記第一狭着部材が前記第一振止ボルトを狭着する状態で前記ベース部材に固定され、
前記第二連結ボルトの締結によって前記第二狭着部材が前記第二振止ボルトを狭着する状態で前記ベース部材に固定され、
前記弾性部材が、前記ベース部材に対して前記第一狭着部材を圧接付勢し、及び/又は、前記ベース部材に対して前記第二狭着部材を圧接付勢するように、前記第一連結ボルト及び前記第二連結ボルトの少なくとも一方に装着されている。
この構成によれば、2本の振止ボルトが、対応する連結ボルトの締結によって対応する狭着部材に狭着された状態でベース部材に固定されるので、3本のボルトどうしを容易に連結することができる。また、上記の構成では、第一連結ボルト及び二連結ボルトの少なくとも一方に装着される弾性部材により、第一狭着部材に狭着された状態で第一振止ボルトがベース部材に仮止めされ、及び/又は、第二狭着部材に狭着された状態で第二振止ボルトがベース部材に仮止めされる。このため、2本の振止ボルトの狭着固定に際して、作業者は、振止ボルトをしっかりと支える必要がなく他の操作に集中して作業を行うことができる。よって、取付作業を容易に行うことができ、そのような取付作業が高所で行われる場合でも安全である。
従って、3本のボルトどうしを容易に連結することができ、しかも、容易かつ安全に取付作業を行うことができるボルト連結具を提供することができる。
以下、本発明の好適な態様について説明する。但し、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定される訳ではない。
一態様として、
前記ベース部材が、一体化状態で前記吊ボルトを狭着固定する第一ベース部材と第二ベース部材とを有し、
前記第一連結ボルト及び前記第二連結ボルトのうちの前記第一連結ボルトだけの締結によって前記第一ベース部材と前記第二ベース部材とが前記一体化状態となるように構成され、
前記弾性部材が、前記ベース部材に対して前記第一狭着部材を圧接付勢するとともに前記第一ベース部材と前記第二ベース部材とを互いに圧接付勢するように、少なくとも前記第一連結ボルトに装着されていることが好ましい。
この構成によれば、第一連結ボルトだけの締結によって第一ベース部材と第二ベース部材とが一体化状態となり、吊ボルトの狭着固定において第二連結ボルトは寄与しない。このため、第二連結ボルト及び第二狭着部材をベース部材から完全に取り外さずとも、吊ボルトに対する取付作業を行うことができる。すなわち、緩んだ状態の第一連結ボルト及び第二連結ボルトを介してベース部材(第一ベース部材及び第二ベース部材)と第一狭着部材と第二狭着部材とが仮組された状態で、それらをまとめて取り扱いながら取付作業を行うことができる。しかも、第一連結ボルトに装着された弾性部材がベース部材に対して第一狭着部材を圧接付勢するとともに第一ベース部材と第二ベース部材とを互いに圧接付勢するので、吊ボルトに対するベース部材の仮止めとベース部材に対する第一振止ボルトの仮止めとを同時に行うことができる。よって、取付作業をさらに容易かつ安全に行うことができる。
一態様として、
前記第一狭着部材及び前記第二狭着部材のうち対応する連結ボルトに前記弾性部材が装着されている狭着部材を被圧接狭着部材として、
前記被圧接狭着部材、又は、当該被圧接狭着部材とそれに対応する連結ボルトの頭部との間に、前記弾性部材を収容する弾性部材収容空間が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第一連結ボルトに弾性部材が装着される場合でも、第一狭着部材側の弾性部材収容空間に弾性部材を配置させることで、締結される第一連結ボルトによって第一狭着部材をベース部材に安定的に固定することができる。また、第二連結ボルトに弾性部材が装着される場合でも、第二狭着部材側の弾性部材収容空間に弾性部材を配置させることで、締結される第二連結ボルトによって第二狭着部材をベース部材に安定的に固定することができる。
弾性部材収容空間は、例えば以下のようにして構成することができる。
<構成例1>
前記被圧接狭着部材が、前記ベース部材に対向するベース対向部と、前記ベース対向部から前記ベース部材とは反対側に離間して配置される離間配置部と、を有し、
前記弾性部材が、前記離間配置部に形成された孔部に挿通された状態で、前記ベース対向部と前記離間配置部に当接する前記連結ボルトの頭部との間に保持され、
前記ベース対向部と前記離間配置部との間の空間により前記弾性部材収容空間が構成されている。
<構成例2>
前記第一連結ボルト及び前記第二連結ボルトの少なくとも一方に、前記弾性部材と共に受け部材が前記弾性部材よりも前記頭部側に位置する状態で装着されており、
前記被圧接狭着部材及び前記受け部材の少なくとも一方が凹状空間を有するように形成されて、当接する前記被圧接狭着部材と前記受け部材との間の前記凹状空間により前記弾性部材収容空間が構成されている。
<構成例3>
前記第一連結ボルト及び前記第二連結ボルトの少なくとも一方に、前記弾性部材と共に筒状の受け部材が前記弾性部材を外側から覆う状態で装着されており、
前記受け部材の内側空間により前記弾性部材収容空間が構成されている。
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
ボルト連結具の斜視図 ボルト連結具の断面図 ボルト連結具の取付作業中の一局面を示す断面図 ボルト連結具の取付作業中の一局面を示す断面図 ボルト連結具の取付作業中の一局面を示す断面図 ボルト連結具の取付作業中の一局面を示す断面図 別態様のボルト連結具の模式図 別態様のボルト連結具の模式図
ボルト連結具の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態のボルト連結具1は、吊ボルトPと2本の振止ボルトQ(第一振止ボルトQ1及び第二振止ボルトQ2)とを連結するための器具である。ボルト連結具1は、例えばコンクリート製の天井スラブや梁等からなる構造体に、例えば空調機器の室内機や照明機器、ケーブルラック等の吊設機器を吊り下げ支持する支持構造で用いられる。
このような支持構造では、例えば、構造体から垂設された4本の吊ボルトPが吊設機器の四隅に固定され、互いに隣り合う吊ボルトPどうしの間に、2本の振止ボルトQが互いに交差しかつ吊ボルトPに交差する姿勢で配置される。ボルト連結具1は、吊ボルトPと、その両隣に位置する2本の吊ボルトPに対してそれぞれ交差姿勢で配設される計2本の振止ボルトQとを連結する。ボルト連結具1は、互いに交差する方向に沿って配置される吊ボルトPと2本の振止ボルトQとを連結する。
図1及び図2に示すように、ボルト連結具1は、ベース部材3と、第一狭着部材5と、第二狭着部材6と、第一連結ボルト7と、第二連結ボルト8と、弾性部材9とを備えている。ベース部材3が吊ボルトPに取り付けられ、そのベース部材3に、第一連結ボルト7によって第一狭着部材5が取り付けられるとともに第二連結ボルト8によって第二狭着部材6が取り付けられている。第一連結ボルト7及び第二連結ボルト8には、弾性部材9がそれぞれ装着されている。本実施形態では、第一狭着部材5及び第二狭着部材6の両方が「被圧接狭着部材」に相当する。弾性部材9としては、コイルばねが用いられている。
ベース部材3は、吊ボルトPを保持する。本実施形態では、ベース部材3は、吊ボルトPの軸方向に沿って当該吊ボルトPを挟み込んで保持する。ベース部材3は、一体化状態で吊ボルトPを狭着固定する第一ベース部材30と第二ベース部材40とを有している。ベース部材3は、第一ベース部材30と第二ベース部材40とで吊ボルトPを狭着固定することで、当該吊ボルトPを挟み込んで保持する。
第一ベース部材30は、帯板状部材を変形L字状に屈曲形成して構成されている。第一ベース部材30は、一対の平板状の取付部(第一取付部31及び第二取付部34)を有するとともに、それらの間に湾曲部37を有する。一対の取付部の一方である第一取付部31に第二ベース部材40を介して第一狭着部材5が取り付けられ、一対の取付部の他方である第二取付部34に第二狭着部材6が取り付けられる。
第一取付部31は、第一連結ボルト7の軸部72が挿通されるボルト挿通孔32を有する。第二取付部34は、第二連結ボルト8の軸部82が挿通されるボルト挿通孔35を有する。湾曲部37は、平面視形状がおよそ90°の中心角を有する円弧状となる湾曲板部として形成されている。湾曲部37は、吊ボルトPの外面に概ね沿うように湾曲している。湾曲部37の内面には、吊ボルトPのネジ部に係止される係止突起37Aが突出形成されている。
第二ベース部材40は、第一ベース部材30のおよそ半分の大きさの帯板状部材で構成されている。第二ベース部材40は、第一ベース部材30に対して第一狭着部材5と同じ側に配置されている。第二ベース部材40は、第一取付部31に重ね合わされる平板状の重合部41と、この重合部41から連続して延びる湾曲部44とを有する。重合部41は、第一ベース部材30の第一取付部31よりも若干大きく形成されている。重合部41は、第一連結ボルト7の軸部72が挿通されるボルト挿通孔42を有する。
湾曲部44は、重合部41が第一取付部31に重ね合わされた状態で、第一ベース部材30の湾曲部37に対面するように延出している(図2を参照)。湾曲部44は、平面視形状がおよそ90°の中心角を有する円弧状となる湾曲板部として形成されている。湾曲部44は、吊ボルトPの外面に概ね沿うように湾曲している。湾曲部44の内面には、吊ボルトPのネジ部に係止される係止突起44Aが突出形成されている。
図1及び図2に示すように、第一ベース部材30と第二ベース部材40とは、ベース部材3に第一狭着部材5を取り付けるための第一連結ボルト7を利用して吊ボルトPを狭着固定する(一体化状態となる)ように構成されている。なお、ベース部材3に第二狭着部材6を取り付けるための第二連結ボルト8は、吊ボルトPを狭着固定する(一体化状態となる)ためには寄与しない。すなわち、本実施形態のボルト連結具1は、第一連結ボルト7及び第二連結ボルト8のうちの第一連結ボルト7だけの締結によって第一ベース部材30と第二ベース部材40とが一体化状態となるように構成されている。さらに本実施形態では、第一取付部31と重合部41とが重ね合わされた状態で第一連結ボルト7を締結することにより、第一ベース部材30と第二ベース部材40とが一体化状態となるように構成されている。
第一狭着部材5及び第二狭着部材6は、それぞれ振止ボルトQを狭着する状態でベース部材3の両端部に固定される。本実施形態では、ベース部材3は全体としてL字状であり、このような構成では、ベース部材3の両端部は、中央の屈曲部(湾曲部37及び湾曲部44)の位置を挟んで両側に位置する2つの部位である。具体的には、ベース部材3の両端部は、第一ベース部材30の第一取付部31と第二ベース部材40の重合部41とが重ね合わされた部位と、第一ベース部材30の第二取付部34の部位である。
第一狭着部材5は、内側狭着体51と、この内側狭着体51にヒンジ部53を介して連結された外側狭着体54とを有している。内側狭着体51は、本例ではヒンジ部53側の端部を除き平板状に形成され、ベース部材3の内面側(L字状のベース部材3の鋭角をなす方の面側)に対向するように配置される。具体的には、内側狭着体51は、第一ベース部材30の第一取付部31に内面側から対向するように配置される。内側狭着体51には、第一連結ボルト7が螺合する螺合部52が設けられている。螺合部52は、例えばボルト挿通孔を有する内側狭着体51に固定されたナットで構成されても良いし、内周面に雌ネジが切られたバーリングタップで構成されても良い。
外側狭着体54は、一方の端部がヒンジ部53に連結されている湾曲部55と、この湾曲部55の他方の端部から連続して延びるベース対向部56とを有する。湾曲部55は、第一振止ボルトQ1の外面に概ね沿う半円筒状に形成されている。湾曲部55の内面には、第一振止ボルトQ1のネジ部に係止される係止突起55Aが突出形成されている。ベース対向部56は、平板状に形成され、ベース部材3の外面側(L字状のベース部材3の鈍角をなす方の面側)に対向するように配置される。具体的には、ベース対向部56は、第二ベース部材40の重合部41に外面側から対向するように配置される。ベース対向部56には、第一連結ボルト7の軸部72が挿通されるボルト挿通孔57が形成されている。
本実施形態の第一狭着部材5は、ベース対向部56からベース部材3とは反対側に離間して配置される離間配置部58をさらに有している。離間配置部58は、ベース部材3及びベース対向部56と平行に配置されている。離間配置部58は、第一連結ボルト7が挿通されるボルト挿通孔59を有する。この離間配置部58のボルト挿通孔59は、ベース対向部56のボルト挿通孔57よりも大径に形成されている。ベース対向部56のボルト挿通孔57は第一連結ボルト7の軸部72よりも大径でかつ弾性部材9よりも小径であるのに対して、離間配置部58のボルト挿通孔59は弾性部材9よりも大径となっている。このため、図2に示すように、第一連結ボルト7の軸部72に装着される弾性部材9は、離間配置部58を貫通して、ベース対向部56と第一連結ボルト7の頭部71との間に配置される。ベース対向部56と離間配置部58との間の空間は、弾性部材9が収容される弾性部材収容空間Aとなっている。
第一狭着部材5を構成する内側狭着体51と外側狭着体54とは、第一連結ボルト7が緩んでいる状態で、ヒンジ部53の位置を支点として、第一連結ボルト7の長さに応じた制約の範囲内で開閉自在となっている(図4を参照)。内側狭着体51と外側狭着体54とを拡開させて、それらの間に、第一振止ボルトQ1をその軸方向に挿入することができる。また、その状態で内側狭着体51と外側狭着体54とを閉止させて、それらの間に第一振止ボルトQ1を狭み込むことができる。
第二狭着部材6は、第一狭着部材5と同様の構成を備えている。すなわち、第二狭着部材6は、内側狭着体61と、この内側狭着体61にヒンジ部63を介して連結された外側狭着体64とを有している。内側狭着体61には、第二連結ボルト8が螺合する螺合部62が設けられている。外側狭着体64は、第二振止ボルトQ2の外面に概ね沿う半円筒状の湾曲部65と、この湾曲部65から連続して延びる平板状のベース対向部66と、ベース対向部66から離間して配置される離間配置部68とを有する。内側狭着体61は、ベース部材3の内面側に対向するように配置され、外側狭着体64のベース対向部66は、ベース部材3の外面側に対向するように配置される。具体的には、内側狭着体61は、第一ベース部材30の第二取付部34に内面側から対向するように配置され、ベース対向部66は、第二取付部34に外面側から対向するように配置される。湾曲部65の内面には、第二振止ボルトQ2のネジ部に係止される係止突起65Aが突出形成されている。
離間配置部68のボルト挿通孔69は、ベース対向部66のボルト挿通孔67よりも大径に形成されている。第二連結ボルト8の軸部82に装着される弾性部材9は、離間配置部68を貫通して、ベース対向部66と第二連結ボルト8の頭部81との間に配置されている。ベース対向部66と離間配置部68との間の空間は、第二連結ボルト8に装着される弾性部材9が収容される弾性部材収容空間Aとなっている。
第二狭着部材6を構成する内側狭着体61と外側狭着体64とは、第二連結ボルト8が緩んでいる状態で、ヒンジ部63の位置を支点として、第二連結ボルト8の長さに応じた制約の範囲内で開閉自在となっている(図5を参照)。内側狭着体61と外側狭着体64とを拡開させて、それらの間に、第二振止ボルトQ2をその軸方向に挿入することができる。また、その状態で内側狭着体61と外側狭着体64とを閉止させて、それらの間に第二振止ボルトQ2を狭み込むことができる。
第一連結ボルト7は、ベース部材3(本例では第一取付部31と重合部41とが重なっている部位)に第一狭着部材5を取り付ける。第一狭着部材5の湾曲部55に第一振止ボルトQ1が収容され、かつ、内側狭着体51とベース対向部56とで第一取付部31及び重合部41を内外両側から挟んだ状態で、第一連結ボルト7の軸部72がボルト挿通孔59,57,42,32に挿通される。そして、その状態で、第一連結ボルト7の軸部72が、内側狭着体51に形成された螺合部52に螺合する。
第一連結ボルト7の締結により、第一狭着部材5の内側狭着体51と外側狭着体54を介して、第一ベース部材30と第二ベース部材40とが圧接されて一体化状態となる。こうして、第一連結ボルト7の締結によって第一ベース部材30と第二ベース部材40とが一体化状態となり、この一体化状態で、第一ベース部材30の湾曲部37と第二ベース部材40の湾曲部44との間に吊ボルトPが狭着固定される。このとき、湾曲部37,44にそれぞれ形成された係止突起37A,44Aが吊ボルトPのネジ部に係止することによって、吊ボルトPに対するベース部材3の軸ズレが抑制される。
また、第一連結ボルト7の締結により、第一狭着部材5が第一振止ボルトQ1を狭着する状態でベース部材3に固定される。その際、第一連結ボルト7は、緩止めされた状態では枢支軸としても機能する。こうして、第一狭着部材5は、第一連結ボルト7により、ベース部材3に対して相対変位可能に連結され、かつ、第一振止ボルトQ1を挟み込んで保持する。
このような構成では、第一連結ボルト7を中心に第一振止ボルトQ1の角度が調整自在であるとともに、第一連結ボルト7の締結によって第一振止ボルトQ1が第一狭着部材5で圧着固定される。このとき、湾曲部55に形成された係止突起55Aが第一振止ボルトQ1のネジ部に係止することによって、第一狭着部材5に対する第一振止ボルトQ1の軸ズレが抑制される。
第二連結ボルト8は、ベース部材3(本例では第二取付部34)に第二狭着部材6を取り付ける。第二狭着部材6の湾曲部65に第二振止ボルトQ2が収容され、かつ、内側狭着体61とベース対向部66とで第二取付部34を内外両側から挟んだ状態で、第二連結ボルト8の軸部82がボルト挿通孔69,67,35に挿通される。そして、その状態で、第二連結ボルト8の軸部82が、内側狭着体61に形成された螺合部62に螺合する。第二連結ボルト8の締結により、第二狭着部材6が第二振止ボルトQ2を狭着する状態でベース部材3に固定される。その際、第二連結ボルト8は、緩止めされた状態では枢支軸としても機能する。こうして、第二狭着部材6は、第二連結ボルト8により、ベース部材3に対して相対変位可能に連結され、かつ、第二振止ボルトQ2を挟み込んで保持する。
このような構成では、第二連結ボルト8を中心に第二振止ボルトQ2の角度が調整自在であるとともに、第二連結ボルト8の締結によって第二振止ボルトQ2が第二狭着部材6で圧着固定される。このとき、湾曲部65に形成された係止突起65Aが第二振止ボルトQ2のネジ部に係止することによって、第二狭着部材6に対する第二振止ボルトQ2の軸ズレが抑制される。
なお、第二連結ボルト8は、第二狭着部材6をベース部材3に取り付けるだけであり、第一連結ボルト7とは異なり、上述したように第一ベース部材30と第二ベース部材40とを一体化させるためには寄与しない。
本実施形態のボルト連結具1は、ベース部材3(第一ベース部材30及び第二ベース部材40)、第一狭着部材5、第二狭着部材6、第一連結ボルト7、第二連結ボルト8、及び弾性部材9の全てが仮組された状態(仮組状態)で施工することができる。図3に示すように、第一ベース部材30を挟むように第二狭着部材6を配置した状態で弾性部材9が装着された第二連結ボルト8を緩止めするとともに、第一ベース部材30及び第二ベース部材40を挟むように第一狭着部材5を配置した状態で弾性部材9が装着された第一連結ボルト7を緩止めする。この仮組状態では、第一ベース部材30と第二ベース部材40とは、第一連結ボルト7により、吊ボルトPの配置予定位置である湾曲部37,44どうしの間の空間に対して、ベース部材3の延在方向の一方側でのみ係止された状態となっている。なお、ベース部材3の延在方向は、本実施形態では、第一ベース部材30における第一取付部31から湾曲部37を経て第二取付部34へと向かう方向である。
この仮組状態で、第二ベース部材40を介して第一連結ボルト7側の弾性部材9を圧縮変形するように押圧して、第一ベース部材30と第二ベース部材40とを拡開させる(図4を参照)。そして、それにより生じる隙間を通って、第一ベース部材30と第二ベース部材40との間に吊ボルトPを径方向にスライド移動させて挿入させる(※実際にはボルト連結具1側を動かして上記のように相対移動させる)。
その後、外部からの押圧を解除すると、図5に示すように、第一連結ボルト7に装着されている弾性部材9は、第一狭着部材5の内側狭着体51と外側狭着体54とを閉塞させるように圧接付勢する。そして、弾性部材9は、第一狭着部材5の内側狭着体51及び外側狭着体54を介して第一ベース部材30と第二ベース部材40とを圧接付勢し、吊ボルトPを挟み込む状態で第一ベース部材30と第二ベース部材40とを仮止めする。
次に、吊ボルトPにベース部材3(第一ベース部材30及び第二ベース部材40)を仮止めしている状態で、第二連結ボルト8側の弾性部材9を圧縮変形するように押圧して、第二狭着部材6の内側狭着体61と外側狭着体64とを拡開させる。そして、それにより拡大する隙間を通って、内側狭着体61と外側狭着体64との間に第二振止ボルトQ2を軸方向にスライド移動させて挿入させる。
その後、外部からの押圧を解除すると、図6に示すように、第二連結ボルト8に装着されている弾性部材9は、第二狭着部材6の内側狭着体61と外側狭着体64とを閉塞させるように圧接付勢する。そして、弾性部材9は、第二狭着部材6の内側狭着体61と外側狭着体64との間に第二振止ボルトQ2を挟んで仮止めする。第一狭着部材5側に関しても同様に操作して、第一狭着部材5の内側狭着体51と外側狭着体54との間に第一振止ボルトQ1を挟んで仮止めする。
このようにして、吊ボルトPに対するベース部材3の仮止めと、ベース部材3に対する2本の振止ボルトQの仮止めとを同時に行うことができる。
最後に、第一連結ボルト7及び第二連結ボルト8を締結する(図2を参照)。2本の振止ボルトQが、対応する連結ボルト7,8の締結によって対応する狭着部材5,6に狭着固定され、合わせてベース部材3に固定されるので、互いに交差する3本のボルトどうしを容易に連結することができる。
また、ボルト連結具1を構成する全ての部品が仮組された状態で、それらをまとめて取り扱いながら取付作業を行うことができる。しかも、上述したように吊ボルトPにベース部材3が仮止めされ、かつ、ベース部材3に2本の振止ボルトQが仮止めされた状態で、取付作業を容易に行うことができ、高所作業であっても安全である。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、連結ボルト7,8に装着される弾性部材9としてコイルばねを用いる構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、弾性部材9として、例えばゴム、エラストマー、又はウレタン等で構成され、所定形状(例えば円筒状や、ボルト挿通孔を有する直方体状等)に形成されたものを用いても良い。
(2)上記の実施形態では、狭着部材5,6に弾性部材収容空間Aが形成され、弾性部材9がベース対向部56,61と連結ボルト7,8の頭部71,81との間に配置されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、弾性部材9が、例えば狭着部材5,6の外側において当該狭着部材5,6と連結ボルト7,8の頭部71,81との間に配置されても良い。
(3)上記の実施形態では、狭着部材5,6に弾性部材収容空間Aが形成されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、弾性部材収容空間Aは、狭着部材5,6とそれに対応する連結ボルト7,8の頭部71,81との間に何らかの形態で設けられれば良い。例えば図7に示すように、第一狭着部材5に凹状空間Cを形成し、この凹状空間Cにより弾性部材収容空間Aが構成されても良い。この場合、第一連結ボルト7には、受け部材10が、弾性部材9と共に、当該弾性部材9よりも第一連結ボルト7の頭部71側に位置する状態で装着されると良い。受け部材10は、例えばワッシャー等であって良い。このような構成において、受け部材10に凹状空間Cが形成されても良いし、第一狭着部材5及び受け部材10の両方に凹状空間Cが形成されても良い。第二狭着部材6に関しても同様である。或いは、例えば図8に示すように、受け部材10が弾性部材9を外側から覆う筒状(例えば円筒状)に形成されて、受け部材10の内側空間Iにより弾性部材収容空間Aが構成されても良い。
(4)上記の実施形態では、第一連結ボルト7及び第二連結ボルト8の両方に弾性部材9が装着されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第一連結ボルト7及び第二連結ボルト8のうちの一方だけに弾性部材9が装着されても良い。この場合において、上記の実施形態のように第一連結ボルト7だけの締結によって第一ベース部材30と第二ベース部材40とが一体化状態となる場合には、当該一体化に寄与する方の第一連結ボルト7に弾性部材9が装着されることが好ましい。この場合、第一狭着部材5だけが「被圧接狭着部材」に相当する。もちろん、第二連結ボルト8だけに弾性部材9が装着されても良く、その場合、第二狭着部材6だけが「被圧接狭着部材」に相当する。
(5)上記の実施形態では、ベース部材3を構成する第一ベース部材30と第二ベース部材40とが、第一連結ボルト7だけの締結によって一体化状態となって吊ボルトPに固定される構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第一ベース部材30と第二ベース部材40とが、第一連結ボルト7と第二連結ボルト8の両方の締結によって一体化状態となって吊ボルトPに固定されても良い。
(6)上記の実施形態では、第一狭着部材5を構成する内側狭着体51と外側狭着体54とがヒンジ部53を介して連結されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば内側狭着体51と外側狭着体54とが薄板部を介して連結されても良い。内側狭着体51と外側狭着体54とが開閉しやすい構造であれば、いかなる構造を採用しても良い。第二狭着部材6に関しても同様である。
(7)上記の実施形態では、第一狭着部材5を構成する内側狭着体51と外側狭着体54とが第一ベース部材30及び第二ベース部材40を挟み込む構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば第一ベース部材30→内側狭着体51→第二ベース部材40→外側狭着体54の順に重ね合わされても良い。
(8)上記の実施形態では、ボルト連結具1を、吊ボルトPと交差する2つの平面に沿ってそれぞれ配置される2本の振止ボルトQとを連結するために用いることを主に想定して説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、吊り下げ支持対象の吊設機器が例えばケーブルラック等のような長尺物である場合等に、交差姿勢で同一平面状に配置される吊ボルトPと2本の振止ボルトQとを連結するためにボルト連結具が用いられても良い。
(9)上述した各実施形態(上記の実施形態及びその他の実施形態を含む;以下同様)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
1 ボルト連結具
3 ベース部材
5 第一狭着部材
6 第二狭着部材
7 第一連結ボルト
8 第二連結ボルト
9 弾性部材
30 第一ベース部材
40 第二ベース部材
71 頭部
81 頭部
P 吊ボルト
Q1 第一振止ボルト
Q2 第二振止ボルト
A 弾性部材収容空間

Claims (7)

  1. 吊ボルトと第一振止ボルトと第二振止ボルトとを連結するボルト連結具であって、
    前記吊ボルトに固定されるベース部材と、第一狭着部材と、第二狭着部材と、第一連結ボルトと、第二連結ボルトと、弾性部材と、を備え、
    前記第一狭着部材及び前記第二狭着部材は、それぞれ、
    前記ベース部材の一面側に配置される内側狭着体と、
    前記内側狭着体に連設され、前記ベース部材の他面側に配置される外側狭着体と、を有し、
    前記第一連結ボルトの締結によって前記第一狭着部材が、当該第一狭着部材の前記内側狭着体と前記外側狭着体との間に前記第一振止ボルトを狭着する状態で前記ベース部材に固定され、
    前記第二連結ボルトの締結によって前記第二狭着部材が、当該第二狭着部材の前記内側狭着体と前記外側狭着体との間に前記第二振止ボルトを狭着する状態で前記ベース部材に固定され、
    前記弾性部材が、前記ベース部材に対して前記第一狭着部材を圧接付勢し、及び/又は、前記ベース部材に対して前記第二狭着部材を圧接付勢するように、前記第一連結ボルト及び前記第二連結ボルトの少なくとも一方に装着されており、
    前記ベース部材が、一体化状態で前記吊ボルトを狭着固定する第一ベース部材と第二ベース部材とを有し、
    前記第一連結ボルト及び前記第二連結ボルトのうちの前記第一連結ボルトだけの締結によって前記第一ベース部材と前記第二ベース部材とが前記一体化状態となるように構成され、
    前記弾性部材が、前記ベース部材に対して前記第一狭着部材を圧接付勢するとともに前記第一ベース部材と前記第二ベース部材とを互いに圧接付勢するように、少なくとも前記第一連結ボルトに装着されているボルト連結具。
  2. 吊ボルトと第一振止ボルトと第二振止ボルトとを連結するボルト連結具であって、
    前記吊ボルトに固定されるベース部材と、第一狭着部材と、第二狭着部材と、第一連結ボルトと、第二連結ボルトと、弾性部材と、を備え、
    前記第一連結ボルトの締結によって前記第一狭着部材が前記第一振止ボルトを狭着する状態で前記ベース部材に固定され、
    前記第二連結ボルトの締結によって前記第二狭着部材が前記第二振止ボルトを狭着する状態で前記ベース部材に固定され、
    前記弾性部材が、前記ベース部材に対して前記第一狭着部材を圧接付勢し、及び/又は、前記ベース部材に対して前記第二狭着部材を圧接付勢するように、前記第一連結ボルト及び前記第二連結ボルトの少なくとも一方に装着されており、
    前記ベース部材が、一体化状態で前記吊ボルトを狭着固定する第一ベース部材と第二ベース部材とを有し、
    前記第一連結ボルト及び前記第二連結ボルトのうちの前記第一連結ボルトだけの締結によって前記第一ベース部材と前記第二ベース部材とが前記一体化状態となるように構成され、
    前記弾性部材が、前記ベース部材に対して前記第一狭着部材を圧接付勢するとともに前記第一ベース部材と前記第二ベース部材とを互いに圧接付勢するように、少なくとも前記第一連結ボルトに装着されているボルト連結具。
  3. 前記第一狭着部材及び前記第二狭着部材のうち対応する連結ボルトに前記弾性部材が装着されている狭着部材を被圧接狭着部材として、
    前記被圧接狭着部材における対向する二つの部分の間、又は、当該被圧接狭着部材とそれに対応する連結ボルトの頭部との間に、前記弾性部材を収容する弾性部材収容空間が設けられている請求項1または2に記載のボルト連結具。
  4. 吊ボルトと第一振止ボルトと第二振止ボルトとを連結するボルト連結具であって、
    前記吊ボルトに固定されるベース部材と、第一狭着部材と、第二狭着部材と、第一連結ボルトと、第二連結ボルトと、弾性部材と、を備え、
    前記第一狭着部材及び前記第二狭着部材は、それぞれ、
    前記ベース部材の一面側に配置される内側狭着体と、
    前記内側狭着体に連設され、前記ベース部材の他面側に配置される外側狭着体と、を有し、
    前記第一連結ボルトの締結によって前記第一狭着部材が、当該第一狭着部材の前記内側狭着体と前記外側狭着体との間に前記第一振止ボルトを狭着する状態で前記ベース部材に固定され、
    前記第二連結ボルトの締結によって前記第二狭着部材が、当該第二狭着部材の前記内側狭着体と前記外側狭着体との間に前記第二振止ボルトを狭着する状態で前記ベース部材に固定され、
    前記弾性部材が、前記ベース部材に対して前記第一狭着部材を圧接付勢し、及び/又は、前記ベース部材に対して前記第二狭着部材を圧接付勢するように、前記第一連結ボルト及び前記第二連結ボルトの少なくとも一方に装着されており、
    前記第一狭着部材及び前記第二狭着部材のうち対応する連結ボルトに前記弾性部材が装着されている狭着部材を被圧接狭着部材として、
    前記被圧接狭着部材における対向する二つの部分の間、又は、当該被圧接狭着部材とそれに対応する連結ボルトの頭部との間に、前記弾性部材を収容する弾性部材収容空間が設けられているボルト連結具。
  5. 前記被圧接狭着部材が、前記対向する二つの部分として、前記ベース部材に対向するベース対向部と、前記ベース対向部から前記ベース部材とは反対側に離間して配置される離間配置部と、を有し、
    前記弾性部材が、前記離間配置部に形成された孔部に挿通された状態で、前記ベース対向部と前記離間配置部に当接する前記連結ボルトの頭部との間に保持され、
    前記ベース対向部と前記離間配置部との間の空間により前記弾性部材収容空間が構成されている請求項3または4に記載のボルト連結具。
  6. 前記第一連結ボルト及び前記第二連結ボルトの少なくとも一方に、前記弾性部材と共に受け部材が前記弾性部材よりも前記頭部側に位置する状態で装着されており、
    前記被圧接狭着部材及び前記受け部材の少なくとも一方が凹状空間を有するように形成されて、当接する前記被圧接狭着部材と前記受け部材との間の前記凹状空間により前記弾性部材収容空間が構成されている請求項3または4に記載のボルト連結具。
  7. 前記第一連結ボルト及び前記第二連結ボルトの少なくとも一方に、前記弾性部材と共に筒状の受け部材が前記弾性部材を外側から覆う状態で装着されており、
    前記被圧接狭着部材とそれに対応する連結ボルトの頭部との間に配置される前記受け部材の内側空間により前記弾性部材収容空間が構成されている請求項3または4に記載のボルト連結具。
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