JP5818833B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置では、メモリセルの微細化に対応するため、メモリセルに強誘電体トランジスタ(FeFET)を用いたものがある。この強誘電体トランジスタでは、強誘電体膜の分極方向を反転させることでデータを記憶することができる。
特開2010−219455号公報
本発明の一つの実施形態は、強誘電体膜がゲート絶縁膜に設けられたメモリセルの周辺回路の製造工程を効率化することが可能な半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの実施形態によれば、メモリセルと、ワード線と、周辺回路とが設けられている。メモリセルは、強誘電体膜がゲート絶縁膜に設けられている。ワード線は、前記メモリセルの制御ゲート電極に接続されている。周辺回路は、前記強誘電体膜がゲート絶縁膜に設けられ、前記メモリセルの周辺に設けられている。ここで、前記周辺回路の同一導電型トランジスタ間で、前記ワード線を駆動する駆動電圧が印加されるトランジスタのチャネル不純物濃度が、前記駆動電圧よりも低い電圧が印加されるトランジスタのチャネル不純物濃度と異なる。
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、図1の半導体記憶装置のブロックの概略構成を示す回路図である。 図3(a)は、図1の半導体記憶装置のセルトランジスタの一例を示す断面図、図3(b)は、図1の半導体記憶装置のセルトランジスタのその他の例を示す断面図である。 図4(a)は、図1の半導体記憶装置の書き込み電圧印加方法を示す断面図、図4(b)は、図1の半導体記憶装置の消去電圧印加方法を示す断面図である。 図5は、図1のワード線ドライバに用いられるレベルコンバータの概略構成を示す回路図である。 図6は、第2実施形態に係る半導体記憶装置のワード線ドライバに用いられるレベルコンバータの概略構成を示す回路図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態に係る半導体記憶装置を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、この半導体記憶装置には、メモリセルアレイ1、ロウ選択回路2、ウェル電位設定回路3、ソース電位設定回路4、カラム選択回路5、データ入出力バッファ6、制御回路7、センスアンプ回路8およびワード線ドライバ9が設けられている。なお、ロウ選択回路2、ウェル電位設定回路3、ソース電位設定回路4、カラム選択回路5、データ入出力バッファ6、制御回路7、センスアンプ回路8およびワード線ドライバ9は、メモリセルアレイ1の周辺回路を構成することができる。これらの周辺回路には、強誘電体膜がゲート絶縁膜に設けられたトランジスタが設けられている。
メモリセルアレイ1には、データを記憶するメモリセルがロウ方向およびカラム方向にマトリックス状に配置されている。なお、メモリセルは、強誘電体膜がゲート絶縁膜に設けられたセルトランジスタを用いることができる。このセルトランジスタの制御ゲート電極にはワード線を接続することができる。なお、1個のメモリセルは、1ビット分のデータを記憶するようにしてもよいし、2ビット以上のデータが記憶できるように多値化されていてもよい。
ここで、メモリセルアレイ1は、n(nは正の整数)個のブロックB1〜Bnに分割されている。なお、各ブロックB1〜Bnは、NANDセルユニットをロウ方向に複数配列して構成することができる。
また、ロウ選択回路2は、メモリセルの読み書き消去動作時において、メモリセルアレイ1のロウ方向のメモリセルを選択することができる。ワード線ドライバ9は、メモリセルの読み書き消去動作時において、昇圧電圧を出力してワード線を駆動することができる。ウェル電位設定回路3は、メモリセルの読み書き消去動作時において、メモリセルアレイ1のウェル電位を設定することができる。ソース電位設定回路4は、メモリセルの読み書き消去動作時において、メモリセルアレイ1のソース電位を設定することができる。カラム選択回路5は、メモリセルの読み書き消去動作時において、メモリセルアレイ1のカラム方向のメモリセルを選択することができる。センスアンプ回路8は、メモリセルから読み出されたデータをカラムごとに判別することができる。データ入出力バッファ6は、外部から受け取ったコマンドやアドレスを制御回路7に送ったり、センスアンプ回路8と外部との間でデータの授受を行ったりすることができる。制御回路7は、コマンドおよびアドレスに基づいて、ロウ選択回路2、ウェル電位設定回路3、ソース電位設定回路4およびカラム選択回路5の動作を制御することができる。
ここで、メモリセルアレイ1の周辺回路の同一導電型トランジスタにおいて、ワード線を駆動する駆動電圧(昇圧電圧)が印加されるトランジスタのチャネル不純物濃度は、その駆動電圧よりも低い電圧が印加されるトランジスタのチャネル不純物濃度と異なるようにすることができる。例えば、ワード線ドライバ9に用いられるP型トランジスタのチャネル不純物濃度は、ワード線ドライバ9以外の周辺回路に用いられるP型トランジスタのチャネル不純物濃度よりも高くすることができる。
あるいは、ワード線ドライバ9に用いられるP型トランジスタのチャネル不純物濃度がワード線ドライバ9以外の周辺回路に用いられるP型トランジスタのチャネル不純物濃度よりも高く、かつワード線ドライバ9に用いられるN型トランジスタのチャネル不純物濃度がワード線ドライバ9以外の周辺回路に用いられるN型トランジスタのチャネル不純物濃度よりも低くてもよい。
あるいは、ワード線ドライバ9以外の周辺回路に用いられるN型トランジスタのチャネル不純物濃度は、メモリセルに用いられるセルトランジスタのチャネル不純物濃度よりも高くてもよい。
あるいは、ワード線ドライバ9に用いられるN型トランジスタのチャネル不純物濃度は、メモリセルに用いられるセルトランジスタのチャネル不純物濃度よりも低くてもよい。
図2は、図1の半導体記憶装置のブロックの概略構成を示す回路図である。
図2において、各ブロックB1〜Bnには、h(hは正の整数)本のワード線WL1〜WLh、セレクトゲート線SGD、SGSおよびソース線SCEが設けられている。また、各ブロックB1〜Bnには、m(mは正の整数)本のビット線BL1〜BLmが共通に設けられている。
そして、各ブロックB1〜Bnには、m個のNANDセルユニットNU1〜NUmが設けられ、NANDセルユニットNU1〜NUmはビット線BL1〜BLmにそれぞれ接続されている。
ここで、NANDセルユニットNU1〜NUmには、セルトランジスタMT1〜MThおよびセレクトトランジスタMS1、MS2がそれぞれ設けられている。なお、メモリセルアレイ1の1個のメモリセルは、1個のセルトランジスタにて構成することができる。そして、セルトランジスタMT1〜MThが直列に接続されることでNANDストリングが構成され、そのNANDストリングの両端にセレクトトランジスタMS1、MS2が接続されることで各NANDセルユニットNU1〜NUmが構成されている。
そして、各NANDセルユニットNU1〜NUmにおいて、セルトランジスタMT1〜MThの制御ゲート電極には、ワード線WL1〜WLhがそれぞれ接続されている。また、各NANDセルユニットNU1〜NUmにおいて、セルトランジスタMT1〜MThからなるNANDストリングの一端は、セレクトトランジスタMS1を介してビット線BL1〜BLmにそれぞれ接続され、NANDストリングの他端は、セレクトトランジスタMS2を介してソース線SCEに接続されている。セレクトトランジスタMS1の制御ゲート電極にはセレクトゲート線SGDが接続され、セレクトトランジスタMS2の制御ゲート電極にはセレクトゲート線SGSが接続されている。
図3(a)は、図1の半導体記憶装置のセルトランジスタの一例を示す断面図、図3(b)は、図1の半導体記憶装置のセルトランジスタのその他の例を示す断面図である。
図3(a)において、ウェル31上には強誘電体膜34を介して制御ゲート電極35が設けられている。また、ウェル31には、制御ゲート電極35の両側に配置されたソース層33およびドレイン層32が設けられている。なお、ウェル31は、例えば、Si、Ge、SiGe、SiC、SiSn、PbS、GaAs、InP、GaP、GaNまたはZnSeなどの半導体を用いることができる。また、ウェル31はP型、ソース層33およびドレイン層32はN型に形成することができる。強誘電体膜34は、例えば、HfOなどを用いることができる。このHfOには2〜3モル%のSiを添加してもよい。制御ゲート電極35は、例えば、多結晶シリコンなどを用いることができる。
また、図3(b)において、ウェル41上には界面絶縁膜44、強誘電体膜45およびバリアメタル膜46を順次介して制御ゲート電極47が設けられている。また、ウェル41には、制御ゲート電極47の両側に配置されたソース層43およびドレイン層42が設けられている。なお、ウェル41は、例えば、Si、Ge、SiGe、SiC、SiSn、PbS、GaAs、InP、GaP、GaNまたはZnSeなどの半導体を用いることができる。界面絶縁膜44は、例えば、SiOなどを用いることができる。強誘電体膜45は、例えば、HfOなどを用いることができる。このHfOには2〜3モル%のSiを添加してもよい。バリアメタル膜46は、例えば、TiNなどを用いることができる。制御ゲート電極47は、例えば、多結晶シリコンなどを用いることができる。
なお、以下の説明では、図3(a)のセルトランジスタを例にとって説明する。また、セルトランジスタの閾値を低い値から高い値に移行させることを書き込み動作と称し、セルトランジスタの閾値を高い値から低い値に移行させることを消去動作と称する。また、メモリセルに‘0’が記憶されている時は閾値が低い状態、メモリセルに‘1’が記憶されている時は閾値が高い状態とする。
図4(a)は、図1の半導体記憶装置の書き込み電圧印加方法を示す断面図、図4(b)は、図1の半導体記憶装置の消去電圧印加方法を示す断面図である。
図4(a)において、書き込み動作では、ブロックB1〜Bnのワード線WL1〜WLhに0Vを印加し、メモリセルアレイ1のウェル電位を書き込み電圧Vpp(例えば、6V)に設定する。なお、ソース層33およびドレイン層32は書き込み電圧Vppに設定することができる。この時、強誘電体膜34にはチャネル側が正、制御ゲート電極35側が負になるように高電圧がかかる。このため、チャネル側が負、制御ゲート電極35側が正になるように強誘電体膜34に分極が発生し、セルトランジスタの閾値が上昇する。
なお、図4(a)の方法では、書き込み動作を実行するために、メモリセルのウェル31、ソース層33およびドレイン層32に書き込み電圧Vppを印加し、制御ゲート電極35に0Vを印加する方法について説明したが、メモリセルのウェル31、ソース層33およびドレイン層32に0Vを印加し、制御ゲート電極35に−Vppを印加するようにしてもよい。
図4(b)において、消去動作では、選択ワード線に消去電圧Ve(例えば、6V)を印加し、選択ビット線に0Vを印加する。非選択ワード線には選択セルを含むNANDストリングの非選択セルをオンさせるのに十分な電圧を印加し、非選択ビット線には消去禁止電圧Vfe(例えば、1V)を印加する。また、セレクトゲート線SGDには、セレクトトランジスタMS1がオンし、セレクトゲート線SGSには、セレクトトランジスタMS2をオフする電圧を印加する。
すると、選択ビット線に印加された0Vの電圧は、セレクトトランジスタMS1および非選択セルを介して選択セルに転送され、ウェル31、ソース層33およびドレイン層32が0Vに設定される。この時、選択ワード線に消去電圧Veが印加されているため、強誘電体膜34にはチャネル側が負、制御ゲート電極35側が正になるように高電圧がかかる。このため、チャネル側が正、制御ゲート電極35側が負になるように強誘電体膜34に分極が発生し、セルトランジスタの閾値が下降する。
一方、非選択ビット線に接続されたNANDセルでは、消去禁止電圧Vfeが非選択ビット線に印加されているので、セレクトトランジスタMS1がオフする。その結果、非選択ビット線に接続されたNANDセルのセルトランジスタMT1〜MThはフローティング状態になり、選択ワード線に印加された消去電圧Veに追従するように、選択ワード線に接続された非選択セルのチャネルの電位が上昇する(セルフブースト)。このため、選択ワード線に接続された非選択セルでは、強誘電体膜34にかかる電圧が低下し、強誘電体膜34の分極が変化しないようにすることができる。
図5は、図1のワード線ドライバに用いられるレベルコンバータの概略構成を示す回路図である。
図5において、ワード線ドライバ9には電源電位VDDを昇圧電圧(書き込み電圧Vpp)に変換するレベルコンバータが設けられている。このレベルコンバータには、インバータV1、P型トランジスタP2、P3およびN型トランジスタN2、N3が設けられている。インバータV1には、P型トランジスタP1およびN型トランジスタN1が設けられている。
P型トランジスタP1およびN型トランジスタN1は互いに直列に接続されている。P型トランジスタP1のソースは電源電位VDDに接続され、N型トランジスタN1のソースは接地電位GNDに接続されている。P型トランジスタP1のゲートおよびN型トランジスタN1のゲートには、ワード線選択信号Aが入力される。なお、電源電位VDDは、例えば、1.2Vに設定することができる。ワード線選択信号Aは、例えば、0Vと1.2Vとの間を遷移することができる。
P型トランジスタP2およびN型トランジスタN2はノードY1を介して互いに直列に接続され、P型トランジスタP3およびN型トランジスタN3はノードY2を介して互いに直列に接続されている。P型トランジスタP2、P3のソースには書き込み電圧Vppが印加され、N型トランジスタN2、N3のソースは接地電位GNDに接続されている。P型トランジスタP2のゲートはノードY2に接続され、P型トランジスタP3のゲートはノードY1に接続されている。N型トランジスタN2のゲートには、ワード線選択信号Aが入力され、N型トランジスタN3のゲートには、インバータV1の出力が入力される。ノードY2はワード線に接続され、ワード線にはワード線駆動信号Bが出力される。なお、書き込み電圧Vppは、例えば、0Vと6Vとの間を遷移することができる。
ここで、P型トランジスタP1〜P3およびN型トランジスタN1〜N3のゲート絶縁膜には強誘電体膜が設けられている。これらのP型トランジスタP1〜P3およびN型トランジスタN1〜N3は、図2のセルトランジスタMT1〜MThと同一構造とすることができる。例えば、これらのP型トランジスタP1〜P3およびN型トランジスタN1〜N3は、図3(a)の構成であってもよいし、図3(b)の構成であってもよい。
また、P型トランジスタP2、P3のチャネル不純物濃度は、ワード線ドライバ9以外の周辺回路のP型トランジスタのチャネル不純物濃度より高くすることができる。
そして、書き込み時において、書き込み電圧Vppは例えば、6Vに立ち上がる。そして、非選択ワード線ではワード線選択信号Aは0Vに設定され、N型トランジスタN2のゲートに0Vが印加される。また、ワード線選択信号AがインバータV1を介してN型トランジスタN3のゲートに入力されることで、N型トランジスタN3のゲートに1.2Vが印加される。このため、N型トランジスタN2がオフ、N型トランジスタN3がオンし、ノードY2の電位が0Vに設定されることで、P型トランジスタP2がオンする。P型トランジスタP2がオンすると、ノードY1の電位が6Vに設定されることで、P型トランジスタP3がオフする。このため、ワード線駆動信号Bは0Vとなり、非選択ワード線に0Vが印加される。
一方、選択ワード線ではワード線選択信号Aは例えば、1.2Vに設定され、N型トランジスタN2のゲートに1.2Vが印加される。また、ワード線選択信号AがインバータV1を介してN型トランジスタN3のゲートに入力されることで、N型トランジスタN3のゲートに0Vが印加される。このため、N型トランジスタN2がオン、N型トランジスタN3がオフし、ノードY1の電位が0Vに設定されることで、P型トランジスタP3がオンする。P型トランジスタP3がオンすると、ノードY2の電位が6Vに設定されることで、P型トランジスタP2がオフする。このため、ワード線駆動信号Bは6Vとなり、選択ワード線に6Vが印加される。
この時、P型トランジスタP2、P3では、ウェル31と制御ゲート電極35との間に6Vがかかり、チャネル側が正、制御ゲート電極35側が負になるように強誘電体膜34に分極が発生し、P型トランジスタP2、P3の閾値が浅くなる。そして、ウェル31と制御ゲート電極35との間には、この時と逆方向に6Vの電圧がかかることはないので、P型トランジスタP2、P3の閾値が一旦浅くなると、その閾値を安定して維持する。ここで、ワード線ドライバ9以外の周辺回路のP型トランジスタのチャネル不純物濃度よりも、P型トランジスタP2、P3のチャネル不純物濃度を高くすることにより、強誘電体膜34の分極にてP型トランジスタP2、P3の閾値が浅くなった分を緩和することができる。このため、メモリセルアレイ1と周辺回路とで同一構造のトランジスタを用いることができ、メモリセルアレイ1と周辺回路とでトランジスタを作り分ける工程が削減されることから、製造工程を効率化することが可能となる。なお、ワード線ドライバ9以外の周辺回路のP型トランジスタのチャネル不純物濃度に対するP型トランジスタP2、P3のチャネル不純物濃度の変化分は、P型トランジスタP2、P3の分極による閾値変動がキャンセルされるように設定することが好ましい。
また、P型トランジスタP2、P3のチャネル不純物濃度は、ワード線ドライバ9以外の周辺回路のP型トランジスタのチャネル不純物濃度より高く、かつN型トランジスタN2、N3のチャネル不純物濃度は、ワード線ドライバ9以外の周辺回路に用いられるN型トランジスタのチャネル不純物濃度より低くてもよい。
ここで、N型トランジスタN2、N3では、ウェル31と制御ゲート電極35との間に6Vの電圧がかかることはない。ただし、N型トランジスタN2、N3の制御ゲート電極35に0V、ドレイン層32に6Vの電圧がかかることがある。この時、N型トランジスタN2、N3の制御ゲート電極35とドレイン層32とのオーバラップが大きいと、その部分の強誘電体膜34に6Vの電圧がかかり、それをトリガーとして強誘電体膜34の分極が一方向に揃うと、N型トランジスタN2、N3の閾値がシフトする。このため、ワード線ドライバ9以外の周辺回路に用いられるN型トランジスタのチャネル不純物濃度よりも、N型トランジスタN2、N3のチャネル不純物濃度を低くすることにより、強誘電体膜34の分極によるN型トランジスタN2、N3の閾値のシフト分を緩和することができる。
また、ワード線ドライバ9以外の周辺回路に用いられるN型トランジスタのチャネル不純物濃度は、セルトランジスタMT1〜MThのチャネル不純物濃度より高くてもよい。
ここで、セルトランジスタMT1〜MThでは、0Vを挟んで対称になるように書き込み時の閾値と消去時の閾値とが設定される。このため、製造工程から送られた直後ではセルトランジスタMT1〜MThの閾値は0V付近になる。一方、メモリセルアレイ1の周辺回路では、そのトランジスタの閾値は0.4V程度に設定され、制御ゲート電極35に0Vが印加された時にオフ状態となることが好ましい。このため、ワード線ドライバ9以外の周辺回路に用いられるN型トランジスタのチャネル不純物濃度は、セルトランジスタMT1〜MThのチャネル不純物濃度より高くてもよい。
また、N型トランジスタN2、N3のチャネル不純物濃度は、セルトランジスタMT1〜MThのチャネル不純物濃度より低くてもよい。
ここで、セルトランジスタMT1〜MThの書き込み時の閾値と消去時の閾値と差が大きいほどデータの読み出しマージンが増えるため、メモリ動作を安定化させることができる。セルトランジスタMT1〜MThの特性のバラツキなどを考慮すると、書き込み時の閾値は0.5V以上、消去時の閾値は−0.5V以下にすることが好ましい。一方、N型トランジスタN2、N3の閾値は、一般的な回路構成を考慮すると、0.5V以下にすることが好ましい。従って、N型トランジスタN2、N3の閾値が高い状態(セルトランジスタMT1〜MThでは書き込み状態)であっても、N型トランジスタN2、N3の閾値は0.5V以下であることが望まれ、セルトランジスタMT1〜MThの書き込み状態の閾値より低い。このため、N型トランジスタN2、N3のチャネル不純物濃度は、セルトランジスタMT1〜MThのチャネル不純物濃度より低くてもよい。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る半導体記憶装置のワード線ドライバに用いられるレベルコンバータの概略構成を示す回路図である。
図6において、このレベルコンバータでは、図5のレベルコンバータの後段にインバータV2が追加されている。インバータV2には、P型トランジスタP4およびN型トランジスタN4が設けられている。
P型トランジスタP4およびN型トランジスタN4はノードY3を介して互いに直列に接続されている。P型トランジスタP4のソースには書き込み電圧Vppが印加され、N型トランジスタN4のソースは接地電位GNDに接続されている。P型トランジスタP4のゲートおよびN型トランジスタN4のゲートには、ワード線駆動信号Bが入力される。ノードY3はワード線に接続され、ワード線にはワード線駆動信号Cが出力される。
ここで、P型トランジスタP4およびN型トランジスタN4のゲート絶縁膜には強誘電体膜が設けられている。これらのP型トランジスタP4およびN型トランジスタN4は、図2のセルトランジスタMT1〜MThと同一構造とすることができる。例えば、これらのP型トランジスタP4およびN型トランジスタN4は、図3(a)の構成であってもよいし、図3(b)の構成であってもよい。
そして、ノードY2から出力されたワード線駆動信号BはインバータV2を介してワード線駆動信号Cに変換され、ワード線に出力される。ここで、図5のレベルコンバータの後段にインバータV2を追加することにより、ワード線の駆動力を向上させることができる。
この時、P型トランジスタP4では、ウェル31と制御ゲート電極35との間に6Vがかかり、チャネル側が正、制御ゲート電極35側が負になるように強誘電体膜34に分極が発生し、P型トランジスタP2、P3の閾値が浅くなる。このため、P型トランジスタP4のチャネル不純物濃度は、ワード線ドライバ9以外の周辺回路のP型トランジスタのチャネル不純物濃度より高くすることが好ましい。これにより、強誘電体膜34の分極にてP型トランジスタP4の閾値が浅くなった分を緩和することができ、メモリセルアレイ1と周辺回路とでトランジスタを作り分ける工程が削減されることから、製造工程を効率化することが可能となる。
また、P型トランジスタP4のチャネル不純物濃度は、ワード線ドライバ9以外の周辺回路のP型トランジスタのチャネル不純物濃度より高く、かつN型トランジスタN4のチャネル不純物濃度は、ワード線ドライバ9以外の周辺回路に用いられるN型トランジスタのチャネル不純物濃度より低くてもよい。また、N型トランジスタN4のチャネル不純物濃度は、セルトランジスタMT1〜MThのチャネル不純物濃度より低くてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 メモリセルアレイ、B1〜Bn ブロック、2 ロウ選択回路、3 ウェル電位設定回路、4 ソース電位設定回路、5 カラム選択回路、6 データ入出力バッファ、7 制御回路、8 センスアンプ回路、9 ワード線ドライバ

Claims (4)

  1. 強誘電体膜がゲート絶縁膜に設けられたメモリセルと、
    前記メモリセルの制御ゲート電極に接続されたワード線と、
    前記メモリセルの周辺に設けられた周辺回路として、前記強誘電体膜がゲート絶縁膜に設けられたトランジスタを有し、前記ワード線を駆動するワード線ドライバとを備え、
    前記ワード線ドライバに用いられて前記ワード線を駆動する駆動電圧が印加されるP型トランジスタのチャネル不純物濃度が、前記強誘電体膜がゲート絶縁膜に設けられ前記ワード線ドライバ以外の周辺回路に用いられて前記駆動電圧よりも低い電圧が印加されるP型トランジスタのチャネル不純物濃度よりも高く、前記強誘電体膜がゲート絶縁膜に設けられ前記ワード線ドライバ以外の周辺回路に用いられるN型トランジスタのチャネル不純物濃度は、前記メモリセルに用いられるセルトランジスタのチャネル不純物濃度よりも高く、前記ワード線ドライバ以外の周辺回路に用いられる前記N型トランジスタおよび前記セルトランジスタの各チャネル不純物濃度よりも低いチャネル不純物濃度を有するN型トランジスタが前記ワード線ドライバに用いられることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 強誘電体膜がゲート絶縁膜に設けられたメモリセルと、
    前記メモリセルの制御ゲート電極に接続されたワード線と、
    前記強誘電体膜がゲート絶縁膜に設けられたトランジスタを有し、前記メモリセルの周辺に設けられた周辺回路とを備え、
    前記周辺回路の同一導電型トランジスタ間で、前記ワード線を駆動する駆動電圧が印加されるトランジスタのチャネル不純物濃度が、前記駆動電圧よりも低い電圧が印加されるトランジスタのチャネル不純物濃度と異なり、
    前記周辺回路は、前記ワード線を駆動するワード線ドライバを備え、
    前記ワード線ドライバに用いられて前記駆動電圧が印加されるP型トランジスタのチャネル不純物濃度が、前記ワード線ドライバ以外の周辺回路に用いられるP型トランジスタのチャネル不純物濃度よりも高いことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 前記ワード線ドライバ以外の周辺回路に用いられるN型トランジスタのチャネル不純物濃度よりも低いチャネル不純物濃度を有するN型トランジスタが前記ワード線ドライバに用いられることを特徴とする請求項に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記ワード線ドライバ以外の周辺回路に用いられるN型トランジスタのチャネル不純物濃度は、前記メモリセルに用いられるセルトランジスタのチャネル不純物濃度よりも高いことを特徴とする請求項2または3に記載の半導体記憶装置。
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