JP5811589B2 - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

印刷装置及び印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5811589B2
JP5811589B2 JP2011111650A JP2011111650A JP5811589B2 JP 5811589 B2 JP5811589 B2 JP 5811589B2 JP 2011111650 A JP2011111650 A JP 2011111650A JP 2011111650 A JP2011111650 A JP 2011111650A JP 5811589 B2 JP5811589 B2 JP 5811589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
ink
medium
clear
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011111650A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012240277A (ja
Inventor
隆光 近藤
隆光 近藤
▲高▼橋 透
透 ▲高▼橋
和義 棚瀬
和義 棚瀬
和田 啓志
啓志 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2011111650A priority Critical patent/JP5811589B2/ja
Priority to CN201210152994.XA priority patent/CN102785476B/zh
Priority to US13/473,440 priority patent/US20120293593A1/en
Publication of JP2012240277A publication Critical patent/JP2012240277A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5811589B2 publication Critical patent/JP5811589B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2107Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
    • B41J2/2114Ejecting specialized liquids, e.g. transparent or processing liquids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • B41J11/0021Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation
    • B41J11/00214Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation using UV radiation

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、印刷装置及び印刷方法に関する。
ヘッド部からインク等の液体を吐出して媒体上に液滴(ドット)を着弾させることで画像の印刷を行う印刷装置が知られている。印刷装置として、例えば、紫外光(UV)や可視光などの光を照射することによって硬化する光硬化性インク(例えば、UVインク)を吐出する印刷装置がある。このような印刷装置では、ノズルから媒体にUVインクを吐出した後、媒体に形成されたUVインクドットに光を照射する。これにより、UVインクドットが硬化して媒体に定着する(例えば、特許文献1)。
特開2000−158793号公報
特許文献1の印刷方法を用いて、カラーのUVインクによって形成されたカラー画像の上に、クリア(透明)のUVインクによってクリア画像を形成し、該カラー画像をコーティングすることで画像の光沢度を調整することができる。その際、クリアインクの吐出量を節約するために、カラー画像が形成された領域の上に、該カラー画像と同一形状のクリア画像が形成されることが望ましい。
しかし、カラー画像が印刷されている領域に、全くずれることなくクリア画像を形成させることは困難であり、カラー画像とクリア画像とがずれた位置に形成される場合がある。このようなずれが生じると、該カラー画像のエッジ部分において、クリア画像が重ならない部分が発生し、カラー画像のエッジ部分は直接視認される状態となる。
ここで、UVインクを用いた印刷においては、印刷画像のエッジ近傍が他の部分よりも特に盛り上がる現象(厚盛り現象)が生じることがある。したがって、上述のようにカラー画像のエッジ部分が直接視認される状態になると、該エッジ近傍の厚盛り部分において印刷画像が実際よりも厚く知覚されて、画質を悪化させる原因になる。一方、クリアインクの吐出量が大きすぎると、クリア画像自体のエッジ部分において厚盛り現象が生じるため、この場合も画質が悪化する。
本発明は、UVインクを用いて画像の上にクリア画像を形成する際に、厚盛り現象が目立ちにくい良好な画質の画像を形成することを課題としている。
上記目的を達成するための主たる発明は、光の照射により硬化する第1のインクと、光の照射により硬化するクリアインクである第2のインクと、を吐出するヘッド部と、前記光を照射する照射部と、媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、を備え、前記媒体が搬送される間に、前記媒体の上方に固定された前記ヘッド部から前記媒体の上に前記第1のインクを吐出し、前記光を照射することで、第1の画像を形成し、前記媒体が搬送される間に、前記ヘッド部から前記第1の画像及び前記媒体の上に前記第2のインクを吐出し、前記光を照射することで、第2の画像を形成する、印刷装置であって、前記第1の画像が形成される領域は、前記第2画像が形成される領域中に含まれ、前記第2のインクの単位領域あたりの吐出量が、前記第1のインクの単位領域あたりの吐出量以下であり、前記第2の画像が形成される領域と前記第1の画像が形成される領域との差は、前記搬送方向よりも、前記搬送方向と交差する方向の方が大きいこと、を特徴とする印刷装置である。

本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
図1Aは、UVインクを用いて塗り潰し画像を媒体に印刷したときの印刷画像の説明図である。図1Bは、図1Aの点線で示す領域(エッジ近傍)の厚さの測定値のグラフである。 図2Aは、図1Aの印刷画像を上から見た図である。図2Bは、図2Aの印刷画像の一部で光が正反射したときの様子の説明図である。 カラー画像にクリア画像を重ねて印刷する例について説明する図である。 カラー画像にクリア画像を重ねて印刷する際に、クリアインクの吐出量を少なくする場合の例について説明する図である。 カラー画像にクリア画像を重ねて印刷する際に、カラー画像の形成位置とクリア画像の形成位置とがずれた場合の例について説明する図である。 カラー画像にクリア画像を重ねて印刷する際に、クリア画像の大きさを最適に調整した場合の例について説明する図である。 図6において、カラー画像が形成される位置とクリア画像が形成される位置とがずれた場合の例を示す図である。 プリンター1の全体構成を示すブロック図である。 プリンター1の構成を表した概略側面図である。 図10Aは、ヘッドユニット30のカラーインクヘッド31及びクリアインクヘッド35における複数の短尺ヘッドの配置を説明する図である。図10Bは、各短尺ヘッドの下面に配置されるノズル列の様子を説明する図である。 印刷処理の全体のフローを表す図である。 カラー画像処理工程においてプリンタードライバーによって行われる処理のフローを表す図である。 クリア画像処理工程においてプリンタードライバーによって行われる処理のフローを表す図である。 クリア画像形成領域の概念を説明する図である。 クリア画像形成領域の大きさを、搬送方向と幅方向とで変更する例について説明する図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
光の照射により硬化する第1のインクと、光の照射により硬化するクリアインクである第2のインクと、を吐出するヘッド部と、前記光を照射する照射部と、を備え、媒体の上に吐出された前記第1のインクに対して前記光を照射することで、第1の画像を形成し、前記第1の画像及び前記媒体の上に吐出された前記第2のインクに対して前記光を照射することで、第2の画像を形成する、印刷装置であって、前記第1の画像が形成される領域は、前記第2画像が形成される領域中に含まれ、前記第2のインクの単位領域あたりの吐出量が、前記第1のインクの単位領域あたりの吐出量以下であること、を特徴とする印刷装置。
このような印刷装置によれば、UVインクを用いて画像の上にクリア画像を形成する際に、厚盛り現象が目立ちにくい良好な画質の画像を形成することができる。
かかる印刷装置であって、前記第2の画像が形成される領域は、前記第1の画像が形成される領域よりも、前記第1の画像が形成される領域の外縁部の画素と該領域の外側で隣接する所定数の画素の分だけ広い領域であることが望ましい。
このような印刷装置によれば、印刷されるカラー画像に対して必要最低限な分だけ広い領域にクリア画像を形成することができるため、クリアインクの吐出量を最適にしつつ、高画質な画像を印刷することができる。
かかる印刷装置であって、前記媒体を搬送方向に搬送する搬送部を備え、前記媒体が搬送される間に、前記媒体の上方に固定された前記ヘッド部から前記第1のインク及び前記第2のインクを前記媒体に吐出することで、前記第の1画像及び前記第2の画像が形成され、前記第2の画像が形成される領域と前記第1の画像が形成される領域との差は、前記搬送方向よりも、前記搬送方向と交差する方向の方が大きいことが望ましい。
このような印刷装置によれば、ラインプリンターで媒体の搬送方向と交差する方向(媒体幅方向)にノズルの位置ズレ等がある場合でも、そのようなずれの影響によらず、高画質な画像を印刷することができる。
かかる印刷装置であって、前記媒体は、液体を吸収しないことが望ましい。
このような印刷装置によれば、光の照射によって硬化するインク(例えばUVインク)を用いることで、より効果的に高画質な画像を印刷することができる。
また、光の照射により硬化する第1のインクを媒体の上に吐出して、照射部から光を照射することで、第1の画像を形成することと、光の照射により硬化するクリアインクである第2のインクを前記第1の画像及び前記媒体の上に吐出して、前記照射部から光を照射することで、第2の画像を形成することと、を有する印刷方法であって、前記第1の画像が形成される領域は、前記第2画像が形成される領域中に含まれ、前記第2のインクの単位領域あたりの吐出量が、前記第1のインクの単位領域あたりの吐出量以下であること、を特徴とする印刷方法が明らかとなる。
===概要===
<厚盛り現象・厚盛り感について>
プラスチックフィルム等のような媒体はインクを吸収しにくい性質を有するため、このような媒体にインクジェット方式によって印刷を行う際に、光硬化性インクとしてUVインクが用いられることがある。UVインクは、紫外線等の光が照射されると硬化する性質を有するインクである。UVインクを硬化させてドットを形成することによって、インク受容層を持たず、液体を吸収しない媒体(インク吸収性の無い媒体)に対しても印刷を行うことができる。
但し、UVインクで形成されたドットは媒体の表面で***しているため、UVインクを用いて媒体に印刷画像を形成すると、媒体表面に凹凸ができる。また、印刷画像が塗り潰し画像である場合には、印刷画像が厚みを有することになる。
図1Aは、UVインクを用いて塗り潰し画像を媒体に印刷したときの印刷画像の説明図である。
UVインクは媒体に浸透しにくいため、UVインクを用いて画像を印刷すると、ドットが盛り上がって形成される。塗り潰し画像を印刷すると、UVインクで形成されたドットが所定の領域を埋め尽くすため、厚みのある印刷画像が媒体上に形成されることになる。例えば、媒体に文字を印刷する場合、厚みのある文字画像(塗り潰し画像)が媒体上に形成されることになる。UVインクを用いて印刷された印刷画像の厚さは、数μm程度になる。
図1Bは、図1Aの点線で示す領域(エッジ近傍)の厚さの測定値のグラフである。グラフの横軸は媒体の位置を示し、縦軸はドットの高さ(印刷画像の厚さ)を示している。なお、印刷画像は、インク重量を10ngとしてドットを形成し、720×720dpiの印刷解像度で塗り潰した画像である。印刷画像の厚さは、ミツトヨ社製のノンストップCNC画像測定機Quick Vision Stream plusを用いて測定した。図に示すように、この印刷画像は、5μmほどの厚さである。
グラフ中の位置Xは、印刷画像の最も外側の位置を示している。言い換えると、位置Xは、印刷画像のエッジ(輪郭)の位置を示している。また、グラフ中の位置Aは、印刷画像のエッジ近傍における最厚位置(最も高い位置)を示している。言い換えると、位置Aは、印刷画像のエッジ近傍における突出部分の位置を示している。
位置Aは、位置Xから約200μmほど内側に位置している。位置Xから位置Aまでの間(グラフ中の領域B)では、印刷画像の内側ほど徐々に印刷画像が厚くなるように傾斜している。グラフでは縦と横のスケールが一致していないが、実際には、グラフ中の領域Bでは、3°未満の角度で傾斜している。また、位置Aよりも印刷画像の内側の領域(グラフ中の領域C)では、内側ほど徐々に印刷画像が薄くなり、厚さが5μm程度に達するとほぼ一様な厚さになる。
本件明細書では、グラフ中の位置Aのように、エッジ近傍が他の部分よりも特に盛り上がる現象のことを「厚盛り現象」と呼ぶ。この厚盛り現象は、UVインクを用いてインクジェット方式にて画像を印刷したときに生じる特有の現象である。
厚盛り現象が生じるメカニズムは明らかではないが、およそ次のように考えられている。UVインクは、浸透性インクと比べて粘度が高いものの、インクジェット方式でノズルから吐出できる程度の流動性を有している(このように、ノズルから吐出できる程度の流動性が必要とされる点は、製版印刷で用いられるインキとは異なる特有の性質である)。UVインクは、媒体に着弾した後も、紫外線が照射されて完全に硬化するまでの間は流動性がある。この着弾後の流動性の影響により、印刷画像のエッジ近傍において厚盛り現象が生じていると考えられている。
図2Aは、図1Aの印刷画像を上から見た図である。図2Bは、図2Aの印刷画像の一部で光が正反射したときの様子の説明図である。図2Bでは、印刷画像の内側で光って視認される部分を白く示している。
印刷画像の中央部分では、厚さがほぼ一様になっているため、一様な光沢性が得られる。但し、印刷画像のエッジ近傍では、厚さが一様ではないため、一様な光沢性は得られない。
エッジ近傍では、厚盛り現象のため、印刷画像は一様な厚さにはならず、印刷画像のエッジ(輪郭)よりも内側に、エッジに沿った突出部分が形成される。この結果、光の反射角次第によって、図2Bに示すように、印刷画像の一部がエッジに沿って光って視認されることがある。観察者の目、光源及び印刷画像の位置関係・角度によって、図1Bの傾斜領域で正反射した光が観察者の目に入り、図2Bに示すように印刷画像が視認されるのである。
図2Bに示すように、エッジに沿って印刷画像の一部が光って見えると、印刷画像全体が立体的に知覚されてしまう。喩えると、コンピュータ・グラフィックスで3次元物体をディスプレイ上で2次元画像として物体の一部の輝度を明るく表示したときのように(例えば光線追跡法により3次元物体を2次元画像として表示したときのように)、印刷画像が立体的に知覚されてしまう。この結果、実際には5μmほどの厚さであるにも関わらず、印刷画像の観察者には、それ以上に厚く知覚されてしまうことになる。
本明細書では、厚盛り現象のために印刷画像が実際よりも厚く知覚されることを「厚盛り感」と呼ぶ。この厚盛り感は、UVインクを用いてインクジェット方式にて塗り潰し画像を印刷したときに生じる特有の問題である。
なお、通常の製版印刷(フレキソ印刷やオフセット印刷など)による印刷画像は、UVインクを用いた印刷画像と比べると、厚さがほとんど無い。このため、通常の製版印刷による印刷画像では、「厚盛り現象」や「厚盛り感」は生じない。また、媒体にインクを浸透させて印刷した印刷画像も、印刷画像の厚さはほとんど無い。このため、媒体にインクを浸透させて印刷した印刷画像でも、「厚盛り現象」は生じず、「厚盛り感」も生じない。このように、厚盛り現象や厚盛り感は、UVインクを用いてインクジェット方式にて画像を印刷したときに生じる特有の現象・課題なのである。
<本実施形態の概要>
UVインクを用いた印刷を行う際に、厚盛り感の影響を小さくして良好な画像を印刷する方法として、印刷画像の上にクリアインクを吐出することにより該画像の表面にクリアインクの層を形成し、画像全体の光沢を整える方法がある。すなわち、印刷画像(以下、この印刷画像のことを便宜的に「カラー画像」とも呼ぶ)に重ねて「クリア画像」を形成することで、該カラー画像のエッジ部に知覚される厚盛り感を目立ちにくくする。
なお、本実施形態において、クリアインクとは、基本的に無色透明なインクである。ただし、完全に無色透明である必要は無く、色材を含まないか含んでいても少量の、一般的に「クリアインク」と呼ばれるインクのことを指す。また、上述のカラー画像はカラーインクのみによって形成される画像には限られず、クリアインク等のインクが含まれていてもよい。
図3は、カラー画像にクリア画像を重ねて印刷する例について説明する図である。図3左側の図は、媒体上の所定の領域に形成されたカラー画像(図の着色部)の様子を表す。図3中央の図は、当該カラー画像に重ねて形成するべきクリア画像(図の斜線部)を表す。そして、図3右側の図は、実際にカラー画像に重ねてクリア画像が形成されたときの様子を表す。また、それぞれの図の下側には、媒体上に形成される画像の様子を模式的に表す断面図を示す。
媒体上に形成されたカラー画像では、前述のようにエッジ部近傍において厚盛り感が知覚されやすい(図3左側の図)。これに対して、該カラー画像が形成された領域を覆うようにクリア画像を形成することで、カラー画像の表面全体がクリアインクによってコーティングされたような状態の画像が形成される(図3右側の図)。カラー画像の表面がクリア画像の層によって全体的に覆われているため、カラー画像表面における凹凸は見えにくくなる。これにより、該カラー画像のエッジ近傍における突出部分も見えにくくなり、厚盛り感が知覚されにくくなる。
なお、図3の右下の図では、クリア画像に段差が生じているように見える。しかし、後述するように、クリアインクの単位領域あたりの打ち込み量を調整してクリア画像自体をマット調(つや消し調)にすることで、そのような段差を目立たなくすることができる。
ところで、図3に示されるようなクリア画像を形成しようとすると、クリアインクの吐出量が多くなる。すなわち、図3のように媒体の広範囲にわたってクリアインクを吐出する場合、クリアインクの使用量が大きくなるため、コストの面で問題が生じる。したがって、印刷時においてはクリアインクの吐出量を極力少なくすることが望ましい。
図4は、カラー画像にクリア画像を重ねて印刷する際に、クリアインクの吐出量を少なくする場合の例について説明する図である。図4では、クリア画像が形成される領域を最小にすることで、クリアインクの吐出量を少なくしている。具体的には、カラー画像が形成される領域に対して、該カラー画像と全く同じ大きさのクリア画像が、カラー画像と同じ領域に重ねて形成されるようにする。これにより、クリアインクの吐出量を少なくしつつ、カラー画像のエッジ近傍における厚盛り感を目立ちにくくすることができる。
ただし、カラー画像と全く同じ範囲にクリア画像を形成することは困難である。例えば、カラーインクを吐出するカラーインクヘッドとクリアインクを吐出するクリアインクヘッドとの間に、ヘッド取り付け位置のずれ(アライメントずれ)が生じていたり、搬送時において媒体が真直ぐに搬送されなかったりすると、カラーインクドットとクリアインクドットの着弾位置にずれが生じる場合がある。この場合、カラー画像とクリア画像とが互いにずれた位置に形成されるおそれがある。
図5は、カラー画像にクリア画像を重ねて印刷する際に、カラー画像の形成位置とクリア画像の形成位置とがずれた場合の例について説明する図である。図5に示されるように、クリア画像がカラー画像からずれて形成されると、カラー画像の表面において、クリア画像に覆われる部分と覆われない部分とが生じる。このようなずれが生じると、カラー画像のエッジ近傍でクリア画像に覆われない部分においては、厚盛り感が知覚されやすくなってしまい、良好な画質の画像を形成することができなくなる。
そこで、本実施形態では、クリアインクの吐出量を抑えつつカラー画像の厚盛り感を目立ちにくくする為に、カラー画像に重ねて形成されるクリア画像の大きさを調整する。
図6は、カラー画像にクリア画像を重ねて印刷する際に、クリア画像の大きさを最適に調整した場合の例について説明する図である。また、図7は、図6においてカラー画像が形成される位置とクリア画像が形成される位置とがずれた場合の例を示す図である。
図6では、カラー画像が形成される領域よりもわずかに大きな領域にクリア画像が形成されるように、クリア画像の形成領域が調整される。これにより、図3の場合と同様に、カラー画像全体がクリア画像で覆われるようになり、該カラー画像のエッジ近傍における厚盛り感を抑制することができる。また、図7のように、カラー画像とクリア画像との形成位置にずれが生じたとしても、クリア画像をカラー画像よりも大きめに形成しておくことで、カラー画像の全体がクリア画像によって覆われる状態を保つことができる。したがって、カラー画像のエッジ近傍における厚盛り感も知覚されにくい。
このように、本実施形態の印刷装置では、印刷画像(カラー画像)に対して、適当な範囲にクリア画像を重ねて形成させる。すなわち、クリア画像が形成される領域中にカラー画像が形成される領域が含まれるようにして印刷を行うことで、厚盛り現象が目立ちにくい良好な画質の画像を印刷する。
===印刷装置の基本的構成===
本実施形態において用いられる印刷装置の形態として、ラインプリンター(プリンター1)を例に挙げて説明する。
<プリンター1の構成>
プリンター1は、紙、布、フィルムシート等の媒体に向けて、インク等の液体を吐出することで画像を記録する印刷装置である。プリンター1は、インクジェット方式のプリンターであるが、かかるインクジェット方式プリンターは、インクを吐出して印刷可能な印刷装置であれば、いかなる吐出方法を採用した装置でも良い。
プリンター1では、前述したUVインクを吐出することにより、媒体に画像を印刷する。UVインクは、紫外線硬化樹脂を含むインクであり、UVの照射を受けると紫外線硬化樹脂において光重合反応が起こることにより硬化する。なお、本実施形態のプリンター1では、UVインクとして、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)の4色のカラーインク、及び、無色透明なクリアインク(CL)を用いて画像の印刷を行うものとする。
図8は、プリンター1の全体構造を示すブロック図である。プリンター1は、搬送ユニット20、ヘッドユニット30、照射ユニット40、検出器群50、及びコントローラー60を有する。コントローラー60は、外部装置であるコンピューター110から受信した印刷データに基づいてヘッドユニット30や照射ユニット40等の各ユニットを制御する制御部である。プリンター1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は検出結果をコントローラー60に出力する。コントローラー60は検出器群50から出力された検出結果に基づいて各ユニットを制御する。
<コンピューター110>
プリンター1は、外部装置であるコンピューター110と通信可能に接続されている。コンピューター110にはプリンタードライバーがインストールされている。プリンタードライバーは、表示装置にユーザーインターフェースを表示させ、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換させるためのプログラムである。このプリンタードライバーは、フレキシブルディスクFDやCD−ROMなどの記録媒体(コンピューターが読み取り可能な記録媒体)に記録されている。また、プリンタードライバーはインターネットを介してコンピューター110にダウンロードすることも可能である。なお、このプログラムは、各種の機能を実現するためのコードから構成されている。
コンピューター110はプリンター1に画像を印刷させるため、印刷させる画像に応じた印刷データをプリンター1に出力する。印刷データは、プリンター1が解釈できる形式のデータであって、各種のコマンドデータと、画素データとを有する。コマンドデータとは、プリンター1に特定の動作の実行を指示するためのデータである。このコマンドデータには、例えば、媒体供給を指示するコマンドデータ、媒体の搬送量を示すコマンドデータ、媒体排出を指示するコマンドデータがある。また、画素データは、印刷される画像の画素に関するデータである。
ここで、画素とは画像を構成する単位要素であり、この画素が2次元的に並ぶことにより画像が構成される。印刷データにおける画素データは、媒体(例えば紙Sなど)上に形成されるドットに関するデータ(例えば、階調値)である。画素データは画素毎に、例えば2ビットのデータによって構成される。この2ビットの画素データは1つの画素を4階調で表現できるデータである。
<搬送ユニット20>
図9に、本実施形態のプリンター1の構成を表した概略側面図を示す。
搬送ユニット20は、媒体を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。すなわち、搬送ユニット20は、固定されたヘッドユニット30(後述)に対して、媒体を相対的に移動させる。この搬送ユニット20は、搬送方向上流側の搬送ローラー23A及び搬送方向下流側の搬送ローラー23Bと、ベルト24とを有する(図9)。不図示の搬送モーターが回転すると、上流側搬送ローラー23A及び下流側搬送ローラー23Bが回転し、ベルト24が回転する。媒体供給ローラー(不図示)によって供給された媒体は、ベルト24によって印刷可能な領域(後述するヘッドユニット30等と対向する領域)まで搬送される。印刷可能な領域を通過した媒体はベルト24によって外部へ排出される。なお、搬送中の媒体はベルト24に静電吸着又はバキューム吸着されている。
<ヘッドユニット30>
ヘッドユニット30は、媒体にUVインクを吐出するためのものである。ヘッドユニット30は搬送中の媒体に対してカラー(KCMY)及びクリア(CL)の各色インクを吐出することによってインクドットを形成し、媒体上に画像を印刷する。本実施形態のプリンター1はラインプリンターであり、ヘッドユニット30は搬送される媒体の上方に固定されている(図9)。そして、ヘッドユニット30の各ヘッドは媒体幅分のドットを一度に形成することができる。
図9に示されるように、プリンター1では搬送方向の上流側からカラーインクヘッド31、及びクリアインクヘッド35が設けられている。カラーインクヘッド31は、ブラックインクを吐出するブラックインクヘッド(K)、シアンインクを吐出するシアンインクヘッド(C)、マゼンタインクを吐出するマゼンタインクヘッド(M)、イエローインクを吐出するイエローインクヘッド(Y)を備える。なお、カラーインクヘッド31は、KCMYの各色カラーインクを吐出するノズルが同一のヘッドに設けられるのであってもよい。また、各色カラーインクを吐出するヘッドの並び順は任意である。また、カラーインクヘッド31からKCMYのカラーインク以外に、画像を形成するためのクリアインクを吐出してもよい。
カラーインクヘッド31の搬送方向下流側には、クリア画像を形成するためのクリアインク(CL)を吐出するクリアインクヘッド35が設けられている。
各ヘッドは各々、複数の短尺ヘッドから構成され、各短尺ヘッドはUVインクを吐出するための吐出口であるノズルを複数備えている。
図10Aは、ヘッドユニット30のカラーインクヘッド31及びクリアインクヘッド35における複数の短尺ヘッドの配置を説明する図である。図10Bは、各短尺ヘッドの下面に配置されるノズル列の様子を説明する図である。なお、図10A及び図10Bはノズルを上面から仮想的に見た図である。
カラーインクヘッド31では、媒体の搬送方向と交差する方向である媒体の幅方向に沿って、色毎にそれぞれ8個の短尺ヘッドが千鳥列状に並んでいる。同様に、クリアインクヘッド35も8個の短尺ヘッドが千鳥列状に並んでいる。図10Aの例では、各ヘッドは8個の短尺ヘッドから構成されているが、各ヘッドを構成する短尺ヘッドの数は8個より多くてもよいし、少なくてもよい。
各短尺ヘッドには複数のノズル列が形成されている(図10B)。ノズル列は、インクを吐出するノズルをそれぞれ180個ずつ備えており、該ノズルは媒体の幅方向に沿って#1〜#180まで一定のノズルピッチ(例えば360dpi)で並んでいる。図10Bの場合は2列のノズル列が平行に並んでおり、各ノズル列のノズル同士は媒体の幅方向に720dpiずつずれた位置に設けられている。なお、1列のノズル数は180個には限られない。例えば、1列に360個のノズルを備えていても良いし、90個のノズルを備えていてもよい。また、各短尺ヘッドに設けられるノズル列の数も2列には限られない。
各ノズルには、それぞれインクチャンバー及び圧電素子であるピエゾ素子(共に不図示)が設けられている。ピエゾ素子はユニット制御回路64により生成される駆動信号により駆動される。そして、ピエゾ素子の駆動によりインクチャンバーが伸縮・膨張し、インクチャンバーに満たされたインクがノズルから吐出される。
駆動信号に従ってピエゾ素子に印加されるパルスにより、量の異なる複数種の大きさのインク液滴を各ノズルから吐出することができる。例えば、各ノズルからは、大ドットを形成し得る量の大インク滴、中ドットを形成し得る量の中インク滴、及び小ドットを形成し得る量の小インク滴からなる3種類のインクを吐出させることができる。そして、搬送中の媒体に対して各ノズルから断続的にインク滴が吐出されることによって、各ノズルは、媒体の搬送方向に沿ったドットライン(ラスタライン)を形成する。
<照射ユニット40>
照射ユニット40は、媒体に着弾したUVインクドットに向けてUVを照射するものである。媒体上に形成されたドットは、照射ユニット40からのUVの照射を受けることにより、硬化する。本実施形態の照射ユニット40は、カラーインク用照射部41及びクリアインク用照射部45を備えている。
カラーインク用照射部41は、カラーインクヘッド31の搬送方向の下流側に設けられ(図9)、カラーインクヘッド31によって媒体上に形成されたカラーインクドットを硬化させるためのUVを照射する。カラーインク用照射部41の媒体幅方向の長さは媒体幅以上である。なお、カラーインク用照射部41が複数あり、KCMYの各色ヘッドの搬送方向下流側にそれぞれ設けられる構成としてもよい。
クリアインク用照射部45は、クリアインクヘッド35の搬送方向の下流側に設けられ(図9)、クリアインクヘッド35によって媒体上に形成されたクリアインクドットを硬化させるためのUVを照射する。クリアインク用照射部45の媒体幅方向の長さは媒体幅以上である。
本実施形態において、カラーインク用照射部41及びクリアインク用照射部45は、UV照射の光源として発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を備える。LEDは入力電流の大きさを制御することによって、照射エネルギーを容易に変更することが可能である。UV照射強度を制御することでUVインクドットを最適な硬さに硬化させる。なお、照射部41の光源は、照射部41内に収容されることによりカラーインクヘッド31及びクリアインクヘッド35から隔離されている。これにより、光源から照射されるUVがカラーインクヘッド31及びクリアインクヘッド35の下面へ漏れるのを防ぎ、以って、当該下面に形成された各ノズルの開口付近でUVインクが硬化することによってノズルの目詰まり等が発生することを抑制している。
また、搬送方向の最下流側にさらに照射部47(不図示)を備える構成とし、照射部41・45、及び、照射部47からUVを照射することで、UVインクドットを2段階の工程で硬化させるようにしてもよい。例えば、照射部41・45からUVインクドットの表面を硬化(仮硬化)させる程度のエネルギーでUVを照射し、搬送の最終段階で照射部47からUVインクドットの全体を硬化(完全硬化)させる程度のエネルギーでUVを照射する。これにより、UVインクドットの硬化度を調整し、各ヘッドからUVインクドットを吐出する際に、硬化度の高いUVインクドット同士が弾きあうことによってドットの着弾位置がずれてしまうというような問題が発生することを抑制する。
<検出器群>
検出器群50には、ロータリー式エンコーダー(不図示)や、媒体検出センサー(不図示)などが含まれる。ロータリー式エンコーダーは上流側搬送ローラー23Aや下流側搬送ローラー23Bの回転量を検出する。ロータリー式エンコーダーの検出結果に基づいて媒体の搬送量を検出することができる。媒体検出センサーは媒体供給中の媒体の先端の位置を検出する。
<コントローラー>
コントローラー60は、プリンターの制御を行うための制御ユニット(制御部)である。コントローラー60は、インターフェース部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64とを有する。
インターフェース部61は、外部装置であるコンピューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンター1の全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子によって構成される。そして、CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して搬送ユニット20等の各ユニットを制御する。
<画像を印刷する際の動作>
プリンター1による画像印刷動作について簡単に説明する。
プリンター1がコンピューター110から印刷データを受信すると、コントローラー60は、まず、搬送ユニット20によって媒体供給ローラー(不図示)を回転させ、印刷すべき媒体をベルト24上に送る。媒体はベルト24上を一定速度で停まることなく搬送され、ヘッドユニット30、照射ユニット40の各ユニットを通過する。
媒体がカラーインクヘッド31の下を通過する際に、カラーインクヘッド31の各色インクヘッドから媒体に対してカラーインク(KCMY)が断続的に吐出され、媒体上にカラーインクドットが形成される。そして、カラーインクヘッド31の搬送方向下流のカラーインク用照射部41からUVが照射され、媒体上に形成されたカラーインクドットが硬化・定着されることで、カラー画像が印刷される。
続いて、媒体がクリアインクヘッド35の下を通過する際に、クリアインクヘッド35から当該カラー画像及び媒体の上にクリアインクが断続的に吐出され、カラー画像の上にクリアインクドットが形成される。そして、クリアインクヘッド35の搬送方向下流のクリアインク用照射部45からUVが照射され、カラー画像の上に形成されたクリアインクドットが硬化・定着されることで、クリア画像が印刷される。こうして媒体に画像が印刷される。
最後に、コントローラー60は、画像の印刷が終了した媒体を媒体排出する。
===印刷処理===
印刷の際に、プリンター1において実際に行われる処理について説明する。
図11に、本実施形態の印刷処理の全体のフローを示す。本実施形態では、カラー画像を形成するための印刷データを生成するカラー画像処理工程(S100)と、形成されたカラー画像の上にクリア画像を形成するための印刷データを生成するクリア画像処理工程(S200)とを実行することによって印刷が行われる。
<カラー画像処理>
プリンター1のユーザーが、アプリケーションプログラム上で描画した画像の印刷を指示すると、コンピューター110のプリンタードライバーが起動する。プリンタードライバーは、アプリケーションプログラムから印刷対象となる原画像のデータを受け取り、プリンター1が解釈できる形式の印刷データに変換し、印刷データをプリンターに出力する。アプリケーションプログラムからの画像データを印刷データに変換する際に、プリンタードライバーは、解像度変換処理・色変換処理・ハーフトーン処理などを行う。図12にカラー画像処理工程(S100)においてプリンタードライバーによって行われる処理のフローを表す図を示す。
はじめに、アプリケーションプログラムから出力された原画像データ(テキストデータやイメージデータなど)を、媒体に印刷する際の解像度(印刷解像度)に変換する処理(解像度変換処理)が行なわれる(S101)。例えば、印刷解像度が720×720dpiに指定されている場合、アプリケーションプログラムから受け取ったベクター形式の画像データを720×720dpiの解像度のビットマップ形式の画像データに変換する。
なお、解像度変換処理後の画像データの各画素データは、RGB色空間により表される各階調(例えば256階調)のRGBデータである。
次に、RGBデータをCMYK色空間のデータに変換する色変換処理が行なわれる(S102)。CMYK色空間の画像データは、プリンターが有するインクの色に対応したデータである。この色変換処理は、RGBデータの階調値とCMYKデータの階調値とを対応づけたテーブル(色変換ルックアップテーブルLUT)に基づいて行われる。
なお、色変換処理後の画素データは、CMYK色空間により表される256階調の8ビットCMYKデータである。
次に、高階調数のデータを、プリンターが形成可能な階調数のデータに変換するハーフトーン処理が行なわれる(S103)。例えば、ハーフトーン処理により、256階調を示すデータが、2階調を示す1ビットデータや、4階調を示す2ビットデータに変換される。ハーフトーン処理では、ディザ法・γ補正・誤差拡散法などが利用される。ハーフトーン処理されたデータは、印刷解像度(例えば720×720dpi)と同等の解像度である。ハーフトーン処理後の画像データでは、画素ごと1ビット又は2ビットの画素データが対応しており、この画素データは各画素でのドット形成状況(ドットの有無、ドットの大きさ)を示すデータになる。
その後、マトリクス状に並ぶ画素データを、プリンター1に転送すべきデータ順に、画素データごとに並び替えるラスタライズ処理が行なわれる(S104)。例えば、各ノズル列のノズルの並び順に応じて、画素データを並び替える。
ラスタライズ処理されたデータに、印刷方法に応じたコマンドデータを付加するコマンド付加処理が行なわれる(S105)。コマンドデータとしては、例えば媒体の搬送速度を示す搬送データなどがある。
これらの処理を経て生成されたカラー画像の印刷データは、プリンタードライバーによりプリンター1に送信される。そして、当該印刷データで指定された画素にカラーヘッド31から各色インク(KCMYのカラーインク)が所定量ずつ吐出され、媒体上に多数のドットを形成することで画像(カラー画像)が印刷される。
なお、上述の例では、コンピューター110にインストールされたプリンタードライバーによって、印刷工程における各種処理を実行する構成について説明されていたが、プリンタードライバーがプリンター1のコントローラー60にインストールされ、プリンター1によってそれらの処理が行なわれるのであってもよい。
<クリア画像処理>
カラー画像処理によって生成されたカラー画像の印刷データを用いて、クリア画像を形成するためのクリア画像処理(S200)が行なわれる。
本実施形態では、形成されるクリア画像自体がつや消し調(マット調)となるようにし、光の反射によって画像表面の凹凸が見えやすくなることを抑制している。クリア画像をマット調にする方法は、クリアインクの吐出量を調整することにより行なわれる。以下、クリア画像の形成について説明する。図13にクリア画像処理工程においてプリンタードライバーによって行われる処理のフローを表す図を示す。
まず、プリンタードライバーは、カラー画像処理工程のハーフトーン処理(S103)後のカラー画像の印刷データをコピーして、クリア画像処理用のデータとして取得する(S201)。クリア画像処理では、当該データに基づいて、クリアインクを吐出するためのデータが生成される。
次に、当該ハーフトーン処理後のカラー画像データを用いて、クリア画像を形成するべき領域が設定される(S202)。前述のように、本実施形態ではクリアインクの吐出量をなるべく小さくしつつ、カラー画像のエッジ近傍において発生する厚盛り現象を知覚されにくくすることが求められる。そのため、カラー画像に重ねて形成されるクリア画像の印刷領域は、該カラー画像の印刷領域よりも大きく(広く)する必要があり、かつ、大きすぎないようにすることが望ましい。そこで、クリア画像印刷データとして、カラーインクが吐出される領域(画素)よりも数画素分だけ広い領域にクリアインクが吐出されるようなデータを生成する。
図14にクリア画像形成領域の概念を説明する図を示す。前述のカラー画像処理(S100)において、図14の左側の図に示されるようなカラー画像形成領域(カラーインクを吐出する画素)が設定されているものとする。この場合、図14の右側の図に示されるように、設定されたカラー画像の外縁部(図の破線部)の画素よりもさらにn画素分だけ広い領域にクリア画像形成領域(クリアインクを吐出する画素)が設定される。これにより、カラー画像形成領域を包含するようにクリア画像形成領域が設定される。なお、nの値は初期的にメモリー63等に記憶されていている。また、nの値をユーザー自身で変更できるものとしておくと、ユーザーの好みに応じた画質の画像を印刷しやすくなる。
本工程では、クリア画像形成領域を設定するために、まず、カラー画像の外縁部の画素(以下、カラーエッジ画素とも呼ぶ)の位置を検出する。そして、該カラーエッジ画素内部の全ての画素と、該カラーエッジ画素の外側のn画素分の画素とがクリア画像形成領域として設定される。言い換えると、クリア画像形成領域は、カラー画像が形成される領域の外縁部の画素と該領域の外側で隣接するn画素分だけカラー画像形成領域よりも広く設定される。カラーエッジ画素の検出は、カラー画像処理のハーフトーン処理(S103)後のカラー画像の各色画素データ(若しくは、色変換(S102)後の256階調のKCMY各色画素データ)に対して、周知のラプラシアンフィルタやsobelフィルタ等をそれぞれ適用することで行なうことが出来る。そして、検出されたカラーエッジ画素に対して、外側に隣接する画素n画素分が指定される。
なお、プリンター1のようなラインヘッドタイプのプリンターにおいて、インクドットの着弾位置のずれは、媒体の搬送方向と媒体の幅方向の両方向について起こる可能性がある。例えば、搬送ユニット20の搬送ローラー23A・23Bに偏心が生じていた場合には、媒体の搬送量が一定ではなくなるため、カラー画像とクリア画像は搬送方向にずれやすくなると考えられる。この場合は、媒体搬送量を調整したりインクの吐出タイミングを調整したりすることによって、ある程度のずれは補正可能である。
一方、前述のようなヘッド同士のアライメントずれや媒体搬送時の蛇行が生じることにより、カラー画像とクリア画像とが幅方向にずれた場合には、媒体搬送量やインク吐出タイミングを調整しても、当該幅方向に生じた画像のずれを補正することは難しい。
そこで、上述のクリア画像形成領域の設定において、クリアインクの吐出領域が搬送方向より幅方向に広めに設定されるようにする。図15は、クリア画像形成領域の大きさを搬送方向と幅方向とで変更する例について説明する図である。図のようにカラー画像の形成領域に対して、クリア画像の形成領域を搬送方向にn画素分広くする場合、幅方向には2n画素分広くする等、幅方向の画素が搬送方向の画素よりも多めに設定されるようにしておく。言い換えると、クリア画像形成領域とカラー画像形成領域との差が、搬送方向よりも幅方向の方が大きくなるようにクリア画像形成領域が設定される。例えば、カラー画像の形成領域と比較してクリア画像の形成領域が搬送方向に5画素分広く設定されるとすると、幅方向には10画素分広く設定されるようにする。
これにより、カラー画像とクリア画像とが幅方向にずれて形成されるような場合でも、カラー画像のエッジ部(媒体幅方向のエッジ部)の上にクリア画像を形成させやすくなり、厚盛り現象が知覚されることをより抑制しやすくなる。
また、複数種類の大きさ・形状の領域(クリア画像形成領域)があらかじめメモリー63に記憶されていて、プリンタードライバーが適宜最適な領域を選択することで、クリアインクを吐出する領域を決定する方法であってもよい。例えば、一辺の長さが50画素、100画素、150画素、…等の複数種類の正方形の領域が設定されていて、その中からカラー画像を形成するべき画素が完全に含まれ、かつ、面積が最小となる領域が選択されるような方法とすることもできる。
クリア画像形成領域が設定された後、クリアDutyの設定が行なわれる(S203)。ここで、クリアDutyとは、媒体の単位領域あたりに打ち込まれるクリアインクの量のことを言う。つまり、クリア画像を形成するためのクリアインク吐出量のことを言う。なお、クリア画像の印刷データは全領域について単階調のデータとすればよい。
前述したように、本実施形態においては、つや消し調(マット調)になるようにクリア画像が形成される。マット調のクリア画像を形成する方法の一例として、媒体に吐出されるクリアインクの量を調整する方法がある。具体的には、クリアDutyを小さくすることで、媒体上に形成されるクリアインクドットの密度が低くなるようにする。
媒体上に形成されるクリアインクドットの密度が高い場合、媒体がクリアインクドットによって埋め尽くされ、膜状のクリアインクによって媒体が覆われるような状態となる。すなわち、クリア画像表面が鏡面のようになるため、画像表面に入射した光は正反射しやすくなる。一方、インクドットの密度が低い場合、媒体上に個々のドットが点在することになるため、画像表面に入射した光は各々のドットの表面で様々な方向に反射し、散乱光となる。したがって、単位領域あたりに吐出されるクリアインクの量(クリアDuty)を小さくすることで、クリア画像をマット調にすることができる。
また、クリア画像をマット調にすることにより、クリア画像自体のエッジ近傍における厚盛り現象の発生を抑制することもできる。
そこで、本実施形態では、クリアDutyがカラーDuty以下となるようにクリアDutyの値を設定することにより、クリアDutyの大きさを適当に調整する。CPU63は、ハーフトーン処理(S103)後の各色(KCMY)カラー画像データを参照して、各色インクについてのDutyの平均値を求める。この各色についてのDutyを合計することで、カラーインク全体の単位領域あたりの吐出量(カラーDuty)を求める。そして、算出された当該カラーDutyに定数kを乗じることでクリアDutyが算出される。定数kは0<k≦1となる任意の数であり、メモリー63に保存されている。また、印刷時において、ユーザーがkの値を変更できるようにしてもよい。
これにより、クリアDutyはカラーDuty以下となり、印刷画像全体を適度にマット調にしつつ、カラー画像のエッジ近傍における厚盛り感を目立ちにくくすることができる。なお、上述の方法では、印刷画像のカラーDutyが非常に高い値であった場合、クリアDutyも相対的に高い値となることがある。この場合、単位領域あたりにおけるクリアインクの打ち込み量が多くなるため、クリア画像の層が厚くなり、形成されるクリア画像のエッジ近傍において厚盛り現象が生じる可能性もある。しかし、このような場合でもカラー画像のエッジ近傍における厚盛り感は抑制することが可能であり、厚盛り現象が目立ちにくい良好な画質の画像を形成するという課題は達成される。
その後、カラー画像処理の場合と同様に、ラスタライズ処理(S204)、コマンド付加処理(S205)が実行され。クリア画像処理が終了する。
そして、生成されたクリア画像の印刷データにしたがって実際にクリア画像の印刷が行われる。S202で設定されたクリア画像形成領域に対して、S203で算出されたクリアDutyにしたがって、所定の吐出量でクリアインクが吐出され、カラー画像に重ねてクリア画像が形成される。
<まとめ>
本実施形態のプリンター1では、まず、カラーインクヘッドからカラーUVインクを媒体に吐出してカラーインクドットを形成し、UVを照射して硬化させることで、カラー画像(第1の画像)を形成する。続いて、該カラー画像及び媒体の上にクリアインクヘッドからクリアUVインクを吐出してクリアインクドットを形成し、UVを照射して硬化させることで、該カラー画像の上にクリア画像(第2の画像)を形成する。その際、カラー画像が形成される領域はクリア画像が形成される領域に含まれるようにする。また、クリアUVインクの単位領域あたりの吐出量が、カラーUVインクの単位領域あたりの吐出量以下となるようにする。
カラー画像の全体、特にそのエッジ部分がクリア画像によって覆われるようになり、カラー画像のエッジ近傍において生じる厚盛り現象が目立ちにくくなる。さらに、クリアUVインクの単位領域あたりの吐出量を調整することによって、画像全体をマット調にしつつ、カラー画像における厚盛り感がより知覚され難くなる。これにより、良好な画質の画像が形成される。
===その他の実施形態===
一実施形態としてのプリンター等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<印刷装置について>
前述の各実施形態では、印刷装置の一例としてプリンターが説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造型機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の印刷装置に、本実施形態と同様の技術を適用してもよい。
<ノズル列について>
前述の実施形態では、KCMYの4色、及び、クリアインクを使用して画像を形成する例が説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタ、ホワイト等、KCMY、及びCL以外の色のインクを用いて画像の記録を行ってもよい。
また、ヘッド部のノズル列の配列順も任意である。例えば、KとCのノズル列の順番が入れ替わっていてもよいし、Kインクのノズル列数が他のインクのノズル列数より多い構成などであってもよい。
<ピエゾ素子について>
前述の各実施形態では、液体を吐出させるための動作を行う素子としてピエゾ素子PZTを例示したが、他の素子であってもよい。例えば、発熱素子や静電アクチュエーターを用いてもよい。
1 プリンター1、
20 搬送ユニット、23A 上流側搬送ローラー、23B 下流側搬送ローラー、
24 ベルト、
30 ヘッドユニット、31 カラーインクヘッド、35 クリアインクヘッド、
40 照射ユニット、41 カラーインク用照射部、45 クリアインク用照射部、
50 検出器群、
60 コントローラー、61 インターフェース部、62 CPU、63 メモリー、
64 ユニット制御回路、
110 コンピューター

Claims (4)

  1. 光の照射により硬化する第1のインクと、光の照射により硬化するクリアインクである第2のインクと、を吐出するヘッド部と、
    前記光を照射する照射部と、
    媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、を備え、
    前記媒体が搬送される間に、前記媒体の上方に固定された前記ヘッド部から前記媒体の上に前記第1のインクを吐出し、前記光を照射することで、第1の画像を形成し、
    前記媒体が搬送される間に、前記ヘッド部から前記第1の画像及び前記媒体の上に前記第2のインクを吐出し、前記光を照射することで、第2の画像を形成する、印刷装置であって、
    前記第1の画像が形成される領域は、前記第2画像が形成される領域中に含まれ、
    前記第2のインクの単位領域あたりの吐出量が、前記第1のインクの単位領域あたりの吐出量以下であり、
    前記第2の画像が形成される領域と前記第1の画像が形成される領域との差は、
    前記搬送方向よりも、前記搬送方向と交差する方向の方が大きいこと、を特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記第2の画像が形成される領域は、
    前記第1の画像が形成される領域よりも、
    前記第1の画像が形成される領域の外縁部の画素と該領域の外側で隣接する所定数の画素の分だけ広い領域であることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1または2に記載の印刷装置であって、
    前記媒体は、液体を吸収しないことを特徴とする印刷装置。
  4. 媒体を搬送方向に搬送することと、
    前記媒体が搬送される間に、前記媒体の上方に固定されたヘッド部から光の照射により硬化する第1のインクを媒体の上に吐出して、照射部から光を照射することで、第1の画像を形成することと、
    前記媒体が搬送される間に、前記ヘッド部から光の照射により硬化するクリアインクである第2のインクを前記第1の画像及び前記媒体の上に吐出して、前記照射部から光を照射することで、第2の画像を形成することと、
    を有する印刷方法であって、
    前記第1の画像が形成される領域は、前記第2画像が形成される領域中に含まれ、
    前記第2のインクの単位領域あたりの吐出量が、前記第1のインクの単位領域あたりの吐出量以下であり、
    前記第2の画像が形成される領域と前記第1の画像が形成される領域との差は、
    前記搬送方向よりも、前記搬送方向と交差する方向の方が大きいこと、を特徴とする印刷方法。
JP2011111650A 2011-05-18 2011-05-18 印刷装置及び印刷方法 Active JP5811589B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011111650A JP5811589B2 (ja) 2011-05-18 2011-05-18 印刷装置及び印刷方法
CN201210152994.XA CN102785476B (zh) 2011-05-18 2012-05-16 印刷装置及印刷方法
US13/473,440 US20120293593A1 (en) 2011-05-18 2012-05-16 Printing apparatus and printing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011111650A JP5811589B2 (ja) 2011-05-18 2011-05-18 印刷装置及び印刷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012240277A JP2012240277A (ja) 2012-12-10
JP5811589B2 true JP5811589B2 (ja) 2015-11-11

Family

ID=47151145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011111650A Active JP5811589B2 (ja) 2011-05-18 2011-05-18 印刷装置及び印刷方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20120293593A1 (ja)
JP (1) JP5811589B2 (ja)
CN (1) CN102785476B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6040820B2 (ja) 2013-03-22 2016-12-07 セイコーエプソン株式会社 グロスコントロールテーブル追加方法
DE102013007294A1 (de) * 2013-04-26 2014-10-30 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verfahren zum Erzeugen eines aus Abschnitten zusammengesetzten Druckbildes
DE102013207799A1 (de) * 2013-04-29 2014-10-30 Krones Ag Direktdruckverfahren zum Bedrucken von Kunststoffbehältern mit Deckschicht
DE102013207809A1 (de) * 2013-04-29 2014-10-30 Heidelberger Druckmaschinen Ag Direktdruckverfahren mit Unterschicht
DE102016117211A1 (de) * 2016-09-13 2018-03-15 Schmid Rhyner Ag Verfahren und Vorrichtung zum Ink-Jet-Auftrag auf flächigen Substraten
JP6903937B2 (ja) * 2017-02-21 2021-07-14 セイコーエプソン株式会社 テストパターンの作成方法、テストパターン、印刷システム、プログラム
JP7415431B2 (ja) * 2018-11-30 2024-01-17 株式会社リコー 液体吐出装置、プログラムおよび吐出制御方法
JP2022150650A (ja) * 2021-03-26 2022-10-07 キヤノン株式会社 印刷制御装置、印刷制御方法、及び、プログラム

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9521797D0 (en) * 1995-10-24 1996-01-03 Contra Vision Ltd Partial printing of a substrate
JP3755434B2 (ja) * 2001-01-23 2006-03-15 セイコーエプソン株式会社 輪郭の滲みを抑制する印刷
JP2002202645A (ja) * 2000-10-30 2002-07-19 Ricoh Co Ltd カラー画像形成方法
US6863374B2 (en) * 2002-04-16 2005-03-08 Seiko Epson Corporation Image printing using print quality enhancing ink
JP4425559B2 (ja) * 2003-04-08 2010-03-03 セーレン株式会社 紫外線硬化型インクを用いた布帛のインクジェット記録方法および記録装置
US7527345B2 (en) * 2003-06-16 2009-05-05 Seiko Epson Corporation Print controller, method and program for print control, color conversion table, and method for determining ink quantity
JP2005119279A (ja) * 2003-09-24 2005-05-12 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷制御装置、印刷制御方法および印刷装置制御プログラム
US20050156964A1 (en) * 2004-01-19 2005-07-21 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. Ink-jet recording apparatus
US20050156965A1 (en) * 2004-01-19 2005-07-21 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. Inkjet recording apparatus
US7510277B2 (en) * 2004-03-01 2009-03-31 Fujifilm Corporation Image forming apparatus and method
JP2006035688A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェット記録装置
JP4827450B2 (ja) * 2005-07-15 2011-11-30 富士フイルム株式会社 画像形成方法及び画像形成装置
JP5197043B2 (ja) * 2008-02-12 2013-05-15 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法、記憶媒体、プログラム
JP2009255523A (ja) * 2008-03-25 2009-11-05 Seiko Epson Corp 記録方法
JP5040832B2 (ja) * 2008-06-30 2012-10-03 セイコーエプソン株式会社 流体噴射装置、及び画像形成方法
JP5223658B2 (ja) * 2008-12-24 2013-06-26 富士ゼロックス株式会社 記録装置
JP5604790B2 (ja) * 2009-02-04 2014-10-15 セイコーエプソン株式会社 印刷方法及び印刷装置
JP5287323B2 (ja) * 2009-02-12 2013-09-11 セイコーエプソン株式会社 液体吐出方法
JP5129771B2 (ja) * 2009-03-19 2013-01-30 大日本スクリーン製造株式会社 インクジェットプリンタおよびインクジェット方式の印刷方法
WO2011010999A1 (en) * 2009-07-22 2011-01-27 Hewlett Packard Development Company, L.P. Inkjet printing system
JP4911212B2 (ja) * 2009-09-30 2012-04-04 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
JP5402497B2 (ja) * 2009-10-13 2014-01-29 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP2011177967A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP5539122B2 (ja) * 2010-08-31 2014-07-02 キヤノン株式会社 画像処理方法および画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN102785476B (zh) 2015-07-22
US20120293593A1 (en) 2012-11-22
JP2012240277A (ja) 2012-12-10
CN102785476A (zh) 2012-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5811589B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP5421323B2 (ja) インクジェット記録装置及び画像形成方法
JP5824891B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP5776320B2 (ja) 画像形成装置、及び、画像形成方法
JP5560643B2 (ja) 液体吐出装置
JP5720151B2 (ja) 画像記録装置、及び、画像記録方法
JP5891612B2 (ja) 印刷方法及び印刷装置
JP5790117B2 (ja) 印刷装置、印刷方法及びプログラム
JP6040820B2 (ja) グロスコントロールテーブル追加方法
JP5577641B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP2012106384A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP5782984B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP5526583B2 (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
JP5845692B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP6674863B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP5848683B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP5845691B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP2013123806A (ja) 液体吐出装置、液体吐出方法、及び、印刷物
JP2011183582A (ja) 印刷方法及び印刷装置
JP5794099B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP2018051991A (ja) 印刷方法及び印刷媒体
JP2012228792A (ja) 印刷装置、印刷方法及びプログラム
JP5509705B2 (ja) 印刷装置
JP5835422B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP2014195898A (ja) 補正値取得方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140502

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5811589

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350