JP5810118B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像ローラーを像担持体に対して近接及び離間させる機構を備えた画像形成装置に関する。
プリンターや複写機等の画像形成装置は、周面にトナー像を担持する感光体ドラム(像担持体)と、この感光体ドラムにトナーを供給する現像ローラーを有する現像ユニットとを備える。プリント動作時には、感光体ドラムの周面と現像ローラーの周面とが、所定のギャップを介して対向した状態とされる。詳しくは、現像ローラーの軸端付近に配置されたギャップコロが、感光体ドラムの非画像形成領域の周面に当接した状態となる。一方、メンテナンスやジャム処理の際等において、現像ユニットが装置本体から引き出されるに際しては、感光体ドラム及び現像ローラーの周面に損傷を与えないよう、両周面が離間された状態とされる。
例えば特許文献1には、現像ユニットを装置本体内で水平方向に移動可能な状態で配置し、押圧部材による現像ユニットの水平方向の付勢によって、感光体ドラムの周面へ現像ローラーの周面を近接させる画像形成装置が開示されている。この装置は、現像ユニットの側壁に設けられたピン部材が水平方向に延びる長孔によってガイドされる構造を備え、前記押圧部材による押圧が解除されると、現像ローラーが感光体ドラムから離間する。
特開2004−26519号公報
現像ローラーを感光体ドラムに対して近接及び離間させる操作は、なるべく簡易で、大きな操作力を要しないことが望ましい。例えば、前記離間のための操作の際に把持されるレバー類の動作負荷が大きいことは、ユーザーにとって好ましくない。
本発明の目的は、現像ローラーを像担持体に対して近接及び離間させるに際しての、ユーザーの操作性を向上させることにある。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、軸回りの回転駆動力を発生する駆動出力軸を有する駆動ユニットを備えた本体ハウジングと、前記本体ハウジングに配置され、トナー像を担持する周面を有する像担持体と、前記本体ハウジングに対して引き出し可能に装着され、トナーを担持する周面を有し前記像担持体にトナーを供給する現像ローラーと、該現像ローラーに回転駆動力を与えるための第1駆動入力部とを含む現像ユニットと、前記本体ハウジングにより回動軸の軸回りに回動自在に支持され、前記現像ユニットを位置決めした状態で支持する支持ユニットと、前記支持ユニットに対して、前記回動軸の軸回りに、前記現像ローラーの周面が前記像担持体の周面に向かう近接方向に回動させる付勢力を与える付勢部材と、前記現像ローラーの周面が前記像担持体の周面に近接する第1姿勢と、前記付勢部材の付勢力に抗して前記現像ローラーの周面が前記像担持体の周面から離間する第2姿勢との間で、前記現像ユニットを支持した前記支持ユニットを姿勢変更させる切り替え機構と、を備え、前記支持ユニットは、前記駆動出力軸から回転駆動力を与えられ、前記回動軸と同軸上に配置された第2駆動入力部と、該第2駆動入力部に与えられた回転駆動力を前記第1駆動入力部に伝達する伝達機構とを備え、前記駆動出力軸が発生する前記回転駆動力の回転方向は、前記支持ユニットを前記近接方向に回転させる方向に選ばれている。
この構成によれば、現像ユニットは支持ユニットによって回動軸回りに回動自在に支持され、前記支持ユニットは、付勢部材によって現像ローラーの周面が像担持体の周面に向かう近接方向に付勢される。これに加えて、駆動出力軸が発生する回転駆動力の回転方向もまた、前記支持ユニットを前記近接方向に回転させる方向に選ばれている。このため、前記支持ユニットを回動させるための力を、前記付勢部材の付勢力と前記駆動出力軸の回転駆動力とで分担することができる。このことは、付勢部材の付勢力を小さくできることに繋がる。従って、切り替え機構による前記付勢力に抗した前記第2姿勢への姿勢変更の操作を、より小さい操作力でユーザーに実行させることが可能となる。
上記構成において、前記支持ユニットは第1係合片を備え、前記切り替え機構は、第1位置と第2位置との間で位置変更が可能なレバー部材と、前記レバー部材が前記第1位置のときに前記第1係合片と係合して前記第2姿勢に前記支持ユニットを姿勢変更させ、前記レバー部材が前記第2位置のときに前記第1係合片との係合が解除されて前記付勢部材の付勢力が前記支持ユニットに作用することを許容する第2係合片と、を備えることが望ましい。
この構成によれば、レバー部材の位置変更だけで前記支持ユニットの姿勢変更が可能となるので、切り替え機構の構造を簡素化できる。また、前記レバー部材の前記第2位置から前記第1位置への変更の際に作用する前記付勢部材の付勢力を小さくすることができるので、前記レバー部材の操作性が向上する。
上記構成において、前記支持ユニットは、水平方向に延び、上面と下面とを有する矩形の基台と、前記基台の一の側縁から立設され、前記現像ローラーの回転軸と平行な第1側壁と、前記基台の他の側縁から立設され前記第1側壁と直交する第2側壁と、を含み、前記回動軸及び前記第2駆動入力部は、前記第1側壁に設けられ、前記現像ユニットは、前記基台の上面に搭載され、前記付勢部材はコイルバネであって、前記基台の前記第1側壁が立設された側縁と対向する側縁近傍の下面を上方に付勢し、前記伝達機構は、前記第2側壁に配置されていることが望ましい。
この構成によれば、水平な基台上面に現像ユニットが搭載された状態で、支持ユニットが第1側壁に設けられている回動軸の軸回りに回動する。コイルバネは、この支持ユニットの回動に付勢力を与える。前記駆動出力軸の回転駆動力も、支持ユニットの回動をサポートする。従って、簡易な構成で、支持ユニットに姿勢変更を実行させることができる。
上記構成において、前記駆動ユニットの前記駆動出力軸は、円筒体の端縁にギア歯が形成された第1カップリングギアからなり、該第1カップリングギアの軸心にはピン受けが配置され、前記支持ユニットの前記第2駆動入力部は、円筒体の端縁にギア歯が形成され前記第1カップリングギアと歯合可能な第2カップリングギアからなり、該第2カップリングギアの軸心には前記ピン受けに挿入可能なピンが配置され、前記ピンは、前記回動軸と同軸上に配置され、前記第1カップリングギアと第2カップリングギアとが歯合した状態において前記ピン受けに挿入され、軸支されることが望ましい。
この構成によれば、前記駆動出力軸から前記第2駆動入力部への駆動力伝達と、前記回動軸と前記第2駆動入力部とを同軸上に配置する構成とを、シンプルに構築することができる。
本発明によれば、現像ローラーを像担持体に対して近接及び離間させる機構を備えた画像形成装置において、前記近接及び離間させるに際してのユーザーの操作性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 上記画像形成装置の内部構造の要部を示す断面図である。 前カバーが取り外された状態の、上記画像形成装置の要部の外観を示す斜視図である。 現像ユニット及びその周辺ユニットの組み立て体の斜視図である。 支持ユニット及び切り替え機構の斜視図である。 現像ユニットの斜視図である。 支持ユニットが近接姿勢(第1姿勢)の状態を示す断面図である。 支持ユニットが離間姿勢(第2姿勢)の状態を示す断面図である。 切り替え機構の斜視図であって、前記近接姿勢を形成している状態の斜視図である。 切り替え機構の斜視図であって、前記離間姿勢を形成している状態の斜視図である。 本体ハウジングの駆動ユニットを示す斜視図である。 前記駆動ユニットに現像ユニット及び支持ユニットが組み付けられた状態を示す斜視図である。 支持ユニットの後面側を示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の外観を示す斜視図である。画像形成装置1は、複写機能を備えたモノクロのカラープリンターであり、箱形を呈する本体筐体10(本体ハウジング)を含む。本体筐体10は、下部筐体11と、下部筐体11の上方に配置された上部筐体12と、下部筐体11と上部筐体12との間であって、本体筐体10の右側面10R側に配置された連結筐体13とによって構成されている。
下部筐体11は、シートに画像形成処理を施すための各種のユニットを収容する。上部筐体12は、画像形成装置1が複写機として機能する際に用いられ、原稿シートの画像を光学的に読み取るスキャナ装置を収容する。下部筐体11の前面は前カバー110で覆われており、その下方には、画像形成処理が施されるシートの束を貯留するシートカセット14が、着脱自在に装着されている。本体筐体10は、画像形成処理後のシートが排出される胴内排紙空間15を含む。胴内排紙空間15は、下部筐体11の上面、上部筐体12の下面、及び連結筐体13の左側面で区画される空間である。胴内排紙空間15の底部には、前記シートを受け取る胴内排紙トレイ151が設けられている。上部筐体12の前面には、当該画像形成装置1に対するユーザーの操作情報の入力を受け付ける操作パネル16が取り付けられている。また、本体筐体10の右側面10Rには、手差しでシートを給紙するための手差しトレイ17が、右側面10Rに対して開閉自在に設けられている。
図2は、画像形成装置1の内部構造の要部を示す断面図、図3は、前カバー110が取り外された状態の、前記要部の外観を示す斜視図である。図2及び図3では、下部筐体11の右半分の上方部分及び連結筐体13の、左右方向の断面図及び斜視図を示している。下部筐体11内には、画像形成用のユニットとして、ドラムユニット21、露光ユニット22、現像ユニット23、トナーコンテナ24、定着ユニット25及び搬送ユニット26などが配置されている。これらは、ユニット単位で、下部筐体11(筐体フレーム111)に対して前方に引き出すことが可能に装着されている。
ドラムユニット21は、感光体ドラム211(像担持体)と、この感光体ドラム211の周囲に配置された帯電装置212及びクリーニング装置214を含むユニットである。現像ユニット23は、感光体ドラム211に近接して配置される現像ローラー231を含むユニットである。搬送ユニット26には、感光体ドラム211に当接される転写ローラー213が搭載されている。
感光体ドラム211は、その軸回りに回転し、静電潜像及びトナー像を担持する周面を備える。帯電装置212は、感光体ドラム211の前記周面を均一に帯電する。露光ユニット22は、前記静電潜像を形成するために、感光体ドラム211の前記周面にレーザー光を照射する。現像ユニット23の現像ローラー231は、感光体ドラム211の周面に形成された静電潜像を現像するために、感光体ドラム211の周面にトナーを供給する。転写ローラー213は、感光体ドラム211と転写ニップ部N1を形成し、感光体ドラム211上のトナー像をシートに転写する。クリーニング装置214は、トナー像転写後の感光体ドラム211の周面を清掃する。トナーコンテナ24は、現像ユニット23にトナーを補給する。転写ニップ部N1においてトナー像が転写されたシートは、転写ニップ部N1の下流に近接して配置された分離部215によって感光体ドラム211から分離され、定着ユニット25に向かう。
定着ユニット25は、熱源が内蔵された定着ローラー251と、定着ローラー251と共に定着ニップ部N2を形成する加圧ローラー252とを含む。定着ユニット25は、転写ニップ部N1においてトナー像が転写されたシートを、定着ニップ部N2において加熱及び加圧することで、定着処理を施す。定着処理されたシートは、シート排出口131から胴内排紙トレイ151に向けて排出される。
本体筐体10内には、シートを搬送するシート搬送路が備えられている。このシート搬送路は、下部筐体11の下部付近から連結筐体13まで、転写ニップ部N1及び定着ニップ部N2を経由して上下方向に延び、シート排出口131に至るメイン搬送路P1を含む。さらに、両面印刷の際にシートを反転搬送する反転搬送路P2が、メイン搬送路P1の最下流端から上流端付近まで延設されている。
シートカセット14は、シート束を収容するシート収容部を備える。このシート収容部の右上付近には、前記シート束の最上層のシートを1枚ずつ繰り出すピックアップローラー271と、そのシートをメイン搬送路P1の上流端に送り出す給紙ローラー対272とが備えられている。メイン搬送路P1の転写ニップ部N1よりも上流側には、所定のタイミングでシートを転写ニップ部N1に送り出すレジストローラー対273が配置されている。
メイン搬送路P1及び反転搬送路P2は、搬送ユニット26の内側面(左側面)及び外側面(右側面)を利用して形成されている。例えば、転写ニップ部N1の直上流のメイン搬送路P1は、搬送ユニット26の内側面と、これに対向して配置された転写前ガイド274とによって区画されている。搬送ユニット26には、既述の通り転写ローラー213が搭載される他、レジストローラー対273の一方のローラーや、反転搬送路P2においてシート搬送する搬送ローラー対(図略)の一方のローラーが搭載されている。
画像形成装置1の画像形成動作について簡単に説明する。先ず、帯電装置212により感光体ドラム211の周面が略均一に帯電される。帯電された感光体ドラム211の周面が、露光ユニット22から発せられるレーザー光により露光され、シートに形成する画像の静電潜像が感光体ドラム211の周面に形成される。この静電潜像が、現像ユニット23から感光体ドラム211の周面にトナーが供給されることにより、トナー像として顕在化される。
シートに片面印刷処理が行われる場合、シートカセット14又は手差しトレイ17からシートがメイン搬送路P1に送り出され、該シートに、転写ニップ部N1において前記トナー像の転写処理が、定着ニップ部N2において、転写されたトナーをシートに定着させる定着処理が、各々施される。その後、該シートは、シート排出口131から胴内排紙トレイ151上に排紙される。一方、シートに両面印刷処理が行われる場合、シートの片面に対して転写処理及び定着処理が施された後、該シートは、シート排出口131から胴内排紙トレイ151上に一部が排紙される。その後、該シートはスイッチバック搬送され、反転搬送路P2を経て、メイン搬送路P1の上流端付近に戻される。しかる後、シートの他面に対して転写処理及び定着処理が施され、該シートは、シート排出口131から胴内
排紙トレイ151上に排紙される。
以上の基本構成に加えて、本実施形態の画像形成装置1は、現像ユニット23若しくはドラムユニット21が本体筐体10から引き出されるに際して、感光体ドラム211及び現像ローラー231の周面が損傷しないよう、これらの両周面を離間させる機構を備えている。後記でも述べるが、画像形成動作を行う通常時には、現像ローラー231の周面は感光体ドラム211の周面に所定のギャップを置いて近接した状態とされる。前記所定のギャップは、現像ローラー231の軸端付近に配置されたギャップコロ23D(図13参照)が、感光体ドラム211の軸端付近の周面であって非画像形成領域211Dに付勢された状態で当接されることで確保される。一方、メンテナンスやジャム処理時等における、現像ユニット23若しくはドラムユニット21の引き出しに際しては、前記付勢は解除され、感光体ドラム211と現像ローラー231とは離間される。このとき、感光体ドラム211の周面と現像ローラー231の周面との間には、前記所定のギャップよりも相当広いギャップが形成された状態となる。以下、上述の両周面の近接及び離間の機構について詳述する。
図4は、現像ユニット23及びその周辺ユニットの組み立て体の斜視図である。画像形成装置1は、上記近接及び離間のための機構として、支持ユニット30、切り替え機構40及び前後一対のコイルバネ50(付勢部材)を備えている。なお、図4では、ドラムユニット21のうちの感光体ドラム211だけを、その配置位置に即して描いている。図5は、支持ユニット30及び切り替え機構40の斜視図、図6は、現像ユニット23単体の斜視図である。また、図13は、支持ユニット30の後面側を示す斜視図である。
支持ユニット30は、本体筐体10により前後方向に延びる回動軸Aの軸回りに回動自在に支持され、現像ユニット23を位置決めした状態で支持する。支持ユニット30は、基台31、左側壁32(第1側壁)及び後側壁33(第2側壁)を含む。基台31は水平方向に延び、前後方向に長い矩形の平板からなる。基台31は、現像ユニット23が搭載される上面と、切り替え機構40と対向する下面とを有する。
基台31の右縁31Rからは、左右方向の断面が逆L字型の左ガイド部34が垂直上方に立設されている。また、基台31の左縁31L側には、前後方向に延びる凸条からなる右ガイド部35が設けられている。これら左ガイド部34及び右ガイド部35は、現像ユニット23が支持ユニット30に対して前方からスライド装着される際に、当該現像ユニット23をガイドする役目を果たす。
左側壁32は、基台31の左縁31L(一の側縁)から垂直上方に立設され、現像ローラー231と平行な側壁である。左側壁32の前端32F及び後端32Rは、その中央部分よりも立設高さが高い部分とされている。前端32Fには、前方に向けて開口した円筒体からなる支点部36が配置されている。後端32Rには、図13に示されているように、後方に向けて突設されたピン74が配置されている。支点部36及びピン74は同軸上に配置されており、これらが支持ユニット30の回動軸Aを創出している。支点部36には、本体筐体10に備えられたピン部材112(図7、図8参照)が挿入される。一方、ピン74は、本体筐体10に組み付けられた後述の駆動ユニット70に備えられているピン受け72に挿入される。支点部36及びピン74が各々相手方部材に挿入された状態となると、支持ユニット30は回動軸Aの軸回りに回動自在となる。
左側壁32の後端32Rには、ピン74と同軸上(つまり回動軸Aと同軸上)に配置された第2カップリングギア73(第2駆動入力部)が組み付けられている。第2カップリングギア73は、ピン74と同心の円筒体の端縁にギア歯が形成されてなるギアであり、後述の駆動ユニット70に備えられている第1カップリングギア71(駆動出力軸)から回転駆動力を与えられる。
後側壁33は、基台31の後縁31B(他の側縁)から垂直上方に立設され、左側壁32と直交する側壁である。後側壁33の左端は、左側壁32の後端に連なっている。後側壁33の内部331には、第2カップリングギア73から前記回転駆動力が伝達される伝達ギア37(伝達機構)が、回転自在に保持されている。後側壁33の前面側であって、右端寄りの位置には、上下に並ぶ第1位置決め孔381及び第2位置決め孔382が設けられている。また、後側壁33の左端寄りの位置には、第2カップリングギア73から前記回転駆動力が伝達されるカップリング部材39が配置されている。基台31の前縁31F側は開口されている。
基台31の下面には、図7及び図8に示しているように、フック311(第1係合片)が設けられている。フック311は、基台31の右端付近から概ね30°程度の角度で斜め下方に突出する板状体である。フック311の先端と基台31の下面との間には、所定幅の開口ギャップが存在している。この開口ギャップを始端(下端)とする傾斜部312が、フック311に備えられている。
図6及び図7における現像ユニット23の断面図を参照して、現像ユニット23は、現像ハウジング60と、現像ハウジング60に収容された現像ローラー231、第1攪拌スクリュー232、第2攪拌スクリュー233及びトナー供給スクリュー234とを含む。現像ハウジング60は、底板601、前側板602、後側板603、左側板604及び天板605によって形成される、前後方向に長いハウジングである。現像ハウジング60の右端側には前後方向に延びる開口部が設けられ、該開口部から現像ローラー231の半周面が露出している。
現像ローラー231は、その周面にトナーを担持するローラーであり、当該周面が感光体ドラム211の周面と対向するように、現像ハウジング60によって回転自在に支持されている。現像ローラー231に担持されたトナーは、感光体ドラム211の周面に形成された静電潜像を現像するために、感光体ドラム211に供給される。既述の通り、現像ローラー231の軸端付近には、ギャップコロ23Dがそれぞれ取り付けられている。第1、第2攪拌スクリュー232、233は、現像ハウジング60内においてトナーを攪拌しつつ搬送し、前記トナーを帯電させる。トナー供給スクリュー234は、第2攪拌スクリュー233が配置されているハウジング空間内に、トナーを満遍なく供給するためのスクリューである。
天板605の前端付近には、トナーを現像ハウジング60内に受け入れるトナー導入口61が穿孔されている。トナーコンテナ24に貯留されているトナーが、中間ホッパー241(図4)を介して、トナー導入口61から補給される。中間ホッパー241は、トナーコンテナ24のトナー排出口からトナーを受け入れる受入口と、トナー導入口61と対向する吐出口と、前記受入口と前記吐出口との間を接続するトナー搬送路とを含む。前記吐出口にはシャッター部材が備えられており、現像ハウジング60の本体筐体10への着脱により前記シャッター部材が開閉する。このように、中間ホッパー241を介在される構成を採用することで、(トナーコンテナ24とは別個に)現像ユニット23を単体で、本体筐体10に対する着脱を行うことができる。
現像ユニット23が支持ユニット30の基台31に搭載された状態において、底板601は基台31と対向し、後側板603は後側壁33と対向する。後側板603の右端付近には、ギアハウジング62が突設され、この中に現像ローラー駆動ギア63(第1駆動入力部)が収容されている。ギアハウジング62は、左方に開口部を有し、該開口部から現像ローラー駆動ギア63のギア歯の一部が露出している。現像ローラー駆動ギア63は、現像ローラー231の回転シャフトの後端部分に取り付けられている。現像ローラー駆動ギア63に回転駆動力が与えられることで、現像ローラー231は、前記回転シャフトの軸回りに回転する。後側板603の左端付近には窓部が設けられ、該窓部からはカップリングソケット65が露出している。カップリングソケット65は、トナー供給スクリュー234の回転シャフトの後端に直結されている。カップリングソケット65に回転駆動力が与えられることで、トナー供給スクリュー234は回転シャフトの軸回りに回転する。
後側板603の右端付近には、第1位置決めピン641及び第2位置決めピン642が、上下方向に並んで突設されている。第1位置決めピン641は、ギアハウジング62の中心に配置され、第2位置決めピン642は後側板603の下縁付近に配置されている。底板601の右縁には前後方向に延びる右ガイドリブ606(図7)が右方に突設され、底板601の左縁には前後方向に延びる左ガイドリブ607が左方に突設されている。天板605の右端には、現像ローラー231の周面に担持されるトナー層の層厚を規制するブレード66が取り付けられている。
ユーザーが現像ユニット23と本体筐体10に装着する際、現像ユニット23は、支持ユニット30の前方側から組み付けられ、基台31上をスライドして後方に向けて装着されてゆく。現像ユニット23が本体筐体10から取り外される際は、その逆である。前記装着の当初において、右ガイドリブ606及び左ガイドリブ607は、支持ユニット30の右ガイド部35及び左ガイド部34に各々嵌め込まれる。そして、後方に向けての装着が進む間、右ガイドリブ606及び左ガイドリブ607が右ガイド部35及び左ガイド部34でガイドされることによって、現像ユニット23は基台31上を安定的にスライド移動することができる。
現像ユニット23の後側板603が支持ユニット30の後側壁33に近接する所定位置まで前記装着が進むと、第1位置決めピン641及び第2位置決めピン642が、それぞれ第1位置決め孔381及び第2位置決め孔382に挿入される。これにより、現像ユニット23は、支持ユニット30に対して位置決めされた状態となる。かかる位置決め状態において、現像ローラー駆動ギア63は伝達ギア37と歯合する。すなわち、伝達ギア37は後側壁33を構成するハウジングからギア歯の一部が露出しており、該ギア歯の一部が上述の現像ローラー駆動ギア63の露出部分と歯合する。また、カップリングソケット65は、カップリング部材39と結合される。これにより、第2カップリングギア73に回転駆動力が与えられると、その回転駆動力は、伝達ギア37及び現像ローラー駆動ギア63に伝達され、現像ローラー231が回転できる状態となる。同様に、前記回転駆動力は、カップリング部材39及びカップリングソケット65に伝達され、トナー供給スクリュー234が回転できる状態となる。
一対のコイルバネ50は、現像ユニット23を搭載した支持ユニット30に対して、回動軸Aの軸回りに、現像ローラー231の周面が感光体ドラム211の周面に向かう近接方向に回動させる付勢力を与える部材である。一対のコイルバネ50は、それぞれ上下方向が伸縮方向となるように配置され、その上端が基台31の下面の右端付近に接し、下端が本体筐体10の図示省略の固定フレーム部材に接している。つまり、コイルバネ50は、基台31の右縁31R近傍(第1側壁が立設された側縁と対向する側縁近傍)の下面を上方に付勢している。
切り替え機構40は、現像ローラー231の周面が感光体ドラム211の周面に近接する近接姿勢(第1姿勢)と、コイルバネ50の前記付勢力に抗して現像ローラー231の周面が感光体ドラム211の周面から離間する離間姿勢(第2姿勢)との間で、現像ユニット23を支持した支持ユニット30を姿勢変更させる。
図7は、支持ユニット30が前記近接姿勢の状態を示す断面図、図8は、支持ユニット30が前記離間姿勢の状態を示す断面図である。前記近接姿勢のとき、切り替え機構40は支持ユニット30に対して拘束力を作用させていない。このため、コイルバネ50の付勢力が支持ユニット30に作用し、支持ユニット30は矢印R11で示すように、回動軸A(支点部36の筒心)回りに反時計方向に回動する。従って、現像ローラー231は、矢印R12で示すように、感光体ドラム211に向かう方向に押圧される。これにより、図13に示すように、ギャップコロ23Dが感光体ドラム211の非画像形成領域211Dに押し当てられ、現像ローラー231の周面と感光体ドラム211の周面との間には、前記所定のギャップが形成される。この近接姿勢が、画像形成装置1が画像形成処理を実行する際の姿勢である。
一方、前記離間姿勢のとき、切り替え機構40は支持ユニット30に対して拘束力を作用させる。すなわち、フック311にコイルバネ50の前記付勢力に抗する押し下げ力を与え、基台31の右端側を下方に押し下げる。このため、支持ユニット30は矢印R21で示すように、回動軸A回りに時計方向に回動する。従って、現像ローラー231は、矢印R22で示すように、感光体ドラム211から離間する方向に移動し、現像ローラー231の周面と感光体ドラム211の周面との間には、比較的大きな隙間が形成される。この離間姿勢が、現像ユニット23を支持ユニット30から前方に引き出す(若しくは後方に押し入れる)ことができる姿勢である。
以下、上記の近接姿勢と離間姿勢との間での姿勢変更を実現させる切り替え機構40の詳細構成について説明する。図9は、切り替え機構40の斜視図であって、前記近接姿勢を形成している状態の斜視図、図10は、前記離間姿勢を形成している状態の斜視図である。切り替え機構40は、前後方向に移動するレバー部材41と、レバー部材41の前後方向の移動に連動して左右方向に移動する移動板42とを含む。移動板42は、レバー部材41の下方に、前後方向に間隔をおいて2つ配置されている。
レバー部材41は、前後方向に長い板状体であり、前方の操作部411と、この操作部411の後方に連なる切り替え部412とを含む。操作部411は、レバー部材41の前端41Fから前後方向の全長の1/5程度を占める部分であり、上下方向の厚みが比較的厚肉である。図3及び図4において、前方に突出している部分が、操作部411に相当する部分である。この操作部411には、ユーザーがレバー部材41を操作する際に手指を指し入れる操作孔44が穿孔されている。
切り替え部412は、上下方向の厚みが比較的薄肉であり、その周縁が操作部411と同じ厚さのリブで囲まれている。前方側の移動板42は切り替え部412の前端付近に、後方側の移動板42は切り替え部412の後端付近に配置されている。切り替え部412の前端及び後端付近には、レバー部材41の延伸方向に対して斜め方向に延びるスリット43が各々穿孔されている。前方側のスリット43に基づき説明する。スリット43は、切り替え部412の前端且つ右端付近を基端部43Aとすると、該基端部43Aから左方に向かうように斜め後方に延び、切り替え部412の前端から所定距離だけ後方に離間した位置であって切り替え部412の左端付近に位置する先端部43Bに至っている。後方側のスリット43も同じ形状であり、先端部43Bに相当する部分がレバー部材41の後端41R(切り替え部412の後端)付近に至っている。
移動板42は、左右方向に長い平板からなる基板421と、この基板421を上下に貫通して設けられた第1ガイド溝422及び第2ガイド溝423と、基板421の上面から垂直に立設された嵌合ピン45と、基板421の右端付近に取り付けられた係合ピン46(第2係合片)とを含んでいる。
第1、第2ガイド溝422、423は、基板421の前後方向の中央付近において、左右方向に延びるように各々設けられている。右方側に位置する第1ガイド溝422は、右端側が開放した、上面視でU字型のガイド溝である。一方、左方側に位置する第2ガイド溝423は、長円型のガイド溝である。これらガイド溝422、423は、本体筐体10に固定的に備えられているガイドピン(図略)が嵌入される。移動板42は、前記ガイドピンにより本体筐体10から上方に離脱できないように係合されるとともに、第1、第2ガイド溝422、423が前記ガイドピンでガイドされつつ、左右方向に移動可能である。従って、第2ガイド溝423の左右方向の幅が、移動板42の左右方向の移動ストロークとなる。
嵌合ピン45は、基板421の後方側(前方側の移動板42の場合)に延在する延長部425の上面から立設され、スリット43に嵌入されている。上述の通り、スリット43は前後方向に真っ直ぐ延びるスリットではなく、斜め方向に延びるスリットである。一方、レバー部材41は、前後方向に真っ直ぐ移動できるよう、図略のガイド部材にて案内される。このため、レバー部材41の前後方向の移動に伴い、嵌合ピン45がスリット43によってガイドされることによって、移動板42が左右方向に移動する。なお、嵌合ピン45とスリット43とが係合していることから、レバー部材41の前後方向の移動ストロークは、スリット43の前後方向の長さの範囲に限定される。
係合ピン46は、前後方向に延びる円柱体からなる。基板421の右端からは、前後一対の保持部424が上方に立設され、これら保持部424によって係合ピン46の両端が保持されている。係合ピン46は、支持ユニット30のフック311(第1係合片)との係合のために設けられている部材である。
図9は、レバー部材41が最も後方に押し込まれた状態(第2位置)である(図7も参照)。このとき、嵌合ピン45はスリット43の基端部43Aに接している。従って、移動板42は、最も右方側に移動している状態である。図10は、図9の状態からレバー部材41が矢印R3の方向に引っ張られ、前端41Fが最も前方に突出した状態(第1位置)である(図8も参照)。このとき、嵌合ピン45はスリット43の先端部43Bに接している。嵌合ピン45が先端部43Bに至るまでの間、スリット43のガイド作用によって、移動板42は矢印R4で示すように左方に移動する。嵌合ピン45が先端部43Bに至ると、移動板42は、最も左方側に移動している状態となる。
図7を参照して、レバー部材41が最も後方に押し込まれた状態では、係合ピン46も右方に退避した状態となる。従って、係合ピン46と支持ユニット30のフック311との係合は解除された状態となる。従って、コイルバネ50の付勢力が支持ユニット30にそのまま作用することが許容される。このため、支持ユニット30はコイルバネ50によって押し上げられ、前記近接姿勢を取ることができる。
図8を参照して、レバー部材41が最も前方に引き出された状態では、係合ピン46も左方に移動し、フック311と係合する。フック311は、右方に向けて先下がりの傾斜部312を有し、フック311の先端(下端)と基台31の下面との間には開口ギャップが形成されている。図7の状態では、前記開口ギャップよりも右側に係合ピン46は位置している。但し、係合ピン46はフック311の下端よりも高い位置にある。従って、移動板42の左方への移動に伴い係合ピン46も左方へ移動すると、係合ピン46はフック311の傾斜部312の下端部分に当接する。その後、係合ピン46が傾斜部312上を左方に向けて摺動することに伴い、支持ユニット30は徐々に押し下げられることになる。つまり、支持ユニット30は、コイルバネ50の付勢力に抗する押し下げ力がフック311を通して与えられ、前記離間姿勢へ姿勢変更することになる。
画像形成装置1は、感光体ドラム211や現像ローラー231等を駆動する駆動力を発生する駆動ユニット70を備える。図11は、駆動ユニット70を示す斜視図、図12は、駆動ユニット70に現像ユニット23及び支持ユニット30が組み付けられた状態を示す斜視図である。
駆動ユニット70は、複数のギア列を収容するギアハウジング70Hと、前記複数のギア列に回転駆動力を与える図略の駆動モーターとを含む。ギアハウジング70Hは、本体筐体10に備えられている側板フレーム18の前面側に組み付けられている。前記駆動モーターは、側板フレーム18の後面側に取り付けられている。なお、ギアハウジング70Hは、電力半導体などの高電圧で動作する電気部品が搭載される高圧基板19の保持部材としての役目も果たしている。
駆動ユニット70は、軸回りの回転駆動力を発生する駆動出力軸を有する。本実施形態では、前記駆動出力軸として第1カップリングギア71を例示している。第1カップリングギア71は、円筒体の端縁にギア歯が形成されてなるギアであり、上述の第2カップリングギア73(図13参照)と歯合するギアである。第1カップリングギア71の軸心には、ピン受け72が配置されている。このピン受け72には、第2カップリングギア73と同軸に配置されたピン74が挿入される。第1カップリングギア71は、図11の矢印R5で示すように、反時計方向に回転する回転駆動力を発生する。
図12に示すように、現像ユニット23を搭載した支持ユニット30は、第2カップリングギア73が露出している後側壁33がギアハウジング70Hに接するように、駆動ユニット70に対して組み付けられる。図12の状態では、第1カップリングギア71と第2カップリングギア73とが歯合し、且つ、ピン74がピン受け72に挿入されている。すなわち、第1カップリングギア71から第2カップリングギア73へ回転駆動力が伝達し得る状態であって、支持ユニット30がピン受け72(及び支点部36に挿入されるピン部材112)で軸支された状態である。
この状態で、上記図略の駆動モーターが駆動されると、第1カップリングギア71は図11の矢印R5で示す方向に回転し、第2カップリングギア73は、図13に示すように、矢印R6で示す方向に回転する。上述の通り、第2カップリングギア73の回転によって伝達ギア37も回転し、現像ローラー231も回転する。
ここで、第1カップリングギア71及び第2カップリングギア73の回転方向R5、R6は、現像ローラー231が感光体ドラム211に向かう方向に選ばれている。つまり、回転方向R5、R6は、支持ユニット30が、回動軸Aの軸回りに、現像ローラー231の周面が感光体ドラム211の周面に向かうように回動する回動方向(近接方向)である。回動軸Aを創出している支持ユニット30の支点部36及びピン74は、第1カップリングギア71及び第2カップリングギア73と同軸である。従って、第1カップリングギア71及び第2カップリングギア73が回転すると、その回転方向に沿った回動軸Aの軸回りの推進力が支持ユニット30に作用する。
このように、本実施形態によれば、現像ユニット23は支持ユニット30によって回動軸A回りに回動自在に支持され、支持ユニット30は、コイルバネ50によって現像ローラー231の周面が感光体ドラム211の周面に向かう近接方向に付勢されている。詳しくは、水平な基台31の上面に現像ユニット23が搭載された状態で、支持ユニット30が左側壁32に設けられている回動軸Aの軸回りに回動する。コイルバネ50は、この支持ユニット30の回動に付勢力を与える。これに加えて、駆動ユニット70の駆動出力軸である第1カップリングギア71が発生する回転駆動力の回転方向もまた、支持ユニット30を前記近接方向に回動させる方向に選ばれている。つまり、駆動出力軸の回転駆動力も、支持ユニット30の回動をサポートする。このため、支持ユニット30を回動軸A回り回動させるための力を、コイルバネ50の付勢力と第1カップリングギア71の回転に伴う推進力とで分担させることができる。
このことは、コイルバネ50の付勢力を小さくできることに繋がる。つまり、コイルバネ50の付勢力が小さくても、画像形成装置1の動作時、すなわち現像ローラー231が回転駆動される状態では、第1カップリングギア71の回転に伴う推進力による付勢力が加重される。このため、ギャップコロ23Dを感光体ドラム211の非画像形成領域211Dに押し当てる力が不足することはない。
コイルバネ50の付勢力を小さくすれば、切り替え機構40の操作性が向上する。すなわち、切り替え機構40は、コイルバネ50の付勢力に抗して支持ユニット30を前記近接姿勢から前記離間姿勢へ姿勢変更させるが、この操作を、より小さい操作力でユーザーに実行させることが可能となる。上記の通り、本実施形態の切り替え機構40は、レバー部材41の前後の位置変更だけで支持ユニット30の前記近接姿勢と前記離間姿勢との間の姿勢変更を行わせることができるよう、構造を簡素化した切り替え機構を採用している。本実施形態によれば、レバー部材41の前方への引き出し操作(第2位置から第1位置への位置変更)の際に作用するコイルバネ50の付勢力を小さくすることができるので、レバー部材41の操作性が向上する。
以上説明した、本実施形態によれば、現像ローラー231を感光体ドラム211に対して近接及び離間させる機構を備えた画像形成装置において、前記近接及び離間させるに際してのユーザーの操作性を向上させることができる。
上記実施形態は一例であり、種々の変形実施形態を取ることができる。例えば、上記実施形態では、駆動出力軸として第1カップリングギア71を、第2駆動入力部として第2カップリングギア73を、そしてこれらギア71、73の軸心にピン受け72及びピン74が配置されている例を示した。これに代えて、例えば平歯車を用いても良い。但し、上記実施形態によれば、駆動出力軸から第2駆動入力部への駆動力伝達と、回動軸と第2駆動入力部とを同軸上に配置する構成とを、シンプルに構築することができるので好ましい。
1 画像形成装置
10 本体筐体(本体ハウジング)
211 感光体ドラム(像担持体)
23 現像ユニット
231 現像ローラー
30 支持ユニット
31 基台
31L 左縁(一の側縁)
311 フック(第1係合片)
32 左側壁(第1側壁)
33 後側壁(第2側壁)
37 伝達ギア(伝達機構)
40 切り替え機構
41 レバー部材
42 移動板
46 係合ピン(第2係合片)
50 コイルバネ(付勢部材)
63 現像ローラー駆動ギア(第1駆動入力部)
70 駆動ユニット
71 第1カップリングギア(駆動出力軸)
72 ピン受け
73 第2カップリングギア(第2駆動入力部)
74 ピン
A 回動軸

Claims (4)

  1. 軸回りの回転駆動力を発生する駆動出力軸を有する駆動ユニットを備えた本体ハウジングと、
    前記本体ハウジングに配置され、トナー像を担持する周面を有する像担持体と、
    前記本体ハウジングに対して引き出し可能に装着され、トナーを担持する周面を有し前記像担持体にトナーを供給する現像ローラーと、該現像ローラーに回転駆動力を与えるための第1駆動入力部とを含む現像ユニットと、
    前記本体ハウジングにより回動軸の軸回りに回動自在に支持され、前記現像ユニットを位置決めした状態で支持する支持ユニットと、
    前記支持ユニットに対して、前記回動軸の軸回りに、前記現像ローラーの周面が前記像担持体の周面に向かう近接方向に回動させる付勢力を与える付勢部材と、
    前記現像ローラーの周面が前記像担持体の周面に近接する第1姿勢と、前記付勢部材の付勢力に抗して前記現像ローラーの周面が前記像担持体の周面から離間する第2姿勢との間で、前記現像ユニットを支持した前記支持ユニットを姿勢変更させる切り替え機構と、を備え、
    前記支持ユニットは、前記駆動出力軸から回転駆動力を与えられ、前記回動軸と同軸上に配置された第2駆動入力部と、該第2駆動入力部に与えられた回転駆動力を前記第1駆動入力部に伝達する伝達機構とを備え、
    前記駆動出力軸が発生する前記回転駆動力の回転方向は、前記支持ユニットを前記近接方向に回転させる方向に選ばれている、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記支持ユニットは第1係合片を備え、
    前記切り替え機構は、
    第1位置と第2位置との間で位置変更が可能なレバー部材と、
    前記レバー部材が前記第1位置のときに前記第1係合片と係合して前記第2姿勢に前記支持ユニットを姿勢変更させ、前記レバー部材が前記第2位置のときに前記第1係合片との係合が解除されて前記付勢部材の付勢力が前記支持ユニットに作用することを許容する第2係合片と、を備える画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記支持ユニットは、
    水平方向に延び、上面と下面とを有する矩形の基台と、
    前記基台の一の側縁から立設され、前記現像ローラーの回転軸と平行な第1側壁と、
    前記基台の他の側縁から立設され前記第1側壁と直交する第2側壁と、を含み、
    前記回動軸及び前記第2駆動入力部は、前記第1側壁に設けられ、
    前記現像ユニットは、前記基台の上面に搭載され、
    前記付勢部材はコイルバネであって、前記基台の前記第1側壁が立設された側縁と対向する側縁近傍の下面を上方に付勢し、
    前記伝達機構は、前記第2側壁に配置されている、画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記駆動ユニットの前記駆動出力軸は、円筒体の端縁にギア歯が形成された第1カップリングギアからなり、該第1カップリングギアの軸心にはピン受けが配置され、
    前記支持ユニットの前記第2駆動入力部は、円筒体の端縁にギア歯が形成され前記第1カップリングギアと歯合可能な第2カップリングギアからなり、該第2カップリングギアの軸心には前記ピン受けに挿入可能なピンが配置され、
    前記ピンは、前記回動軸と同軸上に配置され、前記第1カップリングギアと第2カップリングギアとが歯合した状態において前記ピン受けに挿入され、軸支される、画像形成装置。
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