JP5810070B2 - 通信装置及び通信プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置及び通信プログラムに関し、特に、ファクス送信のためのデータ送信技術に関する。
今日では、インターネット接続により、外出先等においてもデータ送受信が可能な通信装置(例えば、携帯端末等の通信端末装置)が知られている。また、画像形成装置として、コピー機能、プリンター機能、スキャナ機能、更にファクス送信機能を備えた複合機が提案されている。下記特許文献1に例を示すように、この複合機は、原稿読取部による原稿読取で取得した画像データを送信対象データとして、ファクシミリ通信部が公衆電話回線を通じて送信相手先に向けてファクス送信する機能を備えている。
特開2012−95138号公報
しかしながら、上記複合機の場合、ファクス送信により通信相手先に送信対象データを送信するには、複合機の操作部を操作者が操作するか、LANにより複合機に接続されたパーソナルコンピューターから複合機を間接的に操作して、送信対象データをファクス送信する必要がある。また、ファクス送信サービスを提供するウェブサーバーを利用すれば、操作者が外出先で通信装置を用いて、当該通信装置で作成又は指定した送信対象データを、当該ウェブサーバーから直接に送信相手先にファクス送信することが可能であるが、この場合、当該ファクス送信サービスを受けるための利用料が必要になる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、操作者が外出先で通信装置を操作してファクシミリ装置からファクス送信することを可能とし、このファクス送信時に、操作者による想定通りの送信相手先へのファクス送信である確からしさが高いことを条件としてファクス送信を実行することで、ファクス誤送信を可及的に防止することを目的する。
本発明の一局面に係る通信装置は、予め定められたファクシミリ装置によるファクス送信の対象とする送信対象データを操作者からの指示に基づいて設定する送信対象設定部と、前記送信対象設定部により設定された前記送信対象データを、前記予め定められたファクシミリ装置によりファクス送信させる相手先を示す送信相手先情報の入力を操作者から受け付ける送信相手先受付部と、前記送信対象データ及び前記送信相手先情報を、前記予め定められたファクシミリ装置をその受取先としてウェブサーバーに配信させる配信指示と共に、当該ウェブサーバーに送信する送信部と、前記予め定められたファクシミリ装置から、前記ウェブサーバーを介して、通信装置から当該ファクシミリ装置に送信した前記送信対象データ及び前記送信相手先情報に基づいたファクス送信の送信結果を受信する結果受信部と、前記結果受信部に受信された前記送信結果を送信履歴として記憶する履歴記憶部と、前記履歴記憶部に記憶されている送信履歴のうち、ファクス送信の成功を示す送信履歴に対応する送信相手先情報を抽出する抽出部と、前記抽出部により抽出された送信相手先情報を記憶する成功相手先記憶部と、前記送信対象データについての前記ファクス送信の送信相手先として前記送信相手先受付部に受け付けられた送信相手先情報が、前記成功相手先記憶部に記憶されている送信相手先情報に一致することを条件に、前記送信部により前記送信対象データ及び前記送信相手先情報を、前記ウェブサーバーに送信させる制御部とを備える。
本発明によれば、操作者が外出先で通信装置を操作してファクシミリ装置からファクス送信することを可能にすると共に、このファクス送信時に、操作者による想定通りの送信相手先へのファクス送信である確からしさが高いことを条件としてファクス送信を実行することで、ファクス誤送信を可及的に防止することができる。
本発明の一実施形態に係るファクス通信システムを示す図である。 通信装置の概略構成を示すブロック図である。 (A)は過去に送信が成功したファクス番号の取得処理を示すフローチャート、(B)は過去の送信に用いたファクス番号を、自局番号を除いて取得する処理を示すフローチャートである。 情報処理装置の構成を示す概略ブロック図である。 画像形成装置の内部構成の概略を示すブロック図である。 通信装置におけるファクス送信用文書の作成及び送信処理の概要を示すフローチャートである。 通信装置における表示部の表示画面の一例を示す図である。 通信装置における表示部の表示画面の一例を示す図である。 送信相手先情報設定処理を示すフローチャートである。 通信装置における表示部の表示画面の一例を示す図である。 通信装置における表示部の表示画面の一例を示す図である。 送信相手先情報設定処理におけるファクス番号確認処理を示すフローチャートである。 通信装置における表示部の表示画面の一例を示す図である。 送付状設定処理を示すフローチャートである。 通信装置における表示部の表示画面の一例を示す図である。 通信装置における表示部の表示画面の一例を示す図である。 原稿設定処理を示すフローチャートである。 通信装置における表示部の表示画面の一例を示す図である。 送信処理を示すフローチャートである。 通信装置における表示部の表示画面の一例を示す図である。 通信装置における表示部の表示画面の一例を示す図である。 情報処理装置による処理を示すフローチャートである。 画像形成装置による処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る通信装置及び通信プログラムについて図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る通信装置3を備えるファクス通信システムを示す図である。
本発明の一実施形態に係るファクス通信システム10は、画像形成装置1と、情報処理装置2と、通信装置3とを備える。この画像形成装置1は、ファクシミリ装置の一例である。
通信装置3は、タブレット端末、スマートフォン、又はパーソナルコンピューター等である。通信装置3は、インターネット通信機能を有し、ウェブサーバー5との間でデータ
の送受信が可能な構成を有する。特に、通信装置3における制御ユニット300(図2)こそを、ファクス通信システム10の構成要素としてもよい。
操作者は、通信装置3を操作して、通信装置3にインストールされているアプリケーション等により、画像形成装置1によるファクス送信の対象とする送付状及び原稿の文書データを、例えば送付状の予め定められた位置に送信相手先のファクス番号(送信相手先情報)を記載した上で作成する。操作者は、当該文書データの作成後、通信装置3を操作して、通信装置3に、当該文書データを、画像形成装置1によりファクス送信を行わせる送信対象データとして、ウェブサーバー5に送信させる。当該ウェブサーバー5への送信対象データの送信方式は特に限定されないが、本実施形態では、通信装置3のメーラー機能による電子メール形式である。通信装置3は、送信対象データを電子メール形式として、ファクス送信を行わせる画像形成装置1に対応付けられたメールアドレスを指定して、メールサーバーとしてのウェブサーバー5に送信する。
ウェブサーバー5は、通信装置3及び情報処理装置2との間での通信を可能にする構成を有する。すなわち、ウェブサーバー5は、インターネットを介して、通信装置3と情報処理装置2との間でのデータ送受信を可能にする。本実施形態では、ウェブサーバー5は、上記メールアドレスが附随する送信対象データを、メール形式により通信装置3から受信すると、内蔵するHDD等の記憶領域に当該送信対象データを保存する。
画像形成装置1及び情報処理装置2は、事務所や企業等の職場環境内に設置されている。
情報処理装置2は、LAN等のネットワークにより画像形成装置1に通信可能に接続すると共に、ルーター6を介して、インターネット上のウェブサーバー5と通信可能に接続している。なお、画像形成装置1、情報処理装置2及びルーター6が設置される上記職場環境内と、インターネットで接続される外部環境との間には、ファイヤーウォール7が設定されている。
情報処理装置2は、ウェブサーバー5にアクセスして、上記メールアドレス及び送信対象データを取得する。本実施形態では、情報処理装置2は、具備しているメーラーにより、予め定められた一定期間毎に、ウェブサーバー5にアクセスして、画像形成装置1について予め設定されている固有のメールアドレスを有する送信対象データがウェブサーバー5の記憶部にメール形式で記憶されているか否かを判断し、当該メールアドレスを有する送信対象データが当該記憶部に記憶されていれば、当該送信対象データをメール形式で取得する。
情報処理装置2は、更に、取得した送信対象データを解析し、当該送信対象データに含まれる送信相手先情報としてのファクス番号を抽出する。例えば、情報処理装置2は、送信対象データである送付状としての文書データ中に含まれている送信相手先情報としてのファクス番号を抽出する。更に、情報処理装置2は、当該取得した送信対象データを、画像形成装置1で適用されている印刷フォーマットのデータ形式(例えば、PDL等のプリンター言語)に変換する。情報処理装置2は、当該抽出したファクス番号と当該変換したデータとを画像形成装置1に送信する。
画像形成装置1は、少なくともファクス機能を有している装置であり、例えば、プリンター,コピー,ファクス等の複数機能を備えたいわゆる複合機である。本実施形態では、画像形成装置1を複合機として説明する。画像形成装置1は、LAN等による通信機能を備え、当該通信機能により、情報処理装置2との間でデータ送受信を行う。画像形成装置1は、例えば公衆電話回線を通じて、外部のファクシミリ装置F1,F2…に対して、ファクス送信を行う機能を有する。
画像形成装置1は、情報処理装置2から上記ファクス番号及び送信対象データを受信すると、当該ファクス番号の示す外部のファクス装置F1,F2…に、公衆電話回線81を介して、当該送信対象データをファクス送信する。
このようにして、ファクス通信システム10は、通信装置3で作成した送付状及び原稿を含む送信対象データを、通信装置3からウェブサーバー5を介して情報処理装置2に送り、情報処理装置2において、画像形成装置1でのファクス送信に必要な上記処理を当該送信対象データに対して行うことで、通信装置3から送る当該送信対象データを画像形成装置1がファクス送信する。
次に、通信装置3の構成を説明する。図2は通信装置3の概略構成を示すブロック図である。図3(A)は過去に送信が成功したファクス番号の取得処理を示すフローチャート、図3(B)は過去の送信に用いたファクス番号を、自局番号を除いて取得する処理を示すフローチャートである。
通信装置3は、制御ユニット300と、ROM312と、RAM313と、メモリー314と、表示部315と、通話機能部317と、通信インターフェイス318と、入力部319とを備える。これら各部は、互いに信号線(CPUバス等)によりデータ又は信号の送受信が可能とされている。なお、表示部は、特許請求の範囲における報知部の一例である。
制御ユニット300は、CPU等からなる。ROM312は、通信装置3の基本動作についての動作プログラムを記憶する。RAM313は、制御ユニット300の動作領域等として使用される。
メモリー314は、各種データやプログラムを記憶するための記憶媒体である。メモリー314には、本発明の一実施形態に係るデータ送信プログラムが記憶(インストール)されている。本実施形態では、メモリー314は、後述するように、履歴記憶部3141、成功相手先記憶部3142、通信相手先情報記憶部3143、及び送信対象データ記憶部3144として機能する。
制御ユニット300は、データ送信プログラムに従って動作することで、制御部301(ファクス送信用の送信対象データの作成及び送信に関する機能)、送信対象設定部302、送信相手先受付部303、送信部304、結果受信部305、抽出部306、過去情報取得部307,自局番号取得部308、及び桁数受付部309として機能する。但し、制御ユニット300の当該制御部301、送信対象設定部302、送信相手先受付部303、送信部304、結果受信部305、抽出部306、過去情報取得部307,自局番号取得部308、及び桁数受付部309は、上記データ送信プログラムに従った動作によらずに、それぞれハード回路により構成されてもよい。
また、過去情報取得部307,自局番号取得部308、及び桁数受付部309は、下記に示す実施形態において、以下に示す実施形態において必要となる限りで、本発明の一実施形態に係る通信装置の構成要素となる。
上記データ送信プログラムは、下記に示すファクス番号確認処理を行って、画像形成装置1によるファクス送信の対象とする送付状及び原稿等の文書データを指定し、当該送付状及び原稿等からなるデータを、ウェブサーバー5に送信してここから画像形成装置1に取得させるプログラムである。上記データ送信プログラムは、ウェブサーバー5を介して、画像形成装置1におけるファクス送信の履歴を示す履歴情報を受信する機能を行うものとしてよい。
制御部301は、通信装置3が備える各部の動作制御を司る。
送信対象設定部302は、予め定められた画像形成装置(本実施形態では画像形成装置1が送信対象設定部302に予め記憶されている)によるファクス送信の対象とする送信対象データを、入力部319の操作で入力される操作者からの指示に基づいて設定する。例えば、送信対象設定部302は、通信装置3に装備されている文書作成アプリケーションにより作成されてメモリー314に記憶されている送付状や原稿の文書データの中から、入力部319の操作で操作者により指定された文書データを送信対象データとして受け付ける。なお、本実施形態では、入力部319は、表示部315の表示画面部分に設けられたタッチパネル機能により操作者からの指示を受け付ける。
また、送信対象設定部302は、送付状としてのひな型を保有しており、当該ひな型の中から、入力部319の操作で操作者により指定された送付状を示すひな型を送信対象データとして受け付ける。本実施形態では、送信対象設定部302は、入力部319の操作で操作者により入力される宛先名及び送付状コメントと、更に送信相手先受付部303に受け付けられた送信相手先情報としてのファクス番号とを含ませた上で当該送付状としての文書データを作成する。
送信相手先受付部303は、操作者から、画像形成装置1によるファクス送信相手先を示す送信相手先情報としてのファクス番号を受け付ける。
送信部304は、上記ファクス番号を含む送付状及び原稿からなる送信対象データをウェブサーバー5に送信する。送信部304は、メーラー機能を有し、電子メール形式により当該送信対象データをウェブサーバー5に送信する。送信部304は、当該送信対象データの配信先が画像形成装置1であることを示す画像形成装置1固有のメールアドレスと共に、上記送信対象データをウェブサーバー5に送信する。すなわち、上記画像形成装置1固有のメールアドレスは、通信装置3がウェブサーバー5に対して、画像形成装置1へ上記送信対象データを配信させる配信指示となる。
結果受信部305は、画像形成装置1におけるファクス送信結果を示す送信結果情報を、ウェブサーバー5を介して画像形成装置1から受信する。結果受信部305は、当該受信した送信結果を送信履歴(送信成功、送信失敗、中断等を示す)として、当該送信結果が示すファクス送信の送信対象となった送信対象データ及びその送信相手先情報と共にメモリー314の一部領域に保存させる。メモリー314の当該一部領域は履歴記憶部3141となる。
抽出部306は、履歴記憶部3141に記憶されている送信履歴のうち、ファクス送信の成功を示す送信履歴に対応させて記憶されているファクス番号を抽出する。例えば、図3(A)に示すように、抽出部306は、制御ユニット300に内蔵されるタイマー等により、予め定められた期間(例えば、5分)の経過を計測し(S111)、当該予め定められた期間が経過する度に(S111でYES)、この時点で履歴記憶部3141に記憶されている送信履歴であって、送信成功を示すものを検出し、当該検出した送信履歴に対応するファクス番号を抽出する(S112)。抽出部306は、過去に送信が成功した当該ファクス番号を、メモリー314の一部領域に記憶させる(S113)。メモリー314の当該一部領域は成功相手先記憶部3142となる。なお、抽出部306は、S112及びS113の処理を、履歴記憶部3141に記憶されている全ての送信履歴に対して行う。
また、制御部301は、送信対象データについてのファクス送信の送信相手先として送信相手先受付部303に受け付けられたファクス番号が、成功相手先記憶部3142に記憶されている送信相手先情報に一致するか否かを判断し、一致すると判断した場合に、送信部304により当該送信対象データ及び送信相手先情報をウェブサーバー5に送信させ、一致しないと判断した場合には、送信部304には当該送信対象データ及び送信相手先情報のウェブサーバー5への送信を行わせないといった制御も行う。
また、メモリー314の一部領域には、通信装置3による通信の相手先を示すファクス番号が通信相手先情報として少なくとも記憶されている。メモリー314の当該一部領域は、通信相手先情報記憶部3143となる。通信相手先情報は、例えば、ファクス番号、電話番号、メールアドレス、住所等を有する。また、当該通信相手先情報としては、例えば、スマートフォン等の通信装置に記憶されている所謂アドレス帳に含まれるファクス番号等の各情報が用いられる。
制御部301は、送信相手先受付部303に受け付けられた送信相手先情報が、通信相手先情報記憶部3143に記憶されている通信相手先情報に一致するか否かを判断し、一致すると判断した場合に、送信部304により当該送信対象データ及び送信相手先情報をウェブサーバー5に送信させ、一致しないと判断した場合には、送信部304には当該送信対象データ及び送信相手先情報のウェブサーバー5への送信を行わせない。
また、メモリー314の一部領域には、送信部304による送信対象データの送信後に、当該送信対象データが記憶される。メモリー314の当該一部領域は、送信対象データ記憶部3144となる。
過去情報取得部307は、送信部304が過去に送信した送信対象データについての送信相手先情報を取得する。例えば、過去情報取得部307は、送信相手先受付部303に操作者から受け付けられた送信相手先情報としてのファクス番号であって、送信対象データの送信時に、当該送信対象データと共に、又は当該送信対象データに含めて、ウェブサーバー5を介して画像形成装置1に送信されたファクス番号を、メモリー等に記憶しておくことにより取得する。
或いは、過去情報取得部307は、送信対象データ記憶部3144に記憶されている送信対象データから、その中に含まれている送信相手先情報としてのファクス番号を検出して、メモリー等に記憶しておくことにより取得する。
制御部301は、送信相手先受付部303に受け付けられた送信相手先情報が、過去情報取得部307に取得された送信相手先情報に一致するか否かを判断し、一致すると判断した場合に、送信部304により当該送信対象データ及び送信相手先情報をウェブサーバー5に送信させ、一致しないと判断した場合には、送信部304には当該送信対象データ及び送信相手先情報のウェブサーバー5への送信を行わせない。
自局番号取得部308は、画像形成装置1から当該画像形成装置1の自局ファクス番号を取得する。自局ファクス番号とは、当該画像形成装置1がファクシミリ送受信に用いる自らの番号である。自局番号取得部308は、例えば、操作者から入力部319に画像形成装置1の自局ファクス番号として入力されたファクス番号を保有する。
或いは、自局番号取得部308は、ウェブサーバー5を介して、画像形成装置1から、メール形式で画像形成装置1の自局ファクス番号を取得する。この場合、図3(B)に示すように、自局番号取得部308が、ウェブサーバー5を介して画像形成装置1から画像形成装置1の自局ファクス番号を取得すると(S121)、過去情報取得部307は、送信対象データ記憶部3144に記憶されている送信対象データから、その中に含まれている送信相手先情報としてのファクス番号を検出する(S122)。例えば、過去情報取得部307は、送信対象データとしての送付状の文書データからOCR(Optical Character Reader)機能によりテキストデータを検出し、当該テキストデータ中から、予め定められたファクス番号の特徴を示す数字列(例えば、市外局番「06」「03」から始まる数字列等)に一致又は部分一致する数字列を、ファクス番号として検出する。
更に、過去情報取得部307は、S121で取得された自局ファクス番号を除いて、送信部304が過去に送信した送信対象データについての送信相手先情報を抽出してリスト化する(S123)。過去情報取得部307は、制御ユニット300に内蔵のメモリー等に当該作成したリストを記憶させておく。
桁数受付部309は、操作者による例えば入力部319による操作により、制御部301による送信相手先情報の一致判断に用いる桁数の指定を受け付ける。制御部301は、上述した一致判断の対象となる両方の送信相手先情報について、桁数受付部309に受け付けられた桁数が一致していれば、送信部304により当該送信対象データ及び送信相手先情報をウェブサーバー5に送信させ、当該桁数が一致しないと判断した場合には、送信部304には当該送信対象データ及び送信相手先情報のウェブサーバー5への送信を行わせない制御を行う。
なお、ウェブサーバー5は、一般的なメールサーバーであり、相手先を振り分けるメール転送エージェント(MTA)、振り分けられたメールをサーバー内のユーザーや別のサーバーへ配送するメール配送エージェント(MDA)の機能を実行する。
次に、情報処理装置2の構成を説明する。図4は情報処理装置2の構成を示す概略ブロック図である。ここでは、情報処理装置2の機能のうち、ファクス送信制御に関するものを説明する。
情報処理装置2は、制御ユニット200と、ネットワークインターフェイス206と、HDD207とを備える。
制御ユニット200は、CPU、ROM、RAM等からなる。制御ユニット200は、HDD207に記憶されているファクス送信制御プログラムに従って動作することにより、制御部201(ファクス送信制御に関する機能)、データ取得部202、変換部203、データ送信部204、及び送信結果受信部205として機能する。但し、制御ユニット200の当該、制御部201、データ取得部202、変換部203、データ送信部204、及び送信結果受信部205は、上記ファクス送信制御プログラムに従った動作によらずに、それぞれハード回路により構成されてもよい。
制御部201は、情報処理装置2の全体的な動作制御を司る。
データ取得部202は、ウェブサーバー5から、画像形成装置1においてファクス送信の対象とする送信対象データを取得する。すなわち、データ取得部202は、予め設定された時間毎に、ルーター6及びインターネットを介して、ウェブサーバー5にアクセスして、画像形成装置1固有の上記メールアドレスが付されたメールを送信対象データとして取得する。
また、データ取得部202は、上記送信対象データの一部をなす送付状の文書データから送信相手先情報としてのファクス番号を抽出する。例えば、データ取得部202は、送付状である文書データにおいて、予め定められたキーワード、例えば、「宛先番号」等を検出し、その後に続く予め定められた桁数の数字をファクス番号として抽出する。
変換部203は、上記送信対象データを画像形成装置1で適用される印刷フォーマットからなるデータ形式に変換する。
データ送信部204は、上記抽出された送信相手先情報としてのファクス番号と、変換部203による上記印刷フォーマットへの変換後の送信対象データとを、ネットワークインターフェイス206を介して画像形成装置1に送信する。また、データ送信部204は、送信結果受信部205により画像形成装置1から受信されたファクス送信結果を、ウェブサーバー5を介して通信装置3に送信する。
送信結果受信部205は、ウェブサーバー5を介して、画像形成装置1から、データ送信部204により画像形成装置1に送信した送信対象データについてのファクス送信結果を受信する。
ネットワークインターフェイス206は、インターネットを介したウェブサーバー5との通信、及びLANを介した画像形成装置1との通信時に、これらの通信に必要な処理を行う。
HDD207は、上記ファクス送信制御プログラムと、上記ウェブサーバー5から受信したメール形式の送信対象データを記憶する。
次に、画像形成装置1の構成を説明する。図5は、画像形成装置1の内部構成の概略を示すブロック図である。
画像形成装置1は、装置各部の機能を制御する制御ユニット100と、上記の画像読取部110と、画像読取部110によって読み取られた原稿画像のデータ等を一時的に記憶する画像メモリー120と、画像形成部130と、操作部20と、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示部150とを備える。操作部20は、操作者からの各種動作実行指示の入力を受け付ける。
また、画像形成装置1は、ネットワークインターフェイス160と、ファクシミリ通信部140と、HDD170と、画像メモリー120と、画像処理部190とを備える。
ファクシミリ通信部140は、ファクシミリ通信に必要な各種機能を実行し、公衆電話回線81を通じて外部のファクシミリ装置F1,F2…から画像データを送受信する。
HDD170は、情報処理装置2から受信されたファクス送信の送信対象データ及びその送信相手先を示すファクス番号、画像読取部110による読取で得られた画像テータ等を記憶する。なお、当該情報処理装置2から受信されたファクス送信の送信対象データ及びその送信相手先を示すファクス番号は、画像メモリー120に保存してもよい。
ネットワークインターフェイス160は、LAN(Local Area Network)を介して、情報処理装置2から、ファクシミリ通信部140によるファクス送信の対象となる送信対象データ及びそのファクス番号等を受信する。
画像処理部190は、画像読取部110が読み取った画像のデータについて、編集/加工(符号/復号処理、拡大/縮小処理、圧縮/伸長処理)処理等を行う。
制御ユニット100は、CPUと、画像形成動作を制御する制御プログラム等の装置各部の動作プログラムを記憶したROM、各種データを格納して作業領域として機能するRAM、各種制御用パラメータの設定値を記憶する不揮発性メモリー等のメモリーを備え、ROMに記憶された動作プログラムが当該CPUにより実行されることにより、装置各部の動作を司る。
制御ユニット100は、制御部101と、情報受信部102と、データ変換部103と、通信部104とを備える。
例えば、制御ユニット100は、HDD170に記憶されているファクス送信プログラムに従って動作することで、上記制御部(当該ファクス送信に関する制御を行う機能部分)101と、情報受信部102と、データ変換部103と、通信部104として機能する。なお、制御ユニット100は、ハード的な回路により、上記制御部101と、情報受信部102と、データ変換部103と、通信部104とを備えるものとしてもよい。
制御部101は、画像形成装置1に備えられる各機構を制御し、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。また、制御部101は、後述するファクス送信に必要となる各動作の制御を行う。
情報受信部102は、予め定められて適用している印刷フォーマットのデータ形式に変換されてファクシミリ通信部140によるファクス送信の対象とする送信対象データと、当該ファクス送信の送信相手先を示す送信相手先情報としてのファクス番号とを、ネットワークインターフェイス160を介して情報処理装置2から受信する。
データ変換部103は、情報受信部102により受信された送信対象データを、ファクシミリ通信部140によるファクス送信が可能なデータ形式、例えばラスタデータに変換する。上記ファクシミリ通信部140は、データ変換部103が変換したデータ形式からなる送信対象データを、上記ファクス番号の示す外部ファクシミリ装置に対してファクス送信する。
通信部104は、ファクシミリ通信部140による上記送信対象データのファクス送信後、ファクシミリ通信部140から当該ファクス送信の結果を取得し、この送信結果を、ネットワークインターフェイス160を介して情報処理装置2に送信する。
次に、通信装置3におけるファクス送信用文書の作成及び送信処理の概要を説明する。図6は通信装置3におけるファクス送信用文書の作成及び送信処理の概要を示すフローチャートである。図7及び図8は通信装置3における表示部315の表示画面の一例を示す図である。
操作者による通信装置3の入力部319の操作により、ファクス送信用文書作成及び送信処理の開始指示が入力されると(S1でYES)、制御部301は、表示部315に、ファクス送信文書作成用の初期設定画面を表示させる(S2)。
例えば、図7に示すように、初期設定画面D1は、宛先入力を受け付けるための画像im1、送付状の作成指示を受け付けるための画像im2と、原稿の作成指示を受け付けるための画像im3と、入力された宛名情報を操作者に確認させるための画像im4とを表示する。
ここで、操作者による上記画像im1の押下操作で、タッチパネル機能により、宛先、すなわち、送信相手先情報としてのファクス番号が入力されて設定される(S3)。当該ファクス番号の入力時(S3)には、後述するファクス番号確認処理が実行される。当該ファクス番号確認処理を経て一定条件を満たしていることを条件に、操作者により入力されたファクス番号が送信相手先情報として設定される。
そして、操作者による上記画像im2,im3の操作で送信対象としての送付状及び原稿が受け付けられ、これらが送信対象データとして設定されると(S4)、制御部301は、表示部315に、図8に例を示すような、送信対象として確定した送付状及び原稿に関する情報を操作者に確認させる確認画面D2を表示部315に表示させる(S5)。なお、後述する操作者による操作で入力される送信相手先情報としてのファクス番号は、送付状となる文書データに書き込まれる。
この確認画面D2は、送信対象データとなる原稿に関する情報、送付状に関する情報を示す画像im5を有している。また、確認画面D2は、通信装置3により送信する当該送信対象データが画像形成装置1によるファクス送信の対象となることを示すための画像im6を有する。この画像im6の近傍には、画像形成装置1からウェブサーバー5等を介して受信した情報に基づいて、画像形成装置1の動作状態を示す画像im7が配置されている。さらに、この画像形成装置1を介して送信する相手先がファクシミリ装置であることを操作者に示すための画像im8が表示される。さらに、確認画面D2は、画像形成装置1によるファクス送信の送信相手先となる送信相手先の名称及びファクス番号を示す画像im9を有する。
これにより、操作者は、ウェブサーバー5に対して上記設定した送信対象データを送信する前に、当該送信対象データの内容に誤りがあるか否かを確認可能となる。
この確認画面D2は、更に、操作者から当該送信対象データのウェブサーバー5を介した画像形成装置1側への送信実行指示を受け付けるための送信ボタンim10と、当該画像im5〜im9により示されている設定内容をキャンセルして、宛先や送付状及び原稿を再度設定可能な状態に戻すための「戻る」ボタンim11を有する。
また、操作者が、上記送信ボタンim10を押下する等の操作を行うことで、タッチパネル機能により、この時点で設定されている送信対象データの送信指示が入力部319に受け付けられると(S6でYES)、送信部304が、通信インターフェイス318を介して、送信相手先情報としてのファクス番号を含む送信対象データを、ウェブサーバー5に送信する(S7)。換言すると、送信部304は、ファクス番号を含む送信対象データを、ウェブサーバー5を介して画像形成装置1に向けて送信する。
以上が、ファクス通信システム10により画像形成装置1にファクス送信させる際に行う通信装置3による処理の概要である。以下には、ファクス通信システム10によりファクス送信時に行う処理を、通信装置3,情報処理装置2,及び画像形成装置1について別個に説明する。
次に、通信装置3での上記ファクス送信用の文書作成及び送信処理における送信相手先情報設定処理を説明する。図9は送信相手先情報設定処理の一部を示すフローチャートである。図10及び図11は、通信装置3における表示部の表示画面の一例を示す図である。
例えば、初期設定画面D1(図7)における宛先入力用の画像im1の四角部分im12を押下する等により、操作者から送信相手先情報を手動入力で設定する旨の指示が入力されると(S11でYES)、制御部301は、表示部315に、図10に例を示すように、操作者による表示部315の表示画面へのタッチ操作によりタッチパネル機能でファクス番号の入力を受け付けるためのキーボード画像im13を表示させる(S12)。
ここで、操作者によるキーボード画像im13のタッチ操作により、ファクス番号が入力されると(S17でYES)、この送信相手先情報が送信相手先受付部303に受け付けられて(S18)、後述する図12に示すS101以降のファクス番号確認処理に移る。
なお、制御部301は、通信装置3のメモリー314に記憶されているアドレス帳の参照、又は過去に入力されたファクス番号のログから、操作者により上記のようにしてファクス番号が1桁入力される度に、候補となるファクス番号、すなわち、入力済みの当該ファクス番号に部分一致するファクス番号を示す画像im14を、初期設定画面D1における四角部分im12の近傍位置に表示させる。所望のファクス番号が画像im14に表示された時点で操作者により、当該所望のファクス番号の表示部分が押下され、この後に、リターンキーを示す画像im15が押下されると、送信相手先受付部303に、当該所望のファクス番号が送信相手先情報として受け付けられる。
また、上記図7に示した初期設定画面D1における宛先入力用の画像im1のアドレス帳画像im16を押下する等により、操作者から送信相手先情報としてのファクス番号をアドレス帳から指定する指示が入力されると(S11でNO,S13でYES)、制御部301は、表示部315に、図11に例を示すように、アドレス帳に記憶されている各連絡先のリストを示す画像im17を有する宛先選択画面D3を表示部315に表示させる(S14)。なお、アドレス帳からファクス番号を指定する指示が操作者により入力されない場合は(S13でNO)、処理は終了する。
ここで、操作者が、画像im17の示す宛先リストのうち、送信相手先としたい宛先を表示する画像部分、例えば、「○×産業」を示す画像im18を押下すると、当該画像im18に対応付けられている宛先としての例えば「○×産業」が入力され(S15でYES)、宛先「○×産業」に対応付けてアドレス帳に記憶されている各番号を示す表示画像im19を、送信相手先候補として、制御部301が表示部315に表示させる(S16)。
操作者が、当該候補の中から、送信相手先とする所望の番号を示す例えば表示部分im190を押下すると、当該押下された表示部分im190に対応付けられている番号が入力され(S17でYES)、この送信相手先情報が送信相手先受付部303に受け付けられ(S18)、図12に示すS101以降のファクス番号確認処理に移る。
次に、ファクス番号確認処理を説明する。図12は、送信相手先情報設定処理におけるファクス番号確認処理を示すフローチャートである。図13は、通信装置3における表示部の表示画面の一例を示す図である。当該ファクス番号確認処理は、上記図9に示した処理に続けて行われる。
上記図9の処理において、操作者により送信相手先とするファクス番号が入力され、このファクス番号が送信相手先受付部303に受け付けられると(図9:S17でYES,S18)、制御部301は、送信相手先受付部303に受け付けられた当該ファクス番号が、成功相手先記憶部3142に記憶されているファクス番号に一致するか否かを判断する(S101)。
ここで、制御部301が、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号が、成功相手先記憶部3142に記憶されているファクス番号のいずれかに一致すると判断した場合は(S101でYES)、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号を、ウェブサーバー5を介して画像形成装置1に送信する送信対象データに用いる送信相手先情報として設定する(S105)。すなわち、制御部301は、当該送信対象データの送信に用いる送信相手先情報として当該ファクス番号を一時記憶しておく。なお、制御部301は、このS105の後、表示部315の表示画面を初期設定画面D1に切り換える。
一方、制御部301が、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号が、成功相手先記憶部3142に記憶されているファクス番号のいずれかにも一致しないと判断した場合は(S101でNO)、続いて、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号が、通信相手先情報記憶部3143に記憶されている通信相手先情報の示すファクス番号に一致するか否かを判断する(S102)。
制御部301が、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号が、通信相手先情報記憶部3143に記憶されている通信相手先情報の示すファクス番号のいずれかに一致すると判断した場合は(S102でYES)、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号を、上記送信対象データの送信に用いる送信相手先情報として設定する(S105)。
他方、制御部301は、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号が、通信相手先情報記憶部3143に記憶されている通信相手先情報の示すファクス番号のいずれにも一致しないと判断した場合(S102でNO)、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号が、過去情報取得部307に取得されたファクス番号に一致するか否かを判断する(S103)。
ここで、制御部301が、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号が、過去情報取得部307に取得されたファクス番号のいずれかに一致すると判断した場合は(S103でYES)、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号を、上記送信対象データの送信に用いる送信相手先情報として設定する(S105)。
また、制御部301が、送信相手先受付部303に受け付けられた上記送信相手先情報が、過去情報取得部307に取得された送信相手先情報のいずれにも一致しないと判断した場合は(S103でNO)、制御部301は、送信部304に当該送信相手先情報を用いての送信対象データの上記ウェブサーバー5を介した画像形成装置1への送信を行わせず、図13に例を示すような、操作者により入力された当該ファクス番号が誤送信の可能性がある旨を示す確認メッセージim50を表示部315に表示させる(S104)。この後、処理は終了する。すなわち、送信対象データを、ウェブサーバー5を介して画像形成装置1に送信するための後続の処理は行われない。
上記ファクス番号の確認処理においては、制御部301が、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号が、成功相手先記憶部3142に記憶されているファクス番号のいずれかに一致することを条件として(S101でYES)、当該ファクス番号を送信対象データの送信相手先情報に設定することで、これにより、制御部301は、当該条件を満たす場合に、送信部304により送信対象データ及び送信相手先情報を、ウェブサーバー5を介して画像形成装置1に送信させる処理(後述)を行うことになる。このため、操作者が外出先で通信装置3を操作して画像形成装置からファクス送信することを可能にすると共に、このファクス送信時に、操作者による想定通りの送信相手先へのファクス送信である確からしさが高いことを条件としてファクス送信を実行するようにして、ファクス誤送信を可及的に防止することが可能になる。
また、上記ファクス番号の確認処理においては、制御部301が、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号が、通信相手先情報記憶部3143に記憶されているファクス番号のいずれかに一致することを条件として(S102でYES)、当該ファクス番号を送信対象データの送信相手先情報に設定して、送信部304により送信対象データ及び送信相手先情報を、ウェブサーバー5を介して画像形成装置1に送信させるので、操作者による想定通りの送信相手先へのファクス送信である確からしさをより正確に判定することが可能になる。
また、上記ファクス番号の確認処理において、制御部301が、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号が、過去情報取得部307に取得されたファクス番号のいずれかに一致することを条件として(S103でYES)、当該ファクス番号を送信対象データの送信相手先情報に設定して、送信部304により送信対象データ及び送信相手先情報を、ウェブサーバー5を介して画像形成装置1に送信させるので、操作者による想定通りの送信相手先へのファクス送信である確からしさをより正確に判定することが可能になる。
また、上記ファクス番号の確認処理において、制御部301が、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号が、過去情報取得部307に取得されたファクス番号のいずれにも一致しない場合には(S103でNO)、操作者による想定通りのファクス送信である確からしさが低い場合に操作者に注意を喚起可能となるため、ファクス誤送信を可及的に防止することが可能である。
なお、上記実施形態では、S101,S102,S103において、制御部301は、一致判断の対象となる両ファクス番号が完全一致することをもって一致と判断する。但し、これに限られず、制御部301は、一致判断の対象となる両方のファクス番号が、桁数受付部309に操作者から受け付けられた桁数で一致しているか否かを判断し、両ファクス番号が完全に一致していなくても当該桁数が一致していれば、両ファクス番号が一致すると判断するようにしてもよい(S101でYES,S102でYES,S103でYES)。この場合、操作者が桁数受付部309に入力する桁数を調整することで、操作者により入力された上記ファクス番号が、操作者による想定通りの送信相手先へのファクス送信であることの確からしさの判定(後述)の精度が調整可能となる。
また、上記実施形態では、制御部301が、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号が、成功相手先記憶部3142に記憶されているファクス番号のいずれにも一致しないと判断した場合に(S101でNO)、続けて、送信相手先受付部303に受け付けられた上記ファクス番号が、通信相手先情報記憶部3143に記憶されている通信相手先情報の示すファクス番号に一致するか否かの判断(S102)を行うものとしているが、制御部301は、当該S102以降の処理を行わず、上記S101において両ファクス番号が一致しないと判断した場合に(S101でNO)、上記送信対象データを、上記ウェブサーバー5を介して画像形成装置1に送信する処理を行わせず、上記確認メッセージを表示部315に表示させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、制御部301は、上記S102の両ファクス番号の一致判断において不一致と判断した場合には(S102でNO)、続けて、送信相手先受付部303に受け付けられた上記送信相手先情報が、過去情報取得部307に取得された送信相手先情報のいずれかに一致するか否かの判断(S103)を行うものとしているが、制御部301は、当該S103の処理を行わず、上記S102において両ファクス番号が一致しないと判断した場合に(S102でNO)、上記送信対象データを上記ウェブサーバー5を介して画像形成装置1に送信する処理を行わせず、上記確認メッセージを表示部315に表示させるようにしてもよい。
次に、通信装置3での上記ファクス送信用の文書作成及び送信処理における送付状設定処理を説明する。図14は送付状設定処理を示すフローチャートである。図15及び図16は通信装置3における表示部の表示画面の一例を示す図である。
例えば、上記図7に示した初期設定画面D1における送付状の作成指示を受け付けるための画像im2を押下する等により、操作者から送付状設定の指示が入力されると(S21でYES)、制御部301は、表示部315に、図15に例を示すような、送付状設定画面D4を表示させる(S22)。
例えば、制御部301は、送信対象設定部302が保有している送付状の各テンプレートの名称リストを示す画像im20を表示させる。ここで、操作者が、画像im20のうち、今回のファクス送信に用いるひな型のテンプレートを示す名称の表示部分im21を押下すると、当該表示部分im21が示すひな型、ここでは「△○テンプレート」の指定が入力され(S23でYES)、ひな型「△○テンプレート」の内容を、制御部301が表示部315に表示させる(S24)。
また、制御部301は、送付状設定画面D4に、「履歴」画像im22を表示させている。この「履歴」画像im22が操作者により押下された場合は、制御部301は、図16に例を示すように、第2送付状設定画面D5として、メモリー314に既に記憶されている各送信履歴を示す送信履歴リスト画像im23を有する送付状設定第2画面D5を表示部315に表示させる。
なお、S23において、ひな型「△○テンプレート」の指定が入力されなかった場合(S23でNO)は、S24は行われず、後述するS25の処理に進む。
ここで、操作者が、送信履歴リスト画像im23のうち、今回のファクス送信に用いる送信相手先を示す表示部分im24を押下すると(S23でNO,S25でYES)、当該表示部分im24が表示する送信履歴が示す送信相手先及び送付状の指定が入力され、当該内容を示す画像im25を、表示部315に表示させる(S26)。制御部301は、画像im25として、宛先名を示す宛先名画像im26、宛先番号を示す宛先番号画像im27、送付状コメントを示すコメント画像im28を表示させる。
なお、送信対象設定部302は、送付状設定第2画面D5及び画像im25の表示中は、宛先名称、宛先番号(ファクス番号)、及びコメントの入力を受け付けない。制御部301は、送付状設定第2画面D5に「復元」画像im32を表示させており、操作者により当該「復元」画像im32が押下されたときに、宛先名称、宛先番号(ファクス番号)、又はコメントの入力画面を表示させ、この入力画面の表示時に、送信対象設定部302が操作者から宛先名称、宛先番号(ファクス番号)、又はコメントの入力を受け付ける。これにより、過去の送信履歴が示す送付状内容と、今回新たに入力又は作成した送付状内容を、操作者が混同してしまう状態をなくすことができる。
上記S24におけるテンプレートの内容表示、又はS26における送信履歴に基づく送付状内容の表示の後、制御部301が表示部315に表示させている完了ボタンim29が操作者により押下されると(S27でYES)、この時点でその内容が表示部315に表示されている送付状を送信対象として確定させる確定指示が送信対象設定部302に受け付けられ、送信対象設定部302は、当該確定指示が示す内容の送付状を、今回のファクス送信に用いる送信対象データとして設定する(S28)。そして、処理は終了する。このように、操作者は、上記送信履歴の表示に基づいた操作により送付状を設定可能となるので、送信対象データとする送付状を設定する作業が容易になる。なお、制御部301は、この後、表示部315の表示画面を初期設定画面D1に切り換える。
なお、上記S24におけるテンプレートの内容表示、又はS26における送信履歴に基づく送付状内容の表示の後に、操作者が完了ボタンim29を押下せず、送付状を送信対象データとして確定させる指示が入力されない場合は(S27でNO)、ここまでの設定がキャンセルされて、処理は終了する。
なお、送信対象設定部302は、送信相手先受付部303に受け付けられている送信相手先情報としてのファクス番号を送付状の文書データに含ませておく。
次に、通信装置3での上記ファクス送信用の文書作成及び送信処理における原稿設定処理を説明する。図17は原稿設定処理を示すフローチャートである。図18は通信装置3における表示部の表示画面の一例を示す図である。
例えば、上記図7に示した初期設定画面D1における送付状の作成指示を受け付けるための画像im3を押下する等により、操作者から原稿設定の指示が入力されると(S31でYES)、制御部301は、表示部315に、図18に例を示すような、原稿設定画面D6を表示させる(S32)。
例えば、制御部301は、送信対象設定部302に指定されているフォルダー(メモリー314内に作成されている)に記憶されている各文書データのフ名称リストを示す画像im30を表示させる。制御部301は、文書データ例えば「原稿ABC」の指定が入力されるまでは、表示部315に、上記原稿設定画面D6を表示させ、(S32,S33でNO)、操作者が、画像im30のうち、今回のファクス送信に用いる原稿の文書データを示す名称の表示部分im31を押下すると、当該表示部分im31が示す文書データ、ここでは文書データ「原稿ABC」の指定が入力され(S33でYES)、文書データ「原稿ABC」の内容を、制御部301が表示部315に表示させる(S34)。
ここで、操作者により、完了ボタンim29が押下されると(S35でYES)、送信対象設定部302は、当該表示されている文書データを送信対象データとしての原稿として設定する(S36)。制御部301は、この後、表示部315の表示画面を初期設定画面D1に切り換える。そして、処理は終了する。
なお、画像im30のうち、操作者が別の文書データを示す名称の表示部分を押下すると、制御部301は、当該押下された表示部分に対応する文書データを、送信対象とする原稿の候補として表示部315に表示させ、処理はS33に移る。
また、操作者により、完了ボタンim29が押下されず、原稿が送信対象データとして確定されない場合は(S35でNO)、処理は終了する。
上記フォルダー内に記憶されている各文書データは、例えば、通信装置3にインストールされている文書作成アプリケーションにより作成されるものである。
なお、上記のようにして送付状及び原稿が設定されると、送信対象設定部302は、これら送付状及び原稿を例えばPDF等の予め定められたデータ形式に変換して統一する。以下には、送付状及び原稿はPDF形式に変換されるものとして説明する。
次に、通信装置3での上記ファクス送信用の文書作成及び送信処理における送信対象データの送信処理を説明する。図19は送信処理を示すフローチャートである。図20及び図21は通信装置3における表示部の表示画面の一例を示す図である。
通信装置3において、上記のようにして、送信相手先情報としてのファクス番号、送信
対象データとしての送付状及び原稿の設定が終了して、制御部301が、表示部315に、図7に示した初期設定画面D1を表示させているときに、当該初期設定画面D1に表示されている「送信」ボタンim39を操作者が押下すると、この時点で設定されているファクス番号、送付状及び原稿を送信する指示が送信部304に受け付けられる(S41でYES)。
上記送信指示により、上記ファクス番号、送付状及び原稿が、ウェブサーバー5を介して画像形成装置1に向けて送信する送信対象データとして確定すると、制御部301は、図8に示した確認画面D2を表示部315に表示させる(S42)。この確認画面D2の表示により、操作者は、当該送信対象データの送信が実際に実行される前に、ファクス番号、送付状及び原稿を再度確認することが可能である。
ここで、確認画面D2内の「送信」送信ボタンim10が操作者により押下され、これに基づいて送信部304に、上記ファクス番号、送付状及び原稿を送信対象データとして送信する指示が受け付けられると(S43でYES)、送信部304は、当該送信対象データを、ウェブサーバー5を介して画像形成装置1に向けて送信する(S44)。すなわち、送信部304は、当該送信対象データを、そのメーラー機能により、画像形成装置1が固有のメールアドレスをメール送信先に指定したメール形式で、メールサーバーとしてのウェブサーバー5に送信する。なお、当該送信対象データのメール送信先としての画像形成装置1及び画像形成装置1が固有のメールアドレスは、送信部304が予め記憶している。また、送信部304は、PDF形式に変換された送信対象データをウェブサーバー5に送信する。
なお、制御部301は、上記ファクス番号、送付状及び原稿を送信対象データとして送信する指示の入力が入力部319に受け付けられるまでは、表示部315に上記確認画面D2を表示させておく(S42,S43でNO)。
当該送信対象データの送信処理中、制御部301は、表示部315に、図20に例を示すような送信状況表示画面D7を表示させる(S45。)送信状況表示画面D7は、上記送信対象データを送信中である旨を示す画像を有する。制御部301は、送信状況表示画面D7として、上記送信対象データを画像形成装置1が上記ファクス番号の示す相手先に対してファクス送信することを明示する画像im33を表示させる。更に、制御部301は、送信状況表示画面D7に、画像形成装置1からファクシミリ装置にファクス送信がされることを示す画像im34を表示させる。これにより、操作者に対して、送信対象データの送信先は画像形成装置1であり、画像形成装置1によりファクス送信が行われることを認識させる。
この後、結果受信部305は、画像形成装置1から、当該送信対象データのファクス送信の結果を示す送信結果がウェブサーバー5を介してメール形式で届くのを待機する(S45,S46でNO)。結果受信部305が当該送信結果を受信すると(S46でYES)、制御部301は、送信結果が示す内容、例えば、送信成功又は送信失敗を、この次に実行可能な処理を示す画像と共に表示部315に表示させる(S47)。例えば、送信結果が送信失敗であるときは、図21に例を示すように、送信状況表示画面D7に、送信失敗を示す画像im37と共に、「リトライ」ボタンim35及び「戻る」ボタンim36を表示させる。この「リトライ」ボタンim35は、同様の送信内容で再度ファクス送信を実行するリトライ処理を実行可能であることを示し、当該リトライ処理の実行指示を操作者から受け付けるための画像である。また、「戻る」ボタンim36は、ファクス番号、送付状、及び原稿の再設定処理が実行可能であることを示し、当該再設定処理の実行指示を操作者から受け付けるための画像である。
このとき、操作者により「リトライ」ボタンim35又は「戻る」ボタンim36が押下されると、各ボタンに対応付けられた処理に移行する。また、送信成功の場合は、制御部301は、送信状況表示画面D7に、送信成功を示す画像im38を表示し、これと共に、次のファクス送信設定を行うための送信相手先、送付状、原稿の新たな設定処理を実行する指示を受け付けるための「新規開始」ボタンim39を表示させる。これにより、画像形成装置1によるファクス送信後、迅速に次にすべき処理を把握して実行することが可能になる。
なお、(1)送信失敗を示す画像im37、「リトライ」ボタンim35及び「戻る」ボタンim36と、(2)送信成功を示す画像im38及び「新規開始」ボタンim39とは、制御部301により(1)又は(2)が選択的に表示される。
また、制御部301は、上記受信された送信結果を、上記ファクス送信の対象とした送信対象データの画像形成装置1によるファクス送信の送信履歴として、当該送信対象データと共に、メモリー(記憶部)314に記憶させておくる。これにより、後に、同様の送信相手先にファクス送信を通信装置3から画像形成装置1に行わせる場合に、メモリー314に記憶されている送信履歴及び送信対象データを用いて画像形成装置1にファクス送信を行わせることが可能になる。
このように、本実施形態に係る通信装置3によれば、当該通信装置3において、画像形成装置1によるファクス送信の対象とするファクス番号、送付状、及び原稿を設定し、この通信装置3から、当該ファクス番号を送信相手先情報として含む送信対象データを、画像形成装置1固有のメールアドレスと共にウェブサーバー5に送信して、ウェブサーバー5から当該送信対象データを画像形成装置1に送信することで、画像形成装置1に当該送信対象データをファクス送信の対象として受信させることが可能になる。これにより、画像形成装置1は、当該送信対象データをファクス送信の対象としてファクス送信を実行することが可能となる。
例えば、操作者は、画像形成装置1を直接操作しなくても、当該画像形成装置1にファクス送信を行わせることが可能になるため、画像形成装置1を用いたファクス通信の利便性が向上する。また、ファクス送信サービスを提供するウェブ上のサーバーを利用しなくても、上記通信装置3で設定した送信対象データを送信相手先にファクス送信することが可能であるため、操作者が、画像形成装置1の設置されていない場所においてファクス送信を行うために要するコストを可及的に抑制することができる。
次に、ファクス通信システム10によるファクス送信処理における情報処理装置2の処理を説明する。図22は情報処理装置2による処理を示すフローチャートである。
上記のようにして、通信装置3から送信された送信対象データは、メールサーバーとしてのウェブサーバー5が受信し、ウェブサーバー5によって、当該送信対象データの送信先として指定されているメールアドレスに配信される。情報処理装置2は、ウェブサーバー5にアクセスして、画像形成装置1固有のメールアドレスを有する電子メールをウェブサーバー5から取得する。
すなわち、情報処理装置2が、そのデータ取得部202により、ネットワークインターフェイス206を介してウェブサーバー5にアクセスし、画像形成装置1固有のメールアドレスが指定されている送信対象データをメール形式でウェブサーバー5から取得すると(S51でYES)、当該データ取得部202は、当該送信対象データを解析して、含まれている送信相手先情報を抽出する(S52)。
続いて、変換部203は、ウェブサーバー5から取得された送信対象データを、画像形成装置1で適用されている印刷フォーマットのデータ形式に変換する(S53)。データ送信部204は、データ変換後の送信対象データと、S52において抽出した送信相手先情報としてのファクス番号とを、ネットワークインターフェイス206を介して、画像形成装置1に送信する(S54)。
この画像形成装置1への送信対象データの送信後、データ取得部202は、画像形成装置1から、当該送信対象データについてのファクス送信の送信結果が送られてくるのを待機する(S55)。データ取得部202が画像形成装置1から当該送信結果を受信すると(S55でYES)、データ送信部204は、この送信結果を、ウェブサーバー5を介して通信装置3にメール形式で送信する(S56)。
本実施形態に係る情報処理装置2によれば、データ取得部202が、ウェブサーバー5から取得した送信対象データから送信相手先情報としてのファクス番号を抽出し、変換部203が当該送信対象データを、画像形成装置1で適用されている印刷フォーマットのデータ形式に変換し、データ送信部204が、当該ファクス番号及び送信対象データを画像形成装置1に送信するので、画像形成装置1がファクス送信を行うために必要な送信相手情報と、ファクス送信に適したデータと画像形成装置1に提供され、画像形成装置1における公衆電話回線を通じた当該送信対象データのファクス送信を可能にすることができる。
次に、ファクス通信システム10によるファクス送信処理における画像形成装置1の処理を説明する。図23は画像形成装置による処理を示すフローチャートである。
画像形成装置1は、情報処理装置2から上記印刷フォーマットに変換された送信対象データを、ネットワークインターフェイス160を介して情報受信部102が受信すると(S61でYES)、データ変換部103が、当該送信対象データをファクス送信が可能な例えばラスタデータ形式に変換する(S62)。ファクシミリ通信部140は、当該ラスタデータとされた送信対象データを、当該送信対象データと共に情報処理装置2から送られてきた送信相手先情報としてのファクス番号に、公衆電話回線を介してファクス送信する(S63)。
さらに、通信部104は、当該送信対象データのファクス送信後、ファクシミリ通信部140から当該ファクス送信の結果を取得し(S64)、この送信結果を、ネットワークインターフェイス160を介して情報処理装置2に送信する(S65)。なお、情報処理装置2は、メーラー機能により、メール形式で当該送信結果を、ウェブサーバー5を介して通信装置3に向けて送信する。これにより、当該送信結果を受信した通信装置3では、当該送信結果を用いて各ファクス送信の送信履歴をメモリー314に蓄積し、また、当該送信履歴をこの送信に用いた送信対象データと共に記憶させることにより、過去に用いた送信対象データとしての送付状、原稿の呼出及び設定が容易になる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、情報処理装置2及び画像形成装置1を別個の装置により構成しているが、画像形成装置1が情報処理装置2の構成を備えるようにしてもよい。
上記実施形態において図1乃至図23を用いて示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の構成及び処理はこれに限定されるものではない。
10 ファクス通信システム
1 画像形成装置
100 制御ユニット
101 制御部
102 情報受信部
103 データ変換部
104 通信部
130 画像形成部
140 ファクシミリ通信部
150 表示部
2 情報処理装置
200 制御ユニット
201 制御部
202 データ取得部
203 変換部
204 データ送信部
205 送信結果受信部
207 HDD
3 通信装置
300 制御ユニット
301 制御部
302 送信対象設定部
303 送信相手先受付部
304 送信部
305 結果受信部
306 抽出部
307 過去情報取得部
308 自局番号取得部
309 桁数受付部
314 メモリー
315 表示部
319 入力部
5 ウェブサーバー
81 公衆電話回線
D1 初期設定画面
D2 確認画面
D3 宛先選択画面
D4 送付状設定画面
D5 送付状設定画面
D6 原稿設定画面
D7 送信状況表示画面
F1,F2 外部ファクシミリ装置

Claims (7)

  1. 予め定められたファクシミリ装置によるファクス送信の対象とする送信対象データを操作者からの指示に基づいて設定する送信対象設定部と、
    前記送信対象設定部により設定された前記送信対象データを、前記予め定められたファクシミリ装置によりファクス送信させる相手先を示す送信相手先情報の入力を操作者から受け付ける送信相手先受付部と、
    前記送信対象データ及び前記送信相手先情報を、前記予め定められたファクシミリ装置をその受取先としてウェブサーバーに配信させる配信指示と共に、当該ウェブサーバーに送信する送信部と、
    前記予め定められたファクシミリ装置から、前記ウェブサーバーを介して、通信装置から当該ファクシミリ装置に送信した前記送信対象データ及び前記送信相手先情報に基づいたファクス送信の送信結果を受信する結果受信部と、
    前記結果受信部に受信された前記送信結果を送信履歴として記憶する履歴記憶部と、
    前記履歴記憶部に記憶されている送信履歴のうち、ファクス送信の成功を示す送信履歴に対応する送信相手先情報を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された送信相手先情報を記憶する成功相手先記憶部と、
    前記送信対象データについての前記ファクス送信の送信相手先として前記送信相手先受付部に受け付けられた送信相手先情報が、前記成功相手先記憶部に記憶されている送信相手先情報に一致することを条件に、前記送信部により前記送信対象データ及び前記送信相手先情報を、前記ウェブサーバーに送信させる制御部とを備えた通信装置。
  2. 通信装置による通信の相手先を示す通信相手先情報を記憶する通信相手先情報記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記送信相手先受付部に受け付けられた送信相手先情報が、前記通信相手先情報記憶部に記憶されている通信相手先情報に一致することを条件に、前記送信部により前記送信対象データ及び前記送信相手先情報を前記ウェブサーバーに送信させる請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記送信部が送信した前記送信対象データを記憶する送信対象データ記憶部と、
    前記送信部が過去に送信した前記送信対象データについての前記送信相手先情報を取得する過去情報取得部とを更に備え、
    前記制御部は、前記送信相手先受付部に受け付けられた送信相手先情報が、前記過去情報取得部に取得された送信相手先情報に一致することを条件に、前記送信部により前記送信対象データ及び前記送信相手先情報を前記ウェブサーバーに送信させる請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記予め定められたファクシミリ装置から当該ファクシミリ装置の自局ファクス番号を取得する自局番号取得部を更に備え、
    前記過去情報取得部は、前記自局番号取得部によって取得された前記自局ファクス番号を除いて、前記送信相手先情報を取得する請求項3に記載の通信装置。
  5. 操作者から、前記制御部による前記送信相手先情報の一致判断に用いる桁数の指定を受け付ける桁数受付部を更に備え、
    前記制御部は、前記一致判断の対象となる両方の前記送信相手先情報が、前記桁数受付部に受け付けられた桁数で一致していれば、前記一致の条件を満たすと判断する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 報知部を更に備え、
    前記制御部は、前記一致判断の対象となる前記送信相手先情報が前記一致の条件を満たさないと判断したときは、前記報知部に確認メッセージを報知させる請求項5に記載の通信装置。
  7. 予め定められたファクシミリ装置によるファクス送信の対象とする送信対象データを操作者からの指示に基づいて設定する送信対象設定部と、
    前記送信対象設定部により設定された前記送信対象データを、前記予め定められたファクシミリ装置によりファクス送信させる相手先を示す送信相手先情報の入力を操作者から受け付ける送信相手先受付部と、
    前記送信対象データ及び前記送信相手先情報を、前記予め定められたファクシミリ装置をその受取先としてウェブサーバーに配信させる配信指示と共に、当該ウェブサーバーに送信する送信部と、
    前記予め定められたファクシミリ装置から、前記ウェブサーバーを介して、通信装置から当該ファクシミリ装置に送信した前記送信対象データ及び前記送信相手先情報に基づいたファクス送信の送信結果を受信する結果受信部と、
    前記結果受信部に受信された前記送信結果を送信履歴として記憶する履歴記憶部と、
    前記履歴記憶部に記憶されている送信履歴のうち、ファクス送信の成功を示す送信履歴に対応する送信相手先情報を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された送信相手先情報を記憶する成功相手先記憶部と、
    前記送信対象データについての前記ファクス送信の送信相手先として前記送信相手先受付部に受け付けられた送信相手先情報が、前記成功相手先記憶部に記憶されている送信相手先情報に一致することを条件に、前記送信部により前記送信対象データ及び前記送信相手先情報を、前記ウェブサーバーに送信させる制御部として、コンピューターを機能させる通信プログラム。
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