JP5808986B2 - 空気吹き出し装置 - Google Patents

空気吹き出し装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5808986B2
JP5808986B2 JP2011194322A JP2011194322A JP5808986B2 JP 5808986 B2 JP5808986 B2 JP 5808986B2 JP 2011194322 A JP2011194322 A JP 2011194322A JP 2011194322 A JP2011194322 A JP 2011194322A JP 5808986 B2 JP5808986 B2 JP 5808986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
shutter
wind speed
air blowing
rectifying mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011194322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013053835A (ja
Inventor
裕仁 久保田
裕仁 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Co Ltd
Original Assignee
Koken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koken Co Ltd filed Critical Koken Co Ltd
Priority to JP2011194322A priority Critical patent/JP5808986B2/ja
Publication of JP2013053835A publication Critical patent/JP2013053835A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5808986B2 publication Critical patent/JP5808986B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Description

この発明は、プッシュ型やプッシュ‐プッシュ型、プッシュ‐プル型等の換気装置において使用可能な空気吹き出し装置に関し、より詳しくは空気吹き出し面の吹き出し面積を縮小して使用することが可能な前記装置に関する。
従来、局所的な作業空間の空気清浄度を向上させるために使用するクリーンベンチや局所的な作業空間において発生する有害物質をその作業空間や周辺の空間に拡散させることなく捕集するために使用するプッシュ・プル型換気装置は公知である。また、このクリーンベンチや換気装置に使用することのできる空気の吹き出し装置も公知である。
たとえば、特開2003−4287号公報(P2003−4287A、特許文献1)に記載の一様流吹き出し装置は、中空の箱体の前面側に空気吹き出し面を有する。空気吹き出し面の後方には、複数の分配板が設けられている。この装置に流入した空気は、分配板の間を通り抜けた後に空気吹き出し面から一様空気流となって吹き出される。
特開2008−75945号公報(P2008−75945A、特許文献2)に記載の局所清浄化装置は、クリーンルーム内を局所的に清浄化するために使用するもので、空気の吹出ユニットが搭載された吹出装置と、空気の吸込ユニットが搭載された吸込装置とを備えている。これら両装置は、清浄化すべきクリーンルーム内の局所を挟むように配置される。
また、特開2008−275266号公報(P2008−275266A、特許文献3)に記載された局所空気清浄化装置では、清浄化された空気の一様流を吹き出すことのできる一対のプッシュフードがその空気を吹き出すための空気流開口面を対向させるようにして使用される。すなわち、一対のプッシュフードは、それぞれからの空気流が衝突するような状態で使用される。
特開2003−4287号公報 特開2008−75945号公報 特開2008−275266号公報
これら従来の装置は、面積が一定の吹き出し面から空気を吹き出すものであるから、作業者が必要とする作業空間に比べて吹き出し面の面積が過大であるということがある。また、その結果として、その装置では、作業空間に向かって過剰量の空気を吹き出すことによって電力を無駄に消費するということもある。
そこで、この発明では、吹き出し装置をその吹き出し面の面積を縮小した状態でも使用することができるように、従来の吹き出し装置に改良を加えることを課題にしている。
前記課題を解決するために、この発明が対象とするのは、上流側から下流側に向かう空気の流路に送風部と整流機構部とが順に設けられ、前記送風部を出て前記整流機構部に流入した前記空気を清浄化して前記整流機構部の下流側に向かって吹き出すことが可能な空気吹き出し装置である。
また、この発明が特徴とするところは、次のとおりである。すなわち、前記空気吹き出し装置は、互いに直交する前後方向と幅方向と上下方向とを有していて、前記前後方向が前記下流側を前方とし前記上流側を後方とする方向であり、前記整流機構部の下流側には、前記前後方向に貫通する多数の通気孔を有する空気吹き出し面が形成され、前記整流機構部において、前記空気吹き出し面へ向かう空気の流路は、前記幅方向と前記上下方向とのうちの少なくとも一方向において複数の区画に区分されており、前記整流機構部と前記吹き出し面との間には、前記区画の一つずつに対応するように複数の風速センサがセットされ、前記整流機構部には、その上流側に前記区画の一つずつに対応して開閉可能なシャッタが設けられていて、前記シャッタが開くと前記シャッタに対応した前記区画において前記空気が前記整流機構部へ流入して前記吹き出し面からの吹き出しが可能となり、前記シャッタが閉じると前記シャッタに対応した前記区画において前記整流機構部への前記空気の流入が止まり、前記送風部および前記整流機構部の少なくとも一方において、前記シャッタが開いている前記区画において前記風速センサが検出する風速を所要の範囲内におさめるとともに、前記シャッタが開いている前記区画の風速がそれぞれ等しくなるように前記空気の前記整流機構部への流入量を制御することにより、前記空気吹き出し面の下流側に一様空気流を吹き出してクリーンゾーンを形成する
この発明の実施態様の一つにおいて、前記送風部におけるファンの回転数を変化させることによって前記流入量を制御する。
この発明の実施態様の一つにおいて、前記シャッタの開度を変化させることによって前記流入量を制御する。
この発明の実施態様の一つにおいて、前記風速センサが検出する風速に基づいて前記区画それぞれにおける前記シャッタの開度を制御可能である。
この発明の実施態様の一つにおいて、前記シャッタが開いている前記区画それぞれの前記風速センサが検出する風速の平均値を0.2−2m/secの範囲におさめるように前記送風量を制御する。
この発明の実施態様の一つにおいて、前記空気吹き出し装置HEPAフィルタを内蔵するものである。
この発明に係る空気吹き出し装置は、整流機構部が複数の区画に区分されていて、区画のそれぞれをシャッタによって閉じることができる。それゆえ、作業空間の幅方向や上下方向の寸法に見合うように吹き出し装置の区画を選択してその区画のシャッタを開き、選択しない区画についてはシャッタを閉じることによって、この装置における空気吹き出し面の面積をその面積の全体に対して縮小することができる。吹き出し面の面積を縮小して使用するときの空気吹き出し装置では、全てのシャッタを開いて使用する場合の空気吹き出し装置に比べて、送風のための出力を下げて、空気吹き出し装置における消費電力を節約することができる。
空気吹き出し装置の斜視図。 図1のII−II線断面図。 空気吹き出し部の分解斜視図。 空気吹き出し装置と風速測定点とを示す図。 風速と空気清浄度についての測定結果を示す図。 図5と同様な図。 図5と同様な図。 プッシュ−プッシュ型吹き出し装置と浮遊粉塵濃度の測定点とを示す図。
添付の図面を参照して、この発明に係る空気吹き出し装置の詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1,2において、図1は空気吹き出し装置10の斜視図であり、図2は図1のII−II線断面図である。装置10について、双頭矢印Xは幅方向、双頭矢印Yは上下方向、双頭矢印Zは前後方向を示している。装置10で前方というときには、後記後部30から前部20へ向かう方向を意味している。
図1に例示の空気吹き出し装置10は、前部20と、後部30と、頂部40と、底部60と、両側部70とを有する。装置10はまた、それを上下方向Yで見ると、空気吹き出し部22と、その上方に位置する操作部12と、その下方に位置して外気採り入れ部を兼ねる送風部21とを有する。底部60には、装置10を移動させるためのキャスター13が取り付けられている。
装置10において、空気は送風部21における後部30の側から採り入れられて、空気吹き出し部22の最前部に位置する吹き出し板11から吹き出される。吹き出し板11は、多数の通気孔70aを有し、その通気孔70aからは空気が前方へ吹き出される。また、好ましい装置10では、吹き出し板11からの空気が一様空気流となって吹き出され、さらに好ましい装置10では、吹き出し板11からの空気が清浄空気によって形成される一様空気流となって吹き出される。なお、この発明では、一様空気流を空気の一様流ということもある。ここでいう一様空気流および一様流は、林太郎著「工場換気」(空気調和・衛生工学会 1982年発行)に記載の一様流と同義である。ただし、この発明は、空気の流速および速度分布を厳密に規定したうえでの空気吹き出し装置を提供しようとするものではなく、吹き出し面11の前方における一様空気流としての空気の流速のばらつきの許容範囲は、装置10の使用目的に応じて定めることができる。図における矢印S,Sは、上流側から下流側に向かう空気の流れ方向を示している。操作部12における前部20には、空気吹き出し装置10を始動させたり停止させたりするためのオン・オフスイッチ12aや装置10における後記フィルタ24,29(図2参照)の目詰まり状態をモニタするための表示部12b、後記する整流ユニット33の区画の選択ボタン12c等が含まれている。
図2には、装置10の上下方向Yにおける内部構造と装置10における空気の流路とが示されている。なお、操作部12の内部には、装置10を運転するために必要な電気配線や回路基板等が収納されているが、それらの図示は省略されている。
図2において、装置10の下方部分を形成する送風部21は、装置10の後部30に通気性の第1後面パネル23を有する。第1後面パネル23の内側、すなわち第1後面パネル23の下流側には、前処理フィルタ24が取り外し可能な状態でセットされている。前処理フィルタ24の下流側にはシロッコファン等の外気採り入れ用のファン26がセットされている。ファン26は、前部20の一部分を形成している前面パネル27を外すことによって、点検作業や交換作業が可能になる。ファン26が回転すると、外気が第1後面パネル23と前処理フィルタ24とを通過して矢印Fで示す流れとなり、さらにファン26を経由して矢印Fで示す流れとなって装置10の空気吹き出し部22へ送られる。
空気吹き出し部22では、後部30が非通気性の第2後面パネル25で形成されている。空気吹き出し部22における上流側には、送風部21から送られてきた空気を流入させる第1スペース28が形成されている。第1スペース28の下流側には仮想線で示された後記高性能フィルタ29を着脱することができる。高性能フィルタ29の下流側には、装置10の上下方向Yと幅方向Xとに広がるシャッタ32がセットされている。シャッタ32の下流側には装置10における整流機構部を形成する整流ユニット33が空気吹き出し部22の内側に取り外し可能な状態でセットされ、その整流ユニット33から下流側へ所要距離だけ離間した位置には吹き出し板11があって、その吹き出し板11は、空気吹き出し面である通気性前面部11fを有している。整流ユニット33と吹き出し板11との間には、複数の風速センサ82がセットされている。通気性前面部11fは、装置10に採り入れた空気が最後に通過する通気性の部分、換言すると空気吹き出し部22の最前部に位置している通気性の部分である。空気の流れFは、空気吹き出し部22においてシャッタ32と整流ユニット33とを通過する流れFとなり、通気性前面部11fから外に向かう空気の流れFとなって吹き出される。これらの流れF,F,Fは、装置10における空気の流路を示すものでもある。
整流ユニット33では、上流側から下流側に向かって第1ハニカムプレート51、第1パンチングメタル53、第2パンチングメタル55、第2ハニカムプレート57がスペーサ(図示せず)を介して順に並ぶとともに、固定用枠部材37によって一体的に保持されている。固定用枠部材37の上流側には、シャッタ32を開閉可能に収容する後方枠部37aが形成されている。なお、この発明において、整流ユニット33の構造は、図示例のものに限定されるわけではなく、例えば、ハニカムプレートやスペーサ、パンチングメタルの数を適宜増減することができる。
第1,第2ハニカムプレート51,57は、空気の流れに対しての整流効果を有するものであって、ハニカム構造におけるすべての通気孔(図3の参照符号57a参照)が上流側から下流側に向かって延びるように使用されていて、これら通気孔を通過した空気は下流側に向かって直進する傾向がある。
スペーサを介して互いに離間している第1パンチングメタル53、第2パンチングメタル55および第2ハニカムプレート57それぞれの上流側の面では、下流側に向かって流れる空気がその面に沿って装置10の幅方向Xや上下方向Yに広がる。
第1パンチングメタル53と第2パンチングメタル55とは、幅方向Xや上下方向Yに広がった空気が第2ハニカムプレート57に向かって流れることを可能にしている。
図2において、整流ユニット33に進入した空気は、第2ハニカムプレート57から吹き出されて、第2ハニカムプレート57の下流側に形成されたスペース41に入る。スペース41では、空気が幅方向Xと上下方向Yとに広がって、その空気が吹き出し板11における通気性前面部11fの全体から一様空気流である流れF(図2参照)となって下流方向Bへ吹き出される。
図3は、空気吹き出し部22の内部についての分解斜視図である。この図では、上流側から下流側に向かってシャッタ32と、整流ユニット33と、吹き出し板11とが並んでいる。なお、シャッタ32は、整流ユニット33の一部分を形成するものであるが、図ではシャッタ32が整流ユニット33から分離した状態で示されている。
シャッタ32は、上下方向Yに延びる第1、第2、第3行と、幅方向Xに延びるA,B,C列とに区分され、これら行と列とが交差することによって、シャッタ32には区画1A,1B,1C,2A,2B,2C,3A,3B,3Cが形成されている。それぞれの区画は、互いに並行して上下方向Yへ延びる可動フィン86を有するジャロジー窓を形成していて、シャッタ開閉回路87からの信号によって、可動フィン86を区画ごとに全開状態または全閉状態にすることができる。シャッタ開閉回路87は、シャッタ32を閉じる区画を選択するための押しボタン12c(図1参照)につながっている。なお、装置10を運転しているときに、ある区画のシャッタ32または可動フィン86が全開状態にあるというときには、その全開状態にある区画が整流ユニット33の必要としている風速の平均値に等しいか、その平均値にほぼ等しい風速の空気を吹き出している状態にあることを意味している。装置10では、図示例のシャッタ32とは異なる形状や機構を有するシャッタを使用することもできる。図示例の区画は、すべて同形同大に形成されているが、装置10では行ごとにおよび/または列ごとに区画の大きさを変えることもできる。
整流ユニット33は、枠部材37と後方枠部37aとの内側がシャッタ32と同様に区画1A−1C,2B−2C,3A−3Cを画成するように仕切り壁(図示せず)によって区分されている。後方枠部37aの区画1A−1C,2A−2C,3A−3Cそれぞれには、シャッタ32における区画1A−1C,2A−2C,3A−3Cのそれぞれを嵌めて、図2の状態の整流ユニット33を得ることができる。なお、図2においてシャッタ32は全開の状態にある。整流ユニット33の前面には、第2ハニカムプレート57の通気孔57aが見えている。区画1A−1C,2A−2C,3A−3Cそれぞれでは、第2ハニカムプレート57の前方に、好ましくは第2ハニカムプレート57の前方5−10mmの範囲内に、風速センサ82がセットされ、風速センサ82のそれぞれが風速制御回路83につながっている。その風速制御回路83は、ファン26(図2を併せて参照)につながっている。
吹き出し板11は、例えばパンチングメタルで形成されているものであって、センサ82の前方に位置し、前面部11fに多数の空気吹き出し孔70aが形成されているが、図2では空気吹き出し孔11aの一部分のみが示されている。吹き出し板11は、その上流側が整流ユニット33と同様に区画1A−1C,2A−2C,3A−3Cに区分けされていてもよいものであるが、そのように区分けされることなく吹き出し板11の上流側に区画1A−1C,2A−2C,3A−3Cが形成されていることを単に明示することができるように、図示例の如く縦線101と横線102とが前面部11fに画かれていてもよい。
整流ユニット33において、隣り合う区画どうしは空気が漏れることがないように、すなわち非通気性の状態で仕切られている。それゆえ、一つの区画においてシャッタ32を通過した空気は、その区画の内側を通過して、吹き出し面11fから吹き出される。なお、空気吹き出し部22において、少なくともシャッタ32と、整流ユニット33とに設けられる区画は、図示例の態様に限定されるわけではない。装置10の使用目的に応じて、シャッタ32を含む整流ユニット33は、幅方向Xと上下方向Yとのうちの少なくとも一方において複数の区画を持つことができるように区分けされている。
このように形成されている整流ユニット33において、第1,第2ハニカムプレート51,57には、たとえば、ハニカム構造における通気孔の孔径が1〜10mmの範囲にあり、通気孔の長さ、換言するとハニカムプレートの厚さが3〜30mmの範囲にあるものを使用することができる。第1,第2パンチングメタル53,55には、たとえば、厚さが0.5〜2.5mmのステンレススチール製プレートやアルミニウム製プレートであって、0.5〜4mmの孔径を有する通気孔が一様に形成されていて、通気孔の占める面積の割合が20−50%の範囲にあるものを使用することができる。
整流ユニット33の下流側に位置する吹き出し板11を製作するための板材料の一例には、0.5−2.5mmの厚さを有するステンレススチールプレート等の金属プレートがある。一般にパンチングメタルと呼ばれている金属製の開孔プレートは、その金属プレートの一例である。
吹き出し板11の通気性前面部11fは、一辺の長さがたとえば400−2000mmの範囲にある矩形のものにすることができる。その通気性前面部11fには、円形の通気孔70aを形成し、通気孔70aの孔径を0.5−4mmの範囲におさめ、隣り合う通気孔70aの中心間距離を1−6mmの範囲におさめ、通気性前面部11fの面積10cmに対して占める面積の割合が20〜50%となるようにすることが好ましい。通気孔70aは、千鳥配列となるように並べたり、格子配列となるように並べたりしながら通気性前面部11fに対して一様に分布させることができるが、通気性前面部11fの部位によって孔径や中心間距離を変化させることもできる。また、通気孔70aの形状には、円形以外の形状を採用することもできる。このような通気孔70aを有する通気性前面部11fからの空気の流れFの風速は、0.2−2.0m/sec程度に設定することが好ましく、0.3−1.8m/sec程度に設定することがより好ましい。
この発明に係る装置10は、それを単体の吹き出し装置として使用することができることはいうまでもないが、2台の吹き出し装置を対向させることによって得られるオープンクリーンゾーンのための吹き出し装置として使用したり、1台の吹き出し装置と1台の吸引装置とを対向させるプッシュ・プル型の換気装置における吹き出し装置として使用したりすることも可能である。また、装置10は、それに対して、装置10と同じである2台目の装置10を横並びに、すなわち幅方向Xにおいて隣り合うようにして使用することもできる。なお、装置10によって清浄空気の流れる空間、すなわちクリーゾーンを得ようとするときには、図1に仮想線で例示のHEPAフィルタのごとき高性能フィルタ29を取り付けることが必要である。
このように形成されている装置10では、装置10の使用目的等に応じてシャッタ32を全開にすべき区画を選択することによって、換言すると全閉にすべき区画を選択することによって、吹き出し板11における空気の吹き出し面積を実質的に縮小して運転することができる。装置10は、すべてのシャッタ32を全開状態にして風速センサ82の検出する風速の平均値が0.2−2.0m/sec、より好ましくは0.3−1.8m/secの範囲にあるように風速を制御して運転することができる他に、一部の区画のシャッタ32を全閉状態にし、かつシャッタ32を全開状態にしてある区画のみから風速の平均値が例えば0.2−2.0m/secの範囲にあるように風速を制御して運転することもできる。このようにシャッタ32を閉じたときに、吹き出し面積に対応するようにファン26の出力を下げて装置10の風量を低下させるように装置10を運転すれば、装置10の消費電力を節約することが可能になる。なお、風速の値をこのような範囲内におさめておくことは、装置10の前方に吹き出される空気の流れが乱流になることを避けるうえにおいて重要である。
図4は、装置10の斜視図であるが、その装置10はシャッタ32のいずれかが閉じているときの装置10の性能を評価するための試験室(図示せず)に置かれている。図には、通気性前面部11fの前方における浮遊粒子濃度Cpと風速とを測定するためのセンサ(図示せず)の位置P−Pも併せて示されている。装置10は、図3に例示の区画と同じ大きさに作られている区画1A−1C,2A−2C,3A−3Cを有するものであって、通気性前面部11fが幅900mm、高さ700mmの大きさを有し、高性能フィルタ29として粒径が0.3μmの粒子に対する捕集効率が99.97%のHEPAフィルタが使用されている。センサの位置P1−P9のそれぞれは、区画1A,2A,3A,1B,2B,3B,1C,2C,3Cそれぞれの中央にあって、通気性前面部11fから下流側(前方)への距離Lを0.5,1.0,2.0mに設定することができる。浮遊粒子濃度Cpは、RION製レーザーパーティクルカウンタKC−18を使用して測定される値であって、後記表1−3に記載の空気清浄度Q(%)とは下記の数式1で示される関係にある。
空気清浄度Q(%)=(Co−Cp)/Cp×100 (数式1)
ここで、Cp:測定点P−Pのいずれかにおける浮遊粒子の濃度(個/m
Co:装置10における前処理フィルタ24の上流側で採取した室内空気
1L(リットル)の浮遊粒子の個数を空気1m当たりの個数に換算
して得られる浮遊粒子の濃度(個/m
風速は、KANOMAX製の風速計Model 1560を使用して測定される値である。
表1は、図4の装置10について、シャッタ32が閉じている区画の存在するときの風速と空気清浄度Qの分布を示している。装置10では、試験のために予定された区画のシャッタ32を閉じる一方、シャッタ32が開いている区画についての平均風速が0.5m/secとなるようにファン26の回転を制御し、平均風速の値が安定した後に測定点P−Pにおける風速と浮遊粒子濃度Cpとを測定した。表1において*印が付けられている区画は、その区画のシャッタ32が閉じていることを意味している。空気清浄度Qは、通気性前面部11fの前方における空気の浮遊粒子濃度Cpと、予め測定してある室内空気の浮遊粒子濃度Coとを数式1に代入することによって算出した値である。表1における測定例0は、すべての区画1A−1C,2A−2C,3A−3Cにおいてシャッタ32が開いている場合の装置10についての測定結果を示している。測定例3は、通気性前面部11fの中央に位置する区画2Bのシャッタ32が閉じているときの装置10についての測定結果を示し、測定例8は、第2行に位置する区画2A−2Cのシャッタ32がすべて閉じているときの装置10についての測定結果を示している。
Figure 0005808986
図5−7は、表1における測定点のいくつかについての風速と空気清浄度Qと距離Lとの関係を示すグラフである。これらの図のうちで、図5は、測定例0における測定点P,Pの風速と、測定点P,Pの空気清浄度Qとを示している。風速について、測定点Pは測定点P−Pのうちでおおむね最大の値を示す点として選ばれ、Pはおおむね最小の値を示す点として選ばれている。空気清浄度Qについて、測定点Pは測定点P−Pのうちでおおむね最大の値を示す点として選ばれ、測定点Pはおおむね最小の値を示す点として選ばれている。図6は、測定例3における測定点P,Pの風速と、測定点P,Pの空気清浄度Qとを示している。風速について、測定点Pはおおむね最大の値を示す点として選ばれ、測定点Pはおおむね最小の値を示す点として選ばれている。空気清浄度Qについて、測定点Pはおおむね最大の値を示す点として選ばれ、測定点Pおおむね最小の値を示す点として選ばれている。図7は、測定例8における測定点P,Pの風速と、測定点P,Pの空気清浄度Qとを示している。風速について、測定点Pはおおむね最大の値を示す点として選ばれ、測定点Pはおおむね最小の値を示す点として選ばれている。空気清浄度Qについて、測定点Pはおおむね最大の値を示す点として選ばれ、測定点Pはおおむね最小の値を示す点として選ばれている。
表1と図5−7とに基づけば、測定例3の如く区画2Bのシャッタ32が閉じていると、通気性前面部11fからの距離Lが0.5mでは区画2Bの前方における風速が低く、空気の流れが一様流になることはない。しかし、L=1.5−2.0mの範囲では、区画2Bの前方における風速が高くなるとともに装置10での風速のばらつく幅が狭くなり、空気の流れが一様流に近づく傾向にある。空気清浄度Qは、通気性前面部11fからの距離Lが0.5−1.0mであるところにおいて高く、距離Lが大きくなるほど数値が低下するとともに、ばらつく幅が大きくなる。このような測定例3の装置10を使用して作業をするときには、通気性前面部11fから0.5−1.0mの範囲内に作業場所を設けることが好ましい。
測定例8の装置10では、通気性前面部11fから離れる距離が大きくなるほどシャッタ32が閉じている区画2A,2B,2Cの前方でも空気が流れるようになって、区画どうしの間の風速の差と空気清浄度Qの差とが小さくなる傾向にあるが、一様流が流れるほどではなく、また空気清浄度Qが99.9%以上であるクリーゾーンが得られるほどでもない。
図8には、プッシュ‐プッシュ型吹き出し装置111として使用される場合の吹き出し装置10が示されている。図8では、図4に例示の装置10が2台使用され、それぞれの装置10における通気性前面部11fが前後方向Zにおいて対向し、距離Lだけ離間している。2台の装置10のうちで、図の左方に位置するものには参照符号10が付けられ、右方に位置するものには参照符号10が付けられている。装置10は、図4の装置10と同様に配置された区画1A−1C,2A−2C,3A−3Cを有するが、装置10は、装置10の区画1A−1C,2A−2C,3A−3Cそれぞれと対向する位置に区画1A−1C,2A−2C,3A−3Cを有する。したがって、装置10と装置10との間では、区画1A−1C,2A−2C,3A−3Cが鏡面対称となるように配置されている。また、装置10,10では、シャッタ32が開いている区画からの吹き出し空気の風速の平均値が0.5m/secとなるように、ファン24の回転数が制御されている。
図8にはまた、装置10と装置10との間における浮遊粒子濃度Cpを測定するセンサ(図示せず)の位置P−Pが示されている。位置P−Pのそれぞれは、装置10の区画1A−1C,2A−2C,3A−3Cそれぞれの中央にある。位置P−Pのそれぞれはまた、装置10の通気性前面部11fからの距離がL/6、L/2,5L/6となる位置にあって、距離Lは対向している通気性前面部11fの離間距離である。浮遊粒子濃度Cpは、最大で27の測定点で測定される。
表2,3は、離間距離Lを1mと1.5mとに設定した場合の装置10と装置10とについて、いくつかの区画におけるシャッタ32を閉じることによって生じる空気清浄度Qの変化を示している。空気清浄度Qは、数式1を用いることによって、装置10の上流側の浮遊粒子濃度Coと位置P−Pそれぞれにおいて測定される浮遊粒子濃度Cpとから求めることができる。空気清浄度Qのうちで、#印が付けられているものは、その清浄度が99.9%未満であることを示している。
Figure 0005808986
Figure 0005808986
表2,3において、測定例0は、すべての区画においてシャッタ32が全開の状態にある装置10と装置10とを使用したときのプッシュ‐プッシュ型吹き出し装置111についての測定結果を示している。この場合の装置111は、シャッタ32が設けられていない吹き出し装置を2台使用しているプッシュ‐プッシュ型吹き出し装置と実質的には同じものである。測定例0では、L=1mの場合でも、L=1.5mの場合でも装置10と装置10との間の空間の全体が99.9%以上の空気清浄度Qを有するクリーンゾーンとなる。測定例1−8では、装置10と装置10とにおけるいずれかの区画でシャッタ32が閉じている。シャッタ32が閉じることによって、装置10と装置10との間には、空気清浄度Qが99.9%未満であるゾーンが生じ易くなる。しかし、測定例3,8の如く、装置10と装置10とにおいて幅方向Xの中央部に位置する区画2Bまたは区画2A,2B,2Cのシャッタ32を閉じる場合には、2台の装置10,10の間の空間の全体が99.9%以上の空気清浄度Qを有するクリーンゾーンとなる。また、測定例3,8以外の測定例であっても、2台の装置10,10の互いに対向している区画どうしの間では、シャッタ32が全開の状態にあると空気清浄度Qの高い空間を得ることができるが、その空間の前後方向Zの寸法は、すべてのシャッタ32が全開の状態にある場合に比べて短くなることがある。また、シャッタ32が全閉の状態にあっても、空気清浄度Qが比較的高い空間を得ることができる。プッシュ‐プッシュ型吹き出し装置111を使用する作業の種類によっては、いくつかの区画においてシャッタ32を閉じ、その後に得られる空気清浄度Qの高い部位でその作業を進めることによって、装置10,10における電力消費を節約することができる。
これまでの図示例において、シャッタ32は全開状態または全閉状態のいずれかの状態にあるものであり、送風部21から整流ユニット33への空気の流入量は、ファン26の回転数によって制御されていたが、その流入量は、全開状態と全閉状態との間において開度を連続的、または段階的に変化させることができるシャッタ32の開度とファン26の回転数とによって制御されていてもよい。空気の流入量はまた、ファン26を一定の回転数に維持しながら、風速センサ82が検出する風速に基づいて、シャッタ32の開度を連続的または段階的に変化させることによって制御することも可能である。ただし、この場合には電力消費の節約を期待することができない。図示例の装置10はファン26を内蔵するものであったが、ファン26に代えて装置10から離隔した位置に設けた送風部からの空気を受け入れる態様の装置10によってこの発明を実施することも可能である。
1A,1B,1C 区画
2A,2B,2C 区画
3A,3B,3C 区画
10,10L,10L 吹き出し装置
11c 通気孔
11f 通気性前面部
11a 側面部(折曲部)
21 送風部
26 ファン
29 高性能フィルタ(HEPAフィルタ)
32 シャッタ
33 整流機構部(整流ユニット)
82 風速センサ
70a 通気孔
X 幅方向
Y 上下方向
Z 前後方向

Claims (6)

  1. 上流側から下流側に向かう空気の流路に送風部と整流機構部とが順に設けられ、前記送風部を出て前記整流機構部に流入した前記空気を清浄化して前記整流機構部の下流側に向かって吹き出すことが可能な空気吹き出し装置であって、
    前記空気吹き出し装置は、互いに直交する前後方向と幅方向と上下方向とを有していて、前記前後方向が前記下流側を前方とし前記上流側を後方とする方向であり、
    前記整流機構部の下流側には、前記前後方向に貫通する多数の通気孔を有する空気吹き出し面が形成され、
    前記整流機構部において、前記空気吹き出し面へ向かう空気の流路は、前記幅方向と前記上下方向とのうちの少なくとも一方向において複数の区画に区分されており、
    前記整流機構部と前記吹き出し面との間には、前記区画の一つずつに対応するように複数の風速センサがセットされ、
    前記整流機構部には、その上流側に前記区画の一つずつに対応して開閉可能なシャッタが設けられていて、前記シャッタが開くと前記シャッタに対応した前記区画において前記空気が前記整流機構部へ流入して前記吹き出し面からの吹き出しが可能となり、前記シャッタが閉じると前記シャッタに対応した前記区画において前記整流機構部への前記空気の流入が止まり、
    前記送風部および前記整流機構部の少なくとも一方において、前記シャッタが開いている前記区画において前記風速センサが検出する風速を所要の範囲内におさめるとともに、前記シャッタが開いている前記区画の風速がそれぞれ等しくなるように前記空気の前記整流機構部への流入量を制御することにより、前記空気吹き出し面の下流側に一様空気流を吹き出してクリーンゾーンを形成することを特徴とする前記空気吹き出し装置。
  2. 前記シャッタの開度を変化させることによって前記流入量を制御する請求項1記載の空気吹き出し装置。
  3. 前記風速センサが検出する風速に基づいて前記区画それぞれにおける前記シャッタの開度を制御可能である請求項に記載の空気吹き出し装置。
  4. 前記送風部におけるファンの回転数を変化させることによって前記流入量を制御する請求項1−3のいずれかに記載の空気吹き出し装置。
  5. 前記シャッタが開いている前記区画それぞれの前記風速センサが検出する風速の平均値を0.2−2.0m/secの範囲におさめるように前記流入量を制御する請求項1−のいずれかに記載の空気吹き出し装置。
  6. 前記空気吹き出し装置HEPAフィルタを内蔵するものであ請求項1−のいずれかに記載の空気吹き出し装置。
JP2011194322A 2011-09-06 2011-09-06 空気吹き出し装置 Active JP5808986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011194322A JP5808986B2 (ja) 2011-09-06 2011-09-06 空気吹き出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011194322A JP5808986B2 (ja) 2011-09-06 2011-09-06 空気吹き出し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013053835A JP2013053835A (ja) 2013-03-21
JP5808986B2 true JP5808986B2 (ja) 2015-11-10

Family

ID=48130975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011194322A Active JP5808986B2 (ja) 2011-09-06 2011-09-06 空気吹き出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5808986B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111699322A (zh) 2018-02-23 2020-09-22 大金工业株式会社 送风装置及空调装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0686176B2 (ja) * 1983-07-13 1994-11-02 日本電装株式会社 空調装置
JPH01200137A (ja) * 1988-02-03 1989-08-11 Seiko Electronic Components Ltd クリーンユニット
JPH02115642A (ja) * 1988-10-21 1990-04-27 Clean Air Syst:Kk 一様空気流供給装置
CA2666332C (en) * 2003-03-20 2012-10-02 Huntair, Inc. Fan array fan section in air-handling systems
US7137775B2 (en) * 2003-03-20 2006-11-21 Huntair Inc. Fan array fan section in air-handling systems
JP2006046833A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Topre Corp 分配給気装置
JP2008075945A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Hitachi Plant Technologies Ltd 局所清浄化装置
JP2010025549A (ja) * 2009-11-05 2010-02-04 Dai-Dan Co Ltd 送風ユニット
JP5214584B2 (ja) * 2009-12-21 2013-06-19 興研株式会社 一様流吹き出しプッシュフード
CA2789747C (en) * 2010-02-15 2017-06-13 Koken Ltd. Local clean zone forming apparatus
JP6049981B2 (ja) * 2010-12-09 2016-12-21 高砂熱学工業株式会社 空調機及び空調システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013053835A (ja) 2013-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102153150B1 (ko) 국소 공기 청정화 장치
JP5719830B2 (ja) 実験室通風室
JP5595371B2 (ja) 空気調和機
TWI572829B (zh) 空氣清淨機
KR200481427Y1 (ko) 내부공기순환방식 지하철 공기정화기
AU2012291379B2 (en) Local air cleaning apparatus
JP5484515B2 (ja) 局所空気清浄化装置
JP5684256B2 (ja) 空気吹き出し装置
JP5808986B2 (ja) 空気吹き出し装置
JP4533366B2 (ja) フィルタ及びフィルタ清掃装置及び空気調和機
JP5994101B2 (ja) 熱交換形換気装置
JPWO2020040273A1 (ja) 局所空気清浄化装置
JP6064162B2 (ja) 空気清浄装置
JP2005055085A (ja) 換気装置、換気装置付空気調和機、空気調和機
JP2012220129A (ja) 熱交換形換気装置
JPWO2019239649A1 (ja) 空気調和機の室内機
JP6754467B2 (ja) クリーンベンチ
JPS63100912A (ja) 換気装置用フイルタ−
JP2024076069A (ja) 空気調和機
JP2023033663A (ja) 空気調和機
RU2574995C2 (ru) Устройство локальной очистки воздуха
JP2005340435A (ja) クリーンユニット
JP2018080845A (ja) 空気調和機
TW201414970A (zh) 局部空氣清淨化裝置
JP2009115383A (ja) フィルタ清掃装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5808986

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250