JP5804528B2 - カーテンエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車室の上方に収納されるカーテンエアバッグ装置に関する。
例えば特許文献1に記載されているように、カーテンエアバッグ装置は、クッション部、クッション部を膨張展開させるためのインフレータ、膨張展開するクッション部を車室の内側方向へ導くブラケット部などを具備してなる。このブラケット部は、膨張展開するクッション部が、例えばピラーガーニッシュとインナパネルとの間の間隙に潜り込んだり、ピラーガーニッシュの上端部に引っ掛かったりしないようにするためのガイドの役割を果たす。
上記したブラケット部は、クッション部の展開力により容易に変形しない強度を有するものとする必要がある。その一方、このブラケット部に乗員の頭部が衝突する場合を考慮して衝撃荷重を吸収できる構造とする必要がある。
ここで、特許文献2に記載の頭部保護エアバッグ装置では、展開補助部材(特許文献1におけるブラケット部に相当する)のガイド壁に切欠部を設けている。この切欠部により、ガイド壁が容易に塑性変形あるいは弾性変形して衝撃荷重を吸収できるようになっている。なお、カーテンエアバッグ装置が記載されている公知文献として、その他に特許文献3、4などがあるので、従来のカーテンエアバッグ装置の構造を理解するに際し、必要に応じて適宜参照されたい。
特開2011−102102号公報 特開2002−53005号公報 特開2004−98783号公報 特開2008−162473号公報
特許文献2に記載の頭部保護エアバッグ装置によると、展開補助部材のガイド壁に切欠部を設けたことで、展開補助部材に向かって衝撃荷重が作用した場合に、ガイド壁が容易に塑性変形あるいは弾性変形して衝撃荷重を吸収できる。
しかしながら、この構造には次のような改善すべき点がある。エアバッグ袋体が膨張するときに、展開補助部材のガイド壁に設けられた切欠部にエアバッグ袋体が引っ掛かってしまうことが懸念される。すなわち、ガイド壁に切欠部を設けたことで、衝撃荷重を有効に吸収できるのであるが、その一方で、エアバッグ袋体の展開性が悪化することが懸念されるのである。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ブラケット部の衝撃吸収性と、エアバッグの従来以上の良好な展開性とを両立させることができる構造を備えたカーテンエアバッグ装置を提供することである。
本発明は、車室の上方に収納されるカーテンエアバッグ装置に関するものである。このカーテンエアバッグ装置は、巻回された状態でまたは折り畳まれた状態で収納されるエアバッグと、車体のインナパネルの上部に固定され、前記エアバッグが展開する際に前記エアバッグを車室の内側方向へ導くブラケットと、を備えている。前記ブラケットは、前記エアバッグを車室の内側方向へ導くガイド板部を有し、当該ガイド板部には易壊部が設けられており、前記エアバッグが展開する際に、前記エアバッグと前記ガイド板部との間に挟まれる態様で前記易壊部を覆うカバーシートが設けられている。さらに、前記カバーシートは、前記エアバッグが展開する際に、前記エアバッグと前記ガイド板部との間に挟まれる態様で少なくとも前記易壊部を覆うシート本体部と、展開前の前記エアバッグに当該カバーシートを固定するためのエアバッグ固定部と、を有し、前記エアバッグ固定部が、前記ブラケットの外側に位置させられる。
また、第2の態様として、本発明は、次のように構成されるカーテンエアバッグ装置であってもよい。カーテンエアバッグ装置は、巻回された状態でまたは折り畳まれた状態で収納されるエアバッグと、車体のインナパネルの上部に固定され、前記エアバッグが展開する際に前記エアバッグを車室の内側方向へ導くブラケットと、を備えている。前記ブラケットは、前記エアバッグを車室の内側方向へ導くガイド板部を有し、当該ガイド板部には易壊部が設けられており、前記エアバッグが展開する際に、前記エアバッグと前記ガイド板部との間に挟まれる態様で前記易壊部を覆うカバーシートが設けられている。さらに、前記カバーシートは、当該カバーシートの先端部が前記ガイド板部のエアバッグ展開方向の先端に係合されることで、前記易壊部を覆うようにあらかじめ前記ガイド板部の上面に固定されている。
ガイド板部に設けられた易壊部によりブラケットに作用する衝撃荷重を吸収することができる。この易壊部は、エアバッグが展開する際に、エアバッグとガイド板部との間に挟まれるカバーシートで覆われるようになっている。これにより、ガイド板部に設けられた易壊部にエアバッグが引っ掛かってしまうなどといったことを防止することができる。
すなわち、本発明のカーテンエアバッグ装置によると、エアバッグ展開の際にガイドとなるブラケットの衝撃吸収性と、エアバッグの従来以上の良好な展開性とを両立させることができる。
本発明の第1実施形態のカーテンエアバッグ装置を示す斜視図である。 カーテンエアバッグ装置が車体に取り付けられた状態の図1のA−A断面図である。 図1に示すカバーシートの単品図(平面図)である。 図1に示すエアバッグが膨張するときの様子を示す図である。 本発明の第2実施形態のカーテンエアバッグ装置を示す斜視図である。 図5に示すカバーシートの単品図(平面図)である。 図5に示すエアバッグが膨張するときの様子を示す図(図5のB−B矢視図)である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1〜4を参照しつつ第1実施形態に係るカーテンエアバッグ装置100を説明する。図1、2、3中に、車体の上方向および外方向をそれぞれ矢印で示している。カーテンエアバッグ装置100は、自動車が衝突(側面衝突)、またはロールオーバ(横転)したときに膨張展開するエアバッグ1、自動車の衝突またはロールオーバを検出するセンサ(不図示)、当該センサからの信号で作動してエアバッグ1内にガスを供給(噴出)するインフレータ(不図示)などを具備してなる装置である。このカーテンエアバッグ装置100は、車室の側面上方に収納される。なお、カーテンエアバッグ装置の一般的な全体構成・配置については、特開2002−53005号公報の図6、特開2011−102102号公報の図1などを参照されたい。なお、本実施形態では、車室の側面上方にカーテンエアバッグ装置100を収納(配置)することとしているが、自動車が前突・追突された時に膨張展開するように、車両(車室)の前側上方、後側上方、中央部上方などに本発明のカーテンエアバッグ装置が収納(配置)されていてもよい。すなわち、本発明のカーテンエアバッグ装置は、車室の側面上方だけでなく、車室の前側上方、後側上方、および中央部上方などにも収納(配置)することができ、自動車の側面衝突(あるいは横転)、前突、および追突のいずれのケースにも対応(適用)することができる。
<エアバッグ>
図1、2に示すように、本実施形態のエアバッグ1は、ロール状に巻回された状態で車室の側面上方に収納されるものである。なお、エアバッグは、例えば特開2002−53005号公報の図1に示されているような、蛇腹状に折り畳まれた状態で収納されるものであってもよい。
<ブラケット>
カーテンエアバッグ装置100は、車体の側面側のインナパネル4の上部に固定され、エアバッグ1が膨張展開する際にエアバッグ1を車室の内側方向へ導く例えば金属製あるいは樹脂製のブラケット2を備えている。
ブラケット2は、エアバッグ1を車室の内側方向へ導くガイド板部11と、ガイド板部11の端からその上方向へ延在する、インナパネル4に固定される取付板部12とを有する。取付板部12は、例えばボルト・ナットによりインナパネル4に固定される。このブラケット2により、ルーフヘッドライニング5とピラーガーニッシュ6との間から車室の内側方向へ膨張展開するエアバッグ1がピラーガーニッシュ6とインナパネル4との間の間隙に潜り込んだり、ピラーガーニッシュ6の上端部に引っ掛かったりすることを防止している。
ガイド板部11のうち、取付板部12が設けられた側とは反対側の端部には、スリット13a・13b(易壊部)が設けられている。スリット13a・13bは、乗員の頭部などが衝突した場合の衝撃吸収部であり、衝撃荷重により潰れるように設計されている。スリット13a・13bは、いずれも長円形状とされている。スリット13aの長さ寸法は、その両側に設けられたスリット13bの長さ寸法よりも大きい。スリット13a・13bの幅は、相互に等しい。計3つのスリット13a・13bは、ロール状に巻回されたエアバッグ1の軸方向に沿って一直線に設けられている。
なお、ガイド板部11に設ける易壊部の形状・配置は、本実施形態のものに限られることはない。
<カバーシート>
ガイド板部11の上にはカバーシート3が配置されている。カバーシート3は、エアバッグ1が膨張展開する際に、エアバッグ1とガイド板部11との間に挟まれる態様でスリット13a・13b(易壊部)を覆うシートである。
カバーシート3は、エアバッグ1が膨張展開する際にスリット13a・13bを覆うシート本体部21と、膨張展開前のエアバッグ1に当該カバーシート3を固定するためのエアバッグ固定部22と、を有する。カバーシート3の材質は、軟質の樹脂、耐水性コーティングが施された紙、布などである。なお、図1などに示したカバーシート3の図は模式的なものであり、実施形態としてその厚みを正確に表すものではない。図に示したものよりも厚みが薄いカバーシートもある(後述する第2実施形態においても同様)。
本実施形態のシート本体部21は、スリット13a・13bだけでなく、ガイド板部11のうちのエアバッグ1の展開方向に直交する方向の両端11aを覆うように形成されている。なお、この形態はより好ましい形態であり、ガイド板部11の両端11aをシート本体部21で覆わないものであってもよい。
ここで、図3などに示したように、シート本体部21は、その基端部21cから先端側へ向かって徐々に幅が狭くなっていく台形形状にされている。シート本体部21の先端部には、スリット21bを有する引っ掛け部21aが設けられている。
エアバッグ固定部22は、帯形状であり、シート本体部21の基端部21cの両端に設けられている。エアバッグ固定部22の全面に粘着テープ22aが貼られている。なお、エアバッグ固定部22の全面に粘着テープ22aを貼る必要は必ずしもない。ロール状に巻回された状態のエアバッグ1の周囲にエアバッグ固定部22を巻き付け、粘着テープ22aでエアバッグ1に固定する。
ガイド板部11のエアバッグ1展開方向の先端には、引っ掛け爪11bが設けられている。この引っ掛け爪11bは、スリット13a・13bが形成された面から下方に突出する形態で設けられている。シート本体部21の引っ掛け部21a(スリット21b)を引っ掛け爪11bに引っ掛ける(係合させる)ことで、カバーシート3は、あらかじめガイド板部11の上面に固定される。
なお、シート本体部21の裏面に粘着テープ(不図示)などを貼り付け、例えばこの粘着テープにより、カバーシート3をガイド板部11の上面に固定してもよい。
ここで、エアバッグ1、ブラケット2、およびカバーシート3が相互に固定された(取り付けられた)状態において、カバーシート3の2つのエアバッグ固定部22は、ブラケット2の外側に位置するようにされている。
(カーテンエアバッグ装置作動時の説明)
次に、エアバッグ1が膨張展開するときの様子を図4を参照しつつ説明する。
エアバッグ1内にガスが噴出すると、エアバッグ1が膨張し、ロール状に巻回された状態のエアバッグ1は膨張により解かれていく。このとき、エアバッグ1は、ルーフヘッドライニング5を車室の内側方向へ押す。これにより、ルーフヘッドライニング5と、その下のピラーガーニッシュ6との係合が外れ、ルーフヘッドライニング5は、車室の内側方向へ曲がる。これにより、ルーフヘッドライニング5とピラーガーニッシュ6との間に隙間Sが形成され、エアバッグ1は、ブラケット2のガイド板部11に沿って、この隙間Sから車室の内側方向へ向かって膨張展開していく。なお、カバーシート3のエアバッグ固定部22は、エアバッグ1の膨張により破断する。
(作用・効果)
このとき、ブラケット2のガイド板部11に設けられたスリット13a・13bは、エアバッグ1が展開する際に、エアバッグ1とガイド板部11との間に挟まれるカバーシート3(シート本体部21)で覆われる。これにより、スリット13a・13bの隙間にエアバッグ1が潜り込んだり、スリット13a・13bのエッジ部分にエアバッグ1が引っ掛かってしまったりすることは防止される。
なお、ブラケット2に作用する衝撃荷重は、スリット13a・13bが潰れるなどの変形をすることで吸収される。
このように、本実施形態のカーテンエアバッグ装置100によると、エアバッグ展開の際にガイドとなるブラケット2の衝撃吸収性と、エアバッグ1の従来以上の良好な展開性とを両立させることができる。
また、本実施形態では、スリット13a・13bだけでなく、ガイド板部11のうちのエアバッグ1の展開方向に直交する方向の両端11aをカバーシート3で覆うようにしている。この構成によると、エアバッグ1の展開性をより向上させることができるとともに、展開時にエアバッグ1が、ガイド板部11の両端11a部分(エッジ部分)で損傷することを防止することができる。
なお、ガイド板部11の両端11a部分を、スリット13a・13bが形成された面に対して斜め外方下向きなどに向けてRを取って曲げていても(湾曲させていても)、展開時にエアバッグ1が損傷することを防止することができる。しかしながら、この方法は、ブラケットの製造コスト増につながる。そのため、本実施形態のほうが好ましい。
また、本実施形態では、カバーシート3(シート本体部21)は、あらかじめガイド板部11の上面に固定されている。この構成によると、スリット13a・13bの隙間にエアバッグ1が潜り込んだり、スリット13a・13bのエッジ部分にエアバッグ1が引っ掛かってしまったりすることをより確実に防止することができる。
なお、「カバーシート3(シート本体部21)が、あらかじめガイド板部11の上面に固定されている」とは、例えばカーテンエアバッグ装置100が車体に取り付けられた段階で(エアバッグ1が膨張展開するよりも前に)、カバーシート3(シート本体部21)がガイド板部11の上面に固定されている状態(図1の状態)となっていることをいう。
これに対して、後述する第2実施形態では、カーテンエアバッグ装置101が車体に取り付けられた段階では(エアバッグ1が膨張展開する前は)、カバーシート7は膨張展開前のエアバッグ1の周囲に巻かれた状態となっている。
また、本実施形態では、前記したように、カバーシート3の2つのエアバッグ固定部22が、ブラケット2の外側に位置させられている。この構成によると、例えばシート本体部21(ブラケット2)の中央部付近にエアバッグ固定部22を設けた場合に比べて、シート本体部21がずれにくい。これにより、エアバッグ1の膨張展開時、スリット13a・13b(易壊部)は、カバーシート3のシート本体部21でより確実に覆われる。
(第2実施形態)
図5〜7は、本発明の第2実施形態を説明するための図である。なお、図5、7において、第1実施形態のカーテンエアバッグ装置100を構成する部品と同じ部品については同一の符号を付している。
前記したように、本実施形態では、膨張展開前のエアバッグ1の周囲にカバーシート7が巻かれている(図5参照)。
図6に示したように、カバーシート7は、エアバッグ1が膨張展開する際にスリット13a・13bを覆うシート本体部23と、膨張展開前のエアバッグ1に当該カバーシート7を固定するためのエアバッグ固定部24と、を有する。カバーシート7の材質は、軟質の樹脂、耐水性コーティングが施された紙、布などである。
シート本体部23は、略長方形の形状にされている。なお、本実施形態においても、当該シート本体部23は、スリット13a・13bだけでなく、ガイド板部11のうちのエアバッグ1の展開方向に直交する方向の両端11aを覆うように形成されている。
シート本体部23の両端部には糊代23aが設けられており、ロール状に巻回された状態のエアバッグ1の周囲にシート本体部23を巻き付け、糊などの接着手段でシート本体部23をエアバッグ1の外周面に固定しておく。
エアバッグ固定部24は、帯形状であり、シート本体部23の基端部23cの両端に設けられている。エアバッグ固定部24には、それぞれに2枚の粘着テープ24a・24bが貼られている。エアバッグ固定部24のうちの粘着テープ24aと粘着テープ24bとの間の部分には、V字状の切込み25が入れられている。粘着テープ24a・24bおよび切込み25は、左右対称配置とされている。ロール状に巻回された状態のエアバッグ1の周囲にシート本体部23とともにエアバッグ固定部24を巻き付け、粘着テープ24a・24bでエアバッグ固定部24をエアバッグ1の外周面に固定する。
(カーテンエアバッグ装置作動時の説明)
次に、エアバッグ1が膨張展開するときのカバーシート7の動きを図7を参照しつつ説明する。なお、エアバッグ1が膨張展開する動きは、第1実施形態と同様である。
エアバッグ1の膨張により、カバーシート7のエアバッグ固定部22は、その切込み25部で破断する。これにより、カバーシート7のうち切込み25よりもシート本体部23側の部分は、2枚の粘着テープ24bおよび2箇所の糊代23a部でエアバッグ1に接着固定された状態となる。
(作用・効果)
カバーシート7のうち切込み25よりもシート本体部23側の部分は、エアバッグ1の膨張展開とともに展開していき、これにより、シート本体部23は、ブラケット2のガイド板部11に設けられたスリット13a・13bを覆う。シート本体部23は、エアバッグ1とガイド板部11との間に挟まれる態様でスリット13a・13bを覆う状態となる。これにより、スリット13a・13bの隙間にエアバッグ1が潜り込んだり、スリット13a・13bのエッジ部分にエアバッグ1が引っ掛かってしまったりすることは防止される。
本実施形態のように、展開前のエアバッグ1の周囲にカバーシート7を巻き付けておくことで、エアバッグ1とカバーシート7とが一体的になり、輸送、車体への取付時などで、その取扱い性に優れる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態や実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
1:エアバッグ
2:ブラケット
3、7:カバーシート
4:インナパネル
11:ガイド板部
21:シート本体部
22:エアバッグ固定部
13a、13b:スリット(易壊部)
100:カーテンエアバッグ装置

Claims (4)

  1. 車室の上方に収納されるカーテンエアバッグ装置において、
    巻回された状態でまたは折り畳まれた状態で収納されるエアバッグと、
    車体のインナパネルの上部に固定され、前記エアバッグが展開する際に前記エアバッグを車室の内側方向へ導くブラケットと、
    を備え、
    前記ブラケットは、前記エアバッグを車室の内側方向へ導くガイド板部を有し、
    前記ガイド板部には易壊部が設けられており、
    前記エアバッグが展開する際に、前記エアバッグと前記ガイド板部との間に挟まれる態様で前記易壊部を覆うカバーシートが設けられており、
    前記カバーシートは、
    前記エアバッグが展開する際に、前記エアバッグと前記ガイド板部との間に挟まれる態様で少なくとも前記易壊部を覆うシート本体部と、
    展開前の前記エアバッグに当該カバーシートを固定するためのエアバッグ固定部と、
    を有し、
    前記エアバッグ固定部が、前記ブラケットの外側に位置させられる、カーテンエアバッグ装置。
  2. 車室の上方に収納されるカーテンエアバッグ装置において、
    巻回された状態でまたは折り畳まれた状態で収納されるエアバッグと、
    車体のインナパネルの上部に固定され、前記エアバッグが展開する際に前記エアバッグを車室の内側方向へ導くブラケットと、
    を備え、
    前記ブラケットは、前記エアバッグを車室の内側方向へ導くガイド板部を有し、
    前記ガイド板部には易壊部が設けられており、
    前記エアバッグが展開する際に、前記エアバッグと前記ガイド板部との間に挟まれる態様で前記易壊部を覆うカバーシートが設けられており、
    前記カバーシートは、当該カバーシートの先端部が前記ガイド板部のエアバッグ展開方向の先端に係合されることで、前記易壊部を覆うようにあらかじめ前記ガイド板部の上面に固定されている、カーテンエアバッグ装置。
  3. 請求項に記載のカーテンエアバッグ装置において、
    前記カバーシートが、展開前の前記エアバッグの周囲に巻かれている、カーテンエアバッグ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のカーテンエアバッグ装置において、
    前記カバーシートは、前記ガイド板部の、前記エアバッグの展開方向に直交する方向の両端をさらに覆うように形成されている、カーテンエアバッグ装置。
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