JP5798048B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、着脱可能な集塵容器を備えた電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機は特許文献1に開示されている。この電気掃除機は平面視略円形の本体筐体に駆動輪が設けられ、床面上を自走して掃除を行う。本体筐体の下面には吸込口が開口し、本体筐体内には吸込口から吸い込まれる気流を発生させる電動送風機が配される。
吸込口と電動送風機との間には集塵室が設けられ、集塵室には着脱可能な集塵容器が配される。集塵容器は上面に開口部を有し、気流に含まれる塵埃を分離するフィルタにより開口部が覆われる。また、本体筐体には集塵容器を検知する検知センサが設けられる。
上記構成の電気掃除機において、掃除運転の開始が指示されると検知センサにより集塵容器の収納状態が判別される。集塵容器が未収納の場合は電動送風機の駆動が禁止される。集塵容器が収納された場合は駆動輪及び電動送風機が駆動される。本体筐体は駆動輪の回転によって室内の床面上を自走し、電動送風機の駆動によって吸込口から塵埃を含む気流が吸い込まれる。
気流に含まれた塵埃は集塵容器内に流入してフィルタにより分離され、集塵容器内に塵埃が集塵される。塵埃を除去された気流は電動送風機を通過して排気される。これにより、床面の掃除が行われる。集塵容器に堆積した塵埃は集塵室から集塵容器を取り外してフィルタを取り外し、開口部から廃棄される。
特開2002−360482号公報(第3頁−第7頁、第13図)
しかしながら、上記従来の電気掃除機によると、集塵容器から塵埃を廃棄した後に使用者がフィルタの装着を失念して集塵容器を装着すると電動送風機が駆動される。このため、集塵容器に流入した気流の塵埃が分離されず、塵埃を含む気流が電動送風機を通過して室内に排出されて飛散する。従って、電気掃除機の利便性が悪くなる問題や電動送風機の故障による電気掃除機の信頼性が低下する問題があった。
本発明は、利便性を向上できるとともに信頼性を向上できる電気掃除機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、吸込気流を発生する電動送風機を内装する本体筐体と、前記本体筐体に設けられる集塵室に対して着脱可能に配される集塵容器と、前記集塵容器内に着脱可能に配して気流に含まれる塵埃を分離するとともに前記集塵容器の外側に延出される延出部を有するフィルタと、前記延出部を検知する検知センサとを備え、前記検知センサの検知状態に応じた運転制御を実行することを特徴としている。
この構成によると、掃除運転の開始が指示されると集塵容器から延出されるフィルタの延出部が検知センサにより検知される。電動送風機の駆動によって吸込口から塵埃を含む気流が吸い込まれ、フィルタにより分離された塵埃が集塵容器内に集塵される。塵埃を除去された気流は電動送風機を通過して排気される。集塵容器に堆積した塵埃は集塵室から集塵容器を取り外して廃棄される。また、集塵容器から取り外したフィルタの清掃を行うことができる。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、前記検知センサが前記延出部の非検知状態であると前記電動送風機の駆動を禁止することを特徴としている。この構成によると、集塵容器が未収納の場合及び収納された集塵容器にフィルタが未装着の場合は延出部が検知されず、電動送風機の駆動が禁止される。フィルタを装着した集塵容器が収納されると電動送風機が駆動される。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、前記集塵容器が上面に開口部を有する容器部と、前記容器部に枢支部により枢支して前記開口部を開閉する蓋部とを備え、前記フィルタが前記蓋部と一体に回動するとともに前記延出部を前記枢支部の軸方向に並設し、前記検知センサを前記延出部の前記軸方向に対向配置したことを特徴としている。
この構成によると、フィルタと一体に蓋部を回動して開口部を開き、集塵容器内の塵埃が開口部から廃棄される。フィルタが集塵容器に装着されると枢支部の軸方向に延出部が並設され、集塵容器が集塵室に収納されると延出部の軸方向の端面が検知センサにより検知される。フィルタの未装着時は検知センサから枢支部が離れるため検知センサが延出部の非検知状態となる。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、前記検知センサを光電センサにより形成したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、前記検知センサによる前記延出部の非検知時に報知することを特徴としている。この構成によると、集塵容器またはフィルタが未装着状態であることが報知される。
また本発明は、上記構成の電気掃除機において、前記検知センサを測距センサにより形成し、前記検知センサによって前記枢支部が検知される前記延出部の非検知時と前記枢支部の非検知時とにおいて異なる報知を行うことを特徴としている。
この構成によると、フィルタを装着した集塵容器が集塵室に収納された場合は測距センサから成る検知センサによって延出部が検知される。フィルタを未装着の集塵容器が集塵室に収納された場合は検知センサによって枢支部が検知される。この時、フィルタが未装着状態であることが報知される。集塵容器が未収納の場合は延出部及び枢支部が非検知状態となる。この時、集塵容器が未収納状態であることが報知される。
本発明によると、フィルタが集塵容器の外側に延出される延出部を有し、検知センサによる延出部の検知状態に応じた運転制御を実行するので、電気掃除機の利便性を向上することができる。
また本発明によると、検知センサによる延出部の非検知状態の時に電動送風機の駆動を禁止するので、集塵容器及びフィルタの未装着時に塵埃を含む気流の排出が防止される。従って、電気掃除機の利便性が向上するとともに電動送風機の故障を防止して電気掃除機の信頼性を向上することができる。
本発明の実施形態の電気掃除機を示す斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機を示す側面断面図 本発明の実施形態の電気掃除機の集塵容器を取り外した状態を示す側面断面図 本発明の実施形態の電気掃除機の集塵容器の取り出し時の状態を示す斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機の集塵容器の収納状態を前方から見た斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機の集塵容器の収納状態を後方から見た斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機の集塵容器の蓋部をフィルタと一体に開いた状態を示す斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機の集塵容器の蓋部を容器部にフィルタを載置した状態で開いた状態を示す斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機を示す上面図 本発明の実施形態の電気掃除機のモータユニットを示す斜視図 本発明の実施形態の電気掃除機のモータユニットを示す上面図 本発明の実施形態の電気掃除機のモータユニットを示す正面図 本発明の実施形態の電気掃除機のモータユニットを示す側面図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の電気掃除機を示す斜視図である。電気掃除機1は床面上を自走する掃除ロボットを構成し、バッテリー14により駆動輪29(いずれも図2参照)を駆動して自走する平面視円形の本体筐体2を有している。本体筐体2の上面には集塵容器30(図2参照)を出し入れする際に開閉するカバー3が設けられる。
本体筐体2の上面にはエラーメッセージ等を表示して報知する表示部17が設けられる。また、本体筐体2には音声により報知を行うスピーカ(不図示)が内蔵されている。
図2は電気掃除機1の側面断面図を示している。本体筐体2には底面から突出する一対の駆動輪29が配される。駆動輪29の回転軸は本体筐体2の中心線C上に配置される。駆動輪29の両輪が同一方向に回転すると本体筐体2が進退し、逆方向に回転すると本体筐体2が中心線Cの回りに回転する。
掃除を行う際に移動方向の前方となる本体筐体2の前部の下面には吸込口6が設けられる。吸込口6は本体筐体2の底面に凹設した凹部8の開放面によって床面Fに面して形成される。凹部8内には水平な回転軸で回転する回転ブラシ9が配され、凹部8の両側方には垂直な回転軸で回転するサイドブラシ10が配される。
凹部8の前方にはローラー形状の前輪27が設けられる。本体筐体2の後端には自在車輪から成る後輪26が設けられる。本体筐体2は中心に配した駆動輪29に対して前後方向に重量が配分され、前輪27が床面Fから離れて回転ブラシ9、駆動輪29及び後輪26が床面Fに接地して掃除が行われる。前輪27は進路上に現れた段差に接地し、本体筐体2が段差を容易に乗り越えられるようになっている。
本体筐体2の周面の後端にはバッテリー14の充電を行う充電端子4が設けられる。本体筐体2は自走して室内に設置される充電台40に帰還し、充電台40に設けた端子部41に充電端子4が接してバッテリー14を充電する。商用電源に接続される充電台40は通常、室内の側壁Sに沿って設置される。
本体筐体2内には塵埃を集塵する集塵容器30が配される。集塵容器30は本体筐体2に設けた集塵室39内に収納される。集塵室39は四方の周面及び底面が覆われた隔離室から成り、本体筐体2内を仕切るように左右方向に延びて形成される。集塵室39の各壁面は長手方向に延びた前壁を除いてそれぞれ閉塞されている。集塵室39の前壁には凹部8に連通する第1吸気路11及び凹部8の上方に配して後述するモータユニット20に連通する第2吸気路12が導出される。
集塵容器30は本体筐体2の中心線C上に配置され、図3に示すように本体筐体2のカバー3を開いて上下方向に出し入れすることができる。図4、図5は集塵容器30を前方から見た斜視図を示している。図6は集塵容器30を後方から見た斜視図を示している。集塵容器30は上面に開口部31a(図3参照)を有する有底の容器部31と、開口部31aを開閉する蓋部32とを備えている。
集塵容器30の蓋部32の上面には可動のハンドル36が設けられ、図4に示すように立設したハンドル36を把持して集塵容器30が着脱される。また、図5に示すようにハンドル36を集塵容器30の上面に倒した状態でカバー3(図3参照)が閉じられる。
図3〜図6において、蓋部32の前部の左右端部には左右方向に延びる一対の軸部31bが設けられる。容器部31には軸部31bを挿通する貫通孔(不図示)を有して蓋部32を枢支する一対の枢支部31bが設けられる。また、一方の軸部31bに設けたバネ32cによって蓋部32が開く方向に付勢されている。蓋部32の後端には容器部31に係止される可動の係止部32aが設けられる。蓋部32を係止部32aで係止して容器部31の開口部31aが閉じられる。係止部32aの係止を解除すると蓋部32が回動し、容器部31の開口部31aが開かれる。
蓋部32には開口部31aを覆うフィルタ33が着脱可能に嵌合する。フィルタ33によって集塵容器30内に流入する気流に含まれた塵埃が分離される。図7はフィルタ33と一体に蓋部32が開かれた状態を示している。図8はフィルタ33を容器部31の開口部31aに載置した状態で蓋部32が開かれた状態を示している。
フィルタ33はフィルタ本体33b、枠部33c及びパッキン部33dを備えたユニット形態で構成されている。フィルタ本体33bは多孔質素材により形成され、気流を濾過して塵埃を分離する。枠部33cはフィルタ本体33bの周囲を囲む樹脂成形品により形成される。
パッキン部33dは環状の可撓性部材により枠部33cの下面に設けられ、開口部31aの全周の縁に載置される。パッキン部33dを蓋部32の内周面に圧入してフィルタ33が通常、蓋部32に嵌合された状態となる。このため、係止部32aにより蓋部32が容器部31に係止された状態でパッキン部33dは開口部31aの縁全周に圧着して開口部31aを密封する。また、図7に示すように、蓋部32と一体にフィルタ33が回動して開口部31aが開かれ、容器部31内に集塵した塵埃を開口部31aから廃棄することができる。
蓋部32の前面の下端には一対の切欠き部32dが形成され、蓋部32の後面の下端には切欠き部32fが形成される。フィルタ33の枠部33cには切欠き部32dを介して集塵容器30の外側に延出される一対の延出部33aが形成される。両延出部33aの互いに対向する端面には突出部(不図示)が設けられる。枢支部31bの貫通孔(不図示)に突出部を両側から圧入してフィルタ33が枢支部31bに取り付けられる。これにより、延出部33aは枢支部31bの軸方向の一端に並設され、軸方向に延びて形成される。
パッキン部33dには切欠き部32fから突出する凸部33eが設けられる。凸部33eを手指により押さえた状態で蓋部32を開くと、フィルタ33が図8に示すように容器部31側に載置された状態を維持する。この状態でフィルタ33の上面の山部分を棒状の部材でスライドし、フィルタ33に付着した細かな塵埃を除去して容器部31に回収させることができる。
また、フィルタ33の上面の中央部には枠部33cと一体に形成して上方に突出する取っ手33fが設けられる。延出部33aを両側方に押し開くと、延出部33aの突出部が枢支部31bの貫通孔に挿入された状態が解除される。そして、取っ手部33fを摘持してフィルタ33を簡単に容器部31から分離することができる。この状態で容器部31及び蓋部32を水洗いすることができる。また、フィルタ本体33bが水洗い可能な素材の場合は集塵容器30から分離した状態で水洗いを行うことができる。加えて、フィルタ33をユニットとして集塵容器30に対して簡単に分離して着脱可能であるため、新しいフィルタとの交換を簡単に行うことができる。
図9は電気掃除機1の上面図を示しており、カバー3(図1参照)を省いて集塵容器30を取り外した状態を示している。集塵室39の一方の側方には検知センサ18が設けられ、他方の側方には検知センサ19が設けられる。検知センサ18、19は光電センサ等により形成され、赤外線の反射等によって検知センサ18、19から所定の検知距離内の被検知体を検知する。
検知センサ18は一方の延出部33aの軸方向の端面に対向配置される。これにより、集塵室39内に集塵容器30が未収納の場合及び集塵室39内に収納した集塵容器30にフィルタ33が未装着の場合に検知センサ18による延出部33aの非検知状態となる。また、フィルタ33を装着した集塵容器30を集塵室39内に収納した場合に検知センサ18による延出部33aの検知状態となる。
検知センサ19は集塵室39に対して検知センサ18の反対側で本体筐体2の上方に向けて配され、閉じられたカバー3に対向する。これにより、カバー3が開かれると検知センサ19によるカバー3の非検知状態となる。また、カバー3が閉じられると検知センサ19によるカバー3の検知状態となる。
容器部31の周面には先端に流入口34aを開口して第1吸気路11に連通する流入路34が導出される。容器部31内には流入路34に連続して屈曲により下方に気流を導く流入部34bが設けられる。これにより、大きな塵埃や重い塵埃を容器部31の底部に溜まりやすくすることができる。蓋部32の周面には先端に流出口35aを開口して第2吸気路12に連通する流出路35が導出される。
流入口34a及び流出口35aの周囲には集塵室39の前壁に密接するパッキン(不図示)が設けられる。これにより、集塵容器30を収納した集塵室39内が密閉される。流入口34aの開口面、流出口35aの開口面及び集塵室39の前壁は傾斜面に形成され、集塵容器30の出し入れ時の摺動によるパッキンの劣化を防止することができる。
本体筐体2内の集塵室39の後方の上部には制御基板15が配される。制御基板15は電気掃除機1の各部を制御する制御回路が設けられる。集塵室39の後方の下部には着脱可能なバッテリー14が配される。バッテリー14は充電端子4を介して充電台40から充電され、制御基板15、駆動輪29、回転ブラシ9、サイドブラシ10及び電動送風機22等の各部に電力を供給する。
本体筐体2の前部にはモータユニット20が配置される。図10、図11、図12、図13はモータユニット20の斜視図、上面図、正面図及び側面図をそれぞれ示している。モータユニット20は樹脂成形品のハウジング21とハウジング21内に収納される電動送風機22とを備えている。電動送風機22はモータケース22aで覆われたターボファンにより形成される。
電動送風機22のモータケース22aには軸方向の一端に吸気口(不図示)が開口し、周面の2箇所に排気口(不図示)が開口する。ハウジング21の前面にはモータケース22aの吸気口に対向して開口部23が設けられる。ハウジング21の電動送風機22の両側方にはモータケース22aの各排気口にそれぞれ連通する第1排気路24a及び第2排気路24bが設けられる。第1、第2排気路24a、24bは本体筐体2の上面に設けた排気口7(図2参照)に連通する。
第1排気路24aには一対の電極28aを有したイオン発生装置28が配される。電極28aには交流波形またはインパルス波形から成る電圧が印加され、電極28aのコロナ放電により生成されたイオンが第1排気路24aに放出される。
一方の電極28aには正電圧が印加され、コロナ放電による水素イオンが空気中の水分と結合して主としてH(HO)mから成るプラスイオンを発生する。他方の電極28aには負電圧が印加され、コロナ放電による酸素イオンが空気中の水分と結合して主としてO (HO)nから成るマイナスイオンを発生する。ここで、m、nは任意の自然数である。H(HO)m及びO (HO)nは空気中の浮遊菌や臭い成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌や臭い成分を破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。従って、プラスイオン及びマイナスイオンを発生して排気口7(図2参照)から送出することにより室内の除菌及び脱臭を行うことができる。
(HO)m+O (HO)n→・OH+1/2O+(m+n)HO ・・・(1)
(HO)m+H(HO)m’+O (HO)n+O (HO)n’
→ 2・OH+O+(m+m'+n+n')HO ・・・(2)
(HO)m+H(HO)m’+O (HO)n+O (HO)n’
→ H+O+(m+m'+n+n')HO ・・・(3)
また、第1排気路24aの下部には前面を開口した戻り口25が設けられる。戻り口25はハウジング21の前面に突出する突出部25aにより上方を覆われ、開口面を凹部8(図2参照)の壁面に沿った曲面に形成される。これにより、戻り口25は凹部8の壁面に設けた孔部(不図示)を介して凹部8内に臨み、第1排気路24aを流通するイオンを含む気流の一部が吸気側に導かれる。
上記構成の電気掃除機1において、掃除運転が指示されると、検知センサ18により延出部33aの有無が検知される。集塵容器30が未収納の場合及び集塵室39に収納された集塵容器30にフィルタ33が未装着の場合は延出部33aが非検知状態となる。この時、電動送風機22、駆動輪29、イオン発生装置28、回転ブラシ9及びサイドブラシ10の駆動が禁止される。これにより、塵埃を含む気流の排出が防止される。また、表示部17の表示やスピーカからの音声等によって集塵容器30またはフィルタ33が未装着状態であることが報知される。
また、検知センサ19によってカバー3の開閉状態が検知される。カバー3が開いた状態の場合は電動送風機22、駆動輪29、イオン発生装置28、回転ブラシ9及びサイドブラシ10の駆動が禁止される。これにより、ベッドの下方等の高さ方向に狭い領域に電気掃除機1が進入した際のカバー3の衝突を防止することができる。
フィルタ33を装着した集塵容器30が集塵室39に収納され、カバー3が閉じられると電動送風機22、駆動輪29、イオン発生装置28、回転ブラシ9及びサイドブラシ10が駆動される。これにより、本体筐体2は回転ブラシ9、駆動輪29及び後輪26が床面Fに接地して所定の範囲を自走し、吸込口6から床面Fの塵埃を含む気流が吸い込まれる。この時、回転ブラシ9の回転によって床面F上の塵埃が掻き上げられて凹部8内に導かれる。また、サイドブラシ10の回転によって吸込口6の側方の塵埃が吸込口6に導かれる。
吸込口6から吸い込まれた気流は矢印A1(図3参照)に示すように第1吸気路11を後方に流通し、流入口34aを介して集塵容器30に流入する。集塵容器30に流入した気流はフィルタ33により塵埃を分離され、流出口35aを介して集塵容器30から流出する。これにより、容器部31内に塵埃が集塵して堆積する。集塵容器30から流出した気流は矢印A2(図3参照)に示すように第2吸気路12を前方に流通し、開口部23を介してモータユニット20の電動送風機22に流入する。
電動送風機22を通過した気流は第1排気路24a及び第2排気路24bを流通し、第1排気路24aを流通する気流にはイオンが含まれる。そして、本体筐体2の上面に設けた排気口7から矢印A3(図3、図12参照)に示すように上方後方に向けて斜め方向にイオンを含む気流が排気される。これにより、室内の掃除が行われるとともに、自走する本体筐体2の排気に含まれるイオンが室内に行き渡って室内の除菌や脱臭が行われる。この時、排気口7から上方に向けて排気するので、床面Fの塵埃の巻き上げを防止して室内の清浄度を向上することができる。
第1排気路24aを流通する気流の一部は矢印A4(図12参照)に示すように戻り口25を介して凹部8に導かれる。このため、吸込口6から第1吸気路11に導かれる気流内にイオンが含まれる。これにより、集塵容器30やフィルタ33の除菌及び脱臭を行うことができる。
また、駆動輪29の両輪を互いに逆方向に回転すると本体筐体2が中心線Cを中心に回転して向きを変える。これにより、所望の範囲全体に本体筐体2を自走させるとともに障害物を避けて自走させることができる。尚、駆動輪29の両輪を前進時に対して反転して本体筐体2を後退させてもよい。
掃除が終了すると、本体筐体2は自走して充電台40に帰還する。これにより、充電端子4が端子部41に接してバッテリー14が充電される。
また、所定の設定によって本体筐体2の帰還状態でバッテリー14の充電中や充電終了後に電動送風機22及びイオン発生装置28を駆動することができる。これにより、排気口7から上方後方にイオンを含む気流が送出される。充電端子4が本体筐体2の後端に設けられるため、イオンを含む気流は充電台40の方向に流通して側壁Sに沿って上昇する。該気流は室内の天井壁及び対向する側壁に沿って流通する。従って、イオンが室内全体に行き渡り、除菌効果や脱臭効果を向上させることができる。
本実施形態によると、フィルタ33が集塵容器30の外側に延出される延出部33aを有し、検知センサ18による延出部33aの非検知状態の時に電動送風機22の駆動を禁止するので、集塵容器30及びフィルタ33の未装着時に塵埃を含む気流の排出が防止される。従って、電気掃除機1の利便性が向上するとともに電動送風機1の故障を防止して電気掃除機1の信頼性を向上することができる。また、集塵容器30の未収納状態とフィルタ33の未装着状態とを一の検知センサ18で検知することができ、コスト増加を抑制することができる。
また、枢支部31bで枢支される蓋部32とフィルタ33が一体に回動して延出部33aを枢支部31bの軸方向に並設し、検知センサ18を延出部33aの軸方向に対向配置している。これにより、デッドスペースとなる枢支部31bの軸方向に延出部33aを配置して省スペース化を図ることができる。
また、検知センサ18を所定の検知距離を有する光電センサにより形成することにより、延出部33aを容易に検知できるとともに、枢支部32aの誤検知を防止することができる。
また、延出部33aの非検知時に報知するので、集塵容器30及びフィルタ33の装着を使用者に促すことができ、電気掃除機1の利便性をより向上することができる。
本実施形態において、検知センサ18による延出部33aの非検知状態の時に電動送風機22の駆動を禁止して塵埃の飛散を防止しているが、検知センサ18の検知状態に応じて他の運転制御を実行してもよい。例えば、フィルタ33とは別に集塵容器30内に着脱できない補助フィルタが設けられる場合は検知センサ18の非検知時に電動送風機22を駆動して掃除運転を行ってもよい。この時、フィルタ33が未装着であることを報知して使用者に装着が促される。従って、検知センサ18の検知状態に応じた運転制御を実行することにより、電気掃除機1の利便性を向上することができる。
また、本実施形態において、検知センサ18を光電センサ等の近接スイッチにより形成しているが、被検知体までの距離を検出する超音波センサ等の測距センサにより形成してもよい。これにより、検知センサ18による枢支部31bの検知状態と延出部33aの検知状態とを判別することができる。この時、集塵容器30が未収納の場合と集塵容器30を収納してフィルタ33が未装着の場合とを区別して異なる報知を行うと、より利便性を向上することができる。この場合、枢支部31bには軸部32dが挿通される貫通孔が形成されているので、検知センサ18により軸部32bを検知するようにしてもよい。
また、本実施形態において自走式の電気掃除機1について説明しているが、吸込口を有する吸込口体を使用者が移動させるキャニスター型の電気掃除機やアップライト型の電気掃除機であってもよい。また、容器部31内に旋回気流を形成して集塵するサイクロン式の集塵容器30であってもよい。
本発明によると、着脱可能な集塵容器を備えた電気掃除機に利用することができる。
1 電気掃除機
2 本体筐体
3 蓋部
4 充電端子
6 吸込口
7 排気口
8 凹部
9 回転ブラシ
10 サイドブラシ
11 第1吸気路
12 第2吸気路
14 バッテリー
15 制御基板
20 モータユニット
21 ハウジング
22 電動送風機
23 開口部
24a 第1排気路
24b 第2排気路
25 戻り口
28 イオン発生装置
29 駆動輪
30 集塵容器
31 容器部
31a 開口部
31b 枢支部
32 蓋部
32a 係止部
32b 軸部
33 フィルタ
33a 延出部
33b フィルタ本体
33c 枠部
33d パッキン部
34 流入路
35 流出路
36 ハンドル
40 充電台
41 端子部

Claims (5)

  1. 吸込気流を発生する電動送風機を内装する本体筐体と、前記本体筐体に設けられる集塵室に対して着脱可能に配される集塵容器と、前記集塵容器内に着脱可能に配して気流に含まれる塵埃を分離するとともに前記集塵容器の外側に延出される延出部を有するフィルタと、前記延出部を検知する検知センサとを備え、前記検知センサの検知状態に応じた運転制御を実行する電気掃除機において、前記集塵容器が上面に開口部を有する容器部と、前記容器部に枢支部により枢支して前記開口部を開閉する蓋部とを備え、前記フィルタが前記蓋部と一体に回動するとともに前記延出部を前記枢支部の軸方向に並設し、前記検知センサを前記延出部の前記軸方向に対向配置したことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記検知センサが前記延出部の非検知状態であると前記電動送風機の駆動を禁止することを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記検知センサを光電センサにより形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記検知センサによる前記延出部の非検知時に報知することを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の電気掃除機。
  5. 前記検知センサを測距センサにより形成し、前記検知センサによる前記延出部の非検知時と前記枢支部の非検知時とにおいて異なる報知を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気掃除機。
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