JP5787659B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光路に対して進退可能なミラーを有する撮像装置に関する。
従来、ミラーを2種類の速度で光路に対して進退させることが知られている。(特許文献1参照)
特許文献1では、以下のような構成によって、ミラーを2種類の速度で光路に対して進退させている。
制御手段がモータを第1の方向に動作させることによって、カム部材に形成される第1のカム部がミラー駆動部材とチャージ部材との係合を解除する。ミラー駆動部材とチャージ部材との係合が解除されると、ミラー駆動部材が付勢部材の付勢力によって、ミラーを第1の速度でアップ位置からダウン位置に駆動する。
そして、制御手段がモータを第1の方向とは反対方向となる第2の方向に動作させることによって、カム部材に形成される第2のカム部がミラー駆動部材と係合しているチャージ部材に当接し、モータによってミラー駆動部材およびチャージ部材が駆動される。これによって、ミラーを第2の速度でアップ位置からダウン位置に駆動する。
特開2008−175920号公報
特許文献1に開示される撮像装置は、ミラーアップバネのバネ力によって、ミラーをダウン位置からアップ位置へ駆動し、ミラーダウンバネのバネ力によって、ミラーをアップ位置からダウン位置へ駆動している。
このような構成では、撮像装置の耐久性を高めるためにミラーアップバネのバネ力をなるべく低く設定する必要がある。しかし、ミラーアップバネのバネ力を低く設定すると、ミラーをダウン位置からアップ位置へ駆動する際に、ミラーダウンバネのバネ力がミラーアップバネのバネ力より大きくなる領域ができてしまう。
特許文献1に開示される高速モードでは、ミラーダウンバネのバネ力がミラーアップバネのバネ力より大きくなる領域ができたとしても、ミラーに作用する慣性力によって、ミラーはアップ位置まで駆動される。
しかし、特許文献1に開示される低速モードでは、ミラーに作用する慣性力が小さくなるので、ミラーはアップ位置まで駆動されない可能性がある。
ミラーダウンバネのバネ力がミラーアップバネのバネ力より大きくなる領域ができないように、ミラーアップバネのバネ力をミラーダウンバネのバネ力よりも十分大きくなるように設定することも考えられる。しかし、この場合には、高速モードでミラーを駆動したときに、ミラーが強い力でアップ位置に衝突して、大きなバウンドを発生させる。そして、ミラーアップバネをチャージするために必要となる力も大きくなってしまうという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みて、ミラーに作用する慣性力が小さくても、ミラーダウンバネのバネ力がミラーアップバネのバネ力より大きくなる領域で、ミラーをアップ位置に駆動することができる撮像装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は、撮像光学系の光軸上に配置される第1の位置と前記光軸から退避させた第2の位置との間で移動可能なミラー部材と、前記ミラー部材を前記第1の位置に向けて付勢する第1の付勢部材と、前記ミラー部材を前記第2の位置に向けて付勢する第2の付勢部材と、駆動源によって駆動されることで、前記ミラー部材を前記第2の位置に駆動する駆動部材と、を有し、前記駆動部材には、前記ミラー部材が係合する第1の係合部および第2の係合部が形成され、前記ミラー部材を前記第2の位置に駆動する際に、前記ミラー部材を前記第2の位置に向けて付勢する前記第2の付勢部材の力が、前記ミラー部材を前記第1の位置に向けて付勢する前記第1の付勢部材の力よりも大きい領域では、前記ミラー部材は前記第1の係合部に係合して前記第2の位置に駆動され、前記ミラー部材を前記第1の位置に向けて付勢する前記第1の付勢部材の力が、前記ミラー部材を前記第2の位置に向けて付勢する前記第2の付勢部材の力以上となる領域では、前記ミラー部材は前記第2の係合部に係合して前記第2の位置に駆動されることを特徴とする。
本発明によれば、ミラーに作用する慣性力が小さくても、ミラーダウンバネのバネ力がミラーアップバネのバネ力より大きくなる領域で、ミラーをアップ位置に駆動することができる。
図2乃至8と併せて本発明の実施形態を説明するために、撮像装置の構成例を示すブロック図である。 クイックリターンミラーユニットを示す分解斜視図である。 駆動レバーユニットおよびカムギヤの詳細図である。 高速モード時の動作を(A)乃至(C)に示す説明図である。 静音モード時の動作を(A)乃至(D)に示す説明図である。 撮影時の動作例を示すフローチャートである。 ミラーアップ動作におけるミラーアップバネ405の付勢力とミラーダウンバネ408の付勢力との関係を説明する図である。
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は撮像装置の構成例を示すブロック図である。撮像装置は、レンズユニット300とカメラ本体100を備える。
レンズユニット300は交換レンズタイプであり、これをカメラ本体100のと機械的に結合するレンズマウント306は、両者を電気的に接続する機能も有する。撮像光学系を構成するレンズ310は、その光軸(破線の光路OP1参照)に沿って移動可能なフォーカスレンズ及びズームレンズ(不図示)を含む。絞り312は光軸上に位置して光量を調節する。インターフェース(以下、「I/F」と略記する)部320は、カメラ本体100内のI/F部120と接続される。
レンズユニット300とカメラ本体100を電気的に接続するコネクタ322,122は、両者間で制御信号、状態信号、データ信号等を送受し合うと共に、各種電圧の供給機能を有する。絞り制御部340は、後述の測光部46による測光情報に基づいてシャッタ制御部40と連携しながら、絞り312を制御する。フォーカス制御部342はフォーカスレンズを駆動して焦点調節を制御し、ズーム制御部344はズームレンズを駆動して変倍動作を制御する。レンズユニット300全体を制御するレンズ制御部350は、I/F部320および各制御部と接続されている。
次にカメラ本体100の構成を説明する。
シャッタ12は撮像素子13の露光を制御する。シャッタ12の開状態でレンズ310に入射した光は、絞り312、レンズマウント306及び106、シャッタ12を介して撮像素子13に到達し、その撮像面(画素配列)に被写体像が結像する。このとき、ミラー130は、2点鎖線で示すように、光路OP1から退避したミラーアップ状態にある。ミラー130は可動のミラー部材であり、撮像素子13よりも被写体側に位置する。以下では、撮像光学系の光軸上に位置するミラーダウン状態での第1の位置を「ダウン位置」と呼び、光軸から退避したミラーアップ状態での第2の位置を「アップ位置」と呼ぶ。なお、ミラー130の駆動機構については後で詳述する。
撮像素子13は、被写体像を光電変換して画像信号を生成し、A/D変換器16は、撮像素子13の出力信号をデジタル信号に変換して画像データとする。タイミング発生回路18は、メモリ制御部22及びシステム制御部50により制御され、撮像素子13、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。画像処理部20は、A/D変換器16から出力された画像データ、或いはメモリ制御部22から出力された画像データに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
メモリ制御部22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理部20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、及び圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16の出力する画像データは画像処理部20を介して、または当該処理部およびメモリ制御部22を介して画像表示メモリ24またはメモリ30に書き込まれる。画像表示メモリ24は、画像表示部28に表示する画像データを一時的に記憶する。D/A変換器26は、メモリ制御部22経由で画像表示メモリ24にアクセスして画像データを取得する。D/A変換器26は画像データを表示用の画像信号(アナログ信号)へ変換して画像表示部28へ出力する。
画像表示部28には液晶表示装置(例えば、TFT−LCD)等が使用される。メモリ30は、撮影した静止画像データを一時的に記憶し、また、システム制御部50の作業領域としても使用される。圧縮・伸長回路32はメモリ30に記憶された画像データを読み込んで圧縮または伸長処理を行い、処理後の画像データをメモリ30に記憶させる。
シャッタ制御部40は、測光部46の測光結果に基づいて、絞り312を制御する絞り制御部340と連携しながら、シャッタ12を制御する。シャッタ制御部40は、シャッタ駆動部40aおよびシャッタ駆動モータ40bを含む。シャッタ駆動部40aは撮像素子13を露光するようにシャッタ12を駆動する。シャッタ駆動モータ40bは、シャッタ12のチャージ機能をもち、シャッタ駆動部40aを固定した固定状態とシャッタ駆動部40aの固定を解除した解除状態とを切り替えるように動作する。
ミラー制御部41は、ミラー駆動機構の駆動部41aを介して、ミラー130をアップ位置(2点鎖線参照)またはダウン位置(実線参照)に移動させる。ミラー制御部41が制御する駆動源としてのアクチュエータは、ミラー駆動モータ(以下、単に駆動モータという)41bである。なお、ミラー130の駆動制御の詳細については後述する。
焦点状態検出部42は、撮像光学系に係る焦点状態を検出する。レンズ310に入射した光は、絞り312、レンズマウント306、106、ミラー130、後述のサブミラーを介して焦点状態検出部42の受光部で検出される。焦点状態検出部42は、合焦状態の検出結果をシステム制御部50へ出力する。測光部46は、レンズ310に入射してから、絞り312、レンズマウント306、106、ミラー130、132を経た後、不図示の測光用レンズから入射した光を検出する。測光部46は露出状態の検出結果をシステム制御部50へ出力する。また測光部46は、フラッシュ48と連携することにより、EF処理(プリ発光処理)も行う。
フラッシュ48は、AF(オートフォーカス)用補助光の投光機能、およびフラッシュ調光機能を有し、システム制御部50からの指示に従って所定のタイミングで発光する。ミラー132は、ミラー130で反射した光線をさらに反射させて光学ファインダ104に導く。光路OP2は、撮像素子13へ至る光路OP1に対して、ダウン位置にあるミラー130で分岐した一方の光路である。
カメラ本体100の各部を全体的に制御するシステム制御部50は、判定部50a及び制御部50bを含む。判定部50aは設定された撮影モードおよびレンズユニット300が本体100に装着されているか否かを判定する。制御部50bは、判定部50aの判定結果に従って制御指令をミラー制御部41に出力する。なお、判定部50a及び制御部50bは、システム制御部50を構成するCPU(中央演算処理装置)が解釈して実行するプログラムに従って処理を行うが、詳細については後述する。
メモリ52は、システム制御部50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。報知部54は、システム制御部50でのプログラムの実行に応じて、表示デバイス上での文字や画像によるメッセージ、またはスピーカ等による音声メッセージをユーザに提示する。報知部54は、カメラ本体100にて視認し易い位置に配置され、その一部は光学ファインダ104内にも設置されている。不揮発性メモリ56は、電気的に消去および記録可能なメモリ(EEPROM等)である。
次に、システム制御部50に対する各種の動作指示を説明する。図1には、モードダイヤル60、スイッチ部62及び操作部70を例示する。モードダイヤル60は、低速連続撮影や高速連続撮影等のモードを含む撮影モードについて、ユーザの操作指示をシステム制御部50へ出力する。スイッチ部62はユーザ操作に応じた2種類の指示を受け付ける。ユーザが不図示のシャッタレリーズボタンを押下した際、第1段階(例えば、半押し)で第1スイッチ(SW1と記す)がオン状態となる。この指示に応じてAF処理、AE処理、EF処理等の動作開始がシステム制御部50に指示される。また、第2段階(例えば、全押し)で第2スイッチ(SW2と記す)がオン状態となる。この指示に応じて露光処理、現像処理、記録処理を含む撮影処理の動作開始がシステム制御部50へ指示される。
なお、露光処理は、撮像素子13の撮像信号を、A/D変換器16、メモリ制御部22を介してメモリ30に画像データとして書き込む処理である。現像処理は、画像処理部20やメモリ制御部22での演算処理である。記録処理は、メモリ30から画像データを読み出して圧縮・伸長回路32で圧縮して記録媒体200に画像データを書き込む処理である。記録媒体200にはメモリカードやハードディスク等が使用され、記録部202、I/F部204、コネクタ206を備える。コネクタ206は、カメラ本体100のコネクタ92を介してI/F部90に接続される。
操作部70は、メニューボタン、設定ボタン、切り替えボタン等の各種操作部材を含み、操作指示信号をシステム制御部50に出力する。
次に図2および図3を参照して、ミラー制御部41の構成を詳細に説明する。
ミラー制御部41は、図2に示すミラー駆動機構を含む。図3にはミラー駆動レバーおよびカムの詳細を示す。なお、図2はクイックリターンミラーユニットの分解斜視図である。また、図3(A)は駆動レバーユニットの側面図である。図3(B)および(C)はカムギヤ401の詳細図である。図3(B)はカムギヤ401の回転軸に直交する方向から見た場合の図であり、図3(C)はカムギヤ401の回転軸に沿う方向から見た場合の図である。本実施形態では、カムギヤ401が駆動部材またはカム部材として機能する。
ミラー130は、メインミラー511とサブミラー513を備える。サブミラー513は焦点状態検出部42にレンズ310からの光を導くための可動部材であり、サブミラー保持部材514に固定されている。サブミラー保持部材514は、メインミラー保持部材512に設けた不図示の軸と穴部514aを中心に回転可能に軸支されており、メインミラー保持部材512がアップ位置に停止している時に、焦点状態検出部42に被写体から光の一部が到達する。
また、サブミラー保持部材514は、メインミラー保持部材512がダウン位置に駆動されたとき、メインミラー保持部材512と共に撮影退避位置まで駆動される。以下の説明にて、ミラー130の駆動とは、メインミラー保持部材512の軸部512aを中心として回転させる動作をいい、これに連動してサブミラー保持部材514が駆動される。
駆動モータ41bの駆動力はカムギヤ401に伝達される。カムギヤ401の回転により、ミラーチャージレバー406およびミラードライブレバー407は、不図示のミラーボックスの外側面に設けられた軸部を中心として、図3(A)の反時計回り方向または時計回り方向に回動する。これにより、後述するようにミラー130はダウン位置からアップ位置へ移動するアップ動作と、アップ位置からダウン位置へ移動するダウン動作とを行う。なお、図3(A)にてミラー130のアップ動作方向は時計回り方向である。
ミラーチャージレバー406は、ミラーアップバネ405の付勢力により、反時計回り方向に付勢される。また、ミラー受け板であるメインミラー保持部材512は、ミラーダウンバネ408の付勢力によって、その軸512cにてミラーダウン動作方向(図中の反時計回り方向)に付勢される。ミラードライブレバー407は、ミラードライブレバーバネ406dの付勢力によって時計回り方向に付勢される。
カムギヤ401の外周面部には、ギヤ部401d(図3(B)参照)を形成しているが、歯部の図示を省略している。また、カムギヤ401の円形側面401f(図2参照)には、その回転位置を検出するために導電パターンが形成されている。カムギヤ401の回転位置に応じて導電パターンに導電接片が接触し、この導電接片からシステム制御部50にミラーアップ動作の完了信号が入力される。これにより、制御部50bはカムギヤ401の回転位置を判定することができ、ミラー130がアップ位置に位置するかどうかを判定できる。したがって、カムギヤ401の円形側面401fに形成される導電パターンがミラー130がアップ位置に位置するかどうかを検出する。カムギヤ401を含むミラー駆動機構の動作が何らかの原因で支障を来たした場合、駆動モータ41bを所定時間に亘って通電してもミラーアップ動作の完了信号が制御部50bに入力されない状態となる。この場合、制御部50bは異常状態と判断し、駆動モータ41bの駆動を停止させる。
制御部50bはミラーアップ動作に関して2種類の駆動方式を有する。第1の駆動方式はバネ・アップ方式であり、バネ・アップ方式によるミラー動作を以下、高速モードと呼ぶ。第2の駆動方式は、モータ・アップ方式であり、モータ・アップ方式によるミラー動作を以下、静音モードと呼ぶ。
バネ・アップ方式では、チャージしたミラーアップバネ405のバネ力を急激にリリースすることで、ミラー130を高速で駆動する。これにより、連写コマ速やレリーズタイムラグについて性能を高めた動作が行われる。なお、図4では簡略化のため、カムギヤ401のギヤ部401d及び第1のカム部401aを必要に応じて割愛して示す。
図4(A)は、ミラーダウン動作が終了したスタンバイ状態を示す。図4(B)は、ミラーアップ動作の初期においてカムギヤ401が反時計回り方向に回転してから停止した状態を示す。図4(C)は、ミラーアップ動作が完了した状態を示す。
カムギヤ401には、第1のカム部401a、緊定解除カム401b、及び第2のカム部401cが形成されている。本実施形態では、第1のカム部401aが第1の係合部として機能し、第2のカム部401cが第2の係合部として機能する。これらのカム部は、図3(C)に示すようにカムギヤ401の回転軸を中心として周方向に亘って異なる範囲にそれぞれ形成されている。回転軸を中心とする位相角の範囲については、第1のカム部401aや緊定解除カム401bに比べて、第2のカム部401cは狭く設定されている。ミラーチャージレバー406の第1のカムフォロア部406bとカムギヤ401の第1のカム部401aは、カムギヤ401の回転軸に対する直交方向にて、互いに当接可能な位置関係をもつ。また、ミラーチャージレバー406の第2のカムフォロア部406cとカムギヤ401の第2のカム部401cは、カムギヤ401の回転軸に対する直交方向にて、互いに当接可能な位置関係をもつ。
図4(A)に示すスタンバイ状態では、ミラーチャージレバー406がミラーアップバネ405の付勢力により反時計回り方向に付勢されている。但し、ミラーチャージレバー406に設けた第1のカムフォロア部406bがカムギヤ401の第1のカム部401aのカムトップ(リフトが最大の部分)と当接している。このため、ミラーチャージレバー406の反時計回り方向への駆動が阻止されており、ミラーダウン状態が維持される。
メインミラー保持部材512は、不図示のミラーボックスの内側面に形成されたストッパー519(図2参照)に当接してダウン位置での位置決めがなされている。メインミラー保持部材512には軸512cが一体に形成されており、この軸512cにはミラードライブレバー407の当接部407aが図の下側から当接している。さらに、メインミラー保持部材512には軸部512aを中心として、ミラーダウンバネ408により、ミラーダウン動作方向への付勢力が図の上側から作用している。また、ミラーチャージレバー406の下端部にて回転可能に連結されたミラーフック403は、そのフック部403cがミラーフックスプリング402に付勢力によって図中の反時計回り方向に付勢され、ミラードライブレバー407の係止部407cと係合している。
バネ・アップ方式による高速モードが設定されていると判定部50aで判定された場合のミラーアップ動作について、図4を用いて説明する。バネ・アップ方式では、駆動モータ41bの駆動力によって、第1のカム部401aを回転させることで、チャージされていたミラーアップバネ405のバネ力が急激に解放される。ミラーアップバネ405の付勢力で、ミラー130をアップ位置まで高速で駆動することができる。
判定部50aが高速モードであると判定した場合、不図示のシャッタレリーズボタンが全押し操作されてスイッチ部62の第2スイッチSW2がオン状態になると制御部50bは高速ミラーアップ動作用の駆動信号を駆動モータ41bに出力する。このとき、制御部50bは、駆動モータ41bにデューティ比100%となるフル通電により駆動制御を行う。これにより、駆動モータ41bは、第1の方向に高速で駆動され、カムギヤ401は、図の反時計回り方向に高速で回転する。その後、カムギヤ401が図4(B)に示す状態を経て、図4(C)に示すアップ位置に相当する位相(回転角)まで到達する。この時点で制御部50bには、カムギヤ401の円形側面401fに設けた導電パターンの検出により、ミラーアップ動作の完了信号が入力される。これにより、駆動モータ41bが停止する。
図4(A)のスタンバイ状態にて、ミラーチャージレバー406は、ミラーアップバネ405によって、反時計回り方向に付勢されている。このとき、ミラーチャージレバー406に設けられた第1のカムフォロア部406bに、カムギヤ401の第1のカム部401aのカムトップが当接している。これによって、ミラーチャージレバー406は、ミラーアップバネ405の付勢力に抗して、図4(A)のスタンバイ状態に位置している。駆動モータ41bが第1の方向に駆動されることで、カムギヤ401が図4(A)のスタンバイ状態から反時計回り方向に高速で回転する。カムギヤ401が反時計回り方向に回転すると、ミラーチャージレバー406に設けられた第1のカムフォロア部406bが、カムギヤ401の第1のカム部401aのカムボトムに落ちる。
これにより、チャージされたミラーアップバネ405のバネ力が一気に解放され、ミラーアップバネ405の付勢力によって、ミラーチャージレバー406は、図4(C)に示すように、反時計回り方向に駆動される。このとき、ミラーフック403を介してミラーチャージレバー406と連結されたミラードライブレバー407も、反時計回り方向に高速で駆動される。そして、ドライブレバー407の当接部407aがメインミラー保持部材512の軸512cを高速で押し上げ、ミラー130がアップ位置に向けて高速駆動される。メインミラー保持部材512のミラーアップ動作に伴い、穴部514aにて連結されているサブミラー保持部材514も連動してアップ位置へと高速で駆動される。
図4(A)のスタンバイ状態から、駆動モータ41bの駆動力によって、ミラーチャージレバー406に設けられた第1フォロア部406bと、カムギヤ401の第1カム部401aのカムトップとの当接が解除される。高速モードにおけるミラー130のミラーアップ動作は、ミラーチャージレバー406に設けられた第1フォロア部406bと、カムギヤ401の第1カム部401aのカムトップとの当接が解除されてから開始される。駆動モータ41bの駆動力は、ミラー130をアップ位置に駆動する直接的な駆動力とはならない。ミラー130をアップ位置に駆動する直接的な駆動力は、ミラーアップバネ405の付勢力のみである。したがって、高速モードにおけるミラー130のミラーアップ動作では、ミラー130は駆動モータ41bに連結されることなくアップ位置へ駆動される。
高速モードにおけるミラーアップ動作の詳細な動作順序としては、カムギヤ401が図4(C)に示す位相にて停止した後、メインミラー保持部材512、つまりミラー130がアップ位置に到達する。高速モードではミラーアップバネ405の付勢力によりミラー130が跳ね上がることになる。アップ位置に到達したメインミラー保持部材412は、不図示のミラーボックスの内側面に形成したストッパー515に下側から突き当たるので、アップ位置で位置決めがなされる。このとき、メインミラー保持部材512がストッパー515に当接する速度は高速であるため、突き当たった瞬間に衝撃音が発生する。
以上、判定部50aにより高速モードが判定された場合のミラー動作について説明したが、ミラーアップ動作に至るまでの間、ミラーチャージレバー406の第2のカムフォロア部406cとカムギヤ401の第2のカム部401cとが当接することはない。
ミラーダウン動作では、更にカムギヤ410が図4にて反時計回りに回転し、ミラーフック403の当接面403aと緊定解除カム401bが当接しながらミラーフック403を回転させる。ミラードライブレバー407をミラードライブレバーバネ406dの付勢力によりミラーダウン方向に回転させることで、ミラー130のミラーダウン動作が行われる。
次に、モータ・アップ方式による静音モードが設定されていると判定部50aにより判定された場合のミラーアップ動作について、図5を用いて説明する。モータ・アップ方式では、駆動モータ41bの駆動力を利用して、ミラーアップバネ405のバネ力を徐々に解放する。これによって、ミラー130をアップ位置まで低速で駆動することにより、ミラーアップ動作時の衝撃音の発生を防止することができる。
図5(A)は、ミラーアップ動作にてミラー130の駆動が停止した状態を示す。図5(B)は、図5(A)にてミラーアップ動作が停止した状態で更にカムギヤ401が時計回り方向に回転した状態を示す。図5(C)は、カムギヤ401の第2のカム部401cと、ミラーチャージレバー406の第2のカムフォロア部406cとが離れる瞬間の状態を示す。図5(D)は、ミラーアップ動作が完了した状態を示す。
不図示のシャッタレリーズボタンが全押し操作されてスイッチ部62の第2スイッチSW2がオン状態になると、制御部50bは低速ミラーアップ動作用の駆動信号を駆動モータ41bに出力する。駆動モータ41bは、上述した第1の方向とは反対方向となる第2の方向に低速で駆動される。このとき、制御部50bは、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)信号(例えば、デューティ比50%)により駆動制御を行う。
これによって、駆動モータ41bは高速モード時よりも低速で第2の方向に駆動される。すなわち、高速モード時とは異なる通電方式で駆動モータ41bを第2の方向に駆動している。また、ミラーアップ動作では、駆動モータ41bの駆動方向が高速モードの場合とは反対方向であり、カムギヤ401は図5の時計回り方向に低速で回転する。
スタンバイ状態での駆動機構の状態については、高速モードで説明した状態と同じであるため(図4(A)参照)、その詳細な説明は省略する。
カムギヤ401が図4(A)の状態から時計回り方向に低速回転を開始すると、ミラーアップバネ405によって付勢されたミラーチャージレバー406は、ミラーアップ動作方向に駆動を開始する。これに連動してミラードライブレバー407やミラーフック403が駆動を開始し、ミラー130の駆動が開始する。なお、駆動機構に関しては高速モードにて説明済みであるため、その詳細な説明は省略する。
図5(A)は、ミラーアップバネ405の付勢力により、メインミラー保持部材512がミラーアップ動作を行っている途中状態を示している。図4(A)に示すスタンバイ状態から図5(A)に示す状態に至るまでの間、ミラーチャージレバー406の第1のカムフォロア部406bがカムギヤ401の第1のカム部401aをトレースしている。カムギヤ401の第1のカム部401aとミラーチャージレバー406の第1のカムフォロア部406bが当接した状態で、ミラーチャージレバー406は反時計回り方向に回転し、メインミラー保持部材512はミラーアップ動作を行う。
静音モードにおいては、ミラーアップ時の衝撃音を軽減するため、ミラーチャージレバー406の第1のカムフォロア部406bにカムギヤ401の第1のカム部401aをトレースさせることで、ミラーアップバネ405の付勢力によるミラーチャージレバー406の回転速度を遅くしている。すなわち、ミラーチャージレバー406の第1のカムフォロア部406bがカムギヤ401の第1のカム部401aをトレースすることで、チャージされたミラーアップバネ405のバネ力が徐々に解放され、ミラーチャージレバー406はゆっくり回転する。
また、このとき、ミラーダウンバネ408はメインミラー保持部材512の軸512cを押し下げている。メインミラー保持部材512の軸512cとドライブレバー407の当接部407aとが当接しているので、メインミラー保持部材512の軸512cを押し下げるミラーダウンバネ408の付勢力は、ミラーチャージレバー406を時計回り方向に回転させる。このため、ミラーチャージレバー406を反時計回り方向に方向に回転させる力と、ミラーチャージレバー406を時計回り方向に方向に回転させる力とが均衡した状態となり、メインミラー保持部材512の動作は図5(A)に示す状態で停止することになる。本実施形態では、ミラーダウンバネ408が第1の付勢部材として機能し、ミラーアップバネ405が第2の付勢部材として機能する。
図5(B)は、図5(A)にてミラーアップ動作が停止した状態から更にカムギヤ401が時計回り方向に回転した状態を示す。この状態では、カムギヤ401の第2のカム部401cがミラーチャージレバー406の第2のカムフォロア部406cに当接することで、ミラーチャージレバー406を図の反時計回り方向に回転させる。これによって、図5(A)に示したミラーチャージレバー406を反時計回り方向に方向に回転させる上げる力と、ミラーチャージレバー406を時計回り方向に方向に回転させる下げる力とが均衡した状態を抜け出す。ミラーチャージレバー406はミラーアップバネ405の付勢力によって、ミラーチャージレバー406は反時計回り方向に回転し、メインミラー保持部材512はミラーアップ動作を継続する。図5(B)に示すように、ミラーチャージレバー406の第1のカムフォロア部406bとカムギヤ401の第1のカム部401aとの当接は解除される。
図5(C)は、ミラーチャージレバー406の第2のカムフォロア部406cとカムギヤ401の第2のカム部401cとの当接が解除される瞬間の状態を示す。その後、図5(D)に示す状態で、ミラーアップ動作の完了信号が制御部50bに入力される。ミラーアップ動作の完了信号が制御部50bに入力されると、制御部50bは駆動モータ41bを停止させる。静音モードでのミラーアップ動作が完了する。アップ位置に到達したメインミラー保持部材512は、ストッパー515に下側から突き当たることで規制され、位置決めされる。メインミラー保持部材512がストッパー515に突き当たるときの速度は低速であるため、その瞬間の衝撃音は高速モード時と比較すると小さい。
図5(C)に示す状態から図5(D)に示す状態では、ミラーチャージレバー406がカムギヤ401と当接することなく、ミラーアップバネ405の付勢力によって、ミラーチャージレバー406は反時計回り方向に回転する。すなわち、図5(C)に示す状態から図5(D)に示す状態では、第1のカムフォロア部406bと第1のカム部401aとの当接は解除され、第2のカムフォロア部406cとカムギヤ401の第2のカム部401cとの当接も解除されている。
図7は、メインミラー保持部材512がミラーアップ動作を行う際に、ミラーアップバネ405の付勢力とミラーダウンバネ408の付勢力との関係を説明する図である。図7にて、横軸はミラーチャージレバー406の反時計回り方向への回転角度であり、図4(A)の状態でのミラーチャージレバー406の回転角度を0°に設定する。メインミラー保持部材512がアップ位置に到達する図4(C)および図5(D)の状態となるとき、ミラーチャージレバー406の回転角度は28°になる。図7にて、縦軸は、ミラーアップバネ405の付勢力のうち、ミラーチャージレバー406を反時計回り方向に回転させる力の大きさと、ミラーダウンバネ408の付勢力のうち、ミラーチャージレバー406を時計回り方向に回転させる力の大きさを示している。
ミラーチャージレバー406の回転角度が0°となる状態では、ミラーチャージレバー406を反時計回り方向に回転させる力が、ミラーチャージレバー406を時計回り方向に回転させる力を上回っている。したがって、ミラーアップバネ405の付勢力によって、ミラーチャージレバー406は反時計回り方向に回転する。この状態が図4(A)の状態に相当する。
ミラーチャージレバー406の回転角度が13°となる状態では、ミラーチャージレバー406を反時計回り方向に回転させる力と、ミラーチャージレバー406を時計回り方向に回転させる力とが等しくなる。この状態が図5(A)の状態に相当する。
ミラーチャージレバー406の回転角度が22°となる状態では、再びミラーチャージレバー406を反時計回り方向に回転させる力が、ミラーチャージレバー406を時計回り方向に回転させる力を上回っている。したがって、ミラーアップバネ405の付勢力によって、ミラーチャージレバー406は反時計回り方向に回転する。
図7に示すように、領域Aおよび領域Cでは、ミラーアップバネ405がミラーチャージレバー406を反時計回り方向に回転させる力が、ミラーダウンバネ408がミラーチャージレバー406を時計回り方向に回転させる力より大きくなる。領域Bでは、ミラーダウンバネ408がミラーチャージレバー406を時計回り方向に回転させる力が、ミラーアップバネ405がミラーチャージレバー406を反時計回り方向に回転させる力以上となる。
高速モードによるミラーアップ動作を実行する場合には、ミラーチャージレバー406が高速で反時計回り方向に回転するので、ミラーチャージレバー406を反時計回り方向に回転させる大きな慣性力が作用する。したがって、ミラーチャージレバー406の回転角度が13°となる状態となっても、この慣性力によって、図7の領域Bを通過することができる。しかし、低速モードによるミラーアップ動作を実行する場合には、ミラーチャージレバー406を反時計回り方向に回転させる慣性力は非常にわずかであるので、ミラーチャージレバー406は、図5(A)の状態で停止してしまう。さらに、上述したミラーチャージレバー406の第2のカムフォロア部406cおよびカムギヤ401の第2のカム部401cが形成されていなければ、ミラーチャージレバー406は、図7の領域Bで時計回り方向に回転してしまう。
領域Aでは、ミラーチャージレバー406の第1のカムフォロア部406bがカムギヤ401の第1のカム部401aをトレースする。領域Bでは、ミラーチャージレバー406の第2のカムフォロア部406cがカムギヤ401の第2のカム部401cをトレースする。領域Cでは、ミラーアップバネ405の付勢力によって、ミラーチャージレバー406がカムギヤ401に当接することなく反時計回り方向に回転する。
次に、判定部50aの動作例について図6のフローチャートを用いて説明する。
図6は、撮像装置が撮影指示を受け付けた際の撮影終了までの動作を示すフローチャートである。
S601でシステム制御部50は、第1スイッチSW1がオン状態であるか否かを判定する。SW1がオン状態でない場合(S601でno)、そのスイッチ検出を繰り返し行う。また、SW1がオン状態になったことが検出されると(S601でyes)、S602へ処理を進める。S602でシステム制御部50の指示により、焦点状態検出部42は焦点状態検出処理を行い、測光部46は測光処理を行う。それぞれの処理結果を取得したシステム制御部50は、S603へ処理を進める。S603でシステム制御部50は、第2スイッチSW2がオン状態であるか否かを判定する。SW2がオン状態でない場合(S603でno)、そのスイッチ検出を繰り返し行う。システム制御部50は、第2スイッチSW2がオン状態になったことを検出すると(S603でyes)、S604へ処理を進める。
S604にて判定部50aは、操作部70により設定された撮影モードの情報から制御部50bでのミラー駆動方式を判定する。撮影モードとミラー駆動方式の関係を下表1に例示する。
本実施形態では、単写モードと2種類の連写撮影モード、ライブビューモードを示す。単写モードや低速連写モードが設定されている場合、S605へ処理を進め、動作音の小さいモータ・アップ方式による静音モードが選択される。また、高速連写モードが設定されている場合には、S606へ処理を進め、動作音は大きいが高速で動作可能なバネ・アップ方式による高速モードが選択される。撮影時のミラーアップ動作に限らず、撮影時以外でもミラーアップ動作が必要なタイミングは存在する。例えばミラー130をアップ位置に駆動し、シャッタ12を開放状態とすることで、画像処理部20において撮像されたリアルタイム画像を画像表示部28に表示させる、いわゆるライブビューモードへの移行処理が挙げられる。この場合の駆動方式として、上表1に示すように、動作音の小さいモータ・アップ方式による静音モードが選択される。また、本実施形態ではミラー駆動方式の一例として、撮影モードに関して、単写、低速連写、高速連写等のいわゆるドライブモードに対応したミラー駆動方式の選択例を示した。これに限らず、例えば操作部70により撮影モードとして静音撮影モードと通常撮影モードを選択可能な構成とし、これらをミラー駆動方式と関連付けてもよい。
S605にて制御部50bは、モータ・アップ方式に従って駆動信号を駆動モータ41bに出力し、駆動モータ41bをバネ・アップ方式の場合とは反対方向となる第2の方向に低速駆動させる。これにより、大きな衝突音が発生しないようミラーアップ動作が行われ、動作完了後にS607へ処理を進める。一方、S606にて制御部50bは、バネ・アップ方式に従って駆動信号をミラー駆動モータ41bに出力し、駆動モータ41bをモータ・アップ方式の場合とは反対方向となる第1の方向に高速駆動させる。これにより、第1のカムフォロア部406bと、カムギヤ401の第1のカム部401aのカムトップとの当接が解除され、ミラーアップバネ405の付勢力により高速でミラーアップ動作を行わせる。
ミラーアップ動作の完了後、処理をS607に進める。S607にてシャッタ制御部40はシャッタ12の走行を開始させる。S602での測光結果に応じた露出制御値に基づき、システム制御部50が所定のタイミング制御をおこなう。シャッタ12の走行完了後、S608へ処理を進める。S608で制御部50bは、ミラーダウン動作のために駆動信号を駆動モータ41bに出力する。ミラーダウン動作が完了し、上述した一連の処理を終了する。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
41 ミラー制御部
50 システム制御回路
50a 判定部
50b 制御部
100 撮像装置
130 ミラー
300 レンズユニット

Claims (5)

  1. 撮像光学系の光軸上に配置される第1の位置と前記光軸から退避させた第2の位置との間で移動可能なミラー部材と、
    前記ミラー部材を前記第1の位置に向けて付勢する第1の付勢部材と、
    前記ミラー部材を前記第2の位置に向けて付勢する第2の付勢部材と、
    駆動源によって駆動されることで、前記ミラー部材を前記第2の位置に駆動する駆動部材と、を有し、
    前記駆動部材には、前記ミラー部材が係合する第1の係合部および第2の係合部が形成され、
    前記ミラー部材を前記第2の位置に駆動する際に、前記ミラー部材を前記第2の位置に向けて付勢する前記第2の付勢部材の力が、前記ミラー部材を前記第1の位置に向けて付勢する前記第1の付勢部材の力よりも大きい領域では、前記ミラー部材は前記第1の係合部に係合して前記第2の位置に駆動され、
    前記ミラー部材を前記第1の位置に向けて付勢する前記第1の付勢部材の力が、前記ミラー部材を前記第2の位置に向けて付勢する前記第2の付勢部材の力以上となる領域では、前記ミラー部材は前記第2の係合部に係合して前記第2の位置に駆動されることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ミラー部材が前記第1の位置に位置するとき、前記ミラー部材は前記駆動部材の前記第1の係合部に係合した状態となり、
    前記駆動源が前記駆動部材を前記状態から第1の方向に回転させることで、前記ミラー部材と前記第1の係合部との係合が解除され、前記ミラー部材は、前記第1の係合部および前記第2の係合部と係合することなく、前記第2の位置に駆動され、
    前記駆動源が前記駆動部材を前記状態から前記第1の方向とは反対方向となる第2の方向に回転させることで、前記ミラー部材は、前記第1の係合部または前記第2の係合部と係合して、前記第2の位置に駆動されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記駆動部材は、前記駆動源としてのモータで駆動されるカム部材であって、
    前記カム部材には、前記第1の係合部としての第1のカム部および前記第2の係合部としての第2のカム部が形成され、
    前記ミラー部材を前記第2の位置に駆動する際に、前記ミラー部材を前記第2の位置に向けて付勢する前記第2の付勢部材の力が、前記ミラー部材を前記第1の位置に向けて付勢する前記第1の付勢部材の力よりも大きい領域では、前記ミラー部材は前記第1のカム部をトレースして前記第2の位置に駆動され、
    前記ミラー部材を前記第1の位置に向けて付勢する前記第1の付勢部材の力が、前記ミラー部材を前記第2の位置に向けて付勢する前記第2の付勢部材の力以上となる領域では、前記ミラー部材は前記第2のカム部をトレースして前記第2の位置に駆動されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記ミラー部材が前記第1の位置に位置するとき、前記ミラー部材は前記カム部材の前記第1のカム部に当接した状態となり、
    前記モータが前記カム部材を前記状態から第1の方向に駆動させることで、前記ミラー部材と前記第1のカム部との当接が解除され、前記ミラー部材は、前記第1のカム部および前記第2のカム部をトレースすることなく、前記第2の位置に駆動され、
    前記モータが前記カム部材を前記状態から前記第1の方向とは反対方向となる第2の方向に駆動させることで、前記ミラー部材と前記第1のカム部との当接が解除され、前記ミラー部材は、前記第1のカム部または前記第2のカム部をトレースして、前記第2の位置に駆動されることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記ミラー部材は、前記第1のカム部をトレースする第1のカムフォロア部と、前記第2のカム部をトレースする第2のカムフォロア部とが形成され、
    前記モータが前記カム部材を前記状態から前記第2の方向に駆動させることで、前記ミラー部材を前記第2の位置に駆動されるとき、前記第1のカムフォロア部が前記第1のカム部をトレースする場合には、前記第2のカムフォロア部は前記第2のカム部に当接せず、
    前記モータが前記カム部材を前記状態から前記第2の方向に駆動させることで、前記ミラー部材を前記第2の位置に駆動されるとき、前記第2のカムフォロア部が前記第2のカム部をトレースする場合には、前記第1のカムフォロア部は前記第1のカム部に当接しないことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
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