JP2020101644A - シャッタユニットおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】羽根駆動部材を2体化したことによって発生するバウンドを効果的に抑制可能なシャッタ装置およびこれを備える撮像装置を提供すること。【解決手段】シャッタユニットは、開口部を備える地板と、開口部を遮蔽する遮蔽状態と開口部から退避する退避状態との間を移動可能な羽根部材と、羽根部材と一体で移動可能であり、羽根部材が退避状態から遮蔽状態に移動するように第1方向へ付勢されている第1の駆動部材と、第1の駆動部材に連結され、第1の駆動部材が第1方向とは反対方向である第2方向へ移動するように付勢されている第2の駆動部材と、羽根部材が遮蔽状態から退避状態まで移動した場合の第1の駆動部材のバウンドを抑制するために第1の駆動部材を係止する第1の係止部材と、羽根部材が退避状態である場合に発生する第1の駆動部材のバウンドを抑制するために第1の駆動部材を係止する第2の係止部材と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、シャッタユニットおよびこれを備える撮像装置に関する。
従来、デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラなどの撮像装置では、フォーカルプレンシャッタが使用されている。連写速度を向上させるため、羽根を駆動する駆動部材を、羽根と連動する部材とチャージ部材によりチャージされる部材とに2体化するとともに、撮像素子からの撮影データ転送中に次の撮影準備動作を実施するフォーカルプレンシャッタが知られている。特許文献1には、上記構成に加え、羽根の戻し走行におけるバウンドを抑制するバウンド抑止部材を備えるフォーカルプレンシャッタが開示されている。
特開2015−106042号公報
しかしながら、特許文献1のフォーカルプレンシャッタでは、バウンド抑制部材をチャージ部材と連動させて駆動させているため、羽根の戻し走行時のバウンドしか抑制できない。例えば、羽根駆動部材をばねの付勢力に抗ってチャージ部材でチャージする際に発生しうるチャージバウンドや、羽根駆動部材をセット完了後に次の撮影に向けてセット解除する際に発生しうるセット解除バウンド等を抑制できない。
本発明は、羽根駆動部材を2体化したことによって発生するバウンドを効果的に抑制可能なシャッタ装置およびこれを備える撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのシャッタユニットは、開口部を備える地板と、開口部を遮蔽する遮蔽状態と開口部から退避する退避状態との間を移動可能な羽根部材と、羽根部材と一体で移動可能であり、羽根部材が退避状態から遮蔽状態に移動するように第1方向へ付勢されている第1の駆動部材と、第1の駆動部材に連結され、第1の駆動部材が第1方向とは反対方向である第2方向へ移動するように付勢されている第2の駆動部材と、羽根部材が遮蔽状態から退避状態まで移動した場合の第1の駆動部材のバウンドを抑制するために第1の駆動部材を係止する第1の係止部材と、羽根部材が退避状態である場合に発生する第1の駆動部材のバウンドを抑制するために第1の駆動部材を係止する第2の係止部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、羽根駆動部材を2体化したことによって発生するバウンドを効果的に抑制可能なシャッタ装置およびこれを備える撮像装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の構成を説明する図である。 フォーカルプレンシャッタの斜視図である。 フォーカルプレンシャッタの分解斜視図である。 地板ユニットの分解斜視図である。 アクチュエータユニットの分解斜視図である。 チャージ系部品群を地板に組み付ける様子を示す図である。 スライドレバーとその周辺部品の位置関係を示す図である。 後駆動レバーおよびシャッタ後幕の説明図である。 先駆動レバーおよびシャッタ先幕の説明図である。 カバー板ユニットの分解斜視図である。 MG地板ユニットの分解斜視図である。 後駆動レバーユニットの分解斜視図である。 先駆動レバーユニットの分解斜視図である。 フォーカルプレンシャッタの待機状態を示す図である。 第1の係止レバーの係止部を先羽根レバーの被係止部の駆動軌跡の外部に退避させた状態を示す図である。 先羽根レバーの被係止部が第2の係止レバーの係止部を乗り越えていく様子を示す図である。 図16の状態から先羽根レバーが反時計方向へ回転した状態を示す図である。 セット解除された状態を示す図である。 先駆動レバー、先羽根レバーおよびシャッタ先幕が一体となって時計方向へ回転している途中の状態を示す図である。 先駆動レバー、先羽根レバーおよびシャッタ先幕が走行完了した状態を示す図である。 後駆動レバーおよびシャッタ後幕が走行完了した状態を示す図である。 スライドレバーが下方向への移動を開始する状態を示す図である。 後駆動レバーがチャージを開始する状態を示す図である。 チャージ完了状態を示す図である。 先羽根レバーが係止された状態で先駆動レバーをチャージ開始した状態を示す図である。 シャッタ動作時の各部品の動作を表すタイムチャートである。 シャッタ動作時の各部品の動作を表すタイムチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の一例であるレンズ交換式撮像装置(カメラシステム)の構成を説明する図である。図1(a)は、レンズ交換式撮像装置の中央断面図である。図1(b)は、レンズ交換式撮像装置の電気的構成を示すブロック図である。
レンズ交換式撮像装置は、撮像装置1および撮像装置1に装着されるレンズユニット2から構成される。撮像装置1およびレンズユニット2は、電気接点11を介して電気的に接続され、互いに通信を行う。操作検出部10へのユーザー操作に応じて、撮像装置1の各部の動作が制御されることで、静止画および動画の撮影が可能となる。
レンズ交換式撮像装置は、撮像手段、画像処理手段、記録再生手段および制御手段を有する。撮像手段は、複数のレンズを備える撮影光学系3、撮像素子6およびフォーカルプレンシャッタ(シャッタユニット。以下、シャッタ)1000を含んでいる。図中の4は、撮影光学系3の光軸である。画像処理手段は、画像処理部7を含んでいる。記録再生手段は、メモリ手段8および表示手段9を含んでいる。表示手段9は、背面表示装置9aおよびEVF9bを含んでいる。背面表示装置9aは、タッチパネルになっており、操作検出部10に接続されている。制御手段は、カメラシステム制御回路5、操作検出部10、レンズシステム制御回路12およびレンズ駆動手段13を含んでいる。レンズ駆動手段13は、撮影光学系3に含まれる焦点レンズ、ブレ補正レンズおよび絞りなどを駆動することができる。
撮像手段は、物体からの光を、撮影光学系3を介して撮像素子6の撮像面に結像する光学処理系である。撮像素子6から得られたピント評価量/適当な露光量に基づいて適切に撮影光学系3が調整される。これにより、撮像素子6は適切な光量の物体光により露光され、撮像素子6近傍で被写体像が結像する。また、シャッタ1000は、後述するシャッタ先幕(第1の羽根部材)700およびシャッタ後幕(第2の羽根部材)800を走行させることで撮像素子6への露光量を制御する。
画像処理部7は、内部にA/D変換器、ホワイトバランス調整回路、ガンマ補正回路および補間演算回路等を有し、記録用の画像を生成する。また、画像処理部7は、色補間処理手段を有し、ベイヤ配列の信号から色補間(デモザイキング)処理を施してカラー画像を生成する。また、画像処理部7は、あらかじめ決められた方法を用いて画像、動画および音声などの圧縮を行う。
メモリ手段8は、記憶部を有する。カメラシステム制御回路5は、メモリ手段8の記憶部への出力を行うとともに、表示手段9にユーザーに提示する像を表示させる。
カメラシステム制御回路5は、撮像の際のタイミング信号などを生成して出力する。また、カメラシステム制御回路5は、外部操作に応動して撮像手段、画像処理手段および記録再生手段を制御する。例えば、カメラシステム制御回路5は、不図示のシャッタレリーズボタンの押下を操作検出部10が検出すると、撮像素子6の駆動、画像処理部7の動作および圧縮処理などを制御する。さらに、カメラシステム制御回路5は、表示手段9によって情報表示を行う情報表示装置を制御する。
カメラシステム制御回路5は、撮像素子6からの信号を基に適切な焦点位置や絞り値を算出する。すなわち、カメラシステム制御回路5は、撮像素子6からの信号に基づいて測光動作および焦点検出動作を行い、露出条件(Fナンバーやシャッタ速度等)を決定する。カメラシステム制御回路5は電気接点11を介してレンズシステム制御回路12に指令を出し、レンズシステム制御回路12はレンズ駆動手段13を適切に制御する。
図2は、シャッタ1000の斜視図である。図3は、シャッタ1000の分解斜視図である。シャッタ1000は、基本的な支持体として、地板ユニット900を有する。地板ユニット900上には、各部品が搭載されている。
地板ユニット900と仕切板20は、シャッタ後幕800の走行スペースを形成している。カバー板ユニット600と仕切板20は、シャッタ先幕700の走行スペースを形成している。地板ユニット900には、開口部910aが形成されている。仕切板20およびカバー板ユニット600には、開口部910aと重なる開口部20aおよび開口部610aがそれぞれ形成されている。撮影時には、レンズユニット2を透過した光束は、開口部910a、開口部20aおよび開口部610aを順に通過して撮像素子6を露光する。以下の説明において、「開口部」とは開口部20a,610a,910aが重なったものを指す。
また、地板ユニット900上には、フレキシブル基板30、アクチュエータユニット100、MG地板ユニット200、チャージ系部品群300、先駆動レバーユニット400および後駆動レバーユニット500が搭載されている。先駆動レバーユニット400は、後述するように、先駆動レバー(第2の駆動部材)410および先羽根レバー(第1の駆動部材)420を有する。
図4は、地板ユニット900の分解斜視図である。地板910には、小型部品群が組み込まれている。位相検出フォトインタラプタユニット(位相検出部)920は、後述する先幕チャージカムギア317の位相を検出する。スライドレバー緩衝部材930は、後述するスライドレバー330がバネで動作した場合の衝撃を緩める。半月ゴム940は、後駆動レバーユニット500の緩衝部材として用いられる。ゴムカバー950と半月ゴム960は、組み合わせられて先駆動レバーユニット400の緩衝部材として用いられる。ゴムカバー950は、半月ゴム960よりも粘着性が低く、チャージ開始タイミングで、先羽根レバー420が先駆動レバー410に追従しやすくなるように配置されている。アームゴム970は、シャッタ先幕700の走行完了時の衝撃を緩和するために用いられる。アームゴムカバー980は、ゴミの付着を防止するなどアームゴム970の表面を保護するために用いられる。羽根先端ゴム990は、シャッタ先幕700およびシャッタ後幕800の走行完了時の衝撃を緩和するために用いられる。
図5は、アクチュエータユニット100の分解斜視図である。アクチュエータカバー110は、ゴミの侵入を防止するためにアクチュエータコイル120、アクチュエータヨーク130およびローター140を覆い、アクチュエータベース150とともにローター140を回転可能に保持している。アクチュエータコイル120は、アクチュエータヨーク130を介してローター140に回転力を付与する。第1の係止レバー(第1の係止部材)160は、地板910の第1の係止レバー回転軸910bに回転可能に枢支されている。第2の係止レバー(第2の係止部材)170は、地板910の第2の係止レバー回転軸910cに回転可能に枢支されている。第1の係止レバー160の被作動部160aは、ローター140のローター作動部140aに係合する。第1の係止レバー160の係止部160bは、第2の係止レバー170の被係止部170bに係合する。第1の係止レバー160の係止部160cは、後述する先羽根レバー420の被係止部420cを係止可能である。第2の係止レバー170の係止部170aは、後述する先羽根レバー420の被係止部420dを係止可能である。第1の係止レバー160および第2の係止レバー170は、アクチュエータコイル120の通電によるローター140の動作に連動して移動する。具体的には、第1の係止レバー160が先羽根レバー420の駆動領域の内部(先羽根レバー420を係止可能な位置)に位置する場合、第2の係止レバー170は先羽根レバー420の駆動領域の外部に位置する。また、第2の係止レバー170が先羽根レバー420の駆動領域の内部(先羽根レバー420を係止可能な位置)に位置する場合、第1の係止レバー160は先羽根レバー420の駆動領域の外部に位置する。
図6は、チャージ系部品群300を地板910に組み付ける様子を示す図である。図7は、スライドレバー(チャージ部材)330とその周辺部品の位置関係を示す図である。図7(a)は、スライドレバー330とその周辺部品を上方側から見た図である。図7(b)は、スライドレバー330とその周辺部品を下方側から見た図である。図7(c)は、スライドレバー330の斜視図である。チャージとは、モーター320の動力を、ギア等を介して先駆動レバーユニット400や後駆動レバーユニット500に伝え、バネ力に抗して各レバーユニットを走行完了位置から走行開始位置まで復帰させる動作である。モーター320にはピニオンギア311が取り付けられており、モーター320で発生するトルクはピニオンギア311を介してギア群に伝わる。第1ギア312は、地板910の第1ギアシャフト910dに回転可能に支持され、ピニオンギア311と噛み合う。第2ギア313は、地板910の第2ギアシャフト910eに回転可能に支持され、第1ギア312と噛み合う。第1ギア312と第2ギア313は、スラスト方向へ飛び出さないようにギアカバー319で蓋をされる。
第2ギア313は2つの小ギア313a,313bを有する。小ギア313aは、アイドルギア314に連結される。アイドルギア314は、アイドルギア315および位相板316に係合する係合部314aを有し、地板910のアイドルギア軸910fに回転可能に支持されている。アイドルギア314、アイドルギア315および位相板316は、一体となって回転可能である。アイドルギア315は、先幕チャージカムギア317に連結される。先幕チャージカムギア317のカム317aがスライドレバー330をシャフト341,342によるガイド方向へ駆動することで、先幕チャージカムギア317は先駆動レバー410を間接的にチャージすることができる。小ギア313bは、後幕チャージカムギア318に連結される。後幕チャージカムギア318は、後駆動レバー510を直接、チャージすることができる。先幕チャージカムギア317および後幕チャージカムギア318はともに地板910のカムギア軸910gに回転可能に支持され、互いに反対方向へ回転する。本実施形態では、先幕チャージではスライドレバー330でチャージが行われ、後幕チャージではスライドレバー330ではなく、後幕チャージカムギア318でチャージが行われる。
スライドレバー330は、地板910に固定されたシャフト341,342によってガイドされる方向へ移動可能に保持されている。ローラー360は、スライドレバー330に回転可能に保持され、カム317aのカムフォロアとして機能する。ローラーカバー370は、ローラー360をスライドレバー330から脱落しないように保持している。ローラー380は、スライドレバー330に回転可能に保持され、先駆動レバー410を押動する。ローラーカバー390は、ローラー380をスライドレバー330から脱落しないように保持している。スライドレバー330は、モーター320によるトルクでギア群から離れる方向へ移動し、スライドレバー戻しバネ350によってギア群に近づく方向へ移動する。スライドレバー330がギア群から離れる方向へ移動する場合、スライドレバー330に設けられたカム部330aは後述する後幕バウンドロックレバー620の係止を解除する。
本実施形態では、第2ギア313からのギア連結経路を分け、先幕チャージと後幕チャージのチャージ経路を異ならせている。これにより、先幕チャージをほぼ終わらせた上で後幕チャージを行う動作が可能となる。また、後幕チャージに必要なギアの数が、先幕チャージに必要なギアの数より少なくなるため、後幕チャージのギア効率が、スライドレバー1つで先幕チャージおよび後幕チャージを行う場合に比べて改善する。
図8は、後駆動レバーユニット500およびシャッタ後幕800の説明図である。後駆動レバー510は、後駆動軸910hに往復回転動作可能に枢支されている。後サブアーム860は、後サブアーム軸910iに往復回転動作可能に枢支されている。後駆動レバー510は、後メインアーム850と一体動作可能に、回転中心部で嵌合部850bと嵌合する。駆動ピンカバー590に嵌め込まれた後述する後駆動ピン510bは、後駆動レバー510の回転中心から所定の距離だけ離れた部分に設けられ、嵌合部850aと嵌合する。後駆動ピン510bは、後述する駆動ピンカバー590で保護されている。シャッタ後幕800は、後メインアーム850、後サブアーム860、後1番羽根810、後2番羽根820、後3番羽根830および後4番羽根840で平行リンクを形成している。各羽根および各アームは、羽根カシメダボ880で軸支されている。後ガタ寄せバネ870は、後駆動レバーユニット500とシャッタ後幕800のガタを詰めるためのバネであり、シャッタ後幕800を反時計方向へ付勢している。メインバネ520は、後駆動レバーユニット500およびシャッタ後幕800を動作させるためのトーションバネであり、シャッタ後幕800を時計方向へ付勢している。メインバネ520の固定端をアジャスターギア530に組み込むことで、後述するアジャスターウォーム260でバネ力を調整可能である。
図9は、先駆動レバーユニット400およびシャッタ先幕700の説明図である。先駆動レバー410は、先駆動軸910kに往復回転動作可能に枢支されている。先サブアーム760は、先サブアーム軸910jに往復回転動作可能に枢支されている。先駆動レバー410は、先メインアーム750と一体動作可能に、回転中心部で嵌合部750bと嵌合する。後述する先羽根レバー420の駆動ピン420bは、先羽根レバー420の回転中心から所定の距離だけ離れた部分に設けられ、嵌合部750aと嵌合する。駆動ピン420bは、後述する駆動ピンカバー480で保護されている。シャッタ先幕700は、先メインアーム750、先サブアーム760、先1番羽根710、先2番羽根720、先3番羽根730および先4番羽根740で平行リンクを形成している。各羽根および各アームは、羽根カシメダボ780で軸支されている。先ガタ寄せバネ770は、先駆動レバーユニット400とシャッタ先幕700のガタを詰めるためのバネであり、シャッタ先幕700を反時計方向へ付勢している。また、先ガタ寄せバネ770は、シャッタ先幕700を介して、先羽根レバー420を先駆動レバー410に付勢する。メインバネ430は、先駆動レバーユニット400およびシャッタ先幕700を動作させるためのトーションバネであり、シャッタ先幕700を時計方向へ付勢している。メインバネ430の固定端をアジャスターギア440に組み込むことで、後述するアジャスターウォーム260でバネ力を調整可能である。
図10は、カバー板ユニット600の分解斜視図である。後幕バウンドロックレバー620は、後幕バウンドロックレバー軸610bに軸支され、後幕走行時のジャンプによる再露光を防止する。バウンドロックスプリング640は、後幕バウンドロックレバー620の係止部620bが後述する後駆動レバー510の被係止部510aによって押しのけられた後、後幕バウンドロックレバー620を、後駆動レバー510を係止する位置まで回転させる。バウンドロック解除レバー630は、バウンドロック解除レバー軸610cに軸支され、スライドレバー330のチャージ開始動作に連動して反時計方向へ回転する。バウンドロック解除レバー630の回転に伴い、作動部630bは、後幕バウンドロックレバー620の被作動部620aに作用して、後幕バウンドロックレバー620を時計方向へ回転させ、後駆動レバー510を係止しない位置まで退避させる。
図11は、MG地板ユニット200の分解斜視図である。MG地板210は、板金で形成された部品であり、ヨーク220、コイル230、フォトインタラプタホルダ240、フォトインタラプタホルダ250およびアジャスターウォーム260を保持している。フォトインタラプタホルダ240は、ビス270でMG地板210に取り付けられている。ヨーク220とコイル230は、コイル230への通電で電磁石となり、後述する先アマチャ460や後アマチャ550を吸着することができる。
図12は、後駆動レバーユニット500の分解斜視図である。後アマチャ550は、後アマチャ軸560の先端を局所的に変形させることで後駆動レバー510およびアマチャバネ540を挟み込むように加締め保持される。後駆動レバーユニット500のチャージ動作には複数の部品が関わっており、公差上、後アマチャ550を正確にヨーク220の吸着面の位置に合わせることは難しい。本実施形態では、チャージストロークとしてあらかじめ公差分を加味して余剰をもたせた上で、余分にチャージしてしまった分を吸収するために、アマチャバネ540、後アマチャ550および後アマチャ軸560が利用されている。具体的には、後アマチャ550および後アマチャ軸560から構成されるアマチャユニットは、後駆動レバー510に対してアマチャバネ540を圧縮する方向へ微小量だけ動かすことができる。ローラー580は、後幕チャージカムギア318のカム318aのカムフォロアとして機能する。ローラーカバー570は、ローラー580の脱落を防止する。後駆動ピン510bは、シャッタ後幕800と係合し、発塵対策として表面硬度を上げるために金属で作られた駆動ピンカバー590に嵌め込まれている。PI遮光部510cは、不図示のフォトインタラプタで動作を検出するために用いられる。
図13は、先駆動レバーユニット400の分解斜視図である。先駆動レバーユニット400は、先駆動レバー410と先羽根レバー420に2体化されている。先駆動レバー410は、ローラー380からチャージを受けるカムフォロア410cを有する。また、先駆動レバー410は、アマチャバネ450、先アマチャ460および先アマチャ軸470を保持する。先羽根レバー420は、シャッタ先幕700の嵌合部750aと嵌合する駆動ピン420bを有する。駆動ピン420bは、発塵対策として表面硬度を上げるために金属で作られた駆動ピンカバー480に嵌め込まれている。シャッタ先幕700は、先羽根レバー420の動作に連動する。先羽根レバー420は、先駆動レバー410の先羽根レバー嵌合軸410aに嵌合し、先ガタ寄せバネ770の付勢力により、反時計方向へ付勢される。先羽根レバー420の被係止部420cは、シャッタ先幕700が開口部から退避する状態(退避状態)である場合に第1の係止レバー160の係止部160cにより係止される。先羽根レバー420の被係止部420dは、シャッタ先幕700が開口部を遮蔽する状態(遮蔽状態)である場合に第2の係止レバー170の係止部170aにより係止される。先駆動レバー410がスライドレバー330によって保持された状態から、ヨーク220とコイル230からなる電磁石によって通電保持された状態に移行タイミングがある。このとき、先駆動レバー410、先羽根レバー420およびシャッタ先幕700がチャージストロークに余剰を持たせていた分だけわずかに回転する。その際、第2の係止レバー170は、先羽根レバー420とシャッタ先幕700が跳ねるのを抑止する。PI遮光部420eは、不図示のフォトインタラプタで動作を検出するために用いられる。
以下、図14から図27を参照して、撮影時のシャッタ1000の一連の動作について説明する。図14から図25の各図は大小の図で構成されているが、右上の小さい図は、先幕チャージカムギア317よりも紙面奥側にある後幕チャージカムギア318の状態が見えるように、先幕チャージカムギア317を非表示にして示した図である。また、図26および図27はシャッタ動作時の各部品の動きを表すタイミングチャートであり、図14から図25の各状態のタイミングに図番号を付記している。
図14は、シャッタ1000の待機状態を示す図である。カムフォロア410cは、ローラー380によって、メインバネ430の付勢力による先駆動レバー410の時計方向への回転を阻止するように係止されている。スライドレバー330は、カム317aによって、スライドレバー戻しバネ350およびメインバネ430の付勢力による上方向への移動を阻止するように係止されている。被係止部420cは、係止部160cによって、先ガタ寄せバネ770の付勢力による先羽根レバー420の反時計方向の回転を阻止するように係止されている。シャッタ先幕700は退避状態であり、レンズユニット2からの光束は撮像素子6に導かれる状態である。また、ローラー580は、カム318aによって、メインバネ520の付勢力による後駆動レバー510の時計方向の回転を阻止するように係止されている。
図15は、アクチュエータコイル120への通電によって係止部160cを被係止部420cの駆動軌跡の外部に退避させた状態を示す図である。これ以後、先羽根レバー420およびシャッタ先幕700は、反時計方向への回転を開始する。
図16は、被係止部420dが係止部170aを乗り越えていく様子を示す図である。この動作により、第2の係止レバー170は先羽根レバー420の駆動軌跡の外部まで押し出される。しかしながら、アクチュエータコイル120に第1の係止レバー160が先羽根レバー420の駆動軌跡の外部に移動するように(第2の係止レバー170が先羽根レバー420の駆動軌跡の内部に移動するように)通電を続けることで、元の位置に復帰する。
図17は、図16の状態から先羽根レバー420が反時計方向へ回転した状態を示す図である。先羽根レバー420は、先ガタ寄せバネ770の付勢力によって、先羽根レバー420に設けられた先駆動レバー当接部420aが、先駆動レバー410の先羽根レバー当接部410bに当接するまで回転する。先駆動レバー当接部420aが先羽根レバー当接部410bに当接した際、先羽根レバー420およびシャッタ先幕700は走行の反発でバウンドしようとする。このとき、先羽根レバー420は、被係止部420dが係止部170aにより係止されることでバウンドロックされる。
図18は、露光動作に備え、セット解除された状態である。すなわち、先駆動レバー410や後駆動レバー510が走行可能となる位置まで、先幕チャージカムギア317と後幕チャージカムギア318が回転した状態である。スライドレバー330は、スライドレバー戻しバネ350の付勢力により先駆動レバー410から退避する方向へ移動している。また、カム318aは、後駆動レバー510の走行軌跡外まで退避している。先駆動レバー410と後駆動レバー510はそれぞれ、時計方向へ付勢されているが、コイル230への通電により吸着保持されている。この後、コイル230への通電がカットされるまでの間に、係止部170aが被係止部420dの駆動軌跡の外部に移動するようにアクチュエータコイル120は通電される。
この後、シャッタ1000は、先後で所定の間隔をあけて、コイル230への通電をカットし、撮像素子6への露光が開始される。撮像装置1の秒時制御は、先側のコイル230と後側のコイル230の、通電をカットする間隔を変えることで行っている。
図19は、先駆動レバー410、先羽根レバー420およびシャッタ先幕700が一体となって時計方向へ回転している途中の状態を示す図である。アクチュエータコイル120は、係止部160cが被係止部420cを係止するように通電されている。先羽根レバー420は、第1の係止レバー160を押しのけて時計方向への回転を続ける。しかしながら、係止部160cが被係止部420cを係止するようにアクチュエータコイル120への通電が継続されているため、第1の係止レバー160は先羽根レバー420を係止可能な位置まで復帰する。
図20は、先駆動レバー410、先羽根レバー420およびシャッタ先幕700が走行完了した状態を示す図である。先羽根レバー420は、半月ゴム960によって緩衝作用を受ける。シャッタ先幕700は、アームゴム970および羽根先端ゴム990によって緩衝作用を受ける。しかしながら、走行完了時の衝撃は大きく、先駆動レバー410、先羽根レバー420およびシャッタ先幕700は反発する。この際、係止部160cが被係止部420cを受け止めることで、シャッタ先幕700が開口部に意図せず進入することを防ぐことができる。
図21は、図19の状態から後駆動レバー510およびシャッタ後幕800が時計方向への回転を続けて走行完了した状態を示す図である。この過程で、右下図に示されるように、後駆動レバー510の被係止部510aは、後幕バウンドロックレバー620の係止部620bを押しのける。しかしながら、後幕バウンドロックレバー620は、バウンドロックスプリング640の付勢力によって後駆動レバー510を係止する位置まで回転する。後駆動レバー510およびシャッタ後幕800はそれぞれ、半月ゴム940および羽根先端ゴム990によって緩衝作用を受けるが、走行完了時の衝撃は大きく、バウンドしようとする。この際、係止部620が被係止部510aを受け止めることで、バウンドを抑制することができる。
シャッタ先幕700およびシャッタ後幕800による露光動作が完了し、所定時間が経過した後、次の撮影に備えてチャージするため、モーター320への通電が再開される。モーター320への通電の前、アクチュエータコイル120は、先駆動レバー410と先羽根レバー420が一体となって回転するように、第1の係止レバー160による先羽根レバー420の係止が解除されるように通電される。モーター320への通電が再開されると、先幕チャージカムギア317は反時計方向へ回転し、後幕チャージカムギア318は時計方向へ回転する。
図22は、カム317aがローラー360に当接し、スライドレバー330が下方向への移動を開始する状態を示す図である。モーター320への通電が継続されると、引き続き、先幕チャージカムギア317は反時計方向へ回転し、後幕チャージカムギア318は時計方向へ回転する。この過程で、カム部330aは、バウンドロックレバー解除部630aを押しのけ、後幕バウンドロックレバー620の係止を解除する。
図23は、カム318aがローラー580に当接し、後駆動レバー510がチャージを開始する状態を示す図である。アクチュエータコイル120は、第2の係止レバー170による先羽根レバー420の係止が解除されるように通電されている。これは、第2の係止レバー170が先ガタ寄せバネ770の付勢力で先駆動レバー410に付勢されているだけの先羽根レバー420に接触することで、先羽根レバー420が先駆動レバー410に遅れてしまわないようにするためである。
前述したように、先駆動レバーユニット400は先駆動レバー410と先羽根レバー420に2体化され、先羽根レバー420は付勢力の弱いバネで先駆動レバー410に付勢されているだけである。そのため、先羽根レバー420が先駆動レバー410に遅れて追従することになり、シャッタ先幕700とシャッタ後幕800の重なり量が減ってしまう。これは、コマ速を上げていくほど顕著になる。シャッタ先幕700とシャッタ後幕800の重なり量が十分に確保されない場合、読み出し中のセンサーに光が当たってしまいかねない。しかしながら、図23の状態のタイミングでは、先駆動レバー410のチャージの大部分は完了しており、先アマチャ460はヨーク220に近い。シャッタ先幕700はほぼ遮光状態であり、シャッタ後幕800も遮光状態である。すなわち、二重遮光状態に近く、画像読み出し中の撮像素子6に対して、十分な遮光状態が確保されている。したがって、コマ速が速く、先駆動レバー410のチャージ動作に対して、先羽根レバー420が遅れたとしても、チャージ中に撮像素子6に露光する可能性はかなり低い。前述したように、本実施形態では、先駆動レバー410と後駆動レバー510の両方をスライドレバー330のような直進レバーでチャージしていない。本実施形態では、ギア群から遠い側の先駆動レバー410を省スペースに配慮して直進レバーでチャージしつつ、ギア群から近い側の後駆動レバー510を別のチャージ手段でチャージしている。その結果、先駆動レバー410を十分にチャージしてから、後駆動レバー510をチャージすることができるため、チャージ中の撮像素子6の十分な遮光状態を確保することができる。
図24は、チャージ完了状態を示す図である。先駆動レバー410は、スライドレバー330によって最大まで反時計方向へ回転した位置で保持されている。後駆動レバー510は、後幕チャージカムギア318によって、最大まで反時計方向へ回転した位置で保持されている。アクチュエータコイル120は、第2の係止レバー170により先羽根レバー420が係止されるように通電されている。これは、先駆動レバー410と先羽根レバー420が勢い良くチャージされ、ヨーク220に先アマチャ460が当接した後、アマチャバネ450をチャージした反力によって生じる先駆動レバーユニット400のバウンドを抑止するためである。
その後、モーター320への通電が継続され、図17の状態に戻る。第2の係止レバー170による先羽根レバー420の係止は維持される。これは、メカ保持状態から通電保持状態に移行する際に、先駆動レバー410が僅かに時計方向へ回転した場合の先羽根レバー420のバウンドを抑止するためである。先羽根レバー420のバウンドが収まった後、第2の係止レバー170による先羽根レバー420の係止が解除され、セット解除が完了し、図18の状態になる。以上説明した動作が図26の動作Aである。連写の場合、図26の動作B(撮影〜チャージ動作〜セット解除)を繰り返す。
単写の場合、図26に示されるように、セット解除の後、シャッタ先幕700のみを走行させ、図20の状態とし、先羽根レバー420は第1の係止レバー160により係止される。後駆動レバーユニット500は通電保持され、シャッタ後幕800は走行させない。図25は、先羽根レバー420が係止された状態で先駆動レバー410をチャージ開始した状態を示す図である。その後、先駆動レバー410のチャージを続ける。後駆動レバーユニット500は通電保持されているため、後駆動レバー510をチャージする必要はない。位相検出フォトインタラプタユニット920が先幕チャージカムギア317の待機位相を検出すると、モーター320を停止させる。このとき、図14の待機状態に戻る。以上の動作が図26の動作Cである。
なお、本実施形態では、位相検出フォトインタラプタユニット920は、先幕チャージカムギア317の位相を検出するが、本発明はこれに限定されない。第2ギア313の歯数が後幕チャージカムギア318の歯数と一致する場合、第2ギア313と同軸に位相板を設けることで、位相検出フォトインタラプタユニット920は後幕チャージカムギア318の位相を検出してもよい。
以上説明したように、本実施形態では、第1の係止レバー160は、図26の図20のタイミングで、先羽根レバー420のバウンドを抑制するために使用されている。図20のタイミングでは、アクチュエータコイル120への通電は継続されている。そのため、第1の係止レバー160が先羽根レバー420に弾き飛ばされたとしても、すぐに係止部160cにより被係止部420cを係止可能な位置に戻り、バウンドを抑制することができる。
また、第1の係止レバー160と連動する第2の係止レバー170は、図26の図17および図24のタイミングで先羽根レバー420のバウンドを抑制するために使用されている。1度目の図17のタイミングでは、アクチュエータコイル120への通電は継続されている。そのため、第2の係止レバー170が先羽根レバー420に弾き飛ばされたとしても、すぐに係止部170aにより被係止部420dを係止可能な位置に戻り、バウンドを抑制することができる。また、本実施形態では、図23のタイミングで先羽根レバー420が第2の係止レバー170に当接することを防ぐため、一度、アクチュエータコイル120に通電して第2の係止レバー170を先羽根レバー420の駆動軌跡の外部に移動させている。そして、図24のタイミングで再度、アクチュエータコイル120に通電して第2の係止レバー170を先羽根レバー420の駆動軌跡の内部に移動させることで、スムースなチャージ動作を実現しつつバウンドを抑制することができる。また、2度目の図17のタイミングでは、図24で先羽根レバー420の駆動軌跡の内部に移動させた第2の係止レバー170をそのまま使用することで、セット解除時におけるバウンドを抑制できる。その後、次の動作に移る前にアクチュエータコイル120に通電して第2の係止レバー170を先羽根レバー420の駆動軌跡の外部に移動させるため、不要な待ち時間は発生しない。
以上説明したように、本実施形態では、第2の係止レバー170を異なる3つのタイミングで使用することで、先駆動レバーユニット420を先駆動レバー410と先羽根レバー420に2体化したことにより発生するバウンドを効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態では、チャージ手段としてスライドレバー330を使用したが、本発明はこれに限定されない。必ずしも直進の動きをする必要はなく、リンクレバーのようなもので代用することも可能である。
以下、図27を参照して、連写コマ間で表示手段9に画像を表示させる撮影モードについて説明する。図27は、シャッタ動作時の各部品のタイムチャートである。
図27のレリーズからアパチャ開状態(シャッタ先幕700が開口部から退避した状態)までの動きに関しては、図26のレリーズからアパチャ開状態までの動きと同じため説明は省略する。
図27では、アパチャ開状態になるとレンズユニット2を透過した光束が撮像素子6に当たるようになるため、表示手段9に画像を表示(ライブビュー)することができる。連写コマ間においてライブビューすることで、連写中の動体追尾性能(表示手段9での被写体の視認性やオートフォーカス性能)を向上させることができる。
ライブビュー開始から所定のタイミングでモーター320への通電を開始し、先幕チャージカムギア317を反時計方向へ回転させ、後幕チャージカムギア318を時計方向へ回転させる。このとき、第1の係止レバー160は先羽根レバー420を係止したままであるため、図25に示されるように、先駆動レバー410のみがチャージされていく。後駆動レバーユニット500は通電保持されているため、後駆動レバー510をチャージする必要はない。その後、オートフォーカスのためのレンズ駆動や、絞りの駆動時間などの次の撮影に備えるための処理時間が経過する。そして、ライブビューを終了する前後の所定タイミングで、アクチュエータコイル120に通電し、図15に示されるように第1の係止レバー160による先羽根レバー420の係止が解除される。図16の状態から図18の状態を経て、セット解除状態に戻る。以上の動作が図26の動作Dである。
その後、撮影動作に移り、撮像素子6から画像情報が読み出される間にチャージ動作が行われた後、再びセット解除状態に戻る(図27の動作B)。さらに連写する場合、図27の動作Dと動作Bを繰り返す。撮影を終了する場合、図27の動作Bの後、図26の動作Cを経て待機状態に戻る。
以上説明したように、連写コマ間で表示手段9に画像を表示させる撮影モードでは、ライブビュー中に次の撮影準備を開始(モーター320への通電を開始)する。そして、ライブビューを終了する前後の所定タイミングでアクチュエータコイル120に通電し、シャッタ先幕700を先ガタ寄せバネ770の付勢力で走行開始位置に戻す。これにより、ライブビュー終了と同時にモーター320に通電してシャッタ先幕700を走行開始位置に戻すよりも早く次の撮影に移行できるため、連写コマ速を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
160 第1の係止レバー(第1の係止部材)
170 第2の係止レバー(第2の係止部材)
410 先駆動レバー(第2の駆動部材)
420 先羽根レバー(第1の駆動部材)
700 シャッタ先幕(羽根部材)
910 地板
1000 フォーカルプレンシャッタ(シャッタユニット)

Claims (10)

  1. 開口部を備える地板と、
    前記開口部を遮蔽する遮蔽状態と前記開口部から退避する退避状態との間を移動可能な羽根部材と、
    前記羽根部材と一体で移動可能であり、前記羽根部材が前記退避状態から前記遮蔽状態に移動するように第1方向へ付勢されている第1の駆動部材と、
    前記第1の駆動部材に連結され、前記第1の駆動部材が前記第1方向とは反対方向である第2方向へ移動するように付勢されている第2の駆動部材と、
    前記羽根部材が前記遮蔽状態から前記退避状態まで移動した場合の前記第1の駆動部材のバウンドを抑制するために前記第1の駆動部材を係止する第1の係止部材と、
    前記羽根部材が前記退避状態である場合に発生する前記第1の駆動部材のバウンドを抑制するために前記第1の駆動部材を係止する第2の係止部材と、を有することを特徴とするシャッタユニット。
  2. 前記第1の係止部材および前記第2の係止部材は、互いに係合され、連動して移動することを特徴とする請求項1に記載のシャッタユニット。
  3. 前記第1の係止部材に係合し、前記第1の係止部材を駆動することで前記第1の係止部材および前記第2の係止部材を連動して移動させる駆動手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載のシャッタユニット。
  4. 前記駆動手段は、前記第1の係止部材に係合するローターおよびヨークを介して前記ローターに回転力を付与するコイルを備えることを特徴とする請求項3に記載のシャッタユニット。
  5. 前記第1の係止部材が前記第1の駆動部材の駆動軌跡の内部に位置する場合、前記第2の係止部材は前記駆動軌跡の外部に位置し、
    前記第2の係止部材が前記駆動軌跡の内部に位置する場合、前記第1の係止部材は前記駆動軌跡の外部に位置することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシャッタユニット。
  6. 前記第1の係止部材は、前記羽根部材が前記遮蔽状態から前記退避状態に移動する場合、前記第2方向へ移動する前記第1の駆動部材に前記第1の駆動部材の駆動軌跡の外部に移動させられた後、前記第1の駆動部材の前記第1方向へのバウンドを抑制するために前記駆動軌跡の内部に移動することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシャッタユニット。
  7. 前記第2の駆動部材に対する付勢力に抗して前記第2の駆動部材を走行完了位置から走行開始位置に移動させるチャージ部材を更に有し、
    前記第2の係止部材は、前記チャージ部材により前記第2の駆動部材が前記走行開始位置に位置する状態で前記羽根部材が前記退避状態から前記遮蔽状態に移動するように前記第1の駆動部材が前記第1方向へ移動する場合、前記第1方向へ移動する前記第1の駆動部材により前記第1の駆動部材の駆動軌跡の外部に移動させられた後、前記第1の駆動部材の前記第2方向へのバウンドを係止するために前記駆動軌跡の内部に移動することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のシャッタユニット。
  8. 前記第2の駆動部材に対する付勢力に抗して前記第2の駆動部材を走行完了位置から走行開始位置に移動させるチャージ部材を更に有し、
    前記第2の係止部材は、前記チャージ部材により前記第2の駆動部材を移動させることで前記羽根部材が前記退避状態から前記遮蔽状態に移動するように前記第1の駆動部材が前記第1方向へ移動する場合、前記第1の駆動部材に接触しないように前記第1の駆動部材の駆動軌跡の外部に位置した後、前記第1の駆動部材の前記第2方向へのバウンドを抑制するために前記駆動軌跡の内部に移動することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のシャッタユニット。
  9. 前記第2の駆動部材に対する付勢力に抗して前記第2の駆動部材を走行完了位置から走行開始位置に移動させるチャージ部材を更に有し、
    前記第2の係止部材は、前記第2の駆動部材が前記走行開始位置に位置する状態で前記チャージ部材が前記第2の駆動部材の駆動軌跡の外部に移動した後、前記羽根部材が前記遮蔽状態から前記退避状態への移動を開始する前までの間の前記第1の駆動部材の前記第2方向へのバウンドを抑制するために前記第1の駆動部材の駆動軌跡の内部に位置することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のシャッタユニット。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のシャッタユニットを有することを特徴とする撮像装置。
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