JP5784400B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫の扉に設けられている操作パネルは、パネル前面に操作を指示する操作部とこの操作部による操作結果を表示する表示部とを有している。近年、この操作部に設けられた操作スイッチとしては、静電容量式タッチスイッチにより構成されたものがある。この静電容量式タッチスイッチは、操作部の裏側にタッチ検出用の電極が設けられている。人の指が操作部に接触すると、人体と電極との間に電流が流れることにより電極の静電容量は変化する。タッチ検出用ICは、この静電容量が変化を検出することに基づき人の指が操作部に接触したことを判断し、LEDなどの発光素子を発光させる。これにより、LEDなどの発光素子は、操作パネルの表示部を光らせる。このような操作パネルにおいては、タッチ検出用の電極は、人の指が操作部に接触したことを正確に検知するため操作パネル裏面に近接する状態で配置する必要がある。一方、LEDなどの発光素子は、表示部を明確に表示させるために十分な照射領域を確保する必要がある。そのため、この発光素子が十分な照射領域を確保するために操作パネル裏面から一定の距離を保つ必要がある。
しかしながら、従来の操作パネルは、タッチ検出用の電極と表示部を光らせるLEDなどの発光素子とが同一基板上に設けられている(特許文献1参照)。このため、タッチ検出用の電極を操作パネル裏面に近接する状態で配置したとしても、表示部を光らせるLEDなどの発光素子は、操作パネルに近接しているため表示部を光らせる十分な照射領域を確保することができないという問題がある。また、LEDなどの発光素子と操作パネルとの距離を長くした場合には、タッチ検出用の電極が操作パネルから離れるためタッチ検出の感度が低下するという問題がある。
特開2011−58787号公報
そこで、タッチ検出の感度を良好にできるとともに、発光素子の照射表示領域を十分確保することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本実施形態の冷蔵庫によれば、前面板と、タッチ検出用基板と、表示用基板と、離間距離確保部材とを備える。前面板は、冷蔵庫本体が有する扉の前面に設けられ、操作領域および表示領域を有する。タッチ検出用基板は、前面板の裏側に設けられ、前記操作領域の後方に対応する部位にタッチ検出用の電極を有する。表示用基板は、前面板の裏側にあってタッチ検出用基板よりも後方に位置して設けられ、表示領域の後方に対応する部位に発光素子を有する。離間距離確保部材は、表示用基板と前面板との間に設けられ、発光素子と前面板との間の離間距離を確保する。タッチ検出用基板と表示用基板とは、互いにラップした部位に設けられたコネクタを介して電気的な接続が行われる。
本実施形態による冷蔵庫の操作パネルユニットの概略分解斜視図 冷蔵庫の外観斜視図 扉から操作パネルユニットを分離した状態の斜視図 操作パネルユニットの表示例を示す正面図 操作パネルユニットの概略的な縦断側面図 押え部付近の拡大縦断側面図 ハーフミラー蒸着フィルムの正面図 表示用基板を外した状態の操作パネルユニットを裏側から見た斜視図 図8の状態からタッチ検出用基板を取り外す際の状態を説明する斜視図 係合部、被係合部、および切欠き部部分の拡大斜視図
以下、冷蔵庫の一の実施形態について図面に基づいて説明する。
図2に示すように冷蔵庫本体10は、縦長矩形箱状をなす断熱箱体11を備えている。断熱箱体11の内部には、上から順に冷蔵室12、野菜室13が設けられ、この野菜室13の下方に製氷室14と小冷凍室15とが左右に並べて設けられ、最下部に主冷凍室16が設けられている。これら冷蔵室12、野菜室13、製氷室14、小冷凍室15および主冷凍室16は、それぞれ貯蔵室を形成している。このうち、冷蔵室12および野菜室13は、庫内温度が例えば1℃から5℃程度の冷蔵温度に制御される冷蔵温度帯の貯蔵室である。製氷室14、小冷凍室15および主冷凍室16は、庫内温度が例えば−18℃以下の冷凍温度に制御される冷凍温度帯の貯蔵室である。冷蔵庫本体10には、冷蔵温度帯の貯蔵室および冷凍温度帯の貯蔵室を冷却するために、図示しない圧縮機、凝縮器、蒸発器を備えた冷凍サイクルが設けられている。
冷蔵室12は、前面が2枚の矩形状の扉17、18によって開閉される。扉17、18は、この場合断熱箱体11の前部の左右両端部に設けられたヒンジ部19a、19bを中心に前後方向に回動される観音開き式である。野菜室13、製氷室14、小冷凍室15、および主冷凍室16は、それぞれの前面が引き出し式の扉20,21,22,23によって開閉される。
冷蔵室12の2枚の扉17,18のうち、正面からみて左側の扉17の前部には、図3に示すように、前面側が開口した縦長矩形状の凹部24が設けられている。この凹部24に、縦長直方体状の操作パネルユニット25が収容状態で設けられている。扉17の内部には、図示しないウレタンフォームなどからなる発泡断熱材が設けられている。
操作パネルユニット25は、図1に示すように、前面板を構成するパネル前板26と、タッチ検出用基板27と、表示用基板28と、半透過性部材を構成するハーフミラー蒸着フィルム29と、拡散フィルム30と、離間距離確保部材31を備えている。
パネル前板26は、合成樹脂製で、上下方向(図1の矢印A方向参照)に長い長方形状に形成されており、冷蔵室や冷凍室に関した機能を設定するための操作領域32と、操作した結果などを表示する表示領域33とを有している。操作領域32は、パネル前板26の下部(図1において手前側)において、便宜上、二点鎖線で囲んで示した正方形状の領域である。操作領域32は、十字状に4つに区画されている。操作領域32には、冷蔵庫、冷凍室、冷凍機能および一気製氷などの操作表示部32aが、パネル前板26に直接印刷されている。表示領域33は、パネル前板26の上部において、便宜上、二点鎖線で囲んで示した長方形状の領域である。
操作領域32の後方(裏側)には、静電容量式タッチスイッチを構成するタッチ検出用の電極34を有するタッチ検出用基板27が設けられている。タッチ検出用基板27は、正方形状をなし、表示領域33とはラップしない場所に位置している。タッチ検出用基板27は、前面に設けられたタッチ検出用の4個の電極34と、これらの電極34とは反対の裏面に設けられた配線パターン35(図8、図9参照)と、各配線パターン35とこれらの電極34とを接続するスルーホール36と、裏面に設けられた長方形状のコネクタ37と、左右両側部の2個の矩形状の切欠き部38とを有している。4固の電極34は、操作領域32における4箇所の操作表示部32aの裏側に対応して配置され、対応する操作表示部32aの文字より広い範囲に配置されている。切欠き部38は、それぞれの外側が開口していて、後述する係合部53に常に係合しない非係合部として機能する。
表示用基板28の前面には、それぞれ発光素子を構成する複数のLED40と、タッチ検出用IC41と、表示用制御部42と、タッチ検出用基板接続用コネクタ43が設けられ、下部の隅部に本体接続用コネクタ44が設けられている。表示用基板28は、パネル前板26とほぼ同じ大きさの長方形状である。表示用基板28の一部とタッチ検出用基板27は前後にラップしていて、タッチ検出用基板27の裏面に設けられた前記コネクタ37と、表示用基板28の前面に設けられたタッチ検出用基板接続用コネクタ43とが接続される(図5参照)。表示用基板28の前面に設けられた複数のLED40は、パネル前板26の前記表示領域33の後方に位置させて配置されている。各LED40は、指向性を有している。
なお、表示用基板28には、図示はしないが、タッチ検出用基板接続用コネクタ43とタッチ検出用IC41とを接続する配線パターン、表示用制御部42と各LED40とを接続する配線パターンおよび表示用制御部42と本体接続用コネクタ44とを接続する配線パターンなどが形成されている。本体接続用コネクタ44は、表示用基板28の下部の隅部に設けられており、扉17の前記凹部に設けられた本体側コネクタ45(図3参照)に接続される。その本体側コネクタ45は、冷蔵庫本体10の断熱箱体11側に設けられた図示しない本体制御部と接続される。表示用基板28の裏面には、電気部品は実装されていない。
ハーフミラー蒸着フィルム29は、パネル前板26よりもやや小さい長方形状をなし、パネル前板26と離間距離確保部材31との間に位置している。このハーフミラー蒸着フィルム29は、タッチ検出用基板27とラップしない位置に配置されている。ハーフミラー蒸着フィルム29には、図7に示すように、冷蔵室、野菜室、冷凍室、一気製氷や節電モードなどの冷蔵庫の運転動作などを表す文字などの機能表示部46が抜き表示で表示され、その機能表示部46以外の部分には、光を反射する金属膜、例えばアルミニウムが蒸着により設けられている。このハーフミラー蒸着フィルム29に裏側から光が照射されると、機能表示部46部分は光が透過するが、それ以外の部分は光が透過しないようになっている。
拡散フィルム30は、ハーフミラー蒸着フィルム29よりやや小さい長方形状をなし、ハーフミラー蒸着フィルム29と離間距離確保部材31との間に位置している。拡散フィルム30は、表示用基板28のLED40の光を拡散する作用がある。すなわち、拡散フィルム30は、LED40の光の照射領域を拡大する。
離間距離確保部材31は、合成樹脂製で、LED40に対応する複数の遮光壁47と、拡散フィルム収容部48と、ハーフミラー蒸着フィルム収容部(第二の収容部)49と、タッチ検出用基板収容部(第一の収容部)50と、表示用基板支持部51を一体に有している。
各遮光壁47には、離間距離確保部材31の裏側に位置させて矩形状の開口部52(図8参照)が設けられている。各開口部52は、表示用基板28上に設けられたLED40の一つ一つの周囲を囲むように設けられている。すなわち、一つの開口部52は、これに対応する一つのLED40の周囲を囲むように設けられている。各遮光壁47は、各開口部52からパネル前板26に向かう方向へ筒状に延びているとともに、前部に向けて外側へ広がるように形成されている。各遮光壁47は、開口部52からパネル前板26に向かうほど対向する壁間の距離が広がっている。各遮光壁47は、開口部52からパネル前板26まで一定の距離を確保する。これにより、離間距離確保部材31は、表示用基板28とパネル前板26との離間距離を確保する。
拡散フィルム収容部48は、離間距離確保部材31の前面側において、遮光壁47の形成領域の外側に位置するように矩形の浅底凹状に設けられている。拡散フィルム30は、この拡散フィルム収容部48に収納される。
ハーフミラー蒸着フィルム収容部49は、拡散フィルム収容部48よりやや大きい長方形状の浅底凹部によって形成されているが、タッチ検出用基板27側の下縁部は拡散フィルム収容部48の下縁部と同じ位置に設定されている。ハーフミラー蒸着フィルム収容部49は、拡散フィルム収容部48より前側(パネル前板26側)に設けられている。ハーフミラー蒸着フィルム収容部49には、ハーフミラー蒸着フィルム29が収納される。この場合、ハーフミラー蒸着フィルム29の各機能表示部46は、対応する遮光壁47の四方の壁の間に位置している。一つの筒状の遮光壁47の四方の壁は、一つの機能表示部46へ開口部52から延びている。すなわち、一つの機能表示部46は、これに対応する遮光壁47により囲まれた矩形状の枠の領域内に位置している。この対応する遮光壁47の開口部52には、この機能表示部46に対応するLED40が位置している。これにより、LED40の光は、対応する筒状の遮光壁47の内部にのみ拡散し、対応する機能表示部46に照射される。
タッチ検出用基板収容部50は、離間距離確保部材31にあって前記操作領域32の後方に対応する位置に、板厚方向へ貫通する状態で矩形状に形成されている。タッチ検出用基板収容部50の周縁部には、2つの係合部53と、三つの押え部55、56および57とが設けられている。2つの係合部53は、タッチ検出用基板収容部50の左右両側部において、離間距離確保部材31の長手方向である上下方向(図1の矢印A方向参照)のほぼ中央に位置して、内側に突出している。図10に示すように、係合部53は、離間距離確保部材31の長手方向である上下方向の長さ(矢印A方向の長さ)が、タッチ検出用基板27の切欠き部38より短く設定されている。したがって、切欠き部38の方が係合部53よりも上下方向に長く形成されていて、切欠き部38は、係合部53に対して常に係合しない非係合部として機能する。
3個の押え部55、56および57は、タッチ検出用基板収容部50の周縁部のうち、ハーフミラー蒸着フィルム収容部49側の上縁部に位置させて、それぞれ弾性変形可能に設けられている。3個の押え部55,56,57のうち左右両側の押え部55,57には、前方へ向けて突出する板状のリブ58が一体に設けられていて、これらリブ58がタッチ検出用基板27を裏面から支持する。また、中央部に位置する押え部56には、前方へ突出する突起59が設けられている。この突起59は、図5および図6に示すように、タッチ検出用基板27をタッチ検出用基板収容部50に収容した状態で、当該タッチ検出用基板27に設けられた楕円形状の係合孔60に挿入係合する。これにより、押え部56は、タッチ検出用基板27を裏側から支持するとともに、タッチ検出用基板27の上下方向(矢印A方向)の移動を規制する。
2個の係合部53、3個の押え部55、56および57は、離間距離確保部材31のパネル前板26側からタッチ検出用基板27の板の厚さ分だけ後方側に設けられている。すなわち、係合部53、押え部55、56および57は、タッチ検出用基板27の板の厚さ分だけ離間距離確保部材31のパネル前板26と反対側に設けられている。これにより、タッチ検出用基板27をタッチ検出用基板収容部50に収容するとともに、ハーフミラー蒸着フィルム29をハーフミラー蒸着フィルム収容部49に収納した状態において、タッチ検出用基板27の前面とハーフミラー蒸着フィルム29の前面とがほぼ同一平面上に位置するようになる(図5参照)。
タッチ検出用基板収容部50は、タッチ検出用基板27より離間距離確保部材31の長手方向(矢印A方向)に長い矩形状である。このため、図8に示すように、タッチ検出用基板収容部50にタッチ検出用基板27を収容し、かつ前記押え部56の突起59がタッチ検出用基板27の係合孔60に係合した状態では、左右の両係合部53が、タッチ検出用基板27の裏面にあって切欠き部38から下側(図8の矢印A1方向)へずれた位置の被係合部61に係合して支持する。また、タッチ検出用基板収容部50にタッチ検出用基板27を収容した状態では、タッチ検出用基板収容部50の下縁部とタッチ検出用基板27の下縁部との間にあそび部62(図8参照)が形成される。したがって、図8の状態からタッチ検出用基板27を矢印A1方向へスライドさせ、図9および図10に示すように、切欠き部38を係合部53に対応させることで、タッチ検出用基板27をタッチ検出用基板収容部50から裏側へ取り外すことが可能になる。
表示用基板支持部51は、複数個の支持用爪部によって構成されている。図8に示すように表示用基板支持部51は、離間距離確保部材31の裏側における左右の両側部に3個ずつ対向状態で設けられていて、合計6固設けられている。表示用基板28は、これら表示用基板支持部51によって左右両側から挟持される状態で支持される(図5参照)。離間距離確保部材31の裏側には、タッチ検出用基板収容部50の下縁部の近くに位置させて、ねじ穴63aを有するボス部63が一体に設けられ、表示用基板28には、ボス部63に対応する部位にねじ挿通孔64(図1参照)が形成されている。そのねじ挿通孔64に挿通したねじ65(図5参照)をボス部63のねじ穴63aに、表示用基板28の裏側からねじ込むことによって、表示用基板28は離間距離確保部材31の裏側に固定される。
パネル前板26と離間距離確保部材31とは、接着剤などで固定される。拡散フィルム30およびハーフミラー蒸着フィルム29は、拡散フィルム収容部48およびハーフミラー蒸着フィルム収容部49に収容された状態でパネル前板26と離間距離確保部材31の遮光壁47との間に挟みこまれる。タッチ検出用基板27は、タッチ検出用基板収容部50に収容された状態でパネル前板26の裏面に接触または近接している。表示用基板28は、表示用基板支持部51により離間距離確保部材31に支持された状態で、ねじ65によりねじ止めされる。これにより、図5に示すように、LED40を実装した表示用基板28は、離間距離確保部材31によりパネル前板26と一定の離間距離を有している。
上記構成の操作パネルユニット25は、例えば次のようにして組み立てられる。まず、タッチ検出用基板27を、離間距離確保部材31の前面側から係合部53および押え部55,56,57上に載せるようにしてタッチ検出用基板収容部50に収容し、また、拡散フィルム30を離間距離確保部材31の拡散フィルム収容部48に収容するとともに、ハーフミラー蒸着フィルム29を離間距離確保部材31のハーフミラー蒸着フィルム収容部49に収容した状態で、離間距離確保部材31の前面にパネル前板26を重ね合わせ、これら離間距離確保部材31の前面周縁部とパネル前板26の裏面周縁部とを接着剤により接着固定する。この後、離間距離確保部材31の裏側に表示用基板28を配置し、当該表示用基板28を離間距離確保部材31の表示用基板支持部51により保持させる。このとき、表示用基板28の前面のタッチ検出用基板接続用コネクタ43を、タッチ検出用基板27の裏面のコネクタ37に接続する。この状態で、表示用基板28の裏側からねじ65をボス部63のねじ穴63aにねじ込むことで、表示用基板28を離間距離確保部材31の裏側に取り付け固定する。以上により、操作パネルユニット25を組み立てることができる。
このようにして組み立てられた操作パネルユニット25は、前記扉17の凹部24に収容し、本体接続用コネクタ44を、凹部24側の本体側コネクタ45に接続する。これにより、操作パネルユニット25は扉17に取り付けられる。
上記した構成において、使用者の手指がパネル前板26の操作領域32における操作表示部32aに接触すると、人体とタッチ検出用基板27の電極34との間に電流が流れることにより電極の静電容量が変化する。この静電容量の変化をタッチ検出用IC41が検出することで、使用者の手指が操作領域32の操作表示部32aに接触したことを検出する。ここで、タッチ検出用基板27の電極34と人体との間の距離が広がるにつれて、静電容量の変化は少なくなる。すなわち、タッチ検出用基板27の電極34とパネル前板26の裏側との間の距離が広がるにつれて、静電容量の変化は少なくなる。このため、タッチ検出用基板27の電極34は、パネル前板26の裏側との距離が狭いほど、使用者が操作領域32内の操作表示部32aに接触したことを正確に検出することができる。
タッチ検出用IC41は操作されたことを検出すると、検出信号を表示用制御部42に出力する。表示用制御部42は、その検出信号に基づき対応するLED40を発光させる。これに伴い、そのLED40が発する光が、拡散フィルム30を介してハーフミラー蒸着フィルム29に裏側から照射され、対応する機能表示部46が照明される。このとき、各LED40は遮光壁47により個別に囲われているので、LED40から発せられた光は他に漏れず、対応する機能表示部46を良好に照明することができる。使用者は、操作パネルユニット25の前方からパネル前板26を見ることで、照明された機能表示部46を見ることができる。図4は表示状態の一例が示されている。
上記した実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
タッチ検出用の電極34を有するタッチ検出用基板27は、前面をパネル前板26の裏面に近接または接触させることができる。これにより、使用者の指が操作領域32内の操作表示部32aに接触したことを正確に検出することができ、タッチ検出の感度を向上させることができる。またこの場合、タッチ検出用基板27の電極34は、操作表示部32aの文字より一回り大きく、特に当該操作表示部32aの文字の下まで延びている。使用者は、操作する場合に、操作表示部32aの文字を見ながら、操作したい文字を押す傾向にある。このため、使用者は、操作表示部32aの文字より下に接触することが多い。この場合においても、電極34は操作表示部32aより下まで延びているため、使用者が接触したことを正確に検出できる。
また、発光素子であるLED40を実装した表示用基板28を、タッチ検出用基板27よりも後方に位置させるとともに、パネル前板26と表示用基板28との間に、これらの間の距離を確保する離間距離確保部材31を設けたことにより、LED40の光は、パネル前板26の表示領域33へ拡散して照射されるようになり、パネル前板26の表示領域33に十分な照射領域を確保することができる。
離間距離確保部材31は、LED40を周囲から囲む状態で表示用基板28からパネル前板26に向けて延びる筒状の遮光壁47を有している。これにより、LED40から発せられた光は他に漏れず、対応する機能表示部46を良好に照明することができる。
また、パネル前板26の表示領域33には複数の機能表示部46が配置されているとともに、表示用基板28には各機能表示部46に対応するLED40が複数配置されていて、離間距離確保部材31には、各LED40に対応する遮光壁47が複数設けられている。これにより、複数の機能表示部46を対応するLED40により良好に照明することができる。
パネル前板26にあって、操作領域32と表示領域33とはラップしない位置に配置され、タッチ検出用基板27と表示用基板28とは少なくとも一部がラップするように配置されていて、これらタッチ検出用基板27と表示用基板28とは、互いにラップした部位に設けられたコネクタであるコネクタ37とタッチ検出用基板接続用コネクタ43を介して電気的な接続が行われる。これにより、タッチ検出用基板27を小型化できるとともに、シンプル化でき、表示用基板28側に、LED40、タッチ検出用IC41、表示用制御部42などの電気部品を集約することができる。
表示用基板28は、電気部品であるLED40、タッチ検出用IC41,表示用制御部42、タッチ検出用基板接続用コネクタ43が前面にのみ実装されていて、裏面には電気部品は実装されていない。これにより、操作パネルユニット25の裏面となる表示用基板28の裏面を凹部24の内面に密着させることが可能になり、扉17側の断熱材の厚さを確保することができるようになる。
パネル前板26と表示用基板28との間に、タッチ検出用基板27とラップしない位置に位置させて、光反射用の金属膜を有する半透過性部材であるハーフミラー蒸着フィルム29を設け、このハーフミラー蒸着フィルム29に機能表示部46を表示させた。これにより、必要以外の部分の光は反射するようになるので、必要な部分以外から光が前面側へ漏れることを防止できる。
離間距離確保部材31は、タッチ検出用基板27を収容するタッチ検出用基板収容部50と、ハーフミラー蒸着フィルム29を収容するハーフミラー蒸着フィルム収容部49とを一体に有している。これにより、タッチ検出用基板27とハーフミラー蒸着フィルム29を離間距離確保部材31の各収容部50,49に収容した状態で、それらタッチ検出用基板27の前面とハーフミラー蒸着フィルム29の前面とをほぼ面一にすることができる。
パネル前板26の裏面周縁部と離間距離確保部材31の前面周縁部とは接着により固定され、離間距離確保部材31には2個の係合部53が設けられ、タッチ検出用基板27には、前記係合部53に対して当該タッチ検出用基板27の裏面と平行する矢印A方向へのスライドにより係脱可能に係合する被係合部61と、この被係合部61の近くに係合部53よりもスライド方向に大きくて係合部53に対して係合しない切欠き部38が設けられている。これにより、図8および図9に示すように、離間距離確保部材31とパネル前板26とは接着したままで、離間距離確保部材31から表示用基板28を外した状態で、離間距離確保部材31の裏側からタッチ検出用基板27を矢印A1方向へスライドさせ、切欠き部38を係合部53に対応させることで係合部53に対する被係合部61の係合を解除させ、タッチ検出用基板27を外すことが可能になる。したがって、離間距離確保部材31とパネル前板26とは接着したままで、タッチ検出用基板27を着脱することができ、タッチ検出用基板27の点検や交換に便利である。
離間距離確保部材31には、タッチ検出用基板27を裏側から押える押え部55,56,57を有していて、これら各押え部55,56,57は弾性変形可能である。これにより、タッチ検出用基板27をパネル前板26側に押さえ付けることが可能になる。
(その他の実施形態)
発光素子としては、LED40以外のものでもよい。
操作パネルユニット25の前面を構成する前面板としては、操作パネルユニット25専用のパネル前板26に限られず、操作パネルユニット25が設けられる扉17の前面を構成する前面板とすることもできる。
ハーフミラー蒸着フィルム29の蒸着材料は、アルミに限らず、金属であればよい。
以上のように本実施形態の冷蔵庫によると、タッチ検出用の電極を有するタッチ検出用基板は、前面を前面板の裏面に近接または接触させることができる。これにより、使用者の指が前面板の操作領域に接触したことを正確に検出することができ、タッチ検出の感度を向上させることができる。発光素子を有する表示用基板を、タッチ検出用基板よりも後方に位置させるとともに、前面板と表示用基板との間に、これらの間の距離を確保する離間距離確保部材を設けたことにより、発光素子が発する光は、前面板の表示領域へ拡散して照射されるようになり、前面板の表示領域に十分な照射領域を確保することができるようになる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は冷蔵庫本体、17は扉、25は操作パネルユニット、26はパネル前板(前面板)、27はタッチ検出用基板、28は表示用基板、29はハーフミラー蒸着フィルム(半透過性部材)、31は離間距離確保部材、32は操作領域、32aは操作表示部、33は表示領域、34は電極、38は切欠き部(非係合部)、40はLED(発光素子)、43はタッチ検出用基板接続用コネクタ(コネクタ)、47は遮光壁、49はハーフミラー蒸着フィルム収容部(第二の収容部)、50はタッチ検出用基板収容部(第一の収容部)、46は機能表示部、53は係合部、55、56、57は押え部、61は被係合部を示す。

Claims (8)

  1. 冷蔵庫本体が有する扉の前面に設けられ、操作領域および表示領域を有する前面板と、
    この前面板の裏側に設けられ、前記操作領域の後方に対応する部位にタッチ検出用の電極を有するタッチ検出用基板と、
    前記前面板の裏側にあって前記タッチ検出用基板よりも後方に位置させて設けられ、前記表示領域の後方に対応する部位に発光素子を有する表示用基板と、
    この表示用基板と前記前面板との間に設けられ、前記発光素子と前記前面板との間の離間距離を確保する離間距離確保部材と、を備え
    前記タッチ検出用基板と前記表示用基板とは、互いにラップした部位に設けられたコネクタを介して電気的な接続が行われる冷蔵庫。
  2. 前記離間距離確保部材は、前記発光素子を周囲から囲む状態で前記表示用基板から前記前面板に向けて延びる筒状の遮光壁を有することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記表示用基板は、前面のみに電気部品が実装されていることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 前記前面板と前記表示用基板との間に、前記タッチ検出用基板とラップしない位置に位置させて、光反射用の金属膜を有する半透過性部材が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  5. 前記離間距離確保部材は、前記タッチ検出用基板を収容する第一の収容部と前記半透過性部材を収容する第二の収容部とを一体に有していることを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
  6. 前記表示領域には複数の機能表示部が配置されているとともに、前記表示用基板には各前記機能表示部に対応する前記発光素子が複数配置されていて、前記離間距離確保部材には、各前記発光素子に対応する前記遮光壁が複数設けられていることを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  7. 前記前面板と前記離間距離確保部材とは接着により固定され、前記離間距離確保部材には係合部が設けられ、前記タッチ検出用基板には、前記係合部に対して当該タッチ検出用基板の裏面と平行する方向へのスライドにより係脱可能に係合する被係合部および前記係合部に対して常に係合しない非係合部が設けられていて、前記タッチ検出用基板は、前記非係合部を前記係合部に対応させることで、前記離間距離確保部材の裏面側から着脱可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  8. 前記離間距離確保部材は、前記タッチ検出用基板を裏側から押える押え部を有していて、前記押え部は弾性変形可能であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の冷蔵庫。
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