JP5770760B2 - 収納家具 - Google Patents

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Description

本発明は、キャビネットに進出/退入可能に収容される抽斗を備える収納家具に関する。
キッチンには、キッチン又はダイニング等で使用される物品を収納する収納家具が配置される。収納家具に収納される物品としては、例えば、調味料のガラス瓶又は食用油のプラスチックボトル等の瓶、ナイフ又はフォーク等のカトラリー、及び、レードル又は菜箸等のキッチンツールが挙げられる。
収納家具は、外抽斗及び内抽斗を備えていることがある(特許文献1,2参照)。内抽斗は、外抽斗の内部に配される。キャビネットに対する外抽斗の進退方向と内抽斗の進退方向とは平行である。以下では、各抽斗の進退方向を前後方向といい、各抽斗の進出側(及び退入側)を前側(及び後ろ側)という。
特許文献1に記載の収納家具(文中「キッチンキャビネット」)の場合、外抽斗の内部であって内抽斗の前方に、瓶又はキッチンツール等を縦置きで収納可能な縦長収納部が設けられている。内抽斗の左右両側部にはインナーレールが取り付けられている。インナーレールは、キッチンキャビネットの左右両側壁部(文中「側板」及び「縦仕切板」)に取り付けられている受けレールに、摺動可能に装着されている。
特許文献2に記載の収納家具(文中「キッチン収納庫」)の場合、外抽斗の前板の内面に、縦姿勢のキッチンツール(文中「杓子類」)を固定する杓子類固定具が配されている。内抽斗(文中「スライドボックス」)の前部は、杓子類固定具に固定されたキッチンツールに内抽斗が干渉しないよう、部分的に凹んでいる。内抽斗の左右両側部は、キッチン収納庫の左右両側壁部に取り付けられているレールに載置される。
特許文献1,2に記載の収納家具は、何れも、キャビネットに収容されている外抽斗を引き出すと、内抽斗も同時的に引き出されるように構成されている。
特許第4588485号公報 特開2008−253322号公報
特許文献1に記載の収納家具は、内抽斗の左右両側部が、何れもインナーレール及び受けレールによって支持されている。このため、受けレールに案内されたインナーレールと共に移動する内抽斗の進退は円滑である。しかしながら、特許文献1に記載の収納家具は、2組のインナーレール及び受けレールを備え、且つ、内抽斗をインナーレールに取り付けておかなければならないため、構造が複雑である。
一方、特許文献2に記載の収納家具は、内抽斗の左右両側部が、何れもレールに載置されているだけである。このため、特許文献2に記載の収納家具は、構造が簡単である。しかしながら、レールに載置されているだけの内抽斗が、レールに案内されて円滑に進退できるかどうかは不明である。
また、特許文献1,2に記載の収納家具においては、左右両方に、同じ長さの受けレール又はレールが必要である。しかも、内抽斗を左右対称形状にする必要があるため、内抽斗の設計の自由度が低い。
更に、特許文献1,2に記載の収納家具は、内抽斗の下方に瓶を収納しておらず、外抽斗に収納されている瓶の上方の空間が有効利用されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、外抽斗に対応する抽斗の内部にデッドスペースが生じることを抑制することができ、内抽斗に対応する可動収納箱が案内レールに案内されて円滑に進退することができ、可動収納箱の設計の自由度が高く、構造が簡単な収納家具を提供することにある。
第1発明に係る収納家具は、キャビネットと、該キャビネットに進出/退入可能に収容され、瓶を縦置きで収納可能な瓶収納空間を内部に有する抽斗と、内部に物品が収納され、前記抽斗の進退方向に移動可能であり、少なくとも前記抽斗が前記キャビネットに収容されている場合に、前記抽斗の内部における前記瓶収納空間の上方に配される可動収納箱とを備える収納家具であって、前記可動収納箱の前記進退方向に交差する横方向の一側部を支持し、前記可動収納箱と共に移動する移動支持部と、該移動支持部の移動を案内し、前記進退方向に配されている案内レールと、該案内レールを支持するレール支持部と、前記可動収納箱の前記横方向の他側部が摺動可能に載置され、前記進退方向の長さが前記案内レールよりも短い載置台と、該載置台を支持する載置台支持部とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る収納家具は、前記抽斗の内部を、物品を収納する物品収納空間と前記瓶収納空間とに仕切るべく、前記進退方向に沿って縦姿勢で前記抽斗の内部に配される仕切り板を更に備え、前記キャビネットの縦姿勢に配された前記進退方向に沿う壁部が、前記レール支持部及び載置台支持部の一方として機能するようにしてあり、前記仕切り板が、前記レール支持部及び載置台支持部の他方として機能するようにしてあることを特徴とする。
第3発明に係る収納家具は、前記壁部が、前記載置台支持部として機能するようにしてあり、前記仕切り板が、前記レール支持部として機能するようにしてあり、前記レール支持部における前記抽斗の進出側には、縦姿勢の円柱状又は円筒状のレール側係合部が設けられており、前記移動支持部には、前記抽斗が前記移動支持部に対して相対的に退入した場合に、前記レール側係合部の周面に当接して前記レール側係合部に係脱可能に係合する収納箱側係合部と、該収納箱側係合部の前記レール側係合部に対する係合を解除すべく操作される解除操作部とが設けられており、前記載置台支持部における前記抽斗の退入側には、前記可動収納箱の前記退入側の端部が接離可能に当接する当接部が配されており、前記抽斗が前記キャビネットへ退入した場合、前記可動収納箱が前記当接部に当接した状態で、前記収納箱側係合部と前記レール側係合部とが係合するようにしてあることを特徴とする。
第4発明に係る収納家具は、前記可動収納箱は、着脱可能に前記移動支持部に支持され、且つ着脱可能に前記載置台に載置され、トレイを用いてなり、他のトレイの第1係合部と係合する第2係合部が、前記一側部及び他側部の一方に設けられており、他のトレイの第2係合部と係合する第1係合部が、前記一側部及び他側部の他方に設けられていることを特徴とする。
第1発明にあっては、収納家具は、キャビネット、抽斗、可動収納箱、移動支持部、案内レール、レール支持部、載置台、及び載置台支持部を備える。
抽斗は、従来の外抽斗に対応し、可動収納箱は、従来の内抽斗に対応する。
以下では、抽斗の進退方向を前後方向といい、抽斗の進退方向に交差する横方向を左右方向という。また、抽斗の進出側を前側といい、抽斗の退入側を後ろ側という。なお、抽斗の進退方向が左右方向であり、抽斗の進退方向に交差する横方向が前後方向でもよい。
抽斗は、内部に瓶収納空間を有する。瓶収納空間には、瓶が縦置きで収納される。瓶は、横置きより縦置きで収納されている方が、利便性が高い。
可動収納箱は、少なくとも抽斗がキャビネットに収容されている場合に、抽斗の内部における瓶収納空間の上方に配される。従って、抽斗に収納されている瓶の上方の空間が有効利用される。抽斗がキャビネットに収容されている場合には、可動収納箱もキャビネットに収容されている。
可動収納箱に収納されている物品を取り出す場合、又は可動収納箱に物品を収納する場合、収納家具は、可動収納箱及び抽斗が共にキャビネットから引き出された状態で使用される。
一方、抽斗の瓶収納空間に収納されている瓶を取り出す場合、又は抽斗の瓶収納空間に瓶を収納する場合、収納家具は、抽斗がキャビネットから引き出された状態で使用される。この場合、可動収納箱は、抽斗の瓶収納空間の上方から退避していることが望ましい。このために、例えば使用者が可動収納箱をキャビネットに収容する。
移動支持部は可動収納箱の左右方向の一側部を支持する。また、移動支持部は可動収納箱と共に移動する。案内レールは前後方向に配されている。また、案内レールは移動支持部の移動を案内する。従って、可動収納箱は、移動支持部を介して案内レールに案内されて円滑に前後移動する。
載置台には、可動収納箱の左右方向の他側部が摺動可能に載置される。このため、収納家具において、可動収納箱の左右方向の他側部に関係する構造は簡単である。しかも、載置台の前後方向の長さは、案内レールの前後方向の長さよりも短い。何故ならば、可動収納箱は案内レールに案内されて円滑に移動するため、載置台が可動収納箱の移動を案内する必要はないからである。このため、載置台の前後方向の長さが案内レールの前後方向の長さと同じである場合よりも、載置台を形成する材料のコストが低減される。
仮に、載置台が存在しない場合、可動収納箱は、移動支持部を介し、案内レールのみによって片持ち支持される。このため、可動収納箱の支持が不安定になる。また、案内レールに過剰な負荷が加わる。
換言すれば、載置台が存在することによって、可動収納箱は左右両側から安定して支持される。また、案内レールに加わる負荷が軽減される。
案内レールは、レール支持部によって支持されている。載置台は、載置台支持部によって支持されている。レール支持部又は載置台支持部は、例えばキャビネットとは別の部材を用いてなるものであってもよく、キャビネットの一部を用いてなるものであってもよい。
第2発明にあっては、収納家具は、仕切り板を更に備える。
仕切り板は、抽斗の内部を左右に仕切る。抽斗の内部の、仕切り板によって仕切られた一方は、物品収納空間として用いられ、他方は瓶収納空間として用いられる。物品収納空間には、物品(瓶又は瓶以外)が収納され、瓶収納空間には瓶が縦置きで収納される。
抽斗の内部が仕切られると、縦姿勢で収納された物品の横転が抑制され、異種の物品の混在が抑制され、更に、同種の物品が限定された範囲に集中する。このため、物品の収納及び取り出しが簡便になる。しかも、抽斗の内部を仕切って使用する場合の方が、仕切らずに使用する場合よりも、抽斗の内部にデッドスペースが生じることが抑制される。
ところで、キャビネットの壁部の内、縦姿勢に配された前後方向に沿う壁部とは、例えばキャビネットにおける抽斗収容空間の左側壁部又は右側壁部である。以下では、この壁部を、左右側壁部という。
仕切り板は、前後方向に沿って、抽斗の内部に縦姿勢で配される。従って、仕切り板と左右側壁部とは左右方向に対面する。そして、左右側壁部は、レール支持部及び載置台支持部の一方として機能し、仕切り板は、レール支持部及び載置台支持部の他方として機能する。つまり、仕切り板は、単に抽斗の内部を仕切るものとしてのみならず、レール支持部又は載置台支持部としても活用される。
第3発明にあっては、キャビネットの左右側壁部は載置台支持部として機能する。一方、仕切り板はレール支持部として機能する。従って、レール支持部である仕切り板と、レール支持部によって支持される案内レールとは、抽斗の進退に伴って前後方向の配置位置が変化する。
レール支持部の前部には、縦姿勢の円柱状又は円筒状のレール側係合部が配されている。そして、移動支持部には、収納箱側係合部及び解除操作部が設けられている。従って、抽斗が、移動支持部(延いては可動収納箱)に対して相対的に退入(即ち相対的に後方移動)すれば、やがて収納箱側係合部が、レール側係合部の周面に当接し、滑らかにレール側係合部に係合する。このため、可動収納箱が抽斗に一体化される。故に、抽斗の進退と共に可動収納箱も前後移動する。
載置台支持部の後部には、当接部が配されている。当接部には、可動収納箱の後ろ側の端部が接離可能に当接する。従って、可動収納箱が後ろ側へ移動すれば、やがて当接部に当接する。このため、可動収納箱の後ろ側への過剰な移動が阻止される。
さて、抽斗がキャビネットへ退入した場合、可動収納箱が当接部に当接した状態で、収納箱側係合部とレール側係合部とが係合する。従って、この後、抽斗がキャビネットから引き出されれば、抽斗と一体化している可動収納箱も共に引き出される。
可動収納箱と抽斗との一体化は、解除操作部を操作すれば解除される。
使用者は、キャビネットから抽斗を引き出すことによって、抽斗と一体化している可動収納箱も引き出す。次いで、使用者は、可動収納箱への物品の収納又は可動収納箱からの物品の取り出しを行なう。最後に、使用者は、可動収納箱諸共、抽斗をキャビネットに収容させる。
或いは、使用者は、キャビネットから抽斗及び可動収納箱を引き出した後、解除操作部を操作する。この結果、可動収納箱と抽斗との一体化が解除される。次いで、使用者は、可動収納箱をキャビネットに収容させる。そして、使用者は、抽斗の瓶収納空間への瓶の収納又は瓶収納空間からの瓶の取り出しを行なう。最後に、使用者は、抽斗をキャビネットに収容させる。この結果、抽斗と可動収納箱とが再び一体化する。
第4発明にあっては、可動収納箱は、移動支持部及び載置台の両方に対して着脱可能である。このため、可動収納箱が不要であれば、例えば使用者が可動収納箱を取り外せばよい。即ち、使用者の都合に応じて可動収納箱の着脱が選択可能である。
取り外された可動収納箱は、トレイとして単独で使用することが可能である。
可動収納箱には、第1係合部及び第2係合部が設けられている。トレイとして使用される可動収納箱(以下、単にトレイと言う。他のトレイと区別する場合は、一のトレイという)の第1係合部が他のトレイの第2係合部と係合するか、又は、一のトレイの第2係合部が他のトレイの第1係合部と係合すれば、左右方向に連結された2枚のトレイが得られる。この後、一のトレイ又は他のトレイに、更に他のトレイを連結してもよい。連結されたトレイ同士は、第1係合部と第2係合部との係合を解除すれば、容易に分離する。
単独のトレイ又は連結されたトレイは、抽斗又は他の抽斗の底板上に載置することによって、例えば瓶から漏れ出た液体の受け皿として用いたり、抽斗又は他の抽斗の内部を区画して物品を整理し易くする整理トレイとして用いたりすることが可能である。
トレイが汚損又は破損した場合、汚損又は破損したトレイを1枚ずつ清掃、修繕、又は交換すればよい。
本発明の収納家具による場合、可動収納箱を用いて、抽斗に収納されている瓶の上方の空間を有効利用することができる。つまり、抽斗の内部にデッドスペースが生じることを抑制することができる。
可動収納箱は、案内レール及び移動支持部と載置台とに左右両側から安定的に支持されつつ、案内レールに案内されて円滑に進退することができる。しかも、載置台の構造は、案内レール及び移動支持部の構造に比べて簡単にすることができる。従って、収納家具の構造は、可動収納箱の左右方向の両側部に対応して案内レール及び移動支持部を備える場合よりも、簡単にすることができる。
更に、可動収納箱の左右方向の一側部は、移動支持部による支持が可能な構成であればよく、可動収納箱の左右方向の他側部は、載置台に載置されて摺動することが可能な構成であればよい。つまり、可動収納箱の形状は左右対称に限定されない。この結果、可動収納箱の設計の自由度を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る収納家具の外観を示す正面図である。 収納家具の抽斗近傍の構成を示す正面図である。 本収納家具の抽斗近傍の構成を示す平面図である。 収納家具の可動収納箱近傍の構成を示す正面図である。 可動収納箱の構成を示す正面図である。 可動収納箱の構成を示す右側面図である。 可動収納箱の構成を示す左側面図である。 可動収納箱の構成を示す平面図である。 可動収納箱の構成を示す底面図である。 収納家具の移動支持部が備える本体部材の構成を示す右側面図である。 移動支持部の構成を示す平面図である。 抽斗と可動収納箱との一体化/一体化解除を説明するための底面図である。 抽斗と可動収納箱との一体化/一体化解除を説明するための底面図である。 抽斗と可動収納箱との一体化/一体化解除を説明するための底面図である。 抽斗と可動収納箱との一体化/一体化解除を説明するための底面図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。以下の説明では、図において矢符で示す上下、前後、及び左右を使用する。
図1は、本発明の実施の形態に係る収納家具1の外観を示す正面図である。図1においては、紙面垂直方向の手前側(及び奥側)が前側(及び後ろ側)である。
収納家具1は、システムキッチンとして構成されている。収納家具1は、コンロ台10、調理台11、及びシンク台12を一体に備えたI型キッチンである。収納家具1の左側部、左右方向中央部、及び右側部が、コンロ台10、調理台11、及びシンク台12として機能する。
コンロ台10は、上部にビルトイン型のグリル付きコンロ101を内蔵している。また、コンロ台10には、グリル付きコンロ101の左側に配された抽斗102と、グリル付きコンロ101及び抽斗102の下側に配された上下2段の抽斗103,104とが設けられている。抽斗102に収納される物品としては、塩又は胡椒等の調味料の小瓶が挙げられる。抽斗103,104に収納される物品としては、鍋又はフライパン等、主にコンロ台10で使用される調理用具が挙げられる。
調理台11は、コンロ台10の右側に隣接している。調理台11は、上部にビルトイン型の食器洗い乾燥機111を内蔵している。また、調理台11には、食器洗い乾燥機111の左側に配された抽斗3と、可動収納箱4(後述する図2及び図3参照)と、食器洗い乾燥機111及び抽斗3の下側に配された抽斗112とが設けられている。抽斗112に収納される物品としては、常温で保存される小麦粉又は乾物等の食品が挙げられる。
シンク台12は、調理台11の右側に隣接している。シンク台12には、上下2段の抽斗121,122が設けられている。抽斗121,122に収納される物品としては、包丁又は俎板等、主に調理台11で使用される調理用具が挙げられる。
キャビネット2は、中空の直方体状になしてある。キャビネット2は、コンロ台10、調理台11、及びシンク台12の本体となる。キャビネット2は、収納家具1の外壁を構成する左右両側壁部及び後側壁部と、開口を有する天壁部と、これらによって囲繞された空間を区画する複数枚の壁部とを用いてなる。キャビネット2の天壁部に設けられている開口は、キャビネット2の上部に、図示しないシンクが設けられたワークトップ(天板)13が取り付けられることによって閉鎖される。
収納家具1は、キャビネット2に、グリル付きコンロ101及び食器洗い乾燥機111を組み込み、ワークトップ13を取り付け、抽斗102〜104,112,121,122,3を収容してなる。
図2及び図3は、収納家具1の抽斗3近傍の構成を示す正面図及び平面図である。図2では、ワークトップ13の図示は省略している。図3では、ワークトップ13、並びに各後述する天壁部25、ギャラリーバー36,37、及び移動支持部5の図示は省略している。
収納家具1において、抽斗3が収容される空間(以下、抽斗収容空間という)CSは、キャビネット2が有する5枚の壁部と、ワークトップ13とに囲繞されてなる。この5枚の壁部を、以下では左側壁部21、右側壁部22、底壁部23、後側壁部24、及び天壁部25という。左側壁部21、右側壁部22、底壁部23、及び後側壁部24は、抽斗収容空間CSの左側、右側、下側(底側)、及び後ろ側(奥側)に配されている。天壁部25及びワークトップ13は、抽斗収容空間CSの上側に配されている。
左側壁部21及び右側壁部22は、夫々前後方向に沿う縦姿勢に配された矩形平板状になしてあり、互いに対面している。底壁部23及び天壁部25は、夫々横姿勢に配された矩形平板状になしてあり、互いに対面している。後側壁部24は、左右方向に沿う縦姿勢に配された矩形平板状になしてある。
底壁部23上面の左側部及び右側部には、長手方向が前後方向に沿う案内レール231,232が配されている。案内レール231,232は、互いに鏡像対称性を有する。
右側壁部22左面には、後述する載置台62及び当接部65が取り付けられている。このため、右側壁部22は、本発明の実施の形態における載置台支持部として機能する。
次に、抽斗3について説明する。
抽斗3は、前板31、先板32、底板33、妻板34,35、及びギャラリーバー36,37を備えている。
前板31、先板32、及び底板33は、抽斗3の前部、後部、及び底部を構成する矩形平板状部材である。
妻板34,35は、抽斗3の左右両側部を構成している。妻板34の右面及び妻板35の左面(即ち、妻板34,35夫々における抽斗3の内部側の面)は、底板33に対して、上部側から下部側へ向けて妻板34,35の左右方向の長さ(左右長さ)を増大するように傾斜している。
ギャラリーバー36,37夫々は、パイプを用いてなる棒状部材である。ギャラリーバー36,37は、妻板34,35の上方にて前板31と先板32とを連結している。
抽斗3は、案内レール231,232に案内されて、抽斗収容空間CSに対して前後方向に進退する。
抽斗3の内部には、仕切り板63が配されている。仕切り板63は、前後方向に沿う縦姿勢に配された矩形平板状になしてある。仕切り板63は、抽斗3の内部を、左右方向に2分割する。
このために、前板31の後面及び先板32の前面(即ち、前板31及び先板32夫々における抽斗3の内部側の面)には、仕切り板63を支持する2個の板支持部材38,38が取り付けられている。前板31に取り付けられている板支持部材38が仕切り板63の前端部を支持し、先板32に取り付けられている板支持部材38が仕切り板63の後端部を支持しているため、仕切り板63は縦姿勢の状態で安定して支持される。
以下では、前板31、先板32、及び仕切り板63夫々が、木材又は木質材を用いてなる場合を例示する。
2個の板支持部材38,38は、同一の構成である。図2には、先板32に取り付けられている板支持部材38が示されている。
板支持部材38は、平面視コ字状且つ側面視矩形状の柱状部材である。板支持部材38は、矩形板状の基部381及び突出部382,382を一体に有する。基部381は、一面を前板31(又は先板32)に接触させた縦姿勢で、図示しない木ネジを用いて、前板31(又は先板32)にネジ留め固定されている。突出部382,382は互いに対面しており、妻板34,35に沿う方向に、基部381の左右両端部から突出している。基部381及び突出部382,382に囲繞された空間は、長手方向が上下方向に沿う溝状である。この溝状の空間に、仕切り板63が挿入されている。そして、突出部382,382が、複数本の木ネジ383,383,…を用いて、仕切り板63にネジ留め固定されている。
板支持部材38,38夫々の最下部と底板33の上面との離隔距離は、後述するトレイ40の高さよりも長い。
抽斗3の内部において、仕切り板63の左側の空間は、物品を収納する物品収納空間ASとして機能する。本実施の形態では、物品収納空間ASに、お玉杓子又はフライ返し等のレードルが収納される場合を例示する。このために、仕切り板63の左面上部には、レードル保持具66が取り付けられている。レードル保持具66には、1本のレードルの柄を着脱可能に保持する柄保持部が、前後方向に複数個並設してある。お玉杓子又はフライ返し等は、お玉杓子の杓子部又はフライ返しのすくい部等を下側に向け、柄を上側に向けた縦姿勢で、レードル保持具66の柄保持部に保持される。
レードル保持具66の詳細な構成は限定されないが、例えば、特許文献2に記載されている調理小物ホルダのような構成であればよい。
抽斗3の内部に関し、仕切り板63の右側の空間における下部から上下方向中央部までの空間は、醤油又は食用油等の瓶を収納することが可能な上下方向の長さ(上下長さ)、左右長さ、及び前後方向の長さ(前後長さ)を有している。この空間は、瓶収納空間BSとして機能する。また、抽斗3の内部に関し、仕切り板63の右側の空間における上部には、可動収納箱4が移動可能に配される。仕切り板63の右側の空間における上部は、収納箱配置空間DSして機能する。
瓶収納空間BSの上下長さは、収納箱配置空間DSに位置している可動収納箱4の最下部と底板33の上面との離隔距離に等しい。瓶収納空間BSの上下長さは、一般的な大型の瓶の高さ(例えば一升瓶の高さ約40cm)よりも長い。故に、瓶収納空間BSには、一般的な瓶を縦置きで収納することが可能である。
使用者にとっては、瓶が縦置きで収納されている方が、横置きで収納されているよりも利便性が高い。
仕切り板63の右面上部には、案内レール61が取り付けられている。仕切り板63は、本発明の実施の形態におけるレール支持部として機能する。可動収納箱4は、移動支持部5を介して案内レール61に案内されて前後移動する。移動支持部5及び案内レール61夫々の構成、並びに可動収納箱4の前後移動の詳細については後述する。
本実施の形態では、瓶収納空間BSに収納された瓶から漏れ出た液体の受け皿として、トレイ40が用いられる。トレイ40は、瓶収納空間BSにおける底板33の上面に着脱可能に載置される。
トレイ40と可動収納箱4とは、同一の構成である。換言すれば、可動収納箱4はトレイ40と同一の構成のトレイを用いてなる。
瓶収納空間BSに配されたトレイ40の底壁部の上面と、収納箱配置空間DSに位置している可動収納箱4の最下部との離隔距離は、一般的な大型の瓶の高さよりも長い。
トレイ40は矩形皿状になしてある。
トレイ40の高さは、抽斗3の底板33の上面と板支持部材38の最下部との離隔距離よりも低い。このため、板支持部材38,38がトレイ40の着脱可能な載置を妨げることが抑制されている。
トレイ40の底壁部の下面には、図示しない球面状の脚部(可動収納箱4の後述する脚部431,431,…に相当する部分)が複数個突設されている。トレイ40の脚部の底壁部からの突出量は、トレイ40の上下長さに比べて十分に小さい。このため、トレイ40の底壁部と底板33との間の隙間が大きなデッドスペースとなることはない。
トレイ40の左側壁上部及び右側壁上部夫々の外面には、突出部分(可動収納箱4の各後述する掛止部46及び第2係合部48,48に相当する部分)が存在する。各突出部分の先端部は、仕切り板63の右面及び妻板35の左面に接触する。この結果、トレイ40の左側壁部と仕切り板63との間、及び、トレイ40の右側壁部と妻板35との間には空隙が生じる。
とはいえ、妻板35の左面は、妻板35が裾広がり状になるよう傾斜している。このため、トレイ40の右側壁部と妻板35との間に生じる空隙は小さい。
トレイ40の右端壁下部と底壁右端部との境界部分は、角部を丸めたような弧状になしてある。このため、妻板35の左側下部とトレイ40の右側下部とが干渉し合うことが抑制されている。
トレイ40の前後長さは、抽斗3の前板31と先板32との離隔距離に対応する。故に、トレイ40の前壁部(及び後壁部)と抽斗3の前板31(及び先板32)との間に生じる空隙は小さい。
以上の結果、トレイ40の載置によって瓶収納空間BSに大きなデッドスペースが生じることが抑制されている。
次に、可動収納箱4について説明する。
図4は、収納家具1の可動収納箱4近傍の構成を示す正面図である。図4は、図2における可動収納箱4近傍の拡大正面図でもある。
図5、図6、図7、図8、及び図9は、可動収納箱4の構成を示す正面図、右側面図、左側面図、平面図、及び底面図である。可動収納箱4は、前後対称且つ上下左右非対象形状になしてある。このため、図6及び図8には、可動収納箱4の前半分が図示してあり、図7及び図9には、可動収納箱4の後ろ半分が図示してある。
可動収納箱4は、トレイ40と同一寸法及び同一形状を有する矩形皿状になしてある。ただし、トレイ40は、可動収納箱4とは前後及び左右の向きが逆になるよう瓶収納空間BSに配されている。従って、可動収納箱4の前壁部41、後壁部42、底壁部43、左壁部44、及び右壁部45は、トレイ40の後壁部、前壁部、底壁部、右側壁部、及び左側壁部に相当する。
可動収納箱4の前壁部41及び後壁部42夫々と底壁部43との境界部分、並びに、右壁部45と底壁部43との境界部分は、何れも直角状になしてある。一方、可動収納箱4の左壁部44と底壁部43との境界部分は、角部を丸めたような弧状になしてある。
底壁部43の下面には、夫々の表面が球面状をなす複数個の脚部431,431,…が一体に突設されている。
左壁部44には、掛止部46が一体に突設されている。掛止部46の左壁部44からの突出量は、可動収納箱4の左右長さに比べて十分に小さい。掛止部46の最上部の上下方向の配置位置は、左壁部44(及び右壁部45)の上端部の上下方向の配置位置よりも下側である。
掛止部46は、正面視が倒立L字状のアングル状をなし、L字の一側部が左壁部44に垂直に配されている。掛止部46の上下長さは、左壁部44の上下長さの半分未満である。掛止部46の前後長さは、左壁部44の前後長さよりも短い。
左壁部44と掛止部46とに囲繞される部分は、下側に向けて開口する溝状の凹部460である。凹部460の内部には、リブ461,461,…とリブ462,462,…とが、前後方向に並設してある。本実施の形態では、可動収納箱4の前端部側(又は後端部側)から順に、2個のリブ461,461が並設してあり、次に5個のリブ462,462,…が並設してあり、次に3個のリブ461,461,…が並設してあり、更に5個のリブ462,462,…が並設してあり、再び3個のリブ461,461,…が並設してあり、5個のリブ462,462,…が並設してあり、最後に2個のリブ461,461が並設してある。
各リブ461は、正面視矩形状になしてある。各リブ461は、掛止部46を補強すべく左壁部44と掛止部46とに亘って設けられている。
各リブ462は、左壁部44の上端部を補強すべく左壁部44に突設されている。リブ462は、正面視逆三角形状になしてあり、左壁部44からの突出量が、上部側から下部側へ向けて徐々に小さくなっている。
掛止部46の前後両端部には、第1係合部47,47が一体に設けられている。前側(及び後ろ側)の第1係合部47は、掛止部46のL字の他側部から前方(及び後方)へ突出している。第1係合部47の最上部の上下方向の配置位置は、左壁部44(及び右壁部45)の上端部の上下方向の配置位置よりも下側である。前側の第1係合部47の最前部の前後方向の配置位置は、前壁部41よりも後ろ側である。後ろ側の第1係合部47の最後部の前後方向の配置位置は、後壁部42よりも前側である。
右壁部45には、2個の第2係合部48,48が突設されている。第2係合部48,48は前後方向に並設されている。前側の第2係合部48は、前壁部41に面一に右壁部45から突出する矩形状の第1面部と、右壁部45に平行に第1面部の先端部から突出する矩形状の第2面部と、第1面部、第2面部、及び右壁部45の上端部を連結する矩形状の第3面部とを有する。後ろ側の第2係合部48は、後壁部42に面一に右壁部45から突出する矩形状の第4面部と、右壁部45に平行に第4面部の先端部から突出する矩形状の第5面部と、第4面部、第5面部、及び右壁部45の上端部を連結する矩形状の第6面部とを有する。ただし、前側の第2係合部48の第3面部と後ろ側の第2係合部48の第6面部とは被覆面部481によって連結されている。ここで、被覆面部481とは、右壁部45の上端部から右方向へ突出する平面部分である。
後述するように、抽斗3が抽斗収容空間CSに収容されている場合、可動収納箱4は、収納箱配置空間DSに位置している状態で、抽斗収容空間CSに収容されている。抽斗3が抽斗収容空間CSから引き出されない限り、可動収納箱4を抽斗収容空間CSから引き出すことはできない。
本実施の形態では、可動収納箱4に収納される物品として、ナイフ又はフォーク等のカトラリーを例示する。
次に、案内レール61及び移動支持部5について説明する。
案内レール61は、スライドレールを用いてなり、固定側レール611及び移動側レール612を備える(図4参照)。
固定側レール611は、仕切り板63の前端部から後端部に亘る長さを有し、前後方向に配されて、仕切り板63に固定されている。固定側レール611は、抽斗3の進退に伴い、仕切り板63と共に前後移動する。
固定側レール611の前端部(延いては仕切り板63の前端部)には、レール側係合部64(図3参照)が設けられている。レール側係合部64は、縦姿勢の円筒状部材が周方向に回動可能に支持されたローラ状になしてある。
移動側レール612は、固定側レール611よりも短い。移動側レール612は、回転体を介して固定側レール611に摺動可能に係合している。このため、移動側レール612は円滑に、仕切り板63に対する相対的な前後移動を行なう。移動側レール612が前後移動可能な範囲は、固定側レール611の前端部から後端部までの範囲である。
移動側レール612には、移動支持部5が取り付けられている。故に、移動支持部5は、案内レール61に案内されて前後移動する。
図10は、移動支持部5が備える本体部材501の構成を示す右側面図である。図11は、移動支持部5の構成を示す平面図である。
移動支持部5は、本体部材501、及び、本体部材501とは別体の可撓部材502を備える。
本体部材501は、第1固定部51及び挿入部52を一体に有する。本体部材501は対称形状になしてある。従って、図10及び図11には、本体部材501の前半分が図示してある。
第1固定部51は、前後方向に沿う矩形棒状になしてある。第1固定部51の前端部(及び後端部)には、後述する第2固定部54の先端部分を嵌め込むことが可能な嵌込凹部511が形成してある。また、第1固定部51には、複数個のネジ挿通孔512,512,…が前後方向に並設してある。各ネジ挿通孔512は、第1固定部51を左右方向に貫通する。各嵌込凹部511の形成位置には、ネジ挿通孔512が配されている。
挿入部52は、前後方向に沿う縦姿勢の板状をなし、本体部材501の上部に突設されている。挿入部52は、掛止部46の凹部460に挿入される。挿入部52の上端部には、リブ462,462,…に対応する位置に、リブ462,462,…を回避するための回避凹部521,521,…が設けられている。
可撓部材502は、解除操作部53、第2固定部54、収納箱側係合部55、及びローラ接触部56を一体に有する。可撓部材502は、平面視がくの字(即ち、屈曲部分が鈍角状のL字)状をなす縦姿勢の板状部材である。
可撓部材502におけるくの字の一側は、解除操作部53として機能する。解除操作部53は、可撓部材502の前端側に位置している。
可撓部材502におけるくの字の他側は、第2固定部54として機能する。第2固定部54は、可撓部材502の後端側に位置している。第2固定部54には、第2固定部54を左右方向に貫通する図示しないネジ挿通孔が設けてある。
可撓部材502におけるくの字の屈曲部分には、収納箱側係合部55及びローラ接触部56が前後方向に隣接して設けてある。収納箱側係合部55は第2固定部54に隣接し、ローラ接触部56は解除操作部53に隣接している。つまり、可撓部材502においては、前側から後ろ側へ、解除操作部53、ローラ接触部56、収納箱側係合部55、及び第2固定部54が、この順に配されている。
収納箱側係合部55及びローラ接触部56は、何れも、可撓部材502の屈曲部分の屈曲の外側に設けられている。
収納箱側係合部55は、可撓部材502の屈曲部分の屈曲の内側へ向けて窪んだ部分である。
ローラ接触部56は、可撓部材502の屈曲部分の屈曲の外側へ向けて膨らんだ部分である。ローラ接触部56は、解除操作部53と収納箱側係合部55との間を滑らかに連結している。
可撓部材502は、本体部材501の前端部に固定される。更に詳細には、まず、第2固定部54が、解除操作部53を前側に配した姿勢で、第1固定部51の前端部側の嵌込凹部511に嵌め込まれる。そして、第1固定部51が、ネジ挿通孔512,512,…を通して、案内レール61の移動側レール612にネジ留めされる。このとき、第2固定部54は、嵌込凹部511に位置するネジ挿通孔512を用いて第1固定部51と共に移動側レール612にネジ留めされる。つまり、第1固定部51、第2固定部54、及び移動側レール612は、右側からこの順に配されて共締めされる。第1固定部51及び第2固定部54が移動側レール612にネジ留め固定された場合、解除操作部53は、左後方から右前方へ突出するような傾斜姿勢で配される。また、ローラ接触部56は、収納箱側係合部55に比して、左側へ向けて膨らんでいるような姿勢で配され、収納箱側係合部55は、ローラ接触部56に比して、右前方へ向けて窪んでいるような姿勢で配される。
以上のようにして本体部材501に固定された可撓部材502は、適宜の外力が加えられた場合に、可撓部材502の本体部材501に固定されていない部分(具体的には、解除操作部53、収納箱側係合部55、及びローラ接触部56)が、容易に撓む。そして、外力が加えられなくなると、容易に元の形状に復元する。
次に、図2〜図4を参照しつつ、載置台62及び当接部65について説明する。
載置台62は、正面視が倒立L字状のアングル状部材を用いてなる。そして、載置台62のアングルの一側が、右側壁部22に取り付けられている。従って、載置台62のアングルの他側は、右側壁部22から左方へ突出する横姿勢に配されている。
載置台62は、右側壁部22の左面前端部に配されている。抽斗3の進退と共に前後移動する案内レール61とは異なり、載置台62は、抽斗3の進退及び可動収納箱4の前後移動の何れとも無関係に、前後方向の配置位置が一定である。このため、仮に、載置台62が右側壁部22の後端部に配されている場合、可動収納箱4が前方移動すると、載置台62から脱落する虞がある。
載置台62の上下方向の配置位置は、案内レール61よりも下側、且つ、瓶収納空間BSに収納された瓶よりも上側である。
載置台62の前後長さは、案内レール61の固定側レール611の前後長さより短い。
載置台62の上面には、可動収納箱4の底壁部43の下面の右端部が、摺動可能に載置される。可動収納箱4は、載置台62に対して着脱可能である。
当接部65は、平面視がL字状のアングル状部材を用いてなる。そして、当接部65のアングルの一側が、右側壁部22に取り付けられている。従って、当接部65のアングルの他側は、右側壁部22から左方へ突出する縦姿勢に配されている。当接部65の前後方向の配置位置は、抽斗収容空間CSに収容された抽斗3における先板32の前後方向の配置位置よりも後方である。当接部65の上下方向の配置位置は、当接部65の最下端が載置台62の最上端に対応する位置である。
当接部65の前面には、抽斗収容空間CSに収容された可動収納箱4の後壁部42の後面が、着脱可能に当接する。
次に、収納家具1の使用手順について説明する。ここでは、抽斗3は既に抽斗収容空間CSに収容されているが、可動収納箱4はまだ抽斗収容空間CSに収容されていないものとする。
まず、使用者は、抽斗3を抽斗収容空間CSから引き出す。次いで、使用者は、可動収納箱4の掛止部46を移動支持部5の挿入部52に上側から掛止し、可動収納箱4の底壁部43を載置台62に載置する。このとき、可動収納箱4の凹部460に、移動支持部5の挿入部52が下側から挿入される。更に詳細には、凹部460の前側の2個のリブ461,461と、中央の3個のリブ461,461,…との間に、挿入部52が挿入される。挿入部52に回避凹部521,521,…が設けられているため、リブ462,462,…が挿入部52の挿入を阻害することはない。移動支持部5の解除操作部53は、可動収納箱4の前壁部41と抽斗3の前板31との間に配される。
以上のようにして、可動収納箱4は、着脱可能に移動支持部5に支持され、且つ着脱可能に載置台62に載置される。
可動収納箱4の取り付け完了後、使用者は、抽斗3を抽斗収容空間CSへ押し入れる。このとき、抽斗3と共に、仕切り板63、延いては案内レール61及びレール側係合部64が、後方移動する。そして、レール側係合部64は、前方から移動支持部5へ接近する。この後、レール側係合部64が移動支持部5に接触する(後述する図12参照)。この結果、可動収納箱4は、レール側係合部64及び移動支持部5を介して抽斗3から後方への外力を加えられる。
可動収納箱4は、後方への外力を加えられることによって、移動支持部5を介して案内レール61に案内されながら後方移動する。可動収納箱4の後方移動は、可動収納箱4の後壁部42が当接部65に当接することによって完了する。このとき、可動収納箱4は抽斗収容空間CSに収容されている。可動収納箱4は当接部65に当接するため、可動収納箱4の押し入れすぎによる可動収納箱4の脱落が生じることはない。
抽斗3の退入は、可動収納箱4が抽斗収容空間CSに収容された後で完了する。このとき、抽斗3は抽斗収容空間CSに収容される。
以上のように、使用者が抽斗3を抽斗収容空間CSへ押し入れれば、可動収納箱4は同時的に抽斗収容空間CSへ押し入れられる。無論、使用者が、先に可動収納箱4を抽斗収容空間CSへ押し入れ、後から抽斗3を抽斗収容空間CSへ押し入れても、特段の問題はない。
抽斗3と共に抽斗収容空間CSに収容されている可動収納箱4は、収納箱配置空間DSに位置している。
可動収納箱4の前方には、抽斗3の前板31が存在する。従って、抽斗3が抽斗収容空間CSから引き出されない限り、抽斗収容空間CSに収容されている可動収納箱4を引き出すことはできない。
とはいえ、可動収納箱4を引き出したい場合に、使用者が抽斗3を抽斗収容空間CSから引き出し、次いで可動収納箱4を抽斗収容空間CSから引き出す、という手順は不便である。
このため、収納家具1は、抽斗3と可動収納箱4とを一体化させ、抽斗3を抽斗収容空間CSから引き出せば、抽斗3の引き出しに連動して可動収納箱4が抽斗収容空間CSから引き出されるように構成してある。また、収納家具1は、可動収納箱4に対する物品の収納/取り出しが終了した場合、又は、可動収納箱4に対する物品の収納/取り出しを行なわない場合に、使用者が手動で抽斗3と可動収納箱4との一体化を解除して、可動収納箱4のみ抽斗収容空間CSへ押し入れることができるようにしてある。
ここで、抽斗3と可動収納箱4との一体化/一体化解除のための構成について説明する。
図12〜図15は、抽斗3と可動収納箱4との一体化/一体化解除を説明するための底面図である。図12〜図15には、移動支持部5の可撓部材502と、レール側係合部64とが図示してある。
抽斗3が退入すると、レール側係合部64は、前方から移動支持部5へ接近する。そして、図12に示すように、レール側係合部64が移動支持部5の解除操作部53とローラ接触部56との境界部分に接触する。この結果、レール側係合部64から移動支持部5へ外力が加えられる。この外力は、移動支持部5から可動収納箱4へ伝えられ、可動収納箱4を後方移動させる力として作用する。故に、可動収納箱4は、自身の後方移動が完了するまで、即ち後壁部42が当接部65に当接するまで、抽斗3の退入に伴って後方移動する。
後壁部42が当接部65に当接した可動収納箱4は停止する。一方、抽斗3は、自身が抽斗収容空間CSに収容されるまで、更に退入する。
この結果、レール側係合部64から移動支持部5へ加えられた外力は、移動支持部5の可撓部材502を撓ませる力として作用する。このとき、可撓部材502は、レール側係合部64によって右側へ押しのけられるようなかたちで撓む。
可撓部材502が撓み始めると、レール側係合部64は、移動支持部5の解除操作部53とローラ接触部56との境界部分からローラ接触部56へ移動する(図13参照)。この後、レール側係合部64は、ローラ接触部56の表面に当接して回転することによって、円滑に収納箱側係合部55へ移動する。
レール側係合部64とローラ接触部56とが当接している間は、レール側係合部64からローラ接触部56を介して可撓部材502へ、可撓部材502を右側へ押しのけるような外力が働き続ける。このため、可撓部材502は撓んだ状態で維持される。
レール側係合部64が収納箱側係合部55に到達すると、レール側係合部64から可撓部材502へ働いていた外力が失われる。この結果、可撓部材502は元の形状に復元する。このとき、レール側係合部64の周面と収納箱側係合部55の凹状部分とが当接して係合する(図14)。
抽斗3の退入は、レール側係合部64と収納箱側係合部55とが係合した場合に完了するようにしてある。
以上のようにして、抽斗3が抽斗収容空間CSへ退入した場合、可動収納箱4が当接部65に当接した状態で、収納箱側係合部55とレール側係合部64とが係合する。
使用者が抽斗収容空間CSに収容されている抽斗3を引き出した場合、抽斗3の進出に伴ってレール側係合部64が前方移動する。このとき、レール側係合部64から収納箱側係合部55、延いては移動支持部5へ外力が加えられる。この外力は、移動支持部5から可動収納箱4へ伝えられ、可動収納箱4を前方移動させる力として作用する。故に、可動収納箱4は、抽斗3の進出が完了するまで、抽斗3と共に前方移動する。つまり、抽斗3と可動収納箱4とが連動する。
収納箱側係合部55とレール側係合部64とが係合したままであれば、抽斗3と可動収納箱4とは連動して抽斗収容空間CSから進出又は抽斗収容空間CSへ退入する。
収納箱側係合部55とレール側係合部64とが係合している状態では、可動収納箱4は、抽斗3の収納箱配置空間DSに位置している。従って、可動収納箱4は、少なくとも抽斗3がキャビネット2の抽斗収容空間CSに収容されている場合に、瓶収納空間BSの上方に配される。この結果、瓶収納空間BSの上方の空間を有効活用することができる。
使用者は、抽斗収容空間CSから引き出した可動収納箱4に対するカトラリーの収納/取り出しを行なう。このとき、収納箱側係合部55とレール側係合部64とが係合したままであれば、例えば使用者の手が可動収納箱4に衝突したときに可動収納箱4が無用に前後移動してしまうような不都合が起きない。従って、使用者の利便性が高い。
さて、抽斗収容空間CSから引き出された抽斗3の物品収納空間ASに対するレードルの収納/取り出しは、可動収納箱4の配置位置とは無関係に行なうことができる。
一方、抽斗収容空間CSから引き出された抽斗3の瓶収納空間BSに対する瓶の収納/取り出しは、瓶の高さが低ければ、収納箱配置空間DSに位置している可動収納箱4を回避するようにして行なうことが不可能ではない。しかしながら、瓶収納空間BSに対する瓶の収納/取り出しは、可動収納箱4が収納箱配置空間DSから退避している状態(具体的には、抽斗収容空間CSに収容されている状態)で行なう方が、利便性が高い。
そこで、使用者は、収納箱側係合部55とレール側係合部64との係合を解除し、可動収納箱4を抽斗収容空間CSへ押し入れてから、瓶収納空間BSに対する瓶の収納/取り出しを行なう。
収納箱側係合部55とレール側係合部64との係合を解除するために、使用者は、図15に示すように、解除操作部53を右後方(即ち使用者から見て右奥側)へ押す。すると、可撓部材502は、使用者から受けた外力によって右側へ押しのけられるようなかたちで撓む。この結果、収納箱側係合部55、更にはローラ接触部56が、レール側係合部64から右方へ離隔する。このとき、抽斗3と可動収納箱4との一体化が解除される。この後、使用者が可動収納箱4を抽斗収容空間CSへ押し入れれば、抽斗3が抽斗収容空間CSから引き出された状態のままで、可動収納箱4が単独で抽斗収容空間CSに収容される。
収納箱側係合部55とレール側係合部64との係合が解除された後は、抽斗3及び可動収納箱4が共に抽斗収容空間CSに収容されれば、収納箱側係合部55とレール側係合部64とが再び係合する。また、収納箱側係合部55とレール側係合部64との係合が解除された後で、使用者が可動収納箱4を前方移動させれば、抽斗3は移動支持部5に対して相対的に退入する。このため、収納箱側係合部55とレール側係合部64とを再び係合せることができる。
可動収納箱4は、単独で前後移動する場合でも、抽斗3と連動して前後移動する場合でも、移動支持部5を介して、案内レール61に案内されて円滑に進退する。このとき、可動収納箱4の自重及び可動収納箱4に収納されたカトラリーの重量は、案内レール61と載置台62とに分散して支持される。従って、載置台62が存在しない場合に比べて、案内レール61の負荷は軽減される。一方、案内レール61が存在するため、載置台62が可動収納箱4の進退を案内する必要はない。従って、載置台62の前後長さが案内レール61より短くても特段の問題はない。そればかりか、載置台62が案内レール61以上の前後長さを有している場合よりも、載置台62の材料費が低減される。しかも、載置台62の構造、及び、可動収納箱4が載置台62に対して摺動可能に載置されるための構造は単純である。故に、載置台62に替えて、案内レール61と同様の案内レールを備える場合に比べ、収納家具1の構造を簡単にすることができる。
ところで、使用者が可動収納箱4を上方へ持ち上げれば、可動収納箱4の凹部460から移動支持部5の挿入部52が抜脱され、載置台62から可動収納箱4の底壁部43が離脱する。従って、使用者は労せずして可動収納箱4をキャビネット2及び抽斗3から取り外すことができる。
可動収納箱4の着脱の際、可動収納箱4にカトラリーが収納されていても特段の問題はない。また、カトラリーが収納された状態であっても、可動収納箱4を持ち運ぶことは容易い。故に、可動収納箱4は、カトラリーをまとめて持ち運んだり片付けたりする場合に便利である。
可動収納箱4とトレイ40とは同一構造である。そこで、可動収納箱4及びトレイ40と同一構造のトレイを量産することによって、可動収納箱4及びトレイ40夫々の製造コストを低減することができる。この結果、収納家具1の製造コストも低減することができる。
以下では、可動収納箱4と同一構造のトレイを、全てトレイ40という。
使用者は、抽斗3の内部に配されるトレイ40とは別に、1個のトレイ40を用意する。
そして、使用者は、例えば調味料の小瓶を収納する抽斗102の底板に、1個のトレイ40を配する。この場合、トレイ40を、収納されている調味料の小瓶から零れた調味料の受け皿として用いることができる。
ここで、2個のトレイ40,40について考える。各トレイ40の構造は可動収納箱4の構造と同一である。従って、各トレイ40は、前壁部41、後壁部42、…等、可動収納箱4の各部に相当する部分(以下、単にトレイ40の前壁部41、後壁部42、…等という)を備えている。
使用者が、2個のトレイ40,40を左右方向に並置し、右側のトレイ40の第1係合部47,47と、左側のトレイ40の第2係合部48,48とを係合させると、左右方向に連結された2個のトレイ40,40が得られる。同様のことを、3個以上のトレイ40,40,…に対して行なえば、左右方向に連結された3個以上のトレイ40,40,…が得られる。
右側のトレイ40の前側の第1係合部47と、左側のトレイ40の前側の第2係合部48との係合は、右側のトレイ40の前側の第1係合部47に対して、左側のトレイ40の前側の第2係合部48を上側から覆いかぶせ、前側の第2係合部48の第1面部、第2面部、及び第3面部と右壁部45とに囲繞された空間に、前側の第1係合部47を下側から挿入することによって行なわれる。同様に、右側のトレイ40の後ろ側の第1係合部47と、左側のトレイ40の後ろ側の第2係合部48との係合は、右側のトレイ40の後ろ側の第1係合部47に対して、左側のトレイ40の後ろ側の第2係合部48を上側から覆いかぶせ、後ろ側の第2係合部48の第4面部、第5面部、及び第6面部と右壁部45とに囲繞された空間に、後ろ側の第1係合部47を下側から挿入することによって行なわれる。
右側のトレイ40の第1係合部47,47と、左側のトレイ40の第2係合部48,48とが係合すると、左側のトレイ40の被覆面部481は、右側のトレイ40の掛止部46を上側から覆う。
右側のトレイ40が、左側のトレイ40に対して相対的に前後方向、左右方向、又は上方向に位置ずれしようとしても、第1係合部47,47が、第2係合部48,48又は右壁部45に当接する。従って、左右のトレイ40,40は連結される。左右のトレイ40,40の連結を解除する場合には、使用者が、右側のトレイ40を、左側のトレイ40に対して相対的に下方向に移動されればよい。
使用者は、抽斗3の内部に配されるトレイ40とは別に、複数個のトレイ40,40,…を用意する。
そして、使用者は、複数個のトレイ40,40,…を左右方向に連結した状態で、例えば食品を収納する抽斗112の底板に配する。この場合、トレイ40,40,…を、抽斗112の内部を区画して、収納されている食品を整理し易くする整理トレイとして用いることができ、更に、収納されている食品の粉又は屑等の受け皿として用いることができる。
可動収納箱4又はトレイ40が汚損若しくは破損した場合、使用者は、汚損若しくは破損した可動収納箱4又はトレイ40を取り出して、清掃若しくは修理し、再び元のように配置することができる。
また、可動収納箱4又はトレイ40が甚だしく汚損若しくは破損した場合、使用者は、古い可動収納箱4又はトレイ40と新しいトレイ40とを交換することできる。この新たなトレイ40が、量産によって安価に提供されていれば、収納家具1のランニングコストを抑えつつ、汚損しておらず衛生的な、且つ破損しておらず安全な可動収納箱4及びトレイ40を使用することができる。
本実施の形態では、レール側係合部64はローラ状になしてあるが、回転を伴わない単純な円柱状又は円筒状でもよい。ただし、ローラ状のレール側係合部64の方が、収納箱側係合部55に対して、より円滑に係合することができる。
なお、瓶収納空間BSに、瓶以外(例えば食用油の缶)を収納しても特段の問題はない。
また、仕切り板63は、板支持部材38,38に対して着脱可能であってもよい。この場合、仕切り板63とは異なる仕切り板(例えば、レードル保持具66が配されていないことを除けば仕切り板63と同一の構成の仕切り板)が板支持部材38,38に着脱可能に支持される構成でもよい。
また、板支持部材38,38の配置位置が左右方向に変更可能であってもよい。この場合、左右長さが異なる可動収納箱4,4,…が準備されており、板支持部材38,38の配置位置に応じて(延いては案内レール61と載置台62との離隔距離に応じて)、適宜の左右長さを有する可動収納箱4が配されてもよい。
更に、収納家具1は、N本(NはN≧2の自然数)の案内レール61,61,…及びN個の載置台62,62,…を上下に離隔並置してあり、これらに対応して各N個の可動収納箱4,4,…及び移動支持部5,5,…を備える構成でもよい。この場合、上下N段の可動収納箱4,4,…に対して物品を収納することができる。
更にまた、収納家具1は、I型のシステムキッチンに限定されず、L型又はU型等のシステムキッチンでもよい。また、収納家具1は、システムキッチンに限定されず、例えば食器棚又は食品収納棚等、瓶の収納に用いられる収納家具であればよい。
抽斗3は、キャビネット2における食器洗い乾燥機111の左側に限定されず、右側に配される構成でもよい。また、キャビネット2における抽斗3及び食器洗い乾燥機111の配置位置と抽斗112の配置位置とは入れ替わっていてもよい。
更に、抽斗112、又はコンロ台10若しくはシンク台12に、抽斗3に相当する抽斗と可動収納箱4に相当する可動収納箱とが備えられていてもよい。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、本発明の効果がある限りにおいて、収納家具1に、実施の形態に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
各実施の形態に開示されている構成要件(技術的特徴)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。
1 収納家具
2 キャビネット
22 右側壁部(載置台支持部,壁部)
3 抽斗
4 可動収納箱
40 トレイ
47 第1係合部
48 第2係合部
5 移動支持部
53 解除操作部
55 収納箱側係合部
61 案内レール
62 載置台
63 仕切り板(レール支持部)
64 レール側係合部
65 当接部
AS 物品収納空間
BS 瓶収納空間

Claims (4)

  1. キャビネットと、
    該キャビネットに進出/退入可能に収容され、瓶を縦置きで収納可能な瓶収納空間を内部に有する抽斗と、
    内部に物品が収納され、前記抽斗の進退方向に移動可能であり、少なくとも前記抽斗が前記キャビネットに収容されている場合に、前記抽斗の内部における前記瓶収納空間の上方に配される可動収納箱と
    を備える収納家具であって、
    前記可動収納箱の前記進退方向に交差する横方向の一側部を支持し、前記可動収納箱と共に移動する移動支持部と、
    該移動支持部の移動を案内し、前記進退方向に配されている案内レールと、
    該案内レールを支持するレール支持部と、
    前記可動収納箱の前記横方向の他側部が摺動可能に載置され、前記進退方向の長さが前記案内レールよりも短い載置台と、
    該載置台を支持する載置台支持部と
    を備えることを特徴とする収納家具。
  2. 前記抽斗の内部を、物品を収納する物品収納空間と前記瓶収納空間とに仕切るべく、前記進退方向に沿って縦姿勢で前記抽斗の内部に配される仕切り板を更に備え、
    前記キャビネットの縦姿勢に配された前記進退方向に沿う壁部が、前記レール支持部及び載置台支持部の一方として機能するようにしてあり、
    前記仕切り板が、前記レール支持部及び載置台支持部の他方として機能するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の収納家具。
  3. 前記壁部が、前記載置台支持部として機能するようにしてあり、
    前記仕切り板が、前記レール支持部として機能するようにしてあり、
    前記レール支持部における前記抽斗の進出側には、縦姿勢の円柱状又は円筒状のレール側係合部が設けられており、
    前記移動支持部には、
    前記抽斗が前記移動支持部に対して相対的に退入した場合に、前記レール側係合部の周面に当接して前記レール側係合部に係脱可能に係合する収納箱側係合部と、
    該収納箱側係合部の前記レール側係合部に対する係合を解除すべく操作される解除操作部と
    が設けられており、
    前記載置台支持部における前記抽斗の退入側には、前記可動収納箱の前記退入側の端部が接離可能に当接する当接部が配されており、
    前記抽斗が前記キャビネットへ退入した場合、前記可動収納箱が前記当接部に当接した状態で、前記収納箱側係合部と前記レール側係合部とが係合するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の収納家具。
  4. 前記可動収納箱は、
    着脱可能に前記移動支持部に支持され、且つ着脱可能に前記載置台に載置され、
    トレイを用いてなり、
    他のトレイの第1係合部と係合する第2係合部が、前記一側部及び他側部の一方に設けられており、
    他のトレイの第2係合部と係合する第1係合部が、前記一側部及び他側部の他方に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の収納家具。
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