JP5768480B2 - 蓄冷熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば冷凍サイクル装置に用いられる蓄冷機能を有する蓄冷熱交換器に関する。
従来技術として、例えば下記特許文献1に開示された蓄冷熱交換器がある。この蓄冷熱交換器は、上下方向に延びて内部に冷媒通路が形成され、互いに間隔を空けて配列された複数の冷媒管と、隣り合う冷媒管の間に設けられて、内部に蓄冷材を収容する蓄冷材容器とを備えている。
蓄冷材容器の冷媒管側の外表面には、凸部と凹部とが上下方向に交互に形成されており、等ピッチで並ぶ凸部形成部位で冷媒管と蓄冷材容器とが接合されている。また、凹部形成部位では冷媒管と蓄冷材容器とが離れており、冷媒管と蓄冷材容器との間は、冷媒管の冷媒通路を流通する液冷媒が蒸発して蓄冷材への蓄冷を行う時および蓄冷材からの放冷を行う時に、冷却対象空間を冷却する空気が流通する空気通路となっている。そして、この空気通路を、蓄冷材への蓄冷時に発生する凝縮水を排出する排水通路空間としている。
特開2011−12947号公報
しかしながら、上記従来技術の蓄冷熱交換器では、蓄冷材への蓄冷時等に発生する凝縮水は、重力方向に流れて下部に偏在し易く、冷媒管と蓄冷材容器との間において下部の凸部間の凹部により形成される空気通路から良好に排出されず、空気通路を満たすように滞留する場合がある。また、冷媒管内を流通する冷媒は、重力方向に液冷媒が偏在し易く、液冷媒の蒸発に伴い冷媒管の上部よりも下部の方が低温となり易い。
したがって、冷媒管と蓄冷材容器との間において下部の空気通路を満たすように凝縮水が滞留していると凝縮水が凍結し易く、凝縮水の凍結に伴う体積膨張のよって熱交換器が変形する場合があるという問題がある。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、凝縮水の凍結に伴う変形を抑止することが可能な蓄冷熱交換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
上下方向(XX)に延設されて内部に冷媒通路(45c)が形成され、互いに間隔を空けて配列された複数の冷媒管(45)と、
隣り合う冷媒管(45)の間に設けられ、内部に蓄冷材(50)を収容する蓄冷材容器(47)と、を備え、
冷媒管(45)および蓄冷材容器(47)の少なくともいずれかには、内部空間を挟んで冷媒管(45)の配列方向(YY)で対向する壁部(470)の外表面に、外方に向かって突出する複数の凸部(471)と内方に向かって凹む複数の凹部(472)とが、上下方向に交互に連続して設けられて、
凸部(471)が形成された部位で冷媒管(45)と蓄冷材容器(47)とが接合され、凹部(472)が形成された部位では冷媒管(45)と蓄冷材容器(47)とが離間して、冷媒管(45)と蓄冷材容器(47)との間が、冷媒管(45)の外部を流れる気体が通過する気体通路(461a)となっており、
複数の凹部(472)のそれぞれにより形成される複数の気体通路(461a)は、所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた全ての気体通路(4611)の各通路断面積が、所定高さ位置(AA)よりも上方に設けられた気体通路(4612)の通路断面積よりも大きく、
所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた気体通路(4611)は、上下方向で隣り合う凸部(471)の間に形成されて、凸部(471)に沿って延びており、
所定高さ位置(AA)よりも下方に形成された凹部(4721)の冷媒管配列方向(YY)の深さ寸法が、所定高さ位置(AA)よりも上方に形成された凹部(4722)の冷媒管配列方向(YY)の深さ寸法よりも大きいことを特徴としている。
これによると、複数の凹部(472)によって冷媒管(45)と蓄冷材容器(47)との間に複数の気体通路(461a)が形成されており、所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた全ての気体通路(4611)は、所定高さ位置(AA)よりも上方に設けられた気体通路(4612)よりも通路断面積が大きくなっている。
したがって、蓄冷熱交換器(40)の表面で生成された凝縮水が重力方向に流れて、蓄冷熱交換器(40)の所定高さ位置(AA)よりも下方に到達しても、通路断面積が比較的大きい所定高さ位置(AA)よりも下方の気体通路(4611)を満たすように滞留し難い。これにより、凝縮水が凍結したとしても蓄冷熱交換器が変形することを抑止することができる。
また、これによると、所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた全ての気体通路(4611)は、所定高さ位置(AA)よりも上方に設けられた気体通路(4612)よりも冷媒管(45)と蓄冷材容器(47)とが大きく離れて、通路断面積が大きい気体通路(4611)となっている。したがって、冷媒管(45)と蓄冷材容器(47)とが近接している気体通路よりも、凝縮水が表面張力によって気体通路(4611)内に滞留することを抑制することができる。このようにして、凝縮水が凍結したとしても蓄冷熱交換器が変形することを確実に抑止することができる。
また、請求項2に記載の発明では、所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた気体通路(4611)は、上下方向に対して交差する方向に延びていることを特徴としている。
た、請求項3に記載の発明では、
上下方向(XX)に延設されて内部に冷媒通路(45c)が形成され、互いに間隔を空けて配列された複数の冷媒管(45)と、
隣り合う冷媒管(45)の間に設けられ、内部に蓄冷材(50)を収容する蓄冷材容器(47)と、を備え、
冷媒管(45)および蓄冷材容器(47)の少なくともいずれかには、内部空間を挟んで冷媒管(45)の配列方向(YY)で対向する壁部(470)の外表面に、外方に向かって突出する複数の凸部(471)と内方に向かって凹む複数の凹部(472)とが、上下方向に交互に連続して設けられて、
凸部(471)が形成された部位で冷媒管(45)と蓄冷材容器(47)とが接合され、凹部(472)が形成された部位では冷媒管(45)と蓄冷材容器(47)とが離間して、冷媒管(45)と蓄冷材容器(47)との間が、冷媒管(45)の外部を流れる気体が通過する気体通路(461a)となっており、
複数の凹部(472)のそれぞれにより形成される複数の気体通路(461a)は、所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた全ての気体通路(4611)の各通路断面積が、所定高さ位置(AA)よりも上方に設けられた気体通路(4612)の通路断面積よりも大きいことを特徴としている。
これによると、複数の凹部(472)によって冷媒管(45)と蓄冷材容器(47)との間に複数の気体通路(461a)が形成されており、所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた全ての気体通路(4611)は、所定高さ位置(AA)よりも上方に設けられた気体通路(4612)よりも通路断面積が大きくなっている。
したがって、蓄冷熱交換器(40)の表面で生成された凝縮水が重力方向に流れて、蓄冷熱交換器(40)の所定高さ位置(AA)よりも下方に到達しても、通路断面積が比較的大きい所定高さ位置(AA)よりも下方の気体通路(4611)を満たすように滞留し難い。これにより、凝縮水が凍結したとしても蓄冷熱交換器が変形することを抑止することができる。
また、本請求項に記載の発明では、さらに、所定高さ位置(AA)よりも下方に形成された凹部(4721)の冷媒管配列方向(YY)の深さ寸法が、所定高さ位置(AA)よりも上方に形成された凹部(4722)の冷媒管配列方向(YY)の深さ寸法よりも大きいことを特徴としている。
これによると、所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた全ての気体通路(4611)は、所定高さ位置(AA)よりも上方に設けられた気体通路(4612)よりも冷媒管(45)と蓄冷材容器(47)とが大きく離れて、通路断面積が大きい気体通路(4611)となっている。したがって、冷媒管(45)と蓄冷材容器(47)とが近接している気体通路よりも、凝縮水が表面張力によって気体通路(4611)内に滞留することを抑制することができる。このようにして、凝縮水が凍結したとしても蓄冷熱交換器が変形することを確実に抑止することができる。
また、請求項4に記載の発明では、複数の凸部(471)および複数の凹部(472)は、蓄冷材容器(47)に形成されていることを特徴としている。これによると、蓄冷材容器(47)の表面積を大きくすることができ、放冷時の気体冷却性能を向上することが可能である。
また、請求項5に記載の発明では、所定高さ位置(AA)よりも下方において、蓄冷材容器(47)の冷媒管配列方向(YY)で対向する壁部(470)に形成された凹部(4721)の底部同士が接合されていることを特徴としている。これによると、蓄冷材容器(47)の所定高さ位置(AA)よりも下方部位の剛性を向上することが可能である。
また、請求項6に記載の発明では、蓄冷材容器(47)の内部に配設されたインナフィン(47f)を備え、所定高さ位置(AA)よりも上方において、蓄冷材容器(47)の冷媒管配列方向(YY)で対向する壁部(470)に形成された凹部(4722)の底部同士が、インナフィン(47f)を介して接合されていることを特徴としている。これによると、蓄冷時の冷媒から蓄冷材(50)への冷熱移動および放冷時の蓄冷材(50)から気体への冷熱移動が容易であるとともに、蓄冷材容器(47)の所定高さ位置(AA)よりも上方部位の剛性を向上することが可能である。
また、請求項7に記載の発明では、所定高さ位置(AA)よりも下方において、蓄冷材容器(47)の冷媒管配列方向(YY)で対向する壁部(470)に形成された凹部(4721)の底部の少なくとも片方には、開口部(473)もしくは切欠き部が形成されていることを特徴としている。これによると、凹部(4721)の底部同士の接合面積を小さくすることができる。したがって、凹部(4721)の底部同士の接合面内の各点から接合端部までの距離を小さくすることができる。これにより、接合時に発生するガス等があったとしても容易に排出することが可能であり、接合品質を向上することができる。
また、請求項8に記載の発明では、蓄冷材容器(47)は、複数の凸部(471)のそれぞれの下端部から下方に延びて、蓄冷材容器(47)の気体通路(461a)に臨む外表面で生成された凝縮水を蓄冷材容器(47)の下端へ導く導水壁部(474)を有することを特徴としている。これによると、蓄冷熱交換器(40)の気体通路(461a)に臨む外表面で生成された凝縮水を、導水壁部(474)に沿わせて重力方向へ流し、蓄冷材容器(47)の下端へ導くことができる。したがって、凝縮水が気体通路(461a)に滞留し難く、蓄冷熱交換器が変形することを確実に防止することができる。
また、請求項9に記載の発明では、導水壁部(474)には、凝縮水を導くための導水溝(474a)が形成されていることを特徴としている。これによると、凝縮水を導水壁部(474)の導水溝(474a)に沿わせて蓄冷材容器(47)の下端へ容易に導くことができる。
また、請求項10に記載の発明では、
配列された複数の冷媒管(45)からなる第1冷媒管列(48)と、第1冷媒管列(48)よりも気体の風上側で配列された複数の冷媒管(45)からなる第2冷媒管列(49)とを、気体の通過方向に間隔を設けて有しており、
蓄冷材容器(47)は、第1冷媒管列(48)を構成する冷媒管(45)の間から第2冷媒管列(49)を構成する冷媒管(45)の間に亘って配設されており、
蓄冷材容器(47)には、所定高さ位置(AA)よりも下方において、第1冷媒管列(48)を構成する冷媒管(45)と第2冷媒管列(49)を構成する冷媒管(45)との間に向かって突出し、気体通路(4611)を流通する気体の流れを抑制する通気抑制突出部(475)が形成されていることを特徴としている。
所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた全ての気体通路(4611)は、所定高さ位置(AA)よりも上方に設けられた気体通路(4612)よりも、凹部(4721)の深さが大きく通路断面積が大きくなっている。これに対し本請求項に記載の発明では、蓄冷材容器(47)に、第1冷媒管列(48)を構成する冷媒管(45)と第2冷媒管列(49)を構成する冷媒管(45)との間に向かって突出する通気抑制突出部(475)を設けている。
これにより、所定高さ位置(AA)よりも下方において冷媒管(45)と蓄冷材容器(47)との間に形成された気体通路(4611)の通路断面積を狭めることなく、所定高さ位置(AA)よりも上方の気体通路(4612)よりも通路断面積が大きい所定高さ位置(AA)よりも下方の気体通路(4611)に、気体の流通量が偏ることを抑制することができる。
また、請求項11に記載の発明では、蓄冷材容器(47)の冷媒管配列方向(YY)で対向する壁部(470)には、最下方に形成された凸部(471)よりも更に下方に、冷媒管配列方向(YY)に突出して先端が冷媒管(45)に当接し、冷媒管(45)が蓄冷材容器(47)に近づく方向へ撓むことを抑制する冷媒管撓み抑制突出部(476)が形成されていることを特徴としている。
所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた気体通路(4611)の通路断面積を、所定高さ位置(AA)よりも上方に設けられた気体通路(4612)の通路断面積よりも大きくすると、所定高さ位置(AA)よりも下方では蓄冷材容器(47)の凸部(471)による冷媒管(45)の支持が難しくなる場合がある。凸部(471)による支持が困難であると、最下方に形成された凸部(471)よりも更に下方では、冷媒管(45)が蓄冷材容器(47)に近づく方向へ撓んで冷媒管(45)同士の間隔が狭くなり易い。
これに対し本請求項に記載の発明では、最下方に形成された凸部(471)よりも更に下方に、冷媒管配列方向(YY)に突出して先端が冷媒管(45)に当接し、冷媒管(45)が蓄冷材容器(47)に近づく方向へ撓むことを抑制する冷媒管撓み抑制突出部(476)を設けている。これにより、蓄冷材容器(47)の両側の冷媒管(45)の間隔が狭くなることを抑制することができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明を適用した第1の実施形態における車両用空調装置を構成する冷凍サイクル装置1の構成図である。 冷凍サイクル装置1に用いられる蒸発器40の正面図である。 図2の矢印III方向から見た蒸発器40の側面図である。 蓄冷材容器47の要部を示す正面図である。 蓄冷材容器47の要部を示す背面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 図4のVII−VII線断面図である。 図4のVIII−VIII線断面図である。 図4のIX−IX線断面図である。 図4のX−X線断面図である。 図4のXI−XI線断面図である。 図4のXII−XII線断面図である。 図4のXIII−XIII線断面図である。 第2の実施形態における蓄冷材容器47の要部を示す縦断面図である。 他の実施形態における要部断面図である。 図15のBB部の拡大断面図である。 他の実施形態における要部拡大断面図である。 他の実施形態における要部拡大断面図である。 (a)は、他の実施形態における蓄冷材容器を例示する正面図、(b)は、(a)に示す蓄冷材容器の断面図である。 (a)は、他の実施形態における蓄冷材容器を例示する正面図、(b)は、(a)に示す蓄冷材容器の断面図である。 (a)は、他の実施形態における蓄冷材容器を例示する正面図、(b)は、(a)に示す蓄冷材容器の断面図である。 (a)は、他の実施形態における蓄冷材容器を例示する正面図、(b)は、(a)に示す蓄冷材容器の断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用した第1の実施形態における車両用空調装置を構成する冷凍サイクル装置の構成図である。この空調装置を構成する冷凍サイクル装置1は、圧縮機10、放熱器20、減圧器30、および蓄冷熱交換器である蒸発器(エバポレータ)40を有する。これら構成部品は、配管によって環状に接続され、冷媒循環路を構成する。
圧縮機10は、車両の走行用の動力源2である内燃機関(あるいは電動機等)によって駆動される。動力源2が停止すると、圧縮機10も停止する。圧縮機10は、蒸発器40から冷媒を吸引し、圧縮し、放熱器20へ吐出する。放熱器20は、高温冷媒を冷却する。放熱器20は、凝縮器とも呼ばれる。減圧器30は、放熱器20によって冷却された冷媒を減圧する。蒸発器40は、減圧器30によって減圧された冷媒を蒸発させ、冷却対象空間である車室内へ吹き出す気体である空気を冷却する。
図2は、第1の実施形態の蒸発器40の正面図である。図3は、図2の矢印III方向から見た蒸発器40の側面図である。
図2および図3において、蒸発器40は、複数に分岐した冷媒通路部材を有する。この冷媒通路部材は、アルミニウム等の金属製の通路部材によって提供される。冷媒通路部材は、組をなして位置づけられたヘッダ41、42、43、44と、それらヘッダの間を連結する複数の冷媒管45によって提供されている。
図2および図3において、第1ヘッダ41と第2ヘッダ42とは、組をなしており、互いに所定距離れて平行に配置されている。第3ヘッダ43と第4ヘッダ44も組をなしており、互いに所定距離れて平行に配置されている。
第1ヘッダ41と第2ヘッダ42との間には、上下方向(図示XX方向)に延びる複数の冷媒管45が等間隔に図示YY方向に配列されている。各冷媒管45は、その端部において対応するヘッダ41、42内に連通している。これら第1ヘッダ41と、第2ヘッダ42と、それらの間に配置された複数の冷媒管45によって第1熱交換部48(図3参照)が形成されている。
第3ヘッダ43と第4ヘッダ44との間には、上下方向(図示XX方向)に延びる複数の冷媒管45が等間隔に図示YY方向に配列されている。各冷媒管45は、その端部において対応するヘッダ43、44内に連通している。これら第3ヘッダ43と、第4ヘッダ44と、それらの間に配置された複数の冷媒管45によって第2熱交換部49(図3参照)が形成されている。
この結果、蒸発器40は、2層に配置された第1熱交換部48と第2熱交換部49とを有する。矢印400にて示す空気の流れ方向に関して、第2熱交換部49が上流側に配置され、第1熱交換部48が下流側に配置されている。第1熱交換部48が第1冷媒管列に相当し、第2熱交換部49が第1冷媒管列よりも気体流れの風上側において並行に配列された第2冷媒管列に相当する。
第1ヘッダ41の端部には、冷媒入口としての図示しないジョイントが設けられている。第1ヘッダ41内は、その長さ方向のほぼ中央に設けられた図示しない仕切板によって、第1区画と第2区画とに区画されている。これに対応して、複数の冷媒管45は、第1群と第2群とに区分されている。
冷媒は、第1ヘッダ41の第1区画に供給される。冷媒は、第1区画から、第1群に属する複数の冷媒管45に分配される。冷媒は、第1群を通して第2ヘッダ42に流入し、集合される。
冷媒は、第2ヘッダ42から、第2群に属する複数の冷媒管45に再び分配される。冷媒は、第2群を通して第1ヘッダ41の第2区画に流入する。このように、第1熱交換部48においては、冷媒をU字状に流す流路が形成される。
第3ヘッダ43の端部には、冷媒出口としての図示しないジョイントが設けられている。第3ヘッダ43内は、その長さ方向のほぼ中央に設けられた図示しない仕切板によって、第1区画と第2区画とに区画されている。
これに対応して、複数の冷媒管45は、第1群と第2群とに区分されている。第3ヘッダ43の第1区画は、第1ヘッダ41の第2区画に隣接している。第3ヘッダ43の第1区画と第1ヘッダ41の第2区画とは連通している。
冷媒は、第1ヘッダ41の第2区画から、第3ヘッダ43の第1区画に流入する。冷媒は、第1区画から、第1群に属する複数の冷媒管45に分配される。冷媒は、第1群を通して第4ヘッダ44に流入し、集合される。冷媒は、第4ヘッダ44から、第2群に属する複数の冷媒管45に再び分配される。
冷媒は、第2群を通して第3ヘッダ43の第2区画に流入する。このように、第2熱交換部49においても、冷媒をU字状に流す流路が形成される。第3ヘッダ43の第2区画内の冷媒は、冷媒出口から流出し、圧縮機10へ向けて流れる。
図2において、複数の冷媒管45は、略一定の間隔で配置されている。それら複数の冷媒管45の間には、複数の隙間が形成されている。これら複数の隙間には、複数の空気側フィン46(アウタフィン)と複数の蓄冷材容器47とが、所定の規則性をもって配置されろう付けされている。隙間のうちの一部は、冷却用空気通路460である。隙間のうちの残部は、内部に蓄冷材50を収容した蓄冷材容器47が配置されている収容部461である。
蓄冷材50としては、例えばパラフィン等を用いることができる。なお、蓄冷材容器47の内部には、蓄冷材50の上方に若干の空気が封入されている。この空気の圧縮作用で、蓄冷材50が膨張したときの蓄冷材容器47の応力を緩和している。
複数の冷媒管45の間に形成された合計間隔のうちの10%以上50%以下が収容部461とされる。蓄冷材容器47は、蒸発器40の全体にほぼ均等に分散して配置されている。蓄冷材容器47の両側に位置する2つの冷媒管45は、蓄冷材容器47とは反対側において空気と熱交換するための冷却用空気通路460を区画している。
別の観点では、2つの空気側フィン46の間に2つの冷媒管45が配置され、さらにこれら2つの冷媒管45の間にひとつの蓄冷材容器47が配置されている。
冷媒管45は、内部側に複数の冷媒通路を有する多穴管である(図9〜図13参照)。冷媒管45は、扁平管とも呼ばれる。この多穴管は、押出製法によって得ることができる。冷媒管45内に形成された複数の冷媒通路45c(図9〜図13参照)は、上下方向に沿って延びている。
複数の冷媒管45は、列をなして並べられている。各列において、複数の冷媒管45は、その側壁(図示YY方向の壁部)が互いに対向するように配置されている。複数の冷媒管45は、互いに隣接する2つの冷媒管45の間に、空気と熱交換するための冷却用空気通路460と、蓄冷材容器47を収容するための収容部461とを区画している。
蒸発器40は、車室へ供給される空気と接触面積を増加させるための空気側フィン部材を上記冷却用空気通路460に備える。空気側フィン部材は、複数のコルゲート型の空気側フィン46によって提供されている。
空気側フィン46は、隣接する2つの冷媒管45と熱的に結合している。空気側フィン46は、熱伝達に優れた接合材によって、隣接する2つの冷媒管45に接合されている。接合材としては、ろう材を用いることができる。空気側フィン46は、薄いアルミニウム等の金属板が波状に曲げられた形状をもっている。
蒸発器40は、さらに、複数の蓄冷材容器47を有している。蓄冷材容器47は、アルミニウム材等の金属製である。
図4は、蓄冷材容器47の要部である下部の正面図(図2におけるYY方向から見た平面図)であり、図5は、図4で図示した蓄冷材容器47の要部の背面図(図4の裏面側から見た正面図)である。図6は、図4のVI−VI線断面図、図7は、図4のVII−VII線断面図、図8は、図4のVIII−VIII線断面図である。また、図9は、図4のIX−IX線断面図、図10は、図4のX−X線断面図、図11は、図4のXI−XI線断面図、図12は、図4のXII−XII線断面図、図13は、図4のXIII−XIII線断面図である。
なお、図6〜図13では、蓄冷材容器47と冷媒管45との接合構造を分かり易くするために冷媒管45も図示している。また、蓄冷材容器47の構造を分かり易くするために、内部に充填される蓄冷材50の図示を省略している。
図4に示す蓄冷材容器47は、成形加工を施した2枚の板状部材を、図4の紙面表裏方向(図2のYY方向)に並設して相互にろう付け接合してなる外殻47aを有し、外殻47aは、YY方向壁部の外表面に凹凸形状部を有する扁平筒状体である。蓄冷材容器47の外殻47aは、長手方向(上下方向、XX方向)両端において閉じられ、内部に蓄冷材50を収容するための部屋を区画している。また、図6〜図8に示すように、外殻47a内には内側フィン47f(インナフィン)が配設されている。
図4および図5に示すように、蓄冷材容器47には、冷媒管配列方向(図示表裏方向、図2図示YY方向)で対向する一対の平行な壁部470の外表面に、外方に向かって突出する複数の凸部471と内方に向かって凹む複数の凹部472とが、上下方向に交互に連続して設けられている。凸部471は、逆V字型(略への字型)の突出部であり、上下方向において隣り合う凸部471間に形成される凹部472も、逆V字型(略への字型)である。
図6〜図8に示すように、蓄冷材容器47は、凸部471が形成された部位で(凸部471の突出方向の先端面が)冷媒管45と接合している。冷媒管45と蓄冷材容器47とは、熱伝達に優れた接合材によって接合されている。接合材としては、ろう材または接着材などの樹脂材料を用いることができるが、本実施形態の蓄冷材容器47は、冷媒管45にろう材により接合されている。
蓄冷材容器47の凹部472が形成された部位では、冷媒管45と蓄冷材容器47とが離れており、冷媒管45と蓄冷材容器47との間が、外部流体である空気(空調風)が流通する蓄冷材側空気通路461a(気体通路に相当)となっている。蓄冷材側空気通路461aは、凸部471間の凹部472と冷媒管45の平板状の壁部とにより形成されるため、蒸発器40の外部流体通過方向において、図4および図5に示すように、逆V字型に屈曲した空気通路となっている。
図4および図5に示すように、複数の凹部472のそれぞれにより形成される複数の蓄冷材側空気通路461aは、所定高さ位置AA(図4図示AA位置)よりも下方に設けられた蓄冷材側空気通路4611(気体通路)の各通路断面積が、所定高さ位置AAよりも上方に設けられた蓄冷材側空気通路4612(気体通路)の各通路断面積よりも大きくなっている。
図6〜図8に示すように、複数の凹部472は、所定高さ位置AAよりも下方に形成された凹部4721の上下方向の幅寸法が、所定高さ位置AAよりも上方に形成された凹部4722の上下方向の幅寸法よりも大きくなっている。これに加えて、所定高さ位置AAよりも下方に形成された凹部4721のYY方向の深さ寸法が、所定高さ位置AAよりも上方に形成された凹部4722のYY方向の深さ寸法よりも大きくなっている。
すなわち、複数の凹部472は、所定高さ位置AAよりも下方に形成された凹部4721の方が、所定高さ位置AAよりも上方に形成された凹部4722よりも、幅寸法、深さ寸法とも大きくなっている。これにより、所定高さ位置AAよりも下方に設けられた蓄冷材側空気通路4611の各通路断面積が、所定高さ位置AAよりも上方に設けられた蓄冷材側空気通路4612の各通路断面積よりも大きくなっている。
図6〜図8に示すように、所定高さ位置AAよりも下方では、蓄冷材容器47外殻47aのYY方向で対向する壁部470に形成された凹部4721の底部同士が接合されている。一方、所定高さ位置AAよりも上方では、YY方向で対向する凹部4722の底部同士は、内側フィン47fを介在させて接合されている。
このように、蓄冷材容器47の外殻47aの内部側には、所定高さ位置AAよりも上方に内側フィン47fが蓄冷材容器47に熱的及び機械的に結合されて配設されている。そして、所定高さ位置AAよりも下方には内側フィン47fは配設されておらず、外殻47aの凹部4721同士が接合されている。
内側フィン47fと凹部4722との接合、および、凹部4721同士の接合は、熱伝達に優れた接合材によってなされている。この接合は、ろう付けによって成される。所定高さ位置AAよりも上方では、蓄冷材容器47外殻47aの内部側に、内側フィン47fが結合していることで、蓄冷材容器47の変形が防止され、耐圧性が向上する。一方、所定高さ位置AAよりも下方では、蓄冷材容器47外殻47a同士が結合していることで、蓄冷材容器47の変形が防止され、耐圧性が向上する。
また、蓄冷材容器47外殻47aの内部側に、内側フィン47fが結合していることで、蓄冷時の冷媒から蓄冷材50への冷熱移動および放冷時の蓄冷材50から空気への冷熱移動が容易である。
図6〜図8に示すように、内側フィン47fは、薄いアルミニウム等の金属板が波状に曲げられた形状を有している。そして、蓄冷材容器47の表面が凹凸状であるため、内側フィン47fは、蓄冷材容器47の外殻47aの凹部4722、即ち、内側に突出した部分(内面突起)とろう付けにより接合されて、機械的強度並びに耐圧性能を高めている。これによって、外殻47aのうち、外側に突出した凸部471と内側フィン47fとは、接合されていない。
図示を省略しているが、内側フィン47fは、フィンを構成する板材に多数の切り起こしをプレス加工により形成したものであってもよい。
図4、図5、図6、図10および図12に示すように、所定高さ位置AAよりも下方では、蓄冷材容器47のYY方向で対向する壁部470に形成された凹部4721の底部には、開口部473が形成されている。
開口部473は、凹部4721の底部同士の接合面積を小さくするために設けられている。開口部473を設けることにより、凹部4721の底部同士の接合面内の各点から接合端部までの距離を小さくすることができる。これにより、接合時に発生するガス等があったとしても容易に排出することができて、接合面内にボイド等の接合欠陥が形成されがたく、接合品質を向上して接合強度を向上することができる。
本実施形態では、例えば、開口部473間の接合面の幅を3mmとして、凹部4721の底部同士の接合面内の各点から接合端部までの距離が、1.5mmを超えないようにしている。
また、図4、図5および図8に示すように、蓄冷材容器47は、複数の凸部471のそれぞれの下端部(逆V字型の凸部471のそれぞれの最下部)の下方に、下方に向かって連続する壁部を有している。この壁部は、導水壁部474である。
具体的には、所定高さ位置AAよりも上方の凸部471のそれぞれの下端部の下方には、凹部4722の底面部が連続して延びている。また、所定高さ位置AAを含む所定高さ位置AAよりも下方の凸部471のそれぞれの下端部の下方には、前述の開口部473は設けられておらず、凹部4721の底面部が連続して延びている。
これにより、蓄冷材50への蓄冷時に冷媒管45および蓄冷材容器47の蓄冷材側空気通路461aに臨む外表面で生成された凝縮水は、逆V字型の蓄冷材側空気通路461aの下端部(各蓄冷材側空気通路461aの図4、図5図示左右下方端部)に到達すると、当該蓄冷材側空気通路461aの下方の凸部471の下端へ回り込む。各凸部471の下端からは、導水壁部474が下方に向かって延設されており、凝縮水を導水壁部474に沿わせて蓄冷材容器47の下端へ導くことができる。
蓄冷材容器47の下端へ導かれた凝縮水は、図2および図3に示す下方のヘッダ42、44上に滴下し、ヘッダ42、44の外表面を伝って下方へ排出される。したがって、凝縮水が蓄冷材側空気通路461aに滞留することを防止できる。
また、図4〜図6、図10〜図12に示すように、蓄冷材容器47には、所定高さ位置AAよりも下方の凹部4721内に、幅方向(図5図示左右方向)の中央部を上下方向に延びる中央突出部475が形成されている。この中央突出部475は、蓄冷材容器47の外殻47aを構成する2つの板状部材のそれぞれに設けられており、一対の中央突出部475の内側の空間には蓄冷材50が充填されている。
図10ないし図12から明らかなように、この中央突出部475は、第1熱交換部48を構成する冷媒管45と第2熱交換部49を構成する冷媒管45との間に向かって突出している。
本実施形態の蒸発器40では、所定高さ位置AAよりも下方に設けられた蓄冷材側空気通路4611の各通路断面積が、所定高さ位置AAよりも上方に設けられた蓄冷材側空気通路4612の各通路断面積よりも大きくなっている。したがって、中央突出部475を設けていないと、YY方向に配列した冷媒管45間のうち、蓄冷材容器47が配設された収容部461では、各通路断面積が大きい下方部の方が流通抵抗が小さく、空気流れが下方部に偏り易い。
中央突出部475を設けることで、この空気流れの偏りを防止することができる。中央突出部475は、第1熱交換部48を構成する冷媒管45と第2熱交換部49を構成する冷媒管45との間に向かって突出しているので、第1熱交換部48を構成する冷媒管45と蓄冷材容器47との間、および、第2熱交換部49を構成する冷媒管45と蓄冷材容器47との間に形成された蓄冷材側空気通路4611の通路断面積を狭めることもない。中央突出部475は、空気流れを抑制する通気抑制突出部に相当する。
中央突出部475の内側の空間は、所定高さ位置AAよりも上方の凸部471内と所定高さ位置AAよりも下方の凸部471内とを連通している。したがって、所定高さ位置AAよりも下方の凸部471内への蓄冷材50の充填が容易であるとともに、中央突出部475の内側の空間も蓄冷材50充填空間として蓄冷能力を向上することができる。
また、図4、図5、図7および図13に示すように、蓄冷材容器47には、最下方に形成された凸部471よりも下方の凹部4721内の最下部に、YY方向に突出する下端突出部476が形成されている。この下端突出部476は、蓄冷材容器47の外殻47aを構成する2つの板状部材のそれぞれに設けられており、それぞれが略半円錐台形状をなしている。反対方向に突出する一対の下端突出部476は、それぞれの先端部が対峙する冷媒管45に当接して接合されている。
本実施形態の蒸発器40は、各構成部材を仮組みした後に、各構成部材を相互に一体ろう付けして形成することが好ましい。各構成部材を仮組みする際には、例えば、冷媒管45、空気側フィン46、内部に内側フィン47fを配設した蓄冷材容器47、および、上述の説明では説明を省略していたYY方向最外方に配置される補強部材である一対のサイドプレートを、図2に示すような順に積層配置したコア部仮組み体を、ヘッダ41〜44をなすタンクに組み付けて、蒸発器仮組み体とする。
コア部仮組み体を、ヘッダ41〜44をなすタンクに組み付ける際には、コア部仮組み体をYY方向両側から押圧して、空気側フィン46等を若干弾性変形させ、コア部仮組み体の各構成部材同士を相互に密着させる。この状態で、コア部仮組み体の冷媒管45の端部を、ヘッダ41〜44をなすタンクに形成した例えば等ピッチのチューブ挿設孔に挿入して、蒸発器仮組み体を完成する。
図4、図5および図8に示すように、所定高さ位置AAよりも下方では、蓄冷材容器47の凸部471による冷媒管45の支持点が所定高さ位置AAよりも上方よりも少ない。最下方の凸部471よりも下方では、蓄冷材容器47の凸部471による冷媒管45の支持点は存在しない。
したがって、下端突出部476を設けていないと、上述したコア部仮組み体をYY方向両側から押圧した際に、蓄冷材容器47を挟むYY方向両側の冷媒管45の下端部が、互いに近づく方向へ撓み易い。冷媒管45の下端部が互いに近づく方向へ撓むと、冷媒管45の端部ピッチが不均一となってしまい、冷媒管45の端部をヘッダタンクの均一ピッチのチューブ挿設孔に挿入することが困難となってしまう。
蓄冷財容器47に下端突出部476を設けることで、下端突出部476の突出方向先端部を冷媒管45に当接させ、蓄冷材容器47を挟むYY方向両側の冷媒管45の下端部が、互いに近づく方向へ撓むことを防止することができる。下端突出部476は、冷媒管45が蓄冷材容器47に近づく方向へ撓むことを抑制する冷媒管撓み抑制突出部に相当する。
上述の構成の蒸発器40によれば、蓄冷材容器47の凹部472が形成された部位では、冷媒管45と蓄冷材容器47との間が蓄冷材側空気通路461aとなっており、複数の蓄冷材側空気通路461aは、所定高さ位置AAよりも下方に設けられた全ての蓄冷材側空気通路4611の各通路断面積が、所定高さ位置AAよりも上方に設けられた蓄冷材側空気通路4612の各通路断面積よりも大きくなっている。
したがって、冷媒管45の冷媒通路45cに流通する冷媒を蒸発させて外部流体である空気を冷却しつつ蓄冷材50への蓄冷を行うときに、蓄冷材側空気通路461aで生成された凝縮水が、重力方向に流れて所定高さ位置AAよりも下方に到達しても、所定高さ位置AAよりも下方の蓄冷材側空気通路4611は通路断面積が比較的大きいので、表面張力で蓄冷材側空気通路4611を満たすようには滞留し難い。これにより、蓄冷材側空気通路4611に残った凝縮水が凍結したとしても蒸発器40の冷媒管45等が変形することを抑止することができる。
また、複数の凹部472は、所定高さ位置AAよりも下方に形成された凹部4721の方が、所定高さ位置AAよりも上方に形成された凹部4722よりも、幅寸法、深さ寸法とも大きくなっている。これにより、所定高さ位置AAよりも下方に設けられた蓄冷材側空気通路4611の各通路断面積が、所定高さ位置AAよりも上方に設けられた蓄冷材側空気通路4612の各通路断面積よりも大きくなっている。
特に、所定高さ位置AAよりも下方に形成された凹部4721のYY方向の深さ寸法を、所定高さ位置AAよりも上方に形成された凹部4722のYY方向の深さ寸法よりも大きくしている。
これによると、所定高さ位置AAよりも下方に設けられた全ての蓄冷材側空気通路4611は、所定高さ位置AAよりも上方に設けられた蓄冷材側空気通路4612よりも、YY方向において冷媒管45と蓄冷材容器47とが大きく離れている。したがって、冷媒管45と蓄冷材容器47とが比較的近接している場合よりも、凝縮水が表面張力によって蓄冷材側空気通路4611内に滞留することを抑制することができる。このようにして、蓄冷材側空気通路4611に残った凝縮水が凍結したとしても蒸発器40の冷媒管45等が変形することを確実に抑止することができる。
また、蓄冷材容器47の凸部471および凹部472は、逆V字型をなしており、凹部472により形成される蓄冷材側空気通路461a内から凝縮水を排出し易い。
さらに、蓄冷材容器47は、複数の凸部471のそれぞれの下端部の下方に、下方に向かって連続して延びる導水壁部474を有している。したがって、蓄冷材側空気通路461aで生成された凝縮水を、導水壁部474に沿わせて蓄冷材容器47の下端へ流すことができる。したがって、凝縮水が蓄冷材側空気通路461aに滞留することを防止できる。
また、所定高さ位置AAよりも下方に設けられた蓄冷材側空気通路4611も通路断面積を比較的大きくしている。したがって、万が一、蓄冷材側空気通路4611を満たすよう凝縮水がに滞留し、その状態で圧縮機10がオンして、冷媒管45の冷媒通路45cを流通する冷媒により吸熱されたとしても、蓄冷材側空気通路4611内の凝縮水は一気に凍結し難い。したがって、万が一、凝縮水が蓄冷材側空気通路4611を満たすように滞留するようなことがあったとしても、蒸発器40の冷媒管45等が変形することを確実に抑止することができる。
また、複数の凸部471および複数の凹部472は、蓄冷材容器47側に形成されている。これによると、冷媒管45の構造を簡単にすることができるとともに、蓄冷材容器47の表面積を大きくして、放冷時の空気冷却性能を向上することができる。
なお、図示は省略していたが、空気側フィン46の温度を検出する温度検出手段であるフィンサーミスタを設ける場合には、所定高さ位置AAよりも上方に配置することが好ましい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図14に基づいて説明する。本第2の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、蓄冷材容器47内の内側フィンを所定高さ位置AAよりも下方にまで延設した点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
図14は、第1の実施形態における図7に相当する断面図である。図14に示すように、本実施形態では、蓄熱材容器47の外殻47aの内部には内側フィン47f1(インナフィン)が配設されている。内側フィン47f1は、所定高さ位置AAよりも上方から所定高さ位置AAよりも下方にまで延設されている。内側フィン47f1は、薄いアルミニウム等の金属板が波状に曲げられた形状を有しており、所定高さ位置AAよりも下方に配設される部分は、所定高さ位置AAよりも上方に配設される部分よりも、波の高さ(図14図示YY方向の幅)が小さくなっている。
内側フィン47f1は、蓄冷材容器47に、例えばろう付け接合により熱的及び機械的に結合されている。所定高さ位置AAよりも上方では、YY方向で対向する凹部4722の底部同士は、内側フィン47f1を介在させて接合されている。所定高さ位置AAよりも下方では、蓄冷材容器47外殻47aのYY方向で対向する凹部4721の底部同士が、上方にある一部は内側フィン47f1を介在させて接合され、下方にある残部は内側フィン47f1を介さずに直接接合されている。
内側フィン47f1は、少なくとも、最下方の凸部471の下端(最下方の凹部472の上端でもある)まで延設されている。
内側フィン47f1を介してYY方向で対向する凹部472の底部同士が結合していることで、蓄冷材容器47の変形が防止され、耐圧性が向上する。また、所定高さ位置AAよりも上方ばかりでなく下方においても蓄冷材容器47外殻47aの内面に内側フィン47f1が結合していることで、蓄冷時の冷媒から蓄冷材50への冷熱移動および放冷時の蓄冷材50から空気への冷熱移動が一層容易となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記各実施形態では、説明を省略していたが、蓄冷材容器47の導水壁部474に、凝縮水を安定して下方へ導くための導水溝を形成するものであってもよい。導水溝を形成すれば、凝縮水を導水壁部474の導水溝に沿わせて蓄冷材容器47の下端へ容易に導くことができる。
例えば、図16に示すように、蓄冷材容器47の導水壁部474に、溝断面形状が三角形状の導水溝474aを、略上下方向に延びるように形成したものであってもよい。なお、図16は、図15(第1の実施形態の図10に相当する断面図である)に横断面を示す蓄冷材容器47のBB部を拡大図示した断面図である。また、導水溝の断面形状は三角形状に限定されるものではない。例えば、図17に示すように、矩形状断面を有する導水溝474bであってもかまわない。
また、導水溝の形成方法も何ら限定されるものではない。導水溝は、例えば塑性加工や除去加工等で形成することができる。また、第1の実施形態で例示したように、蓄冷材容器47を、成形加工を施した2枚の板状部材を組み合わせて接合して構成する場合には、例えば、図18に示すように、一方の板状部材の縁部を他方の板状部材の辺部に巻がしめ等して形成される段部を利用し、導水溝474cを形成するものであってもよい。
また、上記各実施形態では、複数の凹部472は、所定高さ位置AAよりも下方に形成された凹部4721の方が、所定高さ位置AAよりも上方に形成された凹部4722よりも、幅寸法(XX方向寸法)、深さ寸法(YY方向寸法)とも大きくなっていた。そして、これにより、複数の蓄冷材側空気通路461aは、所定高さ位置AAよりも下方に設けられた全ての蓄冷材側空気通路4611の各通路断面積が、所定高さ位置AAよりも上方に設けられた蓄冷材側空気通路4612の各通路断面積よりも大きくなっていた。
しかしながら、これに限定されるものではなく、所定高さ位置AAよりも下方に設けられた全ての蓄冷材側空気通路4611の各通路断面積が、所定高さ位置AAよりも上方に設けられた蓄冷材側空気通路4612の各通路断面積よりも大きければ、所定高さ位置AAよりも上方と下方とで、凹部の幅寸法および深さ寸法の少なくともいずれかを変更するものであればよい。
また、上記各実施形態では、凹部4721の底部同士の接合面積を小さくするために、開口部473を設けていたが、開口部ではなく切欠き形状の切欠き部であってもかまわない。また、上記各実施形態では、開口部473を蓄冷材容器47の対向する凹部4721の底部の両方に設けていたが、これに限定されるものではない。開口部や切欠き部は、対向する一対の凹部4721の底部の少なくともいずれかに形成するものであればよい。
また、上記各実施形態では、蓄冷材容器47に形成された凸部471は逆V字形状であったが、これに限定されるものではない。例えば、図19(a)に示すように、凸部471を長円形状(小判型)としてもかまわない。また、長円形状の凸部471は、図19(a)に示すように、長手方向(長軸方向)が上下方向となるように形成するものに限定されるものではない。例えば、図20(a)に示すように、長円形状の複数の凸部471は、長手方向が上下方向から同一方向に傾斜するように形成されていてもよい。
また、例えば、図21(a)に示すように、長円形状の複数の凸部471は、風上側と風下側とで、長手方向が上下方向から逆方向に傾斜する、所謂ハの字形状に形成されていてもよい。また、例えば、図22(a)に示すように、凸部471を円形状としてもかまわない。
なお、図19(b)は、図19(a)のZ1−Z1線断面を例示するものである。また、図20(b)は、図20(a)のZ2−Z2線断面を例示するものである。また、図21(b)は、図21(a)のZ3−Z3線断面を例示するものである。また、図22(b)は、図22(a)のZ4−Z4線断面を例示するものである。
また、上記各実施形態では、蓄冷材容器47の冷媒管配列方向(YY方向)で対向する壁部470に、複数の凸部471と複数の凹部472とを上下方向に交互に設けていたが、これに限定されるものではない。複数の凸部および複数の凹部は、冷媒管に設けるものであってもよいし、冷媒管および蓄冷材容器の両者に設けるものであってもよい。
また、上記各実施形態では、蓄冷熱交換器である蒸発器40の外部流体は空気であったが、これに限定されるものではなく、空気以外の気体であってもかまわない。
40 蒸発器(蓄冷熱交換器)
45 冷媒管
45c 冷媒通路
47 蓄冷材容器
47f 内側フィン(インナフィン)
48 第1熱交換部(第1冷媒管列)
49 第2熱交換部(第2冷媒管列)
50 蓄冷材
461a、4611、4612 蓄冷材側空気通路(気体通路)
470 壁部
471 凸部
472、4721、4722 凹部
473 開口部
474 導水壁部
474a、474b、474c 導水溝
475 中央突出部(通気抑制突出部)
476 下端突出部(冷媒管撓み抑制突出部)
AA 所定高さ位置
XX 上下方向
YY 配列方向(冷媒管配列方向)

Claims (11)

  1. 上下方向(XX)に延設されて内部に冷媒通路(45c)が形成され、互いに間隔を空けて配列された複数の冷媒管(45)と、
    隣り合う前記冷媒管(45)の間に設けられ、内部に蓄冷材(50)を収容する蓄冷材容器(47)と、を備え、
    前記冷媒管(45)および前記蓄冷材容器(47)の少なくともいずれかには、内部空間を挟んで前記冷媒管(45)の配列方向(YY)で対向する壁部(470)の外表面に、外方に向かって突出する複数の凸部(471)と内方に向かって凹む複数の凹部(472)とが、上下方向に交互に連続して設けられて、
    前記凸部(471)が形成された部位で前記冷媒管(45)と前記蓄冷材容器(47)とが接合され、前記凹部(472)が形成された部位では前記冷媒管(45)と前記蓄冷材容器(47)とが離間して、前記冷媒管(45)と前記蓄冷材容器(47)との間が、前記冷媒管(45)の外部を流れる気体が通過する気体通路(461a)となっており、
    前記複数の凹部(472)のそれぞれにより形成される複数の前記気体通路(461a)は、所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた全ての前記気体通路(4611)の各通路断面積が、前記所定高さ位置(AA)よりも上方に設けられた前記気体通路(4612)の通路断面積よりも大きく、
    前記所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた前記気体通路(4611)は、上下方向で隣り合う前記凸部(471)の間に形成されて、前記凸部(471)に沿って延びており、
    前記所定高さ位置(AA)よりも下方に形成された前記凹部(4721)の前記配列方向(YY)の深さ寸法が、前記所定高さ位置(AA)よりも上方に形成された前記凹部(4722)の前記配列方向(YY)の深さ寸法よりも大きいことを特徴とする蓄冷熱交換器。
  2. 前記所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた前記気体通路(4611)は、上下方向に対して交差する方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の蓄冷熱交換器。
  3. 上下方向(XX)に延設されて内部に冷媒通路(45c)が形成され、互いに間隔を空けて配列された複数の冷媒管(45)と、
    隣り合う前記冷媒管(45)の間に設けられ、内部に蓄冷材(50)を収容する蓄冷材容器(47)と、を備え、
    前記冷媒管(45)および前記蓄冷材容器(47)の少なくともいずれかには、内部空間を挟んで前記冷媒管(45)の配列方向(YY)で対向する壁部(470)の外表面に、外方に向かって突出する複数の凸部(471)と内方に向かって凹む複数の凹部(472)とが、上下方向に交互に連続して設けられて、
    前記凸部(471)が形成された部位で前記冷媒管(45)と前記蓄冷材容器(47)とが接合され、前記凹部(472)が形成された部位では前記冷媒管(45)と前記蓄冷材容器(47)とが離間して、前記冷媒管(45)と前記蓄冷材容器(47)との間が、前記冷媒管(45)の外部を流れる気体が通過する気体通路(461a)となっており、
    前記複数の凹部(472)のそれぞれにより形成される複数の前記気体通路(461a)は、所定高さ位置(AA)よりも下方に設けられた全ての前記気体通路(4611)の各通路断面積が、前記所定高さ位置(AA)よりも上方に設けられた前記気体通路(4612)の通路断面積よりも大きく、
    前記所定高さ位置(AA)よりも下方に形成された前記凹部(4721)の前記配列方向(YY)の深さ寸法が、前記所定高さ位置(AA)よりも上方に形成された前記凹部(4722)の前記配列方向(YY)の深さ寸法よりも大きいことを特徴とする蓄冷熱交換器。
  4. 前記複数の凸部(471)および前記複数の凹部(472)は、前記蓄冷材容器(47)に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の蓄冷熱交換器。
  5. 前記所定高さ位置(AA)よりも下方において、前記蓄冷材容器(47)の前記配列方向(YY)で対向する前記壁部(470)に形成された前記凹部(4721)の底部同士が接合されていることを特徴とする請求項4に記載の蓄冷熱交換器。
  6. 前記蓄冷材容器(47)の内部に配設されたインナフィン(47f)を備え、
    前記所定高さ位置(AA)よりも上方において、前記蓄冷材容器(47)の前記配列方向(YY)で対向する前記壁部(470)に形成された前記凹部(4722)の底部同士が、前記インナフィン(47f)を介して接合されていることを特徴とする請求項5に記載の蓄冷熱交換器。
  7. 前記所定高さ位置(AA)よりも下方において、前記蓄冷材容器(47)の前記配列方向(YY)で対向する前記壁部(470)に形成された前記凹部(4721)の底部の少なくとも片方には、開口部(473)もしくは切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の蓄冷熱交換器。
  8. 前記蓄冷材容器(47)は、前記複数の凸部(471)のそれぞれの下端部から下方に延びて、前記蓄冷材容器(47)の前記気体通路(461a)に臨む外表面で生成された凝縮水を前記蓄冷材容器(47)の下端へ導く導水壁部(474)を有することを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれか1つに記載の蓄冷熱交換器。
  9. 前記導水壁部(474)には、前記凝縮水を導くための導水溝(474a)が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の蓄冷熱交換器。
  10. 前記配列された複数の冷媒管(45)からなる第1冷媒管列(48)と、前記第1冷媒管列(48)よりも前記気体の風上側で前記配列された複数の冷媒管(45)からなる第2冷媒管列(49)とを、前記気体の通過方向に間隔を設けて有しており、
    前記蓄冷材容器(47)は、前記第1冷媒管列(48)を構成する冷媒管(45)の間から前記第2冷媒管列(49)を構成する冷媒管(45)の間に亘って配設されており、
    前記蓄冷材容器(47)には、前記所定高さ位置(AA)よりも下方において、前記第1冷媒管列(48)を構成する冷媒管(45)と前記第2冷媒管列(49)を構成する冷媒管(45)との間に向かって突出し、前記気体通路(4611)を流通する前記気体の流れを抑制する通気抑制突出部(475)が形成されていることを特徴とする請求項4ないし請求項9のいずれか1つに記載の蓄冷熱交換器。
  11. 前記蓄冷材容器(47)の前記配列方向(YY)で対向する前記壁部(470)には、最下方に形成された前記凸部(471)よりも更に下方に、前記配列方向(YY)に突出して先端が前記冷媒管(45)に当接し、前記冷媒管(45)が前記蓄冷材容器(47)に近づく方向へ撓むことを抑制する冷媒管撓み抑制突出部(476)が形成されていることを特徴とする請求項4ないし請求項10のいずれか1つに記載の蓄冷熱交換器。
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