JP5767859B2 - 耐火用配管システムおよび配管構造 - Google Patents
耐火用配管システムおよび配管構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5767859B2 JP5767859B2 JP2011115431A JP2011115431A JP5767859B2 JP 5767859 B2 JP5767859 B2 JP 5767859B2 JP 2011115431 A JP2011115431 A JP 2011115431A JP 2011115431 A JP2011115431 A JP 2011115431A JP 5767859 B2 JP5767859 B2 JP 5767859B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- parts
- polyvinyl chloride
- resin composition
- fireproof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
(1)配管材の燃焼速度を遅延させて、非加熱側に火炎を噴出させないこと。
燃焼速度を遅延させるには、配管材自体の燃焼を防止すると共に、燃焼時に管壁を熱膨張させたり、あるいは他の手段により、区画貫通部内への熱流入をできるだけ防ぐようにすることが望ましい。すなわち、加熱側において、配管材を閉塞に近い状態にし、遮炎することが最良の手段である。また、残渣が燃え尽きないことがより好ましい。
(2)燃焼時においても、配管材とその外周のモルタルとのシール性を保持して、非加熱側で発煙させないこと。
すなわち、本願発明の耐火用配管システムは、ポリ塩化ビニル系樹脂と、Ca−Zn系熱安定剤、Mg−Zn系熱安定剤およびCa−Mg−Zn系熱安定剤からなる群から選ばれる少なくとも1つと、合成ハイドロタルサイト化合物とを含み、前記ポリ塩化ビニル系樹脂100質量部に対して、合成ハイドロタルサイト化合物を2質量部以上、12質量部以下の範囲内で含有する樹脂組成物Aを用いて形成される耐火用配管材と、ポリ塩化ビニル系樹脂および炭酸カルシウムを含有する樹脂組成物Bを用いて形成される耐火用管継手とを少なくとも備えたことを特徴とする。
本発明の耐火用配管システムは、少なくとも1つ以上の耐火用配管材および少なくとも1つ以上の耐火用管継手を用いてなるものである。ここでは、耐火用管継手と耐火用配管材とを区別するために、耐火用配管材と称した場合には耐火用管継手は含まれないものとする。
[Mg6Al2(OH)16CO3・4H2O]
硼珪酸ガラスとしては、例えば、日硝マテリアル株式会社製の「F−C」を商業的に入手することもできる。
市販品の炭酸カルシウムの中には、ポリ塩化ビニル中に良分散せずに凝集するものもあるので、その場合には凝集塊が機械的強度の低下をもたらすからである。
市販品の水酸化マグネシウムの中には、ポリ塩化ビニル中に良分散せずに凝集するものもあるので、その場合には凝集塊が機械的強度の低下をもたらすからである。
無機充填剤の配合量は、ポリ塩化ビニル系樹脂100質量部に対して0質量部以上、10.0質量部以下であることが好ましく、更に好ましくは3質量部以上、7.0質量部以下である。無機充填剤の配合量が10.0質量部を超えると得られる配管材の機械的強度が損なわれる可能性がある。
平成12年6月1日に施工された改正建築基準法の耐火性能試験の評価方法:ISO834−1に準拠して、耐火試験炉X(図3参照)を用いて2時間耐火試験を実施した。
パイプ20の一端部が床材1の加熱側の面から加熱側領域(加熱室)4に300mm、他端部(別のパイプ20の端部)が床材の非加熱側の面から非加熱領域に800mm露出するようにパイプ20および管継手3を配置した。耐火試験炉Xの加熱室4には、内部の側壁の2箇所にバーナー(V1,V2)が設置されており、また、炉内熱電対5の熱接点2個が、床材1の試験面に対して均等に配置されるように、床材から100mm離れた位置に設置されており、軽量気泡コンクリート板(床材)より10mm高い位置の管継手3の表面温度が測定できるように別の熱電対も設置されている。さらにまた、耐火試験炉Xには炉内圧力を測定できる装置(図示せず)も設置されている。
T=345×log(8×t+1)+20
上記評価結果を総合評価として表中に表示した。すなわち、発煙時間が120分以上であり、加熱後60分の管継手表面(床材から10mmの位置)の温度が100℃以下を満たすものを記号「○」で表示し、1つでもこの条件を満たさないものを記号「×」で表示した。
ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸マグネシウムを0.2質量部、ステアリン酸亜鉛を0.8質量部、および、平均粒径が0.4μmの合成ハイドロタルサイト(マグネシウム・アルミニウム・ハイドロオキサイド・カーボネート・ハイドレート)を5質量部の割合で配合して中間層用樹脂組成物を作製した。得られた中間層用樹脂組成物を中間層の形成に用いた。外層および内層のそれぞれには、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸鉛(水澤化学工業(株)製の「NC18ED」)を2.0質量部、モリブデン系防煙剤を1.0質量部の割合で配合した樹脂組成物を用いた。得られた中間層用樹脂組成物および内外層用の樹脂組成物を用い、押出成形により3層構成(外層/中間層/内層)のパイプ形状の管材(長さ1,300mm、外径140mm、厚さ7.5mm、呼び径125A、中間層の厚み80%)を作製した。
中間層用樹脂組成物として、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸マグネシウムを0.2質量部、ステアリン酸亜鉛を0.8質量部、平均粒径が20μmの硼珪酸ガラスを6質量部、および、平均粒径が0.4μmの合成ハイドロタルサイト(マグネシウム・アルミニウム・ハイドロオキサイド・カーボネート・ハイドレート)を5質量部の割合で配合した。外層および内層のそれぞれに用いられる樹脂組成物としては、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸鉛(水澤化学工業(株)製の「NC18ED」)を2.0質量部、モリブデン系防煙剤を1.0質量部の割合で配合した。得られた中間層用樹脂組成物および内外層用の樹脂組成物を押出成形機に投入し、押出成形により3層構成(外層/中間層/内層)のパイプ形状の管材(長さ1,300mm、外径140mm、厚さ7.5mm、呼び径125A、中間層の厚み80%)を作製した。
中間層用樹脂組成物として、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸マグネシウムを0.1質量部、ステアリン酸亜鉛を0.4質量部、平均粒径が20μmの硼珪酸ガラスを6質量部、および、平均粒径が0.4μmの合成ハイドロタルサイト(マグネシウム・アルミニウム・ハイドロオキサイド・カーボネート・ハイドレート)を3.6質量部の割合で配合した。外層および内層のそれぞれに用いられる樹脂組成物としては、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸鉛(水澤化学工業(株)製の「NC18ED」)を2.0質量部の割合で配合した。得られた中間層用樹脂組成物および内外層用の樹脂組成物を押出成形機に投入し、押出成形により3層構成(外層/中間層/内層)のパイプ形状の管材(長さ1,300mm、外径114mm、厚さ7.1mm、呼び径100A、中間層の厚み75%)を作製した。
中間層用樹脂組成物として、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸マグネシウムを0.2質量部、ステアリン酸亜鉛を0.8質量部、平均粒径が20μmの硼珪酸ガラスを6質量部、および、平均粒径が0.4μmの合成ハイドロタルサイト(マグネシウム・アルミニウム・ハイドロオキサイド・カーボネート・ハイドレート)を3.6質量部の割合で配合した。外層および内層のそれぞれに用いられる樹脂組成物としては、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸鉛(水澤化学工業(株)製の「NC18ED」)を2.0質量部の割合で配合した。得られた中間層用樹脂組成物および内外層用の樹脂組成物を押出成形機に投入し、押出成形により3層構成(外層/中間層/内層)のパイプ形状の管材(長さ1,300mm、外径140mm、厚さ7.5mm、呼び径125A、中間層の厚み80%)を作製した。
中間層用樹脂組成物として、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸マグネシウムを0.4質量部、ステアリン酸亜鉛を1.6質量部、平均粒径が20μmの硼珪酸ガラスを6質量部、および、平均粒径が0.4μmの合成ハイドロタルサイト(マグネシウム・アルミニウム・ハイドロオキサイド・カーボネート・ハイドレート)を3.6質量部の割合で配合した。外層および内層のそれぞれに用いられる樹脂組成物としては、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸鉛(水澤化学工業(株)製の「NC18ED」)を2.0質量部の割合で配合した。得られた中間層用樹脂組成物および内外層用の樹脂組成物を押出成形機に投入し、押出成形により3層構成(外層/中間層/内層)のパイプ形状の管材(長さ1,300mm、外径114mm、厚さ7.1mm、呼び径100A、中間層の厚み75%)を作製した。
中間層用樹脂組成物として、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸マグネシウムを0.1質量部、ステアリン酸亜鉛を0.8質量部(0.4質量部+0.4質量部)ステアリン酸カルシウムを0.1質量部、、平均粒径が20μmの硼珪酸ガラスを6質量部、および、平均粒径が0.4μmの合成ハイドロタルサイト(マグネシウム・アルミニウム・ハイドロオキサイド・カーボネート・ハイドレート)を3.6質量部の割合で配合した。外層および内層のそれぞれに用いられる樹脂組成物としては、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸鉛(水澤化学工業(株)製の「NC18ED」)を2.0質量部の割合で配合した。得られた中間層用樹脂組成物および内外層用の樹脂組成物を押出成形機に投入し、押出成形により3層構成(外層/中間層/内層)のパイプ形状の管材(長さ1,300mm、外径114mm、厚さ7.1mm、呼び径100A、中間層の厚み75%)を作製した。
中間層用樹脂組成物として、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸カルシウムを0.2質量部、ステアリン酸亜鉛を0.8質量部、平均粒径が20μmの硼珪酸ガラスを6質量部、および、平均粒径が0.4μmの合成ハイドロタルサイト(マグネシウム・アルミニウム・ハイドロオキサイド・カーボネート・ハイドレート)を3.6質量部の割合で配合した。外層および内層のそれぞれに用いられる樹脂組成物としては、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸鉛(水澤化学工業(株)製の「NC18ED」)を2.0質量部の割合で配合した。得られた中間層用樹脂組成物および内外層用の樹脂組成物を押出成形機に投入し、押出成形により3層構成(外層/中間層/内層)のパイプ形状の管材(長さ1,300mm、外径114mm、厚さ7.1mm、呼び径100A、中間層の厚み75%)を作製した。
ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸マグネシウムを0.2質量部、ステアリン酸亜鉛を0.8質量部、および、平均粒径が0.4μmの合成ハイドロタルサイト(マグネシウム・アルミニウム・ハイドロオキサイド・カーボネート・ハイドレート)を10質量部の割合で配合した。得られた樹脂組成物を押出成形機に投入し、押出成形により単層構成のパイプ形状の管材(長さ1,300mm、外径140mm、厚さ7.5mm、呼び径125A)を作製した。
中間層用樹脂組成物として、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸マグネシウムを0.2質量部、ステアリン酸亜鉛を0.8質量部、平均粒径が20μmの硼珪酸ガラスを4質量部、および、平均粒径が0.4μmの合成ハイドロタルサイト(マグネシウム・アルミニウム・ハイドロオキサイド・カーボネート・ハイドレート)を3.6質量部の割合で配合した。外層および内層のそれぞれに用いられる樹脂組成物としては、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸鉛(水澤化学工業(株)製の「NC18ED」)を2.0質量部の割合で配合した。得られた中間層用樹脂組成物および内外層用の樹脂組成物を押出成形機に投入し、押出成形により3層構成(外層/中間層/内層)のパイプ形状の管材(長さ1,300mm、外径114mm、厚さ7.1mm、呼び径100A、中間層の厚み75%)を作製した。
中間層用樹脂組成物として、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸マグネシウムを0.2質量部、ステアリン酸亜鉛を0.8質量部、平均粒径が20μmの硼珪酸ガラスを8質量部、および、平均粒径が0.4μmの合成ハイドロタルサイト(マグネシウム・アルミニウム・ハイドロオキサイド・カーボネート・ハイドレート)を3.6質量部の割合で配合した。外層および内層のそれぞれに用いられる樹脂組成物としては、ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸鉛(水澤化学工業(株)製の「NC18ED」)を2.0質量部の割合で配合した。得られた中間層用樹脂組成物および内外層用の樹脂組成物を押出成形機に投入し、押出成形により3層構成(外層/中間層/内層)のパイプ形状の管材(長さ1,300mm、外径114mm、厚さ7.1mm、呼び径100A、中間層の厚み75%)を作製した。
通常の配管として市販されている単層構成のポリ塩化ビニル管(PVC100質量部に対し、Mg−Zn系熱安定剤1質量部配合、長さ1,300mm、外径140mm、厚さ7.5mm、呼び径125A)をパイプ形状の管材として入手した。また、ポリ塩化ビニル製管継手(PVC100質量部に対し、Pb系熱安定剤2質量部配合)のY継手形状の管継手(90°の大曲り、呼び径125mm×125mm)を入手した。
入手したパイプ形状の管材とY継手形状の管継手とを用いて、実施例1と同様にして配管システムを形成した。この配管システムについて対価性能評価を行った。得られた結果を表2に示す。
通常の配管として市販されている単層構成のポリ塩化ビニル管(PVC100質量部に対し、Mg−Zn系熱安定剤1質量部配合、長さ1,300mm、外径114mm、厚さ7.1mm、呼び径100A)をパイプ形状の管材として入手した。
また、ポリ塩化ビニル樹脂(ヴィテック社製の「MT700」、平均重合度:700)100質量部に対し、Pb系熱安定剤2質量部、水酸化マグネシウムを1質量部の割合で配合した樹脂組成物を用い、射出成形により、建物内の区画貫通部に配管されるY継手形状の管継手(90°の大曲り、呼び径100mm×100mm)を作製した。
ポリ塩化ビニル単独重合体であるポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度:1030)100質量部に対し、ステアリン酸マグネシウムを0.2質量部、ステアリン酸亜鉛を0.8質量部、及び、平均粒径が0.4μmの合成ハイドロタルサイト(マグネシウム・アルミニウム・ハイドロオキサイド・カーボネート・ハイドレート)を15質量部の割合で配合して樹脂組成物を作製した。得られた樹脂組成物を押出成形機に投入し、押出成形により単層構成のパイプ形状の管材(長さ1,300mm、外径140mm、厚さ7.5mm、呼び径125A)を作製した。
なお、実施例では管材および管継手の呼び径を、それぞれ125Aまたは100Aとしたが、他の径であっても同様の効果が得られる。また、実施例1〜10の配管材および管継手は熱膨張性黒鉛を含有していないので彩色が可能であり、また、リサイクル性にも優れている。
1 床材
2 立管用パイプ
3 管継手
4 加熱室
5 炉内熱電対
6 横枝管用パイプ
7 モルタル
20 管材(パイプ)
31 管継手本管部
31a 上部受口
31b 下部受口
32 横枝管接続部
32a 受口
41 貫通孔
Claims (5)
- ポリ塩化ビニル系樹脂と、Ca−Zn系熱安定剤、Mg−Zn系熱安定剤およびCa−Mg−Zn系熱安定剤からなる群から選ばれる少なくとも1つと、合成ハイドロタルサイト化合物とを含み、前記ポリ塩化ビニル系樹脂100質量部に対して、合成ハイドロタルサイト化合物を2質量部以上、12質量部以下の範囲内で含有する樹脂組成物Aを用いて形成される耐火用配管材と、ポリ塩化ビニル系樹脂および炭酸カルシウムを含有する樹脂組成物Bを用いて形成される耐火用管継手とを少なくとも備えており、前記耐火用配管材は、外層、中間層および内層を有する、少なくとも3層からなり、該中間層が前記樹脂組成物Aを用いて形成されることを特徴とする耐火用配管システム。
- 前記外層および前記内層が、モリブデン系防煙剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の耐火用配管システム。
- ポリ塩化ビニル系樹脂と、Ca−Zn系熱安定剤、Mg−Zn系熱安定剤およびCa−Mg−Zn系熱安定剤からなる群から選ばれる少なくとも1つと、合成ハイドロタルサイト化合物とを含み、前記ポリ塩化ビニル系樹脂100質量部に対して、合成ハイドロタルサイト化合物を2質量部以上、12質量部以下の範囲内で含有する樹脂組成物Aを用いて形成される耐火用配管材(ただし、熱膨張性黒鉛を含有する耐火用配管材を除く)と、ポリ塩化ビニル系樹脂および炭酸カルシウムを含有する樹脂組成物Bを用いて形成される耐火用管継手とを少なくとも備えたことを特徴とする耐火用配管システム。
- 前記樹脂組成物Aおよび前記樹脂組成物Bが、それぞれ、硼珪酸ガラスをさらに含有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の耐火用配管システム。
- 前記樹脂組成物Bが、さらに、水酸化マグネシウムを含有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の耐火用配管システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011115431A JP5767859B2 (ja) | 2010-05-25 | 2011-05-24 | 耐火用配管システムおよび配管構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010119190 | 2010-05-25 | ||
JP2010119190 | 2010-05-25 | ||
JP2011115431A JP5767859B2 (ja) | 2010-05-25 | 2011-05-24 | 耐火用配管システムおよび配管構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012007728A JP2012007728A (ja) | 2012-01-12 |
JP5767859B2 true JP5767859B2 (ja) | 2015-08-19 |
Family
ID=45538500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011115431A Active JP5767859B2 (ja) | 2010-05-25 | 2011-05-24 | 耐火用配管システムおよび配管構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5767859B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6950712B2 (ja) * | 2017-01-24 | 2021-10-13 | 堺化学工業株式会社 | 塩素含有樹脂組成物及びそれを用いてなる継手成形体 |
JP6510127B1 (ja) * | 2017-07-28 | 2019-05-08 | 積水化学工業株式会社 | 配管構造体及び配管材の製造方法 |
CN109503976A (zh) * | 2017-09-15 | 2019-03-22 | 南京鑫豪高分子材料有限公司 | 一种阻燃管材材料 |
JP7136608B2 (ja) * | 2018-06-28 | 2022-09-13 | 積水化学工業株式会社 | 配管構造体 |
WO2020012994A1 (ja) * | 2018-07-12 | 2020-01-16 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 硫化水素徐放剤を含む包装体及びその製造方法、並びに硫化水素徐放剤、硫化水素徐放体及びそれらを用いた硫化水素の発生方法 |
JP7444563B2 (ja) * | 2019-08-29 | 2024-03-06 | 積水化学工業株式会社 | 樹脂製透明継手 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08127688A (ja) * | 1994-10-28 | 1996-05-21 | Yazaki Corp | 高難燃性塩化ビニル樹脂組成物 |
JP3563159B2 (ja) * | 1995-07-26 | 2004-09-08 | 旭電化工業株式会社 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
JPH1129676A (ja) * | 1997-07-11 | 1999-02-02 | Mitsubishi Chem Mkv Co | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
JP2000203876A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-25 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 抗菌性ガラス及びそのガラスを含有する樹脂組成物 |
JP2001289363A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-19 | Kubota Corp | 耐火性三層管 |
JP4402936B2 (ja) * | 2002-11-05 | 2010-01-20 | 三菱樹脂株式会社 | 押出成形体 |
JP4960806B2 (ja) * | 2006-12-28 | 2012-06-27 | 積水化学工業株式会社 | 複層耐火配管材およびその製造方法 |
JP4829847B2 (ja) * | 2007-07-20 | 2011-12-07 | 積水化学工業株式会社 | 建物内配管路 |
JP4886632B2 (ja) * | 2007-08-30 | 2012-02-29 | 積水化学工業株式会社 | 排水集合継手 |
JP5320027B2 (ja) * | 2008-03-26 | 2013-10-23 | 積水化学工業株式会社 | 耐火配管構造 |
-
2011
- 2011-05-24 JP JP2011115431A patent/JP5767859B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012007728A (ja) | 2012-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101796129B (zh) | 耐火管道材料 | |
JP4440287B2 (ja) | 建築用配管材およびこの建築用配管材の成形方法 | |
JP5767859B2 (ja) | 耐火用配管システムおよび配管構造 | |
JP5351727B2 (ja) | 耐火遮音管 | |
JP4886632B2 (ja) | 排水集合継手 | |
WO2011136245A1 (ja) | 耐火用配管材 | |
JP4829847B2 (ja) | 建物内配管路 | |
JP7136982B2 (ja) | 配管構造体及び配管構造体用の管継手の製造方法 | |
JP5802427B2 (ja) | 耐火用配管材 | |
JP5508048B2 (ja) | 耐火排水集合継手 | |
JP5483937B2 (ja) | 耐火排水集合継手 | |
JP5175505B2 (ja) | 脚部継手 | |
JP2009057995A (ja) | 樹脂ライニング鋼管およびこの樹脂ライニング鋼管を用いた排水配管構造 | |
JP2011226581A (ja) | 耐火用管継手 | |
JP4440290B2 (ja) | 建築用配管材 | |
JP4833267B2 (ja) | 給排水用配管材 | |
JP2011247412A (ja) | 耐火用配管材 | |
JP7136608B2 (ja) | 配管構造体 | |
JP2011246703A (ja) | 耐火用配管材 | |
JP2011247414A (ja) | 耐火用配管材 | |
JP5150170B2 (ja) | 排水管継手 | |
JP4440288B2 (ja) | 建築用配管材 | |
JP5238383B2 (ja) | 排水配管構造 | |
JP7449201B2 (ja) | 多層管 | |
JP7449202B2 (ja) | 多層管 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20121210 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20130405 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130405 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140106 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150616 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150622 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5767859 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |