JP5762062B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯槽の内部で回転する回転ドラム内に乾燥風を循環させる乾燥風路を備える洗濯乾燥機に関する。
近年広く普及しているドラム式の洗濯乾燥機は、有底円筒形の洗濯槽を、横姿勢又は斜め横姿勢で外筐内に支持し、この洗濯槽の内部に、同軸上にて回転する有底円筒形の回転ドラムを収容して構成されている(例えば、特許文献1参照)。
洗濯槽及び回転ドラムは、同側に開口する開口部を有しており、洗濯物は、これらの開口部を経て回転ドラムの内部に投入され、洗濯槽及び回転ドラムの底部に溜まる洗濯水中に浸され、回転ドラムの回転による持ち上げ及び落下を繰り返し、落下時に回転ドラムの周面に叩きつけられて洗濯される。
洗濯を終えた洗濯物は、残留水分の多くを脱水された後、回転ドラムの内部に導入される乾燥風と接触することにより乾燥せしめられる。乾燥風は、洗濯槽内に開口する導入口及び導出口を送風ダクトにより連絡してなり洗濯槽及び回転ドラムを中途に含めて構成された乾燥風路内を循環する。
乾燥風路には、乾燥風を起風する送風ファンが設けてあり、該送風ファンの上流側に冷却部が、同じく下流側にヒータが夫々配設してある。乾燥風は、回転ドラム内の洗濯物と接触し、該洗濯物の水分を奪った後、冷却部において冷却され、含有水分を凝縮除去された乾き空気となり、ヒータを通過する際に加熱されて回転ドラム内に戻る。回転ドラム内の洗濯物は、このように循環する乾燥風との接触を繰り返して乾燥せしめられる。
特開2004−321316号公報
以上の如く構成された洗濯乾燥機は、洗濯水を給水するための給水路を備えている。この給水路は、一般的には、給水源(水道)に接続可能な接続口と洗濯槽内に開口する給水口とを給水管により連結し、該給水管の中途に給水弁を介装して構成されている。給水弁は、複数の出口を有する多連形の電磁弁である。給水源からの給水は、給水弁が所定の出口に切換えられることにより、給水管を経て洗濯槽の内部に送り込まれる。
このように給水がなされる洗濯乾燥機において、回転ドラム内の洗濯物は、送り込まれる洗濯水が洗濯槽内に溜まり、水位が上昇し、回転ドラム内に洗濯水が浸入した段階で濡れ始め、洗濯水の給水開始後、該洗濯水が洗濯物に浸透するまでに時間を要する。一方、洗濯物の洗濯効果は、該洗濯物に洗濯水が浸透した段階で得られることから、給水開始から洗濯物の濡れ始めまでの所要時間は、洗濯工程全体の所要時間(洗濯時間)を長くするという問題がある。
特許文献1に記載の発明においては、洗濯水の給水口が、回転ドラムの前面に開設された洗濯物の投入口に上方から対向するように設けてある。この構成によれば、給水口から流れ出る洗濯水の一部が回転ドラム内の洗濯物に降りかかり、該洗濯物の濡れを促進することができるが、この促進効果は限定的であり洗濯時間の短縮効果は小さい。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、洗濯槽内に給水される洗濯水を給水開始直後から回転ドラム内の洗濯物に効果的に浸透させることができ、洗濯時間の短縮が可能となる洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、洗濯槽と、該洗濯槽の内部で回転する回転ドラムと、前記洗濯槽及び回転ドラムの内部に洗濯水を給水する給水路と、前記洗濯槽及び回転ドラム内に乾燥風を循環させる乾燥風路とを備え、前記回転ドラムの内部の洗濯物を、前記洗濯水に浸して洗濯し、前記乾燥風と接触させて乾燥せしめる洗濯乾燥機において、前記給水路の中途を前記乾燥風路に連通しており、前記洗濯水を前記乾燥風路の内部に給水する副給水路と、前記洗濯水の給水開始時から所定の給水位に達するまでの間に、前記副給水路による給水を行わせると共に、前記乾燥風路に設けた送風ファンを駆動し、該送風ファンの起風により前記洗濯水を搬送し、前記乾燥風路の末端に設けた導入口を経て前記回転ドラム内に送り込むべく動作する給水制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、給水開始時に洗濯水を副給水路を経て乾燥風路内に給水し、更に乾燥風路に設けた送風ファンを駆動して、該送風ファンの起風により給水を搬送し、乾燥風の導入口を経て回転ドラム内に送り込む動作を所定の給水位に達するまで実行し、回転ドラム内の洗濯物を速やかに濡らして洗濯時間の短縮を実現する。
また本発明に係る洗濯乾燥機は、前記導入口が、前記回転ドラムの底面中央部に設けてあることを特徴とする。
この発明においては、副給水路による給水を回転ドラム底面中央部に設けた導入口から回転ドラム内部全体に拡がるように送り込む。給水は、回転ドラム内に広く分布する洗濯物に良好に行き渡り、これらの洗濯物を確実に濡らすことができる。
また本発明に係る洗濯乾燥機は、前記給水制御手段が、前記乾燥風路に設けたヒータを前記送風ファンと共に動作させることを特徴とする。
この発明においては、副給水路による給水時に、乾燥風路に設けたヒータを動作させ、給水を搬送する搬送風を加熱して回転ドラム内に送り込む。回転ドラム内の洗濯物は、給水により濡れると共に、搬送風と接触して高温となり、給水終了後に実施される洗濯効果が高められ、洗濯時間を更に短縮することができる。
更に本発明に係る洗濯乾燥機は、前記給水制御手段が、前記送風ファンの起風量及び前記ヒータの発熱量を洗濯条件に応じて変更制御することを特徴とする。
この発明においては、送風ファンが起風する搬送風量及びヒータによる搬送風の加熱量を洗濯条件に応じて変更し、回転ドラム内の洗濯物を、量、質に応じた適正な温度下で濡れた状態とし、洗濯効果を有効に高めて洗濯時間を短縮する。
本発明に係る洗濯乾燥機においては、給水開始時から所定の給水位に達するまでの間、副給水路による給水が乾燥風の導入口を経て回転ドラム内に送り込まれるから、回転ドラム内の洗濯物に給水を、開始直後の段階から効果的に浸透させることができ、洗濯時間を短縮することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
実施の形態に係る洗濯乾燥機の外観を略示する斜視図である。 実施の形態に係る洗濯乾燥機の内部構成を略示する縦断面図である。 導出ダクト及び導入ダクトの形成態様を示す図である。 ドラムモータの支持部近傍の拡大断面図である。 洗濯乾燥機の制御系の構成を示すブロック図である。 給水制御動作の手順を示すフローチャートである。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、実施の形態に係る洗濯乾燥機の外観を略示する斜視図、図2は、実施の形態に係る洗濯乾燥機の内部構成を略示する縦断面図である。
図2に示すように、洗濯乾燥機は、外装を構成する外筐1の内部に洗濯槽2及び回転ドラム3を備えている。洗濯槽2は、一側の端部に全面に亘って設けられた開口20を有する大径の有底円筒体であり、外筐1の底面に立設された複数本の支持脚21(1本のみ図示)により、開口20の側を上向きとし、水平面に対して軸心を傾けた傾斜姿勢を保って弾性支持されている。
外筐1の前面(図2の左側面)には、洗濯槽2の開口20を臨む位置に、蓋体10により開閉自在に洗濯物の投入口11が開設してあり、この投入口11と洗濯槽2の開口20との間は、ベローズ12により液密に封止されている。図1に示すように、外筐1の前面には、蓋体10の近傍にドア開ボタン13が設けてある。蓋体10は、ドア開ボタン13の操作により開放される。
回転ドラム3は、洗濯槽2よりもやや小径の有底円筒体であり、一側の開口30を洗濯槽2の開口20の内側に臨ませ、洗濯槽2の底部中央に固設されたドラムモータ4の出力軸40の端部に連結し、該ドラムモータ4の駆動により、洗濯槽2の内部で同軸上にて回転するようになしてある。
回転ドラム3の周壁には、多数の小孔32が全面に亘って貫通形成されており、また周壁内面には、軸長方向に延びるバッフル33が、周方向に等配をなして複数突設されている。なお図2中には、図面の煩雑化を避けるべく、小孔32の一部と一つのバッフル33のみを図示してある。
以上の如く構成された洗濯乾燥機の洗濯運転は、蓋体10を開放し、投入口11の内側に位置する開口20,30を経て回転ドラム3内に洗濯物を投入し、前記蓋体10を閉止した後、後述するように洗濯槽2の内部に給水し、ドラムモータ4を駆動して回転ドラム3を回転せしめて実施される。前述したように回転ドラム3は、多数の小孔32と複数のバッフル33とを備えており、回転ドラム3の内部の洗濯物は、小孔32を経て回転ドラム3内に導入される洗濯水中に浸され、バッフル33の作用による持ち上げ及び落下を繰り返し、落下時に回転ドラム3の内面に叩きつけられて洗濯される。
図1に示すように、外筐1の前面上部には、各種の操作のための操作部及び各種の表示のための表示部を備える操作パネル15が設けてある。該操作パネル15は、外筐1の上部内側に設けた運転制御部8(図2、図5参照)に接続してある。前述した洗濯運転、及び後述する乾燥運転、更には、これらの間に実施される脱水運転は、操作パネル15の操作に応じた運転制御部8の動作により、一連の処理、又は個々に独立した処理として実行される。
図1に示すように外筐1の後部上面には、水道等の給水源との接続が可能な接続口50が設けてある。図2に示すように接続口50は、外筐1の内側に設けた給水弁51に接続してある。給水弁51は、複数の給水出口を有する多連形の電磁弁である。
給水弁51の第1給水出口は、主給水管52を介して洗濯槽2の上部周面に開口する給水口に接続されている。給水弁51が第1給水出口に切換えられた場合、給水源からの給水は、主給水管52を経て洗濯槽2の内部に送り込まれる。主給水管52の中途には、公知のように洗剤ケースを配置し、給水と共に適量の洗剤が導入されるように構成することができる。
給水弁51の第2給水出口は、小径の副給水管53を介して後述する導入ダクト61の中途に設けた給水ノズル54に接続してある。給水弁51が第2給水出口に切換えられた場合、給水源からの給水は、副給水管53を経て給水ノズル54に達し、導入ダクト61の内部に送り込まれる。
給水弁51の第3給水出口は、冷却水管55を介して、洗濯槽2の前下部に連結してある。洗濯槽2には、下部周面に軸長方向に延びる凹溝22が形成されており、該凹溝22の上部を覆うように冷却板23が架設してある。冷却板23は、後部を下として傾斜しており、上表面に複数の凹部が並設してある。給水弁51が第3給水出口に切換えられた場合、給水源からの給水は、冷却水管55を通って冷却板23の前上部に送り込まれ、複数の凹部内に順次滞留しながら冷却板23の上表面に沿って後方に流れて、後述のように循環する乾燥風を冷却する冷却水として使用される。
凹溝22の後端部には、排水管24が接続されている。該排水管24は、外筐1内側の前下部に固定支持された筒形のフィルタケース25に接続されている。フィルタケース25の内部には、繊維屑等の異物を捕捉するリントフィルタが収容されている。
フィルタケース25の後部は、排水弁26を介して外筐1の底面に沿って敷設された排水ホース27に接続されている。フィルタケース25の前側上部には、エアトラップ28が設けてある。エアトラップ28は、フィルタケース25内部に連通する空洞である。エアトラップ28には、上方に延びる導圧管28aが接続されており、該導圧管28aの上端部には水位センサ29が取付けてある。
排水弁26が閉である場合、洗濯槽2の内部に後述の如く給水される洗濯水は、排水管24を経てフィルタケース25内に入り、該フィルタケース25内に充満した後、排水管24及び洗濯槽2の内部に溜まる。エアトラップ28の内部には、フィルタケース25に洗濯水が充満した後に空気が取り残される。エアトラップ28内の空気圧は、フィルタケース25を底として溜まる洗濯水の水位の上昇に応じて大となる。水位センサ29は、導圧管28aを介して伝播するエアトラップ28内の空気圧を検出する圧力センサである。水位センサ29の検出信号は、運転制御部8に与えられている。運転制御部8は、水位センサ29の検出信号に基づいて洗濯水の水位を認識する。
排水弁26は、洗濯運転の後に開放される。この開放により洗濯槽2内の洗濯水は、排水管24及びフィルタケース25を経て排水ホース27に排水される。この排水に際し、洗濯水中に含まれる繊維屑等の異物は、フィルタケース25内のリントフィルタに捕捉、除去され、排水ホース27を経て下水管に排出される虞れがない。
洗濯乾燥機は、乾燥風を循環させる乾燥風路を更に備えている。乾燥風路は、洗濯槽2の底面に沿って延び、該洗濯槽2と一体形成された導出ダクト60及び導入ダクト61を有している。図3は、導出ダクト60及び導入ダクト61の形成態様を示す図である。本図は、洗濯槽2の底面を前方から見た状態を略示しており、図の上下は、図2の上下に対応している。なお、洗濯槽2の外面には、強度確保のための多数のリブが設けてあるが、図3においては、これらのリブの図示を省略してある。
図3に示すように、導出ダクト60は、洗濯槽2の底面最下部を含めて周方向に適宜の長さを有して延び、一側端部で斜め上方に立ち上がるように設けられている。図3には、洗濯槽2の下部周面に前述の如く形成された凹溝22、及び該凹溝22の上部に架設した冷却板23も図示してある。導出ダクト60の下部は、冷却板23の後位置で洗濯槽2内に開口する導出口62に連通している。導出ダクト60の上端部は、洗濯槽2の上部周面に上向きに突設された導出管63に連通している。
導入ダクト61は、洗濯槽2の底面の中心に設けた円形部と、該円形部に連続し、斜め上方に立ち上がる直線部とを備える。直線部の上端部は、洗濯槽2の上部周面に上向きに突設された導入管64に連通している。また円形部の中心位置には、ドラムモータ4の出力軸40が突出しており、この突出部と同軸をなし、洗濯槽2の内部に向けて開口する円形断面の導入口65が開設されている。
図4は、ドラムモータの支持部近傍の拡大断面図である。図中に一部を示すドラムモータ4の出力軸40は、軸受41により回転自在に支持され、洗濯槽2の内側に向けて突出しており、この突出端部は、連結ブラケット42を介して回転ドラム3の底面の中心位置に固定されている。連結ブラケット42と回転ドラム3との間には、薄肉の封止板66が挾持固定されている。封止板66の外周には、導入ダクト61の末端の導入口65の内側に対向する鍔部が周設され、該鍔部の外面には、導入口65に内嵌固定されたオイルシール67が当接している。
回転ドラム3の底面には、連結ブラケット42の固定部よりも外側の周上に並ぶ複数の導入孔34が開設してあり、これらの導入孔34は、封止板66の対応位置に設けられた連通孔68を介して導入口65に連通している。
図2に示すように、洗濯槽2の上部には、乾燥風を起風する送風ファン70が配してある。該送風ファン70は、吸込側のフィルタ71と吐出側のヒータ72と共にユニット化され、外筐1の内部に固定支持されている。洗濯槽2の上部に突出する導出管63の端部は、送風ファン70の吸込側に連結され、同じく導入管64の端部は、送風ファン70の吐出側に連結されている。
以上の如く構成された乾燥風路においては、送風ファン70が駆動された場合、吸込側に連結された導出ダクト60から乾燥風が吸い込まれて加圧され、吐出側に連結された導入ダクト61に送り出される。導入ダクト61内に送り出される乾燥風は、洗濯槽2の外周から中央に向けて流れて導入口65に達し、連通孔68及び導入孔34を通って回転ドラム3内に導入される。回転ドラム3内に導入された乾燥風は、周壁に形成された多数の小孔32を通って洗濯槽2内に流出し、前述の如く形成された導出口62を経て導出ダクト60内に導出され、送風ファン70に再度吸い込まれる。
洗濯乾燥機の乾燥運転は、送風ファン70を駆動し、ヒータ72を動作させると共に、ドラムモータ4を駆動し、回転ドラム3を低速度で反復回転させ、更に、給水弁51を第3給水出口に切換え、冷却板23上に冷却水を流すことによりなされる。
乾燥風路の内部には、送風ファン70を駆動することにより前述したように乾燥風の循環が生じる。この乾燥風は、ヒータ72を通過する際に加熱されて回転ドラム3内に導入される。回転ドラム3の内部の洗濯物は、該回転ドラム3の回転による持ち上げ及び落下を繰り返している。回転ドラム3内に導入される乾燥風は、回転ドラム3内の洗濯物に当たり、該洗濯物の水分を奪って洗濯槽2内に流出し、該洗濯槽2の底面下部に開口する導出口62に向けて流れる。
このように流れる乾燥風は、洗濯槽2の下部に設けられた冷却板23上の冷却水と接触して冷却され、含有水分を凝縮除去された乾き空気となって導出口62に達し、導出ダクト60内に送り出される。なお、凝縮除去された水分は、冷却板23上を冷却水と共に後向きに流れ、後端部に達して凹溝22内に流れ落ち、排水管24及びフィルタケース25を通って排水ホース27内に排水される。
一方、乾き空気となった乾燥風は、導出ダクト60内を上昇し、導出管63を経て送風ファン70に吸い込まれて加圧され、ヒータ72により再加熱されて高温、低湿の温風となって回転ドラム3の内部に導入される。回転ドラム3内の洗濯物は、以上のように冷却及び加熱を伴って循環する乾燥風と接触を繰り返すことで乾燥せしめられる。
図2及び図3に示すように、導入ダクト61の中途には給水ノズル54が設けてある。該給水ノズル54には、副給水管53が接続してあり、給水源からの給水が、副給水管53を経て給水ノズル54に達し、該給水ノズル54から導入ダクト61の内部に送り込まれるように構成してある。
副給水管53による給水は、後述するように、洗濯槽2内への洗濯水の給水開始時に、送風ファン70を駆動し、またヒータ72を動作させて、送風ファン70による起風をヒータ72により加熱して生成される温風が導入ダクト61の内部を流れている状態で実施する。導入ダクト61内を流れる温風は、給水ノズル54から送り込まれる給水の搬送風として作用し、前記給水は、搬送風と共に導入ダクト61内を流れ、末端に設けた導入口65に達し、連通孔68及び導入孔34を経て回転ドラム3の内部に送り込まれる。
また副給水管53による給水は、適宜のタイミングにおいて、送風ファン70及びヒータ72を動作させずに実施することができる。この給水は、導入ダクト61内に残留する繊維屑等の異物の洗い流しを目的とし、異物を含む給水は、導入ダクト61の下部に溜まり、ドレン管(図示を省略する)を経て排水ホース27内に排水される。
図5は、洗濯乾燥機の制御系の構成を示すブロック図である。洗濯乾燥機の運転制御部8は、CPU8a、ROM8b、RAM8c及び入出力インターフェイス8dを共有バスで接続してなるコンピュータである。
入出力インターフェイス8dは、前述した操作パネル15に接続してある。操作パネル15には、電源スイッチ、運転開始を指令するスタートスイッチ、運転内容を選択するためのスイッチ等、使用者により操作される各種の操作スイッチが設けられており、操作パネル15の操作内容は、入出力インターフェイス8dを介してCPU8aに与えられている。また操作パネル15は、操作補助のための表示、運転状態の表示等の各種の表示を行わせるための表示部を備えている。該表示部の表示は、入出力インターフェイス8dを介してCPU8aから与えられる動作指令に応じてなされる。
また入出力インターフェイス8dは、前述した水位センサ29に接続してある。水位センサ29の検出信号は、入出力インターフェイス8dを介してCPU8aに与えられ、CPU8aは、水位センサ29の検出信号に基づいて洗濯槽2の内部の貯留水の水位を認識する。
更に入出力インターフェイス8dは、ドラムモータ4、給水弁51、排水弁26、送風ファン70及びヒータ72に接続してある。CPU8aは、操作パネル15の操作内容に従ってROM8bに格納された制御プログラムを実行し、入出力インターフェイス8dを介して、ドラムモータ4、給水弁51、排水弁26、送風ファン70及びヒータ72に動作指令を与え、これら夫々を動作させることにより、前述した洗濯運転及び脱水運転を実行する。
洗濯運転、脱水運転及び乾燥運転を実行するための運転制御部8の動作は、公知の動作であることから詳細な説明は省略する。一方、運転制御部8は、洗濯運転の開始に際し、以下に示す給水制御動作を行う。
図6は、給水制御動作の手順を示すフローチャートである。運転制御部8のCPU8aは、給水の開始タイミングであるか否かを判定し(ステップS1)、開始タイミングでない場合(S1:NO)には、以下の給水制御動作を実行しない。
給水開始タイミングとは、洗い用又は濯ぎ用の水を洗濯槽2内に供給するタイミングであり、洗濯運転中に通常複数回存在する。運転制御部8のCPU8aは、ステップS1の判定を所定の周期で実施し、給水の開始タイミングであると判定された場合(S1:YES)、給水弁51に切換え指令を与え、該給水弁51を第2給水出口に切換え(ステップS2)、更に、送風ファン70及びヒータ72に動作指令を与え、これらを駆動する(ステップS3)。
以上の動作により、接続口50に接続された給水源からの給水は、第2給水出口に切換えられた給水弁51を経て副給水管53に導入され、給水ノズル54を経て乾燥風路を構成する導入ダクト61の内部に送り込まれる。このとき、導入ダクト61の内部には、送風ファン70の動作により起風され、ヒータ72により加熱された温風の流れが生じており、導入ダクト61内に送り込まれた給水は、内部を流れる温風により搬送され、該温風と共に末端の導入口65に達し、連通孔68及び導入孔34を経て回転ドラム3の内部に送り込まれる。副給水管53の直径は、導入ダクト61の内部に送り込まれる給水量が、搬送風中に良好に分散し、該搬送風と共に回転ドラム3内に確実に送り込まれる量となるように設定してある。
運転制御部8のCPU8aは、水位センサ29の検出信号を取り込み、検出水位が所定水位に到達しているか否かを判定する(ステップS4)。所定水位に満たない場合(S4:NO)、CPU8aは、ステップS2、S3の動作を繰り返し、副給水管53による給水を継続する。
このような動作の間、導入口65から送り込まれる給水は、回転ドラム3内の洗濯物に直接的に降り注ぎ、該洗濯物を濡らし、その後に回転ドラム3の周壁に設けた多数の小孔32を通って流出して洗濯槽2の内部に溜まる。導入口65は、洗濯槽2及び回転ドラム3の底面中央部に開設されているから、副給水管53による給水は、回転ドラム3の内部全体に拡がるように送り込まれ、回転ドラム3内に広く分布する洗濯物を良好に濡らすことができる。
また、導入口65からは、副給水管53による給水と共に前述した温風が送り込まれており、回転ドラム3内の洗濯物は、給水の作用により濡れると共に、前記温風と接触して加熱される。従って、回転ドラム3内の洗濯物は、ステップS2、S3の動作が継続されている間に、高温下において給水が均一に浸透した状態となる。
ステップS3における送風ファン70及びヒータ72の駆動は、送風ファン70の起風量及びヒータ72の発熱量を洗濯条件に応じて変更して実施してもよい。洗濯条件は、回転ドラム3内の洗濯物の量、使用者が操作パネル15の操作によって指定する洗濯コース等である。洗濯物の量は、公知のように、洗濯槽2を支持する支持脚21に付設した重量センサの検出結果に基づいて判定することができる。例えば、洗濯物の量が多い場合、送風ファン70の起風量及びヒータ72の発熱量を共に大とし、全ての洗濯物が適正な温度に加熱できるようにする。送風ファン70の起風量は、該送風ファン70の回転速度の制御により、またヒータ72の発熱量は、該ヒータ72の通電電流の制御により夫々変更することができる。
給水が所定水位に達した場合(S4:YES)、運転制御部8のCPU8aは、送風ファン70及びヒータ72を停止させ(ステップS5)、給水弁51に切換え指令を与え、該給水弁51を第1給水出口に切換える(ステップS6)。
この動作により、給水源からの給水は、給水弁51を経て主給水管52に導入され、該主給水管52を経て洗濯槽2の内部に送り込まれる。主給水管52は、副給水管53よりも大径であり、第1給水出口への切換え後の給水は、洗濯槽2の内部に速やかに溜まる。前述したように水位センサ29の検出信号は、フィルタケース25を底として溜まる給水の水位に対応している。ステップS4の判定に用いる所定水位は、例えば、フィルタケース25に給水が満たされ、水位センサ29が検出するエアトラップ28の内圧が変化し始める水位とすることができる。これにより、副給水管53から主給水管52への切換えは、給水開始後の早期の段階で実施されることとなり、総給水時間が長くなることがない。
次いで運転制御部8のCPU8aは、水位センサ29の検出信号を取り込み、この検出信号に基づいて給水の完了を判定し(ステップS7)、洗濯槽2内に所定量の水が貯留された場合(S7:YES)、給水弁51に閉指令を与え、該給水弁51を閉として(ステップS8)、給水制御動作を終了する。
主給水管52による給水は、回転ドラム3内ではなく、洗濯槽2内に送り込まれるが、回転ドラム3内の洗濯物は、主給水管52への切換え前に、高温下にて十分に濡れた状態にあるから、給水終了後に実施される洗濯運転の開始直後から高い洗浄効果又は濯ぎ効果が得られ、洗濯運転の所要時間を短縮することができる。
なお以上の実施の形態においては、主給水管52と副給水管53とを、給水弁51の動作により切り換えるようにしてあるが、副給水管53と主給水管52とを独立した給水系とし、夫々による給水を、各別の弁の開閉により行わせるようにしてもよい。また、主給水管52による給水と副給水管53による給水とを同時に行わせるようにしてもよい。
また以上の実施の形態においては、洗濯槽2及び回転ドラム3が、斜め横姿勢に支持された洗濯乾燥機、所謂、斜めドラム式の洗濯乾燥機について説明したが、本発明は、洗濯槽2及び回転ドラム3が横姿勢又は縦姿勢に支持された洗濯乾燥機にも適用可能であり、同様の効果が得られることは言うまでもない。
2 洗濯槽
3 回転ドラム
8 運転制御部
53 副給水管(副給水路)
61 導入ダクト(乾燥風路)
65 導入口
70 送風ファン
72 ヒータ

Claims (4)

  1. 洗濯槽と、該洗濯槽の内部で回転する回転ドラムと、前記洗濯槽及び回転ドラムの内部に洗濯水を給水する給水路と、前記洗濯槽及び回転ドラム内に乾燥風を循環させる乾燥風路とを備え、前記回転ドラムの内部の洗濯物を、前記洗濯水に浸して洗濯し、前記乾燥風と接触させて乾燥せしめる洗濯乾燥機において、
    前記給水路の中途を前記乾燥風路に連通しており、前記洗濯水を前記乾燥風路の内部に給水する副給水路と、
    前記洗濯水の給水開始時から所定の給水位に達するまでの間に、前記副給水路による給水を行わせると共に、前記乾燥風路に設けた送風ファンを駆動し、該送風ファンの起風により前記洗濯水を搬送し、前記乾燥風路の末端に設けた導入口を経て前記回転ドラム内に送り込むべく動作する給水制御手段とを備えることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記導入口は、前記回転ドラムの底面中央部に設けてあることを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記給水制御手段は、前記乾燥風路に設けたヒータを前記送風ファンと共に動作させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記給水制御手段は、前記送風ファンの起風量及び前記ヒータの発熱量を洗濯条件に応じて変更制御することを特徴とする請求項3に記載の洗濯乾燥機。
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