JP5761359B2 - 画像表示システム、制御装置、及び表示モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、複数の表示モジュールを配列して構成される画像表示装置に画像を表示する画像表示システム、制御装置、及び表示モジュールに関するものである。
複数の発光素子が等間隔に配列された表示モジュールを縦横方向に複数配列し、全体で一つの大画面を構成する画像表示装置が知られている。このような画像表示装置を構成する表示モジュールを継ぎ合わせる場合、設置ずれによって、隣り合う表示モジュール間の継ぎ目の間隔が表示モジュール内の隣り合う発光素子間の間隔よりも広くなると、表示モジュール間の継ぎ目部分が暗線として見えてしまい画質の劣化を招く。
しかし、継ぎ目の間隔が発光素子間の間隔と同じになるように全ての表示モジュールを配列するには設置時間、設置コストがかかってしまう。そのため従来は、表示モジュールに配列された複数の発光素子のうち、継ぎ目近傍にある発光素子の輝度を、中央部分における発光素子の輝度よりも高くなるように補正し、継ぎ目部分の暗線を目立たなくしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−86165号公報(0289段落)
しかしながら、上記の特許文献1においては、各表示モジュールの継ぎ目近傍にある発光素子の輝度をどの程度補正するか、すなわち、輝度の補正値をどのように設定するかということについては考慮されておらず、例えば各表示モジュールに対してそれぞれ同一の補正値で輝度補正する場合、表示モジュールの組によって間隔が異なるため、暗線が解消しない継ぎ目部分が残り、画質の劣化を防止できないという課題があった。また、表示モジュール間の継ぎ目の間隔が発光素子間の間隔よりも狭い場合は、継ぎ目近傍における発光素子の輝度を中央部分における発光素子の輝度よりも高くするような輝度補正値で輝度補正すると、継ぎ目部分が明線となり画質の劣化を招くという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、表示モジュール間の継ぎ目部分を目立たなくし画質の劣化を防止することができる画像表示システムを提供することを目的とする。
本発明に係る画像表示システムは、入力された複数の画素から構成される画像データの輝度を補正して補正後の画像データを出力する制御装置と、前記画像データの前記複数の画素に対応する複数の発光素子が配列され前記制御装置からの前記補正後の画像データが入力される複数の表示モジュールとを備え、前記複数の表示モジュールを配列して構成される画像表示装置に前記補正後の画像データに対応する画像を表示させる画像表示システムであって、前記制御装置は、前記複数の表示モジュールのうち第1の表示モジュールと、この第1の表示モジュールと隣り合う第2の表示モジュールとの間の間隔値が入力された場合に、この入力された間隔値に対応し前記画像データの前記複数の画素の輝度を補正するための輝度補正値を出力する輝度補正値出力部と、この輝度補正値出力部から出力された前記輝度補正値を前記複数の画素の輝度にそれぞれ加算することにより、前記第1の表示モジュール内であって前記第2の表示モジュールに隣接する第1のライン上と、前記第2の表示モジュール内であって前記第1のラインに隣接する第2のライン上とにある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正部とを備え、前記輝度補正値出力部は、前記第1のライン上にある前記複数の画素を補正する輝度補正値を交互に異なる値とし、前記第1のライン上にある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正値と、前記第1のライン上の前記複数の画素にそれぞれ隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値とが0を除く所定の差となるように前記輝度補正値を出力し、前記第1のライン上にある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正値は、隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値よりも低い値と、隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値よりも高い値とが交互となるような値であることを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、入力された複数の画素から構成される画像データの輝度を補正し、補正後の画像データを前記画像データの前記複数の画素に対応する複数の発光素子が配列された複数の表示モジュールに出力し、前記複数の表示モジュールを配列して構成される画像表示装置に前記補正後の画像データに対応する画像を表示させる制御装置であって、前記複数の表示モジュールのうち第1の表示モジュールと、この第1の表示モジュールと隣り合う第2の表示モジュールとの間の間隔値が入力された場合に、この入力された間隔値に対応し前記画像データの前記複数の画素の輝度を補正するための輝度補正値を出力する輝度補正値出力部と、この輝度補正値出力部から出力された前記輝度補正値を前記複数の画素の輝度にそれぞれ加算することにより、前記第1の表示モジュール内であって前記第2の表示モジュールに隣接する第1のライン上と、前記第2の表示モジュール内であって前記第1のラインに隣接する第2のライン上とにある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正部とを備え、前記輝度補正値出力部は、前記第1のライン上にある前記複数の画素を補正する輝度補正値を交互に異なる値とし、前記第1のライン上にある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正値と、前記第1のライン上の前記複数の画素にそれぞれ隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値とが0を除く所定の差となるように前記輝度補正値を出力し、前記第1のライン上にある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正値は、隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値よりも低い値と、隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値よりも高い値とが交互となるような値であることを特徴とする。
本発明に係る表示モジュールは、複数配列されて画像を表示する画像表示装置を構成するとともに、複数の発光素子が配列された表示モジュールであって、隣り合う表示モジュールとの間の間隔値に対応し、入力される画像データを構成する複数の画素の輝度を補正するための輝度補正値が記憶される輝度補正値記憶部と、前記輝度補正値記憶部に記憶される前記輝度補正値を前記複数の画素の輝度にそれぞれ加算することにより、前記複数の画素のうち、前記隣り合う表示モジュールに隣接するライン上にある複数の前記発光素子に対応する複数の画素の輝度を補正する輝度補正部とを備え、前記輝度補正値記憶部は、前記ライン上にある前記複数の画素を補正する輝度補正値を交互に異なる値とし、前記ライン上における前記複数の画素の輝度補正値と、前記ライン上における前記複数の画素にそれぞれ隣接する前記隣接するライン上の画素の輝度補正値とが0を除く所定の差となるように前記輝度補正値を記憶し、前記第1のライン上にある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正値は、隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値よりも低い値と、隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値よりも高い値とが交互となるような値であることを特徴とする。
本発明の画像表示システム、制御装置、及び表示モジュールによれば、表示モジュール間の継ぎ目の間隔に応じた輝度補正値で継ぎ目近傍における発光素子の輝度を補正するので、表示モジュール間の継ぎ目部分に生じる暗線又は明線を目立たなくし、画質の劣化を防止することができる。
実施の形態1に係る画像表示システムの構成図。 実施の形態1に係る表示モジュールを説明するための図。 実施の形態1に係る表示モジュール間の継ぎ目の間隔を説明するための図。 実施の形態1における画像表示装置と画像データとの対応関係を説明するための図。 実施の形態1に係る画像表示装置の一例を示す図。 実施の形態1に係る動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係る対応情報記憶部に記憶される輝度補正値の1例を示す図。 実施の形態1に係る輝度補正値の設定方法の1例を説明するための図。 実施の形態1に係る画像データの輝度補正を説明するための図。 実施の形態1に係る画像データの輝度補正の他の例を説明するための図。 実施の形態1に係る対応情報記憶部に記憶される輝度補正値の他の例を示す図。 実施の形態1に係る画像データの輝度補正の他の例を説明するための図。 実施の形態1に係る画像データの輝度補正の他の例を説明するための図。 実施の形態2に係る画像表示システムの構成図。 実施の形態2に係る動作を示すフローチャート。 実施の形態3に係る画像表示システムの構成図。 実施の形態3に係る撮像画像解析部の構成図。 実施の形態3に係る継ぎ目の間隔値の算出処理動作を示すフローチャート。 実施の形態3に係る撮像画像データに対応する画像表示装置を直交座標系で表した図。
実施の形態1.
以下図面を用いて本発明の実施の形態1について説明する。図1は実施の形態1に係る画像表示システムの構成図を示す。図2は実施の形態1に係る表示モジュールを説明するための図を示す。図3は実施の形態1に係る表示モジュール間の継ぎ目の間隔を説明するための図を示す。図4は実施の形態1における画像表示装置と画像データとの対応関係を説明するための図を示す。図5は実施の形態1に係る画像表示装置の一例を示す図を示す。図6は実施の形態1に係る動作を示すフローチャートを示す。図7は実施の形態1に係る対応情報記憶部に記憶される輝度補正値の1例を示す図を示す。図8は実施の形態1に係る輝度補正値の設定方法の1例を説明するための図を示す。図9は実施の形態1に係る画像データの輝度補正を説明するための図を示す。図10は実施の形態1に係る画像データの輝度補正の他の例を説明するための図を示す。図11は実施の形態1に係る対応情報記憶部に記憶される輝度補正値の他の例を示す図を示す。図12は実施の形態1に係る画像データの輝度補正の他の例を説明するための図を示す。図13は実施の形態1に係る画像データの輝度補正の他の例を説明するための図を示す。
図1に示すように、本発明の実施の形態1の画像表示システムは、入力された表示用の画像データの輝度を補正して出力する制御装置1と、この制御装置1から輝度補正された画像データが出力される複数の表示モジュール2とを備える。画像データは、画像を構成する複数の画素の輝度情報についてのデータであり、PC(Personal Computer)やTV(Television)等の外部機器から制御装置1に入力される。
まず、表示モジュール2の詳細について説明する。図2に示すように、表示モジュール2には複数の発光素子4が縦横方向に等間隔に配列される。ここでは、1つの表示モジュール2に発光素子4が10行×10列で配列されている。発光素子4はLED(Light Emitting Diode)から構成され、1つの発光素子4は画像データ上の1画素に対応する。つまり、1つの発光素子4で1画素を表現する。このような複数の発光素子4が配列された表示モジュール2が縦横方向に複数配列されることにより、全体で1つの大画面画像を表示する画像表示装置3が構成される。
このとき、表示モジュール2は、隣り合う表示モジュール2間の間隔、つまり継ぎ目の間隔が、表示モジュール2内に配列された発光素子4間の間隔と同一となるように配列される。図3に示すように、表示モジュール2−1と表示モジュール2−2との間の継ぎ目の間隔は、表示モジュール2−1の最右列に配列される発光素子4と、表示モジュール2−2の最左列に配列される発光素子4との間の距離である。また、縦方向の継ぎ目の間隔についても同様で、表示モジュール2−1と表示モジュール2−3との間の継ぎ目の間隔は、表示モジュール2−1の最下行に配列される発光素子4と、表示モジュール2−4の最上行に配列される発光素子4との間の距離である。この表示モジュール2間の継ぎ目の間隔と、表示モジュール2内の隣り合う発光素子4間の間隔とが同一でない場合、表示モジュール2の設置ずれが生じている。
図1に戻って画像表示システムの詳細について説明する。制御装置1は、対応情報記憶部11と、輝度補正値出力部12と、輝度補正部13と、画像分割部14とを備える。また、表示モジュール2は発光制御部21を備える。
対応情報記憶部11には、隣り合う表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値と輝度補正値とが予め対応づけて記憶されている。輝度補正値は画像データを構成する画素の輝度を補正するための値であり、表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値に応じてその値が異なる。つまり輝度補正値は、表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値が表示モジュール2内の隣り合う発光素子4間の間隔値よりも大きい場合は、補正対象画素の輝度を画像データ入力時よりも(補正前よりも)高くするような値となり、表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値が発光素子4間の間隔値よりも小さい場合は、補正対象画素の輝度を画像データ入力時よりも低くするような値となる。この輝度補正値の詳細については後述する。
輝度補正値出力部12には、第1の表示モジュールとこの第1の表示モジュールに隣り合う第2の表示モジュールとの間の継ぎ目の間隔値と、この間隔値に対応する表示モジュール番号が入力される。輝度補正値出力部12は、これらの情報が入力されると、入力された間隔値に対応する輝度補正値を対応情報記憶部11から取得する。そして、輝度補正値出力部12は、取得した輝度補正値と表示モジュール番号を輝度補正部13に出力する。例えば、図4に示す表示モジュールM1と表示モジュールM2との間の間隔値が入力された場合、輝度補正値出力部12は、表示モジュールM1、M2の番号と、間隔値に対応する輝度補正値とを出力することとなる。
輝度補正部13は、輝度補正値出力部12から入力される輝度補正値と表示モジュール番号に基づいて、入力された画像データを構成する複数の画素のうち、第1の表示モジュールと第2の表示モジュールとの継ぎ目近傍にある発光素子4に対応する画素の輝度を補正し、輝度補正後の画像データを出力する。具体的には、輝度補正部13は、表示モジュール番号から、第1の表示モジュールと第2の表示モジュールとの継ぎ目近傍にある発光素子4に対応する画素を補正対象画素として特定し、それら画素に対し輝度補正値を加算する。
ここで継ぎ目近傍とは、第1の表示モジュール内であって第2の表示モジュールに隣接する第1のライン上を指す。図4において、第1の表示モジュールが表示モジュールM1に対応し、第2の表示モジュールが表示モジュールM2に対応するとした場合、表示モジュールM1の最右列が第1のラインである。つまり輝度補正部13は、この第1のライン上にある複数の発光素子4に対応する複数の画素(最右列にある画素)からなる画素群Aの輝度を補正する。
また、継ぎ目近傍には、第1のライン上に加え、第2の表示モジュール内であって第1の表示モジュールに隣接する第2のライン上も含まれてもよい。図4において、表示モジュールM2の最左列が第2のラインである。輝度補正部13は、この第2のライン上にある複数の発光素子4に対応する複数の画素(最左列にある画素)からなる画素群Bの輝度についても補正することとなる。こうすることにより、輝度補正部13は、表示モジュール2間の継ぎ目部分の両側にある発光素子4に表示させる画素群A及び画素群Bを輝度補正するので、設置ずれが生じて継ぎ目部分に暗線又は明線が生じても、バランスよくこの暗線又は明線を解消することができる。
なお、第1(第2)のライン上にある複数の発光素子4とは、必ずしも表示モジュール2内の行又は列内の全ての発光素子4を指すものではない。すなわち輝度補正部13は、必ずしも画素群A(画素群B)を構成する画素全てに対して輝度補正を行うものではない。また、第1のライン、第2のラインは表示モジュール内の1行又は1列に限定されるものではなく、複数行又は複数列であってもよい。
画像分割部14は、輝度補正部13から入力される輝度補正後の画像データを複数の画像データに分割し(以下、分割画像データと呼ぶ)、複数の分割画像データをそれぞれ対応する各表示モジュール2に出力する。画像分割部14は分割画像データと表示モジュール2との対応関係を把握している。
なお、画像分割部14が画像データを分割せず、輝度補正部13が輝度補正後の画像データをそのまま各表示モジュール2に出力してもよい。その場合、各表示モジュール2は、送られてきた画像データのうち自身が表示する分のデータのみを受け取る。
発光制御部21は、画像分割部14から出力される分割画像データの輝度を読み取り、読み取った輝度に基づき発光素子4を発光させる。分割画像データを構成する複数の画素のうち所定の画素(例えば図4における画素群A)は、輝度補正部13により輝度補正されているので、結果として、輝度補正された画素に対応する発光素子4(例えば図4における第1のライン上の発光素子4)の輝度は補正される。すなわち、輝度補正部13において分割画像データを構成する画素の輝度が補正されるので、結果として、発光素子4の輝度が補正されることとなる。発光素子4が発光することにより、表示モジュール2には分割画像が表示され、画像表示装置3には分割画像が組み合わさった1つの画像(補正後の画像データに対応する画像)が表示される。
次に、図5乃至図9を用いて本発明の実施の形態1の動作を説明する。ここでは、図5に示す画像表示装置3を例に用いて説明する。図5に示す画像表示装置3は、発光素子4が10行×10列で配列されている表示モジュール2が2行×3列で配列されて構成される。発光素子4間の間隔値は4mmである。この画像表示装置3を構成する表示モジュール2−5、2−6間の継ぎ目の間隔値は8mmでその間隔は4mmより広く、表示モジュール2−7、2−10間の継ぎ目の間隔値は2mmでその間隔は4mmより狭くなっており、いずれも設置ずれが生じている。そのため、この画像表示装置3に輝度補正を施さない画像を表示させると、表示モジュール2−5、2−6間の継ぎ目部分に暗線が生じ、表示モジュール2−7、2−10間の継ぎ目部分に明線が生じるので、画像表示装置3として画質の劣化が生じてしまうこととなる。
まず、図6に示すように、画像データが入力される前の制御装置1における輝度補正の設定処理動作について説明する(ステップS1からステップS4)。
表示モジュール2を配列して画像表示装置3が組み立てられると、制御装置1の外部から、隣り合う表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値とその表示モジュール番号が輝度補正値出力部12に入力される(ステップS1)。
隣り合う表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値は、例えば表示モジュール2の設置担当者によって計測される。この設置担当者は、図5に示す表示モジュール2−5、2−6、表示モジュール2−6、2−7、表示モジュール2−5、2−8、・・のように、縦横各組の表示モジュール2について継ぎ目の間隔値を計測していく。ここでは表示モジュール2−5、2−6間及び表示モジュール2−7、2−10間に設置ずれが生じているので、これらの表示モジュール番号とその継ぎ目の間隔値(8mm、2mm)が輝度補正値出力部12に入力される。
設置ずれが生じている各組の継ぎ目の間隔値が入力されると、輝度補正値出力部12は、各間隔値(8mm、2mm)に対応する輝度補正値をそれぞれ対応情報記憶部11から取得する(ステップS2)。
対応情報記憶部11には、図7のテーブル(a)に示すように、継ぎ目の間隔値に対応する輝度補正値が記憶されている。この輝度補正値は、間隔値が4mmよりも大きい場合は画像データ入力時よりも輝度を高めるような値となり、間隔値が4mmよりも小さい場合は画像データ入力時よりも輝度を低くするような値となっていればよく、具体的な値としては、例えば間隔値に比例するような値であってもよいし、経験則に基づいて決められてもよい。ここでは1例として、間隔値8mmに対応する輝度補正値は8、間隔値2mmに対応する輝度補正値は−3とされており、輝度補正部13はこれら値を取得することとなる。なお、テーブル(a)では間隔値が1mm〜8mmまで1mm単位で対応する輝度補正値が記憶されているが、これに限定するものではなく、間隔値の刻み幅、及び間隔値の範囲は任意に設定できるものとする。以下も同様である。
また、対応情報記憶部11には、図7のテーブル(b)に示すように、継ぎ目の間隔値に対応して複数の輝度補正値が記憶されるようにしてもよい。この場合、輝度補正値は、例えば配列として記憶される。このように輝度補正値を配列とする場合においても、間隔値に応じた値となるのであれば、間隔値に比例するような値であっても、経験則に基づいて決められてもよい。ここでは1例として、間隔値8mmに対応する輝度補正値はk8、間隔値2mmに対応する輝度補正値はk2として対応情報記憶部11に記憶されている。以下にこの設定方法の1例を示す。
まず、表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値に拠らない任意の値であるベース値を複数決定する。ベース値の個数は、例えば発光素子4が10行×10列で表示モジュール2に配列されている場合、10個に設定するとよい(番号1から番号10)。図8の例では、ベース値は+3、+1、+3、+2、・・+2と設定されている。発光素子4の数が縦横で異なる場合は(例えば10行×15列等)、10個のベース値と15個のベース値とを2種類用意しておけばよい。
このように設定した複数のベース値に、継ぎ目の間隔値に応じた係数をそれぞれ乗算する。例えば、継ぎ目の間隔値が4mmよりも50%増大すると1.5を乗算し、継ぎ目の間隔値よりも50減少すると-1.5を乗算する。このように、ベース値が継ぎ目の間隔値に応じた係数で乗算されることにより輝度補正値が求められる。
図8の例では、継ぎ目の間隔値が8mmの場合、間隔値は4mmから100%増大しているので、複数のベース値にそれぞれ係数2が乗算される。そのため、輝度補正値k8は、+6、+2、+6、+4、・・+4から構成される。継ぎ目の間隔値が2mmの場合、間隔値は4mmから50%減少しているので、複数のベース値にそれぞれ係数−1.5が乗算される。そのため、輝度補正値k2は、−4.5、−1.5、−4.5、−3、・・−3から構成される。
このように、対応情報記憶部11には、図7のテーブル(a)、(b)に示したような輝度補正値、つまり、表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値に対応した輝度補正値が記憶されているので、表示モジュール2の組によって継ぎ目の間隔値が異なる場合であっても、各表示モジュール2に好適な輝度補正を行うことができるようになる。つまり、ある表示モジュール2の組において継ぎ目部分に暗線が生じる場合は、それら表示モジュール2に対して輝度を高くする輝度補正値Fにより輝度補正する一方、別の表示モジュール2の組で継ぎ目の間隔がさらに広く、継ぎ目部分に生じる暗線が濃い場合は、それら表示モジュール2に対して、上記の輝度補正値Fよりも大きな値の輝度補正値により輝度補正することができる。また、別の表示モジュール2の組で継ぎ目の間隔が狭く継ぎ目部分に明線が生じる場合は、それら表示モジュール2に対して輝度を低くする輝度補正値により輝度補正することができる。
図4に戻って、輝度補正値出力部12は、対応情報記憶部11から取得した輝度補正値と、入力された間隔値に対応する表示モジュール番号とを輝度補正部13に出力する(ステップS3)。
輝度補正部13は、輝度補正値出力部12から輝度補正値と表示モジュール番号とが入力されると、これらを保持して待機する(ステップS4)。以上により輝度補正の設定処理が終了する。
次に、輝度補正の設定処理が終了した後、制御装置1に画像データが入力されてから画像表示装置3に画像を表示するまでの処理動作について説明する(ステップS5からステップS8)。
輝度補正の設定処理の終了後、外部機器から画像データが入力されると(ステップS5)、輝度補正部13は、輝度補正値に基づいて、画像データを構成する複数の画素のうち、表示モジュール2間の継ぎ目近傍に対応する位置にある画素の輝度を補正する(ステップS6)。
輝度補正部13は、輝度補正値出力部12から、図7のテーブル(a)に示す輝度補正値が入力された場合、図9に示すように、画像データを構成する複数の画素のうち、表示モジュール2−5内であって表示モジュール2−6に隣接するライン(最右列)上にある複数の発光素子4に対応する複数の画素(画素群A1)に対して、間隔値8mmに対応する輝度補正値8を加算する。この画素群A1は、より具体的には、画像データ上の1行10列目から10行10列目を指す。
このように、輝度補正値出力部12は、入力された間隔値が表示モジュール2内の発光素子4間の間隔値よりも大きい場合は、表示モジュール2−5内であって表示モジュール2−6に隣接するライン上の複数の発光素子4に対応する複数の画素(画素群A1)の輝度を、入力時の輝度よりも高くするよう、継ぎ目の間隔値8mmに対応した輝度補正値として8を出力し、輝度補正部13はこの輝度補正値8を画素群A1を構成する複数の画素に加算するので、表示モジュール2−5と表示モジュール2−6間の継ぎ目部分に生じる暗線に対して好適な輝度補正を行うことができ、目立たなくすることができる。
また上記したように、輝度補正部13は、表示モジュール2−6内であって表示モジュール2−5に隣接するライン(最左列)上にある複数の発光素子4に対応する複数の画素(画素群B1)に対して輝度補正値8を加算してもよい。この画素群B1は、より具体的には画像データ上の1行11列目から10行11列目を指す。
このように、輝度補正値出力部12は、入力された間隔値が表示モジュール2内の発光素子4間の間隔値よりも大きい場合、表示モジュール2−6内であって表示モジュール2−5に隣接するライン上の複数の発光素子4に対応する複数の画素(画素群B1)の輝度を、入力時の輝度よりも高くするよう、輝度補正値8を出力してもよく、その場合輝度補正部13はこの輝度補正値8を画素群B1を構成する複数の画素に加算する。そうすることにより、表示モジュール2−5、2−6間の継ぎ目部分の両側にある発光素子4に表示させる画素群A1及び画素群B1の輝度を補正するので、継ぎ目部分に生じた暗線をバランスよく目立たなくすることができる。
また、輝度補正部13は、同様に、画素群C1、D1(画像データ上の10行21列目から10行30列目及び11行21列目から11行30列目に対応)にある画素の輝度に対し、間隔値2mmに対応した輝度補正値−3を加算する。
このように、輝度補正値出力部12は、入力された間隔値が表示モジュール2内の発光素子4間の間隔値よりも小さい場合は、表示モジュール2−7内であって表示モジュール2−10に隣接するライン上の複数の発光素子4に対応する複数の画素(画素群C1)の輝度を、入力時の輝度よりも低くするよう、間隔値2mmに対応する輝度補正値−3を出力し、輝度補正部13はこの輝度補正値−3を画素群C1を構成する複数の画素に加算するので、表示モジュール2−7と表示モジュール2−10間の継ぎ目部分に生じる明線に対して好適な輝度補正を行うことができ、目立たなくすることができる。画素群D1についても同様である。
輝度補正部13は、輝度補正値出力部12から図7のテーブル(b)に示す輝度補正値が入力された場合、図10に示すように、画素群A1(またはB1、もしくはその両方)に対して輝度補正値k8を加算し、画素群C1(またはD1、もしくはその両方)に対して輝度補正値k2を加算する。この場合、輝度補正される複数の画素のうち、一部の画素と他の画素とで異なる輝度補正値が加算されることとなる。例えば画素群A1を構成する複数の画素のうち、一部の画素には輝度補正値6が加算され、別の一部の画素には2が加算され、他の画素には輝度補正値4が加算される。また、画素群C1を構成する複数の画素のうち、一部の画素には輝度補正値−4.5が加算され、別の一部の画素には輝度補正値−1.5、他の画素には輝度補正値−3が加算される。
このように、輝度補正値出力部12が、表示モジュール2のライン上にある複数の発光素子に対応する複数の画素(画素群A1、B1、C1、D1)のうち、一部の画素と他の画素とで異なる輝度補正値を出力し、輝度補正部13がこの輝度補正値に基づいて輝度補正を行った場合についても、表示モジュール2間の継ぎ目部分に生じる暗線又は明線に対して間隔値に応じた好適な輝度補正が行うことができ、目立たなくすることができる。
そして、輝度補正部13は、輝度補正値を加算した後の(輝度補正後の)画像データを画像分割部14に出力する。
画像分割部14は、入力された画像データを複数の分割画像データに分割し、対応する表示モジュール2にそれぞれ出力する(ステップS7)。
分割画像データが各表示モジュール2に入力されると、発光制御部21は、分割画像データを構成する各画素の輝度を読み出す。そして、発光制御部21は、読み出した輝度で各発光素子4を発光させ、表示モジュール2に分割画像を表示する(ステップS8)。
このとき、表示モジュール2に入力される分割画像データのうち画素群A1、B1、C1、D1は輝度補正されているので、表示モジュール2−5の最右列にある発光素子4、表示モジュール2−6の最左列にある発光素子4は輝度が高くなるよう補正され、表示モジュール2−7の最下行にある発光素子4、表示モジュール2の最上行にある発光素子4は輝度が低くなるよう補正されることとなる。
その結果、画像表示装置3の画面全体として見た場合に、表示モジュール2−5、2−6間の継ぎ目部分に生じる暗線は、その継ぎ目近傍にある発光素子4の輝度が間隔値に応じて高くなるよう補正されているので、目立たなくなる。また、表示モジュール2−7、2−10間の継ぎ目部分に生じる明線は、その継ぎ目近傍にある発光素子4の輝度が間隔値に応じて低くなるよう補正されているので、目立たなくなる。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、設置ずれが生じている表示モジュール2に対し、継ぎ目の間隔値に応じた輝度補正値で継ぎ目近傍における発光素子の輝度が補正されるので、表示モジュール2の組によって継ぎ目の間隔が異なる場合であっても、それぞれに好適な輝度補正が行われ、画像表示装置3に表示される画像全体としての継ぎ目部分を目立たなくし画質の劣化を防止することができる。
また、表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値が発光素子4間よりも狭い場合には、その継ぎ目近傍にある発光素子4の輝度を低くするよう輝度補正が行われるので、継ぎ目部分の明線を目立たなくし、画質劣化を防止することができる。
また、表示モジュール2間の継ぎ目部分の両側にある発光素子4に表示させる複数の画素の輝度を補正することもでき、継ぎ目部分に生じる暗線又は明線をバランスよく目立たなくすることができる。
なお、これまで輝度補正値は対応情報記憶部11に記憶され、輝度補正値出力部12が対応情報記憶部11から輝度補正値を取得して輝度補正部13に出力することとしたが、何もこれに限定するわけではない。輝度補正値出力部12が、継ぎ目の間隔値が入力されると、その間隔値に対応した輝度補正値を生成し、その生成した輝度補正値を輝度補正部13に出力することとしてもよい。これは以下も同様である。
ここで、対応情報記憶部11には、図11のテーブル(c)に示すように、継ぎ目の間隔値に対応するとともに所定値以上の輝度差を有する複数の輝度補正値が記憶されるようにしてもよい。ここでは5以上の輝度差を持たせることとする。テーブル(c)には2つの輝度補正値の配列が記憶されることになり、例えば間隔値8mmの場合、輝度補正値k10は、+8、+1、+8、+1、・・+1の配列と、+1、+8、+1、+8、・・+8の配列とが設定され、輝度差は7となる。間隔値2mmの場合は、輝度補正値k9は、−6、−1、−6、−1、・・−1の配列と、−1、−6、−1、−6、・・−6の配列とが設定され、輝度差は5となる。そのため、輝度補正値k9、k10とも5以上の輝度差を有する。
また、所定の輝度差を持たせるため、図11のテーブル(d)に示すよう、複数の輝度補正値のうち一部に逆符号の輝度補正値を用いてもよい。例えば間隔値8mmの場合、輝度補正値k12は、+5、−2、+5、−2、・・−2の配列と、−2、+5、−2、+5、・・+5の配列とが設定され、輝度差は7となる。間隔値2mmの場合、輝度補正値k11は、−4、+1、−4、+1、・・+1の配列と、+1、−4、+1、−4、・・−4の配列とが設定され、輝度差は5となる。そのため、輝度補正値k11、k12とも5以上の輝度差を有する。ただし、このように両符号の輝度補正値を用いる場合であっても、輝度補正される画素群全体としては、表示モジュール2間の間隔値が発光素子4間の間隔値よりも大きい場合は、入力時よりも輝度が高くなり、表示モジュール2間の間隔値が発光素子4の間隔値より小さい場合は、入力時よりも輝度が低くなるようにしなければならない。そのため、ある表示モジュール2間の間隔値が8mmの場合において、輝度補正値は+5、−2、+5、−2、・・−2の配列であればよいが、画素群全体としての輝度を低くする−5、+2、−5、+2、・・−5の配列であってはならない。
なお、ここでは所定の輝度差を5以上に設定して説明したが、この所定の輝度差をどの程度持たせるかについては、例えば試験等によって好適な値を事前に算出しておけばよく、また、経験則に基づく値であってもよい。
輝度補正値出力部12が例えば輝度補正値k10を出力した場合、輝度補正部13は、図11に示すように、画素群A1の一部の画素には輝度補正値8を加算し、他の画素には輝度補正値1を加算する。そのため、画素群A1の一部の画素に加算される輝度補正値は、他の画素に加算される輝度補正値よりも所定の輝度差7高い値である。また、画素群A1内の輝度補正値1が加算された画素に隣接する画素群B1内の画素に対しては輝度補正値8を加算し、画素群A1内の輝度補正値8が加算された画素に隣接する画素群B1内の画素に対しては所定の輝度差7低い輝度補正値1を加算しする。
また、輝度補正値出力部12が輝度補正値k12を出力した場合、輝度補正部13は、図12に示すように、画素群A1の一部の画素には輝度補正値+5を加算し、他の画素には輝度補正値−2を加算する。そのため、画素群A1の一部の画素に加算される輝度補正値は、他の画素に加算される輝度補正値よりも所定の輝度差7高い値である。また、画素群A1内の輝度補正値−2が加算された画素に隣接する画素群B1内の画素に対しては輝度補正値+5を加算し、画素群A1内の輝度補正値+5が加算された画素に隣接する画素群B1内の画素に対しては所定の輝度差7低い輝度補正値−2を加算する。
このように、輝度補正値出力部12が、画素群A1を構成する複数の画素のうち、一部の画素に出力する輝度補正値を、他の画素に出力する輝度補正値よりも所定の差高い値になるとともに、画素群A1に隣接する画素群B1を構成する複数の画素のうち、画素群A1の一部の画素に隣り合う画素に出力する輝度補正値を、画素群A1の他の画素に隣り合う画素に出力する輝度補正値よりも所定の差低い値とし、輝度補正部13がこの輝度補正値に基づいて輝度補正を行うことにより、継ぎ目近傍にある複数の発光素子4の輝度が間引かれて補正されることになるので、表示モジュール内における継ぎ目近傍と中央部分(継ぎ目近傍以外の部分)との間に生じる境界線の発生を防ぎ、画質の劣化をさらに防止することができる。
すなわち、表示モジュール2間の間隔が広くなった場合において、継ぎ目近傍にある全ての発光素子4の輝度が入力時よりも高くなるよう補正されると、継ぎ目部分の暗線は目立たなくなるものの、場合によっては表示モジュール内の中央部分と継ぎ目近傍との間で輝度差が大きくなり(継ぎ目近傍が明るくなりすぎてしまい)、これら領域の間に境界線が生じてしまうことがある。しかし、上記したよう継ぎ目近傍にある発光素子4の輝度を間引いて補正することにより、継ぎ目部分の暗線を目立たなくすることができるとともに、表示モジュール内における中央部分と継ぎ目近傍との間に生じる境界線の発生を防ぐことも可能となり、画質の劣化をさらに防止することができる。これは、表示モジュール間の継ぎ目近傍における明線の発生を防止する場合においても同様である。
なお、ここでは画素群を構成する一部の画素に出力する輝度補正値と、他の画素に出力する輝度補正値とで所定の輝度差を持たせるため、図11のテーブル(c)、(d)に示すような、所定の輝度差を有する輝度補正値が互い違いに配列された値を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば+8、+1、+1、+8、・・+1のように、非周期的であってもよいし、+8、+3、+1、+3、+8、・・のように段階的に輝度差を持たせるように配列されたものであってもよい。
実施の形態2.
以下図面を用いて本発明の実施の形態2について説明する。図14は実施の形態2に係る画像表示システムの構成図を示す。図15は実施の形態2に係る動作を示すフローチャートを示す。実施の形態1の画像表示システムの構成に相当する部分には図1と同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態2の画像表示システムは、図14に示すように、各表示モジュール2に輝度補正値記憶部22と輝度補正部23とが備えられ、画像データの輝度補正を表示モジュール2にて行う点において実施の形態1と異なる。
輝度補正値記憶部22には、制御装置1の輝度補正値出力部11から入力された第1の表示モジュールと第2の表示モジュールとの間の継ぎ目の間隔値に対応する輝度補正値と表示モジュール番号が記憶される。
輝度補正部23は、制御装置1の画像分割部14から分割画像データが入力されると、輝度補正値記憶部22から得た輝度補正値と表示モジュール番号とに基づいて、分割画像データを構成する複数の画素のうち、第1の表示モジュールと第2の表示モジュールとの継ぎ目近傍にある発光素子4に対応する画素の輝度を補正する。すなわち、第1の表示モジュール内の輝度補正部23は、入力された分割画像データを構成する複数の画素のうち、第1の表示モジュール内であって第2の表示モジュールに隣接する第1のライン上の複数の発光素子4に対応する複数の画素の輝度を補正する。第2の表示モジュール内の輝度補正部23は、入力された分割画像データを構成する複数の画素のうち、第2の表示モジュール内であって第1の表示モジュールに隣接する第2のライン上の複数の発光素子4に対応する複数の画素の輝度を補正する。
なお、実施の形態1と同様に、第1(第2)のライン上にある複数の発光素子4とは、必ずしも表示モジュール2内の行又は列内の全ての発光素子4を指すものではなく、また、第1(第2)のラインは表示モジュール内の1行又は1列に限定されるものでなく複数行又は複数列であってもよい。
図14及び図15を用いて本発明の実施の形態2における動作を説明する。本動作を説明する例として、実施の形態1と同様、図5に示す画像表示装置3を用いる。表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値、設置ずれが生じている表示モジュール2の組等の条件も実施の形態1と同様とする。
まず、画像データが入力される前の表示モジュール2における輝度補正の設定処理動作について説明する(ステップS01からステップS05)。
表示モジュール2を配列して画像表示装置3が組み立てられると、制御装置1の外部から、図5に示す表示モジュール2−5、2−6間の継ぎ目の間隔値(8mm)、表示モジュール2−7、2−10間の継ぎ目の間隔値(2mm)、及びこれら継ぎ目の間隔値に対応する表示モジュール番号が輝度補正値出力部12に入力される(ステップS01)。
輝度補正値出力部12は、入力された継ぎ目の間隔値(8mm、2mm)に対応する輝度補正値を対応情報記憶部11から取得する(ステップS02)。
そして、輝度補正値出力部12は、表示モジュール2−5、2−6の輝度補正値記憶部22に、間隔値8mmに対応する輝度補正値と表示モジュール番号とを出力し、表示モジュール2−7、2−10の輝度補正値記憶部22に、間隔値2mmに対応する輝度補正値と表示モジュール番号とを出力する(ステップS03)。
各表示モジュール2−5、2−6、2−7、2−10は、輝度補正値出力部12から、間隔値に対応する輝度補正値と表示モジュール番号とが入力され、輝度補正値記憶部22にこれらが記憶されると(ステップS04)、輝度補正部23は、輝度補正値記憶部22からこれら情報を取得して保持し、待機する(ステップS05)。以上により輝度補正の設定処理が完了となる。
次に、輝度補正の設定処理が終了した後、制御装置1に画像データが入力されてから画像表示装置3に画像を表示するまでの処理動作について説明する(ステップS06からステップS09)。
輝度補正の設定処理の完了後、外部機器から画像データが入力されると(ステップS06)、画像分割部14は、入力された画像データを複数の分割画像データに分割し、それぞれ対応する表示モジュール2の輝度補正部23に出力する(ステップS07)。
各表示モジュール2−5、2−6、2−7、2−10の輝度補正部23は、保持していた輝度補正値に基づいて、分割画像データを構成する複数の画素のうち、継ぎ目近傍に対応する位置の画素の輝度を補正する(ステップS08)。例えば表示モジュール2−5にある輝度補正部23は、入力された輝度補正値と表示モジュール番号に基づいて、入力される分割画像データを構成する複数の画素のうち、表示モジュール2−5内であって、表示モジュール2−6に隣接するライン上の発光素子4に対応する画素(最右列にある画素)の輝度を補正する。他の表示モジュール2についても同様で、表示モジュール2−6では最左列、表示モジュール2−7では最下行、表示モジュール2−10では最上行にある画素の輝度が補正される。
各表示モジュール2−5、2−6、2−7、2−10の発光制御部23は、輝度補正された分割画像データを構成する各画素の輝度を読み出す。そして、読み出した輝度で各発光素子4を発光させ、各表示モジュールに分割画像を表示する(ステップS09)。このとき、表示モジュール2−5の最右列、表示モジュール2−6の最左列にある発光素子4の輝度は分割画像データ入力時よりも高くなり、表示モジュール2−7の最下行、表示モジュール2−10の最上行にある発光素子4の輝度は分割画像データ入力時よりも低くなるよう補正されている。
その結果、画像表示装置3の画面全体として見た場合に、表示モジュール2−5、2−6間の継ぎ目部分に生じる暗線は、その継ぎ目近傍にある発光素子4の輝度が高くなるよう補正されているので、目立たなくなる。また、表示モジュール2−7、2−10間の継ぎ目部分に生じる明線は、その継ぎ目近傍にある発光素子4の輝度が小さくなるよう補正されているので、目立たなくなる。
以上のように、本発明の実施の形態2によれば、実施の形態1と同様、設置ずれが生じている表示モジュール2に対し、継ぎ目の間隔値に応じた輝度補正値で継ぎ目近傍における発光素子の輝度が補正されるので、表示モジュール2の組によって継ぎ目の間隔が異なる場合であっても、それぞれに好適な輝度補正が行われ、画像表示装置3に表示される画像全体としての継ぎ目部分を目立たなくし画質の劣化を防止することができる。
また、表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値が発光素子4間よりも狭い場合には、その継ぎ目近傍にある発光素子4の輝度を低くするよう輝度補正が行われるので、継ぎ目部分の明線を目立たなくし、画質劣化を防止することができる。
また、表示モジュール2間の継ぎ目部分の両側にある発光素子4に表示させる複数の画素の輝度を補正することもでき、継ぎ目部分に生じる暗線又は明線をバランスよく目立たなくすることができる。
実施の形態3.
以下図面を用いて本発明の実施の形態3について説明する。図16は実施の形態3に係る画像表示システムの構成図を示す。図17は実施の形態3に係る撮像画像解析部の構成図を示す。図18は実施の形態3に係る継ぎ目の間隔値の算出処理動作を示すフローチャートを示す。図19は実施の形態3に係る撮像画像データに対応する画像表示装置を直交座標系で表した図を示す。実施の形態1の画像表示システムの構成に相当する部分には図1と同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態3の画像表示システムは、外部のカメラ等の撮像装置により表示モジュール2が組み立てられた画像表示装置3が撮像され、制御装置1がその撮像画像データを解析することにより継ぎ目の間隔値を算出する点で実施の形態1と異なる。
図16に示すように、制御装置1に備えられる撮像画像解析部15は、撮像画像データが入力されると、入力された撮像画像データを解析して設置ずれが生じている表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値を算出し、輝度補正値出力部12に出力する。撮像画像解析部15は、図17に示すように、撮像画像データ入力部150と、間隔値算出部151と、設置ずれ判定部152とを備える。
撮像画像データ入力部150は、撮像装置から撮像画像データが入力されるインタフェースであり、入力された撮像画像データを間隔値算出部151に出力する。
間隔値算出部151は、撮像画像データ入力部150から出力された撮像画像データから、撮像画像データの画像表示装置3を構成する第1の表示モジュールと、第1の表示モジュールに隣り合う第2の表示モジュールとの間の継ぎ目の間隔値と、表示モジュール2内の隣り合う発光素子4間の間隔値とを算出する。算出方法の詳細については後述する。
設置ずれ判定部152は、間隔値算出部151で算出された表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値と発光素子4間の間隔値とを比較し、表示モジュール2間で設置ずれが生じているか否かを判定する。設置ずれが生じていると判定した場合は表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値と表示モジュール番号とを輝度補正値出力部12に出力する。設置ずれが生じていないと判定した場合は設置ずれがないことを示す信号を輝度補正値出力部12に出力する。
図16乃至図19を用いて、撮像画像データ解析部15による間隔値の算出処理の動作について説明する。
撮像画像データ入力部150は、撮像画像データが入力されると(ステップS001)、その撮像画像データを間隔値算出部151に出力する。撮像画像データは、複数の表示モジュール2を配列して構成された画像表示装置3であって、各表示モジュール2の四隅にある発光素子4が発光している状態の画像のデータである必要がある。ここでは、図19に示すように、複数の発光素子4が配列された表示モジュール2がN行×N列に配列された画像表示装置3の撮像画像データを用いて以下説明を行う。
間隔値算出部151は、入力された撮像画像データの画像表示装置3の縦横が水平垂直になるように座標変換処理を行い、その直交座標系におけるxy座標を用いて画像データを解析することにより発光素子4間の間隔値、表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値を算出する。
まず、間隔値算出部151は、各表示モジュール4内の発光している四隅の発光素子4のxy座標に基づいて、発光素子4間の間隔値を算出する(ステップS002)。図19に示すように、表示モジュール2−11の左上隅の発光素子4の座標(0,0)と、表示モジュール2−1Nの右上隅の発光素子4の座標(c,0)とを目印に、画像表示装置3の横の長さcを算出する。ここでは値cは実際の画像表示装置3の横の長さの値と等しいものとする。
次に、この長さcを、画像表示装置3の1つの行の中に存在する発光素子4の数から1引いた数で割ると、発光素子4間の間隔値が求められる。例えば図19に示す画像表示装置3では、1つの表示モジュール2内の1つの行の中には10個の発光素子4が配列されているので、画像表示装置3の1つの行の中に存在する発光素子4の数は10N個となる。そのため、発光素子4間の間隔値はc/(10N-1)となる。縦方向の発光素子4間の間隔値についても同様である。
図18に戻って、間隔値算出部151は、次に、表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値を算出する(ステップS003)。ここでは、表示モジュール2−11の右上隅の発光素子4の座標(a,0)と、表示モジュール2−12の左上隅の発光素子4の座標(b,0)とを目印に、表示モジュール2−11、2−12間の継ぎ目の間隔値(b-a)を算出する。間隔値算出部151は、算出した発光素子4間の間隔値c/(10N-1)と、表示モジュール2−11、2−12間の継ぎ目の間隔値(b-a)とを設置ずれ判定部152に出力する。
設置ずれ判定部152は、発光素子4間の間隔値c/(10N-1)と、表示モジュール2−11、2−12間の継ぎ目の間隔値(b-a)とを比較し、表示モジュール2−11、2−12間に設置ずれがないか否かを判定する(ステップS004)。
両者が同一の値である場合(ステップS005−Yes)、設置ずれ判定部152は、表示モジュール2−11、2−12間には設置ずれがないと判定する(ステップS006)。
両者が同一の値でない場合(ステップS005−No)、設置ずれ判定部152は、表示モジュール2−11、2−12間には設置ずれがあると判定する(ステップS007)。そして、設置ずれ判定部152は、表示モジュール2−11、2−12間の継ぎ目の間隔値(b-a)を輝度補正値出力部12に出力する(ステップS008)。
全ての表示モジュール2の組についての上記処理が完了すると(ステップS009−Yes)、撮像画像データ解析部15は、表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値の算出処理を終了する。全ての表示モジュール2の組について上記処理が完了していなければ(ステップS009−No)、撮像画像データ解析部15は、表示モジュール2−11、2−12とは異なる組の表示モジュール2に対して、ステップS003からの処理を繰り返し行う。
このように撮像画像解析部15にて算出された表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値に基づいて、制御装置1にて輝度補正の設定処理、輝度補正処理が行われるが、これら処理については実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
以上のように、本発明の実施の形態3によれば、撮像画像解析部15は、撮像装置で撮像された画像表示装置3の撮像画像データを解析することにより、設置ずれが生じている表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値を算出するので、実施の形態1の効果に加えて、設置担当者の作業負荷を大きく軽減することができるという効果を奏する。すなわち、設置担当者は、各表示モジュール2間の継ぎ目の間隔値を1つ1つ計測する必要がなくなり、撮像装置で撮像した画像表示装置3の撮像画像データを制御装置1に出力するのみで輝度補正の設定処理が自動的に完了するので、作業負荷を大きく軽減することができる。
なお、実施の形態2における制御装置1についても、撮像画像解析部15を備えることにより本実施の形態と同様の効果を奏することが可能である。
1 制御装置
11 対応情報記憶部
12 輝度補正値出力部
13 輝度補正部
14 画像分割部
15 撮像画像解析部
150 撮像画像データ入力部
151 間隔値算出部
152 設置ずれ判定部
2 表示モジュール
21 発光制御部
22 輝度補正値記憶部
23 輝度補正部
3 画像表示装置
4 発光素子

Claims (8)

  1. 入力された複数の画素から構成される画像データの輝度を補正して補正後の画像データを出力する制御装置と、前記画像データの前記複数の画素に対応する複数の発光素子が配列され前記制御装置からの前記補正後の画像データが入力される複数の表示モジュールとを備え、前記複数の表示モジュールを配列して構成される画像表示装置に前記補正後の画像データに対応する画像を表示させる画像表示システムであって、
    前記制御装置は、
    前記複数の表示モジュールのうち第1の表示モジュールと、この第1の表示モジュールと隣り合う第2の表示モジュールとの間の間隔値が入力された場合に、この入力された間隔値に対応し前記画像データの前記複数の画素の輝度を補正するための輝度補正値を出力する輝度補正値出力部と、
    この輝度補正値出力部から出力された前記輝度補正値を前記複数の画素の輝度にそれぞれ加算することにより、前記第1の表示モジュール内であって前記第2の表示モジュールに隣接する第1のライン上と、前記第2の表示モジュール内であって前記第1のラインに隣接する第2のライン上とにある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正部とを備え、
    前記輝度補正値出力部は、
    前記第1のライン上にある前記複数の画素を補正する輝度補正値を交互に異なる値とし、
    前記第1のライン上にある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正値と、前記第1のライン上の前記複数の画素にそれぞれ隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値とが0を除く所定の差となるように前記輝度補正値を出力し、
    前記第1のライン上にある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正値は、
    隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値よりも低い値と、隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値よりも高い値とが交互となるような値であることを特徴とする画像表示システム。
  2. 前記輝度補正値出力部は、前記入力された間隔値が前記表示モジュール内の隣り合う前記発光素子間の間隔値よりも大きい場合は、前記第1のライン上にある前記複数の発光素子に対応する前記複数の画素の輝度を入力時の輝度よりも高くする輝度補正値を出力し、前記入力された間隔値が前記表示モジュール内の隣り合う前記発光素子間の間隔値よりも小さい場合は、前記第1のライン上にある前記複数の発光素子に対応する前記複数の画素の輝度を入力時の輝度よりも低くする輝度補正値を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像表示システム。
  3. 前記輝度補正値出力部は、前記入力された間隔値が隣り合う前記発光素子間の間隔値よりも大きい場合は、前記第2のライン上にある前記複数の発光素子に対応する前記複数の画素の輝度を入力時の輝度よりも高くする輝度補正値を出力し、
    前記入力された間隔値が隣り合う前記発光素子間の間隔値よりも小さい場合は、前記第2のライン上にある前記複数の発光素子に対応する前記複数の画素の輝度を入力時の輝度よりも低くする輝度補正値を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像表示システム。
  4. 前記制御装置は、撮像装置により撮像された前記画像表示装置の撮像画像データに基づいて前記第1の表示モジュールと前記第2の表示モジュールとの間の間隔値を算出し、前記輝度補正値出力部に出力する撮像画像解析部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像表示システム。
  5. 前記撮像画像解析部は、
    前記撮像画像データから前記第1の表示モジュールと前記第2の表示モジュール間の間隔値と、前記表示モジュール内の隣り合う前記発光素子間の間隔値とを算出する間隔値算出部と、
    前記間隔値算出部により算出された前記表示モジュール間の間隔値と前記発光素子間の間隔値とを比較して設置ずれを判定し、設置ずれが生じていると判定した場合には前記表示モジュール間の間隔値を前記輝度補正値出力部に出力する設置ずれ判定部とを有することを特徴とする請求項4に記載の画像表示システム。
  6. 入力された複数の画素から構成される画像データの輝度を補正し、補正後の画像データを前記画像データの前記複数の画素に対応する複数の発光素子が配列された複数の表示モジュールに出力し、前記複数の表示モジュールを配列して構成される画像表示装置に前記補正後の画像データに対応する画像を表示させる制御装置であって、
    前記複数の表示モジュールのうち第1の表示モジュールと、この第1の表示モジュールと隣り合う第2の表示モジュールとの間の間隔値が入力された場合に、この入力された間隔値に対応し前記画像データの前記複数の画素の輝度を補正するための輝度補正値を出力する輝度補正値出力部と、
    この輝度補正値出力部から出力された前記輝度補正値を前記複数の画素の輝度にそれぞれ加算することにより、前記第1の表示モジュール内であって前記第2の表示モジュールに隣接する第1のライン上と、前記第2の表示モジュール内であって前記第1のラインに隣接する第2のライン上とにある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正部とを備え、
    前記輝度補正値出力部は、
    前記第1のライン上にある前記複数の画素を補正する輝度補正値を交互に異なる値とし、
    前記第1のライン上にある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正値と、前記第1のライン上の前記複数の画素にそれぞれ隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値とが0を除く所定の差となるように前記輝度補正値を出力し、
    前記第1のライン上にある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正値は、
    隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値よりも低い値と、隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値よりも高い値とが交互となるような値であることを特徴とする制御装置。
  7. 複数配列されて画像を表示する画像表示装置を構成するとともに、複数の発光素子が配列された表示モジュールであって、
    隣り合う表示モジュールとの間の間隔値に対応し、入力される画像データを構成する複数の画素の輝度を補正するための輝度補正値が記憶される輝度補正値記憶部と、
    前記輝度補正値記憶部に記憶される前記輝度補正値を前記複数の画素の輝度にそれぞれ加算することにより、前記複数の画素のうち、前記隣り合う表示モジュールに隣接するライン上にある複数の前記発光素子に対応する複数の画素の輝度を補正する輝度補正部とを備え、
    前記輝度補正値記憶部は、
    前記ライン上にある前記複数の画素を補正する輝度補正値を交互に異なる値とし、
    前記ライン上における前記複数の画素の輝度補正値と、前記ライン上における前記複数の画素にそれぞれ隣接する前記隣接するライン上の画素の輝度補正値とが0を除く所定の差となるように前記輝度補正値を記憶し、
    前記第1のライン上にある前記複数の画素の輝度を補正する輝度補正値は、
    隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値よりも低い値と、隣接する前記第2のライン上の画素の輝度を補正する前記輝度補正値よりも高い値とが交互となるような値であることを特徴とする表示モジュール。
  8. 前記輝度補正値記憶部に記憶される前記輝度補正値は、前記間隔値が前記表示モジュール内の隣り合う前記発光素子間の間隔値よりも大きい場合は、前記ライン上にある複数の前記発光素子に対応する前記複数の画素の輝度を入力時よりも高くする値であり、前記間隔値が前記表示モジュール内の隣り合う前記発光素子間の間隔値よりも小さい場合は、前記ライン上にある複数の前記発光素子に対応する前記複数の画素の輝度を入力時よりも低くする値であることを特徴とする請求項7に記載の表示モジュール。
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