JP5758037B1 - 非晶質Zr−O系粒子を分散質とするゾル及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゾルを配合した混合系の最適なレオロジー及び応用特性の制御のために,メディアン径(粒子径D50)が20〜200nmである非晶質Zr−O系粒子を分散質とするゾルを提供する。【解決手段】ジルコニウム及び酸素を含む非晶質化合物粒子を分散質とし,且つ当該粒子のメディアン径が20〜200nmの範囲内であることを特徴とするゾル。【選択図】なし

Description

本発明は,非晶質Zr−O系粒子を分散質とするゾル及びその製造方法に関する。
ジルコニウム及び酸素を含む化合物粒子(以下,「Zr−O系粒子」とも言う)を分散質とするゾル(酸化ジルコニウムゾルの概念を含む)は,屈折率,透光性,比表面積,表面活性,硬度及び耐薬品性が高いという特長を有することから,光学材料,触媒及びバインダーとして多用されている。その中でも,非晶質Zr−O系粒子を分散質とするゾルは,特に高い表面活性を有することから,特許文献1及び2のように,近年,光触媒のバインダーとしての利用が拡大している。以下,酸化ジルコニウムは「ジルコニア」とも言う。
一般的にゾルの粒子径は,ゾル及びそれを配合した混合系のレオロジー並びに応用製品特性に大きい影響を与える最重要物性である。球状粒子を仮定した場合,その比表面積は粒子径の自乗に反比例するため,粒子径を変えることにより,ゾル及びそれを配合した混合系における増粘などの表面相互作用に起因する現象を制御することができる。一方で,ゾルと他材料との混合系により製造される応用製品においては,ゾルと他材料との均一,且つよりミクロな混合が優れた応用特性を与えることも多い。そのため,粒子径の微粒子化が追及される側面もあるが,本来,最適な粒子径は,レオロジー制御及び応用特性のバランスに基づいて決定されるべきである。そのためには,制御可能な粒子径の範囲が広いほど好都合である。
ジルコニアゾルの粒子径については,幅広い粒子径のゾルが開示されており,その選択肢は多様である。例えば,特許文献3には,90℃に加熱した水酸化ナトリウム水溶液にオキシ塩化ジルコニウム水溶液を添加して得た水酸化ジルコニウムを水に分散し,そこに硝酸を添加した後,100℃で保持し,放冷後これを限外濾過で精製することにより,平均粒径17nmのジルコニアゾルを得る方法が開示されている。また,特許文献4には,2mol/Lのオキシ塩化ジルコニウム100mlに塩化アンモニウムを30g添加し,そこに蒸留水を加えて調製したジルコニア換算0.2mol/Lの水溶液を100時間煮沸して加水分解することにより,平均粒径0.24μm(即ち,240nm)のジルコニアゾルを得る方法が開示されている。
しかしながら,非晶質Zr−O系粒子を分散質とするゾルについては,特許文献5に平均粒子径1〜20nmのゾルが開示されているものの,20〜200nmの範囲で粒子径を制御する方法は見出されていない。
特開2009−270040号公報 再表2012−014893号公報 特許5019826号公報 特許2882040号公報 特許4963820号公報
本発明は,上記問題に鑑みて成されたものであって,その目的はゾルを配合した混合系
の最適なレオロジー及び応用特性の制御のために,メディアン径(粒子径D50)が20〜200nmである非晶質Zr−O系粒子を分散質とするゾルを提供することにある。
本発明者は,鋭意検討の結果,モル比Cl/Zrが1.0〜3.0である特定のジルコニウム塩水溶液を,特定の条件下,少なくとも2段階で加水分解することにより,非晶質Zr−O系粒子を分散質とするゾルのメディアン径(粒子径D50)を20〜200nmの範囲内に制御できることを見出し,本発明を完成するに至った。
即ち,本発明は,下記の非晶質Zr−O系粒子を分散質とするゾル及びその製造方法に関する。
1.ジルコニウム及び酸素を含む非晶質化合物粒子を分散質とし,且つ当該粒子のメディアン径が50〜200nmの範囲内であることを特徴とするゾル。
2.前記ゾルを45〜55℃において恒量乾燥処理することにより得られる粉体を50℃〜1000℃まで昇温させる熱重量測定に供した際の重量変化率(減量率)が20重量%以上である,上記項1に記載のゾル。
3.前記ゾルを45〜55℃において恒量乾燥処理することにより得られる粉体を50℃〜1000℃まで昇温させる熱重量測定に供した際の重量変化率(減量率)が25重量%以上である,上記項1に記載のゾル。
4.上記項1〜3のいずれかに記載のゾルの製造方法であって,
(1)ジルコニウム元素に対する塩素元素のモル比(Cl/Zr)が1.0〜3.0の範囲であり,pHが5未満であり,且つジルコニウム元素の濃度が酸化ジルコニウム換算で6〜15重量%の範囲であるジルコニウム塩水溶液(但し,上記モル比Cl/Zrには,ジルコニウム塩化物塩以外の塩化物塩とみなせるClは含まれない。)を加水分解することにより,加水分解溶液を得る工程1,
(2)工程1で得られた前記加水分解溶液を水で希釈することにより得られる希釈溶液を更に加水分解する工程2であって,当該希釈は,希釈後の溶液の重量が希釈前の溶液の重量の〜15倍の範囲内とする希釈である工程2,
を有することを特徴とするゾルの製造方法。
本発明の非晶質Zr−O系粒子を分散質とするゾルは,非晶質Zr−O系粒子の粒子径の点で従来品よりも広範囲のものを提供することができるため,バインダー,触媒等をはじめとする当該ゾルの多用な応用分野において,当該ゾルを配合した混合系の最適なレオロジー及び応用特性の制御が可能であり,斯界において好適に使用できる。
実施例1及び比較例1で製造されたZr−O系粒子を分散質とするゾルのX線回折プロファイルを示す図である。 実施例1で製造されたZr−O系粒子を分散質とするゾルのTG−DTAチャートを示す図である。 比較例1で製造されたZr−O系粒子を分散質とするゾルのTG−DTAチャートを示す図である。
以下に,本発明の非晶質Zr−O系粒子を分散質とするゾル及びその製造方法に関して詳細に説明する。
本明細書におけるメディアン径(粒子径D50)は,光子相関法によってゾルの粒子径測定を行ったときの体積換算累積頻度が50%となる粒子径を意味する。また,これ以降
,濃度の%表記はすべて重量%を意味する。
非晶質Zr−O系粒子を分散質とするゾル
本発明のゾルは,ジルコニウム及び酸素を含む非晶質化合物粒子(非晶質Zr−O系粒子)を分散質とし,且つ当該粒子のメディアン径が20〜200nmの範囲内であることを特徴とする。
本発明において,Zr−O系粒子とは,成分元素としてZr及びOを含有すればよく,例えば,水酸化ジルコニウム(Zr(OH)),水酸化ジルコニル(ZrO(OH)),水和酸化ジルコニウム(ZrO・xHO),酸化ジルコニウム(ZrO)及びこれらの混合物が例示される。
その中でも,非晶質Zr−O系粒子としては,成分元素としてZr及びOを含有し,且つ非晶質であるものを主成分としていればよい。成分元素としてZr及びOを含有し,非晶質なものとしては,水酸化ジルコニウム(Zr(OH)),水酸化ジルコニル(ZrO(OH))及びこれらの混合物が例示される。なお,本発明のゾルは主成分として非晶質Zr−O系粒子を含有するが,一定量以下の結晶質Zr−O系粒子が含まれていても構わない。ここで,主成分とは,50%以上含有することを意味する。
本発明のゾルの分散質である非晶質Zr−O系粒子が非晶質であるものを主成分とし,且つ結晶質Zr−O系粒子の割合が一定量以下であることを確認するために,X線回折法,熱重量測定(TG)及び示差熱分析(DTA)を用いることができる。そして,確認対象となる粒子が,下記(a)及び/又は(b)の条件に該当すれば,本発明のゾルの分散質の条件に好適に適合するといえる。
(a)ゾルより分離した分散質を45〜55℃において恒量乾燥処理することにより得られる粉体のX線回折プロファイル(2θ/θ測定)において,特定の結晶相に帰属されるピークを示さない。
(b)ゾルより分離した分散質を45〜55℃において恒量乾燥処理することにより得られる粉体のDTAにおいて,350〜450℃の温度間に非晶相から結晶相への相転移に伴う発熱ピークが観測され,且つTGの50℃〜1000℃までの昇温過程における重量変化率(減量率:絶対値表示(以下同じ))が20%以上である。なお,当該減量率は25%以上であることが好ましく,25〜35%の範囲が特に好ましい。
参考として,水和酸化ジルコニウム(ZrO・xHO),酸化ジルコニウム(ZrO)等の結晶質Zr−O系粒子は,X線回折プロファイル(2θ/θ測定)において,特定の結晶相に帰属されるピークを示し,また,DTAにおいて350〜450℃の温度間に発熱ピークを示さない。
上記(b)のTGにおける重量変化率(減量率)の数値は,化学式(Zr(OH))及び(ZrO(OH))で表される非晶質のOH基の脱水反応による寄与が大きいため,重量変化率(減量率)は非晶質の含有割合を反映したものとなる。
本発明のゾルに含まれる分散質のメディアン径は,20〜200nmである。この中でも,50〜150nmが好ましい。20nm未満の場合には,非晶質Zr−O系粒子の粒子径が小さ過ぎて粒子同士の表面相互作用が強くなり増粘を誘発する。また,200nmを超える場合には,粒子の拡散速度が低下し沈殿を生じる可能性があるため好ましくない。
本発明のゾルのpHは特に限定されず,使用目的に応じて適当なpHを選択することができる。本発明のゾルにおいて,非晶質Zr−O系粒子以外の含有成分は特に限定されず
,金属酸化物のゾルの成分として公知の塩酸,硝酸等の鉱酸;酢酸,酒石酸,クエン酸等のカルボン酸;炭酸,アンモニアなどを含んでいてもよい。また,ゾルを配合した混合系の応用特性を妨害しない限りZr以外の金属を含有していてもよい。
本発明のゾルのジルコニウム元素の濃度は特に限定されないが,ZrO換算で5〜30%が好ましく,7〜25%がより好ましく,10〜20%が最も好ましい。本発明のゾルは,分散質が非晶質でありながらも,分散質の粒子径が比較的大きく増粘し難い性質を有しており,高濃度を達成できる。
本発明のゾルの分散媒は,ゾルの安定を維持できる限り特に限定されず,例えば,水,メタノール,エタノール,アセトン等が挙げられる。好ましくは,通常,水が用いられる。
非晶質Zr−O系粒子を分散質とするゾルの製造方法
本発明のゾルの製造方法は,上記本発明のゾルを製造するための方法であって,
(1)ジルコニウム元素に対する塩素元素のモル比(Cl/Zr)が1.0〜3.0の範囲であり,pHが5未満であり,且つジルコニウム元素の濃度が酸化ジルコニウム換算で6〜15重量%の範囲であるジルコニウム塩水溶液(但し,上記モル比Cl/Zrには,ジルコニウム塩化物塩以外の塩化物塩とみなせるClは含まれない。)を加水分解することにより,加水分解溶液を得る工程1,
(2)工程1で得られた前記加水分解溶液を水で希釈することにより得られる希釈溶液を更に加水分解する工程2であって,当該希釈は,希釈後の溶液の重量が希釈前の溶液の重量の1.3〜15倍の範囲内とする希釈である工程2,
を有することを特徴とする。
即ち,本発明のゾルの製造方法は,所定のジルコニウム塩水溶液を工程1及び工程2において少なくとも2段階で加水分解する方法である。
工程1で原料として用いるジルコニウム塩水溶液は,モル比(Cl/Zr)が1.0〜3.0の範囲であり,好ましくは1.5〜2.5の範囲である。但し,上記モル比Cl/Zrには,ジルコニウム塩化物塩以外の塩化物塩とみなせるClは含まれない。ジルコニウム塩化物以外の塩化物塩としては,塩化ナトリウム(NaCl),塩化カリウム(KCl),塩化カルシウム(CaCl),塩化マグネシウム(CaCl),塩化アルミニウム(AlCl),塩化アンモニウム(NHCl),塩化アミン類等のような塩化物が該当する。
例えば,工程1で加水分解に供するジルコニウム塩水溶液中の成分濃度において,全Clが0.30M(mol/L),全Zrが0.10M,全Naが0.10Mである場合には,本発明ではモル比Cl/Zrは2.0であるとみなす。具体的には,モル比(Cl/Zr)が2.0のジルコニウム塩化物塩水溶液に(Na/Zr)=0.5の水酸化ナトリウムを添加した場合は,ジルコニウム塩化物塩水溶液の(Cl/Zr)は1.5とみなす。また,モル比(Cl/Zr)が1.5のジルコニウム塩化物塩水溶液に(Na/Zr)=0.5の塩化ナトリウムを添加しても,ジルコニウム塩化物塩水溶液の(Cl/Zr)は1.5のまま変化しないとみなす。
原料として用いるジルコニウム塩水溶液は,後述する所定のジルコニウム元素濃度及び上記モル比の条件を満たせば,それ以外に他の成分を含有しても構わないが,pH5未満であることが必要であり,pH4未満が好ましく,pH3未満がより好ましい。これは,本発明の製造方法が酸性型ジルコニウム塩水溶液の加水分解機構に基づくためであり,加水分解に供するジルコニウム塩水溶液のpHが5以上の場合には,目的とする化学反応が進行しない可能性があり好ましくない。
また,上記ジルコニウム塩水溶液は,塩化ジルコニウム水溶液であることが好ましい。例えば,上記条件を満たすジルコニウム塩水溶液として,オキシ塩化ジルコニウム・八水和物(特級試薬、モル比Cl/Zr=2.0、キシダ化学株式会社製)を純水に溶解して
調製した溶液が挙げられる。
本発明において,加水分解処理を行う装置及び設備は一般的に使用されるものでよく,製造スケールに合わせて装置及び設備を選定すればよい。本発明の製造方法においては,原理的に3段階以上の段階数で加水分解しても同様の効果を得ることができるが,2段階での実施が効率的である。
通常,ジルコニウム塩の加水分解の過程では,加水分解前のジルコニウム塩水溶液に含有される重合化学種が加水分解に伴って互いに重合成長することにより非晶質Zr−O系粒子が形成される(反応A)と考えられる。その後,この非晶質Zr−O系粒子は,更に加熱が継続されることにより最終的には酸化ジルコニウムに相転移(反応B)する。
一般的にジルコニアゾルの製造方法として知られているオキシ塩化ジルコニウム(ZrOCl)の1段階での加水分解,及び水酸化ジルコニウムの酸解膠法等では,本発明の要件を満たすゾルを得ることは困難である。これは,これらの反応では,酸化ジルコニウムへの相転移(反応B)が起こり易く,メディアン径が20〜200nmの非晶質Zr−O系粒子の形成(反応A)だけを独立して進行させることが困難なためである。
一方,本発明の製造方法は,2段階の加水分解工程を経ることで反応Bを抑制しながら反応Aのみを進行させることができる。これは,1段階目(工程1)において,加水分解条件の制御により反応Aのみを部分的に進行させることで,相転移(反応B)し難い安定な構造を有する特異な前駆体を形成させることができるためと考えられる。
1段階目(工程1)の加水分解反応時のジルコニウム元素の濃度は,加水分解に供するジルコニウム塩水溶液のモル比Cl/Zrに応じて調整すればよいが,効率及び経済性の観点から濃度はZrO換算で6〜15%とし,好ましくは7〜14%,より好ましくは8〜13%である。この濃度が6%よりも低濃度の場合には,反応Bが進行し易くなるおそれがある。また,15%を超える場合には,目的とする相転移(反応B)し難い特異な前駆体を十分に形成できないため好ましくない。
工程1の加水分解反応時の保持温度及び保持時間は本発明の目的を達成できる限り限定されないが,効率及び経済性の観点から,概ね,温度範囲は90〜160℃,好ましくは100〜120℃である。また,保持時間は保持温度に応じて調整することが望ましく,例えば,保持温度が100℃の場合は10〜200時間,同120℃の場合は5〜40時間,同150℃の場合は1〜10時間が好ましい。
上記条件よりも保持温度が低い又は保持時間が短い場合は十分に反応Aが進行しないおそれがある。一方,保持温度が高い又は保持時間が長い場合は反応Bが進行するおそれあるため好ましくない。この工程1によって生成した前駆体は,酸化ジルコニウムに相転移し難い性質を有している。
次の2段階目(工程2)では,工程1で得た加水分解処理溶液を水で希釈し,再度加水分解処理に供する。希釈倍率は,希釈後の溶液の重量が希釈前の溶液の重量に対して1.3〜15倍となるようにし,好ましくは2〜10倍,より好ましくは3〜8倍となるようにする。
工程2の加水分解反応時の保持温度及び保持時間は,本発明の目的を達成する限り特に限定されないが,効率及び経済性の観点から,概ね,温度範囲は90〜160℃,好ましくは100〜120℃である。また,保持時間は保持温度に応じて調整することが望ましく,例えば,保持温度が100℃の場合は10〜200時間,同120℃の場合は5〜40時間,同150℃の場合は1〜10時間が好ましい。
上記条件よりも保持温度が低い又は保持時間が短い場合は十分に反応Aが進行しないおそれがある。一方,保持温度が高い又は保持時間が長い場合は反応Bが進行するおそれがあるため好ましくない。
なお,第3段階目以降の加水分解を任意に行う場合には,工程2と同様に,前段階目で得た加水分解処理溶液を水で希釈し,再度加水分解処理に供することが好ましい。ここで,希釈倍率は,工程2と同様に,希釈後の溶液の重量が希釈前の溶液の重量に対して1.3〜15倍となるようにし,好ましくは2〜10倍,より好ましくは3〜8倍となるようにする。
上記工程を経て得られる本発明のゾルは,常温まで冷却した後,限外濾過を行うことにより濃縮することができる。また,この際にイオン交換水で水洗し,不純物を除去することもできる。限外濾過後,酸又はアルカリ溶液を用いてpHを変更してもよい。
以下に実施例,参考例及び比較例を示して,本発明をより具体的に説明する。なお,本発明は,これらの実施例の態様に限定されるものではない。
実施例,参考例及び比較例において得られたゾル中には,不可避不純物として酸化ジルコニウムに対して酸化ハフニウムを1.3〜2.5重量%含有している。
実施例,参考例及び比較例における分析条件を以下に示す。
<TG−DTA>
機種 :Thermo Plus TG8120(RIGAKU)
温度範囲 :室温〜1000℃
昇温速度 :10℃/分
試料量 :19〜21mg
試料パン :Pt
参照試料 :Al(20mg)
雰囲気 :空気(100ml/分通気)

<XRD>
機種 :RINT2000(RIGAKU)

<粒子径測定>
機種 :ゼータサイザーナノZS(マルバーン)
測定濃度 :ZrO換算で0.05%
測定温度 :25℃
散乱角度 :173°
1段階目の加水分解を行った水溶液を10倍希釈(ZrO換算濃度1%)となるように純水で希釈し,更に120℃で10時間保持することで2段階目の加水分解反応を行い,Zr−O系粒子を分散質とするゾルを得た。
次に,該ゾルを限外濾過により精製・濃縮し,ZrO換算濃度15%,pH3.1のZr−O系粒子を分散質とするゾルを得た。該ゾルの粒子径D50は160nmであった。
該ゾルにアンモニア水を添加することで分離したZr−O系粒子のX線回折プロファイル(2θ/θ測定)を図1に示す。図1より,非晶質が主成分であることが確認された。
50℃で恒量乾燥処理した該Zr−O系粒子のTG−DTAチャートを図2に示す。図2より,50℃〜1000℃まで昇温させた際の重量変化率(減量率)は約27%であり,450℃付近に相転移に伴う発熱ピークが観測された。
実施例2
1段階目の加水分解を行った水溶液を3.3倍希釈(ZrO換算濃度3%)となるように純水で希釈した以外は実施例1と同様に行い,ZrO換算濃度15%,pH3.2のZr−O系粒子を分散質とするゾルを得た。該ゾルの粒子径D50は104nmであった。
該ゾルにアンモニア水を添加することで分離したZr−O系粒子のX線回折プロファイル(2θ/θ測定)より,非晶質が主成分であることが確認された。また,50℃で恒量乾燥処理した該Zr−O系粒子のTG−DTAより,50〜1000℃まで昇温させた際の重量変化率(減量率)は約27%であり,450℃付近に相転移に伴う発熱ピークが観測された。
実施例3
1段階目の加水分解を行った水溶液を2倍希釈(ZrO換算濃度5%)となるように純水で希釈した以外は実施例1と同様に行い,ZrO換算濃度15%,pH3.1のZr−O系粒子を分散質とするゾルを得た。該ゾルの粒子径D50は59nmであった。
該ゾルにアンモニア水を添加することで分離したZr−O系粒子のX線回折プロファイル(2θ/θ測定)より,非晶質が主成分であることが確認された。また,50℃で恒量乾燥処理した該Zr−O系粒子のTG−DTAより,50〜1000℃まで昇温させた際の重量変化率(減量率)は約28%であり,440℃付近に相転移に伴う発熱ピークが観測された。
参考例1
1段階目の加水分解を行った水溶液を1.4倍希釈(ZrO換算濃度7%)となるように純水で希釈した以外は実施例1と同様に行い,ZrO換算濃度15%,pH3.0のZr−O系粒子を分散質とするゾルを得た。該ゾルの粒子径D50は29nmであった。
該ゾルにアンモニア水を添加することで分離したZr−O系粒子のX線回折プロファイル(2θ/θ測定)より,非晶質が主成分であることが確認された。また,50℃で恒量乾燥処理した該Zr−O系粒子のTG−DTAより,50〜1000℃まで昇温させた際の重量変化率(減量率)は約28%であり,430℃付近に相転移に伴う発熱ピークが観
測された。
比較例1
オキシ塩化ジルコニウム・八水和物(特級試薬,モル比Cl/Zr=2.0,キシダ化学株式会社製)を純水に溶解して調製したZrO換算濃度1%,pH1.1の水溶液を,オートクレーブ装置を用いて120℃で10時間保持しZr−O系粒子を分散質とするゾルを得た。
次に,該ゾルを限外濾過により精製・濃縮し,ZrO換算濃度15%,pH3.1のZr−O系粒子を分散質とするゾルを得た。該ゾルの粒子径D50は79nmであった。
該ゾルにアンモニア水を添加することで分離したZr−O系粒子のX線回折プロファイル(2θ/θ測定)を図1に示す。図1より,結晶相である酸化ジルコニウムが主成分であることが確認された。また,50℃で恒量乾燥処理した該Zr−O系粒子のTG−DTAチャートを図3に示す。図3より,50〜1000℃まで昇温させた際の重量変化率(減量率)は約13%であり,発熱ピークは観測されなかった。
比較例2
比較例1に使用したオキシ塩化ジルコニウムを純水に溶解して調製した水溶液を,ZrO換算濃度5%,pH0.4とした以外は比較例1と同様に行い,ZrO換算で15%,pH3.1のZr−O系粒子を分散質とするゾルを得た。該ゾルの粒子径D50は78nmであった。
該ゾルにアンモニア水を添加することで分離したZr−O系粒子のX線回折プロファイル(2θ/θ測定)より,結晶相である酸化ジルコニウムが主成分であることが確認された。また,50℃で恒量乾燥処理した該Zr−O系粒子のTG−DTAより,50〜1000℃まで昇温した際の重量変化率(減量率)は約17%であり,発熱ピークは観測されなかった。

Claims (4)

  1. ジルコニウム及び酸素を含む非晶質化合物粒子を分散質とし,且つ当該粒子のメディアン径が50〜200nmの範囲内であることを特徴とするゾル。
  2. 前記ゾルを45〜55℃において恒量乾燥処理することにより得られる粉体を50℃〜1000℃まで昇温させる熱重量測定に供した際の重量変化率(減量率)が20重量%以上である,請求項1に記載のゾル。
  3. 前記ゾルを45〜55℃において恒量乾燥処理することにより得られる粉体を50℃〜1000℃まで昇温させる熱重量測定に供した際の重量変化率(減量率)が25重量%以上である,請求項1に記載のゾル。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のゾルの製造方法であって,
    (1)ジルコニウム元素に対する塩素元素のモル比(Cl/Zr)が1.0〜3.0の範囲であり,pHが5未満であり,且つジルコニウム元素の濃度が酸化ジルコニウム換算で6〜15重量%の範囲であるジルコニウム塩水溶液(但し,上記モル比Cl/Zrには,ジルコニウム塩化物塩以外の塩化物塩とみなせるClは含まれない。)を加水分解することにより,加水分解溶液を得る工程1,
    (2)工程1で得られた前記加水分解溶液を水で希釈することにより得られる希釈溶液を更に加水分解する工程2であって,当該希釈は,希釈後の溶液の重量が希釈前の溶液の重量の〜15倍の範囲内とする希釈である工程2,
    を有することを特徴とするゾルの製造方法。
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