JP5745677B1 - 側車付二輪車のフレーム体 - Google Patents

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Abstract

【課題】路面状態による乗り心地の悪化を軽減する側車付二輪車のフレーム体を簡易な構成で提供する。【課題を解決するための手段】側車付二輪車1のフレーム体23を、側車輪9の車輪軸17を軸支するサイドフレーム体29と、後車輪軸19を軸支するメインフレーム体31と、サイドフレーム体29とメインフレーム体31の間に架け渡されたストッパー33を備えた構成にする。サイドフレーム体29はヘッドパイプ27に固定され、メインフレーム体31は走行方向Fに直交する水平軸51周りに回動可能にヘッドパイプ27に連結される。これにより、メインフレーム体31はサイドフレーム体29に対して相対的に回動する。ストッパー33はメインフレーム体31の回動範囲を制限する。【選択図】 図1

Description

本発明は、二輪車の片側に側車輪を設けて、前車輪、後車輪、及び側車輪の三輪で走行する自転車や自動車等の車両に用いられるフレーム体に関するものである。
従来より、前車輪及び後車輪を備えた二輪車の横に一輪の側車輪を取り付けて三輪で走行する側車付二輪自転車(例えば特許文献1)が知られている。この側車付二輪自転車は、3つの車輪で車体部が支持されているので、舗装された平地を直進して走行する場合の安定性に優れている。しかし、各車輪は、車輪軸の相対的な位置関係が互いに固定された状態で車体部に取り付けられているため、傾斜面を横切って走行する場合には、傾斜とともに車体部が傾いてしまい、不安定な乗車姿勢となってしまう。また、車体部を側車輪側に傾けて行うスムーズなコーナリングができなかった。このため、一般自転車のような乗り心地を得ることができなかった。
このような問題に対して開発された三輪自転車が特許文献2に記載されている。この三輪自転車は、車輪軸が同軸上に設けられた一対の後車輪と、走行方向に向かって左右に揺動可能となるように一対の後車輪に連結されたフレーム体とを備える。傾斜面を横切って走行する場合には、フレーム体は傾斜面に対して鉛直方向に立つ。このため、乗員は正常な乗車姿勢でペダリングを行うことができる。またフレーム体を傾けてコーナリングを行うこともできる。
しかしながら、揺動可能なフレーム体と後車輪の間に架け渡して設けられる駆動装置の構成が複雑化し、車体の重量化や製品のコストアップの原因となっている。また、一対の後車輪それぞれの車輪軸は常に同軸上に位置するように軸支されているので、舗装されていない凸凹道を走行するような場合には、後車輪の一方が跳ねると他方も跳ねてしまう。このため車体部の後方部分が揺さ振られて、走行時の安定性や、乗り心地を損ねてしまうという問題がある。
実開昭57−77075号公報 特開2006−168503号公報
本発明は、路面状態による乗り心地の悪化を軽減する側車付二輪車のフレーム体を簡易な構成で提供することを課題とする。
(1)本発明は、前車輪および後車輪を備える二輪車の片側に側車輪を有する側車付二輪車のフレーム体であって、
ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから前記側車輪へ向けて延在し、該側車輪の車輪軸が軸支されるサイドフレーム体と、前記後車輪の車輪軸に平行な軸周りに回動可能に前記ヘッドパイプ又は前記サイドフレーム体に連結される連結部分を有し、該後車輪の車輪軸が軸支されると共に、乗員を支持するメインフレーム体と、前記メインフレーム体の回動範囲を制限するストッパーと、を備えていることを特徴とする。
(2)また、本発明は、前記サイドフレーム体が、前記メインフレーム体の中心面に対して走行方向右側に配置されていることを特徴とする。
(3)さらに、本発明は、前記サイドフレーム体が、前記側車輪が取り付けられる本体部と、前記本体部と着脱可能に連結される被連結部と、を備えていることを特徴とする。
(4)さらにまた、前記サイドフレーム体の前記本体部を取り外したときに、前記メインフレーム体と前記ヘッドパイプの間に設けられ、該メインフレーム体の回動を制限する支持部を備えていることを特徴とする。
本発明は、メインフレーム体の回動がストッパーにより制限されない範囲において次の効果を奏する。
例えば直立走行時では、側車輪が走行面にある凸状の障害物を乗り越えた場合、側車輪とともにサイドフレーム体の後ろ側が持ち上げられて、ヘッドパイプは前のめりに傾く。このようなサイドフレーム体及びヘッドパイプの動きに対して、メインフレーム体は連結部分を中心としてサイドフレーム体に対し相対的に回動するので障害物による影響を受けない。このように、このフレーム体は、障害物から受けるサイドフレーム体の衝撃がメインフレーム体側に伝達されず、言わばサスペンションのように働くので乗り心地が損なわれない。
そして、メインフレーム体がサイドフレーム体に対して回動することにより、後車輪と側車輪とが互いに独立して上下に動くので、凸凹道の走行時においても車体部が左右に揺さ振られることなく、安定して走行することができる。
傾斜面を横切って走行するときには、傾斜の高低に応じて、後車輪が側車輪に対して高位置又は低位置に移動するので、メインフレーム体が傾かずに鉛直方向に立つ。よって、乗員は正常な乗車姿勢を保つことができる。また、平地でのコーナリングにおいては、メインフレーム体を左右に傾けることができるので、一般的な二輪車のようなスムーズなコーナリングも可能となる。さらに、メインフレーム体と後車輪との間にねじれが生じないので、駆動装置も簡易な構成となる。
また、本発明は、ストッパーを備えることにより次の効果を有するものである。
メインフレーム体がサイドフレーム体側に傾いた場合に、メインフレーム体がヘッドパイプとの連結部分を中心にして回動する。そして、メインフレーム体がさらに傾いた場合には、ストッパーが作用してメインフレーム体の回動範囲が制限される。この際、乗員の荷重の一部がサイドフレーム体により多く伝達されて、乗員を前車輪、後車輪、側車輪の三輪でバランスよく支持した安定走行が可能となる。よって、このフレーム体を備えた側車付二輪車は、バランス感覚の衰えた高齢者にとって好適である。
側車付二輪自転車の側面図。 側車付二輪自転車の平面図。 サイドフレーム体の他の実施形態を示す平面図。 サイドフレーム体の一部平面図。 サイドフレーム体の一部断面図および立パイプの断面図。
側車付二輪自転車を例にして本発明の実施形態を説明する。なお、各図にわたって示される同じ符号は同一または同様のものを示す。
図1及び図2に示すように側車付二輪自転車1は、車体部3に、前車輪5、後車輪7、側車輪9、操だ装置11、座席装置13、及び駆動装置15が取り付けられた構成である。前車輪5と後車輪7は互いに前後に一直線上に配置されており、側車輪9は後車輪7の片側に配置される。側車輪9は後車輪7よりも小径のものが好ましく、この側車輪9の車輪軸17が後車輪7の車輪軸19(以下、後車輪軸19という)の延長線の略真下に位置するように設けられるのが好ましい。
車体部3は、前ホーク21と、本実施形態のフレーム体23と、を備える。前車輪5の車輪軸25(以下、前車輪軸25という)が前ホークつめ(不図示)に軸支され、操だ装置11がホークステム(不図示)に連結されている。フレーム体23は、ヘッド部品(不図示)を介してホークステムを回動可能に支持するヘッドパイプ27と、サイドフレーム体29と、メインフレーム体31と、ストッパー33と、を備える。
サイドフレーム体29は、ヘッドパイプ27の側壁に固定されて側車輪9の車輪軸17に向かって延在しており、側車輪9の車輪軸17を軸支する。このサイドフレーム体29は、サイドパイプ35と、側車輪軸支部37と、を備えた構成であり、例えばアルミニウム合金などの金属製である。サイドパイプ35は、前端部がヘッドパイプ27に溶接等により固定されており、このヘッドパイプ27から後述する立パイプ39に向かって直線状に延出し、立パイプ39の手前で屈曲し、側車輪9に向かってさらに屈曲して延出している。側車輪軸支部37はサイドパイプ35の後端部に接続されており、側車輪9の車輪軸17を軸支している。代表的な側車輪軸支部37は、サイドパイプ35の後端部から車輪軸17の両端に向かって分岐して延出し、車輪軸17を両持ちで軸支するホーク部材である。このような構成のサイドフレーム体29を介して、前車輪5に対する側車輪9の相対的な位置関係が固定された状態で連結されている。
メインフレーム体31は、後車輪軸19に平行な軸周りに回動可能にヘッドパイプ27に連結され、後車輪軸19を軸支し、乗員を支持するものである。このメインフレーム体31は、代表的には、シート部品41を介して座席装置13が取り付けられる立パイプ39と、立パイプ39の上端から後車輪軸19を軸支する後つめ(不図示)に向かって延出しているバックホーク43(図2では不図示)と、立パイプ39の下端に設けられてハンガ部品(不図示)を介して駆動装置15が取り付けられるハンガラグ45と、ハンガラグ45から後つめに向かって延出しているチェーンステー47(図2では不図示)と、立パイプ39からヘッドパイプ27に向かって延出している連結パイプ49とを備えている。この連結パイプ49の先端部は、後車輪軸19と平行な軸51(本実施形態では走行方向Fに直交する水平軸)を有するジョイント53を介してヘッドパイプ27に連結されている。このように連結された連結パイプ49の先端部にある軸51を中心として、メインフレーム体31はサイドフレーム体29に対して相対的に回動する。連結パイプ49はサイドパイプ35の下方に配置されており、サイドパイプ35よりも下側でヘッドパイプ27の側壁に連結されている。
ストッパー33は、メインフレーム体31の回動範囲を制限するものである。このストッパー33の一例は、車体が直立した状態にあるメインフレーム体31とサイドフレーム体29の間に弛みをもって架け渡された金属製のワイヤーである。このワイヤーは、メインフレーム体31がサイドフレーム体29に対して所定の回動位置に達した場合に、緊張状態となり、メインフレーム体31のそれ以上の回動を制限する。なお、メインフレーム体31の回動範囲は、金属ワイヤーの緩みの量により定められる。この緩みの量は、乗員の好みや体重等に応じて定めたり、後車輪7と側車輪9の配置間隔に比例して定めることができる。
なお、本実施形態においては、側車輪9の上方に配置され、側車輪9の車輪軸17に対して取り付けられたキャリヤ55を備えている。
上記の構成からなるフレーム体23は、側車付二輪自転車1の走行中に、メインフレーム体31がサイドフレーム体29側に傾いた場合に、メインフレーム体31がヘッドパイプ27との連結部分である軸51を中心にして相互に離反する方向へ回動する。そこから、メインフレーム体31がさらに傾いた場合には、ストッパー33が作用してメインフレーム体31の回動範囲が制限される。このとき乗員の荷重の一部がメインフレーム体31を介してサイドフレーム体29により多く伝達されて、乗員を前車輪5、後車輪7、側車輪9の三輪でバランスよく支持した安定走行が可能となる。よって、このフレーム体23を備えた側車付二輪自転車1は、走行中にバランスを崩して転倒するといった事故を可能な限り抑制することができ、バランス感覚の衰えた高齢者にとって好適である。
本実施形態に係るフレーム体23によれば、メインフレーム体31の回動がストッパー33により制限されない範囲において次の効果を奏する。
例えば直立走行時では、側車輪9が走行面にある凸状の障害物を乗り越えた場合、側車輪9とともにサイドフレーム体29の後ろ側が持ち上げられて、ヘッドパイプ27は前のめりに傾く。このようなサイドフレーム体29及びヘッドパイプ27の動き対して、メインフレーム体31は連結部分を中心として回動するので障害物に何ら影響されない。このように、このフレーム体23は、障害物から受けるサイドフレーム体29の影響がメインフレーム体31側に伝達されず、言わばサスペンションのように働くので乗り心地が損なわれない。
そして、メインフレーム体31がサイドフレーム体29に対して軸51を中心に回動することにより、後車輪7と側車輪9とが互いに独立して上下に動くので、凸凹道の走行時においても車体部3が左右に揺さ振られることなく、安定して走行することができる。
また、平地でのコーナリングにおいては、メインフレーム体31を走行方向Fの左右に傾けることができるので、一般的な二輪自転車と比べてもほとんど遜色のないほどスムーズなコーナリングが可能となる。
さらに、傾斜面を横切って走行するときには、傾斜の高低に応じて、後車輪7が側車輪9に対して高位置又は低位置に移動するので、車体部3が傾かずに鉛直方向に起立した姿勢が保たれる。よって、乗員は正常な乗車姿勢でペダリングをすることができる。また、メインフレーム体31と後車輪7との間にねじれが生じないので、駆動装置15は従来からある二輪自転車の構成をそのまま援用しても何ら差し支えはない。
さらにまた、ヘッドパイプ27に固定されたサイドフレーム体29には、このヘッドパイプ27を介してメインフレーム体31が受ける乗員の荷重の一部がかかることとなる。すなわち、乗員の荷重により、サイドフレーム体29は常に下方に力がかかった状態となる。このため、側車輪9は障害物を乗り越えた際、又は窪みに落ち込んだ際に跳ね上がることがない。よって、側車輪9上にキャリヤ55を取り付けて荷物を載せた場合に荷物の受ける衝撃を低減することができる。よって、キャリヤ55に取り付けた荷籠に割れ物を入れて運搬するのに好適である。
さらに、側車輪9が後車輪7の走行方向F右側に配置され、サイドフレーム体29がメインフレーム体中心面(連結パイプ49と立パイプ39の各々の中心線により作られる平面)から右側に形成されているので、走行方向Fの左側からメインフレーム体31に跨る乗員にとって、サイドフレーム体29や側車輪9が邪魔にならず、乗りやすい。
また、メインフレーム体31はサイドパイプ35に設けられたジョイントに連結されたものであっても良い。この場合には、サイドパイプ35の前端部分に連結されるのが好ましい。これにより、例えばサイドフレーム体29が障害物に乗り上げた場合など、メインフレーム体31がサイドフレーム体29に対して回動している場合に生じるヘッド角の角度変化、及び後車輪7と前車輪5のホイールベース長さの変化が低減されるので、違和感のない走行が可能となる。
なお、メインフレーム体31において、連結パイプ49の後端は、立パイプ39に接続されているとしたが、これに限定されず、ハンガラグ45に接続されても良い。
本発明のフレーム体は、上記の実施形態に限定されない。例えば図3及び図4に示すように、サイドフレーム体29は互いに着脱可能に連結される本体部57と被連結部59とを備えた構成であっても良い。このような本体部57及び被連結部59は、例えばサイドパイプ35を分割して形成することができる。
本体部57は、側車輪9が取り付けられており、上記の側車輪軸支部37と、側車輪軸支部37から立パイプ39に向かって屈曲して延出しているサイドパイプ35の延出部61と、を備えた構成である。被連結部59は、前端がヘッドパイプ27に固定され、後端に本体部57が連結されるものであり、代表的にはヘッドパイプ27から直線状に立パイプ39に向かって延出しているサイドパイプ35の直線部63と、直線部63から側車輪9の配置に向かって屈曲しているサイドパイプ35の屈曲部65と、を備えた構成である。本体部57と被連結部59との連結態様は特に限定されないが、例えば、本体部57の先端(延出部61の先端)及び被連結部59の後端(屈曲部65の先端)、すなわちサイドパイプ35の分割部分に設けた一対のフランジ67を互いに合わせ、合わせた状態の一対のフランジ67をはめ込む溝付きバンド69を用いて連結される。そのほか、一対のフランジ67を螺子止め等により連結しても良い。また、連結強度を向上させるために、本体部57の先端に挿入部71を設け、この挿入部71を被連結部59の後端に挿入しても良い。さらに、この挿入部71と被連結部59の後端部とを螺子止めしても良い。
このサイドフレーム体29は、必要に応じて本体部57を着脱することができる。また、側車輪9の径が異なる本体部57を準備すれば、乗員の好みに応じた側車輪9を選択することができる。さらに、デザインが異なる本体部57を準備すれば、乗員の好みに応じたデザインを選択することも可能である。
また、図5に示すように、本体部57を取り外したとき、被連結部59の後端部がメインフレーム体31の立パイプ39に対して固定されるものであっても良い。例えば、立パイプ39の後面から前面に挿通されて、立パイプ39の前面に対向する屈曲部65の面に取り付けられる螺子73を用いる。この場合、サイドフレーム体29の被連結部59は、一般自転車における上パイプと同様にヘッドパイプ27と立パイプ39とを互いに固定する。すなわち、被連結部59は、ジョイント53を介したメインフレーム体31の回動を制限する支持部として作用する。よって、一般自転車と同様の走行が可能となる。なお、本体部57が取り付けられている状態では、螺子73は屈曲部65の面から取り外される。
また、図1及び図2に示すように、本発明のフレーム体23を用いた側車付二輪自転車1は、車体部3を走行方向F右側に傾けると、ストッパー33が作用して前車輪5、後車輪7、及び側車輪9で車体部3が支持されて自立するので、スタンドを用いて駐輪する必要がない。しかし、左側への転倒を防止するために、メインフレーム体31の走行方向F左側に一本スタンド(不図示)を取り付けても良い。この一本スタンドは、メインフレーム体31のバックホーク43とチェーンステー47にまたがって取り付けられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変形を加えた形態で実施し得るものであり、これらの実施形態はいずれも本発明の範囲に属するものである。
例えば、上記の実施形態においては、前車輪5と後車輪7とが一直線上に配置されている。すなわち、メインフレーム体中心面にヘッドパイプ27の中心線が含まれているが、この態様に限定されず、ヘッドパイプ27は、その中心線がメインフレーム体中心面に対して左右に位置をずらして設けられても良い。たとえば、ヘッドパイプ27をメインフレーム体中心面よりもサイドフレーム体29側に配置すると、駐輪時においてメインフレーム体31がサイドフレーム体29側に傾き易くなり、自立させ易い。
また、ストッパーは、金属製のワイヤーに限定されず、メインフレーム体31が所定の回動範囲に達した場合に、メインフレーム体31とサイドフレーム体29との間に緊張状態となって、メインフレーム体31の回動を制限する、例えばチェーンなど部材や、リンク機構を採用することができる。また、ストッパー33としての金属製のワイヤーは、メインフレーム体31の連結パイプ49とヘッドパイプ27の間に弛みをもって架け渡されたものであっても良い。この場合、ヘッドパイプ27におけるワイヤーの取付位置は、連結パイプ49よりも上方の位置である。
また、サイドパイプ35の形状は図示したものに限定されず、乗員のペダリングを阻害せず、メインフレーム体の回動を邪魔しない他の形状を採用することができる。たとえば、サイドパイプは、ヘッドパイプ27から走行方向Fの側方(右側水平方向)に延出する側方延出部と、側方延出部の先から側車輪9の車輪軸17に向かって後方に延出する後方延出部と、を備えた構成であっても良い。このようにサイドパイプを構成した場合には、ストッパーとしての金属製のワイヤーは、その上部がヘッドパイプ27から後方に突出した突出部に取り付けられて、下部が連結パイプ49に取り付けられるのが好ましい。この突出部は、例えば、前端がヘッドパイプ27の上部に固着されて、後端がヘッドパイプ27と立パイプの39の中間に位置する棒状のものである。また、このようなサイドパイプにおいては、側方延出部を分割して、上記の本体部と被連結部を形成しても良い。さらに、本体部を取り外した場合に、突出部と連結パイプ49との間に支持部材を設けても良い。
支持部材は、例えば金属製の棒状体であり、上端が突出部に取り付けられ、下端が連結パイプ49に取り付けられる。これにより、支持部材を介して突出部と連結パイプ49が互いに固定され、ジョイント53を介したメインフレーム体31の回動を制限する。よって、一般自転車と同様の走行が可能となる。
また、本発明の実施形態として側車付二輪自転車を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、側車付の二輪自動車やスクーターのフレーム体として用いることもできる。例えば、一般的な二輪自動車において、ヘッドパイプを除いたフレーム体を本発明のメインフレーム体として用いることができる。また、スクーターにおいては、乗員の足を乗せる部分及び後車輪軸を軸支する部分が本発明のメインフレーム体として用いることができる。これらのメインフレーム体は水平軸回りに回動可能なジョイントを介してヘッドパイプに連結される。さらに、メインフレーム体の側方に側車輪を設け、ヘッドパイプから側車輪にかけて延在し、側車輪の車輪軸を軸支するサイドフレーム体を設けることができる。
1 … 側車付二輪自転車
7 … 後車輪
9 … 側車輪
17 … 側車輪の車輪軸
19 … 後車輪軸
23 … フレーム体
27 … ヘッドパイプ
29 … サイドフレーム体
31 … メインフレーム体
33 … ストッパー
39 … 立パイプ
51 … 後車輪軸に平行な軸
57 … 本体部
59 … 被連結部

Claims (4)

  1. 前車輪および後車輪を備える二輪車の片側に側車輪を有する側車付二輪車のフレーム体であって、
    ヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプから前記側車輪へ向けて延在し、該側車輪の車輪軸が軸支されるサイドフレーム体と、
    前記後車輪の車輪軸に平行な軸周りに回動可能に前記ヘッドパイプ又は前記サイドフレーム体に連結される連結部分を有し、該後車輪の車輪軸が軸支されると共に、乗員を支持するメインフレーム体と、
    前記メインフレーム体の回動範囲を制限するストッパーと、
    を備えていることを特徴とする側車付二輪車のフレーム体。
  2. 前記サイドフレーム体が、前記メインフレーム体の中心面に対して走行方向右側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の側車付二輪車のフレーム体。
  3. 前記サイドフレーム体が、
    前記側車輪が取り付けられる本体部と、
    前記本体部と着脱可能に連結される被連結部と、
    を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の側車付二輪車のフレーム体。
  4. 前記サイドフレーム体の前記本体部を取り外したときに、前記メインフレーム体と前記ヘッドパイプの間に設けられ、該メインフレーム体の回動を制限する支持部を備えていることを特徴とする請求項3に記載の側車付二輪車のフレーム体。
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