JP5745484B2 - ウインチの制動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クレーン等に装備されるウインチの制動装置に関する。
従来、クレーン等に装備されるウインチの制動装置は、要求される制動力が大きいため、操作力軽減の理由から動油圧式の制動装置が採用されている(特許文献1参照)。
特許文献1には、粘弾性体などのダンピング特性を有する反力付与要素をブレーキペダルに設けたウインチの制動装置が記載されている。特許文献1に記載のウインチの制動装置によれば、制動操作中に発生する機械の振動や、オペレータの手足の揺動を効率よく吸収し、安定したブレーキ力を発生させることができる。その結果、ハーフブレーキ操作時のブレーキ力調整が容易となり、また微操作時の停止位置の位置決め精度が向上する。
特開2003−48689号公報
しかしながら、特許文献1に記載の制動装置では、減圧弁の反力特性が、粘弾性体などの反力付与要素の特性に合成されるため、反力付与要素の有する特性が阻害されてしまうおそれがあるという問題があった。
請求項1に係る発明は、ウインチドラムを制動するブレーキと、車体に対して踏み込み操作可能に配設されるブレーキペダルと、ブレーキペダルに反力を付与する反力付与要素と、ブレーキペダルの踏み込み操作に連動して回動する回動リンクと、回動リンクに連結され、ブレーキペダルの踏み込み操作に応じて、2次圧力をブレーキに作用させるブレーキ弁と、一端が車体の所定位置に取り付けられ、他端が回動リンクに取り付けられ、ブレーキペダルを踏み込み操作方向とは反対の方向に付勢する引張ばねとを備え、ブレーキペダルが踏み込み操作されると、引張ばねが伸長し、かつ、回動リンクの回転中心と引張ばねの中心軸との最短距離が短くなるように構成され、ブレーキペダルの踏み込み操作に応じたブレーキ弁の反力が回動リンクに作用することによって発生するトルク(以下、ブレーキ弁の反力トルクという)の変化特性をブレーキペダルの踏み込み操作に応じた引張ばねの反力が回動リンクに作用することによって発生するトルク(以下、引張ばねの反力トルクという)の変化特性により相殺して、ブレーキ弁の反力トルクと引張ばねの反力トルクとの合計トルクを一定とするように構成され、反力付与要素によるブレーキ反力と、合計トルクによるブレーキ反力との和によってブレーキ踏力が決定されることを特徴とするウインチの制動装置である。
求項に係る発明は、請求項に記載のウインチの制動装置において、ブレーキペダルの踏み込み操作量の増加にしたがって、引張ばねの反力トルクが減少するように構成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、ウインチドラムを制動するブレーキと、車体に対して踏み込み操作可能に配設されるブレーキペダルと、ブレーキペダルに反力を付与する反力付与要素と、ブレーキペダルの踏み込み操作に連動して回動する回動リンクと、回動リンクに連結され、ブレーキペダルの踏み込み操作に応じて、2次圧力をブレーキに作用させるブレーキ弁と、一端が車体の所定位置に取り付けられ、他端が回動リンクに取り付けられ、ブレーキペダルを踏み込み操作方向とは反対の方向に付勢する引張ばねとを備え、ブレーキペダルが踏み込み操作されると、引張ばねが伸長し、かつ、回動リンクの回転中心と引張ばねの中心軸との最短距離が短くなるように構成され、ブレーキペダルの踏み込み操作量の増加にしたがって、引張ばねの反力トルクが減少するように構成されていることを特徴とするウインチの制動装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のウインチの制動装置において、ペダル踏力をブレーキ弁に伝達するリンク機構を備え、リンク機構は、ブレーキペダルの踏み込み操作量の増加にしたがって、ブレーキ弁のバルブストローク量の増加
率が上昇するように構成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のウインチの制動装置において、ペダル踏力をブレーキ弁に伝達するリンク機構を備え、リンク機構は、ブレーキペダルの踏み込み操作量に対して、ブレーキ弁のバルブストローク量の変化率が一定となるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、粘弾性体などの反力付与要素の有する特性を有効に引き出して、ブレーキペダルの操作性を向上することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るウインチの制動装置を搭載したクレーンの外観を示す側面図。 本発明の第1の実施の形態に係るウインチの制動装置の構成を示す油圧回路図。 ブレーキペダルの踏み込み操作前の状態(非操作時)を示す側面模式図。 ブレーキペダルの踏み込み操作後の状態(最大踏込操作時)を示す側面模式図。 ブレーキペダルの踏み込み操作前後の状態を示す側面模式図。 復帰ばねのばね力と、モーメントアーム長との関係を説明する図。 回動リンクに作用する復帰ばねによる反力トルクおよびブレーキ制御弁による反力トルクとの関係を説明する図。 ブレーキペダルのペダル角度と、トルクとの関係を示す図。 ペダル角度と踏力との関係を示す図。 ゴムの粘弾性特性を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係るウインチの制動装置の構成を示す油圧回路図。 (a)は本発明の変形例に係るブレーキペダル装置の模式図、(b)はペダル角度とバルブストロークとの関係を示す図。
以下、図面を参照して、本発明に係るウインチの制動装置の一実施の形態について説明する。
−第1の実施の形態−
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るウインチの制動装置を搭載したクレーン100の外観を示す側面図である。以下では、図示するように、図1の姿勢を基準に上下および前後方向を定義する。クレーン100は、走行体101と、旋回輪を介して走行体101上に旋回可能に設けられた旋回体103と、旋回体103に回動可能に軸支されたブーム104とを有する。旋回体103の前部には運転室107が設けられ、旋回体103の後部にはカウンタウエイト109が取り付けられている。旋回体103には巻き上げ用のウインチドラムである巻上ドラム105と、ブーム起伏用のウインチドラムである起伏ドラム106が搭載されている。
巻上ドラム105には巻上ロープ105aが巻回され、巻上ドラム105の回転により巻上ロープ105aが巻き取られまたは繰り出され、フック110が昇降する。起伏ドラム106には起伏ロープ106aが巻回され、起伏ドラム106の駆動により起伏ロープ106aが巻き取られまたは繰り出され、ブーム104が起伏する。巻上ドラム105は巻上用の油圧モータ150(図1において不図示、図2参照)の駆動により回転し、起伏ドラム106は起伏用の油圧モータ(不図示)の駆動により回転する。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るウインチの制動装置の構成を示す油圧回路図である。油圧モータ150は、図示しない油圧ポンプから駆動圧油が供給されて回転する。油圧モータ150には、モータ出力軸の回転を制動するモータ多板ブレーキ159が装備されている。油圧モータ150の回転は、サンギア151、プラネタリギア152、リングギア153からなる遊星減速機構を介して巻上ドラム(ウインチドラム)105に伝達される。プラネタリギア152はキャリア軸156によって支持されている。キャリア軸156は、ブレーキケース161の側壁を貫通してブレーキケース161内に達している。ウインチの制動装置は、キャリア軸156を制動することにより巻上ドラム105の自由回転を阻止する。
制動装置は、ネガティブ型の湿式多板式のブレーキ160と、ブレーキ160にブレーキ制御圧を供給するブレーキ回路180と、作業者が制動指令を入力するブレーキペダル装置140とを有する。
ブレーキ160は、ブレーキケース161内に収容された複数枚のインナディスク164、複数枚のアウタディスク165、ブレーキディスク167、およびばね169を含んで構成されている。インナディスク164は、スプライン結合によりキャリア軸156に軸方向に移動可能に係合され、インナディスク164とキャリア軸156は一体に回転可能となっている。アウタディスク165は、スプライン結合によりブレーキケース161の内周面に軸方向に移動可能に係合されている。
アウタディスク165とインナディスク164は、軸方向に交互に配置されている。キャリア軸156の端部の軸方向側方には、ブレーキディスク167が配置されている。ブレーキディスク167とブレーキケース161との間にはばね169が配置されている。
ブレーキディスク167には常にインナディスク164とアウタディスク165とを圧接するように、ばね169の付勢力が作用している。ブレーキケース161内ではブレーキディスク167と油室168とばね169とにより、ブレーキディスク167をピストンとするブレーキシリンダが形成されている。油室168に油圧力が作用していない状態では、ブレーキディスク167はばね169の付勢力により図示A方向に押動される。これによりインナディスク164の表面に摩擦力が作用し、インナディスク164の回転が阻止される。
ブレーキ回路180から油室168に圧油が供給されると、ブレーキディスク167にはばね169の付勢力に対抗した油圧力(ブレーキ解除圧)が作用し、ブレーキディスク167は図示B方向に押動される。これによりインナディスク164とアウタディスク165との圧接力が除去され、キャリア軸156が回転可能となる。
ブレーキ回路180は、パイロットポンプ113とブレーキ制御弁122と電磁切換弁124を互いに直列に接続して構成される。ブレーキ制御弁122は減圧弁であって、ブレーキペダル装置140の操作量に応じてストロークするプッシュロッド128を備えている。ブレーキ制御弁122を通過する圧油の2次圧力、すなわちブレーキ解除圧は、プッシュロッド128がブレーキ制御弁122に押し込まれるほど小さくなる。
電磁切換弁124は図示しないフリーフォールスイッチの操作により切り換えられ、フリーフォールスイッチがオンすると位置(a)に、オフすると位置(b)に切り換わる。電磁切換弁124が位置(a)に切り換わった状態では、パイロットポンプ113から油室168に圧油(動油圧)が供給可能となり、位置(b)に切り換わった状態では、油室168に常にタンク圧が作用する。
ブレーキ制御弁122のプッシュロッド128には、ブレーキペダル141が踏み込まれたときに発生するペダル踏力をブレーキ制御弁122に伝達する平行リンク機構が接続されている。プッシュロッド128は、ブレーキペダル141の踏み込み操作に連動してストロークし、ストローク量に応じてブレーキ制御弁122の減圧度が決定される。したがって、ブレーキペダル141を踏み込むと、操作量に応じた2次圧力がブレーキ160に作用し、操作量に応じたブレーキ力が発生する。
図3〜図6を参照して、ブレーキペダル装置140の構成について説明する。図3はブレーキペダル141の踏み込み操作前の状態(非操作時)を示す側面模式図であり、図4はブレーキペダルの踏み込み操作後の状態(最大踏込操作時)を示す側面模式図である。以下では、図示するように上下および前後方向を定義する。
図3および図4に示すように、ブレーキペダル装置140は、ブレーキペダル141と、支持部材142と、連結部材143と、リンクロッド144と、回動リンク145と、水平ロッド146と、復帰ばね147と、ゴム148とを含んで構成される。
支持部材142は、車体に固定される車体固定部142bと、車体固定部142bの前端から斜め前上方に延在する斜め部材142aとを有している。車体固定部142bは、運転室107の床面171の下方において、床面171に沿って延在し、ボルト等の締結部材(不図示)により車体フレーム(不図示)に固定されている。斜め部材142aは、床面171から斜め前上方に突出している。
斜め部材142aの上端部には回動軸142cが設けられている。車体固定部142bの後端近傍にはばね保持部材142dが固着され、車体固定部142bの前端近傍には回動軸142eが設けられている。
ブレーキペダル141は、レバー部141aと、レバー部141aの後端部に設けられた足踏み部141bとを有し、車体に対して踏み込み操作可能に配設されている。レバー部141aの前端部には固定軸143aが設けられている。ブレーキペダル141は、レバー部141aの前端部において回動軸142cに回動自在に連結されている。
連結部材143は、略三角形状の板部材であって、斜め部材142aの上端部に設けられた回動軸142cに回動自在に連結されるとともにレバー部141aの前端部に設けられた固定軸143aによりブレーキペダル141に固着されている。このため、ブレーキペダル141と連結部材143とは、回動軸142cを回動支点として一体的に回動する。
リンクロッド144は、棒状部材であって、一端に設けられる連結軸144aが連結部材143に回動可能に連結され、他端に設けられる連結軸144bが回動リンク145に回動可能に連結されている。回動リンク145は、後上端部が回動軸142eに回動可能に連結され、ほぼ中央下部においてリンクロッド144の連結軸144bが連結されている。
復帰ばね147は、引張コイルばねであって、一端がばね保持部材142dに取り付けられ、他端が回動リンク145の前端部に取り付けられている。復帰ばね147は、自然長から所定長さだけ伸長された状態で取り付けられており、ブレーキペダル装置140の操作に拘わらず、常にブレーキペダル141を踏み込み操作方向とは反対の方向に付勢している。
水平ロッド146は、一端が回動リンク145の回転中心Oの直下付近において回動可能に連結され、他端がブレーキ制御弁122のプッシュロッド128に回動可能に連結されている。水平ロッド146の中心軸と、プッシュロッド128および弁ばね127(図7参照)の中心軸とは、ほぼ一致するように配置されている。このため、回動リンク145が回動しても、水平ロッド146およびプッシュロッド128は、ほぼ水平に移動する。
斜め部材142aの上端部近傍には、ゴム148を保持するゴム保持板が設けられ、ゴム148がゴム保持板上において固定されている。ブレーキペダル141のレバー部141aの上部には、ゴム148と係合する係合板141cが設けられている。
ブレーキペダル141が踏み込み操作されると、ブレーキペダル141と一体的に連結部材143が回動し、リンクロッド144が斜め前に引き上げられる。リンクロッド144に連動して回動リンク145が図3および図4において反時計方向に回動し、水平ロッド146およびプッシュロッド128が前方に移動する。
ブレーキペダル141が踏み込み操作されると、図4に示すように、係合板141cがゴム148を圧縮する。ゴム148の圧縮量は、ブレーキペダル141の操作量の増加にしたがって大きくなる。このため、ブレーキペダル141の踏み込み操作中は、ブレーキペダル141にゴム148の圧縮量に応じた反力が付与される。
本実施の形態によるウインチの制動装置の動作を説明する。
(1)フリーフォールスイッチオフ
フリーフォールスイッチ(不図示)がオフのときは、図2に示す電磁切換弁124は位置(b)に切り換えられ、ブレーキケース161内の油室168はタンク119に連通する。この状態では油室168にパイロットポンプ113からのブレーキ解除圧が作用しないため、ブレーキディスク167はばね169の付勢力により図示A方向に押動される。これによりインナディスク164とアウタディスク165とが圧接され、インナディスク164の回転が阻止されて、ブレーキ作動状態となる。
このようにして制動装置が作動すると、キャリア軸156の回転が阻止され、油圧モータ150の回転はサンギア151、プラネタリギア152、リングギア153を介して巻上ドラム105に伝達可能となる。ここで、図示しない操作レバーを操作して図示しない油圧ポンプから油圧モータ150へ圧油を供給すると、油圧モータ150が回転して巻上ドラム105が巻上または巻下駆動され、フック110に吊り下げられた吊り荷を昇降することができる。油圧モータ150の回転は、モータ多板ブレーキ159により停止することができる。
(2)フリーフォールスイッチオン
油圧モータ150の回転を停止し、吊り荷を空中で保持した状態でフリーフォールスイッチ(不図示)をオン操作すると、図2に示す電磁切換弁124が位置(a)に切り換えられる。これにより、パイロットポンプ113からの圧油がブレーキ制御弁122、電磁切換弁124を介して油室168に作用する。このため、パイロットポンプ113からの油圧力(ブレーキ解除圧)によりブレーキディスク167は図示B方向に押動され、ばね169が縮退する。その結果、インナディスク164およびアウタディスク165に作用する圧接力が除去され、インナディスク164は回転可能となって、ブレーキ解除状態となる。このように制動装置が解除された状態では、キャリア軸156の回転が許容され、巻上ドラム105は吊り荷の負荷によって自由回転状態となり、吊り荷をフリーフォールすることができる。
フリーフォール時に、ブレーキペダル141を踏み込み操作すると、その操作量に応じてブレーキ制御弁122のプッシュロッド128が前方に移動する(図4参照)。これによりパイロットポンプ113からの圧油がブレーキ制御弁122で減圧され、油室168に作用する油圧力が減少する。圧油によるブレーキディスク167を図示B方向に押し付ける力が、ばね169によるブレーキディスク167を図示A方向に押し付ける力よりも小さくなると、ブレーキディスク167が図示A方向に押動される。これによりインナディスク164とアウタディスク165とが圧接され、インナディスク164の回転が阻止されて、巻上ドラム105がブレーキ160により制動されたブレーキ作動状態となる。その結果、フリーフォールする吊り荷を停止することができる。
図5はブレーキペダル141の踏み込み操作前後の状態を示す側面模式図である。図6は復帰ばね147のばね力Frと、モーメントアーム長Lrとの関係を説明する図であり、回動リンク145の回転中心Oと、復帰ばね147の取付位置P,Qとの関係について模式的に示したものである。図5および図6では、便宜上、復帰ばね147の中心軸CLのみを記載し、ばねの外形については図示を省略している。
なお、図5および図6では、復帰ばね147の一端の取付位置を固定位置Qとし、ブレーキペダル141の踏み込み非操作時における復帰ばね147の他端の取付位置を第1位置P1とし、ブレーキペダル141の最大踏み込み操作時における復帰ばね147の他端の取付位置を第2位置P2として図示している。
本実施の形態のブレーキペダル装置140では、ブレーキペダル141が踏み込み操作されると、復帰ばね147が伸長し、かつ、回動リンク145の回転中心Oと復帰ばね147の中心軸CLとの最短距離、すなわちモーメントアーム長Lrが短くなるように、回転中心Oに対する固定位置Qおよび取付位置Pが決定されている。
図6(a)に示すように、非操作時の復帰ばね147の長さはXr(1)であり、最大踏込操作時の復帰ばね147の長さはXr(1)よりも長いXr(2)である。復帰ばね147の全長は、踏み込み操作後では、踏み込み操作前に比べてΔXrだけ伸長している(Xr(2)−Xr(1)=ΔXr,Xr(1)<Xr(2))。復帰ばね147は、ブレーキペダル141の非操作状態から最大踏込操作状態の間において、ブレーキペダル141の踏み込み操作量が大きくなるにしたがって徐々に伸長される。
図6(b)に示すように、非操作時のモーメントアーム長LrはLr(1)であり、最大踏込操作時のモーメントアーム長LrはLr(2)である。モーメントアーム長Lrは、踏み込み操作後では、踏み込み操作前に比べてΔLrだけ短くなっている(Lr(1)−Lr(2)=ΔLr,Lr(1)>Lr(2))。モーメントアーム長Lrは、ブレーキペダル141の非操作状態から最大踏込操作状態の間において、ブレーキペダル141の踏み込み操作量が大きくなるにしたがって徐々に短くなる。
図7は、回動リンク145に作用する復帰ばね147による反力トルクTrおよびブレーキ制御弁122による反力トルクTvとの関係を説明する図である。なお、復帰ばね147の反力トルクTrとは、復帰ばね147の反力が回動リンク145に作用することによって発生するトルクであり、ブレーキ制御弁122の反力トルクTvとは、ブレーキ制御弁122の反力が回動リンク145に作用することによって発生するトルクである。図7(a)は、ブレーキペダル141の非操作時を示しており、図7(b)はブレーキペダル141の最大踏込操作時を示している。
復帰ばね147のばね力Frは、復帰ばね147のばね定数をKr、復帰ばね147の自然長をXr0とすると、下記(1)式のようになる。nは1または2の整数であり、n=1のときは非操作状態、n=2のときは最大踏込操作状態を表す。
Fr(n)=Kr×(X(n)−Xr0) (n=1,2) (1)
このとき、復帰ばね147による回動リンク145のトルクTr(n)は、回動リンク145の回転中心Oと復帰ばね147の中心軸CLとの最短距離、すなわち回転中心Oと復帰ばね147の反力Frの作用線を結んだ垂線であるモーメントアームの長さをLrとすると、下記(2)式のようになる。
Tr(n)=Fr(n)×Lr(n) (n=1,2) (2)
図7では、ブレーキ制御弁(減圧弁)122の構成を簡略的に記載している。ブレーキ制御弁122は、スプール129と、圧力設定用の圧縮コイルばね(以下、弁ばね127と記す)と、プッシュロッド128とを備えている。ペダル非操作時では、プッシュロッド128が押し込まれており、スプール129は図示左側において保持されている。スプール129には、ブレーキ制御弁122で減圧された圧油の圧力が作用し、弁ばね127のばね力と釣り合っている。このとき、プッシュロッド128には弁ばね127のばね力Fvが作用している。弁ばね127のばね力Fvは、プッシュロッド128のストローク量に依存する。
弁ばね127のばね力Fvは、弁ばね127のばね定数をKv、弁ばね127の自然長をXv0とすると、下記(3)式のようになる。
Fv(n)=Kv×(Xv(n)−Xv0) (n=1,2) (3)
このとき、弁ばね127による回動リンク145のトルクTv(n)は、回動リンク145の回転中心Oと弁ばね127の中心軸との最短距離、すなわち回転中心Oとブレーキ制御弁122の反力Fvの作用線を結んだ垂線であるモーメントアームの長さをLvとすると、下記(4)式のようになる。
Tv(n)=Fv(n)×Lv(n) (n=1,2) (4)
トルクTr(n)とトルクTv(n)とは、反対方向に作用しているため、回動リンク145に作用する合計トルクT(n)は、下記(5)式のようになる。
T(n)=Tr(n)−Tv(n) (n=1,2) (5)
図8は、ブレーキペダル141のペダル角度(ペダル操作量)と、トルクとの関係を示す図である。なお、図8は理想値を示す特性を模式的に示したものであって、合計トルクTをできるだけ一定にするように、ブレーキペダル装置140の各部材の特性、配置が決定される。
(A)本実施の形態のブレーキペダル装置140は、復帰ばね147が伸長するにしたがってモーメントアーム長Lrが短くなるように構成されている。このため、踏み込み操作によりばね力Frが増加するにしたがって、復帰ばね147の反力トルクTrを減少させることができる。
(B)さらに、本実施の形態のブレーキペダル装置140は、水平ロッド146の一端を回転中心Oの直下付近で連結し、水平ロッド146およびプッシュロッド128がほぼ水平方向に移動するように構成されているので、モーメントアーム長Lvの変化がわずかである。このため、ブレーキ制御弁122の反力トルクTvを、踏み込み操作量の増加にしたがって緩やかに上昇させることができる。
上記(A)および(B)により、ペダル操作量に応じたブレーキ制御弁122の反力トルクTvの変化特性をペダル操作量に応じた復帰ばね147の反力トルクTrの変化特性により相殺して合計トルクT(n)を一定にすることができる。
ペダル操作量(ペダルストローク)に対するブレーキ踏力は、TrおよびTvの合計トルクTによるブレーキ反力と、ゴム148の粘弾性特性に応じたブレーキ反力との和によって決定される。本実施の形態では、上記したように、合計トルクTがペダル操作量に対して一定とされるため、ペダル操作量に対するブレーキ踏力は、ゴム148の粘弾性特性に依存して変化する。これにより、たとえば、図9に示すように、踏み込み操作量が増えるにつれて、踏力が増加し、操作途中から急激に反力が増す特性を容易に得ることができる。
本実施の形態では、図10に示す粘弾性特性を有するゴム148を採用した。図10は、ゴム148の粘弾性特性(弾性E’および粘性E”)を示す図である。図10(a)は応力とひずみ速度との関係を示す図であり、図10(b)はひずみ速度と、粘性と弾性との比率とを示す図である。図10では、ゴム148の粘弾性特性と比較するために、ばねの弾性特性Sの一例と、ダンパーの粘性特性Dの一例を示している。
図10に示すように、反力付与要素としてのゴム148は、ひずみ速度が変化しても大きく減衰力が変化しない減衰領域を有し、かつ、適度な弾性を有している。本実施の形態で用いたゴム148は、ばねとダンパーとの組み合わせた構成に比べて減衰特性が速度に影響されにくいため、良好なペダル操作性を得ることができる。本実施の形態では、このような反力付与要素の特性が、復帰ばね147やブレーキ制御弁122の反力によって阻害されることが防止されている。つまり、本実施の形態によれば、反力付与要素の特性を有効に引き出すことができる。
図8には、比較例に係るブレーキペダル装置の復帰ばねによる反力トルクの特性を二点鎖線で示している。比較例に係るブレーキペダル装置では、ペダル操作量の増加にしたがって、復帰ばね147の反力トルクTrcが増加しているため、復帰ばね147による反力トルクTrcがブレーキペダル141に付与される反力に大きな影響を与えてしまい、ゴム148の特性を有効に引き出せない。
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)ブレーキペダル141が踏み込み操作されると、復帰ばね147が伸長し、かつ、回動リンク145の回転中心Oと復帰ばね147の中心軸CLとの最短距離、すなわちモーメントアーム長Lrが短くなるようにブレーキペダル装置140を構成した。これにより、反力付与要素としてのゴム148の粘弾性特性を有効に引き出すことができ、ブレーキペダル141の操作性を向上することができる。
(2)水平ロッド146を回動リンク145の回転中心Oの直下付近において回動可能に連結し、水平ロッド146をほぼ水平に移動できるように構成した。さらに、プッシュロッド128および弁ばね127の中心軸を水平ロッド146の中心軸とほぼ一致させるように構成した。これにより、弁ばね127と回動リンク145との間のモーメントアーム長Lvが操作量に応じて大きく変化することを防止して、より容易にブレーキ制御弁122の反力トルクTvの変化特性を復帰ばね147の反力トルクTrの変化特性により相殺するとともに、合計トルクTを一定とすることができる。
―第2の実施の形態―
図11を参照して、第2の実施の形態に係るウインチの制動装置について説明する。図11は、本発明の第2の実施の形態に係るウインチの制動装置の構成を示す油圧回路図である。図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、相違点について主に説明する。
第1の実施の形態では、吊り下げ式のブレーキペダル装置140とネガティブ型のブレーキ160とを有する制動装置を例について説明した。これに対して、第2の実施の形態に係る制動装置は、図11に示すように、オルガン式のブレーキペダル装置240とポジティブ型のブレーキ260とを有する。
つまり、第1の実施の形態では、ばね169によりブレーキディスク167を付勢して摩擦板を圧接するようにしたが(図2参照)、第2の実施の形態に係る制動装置では、図11に示すように、ブレーキペダル241を操作することにより油室268に圧力を加えることで摩擦板を圧接する。なお、第2の実施の形態では、フリーフォールモード切換弁としての電磁切換弁124(図2参照)は省略されている。
このような構成のウインチの制動装置では、次のようにして、吊り荷を動力巻上げし、動力降下し、自由降下する。ブレーキペダル241の踏み込みにより遊星減速機構のキャリア軸156を制動した状態で、油圧モータ150を正転、逆転して吊り荷の動力巻上と動力降下を行う。また、油圧モータ150を停止した状態でブレーキペダル241の踏み込みを緩めて吊り荷を自重で自由落下させる。
以下、第1の実施の形態との相違点について詳しく説明する。
ブレーキペダル装置240は、ブレーキペダル241と、回動リンク245と、水平ロッド246と、復帰ばね247と、ゴム248とを備える。ブレーキペダル241は、床面に沿って配置される水平部と、水平部の一端から床面上方に突出する突出部と、突出部の先端に設けられる足踏み部とを有している。
回動リンク245は、車体フレームに固着された回動軸に回動可能に連結されている。回動リンク245には、ブレーキペダル241の水平部の端部が固定されており、ブレーキペダル241と回動リンク245は、回転中心Oまわりに一体的に回転する。
水平ロッド246は、一端が回動リンク245における回転中心Oの直下付近に回動可能に連結され、他端がプッシュロッド228に連結されている。復帰ばね247は、一端がブレーキペダル241の下方において車体フレームに固着され、他端が回動リンク245に取り付けられている。
ゴム248は、ブレーキペダル241の水平部の下方に配置されており、操作量に応じて圧縮され、操作量に応じた反力をブレーキペダル241に付与する。
ブレーキペダル241が踏み込み操作されると、回動リンク245がブレーキペダル241と一体的に回動し、回動リンク245に連動して水平ロッド246がプッシュロッド228を押し込む。
ブレーキ制御弁222は、プッシュロッド228が押し込まれることにより、減圧度が小さくなる、すなわち2次圧力が増加する。プッシュロッド228が押し込まれると、パイロットポンプ113からの圧油が油室268に供給され、ブレーキディスク267が押圧される。ブレーキディスク267が図示A方向に押圧されることで、摩擦板が係合し、摩擦力が発生する。すなわち、ブレーキペダル241を操作することにより、ブレーキ作動状態となる。
第2の実施の形態に係るブレーキペダル装置240は、第1の実施の形態と同様に、ブレーキペダル241が踏み込み操作されると、復帰ばね247が伸長し、かつ、回動リンク245の回転中心Oと復帰ばね247の中心軸との最短距離、すなわちモーメントアーム長が短くなるように構成されている。
これにより、ペダル操作量に応じたブレーキ制御弁222の弁ばね227の反力トルクの変化特性をペダル操作量に応じた復帰ばね247の反力トルクの変化特性により相殺するとともに、合計トルクを一定として、反力付与要素としてのゴム248の粘弾性特性を有効に引き出すことができ、ブレーキペダル241の操作性を向上することができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
[変形例]
(1)上記した実施の形態では、平行リンク機構を用いてペダル踏力をブレーキ制御弁122に伝達する構成としたが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図12(a)において模式的に示すように、非平行リンク機構を用いてペダル踏力をブレーキ制御弁122に伝達する構成としてもよい。このブレーキペダル装置340は、ブレーキペダル341と一体的に回動する連結部材343と、ブレーキペダル341の踏み込み操作に連動して回転中心Oまわりに回動する回動リンク345と、回動リンク345と連結部材343とのそれぞれに回動可能に連結されるリンクロッド349と、回動リンク345に回動可能に連結される弁側ロッド346とを含んで構成されている。弁側ロッド346には、ブレーキ制御弁122のプッシュロッド128が回動可能に連結されている。
本変形例のように、非平行リンク機構を用いることで、図12(b)において実線で模式的に示すように、ペダル角度(踏み込み操作量)に対するバルブストロークの特性を変更することができる。非平行リンク機構を用いて、2次曲線的な特性、すなわち、ブレーキペダル341の踏み込み操作量の増加にしたがって、ブレーキ制御弁122のバルブストローク量の増加率が上昇する特性を得ることができる。本変形例に係る非平行リンク機構は、ブレーキペダル341の踏み込み操作量が少ない領域では、バルブストローク量の増加率の上昇は小さく、ブレーキペダル341の踏み込み操作量が多い領域では、バルブストローク量の増加率が急激に上昇するように構成されている。これにより、負荷が異なる場合でもブレーキのフィーリングの変化を小さくすることができる。なお、上記した実施の形態のように、平行リンク機構を用いた場合には、図12(b)において破線で模式的に示すように、ブレーキペダル141の踏み込み操作量に対して、ブレーキ制御弁122のバルブストローク量の変化率が一定となる特性が得られる。
(2)上記した実施の形態では、反力付与要素としてゴム148,248を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。オイルダンパーとばねとを組み合わせた機械要素を反力付与要素として設けた場合にも本発明を適用することができる。
(3)上記した実施の形態では、巻上ドラム105を制動する制動装置に本発明を適用する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、ブーム起伏用のウインチドラムなど、種々のウインチドラムの制動装置に本発明を適用することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
100 クレーン、101 走行体、103 旋回体、104 ブーム、105 巻上ドラム、105a 巻上ロープ、106 起伏ドラム、106a 起伏ロープ、107 運転室、109 カウンタウエイト、110 フック、113 パイロットポンプ、119 タンク、122 ブレーキ制御弁、124 電磁切換弁、127 弁ばね、128 プッシュロッド、129 スプール、140 ブレーキペダル装置、141 ブレーキペダル、141a レバー部、141b 足踏み部、141c 係合板、142 支持部材、142a 斜め部材、142b 車体固定部、142c 回動軸、142d 保持部材、142e 回動軸、143 連結部材、143a 固定軸、144 リンクロッド、144a 連結軸、144b 連結軸、145 回動リンク、146 水平ロッド、147 復帰ばね、148 ゴム、150 油圧モータ、151 サンギア、152 プラネタリギア、153 リングギア、156 キャリア軸、159 モータ多板ブレーキ、160 ブレーキ、161 ブレーキケース、164 インナディスク、165 アウタディスク、167 ブレーキディスク、168 油室、171 床面、180 ブレーキ回路、222 ブレーキ制御弁、227 弁ばね、228 プッシュロッド、240 ブレーキペダル装置、241 ブレーキペダル、245 回動リンク、246 水平ロッド、247 復帰ばね、248 ゴム、260 ブレーキ、267 ブレーキディスク、268 油室、340 ブレーキペダル装置、341 ブレーキペダル、343 連結部材、345 回動リンク、346 弁側ロッド、349 リンクロッド

Claims (5)

  1. ウインチドラムを制動するブレーキと、
    車体に対して踏み込み操作可能に配設されるブレーキペダルと、
    前記ブレーキペダルに反力を付与する反力付与要素と、
    前記ブレーキペダルの踏み込み操作に連動して回動する回動リンクと、
    前記回動リンクに連結され、前記ブレーキペダルの踏み込み操作に応じて、2次圧力を前記ブレーキに作用させるブレーキ弁と、
    一端が前記車体の所定位置に取り付けられ、他端が前記回動リンクに取り付けられ、前記ブレーキペダルを踏み込み操作方向とは反対の方向に付勢する引張ばねとを備え、
    前記ブレーキペダルが踏み込み操作されると、前記引張ばねが伸長し、かつ、前記回動リンクの回転中心と前記引張ばねの中心軸との最短距離が短くなるように構成され
    前記ブレーキペダルの踏み込み操作に応じた前記ブレーキ弁の反力が前記回動リンクに作用することによって発生するトルク(以下、ブレーキ弁の反力トルクという)の変化特性を前記ブレーキペダルの踏み込み操作に応じた前記引張ばねの反力が前記回動リンクに作用することによって発生するトルク(以下、引張ばねの反力トルクという)の変化特性により相殺して、前記ブレーキ弁の反力トルクと前記引張ばねの反力トルクとの合計トルクを一定とするように構成され、
    前記反力付与要素によるブレーキ反力と、前記合計トルクによるブレーキ反力との和によってブレーキ踏力が決定されることを特徴とするウインチの制動装置。
  2. 請求項に記載のウインチの制動装置において、
    前記ブレーキペダルの踏み込み操作量の増加にしたがって、前記引張ばねの反力トルクが減少するように構成されていることを特徴とするウインチの制動装置。
  3. ウインチドラムを制動するブレーキと、
    車体に対して踏み込み操作可能に配設されるブレーキペダルと、
    前記ブレーキペダルに反力を付与する反力付与要素と、
    前記ブレーキペダルの踏み込み操作に連動して回動する回動リンクと、
    前記回動リンクに連結され、前記ブレーキペダルの踏み込み操作に応じて、2次圧力を前記ブレーキに作用させるブレーキ弁と、
    一端が前記車体の所定位置に取り付けられ、他端が前記回動リンクに取り付けられ、前記ブレーキペダルを踏み込み操作方向とは反対の方向に付勢する引張ばねとを備え、
    前記ブレーキペダルが踏み込み操作されると、前記引張ばねが伸長し、かつ、前記回動リンクの回転中心と前記引張ばねの中心軸との最短距離が短くなるように構成され、
    前記ブレーキペダルの踏み込み操作量の増加にしたがって、前記引張ばねの反力トルクが減少するように構成されていることを特徴とするウインチの制動装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のウインチの制動装置において、
    ペダル踏力を前記ブレーキ弁に伝達するリンク機構を備え、
    前記リンク機構は、前記ブレーキペダルの踏み込み操作量の増加にしたがって、前記ブレーキ弁のバルブストローク量の増加率が上昇するように構成されていることを特徴とするウインチの制動装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のウインチの制動装置において、
    ペダル踏力を前記ブレーキ弁に伝達するリンク機構を備え、
    前記リンク機構は、前記ブレーキペダルの踏み込み操作量に対して、前記ブレーキ弁のバルブストローク量の変化率が一定となるように構成されていることを特徴とするウインチの制動装置。
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