JP5368138B2 - エネルギー蓄積付与装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸の回転制動時の運動エネルギーを蓄積して回転開始時に付与するエネルギー蓄積付与装置に関する。
従来、自動車等の車両の制動時や減速時のエネルギーを保存する方法として、例えば、下記特許文献1に記載のように、制動時に加圧した作動油を用いて再駆動時に油圧ポンプや油圧モータの作動をアシストするものや、下記特許文献2に記載のように、制動時及び減速時のエネルギーを空気圧として保持して発進及び加速時に再利用するものがある。
また、この種のエネルギーを再利用するものとして、下記特許文献3に記載のように、減速停止時の回転エネルギーをゼンマイに蓄積させるものや、下記特許文献4に記載のように、制動時の慣性エネルギーをコンプレッサ及び発電機で回収するものなどが知られている。
特開平5−131863号公報 特開平9−323563号公報 特開2001−341621号公報 特開2003−158801号公報
しかしながら、上述のような構成では、制動時や減速時のエネルギーを、作動油や空気の加圧に用いたり、ゼンマイに蓄積させたり、或いはコンプレッサや発電機で回収したりするものであって、エネルギーを圧力や電力等に変換するものであるため、エネルギーを効率良く再利用することが容易ではない。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、制動時のエネルギーを効率よく蓄積して再利用することができるエネルギー蓄積付与装置を提供することにある。
この課題を解決するため、請求項1に係る本発明は、回転軸の回転を制動させる動作に応じ、前記回転軸が有する運動エネルギーを位置エネルギーに変換して蓄積するエネルギー蓄積手段と、前記回転軸の回転を開始させる動作に応じ、前記エネルギー蓄積手段に蓄積した位置エネルギーを、前記回転軸を回転させる運動エネルギーに変換して前記回転軸に与えるエネルギー付与手段とを有することを特徴としている。
請求項2に係る本発明は、請求項1記載のエネルギー蓄積付与装置において、エネルギー蓄積手段は、回転軸に取り付けられた第1の歯車と、前記回転軸の回転を制動させる動作によって前記第1の歯車に噛み合う第2の歯車と、この第2の歯車の回転に対応して移動するラックと、このラックに回転可能に取り付けられたアームと、を備え、前記回転軸の回転を制動させる動作に応じ、この回転軸の回転を、前記第1の歯車、第2の歯車及びラックを介して前記アームに伝え、このアームの移動による梃の原理によって前記回転軸の運動エネルギーを位置エネルギーに変換することを特徴としている。
請求項3に係る本発明は、請求項2記載のエネルギー蓄積付与装置において、エネルギー蓄積手段は、アームの回転中心となる支点の位置調整によって、このアームの移動にて変換される運動エネルギー量が調整可能であることを特徴としている。
請求項4に係る本発明は、請求項1ないし3のいずれか記載のエネルギー蓄積付与装置において、エネルギー付与手段は、回転軸の回転速度に対応させた運動エネルギーを付与する調速手段を備えていることを特徴としている。
本発明によるエネルギー蓄積付与装置は、上記の構成を有するので、回転軸の回転を制動させる動作に応じ、この回転軸が有する運動エネルギーが位置エネルギーに変換されてエネルギー蓄積手段に蓄積され、このエネルギー蓄積手段に蓄積された位置エネルギーが、エネルギー付与手段によって、回転軸の回転を開始させる動作に応じ、この回転軸を回転させる運動エネルギーに変換されて回転軸に与えられる。したがって、回転時の回転軸の運動エネルギーを効率よく蓄積することができるとともに、このエネルギー蓄積手段に蓄積した位置エネルギーを、回転軸を回転させる運動エネルギーとして効率よく再利用することができる。
本発明の一実施形態によるエネルギー蓄積付与装置を示す概略図で、(a)は平面図、(b)は歯車の位置関係を示す平面図である。 このエネルギー蓄積付与装置を用いて回転軸の回転を停止させる状態の概略図で、(a)は平面図、(b)は歯車の位置関係を示す正面図である。 本発明の他の実施形態によるエネルギー蓄積付与装置を示す概略図で、(a)は平面図、(b)は歯車の位置関係を示す平面図である。 このエネルギー蓄積付与装置の調速手段が機能した状態の概略図で、(a)は平面図、(b)は歯車の位置関係を示す正面図である。 このエネルギー蓄積付与装置の調速手段を示す拡大概略図で、(a)は調速手段が機能していない状態の平面図、(b)は調速手段が機能した状態の平面図である。
以下添付図面に基づいて本発明の実施例について詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載される発明の範囲内において種々の変形や変更が許容されることは言うまでもない。
図1〜図2を参照して、この実施例によるエネルギー蓄積付与装置は、エネルギー保存式制動装置であって、例えば自動車等の車両Aの車輪(図示せず)を回転駆動させる回転軸Bの回転を停止させる動作に応じ、この回転軸Bが有する運動エネルギーを位置エネルギーに変換して蓄積するエネルギー蓄積手段10を有している。このエネルギー蓄積手段10は、回転軸Bに同心状に固定されて取り付けられた第1の歯車11と、この第1の歯車11に噛み合わされた第2の歯車12と、回転軸Bの回転を停止させる際に第2の歯車12に噛み合う第3の歯車13とを備えている。
第1の歯車11は、平坦な円柱状の平歯車であって、第2の歯車12が常に噛み合わされている。第2の歯車12は、図1(b)に示すように、第1の歯車11に噛み合わされた平坦な円柱状の平歯車部12aと、この平歯車部12aの同軸上に取り付けられた截頭円錐状の傘歯車部12bとで構成されている。傘歯車部12bは、平歯車部12aの軸中心の一側(図1(a)における前側)に固定された軸体12cに軸方向に沿って移動可能に挿通されており、この軸体12cの平歯車部12a側の外周に設けられたラチェット部12dに係合した場合にのみ、図1(a)における反時計方向(左回り方向)の一方向のみに回転する構成となっている。
一方、第1の歯車11に隣接して棒状の軸体である第1の持上げ軸21が取り付けられており、この第1の持上げ軸21は、車両Aの車輪の駆動、すなわち回転軸Bの回転を停止させるブレーキ装置(図示せず)と連動するように、軸方向を上下方向に向けて上下動可能に取り付けられている。また、第1の持上げ軸21は、車両Aに設けられた挿通部Cに挿通されて、この第1の持上げ軸21の上下動の揺れが規制されている。さらに、この第1の持上げ軸21の先端部である上端部に第3の歯車13が回転自在に取り付けられており、この第3の歯車13は、図1(b)に示すように、第2の歯車12の傘歯車部12bに噛み合う截頭円錐状の傘歯車部13aと、この傘歯車部13aの同軸上に取り付けられた平坦な円柱状の平歯車部13bとで構成されている。平歯車部13bは、傘歯車部13aの軸中心の一側(図1(a)における前側)に固定されており、この傘歯車部13aと一体に回転する構成となっている。また、この平歯車部13bの上側には、棒状のラックである第1のラック棒22がほぼ水平に設置されており、この第1のラック棒22の一側面である下面にギア面22aが設けられ、このギア面22aが第3の歯車13の平歯車部13bに噛み合わされている。
さらに、第1の持上げ軸21は、上下方向に沿った棒状の本体部21aと、この本体部21aの先端寄りの中間部から分岐して上方に向けて傾斜した棒状の枝部21bとで構成されており、本体部21aの先端に第3の歯車13が取り付けられ、枝部21bの先端に第4の歯車24が取り付けられている。この第4の歯車24は、この第4の歯車24に設けられたラチェット部(図示せず)によって、図1(a)における反時計方向(左回り方向)の一方向のみ回転する構成となっており、この第4の歯車24が第1のラック棒22のギア面22aに噛み合うようになっている。
第1の持上げ軸21の本体部21aの先端には、第1のラック棒22の長手方向の一端側の持ち上げを規制する第1のラック棒ガード25が取り付けられている。この第1のラック棒ガード25は、第3の歯車13の平歯車部13bと第1のラック棒22のギア面22aとの噛合を保持する。さらに、第1のラック棒22の他端部には、細長棒状のアームである第1のアーム26の長手方向の一端部が回転可能に連結されている。この第1のアーム26は、第1のラック棒ガード25と鋭角に交差しており、この第1のアーム26の長手方向の他端を第1の歯車11の上方に延出させた状態で取り付けられている。さらに、第1のアーム26の他端寄りの中間部は、棒状の第1のアーム支持軸27の上端部に回転可能に固定されて第1の支点28とされている。この第1のアーム支持軸27は、長手方向を上下方向に向けて取り付けられており、この第1のアーム支持軸27の下端部が車両Aに固定されている。
第1のアーム26の他端部には、この第1のアーム26の長手方向に沿った長穴26aが形成されており、この長穴26aには、棒状の第2の持上げ軸29の一端である上端寄りに取り付けられた軸体29aが挿通されて、長手方向に移動可能及び回転可能に取り付けられている。よって、第1のアーム26は、第1の支点28を回転中心として、図1(a)における時計方向(右回り方向)及び反時計方向(左回り方向)のそれぞれの方向に回転可能な構成となっている。
第2の持上げ軸29は、長手方向を上下方向に向けて設置されており、この第2の持上げ軸29の上端部が、運動エネルギーを位置エネルギーに変換させるための錘体となる車両Aの一部に回転可能に固定されている。また、この第2の持上げ軸29の下端部には、エネルギー付与手段30を構成する棒状のアームである第2のアーム31の一端部が回転可能に連結されている。この第2のアーム31は、この第2のアーム31の一端寄りの中間部が、棒状の第2のアーム支持軸32の上端部に回転可能に固定されて第2の支点33とされている。この第2のアーム支持軸32は、長手方向を上下方向に向けた状態で、この第2のアーム支持軸32の下端部が車両Aに固定されて取り付けられている。
また、第2のアーム31の長手方向の他端部は、長手方向を上下方向に向けて設置された棒状のラックである第2のラック棒34の上端部に回転可能に連結されており、この第2のラック棒34の第1の歯車11に対向する側の一側面にギア面34aが設けられている。そして、この第2のラック棒34のギア面34aに第5の歯車35が噛み合され、この第5の歯車35が第1の歯車11に噛み合わされている。
この第5の歯車35は、一対の平歯車部35a、35bによって構成されており、図1(b)の後側に位置する平歯車部35aが、前側に位置する平歯車部35bの同軸上に取り付けられ、これら平歯車部35a、35b間に設けられたラチェット部35cによって、後側に位置する平歯車部35aが、図1(a)における反時計方向(左回り方向)の一方向のみ回転する構成となっている。この後側に位置する平歯車部35aは、第1の歯車11に噛み合わされ、前側に位置する平歯車部35bは、第2のラック棒34のギア面34aに噛み合わされている。さらに、第2のラック棒34の上端寄りの位置には、この第2のラック棒34のギア面34aと第5の歯車35の前側に位置する平歯車部35bとの噛合を保持する第2のラック棒ガード36が取り付けられている。
かくして、車両Aの車輪を回転させて駆動している時に、この車輪の駆動を停止、或いは減退させる制動の必要が生じ、ブレーキペダルを踏んでブレーキ装置を作用させると、図2(a)に示すように、このブレーキ装置の作用に連動して第1の持上げ軸21が上昇する。すると、この第1の持上げ軸21の上昇に伴って第3の歯車13が上昇し、この第3の歯車13の傘歯車部13aによって第2の歯車12の傘歯車部12bが押し上げられて、図2(b)に示すように、この第2の歯車12の傘歯車部12bが軸方向に移動してラチェット部12dにて平歯車部12aと噛み合った状態となる。
この結果、第2の歯車12の回転が第3の歯車13に伝わるようになるため、回転軸Bとともに回転する第1の歯車11の回転が第2の歯車12を介して第3の歯車13に伝わり、この第3の歯車13の平歯車部13bに噛み合っている第1のラック棒22が、この第3の歯車13の回転に対応し、図2(a)の左側に引き寄せられるように移動する。
そして、第1の持上げ軸21が一定の高さ、すなわち第4の歯車24が第1のラック棒22に噛み合う高さまで移動した場合には、この第4の歯車24と第1のラック棒22との噛合によって、第3の歯車13と第1のラック棒22との噛合が引き離されるとともに、この第1のラック棒22の戻りが抑制され、さらに第1のラック棒ガード25によって第1のラック棒22の上方への飛び出しが防止される。
さらに、この第1のラック棒22の移動によって、この第1のラック棒22に連結されている第1のアーム26の一端側が下方に移動するように連動して回転し、この第1のアーム26が第1の支点28を回転中心とした、梃の原理によって、第2の持上げ軸29が押し上げられて、制動時に回転軸Bが有する運動エネルギーが位置エネルギーに変換されて蓄積されるとともに、この第2の持上げ軸29に連結されている第2のアーム31の一端側が引き上げられる。
また、この第2のアーム31の一端側が引き上げられることによって、この第2のアーム31の他端部に連結されている第2のラック棒34が下方に移動して押し下げられる。
このとき、この第2のラック棒34が押し下げられることによって、この第2のラック棒34のギア面34aに噛み合っている第5の歯車35が、図2(a)における反時計方向(左回り方向)に回転する。ところが、この第5の歯車35は、ラチェット部によって反時計方向には空回りするため、第1の歯車11を回転させることはない。
次いで、ブレーキペダルを離してブレーキ装置を解除させて、アクセルペダル(図示せず)を踏んで回転軸Bの回転を加速する場合には、図1(a)に示すように、このブレーキ装置の作用の解除に連動して第1の持上げ軸21が下降する。このとき、図1(b)に示すように、第2の歯車12の傘歯車部12bが軸方向に移動して第3の歯車13の傘歯車部13aから離れ、第4の歯車24による第1のラック棒22に対するストッパ機能が解除されることによって、この第1のラック棒22が、図1(a)における右側に移動して、この第1のラック棒22の引き寄せが解除される。
同時に、この第1のラック棒22の移動によって、第1のアーム26がブレーキ装置を作用させる前の状態に戻るとともに、第1のラック棒22が第3の歯車13の平歯車部13bと噛み合いながら引き戻される。
さらに、第1のアーム26の移動に伴って第2の持上げ軸29が押し下げられ、この第2の持上げ軸29に連結されている第2のアーム31の一端側が押し下げられるとともに、この第2のアーム31の他端部に連結されている第2のラック棒34が上方に移動して引き上げられる。
このとき、この第2のラック棒34が引き上げられることによって、この第2のラック棒34のギア面34aに噛み合っている第5の歯車35の前側の平歯車部35bが、図2(a)における時計方向(右回り方向)に回転する。そして、この第5の歯車35の前側の平歯車部35bと後側の平歯車部35aとがラチェット部によって連結されて時計方向に連動して回転し、この第5の歯車35の後側の平歯車部35aの回転が第1の歯車11に伝わり、この第1の歯車11が固定されている回転軸Bを加速させるように作用する。
ここで、ブレーキ装置を作用させた際に、第2の持上げ軸29を押し上げることによって変換した位置エネルギーは、この第2の持上げ軸29が下降する際に運動エネルギーに変換されて出力される。
そして、この運動エネルギーは、第2のアーム31、第2のラック棒34、第5の歯車35、及び第1の歯車11を介して回転軸Bに伝えられ、この回転軸Bの回転を加速するための運動エネルギーとして回転軸Bに与えられる。
なお、第2の持上げ軸29の下降に伴う第5の歯車35の回転速度が低い場合には、回転軸Bに与えられる運動エネルギーが増大するため、この回転軸Bの加速に有効に機能させることができる。
上述したように、上記のエネルギー蓄積付与装置は、ブレーキ装置を作用させて、回転軸Bの回転を停止、或いは減退の制動させる動作に応じ、この回転軸Bの回転を減退させることによって消失していたエネルギー、すなわち回転軸Bが有する運動エネルギーが、第2の持上げ軸29の押し上げ動作によって機械的に位置エネルギーに変換されて蓄積回収される。さらに、ブレーキ装置の作用を解除しアクセルを作用させて、回転軸Bの回転を開始させる動作に応じ、第2の持上げ軸29の押し上げによって変換されて蓄積された位置エネルギーが、この第2の持上げ軸29の下降によって回転軸Bの回転を加速させる運動エネルギーに変換されて、回転軸Bに供給される。
すなわち、走行する車両Aが有する運動エネルギーであって、この車両Aの制動時にブレーキ装置のブレーキシュー等で熱エネルギーとして消失されていた運動エネルギーの消失を、回転軸Bの回転と連動する歯車群及びアーム等による比較的シンプルな機械的機構によって抑え、この消失されていた運動エネルギーを回収して、回転軸Bの回転を加速させる際の有効なエネルギーとして用い、動力として還元するというトータル的な改善を講じることができる。
よって、車両Aの走行時のエネルギーロスを少なくして走行できるようになるため、車両Aの省エネルギー対策として有効であるとともに、ブレーキ装置のブレーキシュー等への負担を軽減でき、車輪と路面との間の過度な摩擦を少なくできる。したがって、車両Aのスリップを抑制でき、かつブレーキ装置の各部やタイヤの摩耗を少なくすることができるため、車両Aの機能性を向上できる。
また、車両Aの回転軸Bの回転が遅くなって、この車両Aの走行速度を復元、すなわち発進、或いは加速するために大量の燃料を消費する際に、この車両Aの回転軸Bを回転させる動力として作用するため、大量の燃料を消費していた発進時及び加速時に回転軸Bを回転させる動力として利用できるから、省エネルギーに非常に有効である。
特に、歯車群及びアーム等で構成した機械的機構であるエネルギー蓄積付与装置を構成する第1のアーム26の第1の支点28を回転中心とした梃の原理を利用して第2の持上げ軸29を押し上げて、制動時に消失され回転軸Bが有する運動エネルギーを位置エネルギーに変換するものであるため、回転軸Bの制動時に消失される運動エネルギーを圧力や電圧等に変換する場合に比べ、この運動エネルギーを効率よく、円滑かつ安全に変換できるとともに、車両Aの重さや動きに応じ、回転軸Bの制動時に消失される動力を、確実にエネルギーとして回転軸Bに供給できる。したがって、回転軸Bの制動時に消失されるエネルギーの回収、保存及び還元のサイクルを柔軟に構築できる。
さらに、回転軸Bの制動時に回収する位置エネルギーは、第1のアーム26の長さと第1の支点28の位置を変えることによって、円滑かつ柔軟に変更でき、回転軸Bに作用させる運動エネルギーは、第2のアーム31の長さと第2の支点33の位置を変えることによって、円滑かつ柔軟に変更することができるため、これら第1のアーム26及び第2のアーム31のそれぞれの長さ及び支点の位置を適宜調整することによって、車両Aの加速距離、加速度、減速距離又は減速度に伴う運動エネルギー量、すなわち運動エネルギーの回収量及び供給量を、円滑かつ柔軟に調整でき、車両Aの制動時に回収したエネルギーを回転軸Bの動力として円滑かつ確実に還元できる。
特に、第2の持上げ軸29の押し上げ距離が小さく、位置エネルギーを保存する高さが少ない場合には、第2のアーム31の長さ及び第2の支点33の位置を調整することによって、第2のラック棒34の引き上げ速度を円滑かつ柔軟に変更でき、車両Aの使用目的に応じて確実に作動するよう調整可能であるため、幅広い分野に活用できる。
また、上記エネルギー蓄積付与装置を、車両Aの4つの車輪のそれぞれに装着させた場合には、この車両Aの制動時に、4つの車輪のそれぞれの制動時に消失される運動エネルギーが保存され、この車両Aの発進時、或いは加速時に、この車両Aの4つの車輪のそれぞれの回転軸Bの加速に対して運動エネルギーが供給されるため、4輪駆動車のような駆動性、及び省エネルギーの効果のそれぞれを発揮できる。
なお、上記一実施形態においては、エネルギー蓄積付与装置を、車両Aの回転軸Bに取り付けて、この回転軸Bの制動時に消失される運動エネルギーを回収して再利用する構成としたが、例えば、このエネルギー蓄積付与装置の第1のアーム26を、車両Aの回転軸Bの周辺に取り付けられているサスペンション等の緩衝装置(図示せず)のコイルスプリングに連動する構成とし、車両Aが平常時より上方に持ち上げられて位置エネルギーが増加し、この際のコイルスプリングの伸び、すなわち弾性エネルギーを、第1のアーム26を介して第2の持上げ軸29に伝え、この第2の持上げ軸29を押し上げて位置エネルギーとして蓄積し、この位置エネルギーを、車両Aの平常時への降下、すなわちコイルスプリングの縮みに伴って回転軸Bに与えて動力として利用することもできる。
この実施例によるエネルギー蓄積付与装置は、既述実施例1によるエネルギー付与装置とほぼ同様の構成であり、同一または対応する部材ないし要素には同一の符号を付けてある。それらについての説明は実施例1における説明と重複するので割愛する。
この実施例によるエネルギー蓄積付与装置が実施例1のエネルギー蓄積付与装置と異なる点は、主として、回転軸B、すなわち第1の歯車11の回転速度に対応させて運動エネルギーを付与して、この回転軸への運動エネルギーの付与を柔軟にするためのガバナー装置41が付設されている点にある。
実施例1において説明したように、第2の持上げ軸29にて蓄積した位置エネルギーを運動エネルギーに変換して回転軸Bに付与するためには、ブレーキ装置の作用の解除によって、第2の持上げ軸29が押し下げられて、この第2の持上げ軸29が下降する際に運動エネルギーに変換され、この運動エネルギーが第2のアーム31及び第2のラック棒34を介して第5の歯車35に伝えられ、この第5の歯車35の回転が第1の歯車11を介して回転軸Bに伝えられて行われる。したがって、第5の歯車35の回転速度と第1の歯車11の回転速度とが大きく異なる場合には、この第5の歯車35から第1の歯車11への運動エネルギーの付与が柔軟になされないおそれがある。
この問題を解決するため、この実施例によるエネルギー蓄積付与装置は、回転軸Bの回転速度に応じて、第5の歯車35から第1の歯車11へ運動エネルギーを付与し、この第1の歯車11への運動エネルギーの付与を柔軟にするためのガバナー装置41を備えている。すなわち、図3乃至図5に示すように、第5の歯車35の後側の平歯車部35aの後側に軸体42を同軸状に突出させ、この軸体42にガバナー装置41が取り付けられている。
具体的に、ガナバー装置41は、調速手段(調速機)であり、図3乃至図5に示すように、軸体42の先端部に同心状に固定された円盤状の鍔部42aが設けられ、この鍔部42aの中心部がボルト42bで固定されて押さえられている。また、軸体42の周囲にはコイルスプリング48が挿通されて取り付けられ、この軸体42の第5の歯車35側に取り付けられた押上プレート43と鍔部42bとの間に挟持されている。このコイルスプリング48は、一端部が鍔部42aに押さえられ、他端部が押上プレート43に押さえられおり、調速アーム45の支持部材46によって、押上プレート43の第5の歯車35側(図5の下方向)への移動が規制されている。
また、押上プレート43は、中空な截頭円錐状のカバー44の内側に取り付けられて一体的に形成されており、軸体42の軸方向に沿って移動可能に構成されている。ここで、このカバー44は、截頭円錐状の骨組みだけの構成であっても良い。さらに、このカバー44の先端側(図5の上方向)の端面44cの中心部には円形状の穴部44dが設けられており、この穴部44dには、第1のロッド49の先端部に設けられた溝部49aが嵌合され、この第1のロッド49の周方向に向けて回転可能に取り付けられている。
ここで、このカバー44の穴部44dと溝部49aとの間は、ガバナー装置41の回転を第1のロッド49に伝達する接点となる。このため、この穴部44dと第1のロッド49の溝部49aとの間にベアリング等(図示せず)を取り付け、これら穴部44dと溝部49aとの間の接触面積を少なくすることによって、これらカバー44と第1のロッド49の磨耗を小さくすることが可能とある。
さらに、ほぼUの字状に湾曲したアーム状の調速アーム45の一端部45aが押上プレート43の外側面に当接させて配設されている。この調速アーム45は、複数、例えば4本取り付けられ、軸体42の周方向に向けて等間隔に設置されている。これら調速アーム45は、カバー44の第5の歯車35側に位置する軸体42の周面に取り付けられた支持部材46に、これら調速アーム45の中間部が、軸体42の径方向に沿って回転可能に取り付けられている。ここで、カバー44の開口部44aの内周縁には、各調速アーム45の一端部45aが当接して、これら調速アーム45の径方向への移動距離、すなわち調速アーム45が飛び出す動きを規制する袖部44eが形成されている。そして、各調速アーム45は、これら調速アーム45の他端部45bがカバー44の外周面44bに対向して設置されており、これら調速アーム45の他端側の先端部には、球状の錘47がそれぞれ取り付けられている。
図3(b)及び図4(b)に示すように、第1のロッド49の先端部は、棒状の第3のアーム51の長手方向の一端部に回転可能に取り付けられている。この第3のアーム51は、第1のロッド49に対して屈曲して取り付けられており、この第3のアーム51の長手方向の中間部は、車両Aの一部に固定された第3のアーム支持軸52に回転可能に固定されている。そして、この第3のアーム51の長手方向の他端部には、棒状の第2のロッド53の長手方向の一端部に回転可能に取り付けられている。この第2のロッド53は、第1の歯車11及び第5の歯車35をまたぐように、この第5の歯車35の軸方向に沿って取り付けられている。そして、第2のロッド53の長手方向の他端部には、棒状の第4のアーム54の長手方向の一端部と、棒状の第5のアーム55の長手方向の一端部とのそれぞれが回転可能に取り付けられている。そして、第4のアーム54の長手方向の他端部は、第2のアーム31の一端部に回転可能に取り付けられており、第5のアーム55の長手方向の他端部は、第1のアーム支持軸27に回転可能に固定されている。
さらに、第2のアーム31の中間部には、この第2のアーム31の長手方向に沿った長穴31aが形成されており、この長穴31aには、第2のアーム支持軸32の上端寄りに取り付けられた軸体31bが挿通されて第2の支点33とされ、長手方向に移動可能及び回転可能に取り付けられている。
かくして、このようにガナバー装置41をセットした状態で、ブレーキペダルを離してブレーキ装置を解除させると、このブレーキ装置の作用の解除に連動して第1の持上げ軸21が下降して第2の持上げ軸29が押し下げられ、この第2の持上げ軸29に蓄積されている位置エネルギーが下降によって運動エネルギーに変換されて、第2のアーム31、第2のラック棒34を介して第5の歯車35に伝えられる。
このとき、第2の持上げ軸29に蓄積されていたエネルギーが大きく、この第2の持上げ軸29から第5の歯車35に与えられる運動エネルギーが大きいなどの理由により、この第5の歯車35と第1の歯車11の回転速度とが大きく異なる場合がある、この場合には、第5の歯車の回転速度が上がることによって、この第5の歯車35に取り付けられている軸体の回転に伴ってガバナー装置41が回転する。
そして、このガバナー装置41の回転によって、各調速アーム45に対し、この第5の歯車35の回転に伴う遠心力が生じ、これら各調速アーム45に生じる遠心力が、コイルスプリング48の弾性力より大きくなった場合に、これら各調速アーム45の他端側が開くように径方向に回動して、これら調速アーム45の一端部45aによって押上プレート43が押し上げられる。
このとき、カバー44の基端側に設けられた袖部44eに各調速アーム45の一端部45aが接触して移動が規制されることによって、これら各調速アーム45の径方向への回動距離が規制される。
そして、これら調速アーム45の径方向への回動によって、押上プレート43と一体となって軸方向に移動するカバー44が第1のロッド49を押して、第3のアーム51を回転させ、この第3のアーム51の回転に伴って第2のロッド53が前側に移動し、この第2のロッド53の移動に伴って第4のアーム54が回動して第2のアーム31が長穴31aによって他端側に移動する。
この結果、この第2のアーム31の他端側への移動によって、この第2のアーム31の回転中心である第2の支点33の位置が、この第2のアーム31の他端側へ移動することとなるため、第2のラック棒34をより大きく上下方向に移動できるようになり、この第2のラック棒34の引き上げ速度が速くなる。
一方、第5の歯車35の回転速度が下がった場合には、コイルスプリング48の復元力によって、押上プレート43及びカバー44と同時に第1のロッド49が押し戻されて調速アーム45が閉じるように中心方向に移動する。
この結果、第1の歯車11、すなわち回転軸Bの回転速度に対応して第5の歯車35が回転するようになるため、この第1の歯車11の回転速度に応じて、第5の歯車35の運動エネルギーを第1の歯車11に付与でき、この第5の歯車35から第1の歯車11へのエネルギーの付与をスムーズ、すなわち柔軟にできる。
エネルギー蓄積付与装置
10 エネルギー蓄積手段
11 第1の歯車
12 第2の歯車
13 第3の歯車
21 第1の持上げ軸
22 第1のラック棒(ラック)
24 第4の歯車
25 第1のラック棒ガード
26 第1のアーム(アーム)
27 第1のアーム支持軸
28 第1の支点
29 第2の持上げ軸
30 エネルギー付与手段
31 第2のアーム
32 第2のアーム支持軸
33 第2の支点
34 第2のラック棒
35 第5の歯車
36 第2のラック棒ガード
41 ガバナー装置(調速手段)
42 軸体
43 押上プレート
44 カバー
45 調速アーム
46 支持部材
47 錘
48 コイルスプリング
49 第1のロッド
51 第3のアーム
52 第3のアーム支持軸
53 第2のロッド
54 第4のアーム
55 第5のアーム
56 第4のアーム支持軸
A 車両
B 回転軸
C 挿通部

Claims (3)

  1. 回転軸の回転を制動させる動作に応じ、前記回転軸が有する運動エネルギーを位置エネルギーに変換して蓄積するエネルギー蓄積手段と、前記回転軸の回転を開始させる動作に応じ、前記エネルギー蓄積手段に蓄積した位置エネルギーを、前記回転軸を回転させる運動エネルギーに変換して前記回転軸に与えるエネルギー付与手段とを有し、前記エネルギー蓄積手段は、回転軸に取り付けられた第1の歯車と、前記回転軸の回転を制動させる動作によって前記第1の歯車に噛み合う第2の歯車と、この第2の歯車の回転に対応して移動するラックと、このラックに回転可能に取り付けられたアームと、を備え、前記回転軸の回転を制動させる動作に応じ、この回転軸の回転を、前記第1の歯車、第2の歯車及びラックを介して前記アームに伝え、このアームの移動による梃の原理によって前記回転軸の運動エネルギーを位置エネルギーに変換することを特徴とする、エネルギー蓄積付与装置。
  2. エネルギー蓄積手段は、アームの回転中心となる支点の位置調整によって、このアームの移動にて変換される運動エネルギー量が調整可能であることを特徴とする、請求項1記載のエネルギー蓄積付与装置。
  3. エネルギー付与手段は、回転軸の回転速度に対応させた運動エネルギーを付与する調速手段を備えていることを特徴とする、請求項1または2記載のエネルギー蓄積付与装置。
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