JP5740903B2 - 電子装置、半導体装置、サーマルインターポーザ及びその製造方法 - Google Patents

電子装置、半導体装置、サーマルインターポーザ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5740903B2
JP5740903B2 JP2010234393A JP2010234393A JP5740903B2 JP 5740903 B2 JP5740903 B2 JP 5740903B2 JP 2010234393 A JP2010234393 A JP 2010234393A JP 2010234393 A JP2010234393 A JP 2010234393A JP 5740903 B2 JP5740903 B2 JP 5740903B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
internal space
interposer
lsi
thermal interposer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010234393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012089642A (ja
Inventor
塩賀 健司
健司 塩賀
阿部 知行
知行 阿部
木村 孝浩
孝浩 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2010234393A priority Critical patent/JP5740903B2/ja
Publication of JP2012089642A publication Critical patent/JP2012089642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5740903B2 publication Critical patent/JP5740903B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Description

本発明は、電子装置、半導体装置、サーマルインターポーザ及びその製造方法に関する。
例えばコンピュータなどの電子装置に備えられる半導体装置として、複数の半導体チップをバンプ接続によって積層させた構造、即ち、3次元積層構造を有するものがある。
このような3次元積層構造を有する半導体装置では、放熱設計が重要になる。つまり、3次元積層構造を有する半導体装置では、例えば、積層された複数の半導体チップの上側に放熱フィンを設けるだけでは、複数の半導体チップの下方に位置する半導体チップが発生する熱を十分に放熱させることが難しい。このため、放熱設計が重要になる。
例えば、3次元積層構造を有する半導体装置において、最上層の半導体チップの上側に放熱フィンを取り付けるのに代えて、積層された各半導体チップの間のそれぞれに放熱板を設け、これらの放熱板の端面に放熱フィンを設けることが提案されている。また、放熱板として、ヒートパイプを内蔵した構造の放熱板を設けることも提案されている。
特開2001−168255号公報
山地康弘,安達達也,森藤忠洋,佐藤知稔及び高橋健司,"3次元積層モジュールにおける熱設計",電子情報通信学会技術研究報告(CPM),電子部品・材料,101(516),pp.45-52,2001-12-13
しかしながら、上述の放熱板を設ける方法では、各半導体チップの間のそれぞれに放熱板を設けるため、上下の半導体チップを電気的に接続するバンプを、放熱板が設けられていない領域に設ける必要がある。このように、バンプの配置に制約があるため、配線構造が複雑になり、コストが増加し、設計自由度が低下することになる。
そこで、配線構造の複雑化、コストの増加、設計自由度の低下を招くことなく、バンプを介して積層された各半導体チップが発生する熱を効率的に放熱させることができるようにしたい。
本サーマルインターポーザは、はんだバンプを介して積層された複数の半導体チップの間及び最下層の半導体チップの下側の少なくとも1箇所に格子状に配列されたはんだバンプを介して電気的及び熱的に接続され、半導体チップの熱を面内に拡散させるサーマルインターポーザであって、内部空間と、内部空間から上方の外部へ貫通する上部貫通ビアと、内部空間から下方の外部へ貫通する下部貫通ビアとを有するインターポーザ基板と、内部空間を通って上部貫通ビアと下部貫通ビアとを接続し、上部貫通ビアに設けられたはんだバンプと下部貫通ビアに設けられたはんだバンプとを接合してなり、格子状に配列されたはんだバンプ接合部と、内部空間の上面上に設けられ、上部貫通ビアに設けられたはんだバンプに接する第1多孔質体、及び、内部空間の下面上に設けられ、第1多孔質体には接触していない下部貫通ビアに設けられたはんだバンプに接する第2多孔質体と、内部空間に封入された冷媒とを備える。
本半導体装置は、はんだバンプを介して積層された複数の半導体チップと、上記サーマルインターポーザと、複数の半導体チップ及びサーマルインターポーザを実装するパッケージ基板とを備える。
本電子装置は、配線基板と、配線基板の上方に実装された上記半導体装置と、半導体装置に接する放熱部材とを備える。
本サーマルインターポーザの製造方法は、はんだバンプを介して積層された複数の半導体チップの間及び最下層の半導体チップの下側の少なくとも1箇所に格子状に配列されたはんだバンプを介して電気的及び熱的に接続され、半導体チップの熱を面内に拡散させるサーマルインターポーザの製造方法であって、第1基板に第1凹部を形成し、第1凹部の底面から第1基板の裏面へ貫通する第1貫通ビアを形成し、第1凹部に第1貫通ビアに接続される第1のはんだバンプを形成し、第1凹部に前記第1のはんだバンプに接する第1多孔質体を形成し、第2基板に第2凹部を形成し、第2凹部の底面から第2基板の裏面へ貫通する第2貫通ビアを形成し、第2凹部に第2貫通ビアに接続される第2のはんだバンプを形成し、第2凹部に第2のはんだバンプに接する第2多孔質体を形成し、第1凹部と第2凹部とによって内部空間が形成されるように第1基板と第2基板とを接合し、第1のはんだバンプと第2のはんだバンプとを接合して、内部空間を通って第1貫通ビアと第2貫通ビアとを接続し、格子状に配列されたはんだバンプ接合部を形成し、内部空間に冷媒を封入する、各工程を含む。
したがって、本電子装置、半導体装置、サーマルインターポーザ及びその製造方法によれば、配線構造の複雑化、コストの増加、設計自由度の低下を招くことなく、バンプを介して積層された各半導体チップが発生する熱を効率的に放熱させることができるという利点がある。
本実施形態の電子装置及びLSIパッケージ(半導体装置)の構成を示す模式的断面図である。 本実施形態のサーマルインターポーザの構成を示す模式的断面図である。 本実施形態のサーマルインターポーザにおける熱の移動を説明するための模式的断面図である。 3次元積層LSIパッケージにヒートシンクを設ける場合の一例を示す模式的断面図である。 サーマルインターポーザを有しない3次元積層LSIパッケージにおける冷却効果を説明するための図である。 サーマルインターポーザを有する3次元積層LSIパッケージにおける冷却効果を説明するための図である (A)〜(F)は、本実施形態のサーマルインターポーザの製造方法を説明するための模式的断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態のサーマルインターポーザの製造方法を説明するための模式的断面図である。 本実施形態の電子装置及びLSIパッケージ(半導体装置)の変形例の構成を示す模式的断面図である。 本実施形態の電子装置及びLSIパッケージ(半導体装置)の変形例の構成を示す模式的断面図である。 本実施形態のサーマルインターポーザの変形例の構成を示す模式的断面図である。 (A)〜(D)は、本実施形態の変形例のサーマルインターポーザの製造方法を説明するための模式的断面図である。
以下、図面により、本発明の実施の形態にかかる電子装置、半導体装置、サーマルインターポーザ及びその製造方法について、図1〜図8を参照しながら説明する。
本実施形態にかかる電子装置は、例えばコンピュータなどの電子装置である。なお、電子装置を電子機器ともいう。
本電子装置は、図1に示すように、配線基板1と、配線基板1上に実装されたLSIパッケージ2と、LSIパッケージ2に接するヒートシンク3とを備える。
なお、LSIパッケージ2を、LSIモジュール、半導体パッケージ、半導体モジュール又は半導体装置ともいう。また、ヒートシンク3を放熱部材ともいう。また、配線基板1を回路配線基板又はプリント基板ともいう。
本実施形態では、LSIパッケージ2は、パッケージ基板4と、パッケージ基板4上に実装された複数のLSIチップ5及びサーマルインターポーザ6とを備える。
ここでは、複数のLSIチップ5は、パッケージ基板4上にはんだバンプ7を介して積層されている。つまり、複数のLSIチップ5は、互いに、はんだバンプ7を介して電気的及び熱的に接続されており、パッケージ基板4にはんだバンプ7を介して電気的及び熱的に接続されている。また、LSIチップ5は、上側表面及び下側表面のそれぞれに電極パッド8を備えるベアチップである。また、電極パッド8は、LSIチップ5の上側表面及び下側表面の全面に格子状に配列されている。但し、最上層に設けられるLSIチップ5の上側表面には電極パッド8は設けられていない。このため、上方に位置するLSIチップ5の下側表面に設けられた電極パッド8と下方に位置するLSIチップ5の上側表面に設けられた電極パッド8とが、はんだバンプ(金属バンプ)7を介して接続されている。この場合、上下のLSIチップ5を接続するはんだバンプ7は、全面に格子状に配列されることになる。ここでは、LSIチップ5はCPUチップやメモリチップである。つまり、LSIパッケージ2は、LSIシステムの高性能化に対応するために、CPUチップやメモリチップで構成されるシステムを1つのチップで実現したシステムLSIパッケージ(システムインパッケージ;SiP;System in Package)である。
なお、LSIチップ5を、LSI素子、半導体チップ、半導体素子、半導体集積回路チップ又は半導体集積回路素子ともいう。また、電極パッド8は、はんだ接合に用いるため、はんだ接合用電極パッド又はアンダーバンプメタル(UBM)ともいう。また、はんだバンプ7は、LSIチップ5に設けられるはんだボールであり、格子状に配列されているため、BGA(Ball Grid Array)又はBGA端子ともいう。このため、LSIチップ5はBGAを有するLSIチップである。また、LSIパッケージ2は、複数のLSIチップ5を3次元に積層させた構造を有するため、3次元積層LSIパッケージともいう。
また、サーマルインターポーザ6は、熱拡散機能又は熱拡散機構を有する中継基板である。ここでは、サーマルインターポーザ6は、複数のLSIチップ5の最下層のLSIチップ5と下から2番目のLSIチップ5とを中継する中継基板として設けられている。このため、サーマルインターポーザ基板ともいう。なお、サーマルインターポーザ6の構成の詳細は後述する。
具体的には、サーマルインターポーザ6は、複数のLSIチップ5の最下層のLSIチップ5と下から2番目のLSIチップ5との間に、はんだバンプ7を介して積層されている。つまり、最下層のLSIチップ5と下から2番目のLSIチップ5との間に、はんだバンプ7を介して電気的及び熱的に接続されている。このサーマルインターポーザ6は、LSIチップ5が発生した熱を拡散させるヒートスプレッダとしての機能を有する。ここでは、サーマルインターポーザ6は、上側表面及び下側表面の全面に格子状に配列された電極パッド9を備える。そして、下から2番目のLSIチップ5の下側表面に設けられた電極パッド8とサーマルインターポーザ6の上側表面に設けられた電極パッド9とがはんだバンプ7を介して接続されている。また、サーマルインターポーザ6の下側表面に設けられた電極パッド8と最下層のLSIチップ5の上側表面に設けられた電極パッド8とがはんだバンプ7を介して接続されている。この場合、上下のLSIチップ5とサーマルインターポーザ6とを接続するはんだバンプ7は、全面に格子状に配列されることになる。このため、サーマルインターポーザ6はBGAを有する。
このように、複数のLSIチップ5及びサーマルインターポーザ6は、互いに、全面に格子状に配列されたはんだバンプ7を介して電気的に接続されているため、LSIパッケージ2の高速化の障害となることはない。また、LSIチップ5の電極パッド位置(バンプ位置)に応じてサーマルインターポーザ6の電極パッド位置(バンプ位置)を決めるため、サーマルインターポーザ6を設けることによってLSIチップ5の電極パッド位置(バンプ位置)が制約を受けることはない。このため、サーマルインターポーザ6を設けることによって、配線構造の複雑化、コストの増加、設計自由度の低下を招くことなく、はんだバンプ7を介して積層された各LSIチップ5が発生する熱を効率的に放熱させることが可能となる。また、はんだバンプ7を介して積層される上下のLSIチップ5の間に、サーマルインターポーザ6を介装するだけであるため、LSIパッケージ2の製造が複雑になり、コストが増加したり、設計自由度が低下したりすることもない。
なお、ここでは、サーマルインターポーザ6を最下層のLSIチップ5と下から2番目のLSIチップ5との間に設けているが、これに限られるものではなく、複数のLSIチップ5の間及び最下層のLSIチップ5の下側の少なくとも1箇所に設ければ良い。つまり、サーマルインターポーザ6は、複数のLSIチップ5に含まれる一のLSIチップ5と他のLSIチップ5との間(上下のLSIチップ5の間)、又は、最下層のLSIチップ5とパッケージ基板4との間に、はんだバンプ(金属バンプ)7を介して電気的及び熱的に接続しても良い。
このように、本実施形態では、パッケージ基板4上に複数のLSIチップ5がバンプ7を介して3次元に積層された構造を有するLSIパッケージ2に、サーマルインターポーザ6を追加することで、冷却機能を内蔵したLSIパッケージ2を実現している。これにより、3次元に積層された各LSIチップ5が発生する熱を効率的に放熱させることができ、この結果、各LSIチップ5を冷却し、各LSIチップ5の温度を低下させることができる。つまり、3次元積層構造を有するLSIパッケージ2の設計仕様を大幅に変更することなく、各LSIチップ5が発生する熱を効率的に放熱させ、その温度を低下させることが可能となる。
また、パッケージ基板4は、上側表面に最下層のLSIチップ5の電極パッド位置に対応する位置に設けられた電極パッド10を備えるとともに、下側表面の全面に格子状に配列された電極パッド10及びはんだバンプ7を備える。このため、パッケージ基板4はBGAを有するパッケージ基板であり、LSIパッケージ2はBGAパッケージである。そして、パッケージ基板4がはんだバンプ7を介して配線基板1に電気的に接続されて、配線基板1上にLSIパッケージ2が実装されている。
また、本実施形態では、ヒートシンク3として、複数のLSIチップ5の最上層のLSIチップ5の上側、及び、サーマルインターポーザ6の外周部に接するヒートシンクを備える。つまり、ヒートシンク3は、金属からなり、最上層のLSIチップ5の上方に放熱フィン3Aを備え、さらに、これと一体に形成され、パッケージ基板4に実装された複数のLSIチップ5及びサーマルインターポーザ6の周囲に設けられる枠体3Bを備える。
そして、ヒートシンク3の放熱フィン3Aが最上層のLSIチップ5の表面(放熱面)に接しており、枠体3Bがサーマルインターポーザ6の外周部に接している。これにより、一つのヒートシンク3によって、複数のLSIチップ5の最上層のLSIチップ5からの熱を放熱させることができるとともに、複数のLSIチップ5の下方に位置するLSIチップ5からの熱を放熱させることができる。この結果、最上層のLSIチップ5だけでなく、最下層付近のLSIチップ5も冷却され、パッケージ内部の各LSIチップ5の温度を低下させることができる。なお、ファンなどを設けて送風し、ヒートシンク3、特に、放熱フィン3Aに風を当てるのが好ましい。また、ここでは、ヒートシンク3は、熱を拡散させるヒートスプレッダとしての機能も有する。
このように、複数のLSIチップ5の最上層のLSIチップ5の表面から熱を放熱させるための放熱フィン3Aを備えるヒートシンク3の枠体3Bに、サーマルインターポーザ6を熱的に接触させるだけで良い。つまり、複数のLSIチップ5の最上層のLSIチップ5の表面から熱を放熱させるためのヒートシンク3の設計仕様を大幅に変更することなく、複数のLSIチップ5の下方に位置するLSIチップ5の熱を効率的に放熱させ、その温度を低下させることが可能となる。
例えば図4に示すように、サーマルインターポーザを有しない3次元積層LSIパッケージ100にヒートシンク3を設け、複数のLSIチップ5の最上層のLSIチップ5の上側表面を放熱面とし、パッケージ内部のLSIチップ5の温度を低下させることも考えられる。
しかしながら、LSIチップ5の高速化、高機能化に伴ってLSIチップ5の発熱量が増加した場合、ヒートシンク(ヒートスプレッダ)3の大型化や形状の複雑化を招き、部品実装設計に大きな影響を与えることになる。
そこで、本実施形態では、図1に示すように、このようなヒートシンク3に加え、複数のLSIチップ5の下方に位置するLSIチップ5が発生する熱を放熱させるために、3次元に積層された複数のLSIチップ5の間にサーマルインターポーザ6を挿入している。そして、3次元に積層された複数のLSIチップ5の最上層のLSIチップ5の表面に熱的に接触しているヒートシンク3に、サーマルインターポーザ6の外周部を熱的に接触させている。このように構成することで、複数のLSIチップ5の下方に位置するLSIチップ5の熱をサーマルインターポーザ6で拡散し、ヒートシンク3で放熱させることができる。これにより、3次元に積層された複数のLSIチップ5の上方及び下方から効率的に熱を放熱させることができ、パッケージ内部のLSIチップ5の温度を効率的に低下させることが可能となる。また、サーマルインターポーザ6をヒートシンク3に熱的に接触させることで、ヒートシンク3の冷却能力を有効利用することができる。つまり、サーマルインターポーザ6をヒートシンク3に熱的に接触させることで、最上層のLSIチップ5の上方に放熱フィン3Aを有するヒートシンク3を有効利用して、下層のLSIチップ5の温度を効率的に低下させることができる。これにより、3次元に積層された複数のLSIチップ5間の温度ばらつきを平均化することができ、下層のLSIチップ5の温度が上昇してしまうのを防止することができる。
次に、サーマルインターポーザ6について、図2及び図3を参照しながら、具体的に説明する。
本実施形態では、サーマルインターポーザ6は、図2に示すように、インターポーザ基板11ABと、バンプ接合部12Xと、多孔質体13と、冷媒14とを備える。
ここで、インターポーザ基板11ABは、内部空間15と、内部空間15から上方の外部へ貫通する上部貫通導体16A(16)と、内部空間15から下方の外部へ貫通する下部貫通導体16B(16)とを有する。なお、ここでは、内部空間15は、密閉されているため、密閉空間ともいう。また、内部空間15は、熱を拡散させる部分であるため、熱拡散部ともいう。また、貫通導体16は導体ビアともいう。
ここでは、インターポーザ基板11ABは、2つの基板11A,11Bを貼り合わせて形成されている。つまり、第1凹部11AX(11X)及び第1凹部11AXの底面から基板裏面へ貫通する第1貫通導体16Aを有する第1基板11A(11)と、第2凹部11BX(11X)及び第2凹部11BXの底面から基板裏面へ貫通する第2貫通導体16Bを有する第2基板11B(11)とを、第1凹部11AXと第2凹部11BXとによって内部空間15が形成されるように接合することによって、インターポーザ基板11ABが形成されている。
ここで、インターポーザ基板11ABは、例えばシリコン基板である。なお、基板11ABはシリコン化合物基板であっても良い。なお、サーマルインターポーザ6に接続されるLSIチップ5の電極パッド8が狭ピッチの場合に、インターポーザ基板11ABとしてシリコン基板やシリコン化合物基板を用いるのが好ましい。ここでは、インターポーザ基板11ABとしてn型又はp型のシリコン基板を用いているため、貫通導体16が設けられている貫通ビア孔11Yの壁面に絶縁膜18(ここではSiO膜)が設けられている。また、インターポーザ基板11ABの外側表面にも絶縁膜19(ここではSiO膜)が設けられている。なお、例えば、インターポーザ基板11ABとしてノンドープのシリコン基板などの絶縁性の高い基板を用いる場合には、貫通ビア孔11Yに絶縁膜を設けなくても良い。また、貫通導体16は、上下のLSIチップ5からの電源や電気信号を通すものであれば良い。
また、インターポーザ基板11ABの外周部、即ち、サーマルインターポーザ6の外周部には、導体層20が設けられている。そして、インターポーザ基板11ABの外周部の外側表面に設けられた導体層20がヒートシンク3に接合(ここでははんだ接合)されている。このように、インターポーザ基板11ABをヒートシンク3に導体層20を介して接合することで、サーマルインターポーザ6からヒートシンク3への熱伝導が良くなるようにしている。ここで、導体層20は、例えばTi、Cuのスパッタ膜及びNiめっき膜を積層させた構造になっている。
ここでは、第1基板11Aの外周部に第1導体層20Aが形成されており、第2基板11Bの外周部に第2導体層20Bが形成されている。そして、第1基板11Aの外周部の端面に形成された第1導体層20Aと第2基板11Bの外周部の端面に形成された第2導体層20Bとをはんだ接合することで、第1基板11Aと第2基板11Bとが貼り合わされている。また、第1基板11Aの外周部の外側表面に形成された第1導体層20A及び第2基板11Bの外周部の外側表面に形成された第2導体層20Bをヒートシンク3にはんだ接合することで、インターポーザ基板11AB(サーマルインターポーザ6)とヒートシンク3とを熱的に接触させている。
また、上部貫通導体(第1貫通導体)16Aの上側表面、即ち、サーマルインターポーザ6の上側表面に電極パッド9A(9)が設けられている。また、下部貫通導体(第2貫通導体)16Bの下側表面、即ち、サーマルインターポーザ6の下側表面に電極パッド9B(9)が設けられている。さらに、上部貫通導体16Aの下側表面、即ち、内部空間15側の表面に電極パッド21A(21)が設けられている。また、下部貫通導体16Bの上側表面、即ち、内部空間15側の表面に電極パッド21B(21)が設けられている。
そして、電極パッド21A上に設けられたはんだバンプ12A(12)と、電極パッド21B上に設けられたはんだバンプ12B(12)とが接合されており、バンプ接合部12Xを形成している。つまり、上部貫通導体16Aと下部貫通導体16Bとがバンプ接合部12Xを介して電気的に接続されている。この場合、はんだバンプ(金属バンプ)12A,12Bは内部空間15に設けられるため、上部貫通導体16Aと下部貫通導体16Bとを接合するバンプ接合部12Xも内部空間15に設けられることになる。なお、バンプ接合部12Xをはんだ接合部ともいう。
上述のように、サーマルインターポーザ6の上側表面に設けられる電極パッド9Aに、はんだバンプ7を介して、上方のLSIチップ5を電気的に接続し、サーマルインターポーザ6の下側表面に設けられる電極パッド9Bに、はんだバンプ7を介して、下方のLSIチップ5を電気的に接続する。そして、基板内部に設けられた上部貫通導体16Aと下部貫通導体16Bとを、電極パッド21及びバンプ接合部12Xを介して電気的に接続する。これにより、サーマルインターポーザ6の上下に配置されるLSIチップ5がサーマルインターポーザ6を介して電気的に接続されることになる。
このように、インターポーザ基板11ABに上部貫通導体16A及び下部貫通導体16Bを設け、これらを電気的に接続するとともに、上下のLSIチップ5に電気的に接続することで、サーマルインターポーザ6が上下のLSIチップ5を中継するインターポーザとして機能するようになっている。
また、バンプ接合部12Xに接するように、内部空間15に多孔質体13が設けられている。つまり、内部空間15の上面上及び下面上に、複数のバンプ接合部12Xの間の空間を埋めるように、多孔質体13が設けられている。ここで、多孔質体13は、非導電性(絶縁性)の多孔質体である。例えば酸化物からなる酸化物多孔質体である。特に、インターポーザ基板11ABの内部空間15に設けられる複数のバンプ接合部12Xの間の空間に多孔質体13を形成するには、例えばガスデポジション法を用いるのが好ましい。この場合、内部空間15に形成される多孔質体13は酸化物多孔質体となる。なお、酸化物多孔質体をセラミックス多孔質体ともいう。
さらに、内部空間15には冷媒14が封入されている。ここで、冷媒14は、非導電性(絶縁性)の冷媒である。
このように、インターポーザ基板11ABに内部空間15を設け、この内部空間15に多孔質体13を設け、冷媒14を封入することで、サーマルインターポーザ6が上下のLSIチップ5の熱を拡散させるヒートスプレッダとして機能するようになっている。
次に、このように構成されるサーマルインターポーザ6における熱移動について図3を参照しながら説明する。
サーマルインターポーザ6の内部空間15に封入された冷媒(液体)14は、内部空間15に形成された多孔質体13の微細な気孔で発生する毛細管力によって吸収され、上下のLSIチップ5からはんだバンプ7及び貫通導体16を介してバンプ接合部12Xに伝わった熱によって蒸発・気化する。
サーマルインターポーザ6の外周部はヒートシンク3と熱的に接触しているため、サーマルインターポーザ6の外周部は中央部に比べて温度が低くなっている。このため、バンプ接合部12Xで発生した蒸気は、サーマルインターポーザ6の外周部に移動し、凝縮・液化する。
液化した冷媒14は、多孔質体13に吸収され、毛細管力によって、サーマルインターポーザ6の中央部に向かって移動する。
このようにして、冷媒14の蒸発による潜熱を利用した熱移動によって、サーマルインターポーザ6の上下に接続されるLSIチップ5を冷却することができる。
ここで、サーマルインターポーザ6の有無による冷却効果について見積もる。
ここでは、パッケージ基板4上に5つのLSIチップ5が積層されたLSIパッケージ2において、各LSIチップ5の発熱量を約50Wとする。
まず、LSIパッケージ2に、ヒートシンク3を設け、サーマルインターポーザ6を設けない場合に、ヒートシンク3で排熱される熱量及びパッケージ基板4に放出される熱量について見積もる。
図5に示すように、最上層のLSIチップ5(以下、LSI−1という)では、発熱量(約50W)のうち約90%が上面(放熱面)から放出され、残りの約10%が、下面から放出されると仮定する。
次に、上から2番目のLSIチップ5(以下、LSI−2という)では、ヒートシンク3までの距離とLSI−1の存在を考慮して、発熱量(約50W)のうち約80%が上面から放出され、約20%が下面から放出されると仮定する。
同様に、上から3番目のLSIチップ5(以下、LSI−3という)では、発熱量(約50W)のうち約70%が上面から放出され、約30%が下面から放出されると仮定する。
また、同様に、上から4番目のLSIチップ5(以下、LSI−4という)では、発熱量(約50W)のうち約60%が上面から放出され、約40%が下面から放出されると仮定する。
さらに、同様に、最下層のLSIチップ5(以下、LSI−5という)では、発熱量(約50W)のうち約50%が上面から放出され、約50%が下面から放出されると仮定する。
これらの仮定にもとづくと、LSI−1〜LSI−5の全発熱量約250Wのうち、約211.34Wの熱量がLSI−1の上面から放出されてヒートシンク3で排熱され、残りの約38.66Wの熱量がLSI−5の下面からパッケージ基板4に放出されることになる。
次に、LSIパッケージ2に、ヒートシンク3を設け、LSIパッケージ2のLSI−4とLSI−5との間にサーマルインターポーザ6を挿入した場合に、ヒートシンク3で排熱される熱量及びパッケージ基板4に放出される熱量について見積もる。
図6に示すように、上記仮定に基づくと、LSI−1〜LSI−4の下方へ流れる熱、即ち、約72.32Wの熱量は、サーマルインターポーザ6によって拡散され、ヒートシンク3で排熱される。
このため、LSI−5では、発熱量(約50W)のうち約90%が上面から放出され、約10%が下面から放出されると仮定して良い。この場合、LSI−5の上面から放出される熱はサーマルインターポーザ6によって拡散され、ヒートシンク3で排熱される。このため、LSI−5の下面からパッケージ基板4に放出される熱量は約5Wとなる。
このように、サーマルインターポーザ6を導入することによって、パッケージ基板4に流れ込む熱量、即ち、ヒートシンク3によって排熱されずにLSIパッケージ2に残る熱量は、約1/8になるため、LSIパッケージ全体の温度を低下させることができる。
次に、本実施形態のサーマルインターポーザ6の製造方法について、図7、図8を参照しながら説明する。
ここでは、サーマルインターポーザ6を構成するインターポーザ基板11ABを形成するために例えばシリコン基板を用いる。なお、シリコン基板に代えてシリコン化合物基板を用いても良い。
まず、図7(A)に示すように、シリコン基板11に凹部11Xを形成する。つまり、シリコン基板11に対して例えば水酸化カリウムを用いて例えば深さ約200μmの凹型又は凹状にエッチング加工を施して、シリコン基板11に凹部11Xを形成する。
ここでは、2つのシリコン基板11のそれぞれに凹部11Xを形成する。つまり、第1シリコン基板(第1基板)11Aに第1凹部11AXを形成し、第2シリコン基板(第2基板)11Bに第2凹部11BXを形成する(図1参照)。
次に、図7(B)に示すように、貫通ビア孔11Y、絶縁膜18及び貫通導体16を形成する。つまり、まず、シリコン基板11の凹部11Xの底面からシリコン基板11の裏面へ貫通する貫通ビア孔11Yを形成する。次いで、貫通ビア孔11Yの壁面に絶縁膜18を形成する。次に、貫通ビア孔11Yに例えばめっき法で導体16を充填する。これにより、シリコン基板11の凹部11Xの底面からシリコン基板11の裏面へ貫通する貫通導体16を形成する。なお、貫通導体16を導体ビアともいう。また、貫通ビア孔11Yをビア孔又は貫通孔ともいう。
具体的には、まず、シリコン基板11にドライエッチング加工を施して、例えば深さ約200μm、直径約50μmの貫通ビア孔11Yを形成する。次いで、貫通ビア孔11Yの壁面にSiO膜18を形成する。次いで、貫通ビア孔部分に、例えばセミアディティブ法でCu/Crスパッタ層(図示せず)を形成した後、Cuめっきによって導体16を形成する。このようにして、シリコン基板11の凹部11Xの底面からシリコン基板11の裏面へ貫通するCu貫通導体16を形成する。
ここでは、2つのシリコン基板11のそれぞれに貫通ビア孔11Y、絶縁膜18及び貫通導体16を形成する。つまり、第1基板11Aに貫通ビア孔11AY、絶縁膜18A及び第1貫通導体16Aを形成し、第2基板11Bに貫通ビア孔11BY、絶縁膜18B及び第2貫通導体16Bを形成する。後述するように、2つの基板11A,11Bを貼り合わせてサーマルインターポーザ6が形成される。そして、本実施形態では、サーマルインターポーザ6の上下にLSIチップ5が電気的に接続される(図2参照)。このため、それぞれの基板11A,11Bに形成する貫通導体16A,16Bは、サーマルインターポーザ6の上下に電気的に接続されるLSIチップ5の電極パッド8の位置に対応した位置に形成する。
次に、図7(C)に示すように、シリコン基板11に対して例えば厚さ約400μmになるまで背面研磨を施すことで、貫通導体16を露出させた後、貫通導体16の上面及び下面のそれぞれに、電極パッド9,21を例えばスパッタ及びめっき法などで形成する。ここでは、電極パッド9,21は、例えばTi、Cuのスパッタ膜及びNiめっき膜を積層させた構造になっている。
ここでは、2つのシリコン基板11のそれぞれに形成された貫通導体16の上面及び下面のそれぞれに電極パッド9,21を形成する。つまり、第1基板11Aに形成された第1貫通導体16Aの上面、即ち、凹部11AXに電極パッド21Aを形成する。また、第1基板11Aに形成された第1貫通導体16Aの下面、即ち、基板裏面に電極パッド9Aを形成する。また、第2基板11Bに形成された第2貫通導体16Bの上面、即ち、凹部11BXに電極パッド21Bを形成する。また、第2基板11Bに形成された第2貫通導体16Bの下面、即ち、基板裏面に電極パッド9Bを形成する。
次に、シリコン基板11の裏面上、即ち、凹部11Xが形成されている側と反対側の表面上に形成された複数の電極パッド9の間に絶縁膜19(ここではSiO膜)を形成する。
ここでは、2つのシリコン基板11のそれぞれの裏面上に絶縁膜19を形成する。つまり、第1基板11Aの裏面上に絶縁膜19Aを形成し、第2基板11Bの裏面上に絶縁膜19Bを形成する。
次に、図7(D)に示すように、シリコン基板11の外周部に例えばスパッタ及びめっき法などで導体層20を形成する。ここでは、導体層20は、例えばTi、Cuのスパッタ膜及びNiめっき膜を積層させた構造になっている。
ここでは、2つのシリコン基板11のそれぞれの外周部に導体層20を形成する。つまり、第1基板11Aの外周部に第1導体層20Aを形成し、第2基板11Bの外周部に第2導体層20Bを形成する。
次に、図7(E)に示すように、シリコン基板11の凹部11Xに貫通導体16に接続されるはんだバンプ12を形成する。つまり、貫通導体16の上面に形成された電極パッド21上、即ち、シリコン基板11の凹部11Xに設けられている電極パッド21上に、例えばめっき法などではんだバンプ12を形成する。ここでは、はんだバンプ12として、例えばSn−Agはんだバンプを形成する。
ここでは、2つのシリコン基板11のそれぞれにはんだバンプ12を形成する。つまり、第1基板11Aの第1凹部11AXに第1貫通電極16Aに接続される第1バンプ12Aを形成する。また、第2基板11Bの第2凹部11BXに第2貫通電極16Bに接続される第2バンプ12Bを形成する。
次に、図7(F)に示すように、シリコン基板11の凹部11Xにはんだバンプ12に接する多孔質体13を形成する。ここでは、複数のはんだバンプ12が設けられているため、これらのはんだバンプ12の間に、これらのはんだバンプ12に接するように、例えばSiOやアルミナなどのセラミックスからなる多孔質膜13(酸化物多孔質膜)を、例えばガスデポジション法などで形成する。なお、多孔質膜13をガスデポジション膜ともいう。
具体的には、ガスデポジション法によって、SiOの酸化物ナノ粒子を、ガス流にのせてノズルから噴射して、シリコン基板11の凹部11Xに形成されたはんだバンプ12の間のシリコン基板11の表面が露出している領域に吹き付ける。ここでは、基板温度を例えば100℃とし、キャリアガスにヘリウムを用い、原料生成室と膜形成室の圧力差を約1.0kPaとし、気孔径約2μmのポーラスなSiO酸化膜13を成膜する。
ここでは、2つのシリコン基板11の凹部11Xのそれぞれに多孔質体13(多孔質膜)を形成する。つまり、第1基板11Aの第1凹部11AXに第1バンプ12Aに接する第1多孔質体13Aを形成する。また、第2基板11Bの第2凹部11BXに第2バンプ12Bに接する第2多孔質体13Bを形成する。
なお、ここでは、上述のように、2つのシリコン基板11に対して、上述の各工程を同時に行なうようにしているが、これに限られるものではない。例えば、一方のシリコン基板11(第1基板11A)に対して、上述の全ての工程を行なった後に、他方のシリコン基板11(第2基板11B)に対して、上述の全ての工程を行なうようにしても良い。
そして、図8(A)、図8(B)に示すように、上述のようにして作製された2つのシリコン基板11を貼り合わせる。つまり、第1凹部11AXと第2凹部11BXとによって内部空間15が形成されるように第1基板11Aと第2基板11Bとを接合してインターポーザ基板11ABを形成する。この際、2つのシリコン基板11のそれぞれに形成されたはんだバンプ12も接合する。つまり、第1基板11Aに形成された第1バンプ12Aと第2基板11Bに形成された第2バンプ12Bとを接合してバンプ接合部12Xを形成する。
ここでは、第1基板11Aの外周部に形成された第1導体層20A及び第2基板11Bの外周部に形成された第2導体層20Bの少なくとも一方に例えばSn−Agはんだペーストを塗布してはんだ接合することで、第1基板11Aと第2基板11Bとを貼り合わせる。また、第1基板11Aに形成された第1バンプとしてのはんだバンプ12Aと第2基板11Bに形成された第2バンプとしてのはんだバンプ12Bとを、はんだリフローによって接合する。
なお、ここでは、第1基板11Aと第2基板11Bとの接合と第1バンプ12Aと第2バンプ12Bとの接合とを同一の工程で行なっているが、これに限られるものではなく、これらを別々の工程で行なっても良い。
その後、図8(B)に示すように、内部空間15に冷媒14を封入する。ここでは、絶縁性の冷媒14である代替フロンを封入する。代替フロンとしては、例えばR365mfc(沸点40℃)を使用できる。
具体的には、第1基板11A又は第2基板11Bに、例えば上述の貫通ビア孔形成工程において、予め冷媒注入用の孔を形成し、この冷媒注入用の孔に例えば銅製パイプを挿入しておき、内部空間15に冷媒14を封入した後に銅製パイプの先端をはんだ等で封止すれば良い。
このようにして、本実施形態にかかるサーマルインターポーザ6を製造することができる。
このようにして製造されたサーマルインターポーザ6は、複数のLSIチップ5を3次元に積層する際に、LSIチップ5と同様に積層することができる。例えば、パッケージ基板4上に複数のLSIチップ5を3次元に積層して3次元積層LSIパッケージ2を組み立てる工程において、パッケージ基板4上又はLSIチップ5上に上述のサーマルインターポーザ6を積層することで、3次元積層LSIパッケージ2を製造することができる。
したがって、本実施形態にかかる電子装置、半導体装置、サーマルインターポーザ及びその製造方法によれば、配線構造の複雑化、コストの増加、設計自由度の低下を招くことなく、バンプ7を介して積層された各LSIチップ5が発生する熱を効率的に放熱させることができるという利点がある。
特に、上述のサーマルインターポーザ6を設けることによって効率的に排熱することができるため、発熱量が多いLSIチップ5を積層させた3次元積層LSIパッケージ2を実現することが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、LSIパッケージ2及びヒートシンク3の構成は、上述の実施形態のものに限られるものではない。例えば図9に示すように、LSIパッケージ2Xを、パッケージ基板4と、パッケージ基板4上に実装された複数のLSIチップ5及びサーマルインターポーザ6と、パッケージ基板4に実装された複数のLSIチップ5及びサーマルインターポーザ6の周囲に設けられ、サーマルインターポーザ6に接する枠体30(金属枠体)とを備えるものとして構成しても良い。この場合、ヒートシンク3Xは、複数のLSIチップ5の最上層のLSIチップ5の上方に放熱フィン3Aを備え、枠体を備えないものとして構成する。そして、LSIパッケージ2Xを配線基板1上に実装して電子装置を製造する際に、LSIパッケージ2Xに設けられた枠体30上にヒートシンク3Xを取り付けるようにすれば良い。このようにしてヒートシンク3Xを取り付けられた枠体30はヒートシンク(ヒートスプレッダ)として機能する。この場合、ヒートシンク3X及びLSIパッケージ2Xに設けられた枠体30が、LSIパッケージ2X(半導体装置)に接する放熱部材である。
また、例えば、上述の実施形態では、放熱部材として一つのヒートシンク3を備えるものとし、サーマルインターポーザ6をヒートシンク3に熱的に接触させるようにしているが、これに限られるものではない。例えば図10に示すように、放熱部材として、複数のLSIチップ5の最上層のLSIチップ5の上側に接する第1ヒートシンク3Y(放熱フィン3Aを含む)と、サーマルインターポーザ6の外周部に接する第2ヒートシンク3Z(放熱フィン3Aを含む)とを備えるものとしても良い。これにより、サーマルインターポーザ6の外周部に移動してきた熱を効率良く放熱させることが可能となる。この場合、LSIパッケージ2Yは、パッケージ基板4と、パッケージ基板4上に実装された複数のLSIチップ5及びサーマルインターポーザ6とを備え、サーマルインターポーザ6が、その外周部に第2ヒートシンク3Zを取り付けることができるように外方へ延ばされたものとなる。そして、LSIパッケージ2Yを配線基板1上に実装して電子装置を製造する際に、最上層のLSIチップ5の上側に第1ヒートシンク3Yが取り付けられ、サーマルインターポーザ6の外周部に第2ヒートシンク3Zが取り付けられる。この場合、第1ヒートシンク3Y及び第2ヒートシンク3Zが、LSIパッケージ2Y(半導体装置)に接する放熱部材である。
また、例えば、上述の実施形態のサーマルインターポーザ6を構成するインターポーザ基板11ABの上側表面(外側上面)及び下側表面(外側下面)の少なくとも一方に、回路配線を有する配線層を設けても良い。
例えば図11に示すように、上述の実施形態のサーマルインターポーザ6を構成するインターポーザ基板11ABの上側表面(外側上面)に配線層40を設けても良い。また、配線層40上に、例えばコンデンサや抵抗などの受動部品を実装しても良い。
この場合、上述の実施形態のサーマルインターポーザ6の製造方法において、一方のシリコン基板(ここでは第1基板11A)の裏面に配線層40を形成する工程が追加すれば良い。
その場合、サーマルインターポーザ6の製造方法は、次のようになる。
つまり、上述の実施形態のサーマルインターポーザ6の製造方法において、シリコン基板11の外周部に導体層20を形成した後[図7(A)〜図7(D)までの工程を行なった後]、図12(A)に示すように、シリコン基板11の裏面、即ち、凹部11Xが形成されている側と反対側の表面に形成された絶縁膜19上に、電極パッド9の上方に開口部41Aを有する層間絶縁膜41(樹脂膜)を形成する。次に、図12(B)に示すように、層間絶縁膜41上に開口部41Aを介して電極パッド9に接続される配線42(ここではCu配線)を形成する。次に、図12(C)に示すように、再び、開口部43Aを有する層間絶縁膜43を形成した後、図12(D)に示すように、配線44を形成する。このようにして、層間絶縁膜41,43と配線42,44とを含む配線層40が、シリコン基板11の裏面に形成される。その後、上述の実施形態の場合と同様の工程を経て、サーマルインターポーザ6を製造する。
また、例えば、サーマルインターポーザ6を構成するインターポーザ基板の材料(母材)は、上述の実施形態のものに限られるものではなく、例えば石英ガラスを用いても良い。この場合、上述の実施形態のサーマルインターポーザ6の製造方法において、基板11に凹部11Xを形成する工程において、石英ガラス基板を凹型又は凹状に例えば機械研磨することによって、石英ガラス基板に凹部を形成し、基板11に貫通ビア孔11Yを形成する工程において、例えばサンドブラスト法によって石英ガラス基板に貫通ビア孔を形成すれば良い。なお、その他の工程は上述の実施形態の場合と同様である。
1 配線基板
2,2X,2Y LSIパッケージ
3,3X,3Y,3Z ヒートシンク
3A 放熱フィン
4 パッケージ基板
5 LSIチップ
6 サーマルインターポーザ
7 はんだバンプ
8 電極パッド
9,9A,9B 電極パッド
10 電極パッド
11 シリコン基板
11AB インターポーザ基板
11A 第1基板
11B 第2基板
11X 凹部
11AX 第1凹部
11BX 第2凹部
11Y,11AY,11BY 貫通ビア孔
12X バンプ接合部
12 はんだバンプ
12A 第1バンプ
12B 第2バンプ
13 多孔質体
13A 第1多孔質体
13B 第2多孔質体
14 冷媒
15 内部空間
16 貫通導体
16A 上部貫通導体(第1貫通導体)
16B 下部貫通導体(第2貫通導体)
18 絶縁膜
19,19A,19B 絶縁膜
20 導体層
20A 第1導体層
20B 第2導体層
21,21A,21B 電極パッド
30 枠体
40 配線層
41 層間絶縁膜
41A 開口部
42 配線
43 層間絶縁膜
43A 開口部
44 配線
100 3次元積層LSIパッケージ

Claims (7)

  1. 配線基板と、
    前記配線基板の上方に実装され、はんだバンプを介して積層された複数の半導体チップと、前記複数の半導体チップの間及び最下層の半導体チップの下側の少なくとも1箇所に格子状に配列されたはんだバンプを介して電気的及び熱的に接続され、半導体チップの面内にを拡散させるサーマルインターポーザとを備える半導体装置と、
    前記半導体装置に接する放熱部材とを備え、
    前記サーマルインターポーザは、
    内部空間と、前記内部空間から上方の外部へ貫通する上部貫通ビアと、前記内部空間から下方の外部へ貫通する下部貫通ビアとを有するインターポーザ基板と、
    前記内部空間を通って前記上部貫通ビアと前記下部貫通ビアとを接続し、前記上部貫通ビアに設けられたはんだバンプと前記下部貫通ビアに設けられたはんだバンプとを接合してなり、格子状に配列されたはんだバンプ接合部と、
    前記内部空間の上面上に設けられ、前記上部貫通ビアに設けられたはんだバンプに接する第1多孔質体、及び、前記内部空間の下面上に設けられ、前記下部貫通ビアに設けられたはんだバンプに接する第2多孔質体と、
    前記内部空間に封入された冷媒とを備えることを特徴とする電子装置。
  2. 前記放熱部材として、前記複数の半導体チップの最上層の半導体チップの上側、及び、前記サーマルインターポーザの外周部に接するヒートシンクを備えることを特徴とする、請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記放熱部材として、前記複数の半導体チップの最上層の半導体チップの上側に接する第1ヒートシンクと、前記サーマルインターポーザの外周部に接する第2ヒートシンクとを備えることを特徴とする、請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記サーマルインターポーザは、前記インターポーザ基板の外側上面及び外側下面の少なくとも一方に配線層を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子装置。
  5. はんだバンプを介して積層された複数の半導体チップと、
    前記複数の半導体チップの間及び最下層の半導体チップの下側の少なくとも1箇所に格子状に配列されたはんだバンプを介して電気的及び熱的に接続され、半導体チップの面内にを拡散させるサーマルインターポーザと、
    前記複数の半導体チップ及び前記サーマルインターポーザを実装するパッケージ基板とを備え、
    前記サーマルインターポーザは、
    内部空間と、前記内部空間から上方の外部へ貫通する上部貫通ビアと、前記内部空間から下方の外部へ貫通する下部貫通ビアとを有するインターポーザ基板と、
    前記内部空間を通って前記上部貫通ビアと前記下部貫通ビアとを接続し、前記上部貫通ビアに設けられたはんだバンプと前記下部貫通ビアに設けられたはんだバンプとを接合してなり、格子状に配列されたはんだバンプ接合部と、
    前記内部空間の上面上に設けられ、前記上部貫通ビアに設けられたはんだバンプに接する第1多孔質体、及び、前記内部空間の下面上に設けられ、前記下部貫通ビアに設けられたはんだバンプに接する第2多孔質体と、
    前記内部空間に封入された冷媒とを備えることを特徴とする半導体装置。
  6. はんだバンプを介して積層された複数の半導体チップの間及び最下層の半導体チップの下側の少なくとも1箇所に格子状に配列されたはんだバンプを介して電気的及び熱的に接続され、半導体チップの熱を面内に拡散させるサーマルインターポーザであって、
    内部空間と、前記内部空間から上方の外部へ貫通する上部貫通ビアと、前記内部空間から下方の外部へ貫通する下部貫通ビアとを有するインターポーザ基板と、
    前記内部空間を通って前記上部貫通ビアと前記下部貫通ビアとを接続し、前記上部貫通ビアに設けられたはんだバンプと前記下部貫通ビアに設けられたはんだバンプとを接合してなり、格子状に配列されたはんだバンプ接合部と、
    前記内部空間の上面上に設けられ、前記上部貫通ビアに設けられたはんだバンプに接する第1多孔質体、及び、前記内部空間の下面上に設けられ、前記下部貫通ビアに設けられたはんだバンプに接する第2多孔質体と、
    前記内部空間に封入された冷媒とを備えることを特徴とするサーマルインターポーザ。
  7. はんだバンプを介して積層された複数の半導体チップの間及び最下層の半導体チップの下側の少なくとも1箇所に格子状に配列されたはんだバンプを介して電気的及び熱的に接続され、半導体チップの熱を面内に拡散させるサーマルインターポーザの製造方法であって、
    第1基板に第1凹部を形成し、
    前記第1凹部の底面から前記第1基板の裏面へ貫通する第1貫通ビアを形成し、
    前記第1凹部に前記第1貫通ビアに接続される第1のはんだバンプを形成し、
    前記第1凹部に前記第1のはんだバンプに接する第1多孔質体を形成し、
    第2基板に第2凹部を形成し、
    前記第2凹部の底面から前記第2基板の裏面へ貫通する第2貫通ビアを形成し、
    前記第2凹部に前記第2貫通ビアに接続される第2のはんだバンプを形成し、
    前記第2凹部に前記第2のはんだバンプに接する第2多孔質体を形成し、
    前記第1凹部と前記第2凹部とによって内部空間が形成されるように前記第1基板と前記第2基板とを接合し、
    前記第1のはんだバンプと前記第2のはんだバンプとを接合して、前記内部空間を通って前記第1貫通ビアと前記第2貫通ビアとを接続し、格子状に配列されたはんだバンプ接合部を形成し、
    前記内部空間に冷媒を封入することを特徴とするサーマルインターポーザの製造方法。
JP2010234393A 2010-10-19 2010-10-19 電子装置、半導体装置、サーマルインターポーザ及びその製造方法 Active JP5740903B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010234393A JP5740903B2 (ja) 2010-10-19 2010-10-19 電子装置、半導体装置、サーマルインターポーザ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010234393A JP5740903B2 (ja) 2010-10-19 2010-10-19 電子装置、半導体装置、サーマルインターポーザ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012089642A JP2012089642A (ja) 2012-05-10
JP5740903B2 true JP5740903B2 (ja) 2015-07-01

Family

ID=46260960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010234393A Active JP5740903B2 (ja) 2010-10-19 2010-10-19 電子装置、半導体装置、サーマルインターポーザ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5740903B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6007681B2 (ja) * 2012-08-31 2016-10-12 富士通株式会社 冷却モジュールおよび半導体装置
JPWO2014185088A1 (ja) * 2013-05-17 2017-02-23 富士通株式会社 半導体装置とその製造方法、及び電子機器
JP6263866B2 (ja) * 2013-06-11 2018-01-24 富士通株式会社 半導体装置
JP5554444B1 (ja) * 2013-09-02 2014-07-23 株式会社フジクラ 半導体パッケージの複合冷却構造
US9594113B2 (en) * 2014-02-21 2017-03-14 Sensata Technologies, Inc. Package on package thermal forcing device
KR101923659B1 (ko) 2015-08-31 2019-02-22 삼성전자주식회사 반도체 패키지 구조체, 및 그 제조 방법
WO2017039275A1 (ko) 2015-08-31 2017-03-09 한양대학교 산학협력단 반도체 패키지 구조체, 및 그 제조 방법
CN113421864B (zh) * 2021-06-11 2023-11-10 西安电子科技大学 三维封装相变散热装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5161090A (en) * 1991-12-13 1992-11-03 Hewlett-Packard Company Heat pipe-electrical interconnect integration for chip modules
JPH09139453A (ja) * 1995-11-16 1997-05-27 Toshiba Corp 半導体冷却装置
JP4140100B2 (ja) * 1998-10-29 2008-08-27 ソニー株式会社 ヒートパイプ内蔵プリント配線基板
JP2005243761A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Ngk Spark Plug Co Ltd 中継基板、中継基板付き樹脂製基板
JP4710460B2 (ja) * 2005-07-20 2011-06-29 株式会社村田製作所 セラミック多層基板、その製造方法、およびパワー半導体モジュール
US7432592B2 (en) * 2005-10-13 2008-10-07 Intel Corporation Integrated micro-channels for 3D through silicon architectures
DE102006018161A1 (de) * 2006-04-19 2007-10-25 Patent-Treuhand-Gesellschaft für elektrische Glühlampen mbH Elektronisches Bauelementmodul
JP2008159619A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置
KR100891520B1 (ko) * 2007-05-15 2009-04-06 주식회사 하이닉스반도체 열 순환 매체를 구비한 인쇄회로기판 및 그의 제조방법
US8035223B2 (en) * 2007-08-28 2011-10-11 Research Triangle Institute Structure and process for electrical interconnect and thermal management
US8110415B2 (en) * 2008-04-03 2012-02-07 International Business Machines Corporation Silicon based microchannel cooling and electrical package
JP2010002084A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Fujitsu Ltd ループ型ヒートパイプ、コンピュータ、および冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012089642A (ja) 2012-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5740903B2 (ja) 電子装置、半導体装置、サーマルインターポーザ及びその製造方法
US10062665B2 (en) Semiconductor packages with thermal management features for reduced thermal crosstalk
KR102005313B1 (ko) 반도체 장치
JP6122863B2 (ja) 複数の熱経路を備える積み重ねられた半導体ダイアセンブリ、ならびに関連するシステムおよび方法
US8520388B2 (en) Heat-radiating component and electronic component device
US6317326B1 (en) Integrated circuit device package and heat dissipation device
US8796842B2 (en) Stacked semiconductor chip device with thermal management circuit board
TWI309549B (en) Printed circuit board with improved thermal dissipating structure and electronic device with the same
TWI757554B (zh) 半導體封裝裝置
US9595505B2 (en) Thermally-enhanced three dimensional system-in-packages and methods for the fabrication thereof
KR20110085481A (ko) 적층 반도체 패키지
WO2010050087A1 (ja) 積層型半導体装置及びその製造方法
JP2008060172A (ja) 半導体装置
CN204230225U (zh) 电子器件
TW201533882A (zh) 覆晶堆疊封裝
JP2004327951A (ja) 半導体装置
TWI531283B (zh) 連接基板及層疊封裝結構
JP2010251427A (ja) 半導体モジュール
JP5357706B2 (ja) 半導体実装構造体
JP2010074072A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP4919689B2 (ja) モジュール基板
JP5929059B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP5447080B2 (ja) 半導体パッケージ及び半導体装置
TWI475651B (zh) 半導體裝置與相關方法
JP6277598B2 (ja) 冷却モジュール、積層半導体集積回路装置及び冷却モジュールの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5740903

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150