JP5739399B2 - 射出成形機の成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固定盤に設けた共用する固定型と移動盤に設けた複数の移動型とを順次組合わせた金型により成形を行う射出成形機の成形方法に関する。
従来、固定盤に設けた共用する固定型と移動盤に設けた複数の移動型とを順次組合わせた金型(組金型)を、型締装置により型締するとともに、型締した前記組金型のキャビティに、射出装置により樹脂を射出充填して成形を行う射出成形機は、特許文献1及び2で知られている。
ところで、この種の射出成形機では、共用する固定型と複数の同一の移動型を組合わせるため、各移動型を組合わせた複数の金型は基本的に同一金型となるが、実際には寸法等のバラツキが存在するため、同一ではなく、結局、このバラツキは、成形品質のバラツキとなって現れる問題がある。そこで、この問題を解決するため、特許文献1では、同一構造の複数の移動型ごとに成形条件を設定することによって、移動型に製作上の寸法差などがあっても、成形条件の修正を要せず高品質の成形品の射出成形を可能とすることを目的とし、ダイプレート側の固定型と、移動テーブル側の複数の同一構造の移動型とを交互に組合わせ、上記固定型を共用して単一または複合成形品を交互に射出成形するにあたり、上記固定型と各移動型の組合わせごとの成形条件を可動型ごとの固有成形条件とするとともに、各移動型に認識表示を設け、その認識表示の読み取りにより固定型との型締前に移動型を特定して成形条件を当該移動型の固有成形条件に変更し、しかるのち当該移動型と固定型とを型締して射出成形を行う射出成形方法が開示されている。
特開平8−164537号公報 特開2008−74031号公報
しかし、上述した特許文献1で開示される射出成形方法は、次のような解決すべき課題が存在した。
第一に、射出成形機において一般的な成形方式により成形を行う場合、通常、射出装置側で設定する成形条件の方が型締装置側の成形条件よりも多くなる。例えば、型締装置は金型を完全に締付ければよいため、射出圧力よりも大きい最大型締力を設定すれば足りるが、射出装置では、多段の射出速度,射出圧力(リミット圧力),計量開始位置,計量終了位置,保圧力,速度圧力切換位置等の多くの成形条件を設定する必要がある。したがって、従来のように、各金型単位で成形条件を設定する方法は、通常の成形条件をそのまま金型の数量分だけ行う必要があり、成形条件の設定に時間がかかるとともに、成形条件は相互に影響し合うため、その設定作業自体も大変となる。
第二に、各成形条件が相互に影響し合うことから、設定する成形条件が多くなるに従って不安定さも増加する。即ち、成形条件を正確に初期設定しても使用するに従って、金型の状態の変化や外部環境の変化により成形条件が影響を受けやすい。結局、成形条件に相対的なバラツキが発生しやすく、良好な成形品質を継続的に確保する観点からは、基本的な成形方式を含めた更なる改善の余地があった。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した射出成形機の成形方法の提供を目的とするものである。
本発明に係る射出成形機1の成形方法は、上述した課題を解決するため、固定盤2に設けた共用する固定型Mcと移動盤3に設けた複数の移動型Mm1,Mm2…とを順次組合わせた金型(組金型)M1,M2…を、型締装置1cにより型締するとともに、型締した組金型M1,M2…のキャビティに、射出装置1iにより樹脂Rを射出充填して成形を行うに際し、順次組合わせた組金型M1,M2…により順次試し成形を行うとともに、最初の組金型M1の試し成形時に、射出充填時の組金型M1に所定の隙間(パーティング開量)Lm(Lmp,Lmr)が生じ、かつ良品成形可能な射出圧力(成形射出圧力)Piと型締力(成形型締力)Pc1を求め、求めた成形射出圧力Piを射出装置1i側の成形条件として設定し、かつ求めた成形型締力Pc1を第一の組金型M1の固有の成形条件として設定し、他方、第二の組金型M2…以降の試し成形時に、射出充填時の組金型M2…にパーティング開量Lm(Lmp,Lmr)が生じ、かつ成形射出圧力Piを用いた際の良品成形可能な成形型締力Pc2…をそれぞれ求め、求めた各成形型締力Pc2…を第二の組金型M2…以降の各組金型M2…に対応する固有の成形条件として設定し、設定した各成形条件により各組金型M1,M2…による本成形を行うことを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、パーティング開量Lm(Lmp,Lmr)は、固定型Mcに付設した位置検出器4により検出する固定型Mcと移動型Mm1,Mm2…間の相対距離から得ることができる。また、成形型締力Pc1,Pc2…を設定する設定部であって各組金型M1,M2…に対応する複数の型締力設定部D1,D2…を成形機コントローラ5に付属するディスプレイ5dの同一の設定画面Vs内に表示することができる。この際、設定画面Vsの波形表示部Vsgに、横軸Vsghを時間軸とした一又は二以上の動作物理量に係わる変化グラフGp,Gv,Gx…を表示するとともに、各組金型M1,M2…毎の変化グラフGp,Gv,Gxを選択して、又は二以上の組金型M1,M2…の変化グラフGp,Gv,Gx…を重畳して表示することができる。一方、成形射出圧力Piと成形型締力Pc1,Pc2…は、樹脂Rを充填し、かつ冷却時間Tcが経過した後の組金型M1,M2…に、所定の残留隙間Lmrが生じるように設定できる。他方、各組金型M1,M2…におけるパーティング開量Lm…のショット毎の少なくとも最大量Lmp…及び/又は最小量Lmr…は、トレンドグラフGTにより時系列的に表示することができる。また、本成形においては、型締装置1cにより、各組金型M1,M2…に対応して設定した成形型締力Pc1,Pc2…となるように各組金型M1,M2…を型締し、かつ成形射出圧力Piをリミット圧力Psとして設定した射出装置1iから各組金型M1,M2…に樹脂Rを射出充填することができる。
このような手法による本発明に係る射出成形機1の成形方法によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 組金型M1,M2…の試し成形を行い、得られる各成形型締力Pc1,Pc2…を各組金型M1,M2…の固有の成形条件として設定するようにしたため、設定する成形条件の数は各組金型M1,M2…において実質一つで足りる。即ち、成形射出圧力Piと各成形型締力Pc1,Pc2…を設定すれば足りるため、多段の射出速度,射出圧力(リミット圧力),保圧力,速度圧力切換位置等の正確性の要求される多くの成形条件をはじめ、正確な計量が要求される計量値(計量開始位置,計量終了位置)等の計量条件を含む各種成形条件の設定は不要となる。したがって、成形条件のシンプル化及び設定作業の容易化及び迅速化(能率化)を図ることができる。しかも、成形条件の数が少ないことは、何らかのトラブル要素が存在した場合、その原因を究明しやすい。即ち、正規の型締力を設定しても成形品が不良になる場合、その原因は組金型に存在することを容易に把握できるなど、品質管理を含むトータル管理の容易化を実現できる。
(2) 使用するに従って組金型M1,M2…の状態や外部環境が変化した場合であっても、成形条件として成形型締力Pc1,Pc2…が設定されるため、変化した誤差要因は影響しない。即ち、樹脂Rの密度や射出量が若干変化したような場合であっても、一定の成形射出圧力Piが付与されるため、樹脂Rの量的な誤差要因による影響を受けず、常に一定の成形品質を維持できる。
(3) 好適な態様により、パーティング開量Lm…を、固定型Mcに付設した位置検出器4により検出する固定型Mcと移動型Mm1,Mm2…間の相対距離から得るようにすれば、パーティング開量Lm…の大きさを直接検出できるため、位置検出器4以外の誤差要因を極力排した正確なパーティング開量Lm…、更にはその変化データを得ることができる。
(4) 好適な態様により、成形型締力Pc1,Pc2…を設定する設定部であって各組金型M1,M2…に対応する複数の型締力設定部D1,D2…を成形機コントローラ5に付属するディスプレイ5dの同一の設定画面Vs内に表示する場合であっても、成形条件を設定する型締力設定部D1,D2…は、事実上、成形型締力Pc1,Pc2…の設定のみで足り、一つの組金型M1…に対して一つの設定キーで済むため、例えば、単一金型を有する一般的な射出成形機で使用している既存の設定画面を流用し、その空きスペースに、型締力設定部D1,D2…を無理なく表示できるなど、成形条件の設定画面Vsを容易に構築することができる。
(5) 好適な態様により、設定画面Vsにおける波形表示部Vsgに、横軸Vsghを時間軸とした一又は二以上の動作物理量に係わる変化グラフGp,Gv,Gx…を表示するとともに、各組金型M1,M2…毎の変化グラフGp,Gv,Gxを選択して、又は二以上の組金型M1,M2…の変化グラフGp,Gv,Gx…を重畳して表示するようにすれば、例えば、パーティング開量Lmの時間に対する変化を、射出圧力Pdの時間に対する変化と対比して把握したり、各組金型M1,M2…のデータ同士を対比観察できるなど、パーティング開量Lmなどの変化データに対して、より的確なモニタリングを行うことができ、成形条件、即ち、設定する成形型締力Pc1,Pc2…を最適化する微調整等を容易に行うことができる。
(6) 好適な態様により、樹脂Rを充填し、かつ冷却時間Tcが経過した後の組金型M1,M2…に、所定の残留隙間Lmrが生じるように、成形射出圧力Piと成形型締力Pc1,Pc2…を設定するようにすれば、各組金型M1,M2…のキャビティ内の樹脂Rに対する自然圧縮を確実に行うことができる。
(7) 好適な態様により、各組金型M1,M2…におけるパーティング開量Lm…のショット毎の少なくとも最大量Lmp…及び/又は最小量Lmr…をトレンドグラフGTにより時系列的に表示するようにすれば、各組金型M1,M2…におけるパーティング開量Lm(Lmp,Lmr)…の変化状況を視覚的に確認できるため、容易かつ効果的にモニタリングすることができ、成形品質及び歩留まり率の向上を実現できるとともに、成形条件の設定及び管理の更なる容易化にも寄与できる。
(8) 好適な態様により、本成形において、型締装置1cにより、各組金型M1,M2…に対応して設定した成形型締力Pc1,Pc2…となるように各組金型M1,M2…を型締し、かつ成形射出圧力Piをリミット圧力Psとして設定した射出装置1iから各組金型M1,M2…に樹脂Rを射出充填するようにすれば、各組金型M1,M2…に充填された樹脂Rに対して、常に設定した成形射出圧力Piを付与できる。この結果、一定の成形型締力Pc1,Pc2…と一定の成形射出圧力Piとの相対的な力関係により所定の型隙間Lm…を生じさせることができるとともに、樹脂Rの射出充填が終了した後も成形型締力Pcによる自然圧縮を生じさせることができ、成形品100の高度の品質及び均質性を確保できる。したがって、温度や圧力等に敏感に影響を受けやすい特性を有する低粘性の樹脂Rの成形に最適となる。しかも、生産時における動作制御も容易に行うことができるとともに、射出速度に対する多段の制御や保圧に対する制御などの一連の制御が不要となるなど、成形サイクル時間の短縮を図れるとともに、量産性及び経済性を高めることができるという基本的効果を得ることができる。
本発明の好適実施形態に係る射出成形機の成形方法に用いる成形条件の設定方法を説明するためのフローチャート、 同成形方法に用いる制御系の構成を含む射出成形機の断面正面図、 同射出成形機の断面側面図、 同射出成形機の制御系のブロック系統図、 同射出成形機に備えるディスプレイの設定画面構成図、 同射出成形機に備えるディスプレイにおけるトレンドグラフのモニタ画面構成図、 同射出成形機の成形方法に用いる成形条件を設定する際の処理を説明するための型締力に対する成形品の良否結果を示すデータグラフ、 同射出成形機の成形時における時間に対する射出圧力,射出速度及び型隙間の変化特性図、 同射出成形機の組金型の状態を示す模式図、 同射出成形機の生産時の処理手順を説明するためのフローチャート、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る成形方法の実施に用いて好適な射出成形機1の構成について、図2〜図6を参照して説明する。
例示の射出成形機1は竪型のロータリ式射出成形機であり、全体の構造を図2及び図3に示す。射出成形機1は機台11を備え、この機台11の上板部11uの上面が平坦な成形機ベッドとなる。上板部11uの上面には、平面視が円形の移動盤(回転盤)3を配設(載置)するとともに、機台11の内部であって、上板部11uの内面には、回転出力軸12sが移動盤3の中心に位置する回転駆動モータ12を配設し、この回転出力軸12sは上板部11uを貫通して移動盤3の中心に結合する。そして、移動盤3の上面には180〔゜〕の位置関係で二つの移動型、即ち、第一移動型Mm1と第二移動型Mm2を取付ける。
また、第一移動型Mm1又は第二移動型Mm2の停止位置における第一移動型Mm1又は第二移動型Mm2の一方の位置の上方には固定盤2を配し、この固定盤2の下面には第一移動型Mm1と第二移動型Mm2に共用する固定型Mcを取付ける。そして、この固定盤2は型締装置1cにより昇降可能に構成する。即ち、固定盤2の垂直方向下方であって、上板部11uの内面には、片ロッドタイプの駆動ラム13dを内蔵する型締シリンダ13を配設し、下方に突出する駆動ラム13dのロッド13drに駆動盤14を結合する。この駆動盤14の両側位置には、図3に示すように、一対のタイバー15p,15qの下端を結合する。タイバー15p,15qは上板部11uを直角に貫通し、上端を固定盤2の両側位置に結合する。この際、タイバー15p,15qは移動盤3の外側位置にそれぞれ配するとともに、図3に示すように、タイバー15p,15qが貫通する上板部11uの部位は、厚肉形成することにより、当該タイバー15p,15qを垂直方向へ安定かつ円滑に平行移動させる軸受部11up,11uqとして構成する。
これにより、型締シリンダ13を駆動制御すれば、駆動ラム13dが昇降変位するとともに、一体に結合した固定盤2、更には固定型Mcが昇降し、第一移動型Mm1又は第二移動型Mm2に対する型閉動作,型締動作,型開動作を行う型締装置1cが構成される。この際、固定型Mcと第一移動型Mm1が組合わる金型が組金型(第一の組金型)M1となり、固定型Mcと第二移動型Mm2が組合わる金型が組金型(第二の組金型)M2となる。なお、例示の型締装置1cは、型締シリンダ(油圧シリンダ)13を使用し、直圧方式の油圧式型締装置として構成する。型締装置1cとして、このような油圧式型締装置は、射出充填時において、射出圧力により固定型Mcを変位させ、必要な隙間(パーティング開量)Lm(Lmp,Lmr)を生じさせる場合に最適である。
一方、固定盤2の上面には射出装置1iを配設する。この場合、固定盤2の上面には上方に起立した支持ブロック17を設ける。そして、この支持ブロック17に射出装置進退シリンダ18を取付け、この射出装置進退シリンダ18により射出装置1iを昇降可能に支持する。射出装置1iは、射出スクリュを内蔵する加熱筒19を備え、この加熱筒19の先端(下端)に射出ノズル19nを有するとともに、加熱筒19の後端には、射出スクリュを進退移動させる射出シリンダ20及び当該射出スクリュを回転させる図示を省略したオイルモータを備える。
これにより、射出装置進退シリンダ18を駆動制御し、射出装置1iを下降させれば、固定型Mcに対して射出ノズル19nを当接させるノズルタッチ動作を行うとともに、上昇させれば、図2に示すように、射出ノズル19nは固定型Mcから離間する。また、不図示のオイルモータを駆動制御して射出スクリュを回転させれば、樹脂Rを可塑化溶融することができるとともに、射出シリンダ20を駆動制御し、加熱筒19内の射出スクリュを前進移動させれば、射出ノズル19nから樹脂Rを射出し、各組金型M1,M2に充填することができる。
他方、21は油圧回路であり、油圧駆動源となる可変吐出型油圧ポンプ22及びバルブ回路23を備える。油圧ポンプ22は、図4に示すように、ポンプ部24とこのポンプ部24を回転駆動するサーボモータ25を備える。25eはサーボモータ25の回転数を検出するロータリエンコーダを示す。ポンプ部24は、斜板型ピストンポンプにより構成するポンプ機体26を内蔵する。したがって、ポンプ部24は、斜板27を備え、斜板27の傾斜角(斜板角)を大きくすれば、ポンプ機体26におけるポンプピストンのストロークが大きくなり、吐出流量が増加するとともに、斜板角を小さくすれば、同ポンプピストンのストロークが小さくなり、吐出流量が減少する。よって、斜板角を所定の角度に設定することにより、吐出流量(最大容量)が所定の大きさに固定される固定吐出流量を設定することができる。斜板27には、コントロールシリンダ28及び戻しスプリング29を付設するとともに、コントロールシリンダ28は、切換バルブ(電磁バルブ)30を介してポンプ機体26の吐出口に接続する。これにより、コントロールシリンダ28を制御することにより斜板27の角度(斜板角)を変更できる。
また、ポンプ部24の吸入口は、オイルタンク31に接続するとともに、ポンプ部24の吐出口は、バルブ回路23の一次側に接続する。さらに、バルブ回路23の二次側は、射出成形機1の射出装置1iにおける射出シリンダ20,射出装置進退シリンダ18及びオイルモータに接続するとともに、型締装置1cにおける型締シリンダ13及び図示を省略した突出しシリンダに接続する。したがって、バルブ回路23には、射出シリンダ20,型締シリンダ13,射出装置移動シリンダ18,オイルモータ及び突出しシリンダにそれぞれ接続する切換バルブ(電磁バルブ)を備えている。なお、各切換バルブは、それぞれ一又は二以上のバルブ部品をはじめ、必要な付属油圧部品等により構成され、少なくとも、射出シリンダ20,型締シリンダ13,射出装置移動シリンダ18,オイルモータ及び突出しシリンダに対する作動油の供給,停止,排出に係わる切換機能を有している。
これにより、サーボモータ25の回転数を可変制御すれば、可変吐出型油圧ポンプ22の吐出流量及び吐出圧力を可変でき、これに基づいて、上述した射出シリンダ20,型締シリンダ13,射出装置移動シリンダ18,オイルモータ及び突出しシリンダに対する駆動制御を行うことができるとともに、成形サイクルにおける各動作工程の制御を行うことができる。このように、斜板角の変更により固定吐出流量を設定可能な可変吐出型油圧ポンプ22を使用すれば、ポンプ容量を所定の大きさの固定吐出流量(最大容量)に設定できるとともに、固定吐出流量を基本として吐出流量及び吐出圧力を可変できるため、制御系による制御を容易かつ円滑に実施することができる。
さらに、5は制御系の要部を構成する成形機コントローラであり、ディスプレイ5dが付属する。成形機コントローラ5には、図4に示すように、サーボ回路51を内蔵し、このサーボ回路51の出力部に上述したサーボモータ25を接続するとともに、サーボ回路51のエンコーダパルス入力部にはロータリエンコーダ25eを接続する。また、成形機コントローラ5の制御信号出力ポートには上述したバルブ回路23を接続する。
一方、固定型Mcの外側面には位置検出器(隙間センサ)4を固定する。この位置検出器4は、各移動型Mm1,Mm2と固定型Mcの相対位置、即ち、パーティング開量Lmの大きさを検出する機能を有し、図4に示すように、移動型Mm1,Mm2に取付けた反射板52に、光又は電波を投射して測距する反射型測距センサを用いることができる。このように、パーティング開量Lmを、固定型Mcに付設した位置検出器4により検出する固定型Mcと移動型Mm1,Mm2間の相対距離から得るようにすれば、パーティング開量Lmの大きさを直接検出できるため、位置検出器4以外の誤差要因を極力排した正確なパーティング開量Lm、更にはその変化データを得れる利点がある。また、油圧回路21におけるバルブ回路23の一次側には、油圧を検出する圧力センサ53を付設する。なお、この際、油温を検出し、圧力センサ53の検出値を補正するための温度センサを付設することもできる。そして、位置検出器4及び圧力センサ53(及び温度センサ)は、成形機コントローラ5のセンサポートに接続する。
図4は、成形機コントローラ5(制御系)のブロック系統を示しており、この成形機コントローラ5には、コントローラ本体5mと前述したサーボ回路51が含まれる。コントローラ本体5mは、CPU及び内部メモリ等のハードウェアを内蔵するコンピュータ機能を備えている。したがって、内部メモリには、各種演算処理及び各種制御処理(シーケンス制御)を実行するため制御プログラム(ソフトウェア)5mpを格納するとともに、各種データ(データベース)類を記憶可能なデータメモリ5mdが含まれる。特に、制御プログラム5mpには、本実施形態に係る成形方法を実行するための制御プログラムが含まれる。
さらに、射出成形機1は、特定の成形方式(特定成形モード)による成形動作を行うため、内部メモリには、その成形動作を行うための制御プログラム(シーケンス制御プログラム)が含まれる。この特定成形モードは、予め、試し成形を行い、射出充填時に、移動型Mm1,Mm2と固定型Mc間に所定の隙間、即ち、パーティング開量Lmが生じ、かつ良品成形可能な成形射出圧力Piと成形型締力Pc1,Pc2を求めて設定する成形条件設定機能、更には、成形時(生産時)に、成形型締力Pc1,Pc2により型締装置1cを型締し、かつ成形射出圧力Piをリミット圧力Psとして設定した射出装置1iを駆動して、組金型M1,M2に樹脂Rを射出充填するとともに、射出充填後、組金型M1,M2における所定の冷却時間Tcが経過したなら成形品の取出しを行う成形機能を備えている。なお、射出成形機1には、従来より広く実施されている汎用の成形方式(汎用成形モード)により成形動作を行う制御プログラム(シーケンス制御プログラム)も含まれる。汎用成形モードは、設定した所定の型締力により組金型M1,M2に対する型締を行い、かつ設定した所定の射出速度及び所定の射出圧力により組金型M1,M2に樹脂Rを射出充填して成形を行う公知の一般的な成形モードであり、特定成形モードと汎用成形モードは任意に選択することができる。
一方、ディスプレイ5dは、ディスプレイ本体5dd及びこのディスプレイ本体5ddに付設したタッチパネル5dtを備え、このディスプレイ本体5dd及びタッチパネル5dtは表示インタフェース55を介してコントローラ本体5mに接続する。したがって、このタッチパネル5dtにより各種設定操作及び選択操作等を行うことができる。このディスプレイ5dには、本実施形態に関連して図5に示す設定画面(射出・計量画面)Vs及び図6に示すモニタ画面Vmを表示することができる。この射出・計量画面Vsは、図5に示すように、画面の上段と下段に表示した複数の画面切換キーの中から「射出・計量画面」切換キーK3をタッチ選択することにより表示できるとともに、モニタ画面Vmは、「モニタ画面」切換キーK5をタッチ選択することにより表示できる。
また、射出・計量画面Vsには、成形モード切換キーKmを備え、この成形モード切換キーKmをタッチすることにより、前述した特定成形モードと汎用成形モードを切換えることができる。射出・計量画面Vsは、図5に示すように、射出速度に係わる設定を行う射出速度設定部61,射出圧力に係わる設定を行う射出圧力設定部62,計量に係わる設定を行う計量設定部63,その他の設定及び表示を行う補助設定部64を備えている。この場合、これらの各設定部61,62,63,64は、特定成形モードと汎用成形モードの双方に兼用して用いられる。
さらに、射出・計量画面Vsには、図8に示すように、少なくとも組金型M1,M2への樹脂充填開始ts以降から組金型M1,M2の冷却時間終了teまでのパーティング開量Lmの変化データを表示する波形表示部Vsgを備える。この波形表示部Vsgには、横軸Vsghを時間〔秒〕軸とした一又は二以上の動作物理量に係わる変化グラフGp,Gv,Gx…を表示するとともに、各組金型M1,M2毎の変化グラフGp,Gv,Gxを選択して、又は二以上の組金型M1,M2の変化グラフGp,Gv,Gx…を重畳して表示可能にする。この場合、変化グラフGpは射出圧力Pi〔MPa〕、変化グラフGvは射出速度Vi〔mm/s〕、変化グラフGxはパーティング開量Lm〔mm〕となる。特に、横軸Vsghの時間〔秒〕は、少なくとも組金型M1,M2への樹脂充填開始ts以降から組金型M1,M2の冷却時間終了teまでの時間をプロットできる時間長を確保する。このため、波形表示部Vsgの下側には、三つの時間設定部65,66,67を設けている。また、波形表示部Vsgには、組金型選択キー68を備え、この組金型選択キー68により、波形表示部Vsgに表示する波形について、各組金型M1,M2毎の変化グラフGp,Gv,Gxを選択して表示し、又は二以上の組金型M1,M2の変化グラフGp,Gv,Gx…を重畳して表示できる。
このように、設定画面Vsにおける波形表示部Vsgに、横軸Vsghを時間軸とした一又は二以上の動作物理量に係わる変化グラフGp,Gv,Gx…を表示するとともに、各組金型M1,M2毎の変化グラフGp,Gv,Gxを選択して、又は二以上の組金型M1,M2の変化グラフGp,Gv,Gx…を重畳して表示するようにすれば、例えば、パーティング開量Lmの時間に対する変化を、射出圧力Pdの時間に対する変化と対比して把握したり、各組金型M1,M2のデータ同士を対比観察できるなど、パーティング開量Lmなどの変化データに対して、より的確なモニタリングを行うことができ、成形条件、即ち、設定する成形型締力Pc1,Pc2を最適化するための微調整等を容易に行うことができる。
また、図5に示すように、各組金型M1,M2に対応する二つの型締力設定部D1,D2をディスプレイ5dの同一の設定画面(射出・計量画面)Vs内にそれぞれ独立して表示する。このように、成形型締力Pc1,Pc2を設定する設定部であって各組金型M1,M2に対応する複数の型締力設定部D1,D2を同一の設定画面Vs内にそれぞれ独立して表示する場合であっても、成形条件の型締力設定部D1,D2は、事実上、成形型締力Pc1,Pc2の設定を行うのみで足りる。したがって、一つの組金型M1…に対して一つの設定キーで済むため、例えば、単一金型を有する一般的な射出成形機で使用している既存の設定画面を流用し、その空きスペースに無理なく表示できるなど、成形条件の設定画面Vsを容易に構築することができる。
なお、この波形表示部Vsgは、特定成形モードにのみ用いられる。したがって、汎用成形モードの場合には、この波形表示部Vsgとは異なる表示、即ち、従来より公知の一般的な波形表示が行われる。このように、特定成形モードと汎用成形モードを切換可能に構成し、波形表示部Vsgを、特定成形モードに切換えたときのみ用いることができるようにすれば、汎用成形モードを犠牲にすることなく、特定成形モードに対する最適化が可能になるため、成形品の種類や成形材料の種類等が異なる様々な成形シーンに適合する成形方式の選択が可能となり、射出成形機1の多機能性、更には付加価値及び商品性を高めることができるとともに、ユーザサイドの使い勝手をより高めることができる。
次に、本実施形態に係る射出成形機1の成形方法について、図1〜図10を参照して具体的に説明する。
最初に、成形方法の概要について説明する。
(A) まず、生産時に使用する成形型締力Pc1,Pc2と成形射出圧力Piを求め、成形条件として設定する。この際、
(x) 射出充填時に、固定型Mcと移動型Mm1,Mm2間に適切なパーティング開量(自然隙間)Lmが生じること、
(y) 成形品には、バリ,ヒケ及びソリ等の成形不良が発生しないこと、
を条件とする。
また、自然隙間Lmは、ガス抜き及び樹脂Rの圧縮(自然圧縮)が行われるとともに、最大時のパーティング開量となる成形隙間Lmpと、冷却時間Tcが経過した後のパーティング開量となる残留隙間Lmrを考慮し、
(xa) 成形隙間Lmpは、0.03〜0.30〔mm〕、
(xb) 残留隙間Lmrは、0.01〜0.10〔mm〕、
の各許容範囲を満たすことを条件とする。したがって、成形隙間Lmpはパーティング開量Lmの最大量(max)となり、残留隙間Lmrはパーティング開量Lmの最小量(min)となる。
(B) 生産時には、設定した成形型締力Pc1,Pc2により型締を行うこと、成形射出圧力Piをリミット圧力Psに設定すること、の成形条件により樹脂Rは単純に射出する。
したがって、このような成形方法によれば、射出充填時には、組金型M1,M2において自然隙間Lm及び自然圧縮が発生する。この結果、射出装置1iにより射出充填される樹脂Rの挙動が不安定であっても、型締装置1cが不安定な樹脂Rの挙動に適応し、高度の品質及び均質性を有する成形品100が得られる。
次に、具体的な処理手順について説明する。まず、予め、成形条件となる成形射出圧力Piと成形型締力Pc1,Pc2を求めるとともに、成形条件として設定する。図1に、成形射出圧力Piと成形型締力Pc1,Pc2を求めて設定する処理手順を説明するためのフローチャートを示す。
まず、図5に示す成形モード切換キーKmにより、成形モードを特定成形モードに切換える(ステップS1)。最初は、第一の組金型M1の設定を行うため、第一の組金型M1に対応する型締力設定部D1をタッチ選択する。これにより、第一の組金型M1に対する設定モードになるとともに、固定型Mcの下方に第一移動型Mm1がセットされていない場合には、回転駆動モータ12が制御され、移動盤3が回転して第一移動型Mm1が固定型Mcの下方に移動する(ステップS2)。
そして、射出装置1i側の射出条件となる射出圧力を、射出圧力設定部62により初期設定する(ステップS3)。このときの射出圧力は、絶対値として正確に設定する必要はなく、射出装置1iの能力(駆動力)に基づく射出圧力を設定できる。また、型締装置1c側の型締条件となる型締力を、上述した型締力設定部D1を用いて初期設定する(ステップS4)。このときの型締力も、絶対値として正確に設定する必要はなく、型締装置1cの能力(駆動力)に基づく型締力を設定できる。
次いで、初期設定した射出圧力に対する最適化処理を行うことにより生産時に用いる成形射出圧力Piを求めるとともに、初期設定した型締力に対する最適化処理を行うことにより生産時に用いる成形型締力Pc1を求める(ステップS5,S6)。型締力及び射出圧力を最適化する方法の一例について、図7を参照して説明する。
まず、初期設定した型締力及び射出圧力を用いて試し成形を行う。成形開始ボタンを押すことにより、型締動作が行われ、初期設定した条件により、第一の組金型M1による試し成形が行われる。例示の場合、初期設定した型締力は40〔kN〕である。初期設定した型締力(40〔kN〕)及び射出圧力を用いた試し成形の結果を図7に示す。この場合、成形隙間Lmp及び残留隙間Lmrはいずれも0であることを示している。また、初期設定では型締力が大きめになるため、バリは発生しないレベル0(最良)であるとともに、ヒケはレベル4(不良)、ソリはレベル3(稍不良)、ガス抜きに関してはレベル3(稍不良)になったことを示している。
さらに、型締力の大きさ及び射出圧力の大きさを、図7に示すように、段階的に低下させ、それぞれの段階で試し成形を行うことにより、固定型Mcと移動型Mm1間のパーティング開量Lm(Lmp,Lmr)を測定するとともに、成形品の良否状態を観察する(ステップS7,S8)。なお、図7に、射出圧力のデータはないが、射出圧力の最適化は、射出充填時に移動型Mm1と固定型Mc間にパーティング開量Lmが生じ、かつ良品成形可能となることを条件に、設定し得る最小値又はその近傍の値を成形射出圧力Piとすることができる。具体的には、図7に示すように、型締力を変更(低下)した際に、適宜、射出圧力も変更(低下)し、樹脂Rが第一の組金型M1に対して正常に充填しなくなる手前の大きさを選択することができる。成形射出圧力Piとして、このような最小値又はその近傍の値を選択すれば、これに伴って、成形型締力Pc1も最小値又はその近傍の値に設定可能となるため、省エネルギ性を高める観点から最適なパフォーマンスを得ることができるとともに、機構部品等の保護及び長寿命化を図ることができる。そして、求めた成形射出圧力Piは、生産時の射出圧力に対するリミッタ圧力Psとして設定する(ステップS9)。
図7の結果を見れば、仮想線枠Zuで囲まれる14,15,16〔kN〕の型締力のとき、成形隙間Lmp及び残留隙間Lmrはいずれも許容範囲を満たしている。即ち、成形隙間Lmpは、0.03〜0.30〔mm〕の許容範囲、更には、0.03〜0.20〔mm〕の許容範囲をも満たしている。また、残留隙間Lmrは、0.01〜0.10〔mm〕の許容範囲、更には、0.01〜0.04〔mm〕の許容範囲をも満たしている。加えて、バリ,ヒケ及びソリのいずれも発生しないレベル0(最良)であるとともに、ガス抜きもレベル0(最良)となり、良品成形品を得るという条件を満たしている。したがって、成形型締力Pc1は、三つの型締力14,15,16〔kN〕から選択できる。選択した型締力は、生産時に第一の組金型M1で型締を行う際の成形型締力Pc1として設定する(ステップS10)。
ところで、図7の場合、成形隙間Lmpが、0.03〜0.20〔mm〕の許容範囲を満たすとともに、残留隙間Lmrが、0.01〜0.04〔mm〕の許容範囲を満たすことがバリの発生しない最良成形品を得ることができるが、バリは、成形品取出後に除去することができるとともに、少しのバリがあっても良品として使用できる場合もあるため、図7に、レベル1(良)やレベル2(普通)で示す低度のバリ発生は即不良品となるわけではない。したがって、図7に示すデータを考慮すれば、成形品の種類等によっては、仮想線枠Zusで囲まれる型締力12,13〔kN〕の選択も可能である。即ち、成形隙間Lmpが、0.03〜0.30〔mm〕の許容範囲を満たすとともに、残留隙間Lmrが、0.01〜0.10〔mm〕の許容範囲を満たせば、良品成形品を得ることができる。
なお、図7は、成形型締力Pc1と成形射出圧力Piを設定するための説明用データである。したがって、実際の設定に際しては、例えば、型締力を、40,30,20,10等のように、数回程度の変更実施により目的の成形型締力Pc1及び成形射出圧力Piを求めることができる。また、型締力及び射出圧力の大きさは、オペレータが任意に設定してもよいし、射出成形機1に備えるオートチューニング機能等を併用しつつ自動又は半自動により求めてもよい。オートチューニング機能を利用した場合には、バリが発生する直前の型締力を容易に求めることができる。
さらに、射出装置1iの射出速度Vdに対する速度限界値VLを設定する(ステップS11)。この速度限界値VLは、必ずしも設定する必要はないが、設定することにより、万が一、射出速度Vdが過度に速くなった場合でも、組金型M1…や射出スクリュ等に対して機械的な保護を図ることができる。したがって、速度限界値VLには、組金型M1…や射出スクリュ等に対して機械的な保護を図ることができる大きさを設定する。また、他の必要事項があれば、その設定を行う(ステップS12)。以上により、第一の組金型M1に対する成形条件である成形型締力Pc1の設定が終了する。
次いで、第二の組金型M2に対する成形型締力Pc2の設定を行う。この際、まず、図5に示す型締力設定部D2をタッチ選択する(ステップS13,S14)。これにより、第二の組金型M2に対する設定モードに切換わる。そして、回転駆動モータ12が制御されることにより、移動盤3が180〔゜〕回転し、第一移動型Mm1と第二移動型Mm2が入れ替わり、固定型Mcの下方に第二移動型Mm2がセットされる(ステップS15)。また、設定する射出圧力と型締力については、射出装置1i側の射出条件となる射出圧力が既に成形射出圧力Piとして設定されているため、射出圧力は設定した成形射出圧力Piを適用するとともに、型締力は、既に、第一の組金型M1に対する成形型締力Pc1の設定が終了しているため、この成形型締力Pc1を利用して仮設定を行うことができる(ステップS16)。即ち、組金型M1とM2の基本的な構造は同一となるため、第二の組金型M2に対する型締力Pc2は、成形型締力Pc1の大きさに対してその前後になることが想定される。したがって、成形型締力Pc1の大きさに対して、予め設定した余裕型締力、例えば、5〔kN〕の固定値を加算した値を、型締力の初期値として仮設定することができる。勿論、第一の組金型M1の場合と同様に任意の型締力を設定することも可能である。
そして、この成形射出圧力Piと仮設定した型締力を用いて第一の組金型M1の場合と同様に試し成形を行い、型締力に対する最適化処理を行うことにより生産時に用いる成形型締力Pc2を求める(ステップS6)。即ち、型締力の大きさを、図7に示すように、段階的に低下させ、それぞれの段階で試し成形を行うことにより、固定型Mcと移動型Mm2間のパーティング開量Lm(Lmp,Lmr)を測定するとともに、成形品の良否状態を観察する(ステップS7,S8)。そして、型締力が成形型締力Mm2として選択できる条件を満たしたなら、その型締力を、生産時に第二の組金型M2で型締を行う際の成形型締力Pc2として設定する(ステップS10)。なお、射出圧力に対する最適化処理は行わない。また、他の必要事項があれば、その設定を行う(ステップS12)。以上により、第二の組金型M2に対する成形条件である成形型締力Pc2の設定が終了する。例示の場合、移動型Mm1,Mm2は二つのため、以上により全ての成形条件の設定が終了する。
このように、本実施形態に係る射出成形機1の成形方法によれば、組金型M1,M2の試し成形を行い、得られる各成形型締力Pc1,Pc2を各組金型M1,M2の固有の成形条件として設定するようにしたため、設定する成形条件の数は各組金型M1,M2において実質一つで足りる。即ち、成形射出圧力Piと各成形型締力Pc1,Pc2を設定すれば足りるため、多段の射出速度,射出圧力(リミット圧力),保圧力,速度圧力切換位置等の正確性の要求される多くの成形条件をはじめ、正確な計量が要求される計量値(計量開始位置,計量終了位置)等の計量条件を含む各種成形条件の設定は不要となる。したがって、成形条件のシンプル化及び設定作業の容易化及び迅速化(能率化)を図ることができる。しかも、成形条件の数が少ないことは、何らかのトラブル要素が存在した場合、その原因を究明しやすい。即ち、正規の型締力を設定しても成形品が不良になる場合、その原因は組金型に存在することを容易に把握できるなど、品質管理を含むトータル管理の容易化を図ることができる。また、使用するに従って組金型M1,M2の状態や外部環境が変化した場合であっても、成形条件として成形型締力Pc1,Pc2が設定されるため、変化した誤差要因は影響しない。即ち、樹脂Rの密度や射出量が若干変化したような場合であっても、一定の成形射出圧力Piが付与されるため、樹脂Rの量的な誤差要因による影響を受けず、常に一定の成形品質を維持できる。
次に、このように設定した成形条件(成形型締力Pc1,Pc2)を用いる生産時(本成形)の処理手順について説明する。図10は、成形射出圧力Pi及び成形型締力Pc1,Pc2を用いた生産時の処理手順を説明するためのフローチャートを示す。
まず、バルブ回路23の切換及びサーボモータ25の制御により、射出装置1iの射出スクリュを回転させ、樹脂Rを可塑化溶融する(ステップS21)。なお、この成形方法では、上述したように、樹脂Rの量的な誤差要因による影響を受けないため、一般的な成形法のように、樹脂Rを正確に計量する計量動作は不要となる。次に、バルブ回路23の切換及びサーボモータ25の制御により、型締装置1cの型締シリンダ13を駆動し、型締力が成形型締力Pc1となるように、第一の組金型M1に対する型締を行う(ステップS22)。このときの第一の組金型M1の状態を図9(a)に示す。
次いで、バルブ回路23の切換及びサーボモータ25の制御により、射出装置1iの射出シリンダ20を駆動し、射出スクリュを前進させることにより、図8に示す射出開始時点tsから樹脂Rの射出を行う(ステップS23)。この場合、射出スクリュは定格動作により前進させればよく、射出スクリュに対する速度制御は不要である。これにより、加熱筒19内の可塑化溶融した樹脂Rは第一の組金型M1のキャビティ内に充填される(ステップS24)。樹脂Rの充填に伴い、図8に示すように、射出圧力Pdが上昇する。そして、リミット圧力Psに近づき、リミット圧力Psに達すれば、リミット圧力Psに維持するための制御、即ち、オーバーシュートを防止する制御が行われ、射出圧力Pdはリミット圧力Ps(成形射出圧力Pi)に維持される(ステップS25,S26)。したがって、射出動作では実質的な一圧制御が行われる。なお、図8中、Vdは射出速度を示している。
また、第一の組金型M1のキャビティ内に樹脂Rが満たされることにより、第一の組金型M1は樹脂Rに加圧され、固定型Mcと移動型Mm1間に型隙間Lmが生じるとともに、最大時には成形隙間Lmpが生じる(ステップS27)。この成形隙間Lmpは、予め設定した成形型締力Pc1及び成形射出圧力Piにより、0.03〜0.30〔mm〕の許容範囲、望ましくは、0.03〜0.20〔mm〕の許容範囲となり、良好なガス抜きが行われるとともに、不良の排除された良品成形が行われる。このときの第一の組金型M1の状態を図9(b)及び図3に示す。一方、時間の経過に伴っ第一の組金型M1のキャビティ内における樹脂Rの固化が進行するとともに、この固化に伴って樹脂Rの圧縮(自然圧縮)が行われる(ステップS28)。
そして、設定した冷却時間Tcが経過すれば、バルブ回路23の切換及びサーボモータ25の制御により、型締シリンダ13を駆動し、固定盤2(固定型Mc)を上昇させることにより型開きを行うとともに、不図示の突出しシリンダにより成形品100の突き出し(離型)が行われる(ステップS29,S30)。次いで、回転駆動モータ12が制御されることにより移動盤3が180〔゜〕回転し、第一移動型Mm1と第二移動型Mm2が入れ替わる(ステップS31)。これにより、固定型Mcと第二移動型Mm2が組合わさる第二の組金型M2による成形が可能となる。一方、成形品100が付着した第一移動型Mm1は、型締装置1cから離間した位置に移動するため、オペレータは第一移動型Mm1から成形品100を取出すことができる(ステップS32)。なお、冷却時間Tcは、射出開始時点tsからの経過時間として予め設定することができる。また、図8に示すように、冷却時間Tcの経過した時点teでは、樹脂Rの自然圧縮により、固定型Mcと第一移動型Mm1間の残留隙間Lmrは、予め設定した成形型締力Pc1及び成形射出圧力Piにより、0.01〜0.10〔mm〕の許容範囲、望ましくは、0.01〜0.04〔mm〕の許容範囲となり、金型2のキャビティ内における樹脂Rに対する自然圧縮が確実に行われるとともに、成形品100における高度の品質及び均質性が確保される。このときの金型2の状態を図9(c)に示す。
他方、バルブ回路23の切換及びサーボモータ25の制御により、型締装置1cの型締シリンダ13を駆動し、型締力が成形型締力Pc2となるように、第二の組金型M2に対する型締を行う(ステップS33,S21,S22)。次いで、バルブ回路23の切換及びサーボモータ25の制御により、射出装置1iの射出シリンダ20を駆動し、射出スクリュを前進させることにより、樹脂Rの射出を行うなど、以降は、第一の組金型M1における成形工程と同様の成形工程(成形処理)が行われる(ステップS23〜S32)。
よって、このような特定の成形方式(特定成形モード)による成形方法によれば、本成形において、型締装置1cにより、各組金型M1,M2に対応して設定した成形型締力Pc1,Pc2となるように各組金型M1,M2を型締し、かつ成形射出圧力Piをリミット圧力Psとして設定した射出装置1iから各組金型M1,M2に樹脂Rを射出充填するようにしたため、各組金型M1,M2に充填された樹脂Rに対して、常に設定した成形射出圧力Piを付与できる。この結果、一定の成形型締力Pc1,Pc2と一定の成形射出圧力Piとの相対的な力関係により所定の型隙間Lmを生じさせることができるとともに、樹脂Rの射出充填が終了した後も成形型締力Pcによる自然圧縮を生じさせることができ、成形品100の高度の品質及び均質性を確保できる。したがって、温度や圧力等に敏感に影響を受けやすい特性を有する低粘性の樹脂Rの成形に最適となる。しかも、生産時における動作制御も容易に行うことができるとともに、射出速度に対する多段の制御や保圧に対する制御などの一連の制御が不要となるなど、成形サイクル時間の短縮を図れるとともに、量産性及び経済性を高めることができるという基本的効果を得る。
ところで、成形時には、図5に示す「モニタ画面」切換キーK5をタッチ選択することにより、ディスプレイ5dに、図6に示すモニタ画面Vmを表示できる。このモニタ画面Vmは、各組金型M1,M2に対応したパーティング開量を表示するパーティング開量モニタ部Vm1,Vm2を備えており、このパーティング開量モニタ部Vm1,Vm2には、各組金型M1,M2におけるパーティング開量Lmのショット毎の少なくとも最大量Lmp及び/又は最小量LmrがそれぞれトレンドグラフGTにより時系列的に表示される。なお、成形時とは、前述した試し成形と本成形の双方が含まれる。
このように、各組金型M1,M2におけるパーティング開量Lmのショット毎の少なくとも最大量Lmp及び/又は最小量LmrをトレンドグラフGTにより時系列的に表示するようにすれば、各組金型M1,M2におけるパーティング開量Lm(Lmp,Lmr)の変化状況を視覚的に確認できるため、容易かつ効果的にモニタリングすることができ、成形品質及び歩留まり率の向上を実現できるとともに、成形条件の設定及び管理の更なる容易化にも寄与できる。
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,数量,手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、位置検出器4として反射型測距センサを例示したが、近接センサ等の非接触かつ隙間等を精度よく検出できる各種センサを利用できる。また、冷却時間Tcの経過後における移動型Mm1,Mm2と固定型Mc間に所定の残留隙間Lmrを生じさせることが望ましいが、残留隙間Lmrを生じさせない場合を排除するものではない。さらに、射出成形機1として、直圧方式の油圧式型締装置を用いた場合を例示したが、トグル方式の電動式型締装置を用いてもよい。この場合、トグルリンク機構を非ロックアップ状態にして型締を行うようにすれば、本来の使用態様では自然圧縮を実現できないトグル方式の型締装置1cであっても自然圧縮が可能となり、特定の成形方式(特定成形モード)による成形を、直圧方式の油圧式型締装置を用いた場合と同様に実現することができる。その他、成形隙間Lmpとして、0.03〜0.30〔mm〕の許容範囲を、残留隙間Lmrとして、0.01〜0.10〔mm〕の許容範囲をそれぞれ例示したが、これらの範囲に限定されるものではなく、新しい樹脂Rの種類等に応じて変更可能である。また、成形射出圧力Piは、良品成形可能な最小値又はその近傍の値に設定することが望ましいが、このような最小値又はその近傍の値以外となる場合を排除するものではない。一方、固定盤2に設けた共用する固定型Mcは、一つの場合を示したが、複数の場合であっても適用可能である。さらに、移動盤3に設けた移動型Mm1,Mm2の数量は二つの場合を示したが、三つ以上であっても同様に実施できる。また、複数の移動型Mm1,Mm2…は同一の場合を示したが、それぞれ異なる場合であってもよい。他方、各組金型M1,M2…に対応する複数の型締力設定部D1,D2…を同一の設定画面Vs内に表示したが、この表示態様に限定されるものではない。
本発明に係る成形方法は、固定盤に設けた共用する固定型と移動盤に設けた複数の移動型とを順次組合わせた金型により成形を行う例示した竪型のロータリ式射出成形機をはじめ、スライド式射出成形機等の各種射出成形機に利用できる。
1:射出成形機,1c:型締装置,1i:射出装置,2:固定盤,3:移動盤,4:位置検出器,5:成形機コントローラ,5d:ディスプレイ,Mc:固定型,Mm1:移動型(第一移動型),Mm2:移動型(第二移動型),M1:組金型(第一の組金型),M2…:組金型(第二の組金型),R:樹脂,Lm(Lmp,Lmr):所定の隙間(パーティング開量),Lmp:最大量,Lmr:最小量,D1:型締力設定部,D2:型締力設定部,Vs:設定画面,Vsg:波形表示部,Vsgh:横軸,Gp:変化グラフ,Gv:変化グラフ,Gx:変化グラフ,GT:トレンドグラフ

Claims (7)

  1. 固定盤に設けた共用する固定型と移動盤に設けた複数の移動型とを順次組合わせた金型(組金型)を、型締装置により型締するとともに、型締した前記組金型のキャビティに、射出装置により樹脂を射出充填して成形を行う射出成形機の成形方法であって、順次組合わせた前記組金型により順次試し成形を行うとともに、最初の組金型の試し成形時に、射出充填時の前記組金型に所定の隙間(パーティング開量)が生じ、かつ良品成形可能な射出圧力(成形射出圧力)と型締力(成形型締力)を求め、求めた成形射出圧力を前記射出装置側の成形条件として設定し、かつ求めた成形型締力を第一の組金型の固有の成形条件として設定し、他方、第二の組金型以降の試し成形時に、射出充填時の前記組金型に前記パーティング開量が生じ、かつ前記成形射出圧力を用いた際の良品成形可能な前記成形型締力をそれぞれ求め、求めた各成形型締力を前記第二の組金型以降の各組金型に対応する固有の成形条件として設定し、設定した各成形条件により各組金型による本成形を行うことを特徴とする射出成形機の成形方法。
  2. 前記パーティング開量は、前記固定型に付設した位置検出器により検出する前記固定型と前記移動型間の相対距離から得ることを特徴とする請求項1記載の射出成形機の成形方法。
  3. 前記成形型締力を設定する設定部であって各組金型に対応する複数の型締力設定部を成形機コントローラに付属するディスプレイの同一の設定画面内に表示することを特徴とする請求項1又は2記載の射出成形機の成形方法。
  4. 前記設定画面の波形表示部に、横軸を時間軸とした一又は二以上の動作物理量に係わる変化グラフを表示するとともに、各組金型毎の変化グラフを選択して、又は二以上の組金型の変化グラフを重畳して表示可能にすることを特徴とする請求項3記載の射出成形機の成形方法。
  5. 前記成形射出圧力と前記成形型締力は、樹脂を充填し、かつ冷却時間が経過した後の前記組金型に、所定の残留隙間が生じるように設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の射出成形機の成形方法。
  6. 前記各組金型における前記パーティング開量のショット毎の少なくとも最大量及び/又は最小量をトレンドグラフにより時系列的に表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の射出成形機の成形方法。
  7. 前記本成形では、前記型締装置により各組金型に対応して設定した前記成形型締力となるように各組金型を型締し、かつ前記成形射出圧力をリミット圧力として設定した前記射出装置から各組金型に樹脂を射出充填することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の射出成形機の成形方法。
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