JP5737254B2 - 光通信モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電気信号を光信号に変換して出力する、あるいは光信号を電気信号に変換して出力する光通信モジュールに関するものである。
光通信では、通信速度の高速化に伴い多チャンネルによる伝送が行われている。多チャンネル伝送用の光通信モジュールでは、アレイ化が容易なVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)などの面発光素子またはフォトダイオードなどの面受光素子をアレイ状に配置した光素子アレイが用いられている。光素子アレイは、金属材料、セラミック材料、シリコン等の結晶材料からなる支持部材(基板)に載置される。
光通信モジュールでは、光素子アレイと光学的に接続される光ファイバは、取り回しを容易とするために、支持部材の表面に対して平行に配置されるのが通常である。そこで、支持部材の表面に対して垂直に光を入出射する光素子アレイと、支持部材の表面に対して平行に光を入出射する光ファイバとを光学的に結合させるために、光学部材(レンズブロック、光学ブロックともいう)が用いられている。
例えば、特許文献1では、光素子アレイと、光素子アレイに対して光学経路が90度の方向にある光ファイバとの間に、集光用のレンズと光学経路変更用の反射面を有する光学部材を配置している。光学部材としては、樹脂やガラスからなるものが一般に用いられる。
ところで、光通信モジュールを組み立てる際には、光学部材と光素子アレイの位置合わせが必要になる。
光学部材と光素子アレイの位置合わせを行う方法として、光素子アレイを動作させた状態で、光ファイバに伝達される光強度を観測しながら光学部材の位置を決定する方法が知られている。しかし、この方法では、電気配線を行い、光素子アレイを動作させた状態で測定を行いながら位置合わせを行う必要があるため、非常に手間がかかってしまい、量産性の観点から問題があった。
光学部材と光素子アレイの位置合わせをより簡便に行う方法として、光素子アレイを動作させずに機械的に位置合わせを行う方法が知られている。
特許文献2では、光素子アレイの支持部材にガイドピンを設けると共に、光学部材に穴を設け、光素子アレイの支持部材を光学部材に対しても支持部材として位置合わせを行う方法が提案されている。
特開2004−246279号公報 特開2006−65358号公報
ところで、光学部材に用いられる樹脂は、熱による膨張・収縮が光素子等と比べ比較的大きいという特徴がある。そのため、周囲温度の変化や、光素子アレイやモジュール内の半導体素子の動作時の発熱による温度変化により、光素子アレイや支持部材と光学部材との間にサイズ変化の差異が生じ、その結果、高い位置合わせ精度が要求される光素子アレイと光学部材間で位置ずれが生じてしまい、光通信の特性が悪化してしまうという問題がある。
特許文献2の方法では、このような温度変化による光素子アレイと光学部材の位置ずれの発生を抑制することはできず、さらには、光素子アレイや支持部材に対して光学部材が膨張した場合には、ガイドピンや光学部材の変形を招くおそれがあり、問題である。
本発明は上記事情に鑑み為されたものであり、光学部材と光素子アレイの位置合わせを機械的に簡易に行うことができ、かつ、熱により光学部材が膨張・収縮した場合でも位置ずれを抑制することが可能な光通信モジュールを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、発光素子または受光素子をアレイ状に配置した光素子アレイと、前記光素子アレイが載置される支持部材と、前記光素子アレイと光学的に接続される複数の光ファイバと、前記光素子アレイと前記光ファイバとを光学的に結合させる光学部材と、前記支持部材または前記光学部材に形成された複数の溝と、前記溝と対応するように前記光学部材または前記支持部材に形成された複数の突起と、を備え、前記溝と前記突起とを嵌合させることで、前記光学部材を前記支持部材に載置すると共に、前記光学部材の前記光素子アレイに対する位置決めを行うように構成された光通信モジュールであって、前記溝が開口に向かって幅が広がるよう形成されるか、あるいは、前記突起が基端に向かって幅が広がるよう形成され、前記光学部材の膨張・収縮時に前記溝と前記突起の干渉により前記支持部材と前記光学部材との距離が変化するように構成され、前記溝と前記突起は、前記光学部材の膨張・収縮時に前記溝と前記突起間で相対的な位置ずれが発生しない幅方向の位置が、平面視で前記光素子アレイの中心を通る直線上に位置するようにそれぞれ形成され、かつ、前記溝と前記突起は、平面視で前記光素子アレイの中心を通る少なくとも2つ以上の異なる直線上にそれぞれ形成されている光通信モジュールである。
前記溝と前記突起の少なくとも一方は、幅方向の断面がV字状に形成され、当該V字状の溝または突起の幅方向の中心位置が、平面視で前記光素子アレイの中心を通る直線上に位置するように形成されていてもよい。
前記溝と前記突起は、その幅方向の一方の側面が、共に前記支持部材の表面に対して垂直に形成され、当該側面が、平面視で前記光素子アレイの中心を通る直線上に位置するように形成されていてもよい。
前記溝の底面の長さが、前記突起の基端部の長さよりも大きく形成されてもよい。
前記支持部材は、シリコン基板からなり、当該シリコン基板に前記溝が形成されてもよい。
前記光学部材は、前記光素子アレイの各発光部または受光部と対向する位置に形成された複数のレンズからなるレンズアレイを有し、前記光素子アレイからの光の光軸を変換して前記各光ファイバに出射する、あるいは前記各光ファイバからの光の光軸を変換して前記光素子アレイに出射してもよい。
前記レンズアレイの平面視における中心と前記光素子アレイの平面視における中心とが一致するとよい。
本発明によれば、光学部材と光素子アレイの位置合わせを機械的に簡易に行うことができ、かつ、熱により光学部材が膨張・収縮した場合でも位置ずれを抑制することが可能な光通信モジュールを提供できる。
本発明の一実施の形態に係る光通信モジュールを示す図であり、(a)は光学部材を透視した上面図、(b)はその1B−1B線断面図、(c)は溝と突起の嵌合状態を示す断面図である。 (a)〜(d)は、本発明において、基準位置を説明する図である。 (a)は光素子アレイとレンズの中心を固定点とした場合、(b)は光素子アレイとレンズの端部を固定点とした場合において、光学部材の膨張・収縮時の発光部または受光部とレンズとの位置ずれを説明する図である。 (a)〜(d)は、図1の光通信モジュールの変形例を示す図である。 (a)〜(d)は、図1の光通信モジュールの変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係る光通信モジュールを示す図であり、(a)は光学部材を透視した上面図、(b)はその1B−1B線断面図、(c)は溝と突起の嵌合状態を示す断面図である。
図1(a),(b)に示すように、光通信モジュール1は、光素子アレイ2と、支持部材3と、光ファイバ(図示せず)と、光学部材4と、を備えている。
光素子アレイ2は、VCSELなどの発光素子またはフォトダイオードなどの受光素子をアレイ状に配置したものであり、1チップにアレイ状に発光部または受光部2aを配列して構成される。図1では、光素子アレイ2が発光部または受光部2aを4つ配列したものである場合を示しているが、発光部または受光部2aの数はこれに限定されるものではない。隣接する発光部または受光部2a間の距離(ピッチ)は、例えば250μmである。
光素子アレイ2は、支持部材3に載置される。支持部材3は、金属材料、セラミック材料、シリコン等の結晶材料からなる。光素子アレイ2が発光素子である場合、支持部材3には光素子アレイ2を駆動するドライバIC(図示せず)が搭載される。光素子アレイ2が受光素子である場合、支持部材3には光素子アレイ2からの信号を増幅するアンプIC(図示せず)が搭載される。また、支持部材3には、外部の通信機器等と接続するための電気コネクタ(図示せず)等が設けられる。
光ファイバは、光素子アレイ2と光学的に接続されるものであり、取り回しを容易とするため、その先端部が支持部材3の表面と平行に配置される。
光学部材4は、光素子アレイ2と光ファイバとを光学的に結合させるものである。本実施の形態では、光学部材4は、光素子アレイ2の各発光部または受光部2aと対向する位置に形成された複数(ここでは4つ)のレンズからなるレンズアレイ4aを有し、光素子アレイ2からの光の光軸を変換して各光ファイバに出射する、あるいは各光ファイバからの光の光軸を変換して光素子アレイ2に出射するように構成されている。光学部材4には、光ファイバ先端部の位置を固定するためのV溝(図示せず)が形成されている。光学部材4は、樹脂やガラスからなる。光学部材4は、レンズアレイ4aの平面視における中心と光素子アレイ2の平面視における中心とが一致するように配置される。
また、光通信モジュール1は、支持部材3または光学部材4に形成された複数の溝5と、溝5と対応するように光学部材4または支持部材3に形成された複数の突起6と、を備え、溝5と突起6とを嵌合させることで、光学部材4を支持部材3に載置すると共に、光学部材4の光素子アレイ2に対する位置決めを行うように構成されている。
本実施の形態では、支持部材3に溝5、光学部材4に突起6を形成したが、これに限らず、支持部材3に突起6、光学部材4に溝5を形成するようにしてもよい。なお、支持部材3としてシリコン基板を用いる場合は、シリコンプロセスによる高い加工精度を期待できるため、支持部材3側に溝5を形成することがより望ましい。
光素子アレイ2と、支持部材3と、光ファイバの先端部と、光学部材4とは、図示しない筐体に収容される。光ファイバの一方の端部に光素子アレイ2として発光素子を用いた送信側の光通信モジュール1を設け、光ファイバの他方の端部に光素子アレイ2として受光素子を用いた受信側の光通信モジュール1を設けることで、光アクティブケーブルが形成される。すなわち、光アクティブケーブルは、送信側の光通信モジュール1と受信側の光通信モジュール1とで共通の光ファイバを用いたものと換言することもできる。
この光アクティブケーブルでは、送信側の光通信モジュール1にて、外部の通信機器等から入力された電気信号を光信号に変換して光ファイバに出射し、受信側の光通信モジュール1にて、光ファイバを介して入力された光信号を電気信号に変換して別の外部の通信機器等に出力するよう動作する。
さて、本実施の形態に係る光通信モジュール1では、溝5が開口に向かって幅が広がるよう形成されるか、あるいは、突起6が基端に向かって幅が広がるよう形成され、光学部材4の膨張・収縮時に溝5と突起6の干渉により支持部材3と光学部材4との距離が変化するように構成されている。
本実施の形態では、支持部材3に溝5を、光学部材4に突起6を形成している。そのため、低温になると突起6が溝5に対して相対的に収縮し、溝5と突起6の干渉位置(接触位置)が溝5の底部に近づいて、支持部材3と光学部材4の距離が小さくなる。同様に、高温となると、突起6が溝5に対して相対的に膨張し、溝5と突起6の干渉位置が溝5の底部から離れて、支持部材3と光学部材4の距離が大きくなる。なお、支持部材3に突起6を、光学部材4に溝5を形成する場合、逆に、低温となると溝5が突起6に対して相対的に収縮し、支持部材3と光学部材4の距離が大きくなる。同様に、高温となると溝5が突起6に対して相対的に膨張し、支持部材3と光学部材4の距離が小さくなる。
図1(c)に示すように、本実施の形態では、溝5を開口に向かって幅が広がるように形成し、かつ、突起6を基端に向かって幅が広がるように形成したが、どちらか一方を満たせばよい。つまり、溝5を開口に向かって幅が広がるように形成すれば、突起6はどのような形状でもよい。ただし、溝5と突起6の形状の組み合わせによっては、後述する基準位置が生じない場合も考えられるので、この場合、突起6は幅方向の断面が左右対称形状であることが望ましい。また、この場合、想定される使用温度内の変形範囲において、溝5と突起6の干渉位置が溝5の両方の側面に接触している必要がある。干渉位置が溝5の側面に接触していないということは、溝5から突起6が抜けた状態となっているか、あるいは溝5内で突起6が拘束されず幅方向に自由に動ける状態となっていることを意味し、どちらも光素子アレイ2と光学部材4の位置ずれの原因となるためである。
同様の理由から、突起6を基端に向かって幅が広がるように形成し溝5を任意の形状とする場合、溝5は幅方向の断面が左右対称形状であることが望ましく、また、想定される使用温度内の変形範囲において、溝5と突起6の干渉位置が突起6の両方の側面に接触している必要がある。
本実施の形態では、溝5と突起6の幅方向の断面形状を略同じV字状とし、溝5と突起6とが面接触するように構成した。但し、溝5と突起6の断面形状を全く同じとすると、支持部材3と光学部材4が接触し、突起6の先端が溝5の底に接触してしまうので、これを避けるため、本実施の形態では、溝5の深さよりも突起6の高さを若干高くすると共に、突起6の先端部を面取り加工するようにしている。
さらに、本実施の形態に係る光通信モジュール1では、溝5と突起6は、光学部材4の膨張・収縮時に溝5と突起6間で相対的な位置ずれが発生しない幅方向の位置(基準位置という)が、平面視(上面視)で光素子アレイ2の中心Aを通る直線A1,A2上に位置するようにそれぞれ形成される。
ここで、基準位置について説明しておく。
図2(a)〜(c)に示すように、溝5と突起6の幅方向の断面形状を略同じとした場合(但し、溝5の深さよりも突起6の高さを若干高くし、突起6の先端部を面取り加工している)における基準位置について考える。
図2(a)に示すように、溝5と突起6の幅方向の断面形状をV字状(二等辺三角形状)とする場合、突起6が相対的に膨張・収縮した際には、その幅方向の中心位置において位置ずれは生じない。よって、この場合、幅方向の中心位置が基準位置となる。本実施の形態では、溝5と突起6の幅方向の断面形状を共にV字状としているため、図1(a)に示すように、溝5と突起6は、その幅方向の中心位置が、平面視で光素子アレイ2の中心Aを通る直線A1,A2上に位置するように(直線A1,A2に沿うように)に形成される。
図2(b)に示すように、溝5と突起6の幅方向の一方の側面を支持部材3の表面に対して垂直に形成した場合は、当該側面において位置ずれが生じないこととなり、この側面の位置が基準位置となる。また、図2(c)に示すように、開口の幅方向の中心からずれた位置に溝5の底となる頂点を位置させた場合、その頂点の位置が基準位置となる。
このように、溝5の断面形状を三角形状とする場合は、溝5の底となる頂点の位置が基準位置となり、この基準位置が平面視で光素子アレイ2の中心Aを通る直線A1,A2上に位置するように溝5と突起6を形成すればよい。なお、図2(d)に示すように、溝5の断面形状を台形状とする場合は、その側面(傾斜面)を延長した頂点の位置が基準位置となる。
図1に戻り、本実施の形態では、平面視で、光素子アレイ2の中心Aを通り、かつ発光部または受光部2aの配列方向に沿った直線A1上に、光素子アレイ2を挟むように2つ(2セット)の溝5と突起6を形成している。この2つの溝5と突起6により、図1(a)の上下方向における位置決めがなされることになる。
ここで、溝5と突起6の長さが同じであると、図1(a)の左右方向における膨張を許容できず光学部材4や支持部材3の変形の原因となる。そこで、溝5は、その長さが、突起6の長さよりも大きく形成され、溝5の長さ方向において突起6が移動可能とされている。
そのため、直線A1上に形成された2つの溝5と突起6では、図1(a)の上下方向の位置決めがなされるものの、図1(a)の左右方向の位置は規制がなされず、直線A1に沿った方向において支持部材3に対する光学部材4の移動が許容された状態となる。
そこで、光通信モジュール1では、平面視で光素子アレイ2の中心Aを通り、かつ直線A1と直交する直線A2上に、さらに溝5と突起6を形成している。この直線A2上に形成された溝5と突起6により、図1(a)の左右方向における支持部材3に対する光学部材4の位置決めがなされることになる。なお、この直線A2上に形成された溝5も、その長さが突起6の長さより大きく形成され、直線A2に沿った突起6の移動が許容されている。
ここでは、直交する直線A1,A2上に溝5と突起6を形成したが、これに限らず、溝5と突起6は、その基準位置が、平面視で光素子アレイ2の中心Aを通る少なくとも2つ以上の異なる直線上(光素子アレイ2の中心Aから放射状に延びる直線上と換言することもできる)に位置するように、それぞれ形成されていればよい。
このように構成することで、光学部材4が熱により膨張・収縮すると、平面視においては、光学部材4の光素子アレイ2の中心Aと対向する位置(つまりレンズアレイ4aの中心位置)を固定点として放射状に膨張・収縮の変形が行われることとなり、断面視においては、各溝5と突起6の幅方向における移動が規制された状態のまま、支持部材3と光学部材4間の距離が変化するようになる。
図3(a)に示すように、光素子アレイ2の中心A(レンズアレイ4aの中心)を固定点とすることで、光学部材4が熱により膨張・収縮した際の発光部または受光部2aとレンズ4aの位置ずれを極小とすることが可能になる。これに対して、例えば図3(b)に示すように、光素子アレイ2の端部(レンズアレイ4aの端部)を固定点とした場合、固定点とした端部と反対側の端部において発光部または受光部2aとレンズアレイ4aの各レンズとの位置ずれが大きくなり、光通信の特性が悪化してしまう。
以上説明したように、本実施の形態に係る光通信モジュール1では、溝5が開口に向かって幅が広がるよう形成されるか、あるいは、突起6が基端に向かって幅が広がるよう形成され、光学部材4の膨張・収縮時に溝5と突起6の干渉により支持部材3と光学部材4との距離が変化するように構成され、溝5と突起6は、光学部材4の膨張・収縮時に溝5と突起6間で相対的な位置ずれが発生しない幅方向の位置(基準位置)が、平面視で光素子アレイ2の中心Aを通る直線A1,A2上に位置するようにそれぞれ形成され、かつ、溝5と突起6は、平面視で光素子アレイ2の中心Aを通る少なくとも2つ以上の異なる直線A1,A2上にそれぞれ形成されている。
このように構成することで、支持部材3に対する光学部材4の熱による膨張・収縮を許容しつつも、光素子アレイ2の平面視における中心と4つのレンズからなるレンズアレイ4aの平面視における中心を常に対向位置に維持し、光学部材4の光素子アレイ2に対する位置ずれを抑制することが可能になり、光通信の特性の悪化を抑制できる。また、光学部材4に熱による膨張・収縮が光素子等よりも大きい樹脂等の材料を用いることが可能となるため、低コスト化にも寄与する。
さらに、光通信モジュール1では、位置合わせを機械的に行うことが可能であり、光素子アレイ2を動作させることなく簡易に位置合わせを行うことが可能であり、量産性に優れている。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記実施の形態では、溝5と突起6が面で接触する場合を説明したが、図4(a)に示すように、突起6の幅方向の両側端部を先細に形成したり、図4(b)に示すように、突起6を直方体状に形成するなどして、溝5と突起6が線で接触するように構成してもよい。また、図4(c)に示すように、突起6を球形状とするなどして、溝5と突起6が点で接触するように構成してもよい。なお、複数の溝5と突起6は同じ形状である必要はなく、様々な形状の溝5と突起6を混在させることも可能である。
また、図4(d)に示すように、1つの溝5に2つの突起41を嵌合させるよう構成することも可能である。なお、この場合、2つの突起41の間の空間を埋めても同じ作用を奏することから、2つの突起41で1つの突起6に相当するといえる。
また、上記実施の形態では、光素子アレイ2の発光部または受光部2aの配列方向とその垂直方向に沿った直線A1,A2上に溝5と突起6を形成したが、溝5と突起6を形成する位置は、基準位置が平面視で光素子アレイ2の中心Aから放射状に延びる直線上となる位置であれば、適宜選択可能である。例えば、図5(a)に示すように、図1(a)における光素子アレイ2の左側の溝5と突起6を省略してもよいし、図5(b)に示すように、光素子アレイ2の中心Aから120度ごとに延びる3つの直線上に溝5と突起6をそれぞれ形成してもよい。
また、図5(c)に示すように、図1(a)における光素子アレイ2の下側にさらに溝5と突起6を形成して光学部材4の設置の安定性を向上させてもよいし、図5(d)に示すように、図5(c)における光素子アレイ2と溝5および突起6との関係を回転させる(ここでは光素子アレイ2を45度回転させた場合を示している)ことも可能である。なお、図5(a)〜(d)では、図の簡略化のため突起6を省略して描いている。
さらに、上記実施の形態では、溝5または突起6の幅方向の側面をテーパ状とする場合について説明したが、これに限らず、例えば、溝5または突起6の幅方向の側面を円弧状に(所定の曲率で湾曲するように)形成することも勿論可能である。
また、上記実施の形態では、光学部材4の光素子アレイ2に対向する位置にレンズを配置したが、これに限らず、例えばレンズおよび反射板を有しない光学部材を用いて光素子アレイに対向する位置に光ファイバの入出射面を配置してもよい。
1 光通信モジュール
2 光素子アレイ
2a 発光部または受光部
3 支持部材
4 光学部材
4a レンズアレイ
5 溝
6 突起

Claims (7)

  1. 発光素子または受光素子をアレイ状に配置した光素子アレイと、
    前記光素子アレイが載置される支持部材と、
    前記光素子アレイと光学的に接続される複数の光ファイバと、
    前記光素子アレイと前記光ファイバとを光学的に結合させる光学部材と、
    前記支持部材または前記光学部材に形成された複数の溝と、
    前記溝と対応するように前記光学部材または前記支持部材に形成された複数の突起と、を備え、
    前記溝と前記突起とを嵌合させることで、前記光学部材を前記支持部材に載置すると共に、前記光学部材の前記光素子アレイに対する位置決めを行うように構成された光通信モジュールであって、
    前記溝が開口に向かって幅が広がるよう形成されるか、あるいは、前記突起が基端に向かって幅が広がるよう形成され、前記光学部材の膨張・収縮時に前記溝と前記突起の干渉により前記支持部材と前記光学部材との距離が変化するように構成され、
    前記溝と前記突起は、前記光学部材の膨張・収縮時に前記溝と前記突起間で相対的な位置ずれが発生しない幅方向の位置が、平面視で前記光素子アレイの中心を通る直線上に位置するようにそれぞれ形成され、
    かつ、前記溝と前記突起は、平面視で前記光素子アレイの中心を通る少なくとも2つ以上の異なる直線上にそれぞれ形成されている
    ことを特徴とする光通信モジュール。
  2. 前記溝と前記突起の少なくとも一方は、幅方向の断面がV字状に形成され、当該V字状の溝または突起の幅方向の中心位置が、平面視で前記光素子アレイの中心を通る直線上に位置するように形成されている
    請求項1記載の光通信モジュール。
  3. 前記溝と前記突起は、その幅方向の一方の側面が、共に前記支持部材の表面に対して垂直に形成され、当該側面が、平面視で前記光素子アレイの中心を通る直線上に位置するように形成されている
    請求項1記載の光通信モジュール。
  4. 前記溝の底面の長さが、前記突起の基端部の長さよりも大きく形成される
    請求項1〜3いずれかに記載の光通信モジュール。
  5. 前記支持部材は、シリコン基板からなり、
    当該シリコン基板に前記溝が形成される
    請求項1〜4いずれかに記載の光通信モジュール。
  6. 前記光学部材は、前記光素子アレイの各発光部または受光部と対向する位置に形成された複数のレンズからなるレンズアレイを有し、前記光素子アレイからの光の光軸を変換して前記各光ファイバに出射する、あるいは前記各光ファイバからの光の光軸を変換して前記光素子アレイに出射する
    請求項1〜5いずれかに記載の光通信モジュール。
  7. 前記レンズアレイの平面視における中心と前記光素子アレイの平面視における中心とが一致する
    請求項6記載の光通信モジュール。
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