JP5735024B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

本発明は管継手に関し、詳しくは、配管同士の着脱をワンタッチで迅速に行うことが可能な管継手の改良に関する。
従来より、水や油等の流体を高圧をかけることにより移送する配管の間の継手として、配管の着脱をワンタッチで行うことが可能な迅速継手と呼ばれるものが知られている。図3に、従来の迅速継手の一例の一部切欠きの説明図を示す。
図示する継手は、主としてノーズと呼ばれる雄型部材110とボディーと呼ばれる雌型部材120とからなり、各部材の内部に形成された流路111a,111bのそれぞれに、分離状態では相手部材方向に付勢されて流路を閉塞するとともに、ノーズ110をボディー120内に挿入することにより連結された状態では、互いに当接し合って流路を連通させる弁112a,112bを備えている。なお、図中の符号130は、ノーズ110とボディー120との連結および連結解除のためのカラーを示す。このような弁を備えた継手は、例えば、特許文献1にも開示されている。
特開2009−19641号公報
管継手においては、使用圧力が高くなればなるほど、雌型部材と雄型部材との間の結合状態についても耐久性を高める必要がある。かかる観点から、図3に示すように、雌型部材と雄型部材との連結部分の軸方向長さを長く設定する場合がある。図中の(b)に示すように、この場合、ノーズ110の、ボディー120との連結側端部の流路111aの長さが長くなっている。
しかしながら、このような構造では、ノーズ110とボディー120との連結を解除した後に、ノーズ110の、ボディー120との連結側端部の流路111a内に残留する流体が、継手の外部に流出してしまうおそれがあった。流路111aが長くなればなるほど流出量が多くなり、特に流体が油等の場合には、微量の流出であっても作業環境に悪影響を及ぼすため、問題となっていた。
そこで本発明の目的は、上記問題を解消して、雌型部材と雄型部材との連結を解除した後における、雄型部材の流路内に残留する流体の外部への流出を防止して、作業環境性に優れた管継手を提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、弁部材の形状を改良して、雌型部材と雄型部材との連結を解除した際に、雄型部材の流路の、雌型部材との連結側端部を、弁部材が閉塞する構造とすることで、上記課題が解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、内部に流路が形成された雄筒体と、内部に流路が形成されるとともに該雄筒体の先端部が挿入される凹状挿入口を有する雌筒体と、を備える管継手であっ
て、
各筒体の流路内にそれぞれ、大径部を有する弁部材と、該弁部材を他方の筒体側に勢する付勢部材とが配置され、該各筒体の内周面に縮径部が設けられ、
前記雄筒体と前記雌筒体との連結が解除された状態では、前記弁部材の大径部が前記各筒体の縮径部にそれぞれ当接して該各筒体の流路を閉塞し、該雄筒体と該雌筒体とが連結した状態では、各筒体の流路内に配置された前記弁部材同士が互いに押圧しあって該弁部材の大径部と前記各筒体の縮径部とが離間することにより前記各筒体の流路が連通する管継手において、
少なくとも前記雄筒体の内周面に、2箇所の前記縮径部が設けられるとともに、該雄筒体内に配置された前記弁部材が、該雄筒体と前記雌筒体との連結が解除された状態において該2箇所の縮径部でそれぞれ流路を閉塞する2箇所の前記大径部を有する1個の部材よりなり、かつ、該雄筒体の該2箇所の縮径部のうち該雌筒体との連結側に位置する先端側縮径部が、該雄筒体の、該雌筒体との連結側端部に形成されていて、
前記雄筒体の内周面における2箇所の縮径部間の雄筒体の肉厚を薄肉化して流路の内径を広げた薄肉部が設けられ、かつ、該雄筒体と前記雌筒体とが連結した状態において該薄肉部の外径側に位置する部位の該雌筒体にOリングが配置されていることを特徴とするものである。
本発明の管継手においては、前記雄筒体内に配置された前記弁部材の2箇所の大径部のうち、前記雌筒体との連結側とは反対側に位置する大径部、および、該雌筒体内に配置された前記弁部材の大径部の、前記縮径部に当接する部位に、Oリングが設けられていることが好ましい。
本発明によれば、上記構成としたことにより、雌型部材と雄型部材との連結を解除した後における、雄型部材の流路内に残留する流体の外部への流出を防止して、作業環境性に優れた管継手を実現することが可能となった。
本発明の管継手の一例を示す半断面図である。 図1に示す管継手を構成する(a)雄型部材および(b)雌型部材を示す半断面図である。 従来の迅速継手の一例の一部切欠きの説明図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に、本発明の管継手の一例を示す半断面図を示す。また、図2に、図1に示す管継手を構成する(a)雄型部材および(b)雌型部材を示す半断面図を示す。図示するように、本発明の管継手は、一方の配管に接続される雄型部材10と、他方の配管に接続される雌型部材30とにより構成されている。
雄型部材10は雄筒体11を有し、この雄筒体11の内周面11aが、流路L1を形成している。同様に、雌型部材30は雌筒体31を有し、この雌筒体31の内周面31aが、流路L2を形成している。また、雌型部材30には、雌筒体31の、雄型部材10と連結される側の端部に、雄型部材10の雄筒体11が挿入される凹状挿入口31Aが形成されている。かかる雄型部材10と雌型部材30とは、雌筒体31の凹状挿入口31Aに雄筒体11を挿入して、図示する連結機構50を用いるか、または、図示しない螺合などの他の固定手段を用いるなどにより、連結することができる。
雄型部材10および雌型部材30を構成する各筒体11,31の流路L1,L2内には、それぞれ、弁部材12,32が配置されている。弁部材12,32は、流路L1,L2に沿って延びる軸部12a,32aと、他方の筒体側の端部に形成された円錐台状の頭部13,33と、本体部よりも大径に形成された大径部14A,14B,34とを有している。なお、ここで他方の筒体とは、流路L1内に配置された弁部材12については雌筒体31を、流路L2に配置された弁部材32については雄筒体11を意味する。
また、流路L1,L2内には、弁部材12,32を支持する弁支持具15,35が配置されている。この弁支持具15,35は、各筒体11,31の内周面11a,31aに内接するとともに弁部材12,32の軸部12a,32aに外接する第1の円筒部15a,35aと、各筒体11,31の内周面11a,31aには接することなく弁部材12,32の軸部12a,32aに外接する、第1の円筒部15a,35aより小径の第2の円筒部15b,35bと、を有している。弁支持具15,35の第1の円筒部15a,35aの基端縁部は、内周部が各筒体11,31の内周面11a,31aから突出するように内周面11a,31aに嵌め込まれた環状の掛止リング16,36に掛止されている。この掛止は、例えば、C型止め輪、スピロロックス等を利用して行われ、または、内周面11a,31aの一部が縮径してなる突状部を利用して行われていてもよい。
弁支持具15,35は、掛止リング16,36により、各筒体11,31に対し、基端側へは移動不能に固定されている。その一方、弁支持具15,35の第2の円筒部15b,35b内には、弁部材12,32の軸部12a,32aが挿通されている。したがって、軸部12a,32aは、弁支持具15,35によって、軸方向に移動可能に支持された状態となっている。
さらに、流路L1,L2内には、コイル状のスプリング等からなる付勢部材17,37が配置されている。この付勢部材17,37は、弁支持具15,35と弁部材12,32の大径部14A,34との間に介在しており、これにより弁部材12,32は、付勢部材17,37によって他方の筒体側に付勢される。その一方、流路L1,L2を形成する各筒体11,31の内周面11a,31aには、それぞれ軸心側(内径方向)に突出する2箇所ないし1箇所の縮径部18A,18B,38が設けられている。
図示するように、雄筒体11と雌筒体31との連結が解除された状態では、付勢部材17,37により付勢された弁部材12,32の大径部14A,14B,34が、各筒体の縮径部18A,18B,38にそれぞれ当接して、各筒体の流路L1,L2を閉塞する。すなわち、弁部材12,32の大径部14A,14B,34がそれぞれ付勢により他方の筒体側に移動することで、各縮径部18A,18B,38の、他方の筒体側とは反対側の内周面と、大径部14A,14B,34のテーパー面とが当接し、これにより流路L1,L2が塞がれる。
その一方、図示するように、雄筒体11と雌筒体31とが連結された状態では、各筒体の流路L1,L2内に配置された弁部材12,32の頭部13,33同士が互いに押圧しあって、弁部材12,32の大径部14A,14B,34と各筒体の縮径部18A,18B,38とが離間することにより、各流路L1,L2が連通する。すなわち、まず、連結が解除された状態においては、図示するように、雄筒体11内に配置された弁部材12の頭部13の先端は、雄筒体11の内周面に形成された縮径部18A,18Bのうち、雌筒体31との連結側に位置する先端側縮径部18Aの先端面から突出している。その一方、雌筒体31内に配置された弁部材32の頭部33の先端は、雌筒31の内周面に形成された縮径部38の先端面から突出している。また、図示するように、雄型部材10と雌型部材30とを連結する際には、各筒体11,31の内周面11a,31aに形成された縮径部18A,38の先端面同士が突き当たることにより、位置決めが行われる。したがって、雄型部材10と雌型部材30との連結の際には、縮径部18A,38の先端面からそれぞれ突出した各弁部材の頭部13,33が相互に押し合って、各頭部13,33が縮径部18A,38から離れることにより、各流路L1,L2同士が連通することになる。
本発明においては、図示するように、管継手を構成する一対の筒体のうち、少なくとも雄筒体11の内周面に2箇所の縮径部18A,18Bを設けるとともに、この雄筒体11の内部に配置した弁部材12に、これら2箇所の縮径部18A,18Bに当接する大径部14A,14Bを設けており、雄筒体11の2箇所の縮径部18A,18Bのうち雌筒体31との連結側に位置する先端側縮径部18Aを、雄筒体11の、雌筒体31との連結側端部に形成している。雄型部材10と雌型部材30との連結解除時に各筒体内の流路L1,L2を閉塞するためには、各筒体に、内周面の縮径部と弁部材の大径部とが一対設けられていれば足りるが、少なくとも雄筒体11の、雌筒体31との連結側の端部に、内周面の縮径部と弁部材の大径部とをさらに一対設けて、連結解除時には雄筒体11の端部が閉塞されるものとすることで、連結解除後における雄筒体11からの残留流体の漏出を防止することができる。なお、一対の縮径部および大径部の配置箇所を、単に筒体端部に移動させることも考えられるが、この場合、前述したように、使用圧力が高い管継手では、雌型部材と雄型部材との連結部分の軸方向長さが不十分となって、連結状態の耐久性が不十分となってしまう。
ここで、図示するように、雄型部材10内に2箇所の流路閉塞部位を設ける場合、2箇所のそれぞれで当接圧が異なるおそれがあるが、本発明においては、2箇所の流路閉塞部位のうち、雌筒体31との連結側とは反対側に位置する縮径部18Bと大径部14Bとの当接圧を高くして、この部位において流路L1を確実に閉塞させるものとする。これに対し、先端側縮径部18Aと大径部14Aとの当接部については、縮径部18Bと大径部14Bとの当接状態よりも弱い当接状態であってよい。弁部材12の大径部14Aが雄筒体11の内周面11aの先端側縮径部18Aと当接して、蓋をした状態となることで、大径部14Aと先端側縮径部18Aとの間には表面張力が働くので、当接圧が高くなくても、内部に溜まった流体が外部に漏れることを防止できる。かかる観点から、本発明においては図示するように、流路L1,L2を閉塞する大径部14B,34の、対応する縮径部18B,38に当接する部位にOリング19,39を配置して、シール性を向上し、流路L1,L2をより確実に閉塞できるものとすることが好ましい。大径部14B,34へのOリング19,39の配置は、大径部14B,34の、縮径部18B,38に当接する部位に周方向溝を設けて、この周方向溝にOリング19,39を嵌め込むことにより行うことができる。また、図示はしないが、雌型部材側にも、端部からの残留流体の流出防止の目的で、雄側部材と同様に2箇所の流路閉塞部位を設けてもよい。
また、本発明においては、雄筒体11の弁部材12に大径部14Aを設けたことで、雄型部材と雌型部材との連結時における雄筒体と雌筒体との連結部近傍の流路が狭くなって圧力損失が上昇するおそれがあるので、この連結部近傍における流路を確保するために、連結状態において大径部14Aが位置する部位における流路の内径を広げることが好ましい。具体的には、図示するように、雄筒体11の内周面11aにおける2箇所の縮径部18A,18B間の雄筒体11の肉厚を薄肉化して薄肉部41を設け、連結時において大径部14Aが位置する部位の流路の断面積を、他の部分と同程度に確保する。この場合、図示するように、連結時において薄肉部41の外径側に位置する部位にOリング44を配置して、この部位で雄筒体11と雌筒体31とのシールを行うことで、内外径の圧力バランスを取って、薄肉部41の外径にも輸送圧を負担させることができ、薄肉化により強度が低下した薄肉部41の輸送圧による破損を防止することができる。ここで、Oリング44は、雌筒体31の内周面に形成された周方向溝内に配置されており、雄型部材10と雌型部材30との連結時にはOリング44の内周面と雄筒体11の外周面とが当接することで、雄筒体11の外周面と雌筒体31の内周面との間から流体が漏れることが防止される。
さらに、本発明においては耐圧性能の向上を図っている。従来使用されている管継手構造の単体耐圧性能においては、最大使用圧力に対する安全率は確保されているが、誤って使用圧力を超えるような高圧の流体が継手内部に流れ込んだ場合、特に連結が解除された状態で高圧の流体が流れ込むと、特に雄型部材10においては、雄筒体11の肉厚が薄い部分で亀裂が生じたり、破壊されてしまうおそれがあった。よって、本発明においては図示するように、流路L1の内径を小径にして、雄筒体11の肉厚を高めることで、耐圧性能の向上を図っている。ここで、雄筒体11の肉厚を高めると、結果的に流路L1の断面積が小さくなって圧力損失が大きくなるが、本発明においては、筒体の内部に配置する各部材の位置を合わせて流路L1に沿った流路断面積の変化を小さくすることで、圧力が急激に下がる部位をなくして、圧力損失を極力抑えることが可能となる。具体的には、雄筒体自体の外径や、雌筒体との連結部の形状については従来構造と同等とし、雄筒体の内径のみを小径にして、肉厚を高めるとともに流路断面積を低下させることで、耐圧性能の向上を図っている。
本発明において好適には、雄筒体11の内周面11aの縮径部18Bにおける、弁部材12との接触点Pにおける雄筒体の厚みD(=接触点Pにおける雄筒体の外径−雄筒体の内径の距離)を、2.0mm以上、特には2.0〜5.0mmとし、かつ、当該厚みDを有する領域を、接触点Pから雌筒体との連結側への軸方向の長さxで2.0mm以上、特には2.0〜4.0mm延在させるものとする。これにより、誤操作により雄筒体に生じ得る亀裂等を、より確実に防止することが可能となる。
図示する管継手においては、連結機構50を介して、雄型部材10と雌型部材30とが連結されている。図示する連結機構50は、雌筒体31の、雄筒体11との連結側の先端部に、同軸的に、かつ、外接するように配置された連結筒体51を有する。この連結筒体51には、先端側に厚肉部51a、基端側に薄肉部51bが形成されており、この薄肉部51bの内周面と雌筒体31の外周面との間には、コイル状のスプリング等からなる付勢具52が配置されている。この付勢具52は、連結筒体51の厚肉部51aと薄肉部51bとの段差部分に係合して、連結筒体51を先端側に向かい付勢している。
雌筒体31の先端部外周面には、この外周面から突出するように、環状のリングや複数のボール部材等により構成された突部材53が嵌め込まれている。よって、連結筒体51の厚肉部51aが突部材53と係合することにより、付勢具52による連結筒体51の先端側への移動が制限されるので、連結筒体51は、通常は、図示するような状態で保持されている。また、連結機構50はボール部材54を備えており、このボール部材54は、雌筒体31の先端部に形成された孔部42内に配置されている。ボール部材54は、通常は、連結筒体51の肉厚部51aの内周面によって外周側から押圧され、外周側への移動が規制されている。また、孔部42の内周側の内径はボール部材54の外径よりも小さく形成されているので、ボール部材54は、雌筒体31の内周面31aから突出した状態で移動不能となっている。図示する管継手において、ボール部材54および孔部42は、雌筒体31の周方向に適宜間隔をあけて複数設けられている。その一方、連結筒体51の厚肉部51aの内周面には、外力が加わらない状態でボール部材54と当接する位置よりも先端側に、ボール部材54と係合可能な凹部55が設けられている。
かかる連結機構50を用いて雄型部材10と雌型部材30とを連結する際には、まず、付勢具52による付勢に抗して連結筒体51を基端側へ移動させ、連結筒体51の厚肉部51aの内周面に設けられた凹部55をボール部材54の外周側に位置させることで、ボール部材54を外方へ移動可能とする。次に、この状態で、雌筒体31の凹状挿入口31A内に雄筒体11を挿入する。この挿入時において、ボール部材54は外周側へ移動可能とされているので、ボール部材54が挿入の妨げとなることはない。この挿入によって、図示するように、雄筒体11の内周面11aに形成された縮径部18Bの先端面と、雌筒体31の内周面31aに形成された縮径部38の先端面とが突き当たった状態になると、ボール部材54は、雄筒体11の先端部11Aに形成された凹部43内に嵌まり込む。この状態で連結筒体51の基端側への移動を中止することで、連結筒体51は付勢具52により再度先端側に移動して、その厚肉部51aの内周面がボール部材54を外周側から押圧するので、ボール部材54の外方への移動が不能となる。これにより、ボール部材54と凹部43とが係合した状態となって、雄型部材10と雌型部材30とが固定されることで、連結作業が完了する。一方、雄型部材10と雌型部材30との連結の解除についても、同様にして連結機構50を用いて、連結筒体51を移動させることにより行えばよい。
本発明の管継手は、特に、使用圧力50〜100MPa程度の超高圧用途において有用である。
10 雄型部材,11 雄筒体,11a 内周面,12、32 弁部材,12a、32a 軸部,13、33 頭部,14A、14B、34 大径部,15、35 弁支持具,15a、35a 第1の円筒部,15b、35b 第2の円筒部,16、36 掛止リング,17、37 付勢部材,18A、18B、38 縮径部,19、39 Oリング,30 雌型部材,31 雌筒体,31a 内周面,31A 凹状挿入口,41 薄肉部,42 孔部,43 凹部,44 Oリング,50 連結機構,51a 厚肉部,51b 薄肉部,52 付勢具,53 突部材,54 ボール部材,55 凹部,110 雄型部材,111a、111b 流路,120 雌型部材,112a、112b 弁,130 カラー,L1、L2 流路

Claims (2)

  1. 内部に流路が形成された雄筒体と、内部に流路が形成されるとともに該雄筒体の先端部が挿入される凹状挿入口を有する雌筒体と、を備える管継手であって、
    各筒体の流路内にそれぞれ、大径部を有する弁部材と、該弁部材を他方の筒体側に付勢する付勢部材とが配置され、該各筒体の内周面に縮径部が設けられ、
    前記雄筒体と前記雌筒体との連結が解除された状態では、前記弁部材の大径部が前記各筒体の縮径部にそれぞれ当接して該各筒体の流路を閉塞し、該雄筒体と該雌筒体とが連結した状態では、各筒体の流路内に配置された前記弁部材同士が互いに押圧しあって該弁部材の大径部と前記各筒体の縮径部とが離間することにより前記各筒体の流路が連通する管継手において、
    少なくとも前記雄筒体の内周面に、2箇所の前記縮径部が設けられるとともに、該雄筒体内に配置された前記弁部材が、該雄筒体と前記雌筒体との連結が解除された状態において該2箇所の縮径部でそれぞれ流路を閉塞する2箇所の前記大径部を有する1個の部材よりなり、かつ、該雄筒体の該2箇所の縮径部のうち該雌筒体との連結側に位置する先端側縮径部が、該雄筒体の、該雌筒体との連結側端部に形成されていて、
    前記雄筒体の内周面における2箇所の縮径部間の雄筒体の肉厚を薄肉化して流路の内径を広げた薄肉部が設けられ、かつ、該雄筒体と前記雌筒体とが連結した状態において該薄肉部の外径側に位置する部位の該雌筒体にOリングが配置されていることを特徴とする管継手。
  2. 前記雄筒体内に配置された前記弁部材の2箇所の大径部のうち、前記雌筒体との連結側とは反対側に位置する大径部、および、該雌筒体内に配置された前記弁部材の大径部の、前記縮径部に当接する部位に、Oリングが設けられている請求項1記載の管継手。
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