JP6535455B2 - 管継手及び管継手の製造方法 - Google Patents

管継手及び管継手の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、雄型の雄継手と雌型の雌継手とを備え、内部に流路の構成された管継手に関する。
従来から、水や油等の流体を高圧下で移送するホース間の管継手として、バルブを用いた迅速継手が知られている。
この迅速継手は、雄型の雄継手と雌型の雌継手とで構成されており、雄継手と雌継手にはそれぞれ流路部が形成されている。雄継手と雌継手の流路部には、それぞれバルブが設けられており、それぞれのバルブの先端を対向させるように配置している。各バルブは、スプリングにより軸方向に移動可能となっており、流路部を閉塞及び開放することができる。
雄継手を雌継手に挿入すると、それぞれのバルブが突き合わされ、バルブがそれぞれスプリングの力に抗して軸方向に押し込まれる。これにより、雄継手と雌継手の流路部が開放され、流路部を流体が通過することになる(例えば特許文献1を参照)。
特許第4346325号公報
特許文献1に記載の管継手では、バルブに形成された内側路を開閉可能な内蔵バルブを備え、内蔵バルブを移動させることにより雄継手内又は雌継手内に残った残圧を内側路から逃がすことによって、作業員が手で容易に雄継手を雌継手に連結することができるようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の管継手では、内蔵バルブの移動を規制するストッパーや内蔵バルブに当接する連通体等、内蔵バルブとは別体の複数の部材を備えており、部品点数が多く管継手の組み立てが容易ではない。
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、部品点数を削減でき組み立てが容易な管継手及び管継手の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る管継手は、筒状とされ、筒内の流路を開閉する第1開閉弁が前記流路に沿って移動可能に配置されている雄継手と、筒状とされ、前記雄継手が挿入される凹状挿入部を有し、前記雄継手が前記凹状挿入部に挿入された際に前記第1開閉弁に当接して筒内の流路を開閉する第2開閉弁が前記流路に沿って移動可能に配置されている雌継手と、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の互いの先端に形成された当接面の少なくとも一方に形成された凹部と、前記第1開閉弁又は前記第2開閉弁の軸線に沿って形成され、前記凹部の底部に連通し、前記凹部の内径より内径が小さい連通孔と、前記凹部に収容され、球体状の弁体及び前記弁体を付勢するスプリングを備えるサブバルブと、前記凹部の周縁に一体成形され、前記スプリングで付勢された前記弁体が当接して前記弁体の先端を前記当接面から突出させた状態で保持する保持部と、を備え、前記第1開閉弁と前記第2開閉弁とを突合せる際に、前記弁体が押圧され、前記弁体と前記保持部との間に隙間が形成される。
上記構成によれば、第1開閉弁及び第2開閉弁には互いに当接する当接面がそれぞれ設けられており、当接面の少なくとも一方に形成された凹部に弁体及びスプリングを備えるサブバルブが収容され、保持部によってサブバルブの弁体が先端を当接面から突出させた状態で保持されている。このため、サブバルブを凹部内に押し込んでサブバルブを開くことにより、凹部の底部に連通した連通孔を通して雄継手内又は雌継手内に残った残圧を逃がすことができる。
ここで、連通孔の内径は凹部の内径より小さいため、サブバルブのスプリングは凹部の底部に保持される。また、サブバルブの弁体は、凹部の周縁に一体成形された保持部によって保持される。このため、サブバルブを保持するために別体の部材を備える必要がなく、部品点数を削減することができる。
本発明の請求項2に係る管継手は、請求項1に記載の管継手であって、前記保持部の前記弁体との当接部は、前記弁体の形状に沿って湾曲している。
上記構成によれば、保持部の弁体との当接部が弁体の形状に沿って湾曲しているため、保持部と弁体との間に隙間が空く虞が少なくなり、サブバルブのシール性を向上させることができる。
本発明の請求項3に係る管継手は、請求項1又は2に記載の管継手であって、前記第1開閉弁の硬度は、前記弁体の硬度に比べて低くされている。
上記構成によれば、第1開閉弁の硬度が弁体の硬度に比べて低くされているため、第1開閉弁に形成された保持部を弁体に沿って変形させることが容易となる。
本発明の請求項4に係る管継手の製造方法は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の管継手の製造方法であって、前記第1開閉弁又は前記第2開閉弁の前記当接面の前記凹部の周縁から軸方向に沿って垂直に突出する前記保持部を形成し、前記凹部に前記サブバルブを収容し、その後、前記当接面を前記第1開閉弁又は前記第2開閉弁の軸方向に押圧することにより、前記保持部を前記凹部の径方向内側方向へと変形させ、前記当接面を平坦にする
上記構成によれば、凹部の周縁から軸方向に沿って垂直に突出する保持部を形成し、凹部にサブバルブを収容した後、当接面を押圧することにより保持部を凹部の径方向内側方向へと変形させ、当接面を平坦にする。つまり、保持部を変形させるだけで、サブバルブを凹部内に収容した状態で保持することができる。このため、容易に管継手を組み立てることができる。
本発明の請求項5に係る管継手の製造方法は、請求項4に記載の管継手の製造方法であって、前記保持部を前記凹部の径方向内側方向へと変形させた後、前記弁体を前記保持部へ押圧することにより、前記保持部の前記弁体との当接部を前記弁体の形状に沿って湾曲させている。
上記構成によれば、弁体を保持部へ押圧することによって保持部の弁体との当接部を弁体の形状に沿って湾曲させるため、容易に保持部の形状を弁体の形状に沿わせることができる。
本発明によれば、部品点数を削減でき組み立てが容易な管継手及び管継手の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る管継手であって、雄継手と雌継手が分離されている状態を示す半裁断面図である。 本発明の実施形態に係る管継手であって、雄継手と雌継手が連結されている状態を示す半裁断面図である。 本発明の実施形態に係る管継手の移動バルブを示す断面図である。 (A)〜(E)は本発明の実施形態に係る管継手の移動バルブの組み立て工程を示す工程図である。
以下、本発明の管継手の実施形態について図面に基づいて説明する。
(全体の構成)
図1、図2に示すように、管継手10はいわゆる迅速継手(カップラー)であり、雄型金具である雄継手12と、雌型金具である雌継手32とを備えている。雄継手12は図示しない一方の配管に接続され、雌継手32は図示しない他方の配管に接続されている。
雌継手32の外周面には、雌継手32と雄継手12とを連結するためのスリーブ60が設けられている。また、雄継手12と雌継手32には、それぞれ先端を対向させた第1開閉弁としての移動バルブ14、及び第2開閉弁としての移動バルブ34が設けられている。
雄継手12は略円筒状とされた雄継手本体13を備えており、雄継手本体13の内周側には、流体が通過可能で移動バルブ14によって開閉される流路26が形成されている。また、雄継手本体13の内部には係止部材16が嵌め込まれ、この係止部材16にスプリング18を介して移動バルブ14が軸方向に移動可能に保持されている。なお、移動バルブ14側が、後述する雌継手32の凹状挿入部50に挿入される。
係止部材16は、雄継手本体13の溝に嵌め込まれた止めリング20に係止されることにより雄継手本体13内で軸方向に固定されており、係止部材16には、スプリング18の内側面を支持する規制部16Aが設けられている。また、雄継手本体13の先端には、内径が徐々に縮径された縮径部22が形成されている。
移動バルブ14は、先端側が縮径部22の形状に沿って徐々に縮径しており、縮径部22と接触する位置にゴム製のリング状のシール部材24が設けられている。移動バルブ14は、スプリング18によって縮径部22に押圧され、シール部材24が縮径部22に接触している。
移動バルブ14の先端には、当接面15Aを有する突部15が形成されており、突部15が雄継手本体13の先端より軸方向に突出している。この突部15は、当接面15Aが雌継手32側の移動バルブ34の突部35の当接面35Aに突き当てられるように構成されている。
また、雄継手本体13の外周には、凹状挿入部50内に挿入されたときに、後述する硬球58を受ける溝状の凹部13Aが形成されている。この凹部13A内に硬球58が納まることによって、雄継手12が凹状挿入部50内で固定される。
一方、雌継手32は略円筒状とされ、内部に移動バルブ34によって開閉される流路76が構成されている。また、雌継手32には、雄継手12が挿入される凹状挿入部50が形成されている。凹状挿入部50の奥側には、雌継手本体33の内部に係止部材36が嵌め込まれ、この係止部材36にスプリング38を介して移動バルブ34が軸方向に移動可能に保持されている。
係止部材36は、雌継手本体33の溝に嵌め込まれた止めリング40に係止されることにより雌継手本体33内で軸方向に固定されており、係止部材36には、スプリング38の内側面を支持する規制部36Aが設けられている。また、凹状挿入部50の挿入口側には、雌継手本体33の内径が徐々に縮径された縮径部42が形成されている。
移動バルブ34は、先端側が縮径部42の形状に沿って徐々に縮径しており、縮径部42と接触する位置にゴム製のリング状のシール部材44が設けられている。移動バルブ34は、スプリング38によって縮径部42に押圧され、シール部材44が縮径部42に接触している。
移動バルブ34の先端には、当接面35Aを有する突部35が形成されており、この突部35は、当接面35Aが雄継手12側の移動バルブ14の突部15の当接面15Aに突き当てられるように構成されている。また、凹状挿入部50の内部では、縮径部42より先端側が拡径しており、その拡径部に環状の溝部46が形成され、この溝部46内にOリング48が嵌め込まれている。
スリーブ60は、円筒状とされ、雌継手32の雄継手12との連結側に外装されている。スリーブ60の内側では、雌継手本体33の外周面に段部52が形成されており、この段部52に径方向外側方向に拡大する台形断面の孔54が同一周面上に複数形成されている。複数の孔54内には、それぞれ固定部材としての硬球58が納められている。硬球58は、例えば、ステンレス鋼で形成することができる。
また、スリーブ60の内周側には、段部52に対向して段部64が形成されており、段部52と段部64との間には、コイルスプリング62が嵌められている。スリーブ60は軸方向に移動可能とされており、コイルスプリング62によって雄継手12側(図1における左方向)に付勢されている。
さらに、段部52の先端側には周溝56が形成されている。周溝56には止めリング68が装着されており、周溝56と対向するスリーブ60の拡径部74に、止めリング68の外周を突出させることで、スリーブ60の抜けが防止されている。
また、雌継手本体33には、ロック固定用ねじ孔33Aが構成されており、ロック固定用ねじ孔33Aにはロック部材78が螺合されている。一方、スリーブ60の一方の配管側(図1における右側)の一端辺72Aには、ロック部材78が挿入される解除溝66が形成されている。
スリーブ60の内周には、硬球58の当たり面となる内周面70が構成されており、内周面70は、段部64の内径よりも小さい内径になるように形成されている。図1に示すように、スリーブ60を雌継手本体33に対して他方の配管側(図1における右方向)へ移動させると、硬球58は拡径部74に対応する位置に配置される。
このとき、硬球58は、雌継手本体33の内周から突出しないように径方向外側へ移動可能となる。硬球58が雌継手本体33の径方向外側へ移動すると、硬球58が凹部13Aから外れて雄継手12と雌継手32の抜け方向の相対移動が許容され、互いの離脱が維持される。このときのスリーブ60の位置を離脱位置P2とする。
一方、図2に示すように、硬球58が内周面70に当たっているときには、硬球58は雌継手本体33の径方向内側へ押されて、雌継手本体33の内周面から内側へ突出する。雄継手12が凹状挿入部50に挿入されて硬球58が凹部13A内に収まっているときに、硬球58が内周面70により押されると、雄継手12と雌継手32の抜け方向の相対移動が阻止され、雄継手12が凹状挿入部50内で固定される。このときのスリーブ60の位置を固定位置P1とする。
なお、スリーブ60は、通常時にはコイルスプリング62に付勢されて固定位置P1に配置されている。このとき、スリーブ60を周方向に回転させて解除溝66の周方向における位置をロック部材78の位置からずらすことにより、スリーブ60の離脱位置P2へ向かう方向(図2における右方向)への移動を阻止して雌継手32と雄継手12の分離を抑制することができる。
(移動バルブの構成)
図3に示すように、移動バルブ14の突部15の当接面15Aには、円筒状の凹部80が形成されており、凹部80には、サブバルブ82が収容されている。
サブバルブ82は、球体状の弁体84、及び弁体84を当接面15A方向に付勢するスプリング86を備えており、スプリング86の一端が凹部80の底部80Aに当接されている。なお、弁体84は、ステンレス鋼等の硬質材料で構成されており、弁体84の直径は凹部80の内径より小さくされている。
また、凹部80の周縁部分には、凹部80の径方向内側へと突出する保持部88が全周に亘って一体成形されている。保持部88の当接部88Aに弁体84が当接することにより、先端が当接面15Aから突出した状態で弁体84が凹部80内に保持されて弁体84の凹部80からの抜けが防止されている。
なお、保持部88の当接部88Aは弁体84の形状に沿って湾曲している。また、移動バルブ14及び移動バルブ14と一体成形されている保持部88は、JIS Z2244に規定されるビッカース硬さが弁体84を構成しているステンレス鋼等の硬質材料より低い材料で構成されており、例えば、JIS G4051に規定されるS20C等の機械構造用炭素鋼鋼材で構成されている。
また、移動バルブ14内には、移動バルブ14の軸線に沿って流路としての連通孔90が形成されている。連通孔90の一端は凹部80の底部80Aに連通しており、他端は移動バルブ14の当接面15Aとは反対側の端部に連通している。なお、連通孔90の内径は凹部80の内径より小さくされている。
(移動バルブの製造方法)
次に、移動バルブ14の凹部80内にサブバルブ82を収容する方法について説明する。まず、サブバルブ82を収容する前には、図4(A)に示すように、凹部80周縁部分の保持部88は、移動バルブ14の当接面15Aから垂直方向に突出している。
次に、図4(B)に示すように、スプリング86、弁体84の順でサブバルブ82を移動バルブ14の凹部80に収容する。そして、図4(C)に示すように、移動バルブ14を治具92で保持し、プレス治具94にて当接面15Aを移動バルブ14の軸方向に所定の荷重で押圧する。
このとき、保持部88はプレス治具94によって押圧されて、凹部80の径方向内側方向へと変形する。保持部88が変形することにより、図4(D)に示すように、保持部88の当接部88Aと弁体84とが当接し、サブバルブ82の凹部80からの抜けが防止される。
その後、図4(E)に示すように、移動バルブ14の当接面15Aを治具96で保持し、連通孔90側から凹部80内にプレス治具98を挿入して弁体84を保持部88の当接部88Aへ所定の荷重で押圧する。
このとき、保持部88は弁体84より硬度の低い材料で構成されているため、保持部88の当接部88Aは弁体84の形状に沿って湾曲形状に変形する。以上の工程によって凹部80内にサブバルブ82が収容された移動バルブ14が製造される。
(作用、効果)
雄継手12と雌継手32とを連結する際には、図1に示すように、スリーブ60をコイルスプリング62の力に抗して離脱位置P2に配置した後、雄継手12を凹状挿入部50内に挿入して移動バルブ14の当接面15Aと移動バルブ34の当接面35Aとを突き合わせる。
移動バルブ14と移動バルブ34の当接面15A、35A同士を突き合わせる際、移動バルブ14の当接面15Aから突出しているサブバルブ82の弁体84が移動バルブ34の当接面35Aによって押圧されてスプリング86の力に抗して一方の配管側(図1における左方向)に移動する。
このとき、弁体84が保持部88の当接部88Aから離間して弁体84と当接部88Aとの間に隙間が形成され、雄継手12内に残った残圧が連通孔90を通して弁体84と当接部88Aとの間の隙間から雄継手12外へと逃がされる。
その後、雄継手12をさらに奥へと挿入していくと、移動バルブ14、34の突部15と突部35が押圧され、移動バルブ14、34はそれぞれスプリング18、38の力に抗して押し込まれる。その後、図2に示すように、スリーブ60をコイルスプリング62の力により固定位置P1に戻すと、雌継手32と雄継手12とが連結される。
この状態では、移動バルブ14のシール部材24と縮径部22との間、及び移動バルブ34のシール部材44と縮径部42との間に隙間が形成され、雄継手12と雌継手32の流路26、76が連通する。そして、この流路26、76を圧力下で流体が通過する。
なお、雄継手12と雌継手32を分離すると、図1に示すように、流路26、76がシール部材24と縮径部22との当り面、及びシール部材44と縮径部42との当り面で再びシールされる。また、保持部88の当接部88Aと弁体84とが当接して凹部80(連通孔90)がシールされる。
本実施形態の管継手10では、移動バルブ14の当接面15Aに形成された凹部80に収容されたサブバルブ82を備えている。このため、サブバルブを凹部80内に押し込んでサブバルブ82を開くことにより、凹部80の底部80Aに連通した連通孔90を通して雄継手12内に残った残圧を逃がすことができる。
ここで、連通孔90の内径は凹部80の内径より小さいため、サブバルブ82のスプリング86は凹部80の底部80Aに保持され、連通孔90内にサブバルブ82が入り込む虞は少ない。また、サブバルブ82の弁体84は、凹部80の周縁部分に一体成形された保持部88によって保持される。つまり、移動バルブ14のみによってサブバルブ82を保持することができ、別体の保持部材を備える必要がないため、部品点数を削減することができる。
また、移動バルブ14の硬度が弁体84の硬度に比べて低くされており、弁体84を保持部88へ押圧することによって保持部88の当接部88Aを弁体84の形状に沿って湾曲させている。このため、保持部88の当接部88Aの形状を弁体84の形状に容易に沿わせることができるとともに、保持部88と弁体84との間に隙間が空く虞が少なくなり、サブバルブ82のシール性を向上させることができる。
さらに、凹部80にサブバルブ82を収容した後、プレス治具94で保持部88を押圧して変形させることにより、保持部88によって凹部80内でサブバルブ82を保持している。つまり、サブバルブ82を凹部80に収容して凹部80内で保持する際に、移動バルブ14を分解したり、保持部88を移動バルブ14とは別体にする必要がないため、容易に管継手10を組み立てることができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明について実施形態の一例を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
例えば、サブバルブ82は雄継手12の移動バルブ14にのみ設けられていたが、雌継手32側に残圧が残りやすい場合には移動バルブ34に設けてもよい。
また、プレス治具94によって保持部88を凹部80の径方向内側方向へと変形させた後、プレス治具98によって保持部88の当接部88Aを湾曲形状に変形させていたが、プレス治具94、98を同時に用いて押圧することにより、保持部88の変形と当接部88Aの変形とを同時に行ってもよい。なお、サブバルブ82によるシール性が十分確保できる場合には、保持部88の当接部88Aを弁体84の形状に沿って湾曲させなくてもよい。
10 管継手
12 雄継手
14 移動バルブ(第1開閉弁)
15A、35A 当接面
26、76 流路
32 雌継手
34 移動バルブ(第2開閉弁)
50 凹状挿入部
80 凹部
80A 底部
82 サブバルブ
84 弁体
86 スプリング
88 保持部
88A 当接部
90 連通孔

Claims (5)

  1. 筒状とされ、筒内の流路を開閉する第1開閉弁が前記流路に沿って移動可能に配置されている雄継手と、
    筒状とされ、前記雄継手が挿入される凹状挿入部を有し、前記雄継手が前記凹状挿入部に挿入された際に前記第1開閉弁に当接して筒内の流路を開閉する第2開閉弁が前記流路に沿って移動可能に配置されている雌継手と、
    前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の互いの先端に形成された当接面の少なくとも一方に形成された凹部と、
    前記第1開閉弁又は前記第2開閉弁の軸線に沿って形成され、前記凹部の底部に連通し、前記凹部の内径より内径が小さい連通孔と、
    前記凹部に収容され、球体状の弁体及び前記弁体を付勢するスプリングを備えるサブバルブと、
    前記凹部の周縁に一体成形され、前記スプリングで付勢された前記弁体が当接して前記弁体の先端を前記当接面から突出させた状態で保持する保持部と、
    を備え、
    前記第1開閉弁と前記第2開閉弁とを突き合せる際に、前記弁体が押圧され、前記弁体と前記保持部との間に隙間が形成される、管継手。
  2. 前記保持部の前記弁体との当接部は、前記弁体の形状に沿って湾曲している、請求項1に記載の管継手。
  3. 前記第1開閉弁又は前記第2開閉弁の硬度は、前記弁体の硬度に比べて低くされている、請求項1又は2に記載の管継手。
  4. 前記第1開閉弁又は前記第2開閉弁の前記当接面の前記凹部の周縁から軸方向に沿って垂直に突出する前記保持部を形成し、
    前記凹部に前記サブバルブを収容し、
    その後、前記当接面を前記第1開閉弁又は前記第2開閉弁の軸方向に押圧することにより、前記保持部を前記凹部の径方向内側方向へと変形させ、前記当接面を平坦にする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の管継手の製造方法。
  5. 前記保持部を前記凹部の径方向内側方向へと変形させた後、前記弁体を前記保持部へ押圧することにより、前記保持部の前記弁体との当接部を前記弁体の形状に沿って湾曲させる、請求項4に記載の管継手の製造方法。
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