JP3081569U - ガス栓 - Google Patents

ガス栓

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JP3081569U JP2001002743U JP2001002743U JP3081569U JP 3081569 U JP3081569 U JP 3081569U JP 2001002743 U JP2001002743 U JP 2001002743U JP 2001002743 U JP2001002743 U JP 2001002743U JP 3081569 U JP3081569 U JP 3081569U
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幹夫 出岡
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岐阜富士工器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主弁体によるガス流路のシール性を向上する
ことのできるガス栓を提供する。 【解決手段】 ガス栓本体20と作動弁体4と主弁体7
と作動弁体用ばね11と主弁体用ばね8とを備える。ガ
ス栓本体20にガス流路21及びプラグ部31を設け
る。作動弁体4は、プラグ部31に対するソケット部3
2の接続及び接続の解除によってガス流路を開閉可能に
設ける。主弁体7は、作動弁体4の開閉に連動してガス
流路を開閉可能に設ける。作動弁体用ばね11は、作動
弁体4を閉止方向に付勢可能に設ける。主弁体用ばね8
は、主弁体7を閉止方向に付勢可能に設ける。ガス栓本
体20には、主弁体7の軸方向の移動によってその主弁
体7の軸方向に開閉される弁座部10aを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ガス栓(ガスコンセントとも呼ばれている)に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガス栓の従来例には、例えば実開平2−72871号公報に開示されたものが ある。その公開公報のガス栓を図5及び図6により述べる。図5はガス栓を迅速 継手の非接続状態で示す断面図、図6はガス栓を迅速継手の接続状態で示す断面 図である。
【0003】 ガス栓は、ガス栓本体120と作動弁体104と主弁体107と作動弁体用ば ね111と主弁体用ばね108とを備える。 ガス栓本体120には、ガスを流通可能なガス流路121、及び、そのガス流 路121の接続側の端部において迅速継手のソケット部132を接続可能なプラ グ部131が設けられる。作動弁体104は、前記プラグ部131内に対する前 記迅速継手のソケット部132の接続(図6参照)及び接続の解除(図5参照) によって前記ガス流路121を開閉可能に設けられる。主弁体107は、前記作 動弁体104の開閉に連動して前記ガス流路121を開閉可能に設けられる。作 動弁体用ばね111は、作動弁体104を常には閉止方向(図5において左方) に付勢可能に設けられる。主弁体用ばね108は、主弁体107を常には閉止方 向(図5において左方)に付勢可能に設けられる。
【0004】 図5に示すように、ガス栓本体120のプラグ部131に迅速継手のソケット 部132が接続されていない状態(図5参照)では、主弁体用ばね108の付勢 によって主弁体107が閉止位置に保持されるとともに、作動弁体用ばね111 の付勢によって作動弁体104が閉止位置に保持される。 また、ガス栓本体120のプラグ部131に迅速継手のソケット部132が接 続されると(図6参照)、ソケット部132内に設けられている軸部132aに よって、作動弁体104が作動弁体用ばね111の付勢力に抗して開放されると ともに、それに連動して主弁体107が主弁体用ばね108の付勢力に抗して開 放される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来のガス栓にあっては、主弁体107とガス栓本体120との間が、主弁体 107の外周面107Aとガス流路121の壁面121Aとの気密的な接触によ ってシールする構成となっている。 しかしながら、主弁体107が摺動によってガス流路121を開閉することか ら、主弁体107の外周面107Aとガス流路121の壁面121Aとの間には 少なからず隙間が存在することになる。したがって、主弁体107によるガス流 路121のシール性が低いという問題点があった。
【0006】 本考案は上記した問題点を解決するためになされたものであって、本考案が解 決しようとする課題は、主弁体によるガス流路のシール性を向上することのでき るガス栓を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、実用新案登録請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするガス 栓により解決することができる。 すなわち、請求項1に記載されたガス栓によると、ガス栓本体のプラグ部に迅 速継手のソケット部が接続されていない状態では、主弁体用ばねの付勢によって 主弁体が閉止位置に保持されるとともに、作動弁体用ばねの付勢によって作動弁 体が閉止位置に保持される。 また、ガス栓本体のプラグ部に迅速継手のソケット部が接続された状態では、 作動弁体が作動弁体用ばねの付勢力に抗して開放されるとともに、その作動弁体 の開放に連動して主弁体が主弁体用ばねの付勢力に抗して開放される。 しかして、ガス栓本体には、主弁体の軸方向の移動によってその主弁体の軸方 向の当接により閉止されかつ軸方向の離隔により開放される主弁体用弁座部を備 えている。このため、主弁体用弁座部に主弁体が軸方向に当接することによって ガス流路が閉止される。したがって、ガス流路の壁面とその壁面に対して摺動す る主弁体の外側面との間の隙間の寸法精度に左右されることなく、ガス栓本体の ガス流路を閉止することができるので、主弁体によるガス流路のシール性を向上 することができる。
【0008】 また、請求項2に記載されたガス栓によると、ガス栓本体内に固定される弁座 部材に主弁体用弁座部を形成したことにより、ガス栓本体内に主弁体用弁座部を 直接的に形成する場合に比べて、ガス栓本体内に主弁体用弁座部を容易に形成す ることができる。
【0009】 また、請求項3に記載されたガス栓によると、主弁体及び/又は主弁体用弁座 部に設けられたシール部材によって、主弁体によるガス流路のシール性を向上す ることができる。
【0010】 また、請求項4に記載されたガス栓によると、シール部材のほぼ平坦面のシー ル面に対する主弁体又は前記主弁体用弁座部の断面先鋭状の当接部分の当接によ って、主弁体によるガス流路のシール性を向上することができる。
【0011】 また、請求項5に記載されたガス栓によると、主弁体及び/又はガス栓本体に 設けた補助シール部によって、主弁体とガス栓本体との間が主弁体の軸方向に交 差する方向に関してもシールされる。このため、主弁体によるガス流路のシール 性をより一層向上することができる。 さらに、補助シール部は、主弁体の軸方向の移動による主弁体用弁座部の開放 後に開放されまたその主弁体の閉止前に閉止される。したがって、主弁体が段階 的に開放あるいは閉止されることにより、主弁体のスムーズな開閉動作を得るこ とができる。
【0012】
【考案の実施の形態】 本考案の一実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1はガス栓を示す 正面図、図2は図1のII−II線断面図、図3はガス栓を迅速継手の接続状態 で示す断面図、図4はガス栓を迅速継手の接続途中の状態で示す断面図である。
【0013】 図2に示すように、ガス栓は、ガス栓本体20と作動弁体4と主弁体7と作動 弁体用ばね11と主弁体用ばね8とを備えている。 以下、順に説明する。 まず、ガス栓本体20を説明する。図2に示すように、ガス栓本体20は、ガ スを流通可能なほぼL型状のガス流路21を形成するもので、本体管部材1と接 続管部材2とプラグ管部材3とにより構成されている(図1参照)。 本体管部材1は、ほぼエルボ形状に形成されている。 接続管部材2は、本体管部材1の一端部(図2において下端部)に外嵌状にね じ付けられている。接続管部材2には、例えば上流側配管が接続される。また、 接続管部材2内には、図示は省略するが、周知の過流出防止弁(例えば、実開平 3−118371号公報参照)が組込まれるようになっている。なお、過流出防 止弁は、主弁体7(後述する)の閉止動作によってリセット可能に設けられてい る。
【0014】 前記プラグ管部材3は、本体管部材1の他端部(図2において左端部)に内嵌 状にねじ付けられている。プラグ管部材3の先端部には、迅速継手のソケット部 32を接続可能なプラグ部31が設けられている(図3参照)。なお、プラグ管 部材3の先端部は、本明細書でいう「ガス流路の接続側の端部」に相当する。 プラグ部31の内周面には、先端に向かって先細り状をなすテーパー面からな る弁座面3aが形成されている。 また、前記迅速継手は、ソケット部32とプラグ部31との組合わせによって 構成されるものであり、周知の構成のものであるから、その詳細な説明は省略す る。また、ソケット部32は、その軸心部に突出する軸部32aを有している。
【0015】 前記本体管部材1には、前記接続管部材2との間をシールする2個のOリング 19が装着されているとともに、接続管部材2の抜けを防止するための止めリン グ13が装着されている。 前記プラグ管部材3には、前記本体管部材1との間をシールする1個のOリン グ15が装着されている。また、プラグ管部材3には、主弁体7の弁板部7a( 後述する)との間を弾性的にシールするOリング16が装着されている。なお、 Oリング16は、主弁体7(後述する)とガス栓本体20との間を主弁体7の軸 方向に交差する方向すなわち径方向に関してシールするものであり、本明細書で いう「補助シール部」に相当する。
【0016】 しかして、前記プラグ管部材3の奥部(図2において右端部)内には、ほぼ円 筒状の弁座部材10が内嵌状にねじ付けられている。弁座部材10の奥部の端部 は、先方(図2において右方)に向かって外径を次第に小さくするように形成さ れており、断面先鋭状に形成されている。そして、弁座部材10の断面先鋭状の 端部が主弁体用弁座部10aとなっている。主弁体用弁座部10aは、主弁体7 の弁板部7aのシール部材9(後述する)に当接可能になっている。なお、主弁 体用弁座部10aは本明細書でいう「シール部材のシール面に当接する当接部分 」に相当する。 また、弁座部材10には、前記プラグ管部材3との間を弾性的にシールするO リング17が装着されている。
【0017】 次に、作動弁体4を説明する。図2に示すように、作動弁体4は、ほぼ円錐台 状をなす作動弁部4aと、その作動弁部4aの大径側端面(図2において右端面 )に同軸状に連続するほぼ円筒状の連動筒部4bとを有している。 また、連動筒部4bには、ガイド部材5が外嵌状に嵌合されている。ガイド部 材5は、連動筒部4bに嵌合されて作動弁部4aに当接されたほぼ円環状の内リ ング部5aと、その内リング部5aに対しスポーク状の適数本(例えば、4本) の連結部5cを介して二重環状に連結された外リング部5bとを有している。
【0018】 前記ガイド部材5を備えた作動弁体4は、前記プラグ管部材3内に配置されて いる。そして、ガイド部材5(詳しくは、外リング部5b)は、前記プラグ管部 材3の内周面に対し軸方向に摺動可能に嵌合されている。 作動弁体4の連動筒部4bは、前記弁座部材10内に同心状に位置されている 。連動筒部4bは、主弁体7のガイド軸部7c(後述する)に対し軸方向に摺動 可能に嵌合されている。なお、連動筒部4bは、前記主弁体7の弁板部7a(後 述する)に当接可能になっている。また、連動筒部4bと弁板部7aとの間には 、作動弁体4と主弁体7との閉止状態において所定の間隔が形成される(図2参 照)。
【0019】 前記作動弁体4の作動弁部4aは、作動弁体4の軸方向の移動によって前記プ ラグ管部材3の弁座面3aに対する当接によりガス流路21を閉止しかつ離隔に よりガス流路21を開放する。また、作動弁部4aには、閉止時において、プラ グ管部材3の弁座面3aとの間を弾性的にシールするOリング18が装着されて いる。
【0020】 さらに、前記作動弁部4aは、前記プラグ管部材3のプラグ部31に対する前 記迅速継手のソケット部32の接続時にそのソケット部32の軸部32aが当接 可能になっている(図3及び図4参照)。作動弁体4の作動弁部4aは、迅速継 手のソケット部32の軸部32aの当接によりガス流路21を開放し(図3参照 )、かつ、その軸部32aに離隔によりガス流路21を閉止する(図1参照)。 すなわち、作動弁体4は、ガス流路21において前記プラグ部31に対する前記 迅速継手のソケット部32の接続及び接続の解除によって前記ガス流路を開閉可 能に設けられている。
【0021】 次に、主弁体7を説明する。図2に示すように、主弁体7は、ほぼ円板状をな す弁板部7aと、その弁板部7aの一端面(図2において右端面)に同軸状に連 続するほぼ円筒状の摺動筒部7bと、その弁板部7aの他端面(図2において左 端面)に同軸状に連続するほぼ円柱状のガイド軸部7cとを有している。 摺動筒部7bは、弁板部7aの外径よりも大きい外径を有している。摺動筒部 7bの弁板部7a側の端部の外周面には、前記弁板部7aの外周面に向かって先 細り状をなすテーパー面(符号省略)が形成されている。 弁板部7aのガイド軸部7c側の端面にはほぼ円環状の凹所(符号省略)が同 心状に形成されており、その凹所にほぼ円環板状の弾性を有するシール部材9が 嵌め付けられている。シール部材9の両端面は平坦面をなしており、そのうちガ イド軸部7c側の端面がシール面9aとなっている。
【0022】 前記主弁体7の摺動筒部7bは、前記ガス栓本体20の本体管部材1のガス流 路21に対し、その壁面に沿って前記プラグ管部材3の軸線方向(図2において 左右方向)に摺動可能に組込まれている。
【0023】 次に、作動弁体用ばね11を説明する。図2に示すように、作動弁体用ばね1 1は、例えば、コイルばねにより形成されている。作動弁体用ばね11は、前記 作動弁体4の連動筒部4bに外嵌状に嵌合され、かつ、前記主弁体7の弁板部7 aとその弁板部7aに対向する作動弁体4のガイド部材5の内リング部5aとの 間に介在されている。作動弁体用ばね11は、その弾性力すなわち付勢力によっ て、作動弁体4を常には閉止方向(図2において左方)へ付勢している。
【0024】 次に、主弁体用ばね8を説明する。図2に示すように、主弁体用ばね8は、例 えば、コイルばねにより形成されている。作動弁体用ばね11は、前記主弁体7 の摺動筒部7bに内嵌状に嵌合され、かつ、主弁体7の弁板部7aとその弁板部 7aに対向する前記ガス栓本体20の本体管部材1の内壁面(符号、1aを付す )との間に介在されている。主弁体用ばね8は、その弾性力すなわち付勢力によ って、主弁体7を常には閉止方向(図2において左方)へ付勢している。
【0025】 なお、本体管部材1、接続管部材2、プラグ管部材3、作動弁体4、主弁体7 、主弁体用ばね8、弁座部材10、作動弁体用ばね11及び止めリング13は、 例えば金属材で形成されている。 また、ガイド部材5は、例えば樹脂材で形成されている。 また、シール部材9及びOリング15,17,27,18,19は、ゴム、合 成ゴム等の弾性材で形成されている。
【0026】 上記したガス栓において、図1に示すように、ガス栓本体20のプラグ部31 に迅速継手のソケット部32が接続されていない状態では、主弁体用ばね8の付 勢によって主弁体7が閉止位置に保持されているとともに、作動弁体用ばね11 の付勢によって作動弁体4が閉止位置に保持されている。
【0027】 上記の閉止状態より、迅速継手のソケット部32がガス栓本体20のプラグ部 31に接続されるときを説明する。 まず、第1段階として、迅速継手のソケット部32の軸部32aが作動弁体4 の作動弁部4aに当接した後、その作動弁体4が作動弁体用ばね11の付勢力に 抗して図2において右方へ押込まれる。これにより、作動弁体4がガス栓本体2 0のプラグ管部材3の弁座面3aから離隔(図2において右方への移動をいう) されて開放される。その後に、作動弁体4の連動筒部4bが主弁体7の弁板部7 aに当接する(図4参照)。
【0028】 続いて、第2段階として、ソケット部32の軸部32aにより作動弁体4が離 隔されるにともなって、主弁体7が主弁体用ばね8の付勢力に抗して図2におい て右方へ押込まれる。これにより、主弁体7がガス栓本体20のプラグ管部材3 の主弁体用弁座部10aから離隔(図2において右方への移動をいう)されて開 放される。
【0029】 続いて、第3段階として、ソケット部32の軸部32aにより作動弁体4が離 隔されるにともなって、主弁体7が離隔されていく。すると、ガス栓本体20の プラグ管部材3のOリング16から主弁体7の弁板部7aが離隔することにより 開放される。 その後、ガス栓本体20のプラグ部31に対する迅速継手のソケット部32の 接続完了とともに主弁体7の開放が完了する(図3参照)。 上記のようにして、ガス栓本体20のプラグ部31に迅速継手のソケット部3 2の接続が完了するとともに、主弁体7及び作動弁体4の開放が完了することに よって、ガスの供給が可能になる。
【0030】 また、上記したように、ガス栓に接続された迅速継手のソケット部32の接続 を解除するときを説明する。 図3に示す状態より、迅速継手のソケット部32が抜き外されていくにともな い、そのソケット部32の軸部32aが図3において左方へ移動されていく。す ると、主弁体7及び作動弁体4が主弁体用ばね8の付勢力によって当接方向へ進 出(図3において左方への移動をいう)されていく。
【0031】 これにより、まず、第1段階として、ガス栓本体20のプラグ管部材3のOリ ング16内に主弁体7の弁板部7aが嵌合することにより閉止される。 続いて、第2段階として、ガス栓本体20の弁座部材10の主弁体用弁座部1 0aに主弁体7の弁板部7aのシール部材9のシール面9aが弾性的に当接する ことにより、主弁体7が閉止される(図3参照)。
【0032】 続いて、第3段階として、作動弁体4が作動弁体用ばね11の付勢力によって 当接方向へ進出されていくことにより、ガス栓本体20のプラグ管部材3の弁座 面3a内に作動弁体4の作動弁部4aのOリング18が弾性的に当接することに より、作動弁体4が閉止される(図2参照)。 上記のようにして、ガス栓本体20のプラグ部31に対する迅速継手のソケッ ト部32の接続の解除が完了するとともに、主弁体7及び作動弁体4の閉止が完 了することによって、ガスの供給が遮断される。
【0033】 上記したガス栓によると、ガス栓本体20には、主弁体7の軸方向の移動によ ってその主弁体7の軸方向の当接により閉止されかつ軸方向の離隔により開放さ れる主弁体用弁座部10aを備えている。 このため、主弁体用弁座部10aに主弁体7が軸方向に当接することによって ガス流路21が閉止される。 したがって、ガス流路21の壁面とその壁面に対して摺動する主弁体7の外側 面との間の隙間の寸法精度に左右されることなく、ガス栓本体20のガス流路2 1を閉止することができるので、主弁体7によるガス流路21のシール性を向上 することができる。
【0034】 また、ガス栓本体20内に固定される弁座部材10に主弁体用弁座部10aが 形成されている。これにより、ガス栓本体20内に主弁体用弁座部10aを直接 的に形成する場合に比べて、ガス栓本体20内に主弁体用弁座部10aを容易に 形成することができる。
【0035】 また、主弁体7に設けられたシール部材9によって、主弁体7によるガス流路 21のシール性を向上することができる。
【0036】 また、シール部材9のほぼ平坦面のシール面9aに対する断面先鋭状の主弁体 用弁座部10aの当接によって、主弁体7によるガス流路21のシール性を向上 することができる。
【0037】 また、ガス栓本体20に設けたOリング16によって、主弁体7とガス栓本体 20との間が主弁体7の径方向に関してもシールされる。このため、主弁体7に よるガス流路21のシール性をより一層向上することができる。 さらに、Oリング16は、主弁体7が軸方向の移動による主弁体用弁座部10 aの開放後に開放されまたその主弁体用弁座部10aの閉止前に閉止される。し たがって、主弁体7が段階的に開放あるいは閉止されることにより、主弁体7の スムーズな開閉動作を得ることができる。
【0038】 本考案は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱 しない範囲における変更が可能である。例えば、主弁体用弁座部10aは、弁座 部材10に代えて、ガス栓本体20の本体管部材1又はプラグ管部材3に一体に 形成することができる。また、主弁体7と主弁体用弁座部10aとの間を弾性的 にシールするシール部材9は、主弁体7に代え、主弁体用弁座部10aに設けて も良いし、両部材に設けることが可能である。なお、シール部材9を主弁体用弁 座部10aに設けた場合、そのシール部材9のシール面9aに当接する主弁体7 の当接部分を断面先鋭状に形成するとよい。
【0039】 また、ガス栓本体20と主弁体7との間を径方向にシールするOリング16は 、ガス栓本体20に代え、主弁体7に設けても良いし、両部材に設けることが可 能である。また、作動弁体4とプラグ部31との間を弾性的にシールするOリン グ18は、作動弁体4に代え、プラグ部31に設けても良いし、両部材に設ける ことが可能である。
【0040】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案のガス栓によれば、ガス流路の壁面とその壁面に対 して摺動する主弁体の外側面との間の隙間の寸法精度に左右されることなく、ガ ス栓本体のガス流路を閉止することができるから、主弁体によるガス流路のシー ル性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態にかかるガス栓を示す正
面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】ガス栓を迅速継手の接続状態で示す断面図であ
る。
【図4】ガス栓を迅速継手の接続途中の状態で示す断面
図である。
【図5】従来例にかかるガス栓を迅速継手の非接続状態
で示す断面図である。
【図6】従来例にかかるガス栓を迅速継手の接続状態で
示す断面図である。
【符号の説明】
4 作動弁体 7 主弁体 8 主弁体用ばね 9 シール部材 9a シール面 10 弁座部材 10a 主弁体用弁座部 11 作動弁体用ばね 16 Oリング(補助シール部) 20 ガス栓本体 21 ガス流路 31 プラグ部 32 ソケット部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス栓本体と作動弁体と主弁体と作動弁
    体用ばねと主弁体用ばねとを備え、 前記ガス栓本体には、ガスを流通可能なガス流路、及
    び、そのガス流路の接続側の端部において迅速継手のソ
    ケット部を接続可能なプラグ部が設けられ、 前記作動弁体は、前記プラグ部に対する前記迅速継手の
    ソケット部の接続及び接続の解除によって前記ガス流路
    を開閉可能に設けられ、 前記主弁体は、前記作動弁体の開閉に連動して前記ガス
    流路を開閉可能に設けられ、 前記作動弁体用ばねは、前記作動弁体を常には閉止方向
    に付勢可能に設けられ、 前記主弁体用ばねは、前記主弁体を常には閉止方向に付
    勢可能に設けられているガス栓であって、 前記ガス栓本体には、前記主弁体の軸方向の移動による
    主弁体の軸方向の当接により閉止されかつ軸方向の離隔
    により開放される主弁体用弁座部を備えたことを特徴と
    するガス栓。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガス栓であって、 前記主弁体用弁座部は、前記ガス栓本体内に固定される
    弁座部材に形成したことを特徴とするガス栓。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のガス栓であっ
    て、 前記主弁体及び/又は前記主弁体用弁座部には、両者間
    をシールするシール部材を設けたことを特徴とするガス
    栓。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のガス栓であって、 前記シール部材のシール面をほぼ平坦面に形成し、その
    シール面に当接する前記主弁体又は前記主弁体用弁座部
    の当接部分を断面先鋭状に形成したことを特徴とするガ
    ス栓。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のガス栓
    であって、 前記主弁体及び/又は前記ガス栓本体には、両者間を主
    弁体の軸方向に交差する方向に関してシールする補助シ
    ール部を設け、 前記補助シール部は、前記主弁体の軸方向の移動による
    前記主弁体用弁座部の開放後に開放されまたその主弁体
    の閉止前に閉止されることを特徴とするガス栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011106516A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Kansai Electric Power Co Inc:The 極低温流体用配管の接続継手
JP2014169719A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Bridgestone Corp 管継手

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