JP5732975B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カラープリンタなどの画像形成装置に関する。
カラープリンタの一例では、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色に対応した感光ドラムが並列に配置されている。各感光ドラムに対応づけて、現像カートリッジが設けられている。現像カートリッジには、感光ドラムにトナーを供給する現像ローラが設けられている。
カラー画像の形成時には、感光ドラムに静電潜像が形成される。その後、現像ローラから感光ドラムにトナーが供給されることにより、静電潜像がトナー像に現像される。そして、トナー像が搬送ベルトによって搬送される用紙に直接に転写または中間転写ベルトを介して用紙に転写されることにより、ブラックのトナー像からなるモノクロ画像または各色のトナー像の重ね合わせからなるカラー画像が用紙に形成される。
搬送ベルトには、感光ドラムからトナーが転移して付着する。そのため、搬送ベルトからトナーを除去するためのクリーニング部が設けられている。クリーニング部は、廃トナー収容部を備えており、搬送ベルトから除去されたトナー(廃トナー)は、廃トナー収容部に溜められる。
廃トナー収容部がトナーで満杯になると、廃トナー収容部を新品と交換しなければならない。クリーニング部(廃トナー収容部)が搬送ベルトの下方に配置された構成では、廃トナー収容部の交換の際にベルトを移動させなければならないため、その交換作業に非常に手間がかかる。
そこで、感光ドラムおよび現像カートリッジがそれぞれ互い独立したドラム保持部材および現像保持部材に保持され、現像保持部材が装置本体から引出可能に設けられて、その現像保持部材に廃トナー収容部が保持された構成が提案されている。
特開2010−101990号公報
しかしながら、廃トナー収容部の交換に関しては、さらなる改良の余地があり、その改良が望まれている。
本発明の目的は、廃トナー収容部をさらに効率よく交換することができる、画像形成装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明は、画像形成装置において、本体ケーシングと、前記本体ケーシング内に配置された無端状のベルトと、前記ベルトに対してその下方から対向して配置される感光ドラムと、現像剤を収容するための現像剤収容部を有し、前記感光ドラムに現像剤を供給する現像ローラを回転可能に保持する現像器と、前記現像器と一体的に設けられ、廃棄されるべき廃現像剤を収容するための廃現像剤収容部と、前記ベルト上から廃現像剤を除去して回収する回収機構と、前記廃現像剤収容部および前記回収機構に接続され、前記回収機構から前記廃現像剤収容部に廃現像剤を搬送する搬送機構と、前記本体ケーシング内に対して引出可能に設けられ、前記感光ドラムを保持する第1保持部材と、前記本体ケーシング内に対して引出可能に設けられ、前記現像器、前記廃現像剤収容部および前記搬送機構を保持する第2保持部材とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、現像器には、現像剤を収容するための現像剤収容部が形成されている。また、現像器には、現像ローラが回転可能に保持されている。感光ドラムには、現像ローラから現像剤が供給される。感光ドラムの上方には、無端状のベルトが感光ドラムと対向して配置されている。そのため、ベルトには、画像を形成する場合以外においても感光ドラムから現像剤が転移して付着する場合がある。このようにベルトに付着した現像剤は、廃棄されるべき廃現像剤である。
ベルトから廃現像剤を除去して回収するために、回収機構が設けられている。回収機構に回収された廃現像剤は、搬送機構により、回収機構から廃現像剤収容部に搬送される。
感光ドラムは、本体ケーシングに対して引出可能に設けられた第1保持部材に保持されている。
現像器、廃現像剤収容部および搬送機構は、本体ケーシングに対して引出可能に設けられた第2保持部材に保持されている。そして、廃現像剤収容部は、現像器と一体化されている。
これにより、第1保持部材を本体ケーシング内に残したまま、第2保持部材を本体ケーシングから引き出して、廃現像剤収容部を現像器とともに容易に交換することができる。現像器は、現像剤収容部内の現像剤がなくなると、その交換を余儀なくされる。よって、交換頻度の比較的高い現像器とともに廃現像剤収容部を交換することができるので、廃現像剤収容部を効率よく、かつ、容易に交換することができる。
また、比較的高い頻度で廃現像剤収容部を交換することができるので、廃現像剤収容部の容量をそれほど大きく確保する必要がない。よって、廃現像剤収容部の小容量化により、画像形成装置の小型化を図ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンタの断面図であり、現像器が近接位置に位置した状態を示す。 図2は、カラープリンタの断面図であり、現像器が退避位置に位置した状態を示す。 図3は、カラープリンタの断面図であり、第1ドロワユニットが本体ケーシング外の引出位置に位置し、第2ドロワユニットが本体ケーシング内の収容位置に位置した状態を示す。 図4は、カラープリンタの断面図であり、第1ドロワユニットが本体ケーシング内の収容位置に位置し、第2ドロワユニットが本体ケーシング外の引出位置に位置した状態を示す。 図5は、カラープリンタの断面図であり、第1ドロワユニットが本体ケーシング内の収容位置に位置し、第2ドロワユニットが本体ケーシング外の引出位置に位置し、ブラックの現像器が第2ドロワフレームから取り外された状態を示す。 図6は、図1に示される切断線A−Aにおける第1ドロワユニットおよび第2ドロワユニットの断面図である。 図7は、第1ドロワユニットの右側面図である。 図8は、第1ドロワユニットの断面図である。 図9は、第2ドロワユニットの右側面図であり、現像器が近接位置に位置した状態を示す。 図10は、第2ドロワユニットの右側面図であり、現像器が退避位置に位置した状態を示す。 図11は、ブラックの現像器の右側面図である。 図12は、ブラックの現像器の断面図であり、現像器を左右方向の中央で切断したときの断面を示す。 図13は、ブラックの現像器の断面図であり、現像器を左右方向の中央より右寄りの位置で切断したときの断面を示す。 図14は、カラープリンタの断面図であり、各現像器が近接位置に位置した状態を示す。 図15は、カラープリンタの断面図であり、各現像器が離間位置に位置した状態を示す。 図16は、本発明の一実施形態の変形例(1次クリーニングローラおよび2次クリーニングローラが省略された構成)に係るカラープリンタの断面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
1.カラープリンタの全体構成
図1,2,3,4,5に示される画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1は、タンデム型のカラープリンタである。カラープリンタ1は、本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2内には、第1ドロワユニット3および第2ドロワユニット4が装着されている。また、本体ケーシング2の正面には、フロントカバー5が開閉可能に設けられている。
なお、カラープリンタ1の正面側(フロントカバー5が設けられている側)は、前後方向における前側である。また、カラープリンタ1が平面上に載置された状態で、その平面に直交する方向が上下方向である。そして、平面上に載置されたカラープリンタ1を前側から見て、カラープリンタ1の左右を規定する。
第1ドロワユニット3は、フロントカバー5を開けた状態で、本体ケーシング2内の収容位置(図1,2,4,5に示される位置)と本体ケーシング2外の引出位置(図3,4に示される位置)との間で水平方向に移動させることができる。第1ドロワユニット3は、引出位置において、その一部が本体ケーシング2内に残る。また、第1ドロワユニット3は、図3に破線で示されるように、引出位置に移動させた後、本体ケーシング2から離脱させることができる。
第1ドロワユニット3には、4つの感光ドラム6が備えられている。4つの感光ドラム6は、それぞれブラック、イエロー、マゼンタおよびシアン用であり、前側からブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの順に前後方向に等間隔で並べて配置されている。各感光ドラム6は、左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられている。
また、第1ドロワユニット3には、各感光ドラム6に対応づけて、帯電器7およびドラムクリーナ8が備えられている。
第2ドロワユニット4は、フロントカバー5を開けた状態で、本体ケーシング2内の収容位置(図1,2,3,4に示される位置)と本体ケーシング2外の引出位置(図5に示される位置)との間で水平方向に移動させることができる。第2ドロワユニット4は、引出位置において、その一部が本体ケーシング2内に残る。
第2ドロワユニット4には、4つの現像器9が備えられている。4つの現像器9は、それぞれブラック、イエロー、マゼンタおよびシアン用である。図1に示されるように、第2ドロワユニット4が収容位置に位置する状態で、各色の現像器9は、同色の感光ドラム6の下方に配置される。
本体ケーシング2内において、第2ドロワユニット4の収容位置の下方には、各色に対応した4本のレーザビームを出射する露光器10が配置されている。
画像形成時において、感光ドラム6は、右側から見て時計回りに回転される。感光ドラム6の回転に伴って、感光ドラム6の表面は、帯電器7の働きによって一様に帯電された後、露光器10からのレーザビームによって選択的に露光される。この露光によって、感光ドラム6の表面から電荷が選択的に除去され、感光ドラム6の表面に静電潜像が形成される。そして、現像器9から静電潜像にトナーが供給されることにより、静電潜像がトナー像に現像される。
また、本体ケーシング2内には、第1ドロワユニット3の収容位置の上方に、ベルトの一例としての中間転写ベルト11が設けられている。中間転写ベルト11は、2つのローラ12,13に巻回された無端状のベルトである。2つのローラ12,13は、上下方向において同じ位置に配置され、前後方向に間隔を空けて配置されている。これにより、中間転写ベルト11は、2つのローラ12,13の各下端間において、前後方向および左右方向に延びる平面状部分を有している。この平面状部分は、4つの感光ドラム6と接触している。
中間転写ベルト11の平面状部分を挟んで各感光ドラム6と対向する位置には、1次転写ローラ14が配置されている。
画像形成時において、中間転写ベルト11は、右側から見て反時計回りに走行する。各感光ドラム6の表面に形成されたトナー像は、各1次転写ローラ14の働きにより、ブラックのトナー像から順に互いに重ね合わせて中間転写ベルト11に転写される。これにより、中間転写ベルト11上には、各色のトナー像の重ね合わせによるカラートナー像が形成される。
また、中間転写ベルト11を挟んで後側のローラ13と対向する位置には、2次転写ローラ15が配置されている。2次転写ローラ15は、中間転写ベルト11に接触している。
本体ケーシング2の底部には、用紙を収容する給紙カセット16が配置されている。給紙カセット16に収容されている用紙は、各種ローラにより、中間転写ベルト11と2次転写ローラ15との接触部分に向けて搬送される。中間転写ベルト11上のトナー像は、2次転写ローラ15の働きにより、中間転写ベルト11と2次転写ローラ15との間を通過する用紙に転写される。
ローラ13および2次転写ローラ15の上方には、定着器17が設けられている。トナー像が転写された用紙は、定着器17に搬送される。定着器17では、加熱および加圧により、トナー像が用紙に定着される。トナー像が定着した用紙は、各種ローラにより、本体ケーシング2の上面の排紙トレイ18に排出される。
カラープリンタ1は、中間転写ベルト11に付着したトナー(廃トナー)を回収する回収機構19を備えている。回収機構19には、除去部材の一例としての1次クリーニングローラ20、回収部材の一例としての2次クリーニングローラ21、スクレーパ22、クリーナケーシング23およびバックアップローラ24が含まれる。
また、ブラックの現像器9には、廃トナーを収容する廃トナー収容部25と、回収機構19によって中間転写ベルト11上から回収される廃トナーを廃トナー収容部25に搬送する搬送機構26とが一体的に設けられている。
本体ケーシング2の上方には、原稿画像のデータを読み取るためのスキャナ27が設けられている。そして、カラープリンタ1は、スキャナ27で読み取った原稿画像のデータに基づいて、用紙に原稿画像を再現するコピー機能を有している。また、カラープリンタ1は、スキャナ27で読み取った原稿画像のデータをカラープリンタ1と接続されたパーソナルコンピュータに送信するスキャナ機能を有している。さらに、カラープリンタ1は、スキャナ27で読み取った原稿画像のデータを公衆電話回線を介してファクシミリ装置に送信するファクシミリ機能を有していてもよい。
2.第1ドロワユニット
2−1.第1ドロワフレーム
第1ドロワユニット3は、図6に示されるように、第1保持部材の一例としての第1ドロワフレーム31を備えている。第1ドロワフレーム31は、上下に開放された四角枠状をなしている。具体的には、第1ドロワフレーム31は、左側板32および右側板33を備えている。左側板32および右側板33は、図7,8に示されるように、それぞれ上下方向に沿って前後方向に細長く延びる板状をなし、図6に示されるように、左右方向に間隔を空けて対向している。また、第1ドロワフレーム31は、図8に示されるように、左側板32および右側板33の各前端部間に架設された前板34と、左側板32および右側板33の各後端部間に架設された後板35とを備えている。
右側板33の外側面の前下端部には、図7に示されるように、被ガイドコロ36が左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられている。また、図示されないが、左側板32の外側面にも、被ガイドコロ36と左右方向に対向する位置に、被ガイドコロ36が左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられている。
左側板32および右側板33の各外側面の上端部には、図6,7に示されるように、被ガイド板37が形成されている。被ガイド板37は、左側板32および右側板33と直交して外側に突出し、前後方向に長く延びている。
また、右側板33の外側面には、図7に示されるように、被ガイド板37の後方に、2つの被ガイドコロ38が前後方向に互いに間隔を空けて、それぞれ左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられている。また、図示されないが、左側板32の外側面にも、各被ガイドコロ38と左右方向に対向する位置に、被ガイドコロ38が左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられている。
本体ケーシング2内には、図3,4に示されるように、ガイドレール39およびガイド溝40がそれぞれ被ガイドコロ36,38に対応して形成されている。
左右のガイドレール39は、左右の被ガイドコロ36間の間隔と等しい間隔を空けて、互いに左右方向に対向している。各ガイドレール39は、左右方向に幅を有し、図4に示されるように、本体ケーシング2内の前端部付近から後方に延び、後上方に屈曲してさらに延びている。そして、各ガイドレール39の屈曲部分には、図示されないが、被ガイドコロ36を上方に押圧するための板ばねまたは線ばねからなる押圧部材が設けられている。
ガイド溝40は、図3に示されるように、各ガイドレール39の上方に間隔を空けた位置において、左右方向の外側に向けて窪む断面四角形状の溝として形成されている。ガイド溝40は、前後方向に長く延びている。具体的には、ガイド溝40は、前後方向に第1ドロワユニット3(第1ドロワフレーム31)の前後方向の長さとほぼ同じ長さを有している。ガイド溝40の後端部は、それ以外の部分よりも上下方向に大きい幅を有している。これにより、ガイド溝40の上面には、後端部がそれ以外の部分よりも一段高くなる段差が形成されている。そして、各ガイド溝40の後端部には、被ガイドコロ38を上方に押圧するための板ばねまたは線ばねからなる押圧部材41が設けられている。
第1ドロワユニット3が収容位置に位置する状態では、被ガイドコロ36,38がそれぞれガイドレール39およびガイド溝40に嵌っている。また、被ガイド板37がガイド溝40に嵌っている。一方、第1ドロワユニット3が引出位置に位置する状態では、被ガイドコロ36がガイドレール39から離脱し、被ガイドコロ38がガイド溝40に嵌っている。そして、第1ドロワユニット3が収容位置と引出位置との間で移動されるときに、その全期間にわたって、被ガイドコロ38がガイド溝40内を転動する。被ガイドコロ36は、第1ドロワユニット3が収容位置を含むその近傍で移動されるときに、ガイドレール39内を転動する。
第1ドロワユニット3が収容位置の近傍から収容位置に移動されるときに、被ガイドコロ36,38は、それぞれガイドレール39上の押圧部材およびガイド溝40内の押圧部材41から上向きの押圧力を受ける。これにより、被ガイドコロ36,38が後上方に移動し、第1ドロワユニット3が後方に移動しつつ上方に持ち上がる。その結果、第1ドロワユニット3が収容位置に位置する状態では、第1ドロワフレーム31に保持された各感光ドラム6および1次クリーニングローラ20が中間転写ベルト11に接触する。
第1ドロワフレーム31による感光ドラム6および1次クリーニングローラ20の保持については、後に詳述する。
逆に、第1ドロワユニット3が収容位置から引出位置側に少し移動されると、被ガイドコロ36,38が前下方に移動し、第1ドロワユニット3が前下方に移動する。その結果、各感光ドラム6および1次クリーニングローラ20が中間転写ベルト11から離間する。これにより、第1ドロワユニット3の移動時に、感光ドラム6が中間転写ベルト11に擦れることを防止できる。
前板34には、第1ドロワユニット3の移動の際に使用される取っ手42が設けられている。
2−2.感光ドラム
感光ドラム6は、図6,8に示されるように、円筒状のドラム本体51を備えている。ドラム本体51の左端部には、図8に示されるように、モータ(図示せず)からの駆動力が入力されるドラムギヤ52が相対回転不能に取り付けられている。ドラム本体51の一部は、図7に示されるように、第1ドロワフレーム31から上方に突出している。
ドラム本体51は、図6,8に示されるように、ドラム本体51の中心軸線上を延びるドラム軸53に回転可能に支持されている。ドラム軸53は、図6に示されるように、左側板32および右側板33に挿通されて、その左端部および右端部は、それぞれ左側板32および右側板33の外側に突出している。また、ドラム軸53は、左側板32および右側板33に回転不能に固定されている。
なお、ドラム本体51がドラム軸53に回転不能に支持され、ドラム軸53が左側板52および右側板53に回転可能に支持されて、ドラム軸53にドラムギヤ52が固定されていてもよい。
2−3.帯電器
左側板32および右側板33間には、図8に示されるように、感光ドラム6の後下方に、帯電器保持部54が架設されている。帯電器保持部54は、感光ドラム6の後下方において、感光ドラム6側に開放された断面略コ字状(角張った略C字状)をなしている。そして、帯電器7は、帯電器保持部54内で左右方向に延びる放電ワイヤ55と、感光ドラム6側と反対側に開放された断面略コ字状(角張った略C字状)をなし、帯電器保持部54の開放面を覆うように配置されるシールドケース56とを備えている。放電ワイヤ55に高電圧が印加されると、放電ワイヤ55からコロナ放電が生じる。そして、放電ワイヤ55から放電される電荷により、感光ドラム6の表面が帯電する。シールドケース56における感光ドラム6と対向する面には、感光ドラム6に到達する電荷量を制御するためのグリッド電極57が形成されている。
2−4.ドラムクリーナ
ドラムクリーナ8は、図8に示されるように、左右方向に延びる軸線を中心とする円柱状のローラ本体58と、ローラ本体58の左端部および右端部から左右方向に突出し、左側板32および右側板33に回転可能に支持されるローラ軸59とを有している。ローラ本体58は、感光ドラム6に接触している。
2−5.1次クリーニングローラ
第1ドロワフレーム31には、回収機構19の1次クリーニングローラ20が保持されている。1次クリーニングローラ20は、左右方向に延びる軸線を中心とする円柱状のローラ本体60と、ローラ本体60にその中心軸線に沿って挿通されるローラ軸61とを有している。1次クリーニングローラ20は、最前方の感光ドラム6(ブラックの感光ドラム6)の前方において、ローラ本体60の上端が感光ドラム6の上端と同じ高さに位置するように配置されて、ローラ軸61が左側板32および右側板33に回転可能に支持されることにより、ローラ軸61を中心に回転可能に設けられている。
なお、図1に示されるように、1次クリーニングローラ20は、中間転写ベルト11の平面状部分に接触した状態で、その平面状部分を挟んでバックアップローラ24と対向する。
3.第2ドロワユニット
3−1.第2ドロワフレーム
第2ドロワユニット4は、図1,6に示されるように、第2保持部材の一例としての第2ドロワフレーム71を備えている。第2ドロワフレーム71は、上方が開放された四角箱状に形成されている。具体的には、第2ドロワフレーム71は、図6に示されるように、左側板72および右側板73を備えている。左側板72および右側板73は、図9,10に示されるように、それぞれ上下方向に沿って前後方向に長く延びる板状をなし、図6に示されるように、左右方向に間隔を空けて対向している。また、第2ドロワフレーム71は、図1に示されるように、左側板72および右側板73の各前端部間に架設された前板74と、左側板72および右側板73の各後端部間に架設された後板75と、左側板72、右側板73、前板74および後板75によって囲まれる空間を下方から塞ぐように設けられた底板76とを備えている。
図6に示されるように、左側板72および右側板73の各外側面の上端縁に沿って、被ガイド板77が形成されている。被ガイド板77は、図9,10に示されるように、左側板72および右側板73と直交して外側に突出し、前後方向に長く延びている。
また、左側板72および右側板73の各後上端部には、図9に示されるように、コロ支持部78が一体的に形成されている。コロ支持部78は、左側板13および右側板32から後方に延びている。各コロ支持部78の外側面には、2つの被ガイドコロ79が前後方向に間隔を空けて、それぞれ左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられている。
本体ケーシング2内には、図4に示されるように、左右の被ガイド板77および被ガイドコロ79に対応して、左右対称をなすガイド溝80が左右方向に第2ドロワフレーム71の左右方向の幅とほぼ同じ間隔を空けて形成されている。各ガイド溝80は、左右方向の外側に向けて窪む断面四角形状の溝として形成されている。ガイド溝80は、前後方向に第2ドロワユニット4(第2ドロワフレーム71)の前後方向の長さとほぼ同じ長さを有している。
第2ドロワユニット4が収容位置に位置する状態では、被ガイド板77および被ガイドコロ79がガイド溝80に嵌っている。一方、第2ドロワユニット4が引出位置に位置する状態では、被ガイド板77がガイド溝80から離脱し、被ガイドコロ79がガイド溝80に嵌っている。そして、第2ドロワユニット4が収容位置と引出位置との間で移動されるときに、その全期間にわたって、被ガイドコロ79がガイド溝80内を転動する。
前板74には、第2ドロワユニット4の移動の際に使用される取っ手81が設けられている。
3−2.現像器
図1に示されるように、ブラックの現像器9とイエロー、マゼンタおよびシアンの現像器9とは、その構成が一部で共通し、一部で異なる。
図11,12,13には、ブラックの現像器9が示されている。図11〜13を参照して、まず、ブラックの現像器9の構成とイエロー、マゼンタおよびシアンの現像器9の構成との共通部分について説明する。
現像器9は、現像ケーシング91を備えている。現像ケーシング91には、図12,13に示されるように、現像室92および現像剤収容部の一例としてのトナー収容室93が形成されている。
現像室92は、現像ケーシング91の上部に形成されている。現像ケーシング91における感光ドラム6と対向する部分には、左右方向に長い開口94が形成されており、現像室92は、開口94を介して外部と連通している。
現像室92の上部には、現像ローラ95が設けられている。現像ローラ95は、左右方向に延びる軸線を中心とする円柱状の現像ローラ本体96と、現像ローラ本体96にその中心軸線に沿って挿通される現像ローラ軸97とを有している。現像ローラ95は、現像ローラ本体96の一部が開口94を介して現像ケーシング91の外部に露出するように配置されている。そして、現像ローラ軸97の左端部および右端部が現像ケーシング91に回転可能に挿通されることにより、現像ローラ95は、現像ケーシング91に回転可能に保持されている。
現像室92の下部には、供給ローラ98が設けられている。供給ローラ98は、左右方向に延びる軸線を中心とする円柱状の供給ローラ本体99と、供給ローラ本体99にその中心軸線に沿って挿通される供給ローラ軸90とを有している。そして、供給ローラ98は、供給ローラ本体99が現像ローラ本体96に対して前下方から接触するように配置されている。そして、供給ローラ軸90の左端部および右端部が現像ケーシング91に回転可能に挿通されることにより、供給ローラ98は、現像ケーシング91に回転可能に保持されている。
現像ケーシング91は、現像ローラ95と供給ローラ98との間に向けて凸となる断面略V字状をなす部分101を有している。そして、その部分101と現像ローラ本体96との間を閉塞するように、シール材102が設けられている。
また、現像ローラ本体96を挟んでシール材102と反対側には、現像ケーシング91と現像ローラ本体96との間を閉塞するように、絶縁性ゴムからなる層厚規制ブレード103が設けられている。層厚規制ブレード103は、左右方向に長く延び、現像ローラ本体96の左右方向のほぼ全幅にわたって、現像ローラ本体96の下方から弾性的に当接している。
さらに、図示されないが、現像ケーシング91と現像ローラ本体96の左端部および右端部との間を閉塞するように、シール材が設けられている。
このように、現像ケーシング91と現像ローラ本体96との間は、現像ローラ本体96を取り囲むように設けられるシール材102、層厚規制ブレード103および図示されないシール材によって閉塞されている。これにより、現像室92のトナーが現像ケーシング91と現像ローラ本体96との間から漏れることが防止されている。
トナー収容室93は、断面略円形状の空間である。
現像ケーシング91は、トナー収容室93を区画する断面略C字状の収容室区画壁部104を有している。また、現像ケーシング91は、現像室92とトナー収容室93との間に、仕切壁部105を有している。仕切壁部105は、収容室区画壁部104の前端部から後方に延びている。そして、仕切壁部105の後端部は、収容室区画壁部104の後端部に対して下方から間隔を空けて対向している。これにより、収容室区画壁部104の後端部と仕切壁部105の後端部との間には、現像室92とトナー収容室93とを連通する連通口106が形成されている。
トナー収容室93には、アジテータ107が設けられている。アジテータ107は、フィルムからなり、左右方向に延びるアジテータ軸108に取り付けられている。アジテータ軸108は、現像ケーシング91に回転可能に支持されている。
ブラックの現像器9は、現像器9についての以上の構成に追加して、回収機構19の一部、廃トナー収容部25および搬送機構26を備えている。
廃現像剤収容部の一例としての廃トナー収容部25は、現像ケーシング91と一体的に形成されている。廃トナー収容部25は、収容室区画壁部104の前方に臨む部分の下寄りの位置から前方に張り出すように凸湾曲して上方に延びる湾曲部109と、湾曲部109の上端部から後方に延び、現像ケーシング91に接続される上板部110とを備えている。
上板部110の左右方向の中央部には、図12に示されるように、円形孔111が形成されている。そして、廃トナー収容部25には、円形孔111の周縁部から下方に突出する扁平な略円筒状の接続部112が形成されている。接続部112は、扁平なために図面では視認しにくいが、後述の揺動軸145を中心とする円弧状に湾曲している。
回収機構19の一部には、2次クリーニングローラ21、スクレーパ22およびクリーナケーシング23が含まれる。
クリーナケーシング23内には、ローラ収容室121および廃トナー搬送室122が区画されている。
ローラ収容室121は、上方に開放されている。ローラ収容室121には、2次クリーニングローラ21が配置されている。2次クリーニングローラ21は、左右方向に延びる軸線を中心とする円柱状のローラ本体123と、ローラ本体123にその中心軸線に沿って挿通されるローラ軸124とを有している。ローラ軸124は、クリーナケーシング23に回転可能に支持されている。
廃トナー搬送室122は、ローラ収容室121の前側に隣接して形成されている。クリーナケーシング23は、断面形状が後上方に開放された略U字状をなす区画壁部125を有しており、この区画壁部125により、廃トナー搬送室122が区画されている。
スクレーパ22は、板状をなしている。スクレーパ22は、ローラ収容室121と廃トナー搬送室122とを仕切るように、ローラ収容室121と廃トナー搬送室122との間で上下方向に延びている。そして、スクレーパ22の下端部は、2次クリーニングローラ21(ローラ本体123)の周面に対して前方から当接している。
搬送機構26には、廃トナー搬送室122に設けられたオーガ131と、クリーナケーシング23の区画壁部125から下方に延びる被接続部132とが含まれる。
搬送機構の一例としてのオーガ131は、図6に示されるように、左右方向に延びるオーガ軸133の周囲に螺旋状のオーガスクリュー134が形成された構成を有している。
オーガ軸133は、クリーナケーシング23に回転可能に支持されている。オーガ軸133の左端部および右端部は、クリーナケーシング23を貫通している。そして、現像ケーシング91の左右の側壁には、図6,11に示されるように、オーガ131と左右方向に対向する位置に、ほぼ上下方向に沿って、具体的には、下端部に対して上端部が少し後方に位置するように、オーガ軸133の直径の約2倍の長さで延びる長孔135が形成されている。オーガ軸133におけるクリーナケーシング23から突出する部分(左端部および右端部)は、現像ケーシング91の左右の側壁の長孔135に挿通されている。
オーガスクリュー134は、左右方向の中央を境に、左半分と右半分とで螺旋状の巻きの方向が逆になっている。
被接続部132は、図12に示されるように、後述の揺動軸145を中心とする円弧状に湾曲しつつ上下方向に延びる円筒状をなしている。被接続部132の外径は、廃トナー収容部25の接続部112の内径よりも少し小さく、被接続部132は、接続部112に挿通されている。被接続部132の外周面には、円筒状のシール部材136が貼着されており、接続部112の内周面と被接続部132の外周面との間は、シール部材136によってシールされている。また、被接続部132の後下端部(先端部)には、被接続部132の径方向に張り出すフランジ137が形成されている。
クリーナケーシング23の区画壁部125における被接続部132の内側に臨む部分には、内部連通口138が形成されている。これにより、廃トナー搬送室122と被接続部132内とは、内部連通口138を介して連通している。
3−3.揺動保持部材
第2ドロワユニット4には、図1,6に示されるように、各現像器9を揺動可能に保持する4つの揺動保持部材141が備えられている。
揺動保持部材141は、図6に示されるように、左側壁142および右側壁143を備えている。左側壁142および右側壁143は、第2ドロワフレーム71の左側板72および右側板73の内側において、左右方向に互いに間隔を空けて対向している。また、揺動保持部材141は、左側壁142および右側壁143の各下端縁間に架設され、現像器9を下方から支持する支持部144を備えている。
左側壁142および右側壁143の後端部は、図1に示されるように、後方に先細りとなる側面視略三角形状に形成されている。そして、その後端部には、左側壁142および右側壁143から左右方向の外側に突出する揺動軸145が形成されている。左右の揺動軸145は、それぞれ第2ドロワフレーム71の左側板72および右側板73に回動可能に支持されている。これにより、揺動保持部材141は、揺動軸145を支点として、揺動可能に設けられている。
そして、支持部144上に現像器9が配置されて、現像器9が揺動保持部材141に保持された状態で、揺動保持部材141が揺動されることにより、現像器9は、現像ローラ95が感光ドラム6と最も近接する近接位置(図1,14に示される位置)と、現像ローラ95が感光ドラム6から僅かに離間する離間位置(図15に示される位置)と、現像ローラ9が感光ドラム6から大きく離間する退避位置(図2に示される位置)の間で揺動可能である。
なお、カラーレーザ1では、現像器9が近接位置に位置する状態で、図1に示されるように、現像ローラ95が感光ドラム6と接触する。しかしながら、現像器9が近接位置に位置する状態で、現像ローラ95が必ずしも感光ドラム6と接触しなくてもよく、近接位置は、現像ローラ95が感光ドラム6に対してごく僅かな間隔を空けて対向する位置であってもよい。
ブラックの現像器9が近接位置および離間位置に位置する状態では、2次クリーニングローラ21が1次クリーニングローラ20に接触する。また、ブラックの現像器9が退避位置に位置する状態では、2次クリーニングローラ21が1次クリーニングローラ20から離間する。
揺動保持部材141の左側壁142および右側壁143には、図6,14,15に示されるように、***作ボス146が外側に突出して設けられている。第2ドロワフレーム71の左側板72および右側板73には、図9,10,14,15に示されるように、***作ボス146と左右方向に対向する位置に、揺動軸145を中心とする円弧状に湾曲する挿通孔147が形成されている。***作ボス146の先端部は、挿通孔147に挿通されている。
3−4.ドロワ直動部材
第2ドロワユニット4には、図6に示されるように、1対のドロワ直動部材151が備えられている。ドロワ直動部材151は、第2ドロワフレーム71の左側板72および右側板73の外側で前後方向に直線移動可能に設けられている。
ドロワ直動部材151は、図9,10,14,15に示されるように、各挿通孔147から突出する***作ボス146の下方で前後方向に長く延びる棒状の本体部152と、本体部152の上面に前後方向に等間隔で形成された4つのカム部153とを有している。
各カム部153は、本体部152から上方に突出する側面視台形状をなしている。具体的には、カム部153は、図9,10に示されるように、本体部152の上面から後上方に延びる傾斜面154と、傾斜面154の上端縁から後方に延びる上面155と、上面155の後端縁と本体部152の上面との間で下方に延びる後面156とを有している。
各カム部153の上面155には、板ばね157が設けられている。
左側板72および右側板73の外側面には、各カム部153の後方に、ホルダ158が固定されている。各ホルダ158により、ドロワ直動部材151の本体部152におけるカム部153の後方の部分が前後方向に移動可能に保持されている。
本体部152の前端部の下面には、ラックギヤ159が形成されている。
また、第2ドロワフレーム71の左側板72および右側板73の各外側面には、ギヤ160が左右方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられている。ギヤ160は、ラックギヤ159と噛合している。
そして、図14,15に示されるように、フロントカバー5には、連動ギヤ161が形成されている。具体的に、フロントカバー5は、その下端部に設けられたカバー軸162を支点として開閉可能に設けられている。フロントカバー5の内面の下端部には、1対の扇形板163が左右方向に間隔を空けて形成されている。扇形板163は、カバー軸162を中心とする円弧面を有し、この円弧面に連動ギヤ161が形成されている。
4.本体直動部材
本体ケーシング2内には、図14,15に示されるように、1対の本体直動部材171が設けられている。本体直動部材171は、前後方向に長く延びる棒状をなし、第2ドロワフレーム71の左側板72および右側板73に形成された各挿通孔147から突出する***作ボス146の上方に配置されている。各本体直動部材171は、本体ケーシング2内のホルダ(図示せず)により、前後方向に移動可能に保持されている。
本体直動部材171の下面には、イエロー、マゼンタおよびシアンの現像器9に対応して、それぞれ1つの凹部172が形成されている。また、本体直動部材171の下面には、ブラックの現像器9に対応して、2つの凹部173,174が前後に並べて形成されている。前後方向に隣り合う2つの凹部172の間および最前方の凹部172と凹部173との間には、互いに同じ間隔が空けられている。
本体直動部材171の後端部の下面には、ラックギヤ175が形成されている。ラックギヤ175には、モータ(図示せず)からの駆動力が入力されるギヤ176が噛合している。
5.現像器の移動
フロントカバー5が閉じられた状態では、図14,15に示されるように、連動ギヤ161の前端部がギヤ160と噛合している。また、ギヤ160は、ラックギヤ159の後端部と噛合している。そして、各カム部153の上面155が***作ボス146に下方から対向し、各***作ボス146が板ばね157によって上方に付勢されている。
そして、図14に示されるように、本体直動部材171の凹部172,173に***作ボス146が嵌った状態では、各現像器9が近接位置に位置しており、各現像器9の現像ローラ95が感光ドラム6に接触し、2次クリーニングローラ21が1次クリーニングローラ20に接触する。
この状態から、ギヤ176が右側から見て時計回りに回転され、その回転力がラックギヤ175に伝達されて、本体直動部材171が後方に移動し、図15に示されるように、凹部172,173から***作ボス146が離脱すると、本体直動部材171により、***作ボス146が下方に押圧される。これにより、揺動保持部材141が揺動軸145を支点として右側から見て反時計回りに少し回動する。その結果、各現像器9が離間位置に移動し、各現像器9の現像ローラ95が感光ドラム6から僅かに離間する。このとき、オーガ軸133が現像ケーシング91の長孔135に挿通されているので、クリーナケーシング23の位置は変わらず、2次クリーニングローラ21が1次クリーニングローラ20に接触した状態が維持される。
また、図14に示される状態から、ギヤ176が右側から見て反時計回りに回転され、その回転力がラックギヤ175に伝達されて、本体直動部材171が少し前方に移動すると、凹部172,173から***作ボス146が離脱して、ブラックの現像器9に対応する***作ボス146が凹部174に嵌る。この状態では、本体直動部材171により、イエロー、マゼンタおよびシアンの現像器9に対応する***作ボス146が下方に押圧される。これにより、イエロー、マゼンタおよびシアンの現像器9を保持する揺動保持部材141が揺動軸145を支点として右側から見て反時計回りに少し回動する。その結果、イエロー、マゼンタおよびシアンの現像器9が離間位置に移動し、ブラックの現像器9の現像ローラ95が感光ドラム6に接触した状態で、イエロー、マゼンタおよびシアンの現像器9の現像ローラ95が感光ドラム6から僅かに離間する。
フロントカバー5が開かれるときには、その開成動作に伴って、扇形板163がカバー軸162を中心に右側から見て反時計回りに移動する。連動ギヤ161がギヤ160と噛合しているので、扇形板163の移動に伴って、ギヤ160が右側から見て時計回りに回転する。ギヤ160がラックギヤ159に噛合しているので、ギヤ160が回転すると、その回転力がギヤ160からラックギヤ159に伝達され、ドロワ直動部材151が後方に移動する。
ドロワ直動部材151が後方に移動すると、図10に示されるように、各***作ボス146がカム部153の上面155上から傾斜面154上を経由して本体部152の上面上に移動する。その結果、各現像器9を保持する揺動保持部材141が揺動軸145を支点として右側から見て反時計回りに回動し、図2,10に示されるように、各現像器9が退避位置に移動する。
6.トナーの供給
現像器9が近接位置に位置する状態で、現像器9から感光ドラム6にトナーを供給することができる。
図12を参照して、アジテータ軸108が右側から見て反時計回りに回転される。アジテータ軸108の回転に伴って、アジテータ107は、収容室区画壁部104の内面に摺擦しつつ、右側から見て反時計回りに回転する。この回転するアジテータ107により、トナー収容室93に収容されているトナーが連通口106に向けて押され、連通口106から現像室92にトナーが供給される。現像室92内のトナーは、供給ローラ98の回転に伴って、供給ローラ98上から現像ローラ95上に供給される。現像ローラ95上のトナーは、現像ローラ95の回転に伴って、層厚規制ブレード103の遊端部との間に進入し、その厚さが規制されることにより、現像ローラ95上に薄層となって担持される。そして、感光ドラム6および現像ローラ95の回転に伴って、現像ローラ95上のトナーが感光ドラム6に供給されることにより、感光ドラム6の表面に形成された静電潜像がトナー像に現像される。
7.廃トナーの回収
感光ドラム7の表面には、トナーが用紙に転写されずに残ることがある。
図1を参照して、ドラムクリーナ8には、画像形成時に、クリーニングバイアスが供給される。このクリーニングバイアスの作用により、感光ドラム6の表面に残ったトナー(廃トナー)は、ドラムクリーナ8のローラ本体58(図8参照)に転移し、ローラ本体58に一時的に保持される。
画像形成動作の終了後、次の画像形成動作が行われる前の非画像形成時に、各現像器9が離間位置に移動される。
そして、ドラムクリーナ8にクリーニングバイアスと正負反対のバイアスが供給されることにより、ドラムクリーナ8のローラ本体58に保持された廃トナーが感光ドラム6の表面に戻される。そして、各1次転写ローラ14にバイアスが供給されることにより、感光ドラム6の表面に戻された廃トナーが感光ドラム6から中間転写ベルト11に移される。
また、画像形成時に、感光ドラム6から中間転写ベルト11にトナーが転移することがある。
中間転写ベルト11上の廃トナーは、回収機構19に回収される。図1を参照して、具体的には、1次クリーニングローラ20および2次クリーニングローラ21には、それぞれ1次クリーニングバイアスおよび2次クリーニングバイアスが供給されている。中間転写ベルト11上の廃トナーは、1次クリーニングローラ20と対向したときに、1次クリーニングローラ20に転移する。1次クリーニングローラ20上に転移した廃トナーは、2次クリーニングローラ21上にさらに転移する。そして、2次クリーニングローラ21上の廃トナーは、スクレーパ22と対向したときに、スクレーパ22により、2次クリーニングローラ21上から掻き落とされる。その掻き落とされた廃トナーは、廃トナー搬送室122に受け取られる。
図6を参照して、廃トナー搬送室122では、オーガ131が回転している。廃トナー搬送室122に受け取られた廃トナーは、オーガ131により、廃トナー搬送室122の左右方向の中央部、より具体的には、オーガスクリュー134における巻きの方向が切り替わる部分に向けて搬送される。そして、オーガ131により搬送される廃トナーは、被接続部132内を自然落下し、ブラックの現像器9の廃トナー収容部25内に収容される。
8.作用効果
8−1.作用効果1
以上のように、現像器9には、トナーを収容するためのトナー収容室93が形成されている。また、現像器9には、現像ローラ95が回転可能に保持されている。感光ドラム6には、現像ローラ95からトナーが供給される。感光ドラム6の上方には、無端状の中間転写ベルト11が感光ドラム6と対向して配置されている。そのため、中間転写ベルト11には、感光ドラム6からトナーが転移して付着する。画像形成の目的以外で中間転写ベルト11に付着したトナーは、廃棄されるべき廃トナーである。
中間転写ベルト11から廃トナーを除去して回収するために、回収機構19が設けられている。回収機構19に回収された廃トナーは、搬送機構26により、回収機構19から廃トナー収容部25に搬送される。
感光ドラム6は、本体ケーシング2に対して引出可能に設けられた第1ドロワフレーム31に保持されている。
現像器9、廃トナー収容部25および搬送機構26は、本体ケーシング2に対して引出可能に設けられた第2ドロワフレーム71に保持されている。そして、廃トナー収容部25は、現像器9と一体化されている。
これにより、第1ドロワフレーム31を本体ケーシング内に残したまま、第2ドロワフレーム71を本体ケーシングから引き出して、廃トナー収容部25を現像器9とともに容易に交換することができる。現像器9は、トナー収容室93内のトナーがなくなると、その交換を余儀なくされる。よって、交換頻度の比較的高い現像器9とともに廃トナー収容部25を交換することができるので、廃トナー収容部25を効率よく、かつ、容易に交換することができる。
また、比較的高い頻度で廃トナー収容部25を交換することができるので、廃トナー収容部25の容量をそれほど大きく確保する必要がない。よって、廃トナー収容部25の小容量化により、カラープリンタ1の小型化を図ることができる。
8−2.作用効果2
回収機構19には、1次クリーニングローラ20が含まれる。1次クリーニングローラ20は、中間転写ベルト11に接触して、中間転写ベルト11上から廃トナーを除去する。
8−3.作用効果3
1次クリーニングローラ20は、第1ドロワフレーム31に保持されている。感光ドラム6は、現像器9よりも交換頻度が低い。1次クリーニングローラ20は、廃トナー収容部25よりも交換頻度が低い。第1ドロワフレーム31を本体ケーシングから引き出して、交換頻度の比較的低い1次クリーニングローラ20を交換頻度の比較的低い感光ドラム6とともに交換することができる。
8−4.作用効果4
回収機構19には、第2ドロワフレーム71に保持された2次クリーニングローラ21が含まれる。2次クリーニングローラ21により、中間転写ベルト11に付着している廃トナーを1次クリーニングローラ20を介して回収することができる。
8−5.作用効果5
廃トナー収容部25は、搬送機構26に対して相対移動可能に設けられている。これにより、廃トナー収容部25が現像器9と一体化された構成において、廃トナー収容部25と搬送機構26との接続に阻害されることなく、その一体化された現像器9および廃トナー収容部25を一体的に移動させることができる。
よって、現像器9を移動させて、現像ローラ95を感光ドラム6に対して適した位置に配置することができる。また、現像ローラ95から感光ドラム6にトナーが供給されないときに、現像ローラ95を感光ドラム6から離間させることができるので、感光ドラム6および現像ローラ95の劣化を抑制することができる。
8−6.作用効果6
廃トナー収容部25には、筒状の接続部112が形成されている。搬送機構26には、筒状の被接続部132が含まれる。被接続部132は、接続部112に挿通されて、接続部112と相対移動可能に接続されている。そのため、廃トナー収容部25が搬送機構26に対して相対的に移動されたときに、接続部112と被接続部132との重なり部分で接続を確保することができる。
8−7.作用効果7
搬送機構26には、オーガ131が含まれる。オーガ131は、回収機構19に回収された廃トナーを現像ローラ95の回転軸線が延びる軸線方向の中央部に向けて軸線方向に搬送する。こうすることにより、接続部112を設けることで、廃トナー収容部25が搬送機構26に対して相対移動する際に、左右のバランスが崩れることがない。
8−8.作用効果8
現像器9は、現像ローラ95の回転軸線と平行な回動軸を中心に、現像ローラ95が感光ドラム6に相対的に近接する近接位置と現像ローラ95が感光ドラム6から相対的に離間する離間位置とに回動可能に設けられている。
8−9.作用効果9
そして、現像器9の回動軸は、現像器9に対して回収機構19と反対側に配置されている。これにより、現像器9の回動に伴って、回収機構19を現像器9よりも大きく回動させることができる。その結果、回収機構19を中間転写ベルト11から大きく離間させることができる。
9.変形例
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
図16に示されるように、回収機構19として、1次クリーニングローラ20および2次クリーニングローラ21が省略されて、スクレーパ22の先端部が中間転写ベルト11に当接される構成のものが採用されてもよい。この変形例に係る構成では、スクレーパ22が除去部材の一例であり、スクレーパ22が第2保持部材の一例である第2ドロワフレーム71に保持される。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 カラープリンタ
6 感光ドラム
9 現像器
11 中間転写ベルト
19 回収機構
20 1次クリーニングローラ
21 2次クリーニングローラ
25 廃トナー収容部
26 搬送機構
31 第1ドロワフレーム
71 第2ドロワフレーム
93 トナー収容室
95 現像ローラ
112 接続部
131 オーガ
132 被接続部

Claims (9)

  1. 本体ケーシングと、
    前記本体ケーシング内に配置された無端状のベルトと、
    前記ベルトに対してその下方から対向して配置される感光ドラムと、
    現像剤を収容するための現像剤収容部を有し、前記感光ドラムに現像剤を供給する現像ローラを回転可能に保持する現像器と、
    前記現像器と一体的に設けられ、廃棄されるべき廃現像剤を収容するための廃現像剤収容部と、
    前記ベルト上から廃現像剤を除去して回収する回収機構と、
    前記廃現像剤収容部および前記回収機構に接続され、前記回収機構から前記廃現像剤収容部に廃現像剤を搬送する搬送機構と、
    前記本体ケーシング内に対して引出可能に設けられ、前記感光ドラムを保持する第1保持部材と、
    前記本体ケーシング内に対して引出可能に設けられ、前記現像器、前記廃現像剤収容部および前記搬送機構を保持する第2保持部材とを備え
    前記廃現像剤収容部は、前記搬送機構に対して相対移動可能に設けられ、
    前記廃現像剤収容部には、接続部が形成されており、
    前記搬送機構は、
    前記回収機構に回収された廃現像剤を搬送する搬送部材と、
    筒状をなし、前記接続部に挿通されて、前記搬送部材により搬送された廃現像剤を前記廃現像剤収容部へと搬送するための被接続部と、を有し、
    前記被接続部は、前記接続部と相対移動可能に接続されている、画像形成装置。
  2. 前記回収機構は、前記ベルトに接触して、前記ベルト上から廃現像剤を除去する除去部材を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記除去部材は、前記第1保持部材に保持されている、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記回収機構は、前記除去部材から廃現像剤を回収する回収部材を含み、
    前記回収部材は、前記第2保持部材に保持されている、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記除去部材は、前記第2保持部材に保持されている、請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記接続部は、筒状である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像器は、前記ベルトの下方に配置されており、
    前記搬送部材は、前記回収機構に回収された廃現像剤を前記現像ローラの回転軸線が延びる軸線方向の中央部に向けて前記軸線方向に搬送する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記現像器は、前記現像ローラの回転軸線と平行な回動軸を中心に、前記現像ローラが前記感光ドラムに相対的に近接する近接位置と前記現像ローラが前記感光ドラムから相対的に離間する離間位置とに回動可能に設けられている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記回動軸は、前記現像器に対して前記回収機構と反対側に配置されている、請求項に記載の画像形成装置。
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