JP5728713B2 - ブリスター容器 - Google Patents
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Description
ブリスター容器は、一般的に、透明な合成樹脂製シートを成形したカバー部材と、封止シートと、を有する。カバー部材は、その一部分に物品収納用の収納凹部が形成され、且つその収納凹部の端縁からフランジ部が延設されている。封止シートは、前記収納凹部の開口側を閉塞するものである。
例えば、特許文献1には、前記収納凹部及びフランジ部を有するカバー部材と、そのフランジ部の裏面に、感熱型接着剤又は熱溶着可能なシーラント層を介して接着された封止シートと、を有するブリスター容器が開示されている。
しかしながら、かかるブリスター容器は、封止シートを一旦剥離すると、再封できないという問題点がある。
この第1切込線を利用して第1シートの一部分を離反させると、粘着剤層の粘着面が前記区画における第1シート又は第2シートから剥がれていき、さらに、第1シートに引っ張られて第2シートの一部分が第2切込線に従って離反する。従って、前記第1シートの一部分及び第2シートの一部分(開閉部に相当)が封止シートから捲れ、第1切込線及び第2切込線で囲われる範囲内に、カバー部材の収納凹部に通じる取出口が生じる。よって、この取出口から物品を取り出したり、或いは、これを戻すこともできる。
一方、離反させた前記第1シートの一部分及び第2シートの一部分(開閉部)を元の状態に戻すと、前記区画における第1シートと第2シートの層間が粘着剤層を介して再び貼着するため、取出口を再封できる。
また、本発明のブリスター容器においては、第1切込線の内側近傍領域及び第2切込線の外側近傍領域にそれぞれ粘着剤層が設けられておらず、さらに、第1切込線の外側近傍領域及び第2切込線の内側近傍領域における第1シートと第2シートの層間が粘着剤の回避空間となるので、粘着剤層の粘着剤が第1切込線及び第2切込線を通じて滲み出ることを効果的に防止できる。
また、本発明のブリスター容器によれば、取出口の再封も簡単且つ確実に行うことができ、又、粘着剤が滲み出ることを効果的に防止できる。
本明細書において、横方向及び縦方向は、ブリスター容器を封止シートを下にして任意に平坦面上に置いてその法線方向から見たときの方向性を指し、横方向と縦方向は、ブリスター容器の封止シートの面内で互いに直交する方向である。また、平面視形状は、前記と同様にブリスター容器を任意に平坦面上に置いてその法線方向から見たときの形状である。また、用語の接頭語として、第1、第2などを付けているが、該接頭語は、用語を区別するために付加されたものであり、その順序や優劣などを意味しない。さらに、「A〜B」という記載は、A以上B以下を意味する。
また、図3、図11及び図12において、非貼着領域を「薄墨」で、粘着剤層が設けられた部分を「網掛け」でそれぞれ表している。これら各部は背面図からは直接現れないが、これらの各部が設けられた範囲を分かりやすく図示する目的で、便宜上、このように塗り分けしている。全図において、物品は図示しない。
図1乃至図5に於いて、開閉部を形成できる本発明のブリスター容器10は、収納凹部41が形成されたカバー部材4と、その収納凹部41の開口を閉塞する封止シート3と、を有する。
カバー部材4は、前記収納凹部41と、収納凹部41から一体的に延設されたフランジ部42と、を有する。
封止シート3は、第1シート1と第2シート2とを有する積層シートから形成されている。この封止シート3の面内に再封可能な開閉部を形成するために、第1シート1の面内には、平面視非直線状の第1切込線11が形成され、且つ、第2シート2の面内には、前記第1切込線11と位置ずれした平面視非直線状の第2切込線22が形成されている。この第1切込線11と第2切込線22で挟まれた区画Aにおける前記第1シート1と第2シート2の層間に、粘着剤層5が設けられている。
以下、具体的に説明する。
カバー部材4の材質は、特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂が挙げられる。カバー部材4は、収納した物品を透視するため、透明又は半透明であることが好ましいが、非透明な材質を用いてもよい。
カバー部材4の厚みは、0.1〜2mmであり、好ましくは0.2〜1mmである。
収納凹部41の形状は、物品の形状などに応じて適宜設計される。本実施形態では、収納凹部41の正面壁411は、平面視略矩形状に形成されている。かかる平面視略矩形状の正面壁411に対応して、周面壁412は、4つの起立面からなる四角筒状に形成されている。
フランジ部42の平坦面は、封止シート3を接着する被接着面421となる。
フランジ部42に対する封止シート3の接着方法は特に限定されず、例えば、接着剤を用いた接着、熱融着による接着、溶剤を用いた溶着などが挙げられる。
封止シート3の外形は、カバー部材4のフランジ部42の外形とほぼ一致している。もっとも、封止シート3の形状とフランジ部42の外形は一致している場合に限られず、封止シート3がフランジ部42の外形よりも大きい(この場合には、フランジ部42の外縁から封止シート3の一部が延出する)、又は、封止シート3がフランジ部42の外形よりも小さくてもよい。封止シート3は、少なくとも収納凹部41の開口を閉塞できる大きさに形成されていれば、その形状は特に限定されない。
この封止シート3の面内にカバー部材4の収納凹部41に通じる開閉部(物品の取出口)を形成するために、前記第1シート1及び第2シート2の面内には、それぞれ第1切込線11及び第2切込線22が形成されている。
加工性に優れ且つ繰り返して開閉しても破損し難いことから、第1シート1は、合成樹脂製シート、合成樹脂製シートを含む積層体、又は、これらにガスバリア層及び/又は光バリア層が積層された積層体を用いることが好ましい。
第1シート1の厚みは、特に限定されない。第1シート1として合成樹脂製シート又はこれを含む積層体が用いられる場合には、その厚みは、一般に、15μm〜120μmである。
封止シート3をカバー部材4のフランジ部42に熱融着にて接着する場合には、第2シート2は、シーラント層を有することが好ましい。例えば、第2シート2は、シーラント層の単層、又は、シーラント層と他の層(例えば、シーラント層とは異なる合成樹脂製シート)を有し且つこのシーラント層が最外面に一体的に積層された積層体を用いることが好ましい。
第2シート2は、透明又は非透明の何れでもよい。
第2シート2の厚みは、特に限定されない。第2シート2としてシーラント層の単層が用いられる場合には、その厚みは、一般に、15μm〜70μmである。
前記第2切込線22の外側近傍領域22oとは、第2切込線22を基準にして、その第2切込線22の外側に隣接し且つ第2切込線22に沿って延びる幅狭な帯状領域である。前記第2切込線22の内側近傍領域22iとは、その第2切込線22の内側に隣接し且つ第2切込線22に沿って延びる幅狭な帯状領域である。
接着剤層6は、公知の接着剤を、第1シート1の第2面又は第2シート2の第1面の所定範囲に塗布することにより、両シート1,2の層間に設けることができる。
なお、第1シート1の第1面は、第1シート1の2つの面のうち、第2シート2に接着される側の面とは反対側の面を指し、第1シート1の第2面は、第2シート2に接着される側の面を指す。第2シート2の第1面は、第2シート2の2つの面のうち、第1シート1に接着される側の面を指し、第2シート2の第2面は、その反対側の面を指す。
前記取出口は、第1切込線11及び第2切込線22に従って第1シート1の一部分及び第2シート2の一部分を離反させることによって、封止シート3に形成される開口部分である。
前記開閉部は、第1切込線11及び第2切込線22に従って封止シート3から切り離される、前記第1シート1の一部分及び第2シート2の一部分からなる。
本実施形態では、第2切込線22は、前記第1切込線11を基準にして、第1切込線11から内側に離れて形成されている。特に、第1切込線11と第2切込線22は、部分的にも交わっていない(平面から見たときに両線が部分的に交差していない)ことが好ましい。
第1切込線11の形状は、両端部を有する有端の非直線状である。例えば、有端の非直線状の第1切込線11は、両端部を有し、この両端部を結んだ仮想直線から封止シート3の一方側(本実施形態では、縦方向一方側)に膨らんだ平面視非直線状に形成されている。
第2切込線22の形状は、両端部を有する有端の非直線状、又は、無端の非直線状の何れかである。なお、無端の非直線状の切込線とは、その内側に閉鎖領域を形成するような形状の切込線(すなわち、環状の切込線)である。
第2切込線22が両端部を有する有端の非直線状である場合、上記第1切込線11と同様に、第2切込線22は、両端部を有し、この両端部を結んだ仮想直線から封止シート3の一方側に膨らんだ平面視非直線状に形成されている。
なお、第2切込線22がカバー部材4の収納凹部41の端縁412aに沿って形成されている場合には、前記区画Aの全部がフランジ部42の被接着面421に重なるようになる。
また、第1横切込線112の横方向中央部は、縦方向一方側に略円弧状に膨らんでいる。この第1横切込線112の略円弧状で囲われた領域は、開閉部を捲り出すときの摘み部として機能する。なお、摘みやすくするために、第1横切込線112の略円弧状で囲われた領域における第1シート1と第2シート2の層間には、図3に示すように、粘着剤層5を有しない(又はこの領域にも粘着剤層5を設けた場合には、その粘着を抑える隠蔽層を積層する)ことが好ましい。
第1切込線11と第2切込線22が位置ずれして形成されていることにより、第1切込線11と第2切込線22の間に、第1シート1の一部と第2シート2の一部が離反可能に接する区画Aが生じる。
もっとも、第1縦切込線111と第2縦切込線221との間隔及び第1横切込線112と第2横切込線222との間隔が略一定でなく、少なくとも何れか一方の間隔が次第に広がっていたり、或いは、部分的に異なっていてもよい。
切込線は、図1及び図3に示すように、前記切り目又は切込み目が全体的に連続しているものでもよいし、或いは、前記切り目又は切込み目の連続線が断続的に繋がっているもの(図6に示すように、長い連続線Xが、短い間隔Yを開けて繋がっているもの)でもよい。このように、切り目の連続線が断続的に繋がって構成される切込線であっても、この切込線に従ってシートを切り取ることができる。
第1切込線11及び第2切込線22に従って第1シート1及び第2シートから開閉部を容易に切り離すことができるので、第1切込線11及び第2切込線22は、シートの厚み方向に貫通した切り目の連続線、又は、シートの厚み方向に貫通した切り目の連続線が断続的に繋がっているものが好ましい。
つまり、粘着剤層5は、第1切込線11上及び第2切込線22上にそれぞれ重ならないように第1切込線11と第2切込線22で挟まれた区画Aの範囲内に設けられている。
粘着剤層5は、図示したように、第2切込線22に沿って、連続した帯状の範囲に設けられていることが好ましい。粘着剤層5が連続した帯状に設けられていることにより、区画Aにおける第1シート1と第2シート2の層間が前記粘着剤層5を介して隙間なく密着されるので、カバー部材4の収納凹部41が封止シート3で密封されたブリスター容器10を提供できる。
もっとも、粘着剤層5は、第1切込線11及び第2切込線22に沿って、断続的に設けられていてもよい。粘着剤層5が断続的に設けられるとは、ある程度の面積がある複数の粘着剤層5が、少しの間隔を開けて第1切込線11及び第2切込線22に沿って並設されていることである。
なお、粘着剤層5の厚みは、通常、5μm〜25μm程度である。
粘着剤とは、2つの被着体の間に介在して両者を貼着でき、且つ手の力で被着体を引き剥がすことができる程度の粘着力を有し、剥離後再貼付可能なもの(剥離後も粘着性を有するもの)をいう。
詳しくは、粘着剤層5の粘着力は、特に限定されないが、粘着剤層5の接着強度が、1〜5N/15mmが好ましい。
この非貼着領域における第1シート1と第2シート2の層間は、貼り付いておらず、この層間には僅かな隙間を有する。
なお、符号9は、ブリスター容器10の吊下げ用孔である。
長尺の第1シート1の第2面(又は長尺の第2シート2の第1面)の所定範囲(接着剤層6及び粘着剤層5の形成予定範囲)に、接着剤及び粘着剤を塗布した後、これに長尺の第2シート2の第1面(又は長尺の第1シート1の第2面)を貼り合わせて積層シートを形成する。次に、接着剤層6及び粘着剤層5の間に対応するように、第1シート1の第1面側からカッター刃を用いて第1切込線11を刻設し且つ第2シート2の第2面側からカッター刃を用いて第2切込線22を刻設する。得られた長尺の積層シート(封止シート3が連続的に繋がった連続体)は、必要に応じて、ロールに巻き取られる。
ブリスター容器10に入れられる物品は特に限定されず、例えば、化粧品類、固形医薬品類、歯間ブラシなどの医薬部外品、お菓子などの食品類、玩具類、文房具類、乾電池などが挙げられる。
特に、粘着剤層5が、図示したように連続した帯状に設けられていると、ブリスター容器10の密封性が保持される。かかるブリスター容器10は、化粧品類、固形医薬品類、医薬部外品及び食品類などの包装にも適している。
また、粘着剤が第1切込線11を通じて第1シート1の第1面側にも出ないので、粉塵などが付着することも防止できる。
第1シート1を捲り上げると、第1切込線11に沿って第1シート1の一部分が封止シート3から離反していくと共に、粘着剤層5の粘着面が区画A内における第2シート2の第1面から剥がれていく。さらに、第1シート1に引っ張られて第2シート2の一部分が第2切込線22に従って袋本体4から離反する(図7及び図8参照)。このようにして第1シート1の一部分及び第2シート2の一部分(開閉部8)が封止シート3から捲れ、第2切込線22で囲われる範囲内に、カバー部材4の収納凹部41に通じる取出口7が生じる。よって、この取出口7から物品を取り出したり、或いは、これを戻すこともできる。
このように本発明のブリスター容器10によれば、物品を取出口7から取り出し且つこの取出口7を開閉部8にて再封でき、これを繰り返すことができる。
本実施形態では、図9に示すように、第1切込線11の外側近傍領域11o及び第2切込線22の内側近傍領域22iを含んで接着剤層6が設けられている点が、上記第1実施形態と異なっている。
つまり、本実施形態では、第1切込線11と第2切込線22で挟まれた区画Aにおける第1シート1と第2シート2の層間には、接着剤層6が設けられておらず、第1切込線11と第2切込線22の間の中間領域(第1切込線11と第2切込線22の間の区画Aのうち、第1切込線11の内側近傍領域11i及び第2切込線22の外側近傍領域22oを除いた領域)に粘着剤層5が設けられている。
その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態では、図10に示すように、第1切込線11の内側近傍領域11i及び第2切込線22の外側近傍領域22oを含んで粘着剤層5が設けられている点が、上記第1実施形態と異なっている。
つまり、本実施形態では、第1切込線11の外側近傍領域11o、第2切込線22の内側近傍領域22i、及び第1切込線11と第2切込線22で挟まれた区画Aのそれぞれにおける第1シート1と第2シート2の層間には、接着剤層6が設けられておらず、第1切込線11の外側近傍領域11o及び第2切込線22の内側近傍領域22iが非貼着領域とされ、且つ、第1切込線11と第2切込線22の間の区画A全体に亘って粘着剤層5が設けられている。
その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態は、上記第2実施形態及び第3実施形態を組み合わせたブリスター容器10である。
つまり、本実施形態では、第1切込線11の外側近傍領域11o及び第2切込線22の内側近傍領域22iにも接着剤層6が設けられ、且つ、第1切込線11と第2切込線22の間の区画Aにおける第1シート1と第2シート2の層間には接着剤層6が設けられておらず、この第1切込線11と第2切込線22で挟まれた区画A全体に亘って粘着剤層5が設けられている。
本実施形態のブリスター容器10においても、開閉部によって取出口を開閉できる。
第5実施形態においては、第1切込線11及び第2切込線22の様々な変形例を示す。
上記第1実施形態においては、第1切込線11及び第2切込線22の平面視形状は、それぞれ略コの字状であるが、例えば、図11(a)に示すように、第1切込線11及び第2切込線22が、それぞれ平面視略V字状に形成されていてもよい。
また、図11(b)に示すように、第1切込線11及び第2切込線22が、それぞれ平面視略半楕円状に形成されていてもよい。
その他、図示しないが、第1切込線11及び第2切込線22の平面視形状は、略半円状などに形成されていてもよい。
例えば、図12に示すブリスター容器10は、第1切込線11が平面視略U字状に形成され、一方、第2切込線22がこの第1切込線11の内側に離れて略コの字状に形成されている。
上記第1実施形態においては、第1シート1の第1切込線11はカバー部材4の収納凹部41の端縁412aよりも外側に位置するように形成されているが、第1切込線11がカバー部材4の収納凹部41の端縁412aに沿って又はその端縁412aよりも内側に位置するように第1シート1に形成されていてもよい。この場合、第2切込線22は、区画Aを確保するために、その第1切込線11よりもさらに内側に位置するように第2シート2に形成されていることが好ましい。
また、第1切込線11の第1縦切込線111がカバー部材4の収納凹部41の端縁412aに沿って又はその端縁412aよりも内側に位置し且つ第1横切込線112が収納凹部41の端縁412aよりも外側に位置しするように形成されていてもよい。この場合についても、第2切込線22は、区画Aを確保するために、その第1切込線11よりもさらに内側に位置するように形成されていることが好ましい。
上記第1実施形態においては、封止シート3は同形同大の第1シート1と第2シート2との積層シートからなるが、封止シート3として、第1シート1又は第2シート2の何れか一方が小さい積層シートを用いることもできる。
図13に示すブリスター容器10は、第2シート2の横幅が第1シート1よりも短く、第1シート1の第2面がカバー部材4のフランジ部42の被接着面421に接着されている。この第1シート1の第2面は、接着剤層61を介してフランジ部42の被接着面421に接着されている。この第1シート1とフランジ部42を接着させる接着剤層61は、第1シート1と第2シート2を接着させる接着剤層6が兼用されている。つまり、第1シート1と第2シート2を接着させる接着剤(接着剤層6を形成する接着剤)を、第2シート2の外縁を越えて第1シート1の第2面に塗工することにより、第1シート1とフランジ部42が接着剤層61を介して接着されている。この接着剤層61及び接着剤層6を形成する接着剤としては、感熱型接着剤を用いることが好ましい。
本実施形態において、第1切込線11及び第2切込線22は、収納凹部41の端縁412aよりも内側に位置していることが好ましい。
その他の構成は、上記第1乃至第6実施形態と同様である。
Claims (4)
- 収納凹部を有するカバー部材と、前記収納凹部の開口を閉塞する封止シートと、を有し、
前記封止シートが、第1シートと第2シートが積層された積層シートから形成されており、
前記封止シートに開閉部を形成するために、前記第1シートの面内に平面視非直線状の第1切込線が形成され、且つ、前記第2シートの面内に前記第1切込線と位置ずれした平面視非直線状の第2切込線が形成されており、
前記第1切込線と第2切込線で挟まれた区画、並びに、前記第1切込線の外側近傍領域及び前記第2切込線の内側近傍領域を除いて前記第1シートと第2シートが接着剤層を介して接着され、
前記区画のうち前記第1切込線の内側近傍領域及び前記第2切込線の外側近傍領域を除いた領域における第1シートと第2シートの層間に、粘着剤層が設けられていることを特徴とする、ブリスター容器。 - 前記カバー部材が、前記収納凹部の端縁から延設されたフランジ部を有し、
前記フランジ部の被接着面に前記封止シートの第2シートを接着することにより、前記封止シートがカバー部材の収納凹部の開口を閉塞しており、
前記第1切込線と第2切込線で挟まれた区画の全部又は一部が、前記フランジ部の被接着面に重なっている、請求項1に記載のブリスター容器。 - 前記第1切込線の内側近傍領域の幅、第1切込線の外側近傍領域の幅、第2切込線の内側近傍領域の幅及び第2切込線の外側近傍領域の幅が、それぞれ1mm〜5mmである、請求項1又は2に記載のブリスター容器。
- 前記第1切込線及び第2切込線が、それぞれシートの厚み方向に貫通する切り目が全体的に連続したもの又は切り目の連続線が断続的に繋がったものからなる、請求項1〜3の何れか一項に記載のブリスター容器。
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