JP5715013B2 - 乗用型水田作業機 - Google Patents
乗用型水田作業機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5715013B2 JP5715013B2 JP2011198370A JP2011198370A JP5715013B2 JP 5715013 B2 JP5715013 B2 JP 5715013B2 JP 2011198370 A JP2011198370 A JP 2011198370A JP 2011198370 A JP2011198370 A JP 2011198370A JP 5715013 B2 JP5715013 B2 JP 5715013B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- float
- height
- sensor float
- seedling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Description
本発明は、乗用型水田作業機において、センサーフロートの前部を下方に付勢する付勢機構及び付勢力変更機構、昇降制御手段を備えた場合、付勢力変更機構の操作が行い易くなるように構成することを目的としている。
(構成)
本発明の第1特徴は、乗用型水田作業機において次のように構成することにある。
作業装置を機体の後部に上下昇降自在に支持して、前記作業装置を昇降駆動する昇降機構を備え、
田面に接地追従するセンサーフロートの後部を前記作業装置の下部に上下動自在に支持して、前記作業装置における前記センサーフロートの上方の部分に、高さセンサーを前記高さセンサーの後側に前記センサーフロートの前端部が位置するように備え、
前記高さセンサーの検出アームを左右軸芯周りに上下揺動自在に構成し且つ前記高さセンサーから前方及び後方に延出し、前記検出アームの後部と前記センサーフロートの前端部とに亘って連係部材を接続して、前記作業装置に対する前記センサーフロートの上下位置を前記高さセンサーにより検出するように構成し、
前記高さセンサーの検出値に基づいて、田面から前記作業装置までの高さが設定高さに維持されるように、前記昇降機構を作動させる昇降制御手段を備えて、
前記作業装置における前記センサーフロートの上側で且つ前記検出アームの前部に、前記連係部材を下方側に付勢する付勢機構を接続し、前記高さセンサーの前側に前記付勢機構の付勢力を変更する付勢力変更機構を備えて、
前記高さセンサー、前記検出アーム、前記付勢機構及び前記付勢力変更機構が、前記センサーフロートの前端部よりも前側に位置するように構成している。
センサーフロートの後部を作業装置の下部に上下動自在に支持して、作業装置におけるセンサーフロートの上方の部分に高さセンサーを備え、センサーフロートの前部と高さセンサーとに亘って連係部材を接続すると、連係部材は作業装置の前部に位置することになる。
これにより、作業者が作業装置の前側(機体側)から付勢力変更機構を手動で操作する際、作業者は連係部材を越えて作業装置の後方(内方)に手を入り込ませなくても、付勢力変更機構の操作を容易に行うことができるのであり、連係部材が付勢力変更機構の操作の妨げになるようなことがなくなって、乗用型水田作業機の作業性を向上させることができた。
これにより、付勢機構及び付勢力変更機構がさらに作業装置の前側に位置する状態となるのであり、さらに連係部材が付勢力変更機構の操作の妨げになるようなことがなくなって、乗用型水田作業機の作業性を向上させることができた。
図1に示すように、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2で支持された機体の後部に、上下揺動自在なリンク機構3が備えられ、リンク機構3を介して6条植型式の苗植付装置5(作業装置に相当)が昇降自在に支持され、リンク機構3を昇降駆動する油圧シリンダ4(昇降機構に相当)が備えられて、乗用型水田作業機の一例である乗用型田植機が構成されている。
次に、苗植付装置5について説明する。
図1,2,5に示すように、苗植付装置5は、1個のフィードケース17、3個の伝動ケース6、伝動ケース6の後部に回転駆動自在に支持された一対の回転ケース7、回転ケース7の両端に備えられた一対の植付アーム8、中央のセンサーフロート9、右及び左のサイドフロート11、6個の苗のせ面を備えて左右方向に往復横送り駆動される苗のせ台10、苗のせ台10の苗のせ面の各々に備えられた縦送り機構25等を備えて構成されている。
次に、前輪1及び後輪2、苗植付装置5、繰り出し部13への伝動構造について説明する。
図1に示すように、エンジン49の動力が、静油圧式無段変速装置 (図示せず)から
ギヤ変速式の副変速装置(図示せず)を介して、前輪1及び後輪2に伝達されている。静油圧式無段変速装置と副変速装置との間から分岐した動力が、植付クラッチ87(図9参照)及びPTO軸22を介して、フィードケース17に備えられた入力軸28(図4参照)に伝達される。
次に、苗植付装置5の昇降の構造について説明する。
図6及び図7に示すように、3個の伝動ケース6の下部に亘って支持軸41が横軸芯P2周りに回転自在に支持されて、支持軸41に固定された3組の支持アーム41aが斜め後方下方に延出されており、支持アーム41aの後端の横軸芯P3周りに、センサーフロート9及びサイドフロート11の後部が上下に揺動自在に支持されている。人為的に操作可能な植付深さレバー42が支持軸41に固定されて前方上方に延出され、支持フレーム18に固定されたレバーガイド43に植付深さレバー42が挿入されており、植付深さレバー42をレバーガイド43に係合させることによって、植付深さレバー42を任意の位置で保持することができる。
これにより、植付深さレバー42を操作して苗の設定深さを設定すると、これに連動して連係ロッド58により第1リンク45が横軸芯P4周りに揺動操作されて、後述するポテンショメータ68と横軸芯P3(センサーフロート9及びサイドフロート11の後部)との上下間隔は変化しない。
これにより、苗植付装置5におけるセンサーフロート9の上方の部分にポテンショメータ68が位置し、ポテンショメータ68の後側(図6の紙面右側)にセンサーフロート9の前端部(ブラケット9a)及び連係ロッド55が位置する状態となっている。
次に、苗植付装置5の昇降制御について説明する。
図6及び図7に示すように、コイルバネ57により連係ロッド55及びセンサーフロート9の前端部が下方に付勢される点、及びセンサーフロート9に浮力が作用する点によって、センサーフロート9が田面Gに接地追従する。これに対して苗植付装置5が上下動すると、田面G(センサーフロート9)から苗植付装置5までの高さ(植付アーム8による苗の植付深さ)が変化しようとする。
以上のように昇降制御手段74が構成されており、昇降制御手段74は制御装置40にソフトウェアとして備えられている。
次に、苗植付装置5の昇降制御の感度変更について説明する。
図9に示すように、人為的に操作可能なダイヤル式の感度設定スイッチ70が備えられて、感度設定スイッチ70の操作位置が制御装置40に入力されており、感度設定スイッチ70により設定検出値B1(設定高さA1(設定深さ))を変更することができる。
次に、苗植付装置5のローリング制御について説明する。
図3及び図9に示すように、フィードケース17がリンク機構3の後部下部の前後軸芯P1周りにローリング自在に支持されている(苗植付装置5がリンク機構3の後部下部の前後軸芯P1周りにローリング自在に支持されている)。フィードケース17に傾斜センサー48が固定されて、水平面(田面G)に対する苗植付装置5の左右方向の傾斜角度が傾斜センサー48によって検出されており、傾斜センサー48の検出値が制御装置40(ローリング制御手段75)に入力されている。
以上のようにローリング制御手段75が構成されており、ローリング制御手段75は制御装置40にソフトウェアとして備えられている。
次に、昇降レバー72について説明する。
図1,2,9に示すように、運転座席31の右横側に昇降レバー72が備えられ、昇降レバー72は上昇位置、中立位置、下降位置及び植付位置に操作自在に構成されており、昇降レバー72の操作位置が制御装置40に入力されている。機体に対するリンク機構3の角度を検出するポテンショメータ88が備えられて、ポテンショメータ88の検出値が制御装置40に入力されており、機体に対するリンク機構3の角度を検出することによって機体に対する苗植付装置5の高さを検出することができる。
昇降レバー92を中立位置に操作すると、植付及び施肥クラッチ87,90が遮断状態に操作され、昇降制御手段及びローリング制御手段が停止した状態で、油圧シリンダ4が停止して苗植付装置5の昇降が停止する。
昇降レバー92を植付位置に操作すると、昇降制御手段及びローリング制御手段が作動した状態で、植付及び施肥クラッチが伝動状態に操作される。
図13に示すように、苗植付装置5に整地装置63を備えることがある。整地装置63は、右の伝動ケース6に横軸芯周りに上下揺動自在に支持された支持アーム64、左の伝動ケース6に横軸芯周りに上下揺動自在に支持された駆動ケース65、支持アーム64及び駆動ケース65に亘って横軸芯周りに回転自在に支持された整地体66を備えて構成されている。左の伝動ケース6の入力軸32の動力が、駆動ケース65の内部の伝動チェーン(図示せず)を介して整地体66に伝達されて、整地体66がダウンカット方向に回転駆動されて、田面Gが整地される。
5 作業装置
9 センサーフロート
54 検出アーム
55 連係部材
56 付勢力変更機構
57 付勢機構
68 高さセンサー
74 昇降制御手段
G 田面
Claims (1)
- 作業装置を機体の後部に上下昇降自在に支持して、前記作業装置を昇降駆動する昇降機構を備え、
田面に接地追従するセンサーフロートの後部を前記作業装置の下部に上下動自在に支持して、前記作業装置における前記センサーフロートの上方の部分に、高さセンサーを前記高さセンサーの後側に前記センサーフロートの前端部が位置するように備え、
前記高さセンサーの検出アームを左右軸芯周りに上下揺動自在に構成し且つ前記高さセンサーから前方及び後方に延出し、前記検出アームの後部と前記センサーフロートの前端部とに亘って連係部材を接続して、前記作業装置に対する前記センサーフロートの上下位置を前記高さセンサーにより検出するように構成し、
前記高さセンサーの検出値に基づいて、田面から前記作業装置までの高さが設定高さに維持されるように、前記昇降機構を作動させる昇降制御手段を備えて、
前記作業装置における前記センサーフロートの上側で且つ前記検出アームの前部に、前記連係部材を下方側に付勢する付勢機構を接続し、前記高さセンサーの前側に前記付勢機構の付勢力を変更する付勢力変更機構を備えて、
前記高さセンサー、前記検出アーム、前記付勢機構及び前記付勢力変更機構が、前記センサーフロートの前端部よりも前側に位置するように構成している乗用型水田作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011198370A JP5715013B2 (ja) | 2011-09-12 | 2011-09-12 | 乗用型水田作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011198370A JP5715013B2 (ja) | 2011-09-12 | 2011-09-12 | 乗用型水田作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013059267A JP2013059267A (ja) | 2013-04-04 |
JP5715013B2 true JP5715013B2 (ja) | 2015-05-07 |
Family
ID=48184564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011198370A Expired - Fee Related JP5715013B2 (ja) | 2011-09-12 | 2011-09-12 | 乗用型水田作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5715013B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7442405B2 (ja) | 2020-07-10 | 2024-03-04 | 株式会社クボタ | 水田作業機 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10155317A (ja) * | 1996-12-04 | 1998-06-16 | Kubota Corp | 乗用型田植機 |
JP2000300018A (ja) * | 1999-04-15 | 2000-10-31 | Kubota Corp | 田植機の昇降制御装置 |
JP3893836B2 (ja) * | 2000-02-23 | 2007-03-14 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
JP3995622B2 (ja) * | 2003-03-17 | 2007-10-24 | 株式会社クボタ | 乗用型田植機 |
JP4484591B2 (ja) * | 2004-06-03 | 2010-06-16 | 株式会社クボタ | 乗用型田植機 |
JP5554938B2 (ja) * | 2009-04-27 | 2014-07-23 | 三菱農機株式会社 | 乗用型田植機 |
-
2011
- 2011-09-12 JP JP2011198370A patent/JP5715013B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013059267A (ja) | 2013-04-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4350102B2 (ja) | 乗用型田植機 | |
JP5134283B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP5537230B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP5261456B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP4484591B2 (ja) | 乗用型田植機 | |
JP4769282B2 (ja) | 田植機 | |
JP4914263B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP2015062352A (ja) | 水田作業機 | |
JP4769212B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP4773263B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP5715013B2 (ja) | 乗用型水田作業機 | |
JP4484754B2 (ja) | 田植機 | |
JP6796946B2 (ja) | 田植機 | |
JP5954468B2 (ja) | 乗用型田植機 | |
JP5120282B2 (ja) | 作業機 | |
JP2019110773A (ja) | 水田作業機 | |
JP4750742B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP6832772B2 (ja) | 植播系作業機 | |
JP4775106B2 (ja) | 苗移植機 | |
JP2010213639A (ja) | 田植機 | |
JP2010213638A (ja) | 田植機 | |
JP2019176745A (ja) | 水田作業機 | |
JP7113738B2 (ja) | 作業機 | |
JP6941954B2 (ja) | 植播系作業機 | |
JP5701669B2 (ja) | 田植機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130926 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140313 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140320 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140514 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150312 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5715013 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |