JP5710662B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスプレイを有する第1筐体を第2筐体に対して着脱可能且つ開閉可能に構成した電子機器に関する。
近年、タッチパネル式の液晶ディスプレイを有し、物理的なキーボードを持たないタブレット型のパーソナルコンピュータ(タブレット型PC)が急速に普及している。タブレット型PCは、持ち運びが容易で入力作業もタッチパネルによって行うことができるため操作が容易である。
しかしながら、タブレット型PCは、物理的なキーボードを持たないため、例えば、長文の入力作業等に支障を生じる場合がある。そこで、例えば、特許文献1では、上部筐体となるタブレット型PCを、キーボードを設けた下部筐体に対して着脱可能に構成したコンピュータが提案されている。このようなコンピュータでは、ノート型PCとタブレット型PCの2通りの使用方法が可能となるため、使用者の利便性が非常に高いものとなっている。
特開2005−158013号公報
特許文献1の構成では、キーボードを有する下部筐体にヒンジによって回動可能に連結されたブラケットを有し、このブラケットに対してディスプレイを有する上部筐体を着脱可能に構成している。このため、上部筐体をブラケットから取り外した状態で、下部筐体のみを持ち運び、或いは鞄に収納しようとする場面では、筐体上面から突出したブラケットが邪魔になる。そこで、ブラケットをヒンジによって回動させて倒しておけば、下部筐体をコンパクトな形状にすることができて利便性が高まる。
ところで、タブレット型PCを着脱可能に構成した機器は、ノート型PCとしての使用形態を考慮すると、上部筐体が着脱されるブラケットを回動可能に支持するヒンジには、ブラケットに装着した上部筐体を所望の角度位置で安定して保持することができる程度の十分なトルクが設定されている必要がある。このため、上部筐体を取り外した状態でブラケットを回動させようとしても、上部筐体を装着している場合に比べて、該上部筐体の重量や大きな高さ寸法によるモーメント力が作用しないため、ヒンジに設定された回動トルクに抗してブラケットを人手で回動させることは難しい。
一方、ヒンジの回動トルクを予め低いものに設定しておけば、ブラケット単独であっても容易に回動させることが可能になるが、上部筐体を装着した場合にはトルクが低すぎてしまい、上部筐体を安定して所望の角度位置に保持しておくことが難しくなる。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、2つの筐体を着脱可能且つ回動可能に構成した電子機器において、一方の筐体を他方の筐体から取り外した場合にその着脱用のブラケットを容易に回動させ、他方の筐体をコンパクトな形状にすることを可能とする電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る電子機器は、ディスプレイを有する第1筐体と、該第1筐体を着脱可能なブラケットをヒンジによって回動可能に連結した第2筐体とを備え、前記第1筐体が装着されたブラケットを回動させることで、前記第1筐体を前記第2筐体に対して開閉可能に構成した電子機器であって、記ヒンジでの前記ブラケットの回動トルクを、前記第1筐体が前記ブラケットに装着された状態よりも前記第1筐体が前記ブラケットから取り外された状態で低減させるトルク可変構造を備える特徴とする。
このような構成によれば、第1筐体がブラケットに装着された状態よりも第1筐体がブラケットから取り外された状態で、ヒンジでのブラケットの回動トルクを低減可能なトルク可変構造を備えるため、第1筐体を第2筐体から取り外した状態で回動トルクを低減することにより、第1筐体が取り外されたブラケットを容易に回動させ、第2筐体をコンパクトな形状に変化させることができ、収納や運搬を容易に行うことができる。また、第1筐体を第2筐体に対して装着した状態では、回動トルクを大きな状態にしておくことができるため、第1筐体を所望の角度位置に安定して保持することができる。
前記トルク可変構造は、前記第1筐体が前記ブラケットに装着された状態で、前記回動トルクが低減されることを禁止するトルク低減禁止機構を備えると、第1筐体をブラケットに装着した状態でヒンジの回動トルクが低減されてしまい、第1筐体が不安定になることを防止することができる。
前記トルク可変構造は、前記第1筐体が前記ブラケットから取り外され、且つ前記回動トルクが低減された状態で、前記第1筐体の前記ブラケットへの装着を禁止する筐体装着禁止機構を備えると、ヒンジの回動トルクが低減された状態で第1筐体がブラケットに装着されることを防止することができる。
前記トルク可変構造は、前記ヒンジに対し所定の回動トルクを持って軸支されるヒンジ軸と、前記ブラケットから前記ヒンジ軸への回転力の伝達の可否を切換えるクラッチ機構とを備えると、クラッチ機構を動作させるだけでブラケットの回動トルクを容易に変更することができる。
前記ブラケットは、前記ヒンジ軸の軸線方向に沿ってスライド可能であり、前記クラッチ機構は、前記ヒンジ軸に対し回動不能に固定された軸側係合部と、前記ブラケットと共にスライドすることで前記軸側係合部に対して係合可能且つ離脱可能なブラケット側係合部とを備えると、ブラケットをスライドさせるだけでクラッチ機構を切換え、トルク可変構造を動作させることができる。
前記ブラケット側係合部が前記軸側係合部に係合する方向に前記ブラケットを付勢する弾性部材を備えると、ブラケット側係合部と軸側係合部の係合動作が容易なものとなる。
また、本実施形態に係る電子機器は、ディスプレイを有する第1筐体と、該第1筐体を着脱可能なブラケットをヒンジによって回動可能に連結した第2筐体とを備え、前記第1筐体が装着されたブラケットを回動させることで、前記第1筐体を前記第2筐体に対して開閉可能に構成した電子機器であって、前記ヒンジでの前記ブラケットの回動トルクを変更するトルク可変構造を備え、該トルク可変構造は、前記第1筐体が前記ブラケットに装着された状態で前記回動トルクの変更を禁止するトルク変更禁止機構を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、第1筐体がブラケットに装着された状態でヒンジでの回動トルクの変更を禁止するトルク変更禁止機構を備えるため、第1筐体を第2筐体に対して着脱可能に構成し、さらにヒンジでの回動トルクを変更可能に構成した場合であっても、第1筐体をブラケットに装着した状態でヒンジの回動トルクが変更されることを防止でき、第1筐体を第2筐体に対し、常に安定した状態で保持しておくことができる。また、第1筐体を取り外した状態では、ヒンジでの回動トルクを変更することにより、ブラケットを容易に回動させることができる。
前記トルク変更禁止機構は、前記第1筐体が前記ブラケットから取り外された場合には、前記回動トルクの変更禁止を解除するものとすると、第1筐体をブラケットから取り外した状態で、該ブラケットの回動トルクを変更することができるため、例えば、第1筐体が取り外されたブラケットを容易に回動させ、第2筐体をコンパクトな形状に変化させることができる。
すなわち、前記トルク可変構造は前記回動トルクを、前記第1筐体が前記ブラケットに装着された状態よりも前記第1筐体が前記ブラケットから取り外された状態で低減可能であることが好ましい。
前記トルク可変構造は、前記ヒンジに対し所定の回動トルクを持って軸支されるヒンジ軸と、前記ブラケットから前記ヒンジ軸への回転力の伝達の可否を切換えるクラッチ機構とを備えると、クラッチ機構を動作させるだけでブラケットの回動トルクを容易に変更することができる。
前記ブラケットは、前記ヒンジ軸の軸線方向にスライド可能であり、前記クラッチ機構は、前記ヒンジ軸に対し回動不能に固定された軸側係合部と、前記ブラケットと共にスライドすることで前記軸側係合部に対して係合可能且つ離脱可能なブラケット側係合部とを備え、前記トルク変更禁止機構は、前記第1筐体が前記ブラケットから取り外された状態では前記ブラケットのスライドを許容する一方、前記第1筐体が前記ブラケットに装着された状態では前記ブラケットのスライドを阻止するストッパ部材を備えてもよい。そうすると、ブラケットをスライドさせるだけでクラッチ機構を切換え、トルク可変構造を動作させることができる。しかも、第1筐体がブラケットに装着された状態ではブラケットのスライドがストッパ部材によって阻止されるため、第1筐体をブラケットに装着された状態でヒンジの回動トルクが開放されてしまい、第1筐体が不安定になることを防止することができる。
前記ストッパ部材は、前記第1筐体が前記ブラケットから取り外され、且つ前記軸側係合部と前記軸側係合部とが離脱した位置に前記ブラケットがスライドされた状態では、前記第1筐体の前記ブラケットへの装着を阻止するものであると、例えば、トルク可変構造によってヒンジの回動トルクが低減された状態で第1筐体がブラケットに装着されることを防止することができる。
前記第2筐体は、キーボードを有し、前記第1筐体は、前記第2筐体と分離した状態で動作可能なタブレット型のパーソナルコンピュータである場合には、例えば、第1筐体の重量が一般的なノート型PCのディスプレイ部よりも大きなものとなる。このため、ヒンジには第1筐体を所望の角度位置に安定して保持しておくために一層大きな回動トルクが設定されている必要があり、その結果、第1筐体を取り外した状態でブラケットを回動させることが一層難しいものとなるが、当該電子機器では、トルク可変構造を備えるため、ブラケット単独であっても容易に回動させることが可能となる。
本発明によれば、第1筐体を第2筐体から取り外した状態で回動トルクを低減することにより、第1筐体が取り外されたブラケットを容易に回動させ、第2筐体をコンパクトな形状に変化させることができ、収納や運搬を容易に行うことができる。また、第1筐体を第2筐体に対して装着した状態では、回動トルクを大きな状態にしておくことができるため、第1筐体を所望の角度位置に安定して保持することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器の斜視図である。 図2は、図1に示す電子機器において、上部筐体を下部筐体から取り外した状態での斜視図である。 図3は、上部筐体を取り外したブラケットを倒した状態を示す斜視図である。 図4は、ヒンジ及びブラケットの一部省略正面図である。 図5は、右側のヒンジ及びその周辺部の斜視図である。 図6は、左側のヒンジ及びその周辺部の斜視図である。 図7は、右側のヒンジにおける上部取付部材をスライドさせ、軸側係合部とブラケット側係合部とを離間させた状態での斜視図である。 図8は、ブラケットの回動動作を示す説明図であり、図8(A)は、ブラケットを初期位置とし、軸側係合部とブラケット側係合部とが係合した状態を示す図であり、図8(B)は、図8(A)に示す状態からブラケットをスライド位置とし、軸側係合部とブラケット側係合部とを離間させた状態を示す図であり、図8(C)は、図8(B)に示す状態からブラケットを回動させて手前側に倒した状態を示す図である。 図9は、右側のヒンジ及びそれに近接配置されるスイッチ部材を示す一部省略正面図であり、図9(A)は、上部筐体が装着されていない状態を示す図であり、図9(B)は、上部筐体が装着された状態を示す図である。 図10は、上部筐体が装着されていない状態でブラケットをスライド位置とした状態での右側のヒンジ及びそれに近接配置されるスイッチ部材を示す一部省略正面図である。
以下、本発明に係る電子機器について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器10の斜視図であり、ディスプレイ12を有する上部筐体14を、キーボード16を設けた下部筐体18に装着した状態を示す。図2は、図1に示す電子機器10において、上部筐体14を下部筐体18から取り外した状態での斜視図である。
本実施形態に係る電子機器10は、上部筐体14を下部筐体18に対して装着した状態ではノート型PCとして機能し、上部筐体14と下部筐体18とを分離した状態では、上部筐体14が単独でタブレット型PCとして機能する、ノートブック(ラップトップ)型・タブレット型兼用のハイブリット型PCである。本発明は、このようなハイブリッド型PC以外、携帯電話、スマートフォン、又は電子手帳等、分離可能な2つの筐体を備えた電子機器であれば好適に適用できる。以下、図1に示すように上部筐体14を下部筐体18に対して略直角に起立させ、ディスプレイ12を視認しながらキーボード16を操作する使用者から見た方向で、上下方向、左右方向、前後(手前、奥)方向と規定して説明する。
図1及び図2に示すように、電子機器10は、ディスプレイ12を有する上部筐体(第1筐体)14と、キーボード16を有する下部筐体(第2筐体)18とを備える。上部筐体14は、下部筐体18に左右一対のヒンジ20L,20R(以下、まとめて「ヒンジ20」ともいう)によって回動可能に連結されたブラケット22に対して着脱可能である。ブラケット22に装着された上部筐体14は、ヒンジ20によって回動することで下部筐体18の上面(キーボード16側の面)を開閉可能な蓋体となり、一般的なノート型PCの開閉するディスプレイ部と同様に機能する。
上部筐体14は、例えば、タッチパネル式の液晶表示部からなるディスプレイ12を備え、その内部に、タブレット型PCを構成する基板、演算装置、及びメモリ等の各種電子部品(図示せず)を収納している。上部筐体14は、図2中で下端面となる着脱面14aと、ブラケット22の上端面となる被着脱面22aとに設けられたフックや該フックの係止用凹部等の図示しない着脱機構により、ブラケット22に対して着脱可能である。また、上部筐体14は、着脱面14aに設けられた図示しないコネクタが、ブラケット22の被着脱面22aに設けられた図示しない端子台に接続されることで、下部筐体18と電気的に接続される。上部筐体14は、下部筐体18側との着脱機構や制御機能等を有する以外は、一般的なタブレット型PCと同様な構成でよい。
下部筐体18は、上部筐体14の外部入力手段として機能する物理的なキーボード16を備えた上部筐体14の拡張用デバイスであり、タブレット型PCである上部筐体14をノート型PCとして機能させ、その利便性を向上させるためものである。下部筐体18は、ヒンジ20の一端が固定され、該ヒンジ20の他端に固定されたブラケット22を回動可能に支持している。下部筐体18は、キーボード16以外の電子部品、例えば、磁気ディスク装置や光学ディスク装置等の拡張機器を備えるものであっても勿論よい。
ところで、図2に示すように上部筐体14を起立させた状態で該上部筐体14をブラケット22から取り外すと、下部筐体14の上面からブラケット22が立脚した状態となる。このため、下部筐体14を単独で鞄等に収納する場合には、ブラケット22をヒンジ20によって回動させて手前に倒し、図3に示すような収納姿勢としてコンパクトに変形させることが好ましい。
ところが、ヒンジ20は、上部筐体14を装着した状態のブラケット22を、図1に示すような所望の角度位置(例えば、上部筐体14の全閉位置を0°とすると、10°〜170°程度)に安定して保持できる必要があり、それに適した十分に大きな回動トルクが設定されている。このため、上部筐体14を取り外した状態でブラケット22を回動させようとしても、上部筐体14を装着している場合に比べて、その重量や高さ寸法等が大幅に小さくなっているため、ヒンジ20に設定された回動トルクに抗してブラケット22を人手で回動させることは非常に難しい。
特に、本実施形態に係る電子機器10は、一般的なノート型PCと異なり、上部筐体14がタブレット型PCとして機能するものである。このため、上部筐体14には、上記のように基板、演算装置、及びメモリ等の電子部品が多く搭載されており、一般的なノート型PCのディスプレイ部よりも重量が大きい傾向にあり、必然的にヒンジ20に設定される回動トルクもより大きなものに設定されている。その結果、当該電子機器10において、上部筐体14を取り外した状態でブラケット22を手動で回動させることは、一般的なノート型PCの場合よりも一層難しいものとなる。
このような問題を解消するため、本実施形態に係る電子機器10では、上部筐体14を取り外した場合に、ヒンジ20でのトルクを軽減(開放)し、ブラケット22を容易に回動可能とする構造(トルク可変構造24)を搭載している。換言すれば、トルク可変構造24を備えることにより、電子機器10では、上部筐体14をブラケット22に装着した状態では、ヒンジ20でのトルクを設定トルクに維持しておくことができ、上部筐体14の角度位置が不安定になることを回避することができる。
そこで、次に、ヒンジ20及びブラケット22の構成、及びこれらの間に渡って設けられるトルク可変構造24の構成について説明する。
図4は、ヒンジ20及びブラケット22の一部省略正面図であり、図1に示すように起立姿勢としたブラケット22の前面を覆うカバープレート26を省略すると共に、左右のヒンジ20L,20R付近を拡大して図示したものである。図5は、右側のヒンジ20R及びその周辺部の斜視図であり、図6は、左側のヒンジ20L及びその周辺部の斜視図である。
先ず、ブラケット22について説明する。
図2〜図4に示すように、ブラケット22は、第1筐体14と略同一の厚さを有し、第1筐体14及び第2筐体18の幅寸法と略同一の幅寸法を有する帯板状の部材である。ブラケット22は、ヒンジ20と連結されるベースプレート28と、ベースプレート28の前面を覆うカバープレート26とを備え、これらベースプレート28及びカバープレート26で扁平箱状に形成された空間内にヒンジ20の一部要素を収納している。
ブラケット22の上端面である被着脱面22aには、上記した端子台や着脱機構が設けられている。被着脱面22aの幅方向で左右上端部には、上方へと突出し、第1筐体14側の取付穴に挿入されることで該第1筐体14を支持する支持アーム30が設けられている(図1も参照)。支持アーム30は、上方に向かって一辺の幅寸法が漸次縮小した先細り直角三角形状の突起である。
次に、右側のヒンジ20Rについて説明する。
図4及び図5に示すように、ヒンジ20Rは、ヒンジ軸32を所定の回動トルクで軸支するヒンジ本体34と、ヒンジ本体34を第2筐体18に固定するための断面L字状の下部取付部材36とを備える。
ヒンジ本体34は、ヒンジ軸32を所定の回動トルクで軸支する軸穴を有する円筒部34aと、円筒部34aの下面から一旦下方に突出した後、ヒンジ軸32と平行して外方(右側)へと延在し、その先端に下部取付部材36の鉛直面が固定される取付アーム34bとを有する。
ヒンジ軸32には、基端側(円筒部34a側)から先端側(右側)に向かって順に、リンクアーム38と、固定筒体40と、上部取付部材42とが挿通され、リンクアーム38の基端側に内側Eリング44が嵌着され、上部取付部材42の先端側に外側Eリング46が嵌着されている。
リンクアーム38は、ヒンジ軸32に回転自由な状態で挿通される軸孔が形成された下端の軸孔部38aと、軸孔部38aからベースプレート28の内面に沿って上方に延びた回転アーム38bと、回転アーム38bの中央付近にその長手方向に延在して形成された長孔38cと、回転アーム38bの先端側から内方(左側)へと突出した突出片38dとから構成されている。軸孔部38aは、円板形状に形成され、その中央部にヒンジ軸32が回転自由に挿通される軸孔(図示せず)が形成されている。長孔38cには、上部取付部材42の薄板状のスライド片56aがスライド可能に挿通されている。突出片38dの中央部には孔部が形成され、該孔部に嵌挿されたピン48により、突出片38dは、コイルばね(弾性部材)50の一端を保持している。
リンクアーム38は、軸孔部38aの左右側面がそれぞれ内側Eリング44と固定筒体40との間で保持されることにより、ヒンジ軸32の軸方向への移動が規制される一方、ヒンジ軸32の軸回りに回転自由に軸支されている。
固定筒体40は、ヒンジ軸32と一体的に回動するものであり、その先端側(右側)に、周方向に沿って等角度で均等に凹凸形状が形成されたフェースギア状の軸側係合部40aが形成されている。本実施形態では、軸側係合部40aとして、周方向に5個の凹部及び凸部を均等に形成した構成を例示している。固定筒体40の周面の基端側(左側)には、径方向に貫通したねじ孔40bに止めねじ52が締結されている。止めねじ52の先端がヒンジ軸32の外周面に圧接されることにより、固定筒体40がヒンジ軸32に対し回動不能な状態で固着される。
上部取付部材42は、ヒンジ20Rにブラケット22を固定するためのものであり、ブラケット22と共にヒンジ軸32回りに一体的に回動可能である。上部取付部材42は、ヒンジ軸32に挿通される可動筒体54と、可動筒体54の上部外周面に突設され、一端からスライド片56aが突出した取付板56とから構成されている。可動筒体54は、固定筒体40と略左右対称な形状となっており、その基端側(左側)に固定筒体40の軸側係合部40aと同軸上で係合可能なフェースギア状のブラケット側係合部54aが形成されている。ブラケット側係合部54aは、軸側係合部40aと係合可能であることから、本実施形態では、周方向に5個の凹部及び凸部を均等に形成した構造を例示している。取付板56には、一対の取付孔56b,56bが形成されている。各取付孔56bに挿通された図示しないボルトが、ベースプレート28の内面に形成された図示しないねじ穴に螺合されることにより、上部取付部材42とブラケット22とが一体的に締結固定される。スライド片56aは、取付板56の一端面(左端面)から突出し、回転アーム38bの長孔38cにスライド可能な状態で挿通されている。
軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとが係合した状態では(図4及び図5参照)、可動筒体54の一端面(右端面)と外側Eリング46との間には、所定の距離が形成されており、この距離分だけ可動筒体54はヒンジ軸32の軸方向へのスライドが許容されている。すなわち、上部取付部材42は、軸側係合部40aにブラケット側係合部54aが完全に係合した位置(図4及び図5参照)から、可動筒体54の一端面が外側Eリング46に当接する位置(図7参照)まで、ヒンジ軸32の軸方向にスライド可能である。可動筒体54が外側Eリング46に当接した位置では、軸側係合部40aからブラケット側係合部54aが完全に離間して両者が非係合状態になっている。このように、可動筒体54のスライド範囲(前記所定の距離)は、少なくとも軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとが係合し又は非係合することが可能な範囲に設定されている。
また、図5及び図7から明らかなように、可動筒体54(上部取付部材42)の可動範囲内では、常にスライド片56aが回転アーム38bの長孔38cに挿入された位置にある。このため、スライド片56aによるヒンジ軸32を軸心とした回動方向への押圧作用により、回転アーム38bは常に上部取付部材42(ブラケット22)と一体的にヒンジ軸32の軸回りに回動することになる。
次に、左側のヒンジ20Lについて説明する。
左側のヒンジ20Lは、右側のヒンジ20Rに対し、大部分が左右対称に構成されている。そこで、ヒンジ20Lについては、ヒンジ20Rと同一又は同様な機能及び効果を奏する要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
図4及び図6に示すように、ヒンジ20Lは、ヒンジ軸32及びヒンジ本体34と、下部取付部材36とを備える。ヒンジ20Lのヒンジ軸32には、基端側(円筒部34a側)から先端側(左側)に向かって順に、上部取付部材58と、固定筒体40とが挿通され、上部取付部材58の基端側に内側Eリング44が嵌着されている。
上部取付部材58は、ヒンジ20Lにブラケット22を固定するためのものであり、ブラケット22と共にヒンジ軸32回りに一体的に回動可能である。上部取付部材58は、実質的にヒンジ20Rの上部取付部材42からスライド片56aを省略した構成であり、ヒンジ軸32に挿通される可動筒体54と、可動筒体54の上部外周面に突設された取付板56とから構成されている。可動筒体54には、固定筒体40の軸側係合部40aと同軸上で係合可能なフェースギア状のブラケット側係合部54aが形成されている。取付板56には、一対の取付孔56b,56bが形成され、各取付孔56bに挿通された図示しないボルトによって上部取付部材58とブラケット22とが一体的に締結固定される。
ヒンジ20Lでは、可動筒体54(上部取付部材58)のスライド範囲は、固定筒体40と内側Eリング44との間に設定されており、上記したヒンジ20Rでの可動筒体54と外側Eリング46との間の距離と同一である。これにより、上部取付部材58は、軸側係合部40aにブラケット側係合部54aが完全に係合した位置(図4及び図6参照)から、可動筒体54の一端面が内側Eリング44に当接する位置(図示は省略するが、図7に示すヒンジ20Rの場合と略同様である)まで、ヒンジ軸32の軸方向にスライド可能である。ヒンジ20Lにおいても、可動筒体54が内側Eリング44に当接した位置では、軸側係合部40aからブラケット側係合部54aが完全に離間して両者が非係合状態となる。つまり、ヒンジ20Lにおいても、可動筒体54のスライド範囲は、少なくとも軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとが係合し又は非係合することが可能な範囲に設定されている。
上記のヒンジ20L,20Rでは、図4〜図6に示すように、軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとが係合した状態では、ヒンジ軸32と一体的に回転する固定筒体40と共に、可動筒体54(上部取付部材42,58)及びリンクアーム38も回転し、ブラケット22もヒンジ軸32と共に回転する。一方、図7に示すように、軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとが非係合の状態では、ヒンジ軸32の軸回りに可動筒体54(上部取付部材42,58)は回転自由となり、ブラケット22もヒンジ軸32回りに回転自由となっている。すなわち、図7に示す状態では、例えば、回転固定されたヒンジ軸32の外周面を、可動筒体54(上部取付部材42,58)及びリンクアーム38が回転可能である。
このように、軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとは、ブラケット22からヒンジ軸32への回転力の伝達の可否を切換えるクラッチ機構を構成している。そして、このクラッチ機構は、取付板56によってブラケット22を支持した上部取付部材42,58、つまりブラケット22が、ヒンジ軸32の軸方向に前記スライド範囲内でスライドすることで動作するものとなっている。
また、図4に示すように、一方のヒンジ20Rとブラケット22との間にはコイルばね50が介在している。コイルばね50は、ベースプレート28の内面に左右長手方向に沿って形成された溝部28a内に配置されており、その一端がヒンジ軸32の軸方向にスライド不能に位置決めされたリンクアーム38の突出片38dにピン48によって固定され、その他端がスライド可能なブラケット22側に固定されている。
コイルばね50は、図4に示すように、ブラケット22が左端部までスライドされ、左右のヒンジ20L,20Rの軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとが係合した位置(以下「初期位置」又は「装着位置」とする)ではブラケット22を左側に付勢し、図7に示すように、ブラケット22が右端部までスライドされ、左右のヒンジ20L,20Rの軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとが離間した位置(以下「スライド位置」又は「非装着位置」とする)で反発力を十分に蓄積する圧縮ばねである。
次に、ヒンジ20でのブラケット22の回動トルクを変更するトルク可変構造24について、ブラケット22の押し倒し動作と共に説明する。
先ず、図1に示すように、ヒンジ20L,20Rが初期位置にあり、ブラケット22に上部筐体14が装着された状態では、図4〜図6及び図8(A)に示すように、ブラケット22は左端にスライドされ、軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとが係合した状態にある。また、コイルばね50の付勢作用により、軸側係合部40aとブラケット側係合部54aの係合状態が確実に維持されている。
この状態では、軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとが係合し、上記クラッチ機構が連結されているため、ブラケット22は、ヒンジ軸32と一体的に回転し、ブラケット22の回動トルクは、ヒンジ本体34の円筒部34aに予め設定された大きなトルクとなる。このため、重量物である上部筐体14が装着された状態であっても、ヒンジ20は、ブラケット22を所望の角度位置で安定して保持することができる。一方、ヒンジ20から上部筐体14上端までの距離に基づくモーメント力や上部筐体14自体の重量により、使用者が上部筐体14を下部筐体18上に閉じる場合には、上部筐体14を円滑に回動させることができる。
次に、図2に示すように、ブラケット22から上部筐体14を取り外した後、図3に示すように、ブラケット22を下部筐体18上に閉じる場合には、トルク可変構造24を利用してブラケット22の回動トルクを低減させればよい。トルク可変構造24によってブラケット22の回動トルクを低減させる場合には、先ず、ブラケット22を人手等によって把持し、該ブラケット22をコイルばね50の付勢力に抗してヒンジ軸32に沿って右側にスライドさせる(図7及び図8(B)参照)。
この状態では、軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとが離間(非係合)し、上記クラッチ機構が切離されているため、ブラケット22は、上部取付部材42,58と共にヒンジ軸32回りに回転自由であり、ヒンジ本体34に設定された回動トルクの影響を受けない。つまり、ヒンジ本体34による回動トルクが開放された状態となる。このため、ブラケット22を人手等によって把持すれば、容易に回動させて手前側に押し倒すことができる(図3及び図8(C)参照)。
一方、図8(C)に示すように倒した状態のブラケット22を図8(A)に示すように起立させるには、上記と逆の手順を実行すればよい。すなわち、倒れているブラケット22(図8(C)参照)を人手等によって把持して回動させて起こした後(図8(B)参照)、コイルばね50の付勢力を利用して左側にスライドさせると同時に、軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとを係合させればよい(図8(A)参照)。
軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとの凹凸形状の周方向での設置位相を、例えば、ブラケット22を完全に閉じた図8(C)の状態で噛合可能に構成してもよい。すなわち、ブラケット22を倒した状態でブラケット22をコイルばね50の付勢力を利用して左側にスライドさせ、軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとを再び係合させてクラッチ機構を連結させる構成としてもよい。そうすると、図8(C)に示すように倒した状態のブラケット22に再びヒンジ本体34の回動トルクが作用するようになり、ブラケット22が倒れた状態を安定して維持しておくことができ、運搬時等にブラケット22ががたつくことがない。なお、この構成でブラケット22を起立させる際には、倒した状態のブラケット22を一旦右側にスライドさせてから起こせばよい。
ところで、上部筐体14をブラケット22に装着した状態でブラケット22を強制的に右側にスライドさせてしまうと、トルク可変構造24によってヒンジ本体34の回動トルクが開放されてしまい、上部筐体14を安定して保持しておくことが難しくなる可能性がある。
そこで、図9に示すように、トルク可変構造24に対してスイッチ部材60を付設してもよい。
スイッチ部材60は、図示しない復帰ばねによって上方に付勢された支柱60aと、支柱60aの右側面から外方(右側)に突出した水平アーム60bと、水平アーム60bの先端から下方へと多少突出した突部60cとから構成された正面視略T字状の部材である。
スイッチ部材60は、支柱60aの右側面がヒンジ20Rのリンクアーム38の左側面に近接する位置において、ブラケット22のベースプレート28の内面に対し上下動可能な状態で取り付けられている。スイッチ部材60は、図示しないコイルばね(圧縮ばね)等によって上方へと付勢されており、ブラケット22に上部筐体14が取り付けられると前記コイルばねの付勢力に抗して下方に押し下げ移動させられる。なお、図9では、リンクアーム38の突出片38d及びコイルばね50を省略して図示しているが、これら突出片38d及びコイルばね50は、スイッチ部材60の背面側等、該スイッチ部材60を避けた位置に適宜設置される。
図9(A)に示すように、ブラケット22から上部筐体14を取り外した場合、スイッチ部材60は、支柱60aがブラケット22の被着脱面22aより上方に飛び出し、支柱60aの下端がリンクアーム38の上端より上方となる位置になる。このため、ブラケット22を右側にスライドさせ、トルク可変構造24を動作させてヒンジ20L,20Rの回動トルクを開放させることができる。
一方、図9(B)に示すように、ブラケット22に上部筐体14を装着した場合、スイッチ部材60は上部筐体14によって押し下げられ、支柱60aの下端がリンクアーム38の左側部に位置している。従って、ブラケット22を右側にスライドさせようとしても支柱60aがリンクアーム38に当接し、ブラケット22のスライドが禁止されるため、トルク可変構造24が動作し、ヒンジ20の回動トルクが開放させることが阻止される。
このように、スイッチ部材60は、上部筐体14がブラケット22から取り外された状態ではブラケット22のスライドを許容する一方、上部筐体14がブラケット22に装着された状態ではブラケット22のスライドを阻止することにより、ヒンジ20でのブラケット22に対する回動トルクの変更、つまりクラッチ機構の切換の可否を制御する。
換言すれば、スイッチ部材60は、上部筐体14をブラケット22に装着した状態でブラケット22をスライドさせることを規制することで、ヒンジ本体34の回動トルクが変更されること、つまり回動トルクが低減(開放)されることを禁止するトルク低減禁止機構(トルク変更禁止機構)62aとして機能する。このトルク低減禁止機構62aを備えることにより、上部筐体14をブラケット22に装着した状態でヒンジ本体34の回動トルクが開放されてしまい、上部筐体14が不安定になることを防止することができ、常に安定した状態で上部筐体14をブラケット22で保持しておくことができる。また、トルク低減禁止機構62aでは、図9(A)に示すように上部筐体14がブラケット22から取り外された場合には、ヒンジ20での回動トルクの低減禁止(変更禁止)が解除されるため、ブラケット22単独での回動は容易なものとなる。
さらに、スイッチ部材60は、図10に示すように、ブラケット22から上部筐体14が取り外された状態で、ブラケット22が右側にスライドされた位置にある場合には、支柱60aの下端がリンクアーム38の上方に配置される。このようにブラケット22がスライド位置にあり、且つトルク可変構造24が動作してヒンジ本体34の回動トルクが開放された状態では、仮に上部筐体14をブラケット22に装着しようとしても、支柱60aの下端面がリンクアーム38の上端面に当接する。このため、スイッチ部材60を押し下げることができなくなり、上部筐体14の装着が阻止される。このように、スイッチ部材60は、ブラケット22をスライドさせて回動トルクが開放された状態では、上部筐体14のブラケット22への装着を禁止する装着禁止機構62bとしても機能し、ヒンジ本体34の回動トルクが開放された状態で上部筐体14が誤って装着されることを防止することができる。従って、回動トルクが開放された状態のブラケット22に上部筐体14が不安定な状態で装着されてしまうことを防止できる。
以上のように、本実施形態に係る電子機器10は、ディスプレイ12を有する上部筐体14と、該上部筐体14を着脱可能なブラケット22をヒンジ20によって回動可能に連結した下部筐体18とを備え、第1筐体14が装着されたブラケット22を回動させることで、上部筐体14を下部筐体18に対して開閉可能に構成したものであり、ヒンジ20でのブラケット22の回動トルクを変更するトルク可変構造24を備え、該トルク可変構造24は、ヒンジ20でのブラケット22の回動トルクを、上部筐体14がブラケット22に装着された状態よりも上部筐体14がブラケット22から取り外された状態で低減可能である。
このように、当該電子機器10によれば、上部筐体14がブラケット22に装着された状態よりも上部筐体14がブラケット22から取り外された状態で、ヒンジ20でのブラケット22の回動トルクを低減可能なトルク可変構造24を備える。このため、上部筐体14を下部筐体18から取り外した状態で回動トルクを低減することにより、上部筐体14が取り外されたブラケット22を容易に回動させ、下部筐体18をコンパクトな形状に変化させることができ、収納や運搬を容易に行うことができる。また、上部筐体14を下部筐体18に対して装着した状態では、回動トルクが大きな状態で維持されるため、上部筐体14を所望の角度位置に安定して保持することができる。
また、本実施形態に係る電子機器10は、ディスプレイ12を有する上部筐体14と、該上部筐体14を着脱可能なブラケット22をヒンジ20によって回動可能に連結した下部筐体18とを備え、第1筐体14が装着されたブラケット22を回動させることで、上部筐体14を下部筐体18に対して開閉可能に構成したものであり、ヒンジ20でのブラケット22の回動トルクを変更するトルク可変構造24を備え、該トルク可変構造24は、上部筐体14がブラケット22に装着された状態でヒンジ20での回動トルクの変更を禁止するトルク変更禁止機構62aを備える。
このように、当該電子機器10によれば、上部筐体14がブラケット22に装着された状態でヒンジ20での回動トルクの変更を禁止するトルク変更禁止機構62aを備える。このため、上部筐体14を下部筐体18に対して着脱可能に構成し、さらにヒンジ20での回動トルクを変更可能に構成した場合であっても、上部筐体14をブラケット22に装着した状態でヒンジ本体34の回動トルクが変更されることを防止でき、上部筐体14を下部筐体18に対し、常に安定した状態で保持しておくことができる。しかも、トルク可変構造24を備えるため、上部筐体14を下部筐体18から取り外した状態では、例えば、ブラケット22の回動トルクを低減し、上部筐体14が取り外されたブラケット22を容易に回動させ、下部筐体18をコンパクトな形状に変化させることができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、トルク可変構造24として、ブラケット22のスライドと連動して係合状態と非係合状態とが切換わる軸側係合部40aとブラケット側係合部54aとを用いたクラッチ機構を用いる構成を例示したが、トルク可変構造としては、上部筐体14のブラケット22への装着状態に応じてヒンジ20での回動トルクを変更可能なものであれば他の構成であっても勿論よく、例えば、電磁式のクラッチ機構等を用いてもよい。
また、上記実施形態では、スイッチ部材60は上部筐体14によって移動して、ブラケット22のスライドの可否を切換えるものとして説明したが、このようなスイッチ部材60に代えて、例えば、ブラケット22や下部筐体18の表面に露出した押ボタン式等のスイッチ部材を設け、このスイッチ部材を操作することでブラケット22のスライドの可否や上部筐体14の装着の可否を切換える構成としてもよい。
10 電子機器
12 ディスプレイ
14 上部筐体
16 キーボード
18 下部筐体
20L,20R ヒンジ
22 ブラケット
24 トルク可変構造
32 ヒンジ軸
34 ヒンジ本体
36 下部取付部材
38 リンクアーム
40 固定筒体
40a 軸側係合部
42,58 上部取付部材
50 コイルばね
54 可動筒体
54a ブラケット側係合部
56 取付板
60 スイッチ部材
62a トルク低減禁止機構
62b 装着禁止機構

Claims (13)

  1. ディスプレイを有する第1筐体と、該第1筐体を着脱可能なブラケットをヒンジによって回動可能に連結した第2筐体とを備え、前記第1筐体が装着されたブラケットを回動させることで、前記第1筐体を前記第2筐体に対して開閉可能に構成した電子機器であって、
    記ヒンジでの前記ブラケットの回動トルクを、前記第1筐体が前記ブラケットに装着された状態よりも前記第1筐体が前記ブラケットから取り外された状態で低減させるトルク可変構造を備える特徴とする電子機器。
  2. 請求項1記載の電子機器において、
    前記トルク可変構造は、前記第1筐体が前記ブラケットに装着された状態で、前記回動トルクが低減されることを禁止するトルク低減禁止機構を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1又は2記載の電子機器において、
    前記トルク可変構造は、前記第1筐体が前記ブラケットから取り外され、且つ前記回動トルクが低減された状態で、前記第1筐体の前記ブラケットへの装着を禁止する筐体装着禁止機構を備えることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記トルク可変構造は、前記ヒンジに対し所定の回動トルクを持って軸支されるヒンジ軸と、前記ブラケットから前記ヒンジ軸への回転力の伝達の可否を切換えるクラッチ機構とを備えることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4記載の電子機器において、
    前記ブラケットは、前記ヒンジ軸の軸線方向に沿ってスライド可能であり、
    前記クラッチ機構は、前記ヒンジ軸に対し回動不能に固定された軸側係合部と、前記ブラケットと共にスライドすることで前記軸側係合部に対して係合可能且つ離脱可能なブラケット側係合部とを備えることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5記載の電子機器において、
    前記ブラケット側係合部が前記軸側係合部に係合する方向に前記ブラケットを付勢する弾性部材を備えることを特徴とする電子機器。
  7. ディスプレイを有する第1筐体と、該第1筐体を着脱可能なブラケットをヒンジによって回動可能に連結した第2筐体とを備え、前記第1筐体が装着されたブラケットを回動させることで、前記第1筐体を前記第2筐体に対して開閉可能に構成した電子機器であって、
    前記ヒンジでの前記ブラケットの回動トルクを変更するトルク可変構造を備え、該トルク可変構造は、前記第1筐体が前記ブラケットに装着された状態で前記回動トルクの変更を禁止するトルク変更禁止機構を備えることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項7記載の電子機器において、
    前記トルク変更禁止機構は、前記第1筐体が前記ブラケットから取り外された場合には、前記回動トルクの変更禁止を解除することを特徴とする電子機器。
  9. 請求項7又は8記載の電子機器において、
    前記トルク可変構造は前記回動トルクを、前記第1筐体が前記ブラケットに装着された状態よりも前記第1筐体が前記ブラケットから取り外された状態で低減可能であることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記トルク可変構造は、前記ヒンジに対し所定の回動トルクを持って軸支されるヒンジ軸と、前記ブラケットから前記ヒンジ軸への回転力の伝達の可否を切換えるクラッチ機構とを備えることを特徴とする電子機器。
  11. 請求項10記載の電子機器において、
    前記ブラケットは、前記ヒンジ軸の軸線方向にスライド可能であり、
    前記クラッチ機構は、前記ヒンジ軸に対し回動不能に固定された軸側係合部と、前記ブラケットと共にスライドすることで前記軸側係合部に対して係合可能且つ離脱可能なブラケット側係合部とを備え、
    前記トルク変更禁止機構は、前記第1筐体が前記ブラケットから取り外された状態では前記ブラケットのスライドを許容する一方、前記第1筐体が前記ブラケットに装着された状態では前記ブラケットのスライドを阻止するストッパ部材を備えることを特徴とする電子機器。
  12. 請求項11記載の電子機器において、
    前記ストッパ部材は、前記第1筐体が前記ブラケットから取り外され、且つ前記軸側係合部と前記軸側係合部とが離脱した位置に前記ブラケットがスライドされた状態では、前記第1筐体の前記ブラケットへの装着を阻止することを特徴とする電子機器。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記第2筐体は、キーボードを有し、
    前記第1筐体は、前記第2筐体と分離した状態で動作可能なタブレット型のパーソナルコンピュータであることを特徴とする電子機器。
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