JP6136496B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本開示の技術はたとえば、スマートフォンなどの筐体に折り畳み構造や開閉構造を備える電子機器に関する。
スマートフォンなどの電子機器では、表示画面を備え、携帯して利用される。一画面の情報提示量を多くすれば、文字などの縮小には限界があるため、表示画面を大きくせざるを得ない。表示画面を大きくすれば、携帯性が損なわれ、携帯性を優先すれば表示画面を縮小することになる。しかし、表示画面を縮小することは実用性が損なわれる。このような相反する要請を実現するため、筐体に折り畳み構造や開閉構造が用いられている。
このような電子機器の筐体構造に関し、縦方向に配列された2つの筐体を2方向に動作可能なヒンジの介在により、開閉方向および回動方向に操作可能にすることが知られている(たとえば、特許文献1)。筐体の角部を2軸ヒンジで連結し、各筐体を複数の位置または向きに操作するものが知られている(たとえば、特許文献2)。2つの筐体を短手方向に回動させる第1のヒンジと、長手方向に回動させる第2のヒンジを備え、各ヒンジを筐体内に配置することが知られている(たとえば特許文献3)。また、筐体の開方向に付勢された状態でロックし、このロックを解除して開状態にすることが知られている(たとえば特許文献4)。
米国特許出願公開第2007/0037616号明細書 特開2005−051726号公報 特開2009−111495号公報 特開平11−041328号公報
ところで、スマートフォンなどの電子機器では、表示画面の拡大化と、携帯性を高めた筐体構造としてたとえば、固定側筐体と可動側筐体とを備える。係る構造では、2軸ヒンジを備え、固定側筐体から開状態に移行させた可動側筐体を回動可能にし、固定側筐体と可動側筐体の面部を隣接させ、表示面積や操作面積を拡大させることができる。このような2軸ヒンジでは、ヒンジ構造を複雑化することなく、開閉操作や回動操作を組み合わせ、多様な操作形態を実現することができる。しかし、回転軸が異なった位置にあると、片手で双方の開操作を行うことが困難であるという課題がある。
たとえば、係る電子機器の筐体を掌上に置き、余裕のある指先操作で開操作や回動操作をしようとしても、他方の指などで補助操作を必要とするという課題がある。機構的には優れていても、2か所の操作位置が存在すると、それらを個別に操作するのであっては、極めて面倒な操作となり、操作に手間取るといった課題がある。操作中、操作に気を取られる余り、把持が疎かになり、電子機器を落下させるという不都合も無視できない。
そこで、本開示の技術は上記課題に鑑み、片手操作などで可動側筐体の開操作と解除操作を可能にし、操作性を高めることを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の電子機器の一側面によれば、開方向に付勢されている第1のヒンジを介して開閉可能に接続された固定側筐体と可動側筐体とを有する。前記可動側筐体は、解除方向に付勢されている第2のヒンジを介して回動可能に接続された基部と本体部とを備える。前記可動側筐体の前記基部は前記固定側筐体に前記第1のヒンジを介して接続され、前記可動側筐体の前記本体部は前記固定側筐体に、前記第2のヒンジを介して回動可能に接続されている。そして、前記第1のヒンジの開操作部と、前記基部と前記本体部とを固定する固定部を解除する解除操作部とが電子機器の同一辺側に備えられている。
本開示の電子機器によれば、次の効果が得られる。
(1) 電子機器の同一辺部に開操作部と解除操作部を備えられているので、片手操作などの簡易操作により、可動側筐体の開操作と回動操作を連続的に行うことができる。
(2) 開方向に付勢された第1のヒンジによる可動側筐体の開操作と、解除方向に付勢された第2のヒンジによる可動側筐体の本体部の回動操作の双方を迅速化できる。
第1の実施の形態に係る携帯端末装置を示す図である。 携帯端末装置の左側面および右側面を示す図である。 開状態の携帯端末装置を示す斜視図である。 開状態の携帯端末装置を示す平面図である。 左側面側から開状態の携帯端末装置を示す側面図である。 可動側筐体の回動途上の携帯端末装置を示す平面図である。 可動側筐体を可動限界まで回動させた携帯端末装置を示す平面図である。 第1ヒンジを分解して示す斜視図である。 ヒンジおよびその回動状態を示す斜視図である。 ヒンジの内部構造および動作を示す断面図である。 ヒンジの内部構造および動作を示す断面図である。 第2ヒンジを分解して示す斜視図である。 固定部およびその動作を示す図である。 可動側筐体を可動限界に到達させた第2ヒンジを示す図である。 固定部およびその動作を示す図である。 携帯端末装置の開操作を示す斜視図である。 可働側筐体の開状態を示す斜視図である。 可動側筐体を開状態とした場合の表示画面の表示を示す斜視図である。 可動側筐体の本体部の回動を示す斜視図である。 可動側筐体を開状態とした携帯端末装置の表示形態を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係る携帯端末装置を示す斜視図である。 開状態および可動側筐体の回動途上の携帯端末装置を示す図である。 第3の実施の形態に係る携帯端末装置を示す平面図である。 携帯端末装置の左側面および右側面を示す側面図である。 第1の可動側筐体を開いた携帯端末装置を示す平面図である。 第1の可動側筐体を開いた携帯端末装置の左側面を示す側面図である。 第1および第2の可動側筐体を開いた携帯端末装置を示す平面図である。 第1および第2の可動側筐体を開いた携帯端末装置の左側面を示す側面図である。 携帯端末装置の第1および第2の可動側筐体の回動開始を示す平面図である。 第1および第2の可動側筐体を開いた携帯端末装置の表示形態を示す平面図である。
〔第1の実施の形態〕
図1のAおよびBは、第1の実施の形態に係る携帯端末装置の一例を示している。この携帯端末装置2は、スマートフォンなどであり、本開示の電子機器の一例である。
この携帯端末装置2は固定側筐体4−1と、可動側筐体4−2とを有する。固定側筐体4−1と可動側筐体4−2とは第1のヒンジ6を介して接続されている。このヒンジ6は、可動側筐体4−2を開方向に付勢している。このヒンジ6には開操作ボタン8が設けられている。開操作ボタン8は開操作部の一例である。この開操作ボタン8は、固定側筐体4−1の一辺上部側に配置されている。
可動側筐体4−2は基部10と本体部12とを備える。基部10および本体部12は、第2のヒンジ14を介して接続されている。このヒンジ14は、基部10と本体部12を解除方向に付勢している。基部10および本体部12には両者を固定する固定部16が設けられている。この固定部16には基部10と本体部12との固定を解除する解除操作ボタン18が設けられている。解除操作ボタン18は解除操作部の一例である。この解除操作ボタン18は、可動側筐体4−2の基部10の一辺部に配置されている。
ヒンジ6の回転中心線O1上には、ヒンジ14の支持軸20が設置されている。この支持軸20の中心O2はヒンジ6の回転中心線O1と直交している。ヒンジ6、14側には同軸ケーブルなどの信号線22が配置されている。固定側筐体4−1側の回路が可動側筐体4−2の回路に信号線22を介して接続されている。
固定側筐体4−1には、ヒンジカバー24を挟んでストッパ部26が設けられている。このストッパ部26は可動側筐体4−2の可動限界である。この可動側筐体4−2には、ストッパ部26に対応する係止突部28が形成されている。
図2のAは携帯端末装置2の左側面を示している。図2のBはその右側面を示している。既述の係止突部28は、一例として断面三角形状の突部である。
<可動側筐体4−2の開操作および回動操作>
図3、図4および図5は、可動側筐体4−2を開いた携帯端末装置2を示している。開操作ボタン8を押せば、可動側筐体4−2の固定が解除されるので、開方向に付勢されているヒンジ6により、可動側筐体4−2は開方向に回動し、開状態となる。このように、携帯端末装置2の同一辺部には開操作ボタン8および解除操作ボタン18が備えられている。
固定側筐体4−1には表示画面30−1が備えられ、可動側筐体4−2には表示画面30−2が備えられている。これら表示画面30−1、30−2にはそれぞれタッチパネル32が設置されている。各表示画面30−1、30−2はたとえば、LCD(Liquid Crystal Display)の画面表示部である。タッチパネル32は、タッチによる情報入力手段の一例である。
可動側筐体4−2を開いた携帯端末装置2ではたとえば、図4に示すように、表示画面30−1にキーボード表示34、表示画面30−2に他の画像表示36を展開することができる。
可動側筐体4−2を角度θ1(回動限界)まで開くと、図5に示すように、係止突部28がストッパ部26に当たり、角度θ2(=180度−θ1)で係止される。つまり、表示画面30−1に対し、表示画面30−2は、角度θ2を成して傾斜位置で停止し、保持される。この場合、θ1=160〜175〔度〕、θ2=5〜20〔度〕に設定すればよい。このような角度設定によれば、可動側筐体4−2を回動限界まで開いた状態で、表示画面30−2を傾斜状態に維持でき、画面表示の視認性が高められる。
図6は、可動側筐体4−2の回動途上を示している。解除操作ボタン18を押下すると、可動側筐体4−2の基部10と本体部12との固定が解除される。ヒンジ14は解除方向に付勢されているので、基部10から固定が解除された本体部12は矢印b方向に回動する。
図7は、可動側筐体4−2を回動停止に到達させた携帯端末装置2を示している。回動停止位置に到達させた可動側筐体4−2は、固定側筐体4−1の側縁に当接する。これにより、固定側筐体4−1の表示画面30−1と連続的に可動側筐体4−2の表示画面30−2が配置される。このような2画面の共通化により、表示画面30−1、30−2に対して連続画像を表示させることができる。
<ヒンジ6>
図8は、固定側筐体4−1および可動側筐体4−2からヒンジ6を取り出して示している。固定側筐体4−1には一対のヒンジ受け部38−1、38−2が形成されている。これに対し、可動側筐体4−2にはヒンジ受け部38−1、38−2に挟まれてヒンジ受け部40が形成されている。これらヒンジ受け部38−1、38−2、40にはヒンジ6が挿入される。可動側筐体4−2は、ヒンジ6を中心に開閉可能である。
ヒンジ6には支持部42と可動部44とを備えている。支持部42には係合突部46−1が形成され、同様に可動部44にも係合突部46−2が形成されている。ヒンジ受け部38−1の内側には係合突部46−1に係合する係合溝部47が形成されている。係合突部46−1が係合溝部47に係合されることにより、支持部42が固定側筐体4−1のヒンジ受け部38−1に固定されている。ヒンジ6の可動部44はヒンジ受け部38−2、40内で回動可能である。
図9のA、BおよびCは、ヒンジ6の可動部44の回動を示している。可動側筐体4−2が閉状態にある場合には、図9のAに示すように、可動部44の係合突部46−2は、支持部42の係合突部46−1に対して180〔度〕だけ変位した位置となる。
可動側筐体4−2が閉状態から開状態に移行させ、たとえば、θ〔度〕だけ回動した状態では、図9のBに示すように、可動部44の係合突部46−2は、支持部42の係合突部46−1に対してθ〔度〕だけ変位した位置となる。
可動側筐体4−2が開状態に移行すると、図9のCに示すように、可動部44の係合突部46−2は、支持部42にある係合突部46−1と一致した位置となる。
図10のAは、ヒンジ6の付勢機構48およびロック部50を示している。ロック部50はロック機構の一例である。開操作ボタン8は軸部52を備える。この軸部52は支持部42を貫通させ、可動部44の中空部54に挿入されている。支持部42に形成された貫通孔56には軸部52が摺動可能に設置されている。
可動部44の中空部54には、その内壁部に形成された係止突部58が突出している。この係止突部58と支持部42との間には付勢機構48のコイルばね60が固定されている。このコイルばね60は、付勢手段の一例である。このコイルばね60は、可動側筐体4−2を開方向に付勢し、回動をアシストする。このコイルばね60は、可動部44の中空部54に挿入され、軸部52の周囲に配置されている。
軸部52の先端側にはロック部50の係止突部62−1、62−2が形成されている。ロック部50は、ヒンジ6の回動をロックするロック機構の一例である。係止突部62−1、62−2は180〔度〕の角度の位置に形成されている。軸部52の端部と可動部44との間にはコイルばね64が設置されている。このコイルばね64は、軸部52の中心軸上に配置され、軸部52を非解除方向に付勢しており、圧縮可能である。
図10のBは、図10のAのXB−XB線断面を示している。係止突部62−1、62−2は、係止突部58に対して係止されている。
可動側筐体4−2が閉状態では、図10のAおよび図10のBに示すように、係止突部46−2は係止突部46−1に対してほぼ180〔度〕だけ変位して固定されている。この場合、コイルばね60は圧縮状態に維持され、支持部42に対して可動部44がコイルばね60の復元力による付勢を受けている。
図11のAおよびBに示すように、開操作ボタン8を破線位置から実線位置に押し込むと、ロック部50の固定が解除される。この場合、開操作ボタン8を離すと、コイルばね64の復元力を受ける軸部52および開操作ボタン8は破線位置に復帰する。
係止突部46−2が係止突部46−1から離脱すると、コイルばね60の復元力が軸部52と可動部44との間に作用し、可動部44が回動する。この回動位置は、係止突部62−1が係止突部58に係止される位置まで回動する。つまり、可動側筐体4−2が回動限界位置である開状態に維持される。
<ヒンジ14>
図12は、ヒンジ14を分解して示している。可動側筐体4−2には、基部10と本体部12を備えている。基部10と本体部12は着脱可能である。基部10には可動側筐体4−2のヒンジ受け部40が備えられている。
基部10にはヒンジ14の軸受け部66−2が備えられ、この軸受け部66−2には支持軸20が回転可能に支持されている。この支持軸20は本体部12に立設されており、この支持軸20を中心に本体部12が軸受け部66−2に回転可能に支持されている。
支持軸20には回動支持部66−1が取り付けられている。軸受け部66−2には支持軸20の軸受孔68が形成されている。この軸受孔68に支持軸20が回転可能に支持される。この回動支持部66−1にはコイルばね70の一端が固定され、その他端が軸受け部66−2に固定されている。軸受け部66−2および回動支持部66−1には、円弧状の立壁部71、72が立設されている。これら立壁部71、72によってコイルばね70が防護されている。このコイルばね70は、可動側筐体4−2の本体部12を回動方向に付勢する付勢手段の一例である。軸受け部66−2に対して回動支持部66−1を本体部12の拡開方向に付勢し、固定が解除された際に本体部12の回動をアシストする。この実施の形態では、時計方向に付勢力を本体部12および回動支持部66−1に付与している。
図13のA、図13のBおよび図14は、ヒンジ14による可動側筐体部4−2の本体部12の回動支持および回動を示している。
基部10に本体部12が固定された状態では、図13のAに示すように、ヒンジ14のコイルばね70は圧縮状態に維持されている。コイルばね70の復元力が軸受け部66−2と回動支持部66−1との間に作用し、本体部12が可動側筐体4−2の回動方向に付勢されている。
解除操作ボタン18を矢印a方向に押すことにより、基部10に対して本体部12の固定が解除されると、図13のBに示すように、コイルばね70の付勢力によりヒンジ14を中心に本体部12が矢印b方向に回動する。
この本体部12の回動は図14に示すように、固定側筐体4−1の側部に当たって阻止される。これにより、固定側筐体4−1と可動側筐体4−2の本体部12が側部側で一致した面部を構成する。この場合、コイルばね70の付勢力が可動側筐体4−2の本体部12に作用するので、この付勢力によりこの可動側筐体4−2の本体部12が固定側筐体4−1に衝突した状態で保持される。
<固定部16>
図15のA、BおよびCは、固定部16の構造および固定解除を示している。
可動側筐体4−2の基部10と本体部12との間には固定部16が備えられている。この固定部16は、基部10側にある可動鉤部74−1と、本体部12側にある鉤部74−2とを備える。可動鉤部74−1と鉤部74−2は互いに噛み合って固定状態が維持され、基部10と本体部12とを固定している。可動鉤部74−1は、解除操作ボタン18によって移動可能であり、ばね75により固定方向に付勢されている。
解除操作ボタン18に矢印a方向の力を加えると、ばね75が圧縮され、可動鉤部74−1は鉤部74−2との固定を解除する方向に移動する。図15のBに示すように、可動鉤部74−1が移動し、鉤部74−2との固定を解除することができる。この固定解除により、図15のCに示すように、可動側筐体4−2の基部10から本体部12が離れ、既述のヒンジ14により本体部12が矢印b方向に回動する。
<開操作>
図16、図17および図18は、可動側筐体4−2の開操作を示している。
図16に示すように、携帯端末装置2をたとえば、左手で把持し、親指を開操作ボタン8に沿わせ、矢印c方向に開操作ボタン8を押し込む。これによりロック部50のヒンジ6側のロックが解除され、図17に示すように、コイルばね60の復元力により、矢印d方向に可動側筐体4−2が回動し、開状態になる。この開状態では、たとえば、図18に示すように、固定側筐体4−1の表示画面30−1にはキーボードを表示し、可動側筐体4−2の表示画面30−2には他の画像を表示することができる。
<回動操作>
図19および図20は、可動側筐体4−2の回動操作を示している。
可動側筐体4−2を開状態(図18)に維持した状態で、図19に示すように、親指を開操作ボタン8の位置から解除操作ボタン18側にずらし、解除操作ボタン18を押し込む。これにより、可動側筐体4−2の基部10から本体部12の固定が外れ、コイルばね70の付勢力により、本体部12が回動する。可動側筐体4−2の本体部12は図20に示すように、固定側筐体4−1の側面側に維持される。この場合、固定側筐体4−1の表示画面30−1と、可動側筐体4−2の表示画面30−2とに共通の画像情報を表示し、連続表示に用いることができる。
<第1の実施の形態の効果>
(1) 携帯端末装置2の同一辺部に開操作ボタン8および解除操作ボタン18を備えたことにより、これら開操作ボタン8および解除操作ボタン18を指の位置を変更することなく操作できる。開操作ボタン8の操作から連続的に解除操作ボタン18を簡易に操作でき、開操作と回動操作とを迅速に行うことができる。
(2) この実施の形態では可動側筐体4−2を開いて二つの表示画面30−1、30−2を連続的画面として用いることができ、たとえば、ひとつの画面が対角3インチ画面であれば、対角4.3インチ画面に拡大できる。
〔第2の実施の形態〕
図21は、第2の実施の形態に係る携帯端末装置を示している。図21において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
この実施の形態の開操作ボタン8は、操作アーム部76を備えている。この操作アーム部76の端部には軸部52と並行に操作突部78が形成されている。この操作突部78は爪の一例であり、固定側筐体4−1と可動側筐体4−2とが開状態の場合に、解除操作ボタン18を操作可能な位置に備えられている。つまり、開操作ボタン8を押すと、操作アーム部76とともに操作突部78が移動可能である。
図22のAおよびBは、可動側筐体4−2の開操作およびその本体部12の解除操作を示している。
開操作ボタン8を押すと、可動側筐体4−2の固定が解除され、可動側筐体4−2は開位置に移動する。これにより、図22のAに示すように、開操作ボタン8の操作突部78の位置に、可動側筐体4−2の解除操作ボタン18が到達する。つまり、操作突部78に解除操作ボタン18が重なる。
この状態で開操作ボタン8を押すと、図22のBに示すように、操作突部78により解除操作ボタン18が移動する。これにより、可動側筐体4−2は、基部10から本体部12の固定が解除され、本体部12が回動する。
斯かる構成では、携帯端末装置2の同一辺側に開操作ボタン8および解除操作ボタン18を備えたので、この実施の形態では、開操作ボタン8のみの操作で、可動側筐体4−2の開操作と回動操作とを行うことができる。操作するための指の位置を移動させる必要がない。
また、開操作ボタン8の操作方向と、解除操作ボタン18の操作方向が一致しており、開操作ボタン8の開操作と同様に開操作ボタン8の操作のみで、解除操作ボタン18の解除操作を行うことができる。これにより、極めて簡易にかつ迅速に開操作と回動操作を連続して行うことができる。
〔第3の実施の形態〕
図23は、第3の実施の形態に係る携帯端末装置を示している。図24は、この携帯端末装置の左側面および右側面を示している。図23および図24において、図1と同一部分には共通符号を付してある。
この実施の形態の携帯端末装置2では、固定側筐体4−1と第1の可動側筐体4−21および第2の可動側筐体4−22とを備える。可動側筐体4−21は、開方向に付勢されているヒンジ6−1を介して開閉可能に接続された固定側筐体4−1に接続されている。可動側筐体4−22は、開方向に付勢されているヒンジ6−2を介して開閉可能に接続された固定側筐体4−1に接続されている。ヒンジ6−1、6−2は第1のヒンジの一例である。この実施の形態では、各ヒンジ6−1、6−2が固定側筐体4−1の長手方向の縁部に設置され、同様にストッパ部26が形成されている。
可動側筐体4−21は、基部10−1と本体部12−1とを備え、基部10−1と本体部12−1は解除方向に付勢されているヒンジ14−1を介して回動可能に接続されている。可動側筐体4−22は基部10−2と本体部12−2とを備え、基部10−2と本体部12−2は解除方向に付勢されているヒンジ14−2を介して回動可能に接続されている。ヒンジ14−1、14−2は第2のヒンジの一例である。各ヒンジ14−1、14−2は携帯端末装置2の対角線方向の位置に設置されている。
ヒンジ6−1側には開操作ボタン8−1が備えられている。同様に、ヒンジ6−2側には開操作ボタン8−2が備えられている。
この実施の形態では、固定側筐体4−1の上面に可動側筐体4−22を折り畳み、この可動側筐体4−22の上に可動側筐体4−21を折り畳むことができる。
<開操作>
図25および図26は、可動側筐体4−21の開状態を示している。開操作ボタン8−1を押し、可動側筐体4−21側を開くと、可動側筐体4−21には表示画面30−21が展開される。これに対し、可動側筐体4−22には、背面側にあるキーボード部80が露出し、操作可能となる。
図27および図28は、可動側筐体4−21、4−22の開状態を示している。開操作ボタン8−2を押し、可動側筐体4−22側を開くと、可動側筐体4−22には表示画面30−22が展開される。固定側筐体4−1を中央に可動側筐体4−21および可動側筐体4−22の各表示画面30−21、30−1、30−22を帯状に展開することができる。
<回動操作>
図29は、可動側筐体4−21、4−22の本体部12−1、12−2の回動操作を示している。図27および図28の状態から開操作ボタン8−1の近傍にある解除操作ボタン18−1、開操作ボタン8−2の近傍にある解除操作ボタン18−2を操作する。この操作により、図29に示すように、本体部12−1を矢印d1方向に回動させ、本体部12−2を矢印d2方向に回動させ、図30に示す回動状態にすることができる。
<表示形態>
図30のAは、表示画面30−21、30−1、30−22の横表示を示している。開操作ボタン8−1および解除操作ボタン18−1、開操作ボタン8−2および解除操作ボタン18−2を操作すれば、可動側筐体4−21、4−22により表示画面30−21、30−1、30−22を展開し、これらを横表示に用いることができる。
図30のBは、表示画面30−21、30−1、30−22の縦表示を示している。可動側筐体4−21、4−22により表示画面30−21、30−1、30−22を展開し、これらを縦表示に用いてもよい。
この実施の形態では可動側筐体4−2を開いて三つの表示画面30−1、30−21、30−22を連続画面として用いることができ、たとえば、ひとつの画面が対角3インチ画面であれば、対角6.2インチ画面に拡大することができる。
〔他の実施の形態〕
以上説明した実施の形態について、その特徴事項や変形例を以下に列挙する。
(1) 上記実施の形態では、携帯端末装置を例示したが、パーソナルコンピュータに同様の構成を用いてもよい。
(2) 上記実施の形態では、固定部16の機構をヒンジ6と別構成としたが、軸部52側に固定部16の機構を備えてもよい。斯かる構成とすれば、開操作ボタン8の段階操作で、開操作および回動操作を一挙に行うことができる。
(3) 第1の実施の形態では、可動側筐体4−2に係止突部28を設けたが、これに限定されない。可動側筐体4−2の開角度(開方向の角度)を水平ないし傾斜角度に設定するストッパを固定側筐体4−1に備えてもよい。
以上説明したように、本開示の最も好ましい実施の形態などについて説明した。本開示の技術は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本開示の範囲に含まれることは言うまでもない。
2 携帯端末装置
4−1 固定側筐体
4−2 可動側筐体
4−21 第1の可動側筐体
4−22 第2の可動側筐体
6、6−1、6−2 第1のヒンジ
8、8−1、8−2 開操作ボタン
10、10−1、10−2 基部
12、12−1、12−2 本体部
14、14−1、14−2 第2のヒンジ
16 固定部
18 解除操作ボタン
20 支持軸
22 信号線
24 ヒンジカバー
26 ストッパ部
28 係止突部
30−1、30−2、30−21、30−22 表示画面
32 タッチパネル
34 キーボード表示
36 他の画像表示
38−1、38−2 ヒンジ受け部
40 ヒンジ受け部
42 支持部
44 可動部
46−1、46−2 係合突部
47 係合溝部
48 付勢機構
50 ロック部
52 軸部
54 中空部
56 貫通孔
58 係止突部
60 コイルばね
62−1、62−2 係止突部
64 コイルばね
66−1 回動支持部
66−2 軸受け部
68 軸受孔
70 コイルばね
71、72 立壁部
74−1 可動鉤部
74−2 鉤部
75 ばね
76 操作アーム部
78 操作突部
80 キーボード

Claims (5)

  1. 開方向に付勢されている第1のヒンジを介して開閉可能に接続された固定側筐体と可動側筐体とを有し、
    前記可動側筐体が、解除方向に付勢されている第2のヒンジを介して回動可能に接続された基部と本体部とを備える電子機器であって、
    前記可動側筐体の前記基部は前記固定側筐体に前記第1のヒンジを介して接続され、
    前記可動側筐体の前記本体部は前記固定側筐体に、前記第2のヒンジを介して回動可能に接続され、
    前記第1のヒンジの開操作部と、前記基部と前記本体部とを固定する固定部を解除する解除操作部とが、機器の同一辺側に備えられた電子機器。
  2. 前記開操作部は爪を有し、該爪は前記固定側筐体と前記可動側筐体とが開状態の場合に前記解除操作部を操作可能な位置に備えられている請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記可動側筐体は、前記第1のヒンジを介して前記固定側筐体上に開閉可能に折り畳まれ、該可動側筐体の開操作後、前記固定部の固定解除により、前記可動側筐体の前記本体部が、前記第2のヒンジを介して前記固定側筐体の側部に回動可能である請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記可動側筐体の開方向に前記第1のヒンジを付勢する付勢手段と、
    前記開方向に付勢された前記第1のヒンジをロックし、前記第1のヒンジのロックが前記開操作部により解除されるロック機構と、
    を備える請求項1ないし請求項3のいずれかの請求項に記載の電子機器。
  5. 前記固定側筐体は、前記可動側筐体の開方向に開角度を水平ないし傾斜角度に設定するストッパを備える請求項1ないし請求項のいずれかの請求項に記載の電子機器。
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