JP5705173B2 - 画像処理装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置および画像形成装置に関するものである。
二値画像を拡大する際に、拡大画像においてエッジの段差部分をスムージングする技術が種々提案されている(例えば特許文献1,2参照)。
ある画像処理装置では、元の二値画像における2×2の画素領域ごとに、画素領域内の黒色の3画素がL字を形成しているか、黒色の3画素が逆L字を形成しているかを判定し、そのL字または逆L字からエッジが延びている場合、そのエッジの長さに応じて、その画素領域を2倍に拡大した後の画素領域(つまり、拡大画像における4×4画素の画素領域)における画素値を決定している(特許文献2参照)。
特開平4−329483号公報 特開2005−39802号公報
しかしながら、上述の技術では、黒色の画素領域のエッジに対してスムージングしているため、白色の画素領域に対して適切なスムージングとなっていない可能性がある。例えば、拡大画像内で白色の細線の形状が崩れてしまうことがある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、二値画像を拡大する際に、二値のうちの一方の値の画素領域と他方の値の画素領域のそれぞれに対して適切なスムージングを実行する画像処理装置および画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る画像処理装置は、二値画像において、第1画素値についての段差を形成する第1段差画素および第1画素値を反転させた第2画素値についての段差を形成する第2段差画素を検出するとともに、検出した第1段差画素および第2段差画素についての段差の向きを検出する段差検出部と、第1段差画素に対応する拡大画像内の画素領域における、段差の向きに応じた位置にあり、二値画像において第1段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数に対応した数の画素の画素値を第1画素値から第2画素値へ反転させ、第2段差画素に対応する拡大画像内の画素領域における、段差の向きに応じた位置にあり、二値画像において第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数に対応した数の画素の画素値を第2画素値から第1画素値へ反転させる拡大処理部とを備える。
これにより、二値画像を拡大する際に、二値のうちの一方の値の画素領域と他方の値の画素領域のそれぞれに対して適切なスムージングが実行される。
また、画像処理装置は、二値画像において第1段差画素および第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数および段差の向きのそれぞれに対応する複数の画素値パターンと、その画素値パターンに一致するときに画素値を反転させる1または複数の画素位置とを示すパターンデータをさらに備える。そして、段差検出部は、その画素値パターンに基づくパターンマッチングにより、第1段差画素、段差の向き、および二値画像において第1段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数を検出するとともに、第2段差画素、段差の向き、および二値画像において第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数を検出する。拡大処理部は、第1段差画素または第2段差画素に対応する、拡大画像内の画素領域において、検出時の画素値パターンに対応する画素位置の画素値を反転させる。
また、画像処理装置は、段差の向きごとに、画素値の反転を禁止する禁止画素値パターンを示す禁止パターンデータをさらに備える。そして、拡大処理部は、第1段差画素または第2段差画素が検出された場合でも、検出された第1段差画素または第2段差画素の周辺の画素値パターンが、検出された第1段差画素または第2段差画素の段差の向きに対応する禁止画素値パターンに一致するときには、その段差の向きに対応する画素位置の画素値の反転を行わない。
これにより、段差の向きごとに、その段差の向きに対応する画素値反転を禁止画素値パターンで禁止するため、段差画素に対応する、拡大画像内の画素領域について、スムージング後の画質が高くなる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、上述のパターンデータの画素値パターンは、基本画素値パターンを含む。基本画素値パターンでは、(a)注目画素の画素値が、注目画素に対して斜めに隣接する第1周辺画素の画素値と同一であり、(b)注目画素および第1周辺画素の両方に対して主走査方向または副走査方向において隣接する第2周辺画素が、第2周辺画素に対して斜めに隣接しかつ主走査方向または副走査方向において注目画素に隣接する第3周辺画素の画素値と同一であり、(c)注目画素の画素値が、第3周辺画素の画素値と異なる。また、禁止画素値パターンでは、主走査方向または副走査方向において第2周辺画素および第3周辺画素の両方に隣接する第4周辺画素の画素値が、第2周辺画素および第3周辺画素の画素値と異なり、主走査方向または副走査方向において注目画素および第1周辺画素の両方に隣接する第5周辺画素の画素値が、注目画素および第1周辺画素の画素値と異なる。
これにより、細線の交差部など、明確な段差ではない箇所についてはスムージングが禁止されるため、スムージング後の画質が高くなる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、段差検出部は、1つの画素値パターンを、第1段差画素および第2段差画素の一方の検出に使用し、その画素値パターンの画素値を反転させたパターンを第1段差画素および第2段差画素の他方の検出に使用する。
これにより、二値のうちの一方の値の画素領域(例えば黒)の段差と他方の値の画素領域(例えば白)の段差が同様に取り扱われる。
また、本発明に係る画像処理装置は、二値画像において、第1画素値についての段差を形成する第1段差画素および第1画素値を反転させた第2画素値についての段差を形成する第2段差画素を検出するとともに、検出した第1段差画素および第2段差画素についての段差の向きを検出する段差検出部と、第1段差画素に対応する拡大画像内の画素領域における、段差の向きに応じた位置にあり、二値画像において第1段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数に対応した数の画素の画素値を第1画素値から第2画素値へ反転させ、第2段差画素に対応する拡大画像内の画素領域における、段差の向きに応じた位置にあり、二値画像において第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数に対応した数の画素の画素値を第2画素値から第1画素値へ反転させる拡大処理部と、二値画像において第1段差画素および第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数および段差の向きのそれぞれに対応する複数の画素値パターンと、その画素値パターンに一致するときに画素値を反転させる1または複数の画素位置とを示すパターンデータとを備える。そして、段差検出部は、その画素値パターンに基づくパターンマッチングにより、第1段差画素、段差の向き、および二値画像において第1段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数を検出するとともに、第2段差画素、段差の向き、および二値画像において第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数を検出する。拡大処理部は、第1段差画素または第2段差画素に対応する、拡大画像内の画素領域において、検出時の画素値パターンに対応する画素位置の画素値を反転させる。さらに、画像処理装置は、段差の向きごとに、画素値の反転を許可する許可画素値パターンを示す許可パターンデータをさらに備える。拡大処理部は、第1段差画素または第2段差画素が検出された場合でも、検出された第1段差画素または第2段差画素の周辺の画素値パターンが、検出された第1段差画素または第2段差画素の段差の向きに対応する許可画素値パターンに一致しないときには、その段差の向きに対応する画素位置の画素値の反転を行わない。
これにより、段差の向きごとに、その段差の向きに対応する画素値反転を許可画素値パターンで許可するため、段差画素に対応する、拡大画像内の画素領域について、スムージング後の画質が高くなる。
本発明に係る画像形成装置は、上記の画像処理装置のいずれかを備える。
本発明によれば、二値画像を拡大する際に、二値のうちの一方の値の画素領域と他方の値の画素領域のそれぞれに対して適切なスムージングが実行される。
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1における1つの段差方向についての画素値パターンおよび禁止画素値パターンの例を示す図である。 図3は、実施の形態1における8つの方向#1〜#8についての画素値パターンおよび禁止画素値パターンの例を示す図である。 図4は、図3に示す8つの方向および段差長=1〜3についての画素値パターンに対応する、画素値を反転させる画素の位置を示す図である。 図5は、図2に示す画素値パターン(つまり、方向#1の画素値パターン)に一致するときに画素値を反転させる1または複数の画素位置を説明する図である。 図6は、実施の形態1における画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。 図7は、元の二値画像の一例と、実施の形態1における画像処理装置によりその二値画像を拡大した拡大画像とを示す図である。 図8は、元の二値画像の他の例と、実施の形態1における画像処理装置によりその二値画像を拡大した拡大画像とを示す図である。 図9は、元の二値画像の他の例と、実施の形態1における画像処理装置によりその二値画像を拡大した拡大画像とを示す図である。 図10は、元の二値画像の他の例と、実施の形態1における画像処理装置によりその二値画像を拡大した拡大画像とを示す図である。 図11は、図3に示す8つの方向#1〜#8についての画素値パターンに対応する許可画素値パターンの例を示す図である。 図12は、元の二値画像の一例と、実施の形態2における画像処理装置によりその二値画像を拡大した拡大画像とを示す図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置1の構成を示すブロック図である。図1に示す画像形成装置1は、複合機である。ただし、画像形成装置1は、プリンター、コピー機、ファクシミリ機などでもよい。
この画像形成装置1は、印刷装置11と、画像読取装置12と、ファクシミリ装置13と、画像処理装置14とを備える。
印刷装置11は、ラスター画像データに基づいて原稿画像を印刷する内部装置である。印刷装置11は、例えば、画像処理装置14により拡大処理された画像データに基づいて原稿画像を印刷する。
画像読取装置12は、原稿から原稿画像を光学的に読み取り、原稿画像の画像データを生成する内部装置である。
ファクシミリ装置13は、送信すべき原稿画像の画像データからファクシミリ信号を生成し所定の通信路を介して送信するとともに、ファクシミリ信号を所定の通信路を介して受信し画像データに変換する内部装置である。
画像処理装置14は、画像読取装置12、ファクシミリ装置13などで生成された画像データに対して拡大処理などの画像処理を行う。特に、画像処理装置14は、主走査方向および/または副走査方向に二値画像を拡大する。なお、画像の拡大は、画像の解像度の増加と同義である。
実施の形態1では、画像処理装置14は、パターンマッチングによりスムージングする画素を元の二値画像において検出し、検出した画素に対応する、拡大画像内の画像領域に対してスムージングを行う。
画像処理装置14は、演算処理装置21と記憶装置22とを有する。演算処理装置21は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やマイクロコンピューターで実現され、各種処理部を実現する。記憶装置22は、フラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶装置である。
記憶装置22は、パターンデータ41および禁止パターンデータ42を予め記憶している。パターンデータ41は、二値画像において第1段差画素および第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数(以下、段差長という)および段差の向きのそれぞれに対応する複数の画素値パターンと、その画素値パターンに一致するときに画素値を反転させる1または複数の画素位置とを示す。禁止パターンデータ42は、段差の向きごとに、画素値の反転を禁止する禁止画素値パターンを示す。第1段差画素は、第1画素値(例えば黒を示す1)の段差であり、第2段差画素は、第2画素値(例えば白を示す0)の段差である。
図2は、実施の形態1における1つの段差方向についての画素値パターンおよび禁止画素値パターンの例を示す図である。
図2に示す画素値パターンおよび禁止画素値パターンは、拡大倍率が3倍であるときに使用されるものであって、図2(A)に示す画素値パターンは、段差長が1である画素値パターンであり、図2(B)に示す画素値パターンは、段差長が2である画素値パターンであり、図2(C)に示す画素値パターンは、段差長が3である画素値パターンであり、図2(D)に示す画素値パターンは、禁止画素値パターンである。
拡大倍率をNとすると、注目画素が第1段差画素または第2段差画素であるときに、1つの段差方向につき、段差長が1からNまでのN個の画素値パターンが使用される。
図2において、黒い星のマークを付した画素101が注目画素とされ、黒い星のマークを付した画素101と黒い四角のマークを付した画素102とが同一の画素値を有し、白い星のマークを付した画素103と白い四角のマークを付した画素104とが同一の画素値を有し、黒い星および黒い四角のマークを付した画素101,102と、白い星および白い四角のマークを付した画素103,104とが互いに異なる画素値を有する。
注目画素が黒色の画素値を有する場合、図2に示す画素値パターンは、図2における黒色のマークの画素101,102,105が黒色の画素値を有し、白色のマークの画素103,104,106が白色の画素値を有する画素値パターンとして使用される。一方、注目画素が白色の画素値を有する場合、図2に示す画素値パターンは、図2における黒色のマークの画素101,102,105が白色の画素値を有し、白色のマークの画素103,104,106が黒色の画素値を有する画素値パターンとして使用される。
実施の形態1では、パターンデータ41の画素値パターンは、基本画素値パターンを含む。基本画素値パターンは、段差長が1である画素値パターン(例えば図2(A)に示すもの)である。
基本画素値パターンでは、(a)注目画素101の画素値が、注目画素101に対して斜めに隣接する第1周辺画素102の画素値と同一であり、(b)注目画素101および第1周辺画素102の両方に対して主走査方向または副走査方向において隣接する第2周辺画素104が、第2周辺画素104に対して斜めに隣接しかつ主走査方向または副走査方向において注目画素101に隣接する第3周辺画素103の画素値と同一であり、(c)注目画素101の画素値が、第3周辺画素103の画素値と異なる。
また、禁止画素値パターンは、基本画素値パターンを含み、禁止画素値パターンでは、主走査方向または副走査方向において第2周辺画素104および第3周辺画素103の両方に隣接する第4周辺画素105の画素値が、第2周辺画素104および第3周辺画素103の画素値と異なり、主走査方向または副走査方向において注目画素101および第1周辺画素102の両方に隣接する第5周辺画素の画素値106が、注目画素101および第1周辺画素102の画素値と異なる。つまり、禁止画素値パターンは、例えば図2(D)に示すように、細線の交差部に現れるため、禁止画素値パターンに基づいてスムージングを禁止することで、細線の交差部が維持される。
図3は、実施の形態1における8つの方向#1〜#8についての画素値パターンおよび禁止画素値パターンの例を示す図である。図3における方向#1の画素値パターンおよび禁止画素値パターンは、図2に示す画素値パターンおよび禁止画素値パターンである。パターンマッチングでは、注目画素周辺の画素の画素値パターンが、これらの画素値パターンのそれぞれに一致するか否かが判定される。
方向#1,#3,#5,#7の画素値パターンは、段差長が主走査方向に延びている。方向#1の画素値パターンと方向#3の画素値パターンでは、段差長が延びる方向が異なる。方向#5の画素値パターンと方向#7の画素値パターンでは、段差長が延びる方向が異なる。
方向#2,#4,#6,#8の画素値パターンは、段差長が副走査方向に延びている。方向#2の画素値パターンと方向#6の画素値パターンでは、段差長が延びる方向が異なる。方向#4の画素値パターンと方向#8の画素値パターンでは、段差長が延びる方向が異なる。
図4は、図3に示す8つの方向および段差長=1〜3についての画素値パターンに対応する、画素値を反転させる画素の位置を示す図である。図4において、丸のマークを付した画素が、画素値を反転させる画素である。
図5は、図2に示す画素値パターン(つまり、方向#1の画素値パターン)に一致するときに画素値を反転させる1または複数の画素位置を説明する図である。図2に示す画素値パターンは、拡大倍率が3倍であるときのものである。このため、元の二値画像における1つの画素は、拡大画像における3×3の画素領域に対応する。
図5(A)は、いずれの画素値パターンにも一致しないときの、拡大画像における画素領域の画素値を示す。図5において、ハッチを付した画素は、元の二値画像における注目画素の画素値と同一の画素値を有する。
図5(B)は、注目画素101周辺の画素値パターンが図2(A)に示す画素値パターンに一致した場合に画素値を反転させる画素位置を示している。注目画素101周辺の画素値パターンが図2(A)に示す段差長が1であるときの画素値パターンに一致した場合、段差長と同数である1つの画素の画素値が反転され、その画素は、画素領域における画素103側の3つの画素のうちの1つである。
図5(C)は、注目画素101周辺の画素値パターンが図2(B)に示す画素値パターンに一致した場合に画素値を反転させる画素位置を示している。注目画素101周辺の画素値パターンが図2(B)に示す段差長が2であるときの画素値パターンに一致した場合、段差長と同数である2つの画素の画素値が反転され、その画素は、画素領域における画素103側の3つの画素のうちの2つである。
図5(D)は、注目画素101周辺の画素値パターンが図2(C)に示す画素値パターンに一致した場合に画素値を反転させる画素位置を示している。注目画素101周辺の画素値パターンが図2(C)に示す段差長が3であるときの画素値パターンに一致した場合、段差長と同数である3つの画素の画素値が反転され、その画素は、画素領域における画素103側の3つの画素のすべてである。
例えば、図3における、方向#1および段差長=1に対応する画素値パターン、および方向#7および段差長=1に対応する画素値パターンの両方に、注目画素101周辺の画素値パターンが一致する場合、図5(E)に示すように、それぞれの画素値パターンに対応する画素位置の画素値が反転される。
また、演算処理装置21は、処理部として、制御部31、段差検出部32、および拡大処理部33を実現する。演算処理装置21は、図示せぬメモリーを有し、そのメモリーに、処理前の二値画像のデータ、処理後の拡大画像のデータなどを記憶する。
制御部31は、段差検出部32および拡大処理部33を制御するとともに、二値画像の画像データにおいて、主走査方向および副走査方向に沿って順番に画素を注目画素としてスキャンする。
段差検出部32は、二値画像において、第1画素値(例えば黒を示す1)についての段差を形成する第1段差画素および第1画素値を反転させた第2画素値(例えば白を示す0)についての段差を形成する第2段差画素を検出するとともに、検出した第1段差画素および第2段差画素についての段差の向きを検出する。
ここでは、段差は、黒または白の2つのエッジが横(主走査方向)または縦(副走査方向)に1画素だけずれて接している箇所のことである。
段差検出部32は、パターンデータ41における1つの画素値パターンを、第1段差画素および第2段差画素の一方の検出に使用し、その画素値パターンの画素値を反転させたパターンを第1段差画素および第2段差画素の他方の検出に使用する。
拡大処理部33は、注目画素の拡大を行う。拡大処理部33は、第1段差画素(例えば、黒の段差画素)に対応する拡大画像内の画素領域における、段差の向きに応じた位置にあり段差長に対応した数の画素の画素値を第1画素値から第2画素値へ反転させる。また、拡大処理部33は、第2段差画素(例えば、白の段差画素)に対応する拡大画像内の画素領域における、段差の向きに応じた位置にあり段差長に対応した数の画素の画素値を第2画素値から第1画素値へ反転させる。
実施の形態1では、段差検出部32は、パターンデータ41による画素値パターンに基づくパターンマッチングにより、第1段差画素、段差の向き、および段差長を検出するとともに、第2段差画素、段差の向き、および段差長を検出する。拡大処理部33は、第1段差画素または第2段差画素に対応する、拡大画像内の画素領域において、段差検出時の画素値パターンに対応する画素位置の画素値を反転させる。
また、実施の形態1では、拡大処理部33は、第1段差画素または第2段差画素が検出された場合でも、検出された第1段差画素または第2段差画素の周辺の画素値パターンが、検出された第1段差画素または第2段差画素の段差の向きに対応する禁止画素値パターンに一致するときには、その段差の向きに対応する画素位置の画素値の反転を行わない。
拡大処理部33は、1つの注目画素が2以上の画素値パターンにより第1段差画素および/または第2段差画素として検出された場合、注目画素に対応する拡大画像内の画素領域において、2以上の画素値パターンに対応するすべての画素位置の画素の画素値を反転させる。
次に、上記画像処理装置14の動作について説明する。図6は、実施の形態1における画像処理装置14の動作を説明するフローチャートである。
まず、制御部31は、注目画素を設定する(ステップS1)。最初の場合、第1ラインにおける主走査方向の先頭画素が注目画素に選択される。次に、第1ラインにおける主走査方向の次の画素が注目画素に選択される。そして、第1ラインにおける主走査方向の最後の画素の次は、第2ラインにおける主走査方向の先頭画素が注目画素に選択される。
段差検出部32は、注目画素周辺の画素の画素値についてパターンマッチングを行う。例えば拡大倍率が3倍である場合、このパターンマッチングでは、図3に示す方向#1〜#8の各方向について、段差長=1、段差長=2、および段差長=3のそれぞれの画素値パターンが使用される。
段差検出部32は、まず、段差方向を設定する(ステップS2)。ここでは、方向#1〜#8のいずれか1つが選択される。
そして、段差検出部32は、パターンデータ41におけるその段差方向についての、段差長の異なる複数の画素値パターン(例えば拡大倍率が3倍である場合、段差長=1、段差長=2、および段差長=3の画素値パターン)のいずれかに、注目画素周辺の画素の画素値パターンが一致するか否かを判定する(ステップS3)。
パターンデータ41におけるその段差方向についての画素値パターンのいずれかに、注目画素周辺の画素の画素値パターンが一致する場合、段差検出部32は、禁止パターンデータ42におけるその段差方向についての禁止画素値パターンに、注目画素周辺の画素の画素値パターンが一致するか否かを判定する(ステップS4)。
禁止パターンデータ42におけるその段差方向についての禁止画素値パターンに、注目画素周辺の画素の画素値パターンが一致しない場合、段差検出部32は、パターンデータ41に基づいて、ステップS3おいて一致した画素値パターンに対応する画素位置を特定する(ステップS5)。
なお、1つの段差方向について複数の段差長の画素値パターンに一致する場合、最も長い段差長の画素値パターンに対応する画素位置を特定し、その段差方向について一致したその他の画素値パターンに対応する画素位置は特定する必要はない。
一方、パターンデータ41におけるその段差方向についての画素値パターンのいずれにも、注目画素周辺の画素の画素値パターンが一致しない場合、および禁止パターンデータ42におけるその段差方向についての禁止画素値パターンに、注目画素周辺の画素の画素値パターンが一致する場合、この段差方向については、注目画素に対応する拡大後の画素領域において画素値を反転すべき画素はない。
そして、ステップS2で設定した段差方向についての処理(ステップS3〜S5)が終了すると、段差検出部32は、方向#1〜#8のすべての段差方向について上述の処理(ステップS3〜S5)が完了したか否かを判定する(ステップS6)。段差検出部32は、未処理の段差方向が存在する場合には、未処理の段差方向から1つを設定し(ステップS2)、その方向について上述の処理(ステップS3〜S5)を実行する。
このように、方向#1〜#8のそれぞれについて、段差の有無、およびスムージングの可否が判定され、注目画素に対応する拡大後の画素領域において画素値を反転すべき画素の位置が特定される。
そして、拡大処理部33は、注目画素を拡大する(ステップS7)。このとき、拡大処理部33は、拡大後の画素領域において、上述のようにして特定された画素位置の画素値を、注目画素の画素値を反転させた値にセットし、それ以外の画素の画素値を、注目画素の画素値にセットする。
注目画素についての拡大処理が終了すると、制御部31は、注目画素が最後のラインの最後の画素まで到達したか否かを判定し(ステップS8)、注目画素が最後のラインの最後の画素まで到達していなければ、次の注目画素を設定する(ステップS1)。
以後、画像全域に対する拡大処理が完了するまで、ステップS1〜S8の処理が適宜繰り返し行われる。
図7は、元の二値画像の一例と、実施の形態1における画像処理装置14によりその二値画像を拡大した拡大画像とを示す図である。図7(A)は、元の二値画像(一部)の一例を示す図であり、図7(B)は、図7(A)に示す二値画像を3倍に拡大した拡大画像(一部)を示す図である。
例えば図7(A)に示す二値画像における画素121についての周辺画素値パターンは、方向#7の段差長=3のパターンに一致し、画素122についての周辺画素値パターンは、方向#1の段差長=3のパターンに一致し、画素123についての周辺画素値パターンは、方向#7の段差長=3のパターンに一致し、画素124についての周辺画素値パターンは、方向#1の段差長=3のパターンに一致する。
したがって、図7(B)に示すように、画素121に対応する画素領域のうち、3つの画素131の画素値は、画素121の画素値を反転した値とされ、画素122に対応する画素領域のうち、3つの画素132の画素値は、画素122の画素値を反転した値とされ、画素123に対応する画素領域のうち、3つの画素133の画素値は、画素123の画素値を反転した値とされ、画素124に対応する画素領域のうち、3つの画素134の画素値は、画素124の画素値を反転した値とされる。
図8は、元の二値画像の他の例と、実施の形態1における画像処理装置14によりその二値画像を拡大した拡大画像とを示す図である。図8(A)は、元の二値画像(一部)の一例を示す図であり、図8(B)は、図8(A)に示す二値画像を3倍に拡大した拡大画像(一部)を示す図である。
例えば図8(A)に示す二値画像における画素141についての周辺画素値パターンは、方向#3の段差長=1のパターンおよび方向#5の段差長=1のパターンに一致する。このため、図8(B)に示すように、画素141に対応する画素領域のうち、方向#3の段差長=1のパターンに対応する1つの画素および方向#5の段差長=1のパターンに対応する1つの画素の合計2つの画素151の画素値が、画素141の画素値を反転した値とされる。
また、元の二値画像における画素142についての周辺画素値パターンは、方向#5の段差長=3のパターンに一致する。このため、画素141に対応する画素領域のうち、方向#5の段差長=3のパターンに対応する3つの画素152の画素値が、画素142の画素値を反転した値とされる。
さらに、元の二値画像における画素143についての周辺画素値パターンは、方向#3の段差長=1のパターン、方向#4の段差長=1のパターン、方向#7の段差長=1のパターン、および方向#8の段差長=1のパターンに一致する。しかし、元の二値画像における画素143についての周辺画素値パターンは、方向#3および方向#7の禁止画素値パターンにも一致する。このため、図8(B)に示すように、画素143に対応する画素領域のうち、方向#4の段差長=1のパターンに対応する1つの画素および方向#8の段差長=1のパターンに対応する1つの画素の合計2つの画素153の画素値のみが、画素143の画素値を反転した値とされる。
さらに、元の二値画像における画素144についての周辺画素値パターンは、方向#1の段差長=1のパターンおよび方向#5の段差長=1のパターンに一致する。しかし、元の二値画像における画素144についての周辺画素値パターンは、方向#1および方向#5の禁止画素値パターンにも一致する。このため、画素144に対応する画素領域154において、方向#1の段差長=1のパターンについての画素値の反転、および方向#5の段差長=1のパターンについての画素値の反転は、いずれも行われない。
図9は、元の二値画像の他の例と、実施の形態1における画像処理装置14によりその二値画像を拡大した拡大画像とを示す図である。図9(A)は、元の二値画像(一部)の一例を示す図であり、図9(B)は、図9(A)に示す二値画像を3倍に拡大した拡大画像(一部)を示す図である。
例えば図9(A)に示す二値画像における画素161についての周辺画素値パターンは、方向#1の段差長=1のパターン、方向#2の段差長=1のパターン、方向#4の段差長=1のパターン、方向#5の段差長=1のパターン、方向#7の段差長=1のパターン、および方向#8の段差長=1のパターンに一致する。しかし、元の二値画像における画素161についての周辺画素値パターンは、方向#1、方向#2、方向#4、および方向#5の禁止画素値パターンにも一致するため、図9(B)に示すように、画素161に対応する画素領域のうち、方向#7の段差長=1のパターンおよび方向#8の段差長=1に対応する1つの画素171の画素値のみが、画素161の画素値を反転した値とされる。
図10は、元の二値画像の他の例と、実施の形態1における画像処理装置14によりその二値画像を拡大した拡大画像とを示す図である。図10(A)は、元の二値画像(一部)の一例を示す図であり、図10(B)は、図10(A)に示す二値画像を3倍に拡大した拡大画像(一部)を示す図である。
例えば図10(A)に示す二値画像における画素181についての周辺画素値パターンは、方向#1の段差長=1のパターン、方向#2の段差長=1のパターン、方向#3の段差長=1のパターン、方向#4の段差長=1のパターン、方向#5の段差長=1のパターン、方向#6の段差長=1のパターン、方向#7の段差長=1のパターン、および方向#8の段差長=1のパターンに一致する。しかし、元の二値画像における画素181についての周辺画素値パターンは、方向#1〜方向#8の禁止画素値パターンにも一致する。このため、図10(B)に示すように、画素181に対応する画素領域191において、画素値の反転は、いずれも行われない。
以上のように、上記実施の形態1によれば、段差検出部32は、二値画像において、第1画素値についての段差を形成する第1段差画素および第1画素値を反転させた第2画素値についての段差を形成する第2段差画素を検出するとともに、検出した第1段差画素および第2段差画素についての段差の向きを検出する。拡大処理部33は、第1段差画素に対応する拡大画像内の画素領域における、段差の向きに応じた位置にあり段差長に対応した数の画素の画素値を第1画素値から第2画素値へ反転させ、第2段差画素に対応する拡大画像内の画素領域における、段差の向きに応じた位置にあり段差長に対応した数の画素の画素値を第2画素値から第1画素値へ反転させる。
これにより、二値画像を拡大する際に、二値のうちの一方の値の画素領域と他方の値の画素領域のそれぞれに対して適切なスムージングが実行される。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る画像形成装置では、画像処理装置14は、禁止画素値パターンの代わりに、画素値の反転を許可する許可画素値パターンを使用し、注目画素周辺の画素値パターンが許可画素値パターンに一致する場合のみ、スムージング(つまり、画素値の反転)を実行する。
実施の形態2では、記憶装置22には、段差の向きごとに、画素値の反転を許可する許可画素値パターンを示す許可パターンデータが予め記憶される。拡大処理部33は、第1画素値についての第1段差画素または第2画素値についての第2段差画素が検出された場合でも、検出された第1段差画素または第2段差画素の周辺の画素値パターンが、検出された第1段差画素または第2段差画素の段差の向きに対応する許可画素値パターンに一致しないときには、その段差の向きに対応する画素位置の画素値の反転を行わない。
図11は、図3に示す8つの方向#1〜#8についての画素値パターンに対応する許可画素値パターンの例を示す図である。
図11に示すように、実施の形態2では、各方向について、2つの許可画素値パターンが設定されており、注目画素周辺の画素値パターンがこれらのうちのいずれかに一致し、かつ、いずれかの段差長の画素値パターン(図3)に一致する場合のみ、画素値の反転が行われる。
なお、実施の形態2では、図11に示す許可パターン#2における画素201〜216については、注目画素の値が、黒を示す値である場合のみ、使用される。これにより、黒の画素領域が、白の画素領域より優先的に取り扱われる。
図12は、元の二値画像の一例と、実施の形態2における画像処理装置14によりその二値画像を拡大した拡大画像とを示す図である。図12(A)は、二値画像(一部)の一例を示す図であり、図12(B)は、図12(A) に示す二値画像を拡大した拡大画像(一部)を示す図である。
図11に示す許可画素値パターンを使用することで、図12における、黒細線の接続部分の画素221に対応する画素領域231において、画素値の反転が行われないため、拡大画像における黒細線の接続部分の画質が良好となる。
なお、実施の形態2における画像処理装置14のその他の構成および動作については、実施の形態1のものと同様であるので、その説明を省略する。
以上のように、上記実施の形態2によれば、段差の向きごとに、その段差の向きに対応する画素値反転を許可画素値パターンで許可するため、段差画素に対応する、拡大画像内の画素領域について、スムージング後の画質が高くなる。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記各実施の形態では、拡大倍率が3倍である例を示しているが、拡大倍率は3倍に限らない。また、複数の拡大倍率のそれぞれについてパターンデータ、並びに禁止パターンデータまたは許可パターンデータを予め記憶装置22に記憶しておき、ユーザーなどにより選択された拡大倍率に応じたパターンデータ並びに禁止パターンデータまたは許可パターンデータを選択して使用するようにしてもよい。
本発明は、例えば、複合機などにおける画像解像度の変換に適用可能である。
1 画像形成装置
14 画像処理装置
32 段差検出部
33 拡大処理部
41 パターンデータ
42 禁止パターンデータ
101 注目画素
102 第1周辺画素
103 第3周辺画素
104 第2周辺画素
105 第4周辺画素
106 第5周辺画素

Claims (5)

  1. 二値画像から、エッジの段差周辺をスムージングした拡大画像を得る画像処理装置において、
    前記二値画像において、第1画素値についての段差を形成する第1段差画素および前記第1画素値を反転させた第2画素値についての段差を形成する第2段差画素を検出するとともに、検出した前記第1段差画素および前記第2段差画素についての段差の向きを検出する段差検出部と、
    前記第1段差画素に対応する前記拡大画像内の画素領域における、前記段差の向きに応じた位置にあり、前記二値画像において前記第1段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数に対応した数の画素の画素値を前記第1画素値から前記第2画素値へ反転させ、前記第2段差画素に対応する前記拡大画像内の画素領域における、前記段差の向きに応じた位置にあり、前記二値画像において前記第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数に対応した数の画素の画素値を前記第2画素値から前記第1画素値へ反転させる拡大処理部と、
    前記二値画像において前記第1段差画素および前記第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数および前記段差の向きのそれぞれに対応する複数の画素値パターンと、その画素値パターンに一致するときに画素値を反転させる1または複数の画素位置とを示すパターンデータと、
    前記段差の向きごとに、前記画素値の反転を禁止する禁止画素値パターンを示す禁止パターンデータとを備え、
    前記段差検出部は、前記画素値パターンに基づくパターンマッチングにより、前記第1段差画素、前記段差の向き、および前記二値画像において前記第1段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数を検出するとともに、前記第2段差画素、前記段差の向き、および前記二値画像において前記第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数を検出し、
    前記拡大処理部は、前記第1段差画素または前記第2段差画素に対応する、前記拡大画像内の画素領域において、検出時の前記画素値パターンに対応する前記画素位置の画素値を反転させ、また、前記第1段差画素または前記第2段差画素が検出された場合でも、検出された前記第1段差画素または前記第2段差画素の周辺の画素値パターンが、検出された前記第1段差画素または前記第2段差画素の段差の向きに対応する前記禁止画素値パターンに一致するときには、その段差の向きに対応する前記画素位置の画素値の反転を行わないこと、
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 前記パターンデータの前記画素値パターンは、基本画素値パターンを含み、
    前記基本画素値パターンでは、(a)注目画素の画素値が、前記注目画素に対して斜めに隣接する第1周辺画素の画素値と同一であり、(b)前記注目画素および前記第1周辺画素の両方に対して主走査方向または副走査方向において隣接する第2周辺画素が、前記第2周辺画素に対して斜めに隣接しかつ主走査方向または副走査方向において前記注目画素に隣接する第3周辺画素の画素値と同一であり、(c)前記注目画素の画素値が、前記第3周辺画素の画素値と異なり、
    前記禁止画素値パターンでは、主走査方向または副走査方向において前記第2周辺画素および前記第3周辺画素の両方に隣接する第4周辺画素の画素値が、前記第2周辺画素および前記第3周辺画素の画素値と異なり、主走査方向または副走査方向において前記注目画素および前記第1周辺画素の両方に隣接する第5周辺画素の画素値が、前記注目画素および前記第1周辺画素の画素値と異なること、
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記段差検出部は、1つの画素値パターンを、前記第1段差画素および前記第2段差画素の一方の検出に使用し、その画素値パターンの画素値を反転させたパターンを前記第1段差画素および前記第2段差画素の他方の検出に使用することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 二値画像から、エッジの段差周辺をスムージングした拡大画像を得る画像処理装置において、
    前記二値画像において、第1画素値についての段差を形成する第1段差画素および前記第1画素値を反転させた第2画素値についての段差を形成する第2段差画素を検出するとともに、検出した前記第1段差画素および前記第2段差画素についての段差の向きを検出する段差検出部と、
    前記第1段差画素に対応する前記拡大画像内の画素領域における、前記段差の向きに応じた位置にあり、前記二値画像において前記第1段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数に対応した数の画素の画素値を前記第1画素値から前記第2画素値へ反転させ、前記第2段差画素に対応する前記拡大画像内の画素領域における、前記段差の向きに応じた位置にあり、前記二値画像において前記第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数に対応した数の画素の画素値を前記第2画素値から前記第1画素値へ反転させる拡大処理部と、
    前記二値画像において前記第1段差画素および前記第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数および前記段差の向きのそれぞれに対応する複数の画素値パターンと、その画素値パターンに一致するときに画素値を反転させる1または複数の画素位置とを示すパターンデータと、
    前記段差の向きごとに、前記画素値の反転を許可する許可画素値パターンを示す許可パターンデータとを備え、
    前記段差検出部は、前記画素値パターンに基づくパターンマッチングにより、前記第1段差画素、前記段差の向き、および前記二値画像において前記第1段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数を検出するとともに、前記第2段差画素、前記段差の向き、および前記二値画像において前記第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数を検出し、
    前記拡大処理部は、前記第1段差画素または前記第2段差画素に対応する、前記拡大画像内の画素領域において、検出時の前記画素値パターンに対応する前記画素位置の画素値を反転させ、また、前記第1段差画素または前記第2段差画素が検出された場合でも、検出された前記第1段差画素または前記第2段差画素の周辺の画素値パターンが、検出された前記第1段差画素または前記第2段差画素の段差の向きに対応する前記許可画素値パターンに一致しないときには、その段差の向きに対応する前記画素位置の画素値の反転を行わないこと、
    を特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の画像処理装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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