JP5691378B2 - 画像読取装置、複合機 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置、複合機に関する。
イメージセンサーを搭載したキャリッジを原稿台の盤面と平行に往復移動することにより、原稿台に置かれた原稿から画像を読み取るキャリッジ移動型の画像読取装置がよく知られている。このような画像読取装置としてのイメージスキャナーには、原稿から画像を読み取るための画像読取部と、画像読取部から出力された信号を画像データに変換するデータ処理部が備えられる。
画像読取部と、データ処理部とは、平板状の信号ケーブルであるフレキシブルフラットケーブルによって電気的に接続される。画像読取部は、往復移動するキャリッジに搭載され、データ処理部は、筐体に固定された回路基板で構成される。フレキシブルフラットケーブルの一端が、往復移動するキャリッジに固定され、フレキシブルフラットケーブルの他端が、筐体に固定された回路基板に固定される。
フレキシブルフラットケーブルは、キャリッジの移動方向に折り返された状態で備えられる。そのため、キャリッジの移動に伴って、フレキシブルフラットケーブルの一部を巻き込んでしまうことがある。フレキシブルフラットケーブルの一部が巻き込まれてしまうと、キャリッジがフレキシブルフラットケーブルに当接し、キャリッジの移動ができなくなってしまう。
そこで、例えば、特許文献1では、フレキシブルフラットケーブルを巻き取る巻き取り胴を備えた走査装置が提案されている。しかしながら、特許文献1の方法では、フレキシブルフラットケーブルを巻き取るための機構を備えなくてはならないという問題がある。
特開平5−197031号公報
フレキシブルフラットケーブルが折り返された状態では、キャリッジの移動方向においてフレキシブルフラットケーブルが湾曲した湾曲部が形成され、キャリッジの往復移動に伴って、湾曲部における湾曲形状が変化する。キャリッジの移動範囲において、キャリッジの位置が、回路基板から最も遠い位置にあるときも、フレキシブルフラットケーブルの湾曲部が形成されている。そのため、フレキシブルフラットケーブルの湾曲部が筐体の内側に当接しないように、筐体内には、湾曲部を収容するための空間領域を確保しなくてはならない。そのため、イメージスキャナーのキャリッジの移動方向の外形寸法が長くなってしまうという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]原稿を載置する原稿台を支持する筐体と、前記筐体の内部を往復移動し、前記原稿台に載置された前記原稿から画像を読み取る画像読取部と、一端側が前記画像読取部と接続され、他端側が前記筐体に固定され、前記画像読取部の移動に伴って湾曲形状が変化する湾曲部が形成されたケーブルと、を備え、前記画像読取部は、前記画像読取部の移動方向における外側に設けられ、前記ケーブルが接続され、前記画像読取部から出力された前記信号を前記ケーブルへ送る送信部と、前記送信部とは反対側に設けられ、前記送信部に接続された前記ケーブルを保持する保持部と、を有し、前記画像読取部が、前記画像読取部の前記移動方向における移動可能な範囲において、前記ケーブルの前記他端側が固定された固定部から最も離れた位置にある際に、前記ケーブルの湾曲部は、前記画像読取部の前記移動方向において、前記保持部における前記ケーブルの前記他端側が固定された前記固定部と最も離れた部位と比べて、前記ケーブルの前記他端側が固定された前記固定部側にある、ことを特徴とする画像読取装置。
この構成によれば、画像読取部が、画像読取部の移動方向における移動可能な範囲において、ケーブルの他端側が固定された固定部から最も離れた位置にある際に、ケーブルの湾曲部は、画像読取部の移動方向において、保持部におけるケーブルの他端側が固定された固定部と最も離れた部位と比べて、ケーブルの他端側が固定された固定部側にある。そのため、筐体内部に、ケーブルの湾曲部を収容するための空間領域における画像読取部の移動方向の長さを小さくすることができる。従って、画像読取装置の画像読取部の移動方向の外形寸法を小さくできる。
[適用例2]前記ケーブルを保持する前記保持部から前記ケーブルが延びる方向は、前記画像読取部の前記移動方向と交わる方向である、ことを特徴とする画像読取装置。
この構成によれば、ケーブルを保持する保持部からケーブルが延びる方向は、画像読取部の移動方向と交わる方向である。そのため、画像読取部が、画像読取部の移動方向における移動可能な範囲において、ケーブルの他端側が固定された固定部から最も離れた位置にある際に、ケーブルの湾曲部における曲率半径を長くすることができる。これにより、画像読取部の移動方向におけるケーブルの湾曲部において、保持部から固定部と反対側に伸びる長さを短くすることができる。従って、筐体内部に、ケーブルの湾曲部を収容するための空間領域における画像読取部の移動方向の長さを小さくすることができる。そのため、画像読取装置の画像読取部の移動方向の外形寸法を小さくできる。
[適用例3]前記ケーブルを保持する前記保持部から前記ケーブルが延びる方向は、鉛直方向である、ことを特徴とする画像読取装置。
この構成によれば、ケーブルは、画像読取部の移動方向において、保持部から固定部と反対側となる筐体側に向かって突出しない。これにより、保持部から筐体側に向かって確保する空間領域における画像読取部の移動方向の長さを小さくできる。そのため、画像読取装置の画像読取部の移動方向の外形寸法が長くなってしまうことを抑制できる。
[適用例4]前記ケーブルを保持する前記保持部から前記ケーブルが延びる方向は、水平方向である、ことを特徴とする画像読取装置。
この構成によれば、ケーブルは、画像読取部の移動方向において、保持部から固定部と反対側となる筐体側に向かって突出しない。これにより、保持部から筐体側に向かって確保する空間領域における画像読取部の移動方向の長さを小さくできる。そのため、画像読取装置の画像読取部の移動方向の外形寸法が長くなってしまうことを抑制できる。
[適用例5]前記保持部によって前記ケーブルが保持される位置は、前記鉛直方向において、前記送信部の位置より前記原稿台側にある、ことを特徴とする画像読取装置。
この構成によれば、ケーブルの湾曲部における曲率半径をさらに長くすることができる。
[適用例6]画像を記録媒体に形成する画像形成装置と、上記画像読取装置と、を備えた複合機。
イメージスキャナーの概略構成を示す模式図。 フレキシブルフラットケーブルを示す図。 (a)は、キャリッジに設けられた固定部の外観斜視図、(b)は、固定部によって固定されたフレキシブルフラットケーブルを示す外観斜視図。 (a)は、第1実施形態におけるフレキシブルフラットケーブルの湾曲形状を示す図、(b)は、比較例におけるフレキシブルフラットケーブルの湾曲部の湾曲形状を示す図。 (a)は、比較例における固定部の外観斜視図、(b)は、比較例における固定部によって固定されたフレキシブルフラットケーブルを示す外観斜視図。 (a)は、キャリッジに設けられた固定部の外観斜視図、(b)は、固定部によって固定されたフレキシブルフラットケーブルを示す外観斜視図。 第2実施形態におけるフレキシブルフラットケーブルの湾曲部の湾曲形状と、第1実施形態におけるフレキシブルフラットケーブルの湾曲部の湾曲形状とを比較して説明するための図。 (a)は、水平面において、フレキシブルフラットケーブルが副走査方向に湾曲する構成を備えたイメージスキャナーの外観斜視図、(b)は、フレキシブルフラットケーブルが固定部から主走査方向に突き出していることを示す模式図。 複合機の概略構成を示す模式図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、画像読取装置としてのイメージスキャナー1の概略構成を示す模式図で、主走査方向D2から見た図である。イメージスキャナー1は、フラットベットタイプのイメージスキャナーである。
透明なガラス板である原稿台4が、筐体2に支持されて筐体2の開口部3に設けられる。開口部3は、ヒンジ(不図示)によって回動可能な原稿カバー5によって覆われた状態となったり、開放された状態になったりする。
キャリッジ9は、筐体2の内部に設けられたガイド部10に案内されて、副走査方向D1に往復移動する。副走査方向D1は、キャリッジ9の移動方向D1である。
キャリッジ9には、光学ユニット8が備えられる。光学ユニット8は、不図示の光源と集光部とから構成される。光源は、例えば、主走査方向D2に並ぶ複数のLED(Light Emitting Diode)と導光板(Light Guide)とを含んで構成され、集光部は、LEDに対応して並ぶ複数のレンズから構成される。主走査方向D2は、キャリッジ9の移動方向D1と交わる方向D2である。
キャリッジ9には、イメージセンサー7が備えられる。イメージセンサー7は、複数の受光素子としてのCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)が主走査方向D2に並んで構成される。
回路基板12には、光学ユニット8を構成するLEDを駆動するための駆動回路(不図示)や、イメージセンサー7を駆動するための駆動回路(不図示)が設けられる。回路基板12には、配線コード導出部としてのコネクター11が設けられる。イメージセンサー7を回路基板12に実装する構成でもよい。
画像読取部6は、光学ユニット8、イメージセンサー7、回路基板12、コネクター11を含んで構成される。画像読取部6は、キャリッジ9の副走査方向D1の移動に伴って、光学ユニット8の光源によって原稿台4に載置された原稿Sに光を照射し、原稿Sからの反射光をイメージセンサー7によって受光する。イメージセンサー7からは、アナログ信号が出力される。
このように、画像読取部6は、キャリッジ9の副走査方向D1の移動に伴って、原稿Sに照射し、原稿Sからの反射光を受光し、アナログ信号に変換することができる。
データ処理部15は、画像読取部6から出力された出力信号としてのアナログ信号をデジタルデータに変換し、ガンマ補正やシェーディング補正などを行い、画像データに変換する。データ処理部15は、筐体2の内部の底面に固定して備えられる。データ処理部15には、コネクター16が備えられる。
図2は、フレキシブルフラットケーブル14を示す図である。フレキシブルフラットケーブル(以降、FFCと称する)14は、副走査方向D1に伸びる複数の導線14cが主走査方向D2に並んで構成される。
破線で示す導線14cは、樹脂などの絶縁体14dで被覆されていることを示す。露出部14a,14bは、FFC14の一端と他端を示し、露出部14a,14bにおける実線で示す導線14cは、絶縁体14dで一方の面が被覆され、他方の面が露出している。
図1のコネクター11に図2のFFC14の一端である露出部14aを挿入し、図1のコネクター16に図2のFFC14の他方の一端である露出部14bを挿入し、画像読取部6とデータ処理部15とが電気的に接続される。
本実施形態では、導出部としてのコネクター11を用いたが、導出部は、FFC14をハンダ付けにより画像読取部6と接続する構成としてもよい。
本実施形態では、図1のデータ処理部15は、筐体2の内側底部の図面右側に備えられているが、筐体2の内側底部の図面右側に貫通孔(不図示)を設け、FFC14をこの貫通孔を通して筐体2の外部に備えられたデータ処理部15と接続するようにしてもよい。
図1のFFC14には、鉛直方向D3の鉛直面における副走査方向D1の範囲Aには、折り返し部が形成されている。折り返し部には、湾曲形状が形成されている。キャリッジ9の副走査方向D1の移動に伴って、範囲Aは変化し、湾曲形状が変化する。
FFC14は、湾曲形状が変化しても導通性が確保できる可撓性を有している。そのため、折り返し部が形成されるように、FFC14を備えることにより、キャリッジ9の副走査方向D1における往復移動が繰り返されても、FFC14が損傷することを抑制できる。
折り返し部は、FFC14の一方が固定部13に固定され、FFC14の他方が筐体2の底部に接する。本実施形態のFFC14は、固定部13からキャリッジ9の移動方向D1と交わる方向である鉛直方向D3に突き出すように固定される。
鉛直方向D3に突き出すように固定されたFFC14は、固定部13から副走査方向D1における図面左側に向かって伸び、筐体2内部の図面左側で方向を変えて副走査方向D1における図面右側に折り返すように備えられる。
図3(a)は、キャリッジ9に設けられた固定部13の外観斜視図である。キャリッジ9には、水平面51aを有する当接部51、当接部51と副走査方向D1における隙間B1が設けられた押さえ部50a,50bが備えられる。
キャリッジ9には、開口部52が形成され、開口部52は、キャリッジ9の鉛直方向D3における図面下側に貫通する貫通孔(不図示)と直結している。
本実施形態における固定部13は、当接部51、水平面51a、押さえ部50a,50b、開口部52を含んで構成される。
図3(b)は、固定部13によって固定されたFFC14を示す外観斜視図である。FFC14の一部は、当接部51と押さえ部50a,50bとの隙間B1に挟まれるようにして固定される。
水平面51aに当接したFFC14は、キャリッジ9に形成された開口部52内に水平方向に挿入され、開口部52と直結する貫通孔を鉛直方向D3に通過し、キャリッジ9の鉛直方向D3における下側を回りこむようにして備えられ、キャリッジ9の当接部51とは反対側に備えられたコネクター11に接続される。
矢印M1は、固定部13からFFC14が鉛直方向D3に突き出す位置を示す。このFFC14が固定部13から突き出す位置M1においては、FFC14を構成する導線14c(図2参照)の線方向は鉛直方向D3である。
図4(a)は、本実施形態における主走査方向D2から見たFFC14の湾曲部W1の湾曲形状を示す図である。図4(a)に示すキャリッジ9は、副走査方向D1におけるキャリッジ9の移動可能な範囲において、データ処理部15から最も離れた位置にある。
図4(a)の矢印a1〜a3は、FFC14の導線14c(図2参照)の線方向を示す。固定部13から、鉛直方向D3である線方向a1に突き出したFFC14は、湾曲部W1の湾曲形状に沿って線方向a2に向きを変え、副走査方向D1である線方向a3に向くようにして筐体2の底部に接して備えられる。
(比較例)
図5(a)は、比較例における固定部20の外観斜視図である。キャリッジ9には、水平面61aを有する当接部61、当接部61と鉛直方向D3における隙間B2が設けられた押さえ部60a,60bが備えられる。
図5(b)は、比較例における固定部20によって固定されたFFC14を示す外観斜視図である。水平面61aに当接したFFC14は、キャリッジ9に形成された開口部52内に水平方向に挿入され、開口部52と直結する貫通孔(不図示)を鉛直方向D3に通過し、キャリッジ9の鉛直方向D3における下側を回りこむようにして備えられ、キャリッジ9の当接部61とは反対側に備えられたコネクター11に接続される。
矢印M2は、固定部20からFFC14が副走査方向D1に突き出す位置を示す。このFFC14が固定部20から突き出す位置M2においては、FFC14を構成する導線14cの線方向は副走査方向D1である。
図4(b)は、比較例における主走査方向D2から見たFFC14の湾曲部W2の湾曲形状を示す図である。図4(b)に示すキャリッジ9は、副走査方向D1におけるキャリッジ9の移動可能な範囲において、データ処理部15から最も離れた位置にある。
図4(b)の矢印b1〜b5は、FFC14の導線14cの線方向を示す。キャリッジ9に備えられた固定部20から、副走査方向D1である線方向b1に突き出したFFC14は、湾曲部W2の湾曲形状に沿って線方向b2、b3、b4に向きを変え、副走査方向D1である線方向b5に向くようにして筐体2の底部に接して備えられる。
このように、図4(a)の本実施形態のFFC14における導線14cの線方向において、固定部13から突き出す位置M1から筐体2の底部まで、線方向の向きを90度変える。これに対して、比較例のFFC14における導線14cの線方向において、固定部20から突き出す位置M2から筐体2の底部まで、線方向の向きを180度変える。
図4(a)の本実施形態のFFC14が固定部13から突き出す位置M1から筐体2の底部までの距離H1は、図4(b)の比較例のFFC14が固定部20から突き出す位置M2から筐体2の底部までの距離H1と同じ距離であるとする。
従って、図4(a)の本実施形態のFFC14の湾曲部W1の湾曲形状における曲率半径R1は、図4(b)の比較例のFFC14の湾曲部W2の湾曲形状における曲率半径R2より長い。
そのため、図4(a)の本実施形態の湾曲部W1の副走査方向D1におけるデータ処理部15と反対側の端部P1は、FFC14が固定部13から突き出す位置M1の位置にある。
一方、図4(b)の比較例の湾曲部W2の副走査方向D1におけるデータ処理部15と反対側の端部P2は、FFC14が固定部20から突き出す位置M2の位置から距離Lの位置にある。
すなわち、本実施形態では、副走査方向D1において、固定部13から突き出す位置M1から、データ処理部15と反対側の湾曲部W1の端部P1までの距離を短くすることができる。
以上、本実施形態で説明した画像読取装置としてのイメージスキャナー1は、透明な原稿台4を支持する箱型の筐体2と、筐体2の内部を原稿台4の盤面と平行に往復移動するキャリッジ9と、キャリッジ9に搭載され、原稿台4に載置された原稿Sからの反射光を出力信号に変換するイメージセンサー7と出力信号を伝達するための配線コード導出部としてのコネクター11とを有する画像読取部6と、筐体2に固定され、画像読取部6からの出力信号を画像データに変換処理するデータ処理部15と、信号ケーブルであって、絶縁体14dで被覆された複数の導線14cを有し、一端が画像読取部6のコネクター11と電気的に接続され、他端がデータ処理部15と電気的に接続され、筐体2の内部で副走査方向D1すなわちキャリッジ9の移動方向D1において湾曲した湾曲部W1を有し、キャリッジ9の往復移動に伴って、湾曲部W1の湾曲形状が変化するFFC14と、キャリッジ9に設けられ、FFC14の画像読取部6側をキャリッジ9に固定する固定部13と、を備え、FFC14が固定部13から突き出す位置M1における導線14cの線方向が、キャリッジ9の移動方向D1と交わる方向である鉛直方向D3となるように、固定部13によってFFC14を固定する。
この構成によれば、キャリッジ9の移動範囲において、キャリッジ9がデータ処理部15から最も遠い位置にあるとき、FFC14の湾曲部W1における曲率半径R1を長くすることができる。これにより、キャリッジ9の移動方向D1における湾曲部W1において、固定部13からデータ処理部15と反対側に伸びる長さを短くすることができる。従って、筐体2の内部に、FFC14の湾曲部W1を収容するための空間領域におけるキャリッジ9の移動方向D1の長さを小さくすることができる。そのため、イメージスキャナー1のキャリッジ9の移動方向D1の外形寸法を小さくできる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、鉛直方向D3において、固定部をコネクター11より原稿台4側に備えたイメージスキャナーについて説明する。図6(a)は、キャリッジ9aに設けられた固定部13aの外観斜視図である。キャリッジ9aには、水平面61aを有する当接部61、当接部61と副走査方向D1における隙間B3が設けられた押さえ部60a,60bが備えられる。
キャリッジ9aには、開口部62が形成され、開口部62は、キャリッジ9aの鉛直方向D3における下側に貫通する貫通孔(不図示)と直結している。
本実施形態における固定部13aは、当接部61、水平面61a、押さえ部60a,60b、開口部62を含んで構成される。
図6(b)は、固定部13aによって固定されたFFC14を示す外観斜視図である。FFC14の一部は、当接部61と押さえ部60a,60bとの隙間B3に挟まれるようにして固定される。
水平面61aに当接したFFC14は、キャリッジ9aに形成された開口部62内に水平方向に挿入され、開口部62内で鉛直方向D3側に折れ曲がり、開口部62と直結する貫通孔を鉛直方向D3に通過し、キャリッジ9aの鉛直方向D3における下側を回りこむようにして備えられ、キャリッジ9aの当接部61とは反対側に備えられたコネクター11に接続される。
本実施形態の水平面61a、開口部62、押さえ部60a,60bは、鉛直方向D3において、コネクター11より原稿台4側に備えられている。
矢印M3は、固定部13aからFFC14が鉛直方向D3に突き出す位置を示す。このFFC14が固定部13aから突き出す位置M3においては、FFC14を構成する導線14c(図2参照)の線方向は鉛直方向D3である。
図7は、本実施形態におけるFFC14の湾曲部W3の湾曲形状と、第1実施形態におけるFFC14の湾曲部W1の湾曲形状とを比較して説明するための図である。本実施形態の固定部13aによってFFC14が鉛直方向D3に突き出す位置M3は、筐体2の底部からの距離H2の位置にある。第1実施形態の固定部13によってFFC14が鉛直方向D3に突き出す位置M1は、筐体2の底部からの距離H1の位置にある。
距離H2は、距離H1より長い。そのため、本実施形態のFFC14の湾曲部W3における曲率半径R3の長さは、第1実施形態のFFC14の湾曲部W1における曲率半径R1の長さより長い。本実施形態のイメージスキャナーのその他の構成は、第1実施形態で説明したイメージスキャナー1の構成と同じである。
以上、本実施形態で説明したイメージスキャナーでは、固定部13aによってFFC14の導線14cの線方向が鉛直方向D3に突き出すようにして固定される位置M3は、鉛直方向D3において、配線コード導出部としてのコネクター11の位置より原稿台4側にある。
この構成によれば、FFC14の湾曲部W3における曲率半径R3をさらに長くすることができる。そのため、筐体2の内部に、FFC14の湾曲部W3を確保するための空間領域の副走査方向D1の長さを小さくすることができる。そのため、イメージスキャナーの副走査方向D1の外形寸法を小さくできる。
(第3実施形態)
第1実施形態、第2実施形態では、鉛直方向D3の鉛直面において、FFC14が副走査方向D1に湾曲する構成のイメージスキャナーであったが、主走査方向D2の水平面において、FFC14が副走査方向D1に湾曲する構成のイメージスキャナーにも適用する。
図8(a)は、主走査方向D2の水平面において、FFC14が副走査方向D1に湾曲する構成を備えたイメージスキャナー1bの外観斜視図である。図8(a)は、原稿カバーと原稿を取り除いた状態である。
筐体2に支持された原稿台4の鉛直方向D3における筐体2の内部には、画像読取部(不図示)を搭載したキャリッジ9b、キャリッジ9bを副走査方向D1に移動可能に支持するガイド部10などが備えられる。FFC14は、主走査方向D2の水平面において、FFC14が副走査方向D1に湾曲して備えられる。
図8(b)は、FFC14が固定部13bから水平方向D2に突き出していることを示す模式図である。図8(b)は、副走査方向D1から見た図で、固定部13bに固定されたFFC14を示す図である。FFC14が固定部13bから突き出す位置から延びる方向が水平方向D2に突き出すようにして固定される。
このようなイメージスキャナー1bは、鉛直方向D3の外形寸法を小さくすることができる。そして、FFC14を固定部13bから突き出す位置から延びる方向が水平方向D2に突き出すようにして固定することにより、FFC14の一部が巻き込まれるようにして折れ曲がって形成された部分が、キャリッジ9bとキャリッジ9bの水平方向D2側の筐体2とに挟まれてしまうことを抑制できる。
以上、画像読取装置としてのイメージスキャナーについて説明したが、画像読取機能と画像形成機能とを備えた複合機においても、適用する。図9は、画像読取機能と画像形成機能とを備えた複合機の概略構成を示す模式図である。
複合機200は、画像読取装置としてのイメージスキャナー1aと画像形成装置としてのプリンター100とから構成される。イメージスキャナー1aは原稿Sに描かれた画像を読み取る機能を有し、プリンター100は記録媒体としての用紙Mに画像を形成する機能を有する。
イメージスキャナー1aの筐体2aにおける開口部3には、透明な原稿台4が備えられ、開口部3を原稿カバー5によって覆う状態と開放する状態にすることができる。
イメージスキャナー1aの筐体2a内には、ガイド部10に沿って往復移動する画像読取部6、画像読取部6から出力された出力信号を画像データに変換するデータ処理部15、画像読取部6とデータ処理部15とを電気的に接続するFFC14が備えられる。
画像読取部6には、光学ユニット8、イメージセンサー7、FFC14の露出部14a(図2参照)と接続するコネクター11が備えられる。キャリッジ9には、FFC14を固定するための固定部13が備えられる。データ処理部15には、FFC14の露出部14bと接続するコネクター16が備えられる。
イメージスキャナー1aを構成する画像読取部6、データ処理部15、FFC14、固定部13などは、第1実施形態で説明したイメージスキャナー1の構成と同じである。
イメージスキャナー1aの鉛直方向D3における図面下側には、プリンター100が備えられる。プリンター100の筐体101内には、プリンター用キャリッジモーター(不図示)、回転ベルト(不図示)、プリンター用キャリッジモーター駆動回路(不図示)などから構成されるキャリッジ駆動部が備えられる。キャリッジ駆動部は、プリンターキャリッジ104をガイド部106に沿って移動させる。
プリンターキャリッジ104には、カラーインクを充填したインクカートリッジ103、モノクロインクを充填したインクカートリッジ102が着脱可能に搭載される。プリンターキャリッジ104には、インクを噴射する液体噴射ヘッド105が備えられる。
プリンター100の筐体101内には、搬送用モーター(不図示)、歯車列(不図示)、搬送用ローラー(不図示)などから構成される用紙搬送部が備えられる。用紙搬送部は、用紙Mをプリンターキャリッジ104の移動方向と交わる方向に搬送させる。
プリンター100は、イメージスキャナー1aのデータ処理部15から出力された画像データや複合機200の外部に接続されたコンピューター(不図示)から入力された画像データを用いて、搬送される用紙Mに液体噴射ヘッド105からインクを噴射させて画像を形成する。
このような複合機200において、第1実施形態で説明した固定部13、第2実施形態で説明した固定部13aを備えることにより、イメージスキャナー1a内におけるFFC14の一部を巻き込むことを抑制することができる。
1,1a…イメージスキャナー、2,2a…イメージスキャナーの筐体、4…原稿台、6…画像読取部、7…イメージセンサー、9,9a…キャリッジ、11…コネクター、13,13a…固定部、14…フレキシブルフラットケーブル(FFC)、14c…導線、14d…絶縁体、15…データ処理部、51,61…当接部、51a,61a…水平面、52,62…開口部、50a,50b,60a,60b…押さえ部、100…プリンター、200…複合機、D1…キャリッジの移動方向(副走査方向)、D2…キャリッジの移動方向と交わる方向(主走査方向)、D3…鉛直方向、M1,M3…フレキシブルフラットケーブルが固定部から突き出す位置、S…原稿。

Claims (6)

  1. 原稿を載置する原稿台を支持する筐体と、
    前記筐体の内部を往復移動し、前記原稿台に載置された前記原稿から画像を読み取る画像読取部と、
    一端側が前記画像読取部と接続され、他端側が前記筐体に固定され、前記画像読取部の移動に伴って湾曲形状が変化する湾曲部が形成されたケーブルと、
    を備え、
    前記画像読取部は、
    前記画像読取部の移動方向における外側に設けられ、前記ケーブルが接続され、前記画像読取部から出力された前記信号を前記ケーブルへ送る送信部と、
    前記送信部とは反対側に設けられ、前記送信部に接続された前記ケーブルを保持する保持部と、を有し、
    前記画像読取部が、前記画像読取部の前記移動方向における移動可能な範囲において、前記ケーブルの前記他端側が固定された固定部から最も離れた位置にある際に、前記ケーブルの湾曲部は、
    前記画像読取部の前記移動方向において、前記保持部における前記ケーブルの前記他端側が固定された前記固定部と最も離れた部位と比べて、前記ケーブルの前記他端側が固定された前記固定部側にある、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記ケーブルを保持する前記保持部から前記ケーブルが延びる方向は、前記画像読取部の前記移動方向と交わる方向である、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記ケーブルを保持する前記保持部から前記ケーブルが延びる方向は、鉛直方向である、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記ケーブルを保持する前記保持部から前記ケーブルが延びる方向は、水平方向である、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項3に記載の画像読取装置であって、
    前記保持部によって前記ケーブルが保持される位置は、前記鉛直方向において、前記送信部の位置より前記原稿台側にある、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  6. 画像を記録媒体に形成する画像形成装置と、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像読取装置と、を備える、
    ことを特徴とする複合機。
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