JP5685220B2 - 電気コネクタ組立体及びプラグコネクタ - Google Patents

電気コネクタ組立体及びプラグコネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP5685220B2
JP5685220B2 JP2012105201A JP2012105201A JP5685220B2 JP 5685220 B2 JP5685220 B2 JP 5685220B2 JP 2012105201 A JP2012105201 A JP 2012105201A JP 2012105201 A JP2012105201 A JP 2012105201A JP 5685220 B2 JP5685220 B2 JP 5685220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
fitting
plug
receptacle
arrangement direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012105201A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013232386A (ja
Inventor
和弥 緑川
和弥 緑川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirose Electric Co Ltd
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirose Electric Co Ltd filed Critical Hirose Electric Co Ltd
Priority to JP2012105201A priority Critical patent/JP5685220B2/ja
Priority to TW102107263A priority patent/TWI578626B/zh
Priority to KR1020130029330A priority patent/KR101552942B1/ko
Priority to CN201310105050.1A priority patent/CN103367978B/zh
Priority to CN201510953895.5A priority patent/CN105514687B/zh
Publication of JP2013232386A publication Critical patent/JP2013232386A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5685220B2 publication Critical patent/JP5685220B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/712Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/639Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は回路基板に配されるレセプタクルコネクタと他の回路基板に配され該レセプタクルコネクタに嵌合接続されるプラグコネクタとを有する電気コネクタ組立体及びこの組立体の一方をなすプラグコネクタに関する。
この種の電気コネクタ組立体は、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1では、レセプタクルコネクタのハウジングは、回路基板上に対面する底壁から起立するとともに端子配列方向に延びる突壁部を、該底壁から起立する周壁が囲んだ形状となっている。そして、該突壁部と周壁との間で上方へ開口する四角環状の空間が、プラグコネクタの嵌合部を受け入れる受入空間として形成されている。一方、上記プラグコネクタのハウジングは、他の回路基板に対面する底壁から起立し、上記レセプタクルコネクタの受入空間に適合した形状をなす周壁で嵌合部をなしている。該プラグコネクタの周壁は、端子配列方向に延びる二つの側壁と、該端子配列方向に対して直角なコネクタ幅方向に延び上記二つの側壁の端部同士を連結する二つの端壁とを有している。また、上記嵌合部は、上記周壁に囲まれた溝状空間が形成されている。
コネクタ嵌合時には、レセプタクルコネクタの受入空間内にプラグコネクタの嵌合部が上方から嵌入されるとともに、プラグコネクタの嵌合部に囲まれた上記溝状空間内にレセプタクルコネクタの突壁部が下方から進入するようになっている。
特開2004−241253
特許文献1のコネクタ組立体にあっては、プラグコネクタの嵌合部は、コネクタ挿抜時やコネクタ嵌合状態において好ましくない外力を受けることがある。例えば、レセプタクルコネクタにプラグコネクタを上方から嵌合させる際、コネクタ同士の位置がずれていると、プラグコネクタの嵌合部の下面がレセプタクルコネクタの周壁の上面や突壁部の上面に当接して損傷するおそれがある。
また、上記プラグコネクタは、レセプタクルコネクタに対して傾こうとする姿勢となる、いわゆるコジリを伴って挿抜されることがある。この結果、該プラグコネクタの嵌合部は、コネクタ幅方向に対して直角な側面や端子配列方向に対して直角な端面が、レセプタクルコネクタの受入空間を形成する周壁の内壁面に当接することにより、上記側面や端面が削れたり、該嵌合部に過大な応力が生じて破壊されたりする等、該嵌合部が損傷するおそれがある。また、上記嵌合部のうち、特に端壁は、上述の位置ずれやコジリがあった場合、端子配列方向そしてコネクタ幅方向の二方向で上記内壁面と当接するので損傷しやすい。しかし、特許文献1では、上記プラグコネクタの嵌合部の端壁は上記外力に対抗するための構成を特に有していないので、該端壁ひいてはハウジングの損傷を防止できない。
本発明は、このような事情に鑑みて、プラグコネクタのハウジングの嵌合部が損傷しにくい構成の、レセプタクルコネクタとこれに嵌合接続されるプラグコネクタを有する電気コネクタ組立体及びこの組立体の一方をなすプラグコネクタを提供することを課題とする。
<第一発明>
本発明に係る電気コネクタ組立体は、回路基板の実装面上に配される相手コネクタとしてのレセプタクルコネクタと、他の回路基板の実装面上に配され該実装面に対して直角な上下方向をコネクタ挿抜方向として該レセプタクルコネクタに嵌合接続されるプラグコネクタとを有する電気コネクタ組立体であって、上記レセプタクルコネクタは、上記回路基板の実装面に対して平行な一方向を配列方向として複数の相手端子がレセプタクルハウジングに配列保持されているとともに、該レセプタクルハウジングが、上記プラグコネクタを受け入れるように上方へ向け開口する受入空間を有しており、上記プラグコネクタは、コネクタ嵌合状態で上記レセプタクルコネクタに設けられた相手端子に接続される複数の端子が上記配列方向と同じ方向でプラグハウジングに配列保持されているとともに、該プラグハウジングが、上記レセプタクルコネクタに形成された受入空間内へ嵌入される嵌合部を有している。
かかる電気コネクタ組立体において、本発明では、上記プラグコネクタは、上記配列方向における上記嵌合部の端部に取り付けられる補強金具を有しており、 該補強金具は、一部材としての金属板が屈曲されて作られており、上記プラグコネクタの嵌合部が下方へ向いた姿勢にて、コネクタ挿抜方向に対して直角な板面で上記嵌合部の端部の下面を覆う基部と、上記配列方向およびコネクタ挿抜方向の両方に対して平行な板面で上記端部の両側面を覆う側板部と、上記配列方向に対して直角な板面で上記端部の端面を覆う端板部とを有しており、上記補強金具の側板部は、上記配列方向内側へ延びる腕部を有し、該腕部が少なくとも一部で係止部を形成し、プラグハウジングは、嵌合部の端部の側面に対応係止部が段部として形成されており、上記補強金具の係止部は、プラグハウジングへの装着状態で上記プラグハウジングの対応係止部に対してコネクタ挿抜方向で係止可能としていることを特徴としている。
本発明では、プラグコネクタの嵌合部の端部に取り付けられる補強金具が該嵌合部の端部の下面、両側面および端面を覆っているので、該端部の各面でレセプタクルコネクタのハウジングと当接しても該端部が損傷しにくい。また、上記補強金具は、一部材としての金属板が屈曲されて作られているので、この屈曲形状によって補強金具自体の強度が大きくなっている。この結果、ハウジングの損傷を防止する効果がより大きくなる。
補強金具の係止部とプラグハウジングの段状の対応係止部とをコネクタ挿抜方向で係止させることにより、コネクタ挿抜方向で補強金具が該プラグハウジングから外れにくくなる。また、このように補強金具に係止部をそしてプラグハウジングに対応係止部を形成することにより、該プラグハウジングの大型化を回避できる。具体的に説明すると、例えば、プラグハウジングの端壁の両側面に対して平行なスリット状の保持溝を該端壁に形成し、相手ロック金具の被保持部を該保持溝に圧入するような取付けの形態では、該保持溝を囲む壁部を十分な厚さで形成する必要がある。この結果、プラグハウジングの幅方向および長手方向でプラグハウジングが大型化してしまう。一方、本発明では、プラグハウジングの端壁の両側面の一部を切り欠いた段状の対応係止部を形成しているので、上述のような保持溝を形成する必要がなく、上記幅方向および長手方向にてプラグハウジングが大型化することはない。また、上記対応係止部は、簡単な形状であるので、形成も容易である。
第一発明において、本発明では、プラグコネクタは、プラグハウジングが嵌合部の端部の下面に端子の配列方向に延びる溝部を有し、補強金具の基部が上記溝部と対応する位置で該溝部と同幅をなし上記配列方向に延びるスリット部を有しており、レセプタクルコネクタは、レセプタクルハウジングが上記配列方向での端部にて受入空間の底面から上方へ突出し上記溝部およびスリット部と同幅をなし上記配列方向に延びる突条部を有しており、コネクタ嵌合状態にて、上記レセプタクルコネクタの突条部が上記プラグコネクタのスリット部を貫通するとともに上記溝部内へ進入するようになっていることとしてもよい。
コネクタ嵌合状態にて、レセプタクルコネクタの突条部がプラグコネクタのスリット部を貫通するとともに溝部内へ進入すると、このコネクタ嵌合状態にて振動等の外力を受けたとしても、上記溝部の内壁面およびスリット部の縁部によってコネクタ幅方向での上記突条部の移動が規制される。この結果、コネクタ幅方向でのコネクタ同士のずれを防止できる。特に、上記スリット部の縁部は金属製の部材である補強金具の一部であり強度が高いので、その分、規制の効果が向上する。
<第二発明>
本発明に係るプラグコネクタは、回路基板の実装面上に配される相手コネクタとしてのレセプタクルコネクタに、他の回路基板の実装面上に配され該実装面に対して直角な上下方向をコネクタ挿抜方向として上方から嵌合接続されるプラグコネクタであって、コネクタ嵌合状態で上記レセプタクルコネクタに設けられた相手端子に接続される複数の端子が上記他の回路基板の実装面に対して平行な一方向を配列方向としてプラグハウジングに配列保持されているとともに、該プラグハウジングが、上記レセプタクルコネクタに形成された受入空間に上方から嵌入される嵌合部を有している。
プラグコネクタにおいて、本発明では、上記プラグコネクタは、上記配列方向における上記嵌合部の端部に取り付けられる補強金具を有しており、該補強金具は、一部材としての金属板が屈曲されて作られており、上記プラグコネクタの嵌合部が下方へ向いた姿勢にて、コネクタ挿抜方向に対して直角な板面で上記嵌合部の端部の下面を覆う基部と、上記配列方向およびコネクタ挿抜方向の両方に対して平行な板面で上記端部の両側面を覆う側板部と、上記配列方向に対して直角な板面で上記端部の端面を覆う端板部とを有しており上記補強金具の側板部は、上記配列方向内側へ延びる腕部を有し、該腕部が少なくとも一部で係止部を形成し、プラグハウジングは、嵌合部の端部の側面に対応係止部が段部として形成されており、上記補強金具の係止部は、プラグハウジングへの装着状態で上記プラグハウジングの対応係止部に対してコネクタ挿抜方向で係止可能としていることを特徴としている。
以上のように、本発明によれば、プラグコネクタのハウジングの嵌合部の端部に、該端部の下面、両側面および端面を覆うように補強金具を取り付けることとしたので、該嵌合部の損傷を防止できる。また、該補強金具は、一部材としての金属板が屈曲されて作られていて、補強金具自体の強度が大きくなっているので、ハウジングの損傷防止の効果がより大きい。
本発明の実施形態におけるレセプタクルコネクタ及びプラグコネクタの全体を示す斜視図であり、(A)は、両コネクタの受入空間を上向きにした姿勢で示しており、(B)は、両コネクタの嵌合直前の姿勢で示している。 図1のレセプタクルコネクタの斜視図であり、相手ロック金具の装着前の状態を示している。 図1のプラグコネクタの斜視図であり、ロック金具の装着前の状態を示している。 図2のレセプタクルコネクタの相手ロック金具及び図3のプラグコネクタのロック金具を示す斜視図であり、(A)はコネクタ嵌合前の状態、(B)はコネクタ嵌合後のロック状態を示している。 コネクタ嵌合前における図4のレセプタクルコネクタの相手ロック金具及びプラグコネクタのロック金具を示す図であり、(A)は図4(A)のVA−VA断面図、(B)は図4(A)のVB矢視図である。 コネクタ嵌合後のロック状態における図4のレセプタクルコネクタの相手ロック金具及びプラグコネクタのロック金具を示す図であり、(A)は図4(B)のVIA−VIA断面図、(B)は図4(B)のVIB矢視図である。 端子配列方向におけるレセプタクルコネクタ及びプラグコネクタの端部の位置での断面図であり、(A)はコネクタ嵌合前の状態での断面、(B)はコネクタ嵌合状態での断面を示している。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるレセプタクルコネクタ及びプラグコネクタの全体を示す斜視図であり、(A)は、両コネクタの受入空間を上向きにした姿勢で示しており、(B)は、両コネクタの嵌合直前の姿勢で示している。図2は、図1のレセプタクルコネクタの斜視図であり、相手ロック金具の装着前の状態を示している。この図2では、図1(A),(B)のレセプタクルコネクタを上下反転して示している。図3は、図1のプラグコネクタの斜視図であり、ロック金具の装着前の状態を示している。
本実施形態におけるレセプタクルコネクタ1及びプラグコネクタ2は、それぞれ異なる回路基板(図示せず)の実装面上に配される回路基板用コネクタであり、各回路基板の面に対して直角な方向(図1(A),(B)での上下方向)を挿抜方向とするコネクタ組立体を構成している。
プラグコネクタ2の説明に先立ち、まず、相手コネクタたるレセプタクルコネクタ1について説明する。上記レセプタクルコネクタ1は、図1(A),(B)に見られるように、略直方体外形をなすレセプタクルハウジング10と、該レセプタクルハウジング10の長手方向を配列方向として該レセプタクルハウジング10によって二列に配列保持される複数の端子20「以下、「相手端子20」という」と、上記長手方向での上記レセプタクルハウジング10の両端部で保持される二つのロック金具30「以下、「相手ロック金具30」という」とを有している。該レセプタクルコネクタ1は、図1(A)(B)で示される姿勢で、回路基板上に配置実装される。
上記レセプタクルハウジング10は、例えば樹脂等の電気絶縁材で作られており、回路基板の実装面と平行な一方向を長手方向(端子配列方向)として延びている。該レセプタクルハウジング10は、上記実装面に対して平行な底壁11(図1のレセプタクルコネクタを上下反転して示す図2参照)と、該底壁11から上方へ向けて起立するとともに端子配列方向に延びる突壁部12と、上記底壁11から上方へ向けて起立するとともに上記突壁部12を囲む枠状の周壁13とを有している。該周壁13は、上記端子配列方向に延びる一対の側壁14と、該端子配列方向に対して直角なコネクタ幅方向に延び上記一対の側壁14の端部同士を連結する一対の端壁15とを有している。上記突壁部12と周壁13との間で上方へ向け開口する環状空間は、プラグコネクタ2の嵌合部としての周壁43を受け入れるための受入空間16として形成されている。
上記レセプタクルハウジング10には、相手端子20を保持するための端子保持溝17が、コネクタ幅方向で突壁部12に対して対称な二列をなし、端子配列方向で等間隔に配列形成されている。該端子保持溝17は、突壁部12の側面、底壁11の上面、側壁14の内側面(突壁部12の側面と対向する面)、該側壁14の上面及び外側面にわたって連続して延びるとともに没していて、上記端子配列方向に見て横S字状をなす溝部として形成されている。
レセプタクルハウジング10は、端子配列方向での両端部10Aで相手ロック金具30を保持している。本実施形態では、レセプタクルハウジング10の端部10Aとは、上記端子配列方向での端子配列範囲外に位置する部分、すなわち、上記端子配列方向両端に位置する端子保持溝17よりも外側の部分をいうものとする。また、本実施形態では、受入空間16のうち上記端子配列範囲外に位置する部分、換言すると、レセプタクルハウジング10の端部10Aをなす端壁15と二つの側壁14とで囲まれた空間を「端部空間16A」という。
また、レセプタクルハウジング10は、コネクタ幅方向での中央位置に、端子配列方向での上記突壁部12の端部につながり底壁11から上記端部空間16Aに向けて上方へ突出するとともに上記端子配列方向に延びる突条部18を有している。該突条部18は突壁部12及び周壁13よりも低く形成されている。該突条部18は、コネクタ嵌合状態にて、後述するプラグコネクタ2の端溝部45B内に進入するようになっており、コネクタ幅方向で該プラグコネクタ2を案内する機能を有している(図7(A),(B)をも参照)。
上記レセプタクルハウジング10は、相手ロック金具30を収容して保持する形態をなしているが、その形態の理解のために、レセプタクルハウジング10のさらなる説明に先立ち、まず、上記相手ロック金具30について説明する。
図4は、図2のレセプタクルコネクタの相手ロック金具30及び図3のプラグコネクタのロック金具60を示す斜視図であり、(A)はコネクタ嵌合前の状態、(B)はコネクタ嵌合後のロック状態を示している。
相手ロック金具30は、金属板を所定の形状に打ち抜いた後、板厚方向に屈曲加工して作られている。図4(A)に見られるように、相手ロック金具30は、上下方向に見たときに略U字形状をなし板面が上下方向に延びる基部31とともに、該基部31から延びる被保持部32、端壁側ロック腕部33そして側壁側ロック腕部34をそれぞれ二つずつ有している。
上記基部31は、コネクタ幅方向(図4(A)にて左右方向)に延びる端壁側基部31Aと、該端壁側基部31Aの両端から端子配列方向(図4(A)にて左斜め下方向)に延びる側壁側基部31Bとを有している。上記被保持部32は、上記側壁側基部31Bの下縁でコネクタ幅方向外方へ向けて屈曲されて延びる固定部32Aと、該固定部32Aに連続し上方へ向けて屈曲されて側壁側基部31Bの上縁とほぼ同位置まで延びる圧入腕部32Bとを有している。
上記固定部32Aは回路基板の対応部に半田固定される部分であり、相手端子20の接続部22と相俟って、レセプタクルコネクタ1を回路基板上に固定する機能を有している。該固定部32Aと圧入腕部32Bとの連結部分(屈曲部分)には、板厚方向に貫通する孔部32Cが形成されており、上記固定部32Aが半田固定される際に、溶融した半田が該孔部32Cを埋めることにより、回路基板に対する固定がより強固なものとなる。上記圧入腕部32Bは、上下方向に延びる両端縁から突出する圧入突部32B−1が形成されている。該圧入突部32B−1は、上記圧入腕部32Bがレセプタクルハウジング10の金具保持溝14Aに圧入されると、上記金具保持溝14Aの内壁面に喰い込みその固定を強固にするようになっている。
上記端壁側ロック腕部33は、端壁側基部31Aの下縁から端子配列範囲内側(図4(A)での左斜め下側)に折り返され上方へ向けて端壁側基部31Aの上縁とほぼ同位置まで延びる帯状をなしていて、その板厚方向、換言すると端子配列方向で弾性撓み可能となっている。該端壁側ロック腕部33は、その上端寄り位置で板面の一部が上記端子配列範囲側へ向けて略半球状に突出した端壁側ロック突部33Aが形成されている(図5(A)をも参照)。該端壁側ロック突部33Aは、後述するように、プラグコネクタ2のロック金具60の端壁側被ロック凹部62Aと係止可能となっている(図6(A)参照)。上記端壁側ロック突部33Aは、例えば板厚方向でのプレス加工により形成される。
上記側壁側ロック腕部34は、上記側壁側基部31Bから端子配列方向内方へ向けて延出しているとともに、コネクタ幅方向内方へ向けて若干傾斜しており、その板厚方向、換言するとコネクタ幅方向に弾性撓み可能となっている。該側壁側ロック腕部34は、上端寄り位置で板面の一部がコネクタ幅方向内方へ向けて突出した側壁側ロック突部34Aが形成されている。該側壁側ロック突部34Aは、端子配列方向に延びる突条をなしており、後述するように、プラグコネクタ2のロック金具60の側壁側被ロック凹部63Aと係止可能となっている。また、該側壁側ロック突部34Aの上面は、下方へ向かうにつれてコネクタ幅方向内方へ傾斜する傾斜面として形成されており、該傾斜面に上記ロック金具60が上方から当接すると、上記側壁側ロック腕部34がコネクタ幅方向外方向への成分を含む力を受けて同方向へ弾性変位するようになっている。該側壁側ロック突部34Aは、既述した端壁側ロック突部33Aと同様に、例えば板厚方向でのプレス加工により形成される。
レセプタクルハウジング10の説明に戻る。図2に見られるように、該レセプタクルハウジング10の端部10Aは、二つの側壁14に、相手ロック金具30の圧入腕部32Bを圧入保持するための金具保持溝14Aが上方(図1(A),(B)では下方)に開口して形成されている。また、図2に示されているように、上記端部10Aをなす側壁14及び端壁15に、相手ロック金具30の基部31及び側壁側ロック腕部34を収容するための収容溝部10Bが形成されている。該収容溝部10Bは、図2の上方(図1(A),(B)にて下方)から見て略U字状をなし上方へ向けて開口している。また、該収容溝部10Bは、上記端部10Aの側壁14に沿った部分が端部空間16Aに向けて開口している。したがって、図1(A),(B)に見られるように、相手ロック金具30がレセプタクルハウジング10に装着された状態において、相手ロック金具30の側壁側基部31B及び側壁側ロック腕部34が端部空間16Aに向けて露呈する。
また、図2に示されているように、上記レセプタクルハウジング10の端部10Aは、相手ロック金具30の二つの端壁側ロック腕部33をそれぞれ収容するための収容孔部15Aが、端壁15で上方(図1(A),(B)では下方)へ向けて開口しコネクタ幅方向に配列形成されている。二つの該収容孔部15Aは、図2の上方から見て略U字状の上記収容溝部10Bに囲まれて位置しているとともに、上記端部空間16Aに向けて開口している。したがって、図1(A),(B)に見られるように、相手ロック金具30がレセプタクルハウジング10に装着された状態において、該端壁側ロック腕部33が端部空間16Aに向けて露呈する。
図1に見られるように、上記レセプタクルハウジング10の端部10Aの上面の内縁部、すなわち端部空間16Aに沿って略U字状に延びる縁部には、該端部空間16A側へ向かうにつれて下方へ傾斜する案内面10Cが形成されている。コネクタ嵌合時には、後述するプラグコネクタ2の端壁45が該案内面10Cで端部空間16A内へ案内されることにより、該プラグコネクタ2の周壁43がレセプタクルコネクタ1の受入空間16内にもたらされるようになっている。
相手端子20は、金属板の平坦面を維持したまま該金属板を打ち抜いて作られていて、板面が端子配列方向に対して直角をなすように配列されている。該相手端子20は、端子配列方向(板厚方向)に見て全体が横S字状をなしており、プラグコネクタ2の端子50と接触する対応接触部21が一端側にそして回路基板の対応回路部に半田接続される接続部22が他端側に形成されている。該相手端子20は、上記端子配列方向に見たとき、逆U字形状をなす被保持部23がレセプタクルハウジング10の側壁14を跨ぐようにして、上方から端子保持溝17内に圧入されて取り付けられる。該被保持部23には、プラグコネクタ2の端子50と係止するためのロック突部23Aが上記対応接触部21側へ向けて突出して形成されている。
上記相手端子20が上記端子保持溝17で保持された状態では、図1(A),(B)に見られるように、該相手端子20の対応接触部21が突壁部12の側面から受入空間16へ向けて突出するとともに、上記ロック突部23Aが側壁14の内側面から受入空間16へ向けて突出する。また、上記相手端子20の接続部22がレセプタクルハウジング10の底面とほぼ同じ高さでコネクタ幅方向外方へ向けて該レセプタクルハウジング10から延出している。
既述した相手ロック金具30は、図2に示されるように、上記レセプタクルハウジング10の底壁11側(図2にて上方)から取り付けられる。具体的には、該相手ロック金具30の基部31及び側壁側ロック腕部34、圧入腕部32B、端壁側ロック腕部33がそれぞれレセプタクルハウジング10の収容溝部10B内、金具保持溝14A内、収容孔部15A内に収容される。この結果、上記圧入腕部32Bの圧入突部32B−1が上記金具保持溝14Aの内壁面に喰い込むことにより、上記相手ロック金具30が上記レセプタクルハウジング10に圧入保持される。
次に、主に図1(A),(B)及び図3にもとづいてプラグコネクタ2の構成を説明する。プラグコネクタ2は、略直方体外形をなすプラグハウジング40と、該プラグハウジング40の長手方向を配列方向として該プラグハウジング40によって二列に配列保持される複数の端子50と、上記長手方向での上記プラグハウジング40の両端部(後述の端壁45)で保持される二つのロック金具60とを有している。該ロック金具60は、後述するように、上記プラグハウジング40を補強するための補強金具としての機能をも有している。該プラグコネクタ2は、図1(A)に示される姿勢で回路基板上に配置実装され、図1(B)に示されるように上下反転させた姿勢で相手コネクタとしてのレセプタクルコネクタ1に嵌合接続される。
上記プラグハウジング40は、例えば樹脂等の電気絶縁材で作られており、回路基板の実装面と平行な一方向を長手方向(端子配列方向)として延びている。該プラグハウジング40は、上記実装面に対して平行な底壁41(図1(B)参照)と、図1(A)及び図3に見られるように、該底壁41から上方へ向けて起立する枠状の嵌合部としての周壁43とを有している。該周壁43は、上記端子配列方向に延びる一対の側壁44と、該端子配列方向に対して直角なコネクタ幅方向に延び上記一対の側壁44の端部同士を連結する一対の端壁45とを有している。該周壁43に囲まれ上方へ開口する空間は、レセプタクルコネクタ1の突壁部12を受け入れるための受入空間46として形成されている。
上記プラグハウジング40は、ロック金具60を保持する形態をなしているが、その形態の理解のために、プラグハウジング40のさらなる説明に先立ち、まず、上記ロック金具60について説明する。
主に図4(A)にもとづいて、上記プラグハウジング40で保持されるロック金具60の構成を説明する。この図4(A)では、ロック金具60は、図1(B)のロック金具60と上下方向にて同じ向きで示されており、図1(A)そして図3のロック金具60とは上下方向で反転して示されている。ロック金具60は、金属板を所定の形状に打ち抜いた後、板厚方向に屈曲加工して作られている。該ロック金具60は、図1(B)でのプラグハウジング40の端壁45の下面(図1(A),図3では上面)を覆う基部61と、該基部61から上方へ屈曲され上記端壁45の端面を覆う板部としての端壁側被ロック部62と、該基部61から上方へ屈曲され上記端壁45の側面を覆う板部としての側壁側被ロック部63とを有している。
このように、本実施形態では、プラグコネクタ2の嵌合部としての周壁43の端壁45に上記ロック金具60が取り付けられており、該ロック金具60が上記端部の下面、両側面および端面を覆っている。したがって、該端壁45の各面でレセプタクルコネクタ1のレセプタクルハウジング10と当接しても該端壁45が損傷しにくい。また、上記ロック金具60は、一部材としての金属板が屈曲されて作られているので、この屈曲形状によって補強金具自体の強度が大きくなっている。この結果、プラグコネクタ2のプラグハウジング40の損傷を防止する効果がより大きくなる。
上記基部61は、コネクタ幅方向(図4(A)にて左右方向)での中央位置で端子配列方向(図4(A)にて左斜め下方向)に延びるスリット部61Aが形成されている。該スリット部61Aは、ロック金具60がプラグハウジング40に装着された状態で、後述するプラグハウジング40の端壁45の端溝部45Bと対応して位置する(図1(A)および図7(A),(B)参照)。
上記端壁側被ロック部62は、図4(A)に見られるように、コネクタ幅方向にてレセプタクルコネクタ1の相手ロック金具30の端壁側ロック腕部33と対応する位置で、該端壁側被ロック部62の上縁が略半円状に切り欠かれていて、上記端壁側ロック腕部33の端壁側ロック突部33Aと係止するための端壁側被ロック凹部62Aが形成されている。
上記側壁側被ロック部63は、図4(A)に見られるように、基部61に寄った下方側の位置で、端子配列方向内側(図4(A)にて左斜め下側)の縁部が切り欠かれていて、レセプタクルコネクタ1の相手ロック金具30の側壁側ロック突部34Aと係止するための側壁側被ロック凹部63Aが端子配列方向に延びて形成されている。また、該側壁側被ロック凹部63Aの上方には、プラグハウジング40へのロック金具60の装着のための係止腕部63Bが上記端子配列方向内側へ向け延びて形成されている。該係止腕部63Bは、コネクタ幅方向内方へ曲げ加工を受けて若干屈曲されていて、該コネクタ幅方向で弾性変位可能な係止部を形成している。上記側壁側被ロック凹部63Aは、後述するように、コネクタ嵌合状態にて、レセプタクルコネクタ1の相手ロック金具30の側壁側ロック突部34Aを受け入れるとともに、該側壁側被ロック凹部63Aの下縁で上記側壁側ロック突部34Aとコネクタ抜出方向(上方)に係止する。
プラグハウジング0の説明に戻る。該プラグハウジング0の端壁45は、図1(A),(B)に見られるように、ロック金具60を保持している。図3によく見られるように、該端壁45は、角部を除き、上面(図1(B)では下面)、側面(コネクタ幅方向に対して直角な面)及び端面(端子配列方向に対して直角な面)が、該ロック金具60の板厚の分だけ没している。また、該端壁45の側面は、略下半部がさらに没していて、段部が形成されており、該段部がプラグハウジング40への上記ロック金具60の取付けのための対応係止部45Aとして機能する。図3に見られるように、端壁45の上面には、コネクタ幅方向での中央位置で端子配列方向に延びる溝部としての端溝部45Bが形成されている。該端溝部45Bは、後述するように、コネクタ嵌合状態にてレセプタクルコネクタ1のレセプタクルハウジング10の突条部18を受け入れる(図7(A),(B)参照)。
端子50は、金属板を打ち抜いて得られた帯状片を板厚方向に屈曲して作られている。
該端子50は、プラグハウジング40の各側壁44に一体モールド成型されて保持されており、該側壁44の長手方向で等間隔をなして配列されている。該端子50は、プラグハウジング0の底壁41とほぼ同じ高さ位置で側壁44からコネクタ幅方向外方へ延出する直状の接続部51と、該接続部51に連続して図1(A)、図3での上方(図1(B)での下方)へ向けて屈曲されるとともに逆U字状に折り返され上記側壁44に埋没保持される逆U字部分とを有している。該逆U字部分は、上記側壁44に沿って延びていて、逆U字状の板面が該側壁44と同一面を形成するようにして露呈している。
上記端子50の逆U字状部分の二つの脚部のうち、側壁44の内側面側に位置する一方の脚部は、レセプタクルコネクタ1の相手端子20と接触するための接触部52として形成されている。該接触部52には、上記相手端子20の突状の対応接触部21を受け入れるための接触凹部52Aが板面から没して形成されている。また、側壁44の外側面側に位置する他方の脚部は、上記相手端子20のロック突部23Aと係止するための被ロック部53として形成されている。該被ロック部53には、上記ロック突部23Aを受け入れるための被ロック凹部53Aが板面から没して形成されている。
プラグコネクタ2のプラグハウジング40へのロック金具60の装着について説明する。該ロック金具60は、図3に見られるように、プラグハウジング40の受入空間46が開口している側(図3にて上方)から、該プラグハウジング40の端壁45を覆うようにして装着される。この結果、図3での上記端壁45の上面、両側面(コネクタ幅方向に対して直角な面)そして端面(端子配列方向に対して直角な面)がロック金具60によって覆われる。したがって、該端壁45は、ロック金具60によって補強され、該端壁45は不用意な外力を受けても変形しにくくなる。
ロック金具60の装着過程では、まず、ロック金具60の係止部としての二つの係止腕部63Bが、それぞれ上記プラグハウジング40の端壁45の側面に板面で当接して、コネクタ幅方向外方へ向けて(互いに離れる方向)弾性変位する。そして、該係止腕部63Bが段状の対応係止部45Aを乗り越えて該対応係止部45Aの下方位置に到達すると、該係止腕部63Bが弾性変位状態から復帰する。この結果、該係止腕部63Bが上記対応係止部45Aと係止して、上下方向でのプラグハウジング40からのロック金具60の外れが防止される(図7(A),(B)をも参照)。
本実施形態では、係止腕部63B全体が係止部として形成されたが、これに代えて、係止腕部63Bの一部のみが曲げ変形加工を受けて係止部として形成されてもよい。また、本実施形態では、係止腕部および被ロック凹部をハウジングの側壁側に設けたが、これに代えて、端壁側に設けてもよいことは言うまでもない。
また、本実施形態では、ロック金具60の係止腕部63Bとプラグハウジング40の段状の対応係止部45Aとが係止するようになっているので、該プラグハウジング40の幅方向での小型化が可能となる。具体的に説明すると、例えば、ハウジングの端壁の両側面に対して平行なスリット状の保持溝を該端壁に形成し、ロック金具の被保持部を該保持溝に圧入するような取付けの形態では、該保持溝を囲む壁部を十分な厚さで形成する必要があるので、ハウジングの幅方向および長手方向でハウジングが大型化してしまう。一方、本実施形態では、単に、ロック金具60の係止腕部63Bを係止させるための対応係止部45Aを、プラグハウジング40の端壁45の両側面の一部を切り欠いて段状に形成すれば済むので、上記幅方向および長手方向にてプラグハウジング40が大型化することはない。また、上記対応係止部45Aは、簡単な形状であるので、形成も容易である。
次に、図1(B),図4,5,6,7にもとづいてコネクタ同士の嵌合動作について説明する。図5は、コネクタ嵌合前における図4のレセプタクルコネクタ1の相手ロック金具30及びプラグコネクタ2のロック金具60を示す図であり、(A)は図4(A)のVA−VA断面図、(B)は図4(A)のVB矢視図である。図6は、コネクタ嵌合後のロック状態における図4のレセプタクルコネクタ1の相手ロック金具30及びプラグコネクタ2のロック金具60のみを示す図であり、(A)は図4(B)のVIA−VIA断面図、(B)は図4(B)のVIB矢視図である。図7は、端子配列方向におけるレセプタクルコネクタ及びプラグコネクタの端部の位置での該端子配列方向に対して直角な断面図であり、(A)はコネクタ嵌合前の状態での断面、(B)はコネクタ嵌合状態での断面を示している。
まず、レセプタクルコネクタ1及びプラグコネクタ2をそれぞれ対応する回路基板に半田接続により取り付ける。次に、図1(B)に見られるように、レセプタクルコネクタ1を受入空間16が上方へ向いた姿勢とするとともに、該レセプタクルコネクタ1の上方で、プラグコネクタ2の受入空間46が下方へ向いた姿勢とする。このとき、ロック金具同士は、図4(A),図5(A),(B)および図7(A)に見られるように、ロック金具60の端壁側被ロック凹部62Aそして側壁側被ロック凹部63Aが、それぞれ相手ロック金具30の端壁側ロック突部33Aそして側壁側ロック突部34Aに対応して上方に位置している。また、図7(A)に見られるように、プラグコネクタ2の端溝部45Bおよびスリット部61Aがレセプタクルコネクタ1の突条部18に対応して上方に位置している。
次に、図1(B)の姿勢を維持したままプラグコネクタ2を下方へ移動させて、レセプタクルコネクタ1の突壁部12をプラグコネクタ2の受入空間46内へ下方から進入させるとともに、プラグコネクタ2の周壁43をレセプタクルコネクタ1の受入空間16内へ上方から進入させる。この結果、レセプタクルコネクタ1の相手端子20の対応接触部21そしてロック突部23Aが、プラグコネクタ2の端子50の接触凹部52A内そして被ロック凹部53A内にそれぞれ進入して、端子同士の電気的な接触及びコネクタ抜出方向(上方)へのロックがなされる。
また、図7(B)に見られるように、レセプタクルコネクタ1のレセプタクルハウジング10の突条部18が、プラグコネクタ2のロック金具60のスリット部61Aを下方から貫通し、プラグハウジング40の端溝部45B内に進入する。この結果、コネクタ嵌合状態にて振動等の外力を受けたとしても、上記端溝部45Bの内壁面および上記スリット部61Aの縁部によってコネクタ幅方向(図7(B)での左右方向)での上記突条部18の移動が規制されるので、該幅方向でのコネクタ同士のずれを防止できる。特に、上記スリット61Aの縁部は金属製の部材であるロック金具60の一部であり強度が高いので、その分、規制の効果が向上する。
また、コネクタ嵌合過程において、ロック金具60の端壁側被ロック部62は、相手ロック金具30の端壁側ロック腕部33を端子配列方向外方(端壁側基部31A側)へ向けて弾性変位させながら、該端壁側被ロック部62の板面で上記端壁側ロック腕部33の端壁側ロック突部33Aと摺接する。そして、図4(B)及び図6(A),(B)に示されるように、上記端壁側被ロック部62の端壁側被ロック凹部62Aが、上記端壁側ロック突部33Aの位置にまで達して、ロック金具同士が正規のロック位置にもたらされると、上記端壁側ロック腕部33が自由状態に戻り、上記端壁側ロック突部33Aが上記端壁側被ロック凹部62A内に突入する。この結果、上記端壁側ロック突部33Aと上記端壁側被ロック凹部62Aとが係止し合う。
一方、ロック金具60の側壁側被ロック部63は、相手ロック金具30の側壁側ロック腕部34をコネクタ幅方向外方へ向けて弾性変位させながら、上記側壁側被ロック部63
の板面で上記側壁側ロック腕部34の側壁側ロック突部34Aと摺接する。そして、図4(B)、図6(A),(B)および図7(B)に示されるように、上記側壁側被ロック部63の側壁側被ロック凹部63Aが、上記側壁側ロック突部34Aの位置にまで達して、ロック金具同士が正規のロック位置にもたらされると、上記側壁側ロック腕部34が自由状態に戻り、上記側壁側ロック突部34Aが上記側壁側被ロック凹部63A内に突入する。この結果、上記側壁側ロック突部34Aと上記側壁側被ロック凹部63Aとが係止し合う。
このように、ロック金具同士が正規のロック位置にもたらされることによりコネクタ同士の嵌合動作が完了する。この結果、上記端壁側ロック突部33Aと上記端壁側被ロック凹部62Aとの係止そして上記側壁側ロック突部34Aと上記側壁側被ロック凹部63Aとの係止により、コネクタ同士の不用意な抜けが防止される。
本実施形態では、レセプタクルコネクタ1の相手ロック金具30の端壁側ロック腕部33及び側壁側ロック腕部34は、ロック金具同士が正規のロック位置に至るまでの間、ロック金具60の端壁側被ロック部62及び側壁側被ロック部63と互いに板面で摺接する。したがって、従来のようなロック金具の板厚方向切断面あるいは縁部で摺接する場合と比較して応力集中が生じにくい。この結果、相手ロック金具30及びロック金具60のそれぞれの板面に傷がつきにくくなるので、摩耗による係合しろの減少が生じず、ロック係合力の低下を回避できる。
また、上記相手ロック金具30そして上記ロック金具60は、各コネクタの端部にて、端壁側そして互いに対向する二つの側壁側の合計三方の位置にロック部を有している。したがって、コネクタ嵌合状態にて、プラグコネクタ2が端子配列方向そしてコネクタ幅方向のいずれの方向に傾けられても、これに対して強いロック力が確保されるので、不用意なコネクタ同士の抜けを防止できる。
本実施形態では、相手ロック金具30の側壁側ロック腕部34が端子配列方向に延出しているので、上下方向(コネクタ挿抜方向)に延出させる場合と比較して、該側壁側ロック腕部34を長くすることができる。したがって、ロック金具60の側壁側被ロック部63の板面との摺接による弾性変位量が大きくなるので、その分、正規のロック位置に至るまでの間におけるロック金具の板面同士の当接圧を低くできるとともに、コネクタ嵌合完了後におけるロック金具同士の係止量を大きくできる。この結果、相手ロック金具30及びロック金具60のそれぞれの板面に傷がつきにくくなるとともに、ロック金具同士の係止を確実なものとできる。
本実施形態では、相手ロック金具の側壁側ロック腕部は側壁側基部から端子配列方向に延出することとしたが、側壁側ロック腕部の延出方向はこれに限られず、コネクタの高さ寸法が十分に大きい場合には、例えば、側壁側基部からコネクタ挿抜方向(上下方向)に延出させてもよい。
本実施形態では、相手ロック金具の端壁側ロック腕部及びロック金具の端壁側被ロック凹部をそれぞれ二つ設けることとしたが、これに代えて、それぞれ一つだけ設けてもよく、また、それぞれ三つ以上設けてもよい。
本実施形態では、レセプタクルコネクタの相手ロック金具に突状のロック部が形成を設けるともに、プラグコネクタのロック金具に凹状の被ロック部を設けることとしたが、これに代えて、上記相手ロック金具に凹状の被ロック部を設けるとともに、上記ロック金具に突状のロック部を設けることとしてもよい。また、本実施形態では、相手ロック金具に弾性変位可能なロック腕部を設けることとしたが、これに代えて、ロック金具にロック腕部を設けてもよく、また、相手ロック金具にロック腕部を設けることとしてもよい。
1 レセプタクルコネクタ 45A 対応係止部
2 プラグコネクタ 45B 端溝部(溝部)
10 レセプタクルハウジング 50 端子
16 受入空間 60 ロック金具(補強金具)
18 突条部 61 基部
20 相手端子 61A スリット部
30 相手ロック金具 62 側壁側被ロック部(側板部)
40 プラグハウジング 63 端壁側被ロック部(端板部)
43 周壁(嵌合部) 63B 係止腕部(係止部)

Claims (3)

  1. 回路基板の実装面上に配される相手コネクタとしてのレセプタクルコネクタと、他の回路基板の実装面上に配され該実装面に対して直角な上下方向をコネクタ挿抜方向として該レセプタクルコネクタに嵌合接続されるプラグコネクタとを有する電気コネクタ組立体であって、
    上記レセプタクルコネクタは、上記回路基板の実装面に対して平行な一方向を配列方向として複数の相手端子がレセプタクルハウジングに配列保持されているとともに、該レセプタクルハウジングが、上記プラグコネクタを受け入れるように上方へ向け開口する受入空間を有しており、
    上記プラグコネクタは、コネクタ嵌合状態で上記レセプタクルコネクタに設けられた相手端子に接続される複数の端子が上記配列方向と同じ方向でプラグハウジングに配列保持されているとともに、該プラグハウジングが、上記レセプタクルコネクタに形成された受入空間内へ嵌入される嵌合部を有している電気コネクタ組立体において、
    上記プラグコネクタは、上記配列方向における上記嵌合部の端部に取り付けられる補強金具を有しており、
    該補強金具は、一部材としての金属板が屈曲されて作られており、上記プラグコネクタの嵌合部が下方へ向いた姿勢にて、コネクタ挿抜方向に対して直角な板面で上記嵌合部の端部の下面を覆う基部と、上記配列方向およびコネクタ挿抜方向の両方に対して平行な板面で上記端部の両側面を覆う側板部と、上記配列方向に対して直角な板面で上記端部の端面を覆う端板部とを有しており、
    上記補強金具の側板部は、上記配列方向内側へ延びる腕部を有し、該腕部が少なくとも一部で係止部を形成し、プラグハウジングは、嵌合部の端部の側面に対応係止部が段部として形成されており、上記補強金具の係止部は、プラグハウジングへの装着状態で上記プラグハウジングの対応係止部に対してコネクタ挿抜方向で係止可能としていることを特徴とする電気コネクタ組立体。
  2. プラグコネクタは、プラグハウジングが嵌合部の端部の下面に端子の配列方向に延びる溝部を有し、補強金具の基部が上記溝部と対応する位置で該溝部と同幅をなし上記配列方向に延びるスリット部を有しており、
    レセプタクルコネクタは、レセプタクルハウジングが上記配列方向での端部にて受入空間の底面から上方へ突出し上記溝部およびスリット部と同幅をなし上記配列方向に延びる突条部を有しており、
    コネクタ嵌合状態にて、上記レセプタクルコネクタの突条部が上記プラグコネクタのスリット部を貫通するとともに上記溝部内へ進入するようになっていることとする請求項1または請求項に記載の電気コネクタ組立体。
  3. 回路基板の実装面上に配される相手コネクタとしてのレセプタクルコネクタに、他の回路基板の実装面上に配され該実装面に対して直角な上下方向をコネクタ挿抜方向として上方から嵌合接続されるプラグコネクタであって、
    コネクタ嵌合状態で上記レセプタクルコネクタに設けられた相手端子に接続される複数の端子が上記他の回路基板の実装面に対して平行な一方向を配列方向としてプラグハウジングに配列保持されているとともに、該プラグハウジングが、上記レセプタクルコネクタに形成された受入空間に上方から嵌入される嵌合部を有しているプラグコネクタにおいて、
    上記プラグコネクタは、上記配列方向における上記嵌合部の端部に取り付けられる補強金具を有しており、
    上記補強金具の側板部は、上記配列方向内側へ延びる腕部を有し、該腕部が少なくとも一部で係止部を形成し、プラグハウジングは、嵌合部の端部の側面に対応係止部が段部として形成されており、上記補強金具の係止部は、プラグハウジングへの装着状態で上記プラグハウジングの対応係止部に対してコネクタ挿抜方向で係止可能としていることを特徴とするプラグコネクタ。
JP2012105201A 2012-03-29 2012-05-02 電気コネクタ組立体及びプラグコネクタ Active JP5685220B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012105201A JP5685220B2 (ja) 2012-05-02 2012-05-02 電気コネクタ組立体及びプラグコネクタ
TW102107263A TWI578626B (zh) 2012-05-02 2013-03-01 Electrical connector assembly and plug connector
KR1020130029330A KR101552942B1 (ko) 2012-05-02 2013-03-19 전기 커넥터 조립체 및 플러그 커넥터
CN201310105050.1A CN103367978B (zh) 2012-03-29 2013-03-28 电连接器组装体以及插塞式连接器
CN201510953895.5A CN105514687B (zh) 2012-03-29 2013-03-28 电连接器组装体以及插座式连接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012105201A JP5685220B2 (ja) 2012-05-02 2012-05-02 電気コネクタ組立体及びプラグコネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013232386A JP2013232386A (ja) 2013-11-14
JP5685220B2 true JP5685220B2 (ja) 2015-03-18

Family

ID=49678644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012105201A Active JP5685220B2 (ja) 2012-03-29 2012-05-02 電気コネクタ組立体及びプラグコネクタ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5685220B2 (ja)
KR (1) KR101552942B1 (ja)
TW (1) TWI578626B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9391398B2 (en) 2014-03-20 2016-07-12 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connector assembly
JP6056835B2 (ja) * 2014-11-14 2017-01-11 第一精工株式会社 基板接続用電気コネクタ及び基板接続用電気コネクタ装置
JP6319210B2 (ja) * 2015-07-02 2018-05-09 Smk株式会社 コネクタおよびコネクタ装置
JP6404248B2 (ja) * 2016-02-15 2018-10-10 モレックス エルエルシー コネクタ
KR102602183B1 (ko) * 2016-05-13 2023-11-14 엘에스엠트론 주식회사 기판 커넥터
JP6806593B2 (ja) * 2017-02-28 2021-01-06 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
KR20180111144A (ko) * 2017-03-31 2018-10-11 몰렉스 엘엘씨 기판 대 기판 커넥터
US9985371B1 (en) 2017-04-11 2018-05-29 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connector
KR102041368B1 (ko) 2018-05-24 2019-11-07 몰렉스 엘엘씨 리셉터클 커넥터 및 이를 포함하는 커넥터 조립체
JP6714056B2 (ja) * 2018-09-12 2020-06-24 モレックス エルエルシー コネクタ
JP2023104779A (ja) * 2022-01-18 2023-07-28 京セラ株式会社 コネクタ及び電子機器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4761397B2 (ja) * 2007-02-26 2011-08-31 ヒロセ電機株式会社 組合せコネクタ
JP2011060478A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Molex Inc コネクタ
JP5523781B2 (ja) 2009-09-17 2014-06-18 モレックス インコーポレイテド 電気コネクタおよび係合解除治具

Also Published As

Publication number Publication date
KR20130123307A (ko) 2013-11-12
TW201401661A (zh) 2014-01-01
JP2013232386A (ja) 2013-11-14
KR101552942B1 (ko) 2015-09-14
TWI578626B (zh) 2017-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5685220B2 (ja) 電気コネクタ組立体及びプラグコネクタ
JP5685216B2 (ja) 電気コネクタ組立体及びレセプタクルコネクタ
JP5638026B2 (ja) 電気コネクタ組立体
JP5809198B2 (ja) ガイド金具付電気コネクタ
JP5358615B2 (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP2012049015A (ja) 電気コネクタ
JP5458042B2 (ja) 電気コネクタ
JP5444285B2 (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP6041949B2 (ja) 金具付電気コネクタ
JP5444283B2 (ja) 電気コネクタおよび電気コネクタ組立体
JP6117905B2 (ja) レセプタクルコネクタ
JP7282464B2 (ja) 電気コネクタ組立体
JP6178395B2 (ja) プラグコネクタ
JP5805288B2 (ja) プラグコネクタ
JP5959704B2 (ja) 電気コネクタ組立体およびレセプタクルコネクタ
JP2015026489A (ja) 電気コネクタ組立体及びプラグコネクタ
JP6335362B2 (ja) 電気コネクタ組立体
JP6167205B2 (ja) レセプタクルコネクタ
JP6002297B2 (ja) 電気コネクタ組立体及びレセプタクルコネクタ
JP6474857B2 (ja) 電気コネクタ組立体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5685220

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250