JP2015026489A - 電気コネクタ組立体及びプラグコネクタ - Google Patents

電気コネクタ組立体及びプラグコネクタ Download PDF

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弥 福地
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Abstract

【課題】プラグコネクタのハウジングの嵌合部が損傷しにくい構成の、レセプタクルコネクタとこれに嵌合接続されるプラグコネクタを有する電気コネクタ組立体及びこの組立体の一方をなすプラグコネクタを提供する。【解決手段】プラグコネクタ2は、端子配列方向におけるプラグハウジング40の端部40Aに取り付けられる補強金具を有しており、該補強金具60は、一部材としての金属板が屈曲されて作られており、上記プラグコネクタ2の嵌合部43がコネクタ嵌合方向である下方へ向いた姿勢にて、コネクタ挿抜方向に対して直角な板面で上記プラグハウジングの40上記端部40Aにおけるコネクタ嵌合方向とは逆側に位置する上面を覆う基部61と、上記端子配列方向およびコネクタ挿抜方向の両方に対して平行な板面で上記端部40Aの両側面を覆う側板部63とを有している。【選択図】図1

Description

本発明は回路基板の実装面上に配されるレセプタクルコネクタと他の回路基板の実装面上に配され該レセプタクルコネクタに嵌合接続されるプラグコネクタとを有する電気コネクタ組立体及びこの組立体の一方をなすプラグコネクタに関する。
この種の電気コネクタ組立体は、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1では、レセプタクルコネクタのハウジングは、回路基板上に対面する底壁から起立するとともに端子配列方向に延びる突壁部を、該底壁から起立する周壁が囲んだ形状となっている。そして、該突壁部と周壁との間で上方へ開口する四角環状の空間が、プラグコネクタの嵌合部を受け入れる受入空間として形成されている。一方、上記プラグコネクタのハウジングは、他の回路基板に対面する底壁から起立し、上記レセプタクルコネクタの受入空間に適合した形状をなす周壁で嵌合部をなしている。該プラグコネクタの周壁は、端子配列方向に延びる二つの側壁と、該端子配列方向に対して直角なコネクタ幅方向に延び上記二つの側壁の端部同士を連結する二つの端壁とを有している。また、上記嵌合部は、上記周壁に囲まれた溝状空間が形成されている。
コネクタ嵌合時には、レセプタクルコネクタの受入空間内にプラグコネクタの嵌合部が上方から嵌入されるとともに、プラグコネクタの嵌合部に囲まれた上記溝状空間内にレセプタクルコネクタの突壁部が下方から進入するようになっている。
特開2004−241253
特許文献1のコネクタ組立体にあっては、プラグコネクタの嵌合部は、コネクタ挿抜時やコネクタ嵌合状態において好ましくない外力を受けることがある。例えば、上記プラグコネクタは、レセプタクルコネクタに対して傾こうとする姿勢となる、いわゆるコジリを伴って挿抜されることがある。この結果、該プラグコネクタの嵌合部は、コネクタ幅方向に対して直角な側面が、レセプタクルコネクタの受入空間を形成する周壁の内壁面に当接することにより、上記側面が削れたり、該嵌合部に過大な応力が生じて破壊されたりする等、該嵌合部が損傷するおそれがある。また、上記嵌合部のうち、特に端子配列方向での端部は、コネクタ挿抜時に、プラグコネクタが捻じられるように、すなわち、該端子配列方向およびコネクタ幅方向の両方向の成分をもって傾斜した姿勢をなすようにコジられた場合、上記端部の側面がレセプタクルコネクタの上記周壁の内壁面と強く当接するので損傷しやすい。しかし、特許文献1では、上記プラグコネクタの嵌合部の端部は上記外力に対抗するための構成を特に有していないので、該端壁ひいてはハウジングの損傷を防止できない。
本発明は、このような事情に鑑みて、プラグコネクタのハウジングの嵌合部が損傷しにくい構成の、レセプタクルコネクタとこれに嵌合接続されるプラグコネクタを有する電気コネクタ組立体及びこの組立体の一方をなすプラグコネクタを提供することを課題とする。
<第一発明>
第一発明に係る電気コネクタ組立体は、回路基板の実装面上に配される相手コネクタとしてのレセプタクルコネクタと、他の回路基板の実装面上に配され該実装面に対して直角な上下方向をコネクタ挿抜方向として該レセプタクルコネクタに嵌合接続されるプラグコネクタとを有する電気コネクタ組立体であって、上記レセプタクルコネクタは、上記回路基板の実装面に対して平行な一方向を配列方向として複数の相手端子が樹脂製のレセプタクルハウジングに配列保持されているとともに、該レセプタクルハウジングが、上記プラグコネクタを受け入れるように上方へ向け開口する受入空間を有しており、上記プラグコネクタは、コネクタ嵌合状態で上記レセプタクルコネクタに設けられた相手端子に接続される複数の端子が上記配列方向と同じ方向で樹脂製のプラグハウジングに配列保持されているとともに、該プラグハウジングが、上記レセプタクルコネクタに形成された受入空間内へ嵌入される嵌合部を有している。
かかる電気コネクタ組立体において、第一発明では、上記プラグコネクタは、上記配列方向における上記プラグハウジングの端部に取り付けられる補強金具を有しており、該補強金具は、一部材としての金属板が屈曲されて作られており、上記プラグコネクタの嵌合部がコネクタ嵌合方向である下方へ向いた姿勢にて、コネクタ挿抜方向に対して直角な板面で上記プラグハウジングの上記端部におけるコネクタ嵌合方向とは逆側に位置する上面を覆う基部と、上記配列方向およびコネクタ挿抜方向の両方に対して平行な板面で上記端部の両側面を覆う側板部とを有していることを特徴としている。
<第二発明>
第二発明に係るプラグコネクタは、回路基板の実装面上に配される相手コネクタとしてのレセプタクルコネクタに、他の回路基板の実装面上に配され該実装面に対して直角な上下方向をコネクタ挿抜方向として上方から嵌合接続されるプラグコネクタであって、コネクタ嵌合状態で上記レセプタクルコネクタに設けられた相手端子に接続される複数の端子が上記他の回路基板の実装面に対して平行な一方向を配列方向として樹脂製のプラグハウジングに配列保持されているとともに、該プラグハウジングが、上記レセプタクルコネクタに形成された受入空間に上方から嵌入される嵌合部を有している。
かかるプラグコネクタにおいて、第二発明では、上記プラグコネクタは、上記配列方向における上記プラグハウジングの端部に取り付けられる補強金具を有しており、該補強金具は、一部材としての金属板が屈曲されて作られており、上記プラグコネクタの嵌合部がコネクタ嵌合方向である下方へ向いた姿勢にて、コネクタ挿抜方向に対して直角な板面で上記プラグハウジングの上記端部におけるコネクタ嵌合方向とは逆側に位置する上面を覆う基部と、上記配列方向およびコネクタ挿抜方向の両方に対して平行な板面で上記端部の両側面を覆う側板部とを有していることを特徴としている。
第一および第二発明では、プラグハウジングの端部に取り付けられる補強金具が該端部の両側面を覆っているので、該両側面でレセプタクルコネクタのハウジングと当接しても上記端部が損傷しにくい。
また、プラグハウジングの端部の下面、すなわちコネクタ嵌合方向側に位置する面は補強金具によっては覆われておらず、樹脂製のプラグハウジング自体が露呈している。したがって、レセプタクルコネクタにプラグコネクタを上方から嵌合させる際にコネクタ同士の位置が端子配列方向そしてコネクタ幅方向でずれていた場合、プラグハウジングの端部の下面が、レセプタクルハウジングの周壁の上面や突壁部の上面にコネクタ挿抜方向で当接しても、互いに当接するのは樹脂製の部分同士である。したがって、プラグハウジングの上記端部の下面が補強金具で覆われている場合と比較して、レセプタクルハウジングが損傷しにくい。
また、上記補強金具は、一部材としての金属板が屈曲されて作られているので、この屈曲形状によって補強金具自体の強度が大きくなっている。この結果、ハウジングの損傷を防止する効果がより大きくなる。
第二発明において、プラグコネクタの補強金具は、側板部および端板部の少なくとも一方に板厚方向で弾性変位可能な係止部を有し、プラグハウジングは、嵌合部の端部の側面および端面の少なくとも一方に段状の対応係止部が形成されており、上記補強金具の係止部は、上記プラグハウジングの対応係止部にコネクタ挿抜方向で係止していることしてもよい。このように補強金具の係止部とプラグハウジングの段状の対応係止部とをコネクタ挿抜方向で係止させることにより、コネクタ挿抜方向で補強金具が該プラグハウジングから外れにくくなる。
以上のように、本発明によれば、プラグハウジングの端部に、該端部の両側面を覆うように補強金具を取り付けることとしたので、いわゆるコジリを伴ってコネクタが挿抜された場合であっても、上記端部の損傷を防止できる。また、本発明では、上記プラグハウジングの上記端部の下面は補強金具によって覆われておらず、樹脂製のプラグハウジング自体が露呈しているので、コネクタ嵌合過程においてプラグハウジングの下面が、レセプタクルハウジングの周壁の上面や突壁部の上面にコネクタ挿抜方向で当接することがあっても、レセプタクルハウジングが損傷しにくい。また、上記補強金具は、一部材としての金属板が屈曲されて作られているので、この屈曲形状によって補強金具自体の強度が大きくなっている。この結果、ハウジングの損傷を防止する効果がより大きくなる。
本発明の実施形態におけるレセプタクルコネクタ及びプラグコネクタの全体を示す斜視図であり、(A)は、両コネクタの受入空間を上向きにした姿勢で示しており、(B)は、両コネクタの嵌合直前の姿勢で示している。 図1のレセプタクルコネクタの斜視図であり、相手ロック金具の装着前の状態を示している。 図1のプラグコネクタの斜視図であり、ロック金具の装着前の状態を示している。 図2のレセプタクルコネクタの相手ロック金具及び図3のプラグコネクタのロック金具を示す斜視図であり、(A)はコネクタ嵌合前の状態、(B)はコネクタ嵌合後のロック状態を示している。 コネクタ嵌合前における図4のレセプタクルコネクタの相手ロック金具及びプラグコネクタのロック金具を示す図であり、(A)は図4(A)のVA−VA断面図、(B)は図4(A)のVB矢視図である。 コネクタ嵌合後のロック状態における図4のレセプタクルコネクタの相手ロック金具及びプラグコネクタのロック金具を示す図であり、(A)は図4(B)のVIA−VIA断面図、(B)は図4(B)のVIB矢視図である。 端子配列方向におけるレセプタクルコネクタ及びプラグコネクタのそれぞれの端部の位置における端子配列方向に対して直角な面での断面図であり、(A)はコネクタ嵌合前の状態、(B)はコネクタ嵌合状態を示している。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるレセプタクルコネクタ及びプラグコネクタの全体を示す斜視図であり、(A)は、両コネクタの受入空間を上向きにした姿勢で示しており、(B)は、両コネクタの嵌合直前の姿勢で示している。図2は、図1のレセプタクルコネクタの斜視図であり、相手ロック金具の装着前の状態を示している。この図2では、図1(A),(B)のレセプタクルコネクタを上下反転して示している。図3は、図1のプラグコネクタの斜視図であり、ロック金具の装着前の状態を示している。
本実施形態におけるレセプタクルコネクタ1及びプラグコネクタ2は、それぞれ異なる回路基板(図示せず)の実装面上に配される回路基板用コネクタであり、各回路基板の面に対して直角な方向(図1(A),(B)での上下方向)を挿抜方向とするコネクタ組立体を構成している。
プラグコネクタ2の説明に先立ち、まず、相手コネクタたるレセプタクルコネクタ1について説明する。上記レセプタクルコネクタ1は、図1(A),(B)に見られるように、略直方体外形をなすレセプタクルハウジング10と、該レセプタクルハウジング10の長手方向を配列方向として該レセプタクルハウジング10によって二列に配列保持される複数の端子20「以下、「相手端子20」という」と、上記長手方向での上記レセプタクルハウジング10の両端部で保持される二つのロック金具30「以下、「相手ロック金具30」という」とを有している。該相手ロック金具30は、レセプタクルハウジング10を補強するための補強金具としての機能をも有している。レセプタクルコネクタ1は、図1(A),(B)で示される姿勢で、回路基板上に配置実装される。
上記レセプタクルハウジング10は、例えば樹脂等の電気絶縁材で作られており、回路基板の実装面と平行な一方向を長手方向(端子配列方向)として延びている。該レセプタクルハウジング10は、上記実装面に対して平行な底壁11(図1のレセプタクルコネクタを上下反転して示す図2参照)と、該底壁11から上方へ向けて起立するとともに端子配列方向に延びる突壁部12と、上記底壁11から上方へ向けて起立するとともに上記突壁部12を囲む枠状の周壁13とを有している。該周壁13は、上記端子配列方向に延びる一対の側壁14と、該端子配列方向に対して直角なコネクタ幅方向に延び上記一対の側壁14の端部同士を連結する一対の端壁15とを有している。上記突壁部12と周壁13との間で上方へ向け開口する環状空間は、プラグコネクタ2の嵌合部としての周壁43を受け入れるための受入空間16として形成されている。
突壁部12は、該突壁部12の両側面(コネクタ幅方向に対して直角な面)から没して上下方向に延びる溝状をなし相手端子20の後述の弾性腕部を収容する端子収容部17が、端子配列方向で等間隔に配列形成されている。図2に見られるように、該端子収容部17は底壁11をも貫通している。
レセプタクルハウジング10は、端子配列方向での両端部10Aで相手ロック金具30を保持している。本実施形態では、レセプタクルハウジング10の端部10Aとは、上記端子配列方向での端子配列範囲外に位置する部分、すなわち、上記端子配列方向両端に位置する端子収容部17よりも外側の部分をいうものとする。また、本実施形態では、受入空間16のうち上記端子配列範囲外に位置する部分、換言すると、レセプタクルハウジング10の端部10Aをなす端壁15と二つの側壁14とで囲まれた空間を「端部空間16A」という。
上記レセプタクルハウジング10は、相手ロック金具30を収容して保持する形態をなしているが、その形態の理解のために、レセプタクルハウジング10のさらなる説明に先立ち、まず、上記相手ロック金具30について説明する。
図4は、図2のレセプタクルコネクタ1の相手ロック金具30及び図3のプラグコネクタ2のロック金具60を示す斜視図であり、(A)はコネクタ嵌合前の状態、(B)はコネクタ嵌合後のロック状態を示している。
相手ロック金具30は、金属板を所定の形状に打ち抜いた後、板厚方向に屈曲加工して作られている。図4(A)に見られるように、相手ロック金具30は、上下方向に見たときに略U字形状をなし板面が上下方向に延びる基部31とともに、該基部31から延びる被保持部32およびロック腕部33をそれぞれ二つずつ有している。
上記基部31は、コネクタ幅方向(図4(A)にて左右方向)に延びる端壁側基部31Aと、該端壁側基部31Aの両端から端子配列方向で内方(図4(A)にて左斜め下方向)へ向けて延びる側壁側基部31Bとを有している。上記被保持部32は、上記側壁側基部31Bの下縁でコネクタ幅方向外方へ向けて屈曲されて延びる固定部32Aと、該固定部32Aに連続し上方へ向けて屈曲されて側壁側基部31Bの上縁とほぼ同位置まで延びる圧入腕部32Bとを有している。
上記固定部32Aは回路基板の対応部に半田固定される部分であり、相手端子20の接続部22と相俟って、レセプタクルコネクタ1を回路基板上に固定する機能を有している。上記圧入腕部32Bは、上下方向に延びる両端縁から突出する圧入突部32B−1が形成されている。該圧入突部32B−1は、上記圧入腕部32Bがレセプタクルハウジング10の金具保持溝14Aに圧入されると、上記金具保持溝14Aの内壁面に喰い込みその固定を強固にするようになっている。
上記ロック腕部33は、上記側壁側基部31Bから端子配列方向内方へ向けて延出しているとともに、コネクタ幅方向内方へ向けて若干傾斜しており、その板厚方向、換言するとコネクタ幅方向に弾性撓み可能となっている。該ロック腕部33は、上端寄り位置で板面の一部がコネクタ幅方向内方へ向けて突出したロック突部33Aが形成されている。該ロック突部33Aは、端子配列方向に延びる突条をなしており、後述するように、プラグコネクタ2のロック金具60の被ロック凹部63Aと係止可能となっている。また、該ロック突部33Aの上面は、下方へ向かうにつれてコネクタ幅方向内方へ傾斜する傾斜面として形成されており、該傾斜面に上記ロック金具60が上方から当接すると、上記ロック腕部33がコネクタ幅方向外方向への成分を含む力を受けて同方向へ弾性変位するようになっている。該ロック突部33Aは、例えば板厚方向でのプレス加工により形成される。
レセプタクルハウジング10の説明に戻る。図2に見られるように、該レセプタクルハウジング10の端部10Aは、二つの側壁14に、相手ロック金具30の圧入腕部32Bを圧入保持するための金具保持溝14Aが上方(図1(A),(B)では下方)に開口して形成されている。また、図2に示されているように、上記端部10Aをなす側壁14及び端壁15に、相手ロック金具30の基部31及びロック腕部33を収容するための収容溝部10Bが形成されている。該収容溝部10Bは、図2の上方(図1(A),(B)にて下方)から見て略U字状をなし上方へ向けて開口している。また、該収容溝部10Bは、上記端部10Aの側壁14に沿った部分が端部空間16Aに向けて開口している。したがって、図1(A),(B)に見られるように、相手ロック金具30がレセプタクルハウジング10に装着された状態において、相手ロック金具30の側壁側基部31B及びロック腕部33が端部空間16Aに向けて露呈する。
図1に見られるように、上記レセプタクルハウジング10の端部10Aの上面の内縁部、すなわち端部空間16Aに沿って略U字状に延びる縁部には、該端部空間16A側へ向かうにつれて下方へ傾斜する案内面10Cが形成されている。コネクタ嵌合時には、後述するプラグコネクタ2の端壁45が該案内面10Cで端部空間16A内へ案内されることにより、該プラグコネクタ2の周壁43がレセプタクルコネクタ1の受入空間16内にもたらされるようになっている。
相手端子20は、金属板製の帯状片を板厚方向に屈曲することにより作られていて、端子配列方向で等間隔に配列されている。該相手端子20は、端子配列方向に見て全体が略横S字状をなしており、プラグコネクタ2の端子50と接触する対応接触部21が一端側にそして回路基板の対応回路部に半田接続される接続部22が他端側に形成されている。対応接触部21は、後述する基部24に連続して突壁部12の端子収容部17内で上方へ向けて延びる弾性腕部(図示せず)の上端で、コネクタ幅方向外方へ向けて突出するように屈曲されて形成されている。上記弾性腕部は、自由状態で端子収容部17内に位置しており、コネクタ幅方向、すなわち板厚方向で弾性変位可能となっている。
また、相手端子20は、逆U字形状をなす被保持部23および該被保持部23の内側脚部(二つの脚部のうちコネクタ幅方向で内側に位置する脚部)に連続しコネクタ幅方向に延びる基部24(図2参照)が、それぞれレセプタクルハウジング10の側壁14そして底壁11に一体モールド成形により保持されている。該被保持部23の内側脚部の上端寄り位置には、プラグコネクタ2の端子50と係止するためのロック突部23Aが上記対応接触部21側へ向けて突出して形成されている。
上記相手端子20がレセプタクルハウジング10に保持された状態では、図1(A),(B)に見られるように、該相手端子20の対応接触部21が突壁部12の側面から受入空間16へ向けて突出するとともに、上記ロック突部23Aが側壁14の内側面から受入空間16へ向けて突出する。また、上記相手端子20の接続部22がレセプタクルハウジング10の底面とほぼ同じ高さでコネクタ幅方向外方へ向けて該レセプタクルハウジング10から延出している。
既述した相手ロック金具30は、図2に示されるように、上記レセプタクルハウジング10の底壁11側(図2にて上方)から取り付けられる。具体的には、該相手ロック金具30の基部31及びロック腕部33がレセプタクルハウジング10の収容溝部10B内に、そして圧入腕部32Bがレセプタクルハウジング10の金具保持溝14A内に収容される。この結果、上記圧入腕部32Bの圧入突部32B−1が上記金具保持溝14Aの内壁面に喰い込むことにより、上記相手ロック金具30が上記レセプタクルハウジング10に圧入保持される。
次に、主に図1(A),(B)及び図3にもとづいてプラグコネクタ2の構成を説明する。プラグコネクタ2は、略直方体外形をなすプラグハウジング40と、該プラグハウジング40の長手方向を配列方向として該プラグハウジング40によって二列に配列保持される複数の端子50と、上記長手方向での上記プラグハウジング40の両端部で保持される二つのロック金具60とを有している。該ロック金具60は、後述するように、上記プラグハウジング40を補強するための補強金具としての機能をも有している。該プラグコネクタ2は、図1(A)に示される姿勢で回路基板上に配置実装され、図1(B)に示されるように上下反転させた姿勢で相手コネクタとしてのレセプタクルコネクタ1に嵌合接続される。
上記プラグハウジング40は、例えば樹脂等の電気絶縁材で作られており、回路基板の実装面と平行な一方向を長手方向(端子配列方向)として延びている。該プラグハウジング40は、上記実装面に対して平行な底壁41(図1(B)参照)と、図1(A)及び図3に見られるように、該底壁41から上方へ向けて起立する枠状の嵌合部としての周壁43とを有している。該周壁43は、上記端子配列方向に延びる一対の側壁44と、該端子配列方向に対して直角なコネクタ幅方向に延び上記一対の側壁44の端部同士を連結する一対の端壁45とを有している。該周壁43に囲まれ上方へ開口する空間は、レセプタクルコネクタ1の突壁部12を受け入れるための受入空間46として形成されている。本実施形態では、プラグハウジング40について、端子配列方向での端子配列範囲外に位置する部分、すなわち、上記端子配列方向両端に位置する端子50よりも外側の部分を「端部40A」という。
上記プラグハウジング40は、ロック金具60を保持する形態をなしているが、その形態の理解のために、プラグハウジング40のさらなる説明に先立ち、まず、上記ロック金具60について説明する。
主に図4(A)にもとづいて、上記プラグハウジング40で保持されるロック金具60の構成を説明する。この図4(A)では、ロック金具60は、図1(B)そして図3のロック金具60と上下方向にて同じ向きで示されており、図1(A)のロック金具60とは上下方向で反転して示されている。ロック金具60は、金属板を所定の形状に打ち抜いた後、板厚方向に屈曲加工して作られている。
ロック金具60は、図1(B)および図3でのプラグハウジング40の端部40Aの上面(図1(A)では下面)、すなわちコネクタ嵌合方向(図1(B)の矢印の方向)とは逆側に位置する背面の一部を覆う基部61と、該基部61から下方へ屈曲され上記端部40Aの端面(端子配列方向に対して直角な面)の一部を覆う端板部62と、該基部61から下方へ屈曲され上記端部40Aの側面(コネクタ幅方向に対して直角な面)のほぼ全域を覆う側板部としての被ロック部63と、該被ロック部63の下縁でコネクタ幅方向内方へ向けて屈曲されて形成された係止部64とを有している。
図4(A)によく見られるように、基部61は、コネクタ幅方向で互いに離間し同方向で対称な形状をなす二つの底板部61A、61Bを有している。二つの底板部61A,61Bは、コネクタ幅方向で互いに対向する縁部が、端子配列方向で内方(図4(A)にて左斜め下方向)へ向かうにつれて互いに離れていくような斜縁部をなしている。なお、底板部61A、61Bが互いに分離していることは必須ではなく、該底板部61Aと底板部61B同士とは直接連結していてもよい。
端板部62は、図4(A)に見られるように、端子配列方向に対して直角な板面を有し、コネクタ幅方向に延びて、同方向での両端部の上縁で基部61の底板部61A,61Bのそれぞれに連結されている。該端板部62は、図1(B)によく見られるように、端部40Aの上半部(図1(A)では下半部)に対応して位置し、コネクタ幅方向での端部40Aの中間域で同方向に延びている。
上記被ロック部63は、図4(A)に見られるように、コネクタ幅方向に対して直角な板面を有し、端子配列方向外側(図4(A)にて左斜め上側)の縁部が切り欠かれていて、レセプタクルコネクタ1の相手ロック金具30のロック突部33Aと係止するための被ロック凹部63Aが端子配列方向に延びて形成されている。該被ロック凹部63Aは、後述するように、コネクタ嵌合状態にて、レセプタクルコネクタ1の相手ロック金具30のロック突部33Aを受け入れるとともに、該被ロック凹部63Aの下縁でロック突部33Aとコネクタ抜出方向(図4(A),(B)にて上方)に係止する。
また、係止部64は、被ロック部63がその板厚方向での弾性変形することにより、コネクタ幅方向で弾性変位可能となっている。該係止部64は、後述するようにロック金具60がプラグハウジング40の端部40Aに取り付けられた状態で該端部40Aの対応係止部40Bに対してコネクタ挿抜方向で係止可能に位置している(図7(A),(B)参照)。この係止部64と対応係止部40Bとの係止により、プラグハウジング40からのロック金具60の不用意な外れが防止される。
プラグハウジング40の説明に戻る。該プラグハウジング40の端子配列方向での両端部40Aは、図1(A),(B)に見られるように、それぞれロック金具60を保持している。図3によく見られるように、上記端部40Aは、上面(図1(A)では下面)、側面(コネクタ幅方向に対して直角な面)及び端面(端子配列方向に対して直角な面)が、ロック金具60に覆われる領域で、該ロック金具60の板厚の分だけ没している。この没した領域は、図3によく見られるように、ロック金具60の基部61、端板部62及び被ロック部63に対応する形状をなしている。また、上記側面から没している面(「没入側面」という)は、図3での略下半部がさらに没していて、段部が形成されており、該段部がプラグハウジング40への上記ロック金具60の取付けのための対応係止部40Bとして機能する(図7(A),(B)をも参照)。また、図3に見られるように、上記没入側面の上部には、下方へ向かうにつれてコネクタ幅方向外方へ向けて傾斜する案内面40C(図7(A),(B)をも参照)が形成されている。該案内面40Cは、上記端部40Aへのロック金具60の取付けの際に、該ロック金具60の係止部64を案内するようになっている。
端子50は、金属板を打ち抜いて得られた帯状片を板厚方向に屈曲して作られている。該端子50は、プラグハウジング40の各側壁44に一体モールド成型されて保持されており、該側壁44の長手方向で等間隔をなして配列されている。該端子50は、プラグハウジング40の底壁41とほぼ同じ高さ位置で側壁44からコネクタ幅方向外方へ延出する直状の接続部51と、該接続部51に連続して図1(A)での上方(図1(B)および図3での下方)へ向けて屈曲されるとともに逆U字状に折り返され上記側壁44に埋没保持される逆U字部分とを有している。該逆U字部分は、上記側壁44に沿って延びていて、逆U字状の板面が該側壁44と同一面を形成するようにして露呈している。
上記端子50の逆U字状部分の二つの脚部のうち、側壁44の内側面側に位置する一方の脚部は、レセプタクルコネクタ1の相手端子20と接触するための接触部52として形成されている。また、側壁44の外側面側に位置する他方の脚部は、上記相手端子20のロック突部23Aと係止するための被ロック部53として形成されている。該被ロック部53には、上記ロック突部23Aを受け入れるための被ロック凹部53Aが板面から没して形成されている。
プラグコネクタ2のプラグハウジング40へのロック金具60の装着について説明する。該ロック金具60は、図3に見られるように、プラグハウジング40の底壁41側(図3にて上方)から、該プラグハウジング40の端部40Aを覆うようにして装着される。この結果、図3での端部40Aの上面、両側面そして端面がロック金具60によって覆われる。したがって、上記端部40Aは、ロック金具60によって補強され、該端部40Aは不用意な外力を受けても変形しにくくなる。
ロック金具60の装着過程では、まず、ロック金具60の係止部64が、それぞれ上記プラグハウジング40の端部40Aの案内面40Cに板面で当接して、コネクタ幅方向外方へ向けて(互いに離れる方向)弾性変位する。そして、該係止部64が段状の対応係止部40Bを乗り越えて該対応係止部40Bの下方位置に到達すると、該係止部64が弾性変位状態から復帰する。この結果、該係止部64が上記対応係止部40Bと係止して、上方へ向けたプラグハウジング40からのロック金具60の外れが防止される(図7(B)をも参照)。
本実施形態では、係止部64および被ロック凹部63Aをコネクタ幅方向でのプラグハウジング40の端部40Aの両側に設けたが、これに代えて、あるいはこれとともに、係止部および被ロック凹部を上記端部の端面側に対応して設けてもよい。
また、本実施形態では、ロック金具60の係止部64とプラグハウジング40の段状の対応係止部40Bとが係止するようになっているので、該プラグハウジング40の幅方向での小型化が可能となる。具体的に説明すると、例えば、ハウジングの端部40Aの両側面に対して平行なスリット状の保持溝を該端壁に形成し、ロック金具の被保持部を該保持溝に圧入するような取付けの形態では、該保持溝を囲む壁部を十分な厚さで形成する必要があるので、ハウジングの幅方向および長手方向でハウジングが大型化してしまう。一方、本実施形態では、単に、ロック金具60の係止部64を係止させるための対応係止部40Bを、プラグハウジング40の端部40Aの両側面の一部を切り欠いて段状に形成すれば済むので、上記幅方向および長手方向にてプラグハウジング40が大型化することはない。また、上記対応係止部40Bは、簡単な形状であるので、形成も容易である。
次に、図1(B),図4,5,6,7にもとづいてコネクタ同士の嵌合動作について説明する。図5は、コネクタ嵌合前における図4のレセプタクルコネクタ1の相手ロック金具30及びプラグコネクタ2のロック金具60を示す図であり、(A)は図4(A)のVA−VA断面図、(B)は図4(A)のVB矢視図である。図6は、コネクタ嵌合後のロック状態における図4のレセプタクルコネクタ1の相手ロック金具30及びプラグコネクタ2のロック金具60のみを示す図であり、(A)は図4(B)のVIA−VIA断面図、(B)は図4(B)のVIB矢視図である。図7は、端子配列方向におけるレセプタクルコネクタ1及びプラグコネクタ2のそれぞれの端部10A,40Aの位置での該端子配列方向に対して直角な面での断面図であり、(A)はコネクタ嵌合前の状態、(B)はコネクタ嵌合状態を示している。
まず、レセプタクルコネクタ1及びプラグコネクタ2をそれぞれ対応する回路基板に半田接続により取り付ける。次に、図1(B)に見られるように、レセプタクルコネクタ1を受入空間16が上方へ向いた姿勢とするとともに、該レセプタクルコネクタ1の上方で、プラグコネクタ2の受入空間46が下方へ向いた姿勢とする。このとき、ロック金具同士は、図4(A),図5(A),(B)および図7(A)に見られるように、ロック金具60の被ロック凹部63Aが、相手ロック金具30のロック突部33Aに対応して上方に位置している。
次に、図1(B)の姿勢を維持したままプラグコネクタ2を下方へ移動させて、レセプタクルコネクタ1の突壁部12をプラグコネクタ2の受入空間46内へ下方から進入させるとともに、プラグコネクタ2の周壁43をレセプタクルコネクタ1の受入空間16内へ上方から進入させる。この結果、レセプタクルコネクタ1の相手端子20の対応接触部21がプラグコネクタ2の端子50の接触部52と接圧をもって接触し、また、相手端子20のロック突部23Aが、端子50の被ロック凹部53A内に進入して、端子同士の電気的な接触及びコネクタ抜出方向(上方)へのロックがなされる。
また、コネクタ嵌合過程において、ロック金具60の被ロック部63は、相手ロック金具30のロック腕部33をコネクタ幅方向外方へ向けて弾性変位させながら、上記被ロック部63の板面で上記ロック腕部33のロック突部33Aと摺接する。そして、図4(B)、図6(A)および図7(B)に示されるように、上記被ロック部63の被ロック凹部63Aが、上記ロック突部33Aの位置にまで達して、ロック金具同士が正規のロック位置にもたらされると、上記ロック腕部33が自由状態に戻り、上記ロック突部33Aが上記被ロック凹部63A内に突入する。この結果、上記ロック突部33Aと上記被ロック凹部63Aとが係止し合う。
このように、ロック金具同士が正規のロック位置にもたらされることによりコネクタ同士の嵌合動作が完了する。この結果、上記ロック突部33Aと上記被ロック凹部63Aとの係止により、コネクタ同士の不用意な抜けが防止される。
本実施形態では、プラグコネクタ2の端部40Aにロック金具60が取り付けられており、該ロック金具60が上記端部40Aの両側面および端面を覆っている。したがって、いわゆるコジリを伴ってコネクタが挿抜された際、該端部40Aが上記両側面や端面でレセプタクルハウジング10の周壁13の内壁面と当接しても該端部40Aが損傷しにくい。特に、端部40Aの両側面は、プラグコネクタが捻じられるように、すなわち、該端子配列方向およびコネクタ幅方向の両方向の成分をもって傾斜した姿勢をなすようにコジられた場合に、レセプタクルコネクタ1の周壁13の内壁面と強く当接する傾向にあるが、本実施形態では、上記両側面のほぼ全域がロック金具60の被ロック部63で覆われているので、端部40Aの損傷を良好に防止できる。また、上記ロック金具60は、一部材としての金属板が屈曲されて作られているので、この屈曲形状によって補強金具自体の強度が大きくなっている。この結果、プラグコネクタ2のプラグハウジング40の損傷を防止する効果がより大きくなる。
また、本実施形態では、端部40Aの上記端面は、その一部の領域のみがロック金具60の端板部62によって覆われていることとしたが、これに代えて、上記端面のさらに広い領域を端板部によって覆うような構成とすれば、その分、端部40Aの損傷を防止する効果が向上する。
既述したように、本実施形態では、プラグハウジング40の端部40Aは、図1(B)に見られるように、上記端部40Aの上面、端面および両側面がロック金具60によって覆われているが、該端部40Aの下面(図1(A)での上面)、すなわちコネクタ嵌合方向での先方側に位置する面は該ロック金具60によって覆われておらず、端部40A自体が露呈している。したがって、コネクタ嵌合過程にてコネクタ同士の位置が端子配列方向そしてコネクタ幅方向でずれていた場合、プラグハウジング40の端部40Aの下面が、レセプタクルハウジング10の周壁13の上面や突壁部12の上面にコネクタ挿抜方向で当接しても、互いに当接するのは樹脂製の部分同士である。したがって、プラグハウジング40の端部40Aの下面が補強金具で覆われている場合と比較して、レセプタクルハウジング10が損傷しにくい。
本実施形態では、レセプタクルコネクタ1の相手ロック金具30のロック腕部33は、ロック金具同士が正規のロック位置に至るまでの間、ロック金具60の被ロック部63と互いに板面で摺接する。したがって、ロック金具の板厚方向切断面あるいは縁部で摺接する場合と比較して応力集中が生じにくい。この結果、相手ロック金具30及びロック金具60のそれぞれの板面に傷がつきにくくなるので、摩耗による係合しろの減少が生じず、ロック係合力の低下を回避できる。
本実施形態では、相手ロック金具30のロック腕部33が端子配列方向に延出しているので、上下方向(コネクタ挿抜方向)に延出させる場合と比較して、該ロック腕部33を長くすることができる。したがって、ロック金具60の被ロック部63の板面との摺接による弾性変位量が大きくなるので、その分、正規のロック位置に至るまでの間におけるロック金具の板面同士の当接圧を低くできるとともに、コネクタ嵌合完了後におけるロック金具同士の係止量を大きくできる。この結果、相手ロック金具30及びロック金具60のそれぞれの板面に傷がつきにくくなるとともに、ロック金具同士の係止を確実なものとできる。
本実施形態では、相手ロック金具のロック腕部は側壁側基部から端子配列方向に延出することとしたが、ロック腕部の延出方向はこれに限られず、コネクタの高さ寸法が十分に大きい場合には、例えば、側壁側基部からコネクタ挿抜方向(上下方向)に延出させてもよい。
本実施形態では、レセプタクルコネクタの相手ロック金具に突状のロック部が形成を設けるともに、プラグコネクタのロック金具に凹状の被ロック部を設けることとしたが、これに代えて、上記相手ロック金具に凹状の被ロック部を設けるとともに、上記ロック金具に突状のロック部を設けることとしてもよい。また、本実施形態では、相手ロック金具に弾性変位可能なロック腕部を設けることとしたが、これに代えて、ロック金具にロック腕部を設けることとしてもよい。
本実施形態では、プラグコネクタの補強金具はレセプタクルコネクタとのロック機能を有するロック金具であることとしたが、コネクタ同士の不用意な抜けが十分に図られている場合には、上記ロック機能は必須ではない。この場合には、例えば、補強金具は、本実施形態のロック金具の被ロック部63の被ロック凹部63Aを省略したような形状の側板部でプラグハウジングの端部の両側面を覆う形態とすることができる。
1 レセプタクルコネクタ 40B 対応係止部
2 プラグコネクタ 43 周壁(嵌合部)
10 レセプタクルハウジング 50 端子
16 受入空間 60 ロック金具(補強金具)
20 相手端子 61 基部
30 相手ロック金具 63 被ロック部(側板部)
40 プラグハウジング 64 係止部
40A 端部

Claims (3)

  1. 回路基板の実装面上に配される相手コネクタとしてのレセプタクルコネクタと、他の回路基板の実装面上に配され該実装面に対して直角な上下方向をコネクタ挿抜方向として該レセプタクルコネクタに嵌合接続されるプラグコネクタとを有する電気コネクタ組立体であって、
    上記レセプタクルコネクタは、上記回路基板の実装面に対して平行な一方向を配列方向として複数の相手端子が樹脂製のレセプタクルハウジングに配列保持されているとともに、該レセプタクルハウジングが、上記プラグコネクタを受け入れるように上方へ向け開口する受入空間を有しており、
    上記プラグコネクタは、コネクタ嵌合状態で上記レセプタクルコネクタに設けられた相手端子に接続される複数の端子が上記配列方向と同じ方向で樹脂製のプラグハウジングに配列保持されているとともに、該プラグハウジングが、上記レセプタクルコネクタに形成された受入空間内へ嵌入される嵌合部を有している電気コネクタ組立体において、
    上記プラグコネクタは、上記配列方向における上記プラグハウジングの端部に取り付けられる補強金具を有しており、
    該補強金具は、一部材としての金属板が屈曲されて作られており、上記プラグコネクタの嵌合部がコネクタ嵌合方向である下方へ向いた姿勢にて、コネクタ挿抜方向に対して直角な板面で上記プラグハウジングの上記端部におけるコネクタ嵌合方向とは逆側に位置する上面を覆う基部と、上記配列方向およびコネクタ挿抜方向の両方に対して平行な板面で上記端部の両側面を覆う側板部とを有していることを特徴とする電気コネクタ組立体。
  2. 回路基板の実装面上に配される相手コネクタとしてのレセプタクルコネクタに、他の回路基板の実装面上に配され該実装面に対して直角な上下方向をコネクタ挿抜方向として上方から嵌合接続されるプラグコネクタであって、
    コネクタ嵌合状態で上記レセプタクルコネクタに設けられた相手端子に接続される複数の端子が上記他の回路基板の実装面に対して平行な一方向を配列方向として樹脂製のプラグハウジングに配列保持されているとともに、該プラグハウジングが、上記レセプタクルコネクタに形成された受入空間に上方から嵌入される嵌合部を有しているプラグコネクタにおいて、
    上記プラグコネクタは、上記配列方向における上記プラグハウジングの端部に取り付けられる補強金具を有しており、
    該補強金具は、一部材としての金属板が屈曲されて作られており、上記プラグコネクタの嵌合部がコネクタ嵌合方向である下方へ向いた姿勢にて、コネクタ挿抜方向に対して直角な板面で上記プラグハウジングの上記端部におけるコネクタ嵌合方向とは逆側に位置する上面を覆う基部と、上記配列方向およびコネクタ挿抜方向の両方に対して平行な板面で上記端部の両側面を覆う側板部とを有していることを特徴とするプラグコネクタ。
  3. プラグコネクタの補強金具は、側板部および端板部の少なくとも一方に板厚方向で弾性変位可能な係止部を有し、プラグハウジングは、嵌合部の端部の側面および端面の少なくとも一方に段状の対応係止部が形成されており、上記補強金具の係止部は、上記プラグハウジングの対応係止部にコネクタ挿抜方向で係止していることとする請求項2に記載のプラグコネクタ。
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JP2022019936A (ja) * 2020-05-08 2022-01-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 コネクタ接続体およびコネクタ

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