JP5681169B2 - 接着剤用共重合体ラテックス - Google Patents

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Description

本発明は、接着剤用共重合体ラテックスに関し、詳しくは、ゴムと繊維とを接着する接着剤用共重合体ラテックスに関する。
従来より、タイヤ、ベルト、ホースなどのゴム製品を補強するゴム補強用繊維として、ナイロン、ポリエステル、アラミドなどの繊維が用いられている。
これらゴム補強用繊維は、通常、ゴム製品に対して、それらの接着性を確保すべく、接着剤用共重合体ラテックス(一般に、ブタジエン−ビニルピリジン系共重合体ラテックス、または、ブタジエン−ビニルピリジン系共重合体ラテックスと他のゴムラテックスとの混合物)と、レゾルシン−ホルマリン樹脂(以下、RFレジンとする。)とを含有する接着剤組成物(以下、RFLとする。)を用いて接着処理されている。
この接着処理では、ゴム補強用繊維をRFLに浸漬して、乾燥した後、ナイロン繊維では170℃以上、ポリエステル繊維やアラミド繊維では220℃以上の高温で、熱処理がなされる。
このようなRFLに用いられる接着剤用共重合体ラテックスとして、例えば、特定単量体組成のブタジエン−ビニルピリジン系共重合体ラテックスが提案されている(例えば、下記特許文献1、2参照。)。
また、例えば、特定単量体組成のブタジエン−ビニルピリジン系共重合体ラテックスと特定単量体組成のSBRからなる共重合体ラテックスが提案されている(例えば、下記特許文献3、4、5参照)。
また、例えば、特定構造を有する共重合体粒子からなる共重合体ラテックスが提案されている(例えば、下記特許文献6参照。)。
また、例えば、2種類の特定単量体組成のブタジエン−ビニルピリジン系共重合体ラテックスからなる共重合体ラテックスが提案されている(例えば、下記特許文献7参照。)。
特公平7−78207号公報 特公平8−32864号公報 特公平6−74401号公報 特公平7−5871号公報 特開2007−154126号公報 特許第3986654号公報 特開平11−158289号公報
しかるに、上記した接着処理では、熱処理によって、ゴム補強用繊維の強度が低下するという不具合がある。
一方、ゴム補強用繊維の強度低下を抑制するために、上記温度よりも低温で熱処理することが検討されるが、熱処理の温度が低いと、ゴムとゴム補強用繊維との接着力が低下するという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、熱処理によるゴム補強用繊維の強度低下を抑制しながら、ゴムとゴム補強用繊維との接着力を向上させることができる接着剤用共重合体ラテックスを提供することにある。
上記した課題を解決するため、本発明の接着剤用共重合体ラテックスは、第1相の少なくとも一部が第2相によって被覆されてなるラテックス粒子を含有し、前記第1相は、ブタジエン系単量体10〜45重量%、ビニルピリジン系単量体0〜5重量%およびスチレン系単量体55〜90重量%を含む第1相単量体組成物の乳化重合により得られ、前記第2相は、ブタジエン系単量体50〜90重量%、ビニルピリジン系単量体10〜30重量%およびスチレン系単量体0〜40重量%を含む第2相単量体組成物の乳化重合により得られていることを特徴としている。
また、本発明の接着剤用共重合体ラテックスでは、前記第1相単量体組成物と前記第2相単量体組成物との総重量に対して、前記第1相単量体組成物の重量割合が10〜50重量%であり、前記第2相単量体組成物の重量割合が50〜90重量%であることが好適である。
また、本発明の接着剤用共重合体ラテックスでは、前記第1相が、その表面積の50%以上を、前記第2相により被覆されていることが好適である。
また、本発明の接着剤用共重合体ラテックスでは、前記第1相単量体組成物が、ビニルピリジン系単量体を、0〜3重量%含んでいることが好適である。
本発明の接着剤用共重合体ラテックスによれば、熱処理によるゴム補強用繊維の強度低下を抑制しながら、ゴムとゴム補強用繊維との接着力を向上させることができる。
図1は、ラテックス粒子の透過型電子顕微鏡写真であって、実施例1のラテックス粒子を示す。 図2は、ラテックス粒子の透過型電子顕微鏡写真であって、実施例6のラテックス粒子を示す。 図3は、ラテックス粒子の透過型電子顕微鏡写真であって、比較例5のラテックス粒子を示す。 図4は、ラテックス粒子の透過型電子顕微鏡写真であって、比較例2のラテックス粒子を示す。
発明の実施形態
本発明の接着剤用共重合体ラテックスは、互いに組成の異なる(異相構造の)第1相と第2相とからなるラテックス粒子を含有している。
第1相は、ブタジエン系単量体、ビニルピリジン系単量体およびスチレン系単量体を含む第1相単量体組成物を乳化重合して得られる。
ブタジエン系単量体としては、例えば、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンなどが挙げられ、好ましくは、1,3−ブタジエンが挙げられる。これらブタジエン系単量体は、1種または2種以上使用することができる。
ビニルピリジン系単量体としては、例えば2−ビニルピリジン、3−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、2−メチル−5−ビニルピリジンなどが挙げられ、好ましくは、2−ビニルピリジンが挙げられる。これらビニルピリジン系単量体は、1種または2種以上使用することができる。
スチレン系単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、モノクロロスチレンなどが挙げられ、好ましくは、スチレンが挙げられる。これらスチレン系単量体は、1種または2種以上使用することができる。
第1相単量体組成物は、ブタジエン系単量体を、10〜45重量%、好ましくは、15〜40重量%、ビニルピリジン系単量体を、0〜5重量%(つまり、ビニルピリジン系単量体は、含有されていても含有されていなくてもよく、含有されている場合には、5重量%以下である。)、好ましくは、0〜3重量%、および、スチレン系単量体を、55〜90重量%、好ましくは、60〜85重量%を含有している。
ブタジエン系単量体の配合割合が、10重量%未満では、初期接着力が低下し、45重量%を超えると、コード強度および耐熱接着力が低下する。
ビニルピリジン系単量体の配合割合が、5重量%を超過すると、初期接着力が低下する。
スチレン系単量体の配合割合が、55重量%未満では、耐熱接着力が低下し、90重量%を超えると、初期接着力および耐熱接着力が低下する。
なお、第1相単量体組成物は、含有される単量体(ブタジエン系単量体、ビニルピリジン系単量体およびスチレン系単量体)の一部を、共重合可能な他の単量体に置き換えることもできる。
共重合可能な他の単量体としては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシアン化ビニル系単量体、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸などのエチレン系不飽和カルボン酸単量体、例えば、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレートなどのエチレン系不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体、例えば、β−ヒドロキシエチルアクリレート、β−ヒドロキシエチルメタクリレートなどのエチレン系不飽和カルボン酸ヒドロキシアルキルエステル系単量体、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミドなどのアミド系単量体等が挙げられ、それぞれ1種または2種以上使用することができる。
第2相は、ブタジエン系単量体、ビニルピリジン系単量体およびスチレン系単量体を含む第2相単量体組成物を乳化重合して得られる。
ブタジエン系単量体、ビニルピリジン系単量体およびスチレン系単量体としては、それぞれ、第1相において例示された単量体と同一の単量体を例示することができる。なお、好ましい単量体についても同様である。
また、第2相単量体組成物は、含有される単量体(ブタジエン系単量体、ビニルピリジン系単量体およびスチレン系単量体)の一部を、共重合可能な他の単量体に置き換えることもできる。
共重合可能な他の単量体としては、第1相において例示された共重合可能な他の単量体と同一の単量体を例示することができる。
第2相単量体組成物は、ブタジエン系単量体を、50〜90重量%、好ましくは、60〜80重量%、ビニルピリジン系単量体を、10〜30重量%、好ましくは、10〜25重量%、および、スチレン系単量体を、0〜40重量%(つまり、スチレン系単量体は、含有されていても含有されていなくてもよく、含有されている場合には、40重量%以下である。)、好ましくは、0〜30重量%含有している。
ブタジエン系単量体の配合割合が、50重量%未満では、初期接着力が低下し、90重量%を超えると、コード強度および耐熱接着力が低下する。
ビニルピリジン系単量体の配合割合が、10重量%未満では、初期接着力および耐熱接着力が低下し、30重量%を超えると、初期接着力が低下する。
スチレン系単量体の配合割合が、40重量%を超えると、初期接着力および耐熱接着力が低下する。
また、第1相単量体組成物と第2相単量体組成物との総重量に対して、第1相単量体組成物の重量割合は、例えば、10〜50重量%、好ましくは、20〜40重量%であり、第2相単量体組成物の重量割合は、例えば、50〜90重量%、好ましくは、60〜80重量%である。
第1相単量体組成物の重量割合が、10重量%未満であると、コード強度および耐熱接着力が低下する場合があり、50重量%を超えると、第1相を第2相により被覆することができず、初期接着力および耐熱接着力が低下する場合がある。
また、第1相単量体組成物と第2相単量体組成物との総量中に、ブタジエン系単量体は、例えば、40〜80重量%、好ましくは、50〜70重量%、ビニルピリジン系単量体は、5〜25重量%、好ましくは、7〜17重量%、および、スチレン系単量体は、10〜55重量%、好ましくは、15〜43重量%含有されている。
そして、共重合体ラテックスを得るには、まず、第1相単量体組成物を乳化重合して、第1相単量体組成物の共重合体(すなわち、第1相)を得た後、第1相単量体組成物の共重合体の存在下に、第2相単量体組成物を乳化重合して、第2相単量体組成物の共重合体(すなわち、第2相)を得る。
なお、第2相単量体組成物は、好ましくは、第1相単量体組成物の重合転化率が60〜90%になった時点で、添加される。
第1相単量体組成物および第2相単量体組成物を乳化重合するには、各単量体組成物(第1相単量体組成物または第2相単量体組成物のそれぞれ)に乳化剤および重合開始剤を添加する。
乳化剤としては、例えば、ポリエチレングリコールのアルキルエステル型、アルキルフェニルエーテル型、アルキルエーテル型などのノニオン性界面活性剤、例えば、ロジン酸塩、脂肪酸塩、高級アルコールの硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルジフェニルエーテルスルホン酸塩、脂肪族スルホン酸塩、脂肪族カルボン酸塩、ノニオン性界面活性剤の硫酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物などのアニオン性界面活性剤が挙げられ、好ましくは、アニオン性界面活性剤が挙げられ、より好ましくは、ロジン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物が挙げられる。乳化剤は、1種または2種以上使用することができる。
乳化剤は、例えば、各単量体組成物100重量部に対して、例えば、0.1〜20重量部、好ましくは、0.5〜15重量部の割合で添加される。
重合開始剤は、ラジカル重合開始剤であって、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムなどの水溶性重合開始剤、例えば、クメンハイドロパーオキサイド、過酸化ベンゾイル、t−ブチルハイドロパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイドなどの油溶性重合開始剤が挙げられる。好ましくは、水溶性重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムが挙げられ、油溶性重合開始剤としては、クメンハイドロパーオキサイドが挙げられる。
重合開始剤は、例えば、各単量体組成物100重量部に対して、例えば、0.01〜3重量部、好ましくは、0.05〜2重量部の割合で添加される。
また、各単量体組成物を乳化重合するには、必要により、還元剤、連鎖移動剤を添加することができる。
還元剤としては、例えば、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、ピロ亜硫酸塩、亜ニチオン酸塩、ニチオン酸塩、チオ硫酸塩、ホルムアルデヒドスルホン酸塩、ベンズアルデヒドスルホン酸塩、例えば、L−アスコルビン酸、エリソルビン酸、酒石酸、クエン酸などのカルボン酸類およびその塩、例えば、デキストロース、サッカロースなどの還元糖類、例えば、ジメチルアニリン、トリエタノールアミンなどのアミン類が挙げられる。好ましくは、カルボン酸類およびその塩が挙げられ、より好ましくは、L−アスコルビン酸、エリソルビン酸が挙げられる。
還元剤は、例えば、重合開始剤100重量部に対して、例えば、0〜1重量部、好ましくは、0〜0.7重量部の割合で添加される。
連鎖移動剤としては、例えば、n−ヘキシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン、t−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ステアリルメルカプタンなどのアルキルメルカプタン、例えば、ジメチルキサントゲンジサルファイド、ジイソプロピルキサントゲンジサルファイドなどのキサントゲン化合物、例えば、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィドなどのチウラム化合物、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、スチレン化フェノールなどのフェノール化合物、例えば、アリルアルコールなどのアリル化合物、例えば、ジクロルメタン、ジブロモメタン、四臭化炭素などのハロゲン化炭化水素化合物、例えば、α−ベンジルオキシスチレン、α−ベンジルオキシアクリロニトリル、α−ベンジルオキシアクリルアミドなどのビニルエーテル、例えば、トリフェニルエタン、ペンタフェニルエタン、アクロレイン、メタアクロレイン、チオグリコール酸、チオリンゴ酸、2−エチルヘキシルチオグリコレート、α−メチルスチレンダイマーなどが挙げられ、好ましくは、アルキルメルカプタンが挙げられ、より好ましくは、n−オクチルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタンが挙げられる。連鎖移動剤は、1種または2種以上使用することができる。
連鎖移動剤は、例えば、各単量体組成物100重量部に対して、例えば、0〜5重量部、好ましくは、0.05〜3重量部の割合で添加される。
また、乳化重合において、必要により、炭化水素系溶剤を添加することができる。炭化水素としては、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンなどの飽和炭化水素、例えば、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、4−メチルシクロヘキセン、1−メチルシクロヘキセンなどの不飽和炭化水素などが挙げられ、好ましくは、シクロヘキセンが挙げられる。シクロへキセンは、低沸点で重合終了後に水蒸気蒸留などによって回収、再利用しやすく、環境負荷の観点から好適である。
また、その他の添加剤として、必要により、例えば、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなどの電解質、ハイドロキノンなどの重合禁止剤、重合促進剤、キレート剤などを添加することができる。
これにより、粒状の第1相の表面が第2相により一部被覆されるか、または、粒状の第1相の表面が第2相により完全被覆(コア・シェル構造)されてなるラテックス粒子の水分散体として、接着剤用共重合体ラテックスが調製される。
そして、ラテックス粒子は、好ましくは、第1相の表面積の50%以上、より好ましくは、100%(すなわち、表面すべて)が、第2相によって被覆されている。
また、ラテックス粒子の数平均粒子径は、例えば、50〜200nm、好ましくは、80〜160nmである。
ラテックス粒子において、第2相による第1相の被覆状態を判定するには、例えば、透過型電子顕微鏡を用いて粒子の断面を観察する。
透過型電子顕微鏡を用いて粒子の断面を観察するには、まず、接着剤用共重合体ラテックスに四酸化オスミウム水溶液を添加して、ラテックス粒子を電子染色(オスミウム染色)する。なお、電子染色により、1,3−ブタジエンの二重結合に四酸化オスミウムが付加する。
次いで、共重合体ラテックスにエポキシ樹脂を添加した後、乾燥させる。これにより、ラテックス粒子を含有するエポキシ樹脂の固形物を得ることができる。つまり、ラテックス粒子をエポキシ樹脂で被覆(包埋)する。
そして、ウルトラミクロトームを用いて、エポキシ樹脂の固形物の切片を切り出し、切り出した切片を透過型電子顕微鏡で観察する。なお、粒子断面の透過型電子顕微鏡観察において、1,3−ブタジエンの含有量が比較的少ない第1相は薄く観察され、1,3−ブタジエンの含有量が比較的多い第2相は濃く観察される。
なお、上記したように、透過型電子顕微鏡を用いてラテックス粒子の断面を観察した場合には、ラテックス粒子の断面において、第1相の外周長さの50%以上、より好ましくは、100%(すなわち、外周すべて)が、第2相によって被覆されている。
なお、ラテックス粒子において、第2相による第1相の被覆状態を制御するには、例えば、上記した第1相単量体組成物と第2相単量体組成物との重量割合を変更する。
そして、本発明の接着剤用共重合体ラテックスは、好ましくは、ゴムとゴム補強繊維とを接着するための接着剤組成物に配合される。
ゴムとしては、特に限定されず、例えば、天然ゴム、SBR、NBR、クロロプレンゴム、ポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、それらの各種変性ゴムなどが挙げられる。また、ゴムには、例えば、充填剤、軟化剤、加硫剤、加硫促進剤などの公知の添加剤を配合することができる。
ゴム補強繊維としては、例えば、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、アラミド繊維などが挙げられる。また、これらの繊維の形態としては、特に限定されず、例えば、コード、ケーブル、織物、帆布、短繊維などが挙げられる。
接着剤組成物は、接着剤用共重合体ラテックスとレゾルシン−ホルマリン樹脂とを配合し、混合することにより得られる。
接着剤組成物を調製するには、接着剤用共重合体ラテックスとレゾルシン−ホルマリン樹脂とは、特に限定されないが、接着剤用共重合体ラテックス100重量部(固形分)に対して、レゾルシン−ホルマリン樹脂を、例えば、5〜100重量部、好ましくは、5〜90重量部、配合する。
また、接着剤組成物には、必要に応じて、イソシアネート、ブロックドイソシアネート、エチレン尿素、2,6−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニルメチル)−4−クロロフェノール、一塩化イオウとレゾルシンの縮合物およびレゾルシン−ホルマリン縮合物との混合物などの変性レゾルシン−ホルマリン樹脂、ポリエポキシド、変性ポリ塩化ビニル、カーボンブラックなどの接着助剤、充填剤、架橋剤、加硫剤、加硫促進剤などを配合することができる。
そして、ゴムとゴム補強繊維とを接着するには、まず、接着剤組成物をゴム補強繊維に処理する。
接着剤組成物をゴム補強繊維に処理するには、例えば、ディッピングマシンなどを用いて、接着剤組成物にゴム補強繊維を浸漬させる。その後、例えば、100〜150℃、好ましくは、110〜130℃で、例えば、80〜200秒、好ましくは、100〜150秒乾燥させ、その後、例えば、180〜300℃、好ましくは、200〜260℃で、例えば、30〜100秒、好ましくは、50〜80秒加熱して焼き付けする。
そして、上記処理の後、接着剤組成物が処理されたゴム補強繊維に、ゴムを接触させて、ゴムとゴム補強繊維とを加熱および加圧すると、ゴムとゴム補強繊維とが接着される。
そして、本発明の接着剤用共重合体ラテックスを用いて接着剤組成物を調整すれば、熱処理によるゴム補強用繊維の強度低下を抑制しながら、ゴムとゴム補強用繊維との接着力を向上させることができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例中、配合割合を示す「部」および「%」は重量基準による。
1.接着剤用共重合体ラテックスの合成
(1)実施例および比較例1、3、5
攪拌機付きオートクレーブに、水135部、ナフタレンスルホン酸ナトリウム・ホルマリン縮合物1部、水酸化ナトリウム0.5部およびロジン酸カリウム5.0部を加え溶解させた。
次いで、表1に示した第1相単量体組成物と、t−ドデシルメルカプタン0.3部とを加えて乳化させた。
その後、過硫酸カリウム0.5部を加え、内温を55℃に保ち、第1相単量体組成物を重合した。
第1相単量体組成物の重合転化率が82%に到達した時点で、表1に示した第2相単量体組成物とt−ドデシルメルカプタン0.25部とを連続的に添加して、重合を継続した。
重合転化率が93重量%に到達した時点で、ハイドロキノン0.1部を加え、重合を停止させ、減圧蒸留により未反応単量体を除去して、接着剤用共重合体ラテックスを得た。
(2)比較例2
攪拌機付きオートクレーブに、水130部、ナフタレンスルホン酸ナトリウム・ホルマリン縮合物1部、水酸化ナトリウム0.5部およびロジン酸カリウム4部を加え溶解させた。
次いで、表1に示した第1相単量体組成物と、t−ドデシルメルカプタン0.55部とを加えて乳化させた。
その後、過硫酸カリウム0.5部を加え、内温を50℃に保ち、第1相単量体組成物を重合した。
重合転化率が93%に到達した時点で、ハイドロキノン0.1部を加え、重合を停止させ、その後、減圧蒸留により未反応単量体を除去して、接着剤用共重合体ラテックスを得た。
2.共重合ラテックスの電子顕微鏡観察(異相構造確認)
得られた接着剤用共重合体ラテックスに、四酸化オスミウム水溶液を加えて電子染色した。
次いで、接着剤用共重合体ラテックスにエポキシ樹脂を加えて乾燥し、ラテックス粒子を含有するエポキシ樹脂の固形物を得た。これにより、接着剤用共重合体ラテックスのラテックス粒子をエポキシ樹脂で被覆(包埋)した。
次いで、ウルトラミクロトームを用いて、エポキシ樹脂の切片を切り出し、透過型電子顕微鏡(日本電子 JEM−1400)でラテックス粒子の断面を撮影した。ラテックス粒子の透過型電子顕微鏡写真を図1〜4に示す。図1は、実施例1のラテックス粒子を示し、図2は、実施例6のラテックス粒子を示し、図3は、比較例5のラテックス粒子を示し、図4は、比較例2のラテックス粒子を示す。
そして、粒子の断面を観察し、1)異相構造の有無、および、2)第2相による第1相の被覆状態を、目視で評価した。
なお、2)第2相による第1相の被覆状態については、粒子100個を観察し、そのうち50個以上が下記の評価基準に相当すれば、下記の評価と認定した。
<被覆状態の評価基準>
◎:第2相が第1相を完全に(100%)被覆している。
○:第2相が第1相の50%以上を覆っている。
△:第2相が第1相の50%以下を覆っている。
×:第2相が第1相を被覆しておらず、1つの粒子中に第1相または第2相のいずれか一方のみが認められる。
3.接着剤組成物の調製
(1)ポリエステル・タイヤコード(PET・タイヤコード)用接着剤組成物
水260部に10%水酸化ナトリウム水溶液4部を添加して攪拌した後、レゾルシン7.9部、および、37%ホルマリン水溶液8.6部を加えて攪拌混合し、30℃にて6時間熟成し、レゾルシン−ホルマリン樹脂を合成した。
次いで、各実施例および各比較例の接着剤用共重合体ラテックス100部に、接着剤組成物の固形分濃度が16.5%になるように水を添加して攪拌した後、レゾルシン−ホルマリン樹脂を全量と、28%アンモニア水11.4部とを添加して攪拌混合した。
その後、27%ブロックドイソシアネート分散液(明成化学工業(株)製SU−125F)46.3部添加して、30℃にて48時間熟成させ、ポリエステル・タイヤコード用の接着剤組成物を得た。
(2)6−6ナイロン・タイヤコード(ナイロン・タイヤコード)用接着剤組成物
水236部に10%水酸化ナトリウム水溶液3.0部を添加して攪拌した後、レゾルシン11.0部、および、37%ホルマリン水溶液16.2部を加えて攪拌混合し、25℃にて6時間熟成し、レゾルシン−ホルマリン樹脂を合成した。
次いで、各実施例および各比較例の接着剤用共重合体ラテックス100部に、接着剤組成物の固形分濃度が16.5%になるように水を添加して攪拌した後、レゾルシン−ホルマリン樹脂を全量と、28%アンモニア水13.0部とを添加して攪拌混合した。
その後、25℃にて18時間熟成させ、6−6ナイロン・タイヤコード用の接着剤組成物を得た。
4.評価
(1)タイヤコード浸漬処理
試験用シングルコードディッピングマシンを用いて、得られた接着剤組成物に、前処理されたポリエステル・タイヤコード(1500D/2)または6−6ナイロン・タイヤコード(1260D/3)を浸漬し、その後、120℃で120秒間乾燥した後、ポリエステル・タイヤコードは240℃で60秒間、6−6ナイロン・タイヤコードは220℃で60秒間、焼き付けた。
(2)ゴム
下記の配合処方によりゴムを準備した。
<ゴム処方>
天然ゴム 70部
SBRゴム 30部
FEFカーボン 40部
プロセスオイル 4部
アンチゲンRD(*1) 2部
ステアリン酸 1.5部
亜鉛華 5部
加硫促進剤DM(*2) 0.9部
硫黄 2.7部
*1:2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン重合物(住友化学(株)社製)
*2:ジベンゾチアジルジスルフィド
(3)繊維強度の測定
各実施例および各比較例の接着剤組成物で処理されたポリエステル・タイヤコード(1500D/2)または6−6ナイロン・タイヤコード(1260D/3)の繊維強度(コード強力)を、JIS−L1017に準じて測定した。結果を表2に示す。
(4)接着力の測定
(4−1)ポリエステル・タイヤコード
各実施例および各比較例の接着剤組成物で処理されたポリエステル・タイヤコードをゴムではさみ、160℃で20分(初期接着力評価条件)、および170℃で50分(耐熱接着力評価条件)の条件で加硫プレスした。
ゴムとゴム補強繊維との初期接着力および耐熱接着力を、ASTM D2138−67(H Pull Test)に準じて測定した。結果を表2に示す。
(4−2)ナイロン・タイヤコード
上記ポリエステル・タイヤコードの場合と同様に、各実施例および各比較例の接着剤組成物で処理されたナイロン・タイヤコードをゴムではさみ、160℃で20分(初期接着力評価条件)の条件で加硫プレスした。
ゴムとゴム補強繊維との初期接着力を、ASTM D2138−67(H Pull Test)に準じて測定した。結果を表2に示す。
なお、上記発明は、本発明の例示の実施形態として提供したが、これは単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。当該技術分野の当業者によって明らかな本発明の変形例は、後記特許請求の範囲に含まれるものである。
本発明の接着剤用共重合体ラテックスは、接着剤組成物に配合され、ゴムとゴム補強繊維とを接着するために利用される。

Claims (2)

  1. 第1相の少なくとも一部が第2相によって被覆されてなるラテックス粒子を含有し、
    前記第1相は、
    ブタジエン系単量体10〜45重量%、ビニルピリジン系単量体0〜2.5重量%およびスチレン系単量体55〜90重量%を含む第1相単量体組成物の乳化重合により得られ、
    前記第2相は、
    ブタジエン系単量体50〜90重量%、ビニルピリジン系単量体10〜30重量%およびスチレン系単量体0〜40重量%を含む第2相単量体組成物の乳化重合により得られ、
    前記第1相は、その表面積の50%以上を、前記第2相により被覆されていることを特徴とする、接着剤用共重合体ラテックス。
  2. 前記第1相単量体組成物と前記第2相単量体組成物との総重量に対して、前記第1相単量体組成物の重量割合が10〜50重量%であり、前記第2相単量体組成物の重量割合が50〜90重量%であることを特徴とする、請求項1に記載の接着剤用共重合体ラテックス。
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